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「藤子」を含む日記RSS

はてなキーワード:藤子とは

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2025-10-20

誰も言わないから言うけど

藤子F先生ってとんねるずそっくりだよね。最初見た時変装してるのかと思った

Permalink |記事への反応(0) | 12:56

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2025-09-21

anond:20250919114855

抱けーっ藤子F不二雄「ノスタル爺」の顔で

しかしあれ藤子の心からメッセージだったと思うわ。若くてイケて、女からヤレるサイン出してきた時

変な美意識(おれにはないけど)で、武士は食わねど高楊枝なんてやるべきじゃないのよ。やるべきなのよ。避妊には気を付けて

Permalink |記事への反応(0) | 03:56

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2025-09-09

anond:20250908121356

海底鬼岩城は、他の大長編と比べて数字計算が良く出てくる。

幽霊船の金塊20兆円に始まり、海底への距離感についても大陸棚が深度200メートルまで続いているとか、400メートル超えると真っ暗とか、マリアナ海溝の深さの計算とか、キャンプ場所が深度2000メートルとか、かなり細かく考えられている。

キャンプが2泊3日という点も繰り返し出てくるし、幽霊船が沈んだのが450年前とか、航海日誌にも1534年3月に出港してユカタンをはなれて2日後に大嵐に遭った、などかなり具体的だ。

これらは、中盤の山場であるジャイアンスネ夫遭難や、終盤の海底火山噴火までにバミューダのどこにあるか解らない鬼岩城を探し出さなければならない難題といった、SF的な仕掛けで緊張感を高める役割果たしており、

その点で海底鬼岩城はSFマンガ家である藤子F先生本領が色濃く出ている作品と言える。(後期の大長編イマイチなのが多いのは、SF成分が鳴りを潜め、ドタバタになっているためだ)

それだけに、ジャイアンスネ夫遭難での冷たい方程式ガバガバなのが惜しまれる。

ドラえもんどこでもドアを取り寄せる方法を思い付かなかったのは仕方ないが、ジャイアンスネ夫危険を知った時に、引き返す時間がなかったとしても海面に浮上すればすぐには死なないから十分に救出を待てたし、浮上する事を思い付かなかったとしても停車しさえすれば取り寄せバッグで救出できるはずだった。(バギーが停車していないとドラえもん判断した理由も謎だが)

この辺、冷たい方程式を盛り上げるには『良く考えても助かる方法がない』という点がガバいと緊張感がなくなるので、ジャイスネ側もドラのびしず側も頭悪かったのが残念要素である

Permalink |記事への反応(0) | 08:01

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2025-08-27

昔読んだ漫画タイトルがわからない

戦争か終末の感じで辺りの家が無くなっていて、多分子どもが自分の家のあった場所に着いたとき冷蔵庫が残っていてその中に親だったからのメッセージ(と食料)が入っていたという内容。

読んだのは多分40年ぐらい前でなぜか今も断片的に覚えているんだけど詳細がわからない。

多分短編で絵柄ははっきり覚えていないが横から視点で描かれていたような気がする。

みたいな内容でChatGPTに投げて聞いてみた結果

有力な候補

手塚治虫短編SF

 「タイムマシンの作り方」「ミッドナイト」「火の鳥未来編」などの中に、戦争の子どもと親の残した痕跡という場面が散見されます手塚冷蔵庫や残骸を象徴的に使うことがあり、絵柄も緻密ではなく分かりやすい線。

藤子・F・不二雄SF短編

 『SF短編 <異色作>』シリーズの中には、戦争後や廃墟舞台にしたものがあり、子どもが親の残したメッセージを読むエピソード存在します。藤子Fはよく横から見た構図を使うので、記憶に合うかもしれません。

楳図かずお諸星大二郎短編

 この二人も70〜80年代に終末短編を描いていますが、冷蔵庫に親のメッセージというのは少し異色。

回答を見て検索してみるとここで少し絵柄を思い出してきて、多分手塚治虫か藤子・F・不二雄っぽい気がするんだけど結局絞れず。

誰かこの内容だけでこれだって分かる人いますか?作品集を当たるしか無いんだろうか。

Permalink |記事への反応(1) | 17:13

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2025-06-23

映画ドラえもんを通じて政権批判してたのがバレて藤子F不二雄イズムを継承してきた監督たち旧スタッフを無理矢理卒業させた

って噂がまことしやかに囁かれてるけど

かに今のわさドラ映画って冒険がメインでメッセージ全然ないもんね

旧作は環境問題とかテロリズムとか政府批判とか暗にしてきたけどこれは単にF先生思想を反映した結果であって

芝山努監督らはF先生の描きたい世界観を完全再現してみせたってだけ

今のスタッフさんにこれだけの表現力はないけどそれはF先生思想が反映されてないなんだ

F先生思想を反映させるのに鉄人兵団などのリメイク版を作っていくけど

そのどれもが確かに綺麗にブラッシュアップ、アップデートされてて面白かった

でも旧作の人間の闇の部分に触れつつ表現されていく汚い人間大人の生きざまを克明に描いてると思う

そこを武田鉄矢西田敏行ら旧歌い手が盛り上げていく。

でもわさドラ映画はその時々の人気アーティストタイアップさせてるだけなのでメッセージ性が全然伝わって来なくなってる

かに一度聴けばいい曲だなと思える珠玉主題歌ばかりなのに旧作主題歌のように何度もリピートしたいかというとそんな気にならない

懐古厨なっちゃうほどノスタルジック雰囲気を損なわない楽曲が旧作映画にはあった。

から宇宙戦争とかパラレル西遊記とか日本誕生とか雲の王国とかブリキ迷宮とかドラビアンナイトとか銀河超特急とか太陽王伝説などなど

歌詞歌声メロディーがスッと入って来る。

わさドラは全部その時々の旬のアーティスト楽曲から良いなと思うんだけど次別の新作タイトルが発表されると共に夢心地だったはずのそれが耳から離れてしまってる

そういった選曲ですらわさドラ映画はのぶドラ映画に勝ててない。まあひみつ道具博物館とか宝島とか宇宙戦争2021とか地球交響曲とか内容は覚えてないけど主題歌良くてヘビロテする程好きだけどね

映画ドラえもんは旧作の反戦とか環境問題への配慮とかそういう藤子F不二雄イズムが今のドラ映画には全然反映されてない

からどれもこれも似たような感想しかかばないんだろうな。特に映画番宣のたびにのび太が“ドラえもーん”と泣きながら大声で叫ぶシーンが頻繁に見られるんだけど感動ポルノ押し付けがましくて正直子のセリフを聞くたびにまた藤子F不二雄イズムが穢されて行ってるなと思う訳ですよ。

から芝山努ら旧スタッフを無理矢理卒業させたのって愚策だなって。

Permalink |記事への反応(1) | 20:42

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2025-06-22

anond:20250622095326

昭和漫画現代まで1番読み継がれてるの

手塚でも藤子でもなく横山三国志説を提唱している

Permalink |記事への反応(1) | 19:35

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2025-06-03

anond:20250603111539

アフター0短編SF集でも上品だよな

藤子程の毒が無くて子供にも読ませやす

Permalink |記事への反応(0) | 11:24

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2025-05-14

dorawii

かばんにこんな感じのぬいぐるみつけている人を見かけたんだが何のキャラか知らないか

https://imgur.com/a/7KZeBEY

髪は薄い水色で絵のような二つ編みのおさげで、服は絵に示したように濃いピンク(襟)と薄いピンク(それ以外)の部分がある。

足の部分は濃いピンク長靴にすっぽり覆われているっぽい形になっていた。

絵にあるように角っぽ髪の跳ねも見られた。角そのものかもしれないけど。

その人はそのバッグにドラえもんグッズをたくさんつけていたので、ドラえもん藤子F関連のキャラかもしれない。

電車内でそれなりに長く観察できる時間はあったけどこちから働きかけてぬいぐるみの向きを変えるみたいな融通は当然利かないので後ろ向きの状態の観察しかできなかったのだが、これらの情報で心当たりあるキャラがいたら教えて欲しい。

-----BEGINPGP SIGNATURE-----iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaCQ9swAKCRBwMdsubs4+SJgIAQCWbUcQeKgToX5WvbjUtRYJeKBK1p3/1AJOPAxzDcYHjgEAkxD6idmDPqX2Pz7NFMy92r2iZBrZWHvsbl3Y/Lfxfws==jbfe-----ENDPGP SIGNATURE-----

Permalink |記事への反応(2) | 10:41

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2025-03-27

世界物語は傑作なのか

評価:良かったけど傑作では無い。映画館に行ってまで見るべき物では無い。】

 

・のぶ代世代。今のメンバー達の声ってこうなってるんだ。スネオガラガラ声で演じるの大変そうだなと思いながら視聴

ネットで「わさびドラ最高傑作」らしいから見に行ったけどまあネット藤子ファンの言う事は当てにならんな!

ジークアクスはガンダム知らなくてもマジで面白かったのでガンオタ優秀すぎんか・・・?ってなった。

 

ドラえもん映画って基本、日常世界からのび太が新しい事に興味を持ってその世界へ行ったらトラブル、みたいな展開だけど

前触れが無く唐突に絵世界に入った所から始まるのでのび太が何に興味があって絵の世界に入り込んだか全く判らない。

 

・次のシーンで全然違う場面が突然始まり繋ぎが無い為、見てて凄く違和感を感じる。

新海作品によくある分業でシーン毎に統一性が無くなるあの感じが実に新海世代って感じ。メチャクチャバラバラ。まあドラえもんからいかって感じ。

 

・絵である必要性が無い。のび太ドラゴンクエストって感じ。すぎやまっぽい中世風のオーケストラバラバラになった石板とかドラゴンと戦う所とかまんまそれ。でもオープニングはFF。これが判らない(https://youtu.be/Xi7_0puBiuQ?t=30s)

ドラゴン溶岩路に沈むのは笑った。

 

・まだ面会もしてないのに城の隣に砦作るの笑った。メッチャ不審者じゃん。

 

・本ターゲットの子供達置いてきぼりって感じがした。飽きさせない作りにしたいのは判るけどそれなら上映時間もっと短くしろ(大人の俺でもキツかった)って感じだし、

話がクドいのが気になった。ミスリードとか石化ビームとか。巨大ビーム一発撃って全員石化すれば20分短縮出来るのに回りくど過ぎね?って観ながらずっと思ってた。

「顔が割れる」とか「往生際が悪い」とか言葉を知らないと理解できない単語を使うのも気になった。ガチお子様には判らんだろ。映画中に聞くぞ。「ママー!顔が割れるってなにー?」とか。

 

・観た感じ、ドラえもんマニアスタッフが作った優等作品って感じ。ノルマ(定番ギャグ出会いと別れ・パラドックスネタ)もこなしてる。でも姫が居なくなる(別れ)をムリヤリする必要無かったね。

結局滅んじゃう?結局滅んじゃうの?そう・・・

 

時代に合ってない。子供たちが興味ある事をやらないと。今だったら断然「映画ドラえもん のび太Vtuber」だろ。

言っとくけどのび太恐竜とかのび太宇宙戦争とか、恐竜とかスターウォーズとか当時最先端の題材使ってるからな。

Permalink |記事への反応(1) | 14:31

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2025-03-25

anond:20250325111313

藤子アイコンは総じて自分冷笑する側やという自意識がうるさい

Permalink |記事への反応(0) | 11:27

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2025-03-18

うろ覚え ゲームに出てくる犬ランキング

1位 獅子

忍者犬。ちくわが大好き。鉄アレイは嫌い(と思う)

2位 FFのリノアの犬

やたらと記憶に残ってる。

3位 ワンワン

マリオの鎖に繋がれた黒い丸。

4位 オーベルシュタインの犬

銀英伝ゲームはあった。犬が出て来たかどうかは覚えてない

5位 アルフォンス

パトレイバーゲームがあったか微妙。あったら出て来てるはず(アニメ準拠だと思うので)

6位 ウッソかシャクティが飼ってた犬

スパロボのどこかで出てるはず

7位 イギー

忘れてた。ジョジョ格ゲーはあった。出てたなら凄くトリッキーな戦い方で一部のイギー使いに愛されたはず

8位 ペロ

のび太の大魔境? スモーキーフォレストに住んでた犬。どら焼き経営で確実に出てた。(藤子漫画もこれで封印する)

9位 モンハンライズの犬

犬? 狼? もう出てこないが20位まで頑張る

10位 サマルトリア王女

1位だった。同シリーズ1匹ルールを課すのでチャッピーなどは選外悲しい

11位 パラッパラッパー

さっきパラッパが犬だと知って始めたランキングなのでカンニングではある。

12位 スヌーピー

正解一有名な犬。ゲーム化されてなさそうではある

13位 流れ星の銀

多分ファミコンジャンプに出てた。時期的に。漫画アニメ原作もこれ以上はやめておく。

14位 AC6の野良犬

犬ではないが、人かどうかもわかってない

15位 パワプロの犬

矢部君が追いかけられてた記憶があるような気がする

16位 サクラ大戦パリの犬

居た気がする。

17位 ハイラルとかの犬

居るのは確実。エピソードは思い出せない

18位 モンスターファーム

モンスターじゃなくて牧場で飼ってたはず

19位 まりえさん

どう森の人。これもカンニングロックマン相棒も浮かんでいるがカンニングなので後一人は自力で出す

20位 バイオゾンビ

窓割ってくる怖い すばしっこい

Permalink |記事への反応(3) | 01:05

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2025-03-12

anond:20250312164459

藤子F先生の「流血鬼」って短編オチみたいだ

Permalink |記事への反応(0) | 17:03

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2025-03-10

anond:20250310185506

なんでやねん藤子・G・不二雄がロボット乗って戦うんかい!どっちにしてもドラえもんガンダム乗ったら最強やろ!おもろいけどな!

Permalink |記事への反応(0) | 18:57

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2025-01-12

鉄のイノシシが走っているという表現おかしくないだろうか

藤子漫画などで江戸時代人間現代に連れてくると現代文明の利器に驚いてしまうという定番描写がある。

その中で自動車を見て鉄のイノシシが走っているって驚く描写定番なのだが、いくら文明開化とはいえ牛車や大八車や駕籠存在しているのだからそれになぞらえて驚くんじゃないかしら。

さすがに人工物と生き物は間違えないと思う。

「牛もいないのに牛車が走っているだ」みたいに。

Permalink |記事への反応(1) | 19:02

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2024-11-25

何者にもなれない人間となった。

30を過ぎ

運転せずゴールドになっただけの免許証程度しかたいした資格がなく

なにかを成したわけでもない

ただの一般社会人だ。

世間若者こそが正義だともてはやし

20代10代、今では10歳にも満たない子が難関資格を取ったというだけで世間からもてはやされる。

それだけ凄いことは事実だが、逆を言えば、「若いから凄い」ということが年が過ぎる度に補強されている。

「やりたい事に年齢は関係ない」とは言うが、やるための気力や体力、知力や今では知名度必要となる。

何かと老害一言で切り捨ては出来るが、私もまた、ゆるやかに切り捨てられる側の年齢に足を踏み入れたのだろう。

ピングドラムの「何者にもなれないお前たちに告げる」の演出におっと思ってたあの時代から幾年も経った今、巡りに廻って藤子F不二雄の「定年退食」が現実化する時代は、もうそう遠くない。

Permalink |記事への反応(1) | 22:13

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2024-10-26

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241012181121週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20

↑を書いた増田です 適当に書いた増田がしばらく見ないうちにブクマめっちゃ伸びてて派生増田もめちゃくちゃ出ててビビった。ただのおじさんの与太話にいろいろ意見をくれてありがとう

みんなのコメントの中には恥ずかしながら読んでなかった作品もあったくらいで、今週はネカフェKindle50%還元セールでいろいろ読み返してました

選考基準について少し補足すると、ジャンプという雑誌の在り方への影響度がとにかく重要だと考えてます。売上とか人気とか社会的影響考慮はしてますが、あくまで付随する要素に過ぎません。

ブコメやXで結構言及されてたのを見て思ったのは、選評を雑に書きすぎて自分の考える重要性が伝わってないところが多かったのと、20選だとさすがに網羅出来てないなということ。もともと個人的メモ書き程度に書いたものだったのですが、色々な意見を取り入れた25選にして、一人一作縛りもなくして、選評ももうちょい見栄えするようリライトしてみました。これが現時点でのベストだと考えているので、もう異論は取り入れません。

1.ハレンチ学園 作:永井豪1968年創刊号 -1972年41号

月2回刊で始まった少年ジャンプ創刊号わず10万5000部しか出なかった。その9年前のサンデー創刊号が30万部、マガジン創刊号20万5000部だったことを考えると、その始まりが実に静かなものだったことがわかる。

そんな中、大家永井豪が描いたこ作品の絶大な人気がジャンプの売上に大きく貢献したことは言うまでもないが、それ以上に重要なのは、この時点で「読者が面白いと思うことなら何だってやる」という編集部方針は明確であったこである

過剰ともいえる性描写教職への徹底的な批判からなる本作は、当時の基準でも極めてラディカルで挑発的な作風であり、批判に晒され続けた。しかし、競争原理に基づき、常に読者の方を向いた雑誌を作るという編集部意向が、この作品を存続させた。後に「アンケート至上主義」という形で現代まで続くことになるジャンプの強固なアイデンティティは、本作の成功とともに形をなしたのである

2.男一匹ガキ大将 作:本宮ひろ志1968年11号 -1973年13号

頭文字D湾岸ミッドナイトのようなクルマ系のマンガが下火になったのは、若者が誰もスポーツカーに乗らなくなったことが原因のひとつであるという。頷けるところもあるが、じゃあ不良、ヤンキー番長と称されるような若者なんてもっと絶滅危惧種なのにどうして彼らをカッコいいものとして描くマンガは何作も出続けているんだ?東リべのような大ヒットも未だに出ているのに。

思うに、我々の脳には義理人情、泥臭さ、そして熱さを欲する部位が生まれつき備わっているのだ。そしてこうした要素を最も効果的に表現しうる分野が不良漫画であると見抜いたのは本宮ひろ志最初であった。

ストーリーは完全にご都合主義で、キャラクター一貫性もまるでない本作は、しかし「男の強さ」を描くという一点のみにおいて全くブレることはなかった。どんなに反社会的人間でも、腕っぷしと強靭精神と仲間への思いやりさえあればクールに映るという価値観は、フィクションにおいての(もはや誰も意識すらしなくなった)お約束として今なお残り続けている。

3.こちら葛飾区亀有公園前派出所 作:秋本治1976年42号 -2016年42号

ジャンプ国民マンガ雑誌とみなされる要因はどこにあるだろうか?40年間一度も休載することなく駆け抜けた秋本治デビュー作は間違いなくその一つであろう。

当初は型破りな警察官両津勘吉ドタバタを描くコメディとして始まった本作は、その時代サブカルチャー政治経済情勢を積極的に取り込むことで、高度経済成長期以降の近代化していく日本風景を余すことなく取り込んだ作品となった。

浮世絵江戸庶民たちの風俗を映し出す史料であるように、こち亀が織りなす物語昭和から平成にかけての日本人の最大公約数的な心象風景を巧みに映し出した。いまや日本から失われつつある中流庶民日常を、我々は全200巻からなる亀有の小さな派出所日常にしみじみと感じ取るのだ。

4.リングにかけろ 作:車田正美1977年2号 -1981年44号

もともと硬派なボクシングマンガとして始まった本作は仁義兄弟愛をベースにした極めて現実的作風で、決して圧倒的な人気作とは言えなかった。しかし、あしたのジョー下位互換になるくらいなら無茶苦茶やってやる、という判断のもと路線変更し、過剰さと大袈裟さを極めたことで人気を博し、史上初の最終回巻頭カラーとして、ジャンプ史にその名を刻むこととなる

───という、教科書的な本作の功績だけが、本リストに入る理由ではない。重要なのは本作が男一匹ガキ大将(=根性と漢気)、侍ジャイアンツ(=超人能力)の要素を意識的に再生産していることである車田正美を源流として、ジャンプ的な文脈を後世の作品が重ね合わせることでより濃くしていく流れが明確になる。我々の知るジャンプは全て車田正美以後なのだ

5.コブラ 作:寺沢武一1978年45号 -1984年48号

時代作家に比べ、寺沢武一デビュー作の視座は群を抜いて高かった。スペースオペラ世界観から引用した本格的なSFアイデアの数々。高い等身で描かれ、まるで映画のようなポージングセリフ回しで魅せるセクシーな男女たち。幾度もの休載はさみつつも、本作はユーモアとカッコよさと強さをコブラという一人の男の中に共存させるという偉業を成し遂げた。

登場人物も読者も無垢10代の少年でなくてはならないという近視眼的な幻想と、ジャンプ作家絶対コンスタントに週刊連載をしなければならないという既成観念を、葉巻を加えた気障な宇宙海賊サイコガン──精神力をエネルギーに変えるアイデア寺沢が生み出したものだ──は易々と破壊したのである

6.キン肉マン 作:ゆでたまご1979年22号 - (週プレNEWSで連載中)

リングにかけろ確立したバトルマン路線を、当時の少年たちが大好きだったプロレスに絡めることでさらなる高みへ導いた作品。いわゆる「友情努力勝利」という実際にはジャンプ編集部の誰も公言したことのないらしいパブリックイメージ単独で築き上げた。にもかかわらず、本作は国民作品とはみなされておらず、犯罪的なまでの過小評価に甘んじていると言わざるを得ない。マジでなんで?絵が下手だから嶋田SNSの使い方が下手だから

キン肉マンマンガとしてではなく文化的重要なのだと主張する類いの人間がいるが、そいつらの目と脳にはクソしか詰まっていない。ゆでたまごは絵の巧拙クオリティ関係しないことを証明し、あらゆる世代の男たちにマンガ熱狂する勇気を与え、信じがたいほど面白い作品を描いた。この作品を嫌う人たちもまず冷静になり、理解しようと試みるべきだ。

7.Dr.スランプ 作:鳥山明1980年5・6号 -1984年39号

鳥山明訃報を聞いた日、Kindleで買ったまま放置していたDr.スランプの1巻を読んでみた。久しぶりに読む本作はきっと悲しいほど古く感じるだろうと思っていたが、実際のところiPadの画面に映るペンギン村の住人達は今も新鮮味をもって感じられた。

本作は後にDBドラクエで知られることになる鳥山明がその才能の枝葉を伸ばし始めた作品である───と書けたらどれほど楽だったろう。枝葉どころかこの時点で大樹の幹である

言語以前の本能領域に鋭く迫り来る現実味を携えた絵は存在するが、そうした絵を毎週16ページのマンガで成立させる人間鳥山明以外には存在しなかった。頭の中にBlenderが入っているかのような立体的なデフォルメは、我々の住む現実世界とは違うところにもリアリティというもの存在しうることを示し、「マンガのための絵」であった劇画調を衰退させる最大の要因となった。

8.キャプテン翼 作:高橋陽一1981年18号 - (キャプテン翼WORLDでネーム連載中)

Jリーグ創立の流れを生み出したともされる本作がサッカーマンガ界に残した遺産はなにか?もしかたらこのような問いの設定自体が誤っているようにも思える。高すぎるキャラクターの頭身、大真面目に繰り出される荒唐無稽な技の数々が目をくらますかもしれないが、高橋陽一が一貫して表現たかったのはひたむきな少年たちが織りなす爽やかな青春であって、こうした要素は他作品にも見られるものだ。彼がサッカーという題材を選んだのは単に「野球マンガはありふれているから」という理由だ。本作は期せずしてサッカーマンガというジャンルの中心に祭り上げられたに過ぎないのだろう。

それでも、我々はこの巨星に感謝するほかない。この作品が無ければサッカーを始めていなかったであろう日本中、いや世界中の少年たちが、みな大空翼という一つのアイコンに夢中になっていたのだ。マイナースポーツひとつに過ぎなかったサッカーメジャークラスに引き上げ、軍国主義に基づく根性論を相対化し、ひたむきにボールを追いかける楽しさを私たちに初めて教えてくれたのはこの作品だったのだ。

9.北斗の拳 作:武論尊原作)、原哲夫作画1983年41号 -1988年35号

元増田を書いたときブコメ欄は「ぼくのはじめてのジャンプ」にまつわる涙なしでは語れない思い出たちで溢れかえったわけだが、はてブに入り浸る層の平均年齢を考えれば当然のことである

自分のようなおじさんにとって涙なしでは語れない系マンガの筆頭に位置するのが北斗の拳である1980年代中盤というのは、親しみやすいポップ路線と男臭い劇画路線がちょうどクロスオーバーする時期であった。今のメインストリームがどっちかは言うまでもないが、自分にとっては線が太くてむさ苦しい絵柄こそが少年ジャンプ原風景だった。

強くてカッコいい大人の男が弱肉強食戦場で己の命を懸け闘う...そんなジャンプ初期から続く系統の最高到達点かつ袋小路が本作である。このようなマンガ流行時代は二度と来ないとわかっているからこそ、特別な輝きを放ち続けるのだ。

10.きまぐれオレンジ☆ロード 作:まつもと泉1984年15号 -1987年42号

かわいい女の子を見るためにマンガを読む者と、そうでない者がいる。どちらがいい悪いということはないが、少なくとも創刊してしばらくのジャンプは前者に見向きもしない雑誌であったのは確かだ。うちには高橋留美子はいないんだよ、といった具合に。

きまぐれオレンジ☆ロード申し訳程度の超能力要素を除けば、一貫して思春期男女の甘酸っぱい三角関係に焦点を合わせ、かわいい女の子日常が描かれているだけだ。それのなにがすごいのか?別にすごくはない。ただ、エロくもなく大したギャグもなく荒唐無稽な展開もないふつうの男女の日常需要があることに、誰も気づいてない時代があったのだ。

まつもと泉は早くに体調を崩したこともあり、これ以降影響力ある作品を生み出すことはできないままこの世を去った。それでも、彼の鮮やかなトーン使い、歯が浮くようなセリフ回し、そして"かわいい女の子"以外に形容する言葉が見つからない鮎川まどかキャラデザを見返すたび、これをジャンプでやってくれてありがとう、と思わずはいられない。

11.ドラゴンボール 作:鳥山明1984年51号 -1995年25号

鳥山明が死してなおこの先何度も繰り返される問いだろうが、ドラゴンボールよりもワンピナルトの方がどれほど優れているのだろうか?そしてその答えを誰もが知っているのは何故だろう?これらの問いに対してどんな議論がなされようともすべて的外れ無意味である。それはこの作品が頂点だからだ。

鳥嶋和彦意向により、本作はバカげた後付けの設定や引き伸ばしをせざるを得なかった。それでも、マンガ金銭を生み出す道具と見做す人間たちのあらゆる商業的な意図を超えて、本作はそれ以前、以降に掲載されたあらゆる作品を軽々と凌駕する金字塔となった。

11年に渡る孫悟空冒険をもって、鳥山明日本マンガ文化世界最高のものであるという事実を叩きつけ、自身手塚治虫赤塚不二夫つげ義春萩尾望都藤子F不二雄、高橋留美子と並び立つ歴史上最高のマンガ家の一人であることを証明したのである

12.聖闘士星矢 作:車田正美1986年1・2号 -1990年49号

車田正美リンかけ過去ジャンプ作品再生産を初めて試みたと述べたが、それを自分自身作品でやった人間も車田が最初であった。自身のやりたいことを詰め込んだ男坂が衝撃的なまでの不人気に終わった反省から、彼は自身の原点に立ち返りつつもよりスケールを拡大した再生産をやることを決めた。

彼はギリシャ神話宇宙子供向けと大人の女性向け、劇画プラモデルといった要素を交互に行き来しながら、自身が積み上げた様式美世界前人未踏領域まで押し上げた。聖闘士に同じ技は二度通用しないが、我々読者は何度でもこのパターンを欲してしまうのだ。

13.ジョジョの奇妙な冒険 作:荒木飛呂彦1987年1・2号 - (ウルトラジャンプで連載中)

ある一定世代人間からは、ジョジョという作品はいつも巻末に掲載されている時代遅れな絵柄のつまら作品という評価が下されることがあり、そこには50%事実と、50%の誤った認識が含まれている。

荒木飛呂彦の絵柄が彼の見た目と同様あまり本質的な変化がないことについてはその通りだ。だがいくら彼より本誌での掲載順が上であろうと、革新性・才能・実験精神という点で彼より優れた人間果たして何人いただろう?

幽波紋と、理不尽能力値のインフレを伴わないバトル描写は、彼が残した功績の中で最大のものであるキャラクターが持つ能力を、作者の演出の道具として使うのではなく、自律したキャラクター同士の駆け引き領域に落とし込むことに成功したのだ。

我々はフィクションの中での整合性を厳しくジャッジすることに慣れっこになっているが、それに耐えうるものを初めて生み出したのは荒木だった。彼以降、マンガを読む行為は絵と吹き出し表現された作者の脳内世界をくみ取る作業ではなく、自律したキャラクターたちと同次元に立ちその思考を辿るものとなった。荒木は真の意味で我々をマンガ世界に誘ったのである

続き→anond:20241026155213

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2024-10-22

シンプルな線なのにセクシー簡単に真似できない感じの絵すき

志村貴子

藤子エフ藤尾

ふみふみこ

あさりよしとお

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2024-10-18

月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選 https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選https://anond.hatelabo.jp/20241014232424

週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241016182953

月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 https://anond.hatelabo.jp/20241017235116

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上記シリーズが好きなので、コロコロ大好きっ子の自分も書いてみた。

コロコロ小学生ターゲットとしているため、「自分子供の時に読んだ時代作品が一番で、それ以外の作品そもそもほとんどor全く知らない」となりがちと思われる。そのために「なぜこの作品が入っていないんだ!」という感想を抱かれやす可能性はあるかもしれない。なるべく公平に選んだつもりだが、あくま独断偏見による10であることをお断りしておく。

掲載年代順で、数字順位ではありません。

先達にならい、1作家最大1作品のみとしています

殿堂入りドラえもん/藤子・F・不二雄 連載期間1977年

いきなりの番外扱いで申し訳ないが、コロコロコミック自体が『ドラえもん』の総集編本として創刊された歴史があり、以降現在に至るまでコロコロコミックにとって『ドラえもんはいつの時代特別存在である。他の雑誌にこのようなスペシャルofスペシャル作品存在している例ってあるのだろうか? その存在感と功績は他と比肩できるものではなく、殿堂入りという形で別枠とさせていただく。

ちなみにコロコロコミックに掲載された『ドラえもん』は基本的に「小学一(~六)年生」といった学年誌などで発表された作品の“再録”で、藤子Fの生前コロコロ向けに新作が描かれたのは実は数話のみである。(『大長編ドラえもん』についてはコロコロコミック描き下ろし)

1ゲームセンターあらし/すがやみつる 連載期間1979年1983年

コロコロコミック史だけでなく、マンガ史に燦然と輝く画期的な「ビデオゲーム漫画の始祖。

単に「ビデオゲーム」を題材とした作品というだけでなく、その後コロコロコミックは「ラジコン(RCカー)」や「ファミコン」「ミニ四駆」といった子供向けホビーを題材としたヒット作品を多数生み出すが、その礎を作った記念碑作品である企画コロコロ編集部発案によるものだが、この題材をすがやに描かせた慧眼も光る。

2つるピカハゲ丸/のむらしんぼ 連載期間1985年1995年

「つるセコ」などの名台詞を生み出し、アニメ化もされたのむらしんぼ最大のヒット作。元よりギャグ作品の多かったコロコロの中でも当時際立ったヒット作となったが、この作品画期的ポイントとして「4コマ漫画」という点も見逃せない。当時でも4コマ漫画は“古典的”な形式と見られており、当時では新聞はじめ大人向けマンガ以外で見かけることは意外と少なかったが、児童誌にこのフォーマットを定着させた功績は大きい。

3おぼっちゃまくん/小林よしのり 連載期間1986年1994年

後に『ゴーマニズム宣言』などの大人向け作品で名を馳せる小林よしのりだが、言うまでもなく元はギャグ漫画である常識外れに大金持ちのおぼっちゃま主人公で、ち○こやウ○コなど下ネタも多く小学生男子ハートをガッシリと掴む。「ともだちんこ」「こんにチワワ」などの茶魔語子どもたちの間でブームとなり、平成初頭のコロコロコミックを牽引する大ヒット作品となった。

4ダッシュ!四駆郎/徳田ザウルス 連載期間1987年1992年

ホビー漫画に力を入れるコロコロ田宮模型タミヤ)とのつながりは深く、同社とのタイアップによるメディアミックス戦略は『ラジコンボーイ』(大林かおる/1983~1989年)を嚆矢とするが、その戦略が大きく花開いたと言えるのがこの作品田宮模型の「ミニ四駆」も、そしてこの作品もお互いの相乗効果で大ヒットを果たした。当時のミニ四駆ブームを牽引。

5炎の闘球児 ドッジ弾平/こしたてつひろ 連載期間1989年1995年

熱血主人公の多いコロコロコミックだが、シンプルスポーツを題材とする漫画は意外と少ない。

その中で、スポーツ漫画といえば「野球」「サッカー」が多くを占めていた時代に、小学生には非常に馴染み深い「ドッジボール」をテーマにした新規性は、意表を突かれながらも「なるほど!」と唸らせられる。アニメ化のほか、ファミコンスーファミゲームボーイPCエンジンメガドラゲームギアと、当時発売されていたありとあらゆるゲーム機ゲーム化もされている(すげえ)。

6スーパーマリオくん/沢田ユキオ 連載期間1990年~連載中

コロコロコミックにゲームコミカライズ作品は非常に多い。ヒット作も数多いが、その中でコロコロ代表する作品をどれか一作を選べと言われたら、これしか無いだろう。

任天堂の人気キャラスーパーマリオを題材とした沢田ユキオの超ロングランギャグ作品。連載開始は1990年で、なんと現在も連載中である昭和末期~平成以降に生まれ子どもなら、きっと誰もが一度は読んだことや目にしたことがあるであろう。

7コロッケ!/樫本学ヴ 連載期間2001年~2006年

コロコロ歴史を語るうえで、80年代から活躍し『江戸っ子ボーイ がってん太助』『学級王ヤマザキ』などアニメ化されたヒット作も数多い樫本学ヴ作品を外すわけにはいくまいが、その中からコロッケ!』をセレクト。一話完結ギャグタイアップ作品の多いコロコロコミックとしては珍しい、連続冒険ストーリー漫画である。2年にわたるアニメ化、そして樫本学ヴはこの作品小学漫画児童部門を受賞した。

8絶体絶命でんぢゃらすじーさん/曽山一寿 連載期間2001年~2010年(続編連載中)

21世紀コロコロコミックの『顔』である。じーさんと孫が織りなす子供向け不条理ギャグの大ヒット作品表題作2010年で連載終了しているが、続けざまに『でんぢゃらすじーさん邪』『なんと!でんぢゃらすじーさん』と20年以上に渡りコロコロ看板作品として現在も続編が描き続けられている。

9 ケシカスくん/村瀬範行 連載期間2004年~連載中

強烈で個性的文房具キャラクターが繰り広げるギャグ作品2004年連載開始、現在も続く超絶ロングラン作品であるでんぢゃらすじーさんと並び、長らくコロコロの2大ギャグマンガとして君臨。一話が短めでサクッと読める。SNSを見ると、コロコロコミックは卒業しても、このマンガだけは読み続けているという声もちらほら見られる。

10怪盗ジョーカー/たかはしひでやす 連載期間2008年~2017年

どんなものでも盗み出す怪盗ジョーカー主人公としたたかはしひでやすのヒット作。魅力的なキャラクターたち、一部では強引とも評される(?)トリックも含め子どもたちの大きな支持を得た。

別冊コロコロに連載開始され、その後月刊コロコロ移籍。根強い人気でアニメシーズン4まで続く。別コロ時代を含めると10年以上という長期連載で、連載開始時に小学校高学年だった子どもは連載終了時にはもう大人だが、最終話は見届けられたのだろうかと気になる。

次点

作家作品縛りのため選外としたものも含め、次点作品を挙げておく。他の方の意見も聞いてみたい。

・とどろけ!一番(のむらしんぼ)1980-1983

ラジコンボーイ(大林かおる)1983-1989

がんばれ!キッカーズながいのりあき1984-1989

ファミコンロッキー(あさいもとゆき)1985-1987

あまいぞ!男吾Moo.念平)1986-1992

かっとばせ!キヨハラくん河合じゅんじ)1987-1994

ビックリマン竹村よしひこ)1987-1990

おれは男だ!くにおくん穴久保幸作)1991-1996

・爆走兄弟レッツ&ゴー!!(こしたてつひろ)1994-1999

爆球連発!!スーパービーダマン今賀俊)1995-2001

学級王ヤマザキ樫本学ヴ)1995-2001

ポケットモンスター穴久保幸作)1996-2002

超速スピナー橋口隆志)1997-2000

・うちゅう人田中太郎ながとしやすなり) 1998-2004

ドラベースドラえもん野球外伝むぎわらしんたろう2000-2011

ペンギンの問題永井ゆうじ2006-2013

Permalink |記事への反応(27) | 22:55

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2024-10-10

anond:20241010230017

藤子F不二雄がAと同居時に部屋が狭いから押し入れで寝ていたからでは。

あと押し入れで寝ていた私からすると、押し入れで寝るのは楽しい

Permalink |記事への反応(0) | 23:21

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2024-09-09

藤子Fの大長編ドラえもん感想

40歳になったところでなんとなく藤子Fの大長編ドラえもんを読み返したので感想を覚え書き。

のび太の恐竜

ドルマスタイン外道恐竜ハンターが「人間狩りはやったことないでしょう」と誘ったときに乗っかってきた辺りで、ドラゴンボール魔神ブウ編に出てきた混乱に乗じて人を撃ってた外道二人組の雰囲気があった。しかしその後、のび太たちにティラノサウルスをけしかけたとき恐竜ハンターが止めようかと思った辺りでドルマスタインは「こっちの方が見たくなった」と言う。いやあド外道幽遊白書で垂金の賭けに乗っかってた B.B.C. のメンバーかにいてもおかしくない。

のび太宇宙開拓史

ギラーミンが有能。ギラーミンが出てくるまではチンタラしてたガルタイト鉱業のやつらが一気に引き締まって動くのが面白い。序盤ではケチ嫌がらせしか出来なかった三下も的確に爆弾しかけたりして動きがよくなるのがいい。

まあ、コーヤコーヤ星のガルタイト鉱業支部長?の奴があんまり仕事をすすめる気がない「ゆるくやって給料もらえればそれでいい」タイプだったんだろう。ギラーミンに「嫌がらせはやってるんだがなかなか進まず」みたいなことを言ってるけど結局嫌がらせしかしてないあたり向上心もない。のび太が来なくても遅かれ早かれ更迭されそう。

のび太の大魔境

しずかちゃんが序盤から何度も「おふろに入りたい」と言うのが、終盤で先取り約束機をしずかちゃんが持っている伏線になっているのに今更気付いた。巧妙だ。

敵のダブランダーは軍部を掌握してクーデター政権簒奪したんだと思うが、民衆の支持が本当に全くない状態軍事に全振りの総動員かけてる有様なのでそのうち政権崩壊しそう。「姫が残されているから」以外に正統性を持ってないか時間問題だろう。

あとブルスス強すぎ。折れた木だけを武器にして何人もの兵士と戦って生還するのは普通にすごすぎる。

のび太の海底鬼岩

前半のキャンプ楽しい子供のころに読んだときは前半ばっかり読み返してた記憶があり、同じ感想だった。

敵のポセイドンは海底火山活動攻撃と捉えて報復してるあたりポンコツだし、人間の生贄を要求するあたりはコンピュータのくせに呪術に傾倒していて狂ってるとしか思えない。アトランティス技術者はなんでそんなAIプログラミングをしたのやら。

のび太魔界冒険

魔界に乗り込んで一回いけそうな所まで行くが撤退せざるを得なくなり、なんとか立て直して再侵攻でトドメを刺すという王道、「カリオストロの城」の形式魔界に入ってからファンタジー世界ありがちな罠をかいくぐるところが楽しい

ボスデマオンは登場時点でほとんど詰みの状況まで作り上げていて手強かった印象。メジューサの石化もドラミが助けてくれなければあの時点で勝利確定だったはず。魔界歴程とドラミがいなかったらやりようがなかっただろう。こういうほんの僅かな綻びから主人公に負かされる展開、ジョジョ4部の吉良吉影や6部のプッチ神父とかの歴代ラスボス戦に通じるなと思った。(強すぎる敵を負かそうとすると同じ感じになるだけなのかもしれないけど)

大魔境に引き続いての出木杉解説がある。なんか民明書房を思い出した。

のび太宇宙戦争

戦車宇宙飛ばし無人機撃墜するところがアツい。大抵の作品宇宙活躍するのは戦闘機戦艦であるところ、履帯つき戦車宇宙空間飛ばして敵機を撃墜するのは他ではあまり見ないなと思ってニヤニヤしてしまった。

ギルモア将軍は「大統領を倒して皇帝になろうとしている」らしく、共和制やめて王政にするとかどんな体制転換だ、銀河英雄伝説のルドル大帝か? という気持ちになった。でも例によって軍部・・というか諜報機関無人機部隊しか押さえてなさそうで、大衆の支持が全くないのでどうせだめだろう。ドラコルルは諜報機関の長として有能な感じ。ドラコルルが頑張ってるからギルモア体制が維持できてるんじゃないかな。

ギルモア軍の総戦力80万に対してレジスタンス100人ちょっとであり、レジスタンスは「民衆の蜂起に賭けて動く」と言っていて「いやーそれはいくらなんでも無理では」と読んでて思った。しかギルモアが劇中で動かしていたのは諜報機関無人機だけ。総戦力80万のうち多くを占めるであろう有人戦力を全員動員するなんて出来ない、無理だろうという読みがレジスタンス側にあったのかも。

のび太と鉄人兵団

ミクロスが妙に人間味があってカワイイ。言いたい放題言ってくれるので全員シリアスな中での息抜きになってる。

今見るとリルルが神話を語る場面が印象深い。リルルが神話と同じ信念で来てるんだったらもう宗教戦争のような構図で、上官っぽいやつに何を言っても説得なんて不可能だろう。リルルが実質寝返ったのは・・リルルは現地に先に潜入して拠点確保など工作をする目的で作られているだろうから、現地で自然振る舞うために現地人の感情などを理解する仕組みが組み込まれているのでは? など考察してみる。

あと森を焼くシーン、戦況が絶望的すぎてつらくなる。

のび太と竜の騎士

世界観の謎解きがメインで明確な敵が居ないという新しい形式オチ。でも風雲ドラえもん城とか隕石落下とかスペクタクルがあるし、スッキリまとまるので読んでて楽しい

のび太の日本誕生

冒頭の自分だけの国をつくるところ、時代歴史要素、時空乱流あたりのオカルト、ペガとドラコとグリという厨二かつペットとの別れという感涙シーン、中盤の大冒険、終盤の追い詰められてからの大逆転、と盛りだくさんですごい。

ギガゾンビはあまり語るところがないベタな悪役という印象。

のび太アニマル惑星

ツキの月」のところがやっぱり面白い大長編補正をそのまま正当化するすごい道具。子供ときはこんなんいいのか?って思ったけど今読み直すと結局こういうのが見たいんだよなあ、と思ってしまう。

終盤、戦ったことのない動物たちを陣地と作戦で戦力にするところ、子供ときスルーしていたが、今見るとヒストリエとかドリフターズとか思い出すアツいシーンだと思う。

のび太ドラビアンナイト

中盤の砂漠彷徨うところやしずかちゃん境遇が、これまでのどの大長編よりもヤバくて一手間違えると死にそうでハラハラする。シンドバッドが現れてからは、実質主人公シンドバッドなのでは?と思うほど活躍するし、シンドバッドのび太一行に諭されるところも名シーンと思う。おっさんが往年の生気を取り戻す話なのかも。

あと、序盤のアラビアンナイト現実とが交錯する点を探すところ、子供のころはなんとなく見てたけど巧妙な構成だなあと感じた。

のび太と雲の王国

「竜の騎士」の行き違い展開や「アニマル惑星」のエコロジー思想を盛り込みつつも違う印象になっている。

中盤、かなり長い間のび太一人だけの逃避行になっていて、前作と同じくらいワンミス即死の展開をやっていて辛い。その後ドラえもんが復帰してもずっと緊迫感がある。

終盤の雲もどしガスで脅しをかけるところ、子供の時には「そんな物騒な・・対話でなんとかできないの?」など思っていたが、今読み返すと連邦最高議会での討論がとんだお気持ち明大会になっていて、「地上人意見も聞こう」と言いつつスネ夫しずかちゃんを「証拠を出せ」と詰める感じになってて、あんな場で言い合いするくらいなら武力に訴えるわな・・とも思った。雲もどしガスを撃っちゃったからこそドラえもん特攻説得力を持ったような気もするし。

のび太ブリキ迷宮

ナポギストラーの反乱について、「発明するのもめんどくさくなっちゃって、発明ロボットナポギストラー博士を作った」という説明がある。これが通ると言うことはナポギストラーの発想や発明品は流通させちゃうということで、もう倫理観や知性もナポギストラーに丸投げしちゃっている。そこまで投げたらそりゃあ反乱されるよね、という気がした。

作中では人間身体が弱ることだけ言及されていたが、もうちょっと反乱待って数年やってたら知性も劣化しそうだし、そうなってからナポギストラーが「幸せになれる薬を発明しました」とかやったらそのまま征服完了しそう。

ドラえもんが焼かれてから復活するまでずっと読んでて辛い。前作・前々作に続いての中盤辛い系なので子供の時にあまり読み返さなかったのかも。

のび太夢幻剣士

個々のエピソード・・伝説武器の回収、ドラゴンとの戦い、敵の将軍との戦いあたりは王道でかっこいい。ダイの大冒険とかロトの紋章とか読んでたとき気持ちになる。だけど、やっぱり最後打ち切りエンドのような話のまとめ方が気になる。ジャイアンスネ夫も呼べなかったし。大長編の連載スケジュールから言ってケツが決まってたから仕方ないんだろうけど。

妖霊大帝がトリホーを連れて夜襲をかけるところ、ダイの大冒険でハドラーがザボエラを連れてバラン戦直後の一行に夜襲をかけるところを思い出した。

のび太の創世日記

明確な敵がおらず、「竜の騎士」や「雲の王国」のように対話エンドなせいか子供とき特に終盤なんだかよく分からないうちに終わった印象だった。

今見ると個々のエピソード面白いし、しずかちゃんダイジェストで語ったこともページがあれば描かれてたんだろうな、とか思う。「T・P・ぼん」とかでやりたいネタがたくさんあったんだろうなと感じた。

のび太銀河超特急

王道展開をやりつつ、「禁断の星」とか「忍法壁抜け」とかの伏線回収も忘れない、とても整った作品あとがき藤子F本人が言及している通り、まさに集大成

ハテノハテ星群の「鉱業で栄えたが衰退、土地だけはあるのでテーマパーク建設」というの、思い浮かぶ地名がいくつもある。

のび太ねじ巻き都市冒険

子供ときは、敵がしょぼい、小便小僧結構すき、くらいの印象だった。あと透明ペンキを出すコマドラえもんポーズを決めてるのが子供ながらに違和感があって、「あーもう作者交代したんだ・・」という気持ちになったのを覚えている。

今見ると、藤子Fの遺作となったのもあって、どうしても制作背景が気になってしまう。あらかじめ話の概要を伝えてあったり、絵を任せる比率を増やしていたり、Wikipedia に載ってる「種をまく者=藤子F本人」説があったり、その種をまく者の行動が自分問題解決するのではなくのび太たちに託す形だったり、後に伝えることをとても意識してたのかなあ、と思わされた。

Permalink |記事への反応(3) | 00:01

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2024-09-05

anond:20240904214124

藤子ヲタだがゲーム名がわからないので教えてくれ

Permalink |記事への反応(1) | 10:12

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2024-09-03

anond:20240902200906

藤子漫画主人公家庭が共働きになったのは70年代後半のエスパー魔美TPぼんから

Permalink |記事への反応(1) | 14:48

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2024-09-01

anond:20240901191745

藤子Aも短編の名作が多い

引きこもり漫画明日日曜日そしてまた明後日も…」が定番かなぁ

Permalink |記事への反応(0) | 22:54

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短編漫画定番って何がある?

半神」が話題になってるけど、あんなふうに名作として知られてる短編漫画ってあまり思いつかない。

有名作家でもたいてい連載作品のほうが知名度あるしなあ。

広く知られてるというとつげ義春ねじ式」はたぶん圧倒的。

そして藤子F。「ミノタウロスの皿」「カンビュセスの籤」とかいろいろ。

あとなんだろ、高野文子田辺のつる」とか?

単行本一冊ぶんまで含めるなら「ルックバック」とかあるけど。短編っていうと数十ページまでかなと思う。

あったら教えて。

追記

たくさんあげてくれてありがとう。やっぱり誰でも知ってるレベルになると難しいのかな。でもそれがあった!てのも多くて定評ある短編を知れてよかった。なるべく読んでみる。

増田個人的に好きな短編集は豊田徹也珈琲時間」。あと高橋葉介大島弓子panpanyaなども好き。

Permalink |記事への反応(27) | 19:17

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2024-08-22

anond:20240816213126

ドラえもん漫画って小学一年生~六年生の6誌に毎月1本載っていて更にコロコロコミックでは毎月ドラえもん大会と称して4本以上載っていた

藤子先生が全部描いていたわけではないけど無茶な本数だよ

あんな本数描いていて粗がないわけないよ

そこをなんとか上手く解釈して整合性を見出そうとする言説を読むのは好きだ

Permalink |記事への反応(0) | 17:34

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