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2025-03-26

高校時代の友人が亡くなった

訃報を聞いたとき、嘘だろ…って思った。

俺たちはまだ三十代で、流石に早すぎるだろって。

でも嘘のわけがなかった。

俺はもう何年もそいつと連絡を取っていなかったし、いつの間にか疎遠になってしまたことすら意識していなかった。

そいつのことを思い出したとき最後に話したのがいつだったのかさえ思い出せなかった。

葬儀場に入ると、そこには見覚えのある顔がいくつもあった。

高校時代の友人たち。

卒業以来ほとんど会っていなかったが、こういう場になると集まるものなのだなと思った。

それぞれが数年分の歳をとり、面差しには少しずつ大人びた疲れが見える。それでも、どこか昔の面影を感じられた。

棺の中の友人は、静かに眠っていた。彼はもう二度と目を覚まさない。

そう思うと、やっと実感が湧いてきた。悲しいはずなのに、涙は出なかった。

それが悲しかった。

妻も一緒に参列した。式が終わると、俺は放心状態だったんだと思う。

友人の死が信じられないという気持ちと、死が身近にあるという感覚

既にもう、死が自分にとっても他人事ではないという事実

馬鹿みたいだろ?いい大人が今更になって死に対する恐怖が急に湧いて来た。

そうした死への恐怖と、友人への偲ぶ気持ちが沸き上がらない不平等さに心がモヤついていたのかもしれない。

言葉にするのは難しい。

ただ心に強い蟠りを感じていた。


帰り道、公園に寄った。

公園に寄りたくなったのだ。

高校時代、俺と友人はよく学校帰りの途中で公園に寄った。

ベンチに座って、何でもない話を延々と続けた。

勉強のこと、将来のこと、どうでもいい噂話や、当時流行っていた音楽の話。

今となっては、その内容のほとんどを覚えていないが、確かに俺たちは笑い合っていた。

立ち寄った公園は、あの頃とは違う、まったく関係のない公園で、暗闇の中で外灯がぼんやりと明かりを灯していた。

俺はブランコに座った。何もせずただぼんやり座り続けていると、いつの間にか妻が隣のブランコに座った。

静寂の中、キィキィとブランコの軋む音だけが響いていた。

ふと顔を上げると、妻が月明かりに照らされていた。

俺の妻は、美人だ。

俺にはもったいないくらい綺麗な人だ。

どうして俺と結婚してくれたのか?

時々不思議に思うことがある。

俺は安月給だし、頼りがいがあるわけでもない。

妻は、どんなトラブル自分解決してしまうような人だ。

不意に、考えよりも先に自分の口が動くのを感じた。

俺が死んだら、どうする?

ふと、口をついて出た言葉

冗談のつもりだった。

無意識でも気恥しかったのだろう。俺は地面を見つめながら言っていた。

返事はない。沈黙が続く。

気まずくなって顔を上げると、妻は俺をじっと見つめていた。

何も言わないまま、俺の顔を見つめる彼女の瞳に、何かを探してしまう。

俺は、慌てるように冗談を続けた。

浮気とか、すぐするんじゃないか?」

妻は何も言わなかった。

「あ、でも俺が死んでたら浮気じゃなくて再婚か」

そう言うと、妻は少しだけ笑った。そして、静かに言った。

「ええ。そうね。あなたが死んだら、すぐにでも再婚するわ」

妻は真剣な表情をしていた。

正直、ショックだった。

冗談のつもりだったのに、思わず心がざわついた。

でもどうしていいのかも分からない。

妻はブランコからかに立ち上がると、俺に背を向けながら、はっきりとした声で言った。

「だから絶対に私より先に死なないでよ」

それだけ言うと、彼女は車の方へ歩いていった。

俺はブランコに座ったまま動けなかった。

意味を考えるうちに、意味の答えを考える前に、気が付いたら涙が流れていた。

友人の葬儀では流れなかった涙が、今になって流れた。

なんでだよ!って思った。

妙に悔しかった。

無力な自分がもどかしかった。

それでも涙が止まらなかった。

車に戻ると妻が運転席に座っていた。

俺は無言で助手席に座り、あとは妻が運転を変わってくれた。

家に着くまでの間、一言言葉を交わさなかった。

駐車場に車を停めても、妻は車を降りようとはしなかった。

シートベルトも外さないまま、俺のことをじっと見つめてきた。

俺は、「ありがとう」と言った。

妻はフロントガラスの方を見て、それからゆっくりシートベルトを外すと外に出た。

俺も車を降りると、妻が俺の隣に来て、俺の手をぎゅっと握った。

妻の目は、少し赤かった。

Permalink |記事への反応(1) | 00:59

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2025-02-03

会社にAさんという人が居る

年齢は多分40~50過ぎぐらいで、あまり話をしたこともないからよく分からない。

Aさんは窓際の奥、ひっそりと目立たない場所デスクを構えていて、普段他の人と喋るところをほとんど見たことがない。

入社当時は、周りの先輩方がAさんの悪口を堂々と言っていて驚愕し、本人に聞こえてるんじゃないの!!??とドキドキしていた。

でも本人はまるで気にしていないのかAさんが怒っているところは見たことがない。というか仕事をしているところもほぼ見たことがない。

奥の隅の席だからそもそも視界に入らないということもあるけど、誰かに連絡をしに行っているところを見たことがないし、忙しそうにしていることもない。

周りでは平気な顔してAさんへの悪口や陰口を堂々と喋っているのでとんでもない会社に入ってしまったのでは!?入社当時は思ったりもしたけど仕事が忙しいので次第にそういったことを思うことも減り、そしてこっちは凄く忙しいのにAさんは繁忙期でも毎日定時に帰るし、挨拶がないこともざらで、次第に私も苛々するようになっていた。だから入社して一年も経つと私も皆と混じってAさんの悪口を囁くようになり、それが結構ストレス解消になることも分かった。

それに何か仕事ミスをしてもAさんに比べたらマシだよ、といった言葉をこの職場では定型文のように掛け合い、それによって実際ちょっとしたミスも気にならないようになったし、何より気にならないようにすることでミス自体が減ったと思う。変に委縮することもなくなったしね。

で、今年でもう入社して6年目になるんだけど、Aさんは相変わらず。入社当時と状況は変わってなくて、でも最近ふと思うことがある。

もしかしてAさんは、ヘイトを集めるために雇われているのでは?ということだ。

私はこの会社に中途で入っていて、前職も同じ業種だった。この業界、というかおそらくどの業界にも言えることだと思うんけど、なんだかんだ言って職場雰囲気人間関係は非常に重要。それこそ一番大事だと言っても過言じゃないと思う。

その上で、今の職場雰囲気といえば…ほんと良い。基本的和気あいあいとしているし、何よりピりついてる感がないのが良い。でも当然と言えば当然で、この職場には常にヘイトを向ける先が決まっているからだ。

からちょっとしたいざこざやいがみ合いも、互いの蟠りをAさんへのヘイトとして向けることで大抵解決する。というかそういう現場を何度も目撃してきた。

今はもうAさんに対して遠慮する気持ちがだいぶ薄くなっている。でもAさんはきっと仕事でそういった役回りを演じているのだと考えれば悪いことをしているわけではないし、それで給料をもらっているのだとすれば私たちが行っているのも正当なことだ。

もしかして他の会社でも同じような人が居るのでは?と思ったのがこの投稿きっかけで、だからもし同じような人が職場にいたら教えてほしい。

それとも私が知らないだけで、意外とこういった職業一般的なのかな?

Permalink |記事への反応(0) | 20:23

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2025-01-26

リチとクロの結末を観て自分も同じだと気づいた

「俺もも友達としてしか見てないんだ」ってことがハッキリ分かった。

妻とはもう10年以上同棲しているが、恋愛感情ではないんだ。

友達。束縛してくる友達

つの間にか自分は、妻に何一つ文句を言わなくなってた。

すべて自分が正しいと反論する妻。歩み寄ることはしない妻。

お前が悪いと言ってくる妻。労りの心を持たない妻。

あんたのこと全部見て覚えてるから」と。

気遣いとは何か」をはき違えている妻。

なのに、責任が生まれそうなことは全部押し付けてくる妻。

何か納得いかないことがあると、それらすべてを自分の中に溜めて、あるとき爆発させてくる。

ストレスなのだと。

そうして叩き込まれる。全部お前が悪いのだと。

歩み寄らない人間に出す意見、これほど無駄なことはない。

時間無駄にして得られたのは蟠りだけ。ひたすらめんどくさい。

意見文句を言う精魂ももう尽きた。

からわたし癌かも」ってなったとき、心の底から悲しむことができなかった。

心の何処かで「解放されるかも」という期待感があった。

見ないふりをして押し潰した。

ここまでクズ人間に仕上げたのは俺のせいなのだ

自分と同じ価値観を持てると思っていた。

人間には向上心があって、自由時間が増えると勉学に励むのだと。

社会的地位経済力を上げるため奮闘するのだと。

違っていた。

自由時間全てをスマホ弄りに費やす妻。

ひたすらYouTube漫画時間を費やす

そこにはもう向上心の欠片も見えなかった。

挙げ句陰謀論者になった。

備蓄にはもう数百万円使った。

どんどん賞味期限が過ぎ去っていく。

「死なないこと」が妻にとっての向上心なのだろうか。自分には無い価値観だった。

クズ人間に仕立て上げたのも自分。全部俺が悪いのだ。

こいつはもう墓場まで持っていく。

それが俺の責任感だ。もう幸せになんかならなくていい。

Permalink |記事への反応(0) | 06:48

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2024-11-25

6年前のFGO以蔵さんバレンタイン見た時の感想が発掘された

「お!岡田以蔵じゃん」

ただ龍馬伝の一オタク好奇心から安易に手を出した事が私の生涯に於いての大きな過ちとなったのだ

人斬り以蔵と言えば世間一般パブリックイメージとしては残虐非道にして悪逆な幕末の人斬り、シリアルキラーじみたものである

見た目も粗野でニコリともせず瞳の濁ったアウトローといったところだろう。

私自身、龍馬伝佐藤健演じる彼は彼として岡田以蔵の印象としてはそれに近いものがあり、その粗野さや狂気の中に時代の荒波に揉まれ英雄になれぬ1人の人間の悲哀を見出していたのだ。

それがどうだろう、パブリックイメージに近い陰鬱空気感や粗野な印象を得た中に丸く大きな瞳、片目を隠した癖の強くコシのある太い髪には武市半平太の犬と称される程の幼さを称えた男がいたのだ。

その様を見た時の私は臓腑を撃ち抜かれたかのような衝撃を受けた。

幼い顔に剣を振るい極めた男の太い下腕が覗く一見アンバランスかつ、イメージ通りのようなイメージとは違うような姿。

今までのメディアに出演してきた岡田以蔵像とは一線を劃すその様に震えたのだ。

しか臓腑を撃ち抜かれたとて命があるだけ暁光とばかりに私は片足を引きずりながら彼の人となりを知らなくてはお話にならぬとえいやと帝都に降り立つと「坂本龍馬」を自称する彼が待ち構えていた。

逆立ちしたとて坂本龍馬ではないというのに、彼は示現流を扱わぬと言うのに、土佐弁で名乗りをあげてしまうそ武士精神想像通りの幼さに脳が揺れる感覚を覚えながらも進めていく。

やはり人斬り以蔵としての残忍さよりは幼さ、幼さと言うには刺々しく荒いそれは言葉を上手く紡げず噛みつくことしか出来ぬ手負の獣のような印象を受けたのだ。

恐らく彼は多くの誤解を受け、理解されずに来たのだろう。

だがマイルームボイスに随所に現れる彼の不器用さ、言葉稚拙さを自覚した上でどうすれば良いのか分からぬ歯痒さを痛いほど感じてしまい、ただ一言「放って置けない」と思ってしまったのが、ここに来るまで気がつけなかったこ愚鈍な女の運の尽きであった。

かに傷を負った私はそれは韋駄天の如し速さで龍馬伝を見返した。

幼馴染とした過ごした日々、どこからか食い違う歯車、皆から仲間外れにされても役に立ちたいと人斬り風情に身を落とし、友1人も切り捨てられず中途半端に罪人として後世に名を残した反英雄

なかなかどうしてあまりに悲哀に満ちた男ではないか

FGOにおいての岡田以蔵とは違うがどちらも「置いて行かれた」という意識言葉がうまく紡げなかった事による下がり切った自己肯定感、今私が彼を切り捨てたのならばもう2度と彼は誰も愛せぬようになるのではと、それがどうにも悲しく思えて私は彼に誠意を尽くすべくありとあらゆる術を使った

聖杯、絆上げetc

近づけば近づくほど気安く、そして自信無さげにする彼がどうしてこうも愛らしく感じられるのか、いやどうして愛さずいられようか。

そして来るバレンタイン

調べるところによれば彼はバレンタインまれ

まだまだ春には遠く底冷えのする季節に生まれ、蒸し暑い梅雨の晴れ間に散った彼の生まれた日となればお祝いも込めてこれは感謝を伝えねばならないとそこ退けそこ退けとエネミーを掻い潜り彼にロックオンチョコレート、私の心臓を模った生前馴染みのないであろう西洋菓子を手渡した。

まさかのお誕生日設定込みのシナリオである

おお、神よ

普段仏を拝む私が言うのはおかしな話ではあるが、こればかりは感謝をせねばならない

まさかお祝いまでできるとは思わなかったのだから

そして神に感謝し、擦れた彼らしく尊大な態度に微笑んでいたのも束の間最初感想と言えば「最悪」の一言に尽きる

曲がりなりにも未成年の子供の部屋に行き、酒を浴びるほど飲み絡み酒、しまいには泣いて嘔吐すると言う最悪の男といえばこうという全てを済ませてしまうと言う暴挙に出たのだ

ここまでダメな男というのもめずらしく痛快さすら憶えたが、流石の私も辟易とし、こればかりは許せぬと憤慨した。

絶対に許さぬ、怒るところは怒らねばフェアではないと心に決めた矢先泣きながら他の男を呼ぶのだ

あぁ、もう私の心は粉々である

こんなにもダメな男であるのにも関わらずそんなに置いて行かれた迷子の子供のように泣き言を言われ、弱々しく謝られて仕舞えばこれは一種の彼の自傷行為に付き合ってしまったような遣る瀬無い気持ち支配される。

そして肝心のお返し、それはそれとして怒らせていただきたい、このような自傷行為はやめなさい、他者も己も大事にしなさいと伝えねばと強い意志を持ち読み進めると態となのかと叫びたくなるほどにおいたがバレた子犬のようにバツが悪い顔で謝ってくるではないか

愚かな女を自覚する私は考えるよりも先に許してしまった

救えぬものである

そして渡されたものは「木綿の襟巻き」

木綿はあまり防寒性はないが使いやすく、普段使いができるもの

そして寒い日々が続く中使える襟巻きを渡してくるのはなかなかどうして素朴で暖かいお返しである

そしてなにより、当時の土佐下士は木綿以外の衣服を身につける事が許されなかったのだ

その生前の負犬根性ともいえる卑屈な精神を引きずったどこまでも人間臭い彼が精一杯の誠意として用意したものがこの一つの襟巻きに集約されている

私はこの時骨の髄まで彼を生涯嫌う事も無関心になることも出来ぬ

彼が己を愛せるようになり、噛み付く以外の甘えを覚えるようになるその日がたとえ来なくとも私は根気強く愛そう

そう心に決めたのだ


追加

サイタマの彼に触れて

以前のバレンタイン岡田以蔵に引き続き、折に触れてサイタマでの彼について、そして2024年11月現在における彼への印象を書き記そうと思う。

まず前提としてのスーツの霊衣。

生前は袖を通すことの無かった洋装しかもフルオーダーメイドの上等な衣服に身を包んだ彼はかつて京の都を恐怖に陥れた「人斬り以蔵」ではなく1人の人間としての生の謳歌を私の目に焼き付けてくれた。

己を着飾るには一定自尊心自己愛必要であると言うのが私の持論ではあるが、既に2着も木綿の粗末な物とは違う絹の上等な衣服を得た彼は順当に自己肯定感を得たそれは生前蟠りとの決別のように見えて酷く眩しく見える。

さて、霊衣についてはここまでとして「ぐだぐだ龍馬危機一髪 消えたノッブヘッドの謎」での彼の立ち回りについての思いの丈ではあるが、まず冒頭の護衛を任された際の笑顔

今までの笑顔は絵がと及ぶにはあまりに下卑ており「ニヤケ顔」と呼ぶ方が相応しいようなどこか卑屈さの透けて見える、決して見ていて心から喜ぶことのできぬものであった。

私は好いた人間笑顔をこよなく愛している。

から笑顔を見るだけでこの先どのような理不尽も耐え得る自信があるほどに愛している。

笑顔とは愛の具現化である認識しているのだ。

それが今回見ることが出来たのだ。

普段は凛々しく上がった眉とどこか睨みつけるような大きな目を下げ、自信たっぷりに「任せちょけ」とマスターへ迷い無く言ってのけるその様は正に“愛”

これほどに嬉しいことがあろうか。

私はこれがずっと見たかったのだと、一つの愛の答えを得たのだった。

きっと長く伸ばされた前髪に隠れた右目も同じく下がり破顔しているのだ。

それを見る事は私には余り有る贅の極みである。秘匿されているものこそ輝くが、彼はそのままでもすでに美しい。

この原石を数年かけ磨き上げた答えをお出しされたのだ。

愛を伝え続け、それに応えてくれるとは余りにも素直で愛らしい男ではないか

そして降り立つサイタマ生前の恩師であり確執ある武市瑞山の登場によりカルデアでの姿が嘘かのように、月が雲に隠されてしまったのだ。

しか雲隠れも然るべき壮絶な生前出来事の数々。

何せ以蔵の自白により最初犠牲となったのは武市の親族である。武市の方も思うところある事は間違いないのだ。

その相手相手に喜び再会を喜べる程岡田以蔵と言う男は恥知らずでも無ければ頭の回らぬ男ではない。

私はこの時既に胃の腑を握り潰されんばかりの心地となっていた。

何せ私は土佐勤王党箱推しである

彼らには彼らの大義があり、それに従って動いたまでである

ただそれを時代の波が許さず悲劇的な最期を迎えたのだ。

やり方の問題もあった事は明白ではある。武力を用いた時点で武力により制裁を食らうことは必定なのだ

そこに善悪は介入してはならない。

故にそこには悪者正義存在しない、敗者のみがいる。

同じ敗者である彼らが気持ちの良くない関係であると眼前に見せられる事は感情の行き場を無くしてしまう為、愚かに感情移入が過ぎる私にはとても苦しいものがあった。

その時に癒してくれるもの、それは田中新兵衛の鍛え抜かれた豊満な肉体、赤く細くもコシの強そうな前髪で隠された片目、武市へ犬のような忠義を尽くす健気でありながらも1人の武人として気骨溢れるその様のみである

話は以蔵へ戻し、私の悪い予想はいつも当たるもので直前に見せられた愛は濁り、彼に出会った頃以上の卑屈さや引っ込み思案な姿を見せた。

重なるように坂本龍馬を騙る何か、あの柔和な笑みはどこへやら邪悪な笑みで我々を翻弄するため私は田中新兵衛の胸筋と前髪にしか意識を向けることが出来ずにいた。

しかし良い事は長く続かないが悪い事も長続きはしないものである

そう、この岡田以蔵生前の彼とは致命的に違うのだ。

それは「思考力」である

生前は武市に言われるがまま、それが良い事か悪い事か、したい事かしたくない事かを考える事をせずさながら「人斬り人形」として生きて来た男である

これは私個人意見ではあるが、彼はあの坂本龍馬を騙る何かを周りが違うと言う中「龍馬だ」と言ってのけ、どう見ても人型であるBBを人型判定しないなどありふれた表現をするならば「第六感」が発達しているのだ。

乱暴表現をすれば「見え過ぎる目」を持っている。

常人離れした観察眼を持ちながらもそれを他者へ共有する術を持たない彼は孤独であっただろうと夢想する。

人と違うものが見える人間他者との共感を得られず、人一倍違和感や変化、情報が溢れる中で理解されないと孤独から塞ぎ込むか思考放棄をした方が楽であり傷付かずに済むのだ。

怠惰天才はおそらくその傷付かないための術として武市は全ての思考を預ける事で心を守った事は私の想像するところである

そんな彼はカルデアにて古今東西英霊出会い、思考を覚え、他者への共有を覚えた。

そんな彼であるから今回の件も龍馬へ「お前は龍馬か」と問い、武市の命に背いて「自身意思」で行動出来たのであろう事、思考が回り自己完結をする幼馴染達へ言語化を促す事が出来たのだ。

それは彼が“変わった”のではなく子供まま目の前に映るものをそのまま見つめる姿勢を変えずに意識を変えることが出来たが故である

1つ誤解ないように付け足したいが、私は彼を「善い人」とは思っていない。

まともな大人とは言えないし、立派な人格者でもない。

しか人間誰しも善悪併せ持つものであり、悪い面を隠す事を覚える大人にならず、剥き出し等身大の「人間」を体現して限りなく自然体に振る舞うである認識している。

そう、言うなれば無垢なまま放り出された大きな赤子である

そんな彼の存在は、誤魔化し波風立たせずのらりくらりと無味無臭を良しとする私含む大人には酷く眩しく見え、危なっかしく、そして羨ましく映るのだ。

彼は1人では何も成し遂げられはせず、輝く事はせず、常に誰かの力で立つものの強烈に惹きつけられ、人間臭く致命的に人とは違うさながら月のような男である

無味無臭現代を生きる私たち常人には決して辿り着けぬ圧倒的才能を持つ彼は、しかして常に剥き出しの人間臭さを忘れず突き放さず夜闇に上を見つめると静かにかにそこにあり続ける月なのだ

私はそのような月がこの先たとえ見えない日かあろうとも、そこに煌々と静かに輝く事を知っている。

Permalink |記事への反応(0) | 21:49

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2024-10-16

anond:20241015205456

親の実家白河棚倉方面だったけど、祖母はうっすら中央薩長に対する蟠りはあったっぽい。もう鬼籍に入ったが

白虎隊自刃の図のタペストリーが飾ってあった

Permalink |記事への反応(0) | 20:10

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2024-05-19

5年追った推しに冷めた

本人に送ろうか迷ってギリギリで踏みとどまった文章なので序盤は語りかけ口調

固有名詞は書き換え済

冷めるきっかけはツアー中の公演、今回のツアーが終わってから投稿しようと思っていたけど心変わりの兆しが見えたので恨み節が恨みの内にネットに流してしまおうと思う

〜〜

〇〇さんへ

今回書き記したのはライブ感想ではありません。普段手紙では褒めるようなことしか書かないようにしていますが、これは逆です。恨み節しか書いていません、タチの悪い誹謗中傷と同じです。八つ当たりです。見える可能性がある以上別に見ないでとは言いませんが、絶対に良い気持ちにはならないので見られませんようにと祈っている。

ファンレターって開けるまではマイナスなことが書いてあるかもしれないのに貰うと基本嬉しい不思議ものだ。私の名前を記せば、ああいもの人か今回も良いことが書いてあるだろうという今まで積み上げてきた信頼を裏切ることになるだろう。とりあえず匿名だけど、でもきっと界隈の詳しい人達なら私が誰か分かるだろう。それでも書きます、書いてしまってもいいなと自暴自棄になっているから。心情をぶつけてしまって申し訳ないけど、でもいつもしている事だ。その感情エネルギーが今回は真反対なだけで。許さなくていいです、私も貴方を許しませんから

〇〇さん気付いてますかわざとですか、4連チャンで男の人にだけスティックを渡しているのは。グータッチも背の高い人、つまり大体男の人にばっかしてませんか

(スティック手渡ししてたのは私の知る限りで、定演忘年会長崎新潟、あとプラス鳥取スティック頂戴〜!って野次してた男の子にあげてた)(女性スティックをゲット出来た子×2は投げたのをキャッチできたからです)

偶然ですか?たまたま偏っただけですか?考えすぎですか?疑念は拭われず、そしてついに私の中で確信にまで至りました

そんなに男のファンが好きなら最初から夢なんて見せないでください 優しくなんてしないで

ごめんね喉仏なくて 髭も薄くて じゃあ相当嫌だったよね俺なんかに好かれて 俺が謙遜で言ってたセリフじゃなくて本当に嫌だったんじゃん そうならそうと早く言って 私の何年間が無駄になったってこと? 目合って微笑んでくれたのも全部上辺だったの?

↑HAHAHAめっちゃ嫌なファンで草 でもそう思わせる隙があなたにはあった、なんて思ってしまうよ インスタで誰の目にも付かずにメンションして文句垂れることも考えた こういう風に悪用するべきではないんだろうけど。メンションするべきなのか自分で飲み込むべきなのかも分かりません錯乱しています

例えばスティック頂戴〜!って野次したらくれるんだろうな 実際にそう叫んでた男の子に上げてたから でも自分がやるにはちょっと烏滸がましいかなって思って天命を、選ばれるのを待ってたんだよ でもそしたらあなた何、男の子しかさないじゃんグータッチし終わって端の子に渡すのは別にいいよ俺が選んで真ん中に居るわけだし、端っこだとステージ見えにくいかもしれないからそのお詫びと言っては大袈裟かもしれないけど優しいなって思えるよ でもじゃあなんで男の子だけに渡すのかな 男オタを大事にしたいの?じゃあ俺はいくら通っても大事にされないファンってこと?俺は好きにこの身体性別に生まれた訳じゃないじゃん 選ばれる余地もないんですか?とすら思ってしまうよその態度は

別に目合わせろとか私を選んでスティックせとか言ってる訳じゃないよあなた好きな人を選んで渡したらいいよ でも性別偏らせるのはただ普通にシンプル差別じゃないですか? 私が考えすぎなだけで統計上の偏りですか?4-5回連続男の子スティック手渡すのが?オタクのこと、ただオタクとして見てはくれないんですか?女オタ・男オタに区切って考えてるんだ別にオタクのことを下に見ているわけではないんだろうなそこまで区別してるわけではなさそうだなとは思えるけど、いくら性別が同じだからって男オタばっか贔屓するんですか。それが無意識しろ意図的にせよ、およそファンに対して真摯な方とは見えなくなってしまいました。いいですね生まれ持った性別違和感持ったことが無い人は 呑気に生きることができて 今更男になりたいとは思わないけど、生まれ持った自分愛する人否定された私の気持ちは。

ああ確かに場所だと思っていた、信じていた、やはり期待をしすぎたのか。その蟠りはどこにもいかずただその場で沈んでいく、海の底で掘り返されるのを待っている。瓶詰めされてきっと流されることも風化することも無いでしょう。貴方が男女の間に白線を引くというのなら、もうお側に居ることは叶いませんね 私は線を超えて貴方の側にはいけないのですから そうやって内輪に愛想振りまいていれば、傷つく必要もありませんから。そうして傷のないダイヤモンドで居てください、俺の知らない知りえない世界でどうぞ末永く幸せ


かいいちばんすきだったよ ほんとうに

いくら使ったとか考えるのは下世話だね別にしかたか無駄とも思わないし見返りはもう貰ってるから計上した所で意味いかな、100は普通に飛んでそう、でもお金客観的な愛の指標だよ掛けてきた熱量は分かるよね 一生分好きだったんだよ 確かに ねぇ 嘘であってよ 気をつけるって言って 言わなくてもいいけどこれから気をつけて宇宙一好きだった人がまさか男女で区別するような人だと信じたくないか差別と呼ぶほど酷くないけど、でも差別くらいショックはあった 信じられない なんで、よりにもよって私の愛した人が ただ奥手なだけであって欲しい ああ見る目なかったかなぁ俺あなたの好きに振舞った結果がこれなら、なんだかな、あまりにノリが合わなさすぎるというか どんな行動も貴方が好きに振舞った結果ならきっとなんでも好きだろうと思ってたけど、生まれ持ったもの自分じゃどうしようもできないもの物差しにしてファンに優劣を付けるならそれは許すとかい次元にはないです 到底看過できたものではない ただ悲しい

グータッチも背の高い男の人にばっかすることで有名だった 私以外にも数人「〇〇さんって男の人にしかファンサしないよね」って言ってるのを聞く。別に私自身が運が悪くてグータッチできないこともスティック貰えないことも不満じゃないです しなくても楽しかたから でも観客を性別で見るのは違うじゃんあくまで同じファンとして見てよ なんでよ なんでよ 君は研究仕事バンドも全部取ったのに、なんでファンは全部拾わないの 男女の前に人間だろうファンだろう 1人残らず大切にしてよ愛してよ、私そんなに変なこと言ってるかな 大切にされてると思えてたのに、死ぬまで一生愛されてると思ってたのに。愛していたのは居心地の良い同性ファンだけだったんだ。

推しだった 好きだった 私の人生だった

そんなに女の人苦手なら一生独り身のままでいたらいいんじゃないですか笑

髪の毛伸ばしたのなんでなんだろう結局聞けてないな、そんなに男オタが好きならそのうざったい髪も無理して伸ばす必要なかったと思いますけど笑(←私が長髪を褒めたから伸ばし始めた!と思ってないと言えない発言だw)

ドルオタの子に「期待したら負けです」って言われちゃった、いや期待もするよそりゃ大阪城ホール埋めてんだもん まぁ確かにnanoとかPangeaからファンではないけど、(曲名)から脱退からクアトロにメジャデもコロナも見守ってきたよ 冷静に私が負けな訳なくないか?男にしかファンサしてないの向こうなんだけど??

こっちは他人が見たら引くような熱量をかけてるの 、お金だって分かりやすいけど時間だってもう5年も応援してて(歴を誇るんじゃなくて)、それだけ掛けた時間がある

それなのに支払ってきたエネルギーじゃなくて生まれ持ったもの理不尽ジャッジされて、そこに居ないかのような扱いされちゃあ泣きもするよ ごめんなさい黙って消えるべきだと思います 嫌でしたよね沢山手紙書いて 累計は多分10文字かいってるはずです、ごめんねとてつもない分量書いてて 嫌な奴から貰ってて苦しかったでしょう 〇〇さん関連で書いた文章のまとめ本だけ作って消えたいなと思っています最後の恨みで送り付けようか


これからどうなるかな、曲は聞くかもしれないけど今はライブ行く気がしない、少なくともこれまでのようにライブは見れないと思う 今チケットある分が終わったら、もうどうなるかわかんない 諦めきれずに応援してる未来も見えるし全く情報を入れなくなってる自分もありえる。 でも1度猜疑心を抱いてしまったらおしまいだ、元のような生活は戻って来ない そういう確信に至っている。私が居なくなっても(バンド名)はなんの不自由もなく続いていくから、老兵は去るのみだ。私が錯乱しているだけで変なことを言っているかもしれない、これを伝えたって〇〇さんは別に聞かないかもしれない、むしろ変わらないのが〇〇さんだろうという気がしている。私は何があろうと離れてしまうだろうし、〇〇さんも何があろうと変わらないんじゃないかな。ただ1個だけいじわるを言っていいかな。ねぇ〇〇さん、私よりあなたの事好きな人いた? こうして愛の総量なんかで推し量るのではなくって、それでもやっぱり同性のファンが良いと思うなら、これは本当にただ底意地の悪い質問だ(そして誰も幸せにならない)。ごめんねたかがいちファンが出しゃばって、認知もしてないよね、全部自意識過剰だ 愛が凄かったらランキング1位とかって訳じゃないしそのファン意見が大切にされるわけでもないのは分かってる だからいじわるな質問。少なくとも行動力があるという面で1番好きを名乗って良いか?だからお願い私の言うことが書くことが貴方の芯に刺さって欲しい。今までに貴方に見せたことのない尖り方で訴えかけようとしている、どうか私のこの悲痛な叫びを聞いて、あわよくば思い直して欲しいと思ってしまっている。思い直してくれたとしても私はもうそこには、ライブハウスには戻らないけど。貴方は素敵な人だから私が居なくても私以外の沢山の人に愛されていることだろう。でもよく考えたら元々それが私の望んでいた世界なのかも。啓蒙活動は功を奏したらしい、もうおしまいにしよう。さようなら、これが最後ファンレターファン辞めますって本人に見えるように言うことほど意味の無い無駄行為はないことを分かっている、立つ鳥跡を濁しまくりでダッサいなぁって自分でも思ってる

でもね、こんなウジウジしてる私よりも、男ファンばっか優遇してる貴方もっとダサいかもしれない

今まで感想とか私情とか手当り次第なんでも〇〇さんに伝えて来たけど、「私性格いから」この最後の恨み言は言わないでおこうかな あの子悪口絶対言わないでおこうかな ははは なんてね

(それでも、なんでかな、やっぱり私の世界あなたより素敵な人は居ない もう暫くきっと現れない ひょっとしたら未来永劫出会えないかもしれない それくらい貴方は素敵な人だった 嫌いになりたくないよ なりたくなかったよ)


好きだった、一生分好きだった。所詮私も演者の幻の中で夢を見ていたのだろうか。「好きだったなぁ」と零しながら涙目新潟の夜を徘徊した、私の夜道は当分憂鬱で彩られることだろう。翌日の快晴はあまり物語として美しい。私は主人公で、そして彼は登場人物に過ぎなかった。あくまで登場しただけで、私の隣には来ないのが定めだった。それでも、確かにちゃんと好きだった。また新しいアルバムが出たら1枚は買うかもしれない、武道館は行きたいしまた新しいホールでやるなら行くかもしれない、でももう私の生活の、人生の中心には置いておけない。時は薔薇5月匕首6月か、今日山手線は回り環状線は回る。目を回しても垂れてくる涙の分だけ君を愛していました。手を伸ばしても届かないのは私と貴方ステージ下の人と上の人だったからじゃないんですね、私と貴方染色体が違うからだったんですね。


返事が欲しいと思ってしまっている 思い直して欲しいと思っているから、きっと私は返事の文章を通して謝って欲しいんだろう 弁明でもいい でもあなたたかだか私の言葉なんて響かないところで深く息をしているから、きっと今回も返事は無い 私の住所は書いているから返事は出そうと思えば出せる そうしないのは面倒臭いからだろう 構わない 私の言葉威力を持たない そのように無意味からこそ何万文字も紡ぐことが出来ていたのだ。終止符を打とう。この手紙に、生きてきたこ人生に、この物語に、そしてこの愛に。愛していました。大好きでした。今まで沢山迷惑かけてごめんなさい、黙って見守ってくれていてありがとうございました。それなのに私は黙って離れられなくてごめんなさい、最後までうるさくてごめんなさい。眠れない夜を数えて、この恋を忘れようと思いますさようなら、私の愛した人。どうかお元気で。

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2024-03-14

anond:20240314215934

何となく蟠りが溶けることもあるけど、個人的にはちゃん自分気持ちを伝えるのがいいと思うな。お土産渡しながらでも。

ちゃんと元通りになりたいという気持ちを伝えることで、区切りになるし、親側も(何を思っているかからないが)話しかけていいのか……?みたい曖昧感情がなくなると思う。

気持ちを伝えられて断られても、気が変わって仲良くしたいと思うこともあるかもしれないから根気よく関わり続ける方がいいと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 22:04

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2023-03-26

chatgptで読書体験がよくなった

技術書を読むことが多いんだけど、翻訳本だったり著者の癖が強いと言いましがよくわからないことがある。そういうときにchatgptに問いを投げると蟠りが解消する。まじ便利。誰かに相談しながら進めると理解力全然違う。

Permalink |記事への反応(0) | 12:01

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2023-01-17

いじめられっ子の親に元いじめられっ子が言いたいこと

n=1の意見貴方のお子さんは同じ考えではないかもしれないてあくまで参考程度に聞いてください。ポイントは下記の2点のみです。

不登校になったら学校に掛け合ったりしないで欲しい

不登校を選んだのは学校経験した事象を経て、苦しんで苦しんで苦しみ抜いた上で選んだ選択なので、不登校になった頃には学校に関わるあらゆる物が苦痛で仕方が無かったです。その状態の子供に克己心を持たせようとするのは死人にムチを打つような物なので、子供の心に蟠りが生じます。私は親に「ちょっとリビングに降りておいで」と言われて降りたら当時の担任が居たことは今でも親への不信を抱く理由の一つになっています

安心して勉強が出来る環境を整えてあげてほしい

学校で沢山嫌な思いをした子供学校に関連するものが大嫌いになっています勉強が好きでもない子供にとっての勉強なんて「良い学校へ行くための苦行」ぐらいの認識ゆえに、学校行きたくない子供にとって勉強をしない事が最も学校から遠ざかることができる手段になりますしかし、子供学力だけは守って上げてください。勉強習慣を身に着けさせ、勉強への心理的障壁を取り払う事は学校に行かせるよりも重要だと考えます学校嫌いで勉強嫌いの子供は学校に通い続ける限りそれは身につきません。基礎学力が高ければ高い程、子供選択肢は増えます。これから引きこもりになっても、基礎学力が高ければ、競技プログラミングにも取っつきやすいですし(数学力がないと苦労します)、インターネット海外の人とコミュニケーションだって取ることだって出来るようになります。要は引きこもりながらできる遊びの幅が増えるのです。勝手自己学習して自走してくれる子供ならいいのですが、不登校になった子供にそれは無理なことが多いので、「学校には行きたくないならもう行かなくていい」「しかし、勉強だけはしっかりやって欲しい」事は明確に伝えてください。家庭教師個別塾が理想ではあるのですが(学校から離れたところでモラルのある生身の人間と接するのは、学校以外のコミュニティ認知視野の広がりに繋がります。何よりもモラルのあるコミュニティに触れることで社会への希望も持てます学校の生徒同士のコミュニティモラルは大体糞でした)、今は五教科e-learningで学べたりするので、私の学生時代よりも引きこもりに優しい時代になってきたと思います

もしも中学生なら高校なんてどうでもいいと思ってるかもしれませんが、高校卒業してほしい旨と、週一のスクーリング卒業できる通信制高校があることを教えてあげてください。

私は親に無理やり学校に行かされた結果、中学生で頭が白髪だらけになり、学校に居てもずっと寝てるだけになり過眠症も併発。精神は常に不安を抱え、対人恐怖症と人間不信になりました。(大人になってから精神科で社交不安障害と診断されました)

中学卒業した頃に私が手に入れた物といえば、偏差値40程度の糞みたいな学力と、常に霞がかかった脳みそと、精神疾患と、社会生活の諦めでした。

おわりに

子供の頃の経験というのはとても大切なものです。今思えば、私の親も私に普通の子供のように普通学校に行って他の子供と同じような経験をさせたかったのだと思います子供の為を思って。しかし、それは私のためにはなりませんでした。どうか貴方のお子さんが私のようにならず、幸せ人生を歩めることを心より祈っています

Permalink |記事への反応(1) | 03:32

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2022-05-27

小学生の頃の大嫌いな担任

小学校の頃、同級生在日韓国人がいた。

なぜそんなことを知ったのかというと、小5のとき担任が突然アウティングたから。

私たちは「だから何?」と思った。韓国人だろうと日本人だろうと、同じ言葉を話して同じ教室で過ごす学友であることに変わりはない。子供から韓国人への差別感情もない。(大人ならあるって話ではないです)

にもかかわらず、その担任が「韓国人からって〇〇を差別するな!」としつこく言い続けたせいで、「韓国人って本来差別されるひとたちなのか」という意識が芽生え、それまでなにも蟠りなくみんなと仲良くやってたその子が、急に腫れ物扱いになった。

差別が生まれた瞬間だった。

担任の、あの正義気取りの傲慢さが嫌い。

Permalink |記事への反応(2) | 02:22

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2022-01-22

日本もっと訴訟社会になるべき

140字で何か書くぐらいの勢いで気軽に訴訟できるようになれば、SNSもっと平和になると思うんだけど、どうだろう。

第三者からは結局どちらに理があるかなんてわかりようがないし、SNSでやり合っても互いに蟠りが残ってしまう。

それならもっと気軽に法廷バトルで白黒付けてしまえばいい。Youtubeで中継とかしたら盛り上がるんじゃないか

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2021-12-07

男性キャラメインのソシャゲって

ストーリーがひたすら無難作品が人気出るイメージあんまり湧かないのが結構面白いなと思っている。

仲間同士は基本的に皆仲良くて、挫折や試練があっても何だかんだ結束の力で爽やかに乗り越えてあまり後に確執を残さない、所謂ウマ娘アイマスタイプがあまり見当たらないというか。

あんさんぶるスターズも、ツイステッドワンダーランドも、アイドリッシュセブンも、魔法使い約束も、セルラン上位でよく見るようなソシャゲには、界隈で言う何らかの『闇』要素がある。

登場キャラクター同士ガチで仲が悪かったり、仲の良いキャラクター同士でもガチ疑心暗鬼になるような展開があったり、はっきりした故意でもって業界人としての生命どころか本当に人命を奪おうとするキャラクターが出てきたり(さすがにこの立ち位置キャラNPCであることが多いが)、等々。

バトルやサスペンスもの作品ならむしろ盛り上がりそうなシリアス要素が、少なくとも売り文句の上ではシリアスなバトル・サスペンス展開とは縁遠そうな作品にも盛り込まれがちな傾向、みたいなものだろうか(魔法使い約束については最初からシリアスファンタジーを謳っているので、この例にあげるには若干不適当かもしれない)。

そして発生した確執が後に引くことも多い。ゲームの中のキャラクター同士どころか、ゲームの外でそのキャラ推しているプレイヤー同士で蟠りを抱えてしまう例を身近なところでも良く見た。

最近公開されたシナリオ(と言っても裏設定なのだが)が流石にアイドルものというテーマに対して描写過激すぎると現在進行形で盛り上がってしまっているのはあんさんぶるスターズだが、この騒動あんスタというゲーム於いてある意味恒例ではある。

それでも人気がある。というか、そういった要素が『そこまで無い』ゲームが、これらのゲームをぶち破って上に来る例をあまり見た記憶がない。

まり『闇』のなさそうな、爽やかな青春アイドルものとして売り出している作品は、良くてなんとか中堅位置キープしているかソシャゲ自体は終わってしまっているイメージが強いのだ(ドリフェスダンキラ、Readyyy!等々、私が目にしたり触れたりした『闇』があまり濃くないアイドルエンタメ業界ものはことごとくサ終してしまった)。

アイマスと言えばsideMはどうなんだと言われそうだが、こちらも最近リニューアルして若干勢い付いたものの、華々しく最上位に返り咲いた、というほどの強烈な存在感はない。そもそもリニューアルしなければアプリ版のゲームは終わっていた作品であるMobage版は続いてはいるが)。

勿論今最上位にいるようなソシャゲが必ずしもストーリーだけで人気を獲得した訳ではないだろうが、それでもやはり男性キャラメインの作品については、ある種過剰なシリアス要素は受けるための必須要因の一つとなっているような気もする。

単に今のトレンドであるだけかもしれないし、そもそも単なる印象論なので別にそういった傾向自体私の勝手偏見から見えてしまっているものなのかもしれないが。

(ちなみに刀剣乱舞はどうなんだという話だが、少なくともソシャゲ於いてはメインのストーリー自体がほぼ存在しないゲームなので何とも言えない。その分プレイヤー各々でほのぼのからシリアスまで自分好みのストーリーを作りたい放題の作品なので、逆に案外無難ストーリーもの需要の多くはこっちに行ってたりするのかもしれない)

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2021-08-29

20年の時を経てヒカルの碁読破して悶々としてるアタシ

ヒカルの碁をやっと読み終えた

いや、素晴らしかった、本当に素晴らしい作品だった

小畑先生作画が本当に美しくて、一コマコマ画集クオリティだと思う。これが週刊誌で連載されてただなんて信じられない。

でも、だからこそ、最終巻、いやとあるシーンからずっとあれ…?え…?!て感じで、そのまま終わってしまって悶々としているという話をします。

まずこの作品は、ヒカルの成長の物語なんだね。

私はヒカル佐為関係物語と思って読み進めてしまった、読む前から私の中で佐為存在が大きすぎたんだ。

そりゃだって小学生の頃人知れず恋してた人だったんだもの。何故か恥ずかしくて誰にも言えなかったけど佐為に会いたくてこっそりアニメを見てた、途中からだったし囲碁のこと全然からいかストーリーは知らないままだったけど。

からこそ自分の中で佐為への期待が大きすぎて、勝手ストーリーを作ってしまってた。

ヒカルはきっとプロになって最終巻で塔矢と対決して、ヒカルの力だけで塔矢に勝ってそれを見届けて成仏していくのだろうなって、それしかないよなって確信を持って読み進めてしまってた。

から最終巻どころか終盤にも差し掛かってない段階で、割とあっけなく佐為がいなくなってしまってそれからはえ?あれ?もう?いや、さすがにここで終わりはないよね…?なんだかんだまた戻ってくるよね?という考えて頭がいっぱいのまま、結局佐為最後までヒカルのところに戻ってくることはなかった。

ネットで調べると韓国との戦いで高永夏に敗れたことが納得いかない、最後なら勝って終わって欲しかったと言う意見をたくさん目にしたが、個人的にはあの試合はたしかに負けてしまったけど素晴らしい描写だったし、囲碁というスポーツ戦闘モノと比べると動きの少ない勝負であれだけの躍動感を描き上げた小畑先生画力日本の宝だと思う。

でもやっぱりね、やっぱり佐為もういないの…?という気持ちが消えない。どんなに素晴らしいシーンを見ても佐為のことばかり気にかけてしまう。

どうしてこんなにやるせないのだろうと自分で考えてみたんだけど、多分私の感性ではヒカル佐為関係性を思ってたよりも深く知ることができなかったんだ。ヒカルにとってはなくてはならない存在だったと言うのは充分にわかったんだけど、佐為にとってのヒカルはどうだったんだろう…?と思ってしまうの。

塔矢を見てあの子に憑きたかったとか、秀策はたくさん打たせてくれたのに…とか佐為の不満が描かれていて、それを見てた頃はそう言いつつも最後はきっとお互いにかけがえのない存在になって私と言う肉はそれを垣間見て美しい友情に涙するんだろうな…とにやにやしていた。

でも結局突然いなくなってしまった。成仏というのは本人の中に後悔や蟠りが無くなって現世に執着する理由がなくなって初めて行われるものと思い込んでた私にはこれはあまりにも衝撃的だった。

真相はわからいか勝手な予想だけどきっとファンなら最初の段階で誰もがそう予想する(塔矢との対決でヒカルの成長を見届けて安心して成仏していく)だろうから、それだとあまりにも予想通りの展開だからってことでこういう展開になったんだろうか。

この終わり方だと結局、佐為は探しているものを見つけられたのだろうか、もしかして別にヒカルじゃなくてもよかったの?不満を抱えたまま消えてしまったの?という思いが拭えない。

多分私はこの二人にあまりにも期待しすぎてしまってたんだと思う。他作品だけどネウロと弥子の関係性が本当に大好きで理想的だったから、勝手にこの二人もきっと最終的にネウロと弥子みたいにお互いにかけがえのない存在

Permalink |記事への反応(0) | 01:05

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2021-08-13

anond:20210813161513

ブクマカにも居るけど、瞑想の力では浄化出来ないほどの蟠りを心に抱えてるんだろう

もしくは瞑想のやり方をまちがってるか

Permalink |記事への反応(1) | 16:17

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2021-03-26

ひらがな大好き❤️

なろうでよく見かける難しい漢字

蔑む|さげすむ…まあわかる

蔑める|おとしめる…難しすぎるよー

貶める|おとしめる…ふりがな感謝

貶して|けなすふりがな感謝

嗾ける|けしかける…こんな漢字あったんか

慮る |おもんばかる

顰める|しかめる

眇める|すがめる

這い蹲る|はいつくば

蹲る|うずくまる

揶揄う|からかう…やゆうー

蟠り|わだかまり…一文字で蝶番(チョウツガイ)を表してそう

漸く|ようやく…しばらくと間違える

暫く|しばらく…ようやくと間違える

態と|わざと…タイトー。態々態とを使う意味

甚く|いたく…はなはだ、く?あれ?しが迷子

蝙蝠 |こうもり蟷螂蜻蛉と蝙蝠を近くに置いて

蟷螂 |カマキリ…全体がぼんやりするまで離れると字が混み合ってて読めない

まだある?

Permalink |記事への反応(0) | 10:17

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2020-09-18

つらい

ひたすらに辛い。今周りから妬み嫉みが止まらない。その原因が自分のくせであることも解決方法も少しばかり分かってきているが、それでも辛い。何年間も自分を嫌ってきた人が居てなんか分からないけど辛い。もう少しで見た目を少しばかり変えて、今までやってきた癖に終止符を打ってみようと思う。ただ、髪の毛を止めたりして、なんか言われないか心配である。それでなお妬み嫉みが来るなら尚更嫌だ。自分ADHDで、周りを困らせている。ひたすらに前向きに生きようと、どうしようもなくても生きてみようと思っているのに、心が痛い。心臓が、喉が、奥に引く感覚がする。なんだろう、これ。恐怖と焦燥が合わさったような蟠りがある。

見た目をとりあえず変えてみよう。あいつらは見た目だけで判断している。判断材料がそれしかいからだ。会話もろくに交わせないので(コミュニケーション自分からとることが出来ない、しようとしない。)それだけで少し変わるかもしれない。ドンキに行こう。ダイソーに行こう。4000円程しかない。髪の毛を止めた経験も、クソでかい鏡もないし、どうとめれば正解も分からないが、やってみよう。

Ps.おすすめ女子高校生(精神年齢と手先的年齢12)でも使える化粧品、ヘア用品、眉毛の整え方など指南ください。

Permalink |記事への反応(3) | 22:30

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2020-02-04

この精神状態で生きていくってマジ?

 初めていわゆる希死念慮存在に気づいたときはまだ15歳とかそんなもんだったので、大人になるにつれて収まっていくと思っていた。自分がいわゆる思春期精神的にメチャクチャ不安定だということは理解していたので死なずに頑張っていればいつか何かにつけて死にてぇ~と思う状況は脱せると信じていた。でもそんなうまい話があるわけもなく、約十年が経った今でも希死念慮絶賛継続中だ。

 希死念慮ってこんなに持久力あるのかと驚いた。しか大人になると降りかかってくるライフイベント一つ一つがクソ重く、結果学生時代より精神状態は深刻になっている。終わりが見えないもんね。十代のトラブルは大概「卒業」まで耐久すればなんとかなったが大人自己責任リスクを取って引越しだの転職だのするしかない。あるいは人生を降りるか。

 実家蟠りがあるタイプ人間から軽率にそちらは頼れんし、メンタル医者は当たり外れが激しいから探すだけでかなり労力になる。一回行ったことあるけどそこで外れを引いて嫌になってしまった。

 みんなこんなもんなのかな、とは思っている。でも、みんなこんなもんだからといって僕の辛さは軽減されない。二十代にして気持ち的には人生詰んでいる。こんな精神状態のままアルコールだのカラオケだのゲームだので騙し騙し残り何十年もあるだろう人生生きていくのか?と思うだけで誇張抜きで気が遠くなる。

 みんなどうしてる?どうしようか?

Permalink |記事への反応(4) | 14:49

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2019-11-28

父を好きなままでいたかった

小さい頃は父が好きだった。多分母よりも好きだった。

何かと父に懐いていて、趣味漫画アニメ好きだった父から多大な影響を受けた。今でもガンダムとか好きだ。

でも、大きくなるにつれ次第に父のことを素直に好きと言えなくなった。

そうなった経緯を何となく身バレ防止のフェイク込みで書いていく。

中学生くらいまではなんの躊躇いもなく父が好きだった。

仕事で帰りが遅い日が多かったけど、家にいる時は積極的に遊んでくれた。

本も読んでくれたし、外にも連れてってくれた。色んなことを教えてくれたし、母に内緒お小遣いをくれたりおかしを買ってくれたりもした。

私が中学に上がるくらいの頃から父は自宅で仕事をするようになり、日中も家にいるので、学校から帰れば父がいるのが当たり前の生活になった。

裕福ではないけれど、それなりの暮らしができる程度の一般家庭だった。と思っていた。

高校の時くらいだったかな。ふと、父が仕事で使っているパソコンを見てしまった時があった。

父の仕事場に、父になんか用があって呼びに行った時だった。その時父はなんかちょっとした買い物かなんかに出ていて、ちょうど離籍していた。

仕事場に入ると、父の姿はなく、パソコンの画面だけが煌々と点いていた。

そのパソコンの画面にちらりと目をやった時、メールの画面が開かれていた。

人のメールボックスを勝手に見るのはいけないことだ。そんなことはわかっていたけれど、あの父が普段仕事でどんなやり取りをしているのかが気になり、送信済みメールボックスを開いてしまった。

そしたら真面目そうな事務的メールに混じって、「〇〇ちゃんへ」みたいな、確実に女の人に向けて書かれたっぽい親しげな件名があることに気付いた。

ここまで来たら、もう止められなかった。見ない方が幸せだってわかってたのに、好奇心とかなんかそういう気持ちに抗えなかった。

そこには、もう細かい文面は忘れたけど、今でいういわゆる「勘違いおじさん」的な内容の分が書かれていた。あまりの衝撃に全文は読まずにすぐ閉じたから、詳しくは覚えてないけど。

もう、なんて言ったらいいのかな。ショックだし恥ずかしいし、いや勝手に見た私も悪いけど、もうとにかく鳥肌立つほど嫌悪感を覚えた。

だって、おそらく20代くらいの女の子に向けて、妻子持ちのオッサンがデレデレしたメールを打ってる。「また会おうね♡」とか書かれている。もうそれだけでキモいのに、それが自分父親だなんて。生理的に無理。

でもまさか母親や兄妹には相談できないし、友達にも言えないし。その日を境に、私は父との接し方がぎこちなくなっていった。もう素直に父のことを好きとは言えなくなっていった。

そしてちょうどその頃くらいだったかな。子どもながらに薄々と、ウチの家計ヤバそうだな?と思うようになっていった。

父と母が、たびたび家計のことで言い合うようになっていた。どうも、電気水道通信費等、様々な支払いが滞りがちらしい。実際、私が大学に入るころには、通信費の支払いがちょいちょい滞って、月の初めにケータイが使えなくなるということがたびたび起こっていた(ケータイ代は家族分まとめて父が支払っていた)。

母もパート仕事に出ていたけど、それでも足りないくらいに父の事業が上手くいかなくなっていたっぽかった。詳しいことは何も知らない。父も仕事や稼ぎに関しては多くを語らなかったし、そも私がまだ子ものカテゴリーに入っていたから、そんな相談もされるわけがなかった。

そしてその頃の父は、どうも競馬にハマっていたらしかった。

競馬にハマっていたというか、諸々足りない分のお金を手っ取り早く競馬で得ようとしていたようだった。それで余計に多くの金を失って、どんどん負のスパイラルに落ちていったようだった。今思えばの話だが。

それで決定的に「この人ダメだ」と思ったのが、ある日父にお小遣いを貰いに行った時だった。

友達の遊びに行く予定を立てていたのだが、その時に自分の財布の中身が若干心もとなく、ちょっとだけ融資してもらおうと思って父のところに行ったのだ。

「三千円くらい貸してもらえるとありがたいんだけど。バイト代入ったら返すから。」

そう言った私に、父は振り返りもせずに言った。

「わかった。ちょっと待ってろ、今稼ぐから

そう言ってwebで開いたのは、競馬の何かしらの画面だった。

うその瞬間から、私はその人を、親と思えなくなってしまった。

家計状態をろくに知らずに、無邪気にお小遣いをせびった私も悪かった。もっとバイトに精を出したり、無駄遣いしないようにしてればよかった。

でもそれ以前に、娘に金を強請られて、競馬で稼ごうとするその姿勢がもう私には耐えられなかった。

「そんなお金なら要らない」と言い放ち、その日はそのまま出かけた。

友達にもこんなことは言えないし、親兄弟にも言いたくないし、メールの件の不信感も相俟ってもう父に対する信頼はすっかり無くなってしまっていた。

その後、父は結局借金が嵩み自己破産となり、母とは離婚し、今は離れて暮らしている。

私も数年前から仕事を始めると同時に家を出て、今は一人暮らしをしている。

そうなるまでにも色々あった。多額の借金が明るみになる直前には、私に万単位お金を貸してくれと頼んできたこともあった。私がコツコツ貯めていた500円玉貯金が私の留守中に半分くらい持っていかたこともあった。これらは未だに返してもらっていない。

なんだろうな。こんな形で嫌いになりたくなかったな。私も、職場の人たちが父親談義している中に、笑顔で入っていって、自分父親はいい人なんだと胸を張って言いたかったな。

私が小さかった頃の父は大好きだった。それは本当だ。色んな事実を、知らなきゃよかった。

「隠し事はナシね」なんて綺麗ごとを言うつもりはない。でも、それなら隠し通してほしかった。私(たち)に失望させないでほしかった。大好きなお父さんのままでいて欲しかった。

お父さんと今でも何の蟠りもなく仲良くできてたら、今でも「もうすぐGレコ劇場版やるやん!見に行く?」みたいなLINEを送り合う仲だったりしたのかな、と寂しく思う時もある。


劇場版ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」、明日11月29日より上映開始です。楽しみ。

Permalink |記事への反応(1) | 16:03

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2019-07-17

梅雨アイスコーヒーとことばに出せない蟠り

4月から単身赴任となった。単身赴任といってもギリ通勤できたかもぐらいの距離で、頻繁に家に帰っている。

そんな中、うちにアイスコーヒーの二リットルボトルダースであることに気づいた。うちの奥さまが買ったものには間違いないのだが、ひと夏でこんなに飲むんだろうか?

私は昔、コーヒーを人並み以上には飲んでたが諸々で胃を痛めて以来、コーヒーが飲めなくなった。ホットコーヒー匂いを嗅いだりカフェオレを飲むだけでも吐き気がする。

奥さまもブラックでは飲まず、だいたい牛乳に少しコーヒーを加えるくらいだ。

こんなに大量のアイスコーヒー、誰が飲むんだろうか。

Permalink |記事への反応(2) | 22:19

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2019-01-29

なんでもないこと

佐藤流◯さんのファンを辞めることにした。

一部で話題になってる、大阪ライブでのレポをみて踏ん切りがついた。断捨離みたいなものだ。

思えば、一年前くらいから辞めるタイミングを伺っていたのかもしれない。ただ黙って辞めるのもこの数年間の自分可哀想なので文章にしてみる。人に読ませるというか、自分のために書く。

多分、私にとって最初最後推しだと思う。もともと、舞台に興味があった人種ではないから。私は、上京してテニミュ観劇する機会がなければ出会うことのない世界だった。ただ、舞台上に立っているだけであのキャラクターが生きている。観劇経験がない私にとっては衝撃的だった。自分が1番好きなキャラクターをこんなにも巧みに演じてくれる役者がいるのか、とその巡り合わせに感謝すらした。勝手に恩義を感じて、その後の仕事も追いかけ始めた。といっても、舞台だったら複数回入るだけ、イベントも1回参加できれば良しとしている側から見れば緩いオタクだった。けれど、少ない給料から家賃生活費を出した残りからだけだが、彼にお金を使えるということが嬉しかった。何度も同じ演目を観ても、違う表情を見せてくれた。観劇って、好きな役者ががいるって、こんなにも楽しいものなのかと幸せだった。

低くて通る独特の声を客席から聴くとワクワクした。

日々、アプローチを変えるお芝居への探究が、舞台生物体現していていつまでも観ていたかった。

どこか煙に巻くようなカーテンコール挨拶をしつつも、周囲の人々への感謝を忘れない姿勢がなんだか誇らしかった。

友人が、誰も名前を知らなくても堂々とこの役者が好きだと言えた。

でも、もう応援する気が失せてしまった。この人をみていたいという気持ちよりも、チケット当たったし、行かなきゃなという義務感が強くなってきた。

元々やりたがっていた音楽活動をやり始めたからなのか、刀のミュージカルソロライブをやり始めたからなのか、彼のSNS存在意義が分からなくなったからなのか、彼より年下の役者発言の方がしっかりしているのがだんだん目につくようになったからなのか、どれがキッカケか分からないけれど、少しずつ蓄積されていったんだと思う。

しまいには、有名な人と共演する機会を得た舞台を観ても、自分のなかの蟠りのせいで余り楽しめなかった。

私みたいなのは彼の想定するお客ではなくなってしまったんだろう。悲しいが、彼にとっては数多くいるファンが1人消えるだけでなんでもないことだ。

今回のレポを受けて、すぐに事務所ファンクラブを解約した。

2月ライブチケット譲渡に出した。3月舞台チケットも友人に譲った。

キッカケがどうであれ、初めて推しを降りるという経験をした訳なのだが、嘆き悲しむかと思いきや通常運行で日々を送っている。そもそも、ここまで3次元人間に入れ込んでいたのが24年生きてきたなかでたった数年だ。こちらのほうが異常だった。でも、そうまでして応援したいと思わせるものを彼が持っていたのも事実だ。

SNSで彼に感じてしまった不平不満を発信したことはないが、多分壊死する呪いをかけられる側のファンであったことには違いない。

キッカケはそうだとしても、彼にそこまで価値を感じなくなっていた私にとっても、彼のファンを辞めたことはなんでもないことだった。

Permalink |記事への反応(0) | 03:13

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2018-12-30

早死にするために煙草を吸っている

僕が煙草を吸っているとよく聞かれることがある。

「なんで煙草を吸ってるの?」

単なる会話の糸口として聞かれる場合もあるし、疑問の提示場合もある。ともかく上記の疑問の後に続く文は経験上多くの場合共通していた。

「体に悪いよ」である

この呼びかけに対する返答に僕はひどく困るのだ。

僕は早く死ぬために煙草を吸っているのだ。

ただ、こんな返答をすれば今度は相手が困る番だ。それは僕の望むところでは無いので当たり障りのない嘘を返すことになる。

嘘をつくのはどういうものであれ、僕にとっては蟠りとなる。なので、ここでは何故僕はそのような理由煙草を吸っているのか、吐き出すことにした。

本来であれば墓まで持っていくかチラシの裏にでも書くべきなのだが、僕は墓まで持っていける程の思慮も持ち合わせておらず、最近のチラシはツルツルした紙に両面印刷されているので書きにくいのだ。

前提として僕は特徴のある生き方はしていない。

普通の両親からまれ地元公立小中高校と進み、地元国公立大学を4年で卒業し、東京企業就職した。年齢は30代が見えてきた辺り。履歴書の経歴欄は2,3行で埋まり、「特徴ねえな」と思ったものである

だがこんな人生の中でふと思ってしまったのだ。あと何年も生きることになるのか。と。そんな思考に至ったのは記憶が正しければ高校時代に進路を考えていた頃だった。

この思いは一種のひらめきに似たもので、どのように導き出されたのか自分にもわからない。ただ分かるのは、この漠然としたひらめきは僕にとっては恐怖として解釈されたということだ。

生きることに恐怖を抱いた場合自明解決手段がある。死ねばよいのだ。

ただし人間はそれほど明瞭な思考回路をしていない。人は、パンによってのみ生きるのではなく、必要ものはまだまだあるのだ。そして生きるために必要だったそれらの多くは、死ぬときにはしがらみとなるのだ。

僕にとってそれは家族自分自身であった。家族迷惑をかけたくないし、自殺者の家族という不名誉を負わせたくない。この思考理解が容易だと思う。

問題自分自身だ。あくまで僕は僕の保身の為に一定名誉を保ったまま死にたかったのだ。

改めて文字にしたためてみると途轍もなく独善的であることを認識させられるが、これは僕自身をどう殺生するかの問題だ。独善と詰られようと知ったことではない。

まず思いつくのが自殺であるが、実行後の障壁が多すぎて諦めた。車や電車に身を投げようが高所から飛び降りようが樹海に行こうが、最終的に家族に多大な迷惑がかかる。

なので病気になって死ぬことにした。次善手である。この方法では僕は"不幸にも"病気にかかって死ぬことになるため名誉を失わず死ねるのだ。病気の合間は苦しむことになるだろうが、周囲の同情を買ってくれるのではと打算的に考えている。

それに利己的に死のうとしているのだ。当然の報いであろう。

病気になる方法は色々あるだろうが、摂取する毒が広く売られているのでそれを利用した。それで行き着いたのが煙草である

死ぬには数年から数十年かかるだろうが寿命が縮むのは間違いないだろう。またその期間で両親が他界し、兄弟姉妹結婚していれば言うことがない。

結果として僕は病気死ぬため、ひいては自殺と悟られないよう大手を振って死ねるよう煙草を吸っているのだ。

体に悪い事を知りながら。むしろその悪性を利用して。

僕は結婚はしないだろう。子供を持つことに興味を覚えることはあれ、現実感はないし人の親になる器ではない。

何よりしらがみが増える事を良しとしない。親戚の子ゲームで遊ぶくらいがちょうどいい。

会社の昇進にも興味がない。死のうと思っている人間には煙草を買える分の金さえあればいい。煙草が一箱1000円になれば考えるかもしれない。

このまま働きながら職場喫煙所や自宅のベランダ煙草を嗜み、いつか来る病魔を待ち続け、いつの日にか惨めに僕は死ぬのだ。

Permalink |記事への反応(20) | 01:46

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2018-12-22

思い入れのない存在から感情が続かない

職場人間に興味が沸かないのでいつまで経っても名前が覚えられない

初めは興味を持っていた筈だった。だけどそれも次第に演技になった。

きっと相手も皆演技をしている。

から敢えて古い座席表を渡したり、孤独に追いやったりする。

そういう事をされている内に、少しずつ興味が失せていった。

ああ、この人達自分必要ないのだ。欠員が出てもすぐまた埋められる存在なのだと。

思い返してみると、思い入れのある人物なんてどれ程居たっけ。

幼馴染のIは結婚して九州渡り連絡途絶中だ。思い入れがある存在である筈の父はかなり昔から別居している。

貴方が大切です、だなんて言えば言うほど虚しくなる。

ここに自分を置いて下さい。大切にして下さいと嘆いた所で同情しか寄せられない。

からもう徹底的に無関心、無感情を貫く事にしたのだ。

幼い頃はこうではなかった。愛していたし、愛されていた。担任からは疎まれていたかも知れないけど、担任は逆に子供達に囲まれながら孤独だったに違いない。

弁えられる年齢になってしまたからこそ、近付けば近付く程壁を認識するからこその無関心だ。

だって、ほら、あそこまで近い仲になったあの子自分の間に結局何が生まれた?今や齟齬蟠りとなりつつある。だから、もう、良いのだ。淡白になりきってしまえば、その方が気が楽だ。

Permalink |記事への反応(0) | 12:52

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2017-03-04

死刑制度について

最近、周りで死刑制度の是非について聞くことが多くなったので自分意見を具体的に言葉にしてみようかなと。

まず、反対派の主張をずらっと挙げてみます

犯罪抑止効果証明されていない

再犯可能性があるからと言うけれど、犯罪を犯す可能性があるのは人間なら誰だって同じである

冤罪可能性がある

死刑囚を殺す刑務官の罪の問題

大きくこの四つですね。

僕は死刑賛成派なので、これについて反証していきたいと思います

①②(内容が類似しているのでまとめて論じます

犯罪抑止効果は確実にあると言えるでしょう。実験をして科学的に証明をしたりせずとも、それは分かり切っていることです。

そもそも一般人は罪を犯しません。不可抗力や軽度のものならまだしも、死刑判決を食らうような大罪は犯しません。普通倫理観を持っているなら。

死刑判決を食らう犯罪者達はその「普通倫理観」を持ちません。若しくは一般的に広く人々が持っているであろう「罪の意識」や「やってはいけない事」の意識が圧倒的に低いです。

では、そんな犯罪者達と一般人を比べて犯罪を犯す確率が高いのはどちらでしょうか?

正解です。言うまでもなく前者ですね。

恐らくこれが一番の論点です。「人権が~」「人としての尊厳~」云々が一番の問題だ!と言う人もいるかもしれませんが、そんな曖昧模糊とした適当概念について語るつもりは毛頭ありません。

司法には推定無罪原則というものがありますが、その上で物的証拠も何もかも揃い、本人の自白も取れて死刑判決が下された場合、まだ冤罪がどうとか言ってられますかね?

とは思うのですが、それでもなお万が一にでも冤罪だった場合の話をします。

冤罪なのに処刑された人は既に死亡していて、責任をとることはできません。

…難しいですね。これについて僕は蟠りを覚えているのです。ひとまず保留として、よく考えてから機会があれば書きたいと思います

応報刑論(目には目を、歯には歯を)というけれど、それなら犯罪者処刑した刑務官も死んで償うべきではないの?

というものですね。これを聞いたとき応報刑論を持ち出して死刑制度賛成のスタンスを示していた僕は「なるほどなー」と思いました。

これについては、僕はこういう風に考えています

まず、『目には目を、歯には歯を』と言っても、「命」を取られてしまえば被害者はその時点で相手の「命」を取ることはできません。

そこで出てくるのが処刑人刑務官です。

まり刑務官は「被害者の代役」となって加害者の「命」を取るわけですね。

目には目を、歯には歯を」まではできますが、「命には命を」は相討ちでもない限り不可能です。ならば別の人間がするまで、ということです。

以上の四点を以て、死刑賛成論は締め括らせていただきます

しかし、三点目の「万が一の冤罪」は未だに良い反論が見つかりません。

詳しい方、誰か教えてください~。

あ、勿論反対派の方も、当意見に「ここがおかしい!」という点がありましたら意見をどうぞ。

Permalink |記事への反応(2) | 18:58

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2016-12-13

蟠りとか漢字で書くなボケ

よめる人間のほうがすくねーだろ

大多数の人間が読めることを第一にかけや

Permalink |記事への反応(0) | 14:08

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2016-09-25

ズートピア』は『聲の形』に比べて政治的に正しくないアニメ

http://anond.hatelabo.jp/20160923031920


・『聲の形』の視点人物は元いじめっ子だが、『ズートピア』の視点人物は元いじめられっ子。→いじめられっ子たちの繊細で多様性に富んだ内心をウサギ(尻がいい)一個人に集約するのはいかがなものか。


・その元いじめられっ子いじめられて即いじめをはねのけるほど強い。→「いじめられっ子はいじめられてもめそめそせず、強くあるべき!」という押し付け


・元いじめっ子デブな方のキツネ)があっけなく許されすぎ→ウサギ(尻がいい)の親に至っては元いじめっ子となんの蟠りもなく商売やってる。ちゃんと自分の娘がいじめられてたのは知ってたはずなのに。「あのころは俺は自分に自信がなかったんだブヘヘ」で許されるんなら、『聲の形だって「あの頃は俺もイキっててさw」で許されるべきだろ。


ウサギ(尻がいい)もデブじゃない方キツネにひどいこと言ったけど、泣いて謝ったら許してもらえたよね。→泣くだけで許してもらえるのはウサギがかわくて性的アピール(尻がいい)にめぐまれいるから。たとえば、魅力のないイタチは泣いても許してもらえないだろう。


・結局、ウサギキツネが互いに許し許されているのは、美男美女から。→ウサギは尻がいいし、キツネ尻尾アナルを同時に攻めると弱そう。


・え? 何? 「ズートピア聲の形とくらべて、自罰的ないじめ被害者が出ないからいい」ですか?→羊はどうなんですか? あいつは明らかにライオンからパワハラを受けて、それをいかにも自罰的に受けながしてましたよね。


・「いじめられっ子復讐するのは悪」というストーリー→羊さんはライオンからパワハラに耐えかねて、それでキャラが歪んで権力志向したんですよね? いじめられっ子復讐する話ですよね? なんでそれが否定されるんですか? いじめられっ子暴力をふるわれるままにガタガタ震えてろってことですか?


結論:『ズートピア』のいじめ描写政治的に正しくない。ジュディの尻は最高。

Permalink |記事への反応(1) | 08:43

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