
はてなキーワード:蛇蝎とは
自己評価劇低民なので、人から嫌われたり陰口叩かれるのは日常のことで、世界中の人間は(親を含め)基本的に自分のことを嫌いなんだと思っている。その中で稀にコミュ力高い人が自分と友達になってくれる奇跡があった、みたいな。
仕事転職して3回連続で教育担当にヤバいレベルでヘイトを向けられるようになり、さすがに自分に原因があるなと思って自己分析したら、正義を振り翳す汚物であることに気付いた。
一生懸命仕事を教えようとしてる相手に正論うざブームをかまされまくれば、それは嫌いにもなるだろう。しかもこちとら「人に好かれる努力」をしたことがなく、「人に嫌われることへの耐性」だけはやたら高い。
多少のチクチクは通じすらせず、かなり理不尽な扱いをして初めて『分からせる』ことができるという。
そもそも自分は「人に好かれる行動」を「媚び」と言って蛇蝎の如く嫌う節がある。男受けかよとか結局性欲の世界なんだろとか。
いやでも、ある程度の好感度がないとコミュニケーションがままならないのは事実だった。
という訳で自己評価劇低民どうやって「人から好かれる努力」をしたらいいのか考え中。
高市総裁誕生後、内外の事情を鑑みて動かざるを得ない次期首相の立場上、これまでの言行を曲げざるを得ないことは明らかなのは間違いない。元々高市総裁誕生を警戒していた側の論調では、これによって反って高市支持者が幻滅して自民党の敵に回るのではないか、という見方が多かった。
支持者らは「積極財政」「外国人排斥」といった自分達が気持ち良く信じている方針を進めてくれるリーダーとして高市氏を見ているが、いざ高市氏が総理総裁となってしまうと、現在の安全保障情勢下でわざわざ中韓を刺激する行動を公式とることに利点は全く見いだせないし、インフレの物価高で積極財政をさらに進めることも容易ではなく、結果的に支持者を欺く形で政権運営を進めざるを得ないのだ。
そうなった場合、支持者らは高市氏に幻滅して、また新しく自分達に耳触りの良い笛吹きを見出すか、或いは政権内の高市氏以外の主要人物をスケープゴートとして作り出して責め立てることで溜飲を下げるだろう、と考えられていた。
しかし、実際はそうではないかもしれないという徴候がある。高市総裁誕生後、公明党から懸念を示され、また中韓からも靖国神社参拝などを念頭に反発的な意見表明が相次いだ。それに対して案の定、公明党とは認識合わせの会談を進め、靖国神社参拝も取りやめるなどを、現在進行形で丸くなっていく傾向にある。さて支持者はというと、驚くことに「高市さんがそう決めたのだから」とあまり反発しなかったのである。
これには拍子抜けというか呆気に取られたものである。彼らは「積極財政」「外国人排斥」という主張を認めてもらうために高市総裁を担いでいた訳ではなく、もっと単純にただ「高市総裁」というシンボルであれば政策は何でも良かったようである。どうもSNSやYoutubeのサジェストでエコーチャンバーの中にいるうちに、政策や理念などを考える思考力が無くなってしまったようで、ただ空っぽの頭の中で兎にも角にも「高市総裁」が日本の正しい道!と信じこんでるだけの様子である。
人事にもあまり興味はないようで、総裁選の権力闘争で暗躍した麻生太郎の傀儡である鈴木俊一幹事長に対しても、「高市さんが選んだ」「信念の感じられる」など好評なようである。そもそも鈴木俊一は、彼らが指弾する岸田政権で、さらに蛇蝎の如く嫌いな財務省のトップたる財務大臣時代、財政規律重視路線とされる政治家のはずだ。これは麻生太郎が、高市総裁誕生に暗躍しつつも、積極財政に一定のブレーキをかけられるよう送り込んだ人事であるのは見え透いているが、兎にも角にも「高市総裁」信者の支持者にとってもはどうでもいいらしい。
だが見方を変えると、自民党にとって起死回生の一手と言えるのかもしれない。悲観論者は「高市総裁」誕生に対して、既に述べたように、支持者の幻滅から政権運営は混乱し、また新しい別のポピュリスト担がれたりする可能性もあり、政治の停滞を懸念していた。
だがこの「高市総裁」信者たちの論調を見ると、彼らは政策よりも人物を重視しているので、懸念された「高市総裁」への幻滅はあまり起きず、むしろ「高市総裁」が決めたことであれば従来の節を曲げても歓迎してくれるのではないかという見方もできる。「高市総裁」が中国と少し仲良くしましょうといえば、支持者も納得し、「高市総裁」が利上げは必要だといえば、支持者も納得するというような具合に、支持者を完全にコントロールできる可能性があるということだ。
これはまさに安倍晋三と同じ手法であり、彼はその手腕で過激な支持者も取り込みながら、長期で中道的な政権運営をやってのけた。高市早苗についても、極右的な支持者に対するパフォーマンスを熱心にする一方で、公式な場で政策や方針を語る際には一定のブレーキを踏んで現実的な意見表明をしていることが案外多いように見える。支持者は自公連立解消上等という論調もある中で、自公連立が前提であると濁さずに言い切っているし、日中関係についても、中国は重要なパートナーであるということは必ず言い切っている。高市早苗が自らも尊敬する安倍晋三と同様の手法を取れるかは偏に彼女の器量次第であるが、可能性としてありえる。
最後にここからは完全に個人的な考察であるが、先述した「高市総裁」が持つ可能性について、もしこの展開を麻生太郎が予測して描いていたら大したものである。安倍晋三が凶弾に斃れて以来、自民党支持者の中でも右寄りな大衆の受け皿が失われていたという側面があり、実際彼らを取り込むことで参政党や日本保守党という極右的な野党ができた。右寄りの野党票というのは、本来は民主党系の左派野党と取り合わずに済んでいた票を失ってできたものであり、今次少数与党の状態に陥っている中で非常に無視できない一因である。
右からも左からも野党に挟まれているという状況の中で、「高市総裁」誕生によってまず右側を確実に固め直し、且つ高市早苗の器量で過激な支持者を押えながら中道保守的な政権運営をする、というシナリオだとすれば合理的である。今の現状を見れば理解できなくもない選択肢だが、総裁選当時は当然小泉進次郎なんだろうと読んでいた筆者には到底見えなかった。
だがこれは高市早苗の手腕にかかっているという点に置いてかなり賭けである。そもそも高市早苗が安定的な中道保守路線という真に安倍晋三路線を継承したいと意図しているのか、或いは支持者や取り巻きの言動とやりたいことが実際同じようなものなのか、これは有権者としてはまだ見えない。だが仮に高市早苗が真に安倍晋三路線を取ろうとしているとして、麻生太郎がそれを理解おり、そのうえで彼女が取り巻きをコントロールしながら中道保守政権を運営するということに賭けてみたのだとすれば面白いと思う。
内大臣木戸幸一が陸軍を抑えるために、あえて陸軍の領袖である東條英機を首相に奏上したように「虎穴に入らずんば虎子を得ず」的な選択なのかもしれない。これは言い過ぎかも。
蠍媛←読めない。中国のネタ動画ばっか出してくることからも「じょえん」みたいな中華風の読みをするのかと思ってた。
これでさそりひめかよ。まあ確かによく見ると蛇蝎って言葉で使う漢字だけどさあ。
と思ってたけど微妙に字形違うね。ほんとに同じ漢字の異体字なのか?とにかく初見で読める日本人は少ないよね。
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・理科2科目+数3必須は相当キツい。早慶理工がいかに難しいかよくわかった。
私立理系でこの科目負担を必須にしているのは早慶くらいしかない。
英語、数3なし、理科1科目という入試科目がデフォな有名私大理系学部すらめちゃくちゃあるとわかってビビった。
・理科アレルギーの自分ですら化学はサックサク終わらせられた。力学と原子以外の物理はひたすら地獄だった。初歩レベルでとにかく苦しみ抜いた。
「理解はほどほどに流し、暗記で対応できるものは全部丸暗記してしまおう」
という、科学に対する知的好奇心溢れる受験生が蛇蝎の如く嫌う、学問的態度が極めて不誠実な受験特化戦略をとったとしても、
A4両面印刷15枚程度の情報量で大学受験範囲は網羅できてしまう(日本史や世界史だとマジで100枚じゃきかない)。
そのくらいのちょびっとの暗記量にもかかわらず死にそうになってる人はかなりいた。
・物理化学ともに全統記述で偏差値65以上、共通テストで9割以上レベルの学力を身につけたところでサイエンス系の時事ニュースへの理解度は
「何言ってんのか全然わかんねえ」
程度にとどまる。
下手すりゃちんぷんかんぷん度合いは私文時代となんら変わらない。雑誌のNewtonとかまず理解できない。
そんな人がいるらしい、とか昔ネットで見た気がするんだけど
周りの困った人、なんとなくみんなこれに当てはまるかも
なんかふと思った
ある先輩の場合は、特定のご当地グッズを集めてるというのを聞いたんで、帰省のときに買ってきて渡したり
ある後輩の場合は、その子が困っていたから必要な情報を教えて一緒に解決したり
バイト先(の店長)の場合、欠員が出てしまったと聞いたら出勤したり
最低かもしれないけど、自分はその人達にあんまり興味ないんだよね
相手に何かするのは、仲良くなったり距離を詰めたり、好かれたいわけではなくて
欲しいと思ってるから買ってきて渡した、
困ってそうだから手伝った、
ちょうど時間があって、行けばお金が稼げるから、っていう本当に単純な気持ちだけで動いてたんだけど
相手はどうもそう受け取ってないらしい
なにかしらの感情を抱いてるらしく、昔からこの手の人には強烈に執着されたり、蛇蝎の如く嫌われてたりしてた
汚れの発生源は男、って読んでワロタ
それってやっぱHPVウイルスとか梅毒とかの性病からくる感覚なのかな〜?
昔の人が何となくそれらを感じてたって事?
性は穢らわしい、というのは女ばっかり汚れて、汚れ本体の男は無罪なの謎だよなあ、性病の発症の男女差からくるのかな?女ばっかりに処罰感情が偏るのはミソジニーだよね。
ま,とにかくみんなワクチンうとうねっと事。
とは別に〜特に制服や職業系コスで他の属性をエロ化するAVは女から蛇蝎の如く嫌われてるのが今回の騒動のもとな気がする。勝手に自分の属性がエロ化される事の恐怖、今回元の人が感じたのは穢れより実は自分も性的に扱われる恐怖なんじゃないかな。
性欲と同じくらい根源的に、性的に扱われたくないという思いはあるよ。軽視されがちだけど。その源は…やっぱ男が穢れって扱いであってんじゃないか笑
日本の終わりの始まりっつーか、海外でも始まってることがついにこの国でも始まったんだろう。イギリスもアメリカもドイツもこういう極端なバカでかい声が選挙で勝って、結果国ごと無事に沈んでいく。
都民の頭はどうなってんのマジで……、あんな見るからに嘘泣きの女に引っかかって、今までよく無事に生きてこられたな? 美人局なんてやる方も悪いが、引っかかる方がもっとおかしいんだぞ。
といいつつ自分の住んでる選挙区もオレンジがとりました。マジで勘弁して欲しい。かわりにどこが負けたかというと、公明だ。創価パワーはどこいったよ。
その昔、創価=公明党は当然とされていて、どちらも社会の嫌われ者だった。折伏ってのが流行りまくって、信者(勧誘員)は蛇蝎の如く嫌われていた。俺の実家の近くにはU一家という小学生のガキからジジイまで家族全員創価に染まった連中がいて、選挙がある時もない時も近所の家を回ってイケダセンセーの教えと聖教新聞の押し売りと公明党の宣伝を欠かさなかった。
小学生のUは同級生だったが、創価の教えは関係なくセコくて意地汚いやつとして嫌われていた。U家では毎月決まった日に近隣の信者を集めて家の外まで響くお題目を唱えて騒音問題を引き起こし、我が家を含めて関わりを持たないように遠巻きにされていた。
最近の公明党は(もともと政教分離を掲げていたとはいえ)、=創価ではないというアピールを始めている。実際公明党が選挙のたびに掲げる政策は創価の信者が特別利するような内容でもなく、ほんのりリベラルに近い。何かと極右に走りがちな一部自民の歯止めにすらなっている。一部の高市とか高市とか高市みたいなウヨの姫をただの変なおばさんで留めてくれているのは、公明のおかげまである。
が、あまりにも創価信者の過去のやらかしのイメージが悪すぎて公明党に人気がない。選挙のたびに投票所に近所の人を連れ出すような元気のある信者も少ない。それで参政党に負けたんじゃないかと思う。
さっさと公明党は、そうはいかんざきの時代は間違っていたと認めるべきである。関係が全くないとは言い切れなくとも、過去の折伏も含めて創価の活動はおかしかった、と自己批判の一つでもしていれば結果は少しは違っていたかもしれない。そうすれば我が神奈川で厚顔無恥にして頭Z、元警視庁の参政党員なんてあたおかが当選することはなかったはずである。
ちなみにUは父親が亡くなってから家に来る信者も減って、今はカツカツの暮らしらしい。お題目を唱えても安倍は生き返らなかったし、過去のやらかしのせいでUはやっぱり今も地元では嫌われているしこの先もずっと変わらないだろう。
参政党が止められないなら、せめてUのような信者だけでも救ってやってほしいもんだ。子供の頃から何もかも犠牲にして地域の嫌われ者になって、結果まったく救われないとかあまりにも心がない。
なんてことを思った。
最初にはっきりさせておくが、私はミステリーが大好物だが、ミステリファンは嫌いだ。
フーダニットだのハウダニットだの身内でキャッキャとしているうちは可愛いものだが、いざミステリーがポピュラーになろうとすると、いつもその芽を潰してきた。
いつもだ。だから衰退した。
都市伝説解体センターのネタバレはしない。CM(ローンチトレーラー)で流れている範囲では触れる。
批評は、基本的には「批評する対象が、批評しようとする空間のどこにあるのか位置付ける」作業だと言える。
ざっくり言えば、「都市伝説解体センターは、河原町通三条下ルですな」のように言うことが批評家だ。
この時、媒体によっては「(京都市中京区)河原町通三条下ルと言える」と書いたり、「注記:河原町通と三条通の交差点から南側に入った場所」と記載する。
もっと平たく言えば、ファミ通のレビューのように、0〜10の得点のうち、このゲームは9点の位置ですよ、と位置を示すのが批評だ。
これは大いに自由にやるべきだし、自分の信念に従って自分で対象を空間に位置付けるべきだ。
ただ、「これはこうすればもっと得点が高くなる」と言うべきではない。それは批評ではなく改善提案だからだ。
また、「こういう批評をする奴は、こんな奴だ」と言うべきでもない。それは「該当する批評家を批評する」ことだからだ。対象への批評ではない。
ラーメンハゲがラヲタを蛇蝎の如く忌み嫌い批評するのは一貫性がある。
「こんなラーメンを好きなのは、情報を食ってるからだ」と言うのは、ラーメンに対する批評ではなく、ラヲタを正しく批評している(位置付けている)。
概ね以下に集約される
にも関わらず、世間でポジティブな反応が多いのに納得できないというものだ。
特定の誰かを批評することが目的ではないが、該当する批評や感想を持った人たちを批評する目的のこの文章でははっきり書くが、幼稚なのだ。
幼いのだ。未熟なのだ。自他の境界線が曖昧で、自分で世間の中に立って批評できない。
俺がおかしいのではない、世間がおかしいと叫んでるのだ。そして残念ながらその声はある程度、当人たちにも届いてしまう。
都市伝説解体センターというゲームが、面白くなかったのであれば面白くないと書けば良いのだ。
どこが面白くてどこがクソなのか書いて、だからこのゲームはこの位置だと叫ぶのが大人のやることだろう。
「都市伝説解体センターが好きなのは、こういう人物像だろう」という批評も、別にすれば良い。
ラーメンハゲも信念に基づいてラヲタを批評する(ように見える)から人の心に刺さるわけだろう。
「俺の好きなミステリーではなかったから、この作品が好きなやつはミステリー好きではない」と書くのがハッキリと害なのだ。
アドベンチャーゲームについても同じだ。正確に言えばあらゆるゲームについても同じだった。新人を鼻で笑うのではなく、沼に沈めなければならないのに。
俺は誤りとは書いていないというかもしれないが、書いている。
「俺は最後のオチが納得できなかった。だからクソゲーだと思う」と書けば済むところを、
「え?俺以外は絶賛してるの?なんで?俺と同じ人もいるよね、良かった……じゃあやっぱり俺以外の感想を持った奴はニワカなんだな」と書くから変なのだ。
さっきラーメンハゲをわざわざ引いてきたのは理由がある。ラーメンハゲは、なぜどうして情報を食っていると評したのかを明確に示したからだ。
「このラーメンはまずい、それを絶賛するのだからこいつらは間違っている」という論立てをしていない。それは別のものだからだ。
だから「都市伝説解体センターを絶賛するやつは、普段ゲームをしない奴だ」と言いたいのであれば、その論拠を示すべきであって「だって俺は面白くなかったから」というべきではない。
そこが変なのだ。
自由に批評して良いし、クソだと思うものをクソだと言うのも表現の自由だろう。
ただ、その批評も当然のように批評にさらされる。今やってるのがそれだ。
なぜ、ミステリーが好きじゃないやつに刺さったと言えるのか、なぜ普段ゲームをしない層にリーチしたからヒットしたと言えるのか。
「だってヒットしているのだから」と言うのはトートロジーであって、批評ではなく言葉遊びだ。
例えば、以下のような点だ。
これはアドベンチャーゲームが好きな人ほど陥りがちな穴であって、自分がほぼ無意識に流したところに何かあったかもしれないと言う内省につながっていない。
ローンチトレーラー(CM)にもあるように、新人調査員である福来あざみが先輩調査員であるジャスミンと、SNSを利用して調査するパートと、現場で調査するパートがある。
そのいずれも、非常に明快に、既読と未読がわかるようになっている。
そんなの当たり前じゃんと思わずに、思い出してみて欲しい。今まで一度選んだ選択肢がグレーアウトされるアドベンチャーゲームがいくつあったかを。
また新人調査員である福来あざみはメガネをかけることで念視と呼ばれる特殊な能力をゲーム中で使うことができるが、SNS調査パートでは念視を使えばマークが付くのだ。
これは小さなマークだが、思っているよりも目立つので、どこを見たのか一目瞭然だ。
(これは念視を使っていわゆる正解を見つけた場合であっても、不正解であってもマークがつくところが重要である。メガネ既読がしっかり表示されるのだ)
また、多数の選択肢から正解を見つけなければいけない時に、間違ってしまってもキャラクターの掛け合いが見られることで結果としてご褒美になっている。
新人調査員の福来あざみが、真顔で変なことを言って所長にツッコミを入れられるのは、プレイヤーにとってはペナルティではなく微笑ましい会話を読めたご褒美なのだ。
それ以外にも、調査がどの程度進んでいるかは、常に証拠品の数で示されているし、調査が完了すれば次に進めるようになっている。
ゲーム体験が快適になるように、非常に丁寧に作り込まれている。
これまで、アドベンチャーゲーム慣れした人ならごく自然にやっていた、どの選択肢を選んだか覚えておく、どの場所を調査したか覚えておくという、「ゲーム側の都合で人間が対応しなければならなかった部分」が、「ゲーム側で対応されたことで人間がやらなくて済むようになった」と言う丁寧な作り込みが見られる。
これはゲームとしては些細だが本質的なところで、似たような例はシミュレーションゲームでは頻繁に目にする。開発陣が想定していなかったような細かいパラメータの調整を人間に強いていた場合、続編ではそのパラメータがバッサリとカットされることは良くある。ソコを遊んで欲しいわけじゃ無いから止めよう、というものだ。
ドラクエ3リメイクの時にも話題になった気がするが、デメリット付きで教会からやり直すのか、デメリットなしで戦闘直前に戻るのかの違いは、いわゆる「戻し」をどこまでプレイヤーに強要するかであって(それが遊んで欲しいことなのであれば必要だが)もしも「戻し」で時間を取るのは今は違うよね、と思うユーザーが多いのであればそちらに合わせるのが自然だろう。
と、言うように、「なぜゲームに慣れていない人にヒットしたと言えるのか」を説明したいのであれば、それを説明すれば良い。
「ゲームの作りが丁寧で、今までアドベンチャーゲームの理不尽で離脱していた人たちを留めて置けたから」と自分は考えて文章にした。間違っていると思うなら反論すれば良い。
少なくとも、「俺はアドベンチャーゲームが好きだが、このゲームは嫌いだ。だからヒットするならゲームに慣れていないやつに刺さった」よりはマシだ。
自分の楽しめなかったのものを楽しむ相手を格下に見るのは、自己が確立できていないから生じる。
このムーヴは何度もジャンルを潰してきた。先鋭化した果てに新規参入者がいなくなり、ジャンルが無くなる。
ここが良く無いと思った、これは私にはわからなかった、そんなミステリーは読んだことがない、大いに結構。
問題はこれに「だから、これを楽しめるやつはニワカだよね」と傷を舐め合う自称その道のファンだ。
自己が確立できていれば、「これは物理的に無理があるよね、三流」と言うだけで済むのだ。ヒットしても狼狽える必要はない。
なぜならば、確固たる自己があれば、もっと言えば美学があるのであれば世間がなんと言おうと「物理的に無理があり三流のゲーム」だと言えるからだ。
「なぜヒットしているのか」を論評したいのであれば、その論拠を立てないのであれば、空論である。
「なぜアドベンチャーゲームと言えないか」を論評したいのであれば、やはりそれを示す必要がある。マルチシナリオでないからだとか、マルチエンディングでないからだとか、好きに言えば良い。
ただ、言葉にしなければ、反論してもらえないので、いつまで経っても自身の思いは曖昧なままだ。
(Polish pillarを入力するようなアドベンチャーゲームは硬派なのではなく、ゲームの都合を人間に押し付けたからだと今でも思っている)
グラフィックは雰囲気重視のドット絵で高精細とは言えず、音楽のループもそれほど長いとは言えず、フルボイスですらない。
いわゆる最先端のゲーム機の性能を最大限活かしているかと言われると、そんなことはない。
しかし、ゲームを始めて、どうなってしまうのだろう、このゲームを遊べるだろうかという不安に過剰なまでに寄り添うようなゲームシステムは、おそらくゲーム慣れしていない人をほぼ脱落させずに最後まで連れていくに十分な丁寧さを持っている。もちろんゲームに慣れている人はサクサクと気軽に遊べる。本が読めない社会人でもやり通せる良いボリューム感になっている。
ゲームシステムとして都市伝説というきっかけを作っておいて、きちんとアドベンチャーゲームをした上で、ミステリーとしても良くできている。
ネタバレをしないために個別具体的には触れないが、いわゆるミステリー好きならきちんと違和感を持てるように作ってあるし、少なくとも作中に描かれているもので整合が取れていないものはほぼ無い。ミステリー好きなら当然知っているだろうネタについては軽く流され、そうで無い人にも雰囲気で伝わるように作ってあるのは、非常に丁寧にシナリオが書かれているからだと思う。
(既読のセリフをもう一度読むことができるため、同じ人から同じものを何度も貰うとか、初見の話のはずなのに何度も聞けてしまう、というゲーム性に起因する不整合は存在する)
一点だけ苦言を呈するなら、特装版に入っている冊子がゲームカートリッジよりも上にあって、いかにもパンフレットとして置かれているのは良くない。あのパッケージングだと先に冊子をめくってしまう。ゲームをクリアした後でという文言を読まずに中を見るところだった。非常によろしくない。
自分はミステリーには一家言あるぞ、という人には勧めない。お前は小説を読め。売上落ちてんだぞ。
昨今は軟弱なアドベンチャーゲームばかりでというやつにも勧めない。お前は伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠をやれ。やったか?
そうでない人には割と広くお勧めできる昨今珍しいタイプのゲームでもある。よくあるストレスがかかるようなセリフや状況もどうしても存在するが、ツッコミ役が常に入ることでかなり中和されている。
疑う人もいるだろうが、ネガティブな反応も含めて、感想がほとんどクリアした後のものであることをもう一度良く考えてほしい。
映画のように映画館で拘束されて最後までほぼ見ることしかできないような状況とは全く違う、ストレスフルで娯楽の多い現代において、それがどれほどの快挙か。
面白くなるように座組して、面白くなるように作って、ちゃんと面白くヒットすることがどれほどの偉業か。関係者各位に惜しみない賞賛を送りたい。
そして、面白いと思ったそこのあなた、あなたはニワカではありません。
そして、あなたは幸運にも、まだまだミステリーもアドベンチャーも読みきれない遊びきれないほどたくさん広がっているのです。
そして、まさにあなたが居てくれるからこそ、次の企画が立ち上げられるのです。ありがとう。本当にありがとう。
Permalink |記事への反応(14) | 02:32
小学生のガキ、厨二病真っ盛りの痛々しい中学生、精々バイトで小金を稼いでいる程度の癖に親金を蛇蝎の如く嫌うクソガキJK、成人してもその辺のガキと同じ精神年齢の女オタク。
真っ当な成長曲線から外れたさまざまな年代の女が、こぞって10代〜30代前半の一般男性に群がっている。
久々に「ドーナツホール」がおすすめトレンドに上がっていて、何か動きでもあったかなと見に行ってみたら、どうも某男性歌い手集団がカバーしたらしい。
なんだ興味ねえや、とブラウザバックしようとしたところで、なんかサムネをやたらフワフワキラキラのピンクに加工した画像を載せているツイートが目に留まった。
「投稿ありがとうございます🥺感想ツリーにつなげます🥺」みたいな文言と一緒に、「#○○(オタクの名前)から××くん(推しの名前)に届け♡」みたいなタグがついてる。
きっっっっつ……………………。
流石に少数派だろうと思って一応他のツイートも見てみると、びっくりするぐらいそんなようなツイートしか上がってこない。
「話題」欄を見ていたので、偏りはあるにしろ、話題欄が埋まるほどきっついツイートが多いのが衝撃だった。
頑張って録ってお金かけて作った動画が完成したぞ!よーし!みんなの反応はどうかな!と思ってエゴサしたらこんな媚びを売るようなキショツイが大量に引っかかってくるのか。
一度そういう感想ツイートを見るとわかると思うのだが、ああいうのは第三者に向けて推しの動画のいい所をおすすめする意図よりも、推しに向けてのお手紙みたいな意図が強い。推しに直接送るファンレターでしか見られないようなキモさが集約されている。
もう何から何までキモい。シンプルにツイート自体キモいし、そのキモさを全世界に発信することを良しとしている精神もキモい。
ここまでの規模になると嫌なら見るなは通用しないだろう。好きな曲名がトレンドに上がっていたから見ただけなのに、突然キモツイートの山をお出しされる身にもなってほしい。おちおちトレンドも追えない。
私がキモさの犠牲になるのは交通事故みたいなものだが、交通事故を毎日浴びている歌い手本人の精神的負担はいかばかりか。
慣れるものなのかもしれないし、案外本人はかわいい女児と女の子と女性にちやほやされてラッキーくらいの気持ちなのかもしれないが、ともかくこれに耐えられる精神は誇るべきであるとすら思う。すごく図太い。自分の長所に「図太い」と書いていいくらい図太い。
オタクのキモさ故に推されている歌い手本人もちょっと引かれているところがあるように思うが、私は歌い手のことはかなり見直した。彼らは強い。本当にすごいと思う。
「キモい」を浴びる主体が私になっていたり歌い手になっていたりして読みづらいことこの上ないのは承知だが、所詮ゴミの掃き溜めなのでご容赦頂きたい。
日記です。
※腐女子という呼称に対する異論に関する議論がある事を知っています。2○年近く自認腐女子だったので一旦ご容赦ください。
※二次創作における勝手にBL化して盛り上がる界隈のことについての話なので、そもそも界隈に嫌悪感がある方はすみません。
※ただ、自分が心の中に溜めておくことができず、書き出したかったから書いてるだけなので、当然今回の話の中に悪い人は誰もいませんし、強いて言えば私が悪いんです。
※今まで相手固定左右「非」固定リバ展開あり可思考で生きてきたことで予防線が多くてすいません。
↑、私は相手固定、でも左右はどっちも大好きという、腐女子界隈で蛇蝎の如く嫌われる邪悪な強欲者でございます。
予防線を越えてまでわざわざ読みに来る人はいないでしょうし、ここは私の日記ということで書いていますので、前提の説明は色々と省略します。
時々リバ好きさんが「R-18展開なければどっちでも読める」と言って、小さく学級会が起ますけど
仮に好きカプのふたりの名前を「すずき」と「たなか」としますけど
❶すずきだけが差し込まれる役割の世界線の話もすきだし、❷たなかだけが差し込まれる役割の世界線の話もすきだし、
❸すずきとたなかが時々役割を変えて双方が差し込んだり差し込まれたりする世界線の話も好きなんですよね。
すずきとたなか2人の関係性にときめき、興奮し、不埒な2人について思いを馳せ、こーんな2人も最高、あーんな2人も最高、あー全部最高!
そんな事をすると、❶の人は「地雷の❷と❸がある!」と私をブロック。❷の人は「地雷の❶と❸がある!」と私をブロック。❸の人はワンチャンブロックしないでくれますが、❶と❷をいいねしているのがバレれば「あー、結局そうなんだね笑」みたいな。心の距離が生まれます。
ありとあらゆるたなかとすずきが好きなのですが、
好きな気持ちを曝け出したら、私の場合、最悪❶❷❸全てからブロックされてしまいます。ヤメテェ
実際過去にやらかしてしまい、神の如くお慕いしていた人(一方的にフォローし、ファンアートにいいねしでただけ)からブロックされたことあります。あの時は泣きました。
だから、すずきとたなかについて話す時は絶対にすずたなとか、たなすずとか、そんな言葉を一切使わずに、CPとしてではなくて、2人が好きなんだよ〜みたいなふりをして誤魔化してます。
でも、いつも思うんです。
好きなものを「いいよね」と語らえる人たち、楽しそう。羨ましい。
一番悲しいのは、❶または、❷、どっちかが"王道"みたいな扱いを受け始める時!
声が大きくなると、なぜか「逆の人読解力ないw」とか言っちゃうんです…頼む他sagem はやめてください…。
それで、少数派になった人たち筆を折っちゃうんだよ。
基本二次創作発表する人は大なり小なり承認欲求あると思ってますんで、みてもらえないとおもうと書けなくなっちゃうんですかね多分。
私は、そんな時、本当は、少数になってしまった側のいいね数を増やすのに協力したいけど、
私の正体がわかったらブロックされると思うといいねもできない。
無力。
とは言え、本音の本音は、❶も❷も❸も全部全部みんな私たちの妄想。現実じゃないの。下世話で下品な妄想なの。本当ごめん。とてもそんな目で見てるなんて世間では言えない。私の場合は仲間になれるかもしれない相手にも一切言えないだけで、本当に自分の胸の内側だけで楽しむしかない趣味なの。
私はすずきとたなかがどっちも好きなだけなの。
人から好かれにくいすずきと、人から好かれやすいすずきが、すずきはたなかの事ばっかり気にかけてて、たなかはいつも完璧で頼りになる人なのに、すずきの前でだけは子供っぽく甘えて。
そんな2人が、すずきが誰よりも一番たなかを愛し、たなかが誰よりも一番すずきを愛している、そんな様が好き。
そうなりますと妄想も膨らみ不埒になるんですけど、無愛想で口数も少ないすずきが愛嬌たっぷりのたなかを、言葉を惜しまずにぐずぐずに愛しまくる、すずたなも好きだし、人の懐に入り込むのが上手なたなかが普段無愛想なすずきをとろとろに愛しまくるたなすずも好きだなあと思うし
そんな2人が10年20年100年一緒に過ごすなら、役割交代してどっちがどっちだって構わないよお前さえいてくれれば、ってな感じになる展開も美味しいじゃん、って思って、しまう、ん、ですね…………(罪状の告白)
30超えたおっさんでコワモテで目つきがするどいすずきの攻め顔も好きだし、とろとろになって目がハートになっても好き。
ベビーフェイスでアイドル顔なたなかの攻め顔も好きだし、ぐずぐずになって目がハートになっても好き。
左右相手固定の人って、↑みたいな感情がないどころか、嫌悪してるってことだよね。
ちゃんと我慢して反対側の領分に手を出さないようにしている、とかいう話ではなく、反対側について考えることそのものがあり得ないってことですよね。
とても若い時に!みずきせとなの窮鼠はチーズの夢をみるというBL漫画で!リバカプの大変な素晴らしさを知らされてしまった日から私は罪人です。
あの日あの時どっちもが両方に致す関係のエモさ、可能性の広がりを知ってしまった。
私が罪人でいいので、私とりんごの味を分かち合ってくれるアダムを10年以上探してます…………
あと、この界隈では「ないなら書け」とあります。
私が作品を発表している場所は地獄のトラップのように、すずたな、たなすず、すずたなすず、思いついた順に作品並んでるんですよね……。
だから……私にも地雷があるが故に……私のこの趣向が世界の大多数の地雷だとわかり…
決っしてバレないように潜みながら生きてます……
今さっき「すずたなとか読解力なすぎw内面をきちんと理解できればたなすずしかないってわかるでしょw」というポストを見かけて悲しくなり、お気持ち投稿でした。
私もうっかり、すずきもたなかも双方以外を愛するわけないだろ、ジョンたな者は原作読んでない、とか言わないように気をつけて生きていきます。
気が済んだら消します