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はてなキーワード:衆愚とは

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2025-10-27

政治に対する凡人的発想について

政治家はずるい!国会議員が多すぎるし給料も高すぎる!これを減らせばもっと別のことに使えるだろ!」これが凡人的発想である

しかし、日本国会議員数が多いのは、単に日本人口が多いからであり、人口一定あたりの国会議員数で見れば世界的には少ない方になる

歳出の最も大きな割合を占めるのは社会保障費であり、「政治家はずるい!」と言っているお前ら老人が一番税の恩恵を受けているわけである

まり政治家給料を削れ!」と怒鳴る前に、「自分年金がどれだけ国家財政を圧迫しているか」を冷静に見つめろ、という話だ

政治家報酬を全員ゼロにしても、社会保障費の誤差にもならない。数字を見れば一目瞭然だ

だが凡人は数字を見ない。感情判断する。「上級国民」への妬みを政治批判勘違いし、制度構造的欠陥には目を向けない

政治家が「ずるい」と思い込むことで、自分が「被害者」でいられるから

本質的には、政治家がずるいのではなく、有権者怠惰なのである

有権者が複雑な財政構造理解せず、「誰かを叩けば社会が良くなる」と信じる限り、民主主義衆愚制に堕ちる

政治家を減らしても、日本は良くならない。むしろ政治家理解できる国民が増えなければ、日本は確実に滅ぶ

Permalink |記事への反応(0) | 21:45

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2025-10-22

anond:20251022112546

オッス、オラ現代民主主義者!

さて、「国旗損壊罪は当然」「秩序を守るための線引き」なんて言葉を聞くと、まるで21世紀社会19世紀の魂が迷い込んだみたいだな。あえて言わせてもらう——それ、民主主義じゃなくて“情緒主義”だ。

まず、「感情保護」と「国家の秩序維持」を混同するな

他人が親の遺影を燃やす例」を持ち出してくるが、それは私人間の侮辱行為の話だ。感情的には腹が立つが、国家象徴批判することとはまったく構造が違う。

民主主義における国家象徴は、批判され、風刺され、時に踏みにじられることで初めて成熟する。

国家が「国旗を汚すな」と言い出した瞬間、それは国民に「思考敬礼」を強要するのと同じだ。

自由は「不快表現」をも守るもの

挑発から表現じゃない」とか言うが、それを決めるのは誰だ? 政府か? 検察か? 多数派か?

その“挑発”を判断するのが権力側なら、いつでも都合の悪い表現を「挑発」として潰せる。

表現自由が最も守るべきは、不快で、不穏で、気に食わない表現なんだよ。

みんなが笑顔拍手する表現自由はいらない。

国旗神棚に上げた瞬間、民主主義は退化する

国旗国家象徴だ。それは同意する。

だが象徴とは“国家の所有物”じゃなく“国民の共有物”だろ?

共有物を「傷つけたら犯罪」とする時点で、国家象徴意味を独占している。

まり国旗を守ると言いながら、国家国旗国民から奪っているんだ。

民主主義象徴神聖化した瞬間、それは信仰対象になる。

そして信仰は、異端者を罰する口実を生む。

社会契約勘違いするな

社会契約の上に立つ自由を壊すな」? いや、自由の上にこそ社会契約があるんだよ。

社会契約は、異なる価値観共存するための最低限のルールにすぎない。

それを「国旗を壊すな」という情緒ルールで縛り始めたら、契約じゃなく服従になる。

現代民主主義者の現実主義

現代民主主義は、成熟した不快さを前提にしている。

誰かが燃やした国旗を見て腹が立つ? そうかもな。

だが、それを「刑罰制御しよう」とする社会は、自らの理性を放棄している。

理性を捨てて感情に法を委ねた瞬間、民主主義衆愚制に変わる。

結論:秩序を守ることと自由を殺すことは違う

国旗損壊を罰する法は、国家品位を守るどころか、国家成熟を後退させる。

自由とは、神聖象徴をも燃やす権利を含んで初めて完全になる。

国家への敬意」は法で強制するものじゃない——市民の内なる思考良心からまれものだ。

国家は敬意を要求する前に、まずその自由を恐れない度量を見せろ。

Permalink |記事への反応(2) | 11:33

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2025-10-17

民主主義に足りないのは国民を賢くする動機設定。

国民の賢さを測定して、その動向で政治家インセンティブや罰を与える仕組みを憲法レペルで定義しておかないといけない。

衆愚ポピュリズムに流されて皆で不幸になるのも民主主義だなんて言うのは簡単だが別に望んでそうしたい訳じゃないだろ。

Permalink |記事への反応(1) | 15:48

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2025-10-16

万博には一貫して反対だった。空疎国威高揚をしている場合じゃないだろ、今の日本

なんだって、やってしまえば「功」の部分はある。その部分だけをクローズアップすれば「やってよかったね」みたいな話にまとめられる。これから国と衆愚が一緒になってそういうムードを作って、ネガティブなことはなかったことにして歴史化していくのかと思うと、本当にイヤだね。

オタク産業イメージづくりの片棒を担がされたことも本当にイヤだった。こういうことはこれからしばらく、どんどん増えるんだろう。国策に組み込まれオタク産業。気色悪いぜ。一介のオタクとして反吐が出る。

福島能登も、他の災害被害も何も終わってない。自民党維新が接近したら碌なことにはならない。そういう流れの中の万博だった。

いい思い出なんかにしてたまるかよ、クソが。

Permalink |記事への反応(1) | 01:43

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2025-10-15

「箱」の解体

象徴してるんだが、いわゆる「箱推し」が無効時代に入ったっぽい。

これが一過性で終わる(すぐにまた大きな塊ができる)可能性もあるがたぶんしばらく続く。

でも「人」単位政策単位解像度高く政治シーンをフォローしていくなんてふつう生活してたらまあ無理だから。やってるつもりで切り抜き動画とかの安いプロパガンダ鵜呑みにするのがオチだ。

すると衆愚化は進行する一方。「アメリカ日本の数年先」のセオリーをそのままトレースしていくことになる。

MAGAと糞リベのせめぎ合いというのはあれは左右のイデオロギー対立ではない。もっとソリッドな分断そのものだ。

次に割れるのは自民という箱なんだろうな。

「箱」が細分化するのは個々の主権者の一票がその意志を裏切ってわけわからんつのためにカウントされないということであり、表面的にはよいことのように見える。だが結果は期待を裏切るだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 16:55

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2025-10-12

anond:20251012121002

この増田の言ってることを一言でまとめると「ちゃんと流れ追ってたら外野がワーワー言うようなことなんて起きてないよね」で終わり。

でもそんなつまらない話がはてなで伸びることはないので針小棒大に騒ぎ立てる連中の意味不明戯言が流れなんて全く追ってない人に「凄い!こんな大事件が起きてるんだ!許せないよ!」と指示される。

グレシャムの法則というか衆愚というか烏合の衆というか、ほんま馬鹿による馬鹿のための馬鹿騒ぎでしかないよなーって呆れるよ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:59

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2025-10-05

SNS時代社会学はもうオワコンなのか。

SNSによる集合知の高度化は社会学存在価値を失わせる可能性があります社会学集合知進化によって存在価値を失いその役割を失ったと言えます

集合知限界社会学役割

集合知衆愚Wisdom of Crowds)は、多くの人々の意見知識を集約することで、個々の専門家よりも優れた判断予測を導き出す可能性を秘めています特にSNSは、この集合知形成を加速させていますが、同時にいくつかの課題も抱えています

1.集合知の偏り(バイアス)と検証

SNS上の集合知は、しばしば特定グループ内での意見の増幅(エコーチェンバー)や、感情的共感に基づく短絡的な判断に陥りがちです。また、誤情報フェイクニュース)や意図的操作の影響を受けやすいという脆弱性もあります

社会学役割:社会学は、こうした情報拡散構造や、人々の意識形成プロセス、そしてそれが社会全体に与える影響を客観的分析し、集合知限界や偏りを指摘します。単なる「データ」ではなく、「社会文脈」や「価値観」を含めて理解しようとします。

2.社会的「価値」と「意味」の探求

集合知は「何が起きているか」を示すのには長けていますが、「なぜそれが起きているのか」「それは社会にとってどんな意味を持つのか」といった本質的な問いには答えられません。

社会学役割:社会学は、人々の行動や社会現象の背後にある動機文化規範格差といった、目には見えない社会構造を深く掘り下げます。**「望ましい社会とは何か」**という規範的な問いに対しても、歴史的比較的な視点から考察を加えます

3.社会対話と分断の克服

SNS意見可視化を進める一方で、社会の分断(二極化)も深刻化させています。異なる意見を持つ者同士の建設的な対話は難しくなりがちです。

社会学役割:社会学は、分断を生み出すメカニズム分析し、異なる集団間の理解対話を促進するための理論的基盤を提供します。また、心理的安全性のある対話の場が、健全集合知形成に不可欠であることも指摘します。

集合知社会学の「データ」であり、分析対象です。

SNS上の集合知が高度化しても、社会学は人々がどのように集団形成し、相互作用し、意味を作り出し、葛藤しているのかを、データを超えて本質的理解するための学問として、その存在価値は揺るぎません。むしろ、複雑化するデジタル社会を深く、批判的に理解するために、社会学の知見はこれまで以上に重要になると言えるでしょう。

それなのになぜ社会学オワコン化するのか。

社会学における「エコーチェンバー」の可能

1.概念理論自己強化

特定パラダイム理論的枠組み)や専門用語コミュニティ内で過度に重視され、その枠外にある新しい視点異論が軽視されたり、理解されにくくなったりすることがあります学術誌の査読学会での発表においても、既存の主流な考え方を支持する研究が通りやすい、という構造的なバイアスが発生し得ます

2.批判対象固定化

社会学社会の不平等権力構造批判的に分析しますが、その批判対象固定化し、社会の変化に伴って新たに生まれ問題や、複雑な現実存在する「善意による悪」のような側面を見落としてしま危険性があります。常に批判的な立場を取るあまり実証データ客観的分析よりも、イデオロギーが先行してしまうという批判もあります

3.社会との断絶(象牙の塔

一般社会集合知常識からかけ離れた独自議論を深めていくあまり、「象牙の塔」に閉じこもり、学術コミュニティ内でのみ通用する言葉論理で固まってしま現象です。これは、社会学者が自ら分析するはずの多様な価値観日常リアリティから切り離され、社会に対する影響力を失うことにも繋がります

集合知時代における社会学自己批判と使命

しかし、この自己批判こそが社会学の核心的な強みとも言えます社会学は、権威主義バイアス分析し、客観性批判精神を維持しようと努力する学問です。

エコーチェンバーを破るための努力

方法論の多様性:

集合知ビッグデータ分析といった新しい定量的手法を取り入れ、伝統的な定性的手法インタビューエスノグラフィー)と組み合わせることで、視点の偏りを減らそうとしています

学際的な対話:

経済学心理学情報科学など、異なる分野の研究者との協働を深め、独自コミュニティの殻を破ろうとしています

内省リフレクシビティ):

自分自身立ち位置や、研究コミュニティが持つバイアスを常に問い直すという「内省リフレクシビティ)」は、社会学研究重要な柱の一つです。

まり、「社会学者こそエコーチェンバーに囚われている」というご指摘は、社会学が自らの宿痾と闘い続けるべきという、非常に重要メッセージ内包していると言えるでしょう。

この自己批判能力こそ、集合知が持つ限界(偏りや短絡性)を外部から分析できる、社会学の根源的な存在価値につながるのではないでしょうか。

Permalink |記事への反応(0) | 11:48

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2025-09-29

言葉を知らない奴って徹底的にバカにしたほうが良くない?

語彙の脆弱性思考の膠着に直結する。

語の射程が短い者は抽象化の階梯に登れない。

差異を把握できず、概念分節も甘く、あらゆる対話情緒的な独白に堕す。

共通了解の前提が構築できない。したがって議論破綻議事は空転する。

これは個人資質というよりも社会全体の言語劣化、つまり集団的ディスレトリック症候群の顕現である

にもかかわらず語彙が豊潤な者が揶揄対象になる。難解な語を用いることが、しばしば衒学的だとか、衆愚を見下す姿勢だと誤認される。

語の精緻さは世界の複雑さに応答するための装置である。語彙が乏しければ、差異同化し、構造が潰れ、思考は退行する。

たとえば「美しい」と「優美」と「荘厳」と「凄艶」と「幽玄」は異なる審美的位相を指し示しているが、それらをすべて「ヤバい」で代替しはじめた瞬間意味グラデーションは瓦解する。

蔑視されるべきは語彙を行使する側ではなく、それを解さずに忌避する側だ。

言葉を知らないという状態を恥じる感性がなければ知的進化は起動しない。

無知を恥じぬ態度を礼賛し、学習努力揶揄する文化のほうが全体の認識水準を劣化させる。

まり言葉を知らないことに対しては羞恥と向学心という適切な応答が必要だ。

そうした態度の積み重ねによってのみ共同体全体の言語密度は高まり、結果として幸福の基盤となる認識力が共有可能となる。

誰もがわかる言葉だけで世界を語るなどという幻想は捨てるべきだ。理解のために学ぶべきであり、理解できるところに言葉矮小化するべきではない。

Permalink |記事への反応(2) | 23:06

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2025-09-19

anond:20250919111517

リベラルフェミニスト特有の「何が正義で何が悪かはリベラルフェミニストが決める」というスタンス

これにより他の奴がやると内輪ガラパゴス衆愚ジャップとなり自分たちがやると正義の行いになる

Permalink |記事への反応(0) | 15:44

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2025-09-17

とある人達の口癖

愚民ガー

ジャップガー、ジャップオスガー

ポピュリズムガー、衆愚ガー

Permalink |記事への反応(0) | 07:10

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2025-09-14

せっかく大衆衆愚分析する「知的な本」だったのに肉食は非合理的かいう章に入ってから流れが変わったな

Permalink |記事への反応(0) | 12:30

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2025-08-19

anond:20250819184209

チースレ契約上のやらかし

SNS衆愚化したせいで、炎上しても燃やすやつが馬鹿って合意形成できたから、企業は気にしてないと思う

逆に契約関係やらかしは神経質だけど

Permalink |記事への反応(1) | 18:46

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anond:20250819114458

衆愚が正解ではないわな。

経済活動に組み込むことで人の善意依存せず継続性を持たせるっていう方が正解とされるよ。

Permalink |記事への反応(1) | 11:48

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2025-07-26

anond:20250726131123

大半の人はどうでもいいんだよ

人権を重視している人がなぜ動かないのか

大半の衆愚はどうせ参政党を支持している

Permalink |記事への反応(0) | 13:55

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2025-07-22

私やあなたやその他の人は何のために投票所に行くのでしょうか?

皆さんご存じの通り、先の参議院選挙与党の負け(戦後初めて衆参両院少数与党に転落)、野党の勝ち(中でも国民民主党参政党の躍進)という結果が出ました。

私が投じた選挙区票と比例代表票はどちらも、今回においては(珍しく)投じた側の勝利に役立ったのでそれは良かったと思います

しかしながら、その後の石破総理大臣の続投宣言は正直いただけませんでした。

過去安倍総理麻生総理選挙で敗北したとき退陣を促した言動と不一致なこと。これがまず不快でした。

さらには仮定の話である震災」をダシにした正当化も、かつて震災被害を受けた人間としては眉をひそめるものがありました。

衆議院選、都議会選、そして今回の参議院選と、三度連続で大きな選挙で敗北したのに、結果を出せなかった責任を感じてなさそうな態度も癇にさわりました。(負けたのは石破のせいじゃないと言う人もいますが、少なくとも衆議院選では解散総選挙をやると決めてやった以上、総理責任はないということはありえません)

そして、石破続投について取り上げたこ記事で、人気を集めているコメントを見て残念な思いになりました。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.fnn.jp/articles/-/904442

大まかに言えば、「高市(や他の人間)が取って代わるよりは石破のほうがマシなので仕方ない」というところでしょうか。

私とて高市早苗にはかなり問題があると思います。(特に取り巻きの質は、議員民間人ともにろくでもない人格の持ち主ばかりと言っても過言ではないでしょう)

他に政治家として任せられそうな人材がいないという意見にも、一理はあると思います。(そんなことを言い出せば、極端な話、国会議事堂隕石でも落ちて衆参両院議員が全滅したら日本が為す術なく国家崩壊するに任せると言ってるような変な話だとも思いますが)

ですが、だから石破続投は仕方ないんだと言っていいのでしょうか。「仕方ない」のではなく「私が不愉快になるような葛藤から逃げたい」という自分気持ちを甘やかすためだけの思考放棄ではないでしょうか。

あえて大上段に構えた物言いします。

一度、「石破」とか「高市」とか「野田」「神谷」とか、あるいは「自民党」とか「立憲民主党」とか「参政党」「れい新撰組」とかなんだとかいった固有名詞を脇に置いて考えてほしいのです。

「○○はXXよりマシだ、だから○○は選挙で負けたとしても、責任も取らず政権の座に居座っていいんだ」

「XX党が権力を握ったら日本はより悪くなる。だから選挙で○○党が半分以上の票が取れなくても何も変わらなくていいんだ」

こんなレトリックがまかり通るなら、民主主義国家国民である私やあなたやその他の人は何のために投票所に行くのしょうか?

普段政治に対する見識の薄いかもしれない人たちが、それでも投票日に腰を上げ、私やあなた不利益不愉快をもたらす候補政党名前を一枚の投票用紙に書いて中身の見えない投票箱に入れる。その行為は「○○よりマシだから蔑ろにしていいものなのですか?

選挙で負けるという民意が示されても政治家がその苦しい現実から目をそらす。これが政治不信の種をまく行為でなくて何だというのでしょうか? それとも私やあなたにとって好ましい政治家に限ってはそれが「仕方ない」と許容される特権がいつの間にか与えられたのですか?

少し想像力が飛躍するかも知れませんが、「プーチンが辞めると、さらにろくでもない奴が来る」「習近平が~」「ネタニヤフが~」と、今回の石破総理の続投擁護は、地続きなのではないですか?

Xで目に入った『アフリカとある国では、選挙で選ばれたリーダーが100歳まで権力維持を目指している』という馬鹿馬鹿しさが、未来日本イメージの一例としてまさしく今この瞬間、現実味を帯びてしまったのではないですか?

なるほど石破総理は、大方の人間が好ましく感じる『良識』を持っているのかも知れません。ですが、今後現れる可能性のある、民主主義国家手続きで選ばれた「ろくでもない指導者」が、選挙に負けるという民意を示されたときに石破続投という前例悪用しない保証がどこにあるのですか? もしそうなったときに人々は有効で正当な対抗手段を持ち合わせているでしょうか? それとも「制度上は何の問題もない」といういかにも政治家めいた物言い等閑視されるのですか?

皆さんは、上記に書いたことなどとっくの昔に考慮済みで「スリーアウトなんて野球じゃないんだから」「隠れ高市ファン」「現実離れした綺麗事を弄んで衆愚正当化」そんな風に私を笑われるでしょうか?

三度も敗北という民意を示された石破総理退陣されるべきだと私は強く思います。仮にその先にあるものが失政だろうと混乱だろうと停滞だろうとです。それは石破アンチを喜ばせるためではない。石破の政策人格の善し悪しの問題を超え、一人一人が政治責任を持つ小さな王様であるという、民主主義国家が私やあなたや他の人にもたらしてきた利益を守りたいため、こう言うのです。

Permalink |記事への反応(0) | 13:03

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2025-07-13

anond:20250712142415

無党派層を票田とするために「投票に行こう」などと呼びかける行為を俺もあまりよく思っていない

政治に高い関心を持っている層からすると、その行為権力暴走を抑止する効果もある民主主義な行いに映るだろうが、実際は期待されるような「政治について考えさせる」効果ほとんど生じず、他者攻撃するきっかけを与えるだけになっているように見える。

衆愚」とは別の観点で、政治というゲームに参加する意義を特に感じていない層に選挙権行使を促したところで、同じ盤面を使って別の盛り上がるゲームを始めるだけなんじゃないかという思いがある

Permalink |記事への反応(0) | 06:11

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2025-07-02

anond:20250630154546

↑は、この匿名日記の2個前の匿名日記anond:20250628235025 に着想を得て、Gemini 2.5Flashと会話しながら作ったエッセイのようなものだったのだけど、これをさらチャットAIに読ませてみたら、各AIサービスごとに見事に差が出てビックリした。

それぞれでDeep Research をさせた結果を載せるね。

ぼくの主観的順位は、

  1. Gemini 2.5 Pro
  2. ChatGPT 4o
  3. ClaudOpus 4

第3位 ClaudOpus 4 でのディープリサーチによるファクトチェック

日本語エッセイ民主主義という『壮大な実験』」ファクトチェック報告書

8つの主要主張について、原典学術資料に基づく厳密な事実確認実施しました。古代ギリシャ政治哲学から現代アメリカ世論調査まで、幅広い分野の主張を検証した結果、大部分は正確である一方、重要不正確性も発見されました。

検証結果概要
正確な主張: 6件不正確な主張: 1件検証不能: 1件

古代政治哲学に関する主張は全て正確で、現代統計データも概ね正確でした。しかし、アメリカ独立宣言引用において重要な欠落が発見されました。

古代政治哲学の正確性が確認された記述
プラトンの『国家』における民主政批判

検証結果: 正確

プラトンは確実に民主政理想国家堕落過程における最終段階として位置づけ、僭主政への移行を警告しています。『国家』第8-9巻の原典から、「民主政自然僭主政を生み出し、最も極端な自由から最も極悪な形の僭主政が生まれる」との記述確認されました。

プラトン政体堕落論は、貴族政→名誉政→寡頭政→民主政僭主政の順序で展開され、民主政の「際限のない自由への欲求」が秩序を破壊し、デマゴーグを生み出すことで僭主政に至ると分析しています

アリストテレス政治学における民主政分析

検証結果: 正確

アリストテレスの『政治学』第5巻は、民主政不安定化と崩壊について詳細な分析提供しています原典では「民主政デマゴーグ支配されるとき最も転覆やすく、デマゴーグが富者に対する十字軍を率いるとき」との記述確認され、実際にアテネ等の具体例も挙げられています

ポリュビオス政体循環論

検証結果: 正確

ポリュビオスの『歴史』第6巻に記述されたアナキュクロシス政体循環論)は、主張通り王政僭主政→貴族政→寡頭政→民主政衆愚政の循環を提示しています。この理論は数百のギリシャ都市国家の観察に基づいており、後のアメリカ建国思想にも大きな影響を与えました。

歴史事実検証結果
古代ローマ共和制崩壊

検証結果: 正確

学術コンセンサスと一致する内容です。紀元前133年のティベリウスグラックス暗殺から27年のアウグストゥス即位までの危機過程における政治的暴力軍事的強者による内戦経済格差の拡大、制度破綻などの要因分析は、現代歴史学の標準的見解合致しています

重要不正確性:独立宣言引用

検証結果:不正

最も重要発見は、アメリカ独立宣言引用における重大な欠落です。

主張された引用文:

「全ての人間平等につくられ、創造主によって、生命自由幸福の追求という、ある種の不可侵権利を与えられている」

国立公文書館による正確な原文:

「我々は、これらの真理を自明のものとして受け入れる:すべての人間平等につくられており、創造主によって、生命自由幸福の追求を含む、ある種の不可侵権利を与えられている」

この欠落により、独立宣言哲学的基盤である自明の真理」という概念が失われ、文脈的意味が大きく変化しています

現代データ検証結果
CIA冷戦活動

検証結果: 正確

機密解除されたCIA文書と1975-76年の教会委員会報告書により、イラン1953年)、グアテマラ1954年)での政権転覆工作プロパガンダ活動心理作戦実施確認されていますモッキンバード作戦による報道機関への浸透、MKウルトラによる心理実験なども含まれます

ピュー・リサーチセンター調査

検証結果: 正確(軽微な数値差異

2022年4月実施調査(n=10,156)で、アメリカ成人の39%が「人類は終末の時代に生きている」と信じていることが確認されました。主張の「約4割」は統計的に正確です。調査は全国代表性を持つ手法実施され、宗教的人種的背景による大きな差異も記録されています

ブライヤー最高裁判事発言

検証結果:検証不能YouTubeアクセス制限

指定されたYouTube動画へのアクセスができないため、具体的な主張を検証できませんでした。ただし、2022年1月の退任発表では、アメリカを「進行中の実験」と表現し、民主主義制度への楽観的な信念を表明していることが複数の信頼できる報道確認されています

結論と推奨事項

このエッセイ古代政治哲学引用現代統計データにおいて高い正確性を示しています特にプラトンアリストテレスポリュビオス古典的政治理論記述は、原典学術コンセンサスに忠実です。

ただし、独立宣言引用における重要な欠落は修正必要です。この修正により、アメリカ建国思想哲学的基盤がより正確に伝わるでしょう。

推奨修正:

独立宣言引用部分に「我々は、これらの真理を自明のものとして受け入れる:」を追加し、思想文脈を完全に保持することを推奨します。

全体として、このエッセイ学術的に信頼性の高い内容を提供していますが、一次資料から引用については、より慎重な検証必要です。

第2位 ChatGPT 4o でのディープリサーチによるファクトチェック

承知しました。このエッセイ全体を対象に、歴史的・政治的主張や引用事実誤認がないか、またその解釈や論拠に不正確さや誤解を招く表現がないかを、批判視点から検証します。

確認が済み次第、主要ポイントごとに整理した上でご報告いたします。少々お待ちください。

1.エッセイ全体の事実検証

このエッセイに述べられている歴史的・社会的論点は、概ね史実資料に基づいており、大筋で正確です。古代ギリシア哲学者による民主政への批判プラトンアリストテレス)やポリュビオス政体循環論、ローマ共和政崩壊原因、アメリカ独立宣言理念冷戦期のCIA秘密工作現代アメリカの「ディープステート陰謀論福音派終末論世界観イスラエル支持、さら第二次大戦期のファシズム台頭の教訓など、多岐にわたる主張が展開されています。**これらの主張のそれぞれについて、史実との照合を行った結果、エッセイに明らかな虚偽は見当たりませんでした**。以下に、各ポイントごとに根拠となる事実関係検証します。

2. 論拠ごとの詳細な検証解釈

エッセイ説明はこのポリュビオス理論と一致しており、\*\*「民主政衆愚政へと堕落する過程」\*\*についての記述個人自由公共利益を損ない無秩序暴力に陥る)は、ポリュビオスが説いた民主政から無政府状態への移行と同じ現象を指摘しています。したがって、この点も史実に沿った主張です。

以上の歴史は、**どれほど堅固に見える政治体制でも、極端な経済格差権力闘争(安定した政権交代の仕組みがないこと)が内部矛盾となって崩壊しうる**ことを示していますエッセイ記述はこの歴史的経緯と一致しています

2025-06-30

anond:20250629000545

民主主義という「壮大な実験」の光と影古代の教訓から現代の試練、そして未来への託宣

人類歴史において、民主主義は常に理想現実狭間で揺れ動く「壮大な実験」であり続けてきた。古代ギリシアの賢人たちは、その脆さと可能性を早くも見抜いていた。

古代ギリシアデモクラシー批判政体の循環

プラトンは、その著書『国家』において、理想国家堕落の最終段階として「民主政」を挙げ、それが「僭主政」へと移行する危険性を指摘した。彼は、自由を過度に追求する民主政が、最終的には無秩序放縦を生み出し、大衆感情に訴えかける扇動家僭主)の台頭を許すと警告した。アリストテレスもまた、『政治学』第5巻で、民主政が貧富の対立扇動政治家による民衆操作によって不安定化し、崩壊に至る多くの実例を詳述している。

そして、ポリュビオスは、政体が「王政僭主政→貴族政→寡頭政→民主政衆愚政」というサイクルを繰り返す「政体循環論」を提唱した。民主政衆愚政へと堕落する過程は、個人自由が過度に尊重されるあまり公共利益が見失われ、最終的に無秩序暴力支配する衆愚政治に陥るというものであり、古代の知見が現代にも通じる普遍性を持つことを示している。

古代ローマ共和制は、これらのギリシア哲学者懸念現実のものとする一例だった。その成果は、法の支配市民権利抑制と均衡のシステムに見られたが、広大な領土の獲得に伴う経済格差の拡大、軍人政治家の台頭、そして内乱の激化は、最終的に共和制帝政へと移行させる原因となった。これは、いかに強固な体制であっても、内部の矛盾と「安定した政権交代ができない」という弱点を抱えることで、崩壊の道を辿ることを示している。

米国リベラルデモクラシー二律背反

長く続いた暗黒のヨーロッパを経て、米国リベラルデモクラシー旗手として世界舞台に登場した。その理念は、自由平等人権、そして民主主義の普及にあった。米国独立宣言は、まさにその理念の表明であり、「全ての人間平等につくられ、創造主によって、生命自由幸福の追求という、ある種の不可侵権利を与えられている」という、新しい世代へと夢を託す壮大なビジョンを示している。

しかし、冷戦という特殊な国際情勢下において、米国理想現実の厳しい矛盾に直面した。ソ連とのイデオロギー対立の中で、米国は「リベラル」な信条と相反する「リアリスト」な態度を国際社会外交)において求められることになった。その結果、CIAなどの諜報機関は、他国政権転覆心理作戦プロパガンダといった秘密情報活動を大規模に展開した。これらの活動は、当時の米国国益を守るためとされたが、介入を受けた国々に米国に対する根深猜疑心と不信感を植え付けた。リベラルデモクラシー標榜する国家が、その理想とは裏腹に、他国の内政に干渉し、世論操作する行動に出たことは、その後の国際社会における米国信頼性にも影を落とすことになった。

皮肉なことに、この「他国貶める」ために行われた情報操作の「刃」は、時を経て米国自身に向けられることになる。米国社会で広がる「ディープステート」論は、かつてCIAなどが他国で行ってきたような「見えない権力による操作」への根深い不信感が、今や自国エスタブリッシュメントに向けられている現象と見ることができる。リベラルデモクラシー擁護であるはずの米国が、自らの行いが原因で、その理念自体に疑いの目を向けられている現状は、まさに過去の行動の「しっぺ返し」と言えるだろう。

現代社会心理民主主義の脆さ

現代世界特に米国の影響を色濃く受ける日本西ヨーロッパの人々も、同様の「終末観」にとらわれているかもしれない。ピュー・リサーチセンター調査によれば、米国では成人のおよそ4割が「人類は終末の時代に生きている」と信じている。特に福音派の多くは、この信念が強く、キリスト再臨を心待ちにする彼らがイスラエルを強く支持する姿勢は、その信仰地政学的な問題にまで影響を与えていることを示している。https://www.pewresearch.org/short-reads/2022/12/08/about-four-in-ten-u-s-adults-believe-humanity-is-living-in-the-end-times/

一見、これまでの古代デモクラシー批判戦後情報活動議論と、現代終末論心理は繋がりがないように見えるかもしれない。しかし、リベラルデモクラシーにおける社会心理社会不安は密接に結びついている。

第二次世界大戦経験した我々は、過去生活苦経済から排外主義などを煽られ、ファッショを生み出した経験を持つ。ファシズムは、大衆の不満と不安を吸収し、明確な「敵」を提示し、感情的に扇動することで、個人自由を奪い、国家肥大化させていった。 この歴史は、民主主義いかに容易に大衆操作によって変質し、その結果がどれほど悲劇的になりうるかを示す重要な教訓である

安易リアリズムに引き込まれない為に

私たちは、民主主義の脆さ、そしてリベラル理想が時に傲慢さや矛盾はらむことを知っている。知っていてなお、前向きに新しい世代へと夢を託していかねばならないのだろう。

なぜなら、人類はこれまでも、数々の困難な時代を乗り越えてきたからだ。古代政体循環や、近代ファシズムの台頭、冷戦期の情報戦といった過去経験は、私たち民主主義が直面する試練の本質を教えてくれる。それは、生活苦経済から生じる不満が、社会構造や外部の敵ではなく、「内なる敵」へと転嫁され、徒党化することで、自身体制を内側から破壊するという、デモクラシーの最も脆い側面である

しかし、その脆さを知ることは、同時に「同じ目には遭わない」ための知恵となる。私たち過去の過ちを繰り返し、民主主義理想を失ってはならない。それは人類の英知であり、私たちに課せられた「壮大な実験」の継続成功への責任である

最高裁判事を退任するブライヤー判事が、アメリカを「自由とすべての人間平等であるという命題に捧げられた国」であり、その理念が長く続くかどうかは「実験であると述べ、その成否を若い世代に託した表明は、私たち勇気を与えるものであるhttps://www.youtube.com/watch?v=Lv7WkW7z4hQ

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こんな感じでどうでしょうか?(Gemini 2.5Flash より生成)

Permalink |記事への反応(1) | 15:45

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2025-06-29

anond:20250629105925

共産党は遅かれ早かれ違法化されるだろう。

衆愚なんかより明確に民主主義の敵のくせに大手を振って歩けるのがおかしい。

Permalink |記事への反応(0) | 23:34

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2025-06-13

最近怪談界隈の居心地の悪さ

はいま密かに怪談ブームになっている。

が、その怪談界隈が、陰謀論界隈に飲み込まれ政治話題侵食されそうになっている。

今の怪談界隈では「ヒトコワ」というジャンルが人気だ。このヒトコワが元々心霊中心だった怪談界隈を少し悪い方向に変えている気がする。

知らない人のために説明すると、ヒトコワとは身近にいた怖い人や犯罪者など実在するヒトにまつわる怖い話で、怪談テーマにするYouTubeチャンネルでは心霊による怖い話と同列で語られることが多い。「結局一番怖いのは人間だよね」というオチになる怖い話一種として怪談好きの視聴者から支持されて、今では怪談の中の一大ジャンルとしての地位確立しているといって良い。

しかし、ヒトコワは実際の人が関わる分、話された内容が、憶測新聞記事などと関連付けられては、それが都市伝説界隈や陰謀論者に利用されて彼らの主張を裏付けストーリーの中に組み込まれやすい。ストーカーや痴情のもつれ、性産業に関連するヒトコワも多く、社会問題につなげて問題提起政治話題に広がることも多い。そうなってくると元々近い界隈だった陰謀論者が怪談界隈にわらわらと集まるようになる。

もともと陰謀論界隈は、都市伝説宇宙人災害戦争フリーメイソンといった切り口で自衛隊米軍、〇〇政府の〇〇機関と結びつきやすく、往々にして政治距離が近くなりがちである最近で言えば、都市伝説YouTubeチャンネルのNaokiman Showを手がけるナオキマン氏がトランプ大統領の私邸に招待されたのは有名な話だ。

その陰謀論界隈がヒトコワを機に侵入したことで、心霊界隈(というか視聴者層)が急速に政治化しているのだ。

結果としてただの心霊話でも、何らかの形で現世と結び付けられることが多くなる。例えば土地柄がから心霊ならその土地政治家の「財務省がらみ」の陰謀論が持ち出されたりといった具合だ。本来原理について深掘る必要のない心霊が都合よく陰謀論者の世界観を強化するように使われている。芸能人に関するものなら、芸能界スキャンダル芸能人事件自死と結びつけられることもある。芸能スキャンダル陰謀論者が大好きなジャンルだ。彼らはしきりにそれを使って政治陰謀連想する。

こうして元々心霊を主にしていたはずの怪談界隈はヒトコワを窓口にして「政治」という俗世の空気を迎え入れることになった。

本来心霊を主軸にしていた怪談は、不思議現象への好奇心を満たしつつ、亡くなった人や生き霊の無念に思いを偲び、少しだけ優しい気持ちになって自らの生を見直すきっかけになるような、「個人的な」話であったはずだ。そこには話す方も聞く方にも罪悪感と呼べるような「よそよそしさ」があり、だからこそ怖さに真実味が増す。もちろん、幽霊なんて居ないと思っている人がこんなことを聞けば「何言っているんだ。エンタメなんだから自由でいい」と言うかもしれないが、フィクションと割り切ってしまうと心霊話は虚無になる。心霊話は、「もしかしたら嘘かもしれないけど、本当だと思うことで生きる自分や死んだ誰かが救われるかもしれないし、本当と信じたところで誰にも迷惑をかけないのなら、より優しい世界になりそうな方をこっそり選んでしまえ」という、内心の自由行使によって主観的世界チューニングするための道徳的契機のようなものなのだ。それは体系的な宗教とも違う、聖典がない多神教だった日本原風景で生き残った日曜大工的な思想形態の一つなのだろう。

しかし、そのような個人的であるべき世界が、陰謀論界隈の侵入によって「みんなのこと」になって、多くの人を巻き込む「おおごと」になっている。

それに拍車をかけているのは2025年7月問題という、(日本の)陰謀論界隈にとってのハルマゲドン的な共通トピックが去年、怪談界隈を侵食していることだろう。2025年7月問題とは、日本陰謀論界隈で盛り上がっている、新たな滅亡論の類いだ。その出自には、ホピ族の予言という人もいれば、物理学者ノートルダム清心女子大学教授の保江邦夫氏が自身NASAの知り合いに聞いたという証言漫画家たつき諒氏の『私が見た未来』での言及、『奇跡のりんご』で知られるリンゴ農家木村秋則氏の宇宙人との交流エピソードが挙げられる。こういった様々な根拠を元にして、陰謀論界隈ではこれら全ての一致は偶然ではないと本気にしている人が多い。滅亡シナリオ果たして戦争災害なのかは不明だがとにかく2025年7月は大変なことになると界隈は大盛り上がりである。この熱が海外にも波及した結果、7月の来日観光客による予約が前年より減少しているというニュースが先日報道されたのは記憶に新しい。

怪談界隈はこの滅亡論によって痛手を受けた。ヒトコワの登場を皮切りにして視聴者層が「現世寄り」に変異した中で、そのニーズに応えるため怪談ライブ怪談系のYouTubeチャンネルがこの話題を取り上げるようになった。そして、これらの動画再生数は心霊怪談のそれを遥かに凌駕していたため、それに味を占めた配信者の中には、心霊世界から、むしろスピリチュアル政治を絡ませる方向に「還俗」する者が出始める。そうでなくても、オチのない心霊話ではなく、よりエンタメ性の高いヒトコワや都市伝説の頻度を上げるような形でコンテンツの質が変化したり、視聴者層の変化によってコメント欄がX味を増し居心地が悪くなったりした。

怖い話コメント欄

「怖い〜」

「〇〇神社肝試しは遊び感覚でやっちゃいけない」

「〇〇分〇〇秒に男の声の人が入ってませんか?」

で良かったのに

神社だけは中国人から守らないといけない」

「〇〇トンネルって建設中の死亡事故あったらしいです。それを当時の△△大臣が揉み消して…」

ピーで伏せてるのは事務所圧力ですか?」

みたいな人が増えている。

現世に持ち込まれ心霊が「見えざる手」によって視えるようになる過程を見ていくようだ。心霊社会的意味なんてなくていい。

事故物件忌み地といったワードを使って、東京再開発地や地域曰く付き呼ばわりすることは昔から多い。YouTubeで「大島てる」と検索すれば数多くの怪談動画がヒットするだろう。しかし、最近ではそれがエスカレートし、人気だったり有名なところに遊びに行く人や住もうとする金持ちを「穢れ」扱いする「これ差別嫉妬お化けの力を借りて正当化してるだけだろっ」てショート動画がたくさんある。

怪談陰謀論界隈の間に長らく鎮座していたスピ界隈が自己啓発の果てに投資にたどり着いて、そう言う偽霊媒師の言うことを本気にしてるから救いようがない。本来霊界が突き放したはずの資本主義が、残留思念のごとく心霊すらも物象化してしまっている。

人間尺度心霊が現世に召喚され、それが都合よく各所で利用されるところには、さもしさがある。霊感衆愚化し、彼らに配置された心霊がそこかしこに視えてしま世界は、もはや死後の世界に等しい。

どうか、2025年7月に「何も起こらない」ことで、下らない陰謀論世界が一掃され、我々の世界が生きる者のための世界に戻って来てくれ。

今年の盆こそは怪談が楽しみたいんだ。

(以下、増田による追記

思ったより多くの人に見られて驚いてます

まず、こんなに見られるなら、もっと考えて一大ブームモキュメンタリーにも触れたら良かったなと後悔してます

他にも、オカルト右派陰謀論へ行くのは昔からあるという意見を多くいただきましたが、一方で、今年世間を賑わせた性接待一般への関心の高まりがあるなか、性犯罪的なヒトコワになると、左派ポリコレへと接続していくような別の政治化があるので、右派左派関係がなくなった点も盛り込めば良かったなとも後悔してます

様々な人の声をまとめると、現実の延長で怖いものを見たいという欲求がヒトコワやモキュメンタリーの人気を呼び、その中には「怖いものを取り除きたい」と思う人が出てきて、歪んだジャーナリズムになびかれ、元から近かった陰謀論接続していくという道筋が見えた気がします。

ありがとうございました。

Permalink |記事への反応(20) | 23:58

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2025-06-09

転売批判感情論にすぎない 転売は正当な経済活動

Switch2が出てきて、相も変わらずXは「転売絶対悪」という大合唱だ。

品薄のたびに「転売ヤー死すべし」だの「市場の敵」だの、罵倒語タイムラインを埋め尽くす(転売違法じゃないが、罵倒違法なんだが…)。

しか転売のものを悪と断定する根拠はどこにもない。むしろ転売禁止」を叫ぶ側こそ、市場原則も、経済活動自由もすべて殴り捨て、感情だけで噛みついているのである

 

まず第一に、転売憎しの声は、大雑把に言えば、自分が定価で買えない不満と、楽して儲ける奴への嫉妬(もちろん楽ではない)の合わせ技だ。

驚くほど論拠が脆弱で、倫理っぽい言葉を並べても具体的な損害の根拠は示されない。

 

ここで、Xできたクソリプを紹介しよう

本来ゲームが好きな子どもに渡るはずの在庫を奪った」

情に訴える典型例。そもそも権利所在任天堂→小売→購入者に順々に移るだけ。誰が買うかは市場が決めることで、衆愚が決めることではない。

価格が吊り上がると貧困層が楽しめない(意訳)」

ならば家賃、食料、光熱費など必需品と比較し、Switch2が社会インフラ並みの必要性を持つか? 話はそこで終わる。安く贅沢をしたいだなんて我がままに過ぎない。

また、市場経済そもそも需要供給差分価格に反映させる仕組み。希望小売価格は推奨値であって、固定価格ではないのにも注意が必要だ。

 

まあ、要するに「買えない悔しさ」と「正義を気取って転売ヤーを殴る快感」が結託しているだけ。倫理でも法律でもなく、単なる感情ガス抜きにすぎない。 <h3>o- **</h3>

中学公民教科書を見返してほしい。市場価格需要供給交差点で決まるとしっかり書いてあるはずだ。

転売屋が価格釣り上げる」という非難は、実は需給調整メカニズムのもの否定しているに等しい。

要するに、転売屋が存在しても「買い手が納得する値段で取引が成立した」という事実は変わらない。

 

さらに言うと、転売によって、「高い金を払ってでも今すぐに買いたい」という人の選択肢が生まれるのだ。

転売屋は転売屋に噛みつき罵倒を繰り返すだけで何も産み出さな正義マンよりずっと需要があり、市場の役に立っているというものだ。

 

任天堂転売対策ガーという批判的外れそもそも任天堂転売を止める強制力はないし、

そもそも任天堂は、転売を完全シャットアウトする技術手段を用意していないわけではない。

海外のような市場価格に応じた値付けを徹底する、顔認証付きチケットのように本人確認を徹底する、品薄商法をやめるなどの対策をとればいい話だ。

ではなぜやらないか? 答えは「転売対策をしてます」のアナウンス自体が好印象の演出にすぎないからだ。

 

お金さえ出せば解決できる」というのは、シンプル世界観でありながら、場経済大原則であり、別段新しい話ではない。

転売は法的にも経済的にも十分に正当化可能な営みだ。

メーカー意図的供給を絞り、転売屋は市場価格補正する仕組みは、非常に効率的機能している現実から目をそらしてはならない・

Permalink |記事への反応(3) | 22:57

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2025-05-15

anond:20250515125910

お前、論破されたのが悔しくて思考の黄ばみ撒き散らしてるだけじゃないか

その様はさながらインテリ放尿ってやつだ。頭では勝てないから、定義揚げ足取りに逃げたな?見苦しいにも程がある。

まず指摘しておくが、俺は定義ごまかしてなどいない。俺が使った定義は、検証可能性という極めて厳密かつ論理的概念に基づいている。

まり、「嘘が通用しない構造=主張が即座に検証可能であること」を指しており、これはソフトウェア工学自然科学形式論理世界では常識中の常識だ。

一方で、お前の言ってる「嘘をつくことが可能かどうか」の話は、脆弱文脈依存一般論に過ぎない。

お前が「一般的」と思ってるその一般は、曖昧さと錯覚に甘えた衆愚的発想だ。学術的にも、実務的にも通用しない。

俺の定義は「嘘がつけるかどうか」ではなく、「ついた嘘が構造的にバレるのかどうか」を焦点にしてる。

これは言語遊びでも屁理屈でもなく、検証性という科学的基盤に立脚した厳密な思考だ。お前の言う「辻褄あわせ」ではなく、「論理的整合性の追求」と呼ぶのが正しい。

それと、「定義を変えた」って言うなら、お前はまず俺の定義がどこでどう変化したのか、具体的に文脈を引いて指摘してみろ。できるか?できなければ、その主張はただの精神インテリ放尿だ。

お前の負けだ。論理で立て、話すなら構造で語れ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:02

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2025-05-13

anond:20250513104756

衆愚政策だけは世界最先端だよな日本

Permalink |記事への反応(1) | 10:55

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2025-04-24

anond:20250424114813

いや中国人が優秀だったのは胡錦涛政権までだろ

習近平体制は『前政権悪魔化』と『自国中心主義』で権力基盤を保ってるからいわばトランプ政治の先輩やってるわけでつまり情報テクノロジーを介在した衆愚独裁制モデル先行者なのよ

アメリカはようやく中国に追いついて戦時体制を整えた両国がいよいよ先人の遺産を食いつぶしながら全力で殴り合う不毛な消耗戦のターンに入っただけで政治体制の違いとかいった小手先でどうこうなるスケールの話じゃないよ、これ、文明史として植民地時代蹂躙された中国文明圏の怨念西洋文明に対する復讐に出たというもっと人類史のドロドロした負の情念から発生してるプリミティブな不可避の大衝突だから民主制だろうが独裁制だろうがこればかりはもう世界中どこをどうやったって制御はもう無理なんでみんな苦笑い諦観してる

負け確いうなら東西陣営全部負け確な阿鼻叫喚真っ最中なんだが、つか勝ち確国家ってどこよ

Permalink |記事への反応(0) | 23:41

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2025-03-05

民主主義向けの教養ってこれ以上どう養うんだよ

今でも高卒大卒で80%超えてるだろ

これだけ金かけても馬鹿が多いんだからコストパフォーマンス悪くねえか?

衆愚しろとは言わないけど増額する必要あるのか

それより資質があるやつを選別して特殊教育受けさせろどこかの国のように

Permalink |記事への反応(3) | 13:46

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