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はてなキーワード:課長とは

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2025-10-26

エンジニアは昇進気にしなくていいから楽よね

機械、強電弱電のエンジニアをやってる(今はほぼ強電)

そもそも役職が付かないが、年収トントンと上がっていく

周りは昇進に興味が無い

昇進すると仕事が変わるから、誰もやりたがらない

寧ろ営業が来てくれて課長の席に座ってくれてもいいとすら思う

各自がそれぞれの領分を守り、専門性が高いから割り込んで文句を言う事もしない。

断面二次モーメントとかの話をすれば建設土木系の人と仲良くなれるし、PID制御の話をすれば、情報系の人とも仲良くなれる

営業人達社内政治や上限関係が大変なんだろうなって思う

エンジニアになって良かったなって思う

Permalink |記事への反応(1) | 07:31

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2025-10-25

課長

「ラブトランジット3を見ろ、面白いぞ」

って言うから見てんだけど、誰と誰が元恋人メモながら見ないと忘れるわ

微妙に顔と名前も一致してないからわけわからんくなるし

でも人間人間がごちゃごちゃやってんのって面白いなー

Permalink |記事への反応(1) | 21:11

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担当業務シャッフル1週間後、「なんでこの仕事(キレ先輩の担当業務増田担当業務外)ができないんだ!?」と3日連続キレられるの巻

1日目増田「はぁ…教わってないので…」

2日目増田課長の指示で別の業務を覚えてるところなんですが…」

3日目増田担当業務変更ってことですか?課長から周知してもらえますか?」

あれから1週間、キレられるなくなった。

手伝って欲しかったのかもしれんけどムリ。俺より給料多いんだからがんばれ。

Permalink |記事への反応(0) | 09:00

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2025-10-24

A3サイズ世界を変える、四畳半の戦い

7年前、東京。地下かどこかの喫茶店で、デザイナーのHさんと打ち合わせをした。

自分企画した仮設の公園シリーズデザイン制作物を依頼する場だった。

まだ若くてバカだった当時の自分は、「A3サイズ世界を変えよう」と笑いながら真剣に言ったのを覚えている。鼻息ストローの袋を吹き飛ばした気がする。

その後に作ったA3フライヤーは、原稿の渡し方もイメージの共有もめちゃくちゃで、散々迷惑をかけた気しかしない…。でもHさんは最高の納品物をつくってくれた。

それからあちこちでHさんのデザインを目にするたびに(先日も実家近くの本屋で見かけた)、あの狭い喫茶店で口にした言葉を思い出す。

HさんはあれからマジでA3サイズ世界を少しずつ変えてってると思う。

先週、哲学対話研修をしに来てくれたNさんに

「どうして“哲学対話”という名前を使うんですか?難しそうだとか、参加に身構える人もいるかもしれないのに」と尋ねた。

Nさんはいろいろ考えた末に、「なんか…ムカつくんすよね」と言った。

誰が哲学を遠ざけ、対話しようとする人を傷つけてきたのか。

哲学と、対話という言葉意味を新しく上書きするために、あえてこの名前を使うんだって話してくれた。

今の自分は、どうだろう。

「ムカつく」という言葉を聞いて、久しくそ感覚を忘れていたかもしれないと気付いた。

どうせ何も変わらないと思って、絶望してたんだと気付く。ぜつぼうって、Zから始まる強い響きの言葉だけど、耳がキンとするほど静かで、うっすら気付きながら置き去りにして、気付けばゆっくり死んでいるような絶望もある。

思い出すと自分も「A3世界を変えよう」と言ったあの頃、世界に対してムカついてた。

少し前、自分臨時職員だった。アート教育に関わる仕事給料は月13万円。

周りの正規職員は倍くらいの給料をもらってる。

でも求められる仕事の内容は変わらない。自分が足りないから倍以上頑張るしかないんだ。

アーティストクリエイターとつながっておくのが大事だ」と教わりつつも、飲み会に行くのが怖かった。行ってもバカにされるだけ、雑にいじられて否定されて、3000円払っていやな思いをするだけだと思ったから。

それでも「今日は違うかもしれない、大丈夫かもしれない」と信じてみる。

先にコンビニおにぎりホットスナックと缶ビールを胃に詰め込み、遅れて飲み会に顔を出す。結果「やっぱりカタパンダメだな〜」と何かのきっかけでバカにされ、ヘラヘラしながら5000円払わされ、真っ暗な帰り道で涙がつっとこぼれそうになる。今思えばもっと自己開示すべきだったのかなって思う。でもあの時の自分は、自分を守るのに必死だった。

同じ部署臨時職員同士で競わせられ、蹴落とし合う日々。毎日どんどん嫌な自分になる。

上司は定時で帰宅して、赤ちゃん風呂に入れるという。

それは素晴らしいことで、自分今日も帰れない。自分は常に欠けていて、仕事ができないかしょうがないんだ。自分子どもを育ててみたいという気持ちをこんな手取りじゃ絶対無理だとグッと押し殺し、上司に嫌な感情を向けてしまう心に嫌気がさす。

「カタパン説明は下手すぎる」「カタパンは才能がない」「カタパンは惜しいんだよな」「タレ(当時付き合っていた彼女)と結婚してさっさと仕事やめたら?」「カタパンのタレはメンヘラだよな」「それ俺が考えたことにして。そっちのほうが絶対うまくいくから」「カタパンが考えることは全て、もうすでに俺が考え終わったことだよ」「カタパンは、ソーシャル・ネットワーク映画)の、ザッカーバーグじゃない方なんだよ。自分が考えたことも上司うまいところを持っていく。そういうのってこの業界じゃ当たり前だから。」「カタパンエモいからな〜」「カタパンは伸びしろがない」「泣くのはプロじゃないよ」「カタパンもう◯歳でしょ?いい加減大人になってほしいよね」

大学1年生のころ、そのアートセンターでやっていたノイズミュージックライブを初めて聞いて衝撃を受けた。

退屈してて何もないと思っていた、都市ってつけるのがおこがましいくらいの地方都市で、爆音の圧に内臓が揺れる。初めて音に殺されるって思った。

こんなこと公共施設がやっていいんだ。そのアートセンターで働くことに憧れた。

そこには市民有償ボランティア制度サポートスタッフがあった。入りたいと思った。

でも1年生でサポートスタッフになっても、きっと自分は他の人に埋もれてしまうと思い、いろんなアルバイト経験した。

3年生になって、ようやく少し自信を持って、サポートスタッフ登録する。

“カタパン”は、サポートスタッフを始めた初日教育普及の職員に付けられたあだ名

理由は、肩パンしても大丈夫そうなキャラから。嫌なあだ名だったけど、あだ名を付けてもらえたことに喜んで、自分否定しなかった。

ようやく入った憧れの施設では、地元の人やサポートスタッフを蛮人と呼んでる人もいた。

もちろん冗談で。冗談なんだから否定するのは粋じゃない。自分は一緒に笑った。

自分も笑われているのに。

どんなに嫌なことがあってもそのアートセンターに憧れたあの時の気持ちは捨てられないし、どこかで全員尊敬できたし、すごく優しい人もいる。

周りの誰も憎めずに、自分を責め続けた。心配してくれた人の言葉を、自分大丈夫ですよとヘラヘラ聞き流した。

周りを変えることよりも自分を責めることの方が楽で、でもずるくて、いざ失敗したら周りのせいにしてた自分もいる。この文章だってそうかもしれない

自分自分のそういうところがめっちゃ嫌い。だからこの文章をここに書き残しておく。

ダサいことも、痛いことも、全部置いておく。

今は常勤職員になってしばらく経ち、生活も少し安定するようになった。チームが変わり、すごくいい仲間に恵まれて、痛みを感じることを言われることも少なくなった。安心できる場所をつくることが出来た。年下の後輩も入ってきて、それまでリーダーをやってくれてた同僚が抜けることになった。

常勤職員から、副専門職員になる試験を受けたら、普通に面接で落ちた。

付き合いの長い上司からあなた専門性はないですって諦められたみたいで悲しかった。

しか自分はまたヘラヘラして、自分の言いたいことを伝えられなかった。

伝えることを諦めてしまった。そんな自分が悔しくて、その夜電気を全部消して泣いた。

今の自分は、どうだろう。

昨日『104歳、哲代さんのひとり暮らし』という映画感想を語り合う場所を開いた。これは一昨年の暮れから、だいたい毎月4回くらいやっている。休憩がてら立ち寄った人たちとお茶ジュースミルクティーが人気)を飲みながら、映画の印象に残った場面を話すうちに、みんなそれぞれ自分過去をぽつりぽつりと思い出して語り始めたりする。昨日も15人くらい来てくれた。

コロナ禍の入院で、本当は会いたかった人を病院の窓から見送った話。

離れて暮らす娘の早産を電話で励ますことしかできず、悔しかった話。

祖母隔離病棟で亡くなる直前、看護師がつないでくれたLINEビデオで声をかけたけど、触れられなかった話。

「哲代さんは明るくてすごい。私は後悔ばかりだ」と84歳の参加者が漏らすと、別の人が「いまからでもイメチェンできる!84歳、あと20年ある!」と励まして笑い合う。

飲み物を継ぎに別のグループへ。「職員さんですか?」と聞かれたので簡単自己紹介し、「楽しく働いています」と答えると、一人の女性が「…仕事はつらいですよ。人生はつらいですよ。」と自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

彼女は三人の子どもを育てるために、大好きだった介護仕事を諦めたそうだ。

介護仕事給料が低くて、今はレジ打ちなんかをしています。でも、本当は働きたい」そう言うと、彼女の目から涙があふれた。

彼女にとっての“働く”は介護であり、レジ打ちはやらなきゃ立ち行かなくなる”仕事”。

彼女は泣きながら、どんな場面を、人を、思い出していたんだろう。

おもわず隣の大学生がもらい泣きして、タオルで涙をぬぐう。

そのタオルがすごく大きくて「いっぱい泣けるね」とふざけて笑い合う。

自分も鼻の奥がツーンとして小さな涙を指で拭う。

この場所では、泣いても誰もバカにしない。

最後彼女は「いつか絶対介護に戻りたい」と話してくれた。

その姿は強くてまぶしくて思わずみんなで応援した。

尊敬する館長がしばらく前に亡くなった。

自分は、館長の本棚にあった「公共役割とはなにか」という本をもらった。

館長から出された宿題みたいに、その問いのことをずっと考えている。

まだ宿題の途中だけど、今館長に聞かれたら、

公共文化施設とは、みんなで人間らしさを取り戻す場所って答えたいと思う。

人生は一人で抱えるには重すぎる。いつか自分の足で立つためには、みんなで少しずつ荷を下ろし、身軽になる必要もある。何かを得るだけでなく、重くなった気持ちも置いていける場所。そういう場所が、自分はあってほしい。

それは捨てていくんじゃなくて、きっと誰かが聞いている。

形のない、透明なお墓みたいな時間場所

誰かが誰かを覚えていると信じられるから、新しい自分になっても安心して息が吸える。

小学生がうちの施設社会見学に来たら「メディアテクノロジーは人にものごとを伝えるワザ。コンピューターインターネット映像、照明、音響かいろんなものがある。そう聞くと、電源が必要とか、新しくてシュッとしてるとか、固くて冷たいもの想像するかもしれないけど、いまみんなに話しているこの言葉だってメディアテクノロジーひとつ。僕らはつい最新のテクノロジーに注目しがちだけど、僕らが生まれるずっと前は、この”言葉だって最新のテクノロジーで、思ってることを人に伝えられるのやべ〜!ってなってたはず。もし言葉が喋れなかったとしても指差しをしたり、狼煙を上げてここにマンモスがいるぞー!って伝えてた。でも当たり前に使えていると思ってるものも、使い方を間違えると怪我したりする。

このアートセンターでは、メディアテクノロジーを改めて広く捉え直して、ありたい未来可能性(こんな使い方出来たんだとか、こんなふうに伝えられるんだとか、こうなるとヤバそうとか)をみんなで考えて、みんなでつくっていくために、全員まだ答えを持ってない新しいアート作品をつくったり、紹介したり、それをみんなで見る場、話す場を開いてる」って伝えてる。ともにつくり、ともに学ぶ場なんだって

例えば映画の上映に合わせておこなうお茶会みたいなイベントは、小さな場所の小さな営みで、”オリジナル”みたいに威張れることはしていない。たまたま映画を見に来た鑑賞者同士が、なんとなく休憩しに立ち寄って、お互いの話を聞きあえる場を開いているだけ。でも、そこに来る一人ひとりは、とても大きな人生を背負っている。

日立ち寄ってくれた年配の2人組。

少し背の低い女性が「耳がほとんど聞こえなくなった主人が、この映画は見たいって言ったんです。だから字幕がなくても今日は来ました」と穏やかな声で教えてくれた。

これを見たいと思うことと、一緒に見る人がいるのめっちゃいいですねと伝える。そしたら突然その人がパートナーの耳元に向かって、自分がさっき言ったことを大きな声で復唱してくれる。(この人、こんな大きな声が出るのか)と内心びっくりする。

男性は嬉しそうに「そうなんですよ」と言って笑った。言葉があってくれて、でっかい声で伝えようとしてくれて、ここに来てくれて、聞いてくれて、ほんとによかった。

その場を見ようともしない人ほど「効率が悪い」とか「KPI」とか「来てない人を納得させないと」とか「ソーシャルインパクト大事」とか「経営的な戦略必要」とかって、ティーチ(一方的に教える)よりラーニング自分で学ぶ)が大事と言う同じ口で、一方的に教えてくれる。

いや、なんかそうなんかもしれんけど、うっせ〜〜〜。

簡単に人をモノのように扱える人ほど評価される世界絶対間違ってる。

世界を変えるって、トランプみたいに自分勝手世界を掻き回すことじゃ絶対にない。

世界を変えるって、ひとりひとりが自分の力を思い出して、取り戻すことじゃないんかい

ここに生きてる人間がいますよ。

この前ポッドキャストの収録で話したひるねちゃんは「手元をみよう 手元をみよう」と、祈るみたいに2回言った。

「人の心に反射したその光こそが作品作品が光ってるって言うより、あなたの心に反射したものが光ってるんだよ。エネルギーを飲み込まないで発散できる自分でいたいな」と言いながら、最後の語尾は震えてた。

心が諦めてしまうと簡単に、ブラックホールとかベンタブラック(99.9%の黒)みたいに、どんな光も吸収してしまう。

収録が終わってしばらく経ったある日ふと、本当に信じてることは信じてるなんて言わないのに、信じたいって思うことほど信じてるって口に出して言うのは不思議だなと思った。

言葉日光を浴びせるように外気にさらすことで、いつかほんとに信じられるものに変わるかもしれないから、僕らは信じたいことを口に出すのかもしれない。

先週も大学を訪ねたら「アート自分には縁がないもの」と学生匿名チャットで教えてくれた。おい、誰がアートをその子に縁がないものにしてしまったんだ。関係ないものなんて、本当はなに一つないはずなのに。おい、誰がそんなふうにしてしまったんだ。

でも自分アートに関わる仕事をしててそう感じさせたうちの一人でもあるかもしれないからそれはごめん!もう一度やり直したいからチャンスがほしい。そんな悲しいこと言わないでよ、寂しいじゃんって思う。

あームカつくな。ムカつくし、ムカつくという感情を思い出せたのが嬉しいな。

ムカつくの前には悲しいな、とか寂しいな、があるな。ムカつくのにも、悲しいなとか寂しいなを反射させる力が必要なんだな。

自分は小さな空間で、人が変わるまぶしい瞬間を何回も目にしてきた。

しか自分文章はまだまだ分かりづらくて、曇った鏡みたいなものかもしれないけど、本当はもっともーーーーーっとすごい。まじ伝えきれね〜〜〜〜って思う。

それでも自分も、反射できる自分でいたいと思うからこの文章を書き残しておく。

昨日の朝、映画を見る前、教育学部の授業に自分が働くアートセンターの紹介をしに行った。

朝一の貴重な40分をもらって全力でプレゼンしたあと、先生ブラインドトークワークショップに参加させてくれた。

10人が3チーム、絵を見て言葉で伝えるチームと、その説明を聞いて絵を書くチーム、そのやり取りを観察するチームに分かれる。

5分間で出来上がった絵は、答えに近い人もいれば、まあまあ遠い人もいる。

その後のフィードバック時間は、こう説明すれば良かった、こう質問すれば良かったなどの意見を交わす。

から1/3の位置に〇〇があるみたいに数字を入れて伝えるとか、全体の雰囲気テイストイラストなのか写実的なのかなど)を伝えてから具体的な描写を伝えるとか、一番大事なこと(なにを伝えたい絵なのか)に絞って伝えるとか、いろんなアイデアが出た。

どれもすごい大切だって思ったと同時に、自分はなんかもう、最強だな〜〜〜って思った。

最強って、いまめっちゃ強いとか、いまめっち説明が上手とかじゃなくて、変われるってことだと思った。伝えようとしてる人がいて、聞こうとしてる人がいる。もうそれで十分じゃん。言葉が足りなきゃ付け足したら良いし、分かんなかったら聞けば良い、言い直したらいい。

ほんとは完璧コミュニケーションなんてなくて、伝えたいとか聞きたいとか、それを諦めずに関わろうとし続ける限り、うちらもっと強くなれる。もしかしてそれを教育と呼ぶのでは?!みたいなことに気づいて驚きながら言った。

みんないい姿勢で、まっすぐ聞いてくれた。おい、まぶしいな。ありがとう

先生にお礼のメールを送る。あの子達が4年生になるのが楽しみですねって伝えた。ここには書かないけど、嬉しい返信が返ってきた。また会いたいな。学生先生も全員サポスタに登録して欲しい。

同僚のNさんとサポスタ募集の打ち合わせしたら「うちらがやってることは、誰に見せても恥ずかしくないから本当はターゲットなんてない。ターゲットは全人類、死んでるやつも、これからまれてくるやつも。ひとまず50億人全員サポスタに登録してもらおう。」って話してて爆笑しながら超グッと来た。絶対そうなった方がいいしやっぱ最高だなこの人って思った。

トランプも、ゼレンスキーも、オバマも、プーチンも、ネタニヤフも、オードリータンも、石破茂も、議員会館の地下で迷子になってる秘書も、海を渡ってきた難民も、夜勤明けでレジを打つコンビニ店員も、介護夜勤ウトウトしてる人も、野良猫を拾ったけどなかなか懐かなくてすこし懐いてくれて安心したら実は腎臓病が進行してて休日は暴れる猫を連れて動物病院に通う新入社員も、推しVtuberスパチャしすぎて家計簿が真っ赤な人も、好きな人と一緒になれなくて家で一人で泣いている遠距離恋愛カップルも、育休取りたくても言い出せない課長も、同性婚を夢見るカップルも、初めてステージに立つ前に鼓動が早くなってるドラァグクイーンも、卒論提出3時間前の大学5年生も、家の外に出る勇気が湧かないひきこもりも、声を出すと噛んじゃう吃音持ちも、白杖を持った視覚障がいランナーも、手話コントをやる芸人も、補聴器電池を切らしたおばあちゃんも、手足のないスケボー少年も、車いす山道を攻める登山家も、PTSDに苦しむ帰還兵も、大学講義室で聞いてない学生に向けて伝えることを諦めようとしてる教授も、モテることとサボることと遊ぶことと就活で頭がグチャグチャだったあの頃の自分みたいな大学3年生も、収容所自由を夢見る政治犯も、その看守も、裁判で涙を流す加害者も、被害者も、サウナで “ととのい” を追い求める会社役員も、離島保育士を探す町長も、推しジャージライブに並ぶ中学生も、バイト代を全部ガチャに突っ込んだのに天井までSSRが来ない高校生も、フィリピンごみ山でタガログ語ラップを刻む子どもも、アマゾン流域で川と話すシャーマンも、北極で氷が割れる音を聴く魚も、火星着陸の夢を抱く在野の<

Permalink |記事への反応(0) | 17:36

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書類のチェックにどんな筆記具使ってる?

自衛隊地方公共団体には、書類点検のために点々つける文化があったんだよね

ただ民間でそういうのはそこまで見たことがない

あと、自治体や課ごとあるいは班ごとにやり方が色々

あるところは下っ端から課長まで4,5人が点検するのだが、それぞれが固有の色鉛筆持って点々してる

なので最終的な書類は滅茶苦茶カラフル

そうではない小さな所だと鉛筆チョンチョンして、人によって書き方分けてたりする

さらにそこの別の班ではラインマーカーで点々してチェックしていたりと、中々にバラけていた

鉛筆自衛隊だけど本当に凄いからね

まあ書類不備が致命的な部署だってのもあるけど、紙1枚に緑茶オレンジ黄色の点が密集してるの結構怖い

Permalink |記事への反応(0) | 03:17

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2025-10-23

捜査課長大福は黒い餡を白い餅で包む、黒星白星に変えるから縁起がいいんだ」

何で一回黒星を喫する前提なんだよ

Permalink |記事への反応(0) | 12:54

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2025-10-20

キャリア形成概念が無さすぎて人生どうなるんだろうか

国試持ち私立理系修士

~30スーパーブラックベンチャー社長は今や世界有名人)+フリーランスしたり企業下請けしたり

~35 鬱で飯配りだけしてた。辛かった。

~38 JTCのリモート派遣+フリーランス+専門講師

リモートは1か月何もしないこともあれば、割と頑張ることもあるがブラック貯金で辛いと思ったことは一度もない。

数ヶ月に一度社員技術講習したりしている。(という体でたまに出社させられている)

空き時間企業から金もらいながらフリーランス作業したり散歩したり昼寝したり。

ひどい時は今月ずっと寝てるな、とか。

最近は暇な時間AIエロ生成上手になりました。誰かに自慢したい。

出社回帰の中こんなんでもクビにはならなそうだし、部長課長から評価されているみたいではあるがこの先どうしたものか。

資格企業内ではレアなので、私が懇願すればそう言う道もあるんだろうとは思うけど。(と言うか人事のおじさんに以前仄めかされた)

人間関係自分史上一番良好なので裏切るようなことをするつもりはないが、人生考えると30代のうちにどうにかしたほうがいいのか?(遅すぎ)

フリーランス業務ライフワークなのでやめる気はないし、講師業務もやってみると素の自分で出来て楽。

個人生計立てつつ、たまに企業仕事やるくらいになれるといいとか思うけどこのまま今のぬるい環境を続けていていいんだろうか。

というか個人業務生計立てる見通しが立たぬ。(メンタル起因)

周りの友人が優秀な人ばかりで自己肯定感0。

このままだと高齢になったら生活保護コースかな。

Permalink |記事への反応(0) | 22:15

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佐賀県鹿島市17日、

勤務時間中にインターネットニュースサイトを繰り返し閲覧し、コメント欄書き込みをしていたなどとして、

50代の課長職員停職1カ月の懲戒処分としたと発表した。

職員サイトを見ていた時間相当の給与として128万2340円を返納し、依願退職した。

Permalink |記事への反応(2) | 17:27

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2025-10-18

頭回らなくて言い返せないの悔しい

嫌いな上司から過去の◎◎さん(自分)と相手方とのメール履歴を見せて」と頼み事をしてきたくせに読んだ後で「本当は〇〇のこと記載しないといけないって課長に言われたはずなのに書いてないね(笑)」という余計なひとことを言われた。

余計なひとことだということは分かったので一旦無視した。というか思考停止しているので相手には無視したと思われていると思う。

「は?このやりとりは、テメーが相手方電話したうえで電話の件の資料を送りますっていう体裁メールなんだが?テメーが電話相手方に口頭で言ったんだろうな?」「今回の件でやっとこの仕事のこと理解して、当時は分かってなかったし分かろうともしてなかった。今まで分かってなかったから今回相手方と揉めとんのにどの口がそんなこと言えるん?」

まで言いたかった。

上司は、新卒の子を引き連れていたのでイキりたかったのだろうと思う。本当にキモい

余計なひとことに、ブチギレられないかストレスが溜まって病むのが悔しい。

頭が悪いのが悔しい。

Permalink |記事への反応(1) | 21:38

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名ばかり管理者犠牲になる運命なのだ

https://mainichi.jp/articles/20251016/k00/00m/020/259000c

丸亀店長には大変気の毒だが、あちこち企業で横行している案件

タイムカードからシステム管理に移行したし、労働者には無茶はさせられない。タレこまれても大変だ。だから結局まず課長級にシワが寄る。

システム記録は始業と終業はごまかせないかおかしな休憩時間や、勤務時間の分断が発生する。

最悪なのは組合は総労働時間を下げたいので、各上部団体から年間総労働時間や、年間総時間外労働◯◯時間みたいな目標値を落としており、これが毎月45時間と少し毛が生えたレベル時間数なものから実質的に労使双方から時間外の付与について制限を受けるのが実情。

ただ、最近様変わりしているのが、管理職級とか経営職群といわれている人たち。

課長で受け止められない仕事量を労基法保護されない、今まで「じゃ、よろしく!」と帰宅していた人たちがやらないといけない状態になっている。たぶん暗数に落ちていると思うが、すでに相当数病み管理職がいるのでは…。

Permalink |記事への反応(0) | 19:27

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anond:20251016213300

首都圏ベッドタウン市役所の元職員だけど、赤旗を取ってる課長職以上は9割でほとんどが日曜版、公明新聞は5割くらいの感じだった。あと稀に保守系議員の紹介で倫理機関誌買ってる人もいた。

Permalink |記事への反応(0) | 15:27

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2025-10-16

日本共産党による赤旗押し売り金額の試算

日本共産党による、新宿区役所管理職に対する赤旗押し売りパワハラ)が話題だ。(https://www.sankei.com/article/20251015-YAL7UACXSJI7NFBFRQI63XHAWY/

定期的に話題になるが、今回は現職の新宿区議会渡辺議員解説していて非常に興味深い。(https://watanabemichitaka.hatenablog.com/entry/2025/10/16/163754

から地方公務員図書館公立学校に対して赤旗押し売りがなされていたことは有名だ。ここでは、年間どの程度の金額を売り上げているのか見ていきたい。

もちろん、推論に推論を重ねた試算になるので、

最低限この程度の売上はあるはずだ

というものにしたい。

地方公務員課長級以上の割合

渡辺議員が「課長に昇進が決まった係長に対しても行われていた。」としているように、一般的課長級の職員に対して勧誘が行われている。

課長級の職員割合自治体によって大きく違うが、東京都基礎自治体場合おおむね2.5%から15.0%ほど(都庁10.0%)。

埼玉県庁で5.0%、秋田県庁10.5%、川崎市10.4%、さいたま市10.4%、東京都青梅市10.0%、東京都府中市で7%、山口県萩市で19.2%、京都府長岡京市24.5%など(各自治体Webより。年度は若干の前後あり)。基本的役所の規模が小さくなるほどに割合は高くなる。

ここではかなり低めに見積もって5%で考えてみよう。

地方公務員

地方公務員数は280万人。ただ、この中には警察官教員なども含まれている。今回対象となる一般行政職はおおむね95万人程度(総務省Webより)

赤旗を購入している職員

産経新聞記事によると、「先輩管理職から過去断ることができた人は1人のみと教わり、購読した方が無難というアドバイスをもらった」とのことであり、相当な高率で取らされていることが推測できる。

ただ、これも低めも低めに見積もっておおよそ8割の職員が取らされていると考えよう。

すると、対象人数は95万人×5.0%×80%で3.8万人。

ちなみに、とある県庁課長職を務めたことのある私の経験からいうと、当時の購読率は100%だった。

金額の推計

赤旗の購読料は月額3,497円(日刊版)または990円(日曜版)。

とすると、日曜版なら3.8万人×990円×12月で約4.5億円、日刊なら約16億円となる。

かなり低めに見積もって、年間4.5億円〜16億円(おそらく実際はその倍以上)のカネが、地方公務員に対する赤旗押し売りにより日本共産党に流れ込んでいると思われる。

ちなみに、私が課長職を務めていた頃は、皆、日刊版を購読していた。

その他

各地の公立図書館公立学校においても、共産党議員団の働きかけによって、一般紙と並んで何故か政党機関紙である赤旗が購読されていることが多くある。これも相当な収入源になっていることが推測される(館長や校長個人的に購読させられているのか、図書館予算学校予算から購読しているのかは知らない)。

余談

ちなみに、話題になった自民党裏金(単純な誤記載や記載漏れなどを全て含む)が、5年間でおおよそ22億円、即ち1年間で4.4億円。それと同等以上、というかおそらくその数倍以上のカネが毎年毎年日本共産党に流れ込んでいることになる。

Permalink |記事への反応(10) | 21:33

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2025-10-15

出社がつらい

なんていうか家に居場所のないタバコ臭い口くさい汚めのおじさんと部課長でおやじ臭爆発している感じ。

部課長が会議で離席するとなんかブツブツいう人とか激しく咳をする人とか鼻をすする人とか頭をかきむしる人とかい

リモートの3倍くらい疲れるし、仕事が進まない。だけど、リモートだとあからさまにサボる人がいて、リモートでいいですかと言っても

課長があからさまに嫌な顔するから税金として出社している。

身体とか服とかとても汚れるし出社するだけで飲み水とかいろいろお金使う。

Permalink |記事への反応(0) | 21:55

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管理職増田

ワイが、プライム上場企業課長にして合弁子会社代表取締役である

お前も早くこのステージに来い

Permalink |記事への反応(1) | 19:27

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2025-10-10

映画】汚れた紋章(バッジ)を見た

かつてANIPLEXだったかどこか大手アニメ制作会社が「アニメ作品は8割は赤字、残りの2割がその赤字を埋めている」と語っていた。ではなぜそんな赤字アニメを量産するのかというと「ヒットを打つためには打席に立つ数が多いほどいい」「アニメがいっぱい放送されていることがアニメブームを作る」「人員の確保のためにも本数は減らせない」的な理由であると述べていた。気がする。

 

おそらくVシネマ業界もそんな感じなのだろう。

汚れた紋章(バッジ)はまさにそんな感じの作品だった。

 

的場浩司小沢和義本宮泰風山口祥行といった「いつもの面子」に薄い薄い脚本

「とにかくなんでもいいから1本撮らなきゃいけない」理由があったんだろう。

 

的場浩司はかつては仕事一徹刑事だったが家庭をおざなりにし、妻がシャブにハマってしまいそれを叱責した結果妻は自殺。ヤケになってしまって今では一匹狼の不良マル暴に。

冒頭のシーン。ヤクザの賭場の真ん中に座る的場浩司は鋭い目つきで壺振りを睨みつけ「見」を保ちなかなか賭けない。

かに気づいた様子で有り金を全て賭ける的場しかし結果は無残に外れ。賭け金の没収を拒み押し問答の結果ヤクザを殴り大暴れして外した掛け金を持ってそのまま帰宅する的場

これ何の話?

川辺で掛け金を見せびらかしているとヤンチャ大学生に「お兄さん大金持ってるね!貸してよ!」と絡まれるも彼らをボコボコに殴り倒れた彼らを延々と踏み続ける的場

これ何の話?

ヤケっぱちになってるっていうかこれじゃただのキチ◯イだよ!男の悲哀とかじゃなくて純粋ヤベー奴だよ!

 

最終的に味方になるヤクザも、表稼業としてボクシングジムをやってるって設定なんだけど、この映画2015年映画なのね。2008年には暴対法が超絶改正されてるからヤクザボクシング無理じゃない?というのはまぁ置いておくとして。

捜査暴行暴行暴行)の過程ボクシングジムに乗り込む的場ジムリーダー格の男に「バッジがなきゃ喧嘩もできないか」と煽られリングに上がる。「蹴りでも投げでも何でもやればいい。俺はこのグローブだけで戦う」と的場を煽るヤクザ

ヤクザ優勢の一方的な展開になるも組み付いた的場ヤクザをぶん投げ、マウントをとり首を絞める。ワラワラリングに上がり的場を袋叩きにするヤクザーズ。何でもやればいいって言ったのはお前らの頭なんですがそれは……

これ何の話?

 

その他にも敵対ヤクザ正義ヤクザジムに乗り込んで大勝利後に自分たち悪事もバックについてる警官名前ペラペラペラペラ喋って「これは勝手に聞かせといて聞いてしまたからには!と、皆殺しにされてしまうんやろな……」と思ってたらそのまま撤収。その情報を元に大復讐されることになる。

これ何の話?

 

最終的に的場上司マル暴課長警察署内で堂々と射殺し

その部下に街中でデート中に堂々と射殺されて終了。

これ何の話?

 

とにかく何も考えたくなくて別に何も見たくないけど音流れてない生活は虚しいなと思って適当に流してみたんだけど、脚本バカすぎて逆に「これ何の話?」と考えさせられてしまった。

そういう意味では非常に哲学的作品だったのかもしれない。

たぶん撮ってる人も撮られてる人も「これ何の話?」と思いながらやっていたんだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 09:19

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2025-10-09

anond:20251009135746

部長:経営方針を基に部のリソース考慮して実行する。【複数の課】に責務を分ける意思決定ができる。

複数の課がないなら課長職は部長兼務でも問題ないと自ら説明してます大丈夫ですか?

Permalink |記事への反応(0) | 14:08

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anond:20251009135746

部長必要理由にはなってるが、本来の課がないのに課長必要理由に何一つなってなくて草

Permalink |記事への反応(0) | 14:05

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anond:20251009133608

増田は下っ端民が多いから整理できていないね

役員:経営方針を決める。実行運営側管理はしない

部長:経営方針を基に部のリソース考慮して実行する。複数の課に責務を分ける意思決定ができる。

課長:部長から降りてきた指示を課のリソースで実行する。


人事部長と人事課長の職責の話だと、リストラの案の検討課長トリガーでは出来ない。

役員トリガー部長に指示があり、求めている効果金額になりそうなところで対象者の仮案を決める。

課長リストラ案を部長提言することは普通はない。

Permalink |記事への反応(2) | 13:57

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anond:20251009134321

これも一緒だな。課長だの色々な役職を頑張って作ったけど、課は限られているがヒラから管理職手前あたりに階級作るために

てきとーに役職名だけ作っていくんだよなあ

無印係長課長部長役員社長 以外の階級法律規制かけてくれよ

Permalink |記事への反応(1) | 13:47

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anond:20251009133649

それはそうだけど、部長が1人、課長が1人だと、部長課長課長はおかない、部長はおかずに役員複数部・課の管理

するのが効率的だろってことでしょ

Permalink |記事への反応(0) | 13:39

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anond:20251009133608

鬼平課長ならい

Permalink |記事への反応(0) | 13:38

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anond:20251009133608

部長課長管理をしてるにきまってるやん。

Permalink |記事への反応(1) | 13:36

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課長っている?

もろちん、部の中で課がわかれてる場合はいるよ

それはわかる

刑事部捜査一課に刑事部長と捜査課長がいるのはわかる

でも、少なくない会社で「部」しかないのに課長いるケースない?

うちだと人事部人事部長と人事課長がいるんだけど

これ、課長っている?

しろ逆に部長は何を管理してるの?

Permalink |記事への反応(6) | 13:36

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組織に対する誹謗中傷への対応

愚痴りたいことがある。みんなに相談とかじゃなくて、話を聞いてほしいだけ。

問題発生が数年前の春で、その年の8月頃に解決した。

当時は総務の何でも屋をしてたんだけど、こんなことで頭を抱えるなんて思わなかった。

私のことだが、ギリギリ若手じゃないくらいの大学職員である法務知識はほぼない。

うちの大学名誉棄損されてる案件があった。ぶっちゃけるけど、はてな匿名ダイアリーである。そこで、うちの大学卒業生を名乗る人がおそろしい日記を書いてた。

小説みたいな文体で、名誉棄損かどうかは微妙ラインだった。大学名誉を傷つけるものだけど、読む人が読んだら「表現の自由範囲内」とか言いそう。

はてブランキングで上位ではないけど、ブックマークを集めてはいた。人目には付く程度で。



どうして判明したかと言うと、大学代表メール匿名通報が届いたから。別の部署宛てだったけど、総務課案件になった。

メールを要約すると「はてな匿名ダイアリーに、貴学の誹謗中傷にあたる記事投稿されています。私は卒業生なので不愉快です運営会社が貴学と同じ京都府にあります対応いただけるかもしれません。返信がない場合は貴学に電話します」

というものだった。最初迷惑メールかと思った。一応書かれていたURLクリックしてみた。すると、そこに広がっていたのは、マジでしょうもない長文増田だった。

どんな内容かは書かない。魚拓を取ってる人がいるかもしれないから。

うちの大学卒業生主人公で、しょうもない悪行をしてるのが書いてあった。

匿名日記なので、本当に卒業生かどうか怪しいものだったけど、具体的だった。卒業生なのは事実では?と思った。ただ、個人の思い出レベルであり、事実かどうかの確認不可能



実際の対応の話に移りたい。

その長文増田ワードコピーして、印刷して目を通して、ヤバそうな箇所にマーカーを引いて、課内会議を開いた。そこまでする必要があったかはわからない。別部署からメールでは「必要そうなら対応お願いします」とあったし、私個人PC宛てのメールだったので無視することもできた。

しかし、その先月に危機管理研修を受けたばかりだった。本案件スルーするのは気が引けた。それで上司相談して、対応会議を開こうという流れになった。

投稿者の属性だけど、大学に恨みを持つ退職者か、あるいは大学から何らかの処分を受けた人間か、はたまた卒業生ではあるけど、人生がうまくいってないしょうもない人間憂さ晴らしで書いたのでは?と推測された。

というのも、文章の端々から投稿者の憎悪や悪意がにじみ出ていた。読んでるだけで気分が悪くなった。文章自体はこなれてる感じ。

卑怯で汚い!」と、心の中でそういうことを呟いた。

対応会議の結果なんだけど……流れとしては、こんな順番になった。

まず、学内法務顧問弁護士)に相談する。そのうえで、メールでの通報者にはすぐ返信しない。完全に事態解決してから返信する。電話がかかってきたら私が対応する。

数日後、顧問弁護士からの回答があった。内容は想像どおりのタマムシ色だった。以下要約。

「そのブログの内容は、法的に名誉毀損にあたる可能性がある。しかし、匿名であること、そして書き込みの内容が主観的感想や風聞の域を出ない場合、立件は難しい。何より、表現の自由観点からは、公共機関である大学が直接動くのは高リスクであると思料する」

顧問弁護士からメール回答は重かった。

はてな匿名ダイアリー通称増田は偶にだけど読んでる。ブクマランキングを経由して。はてな匿名ダイアリーを知らない人のために説明すると、文字通り「匿名」で投稿できるサービスであり、その匿名性ゆえに、当事者から通報ひとつで当該日記をBANしてくれる。

でも、これって私個人被害を指すわけじゃない。組織としての大学のことだ。じゃあ、削除申請はどうやるのか……一応はてな質問しようと思ったけど、スタッフさんに迷惑がかかると思ってやめた。いざとなったら、私が嘘通報して消してやろうと思った。

別に大学名前削除要請を出してもいいと思ってた。一応上司にも相談してみた。そうしたら、やっぱり「弁護士の言う通り」らしくて。

書き込みの内容が明らかな違法じゃないし、個人日記に留まってる限りは、『表現の自由』を大事にしないといけないって。その課長は、わざわざ文学部の知り合いの先生相談したらしい。そしたら、その教授先生相手の味方をしたんだって

課長から聞いた教授コメント

・これ小説ですね。表現物だと思います

・うちの大学卒業生によるものと思う

・内容が不愉快なのは間違いない

・でも表現物には変わりないので、削除要請するのは公共機関である大学として誤った判断

こういう根本的な壁があった。

結局、それから何週間も悩んだ。担当者としてどうすべきかって。最後の方は、自分で嘘通報して消してやろうと思っていた。私も卒業生なので、こういう日記があると本当にイラっとくる。

そうしようと思った理由シンプルだ。

表現の自由」という言葉だけど、それこそ「公共の福祉」があるだろうって。確かにどんな内容であれ、個人自由意見を表明する権利保障されるべきだ。でも、それが他者貶める目的で行われるのなら、それはもはや「表現の自由」とは言えないのでは?



そんな時に、あの通報メールの発信者から電話がかかってきた。もう二週間以上も返信希望放置していた。

ストレスを感じながら電話を取ると、意外と大人しい感じの人だった。

あの日記には不愉快さを感じる。ただ、一応は表現ということもあるので、絶対に消してくれではなくて、貴学に対応を委ねたい」

考えが変わったんだろうか?とにかく優しそうな感じの人でラッキーだった。でも結局、大学としてどういう対応を取ろうかと言う結論は出ないままだった。

それからまた、打合せの場をもった。今度は法務部門の人も交えて話をした。

選択肢はいくつかあった。ひとつめが普通にはてな削除要請をすること。もうひとつは、それではてな日記を消さなかった場合に、弁護士を経由して正式削除要請をするか、直接相手方に警告の文書を送ること。

相手方と直接対峙するのはデメリットがある。相手が逆上して、さら過激書き込みをする可能性がある。ないとは思うけど、訴訟に発展した場合時間費用も膨大にかかる。何より、世間に「あの大学言論封殺しようとしている」と世間が受け取って炎上するかもしれない。

最後手段が「放置」だった。何もしない。これが一番楽な選択肢かもしれない。時間が経てば、書き込みは忘れられていく。はてな匿名ダイアリーは常に新しい情報で溢れてる。

でも、このまま放置して、次の問題に発展したら?たとえば、あんものを真に受ける弊学を志望する中学生高校生がいるとか。そうすると放置という選択肢無責任な気がした。一応は大学に雇われている身である



結局、対応手段論点は3つになった。

大学品位に関わる問題。まずはサイト運営者のはてな通報

安易な法的措置は避けるべき。炎上を招く可能性がある

・極力、こういう匿名者を相手にしない

私は、あの日記を読んでしまってる。悪意に満ちた言葉の数々を。あれが誰かの目に留まり大学が不当な評価を受けることになったらどうしよう。あの書き込みが原因で、大学関係する誰かの心が傷つくことになったら?

「何もしない」という選択はしたくない。かといって、強硬手段に出るのも難しい。私にそんな権限はないし。権限があるとしたら、少なくとも総務部クラス?とにかく、大学の評判は落とせない。

最終的には、時間解決してくれた。

ある日、憂鬱な気分でその日記ブラウザ上で読み返そうとしていたところ、なんと……日記は消えていた。厳密には削除じゃないけど、実質的に消えていたと言っていい。

ストレスから解放された私は、関係先に全部報告して回って、あのメールをくれた人にも「消えましたよ」と連絡メールを打った。

結局、こういう時ってどうするのが正解なんだろう。それがわからない。今後もし、同じような事態が生じた場合はどうすればいいのか。また同じように逡巡しそうな気がする。

結論は思い付けてないけど、次回に備えて、暇な時間に考えることにしてる。間に合えばいいけど。消化不良の結末で申し訳ないです。

Permalink |記事への反応(1) | 07:23

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2025-10-08

境界線のある場所

美咲が異動してきて三ヶ月が経った頃、課長田中が毎朝決まったように声をかけてくるようになった。

「おっ、出戻り組の木村さん、おはよう

美咲は二年前に一度この会社を辞めて、別の会社で働いていた。けれど事情があって戻ってきた。それは事実だ。誰も否定できない、紛れもない事実

最初の一週間は我慢した。二週間目には、胸の奥が重くなるのを感じた。三週間目には、朝出社するのが憂鬱になった。

田中さん、その呼び方、やめてもらえませんか」

ある朝、美咲勇気を出して言った。

田中不思議そうに首を傾げた。

「え? 何が?事実じゃないですか。木村さん、一回辞めて戻ってきたでしょう? 俺、何か間違ったこと言いました?」

美咲言葉に詰まった。そう、事実だ。間違ってはいない。でも、何かが違う。何かが、とても間違っている。

「でも、毎朝わざわざそう呼ぶ必要は...」

「いや、だから事実ですよね? 本当のことを言って何が悪いんですか」

田中は肩をすくめて、そのまま自分の席に向かった。周りの同僚たちは気まずそうに視線を逸らした。

その日の昼休み美咲は先輩の佐藤食堂で向かい合っていた。佐藤美咲最初にこの会社にいた時からの付き合いだ。

「あのさ、佐藤さん」美咲テーブルの上で箸を持つ手を止めた。「田中さんの言ってること、間違ってないんだよね。私、実際に出戻りだし」

佐藤は少し考えてから、静かに言った。

木村さん、田中さんは毎朝、何のためにそう呼んでると思う?」

「え?」

情報を伝えるため?木村さんが出戻りだって誰も知らないから教えてあげようとしてる?」

美咲は首を横に振った。「みんな知ってる。私が戻ってきたこと、みんな知ってるよ」

「じゃあ、何のため?」

沈黙が落ちた。美咲の中で、何かがゆっくりと形を成し始めた。

「...私を、傷つけるため?」

「それだけじゃないかもしれない」佐藤は優しく言った。「でも、確実に言えることがある。田中さんは、その言葉を口にすることで、木村さんとの関係をどういうものにしようとしてるんだろうね」

美咲は息を飲んだ。

言葉って、情報を伝えるだけのものじゃないんだ。言葉を発するたびに、私たち相手との関係を作ってる。尊重し合う関係か、対等な関係か、それとも...」

佐藤言葉を濁した。でも、美咲には分かった。

支配する関係。見下す関係相手尊重する必要がないと思っている関係

「でも」美咲は言った。「それを指摘しても、また『事実から』って言われるだけだよ」

「そうだね」佐藤は頷いた。「『事実かどうか』っていう土俵に引きずり込まれると、反論できなくなる。だって事実なんだから

美咲自分の膝の上で拳を握りしめた。

「じゃあ、どうすればいいの?」

その夜、美咲は一人で考えた。

田中は「事実」という盾を持っている。その盾の後ろに隠れて、美咲を傷つけ続けることができる。そして美咲反論しようとすると、議論は常に「その言葉事実かどうか」という次元に固定される。

でも本当の問題は、そこじゃない。

本当の問題は、田中が毎朝その言葉を選んで発することで、美咲を「尊重する必要のない存在」として扱おうとしていることだ。

そして美咲がどんなに傷ついても、「事実から」という論理の前では、その痛みを正当化することすら難しい。

なぜなら美咲は、田中と同じように振る舞うことができないから。同じように相手を傷つけることができないから。

「ああ、これが非対称なんだ」美咲は呟いた。

相手尊重しない人は、相手尊重する態度を利用して、一方的攻撃できる。そして攻撃された側は、自分倫理観のせいで、同じようには反撃できない。

翌朝、美咲が出社すると、またあの声が聞こえた。

「おっ、出戻り組の木村さん、おはよう

美咲深呼吸をした。そして、田中の方を見た。

今までとは違う目で。

「ああ、この人は今、私を尊重する気がない心持ちなんだな」

美咲は心の中で、静かにそう認めた。

それは、田中を許すことでも、田中行為正当化することでもなかった。ただ、事実として認めること。田中が今どういう態度で自分に接しているか、それを田中自身選択として認めること。

そして同時に、美咲自分にも気づいた。

田中が何を言おうと、それは田中問題だ。田中がどういう人間関係選択するか、それは田中責任だ。

美咲責任を負うべきなのは美咲自身選択だけだ。

おはようございます」

美咲は短く挨拶をして、自分の席に向かった。心臓はまだドキドキしていたし、完全に平気なわけではなかった。でも、何かが違った。

田中言葉は、もう美咲の中核には届かなかった。それは田中選択として、田中のところに留まった。

その日の午後、佐藤美咲の席に立ち寄った。

「なんか、雰囲気変わったね」

美咲は微笑んだ。

「うん、少しだけ。境界線っていうのかな。相手問題と、自分問題の」

「難しいよね、それ」

「うん、すごく難しい」美咲は正直に言った。「毎日できるかどうか分からない。でも、少なくとも今日は、できた」

佐藤は優しく笑った。

「それで十分だよ。毎日、その日その日でいいんだから

美咲は窓の外を見た。秋の陽射しが、オフィスビルの間から差し込んでいた。

相手を変えることはできない。相手が何を言うか、どう振る舞うか、それは相手選択だ。

でも、自分がどうあるか。自分がどう応答するか。どこに境界線を引くか。

それは、美咲自身選択だった。

そしてその選択にこそ、美咲責任を持つことができる。

美咲は小さく息を吐いて、また仕事に戻った。完璧ではないけれど、少しだけ軽くなった心を抱えて。

エピローグ

数週間後、田中呼び方は変わらなかった。でも、美咲の受け止め方は変わっていた。

ある朝、新入社員山田美咲質問してきた。

木村さんって、前もこの会社にいたんですか?」

「うん、そうだよ」美咲自然に答えた。「一回辞めて、また戻ってきたの」

「へえ、それってすごいですね。どうして戻ろうと思ったんですか?」

美咲は少し考えて、答えた。

「いろいろあってね。でも、戻ってきてよかったと思ってる」

それは、美咲自身言葉で語る、美咲自身物語だった。

田中言葉は、もうそ物語を書き換えることはできなかった。

なぜなら美咲は、自分物語の著者は自分自身だと知ったから。

そして、相手心持ち相手のもので、自分心持ち自分のものだと、ようやく腑に落ちたから。

それは完璧解決ではなかった。でも、それでよかった。

完璧である必要はない。ただ、自分であり続けること。それだけが美咲にできることで、美咲がすべきことだった。

Permalink |記事への反応(0) | 00:56

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