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「論説委員」を含む日記RSS

はてなキーワード:論説委員とは

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2025-10-07

少し前から野田立憲民主党代表は前回の反省から総理指名選挙自分名前じゃなくていいと発言しているし

ワイドショー解説で(タレントじゃなくて新聞社論説委員とかが)野党与党になるつもりがないか選挙前だけ適当なこと言ってると言われているし

参政党の勢いが続けば立憲、国民維新のどこかは潰れかねないし

そんなこんなで総理指名選挙(の決選投票)ではやる気を見せたいんでしょう

どの野党も本当は政権交代なんてしたくないけど、割りを食うのが勢いのいいこと言ってた玉木になるのはしょうがない

玉木は決選投票に残らなくても国民民主党は自分名前を書くって発言してるからダチョウ倶楽部ネタ最初に手を上げた状態なのにね

Permalink |記事への反応(1) | 22:23

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2025-09-14

日本の政治で一番の問題自民公明以外に政権を担う能力がないこと

民主党政権誕生する少し前に小沢一郎民主党にはその力がないか政権はまだ早い、みたいなことを言っていた

最近でも毎日新聞論説委員野党政権を担う能力はないと断言している

恐らく野党党首も似たことは考えているのだろう、総理大臣を狙わないのかと聞かれた玉木は何度となく話をそらしている

ブクマカも同様で、野党第一党が政権交代を目指すと言ったらなぜか立憲を叩く

だったら自民党に期待するしかないんだよね

少数与党になれば自民野党意見を受け入れる、みたいなこと言いたいと思うけど石破政権はどうでしたかって話

榛葉も玉木も石破は約束を守らないと何度も発言していて、榛葉は絶対約束を守ったのは安倍晋三だと発言している

野党政権を担う能力もないし気概もない、加えて有権者がそれを期待もしないのなら、自民公明の安定政権が最良の選択でしょう

Permalink |記事への反応(0) | 21:22

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2025-07-14

財務省よりの使者

小泉進次郎農林水産大臣誕生の6カ月前の記録

 

 

財政制度等審議会財政制度分科会(令和6年11月11日開催)議事要旨より

 

出席者

委員

土居丈朗   慶應義塾大学経済学部教授

池玲子   ボストン・コンサルティング・グループ日本共同代表

河村小百合  (株)日本総合研究調査部主席研究員

熊谷亮丸   (株)大和総研代表取締役副社長兼副理事長

佐藤主光   一橋大学経済学研究科教授

武田洋子   (株)三菱総合研究所執行役員研究理事シンクタンク部門

宮島香澄   日本テレビ放送網(株)報道解説委員

上村敏之   関西学院大学経済学部教授

遠藤典子   早稲田大学研究教授

小黒一正   法政大学経済学部教授

木村旬    (株)毎日新聞社論説委員

権丈英子   亜細亜大学経済学部長・教授

末澤豪謙   SMBC日興証券(株)金融経済調査部金融財政アナリスト

滝澤美帆   学習院大学経済学部経済学教授

中空麻奈   BNPパリバ証券(株)グローバルマーケット統括本部副会長

広瀬道明   東京ガス(株)相談役

福田慎一   東京大学大学院経済学研究科教授

真奈美   東海大学健康学部健康マネジメント学科教授

神子田章博  日本放送協会解説主幹

横田響子   (株)コラボラボ代表取締役

大槻奈那   ピクテ・ジャパン(株)シニアフェロー

芳野友子   日本労働組合総連合会会長

平野信行   (株)三菱UFJ銀行特別顧問

財務省

進藤大臣政務官、宇波局長前田次長中山次長、有利総務課長

 

 

大臣就任後、財務省の迅速な全面協力()の下、備蓄放出へとなりました。

 

Permalink |記事への反応(2) | 12:21

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2025-07-07

日本メディアEV減速」報道を読み解く

記事紹介と概要

本稿の出発点はcarview掲載記事

https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/ec539aee5b7853ee6a7ea8df41dd8231123b0632/

記事は「減速報道的外れ」と結論づけ、上記数字根拠世界需要の拡大基調を強調している。

補足:BEVPHEV を分けて見ると何が見えるか

データを BEVPHEV に切り分けると様相が変わる。

2025 年 1–5 月の構成比は BEV 64 %、PHEV 36 % であり、中国は NEVクレジット制度の後押しで BEV比率が 70 % を超える。一方、欧州では CO₂規制が BEV を押し上げつつ、法人減税がPHEV を温存し約 25 % が残存する。北米ではIRA 税控除の原産地要件PHEV に相対優位を与え、BEV の伸びが鈍る。

日本は 2030 年CAFE 25.4km/L(WtW)をHVクリアできるため、メーカーユーザーも BEV必須と感じにくい。充電口は 4 万口あるが BEV 9 台で 1 口を奪い合う計算になり、基礎充電の不安拍車を掛ける。

このように BEVPHEV市場力学を切り分けることで、国・地域ごとに異なる「伸び」と「鈍り」の背景が明確になる。

なぜニュースは「EV減速」を強調するのか

主要メディアニュース面は速報性と話題性を重んじるため、単月の在庫調整や補助金縮小といったネガティブ要素を見出しにしやすい。クリックを稼ぐ構造が背景にあり、「減速」という言葉は読者の関心を即座に引き寄せるからだ。一方、日本経済新聞の社説(例:2024 年 9 月 16 日付「逆風下のEVは長期的な視点戦略を」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK139VU0T10C24A9000000/ ) は産業政策技術ロードマップを論じる場であり、脱炭素シフトの不可逆性を前提に「長期ではEV 化が避けられない」と訴える。編集局(ニュース)と論説委員室(社説)は時間軸も読者層も異なるため、同じデータを扱っても論調が食い違うのは必然だ。

総括

carview記事の数値は一次統計整合し信頼できる。ただし BEVPHEV峻別しないままでは「世界は堅調、日本は減速」という単純な図式に陥りかねない。ニュース短期の体温を映し、社説は長期の地殻変動を語る。

読者はこの温度差を意識し、両者を重ね合わせて立体的に状況を把握する必要がある。日本が BEV 普及で周回遅れを脱するには、政策で BEV を不可避にし、充電インフラの質と密度欧州水準へ引き上げることこそが前提条件となる。

Permalink |記事への反応(0) | 08:04

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2025-05-22

鮫島事件について

鮫島事件とは、1968年日本経済新聞記者中国スパイ容疑で逮捕された事件です。

事件の経緯

逮捕されたのは、当時日本経済新聞社の北京特派員だった鮫島敬治(さめじま けいじ)記者です。

1964年9月鮫島氏は戦後初の日本常駐記者として中国に赴任しました。

文化大革命が激化する中、他の日本記者が次々と国外追放となる状況下で、鮫島氏は北京に留まって取材活動を続けていました。

1968年6月7日鮫島氏はスパイ容疑で中国人民解放軍北京市公安局軍事管制委員会逮捕拘留されました。

中国側の発表

1969年12月鮫島氏が釈放され国外追放となった際、北京放送は「鮫島記者の衣をまとって大量の情報を盗み米日反動派に提供した。大量の事実を前に罪を認め、関係当局は寛大に処理し、国外追放を決めた」と発表しました。

事件の影響とその後

鮫島氏の逮捕は、日中間の記者交換協定にも影響を与えました。

鮫島氏は約1年半にわたる拘留生活を送りました。

1972年日中国交正常化後、1977年には李先念副首相(当時)が鮫島氏に陳謝し、名誉回復されました。

鮫島敬治氏について

1932年大連まれ大阪外国語大学卒業後、日本経済新聞社に入社

北京特派員編集委員論説委員、論説副主幹大阪本社編集局長などを歴任し、1985年取締役1992年専務就任しました。

2004年に72歳で亡くなっています

この事件は、文化大革命という特殊政治状況下で、日中関係がまだ正常化していなかった時代に起きた出来事として、記憶されています

Permalink |記事への反応(1) | 16:47

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2025-04-22

朝日新聞小学生自殺記事ファクトチェックした

目立たない、認知のゆがみ

小学生自殺率、4~6月の増加目立つ 学校始まるストレス関係

編集委員岡崎明子2025年4月21日 7時00分

 小学生自殺率は上昇傾向にあり、とくにここ数年は4~6月の増加が著しい――。

 一般社団法人いのち支える自殺対策推進センター(JSCP)」国際連携室長仁科有加さんらが、米医師会雑誌JAMA Network Open」に論文を発表した(https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2829456ウインドウで開きます)。仁科さんは「リスクの高い子どもたちに適切な介入をする必要がある」と指摘する。

 日本を含む主要7カ国G7)の10代の死因で、自殺が1位となっている国は日本しかない。一方で、より年少の8~12歳の自殺の背景分析は、これまでほとんど研究されてこなかった。

 仁科さんらは、国がまとめた2009~23年の自殺統計を前期(09~15年)と後期(16~23年)に分け、それぞれ自殺率の変化や要因などを調べた。

 この間に自殺した子ども男子159人、女子124人。全般的な傾向として自殺率は上昇傾向にあり、その割合女子の方が目立った。100万人あたりの自殺件数は、前期が平均2.84件だったのに対し、後期は平均4.03件と、統計的にも有意な差で増えていた。

 特に女子」「12歳」「飛び降り」「西日本」「非都市部」といった要因で増加が目立った。また前期に比べ後期は、自殺を実際に企てた「企図歴」がある子や、4~6月に亡くなる子の増加が特に顕著で、4~6月に亡くなった子は1.93倍に増えていた。

 日本人全体では、女性より男性の方が自殺率が高いが、この年代では女子の増加が目立つ。また飛び降り自殺が占める割合日本人全体では12%だが、この年代では前期が16%、後期は29%と高かった。ほかの自殺方法に比べて準備の必要が少ないため、衝動的に行動した背景がうかがえるという。

 また4~6月自殺率が急増した背景には、学校が始まるストレス関係している可能性があると指摘する。

 自殺企図歴はハイリスク要因であり、仁科さんは「自殺未遂を経験した子どもへの重点的な介入が必要だ」と指摘する。

 厚生労働省3月末に公表した24年の自殺者数によると、小中高生自殺は529人で統計のある1980年以降、過去最多となった。

悩みの相談先(チャットSNS相談

よりそいホットラインチャット

【生きづらびっと】

あなたのいばしょ】

【#いのちSOS

いのちの電話】

この記事問題点

1.記事に紹介されている人と論文を書いた人が同じ

 査読付き論文であるが、そもそも書いている人が同じなため、中立性が欠落している。

 査読付き論文さえあれば、どんなことでも書いていいことにならない。

 またそうであれば査読付き論文は全部掲載すべきである。例えば女性が過剰に優遇されていることも査読付き論文存在する。

2.4~6月の増加目立つという表現記事として不適切

 研究としてはそうなっているが、記事としては4月~6月に区切る合理的理由がない。以前は5月病と言われており、5月だった。だんだん拡大している。

3.母数が15人

https://x.com/sumomodane/status/1914307397025513949

2024年小学生自殺は男女合わせて15人しかおらず、これでは一人ふぇるだけでとんでもない増加が生じるため、実際は増減率は意味がない。

4.朝日新聞中年男性自殺しろと言っている

 つまり、この記事意図的小学生自殺を強調していることがわかる。それが大事なら、もっと他に、特に40代~50代男性を完全に無視している。

 これについて一切記事を書かないのは自殺しろという主張をしているのと同じである

 つまり氷河期世代自殺しろ、というのが朝日新聞女性記者であり、論説委員という肩書がある以上、朝日新聞自体自殺しろと言っているのと同じ記事となっている。ゴミすぎるだろ。

5.死因として目立つは、他の原因で死なないか

知念実希人公式

@MIKITO_777

これは統計トリックで、

日本の子供の自殺率は全く高くないんですよね

オーストラリアニュージーランド米国ロシア等の方が子供自殺率は高いです

日本10代の死因1位が自殺なのは事故感染症などで小児が亡くなることの少ない、安全な国だからです

https://mhlw.go.jp/content/h29h-2-3.pdf

ファクトチェック
項目 内容評価コメント
----------------------------
① 「小学生自殺率が上昇傾向」 2009–2023年自殺統計から小学生自殺者数は増加傾向とされる[^1]事実だが注意が必要母集団が小さく(年間10前後)、1件の増加でも大きな率の変動を生むため、「有意差あり」と言っても社会的インパクトとして過剰に見せる可能性がある
② 「4~6月自殺が1.93倍に増加」 後期(2016–2023年)に4~6月小学生自殺者が増加[^1] ⚠️誇張の可能性あり。3か月間だけを抽出して「倍増」と述べるのは、季節性や偶然の偏りを無視した印象操作の恐れがある
③ 「日本けがG710代の死因1位が自殺事実事故死や病死が少ない社会相対的自殺が1位になる[^2]事実だが、他の国との直接比較には文脈必要(たとえば米国では銃が死因1位[^3])
④ 「自殺企図歴はハイリスク要因」自殺未遂経験者は再企図リスクが高いとする[^4] ⚠️一般論としては妥当だが、記事内では根拠となるデータ提示されていないため、読者の納得を得るには不十分
⑤ 筆者・編集者の主張が前面に出ている小学生自殺増加傾向を社会的危機として強調し、他世代との比較や冷静な補足が不足 ⚠️一部事実に基づくが、全体構成としてバランスを欠き、ミスリードの恐れがある

[^1]:JAMANetworkOpen掲載論文仁科有加ほか),2025年https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2829456

[^2]:朝日新聞小学生自殺率、4~6月の増加目立つ」2025年4月21日https://www.asahi.com/articles/DA3S16022649.html

[^3]:ForbesJAPANアメリカの19歳以下の死因1位は銃」2023年https://forbesjapan.com/articles/detail/66508

[^4]:厚労省自殺総合対策大綱』(2022年改訂https://www.mhlw.go.jp/content/000909437.pdf

総合評価:この記事は正確性に欠け、ミスリードの恐れがある

小学生自殺率自殺数は、統計的に極めて小さい数字でありながら、「増加率」「季節要因」「女子に多い」といったセンセーショナルな切り口のみを強調しており、読者に不安を与える構成になっている。

一方で、自殺率が圧倒的に高い40代・50代男性(年間自殺率25~29人/10万人)の実態には一切触れず、論点子供のみに限定されているのも不自然

論文査読付きであること自体信頼性の一つの指標ではありますが、それが即座に社会的意味を持つ一般化を許す根拠とはならない。

特に、「1.93倍」という数字を4~6月にだけ焦点を当てて抽出した手法は、読者を誘導するリスクが高い(いわゆる「統計パラドックス」的手法)。

すると、このような信憑性に疑問のある記事の末尾に名前掲載されることで、あたか信頼性の高い団体であるかのような印象を与える。しかし、「あなたのいばしょ」の代表である大空幸星氏は現職の衆議院議員であり、さら内閣官房孤独孤立実態把握に関する研究会」構成員や、こども家庭庁「こどもの場所部会委員など、政府機関に深く関与している。代表がこういう人物団体が、裏付けの乏しい記事と並んで紹介されることは、特定団体への便宜供与とも受け取られかねない。

さらに、

岡崎

@anselyosemite

あのー、東京都サイトからあなたのいばしょの事業報告書 令和3・4年度が削除されてるんですけど、何か修正でもあるんでしょうか?

https://seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/houjin/npo_houjin/list/ledger/0013611.html

衆議院議員代表であり、かつ政府機関に深く関与しているにも関わらず、この団体会計おかしく、まずこの会計解決されない限り、政府機関に関与することができないのは当然のことである

このため朝日新聞がここに並べるだけの正当性もないのである

Permalink |記事への反応(2) | 01:04

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2024-07-30

日本テレビ元何々が多過ぎ

知事

元衆議議員

参議議員

新聞社論説委員

自衛隊幹部

外資系金融業

元行員

オリンピックメダリスト

専門家から話しを聞くならわかるけど

専門家でもなんでもない元知事や元政治家に話聞くなよ

国民煽ってどうすんの

Permalink |記事への反応(1) | 12:46

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2024-04-27

anond:20240426234848

0歳児から投票権を 少子化時代選挙制度

論説委員長 芹川洋一

2013年7月1日10:54

https://www.nikkei.com/article/DGXDZO56794290Z20C13A6TCR000/

だいぶ前からある議論なんだなあ

Permalink |記事への反応(0) | 00:12

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2023-07-28

anond:20230728094109

IAEAは各国の施策について直接GOサイン出すようなポジションにないからな。

ところで岡田充という名前を覚えてなかったのでググったらゲップがでるようなアレだった。こういう奴はいったいどんだけいるんだろう。以下ウィキペディアから抜粋

岡田 充 おかだたかし

ジャーナリスト拓殖大学客員教授共同通信客員論説委員

日本社会党岡田春夫の次男

韓国ホワイトから除外することを決定したことに反対する声明韓国は『敵』なのか」の呼びかけ人

環球時報取材で以下の主張をした。

アメリカ国務省中共ウイグル弾圧ジェノサイドと見なしていることについて非難論陣を張っている。

Permalink |記事への反応(2) | 10:49

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2023-01-22

数学者無名具合に疑問

第一線の数学者は他のどの科学者よりも難しい問題を達成していると思うのだが、特に現代数学において誰でも知っているというような人が全然いない事実にひっかかるものがある。

マルクスみたいな経済学者とか、ファーブルみたいな生物学者など、他の学問には数学者よりは高度なことはしてないというのに一般の人でも知っているという人がいるのに、これはどういうことなのか。

数学者で有名といったら、せいぜいピラゴラスといったような古代人、現代数学でいえばリーマンとかラプラスとかだ。

これらの人物共通するのは小学校から大学までのカリキュラムで扱う理論公式発見者かどうかということに過ぎない。

特に古代人が考えたことは現代から見れば易しいものなので義務教育の内容に採用されやすい。だからあのへんの時代人物数学者でも知名度が高い人がいることになる。

ようするに言いたいのは数学者の有名無名はただ単に教育制度次第になっているということだ。

高度な現代数学でも岡潔望月新一と有名な人はいるじゃないかと言う人もいるかもしれないが、あれらが有名なのも、実績の価値が正しく一般の人にも伝わって認知度が高まってきたというものではない。

岡潔なら統合失調症だったなかで戦時下を生き抜いたこと、望月新一なら自分コネを使って論文掲載させたこと。

そういう生き様センセーショナルなところがもっぱら庶民の関心を呼び起こしているに過ぎないのだ。

ポアンカレみたいな「未解決問題を解いた人」というわかりやすラベリングを持った人間が有名なのも本質的には上述したのと同じところにあるのだろう。認知している人の多くが業績の概要価値だけでも正しく理解してるか疑わしい。実績の内容に関する関心ではなく、未解決問題を解いたという一点で共通認識化されているように思われる。

ちょっと単純化が過ぎるかもしれないが、数学以外の科学者土俵はもっぱら実験実証なかにあると思う。

実験により、何かをしたらこういう結果が出た、という目に見える因果関係を把握する力さえあれば誰でもその分野の大学者になれる素質はあるとさえ言える。

もちろん実際に誰もが知ってる大学者になれるかどうかはもちろん有用な結果をはじき出す実験にこぎつけられたらという話になるが、どちらにせよ彼らは比較的易しい具象の中で研究対象と戦っているということには違いない。

一方で数学ときたら現時点で新規性のある高度な数学論文をしたためるには何万ページという論文が語る知見に対する確かな理解の積み上げが無いと無理だろう。

理解する過程においても数千ページ目にあたるある論文理解できないとなったときどこに理解の欠落があるか今まで読んだ論文から探しなおさなければならないわけである

理論構造自体も目に見えるようなわかりやす因果関係から成っているのではなく、抽象的なわけだから知識の欠落がなかったとしてもその理解純粋に難しい。

しかし高度な論文作成はその先にあるのだからこの数学研究というものは果てのない作業なのである

望月もそのような作業を経てついにはIUTの創出という高みに至ったはずである

そして望月以外にも当然少なくとも月ごとには相当数、同程度の高みから発した高度な内容の論文が公開されているはずだが彼らの中から一般人にも有名という人は現れて来ない。

ようするに現代数学者天才である。あの手の分野の数学者受験勉強を全くせず東大に悠々と合格するような人間がざらであるらしい。もっと現代数学者絶対数が少ないのだから「ざら」というのは数ではなく割合問題なのであろうけど。

そんな数学よりは高度な理解力を要しない学問では誰からも知っている人が出てきているのに、現代数学ではせいぜい専門家の間で有名という程度にしかなれないというのは理不尽なことだと思う。

私にはそれほどの数学の才能はないので数学ができる人間に対して劣等感がある。

から劣等感元凶である彼らにはせめてとことん栄誉ある立場にあってほしいのだ。

彼らすら大して評価されないのでは彼らと違って能力のない私には何も救いがないではないか

あるいはこういうことなのかもしれない。既存知識理解するという力と新しい見識を発見する力というのは異なるものなのではないかと。

まり数学の功績は高度な理解力の上に成り立っているものだけども、高度な理解力をもった彼らがもし別分野を志していたとしたら果たして一般の人の記憶にも残る大学者になれていたのかどうか。

現代数学者チョムスキー生成文法もその理論を考え出した背景にある理論も含めてその気にさせれば簡単理解してしまうだろうが、かといってもし彼らがチョムスキーと同時代に生まれ言語学を志していたらチョムスキーを出し抜いてあのような文法理論創造できたのだろうか。漢字世界白川静みたいな業績を打ち立てることができただろうか。丸山真男のような戦後思想史巨人になれただろうか。

理解力は結局脳の処理能力という量的な要素に還元されるものに思われるが、理論創造というものはどのような分野にしても大胆なひらめきがものを言い、これなるもの量化などもちろんできない、一種特殊能力なのではなかろうか。

数学はむしろ知見が論理的に緻密な状態でに充実に蓄積されているのに比べ、他学問の知見は相対的には雑駁というかなんというか、とにかくそういったところから新しい理論を考え出すのには数学以上に何かアクロバティックな部分が必要にも思える。

コペルニクスだったか海上水平線帆船が見えなくなる事実から地球が丸いということを歴史最初に悟った人物らしいが、彼のような発見は彼より多くの知識を持った、つまり理解している天文学者には出来ないはずだと朝日新聞の轡田だかい論説委員の本に書いてあったと思う。

本当だろうか。現代数学者がその時代に生まれても無理だったのだろうか。でももしそういう発見という意味での知性が特殊な力なのなら、ここは素直に認めておくべきことなのかもしれない。数学者こそ昔の偉人発見した事実ベース論文をしたためることができているだけで、彼らがいなかったらならば今のような仕事はまるでおぼつかないものになっていたかもしれない。

ただしコペルニクスデカルトみたいなあの手の啓蒙思想の潮流で偉人扱いされている人がもしも今生まれたら、史実でその発見をしたときインパクトと同じぐらいのインパクトを持った発見ができるのだろうかという疑問はある。

しかしできないのだとしてもそれは役割問題なのだということになるんだろう。コペルニクスにはその特殊能力をもって彼にしかできない発見をしたのだし、現代数学者も彼らの理解力をもって高度な論文を発表している。それでよしとするべきことなのだろうか。19世紀から20世紀イギリスでは優秀な人間天文物理学に行くものだという常識・慣習があったのも引っかかる。

学者としての優秀さというのは最終的には理解力のような計り知れるものではない、ひらめく力・直感センスで決まると認識があった証左なのだろうか。

そうであるなら私についてもまだまだ人生これからで、数学以外の学問でひらめきを発揮する道はあるのかもしれない。

そうだとすれば劣等感を抱く前提条件も崩れ、数学者一般に知られていようといまいが気にする問題ではなくなってしまうはずであるけれど、ここまで掘り下げて考えてしまったので、まあそれはそれとしてこの疑問は解消されるまでことあるごとに私を悶々と悩ませるには違いない。

まあそれでも既存知識理解することにおいては絶大な才能があること、つまり学者がどんな難解な理論提唱しようがたちまち理解してしまうという意味で、あらゆる人に対してタイムラグはあるにしてもそれを無視した見かけ上はどちらの方が物事をよく理解してるかということについては遅れを取ることがないという点にはやっぱり羨やむものあるかなノー勉東大に受かる素質というのも素直に?率直に?畏敬の念に駆られてしまう。

dorawiiより

Permalink |記事への反応(1) | 14:36

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2022-12-19

コンパクトシティ成功しないのは、旧中心街を前提にしてるから

こんな愉快な記事がったんだが

コンパクトシティー阻む「縦割り行政」 見えぬ成功例:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE248CG0U2A121C2000000/

これが全く住民目線が無くて嗤える。そりゃ失敗するに決まってんじゃん。

住民旧市街養分じゃねえんだよ。

不労収入の維持に何故手を貸す必要がある?

本文よりコメントプラスのほうがより分かりやすくて、例えば斎藤氏(日経論説委員

市街地を広げないことが地価を維持
(…)
大切なのは人口が減る中で地価を保てる地域をどう残し、そこが生む利益(…)車を手放したお年寄りが移り住んで地価が下げ止まる

とかコメントを出している。つまり、彼らの目的は地下を下げず、不動産収入を維持するという事なんだよな。

敢えて言おう。知ったことか!

下々の者はお殿様が開いた都に高くても住むべし、みたいな江戸時代身分制度をそのまんま持ってきているようなイメージすらある。

土地価格が下がる事は、若い世代にとっては善だろ

元気な老人も含まれるんだが、若い人ににとっては土地価格が下がることはよいことなんだよ。

移住してくる人が何を望んで地方に来るかというと、多くは自然であったり、広い家にすめるとか、周りに何も無い広々とした住まいとか、そういうことを求めてやってくる。

彼らにとって、土地の値段が値崩れ起こしてタダ同然になることに何の問題がある?安けりゃ安いほどいいだろう。

人口減少が起きたら困るという人もいるが、裏返せば一人あたりが占有できる土地面積が広くなると言うこと。

これは移住までいなかくても、田舎幸せに暮らすマイルドヤンキーだって同じこと。まぁマイルドヤンキーは旨いこと大企業地方工場にでも入り込まない限り低賃金労働者なので、土地が安くないとそもそも家が建てられないという事情もある。

何が悲しくて都会と田舎の悪いところを足したような住まいに住まなけりゃならないのか

裏を返してコンパクトシティ

ちょっと郊外に出ればだだっ広い土地が広がっているような土地であっても、そこの昔からある市街地、とても土地価格に似合うだけの利益を上げそうにも無いような価格が未だに付いている。と言うか、そこに住んでいる人が頑なにこの価格で無いと売らないとがんばていると言い換えてもよい。

そんな所に何故か金を出して高層マンションを建てるディペロッパーがいたりする。よくよく話を聞くと御上の政策コンパクトシティから助成金をもらって計画し、その低層階に市役所を入れたりなんかしている。

だが、だからと言って便利な交通機関があるわけでも、時刻表を見ずにふらっと駅に行っても電車にすぐ乗れるような環境があるわけでもないので、通勤通学には車が必須だ。

結果として、ディペロッパーが建てた都会水準の高額物件にぎゅうぎゅう詰め込まれつつも、働くには車がいるから最大の時には一家駐車場を4台借りてその費用がかさむ。

こんなの、都会と田舎の悪いところを足したような住まいじゃないか。なんでこんな所に住まなければいけないの? え?地価の下落を防ぐため? 冗談櫻井よしこさんやぞ。

コンパクトシティ成功させるには?

コンパクトシティはいくつかの目的がある。

これを全部同じ言葉ですまそうとするなと思う。

インフラ維持が無理になってくる限界集落の住人を、中心市街地の狭っ苦しいアパート住まいにしようなんて事はできないし、都会に無いものを求めてやってきた若い人を東京劣化版のような所に押し込めたって嫌気がさすだけだ。

日経記事では、イオンなどの大資本を入れて、大規模な郊外ショッピングモールを開発すると言う事がコンパクトシティに反する事例として扱われているが、実際には逆だろう。

郊外ショッピングモールを中心として、安い土地宅地を開発し、そこを新たな中心街とすればよい。そうしていけば旧市街だんだんと人がいなくなって土地の値段が安くなる。だんだんと間引かれてくるから、そこで再開発をすればいいんだよ。

市街地地価を守ろうなんてのははよ棄てろ。それが町をコンパクトにまとめていくコツだと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 15:02

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2022-11-23

わりと嫌われてたデスクのこと

昔、某経済新聞に勤めてたんだけど。

当時、産業部ってところに配属されてて、なんとなく妙に嫌われてるデスク肩書次長)がいた。

東大出を鼻にかけてて、なにかと上から目線で。でも上にはヘイコラしてて。

デスクってのは紙面の責任者で、日替わりでいろんなデスクがその日の紙面を仕上げるんだけど、この人が担当の日はみんな“ハズレ”って空気が流れてた。

当時も、あの会社東大出ってわりと少なくて、しか産業部にはさらに少なかった。圧倒的に多かったのは早稲田で、次が慶応かな?

本当に優秀な人は経済部とか政治部に多かったし。

で、そのデスク、やがて支局長にとばされたあと、早々に子会社に出されてた。部長から局次長とかラインにのることもなく、論説委員とか編集委員とかの専門職になるでもなく。

しか子会社自動車部長とかやってたはず。新聞社は取材のために社用車ハイヤー結構使うので、その管理する部署別に東大出の元新聞記者でなくてもできる仕事で、管理部門出身の定年間際の人とかがついてたりする役職

やがて“社会人入試大学院入ったらしい”という噂が流れてきて、早期退職していった。

あの人のことなんて久しく忘れていたんだけれど、昨日ネットで久しぶりにあの人の声をきいた。

まさか大学セクハラ教授になっているとは思わなかった。

口調は、あの頃のままだった。

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2022-10-25

anond:20221025101514

胡耀邦さんが民主的で偉大な人だったからな

その愛弟子である胡錦涛さんもそのマインドを受け継いだのだろう

オープンマインドだった 胡耀邦趙紫陽時代藤村 幸義)2011年4月

最近中国経済発展こそ著しいが、自由闊達雰囲気はあまり伝わってこない。それどころか政治民主化は遅れ、メディアへの規制は強まるばかり。経済面では国有企業勢力が再び増している。なにか時代に逆行している印象もある。

これまでの経済発展方式を転換すると言いながら、実際には大胆な改革に踏み切れずにいるのも歯がゆい改革・開放政策に着手してから30年余り。中国はいまいちど、この政策に着手したころ、胡耀邦趙紫陽リーダーシップをとっていたころのオープンで溌剌とした雰囲気を思い起こす必要があるのではないか

胡耀邦に初めて会ったのは、北京空港だった。筆者が特派員として北京に赴任してまもない1979年の半ばころだったと記憶している。すでに前年末の党中央委員会議で、中央政治局委員・党中央宣伝部長への就任が決まっていたが、我々外国人記者の前には姿を見せていなかった。

背が低くて頭は三分刈りくらい、なんとも貧相な男が、突然筆者の前に姿を現した。にこやかに笑っている。すぐに、これがあの胡耀邦だと分かった。つまり、筆者が復活後の胡耀邦の姿を見た最初外国人記者だったのだ。気がついた他の記者たちが寄ってきて、たちまちのうちに人垣を作ってしまった。

胡耀邦経済シンポ開催を

その後はとんとん拍子で出世していく。1981年6月に華国鋒のあとを継いで党主席就任した(1982年9月には党主席制の廃止に伴い、新しく導入された総書記就任)。

筆者がその自由闊達な人柄に直接触れたのは、1984年6月、日本経済新聞社人民日報との交流スタートさせ、北京取材代表団を送り込んだ時だった。人民大会堂で、胡耀邦と会見するチャンスを与えられた。初めて会った時の貧相な感じは消え、頭髪も長く伸ばし、威風堂々としていた。

中国首脳との会見では、相手側に一方的に喋りまくられ、こちから質問するきっかけを作りにくいのが通例だった。しかし我々は違った。儀礼的なあいさつは最小限にとどめ、日本経済新聞社の初代北京支局長だった鮫島敬治氏と筆者がタッグを組んで、次々と質問を繰り出した。

これに胡耀邦も応えてくれた。会見は予定時間を大幅に超え、1時間半にも及んだ。「今後10年間に外国から500億ドル外資を導入してもいい」と、手に持った鉛筆を振りかざしながら、対外開放に積極的姿勢アピールした。

このやりとりがよほど気に入ったらしい。最後胡耀邦は、同席した人民日報の秦川社長の方を向いて、「ことし秋に人民日報日本経済新聞が共催してシンポジウムを開くように」と指示したのだった。秦川社長も驚いた様子だったが、すぐに同意し、その場で日中経済シンポジウムの開催が決まってしまった。

かくて1984年11月に「中国の対外開放政策日中経済技術協力」をテーマにした日中経済シンポジウム北京で開催された。筆者は当時、国際部デスクだったが、数カ月ほどその仕事を離れ、シンポジウムの準備にかかりっきりになったのを覚えている。シンポジウムパネリストには、いま日本航空再建に采配を振るっておられる稲盛和夫京セラ社長(当時)にも加わってもらった。

シンポジウム終了後には、胡耀邦と再び会見できた。年に2回も会ったことになる。メディア単独で年に2回も中国首脳と会えたというのは、異例中の異例だった。

胡耀邦はこの時、韓国との直接貿易について「南北交流の進展を見ながら」との条件付きながら開始を示唆した。いまや中韓貿易は大きく発展しているが、当時としてはかなり大胆な発言だった。我々との2回目の会談胡耀邦も気を許したのかもしれない。

胡耀邦は1987年1月に総書記を解任されるが、日中経済シンポジウム継続され、1988年11月北京で第3回目が開催される。この時に会見したのが、胡耀邦の後任として総書記就任した趙紫陽だった。

●会見でビールを飲んだ趙紫陽

趙紫陽胡耀邦に負けず劣らず、あっけらかんとしていて、オープンマインドだった。ブルジョワ的との批判を恐れずに、いち早く背広を着こなし、ゴルフ場にも通った。

ある時、明の十三陵近くのゴルフ場趙紫陽とばったり顔を合わせたことがある。アウトの3番か4番だったろうか、ゴルフ場スタッフが駆け込んできて、「中国の偉い人がプレーするので、ちょっと待っていてほしい」と要請された。しばらくすると、趙紫陽がパターを手にしてやってきた。せっかちな仕草で、最後までボールを沈めずに、次のホールへと移動していってしまった。

会見では終始、ハイテンションだった。すでにこの頃になると、批判勢力攻撃さらされ、趙紫陽政治立場はかなり苦しくなっていた。会見が始まって間もなく、趙紫陽付き人ビールを持ってくるように要求した。外国人との会見で、中国首脳がビールを飲むというのは、おそらく前例のないことだろう。約1時間の会見中にコップ2杯を飲みほした。ビールに力を借りなければ、思い切ったことも言えなかったのであろうか。この会見の半年後に、趙紫陽天安門事件からんで失脚してしまう。

改革に前向きだった両首脳

胡耀邦失脚の際に、日中経済シンポジウム開催を独断で決めてしまたことが失脚の一つの理由になった、との報道もあった。しかしその後もシンポジウムは隔年開催で続けられ、日中交流の促進に役割を果たした。

胡耀邦趙紫陽ともに、中国の古くから悪弊を取り除き、新しい枠組みを作り上げようと一生懸命だった。やや性急なところがあったにせよ、常に前向きの姿勢を失わなかった。

中国はいま、経済成長の維持、インフレ抑制投資から消費中心への構造転換、という3つの難題に直面している。ところがこの3つの中で、どうしても優先しがちなのは経済成長の維持である。国際金融危機に際しても4兆元という巨額の財政投入によって、成長率を維持しようとがむしゃらになった。

その結果、GDP日本を抜いて世界第2位となるなど、世界から大いに注目を浴びたのだが、半面でその後遺症ともいえるインフレに手を焼いている。ましてや、投資から消費中心への構造転換になると、対策が後手に回りがちで、ほとんど効果をあげていない。胡耀邦趙紫陽のあの改革へのチャレンジ精神いまいちど、思い返すべきだろう。

特に胡耀邦清廉潔白なことでも知られていた。昨年4月、人民日報温家宝首相執筆した、胡耀邦評価する論文掲載している。その中で温首相は、「70歳を過ぎた胡耀邦が、食事睡眠時間も惜しんで人々の暮らしぶりを知ろうと、対話などに努めた」と胡耀邦地方視察に同行した時の思い出を披露している。暖房が効かない宿舎に泊まって風邪をひき、高熱を出したが、それでも仕事を続けたという。胡耀邦がいま存命ならば、腐敗・汚職蔓延している最近中国政治に何と言うだろうか。

ふじむら・たかよし 1944年生まれ 67年日本経済新聞入社 北京特派員 論説委員などを経て2000年退社 現在 拓殖大学国際学部教授 著書に『老いはじめた中国』(アスキー新書)『中国の世紀 鍵にぎる三峡ダム西部大開発』(中央経済社)など

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2022-09-19

anond:20220919083922

一昔前(今もか)報道メディア批判的・敵対的な人らは、新聞社説とかニュース論説委員とかが「再発防止に努めるべき」「国際平和を乱す行為直ちに止めよ」みたいな言説を表するのを見て、実効性が無いと冷笑したものだが、マスコミより更に影響力が低い一個人が似たような口調で物を言えばより愚かだと思われるのは当然ではあるな

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2022-08-22

anond:20220822163931

つーか連合は壺やん

はよ手を切れよ

https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202208200000084.html

ここで松下正寿なる人物に触れておこう。松下キリスト教家系に生まれ1922年立教大学卒業コロンビア大学Ph.Dを取得。カールトン大、ミネソタ大、ジョンズ・ホプキンズ大でも学ぶ。29年、28歳で母校・立教教授に。67年には自民民社党推薦で都知事選出馬。翌68年に民社党から参院東京選挙区当選。1期務めている。議員時代の73年、統一教会文鮮明に面会し心酔。74年に統一教会が主導する世界平和教授アカデミー初代会長就任世界日報論説委員なども歴任した。アカデミズム反共保守野党化していく民社党、それを支える同盟民間労組松下役割は大きい。

松下は民社・同盟系の富士社会教育センターの2代目理事長も務めた。現在理事長は元連合事務局長・逢見直人。芳野反共思想習得した富士政治大学は同センター教育部門だ。今も旧同盟労組幹部国民民主党議員らはここで研修を受けている。

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2022-07-11

朝日新聞1970年以降の「統一教会」に関する記事タイトル一覧(東京

1970/10/22 朝刊 1段 6頁 777組が国際集団結婚式 ソウル原理運動青年_韓国

1975/1/23 朝刊 1段 22頁 親も知らぬうちに指名集団結婚式 信者二千人 近く韓国で やめさせて…父母訴え

1975/1/23 朝刊 3段 22頁 信じねば親も悪魔…が教義 宗教評論家荒井氏の分析_統一教会原理運動

1975/1/23 朝刊 6段 22頁統一教会_統一教会原理運動

1975/1/23 朝刊 8段 22頁時間かけ納得へ努力_統一教会原理運動

1975/1/27 朝刊 1段 22頁 「統一協会」の集団結婚騒ぎ 反対派の子弟が帰宅 説得で20人_統一教会原理運動

1975/1/28 朝刊 4段 22頁 抗議はあっても 結婚式予定通り 統一教会スポークスマン

1975/1/29 朝刊 8段 22頁さらに十数人帰る_統一教会原理運動

1975/2/4 朝刊 9段 18頁日本人は800組 原理運動合同結婚式_統一協会原理運動

1975/2/8 夕刊 1段 6頁 父母の反対押し切って 799組の日本人も 合同結婚式 ソウル

1975/2/8 夕刊 7段 6頁 父母の会が抗議声明_統一協会原理運動

1975/2/19 夕刊 1段 8頁統一教会に 仏でも“嘆きの親”「盗まれた子返せ」300人が抗議の集会

1975/12/7 朝刊 7段 22頁統一教会燃える 墨田_火事

1976/6/4 朝刊 7段 7頁米国税庁が調査に乗り出した統一教会の 文鮮明牧師_ニュースの顔

1976/6/21 朝刊 9段 7頁 文牧師、米の銀行支配? 議会政府調査要請へ_韓国

1976/11/1 朝刊 9段 3頁統一教会関係機関捜査中 米議会へのわいろ事件_韓国実業家の米議員買収事件

1976/12/18 朝刊 9段 18頁統一協会支持派が客を招き晩さん会_宗教

1977/1/31 朝刊 1段 4頁大学生「右向け右」 勢力急成長の原理研グループ 続々、独自学内新聞 賛同教授七百人握る

1977/2/6 朝刊 4段 3頁統一教会会社を手入れ 脱税韓国治安本部_統一教会

1977/2/6 朝刊 9段 19頁 「原理被害者更生会」顧問 若い男女に襲われる 練馬_暴力・おどし

1977/2/8 朝刊 1段 3頁与野党の大物ねらい撃ち 解明進む、韓国の対米工作 贈り物や宴会攻勢 政財界ぐるみ 宗教からむ?

1977/2/12 夕刊 3段 8頁 ジ・エンド「ティファニーで朝食」 ニューヨーク 統一教会ビル買収

1977/2/15 朝刊 1段 18頁統一教会 KCIAとの接触認める 見解発表「弾圧され理解得るため」

1977/2/16 朝刊 9段 22頁贈賄摘発 韓国統一教会会社_統一教会

1977/2/22 朝刊 9段 7頁韓国財団に流用の疑い_犯罪

1977/2/23 朝刊 4段 4頁統一教会の素顔 120カ国に200万人の勢力 反共理念、会員が献金

1977/2/23 朝刊 9段 22頁 「KCIAが弾圧は誤り」統一教会訂正_統一教会

1977/3/4 朝刊 9段20頁 「統一教会系の集会に、北区教育長が激励文」 区議会共産党が追及

1977/3/7 朝刊 7段 22頁原理に泣く親心デモ_宗教

1977/3/16 朝刊 1段 4頁 米の人権基準 韓国では疑問(李東元韓国外相)_世界の声

1977/3/18 朝刊 7段 3頁 (4)反共複合体 話題まく統一教会 豊富資金多角経営_日韓不透明の構図

1977/4/5 夕刊 1段 2頁 “共働関係”を追求 米議会調査 KCIAと統一教会

1977/4/12 夕刊 9段 7頁世界基督統一神霊協会本部員を傷害逮捕_宗教

1977/4/19 朝刊 9段 22頁原理運動被害で直訴_宗教

1977/4/25 朝刊 9段 22頁統一教会の178人に国外退去手続き 米移民局_統一教会

1977/5/7 夕刊 5段 6頁文鮮明氏を一時逮捕_統一教会

1978/2/26 朝刊10段 3頁統一教会白人女性使い日本でも議会工作? 日韓疑惑橋本議員語る

1978/3/16 朝刊 1段 3頁 KCIA、統一教会設立 「米韓関係報告書」を公表 米下院

1978/3/17 朝刊 1段 3頁日本でも食い込む 統一教会 27万人幅広い活動_下院国際関係

1978/3/17 朝刊 5段 3頁統一教会に関するCIAの秘密報告_下院国際関係

1978/3/18 朝刊10段 3頁 CIAは事実誤認 日本統一教会反論_下院国際関係

1978/3/23 夕刊 1段 2頁 KCIAとの関係否定 米下院委 韓国文化自由財団理事長

1978/4/16 朝刊10段 3頁 国際文化財団援助の団体平和会議 七月に日本で_国際

1978/5/19 朝刊 1段 22頁統一教会がらみの映画仁川」 東宝製作に協力 労組などは強く反発

1978/6/23 夕刊 1段 2頁フレーザー委員長らを 統一教会提訴結社信仰自由侵害」 米議会、全面対決へ_下院国際関係小委(フレーザー委)

1978/8/5 朝刊 5段 3頁統一教会疑惑否定 文鮮明師の特別補佐役 朴氏記者会見

1978/9/28 朝刊 1段 22頁 千六百組の合同婚約式 統一教会また実施

1978/11/11 朝刊 2段 22頁文鮮明師の入国拒否 成田入管_出入国査証

1978/11/14 朝刊 6段 22頁原理運動に厳しい目 「憂慮する会」スタート_宗教

1979/5/19 朝刊 6段 22頁統一教会集団婚約_米国

1979/8/13 朝刊10段 3頁統一教会アフリカ進出 30数カ国に拠点_アフリカ

1980/8/27 夕刊 1段 3頁 ある入信女性の軌跡 何が娘を変えたのか 独自価値観との出会い 宗教は受けざら役_検証

1981/8/24 夕刊 3段12原理運動 ブラジルでも問題化 未成年の参加禁止州も_ブラジル

1982/5/19 夕刊 8段10文鮮明師ら脱税有罪 ニューヨーク連邦地裁_裁判訴訟

1982/7/12 朝刊 1段 4頁 変わる米社会の反応 統一教会の大合同結婚式_ルポ82

1982/7/17 夕刊 9段 9頁脱税懲役18月の判決 統一教会文鮮明_裁判訴訟

1982/8/12 朝刊10段 7頁文鮮明師、国外退去は免れる_裁判訴訟

1982/10/9 夕刊 1段12統一教会 ソウルで“集団結婚”1万人 14日、日本から最多の3千組

1982/10/12 朝刊 9段 4頁 (解説目的組織の強化 団結誇示し飛躍も_統一教会合同結婚式

1982/10/15 夕刊 5段 18頁 六千組が集団挙式_統一教会合同結婚式

1982/10/25 朝刊 7段 4頁 合同結婚若者たち_風車

1983/10/17 夕刊 6段 2頁正体不明中東紙「統一教会」が全面的支援 元記者告発_キプロス

1983/10/22 朝刊 1段 3頁 夢か可能か「日韓トンネル」 九州釜山230キロ 進む調査 統一教会音頭取り_深層 しんそう 真相

1983/12/12 夕刊 8段 15頁 「原理研」に入会した娘 引き戻した親は正当 徳島地裁判決_訴訟

1983/12/30 朝刊 1段 18頁統一教会を前幹部批判_NEWS三面

1984/5/15 夕刊 1段 2頁最高裁 文鮮明の上告却下_裁判訴訟

1984/7/19 夕刊 8段 14頁文鮮明収監 米地裁命令 停止申し立て却下_文鮮明師を収監

1984/7/21 夕刊 8段 13頁文鮮明師を収監へ_文鮮明師を収監

1984/7/22 朝刊 1段 3頁 岐路に立つ統一教会 教祖収監_文鮮明師を収監

1984/7/22 朝刊 1段 3頁 一層閉鎖的になるのか 世間常識に沿うのか_文鮮明師を収監

1984/9/1 朝刊 3総 003ページ 02442文字写真図表有筑波大の国際関係学類 どこか偏った感じの教授陣(真相・深層)

1984/11/27 夕刊 1総 001ページ 00330文字韓国銃撃事件で中断の板門店ツアーを再開

1984/11/28 夕刊 2社 018ページ00772文字FBI文鮮明師の側近誘拐韓国人6人を逮捕

1984/12/10 夕刊 月曜ルポ 005ページ 03262文字写真図表有 中止された筑波大学祭 企画表の提出、学生拒否し紛糾(ルポ´84)

1985/4/9 朝刊 2社 022ページ 01850文字アフリカ救援募金めぐり苦情 無届け・使途不明も 難民救援連絡会など指摘

1985/5/20 夕刊 月曜ルポ 005ページ 01517文字筑波大の学生処分深海流)

1985/7/10 朝刊 3総 003ページ 02555文字論議呼ぶ臨教審委員統一教会会議出席(深層・真相

1985/10/23 朝刊 3総 003ページ 02228文字写真図表有法案成立狙い持久戦(国家秘密スパイ知る権利:1)

1986/2/21 朝刊解説 004ページ 02220文字写真図表有筑波大構想に転換の機運 次期学長福田体制批判

1986/7/14 夕刊 月曜ルポ007ページ 03196文字写真図表有若者に新オカルトブームルポ86)

1986/7/23 朝刊 2社 022ページ 00390文字週刊ポスト訴訟統一教会側が敗訴 記事名誉棄損せず

1986/9/3 朝刊 1社 023ページ 01477文字国家秘密法制運動勝共連合スポンサー 政治資金報告書

1986/10/7 朝刊解説 004ページ 01064文字写真図表有国家秘密法案靖国問題(焦点再録 参院予算委・6日)

1986/10/30 朝刊解説 004ページ 00369文字国際勝共連合(ことば)

1986/11/25 朝刊 1総 001ページ 02153文字国家機密法、増える反対議会 促進議決に目立つ議論不足

1986/11/25 朝刊特設ニュース面 011ページ 02709文字写真図表有勝共連合活動を支えている 国家秘密法・地方の動き実態調査

1987/1/13 朝刊解説 004ページ 02672文字写真図表有国際勝共連合の足取り 「国家秘密法」制定に照準

1987/2/14 朝刊 1社 023ページ 00659文字霊感商法被害連絡会

1987/2/25 朝刊 1社 023ページ 01165文字写真図表有霊感商法、根は1つ? 10日間の被害訴え500件、20億円

1987/3/6 朝刊 3総 003ページ 02186文字写真図表有被害深刻な霊感商法 救済の動き、全国に(時時刻刻

1987/3/7 朝刊 2社 022ページ 00500文字文芸春秋千葉会長秘密法促進懇を退会

1987/3/17 朝刊 3総 003ページ 02310文字写真図表有 「霊感商法」はこんな手口 典型的被害から(時時刻刻

1987/3/20 朝刊 2社 022ページ 00589文字霊感商法慰謝料を 札幌女性提訴 「洗脳され職失う」

1987/4/2 朝刊 4社 025ページ 01472文字秘密論議かすむ地方選 売上税花ざかり

1987/5/6 夕刊 1総 001ページ 00580文字写真図表有本社に薬きょう・脅迫状が届く 朝日新聞記者殺傷事件

1987/5/7 朝刊 1総 001ページ 00393文字本社への脅迫状、阪神支局襲撃事件無関係 警視庁が断定

1987/5/12 朝刊 1社 027ページ 01029文字霊感商法をまた提訴組織行為と主張 被害救済弁護士

1987/5/15 朝刊特設ニュース面 027ページ 07818文字写真図表有 衝撃…無言の銃弾 阪神支局襲撃事件、24時間ドキュメント

1987/5/20 朝刊 2社 026ページ 00666文字合同結婚式中止を」と統一教会信者の親が法務省要望

1987/5/29 朝刊 1社 031ページ 00442文字原理被害者の会に嫌がらせ電話殺到 代表職場辞表

1987/6/5 朝刊 2社 030ページ 00535文字霊感商法根絶も検討 被害防止で遠藤法相答弁 衆院

1987/6/6 夕刊 1社 011ページ 01140文字霊感商法批判したミニコミ発行人、撃たれけが 長崎

1987/6/15 夕刊 2社 014ページ 00631文字統一教会女性会員、フォーカス側に勝訴 間違い写真掲載

1987/6/18 朝刊 2社 026ページ 00253文字統一教会の子供を返して」 広島山口の親も訴え

1987/6/24 夕刊 1社 015ページ 00941文字霊感商法千葉東京提訴 合わせて3400万円払え

1987/6/27 朝刊 2社 030ページ 00328文字原理研めぐり学生同士衝突 神奈川大

1987/7/10 夕刊 1総 001ページ 00642文字行革精神貫く」 参院首相答弁

1987/7/11 朝刊解説 004ページ 01632文字写真図表有参院代表質問政府答弁要旨(10日) 佐藤昭夫氏 共産

1987/7/26 朝刊 1社 031ページ 02589文字写真図表有霊感商法、各地で守る集会 国会議員が祝電、福田首相の名も

1987/7/27 夕刊 らうんじ 003ページ 03523文字写真図表有 「霊感商法」私はこう売った 元販売員霊能者16人の証言

1987/7/29 朝刊 1社 027ページ 00582文字霊感商法集会への議員の祝電、国会でも論議

1987/8/20 夕刊 1社 015ページ 01344文字霊感商法」で統一教会など相手賠償請求調停申し立て

1987/8/21 朝刊 2社 026ページ 00250文字霊感商法で訴えられ心外」 統一教会コメント

1987/8/28 夕刊 1社 019ページ 00936文字霊感商法卸元の警察訪問自民県議仲介 静岡

1987/10/13 夕刊 2社 010ページ 00173文字日本基督教団が原理問題相談

1987/12/21 夕刊 2社 012ページ 00351文字霊感商法被害、1年で157億円 対策弁連が集会で報告

1988/1/20 夕刊 らうんじ 003ページ 02866文字写真図表有世界反共連盟“ワクル”の実態に迫る 米書ルポ日本語版発売

1988/2/10 夕刊 2社 014ページ 00490文字長崎弁護士会、いやがらせ電話は「人権侵害」と判断

1988/2/29 朝刊 1社 027ページ 01458文字写真図表有 霊石愛好会、宗教法人に変身 「天地正教」名乗る

1988/3/1 朝刊 3総 003ページ 02652文字写真図表有 巧妙化する霊感商法 霊能者研修で特訓(時時刻刻

1988/3/19 朝刊 1総 001ページ 00144文字統一教会用語

1988/3/19 朝刊 1総 001ページ 01835文字写真図表有霊感商法背後に統一教会存在推認 日弁連販売網調べ意見書

1988/3/19 朝刊 1社 031ページ 01415文字販売会社に多数のPermalink |記事への反応(1) | 18:07

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2021-08-10

anond:20210810112616

朝日新聞経営戦略報道戦略ダブスタなんだから無理w

しかも、天声人語を書く論説委員取材記者も別だと言い切る朝日新聞記者もいるからなぁ~

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2021-06-06

(日曜に想う)100年後に届けたいコロナ記憶 論説委員・沢村亙:朝日新聞デジタル

https://www.asahi.com/articles/DA3S14930101.html

どさくさに紛れて、被害者実名報道正当化しようとする朝日新聞

実名でなくても十分コロナ記憶は語り継げるし、海外の事例だって当然本人や遺族の同意を取っているだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 13:05

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2021-04-25

菅語録こっわ

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75826

「俺はつくる。ぶち壊すのは河野にやってもらう」

https://bunshun.jp/articles/-/40738

(いずれも自著の原文まま)

論説委員質問に答えるならいいが、質問もされていないのに一課長勝手発言するのは許せない。担当課長を代える」

「構わない。おれの決意を示すためにやるんだ。本気でNHK改革をやる、ということを示すためだ」

ダメだ」

「いいから、代えるんだ」

「おれは、局長、と言ってるんだぞ」

https://lite-ra.com/2020/11/post-5696.html

役人を動かすのは人事だと思っているからな、俺は」

純粋気持ちふるさと納税している人を俺は何人も知っている」

「俺がダメだと言っていることを新聞まで使ってやろうとするのか」

「逃げ切りは許さんぞ」

https://bunshun.jp/articles/-/42865

「尾身さんを少し黙らせろ。後手後手に見えるじゃないか

「甘利に刃向かう奴は俺がぶっつぶす」

https://www.asahi.com/articles/ASP1D61VPP15UTFK00V.html

飛ばしてやった」

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79661

小池が、犬と猿と雉を連れて来るんだって?」

「漏らしたのは誰だ!」

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82561

バイデンイギリスジョンソンなどよりも俺との会談を優先させたわけだ。俺がバイデンとともに世界の中心になった」

「とにかく見せ場を作れ」

Permalink |記事への反応(1) | 21:25

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2020-04-11

ほんとコロナって痛快すぎるだろ

朝日新聞論説委員の慧眼はすごいね

Permalink |記事への反応(0) | 06:56

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2019-10-03

安倍総理がまた報道アンダーコントロールしてるけど何かあったっけ

首相動静(10月3日)

午後2時31分から同58分まで、新聞通信各社の論説委員らと懇談。

午後2時59分から同3時22分まで、在京民放各社の解説委員らと懇談。

午後3時23分から同46分まで、内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019100300335&g=pol

Permalink |記事への反応(0) | 21:46

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2017-10-09

首相朝日ほとんど報じてない」の意味

 安倍首相は「朝日ほとんど報じてない」と述べたが、実際には何度も記事になっていた、ということが話題になった。

 

 朝日記事

  http://www.asahi.com/articles/ASKB85JXNKB8UTIL01D.html

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  http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASKB85JXNKB8UTIL01D.html

 

 これを報じた朝日記事には、こうある。

 党首討論会では、安倍首相加計学園問題についての報道のあり方に注文をつける場面があった。首相はこれまでも民放番組などで、国家戦略特区での獣医学部新設を推進する側が「手続き問題はなかった」などと主張していることを、もっと報じるよう求めてきた。

 (首相は) 「ほとんどしておられない。しているというのはちょっとですよ。アリバイ作りにしかしておられない。加戸(守行・前愛媛県知事)さんについては、(国会で)証言された次の日には全くしておられない」と述べ、坪井論説委員は再度、「しています」と反論した。

 (朝日は) 加戸氏については、閉会中審査が開かれた翌日の7月11日と25日付の朝刊で、国会でのやりとりの詳細を伝える記事見出しを立てて報じたり、総合2面の「時時刻刻」の中で発言引用したりしている。

 

 実際にはどの記事か? 加戸守行・前愛媛県知事名前朝日サイト検索すると、すぐにわかる。

 

 7月11日のは、前川証言についての発言

  http://www.asahi.com/articles/DA3S13029670.html

 

 7月25日のは、加計学園の扱いについての発言。いくつもの記事があるが、特に言うと、これだろう。

  http://www.asahi.com/articles/DA3S13053989.html

 ここには、次の文章がある。

 加戸守行・前愛媛県知事は、長年、同県今治市への大学誘致活動を続けながら何度も門前払いされた経緯に触れて「黒い猫でも白い猫でも、獣医学部をつくってくれる猫が一番いい猫」と、地元の誘致に応じたのは加計学園しかなかったことを強調した。

 この意味では、一応、報道はしている。

 

 ただし、安倍首相が注文を付けたいのは、次の発言だ。

「有名私立大学にも声をかけてみましたが、けんもほろろでした。そんな中、加計学園けが手を上げてくれた」

  出典:https://togetter.com/li/1128887

 

 この「手を上げてくれた」という発言を、朝日サイト検索すると、見つからない。

 つまり、「手を上げてくれた」という発言については、「朝日は報じていない」という安倍首相の主張は、まさしく正しかたことになる。

 つまり朝日は加戸発言をまったく報じていないのではなくて、「手を上げてくれた」という発言を報じていないのだ。首相ちょっと舌足らずだった。どの発言を報じていないのかをきちんと明示するべきだった。そうすれば、嘘つき扱いはされなかっただろう。

 

   *   *   *   *   *   *   *   *

 では、この件は、首相が(舌足らずだったとはいえ)正しかったのだろうか? いや、実は、もっと深刻な問題がある。

 

 そもそも朝日が「手を上げてくれた」という発言報道しなかったのは、なぜか?

 「朝日偏向しているからだ。首相に有利な発言はあえて報道しないのだ」

 というのが、首相意図らしい。実際、そういう意図朝日批判している意見が、ネットにはあふれている。(ネトウヨ意見。)

 

 しかし、きちんと分析すれば、これはネトウヨ勘違いだとわかる。事実はこうだ。

 「(他は拒んだのに)加計学園けが手を上げてくれた」

 という報道は、

 「だから愛媛県加計学園を選んだのは正当だ」

 ということを意味する。そして、その主張は、まさしく正しい。

 しかし、今回の事件問題となっているのは、

 「愛媛県加計学園を選んだのは正当か」

 ということではなくて、

 「国が加計学園を選んだのは正当か」

 ということだ。

 そして、この点では、

 「加計学園だけでなく京都産業大も応募したかった」

 という事実がある。なのに、加計学園だけ応募できるように、制度を歪めた。(「広域」という条件を付けて、京都産業大を応募資格の点で排除した。)

 

 要するに、問題なのは、国が制度を歪めたことだ。ここで安倍首相責任が問われている。

 一方、前知事が釈明しているのは、愛媛県のことだ。ここで「愛媛県加計学園を選んだのは正当だった」と釈明している。そして、それは、まさしく正しい。しかし、いくら正しくても、それは論点違いなのだ論点は、「愛媛県が正当か」ではなくて、「国が正当か」だからだ。

 

 ──────────

 

 まとめ。

 安倍首相は「朝日報道しなかった」と批判した。

 実際には、朝日はいろいろと報道したが、ただし、安倍主張が報道してほしかたこと(手を上げなかったという発言)については、朝日報道しなかった。

 朝日がその発言(手を上げなかった)を報道しなかったというのは、事実である。ただし、報道しなかったのは、それが首相にとって有利だからではなくて、毒にも薬にもならない見当違いの発言からだ。つまり報道する価値がないからだ。ゴミ発言については報道しない、というだけのことだ。

 


 

 さて。話はここで終わらない。もっと重要なことがある。

 「手を上げなかった」という発言朝日報道するべきだった、という批判は、ネット上にあふれている。ネトウヨが「マスコミ偏向している」という趣旨で、何度も述べている。

 しかし、その批判は、ネトウヨ勘違いであるにすぎない。論点違いだから報道されないだけなのに、偏向のせいで報道されないと勘違いしている。

 ま、ネトウヨというのは、新聞を読まないから、正しい事実認識ができない。そのせいで、愛媛県(の承認)と国(の承認)との違いもわからないのだろう。両者を混同してしまうわけだ。バカ事実を正しく理解できないのは、仕方ない。

 

 しかし、安倍首相ネトウヨと同じ勘違いをしていることが、今回の報道2017-10-09)でバレてしまった。

 結局、安倍首相は、加計学園問題について、ネトウヨと同じぐらいの理解しかできていないのだ。どこがどう問題になっているかについて、正しく理解できていない。県の問題と国の問題混同している。ネトウヨ勘違いしたら、それと同じ勘違いを、安倍首相はしている。その勘違いを、自説のように主張している。

 安倍首相ニュースソースは、マスコミではなく、ネトウヨまとめサイトなのだろう。そして、部下の官僚などの話も、まともに聞いていないのだろう。だからネトウヨレベル理解しかしない。

 

 ──────────

 

 さらに言えば、もっとひどいことがある。安倍首相の今回の主張は、別の質問への反論(逆襲)という形でなされた。

 冒頭に記した朝日の記事 には、こうある。(一部略)

 党首討論会で朝日新聞坪井ゆづ論説委員は、……首相加計学園獣医学部設計画を知ったのは今年1月20日だったとした発言をただした。

 だが、安倍首相は直接答えず、「まず、朝日新聞八田さんの報道もしておられない」と返した。……「加戸(守行・前愛媛県知事)さんについては、(国会で)証言された次の日には全くしておられない」と述べ……

 つまり質問は「今年1月20日だった」という発言についての質問だ。なのに、その質問に答えず、「八田発言や加戸発言について朝日報道していない」というふうに逆襲している。

 

 何だこれは? 質問に答えず、別の点で文句を付けている。論議にもならないし、質疑応答にもならない。

 相手質問に答えるという、最低限の基本路線も取れない。これでは、コミュ障か、あるいは、アスペだろう。

 こんなアスペ首相自衛隊指揮権を持っているのだとすると、唖然とする。相手国と交渉しても、相手の言い分をまったく理解できないまま、勝手自衛権の発動思想だ。仮に、核ミサイルボタンを押せるとしたら、勝手相手の話を誤解して、自己妄想によってボタンを押しそうだ。

 

 日本にとって危険なのは独裁者である金正恩だけじゃない。人の話をまともに理解できないアスペである安倍首相も、同じぐらい危険だ。

 それが今回の首相発言でわかったことだ。

Permalink |記事への反応(2) | 11:23

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2016-08-16

悲報】便所紙産経、エルカンターレ化する

「やっぱり、お前らは、武士じゃない」架空会見で竜馬が学生運動家を喝破 司馬遼太郎さんが教える「歴史に学べ」 論説委員・鹿間孝一

http://www.sankei.com/column/news/160214/clm1602140006-n1.html

竜馬を交霊させて架空会見記事を書き始めたキチガイ

あれこれどっかで見たことある・・・

Permalink |記事への反応(0) | 03:06

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2016-05-03

池上彰氏の凄さ限界

池上氏関連のホッテントリがここ数日あがってたので、自分の思うところを書いてみる。

自分は一応、新卒池上氏と同じ業界就職(といっても、自分は紙媒体)し、記者という肩書をもらっていた経験がある。

7年ほど現場にいて、体壊して、ちょっと内勤の管理部門にいさせてもらったのだが、なんか、内側から会社を見ているうちに

もともと、あんまり向いていなかったかな?と思っていた業界さらに嫌になって転職して

10年ちょっとになる。

普通、あの業界では、最初の何年か地方修行して、いずれ東京大阪に戻ってくるパターンが多いが、

自分就職先は、いわゆる経済紙で(ってもう社名明かしたようなもんだが)地方支局が貧弱な会社だった故、

新卒地方支局に行くという制度がなく、入社から退社まで東京で過ごした。



池上氏の凄さは、なんといっても、情報を取捨選択してわかりやすく伝えるプレゼン能力と、守備範囲の広さだと思う。

で、あれだけのことを伝えられるには、背後に相当の知識があるのであろうと思われている。

その「相当」がどの程度なのか、というと、たぶん、世間一般の人が想像するよりは、かなり浅くて、

けっこうぎりぎりのラインでしゃべっているのではないか、という気がする。それでももちろん、かなりのレベルではあるだろうが。

いわゆる大手メディア企業記者にまず最初に求められるのは、

「昨日聞きかじったばかりのことを、あたかも以前から詳しく知っているかのようにしゃべったり書いたりする能力である

なにしろ、日々、いろんなことが起こるのだ。

なかなか深堀している暇などない。

そうこうして、キャリアを積んでいくうちに、それぞれの専門分野ができていくわけだが、

大半の人は、きちっと専門分野を確立する前に、デスク管理職になったりして、だんだん現場から離れていく。

記者職としてキャリアを全うする人(編集委員とか論説委員とか解説委員とか)は少数派だ。


池上氏の経歴を見ると、NHKで地方局通信部を回った後、東京社会部気象庁文部省宮内庁などを担当した、とある

まあ社会部記者として一般的コースという感じだ。

東京では、悪名高き日本の「記者クラブ」に所属し、最優遇される立場で、役人から懇切丁寧なレクを受けて、

それをニュース原稿に仕上げるのが、まず最初基本的仕事だったと推測する。

NHKの記者特に、「特ダネ」を取ってくることよりも、「報道されるべき情報を落とさない」ことをなにより求められるらしいので、

多分、想像以上に、定例記者会見に出席したり、資料をチェックしたり、他社の報道確認したり、

思いのほかルーティーンワークが多いのではないかと推測される。

(なお、NHKスペシャルなどのドキュメンタリー番組は、主にディレクター職の人が担当しているので、

つのテーマを深くじっくり追いかけるのは、あまり記者仕事ではないらしい。

実は自分もNスぺ作りたくてディレクターを第一志望にしてNHK受けたのだが、見事に落ちた)



で、そんなに知識が深くなくても記者が務まるのかといえば、そこそこ務まる。

自分は、そのさして長くない記者キャリアの大半を、メーカーを中心とした企業取材で過ごしたのだが、

正直、最初は、「貸方」「借方」もよくわかってなかった。(大学政治学選考だったし)


それでも、入門書片手に勉強しながら記事書いて何とかなっていたし、

そもそも「大手メディア記者」が企業広報部を訪ねると、結構いろいろ懇切丁寧に教えてくれるのである

そりゃ、変な記事書かれたくないからね。

多分、NHKの記者というのも、それなりの対応を受けるはずである

もちろん、伝えてほしいことは積極的かつ懇切丁寧に伝え、触れられたくないことは隠しながら、だが。

中には、「たいてい経験の浅い若手が担当する企業」というのがあって、そういう会社古参広報さんの中には

「今、編集委員の何々さんねえ、あの人が新人のころ、私がいろいろ教えてあげたものだよ、わっはっは」なんて言ってたりした。

もし、あなた会社広報部に、なんだか大学出たての記者ばっかりくるようだったら、

それは、メディアから軽んじられている証拠である


もちろん、教わってばっかりでは舐められるので、こっちも勉強していくわけだが、

しろこちらは早いと一年担当が変わってしまうが、

相手はその会社一筋なわけで、知識の深さでは、敵わないのが通常だ。

知識を深めるのは、そこそこにしておいて、知らなくてもはったりかませる胆力をつけたほうが役に立つ。

そうこうしているうちに、正面から取材を申し込んだり、正規記者会見に出席したり、

ニュースリリース原稿に仕立て上げているばっかりでは通り一遍記事しか書けず、

社内的にもマイナス点はつかないものの、プラス点がつけられることもないので、

独自夜討ち朝駆けアポなしで取材対象のところに押しかける)したり、独自ルート作ったりし始めるのである

そんなことをしているうちに、自分のような、結局途中で業界を去ってしまうような木っ端記者でも、

ごくごくたまには、取材担当企業株価ストップ安にしちゃうような記事を書くチャンスが巡ってくることもある。


まあでも、ぶっちゃけいえば、そこそこキャリアを積んでいる先輩の中でも

減価償却費資金繰りにどういう影響を与えるのかよくわかっていないまま、

それでも企業経営危機について記事を書いているような人はざらにいた。

(まあ、自分経験積みながらようやくわかるようになったクチで、

当初はなんのことやらわからなかったのだから、偉そうなことは言えないが)

それでも、首にはなりはしない。



そういえば、思い出したことがある。

今の若い人にほ想像もつかないだろうが、その昔、世界エレクトロニクス業界リードし、

今でいえばappleと同じくらいのブランド力で各種製品を生み出していたSONYという会社があった(今もある)。

当時はまだまだ、かつての威光が残っていた。

自分は、そこのメイン担当になるほどの能力キャリアもなかったが、

たまたまSONY会社が取り組んでいる内容が、自分取材テーマに関わっていたことがあって

取材を申し込んだことがある。

いわゆるストレートニュースではなくて、連載コラムのような記事を書くためである

で、SONYに行ってみて驚いた。

美人広報さんが、それまでの取材で見たことないような、

膨大でかつ、非常にわかりやすくまとまった資料をお持ち帰り用に用意していたのである

なんかもう、取材しなくても、この資料キトーにまとめたら記事書けちゃいそうな。

もちろん、そんな手抜き仕事をして相手の思うツボにはまってはいかんので、

きちんと担当者さんに話を聞いて、自分なりの記事を書いてみたのだが、

やっぱり資料に引きずられなかったかといえば、影響はあったわけで、

まあ、恐ろしい会社であった。

かつて「メイド・イン・ジャパン」の強さの象徴として流布されたSONY伝説は、

もちろん実力の部分もあったけれど、伝説伝説たらしめようという広報戦略によって

かさを増されていた側面も多かったというのは、そこそこ業界で有名な話である

なんだか、大分、話がそれた。



多分、池上氏は、NHKでそこそこの社会部記者だったのだろうと思われる。

そんな彼の経歴の中で異彩を放っているのは、そろそろ管理職か専門記者か、という分岐点にさしかかったあたりで

キャスターに転身し、その後10年以上にわたって「週刊こどもニュース」を担当していたことだろう。

(すごい優秀な記者と認められていたら、ここいらで、海外支局あたりで経験つんでいるはずである

そこそこの取材経験を積んだ後で、

衆議院参議院って、どう違うのですか?」とか「比例代表制ってなんですか?」とか、

「どうして輸出が中心の企業は、円高ドル安になると困るんですか?」とか

あらためて、そういうレベルからニュース解説する仕事を10年以上も続けたジャーナリストは、

少なくとも今の日本では皆無に等しいんではなかろうか?



普通、そこそこキャリアを積んだ記者は、あらためてそんな仕事をしたがらないし、

そもそも、そんなレベルことは、真っ当な社会人ならば学校で習っているはず、というのが日本社会の建前で、

読者や視聴者を、そんなこともわからないヤツらと想定して記事番組を作っていたら、

ある意味、「お客様をバカにしている」ことにもなりかねない(と、みんな考えていたのだろうと思う)。

まあ実際、そのレベル作ってみたら、予想以上に受けたわけだが。


「こども向け」の番組というフォーマットを得ることで、池上氏はそういう稀有仕事を追及していった。

その結果、得たのが、あのたぐいまれなるプレゼン能力だと思うのだ。

多分、池上氏程度の知識や取材能力をもった記者は、NHKや全国紙にはゴロゴロしていると思う。

自分のかつての勤め先でも、そこそこキャリアがあって、東京でそれなりに仕事している先輩は、皆さんそれなりに凄かった)

でも、その知識や取材結果を子供にわかレベルでよどみなくしゃべれる人は、そうはいない。


池上氏のニュース解説番組をたまに拝見すると、自然災害メカニズムから、最新の科学上の発見、日本選挙から世界経済まで

あらゆる森羅万象を斬っておられるようである

だが、自分が見る限り、その解説一般紙新書本で得られる知見を超えるものほとんど見ない。

「いや、それは、視聴者に分かりやすいレベルにしているからで、その背後には物凄い知識が・・・」という見方もあるが、

果たしてどうだろうか?

多分、毎日6紙読むという新聞ベースに、ひたすら横に広くいろいろな情報を取り入れておられるように見える。

海外取材などの映像を見ることもあるが、どうも、テレビ局とコーディネータによるセッティングが透けて見えてしょうがない。

多分、その経歴からいっても、海外取材独自ルートなどはそんなにお持ちではなさそうだ。

やはり、「あまり深くないレベルで次々とあらゆる分野に取り組んでいく」ことがこの人の真骨頂だと思う。

それが悪い、ということではなくて、それがこなせる凄さがある、ということである


著書を読んでも(といっても、ほんの数冊目を通しただけだが)、たとえば同じNHK出身の元ワシントン支局長の手島龍一氏とか、

あるいは日経の元スター記者週刊ニュース新書田勢康弘氏の著書のような、深い取材と鋭い洞察に支えられた

凄みのようなものは感じられない。

そのかわり、入門書としてのわかりやすさはピカイチだ。

やはり、この人の存在価値は「広く入門レベルの知識を提供する」以上でも以下でもないのだろうと思う。

(なお、今、軽く検索してみたらどうやらニュース英語の本まで出されているようだが、

膨大な著書のどこまでご自分で書かれているのだろうか?という疑問は置いておく。

出版業界では、驚くほど「著者が適当にしゃべったことを編集者ライターがまとめた本」というのが、世間で思われている以上に多い。

あと、池上氏が英語を話しているところって、あんまり見たことないような。

NHKの採用試験突破するくらいだから、読むことに関しては、そこそこのレベルと推察できるが)




さらに、分かりやすさの理由の一つとして、「子供のような素朴な疑問にも正面から取り組む」というのがあるように思う。

巷間よくいわれる、選挙特番の「池上無双」の象徴ともいわれる「創価学会話題」についても、

タブーへの果敢な挑戦というより、素朴な疑問を追求していった結果なのかもしれない。

「どうして自民党公明党と組んでいるんですか?」という質問は、大人あんまりしない。

それは何となくタブーであると感じているせいでもあるが、一方で「そりゃ、理由はみんな知っている」からである

ましてや、「政治記者歴何十年」を売りにするような政治ジャーナリスト諸氏は、

そんなことよりも、自分の掴んできた独自情報を話したくて仕方なかろう。


だが、池上氏はそういう疑問をスルーしたりしない。

「それは、公明党には創価学会という支持母体があって、固定票が見込めるからですよ」と優しく語りかけるのだ。

で、「では、公明党創価学会本部がある信濃町に行ってみましょう!」と、女子アナを連れてツアーを組んだりする。

実際、やってみれば、放送しちゃいけないタブーというほどのこともない。

そりゃそうだ。

ある程度、日本の政治に関心を持っている人ならば、普通に知っていることなのだから


公明党の側だって、連立与党として大臣まで出す立場になった以上、その程度の取材拒否するはずもなく、

ちゃんと「公式な答え」だって用意している。


から池上氏が

創価学会の人たちが、選挙は功徳だなんていう仏教用語を使っていたりしますが、政教分離観点からみて

問題があると思われませんか?」と質問しても、

創価学会は、大切な支持団体ではありますが、創価学会公明党は全く別個の組織です。

政教分離というのは、政府宗教活動を行ったり、宗教活動に介入したり、宗教団体政治に介入することを禁じております

宗教団体政党を支持することを禁じるものではなく、現在公明党創価学会関係問題と思っておりませんが云々」

といった、きちっと理論武装した答えしか返ってこない。


「そうはおっしゃいますけれども、ここに創価学会名誉会長が、公明党に指示した文書がありましてね・・・

などと、爆弾情報でもぶっこんで来たら、それは多少「タブーに斬り込んだ」ことになるだろうが、

そこまでのことはしない。

多分、そこまでの取材もしていないと思う。そもそもが、そういう役割の人ではなくて、そこは、

政治を専門する別のジャーナリスト役割だろう。

池上氏はただ、意味ありげに

はい、そうですか、よくわかりました」と視線を投げかけるという、

きわめてテレビキャスター的な技術を見せるのみだ。


で、こう考えてみると、やはり池上氏の凄さでは

子供にも分かるように語ること」「子供の持つような素朴な疑問をゆるがせにしないこと」

を常に追求し実践してきた所にあるように思われる。

これは、なかなかに難しい。

多分、そこには、「相手子供)が、何がわかって何がわからないのか」を推察する想像力共感力

「限られた言葉で複雑なことを説明する」ことを可能にする、優れた言語能力必要なのではないかと思っている。

ただし、限られた言葉で語りえることは、やはり、ある程度、限られているわけで、

その辺が、池上氏の限界ではないかと考えている。

Permalink |記事への反応(3) | 20:33

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2014-05-03

ソ連崩壊役割失った自衛隊沖縄にいることが不正義」 琉球新報論説委員が講演 -MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140503/plc14050318420011-n1.htm

中国東シナ海での軍拡には一切触れず

結局、日本人の多くが集団的自衛権漠然とした不安を持っていながらも、積極的護憲活動に参加しないのは、護憲派のこういう「見たいものしか見ない」行動が原因だろうな。護憲派は常々、ネトウヨを「見たいものしか見ない」と批判するが、まさに鏡見ろ状態。

Permalink |記事への反応(1) | 20:18

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