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はてなキーワード:踏切とは

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2025-10-17

観光客が多過ぎるために問題が生じる「オーバーツーリズム観光公害)」に悩む神奈川県鎌倉市で、対策費への充当を目的に市が始めたクラウドファンディングが、開始後6日経っても寄付者がわずか1人の1万円にとどまっていることが産経新聞取材で分かった。市の担当者は「趣旨理解してもらいテコ入れを図りたい」としている。

観光公害が発生しているのは、江ノ島電鉄鎌倉高校前駅近くの踏切。人気漫画スラムダンク』に登場する「聖地」として海外でも知られ、海と電車景色を目当てに多くの外国人旅行者が訪れる。ただ、道路への飛び出しや写真撮影違法駐車ごみポイ捨てなどの問題が深刻化。市は対策費を予算に計上し、現地に警備員誘導員を立たせたり、誘導用の柵を設置したりするなど対応に追われてきた。

市の負担軽減が目的

今回のクラウドファンディングで集めた資金は、警備にかかる人件費のほか、警備員が手持ちしていた案内板を立て看板に替えたり、誘導柵を拡充したりする費用に充てる予定。市の財政負担を軽減する狙いがある。

資金募集期間は10月10日来年1月7日までの計90日間。目標額は350万円。希望者は1口2000円から寄付できる。市は、ふるさと納税の仕組みを使ったガバメントクラウドファンディングとしているが、返礼品はない。市観光課の担当者は「募ったお金自治体負担を軽減しつつ、オーバーツーリズム対策をするというモデルケースにしたい」と話している。

ただ、資金の集まり具合は低調だ。開始から6日目にあたる15日午後5時半の時点の募金者は1人で1万円。終了までには85日あるが、目標額に照らした達成率は0.2%にとどまる。

市の担当者は「このままでは達成は厳しい」と危機感を募らせる。今後は旅行会社観光関係者SNSなどを通じて資金募集への理解を求め、テコ入れを図っていく方針だ。

大部分が中国人観光客

他方、今回の資金募集に対しては、「なぜ外国人観光客の(行為の)ために支援をしなければならないのか」といったネガティブ意見もあるという。

https://b.hatena.ne.jp/entry/https://togetter.com/li/2616795

ワロタ

まあそうなるわな

役所のお花畑っぷりと金額の正直さの対比がじわじわくる

Permalink |記事への反応(2) | 18:55

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2025-10-15

クロネコヤマト宅急便に連絡

台車踏切をわたるのはやめてください。危険です。

Permalink |記事への反応(0) | 23:35

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2025-10-11

「過密に住んで鉄道や車に“毎日”乗る」構造より、“適密×徒歩オン

増田さん、そのロジックは通るよ。他人に与える致死リスクを最小にしたい」判断軸なら——


で、あなたの言う「適密(都雇圏50〜110万人)中心・地価最高点徒歩4分内」は、その“徒歩オンリー最善解”を現実運用できる設計だと思う。

百貨店個人店群が4分、総合美術館イベント会場・大病院10分、4分圏500店/9分圏1000店クラス機能密度が揃えば、日常移動は徒歩だけで完結する。価格レンジあなたの前提(例:70㎡で約4,000万円クラス)なら、「毎日クルマに乗る構造」より“外部性コスト”が桁で軽い。

ただし、現地でほんとうに“徒歩完結”かを見極めるチェックはやっとこう:



ここまで満たせば、あなたの主張どおり「過密に住んで鉄道や車に“毎日”乗る」構造より、“適密×徒歩オンリー”の方が倫理的クリーン

一方で、鉄道無罪ではないけれど、同じ距離比較すれば自動車より桁で小さいのは事実

“住む場所を先に最適化”して徒歩項を極大化。——これが2020年代の正解ムーブだと思う。

結論あなたの「適密×徒歩オンリー」主張は、他者リスク最小化の観点でまっすぐ。実装だけ丁寧にやればいい。

Permalink |記事への反応(1) | 03:49

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電車殺人マシーンである

はてな世界では車は殺人マシーンだが(俺もそう思う)、

電車日本で人を死なせているので殺人マシーンだ。

車の事故の年間死者数は2600人、

鉄道事故の年間死者数は(自死者500を除いて)250人(ほぼ踏切不正侵入者)。

移動者シェアは車74%、鉄道12%。

から、移動者1人あたりの殺人数は鉄道も車の1/2はある。

鉄道は移動者がいるか運行している訳で、自らが運転していないからといって原因ではないという事ではない。

やはり徒歩圏オンリーが最高か。

Permalink |記事への反応(0) | 03:14

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2025-10-10

IQ世界は甘くない

IQ人間努力して、無理して高学歴になって大企業就職しても却って苦労するみたいに言われてるけどさ

でもそういう人が低IQでも入れる大学に入って底辺ルートを歩んだら楽かっていうと、けしてそんな事はなくね?

IQ世界上級国民が思ってるほど甘くないよ

まともに仕事を教えず内向的な奴はみんなでハブり、喫煙率は高く、パワハラセクハラ暴力上等

踏切自殺させられた人みたいな目に逢うかもしれない

それに比べたら高学歴世界は表面上だけでも優しくしてくれる人が多いから、見下されながらも何とか定年まで勤め上げる事も可能かもしれないし

万が一首になっても失業手当なんかも充実している分まだマシでは?

Permalink |記事への反応(0) | 14:44

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2025-10-09

anond:20251009110829

自転車で夜道を走っていても、同じこと思う。

踏切周辺は眩しすぎて周りがよく見えない。

それで徐行するから、まぁ安全とは言えるんだけども、

一時的視覚を失う感覚は、絶対事故に繋がる気がしてならない。

Permalink |記事への反応(0) | 11:17

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ヘッドライトがまぶしすぎる

LEDに変わってからまぶしすぎん?

運転してて、対向車のライトが眩しすぎて逆に見えないんだよ歩行者とか自転車かいろいろ。

ちょっと起伏のある踏切なんて最悪で、カンカン待機中も対向車の眩しいヘッドライトを浴び続けないといけない。キツい。

自分がもともと光や音に弱い感はあるんだけど、みんなは平気なの?

追記:なんか二重投稿してたわ

から投稿した方には、自分の車は旧来のライトから、今のライトでどれだけ運転やすいかはわかんないんだよねみたいなことを付け足しで書いてた

Permalink |記事への反応(3) | 11:08

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2025-10-02

JR南武線稲田堤駅自由通路意見募集中 (締め切り 10月24日

南武線稲田堤駅にて、駅橋上化に関する意見募集をしていました。

アンケート依頼の紙を受け取れなかったけど興味があるという人もいるかと思い、内容を転記します。

---------

JR稲田堤駅自由通路等整備に関するアンケート調査

JR稲田堤駅では、令和6年6月に駅の南北をつなぐ自由通路等が使用開始されました。

自由通路現在の駅舎利用について、ご意見をお聞かせください。

ご協力よろしくお願いいたします。

注)設問は問1〜問12まであります

各設問とも同じ方1名が回答してください。

回答は、統計的に処理し個人特定されることはございません。

下記の2次元コードよりご回答ください。(「Googleフォーム」を利用しています)

[QRコード https://forms.gle/fkJWfshwEohEboZu5 ]

回答期限:令和7年10月24日(金)23:59**
お問い合わせ**

川崎市

川崎市まちづくり交通政策

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

設問内容は以下の通り。

自由通路等の整備により、以前と比べてどのような効果を感じるかお答えください。

問1 JR稲田堤駅が利用しやすくなりましたか
  • そう思う
  • ややそう思う
  • どちらともいえない
  • ややそう思わない
  • そう思わない
問2 駅までの時間が想定できるようになりましたか
  • そう思う
  • ややそう思う
  • どちらともいえない
  • ややそう思わない
  • そう思わない
問3 自由通路ができ、線路の反対側に行きやすくなりましたか
  • そう思う
  • ややそう思う
  • どちらともいえない
  • ややそう思わない
  • そう思わない
問4 自由通路エスカレーターができ、便利になりましたか
  • そう思う
  • ややそう思う
  • どちらともいえない
  • ややそう思わない
  • そう思わない
問5 自由通路が整備されたことで、鉄道による地域分断改善されたと思いますか?
  • そう思う
  • ややそう思う
  • どちらともいえない
  • ややそう思わない
  • そう思わない
問6 自由通路と新駅舎の整備により、あてはまるもの全てに〇をつけてください
  • 駅利用が便利になった
  • 鉄道の横断が便利になった
  • 安全性が高くなった
  • 利用して気持ちがいい
  • 駅前がきれいになった
  • 街の玄関にふさわしくなった
  • わかりにくくなった
  • 不便になった
  • 整備しない方がよかった
  • 問題が増えた

※「わかりにくくなった」「不便になった」「整備しないほうが良かった」「問題が増えた」「その他」をお選びの方は、具体のご意見をご記入ください。

踏切の利用について、以前と比べてどのような効果を感じるかお答えください。

問7 踏切を渡る頻度は変わりましたか
  • すごく減った
  • やや減った
  • どちらともいえない
  • 増えた
  • もともと渡らない
問8 踏切内の混雑がなくなり、安全に渡れるようになったと思いますか?
  • そう思う
  • ややそう思う
  • どちらともいえない
  • ややそう思わない
  • そう思わない
  • もともと渡らないためわからない

普段自由通路・駅利用についてお聞かせください。

問9 普段の利用目的をお答えください。
問10 南武線を利用する場合、よく使う券種はどれですか
問11(1) 目的地や出発地は、JR稲田堤駅周辺のどちら側ですか?

下図の1~5の方角で、概ね該当するものをお選びください。

京王相模原線との乗換の方は5を選んでください。

CaptionlessImage(駅を中心に、北西・北東・南西・南東に四分割した図)

問11(2) 5を選択された方にお伺いします。
問12 あなたの年齢層をお答え下さい
JR稲田堤駅自由通路等整備についてご自由にお答えください

その他、JR稲田堤駅自由通路等整備に関し、ご意見がありましたらご自由にお書きください。

Permalink |記事への反応(0) | 23:19

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2025-09-30

踏切野糞するほど人気

作者がいくらアニメノイズ扱いしても、ファンに支持されたのはTVアニメ

Permalink |記事への反応(1) | 09:11

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2025-09-24

anond:20250924172943

踏切侵入だけは無罪にしないといけないみたいだから大変だね

Permalink |記事への反応(0) | 17:31

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2025-09-17

anond:20250917212449

スラムダンク踏切江の島駅の二つ隣りの鎌倉高校前駅から違う場所やで。

Permalink |記事への反応(0) | 21:33

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anond:20250917211914

観光地じゃないないやん。ただの踏切や。

Permalink |記事への反応(0) | 21:23

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2025-09-11

anond:20250911103908

小学校なんて、言われた通りに従順に動くトレーニングじゃねーの?

チャイムで席につくとか、名前を呼ばれたら返事するとか、そういうことのトレーニング

「赤信号は止まれ」と言われたら、屁理屈をこねずにとにかく止まれ人間を作らないと。

車に跳ねられたら死ぬ踏切悪戯したらダイヤが狂って何千人も被害を被る。

先生

カラスは白い」

って言ったら、「カラスは白い」んだよ。

掛け算の順序とか考えずに、言われたままに反復練習

訂正させられたら素直に聞いて反復練習の再開。

それ以上でもそれ以下でもない。

Permalink |記事への反応(0) | 10:57

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2025-09-07

秒速5センチメートルに腹を立て続けている

ネタバレを含む

もう語り尽くされている話だとは思うが、秒速5センチメートル、それを異常に好きな信者に非常に腹を立てている。

数年前に観た当初から違和感不快感はあったものの、ここ一週間くらいで急に思い出して腹を立て続けている。もうなぜか考え出すと止まらないのだ。なぜ今なのか。やめてほしい。増田で供養して平穏を取り戻したい。腹を立てていることが前提にあるので、ものすごく主観的解釈である。元々この映画雰囲気で成り立っているからなんでもありなのである

この映画はまず、秒速5センチメートルというのは桜の花の落ちるスピードのことだというやり取りから始まる。桜の花の落ちるスピード、と美しく表現しているが、この時点でもう、秒速5センチメートルというのは「あの頃の美しい恋の思い出でシコるスピード」のことだ、と言っておけばこの映画は5分もかからずに完結する。5秒かもしれない。これで全てを語ることが出来る。

だが新海誠はこれをせずに感傷シコりストーリーを始めだしてしまう。これから「シコる」という表現が頻出するが、本当はシコらない方が重度である。この映画が異常に好きな信者は、美しい恋の思い出に対する感情デカすぎるのである。つまり神格化しすぎてシコれないほどかなりの重度で、その場合はシコることを強くおすすめしたい。その思い出への感情は美しいものなどではなくただの感傷シコり性癖なのだ自覚を持つことから挽回できるかもしれない。挽回したくないのならお前は終わりです。

あらすじでは、主人公は好きな女と遠距離になってからというものの、ひたすら周りの女に対してインポであり、ひたすら感傷シコりモンスターだ。周りの女に無関心になっているということは性欲の対象があの頃の思い出の女に全振りなのだ。実際にあの頃の思い出シコりはしているかもしれないし、重度すぎてしていないのかもしれない。ただ精神的には自覚なしでもシコりまくっているというのは確実であるしかもここで恐怖を感じるのは、女に連絡できるのにしないのである

その後主人公社会人になり彼女ができるも、「ずっと私を見ていない」という理由で振られてしまう。それでも特に主人公はなにも感じていないようである社会人になってもなお感傷シコり病が完治しておらず、生活に影響が出るまでに悪化しているというのは、それこそ新海誠の境地である。似たような作品を量産するほどに感極まっているのだ。

ラストでは、あの頃の思い出の女と踏切の前でたまたま再会するも、走る電車で長い時間お互いが見えなくなり、電車が過ぎ去った後にはもう女の姿はなく、主人公がどこか晴れやかな表情をする。

女の姿がなぜなくなったのかは諸説あるだろうがどうでもよく、それによって主人公が晴れやかな表情をするのはなぜか。要は主人公過去の美しい思い出でしかシコれないのであり、その現在の思い出の女などには興味がないのだとやっと自覚したのである。終わりである。始まりでもあるかもしれない。晴れやかな表情から考えると、自覚はしてもなお美しい思い出なのである。この人は大丈夫なんだろうかという印象で映画が終わり、もやもやが残る一方で、なぜか信者号泣するらしい。お前らはなんなんだ。

このような過去の恋の思い出を美しいほどに神格化するストーリー共感する、というのが全く理解できない。だから腹が立つのである感傷でシコることは心の健康に関わる。目の前を見てくれ。過去の失敗した恋を引きずるのをやめろ。あなたがたは動くことはしない、だからこそ共感する。感傷に浸るくらいなら行動に移してほしい。そのほうが健全である

Permalink |記事への反応(2) | 15:20

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2025-09-01

anond:20250901220659

踏切ベーシストとか改札ベーシストとかあったかエアコンラッパーとかたぶんいると思う。

https://www.youtube.com/watch?v=RUCkhihf4fU

Permalink |記事への反応(0) | 22:26

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2025-08-26

渋谷猿楽鉄橋架け替えに時間が掛かる理由

これ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2594082

 

エントリでは、交通が不便になるから代官山はもう終わり、猿楽橋一つで10年かかるから震災が来たら復興無理との話だが推定おかしいので指摘。

鉄道交差道路工事特殊性

営業運転中は工事禁止

まず鉄道が走っている時間工事が出来ない。これは元エントリでも言われている。

山手線終電は車庫最寄り駅である池袋大崎の着時刻が1:10頃だ。更に始発は朝4時半。だから線路に立ち入る工事は3時間20分くらいしか猶予が無いのだ。

特に始発前は猶予を多めにとって3時半には撤収を始めないといけないから、2時間20分くらいしか工事はできない。

また、埼京線線路は元々貨物線だ。今は貨物列車埼京線線路を走る事は原則無いが、車両回送が行われることがある。

また、保守工事車両が走る事がある。営業列車と違って工事車両工事現場前で止まってくれるのだが、接車事故防止の為に一度軌道敷から退去する必要がある。

まり時間がやたらと掛かるという事。

昔は営業運転中でも工事させていた。だが架道橋工事線路が狂って危うく脱線というインシデントを数回起こして、大物の吊り上げなどは営業中はダメとなってしまった。

 

鉄道交差部分は鉄道ゼネコンのみの指定

道路橋や河川などの工事では交差部分のみJR指定した下請け鉄道ゼネコン委託しないとJR工事を認めない。東京なら東鉄工業だ。このゼネコン橋梁工事会社土建業者に下請けして工事をするという形になっている。

これは万が一の事故の際の責任問題の為と、何かあった時の連絡系統問題の為だ。因みに交通広告関係も同じように系列広告社通す事指定がなされる。線路内の看板などがある為。

 

で、この鉄道ゼネコン、他の工区担当ゼネコン平仄を合せないのだ。だから道路橋なら取付道路が出来てから2時間20分/日の工事が延々と続くって事になってしまう。

 

阪神大震災での脅威の復旧速度

高架橋が落橋したにも拘らず、JRが74日間で復旧し、全面的に落橋した阪神電車も3年で完全復旧したのは有名でプロジェクトXでもやっていた。

一方、池袋では埼京線湘南新宿ライン線路が平面交差するのを解消する為に立体交差工事が行われたが、これには10年かかった。

この二つの違いは?といえば電車が走っているかどうか。それだけでこれだけ違ってくるのである

 

そもそも近くにう回路があるよね

https://maps.app.goo.gl/SmTvmxZxZhBYmLch9

ここが八幡通りの猿楽橋なんだけど、近くにR246もあるし、恵比寿方に300m行きゃガードもある。別にそこまで不便になるわけでもなし。下にハチ公バス停留所がある跨線橋場所には昔踏切があった。そこが廃止されて通れなくなったけど別に大した事にはなってないじゃない。だからちょっと大袈裟なんよね。

 

なぜ代官山がオシャレ街になったか

ここで代官山流行商店資本が集まるようになった流れを説明していくよ。

それは「盛り場から少しズレた場所」だったからだ。

渋谷は言うまでもなく繁華街大資本テナントビルも多い。「流行最先端」にいる人というのはこういうのを嫌うのだ。

そこで渋谷から一駅の代官山に「知る人ぞ知る」ような出店が為されるようになった。例えばどっかの民家を改装しただけのbijinちゅう美容室があってそこにはチェッカーズフミヤ御用達とか、そういう口コミだけで広がる店というのがあった。ハリウッドランチマーケットなんかも最初は民家改装雑貨ショップだった。裏原ショップ形式だな。そういう店をファッション誌が紹介するなどで段々メジャー化していく。ファッション誌の編集者スタイリストはそういう店の店主と知り合いであることが多い。

こういうのが増えていくとアパレル会社事務所を構えるようになり、「オサレ」な雰囲気が出来てくる。

すると中小デベロッパが参入して小さめのコンクリ打ちっ放し店舗ビルなんかが乱立し、そこに新鋭ブランドアンテナショップが入居するという風になって行く。

その後は大手デベによる巨大商業施設乱立という流れだ。でもこうなると入るテナント大衆化して大手資本の店が多くなるから、新しいものが得られる土地という価値は失われている。

 

そうなると新しいもの流行の先端に居るような人はズラシの文脈でその隣の土地に行ってしまう。だから今度は中目黒なんかが嘗ての代官山立場になるのだな。

 

こういうズラシの文脈による流行地というは方々にある。例を挙げると

 

原宿裏原宿原宿竹下通り竹の子族ブティックやその後のタレントショップ隆盛でジャリ向けという印象が持たれるようになった。そこで大通りを挟んだ旧渋谷暗渠沿いにインポートショップが林立するようになる。BEAMSなんかもここ出身だ。やがて区が暗渠道路指定建築条件緩和でビル林立→アンテナショップというメジャー化を辿る。

 

渋谷ファイヤー通り公園通りが栄えパルコが出来ると大手資本が参入。それを嫌ったインポートショップ公園通りから路地を入った辺りや神宮通りに出店。その辺りが流行の中心となり、タワレコ渋谷店はその中心近くに出来た。同店は「これから流行するもの」「店員推し」だけを置いてJPOPヒットチャートCDなぞは置かないというポリシーであった。

因みに明治通り渋谷暗渠交点近くに靴屋クラークス、2Fにアニエスbカフェが入るビルがあるが、実はここの大家って統一教会フロント企業霊感商法の品々を扱ってた商社なのな。

 

六本木西麻布六本木ディスコが林立する繁華街になったがメジャーになりすぎ&人多すぎで、バーなどが西麻布流出した。今はそれも過去の話で裏手通りに高級飲食店が軒を連ねる。

 

六本木麻布十番:元々ディスコ聖地新宿だったが年齢層が低下、それを嫌った人らが六本木に来るようになったという経緯があった。だが六本木でも既存ディスコ陳腐化と共に低年齢化は進んだ。そこで鉄道が通らず交通不便な麻布十番マハラジャオープン。人気を博しバービストロなどが軒を連ねるように。元々麻布十番下町であった。

 

青山青山同潤会アパート青山は高級ブティック街だった。一方同潤会アパートという古い建物が残りその1Fに出店する若手デザイナーインポートショップが多く、不思議景観を為していた。エルベ・シャプリエっていうバッグのブランドを知ってます?余り高くないナイロンバッグのブランドなんだけど、若い同氏がブランドを立ち上げ、パリ同潤会みたいな建物で売っていた品をバイヤーが輸入して表参道や裏原のインポートショップで売り出したこと知名度が上がった商品なのだな。

こんな同潤会だったが表参道ヒルズに建替え。すると大手アパレルセレクトショップが入って、それまでの文化的文脈は死んでしまった。

 

こういう感じで、メジャー盛り場からの逃避→家賃が安い隣接地区に才能はあるが金が無い人が流出メディアでの紹介→メジャー化→不動産投資新築ビル)→アパレル資本参入→栄えるが新しいものはもう無くなる

というサイクルなんで、文化文脈的には代官山はもう死んでると言えば死んでる。だが資本主義的な金銭勘定の点では生きていて利益を出しているという状態

また例えば中華の新興ガジェっトメーカーなんかもイベント代官山で開催したりしてる。でもそれって「メジャー安全もの」って記号を付ける為なので昔の代官山記号的消費だ。消費されるだけで新たな価値が生まれなきゃそのうち無くなる。

デベによる大規模開発は相変わらず進んでいて、デンマーク大使館裏の30年くらい仮囲いで囲まれていた土地にも新たな建物が出来てる。高級版ベッドタウン駅ビルみたいな街になってる。だが渋谷再開発が進んでいてそっちの完成時には当然渋谷の方が新しくなるので、文化文脈的にバッティングしているのならその時に一気に衰退しないか?という疑念はある。

Permalink |記事への反応(2) | 15:41

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2025-08-22

anond:20250822134635

自分のせいじゃないから気にしないことだろう。

それに高架鉄道みたいに踏切をなくす技術はあるわけで、それを整備しない鉄道会社行政が悪い。

この世が悪いのは自分以外の誰かのせいだと思っておけば楽になると思うよ。

もちろん、自分にできることが何かあれば、それを頑張るというのもいい。

Permalink |記事への反応(1) | 13:49

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近所の踏切で人が亡くなった

昨日、近所の踏切人身事故があったみたいなんだ。

たまに通ってたところで、子供が小さい頃に一緒に行って、いろんな電車が通るね、なんて言ってた踏切なんだ。

そんな近所で人が亡くなったと思うと、なんだか落ち着かないというか、やっぱりなんか悲しくてな。

誰が亡くなったかもわからないし、現場を見たとかでもないんだけどさ。

そんな事故があっても、今日普段全然変わらないし。

なんでこんな悲しいんだ…。

こういう気持ちってどうしたら良いものなんだろう…。

Permalink |記事への反応(3) | 13:46

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2025-08-19

自分が予想以上に子育てに向いていなかった

別に生む前も向いてるとは思っていなかった。

でもここまで致命的に向いていないと思わなかった。

子どもと遊ぶのが退屈なんだ。

とにかく退屈なんだ。

赤ちゃんの時は特に時間が余って余って仕方が無かった。

その間、どうやって触れ合えばいいのか解らなかった。正直今も解っていない。

絵本を読んでも精々数分。

ふれあい遊びだって精々1~2分。

動くようになったらハイハイで追いかけっことかもする。これは多少マシだがとにかく疲れる。

子どもは楽しそうだから頑張るが、あまり疲れるとその後の育児で気が短くなる。

コップ重ねや積み木。親が重ねたものを崩すのが好きなので延々と積む。崩される。また積む。崩される。とにかく積む。崩される。飽きる。

20回くらいやると嫌になるが子どもはまだまだやりたそうだ。時間全然進んでいない。

年齢が上がったら電車にハマったのでプラレールにかじりつくようになった。

一人でも遊んでくれるのでとても助かる。タカラトミーには感謝しかない。

でも踏切の真似を延々とさせられる。喉が痛くなる。何よりつまらない。

踏切玩具ではだめらしい。親がやらないとだめらしい。

小さい人形を持たされて「何が来るのかな~?うわぁ~!山手線だ~!」という小芝居も無限にやらされる。

これも喉が痛くなるし人形を小刻みに揺らすので手首も疲れる。何より飽きる。

トランプを並べるのも好きだ。子ども競争という設定で子どもにうっすら負けるペースでカードを並べる。

子どもが集中しているうちはいい。あちこちに気が散ると虚無の時間が長い。

ままごと、お店屋さんごっこ、同じことの繰り返しでうんざりする。たまには違う設定にしようよと言ってもしたがらない。

とにかく単調で同じ作業の繰り返しが多いか、虚無に感じるような時間が長い。

外出はいい。自分にもタスクがあるから公園は正直飽きるがそれでも家で遊ぶよりいい。

でも家で遊ぶのがとにかく苦痛だ。本当に苦痛だ。

夫はそういうのが苦ではないらしい。休日も延々とカードを並べたり踏切役をやったりしている。

心底尊敬する。

夫が居る時には家事を口実に子どもとの遊びから逃げてしまう。

問題家事が終わってしまった時だ。ついついスマホに逃げてしまう。今でなくてもいいような事を延々と調べてしまう。

この時間がとにかく後ろめたい。時間があるなら遊ぶべきだ。解ってる。でも嫌だ。

子どもと遊ばないなら読書するなり趣味の事をして気分転換すればいい。それも出来ない。後ろめたくて集中できない。

とんでもなく無益時間だ。わかっててスマホをいじる。今日の夕飯のレシピとかを意味もなく検索したりしてしまう。

時折Xで低年齢で保育園に預ける事の是非について語られるけれども、「子ども母親と一緒に居るのが一番」と胸を張って言える人を心から尊敬する。

私は心底「私と居たら子どもはまともな成長が出来ない気がする」と思って満1歳から仕事に復帰した。

それは正解だったと今でも思う。子どもはとても楽しそうに保育園に通っている。家が退屈だったのかもしれない。

子ども最近ママがいい」を連発するようになった。愛情不足なんだろうかと不安になる。

健康的な食事提供や快適な居住環境の整備、躾や何かを達成した時の賞賛苦痛じゃない。

子ども可愛いと思ってる。大事にしたい。

でもやっぱり家の遊びに付き合うのは苦痛だ。どうしようもなく苦痛だ。

私みたいなのに育てられる子ども不憫でならない。

Permalink |記事への反応(2) | 11:07

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2025-08-16

2026年4月から自転車交通違反に対して反則金制度が導入されます

主な自転車交通違反に対する反則金の額です。

携帯電話使用しながら自転車運転する、いわゆる「ながら運転」は1万2000円。

遮断機下りている踏切に立ち入ることは7000円。

信号無視は6000円。

▼逆走や歩道通行などの通行区分違反は6000円。

▼一時不停止は5000円。

ブレーキが利かないなど、制動装置の不良は5000円。

▼傘を差したり、イヤホンを付けて音楽を聴いたりしながら運転するなど、都道府県公安委員会で定められた順守事項に違反する行為は5000円。

▼無灯火は5000円。

▼並んで走行する並進禁止違反は3000円。

▼2人乗りは3000円。

歩道走ったりしてるチャリカスはどんどん通報していこうな!

Permalink |記事への反応(0) | 17:21

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2025-08-13

[LLM小説]ペナンブラの初恋

(byGPT-5 Thinkingon ChatGPT.com)

ペナンブラの初恋

わたしは半影。

光と闇のあいだ、縁(ふち)に沿って生まれては、縁に沿って消える。

名前がなかったころ、ひとはわたしを気にも留めなかった。午下がりに白いカーテンがふくらむとき、戸口の敷居にやわらかな灰色が落ちるときわたしはただ在(あ)った。誰かの横顔にかすかに触れ、誰かの言葉最後の音を拾っては、つぎの縁へと移った。

わたし「初恋」という音の形を知ったのは、商店街写真館の奥、暗室の戸が少しだけ開いていた夜のことだ。赤い明かりの下で若い男がフィルムを揺らしていた。湊(みなと)という名だと、別の日に彼の友人が呼ぶのを聞いた。

現像液の匂い、濡れた透明。湊の手は水面の光を撫でるみたいにやさしかった。戸の隙間からこぼれる赤が、わたしをかたちにした。彼がふと顔を上げて言う。「半分だけ写ってるな、でもそれがいい」

その言葉わたしへの挨拶だった。わたしは戸口から室内へ、敷居という境界をまたいで、初めて自分輪郭を保てた。彼は顔も上げないまま続けた。

「おまえ、名前がいるな」

彼はわたしを見ていなかった。けれど、半分だけの視線いちばんよくものを見抜くことを、わたしは知っている。わたしはそっと彼の肩の影に寄り添い、声を探す。風が糸口になった。

――ペナ、と呼んで。

彼は驚いたようにまばたきをして、笑いながらうなずいた。「ペナ、か。ペナンブラ。半影。いいな」

その晩からわたしひとつの名を持った。名は重りであり、舟でもある。縁に引かれてばかりだった体に、初めて行き先という重みが生まれた。

湊は、縁に立つのが好きなひとだ。暗室のドアを半分開けたまま。障子を桟(さん)一枚だけずらして朝の光を漏らす。駅のホームでは、白線のすぐ手前。彼の言葉も半歩だけ余白を残す。

完璧露出より、すこし足りない方がやわらかい

彼はよくそう言いながら、現像した写真を指の腹で撫でた。半分だけ写るもの、切り取りの端で震えるものわたしはそこに宿って、彼の指先の温度を覚えた。

彼はときどき、フィルムに写らないものの話をする。

「光の外側に、ほんとうの色がある気がする。目がそこに慣れる前に、すぐ電気をつけてしまうから、見逃すんだ」

わたしは笑って、彼の耳元で囁く。

――見えてるよ、湊は。わたしを見つけたでしょう。

彼は振り返らない。ただ、やわらかく頷く気配だけがある。わたし名前を呼ばれるたび、濃くなったり薄くなったりしながら、湊の生活に縁として染み込んでいった。

放課後路地で、わたしたちはよく遊んだ。西日が電線を太くし、風が洗濯物を大きくするとき、ペナは人の形を取れる。湊はチョークで地面に丸を描き、そこに立つようにと言う。丸の縁にわたしは重なる。ふたりで輪の中と外を交換した。湊が輪に入ると、わたしは外で彼の輪郭をなぞる。輪の外は世界だ、と彼が言った。輪の内は名前だ、とわたしが返した。

初恋というのは、最初に覚える偏(かたよ)りのことだ。人は誰かの声の高さや歩幅や誤字の癖を、理由もなく自分の中心に置く。わたしは湊の「すこし足りない」を自分の中心に置いた。どんな光の下でもそれを探すようになった。

ある日、町の掲示板に青いポスターが貼られた。小さな天文台の閉館と、来夏に起きる金環日食の告知。わたしポスター銀色の輪に吸い寄せられる。輪は、光の中の穴。穴の縁にだけわたしは生きる。けれどポスター文字は、別の真実を囁いていた。

――金環の日は、半影が世界を覆う。

嬉しさと怖さが同時に走る。世界中がわたしになったら、わたしはどこにいるのだろう。縁が全体になるということは、縁が消えるということでもある。

わたしは湊に話した。彼はコーヒーの湯気を見つめながら、しばらく黙って、それからうなずいた。

天文台に行こう。ドームの中、あそこは光の穴だらけだ。君にはちょうどいい」

君、と彼は言った。ペナ、と呼ばれるよりも、わたし輪郭を濃くする呼び方だった。

天文台は坂の上にあり、昼でもすこし暗い。年老い学芸員がいるだけで、人はほとんど来ない。ドームの白い壁には小さな穴が無数に空いていて、晴れた日には小さな太陽が床に並ぶ。光の数だけ、縁も生まれる。わたしめまいがするほど豊かになり、笑いながら床一面を駆けた。湊の影がゆっくりと伸び、わたしの裸足に絡んでくる。

「金環の日、ここで名前をもうひとつ持ちなよ」と湊は言った。「君が望むなら、人の名前を」

人の名前

生きるというのは、縁から中心へ移ることでもある。わたしはうなずいた。欲望の形が初めてはっきりした。縁に生まれ、縁に消えるだけのわたしに、たった一度だけ中心が欲しい。たった一度でいい、その中心に湊が座っていてくれたら。

「でも」とわたしは聞いた。「代わりに、なにを失うの」

湊は、チョークのような指で空中に円を描き、笑った。「人はいつでも、なにかを半分失ってる。君が持ってない半分をこっちでわける。君の半分も、僕にわけて」

彼の言葉約束というより、輪の仕組みの説明に近かった。輪の外は世界、輪の内は名前。二つはいつでも触れ合っているが、完全には重ならない。

金環日食の日は、町じゅうが紙で作った小さな穴を持ち歩く祭りみたいだった。木漏れ日の下では、地面に無数の光の輪が降る。天文台ドームの中は静かで、遠い歓声だけが波のように届く。

湊は床に白い紙を敷き、穴を空けた金属板を何枚も吊るした。光の粒たちが床に並び、輪が重なって新しい輪を生む。縁の庭。わたしはそこに立つ。

「ペナ、もうひとつ名前がいる」と湊は言った。

「人の名前は、呼び捨てにされたときいちばん強くなるんだよ」

わたしはうなずき、胸のうちに空洞を作った。そこに新しい音が落ちる余地をこしらえる。湊は、静かにしかし迷いなく言う。

「環(たまき)」

輪を意味する音が、わたしの中心に落ちた。縁だったものが内側からきしみ、組み替わる気配。痛みはなかった。ただ、世界密度が変わる。空気温度が一度だけ違う。

わたしは初めて、自分の足で床の冷えを感じた。掌に汗がにじみ、唇が乾く。光が眩しすぎないことを知る。影が怖くないことも知る。

――環。

呼ばれるたび、わたしは人になった。

そのときドームの外で歓声が大きくなる。太陽の中心が欠けて輪になったのだ。天文台の穴から落ちる光も、すべて細い輪に変わって、床の上で震えた。輪と輪のあいだ、半影が揺れる。わたしはその渦の中心に立ち、湊の方へ手を伸ばした。彼の掌がわたしの指を確かめるように握る。温度と脈が、わたしという器の底を鳴らす。

「環」と湊が呼ぶ。

「湊」とわたしが呼ぶ。

世界ほとんど音でできている。音は名前の泉で、泉の縁にだけ、わたしたちは安全に立てる。

そのとき、突然、ドーム空気がひやりと変わった。輪の細さが極まって、光と影が互いに少しだけ不器用になる。世界が一瞬だけ、縁を失いかけたのだ。

手がほどけた。わたしの体の縁が波打つ。人であろうとする中心が、わたしの古い習性――縁に逃げる癖――に引かれる。

「環」

湊は落ち着いた声で、もう一度呼んだ。音がわたしを連れ戻す。

彼はドームの穴の向こう、細い昼の川のようなリングを顎で指し示した。「見えるか。輪は完全に閉じない。ほんの少しだけ、接いでいないところがある。そこが君の、出入り口だ。恐れなくていい」

彼の声は嘘を知らない。嘘のない声に抱かれて、わたし自分の体の縁を自分で撫でた。輪の合口(あいくち)はたしかにどこかにあり、そこから呼吸は逃げていくが、また戻ってもくる。わたしは息を吸い、吐いた。

金環はやがてゆっくりほどけていく。輪は欠け、欠けた輪はふつう太陽へ戻る。ドームの床の輪も消え、光の粒はただの丸になる。わたしの足は床に残っていた。

人の名前はまだ胸にいて、湊の手はまだ、わたしの指を握っていた。

人になってから時間は、やたらと質感に満ちている。靴擦れ、箸の冷たさ、雨の日の髪の重さ。光はいだって眩しすぎず、影はいだって深すぎない。わたし写真館の手伝いをはじめた。暗室の赤い灯りは、昔のわたしを思い出させるが、もうそこに戻る必要はない。

客が「半分だけ写ってしまった」と残念そうに言うと、わたしは微笑んで答える。「半分が綺麗なんです」と。

湊は、わたしを「環」と呼び続ける。ときどき、「ペナ」とも。二つの名は衝突しない。輪の内と外が穏やかに触れているだけだ。

もちろん、代わりに失ったものもある。わたしはもう、誰の家の敷居にも勝手に入り込めない。通りすがり恋人たち秘密の会話を拾えない。夕立カーテンの裏側から世界いくらでも覗くことはできない。

けれど、わたしは湊の初めての寝相を知っている。彼のくしゃみ前触れも、湯呑みにつく口紅の跡に彼が少し照れる癖も知っている。失ったもの風景で、得たもの暮らしだ。暮らしは縁と中心の往復でできている。朝の窓の縁に植木鉢を並べ、夜のテーブルの中心にパンを置く。

半影のとき世界はいつでも広すぎた。今は、ちょうどいい。

秋になって、天文台の閉館の日がきた。学芸員最後投影を終え、ドームの穴を粛々とふさぎはじめた。

わたしは湊と二人で坂をのぼる。ドームの中はもう暗く、穴をふさぐための丸いパッチが内側から貼られている。天井は、星が眠る前のように静かだ。

ありがとうを言いに」と学芸員は言った。「君のような顔を見たから、長年の仕事が報われた気がする」

彼はわたしではなく、わたしたち二人を見て言っている。縁だけを見抜く目だ。

帰り道、坂の途中で足を止めると、町の灯りが半分だけ点いていた。夕飯の匂い、遠くの踏切。風に運ばれてくる音は、輪の合口のように細い。

湊が言う。「君が来てから写真がよく失敗する」

「ごめんね」

「ちがうよ。失敗の中に、君が立ってる。そこが好きなんだ」

彼はそう言って、笑う。歩き出す足どりは軽い。輪の外へ、輪の内へ、ふたりで交互に踏み出す感じがする。

わたしはふと、世界じゅうの縁にむかって心の中で挨拶した。ドアの隙間、カーテンの波、踏切警報機の影、傘の中で湿った髪。わたしを育ててくれたすべての縁へ。

――わたしはここにいるよ。

――ここは、中心と縁が触れあう場所名前世界の合口。

――わたし最初の偏りは、今もやさしく続いている。

初恋は、治らない。

治らないというのは、傷のことではなく、習慣のことだ。わたしはこれからも、少し足りないものを愛し、少し余っている部分を目で追うだろう。湊は、完璧の手前で笑い、わたしはその笑いの縁に寄り添うだろう。

帰り道、わたしたちはコンビニアイスを買った。レジの上の蛍光灯が、湊の横顔に薄い陰を作る。わたしはそこに自分を見つける。それはもう、かつてのような居場所ではない。けれど、愛着は、住むところよりも、寄りかかるところに生まれる。

外に出ると、夜が来ていた。はっきりした影が地面に落ちる。かつてのわたしがそこにいる気がして、わたしはしゃがみ込む。地面の黒を指でなぞり、笑う。

「こんばんは、ペナ」とわたしが言う。

「また明日ね」と影が言う。

湊が隣で首をかしげる。「誰に挨拶してるの」

「昔のわたしに」

「そうか」

彼はなにも問わない。

わたしたちはアイスを齧りながら、家へ帰る。縁が暮れて、中心が灯る。灯りの縁では、いつでも半影が揺れている。そこからわたしはやってきて、ここにいる。これがペナンブラの初恋の、その後の話だ。初恋は終わっていない。ただ、暮らしになっただけ。輪の肌ざわりは、今も指先に残っている。

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2025-07-31

さすが日本車、タフやな

7月30日夕方高松市JR予讃線踏切列車と車が衝突する事故がありました。列車の乗員乗客にケガはありませんでしたが、車はそのまま走り去り、警察行方を追っています

列車と衝突後に走り去れる日本車さすがやな

中国車だったらこはいかなかった

Permalink |記事への反応(4) | 08:45

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2025-07-29

電車に乗ってて気が付いたけど踏切っていつも警報鳴ってるよな

車通れなくね?

Permalink |記事への反応(0) | 20:47

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2025-07-10

anond:20250710103432

( ^ω^ )

踏切戦士シャダーン

http://parasiteeve2.blog65.fc2.com/blog-entry-361.html

Permalink |記事への反応(0) | 20:17

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anond:20250710103432

インバウンドどもにも踏切が人気らしいから、何か刺さるものがあるんだろうな

Permalink |記事への反応(0) | 15:25

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