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はてなキーワード:落語家とは

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2025-10-03

anond:20250924190655

住田町の種山ヶ原から国道397号をちょっと西に行くと奥州市に入る。まあ奥州市観光にこのルートを取る人はたぶんほとんどいない。通る人がいたとしても帰り道だ。奥州市水沢市江刺市前沢町胆沢町衣川村合併して出来た自治体で、大抵は花巻北上方面から南下するか、一関平泉方面から北上して入ってくる。

5つの市町村合併しているけど、まあ中心部水沢それから江刺という感じ。この中でもこのへんは盛岡に負けず劣らずの"偉人の産地"ということをPRしていて、実は奥州市には偉人の記念館が山程あるという特徴がある。問題はその偉人が"その分野を知っている人には有名"くらいの有名人であるところで、なので不特定多数の人にはお勧めしづらいのだ。一応記念館のある人の名前を挙げておくと、高野長英(幕末蘭学者)、斎藤(2.26事件暗殺)、後藤新平(台湾開発で活躍)、菊田一夫("君の名は"の作者)、木村(Z項の発見)、佐々木精治郎(パステル画巨匠)と言った感じ。だいたいこの名前検索すればどの記念館に行けばいいかはわかるし、この名前で分かる人はたぶん最初からそれ目的で来るはずなのでここでおすすめするまでもない。まあもしかして検索で分からいかもしれないということで、木村榮がらみの場所だけ紹介しておく。水沢には緯度観測所という国立天文台の中では最も古く現存する観測所があって(現在名前が少し変わっている)、そこの旧館を記念館奥州宇宙遊学館として公開している。で、実はここは宮沢賢治絡みの施設でもあるという話もあったり。

あ、誰でも知ってる有名人1人増えたね。大谷翔平。彼は水沢出身で、毎月17日は市役所の人たちが全員17背番号シャツ着て仕事してる。本人の手から肩を取って真鍮で作った実物大握手できる手が市役所ともう1ヶ所に常設している(時々イベント出稼ぎに消える)。菊池雄星の話の時にちょっとだけ話した大谷翔平マンホール水沢江刺駅の駅前にある。さらに彼ゆかりの地は市役所マップを作って公開しているのでそれを見て周るといい。

水沢についてはあと2つ紹介しておかないといけないものがある。1つは南部鉄器日本北部なのになんで南部鉄器なのか、しかもここは南部藩じゃなくて伊達藩なのに、という謎には回答があるのだが、それは忘れて南部鉄器を探すといい。水沢南部鉄器は手頃に買えるものが多いし、そもそも明日明後日奥州市南部鉄器まつり即売会も行われる。第二会場は新幹線水沢江刺駅のそばにあるし第一会場の周りには駐車場も多いので存分に見るといいと思う。この"周辺に駐車場が多い"はちょっとした伏線で、もう1つの水沢で紹介すべき施設水沢競馬場には駐車場存在しない。競馬場自ら「車で来る場合は近隣の私設駐車場を利用してください」と案内するくらい。まあこの駐車場思ったよりも安いのであんまりこだわらないで使えばいい。おそらく水沢競馬場日本で一番ひなびた競馬場で、でも季節の関係もあって岩手競馬はこっちでの開催のほうが盛岡競馬場よりも断然多いという、よく使われている競馬場でもある。そしてこの競馬場、桜の名所でもある。競馬場の向正面に桜並木があって、これが桜の季節だけ一般公開されて入ってお花見を楽しむことが出来る(カラオケ禁止)ので、4月中旬岩手に来る場合はこれを検討するのもあり。

江刺はえさし藤原の郷という施設がまあ一番の観光地。ここは戦国時代より前の時代劇では頻繁にロケ地に使われるので、大河ドラマロケ地巡りをしている人にはまあ必見ではある。それ以外には市街地中心部に蔵を保存利用した蔵まちモールというショッピングモール街があって歩くだけでも楽しいサブカル的には江刺にはテクノワールドというゲームセンターが生き残っている。情報発信頑張ってるけど、結局インカムがなければどうにもならないので言ってコインを入れて遊んで欲しい。

胆沢は、実は胆沢ダム微妙に注目されている。まあこの夏貯水量が少なすぎた、ってところで注目されたやつなので別に見に行かなくてもいい。それよりもその下流にある円筒分水。こっちがたぶん大事。この辺は水争いで揉めた歴史があるところで、それを避けるために丸い筒の中から水を出して、その丸を等分に割って水が計算通りに分配できるようにしたという、その設備が今でも残っている。これは見ておいたほうがいい。

前沢は、その名の通り前沢牛が有名で、牛の博物館がなかなか見応えがある。まあ大体の人は「どうせ牛だろ」とたかをくくって見に来るからその落差ですごく見える、という点はあるかもしれない。前沢牛を買って帰りたいなら牧場直営店の「おがた精肉店」で買えばいい。実はこの牧場前沢牛のほかに小形牧場牛というほぼ同じようなブランド牛を飼っていて、こっちの肉は前沢牛より5%くらい安かったりする。たぶん大抵の人はこの5%の味の差はわからないと思うので配る用はこっちでいいと思うのだけど、よく考えたら生肉お土産に配るってそんなにやらないね

前沢牛をその場で食べたいなら、このおがたが前沢駅前焼肉店をやっているのでここで食べられる。そう言えば食べるもの何も紹介してなかったね。胆沢ダムダムのものよりも胆沢ダムカレーがあちこちで展開されている。江刺ミートショップ小野寺唐揚げ(チューリップ)の評判がいい。水沢といえば焼肉龍園なんだけど、ここはグルメ番組で擦られすぎて最近は予約でいっぱいらしい。

あ、衣川について説明していなかった。衣川岩手初の落語真打桂枝太郎出身地。別に彼の生家が記念館になっているということはないんだけど、平泉前沢インターを降りる時に城が見えて、これは彼が地元落語を定着させようと有名落語家を山程呼んだ落語会をやったホテルの跡地。そのうち再活用されるらしいのでその時に見に行くといいかも。あと、ここの"大森"地区マンガ"リトル・フォレスト"の舞台"小森"となった関係で、公開後にロケ地巡りをする人がそれなりにいた。

Permalink |記事への反応(0) | 20:19

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2025-09-26

anond:20250926003500

うーんラジオ雑談配信とは違うと思うよ。

番組として構成や進行表があるし放送作家が付く事もある。

ラジオ雑談配信が同じって「落語家の話と居酒屋雑談が同じ」と捉えるぐらい無茶な話では?

Permalink |記事への反応(1) | 00:43

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2025-08-14

anond:20250814090045

落語家になれ

Permalink |記事への反応(0) | 09:02

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2025-08-11

anond:20250811231928

伊集院光立川談志と対談して伊集院が「貴方の(才能と存在自分にとって凄すぎて)せいで落語家を諦めた」と談志に言ったら「俺をだしに使ってるな?俺のせいにするな」(大意)って返したのをおもいだした

下衆い

Permalink |記事への反応(4) | 23:28

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2025-08-09

anond:20250807232625

BØY

黄金期に近い週刊少年ジャンプの連載作品。の、深夜アニメ版。

アニメエヴァ後の1997年深夜アニメクオリティ崩壊が最もひどい頃に放送された。

筆舌に尽くしがたい作画崩壊と、カックカクのアニメーション。作画崩壊を補えない脚本

当時VHSに撮りだめしていたが、見てテープを使ったことを後悔した。今思えば貴重なので取っとけばよかったけど。

DVD版じゃなく、放送版ってどっかに現存するんだろうか?

落語天女おゆい

アニメ好きの落語家桂歌若原作オリジナルアニメ

アニメ好きという肩書に恥じぬ(る?)絶望的なまでの「素人自分が見たいお話書いてみました」アニメ

一話でもうきつい。どこかで見たような設定が集まって「無」を形成している。

カメオというか堂々たるゲストキャラとして桂歌丸三遊亭小遊三も出演し、

落語界の重鎮がこの酷い作品に…?」という無関係立場ながらも居た堪れなさを感じることが出来る。

Permalink |記事への反応(0) | 00:02

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2025-07-12

anond:20250712183522

林家ペー本名は「佐藤 嘉彦」。

1964年頃初代林家三平に入門。三平付き人を6年間ほど務めた。当初「ペー平」と命名されたが、のちに「ぺー」となった。

2008年には「落語もやってみたい」と考えを改め、一門の後輩である林家たい平落語家として弟子入りし、「林家たいぺー」の高座名をもらう。

初代林家三平一門の中で数少ない、名前に「平」の字が付かない弟子である。来歴にもある通り、元々、師匠である三平から一度「林家ペー平(ペーぺー)」という芸名をもらった。しかし、1963年師匠の友人である近江俊郎宅を師匠ら数人と訪れた際、そこにいた近江の友人である占い師に『林家ペー平』で姓名判断してもらった。すると「素晴らし過ぎる名前だ。いずれ師匠を食ってしまうほどの大物になるだろう」と告げられたが、小心者である初代三平(ペー本人がそう語っている)が弟子であるペーの台頭を恐れ、「平」を取ってしまったためである

名付け親の初代三平他界したため、「ペー」の書体ひらがなカタカナかは本人にも分からない。ペー本人は「師匠に聞く前に他界されてしまった」と語っている。番組などで「横書きの時はカタカナ縦書きの時はひらがな」と時折語っている。

Permalink |記事への反応(0) | 19:17

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2025-05-04

かにかわいいって言われるのを嫌う人はいるけど、それってかわいい=見下しされてるみたいなニュアンスで受け取られてるってこと?じゃあそんなニュアンスで受け取る言葉こちらに言ってくるのはどういうこと?

メジャーデビューはしていないが千人前後の熱心なファンもつ音楽家が「女の人にはわからいかもしれないけれど」と前置きして苦言を呈していた。「下手くそ、前の方がよかった、といった批判は歓迎する。でも『かわいい』だけはやめてくれ」と。

似た言葉を聞いた記憶がタタタタタタタと脳裏をかけめぐる。「高座に出たら『かわいい』とお客さんから声をかけられ、引っ込もうかと思った」と冷えた声で言っていた落語家。「ホストになろうと思ったことがあったが、身体接触理不尽罵倒は平気でも『かわいい。養ってあげたい』と言われるのだけは無理だった。吐き気で動けなくなった」と話していた人。「あいつはうちの『かわいい担当から」と憐れみと蔑みしかない表情でバンドメンバーについて語っていたバンドマン。

数年前、「ゲーム実況配信したらキルしても『かわいい』。負けても『かわいい』。寒気がした。母親ヅラしないでくれ、と言うと『反抗期なんだね』『そういう言い方だめなんだから』。

チャンネル伸びるためにはこうしたらいいよ』

俺はラジコンじゃない」とぶっちゃけ配信者。

──────

・今では考えられないが8、9年前、プーチンの『かわいいコラ画像ネットによくあった。為政者としての加害性が頻繁に報道されるようになった今、かわいい扱いはぱたりと止んだ。

かわいい、が最大級侮蔑になるのなら、各地で行われてるデモの「権力者見立て人形を燃やす」やつは、権力者を飾り立て、リボンを結んでビスク・ドール衣装を着せかわいく着飾らせたら燃やす以上の侮辱になり得る?

ラップバトルで年上の男性に「かわいいかわいい、本当にかわいい、養ってあげたい」と言った女性ラッパーっているかな。

・「かわいい」は「あなたは私を苦しめない」だ。いいことのようだが、「あなたがそう希望しても私に力をふるうことはできない。なぜならコントロール権は私にあるから」でもある。

生理的嫌悪感を催す相手から身体接触罵詈雑言罵倒理不尽ハラスメントよりも「かわいい、養ってあげたい」の方が苦痛であるという状況、確かに女性だと稀かも。いや仮に30代、40代の既婚女性に50代男性が「かわいい、養ってあげたい」と言ったら?

・「かわいい」と言うこと、思うことの暴力性ってもっと創作内で表現できんかな。相手かわいいと思った瞬間から相手身体自由を奪える異能力者とか。

https://x.com/korimakorima/status/1918625348050420143

Permalink |記事への反応(2) | 14:35

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2025-04-19

うちの爺さんがぽっくり逝っちまった

今日ちょっと、うちの爺さんがぽっくり逝っちまった話をするよ。

なんだろうな〜、人ってほんと急に死ぬのな。

前の日まで元気に「おいオセロやるか?」っつって、俺が黒でやると「あたしゃ黒人嫌いなんだ」ってボケてた爺さんがさ、

翌朝には、もうオセロ盤より白くなってんだよバカヤロー!

ほんでまぁ、急遽通夜だ、葬式だって話になるだろ?

もうこっちは右も左もわかんねぇ。香典袋ってあんな種類ある?

御霊前、御仏前、御布施って、どれがうちの爺さん前なのか分かんねぇんだよ!


んで、バタバタしてさ、坊さん呼んで、段取りしてさ、

当日だよ。坊さんが来た姿を見て仰天だよ!

なんか知らねぇけど、すごいな袈裟着てんの!

もうね、紫だの緑だの黄色だのがバチバチしてて、見た目は完全に笑点

「なにそれ、季節の法要コレクション2024春夏モデルですか?」って聞きたくなるくらい派手でさ。

しかも並んで座るとさ、こっちは黒スーツ遺影も白黒、花も白、全部モノトーンなのに、

坊さんだけパリコレみたいな配色で鎮座してるの。

あれだな、アレ。若手落語家が初登場で色物着てくるやつ。

で、木魚叩いてそれから「チーン…」って鳴らした音がさ、

なんかあれよ、滑った時のSEみたいに聞こえんのよ。

つい口走っちゃった。「座布団持ってってー!」って。

そしたら親戚のばあさん、肩震えて笑ってやんのよ。

でさ、式が終わって、

「じゃあ精進落としってことで会食を」って話になったんだけど、

ここで出てくんのが問題児の俺の兄貴

こいつがな、葬儀終わった直後に焼酎片手に言いやがんのよ。

「じいちゃん、明るいのが好きだったからよ〜、ちょっと華を呼んどいた!」って。

で、どっからどうやって呼んだのか知らねぇけど、

場違い女子3人がタクシーで登場!

黒いワンピースの会場に、ピンクキャバワンピがスッと差しまれてさ、

完全にガールズバー状態

俺のカミさん

もう開始10分で能面よ。

表情、ピクリとも動かねぇの。

いや、逆に感心したね。仏より無表情ってどういうことだよ!

でさ、兄貴が早速その子たちに酒注ぎはじめて、

自分も飲んで、あっという間に出来上がってんの。

んでいきなり、椅子から立ち上がって長野モノマネ始めんの。

ピカソより〜普通に〜、おっぱいが〜、す〜き〜〜!!」って。

ばかやろう!!!

仏前3時間後にやるモンじゃねぇんだよそのネタは!

しかもそれ言いながら、

その場にいた女の子のとこ行って、ナチュラルおっぱいモミやがってんの。

しかもその子、「や〜だ〜♥」っつって、

顔が「やだ」って言ってねぇの。むしろ笑ってんのよ!

!?この会場!?

冥界経由のキャバクラ!?

でも周りの親戚たち、酔っ払ってるからもう全員笑ってんのよ。

「おじいちゃんも見てるわよ〜」

「孫バカだなぁ〜」とか言って。

で、兄貴調子乗ってそのまま女の子肩に手回してさ、

「今夜あたり…じいちゃんの生まれ変わりが…君のお腹に宿るかもなぁ〜♥」っつって、

キメ顔でウィンクした瞬間に、親族同大爆笑

ばかやろう!!!

俺?

そのときも、隣でカミさんが完全に般若フェイスよ。

その顔見た瞬間、俺の胃袋がキューってなってさ、

「あ、俺の四十九日、近いな」って思ったね。

いや〜…でもさ、

じいちゃん、もしあの場見てたらきっとこう言うと思うんだよ。

バカ家族で悪かったな」って。

なぁ、じいちゃんあの世でも笑ってくれてっか!?

少なくともあの会場は、笑い袋よりよく笑ってたぜバカヤロー!!

Permalink |記事への反応(0) | 12:53

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2025-03-22

御珍珍亭快楽師匠

素晴らしい落語家の一人

Permalink |記事への反応(0) | 18:08

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2025-03-07

CoC6版秘匿シナリオの虚無HOリスト

「曇らせ展開だけが続き旨味がないサンドバッグ要員」「他のHO比較して活躍できるシーン量に大きな差があり、かつそれが事前に明示されない」「NPC下位互換である」など。

自身遊んだ感想、友人知から口頭で聞いた話、某所にて書かれていた意見を未通過KPをする際のヒントとしてまとめています複数意見があったもの併記しました。

あくま個人の感想です。よりよいセッションのための参考程度でご覧ください。

(50音順)

アイラスの双眼

HO1

鬨の声

HO3

商不幸堂

HO2

若鷲の双眸

全員

NPC中心

悪魔の唇

HO1

全体的に秘匿の意味を感じない

悪役不在の物語

NPC中心

かなり空気を読んで協力する必要がある

悪辣

NPC中心

HO3が虚無りがち

HO1もいらない

HO4もNPCでいいか

Aconite

HO3が虚無、全部虚無

HO1HO3が虚無

NPCしかいらない

HO2ややマシ

HO2は陣による

HO4も虚無。NPC思い入れを持ちにくい立ち位置

ATHENA

HO2

あトの祀リ

脳内当てNPCゲー

HO1

HO2もやや虚無

ANIMA

HO2虚無りやす

アポカリプスの天秤

HO3

HO2やや孤立ポジション

アポメーカネース・テオスの追憶

HO2

アリスとテレスとお月さま

HOアリス

アルドラの騎士

HO2

安楽死倶楽部

全員

一胚

NPC劇場

イドラ約束

HO3

異能警察は、英雄じゃない

HO1微妙

HO2優遇に見えるが楽しいとは限らない?

HO3疎外感あり

鰯と柊

HO教祖

膿み堕とし

HO1

永虹灰帰のポリス

HO4

HO2もやや虚無

改定前verはほぼ確ロスに近いHOあり

SSS.S

全員

HO3

Xから告白

HO2

エンジェルデビルインプロパー

偏りありかつPL会議不可

追鯨

NPC劇場

お前だけは俺が殺す

HO4

快刀乱魔

HO4

HO3曇らせばかり

かいぶつたちとマホカルト

魔女は出目次第で虚無

彼方からの君に捧ぐ

偏りあり

NPC中心

金糸雀の欠伸

HO2

HO4もやや虚無

カノヨ街

HO3

神はすべてきみに任せたのである

HO1HO4

烏が群れては、極彩色

NPC劇場

HO2

HO3も不遇寄り

クオリア嘲笑

HO4

Good night,Judas.

HO3

HO4

HO2も楽しくはない

虹彩

HO2HO4HO5

航時幽霊シリーズ

NPC中心

GODARCA

HO格差あり、NPCage傾向あり

陣により星、吊るされた男、愚者、女教皇など

サイレン清掃会社

HO3

HO4は好きな人はいるかも?でも正直いらない

傘月堂夜話

NPC中心

四季送り

HO3同卓が空気読めないとキツい

HO4蚊帳の外になりうる

Sibyl-シビュラ-

HO1HO3

ジャンヌの猟犬

HO3HO4

NPCが主役

十二星座殺人事件

乙女座双子座

蠍座獅子座蟹座も若干虚無より

JOKERJOKER

ハートがやや薄味

私立花ヶ丘高校秘密倶楽部

柳最優遇

桜と藤も出番あり

他は微妙

すみません、よくわかりません。

全員

正偽のイデア

HO3HO4

静なるテロリスタ

異邦人

学者蚊帳の外になりやす

鶺鴒、浦々と鳴き

全員自由度がない

Ⅶ・peccāta

傲慢嫉妬のみ優遇

色欲が一番薄い

ゾディアックスクール

午が後半虚無になりかねない

その真紅に愛を見る

HO4

誰がロックを殺すのか

HO2が蚊帳の外になる場合があるかも

町葬屋

HO1

ディープブルーキラめいて

HOアイドル

THESEUS

HO3

天啓業火

HO3

HO4も薄め

とある幸せ家族の話

HO3

東京ゴーストティ

狗の役割を活かせないことはありうる

ドッペルゲンガーの証跡

NPC中心

HO3

HO2も虚無より

HO1

匿名幸福論者は濁と踊る

HO3HO4虚無より

NPC活躍

胡桃炸裂症候群

ややNPC中心

HO刑事同卓次第で虚無

夏と祭りと私の貌

HO1以外の全員

庭師は何を口遊む

HO3サンドバッグ

HO1HO2優遇

人間失覚殺人

HO2はやや疎外感

NOBODY*2

HO3がかなり虚無。HO4も虚無

HO2も微妙

灰と甘露

全体的にバランス微妙

花園にて、

HO1

Paranormal Crime

HO2HO3HO5

HO1も脳内当てさせられる

B'ASH

HO4が虚無になるパターンあり

火点し頃の蜘蛛踊り

HO2虚無

HO3救われない

ファウストショコラ

HO2

不辜のサァカスナイフモツ

HO2

HO1HO3も虚無より

BLACK×SYNDROME

HO1やや虚無

FRaTRlCiDE-フラトリサイド-

HO4

お助けNPCっぽい

HO2も虚無

プルガトリウムの夜

HO1次第でHO2やや虚無

Project :Sm;ley

HO喜以外

片鱗

HO殺人

VOID

HO2

HO4も虚無りがち

咆哮エトランゼ

全員

紡命論とシンギュラリティ

HO1HO2HO3

ホテルアンデルセン

HO5

魔法使いとサギーコード

HO2

魔術師たちのトロイメライ

HO3

身裂館

HO4楽観主義

MOON GIFTED/ムーンギフテッド

HO2HO4救いがない

HO3虚無だがNPCは強い

NPC劇場

ムーンエラーアウトサイダー

全員虚無、HO3特に薄い

HO3贔屓?HO2以外虚無

HO2が一番虚無?

HO4も虚無

HO2情報が集まるが蚊帳の外

野狗子と薬師

野狗子

MANIKISS

色欲強欲

怠惰も虚無より

魔法少女は死を唄え

HO3HO4

密室パスト

NPC中心

秘匿の意味もあまりない

爛爛

HO2

リアビ

HO4

Ry-06

火力バランスが悪い

リバースリバースリバース

HO1

HO2もやや虚無

ルベライトジャム

HO4

レゾンデートル

NPC中心

HO1

レプリカ

HO3

六畳半の夏

HO2

ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち

HO極道微妙

落語家も楽しくはない

渡る世間殺人鬼ばかり

NPC劇場

わらう鬼

HO3HO4

嗤う人間

自由度のないサンドバッグ役あり

Permalink |記事への反応(0) | 13:19

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2025-02-26

anond:20250225184043

落語家が声やればいいだけじゃねーか

あかね噺(声優さんプロレベル落語をしなきゃいけなくなるので)

Permalink |記事への反応(1) | 12:03

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2025-02-19

anond:20250219063622

明治時代仮想マイクロブログ社会がもたらした近代化の加速と文化的変容

概要

明治維新期に突如として出現した「瞬時伝達器」と呼ばれるマイクロブログ端末は、

出生時に人体に埋め込まれる生体統合デバイスとして全国民に普及した。

この技術革新明治5年1872年)の学制発布以前に実現したことにより、

日本史上空前の情報革命が発生。

福澤諭吉が『西洋事情』で予言した「言論電気的伝播」が現実化し、

明治政府中央集権政策民間自由民権運動が複雑に絡み合いながら、

従来の歴史認識根本から変革する社会構造形成された。

森鴎外の『舞姫』(1890年)に描かれたベルリン留学中の懊悩リアルタイムで共有され、

夏目漱石の『吾輩は猫である』(1905年)の連載が「写生運動」として全国規模の文学革命を引き起こすなど、

文学表現のもの双方向メディアへと変質した。

政治体制情報統制の変容

大政奉還前夜の情報戦

慶応3年1867年)の王政復古クーデターにおいて、

薩長同盟が瞬時伝達器を活用した情報操作が決定的役割を果たした。

西郷隆盛の「錦旗偽造疑惑」が全国民タイムライン炎上する中、

岩倉具視側近の情報工作班が作成した「討幕の大義映像コンテンツが300万回再生され、

徳川慶喜の恭順姿勢を決定づけた。

戊辰戦争では会津藩白虎隊が自陣の不利をリアルタイムで発信、

これが国際世論形成に影響を与え、

パリ同時通訳機能を備えた端末を通じて英仏の介入を阻止した。

明治政府検閲システム進化

明治6年1873年)の徴兵反対運動では、

全国の農民が瞬時伝達器で組織的抵抗を展開。

これに対し内務省は「治安維持電脳局」を設置、

自然言語処理AIによるプロファイリング技術を駆使し、

危険思想予測検閲実施した。

森有礼文相が推進した「教育勅語デジタル配信計画」(1890年)では、

国民の端末に強制配信機能実装され、

山県有朋の「国民道徳統合プログラム」として機能した。

文学芸術分野の変革

文豪たちの双方向創作

森鴎外陸軍軍医時代投稿した「戦場医学実況」(日清戦争)は、

従軍記者の報告を凌ぐ臨場感国民的人気を獲得。

鴎外は後に『ヰタ・セクスアリス』(1909年)の連載中、

読者からの「官能描写情報告」機能逆用し、

中人物の心理描写リアルタイム修正する実験創作を試みた。

夏目漱石は『こゝろ』(1914年)の連載時に「先生遺書」展開を読者投票で決定、

従来の作家観を超えた「集合知創作」の先駆となった。

若手作家の台頭とメディアミックス

芥川龍之介東京帝国大学在学中に投稿した掌編小説が瞬時伝達器経由で漱石の目に留まり

史上初の「バーチャル文芸サロン」が形成された。

谷崎潤一郎は『刺青』(1910年)の挿絵を読者から画像投稿構成する「コラボレーティブ・アート」を実践

永井荷風の『腕くらべ』(1916年)では吉原遊女たちが匿名アカウントで作中の描写反論するメタフィクション的試みがなされた。

社会運動大衆文化の進展

自由民権運動の加速化

明治10年1877年)の西南戦争では、西郷隆軍が瞬時伝達器を活用したゲリラ情報戦を展開。

政府側はAI分析による「感情予測アルゴリズム」で反乱軍士気低下を計画的に誘導

戦争期間を史実より3ヶ月短縮させた。

明治23年1890年)の第一帝国議会選挙では、

立憲自由党政策動画配信仮想演説会を組み合わせた「デジタル遊説」を実施

投票率が史実の91%から98%に上昇した。

大衆娯楽の変容

明治30年代に隆盛を極めた「活動写真」は、瞬時伝達器との連動でインタラクティブ映画として進化

日露戦争記録映像旅順要塞攻撃』(1904年)では視聴者攻撃ルート投票決定できる「参加型戦争体験」が提供された。

落語家三遊亭円朝は端末向け音声コンテンツ怪談電送話」を配信

バーチャル花火大会との連動企画で新たな大衆芸能を創出した。

国際関係技術革新

列強とのサイバー外交

明治32年1899年)の条約改正交渉において、

陸奥宗光外相が瞬時伝達器の暗号化機能を駆使した「デジタル砲艦外交」を展開。

治外法権撤廃交渉過程部分的公開し、

英国世論誘導成功した。

明治37年1904年)の日露戦争では、

明石元二郎大佐ロシア革命勢力と端末経由で連絡、

諜報活動効率化で史実より早期の講和を実現した。

技術限界社会適応

大正3年1914年)のシーメンス事件では、

海軍将校贈収賄記録が匿名アカウントを通じて暴露され、

従来の新聞スクープを凌ぐスピード政界震撼させた。

一方で、端末の生体統合特性逆用した「思考盗聴」の危険性が問題化

森鴎外が『沈黙の塔』(1910年)で警鐘を鳴らすなど、

プライバシー公共性ジレンマが早くも表面化した。

結論

仮想マイクロブログ技術明治期に存在した場合

その社会的影響は単なる情報伝達の高速化を超え、

国家形成プロセス自体根本から変質させる触媒作用を発揮したと考えられる。

文学における双方向性の獲得、

政治運動の即時組織化

国際交渉の多次元化など、

従来の歴史区分を超越した「加速された近代化」の様相を呈していただろう。

ただし、この技術がもたらす集合的無意識可視化は、

大正期のメディアアート運動昭和初期の全体主義的傾向に新たな様相付与し、

現代SNS社会が抱える課題を半世紀早く先取りするパラドックスを生み出していた可能性が高い。

今後の研究課題として、

端末の技術起源に関する考察海外技術流出説VS超自然的出現説)と、

大正デモクラシー期におけるメディアリテラシー教育実態解明が急務である

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2025-02-14

anond:20250214023448

Vtuberは話芸を楽しむという意味では、落語家みたいなもんなんだよ。

7代目三遊亭円楽は、中の人には本名があるし、私生活もあるけど、そのあたりはほとんどの人は知らないし、知る必要もない。

ただ、和服で高座に上がって話す芸を楽しんでいる。

Vtuber も、youtubeという高座に上がって、話す話芸をみんな楽しんでいる。

ただそれだけのことなのだ。

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2025-02-05

部活

大学落語研究会所属している。

普段部活動を楽しんでいるが時折落研に嫌気がさして落研悪口を言いたくなるので吐き出し。

落研所属する人間はどこか痛い。いや私が他の部活に身を置いていないから、大学自己表現系のサークルは大体同じ感じかもしれないけど。

私の落研一部の人間に嫌気がさすのは古典落語を誰か有名なプロ落語家動画からコピーしといてさも自分面白いかのように錯覚しているところ。他の自己表現部活比較して落研ってあった圧倒的にオリジナリティないよな。

自分ネタ書いて新作作る人も中にはいるけど、大体過去プロ遺物依存する存在しかないよな。

面白いことしたいけど、お笑いサークル所属してネタを書くのはしんどいって人が所属する場所なんじゃないかな。

まあ上に書いた悪口全部自分ことなんですけど。落研では古典落語劣化コピー生産機だし、他でやってる演劇でも何も生み出さずただ役者やってるだけだし。

落研は好きだけど自分オリジナリティコンプレックスを結局増幅させてしまった。

というか落研似た属性人間が多すぎる。落語やって他の活動演劇系やってみてる人大量にいる。その中で自分が最低限しかやってなさすぎてネガティブに突き進んでしまう。

落研なのにオチも作れない人間すみません

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2025-02-04

anond:20250203191916

Vチューバーを、中の人が交代可能コンテンツと捉えてる人って未だに多いんだよな

彼らはどういう経緯でそう誤解してるんだろうと考えたことがあるんだけど、もしかして彼らってVチューバー水戸黄門俳優とか落語家歌舞伎役者の◯代目みたいなものだと認識してるんじゃなかろうか

要するに、俳優が演じる役柄をコンテンツだと捉えていて、だから同じような演技ができれば中の人は別人でも良いと考えているんだと思うし、そういう未来を期待していたんだろう

でもそれはミュージカル歌舞伎落語なんかををリアルタイムネット配信してるのと大差ないわけで何の新規性もないんだよね

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2025-01-31

私は単なる一般人だが、鶴瓶に2度会って話したことがある。どちらも偶然。どちらも鶴瓶さんが出演する落語会に行った時。

出待ちをしたわけでもなく、たまたま偶然会場の近くで鶴瓶を見かけた、その時に。

その先のホールで数時間後に落語をする噺家に遭遇する、というのは、実はそれほど珍しいことでもなかったりするのだが(寄席落語会場の近くには割とカジュアル落語家がいる)、私としては出番前の出演者にあまり軽々に声をかけても邪魔だろうと思うので声かけることはない。

鶴瓶さんは目が合うと、というか、こちらが(あれ…?つるべだよな…?)という顔をするかしないか…ぐらいのタイミングで、向こうから近づいてきて声をかけてくる。

例えて言えば、ものすごく人懐こい猫のような感じ。TVなどで見かける顔、姿そのままに、ニヤニヤしながら近づいて話しかけてくる。それでいてサラっとしている。鶴瓶さんが街を彷徨して人に声をかける番組があるがあのままだし、何ならあの番組よりもう少し懐こかった、気がする。

一度目は、「自分、あれやの?この、なあ(今日落語会の客なのかという意味だと思う)」という感じにぞろぞろっと話しかけてきた。ホールの脇の溜まりのあたり。

(わぁ鶴瓶が!)と思う隙を与えられず話しかけられて「あ、そうです!」となどこちらも答えてしまう。「マネージャーと待ち合わせてたんやけど来ないねん、だから歩いてきたんやけど、楽屋口が分からへん」とかそんな感じことを言われて、わー大変ですねー、と、知り合いのおっちゃんと立ち話をしているような巻き込まれ方をした。

ホールに三々五々集まってくる人たちも「わーつるべだー」となりだんだん人が増えてきたが、鶴瓶さんはそれぞれの人と「知り合いと立ち話しているように」話をしている。そのうちスタッフが飛んできて鶴瓶さんを案内していった。

落語会はとても面白くて、お弟子さんの主催会だったのもあってか和やかなとても良い会だった。


二度目もやはり落語会、会場から少し遠い路地でお見掛けした。割と遠目(通りの1区画分より先ぐらい)だったのだが(え?うそ、また鶴瓶うろうろしてんの・・・?)と思うやいなや、やはり鶴瓶さんの方からつかつかと近づいてきて、割と近いところまできて「なー、今日寒いな」とかそんな感じのことを。私は二度目なのでもう笑ってしまって鶴瓶が近づいてくるあたりからずっとゲラゲラだったので「なんや自分どうしたん」と聞かれる。

すみません笑笑笑、偶然お会いするの初めてじゃなくて笑笑笑」と絶え絶えに伝え、「師匠今日落語会楽しみにしてます!」と言うと、「あん落語うまないねんけどなー、小朝がなー」と込み入った話(落語修行をしていなかったが小朝に乗せられて勉強する気になったとか、鉄板だけどちょっと長い話)を、会場までの道をなぜか一緒に歩きながら話してくれて、この状態は一体何なんだろう…と面白くてしょうがなかった。師匠ホール楽屋口を案内して(我々観客とは入口が違う)、そのまま私は席について「「さっき雑談したおっちゃんの、雑談みたいな落語」を聞いた。とても面白かったし、なんかフワフワした気持ちだったな。


実際に会ったことがあって良い印象だったから、悪い人じゃない、悪いことはやってない、と言い切れるとも思っていないつもりなんだけど、鶴瓶さんはまぁ女衒斡旋周りには関係ないんじゃないかなぁ…。あんな人懐こい猫みたいな人がやれる悪事は、何十年かに一度生放送局所露出する、ぐらいまでだと思うんだよ。

Permalink |記事への反応(16) | 15:32

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2ちゃんねるコピペ落語にして欲しい

古の(顔文字が活発な頃ぐらい)2ちゃんねるコピペ

今読み返しても時々ブフッてなる

落語家面白おかしコピペを語ってもらう会をやってほしい

すごい聞きたい

新宿ロフトプラスワンとかで

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2024-11-23

弱者男性落語家、桂弱々

鬱ですぐ死ぬもよう

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2024-11-21

まっちゃんの一連の言動を見ていて思う事

落語家弟子入りって大事なんだなと。

師匠絶対理不尽環境に置かれて耐え抜く事で、不要プライドもなくなるのかなと。

さんまさんもビートたけしさんも弟子入りしていて矛盾に耐えているから何かあっても記者の前に出てきて笑いに変えるんだと思うし。

そういう意味弟子入りというのは大事なんだろうなと思いましたよ。

Permalink |記事への反応(0) | 10:47

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2024-11-14

居眠りしたら落語家が出てきて

「昨今当たり判定がでかいといえばボーボボかいらすとやかって話でございますが、そもそも当たり判定ってのは~」

ゲーム歴史を語り始めた

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2024-11-07

最も重要な「あかねキャラクター5選

1位 木緑あかね

あかねと言えばまず最初に頭に思い浮かぶのがDr.スランプアラレちゃんヤンキー

あかね界の開祖と言っていい

2位 天童あかね

らんま1/2ヒロイン

ヒロインあかね開祖である

3位 阿良川あかね / 桜咲朱音

あかね噺の主人公

本名が桜咲朱音で、落語家なので高座名が阿良川あかね

意外なことにあかねは脇役の名前で多く主役の名前ではほとんどいない

主人公あかね代表にしてタイトルあかね開祖

4位 黒川あかね

推しの子の多々いるヒロインのうちの1人

ヒロインあかね便利屋あかね女優あかねでもある

5位 日野あかね

スマイルプリキュアオレンジ

国民女児アニメの主要キャラはそれだけで重要である

プリキュアあかね開祖

Permalink |記事への反応(0) | 10:55

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2024-10-19

神奈川2区もひどいしヤバい

自民党投票しないなら、立憲民主党か、れいしか現実的選択肢がない

ってかこれ普通に参政党とか共産党にも票集まりそうなレベル

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2024-10-15

今日運動会の予備日。まるまる予定がなかったので。

子供三人。運動会の予備日。特別に予定はないから、子供遊んだ。(小学生2人姉弟幼稚園1人弟)

妻は片付け(前週も運動会)に集中するとのことなので、子供相手をすることにした。

8:30朝食は昨日買ったパン。皆で食べる。

まずは昼ご飯に何を食べたいのか聞き取り。結果、チャーハンとのこと。(外食の方が楽だったが、チャーハンがよいと決まった)

9:00子供おもちゃなどをリビングから片付け。午後はテレビ野球を見たいので、部屋で見ながら遊べるように片付けた。

10:30炊飯器に3合セットし、公園へ。長男キャッチボールをして、長女と次男サッカーと縄跳び。最後にみなで野球次男の投げるフォームが元気いっぱい。

11:40帰宅風呂に入って、チャーハン作り。

12:15 昼食。妻も含め5人で3合完食。

13:00次男と昼寝。長女と長男ゲーム

14:00野球が始まったのでアイスコーヒーを飲みながら観戦。長女が作りかけのラジコンの続きをしたいと言うことで、テレビ(大)を見ながら組み立て。タミヤBBX小学生には難しい。それでも、長女は次男部品探しで楽しそう。

長男野球を見ながらテレビ(小)でパワプロ。王と小笠原落合は誰がすごかったかと聞かれたので、どれもすごいが、パパは原が好きだったと答えた。妻にはどちらかの実況を消して欲しいと言われたので、長男は音を消した。どうやら、現実野球も気になるらしい。

16:00 長女が、昨日夜、Switchカラオケ一日分チケットを買ったから、やりたいとのこと。ラジコンは一段落したので、テレビ(大)はカラオケになった。テレビ(小)で野球継続日ハムが逆転した。清宮はスマートになってよかったね。エスコンテレビで見ると選手が大きく見える。角中にどうして代打が出たのだろう。

18:00 夕食はとんかつ屋弁当が食べたいという妻の進言により、注文。明日の朝食のパンを買いながら、とんかつ屋に取りに行く。大人ヒレ子供ロースロースよりヒレが好きなのではなく、ロースを食べたいのに、ふた口目から後悔するからだ。消極的かつ最善の選択ができるのが大人だと思う。5人で8000円ほど。どこにも出かけてないので余裕余裕。

20:00 しっかり食べて、クイズ番組を見る。志らくは間が悪い。師匠談志は間で勝負する落語家じゃなかったから、仕方ないか志らく弟子が多いと聞いて、驚いた。落語新人ドラフトで選ばれるのか?

21:00ニュースを見ながら子供の就寝の準備。政治若者に近づいていないっていってた演説聞くのが趣味という女性モデルがでてたけど、それは今に始まったことではないよ。みんな、年を取ってから自分がうまくいかなかったことを世の中のせいにするようになって、ようやく政治意見したくなるんだよ。でも、9時のニュースを見る層は、そこそこの投票率になると思うよ。そもそも他人投票に行かない方が、自分の一票の価値が上がるんだから

子供歯磨きをして、おやすみなさい。フロスは大事

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2024-10-01

手が着物にさわると、さわった所だけがひやりとする。人通りの少ない小路を二、三度折れたり曲がったりしてゆくうちに、突然辻占屋に会った。大きな丸い提灯をつけて、腰から下をまっ赤にしている。三四郎は辻占が買ってみたくなった。しかしあえて買わなかった。杉垣に羽織の肩が触れるほどに、赤い提灯をよけて通した。しばらくして、暗い所をはすに抜けると、追分の通りへ出た。角に蕎麦屋がある。三四郎は今度は思い切って暖簾をくぐった。少し酒を飲むためである。  高等学校の生徒が三人いる。近ごろ学校先生が昼の弁当蕎麦を食う者が多くなったと話している。蕎麦屋の担夫が午砲が鳴ると、蒸籠や種ものを山のように肩へ載せて、急いで校門をはいってくる。ここの蕎麦屋はあれでだいぶもうかるだろうと話している。なんとかい先生は夏でも釜揚饂飩を食うが、どういうものだろうと言っている。おおかた胃が悪いんだろうと言っている。そのほかいろいろの事を言っている。教師の名はたいてい呼び棄てにする。なかに一人広田さんと言った者がある。それからなぜ広田さんは独身いるかという議論を始めた。広田さんの所へ行くと女の裸体画がかけてあるから、女がきらいなんじゃなかろうという説であるもっともその裸体画は西洋人からあてにならない。日本の女はきらいかもしれないという説である。いや失恋の結果に違いないという説も出た。失恋してあん変人になったのかと質問した者もあった。しか若い美人が出入するという噂があるが本当かと聞きただした者もあった。  だんだん聞いているうちに、要するに広田先生は偉い人だということになった。なぜ偉いか三四郎にもよくわからないが、とにかくこの三人は三人ながら与次郎の書いた「偉大なる暗闇」を読んでいる。現にあれを読んでから、急に広田さんが好きになったと言っている。時々は「偉大なる暗闇」のなかにある警句などを引用してくる。そうしてさかんに与次郎文章をほめている。零余子とはだれだろうと不思議がっている。なにしろよほどよく広田さんを知っている男に相違ないということには三人とも同意した。  三四郎そばにいて、なるほどと感心した。与次郎が「偉大なる暗闇」を書くはずである文芸時評の売れ高の少ないのは当人自白したとおりであるのに、麗々しく彼のいわゆる大論文を掲げて得意がるのは、虚栄心の満足以外になんのためになるだろうと疑っていたが、これでみると活版の勢力はやはりたいしたものである与次郎の主張するとおり、一言でも半句でも言わないほうが損になる。人の評判はこんなところからあがり、またこんなところから落ちると思うと、筆を執るもの責任が恐ろしくなって、三四郎蕎麦屋を出た。  下宿へ帰ると、酒はもうさめてしまった。なんだかつまらなくっていけない。机の前にすわって、ぼんやりしていると、下女が下から湯沸に熱い湯を入れて持ってきたついでに、封書を一通置いていった。また母の手紙である三四郎はすぐ封を切った。きょうは母の手跡を見るのがはなはだうれしい。  手紙はかなり長いものであったが、べつだんの事も書いてない。ことに三輪田のお光さんについては一口も述べてないので大いにありがたかった。けれどもなかに妙な助言がある。  お前は子供の時から度胸がなくっていけない。度胸の悪いのはたいへんな損で、試験の時なぞにはどのくらい困るかしれない。興津の高さんは、あんなに学問ができて、中学校先生をしているが、検定試験を受けるたびに、からだがふるえて、うまく答案ができないんで、気の毒なことにいまだに月給が上がらずにいる。友だちの医学士とかに頼んでふるえのとまる丸薬をこしらえてもらって、試験前に飲んで出たがやっぱりふるえたそうである。お前のはぶるぶるふるえるほどでもないようだから、平生から持薬に度胸のすわる薬を東京医者にこしらえてもらって飲んでみろ。直らないこともなかろうというのである。  三四郎はばかばかしいと思った。けれどもばかばかしいうちに大いなる感謝見出した。母は本当に親切なものであると、つくづく感心した。その晩一時ごろまでかかって長い返事を母にやった。そのなかに東京はあまりおしろい所ではないという一句があった。

https://anond.hatelabo.jp/20241001221236

 三四郎与次郎に金を貸したてんまつは、こうである

 このあいだの晩九時ごろになって、与次郎が雨のなかを突然やって来て、あたまから大いに弱ったと言う。見ると、いつになく顔の色が悪い。はじめは秋雨ぬれた冷たい空気に吹かれすぎたからのことと思っていたが、座について見ると、悪いのは顔色ばかりではない。珍しく消沈している。三四郎が「ぐあいでもよくないのか」と尋ねると、与次郎は鹿のような目を二度ほどぱちつかせて、こう答えた。

「じつは金をなくしてね。困っちまった」

 そこで、ちょっと心配そうな顔をして、煙草の煙を二、三本鼻から吐いた。三四郎は黙って待っているわけにもゆかない。どういう種類の金を、どこでなくなしたのかとだんだん聞いてみると、すぐわかった。与次郎煙草の煙の、二、三本鼻から出切るあいだだけ控えていたばかりで、そのあとは、一部始終をわけもなくすらすらと話してしまった。

 与次郎のなくした金は、額で二十円、ただし人のものである。去年広田先生がこのまえの家を借りる時分に、三か月の敷金に窮して、足りないところを一時野々宮さんから用達ってもらったことがある。しかるにその金は野々宮さんが、妹にバイオリンを買ってやらなくてはならないとかで、わざわざ国元の親父さんから送らせたものだそうだ。それだからきょうがきょう必要というほどでない代りに、延びれば延びるほどよし子が困る。よし子は現に今でもバイオリンを買わずに済ましている。広田先生が返さないかである先生だって返せればとうに返すんだろうが、月々余裕が一文も出ないうえに、月給以外にけっしてかせがない男だから、ついそれなりにしてあった。ところがこの夏高等学校受験生の答案調べを引き受けた時の手当が六十円このごろになってようやく受け取れた。それでようやく義理を済ますことになって、与次郎がその使いを言いつかった。

「その金をなくなしたんだからすまない」と与次郎が言っている。じっさいすまないような顔つきでもある。どこへ落としたんだと聞くと、なに落としたんじゃない。馬券を何枚とか買って、みんななくなしてしまったのだと言う。三四郎もこれにはあきれ返った。あまり無分別の度を通り越しているので意見をする気にもならない。そのうえ本人が悄然としている。これをいつもの活発溌地と比べると与次郎なるものが二人いるとしか思われない。その対照が激しすぎる。だからおかしいのと気の毒なのとがいっしょになって三四郎を襲ってきた。三四郎は笑いだした。すると与次郎も笑いだした。

「まあいいや、どうかなるだろう」と言う。

先生はまだ知らないのか」と聞くと、

「まだ知らない」

「野々宮さんは」

「むろん、まだ知らない」

「金はいつ受け取ったのか」

「金はこの月始まりから、きょうでちょうど二週間ほどになる」

馬券を買ったのは」

「受け取ったあくる日だ」

それからきょうまでそのままにしておいたのか」

「いろいろ奔走したができないんだからしかたがない。やむをえなければ今月末までこのままにしておこう」

「今月末になればできる見込みでもあるのか」

文芸時評から、どうかなるだろう」

 三四郎は立って、机の引出しをあけた。きのう母から来たばかりの手紙の中をのぞいて、

「金はここにある。今月は国から早く送ってきた」と言った。与次郎は、

「ありがたい。親愛なる小川君」と急に元気のいい声で落語家のようなことを言った。

 二人は十時すぎ雨を冒して、追分の通りへ出て、角の蕎麦屋はいった。三四郎蕎麦屋で酒を飲むことを覚えたのはこの時である。その晩は二人とも愉快に飲んだ。勘定与次郎が払った。与次郎はなかなか人に払わせない男である

 それからきょうにいたるまで与次郎は金を返さない。三四郎は正直だから下宿屋の払いを気にしている。催促はしないけれども、どうかしてくれればいいがと思って、日を過ごすうちに晦日近くなった。もう一日二日しか余っていない。間違ったら下宿勘定を延ばしておこうなどという考えはまだ三四郎の頭にのぼらない。必ず与次郎が持って来てくれる――とまではむろん彼を信用していないのだが、まあどうかくめんしてみようくらいの親切気はあるだろうと考えている。広田先生の評によると与次郎の頭は浅瀬の水のようにしじゅう移っているのだそうだが、むやみに移るばかりで責任を忘れるようでは困る。まさかそれほどの事もあるまい。

 三四郎は二階の窓から往来をながめていた。すると向こうから与次郎が足早にやって来た。窓の下まで来てあおむいて、三四郎の顔を見上げて、「おい、おるか」と言う。三四郎は上から与次郎を見下して、「うん、おる」と言う。このばかみたような挨拶上下一句交換されると、三四郎は部屋の中へ首を引っ込める。与次郎梯子段をとんとん上がってきた。

「待っていやしないか。君のことだから下宿勘定心配しているだろうと思って、だいぶ奔走した。ばかげている」

文芸時評から原稿料をくれたか

原稿料って、原稿料はみんな取ってしまった」

だってこのあいだは月末に取るように言っていたじゃないか

「そうかな、それは間違いだろう。もう一文も取るのはない」

おかしいな。だって君はたしかにそう言ったぜ」

「なに、前借りをしようと言ったのだ。ところがなかなか貸さない。ぼくに貸すと返さないと思っている。けしからんわずか二十円ばかりの金だのに。いくら偉大なる暗闇を書いてやっても信用しない。つまらない。いやになっちまった

「じゃ金はできないのか」

「いやほかでこしらえたよ。君が困るだろうと思って」

「そうか。それは気の毒だ」

「ところが困った事ができた。金はここにはない。君が取りにいかなくっちゃ」

「どこへ」

「じつは文芸時評がいけないから、原口だのなんだの二、三軒歩いたが、どこも月末でつごうがつかない。それから最後里見の所へ行って――里見というのは知らないかね。里見恭助。法学士だ。美禰子さんのにいさんだ。あすこへ行ったところが、今度は留守でやっぱり要領を得ない。そのうち腹が減って歩くのがめんどうになったから、とうとう美禰子さんに会って話をした」

「野々宮さんの妹がいやしないか

「なに昼少し過ぎだから学校に行ってる時分だ。それに応接間だからいたってかまやしない」

「そうか」

「それで美禰子さんが、引き受けてくれて、御用立てしますと言うんだがね」

「あの女は自分の金があるのかい

「そりゃ、どうだか知らない。しかしとにかく大丈夫だよ。引き受けたんだから。ありゃ妙な女で、年のいかないくせにねえさんじみた事をするのが好きな性質なんだから、引き受けさえすれば、安心だ。心配しないでもいい。よろしく願っておけばかまわない。ところがいちばんしまいになって、お金はここにありますが、あなたには渡せませんと言うんだから、驚いたね。ぼくはそんなに不信用なんですかと聞くと、ええと言って笑っている。いやになっちまった。じゃ小川をよこしますかなとまた聞いたら、え、小川さんにお手渡しいたしましょうと言われた。どうでもかってにするがいい。君取りにいけるかい

「取りにいかなければ、国へ電報でもかけるんだな」

電報はよそう。ばかげている。いくらだって借りにいけるだろう」

「いける」

 これでようやく二十円のらちがあいた。それが済むと、与次郎はすぐ広田先生に関する事件の報告を始めた。

 運動は着々歩を進めつつある。暇さえあれば下宿へ出かけていって、一人一人に相談する。相談は一人一人にかぎる。おおぜい寄ると、めいめい自分存在を主張しようとして、ややともすれば異をたてる。それでなければ、自分存在を閑却された心持ちになって、初手から冷淡にかまえる。相談はどうしても一人一人にかぎる。その代り暇はいる。金もいる。それを苦にしていては運動はできない。それから相談中には広田先生名前をあまりさないことにする。我々のための相談でなくって、広田先生のための相談だと思われると、事がまとまらなくなる。

 与次郎はこの方法運動の歩を進めているのだそうだ。それできょうまでのところはうまくいった。西洋人ばかりではいけないから、ぜひとも日本人を入れてもらおうというところまで話はきた。これから先はもう一ぺん寄って、委員を選んで、学長なり、総長なりに、我々の希望を述べにやるばかりであるもっと会合だけはほんの形式から略してもいい。委員になるべき学生もだいたいは知れている。みんな広田先生に同情を持っている連中だから、談判の模様によっては、こっちから先生の名を当局者へ持ち出すかもしれない。……

 聞いていると、与次郎一人で天下が自由になるように思われる。三四郎は少なから与次郎の手腕に感服した。与次郎はまたこあいだの晩、原口さんを先生の所へ連れてきた事について、弁じだした。

「あの晩、原口さんが、先生文芸家の会をやるから出ろと、勧めていたろう」と言う。三四郎はむろん覚えている。与次郎の話によると、じつはあれも自身の発起にかかるものだそうだ。その理由はいろいろあるが、まず第一に手近なところを言えば、あの会員のうちには、大学の文科で有力な教授がいる。その男広田先生接触させるのは、このさい先生にとって、たいへんな便利である先生変人から、求めてだれとも交際しない。しかしこっちで相当の機会を作って、接触させれば、変人なりに付合ってゆく。……

「そういう意味があるのか、ちっとも知らなかった。それで君が発起人だというんだが、会をやる時、君の名前で通知を出して、そういう偉い人たちがみんな寄って来るのかな」

 与次郎は、しばらくまじめに、三四郎を見ていたが、やがて苦笑いをしてわきを向いた。

「ばかいっちゃいけない。発起人って、おもてむきの発起人じゃない。ただぼくがそういう会を企てたのだ。つまりぼくが原口さんを勧めて、万事原口さんが周旋するようにこしらえたのだ」

「そうか」

「そうかは田臭だね。時に君もあの会へ出るがいい。もう近いうちにあるはずだから

「そんな偉い人ばかり出る所へ行ったってしかたがない。ぼくはよそう」

「また田臭を放った。偉い人も偉くない人も社会へ頭を出した順序が違うだけだ。なにあんな連中、博士とか学士かいったって、会って話してみるとなんでもないものだよ。第一向こうがそう偉いともなんとも思ってやしない。ぜひ出ておくがいい。君の将来のためだから」

「どこであるのか」

「たぶん上野の精養軒になるだろう」

「ぼくはあんな所へ、はいたことがない。高い会費を取るんだろう」

「まあ二円ぐらいだろう。なに会費なんか、心配しなくってもいい。なければぼくがだしておくから

 三四郎はたちまち、さきの二十円の件を思い出した。けれども不思議おかしくならなかった。与次郎はそのうち銀座のどことかへ天麩羅を食いに行こうと言いだした。金はあると言う。不思議な男である。言いなり次第になる三四郎もこれは断った。その代りいっしょに散歩に出た。帰りに岡野へ寄って、与次郎は栗饅頭をたくさん買った。これを先生にみやげに持ってゆくんだと言って、袋をかかえて帰っていった。

 三四郎はその晩与次郎性格を考えた。長く東京にいるとあんなになるものかと思った。それから里見へ金を借りに行くことを考えた。美禰子の所へ行く用事ができたのはうれしいような気がする。しかし頭を下げて金を借りるのはありがたくない。三四郎は生まれから今日にいたるまで、人に金を借りた経験のない男である。その上貸すという当人が娘である独立した人間ではない。たとい金が自由になるとしても、兄の許諾を得ない内証の金を借りたとなると、借りる自分はとにかく、あとで、貸した人の迷惑になるかもしれない。あるいはあの女のことだから迷惑にならないようにはじめからできているかとも思える。なにしろ会ってみよう。会ったうえで、借りるのがおもしろくない様子だったら、断わって、しばらく下宿の払いを延ばしておいて、国から取り寄せれば事は済む。――当用はここまで考えて句切りをつけた。あとは散漫に美禰子の事が頭に浮かんで来る。美禰子の顔や手や、襟や、帯や、着物やらを、想像にまかせて、乗けたり除ったりしていた。ことにあした会う時に、どんな態度で、どんな事を言うだろうとその光景が十通りにも二十通りにもなって、いろいろに出て来る。三四郎本来からこんな男である。用談があって人と会見の約束などをする時には、先方がどう出るだろうということばかり想像する。自分が、こんな顔をして、こんな事を、こんな声で言ってやろうなどとはけっして考えない。しかも会見が済むと後からきっとそのほうを考える。そうして後悔する。

 ことに今夜は自分のほうを想像する余地がない。三四郎はこのあいから美禰子を疑っている。しかし疑うばかりでいっこうらちがあかない。そうかといって面と向かって、聞きただすべき事件は一つもないのだから一刀両断解決などは思いもよらぬこである。もし三四郎安心のために解決必要なら、それはただ美禰子に接触する機会を利用して、先方の様子から、いいかげんに最後判決自分に与えてしまうだけである。あしたの会見はこの判決に欠くべからざる材料である。だから、いろいろに向こうを想像してみる。しかし、どう想像しても、自分につごうのいい光景ばかり出てくる。それでいて、実際ははなはだ疑わしい。ちょうどきたない所をきれいな写真にとってながめているような気がする。写真写真としてどこまでも本当に違いないが、実物のきたないことも争われないと一般で、同じでなければならぬはずの二つがけっして一致しない。

Permalink |記事への反応(2) | 22:29

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2024-09-30

三  学年は九月十一日に始まった。三四郎は正直に午前十時半ごろ学校へ行ってみたが、玄関前の掲示場に講義時間割りがあるばかりで学生は一人もいない。自分の聞くべき分だけを手帳に書きとめて、それから事務室へ寄ったら、さすがに事務員だけは出ていた。講義はいからまりますかと聞くと、九月十一日から始まると言っている。すましたものである。でも、どの部屋を見ても講義がないようですがと尋ねると、それは先生がいないからだと答えた。三四郎はなるほどと思って事務室を出た。裏へ回って、大きな欅の下から高い空をのぞいたら、普通の空よりも明らかに見えた。熊笹の中を水ぎわへおりて、例の椎の木の所まで来て、またしゃがんだ。あの女がもう一ぺん通ればいいくらいに考えて、たびたび丘の上をながめたが、丘の上には人影もしなかった。三四郎はそれが当然だと考えた。けれどもやはりしゃがんでいた。すると、午砲が鳴ったんで驚いて下宿へ帰った。  翌日は正八時に学校へ行った。正門をはいると、とっつきの大通りの左右に植えてある銀杏並木が目についた。銀杏が向こうの方で尽きるあたりから、だらだら坂に下がって、正門のきわに立った三四郎から見ると、坂の向こうにある理科大学は二階の一部しか出ていない。その屋根のうしろ朝日を受けた上野の森が遠く輝いている。日は正面にある。三四郎はこの奥行のある景色を愉快に感じた。  銀杏並木こちら側で尽きる右手には法文科大学がある。左手には少しさがって博物の教室がある。建築は双方ともに同じで、細長い窓の上に、三角にとがった屋根突き出している。その三角の縁に当る赤煉瓦と黒い屋根のつぎめの所が細い石の直線でできている。そうしてその石の色が少し青味を帯びて、すぐ下にくるはでな赤煉瓦一種の趣を添えている。そうしてこの長い窓と、高い三角が横にいくつも続いている。三四郎はこのあいだ野々宮君の説を聞いてから以来、急にこの建物をありがたく思っていたが、けさは、この意見が野々宮君の意見でなくって、初手から自分の持説であるような気がしだした。ことに博物室が法文科と一直線に並んでいないで、少し奥へ引っ込んでいるところが不規則で妙だと思った。こんど野々宮君に会ったら自分発明としてこの説を持ち出そうと考えた。  法文科の右のはずれから半町ほど前へ突き出している図書館にも感服した。よくわからないがなんでも同じ建築だろうと考えられる。その赤い壁につけて、大きな棕櫚の木を五、六本植えたところが大いにいい。左手のずっと奥にある工科大学封建時代西洋のお城から割り出したように見えた。まっ四角にできあがっている。窓も四角である。ただ四すみと入口が丸い。これは櫓を形取ったんだろう。お城だけにしっかりしている。法文科みたように倒れそうでない。なんだか背の低い相撲取りに似ている。  三四郎は見渡すかぎり見渡して、このほかにもまだ目に入らない建物がたくさんあることを勘定に入れて、どことな雄大な感じを起こした。「学問の府はこうなくってはならない。こういう構えがあればこそ研究もできる。えらいものだ」――三四郎大学者になったような心持ちがした。  けれども教室はいってみたら、鐘は鳴っても先生は来なかった。その代り学生も出て来ない。次の時間もそのとおりであった。三四郎は癇癪を起こして教場を出た。そうして念のために池の周囲を二へんばかり回って下宿へ帰った。  それから約十日ばかりたってから、ようやく講義が始まった。三四郎がはじめて教室はいって、ほかの学生といっしょに先生の来るのを待っていた時の心持ちはじつに殊勝なものであった。神主が装束を着けて、これから祭典でも行なおうとするまぎわには、こういう気分がするだろうと、三四郎自分自分の了見を推定した。じっさい学問の威厳に打たれたに違いない。それのみならず、先生ベルが鳴って十五分立っても出て来ないのでますます予期から生ずる敬畏の念を増した。そのうち人品のいいおじいさんの西洋人が戸をあけてはいってきて、流暢な英語講義を始めた。三四郎はその時answer という字はアングロ・サクソン語の and-swaruから出たんだということを覚えた。それからスコットの通った小学校の村の名を覚えた。いずれも大切に筆記帳にしるしておいた。その次には文学論の講義に出た。この先生教室はいって、ちょっと黒板をながめていたが、黒板の上に書いてある Geschehen という字と Nachbild という字を見て、はあドイツ語かと言って、笑いながらさっさと消してしまった。三四郎はこれがためにドイツ語に対する敬意を少し失ったように感じた。先生は、それから古来文学者が文学に対して下した定義をおよそ二十ばかり並べた。三四郎はこれも大事手帳に筆記しておいた。午後は大教室に出た。その教室には約七、八十人ほどの聴講者がいた。したがって先生演説口調であった。砲声一発浦賀の夢を破ってという冒頭であったから、三四郎おもしろがって聞いていると、しまいにはドイツ哲学者の名がたくさん出てきてはなはだ解しにくくなった。机の上を見ると、落第という字がみごとに彫ってある。よほど暇に任せて仕上げたものみえて、堅い樫の板をきれいに切り込んだてぎわは素人とは思われない。深刻のできである。隣の男は感心に根気よく筆記をつづけている。のぞいて見ると筆記ではない。遠くから先生の似顔をポンチにかいていたのである三四郎のぞくやいなや隣の男はノート三四郎の方に出して見せた。絵はうまくできているが、そばに久方の雲井の空の子規と書いてあるのは、なんのことだか判じかねた。  講義が終ってから三四郎はなんとなく疲労したような気味で、二階の窓から頬杖を突いて、正門内の庭を見おろしていた。ただ大きな松や桜を植えてそのあいだに砂利を敷いた広い道をつけたばかりであるが、手を入れすぎていないだけに、見ていて心持ちがいい。野々宮君の話によるとここは昔はこうきれいではなかった。野々宮君の先生のなんとかいう人が、学生の時分馬に乗って、ここを乗り回すうち、馬がいうことを聞かないで、意地を悪くわざと木の下を通るので、帽子が松の枝に引っかかる。下駄の歯が鐙にはさまる。先生はたいへん困っていると、正門前喜多床という髪結床の職人がおおぜい出てきて、おもしろがって笑っていたそうである。その時分には有志の者が醵金して構内に厩をこしらえて、三頭の馬と、馬の先生とを飼っておいた。ところが先生がたいへんな酒飲みで、とうとう三頭のうちのいちばんいい白い馬を売って飲んでしまった。それはナポレオン三世時代の老馬であったそうだ。まさかナポレオン三世時代でもなかろう。しかのん気な時代もあったものだと考えていると、さっきポンチ絵かいた男が来て、 「大学講義はつまらんなあ」と言った。三四郎はいいかげんな返事をした。じつはつまるかつまらいか三四郎にはちっとも判断ができないのであるしかしこの時からこの男と口をきくようになった。  その日はなんとなく気が鬱して、おもしろくなかったので、池の周囲を回ることは見合わせて家へ帰った。晩食後筆記を繰り返して読んでみたが、べつに愉快にも不愉快にもならなかった。母に言文一致手紙を書いた。――学校は始まった。これから毎日出る。学校はたいへん広いいい場所で、建物もたいへん美しい。まん中に池がある。池の周囲を散歩するのが楽しみだ。電車には近ごろようやく乗り馴れた。何か買ってあげたいが、何がいいかからいから、買ってあげない。ほしければそっちから言ってきてくれ。今年の米はいまに価が出るから、売らずにおくほうが得だろう。三輪田のお光さんにはあまり愛想よくしないほうがよかろう。東京へ来てみると人はいくらでもいる。男も多いが女も多い。というような事をごたごた並べたものであった。  手紙を書いて、英語の本を六、七ページ読んだらいやになった。こんな本を一冊ぐらい読んでもだめだと思いだした。床を取って寝ることにしたが、寝つかれない。不眠症になったらはやく病院に行って見てもらおうなどと考えているうちに寝てしまった。  あくる日も例刻に学校へ行って講義を聞いた。講義あいだに今年の卒業生がどこそこへいくらで売れたという話を耳にした。だれとだれがまだ残っていて、それがある官立学校地位競争している噂だなどと話している者があった。三四郎漠然と、未来が遠くから眼前に押し寄せるようなにぶい圧迫を感じたが、それはすぐ忘れてしまった。むしろ昇之助がなんとかしたというほうの話がおもしろかった。そこで廊下熊本出の同級生をつかまえて、昇之助とはなんだと聞いたら、寄席へ出る娘義太夫だと教えてくれた。それから寄席看板はこんなもので、本郷のどこにあるということまで言って聞かせたうえ、今度の土曜にいっしょに行こうと誘ってくれた。よく知ってると思ったら、この男はゆうべはじめて、寄席へ、はいったのだそうだ。三四郎はなんだか寄席へ行って昇之助が見たくなった。  昼飯を食いに下宿へ帰ろうと思ったら、きのうポンチ絵かいた男が来て、おいおいと言いながら、本郷の通りの淀見軒という所に引っ張って行って、ライスカレーを食わした。淀見軒という所は店で果物を売っている。新しい普請であった。ポンチ絵かいた男はこの建築の表を指さして、これがヌーボー式だと教えた。三四郎建築にもヌーボー式があるものとはじめて悟った。帰り道に青木堂も教わった。やはり大学生のよく行く所だそうである赤門はいって、二人で池の周囲を散歩した。その時ポンチ絵の男は、死んだ小泉八雲先生教員控室へはいるのがきらいで講義がすむといつでもこの周囲をぐるぐる回って歩いたんだと、あたか小泉先生に教わったようなことを言った。なぜ控室へはいらなかったのだろうかと三四郎が尋ねたら、 「そりゃあたりまえださ。第一彼らの講義を聞いてもわかるじゃないか。話せるものは一人もいやしない」と手ひどいことを平気で言ったには三四郎も驚いた。この男は佐々木与次郎といって、専門学校卒業して、今年また選科へはいったのだそうだ。東片町の五番地の広田という家にいるから、遊びに来いと言う。下宿かと聞くと、なに高等学校先生の家だと答えた。  それから当分のあい三四郎毎日学校へ通って、律義に講義を聞いた。必修課目以外のものへも時々出席してみた。それでも、まだもの足りない。そこでついには専攻課目にまるで縁故のないものまでへもおりおりは顔を出した。しかしたいていは二度か三度でやめてしまった。一か月と続いたのは少しもなかった。それでも平均一週に約四十時間ほどになる。いかな勤勉な三四郎にも四十時間はちと多すぎる。三四郎はたえず一種の圧迫を感じていた。しかるにもの足りない。三四郎は楽しまなくなった。  ある日佐々木与次郎に会ってその話をすると、与次郎は四十時間と聞いて、目を丸くして、「ばかばか」と言ったが、「下宿屋のまずい飯を一日に十ぺん食ったらもの足りるようになるか考えてみろ」といきなり警句でもって三四郎をどやしつけた。三四郎はすぐさま恐れ入って、「どうしたらよかろう」と相談をかけた。 「電車に乗るがいい」と与次郎が言った。三四郎は何か寓意でもあることと思って、しばらく考えてみたが、べつにこれという思案も浮かばないので、 「本当の電車か」と聞き直した。その時与次郎はげらげら笑って、 「電車に乗って、東京を十五、六ぺん乗り回しているうちにはおのずからもの足りるようになるさ」と言う。 「なぜ」 「なぜって、そう、生きてる頭を、死んだ講義で封じ込めちゃ、助からない。外へ出て風を入れるさ。その上にもの足りる工夫はいくらでもあるが、まあ電車が一番の初歩でかつもっとも軽便だ」  その日の夕方与次郎三四郎を拉して、四丁目から電車に乗って、新橋へ行って、新橋からまた引き返して、日本橋へ来て、そこで降りて、 「どうだ」と聞いた。  次に大通りから細い横町へ曲がって、平の家という看板のある料理屋へ上がって、晩飯を食って酒を飲んだ。そこの下女はみんな京都弁を使う。はなはだ纏綿している。表へ出た与次郎は赤い顔をして、また 「どうだ」と聞いた。  次に本場の寄席へ連れて行ってやると言って、また細い横町はいって、木原店という寄席を上がった。ここで小さんという落語家を聞いた。十時過ぎ通りへ出た与次郎は、また 「どうだ」と聞いた。  三四郎は物足りたとは答えなかった。しかしまんざらもの足りない心持ちもしなかった。すると与次郎は大いに小さん論を始めた。  小さんは天才であるあん芸術家はめったに出るものじゃない。いつでも聞けると思うから安っぽい感じがして、はなはだ気の毒だ。じつは彼と時を同じゅうして生きている我々はたいへんなしあわせである。今からしまえに生まれても小さんは聞けない。少しおくれても同様だ。――円遊もうまいしかし小さんとは趣が違っている。円遊のふんした太鼓持は、太鼓持になった円遊だからおもしろいので、小さんのやる太鼓持は、小さんを離れた太鼓持だからおもしろい。円遊の演ずる人物から円遊を隠せば、人物がまるで消滅してしまう。小さんの演ずる人物からいくら小さんを隠したって、人物は活発溌地に躍動するばかりだ。そこがえらい。  与次郎はこんなことを言って、また 「どうだ」と聞いた。実をいうと三四郎には小さんの味わいがよくわからなかった。そのうえ円遊なるものはいまだかつて聞いたことがない。したがって与次郎の説の当否は判定しにくい。しかしその比較ほとんど文学的といいうるほどに要領を得たには感服した。  高等学校の前で別れる時、三四郎は、 「ありがとう、大いにもの足りた」と礼を述べた。すると与次郎は、 「これからさきは図書館でなくっちゃもの足りない」と言って片町の方へ曲がってしまった。この一言三四郎ははじめて図書館はいることを知った。  その翌日から三四郎は四十時間講義ほとんど半分に減らしてしまった。そうして図書館はいった。広く、長く、天井が高く、左右に窓のたくさんある建物であった。書庫入口しか見えない。こっちの正面からのぞくと奥には、書物いくらでも備えつけてあるように思われる。立って見ていると、書庫の中から、厚い本を二、三冊かかえて、出口へ来て左へ折れて行く者がある。職員閲覧室へ行く人であるなかに必要の本を書棚からとりおろして、胸いっぱいにひろげて、立ちながら調べている人もある。三四郎はうらやましくなった。奥まで行って二階へ上がって、それから三階へ上がって、本郷より高い所で、生きたものを近づけずに、紙のにおいをかぎながら、――読んでみたい。けれども何を読むかにいたっては、べつにはっきりした考えがない。読んでみなければわからないが、何かあの奥にたくさんありそうに思う。  三四郎一年生だから書庫はい権利がない。しかたなしに、大きな箱入りの札目録を、こごんで一枚一枚調べてゆくと、いくらめくってもあとから新しい本の名が出てくる。しまいに肩が痛くなった。顔を上げて、中休みに、館内を見回すと、さすがに図書館だけあって静かなものであるしかも人がたくさんいる。そうして向こうのはずれにいる人の頭が黒く見える。目口ははっきりしない。高い窓の外から所々に木が見える。空も少し見える。遠くから町の音がする。三四郎は立ちながら、学者生活は静かで深いものだと考えた。それでその日はそのまま帰った。  次の日は空想をやめて、はいるとさっそく本を借りた。しかし借りそくなったので、すぐ返した。あとから借りた本はむずかしすぎて読めなかったからまた返した。三四郎はこういうふうにして毎日本を八、九冊ずつは必ず借りた。もっともたまにはすこし読んだのもある。三四郎が驚いたのは、どんな本を借りても、きっとだれか一度は目を通しているという事実発見した時であった。それは書中ここかしこに見える鉛筆のあとでたしかである。ある時三四郎は念のため、アフラベーンという作家小説を借りてみた。あけるまでは、よもやと思ったが、見るとやはり鉛筆で丁寧にしるしがつけてあった。この時三四郎はこれはとうていやりきれないと思った。ところへ窓の外を楽隊が通ったんで、つい散歩に出る気になって、通りへ出て、とうとう青木堂へはいった。  はいってみると客が二組あって、いずれも学生であったが、向こうのすみにたった一人離れて茶を飲んでいた男がある。三四郎がふとその横顔を見ると、どうも上京の節汽車の中で水蜜桃をたくさん食った人のようである。向こうは気がつかない。茶を一口飲んでは煙草を一吸いすって、たいへんゆっくり構えている。きょうは白地の浴衣をやめて、背広を着ている。しかしけっしてりっぱなものじゃない。光線の圧力の野々宮君より白シャツけがましなくらいなものである三四郎は様子を見ているうちにたしか水蜜桃だと物色した。大学講義を聞いてから以来、汽車の中でこの男の話したことがなんだか急に意義のあるように思われだしたところなので、三四郎そばへ行って挨拶をしようかと思った。けれども先方は正面を見たなり、茶を飲んでは煙草をふかし、煙草をふかしては茶を飲んでいる。手の出しようがない。

anond:20240930173301

Permalink |記事への反応(3) | 17:39

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