Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「自己責任」を含む日記RSS

はてなキーワード:自己責任とは

次の25件>

2025-10-27

anond:20251027192932

でも男は選んで生まれているので自己責任

Permalink |記事への反応(0) | 19:31

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251027180213

貧困自己責任からね、仕方ないね

Permalink |記事への反応(0) | 18:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

民衆いかに無力化し、観客として飼い慣らすか

無力感制度化 ―民衆を観察者に変える条件

無力感自然発生しない。制度文化心理の三層構造で精密に設計される。

以下の条件が揃ったとき民衆は自ら行動を放棄し、支配に従う観察者となる。

制度的条件 ― 「選択しても変わらない」構造固定化

投票請願・抗議などの政治行動が、結果に直結しないことを繰り返し体験させる。

政策決定過程を複雑化・専門化し、「誰が責任者か分からない」状態意図的に作る。

官僚委員会審議会を盾として前面に出し、政治家も国民責任回避する構造にする。

民衆は次第にこう思う。「努力しても意味がない」。

このとき、行動のコスト期待値を上回り、最適戦略は何もしないことになる。

文化的条件 ― 逸脱を恐れる社会規範の強化

空気を読む」「和を乱さない」といった規範教育メディア再生産する。

異論者を敵ではなく変人として扱う。社会的排除暴力よりも効果的だ。

成功適応の結果」「不満は努力不足」という道徳を浸透させ、構造批判個人の失敗に変換する。

→ この段階で民衆は自らを検閲し、互いを監視する。支配者は沈黙群衆を得る。

心理的条件 ―希望断片化感情の消費

メディア問題を連日報じながら、解決物語を決して提示しない。

SNSが怒りを即時発散させ、組織化を阻む。怒りは行動に変わらず、ただ消費される。

エンタメ化された政治は、抵抗を観賞に変える。人々は現実を変えるより、実況することを選ぶ。

民衆自分生活を「誰かの物語」として眺める。これが観察者化の完成段階である

支配完成の瞬間 ― 三つの基準

無力化が極まった時、支配者は血を流さずに国家支配できる。

その瞬間を測る基準は次の三つだ。

基準1】

大衆が不満を語りながら、原因を自らに帰すとき

例:「政治が悪いが、俺たちが努力してないから仕方ない」。

支配の言説が自己責任の形で内面化された瞬間、抵抗消滅する。

基準2】

監視同調自動化され、権力が介入せずとも秩序が保たれるとき

警察が要らずとも群衆群衆を取り締まる。

権力可視性が消え、支配空気になるこれこそ究極の統治

基準3】

人々が「自由」を恐れ始めたとき

行動の自由より、安定・安全同調を選ぶ。

自らの鎖を秩序と呼び、その枷を守るようになった時、支配完了する。

結論支配とは、もはや強制ではなく自己同意である

無力感制度化とは、力の外的行使ではなく、意志の内的従属化だ。

民衆が「自分意思で動かない」と信じた瞬間、支配は完成する。

もはや命令脅迫不要。彼らは進んで沈黙を選ぶ。

Permalink |記事への反応(1) | 17:11

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

恐山のお坊さんである南直哉さんが、生まれたくて生まれてきた人なんて一人もいないんだから、究極的には自己責任なんてないんですよ、って言ってたんだよな

まさか子供アラサーになっても実家暮らし手取り20いかず、恋人や友人もいない人間になるとは思いもしないよね

親がどんな気持ち育児してたのかと思うと申し訳なくて泣きそうになる

まあ、自分は生まれたいとも生まれたくないとも思ってなかったのに、

親に生まされたから、こんな酷い人生体験させられてるんだ、って考え方もありといえばありなんだよね…😟

どこまでが自己責任で、どこからが他社の責任なのか、線引きは難しいけど、

親が生まなければ、自分存在しなかったわけで、生まれなかったら、これまでの楽しいことは体験できなかったし、

これまでの辛いこと、苦しいことを経験する必要もなかったわけで、

究極的には親の責任

更にもっと責めるなら、神さまの責任でもあるわけだ

だって、神さまが天と地とアダムとイブ創造しなければ、この世界人間存在しなかったわけで、

人類経験した全ての悲劇は、大元をたどれば、すべからく神さまの責任である…😟

ただ、親とか神さまを責めても、何か自体好転するはずもないし、自〇するのもありっちゃありなんだろうけど、

自分責任を責め、親とか神さまの責任までたどっていったら、もうそから自分他人を責めること自体放棄するべきなんだよ…😟

まりある意味では、誰のせいでもなくなっていく話なわけだから、もうそれ以上自分卑下しない、責めないのが大事

前を向いて歩けないなら、上を向いて歩こう…😟

Permalink |記事への反応(0) | 15:15

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-25

オナニー中の事故だと保険適用できないのおかしくない?

湯呑みとかをアナルに突っ込んでたら取れなくなったってエピソードでさ

オナニーだと保険適用できないから偶然裸でいたら尻もちついて湯呑みが入っちゃった設定にするとか聞いたことある

だが待ってほしい、これはおかしくないか

人間なんだからオナニーだってするじゃん

なんでオナニーだけ自己責任なんだよおかしいだろ

Permalink |記事への反応(2) | 22:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-23

高市政権支持率が高い理由は「なんとなく良さそう」だからだろ

そういうのが一番危険なんだよ

小泉政権の時もそういう雰囲気で決定してしまって、郵政民営化規制撤廃自己責任になり結果的に困ったことになったじゃん

雰囲気で決めるのは良くないんだよな…

社会保障機関を作るってのはいいと思うけど、労働時間規制の緩和、米価格介入の否定裏金議員の登用など、批判要素はちゃんとあるんだよな

あと失言が多い(言葉本音漏れちゃう)人だと思ってるので、それはちゃんと拾って指摘していかないといけない

「なんとなく良さそう」だけで首相を支持するのは本当によくないよ

Permalink |記事への反応(2) | 08:37

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-22

anond:20251022185008

昔は社会を変えないとどうしょうもなかったけど、最近はそのエネルギー自分に注げばそこそこの生活が手に入るようになっちゃったんだよね

から社会を変えようと考える人が減って労力を自分投資するようになった

自分が頑張ればそこそこの報酬が得られるようになったことが自己責任論を加速させ、社会への関心が薄くなり、政治社会をどうするかより自分利益がある方を選ぶようになった

まぁ、こんな世の中で福祉に頼るのは危険よな

Permalink |記事への反応(0) | 18:57

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251022182544

他人政府依存してたら高市うんぬん関係くそ不安を拭うことは一生できない

これから高市以上が出てくる可能性はゼロではないから

自己責任論ではなく、依存とはそういうことなである

Permalink |記事への反応(3) | 18:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

高市総理福祉を削らず弱者差別しない事を明言すべきだと思う

自民党維新の会の連立が決まり高市総理誕生してから毎日不安で仕方ない。

総裁選高市氏が出馬してから湧き上がった嫌な流れが公明連立解除、維新との連立とどんどん広がっていて心が苦しい。

理由自民党維新の会の党風や高市総理過去発言から社会福祉の削減を恐れているからだ。

高市総理過去に全受給者のたった2%の生活保護不正受給者をわざわざクローズアップしわざわざバッシングした事がある上過去ブログ福祉から就労へと書いていた。

私は生まれつきの障害があり障害年金受給B型作業所に通所しながら生活をしている。

障害年金B型作業所の月1万円ほどの工賃しか収入がない私にとって障害年金や将来必要になる可能性がある生活保護を守ることは死活問題だ。

私の通うB型作業所20人ほどの通所者がいるが毎年1人か2人就職者がいれば良い方で就職率は5~10%ほどだ。

中にはB型作業所でも出来ない作業が多く作業の代わりに掃除雑用を代わりにやっている利用者もいる。

高市総理福祉を受けている人の何割が就労可能性があるのか理解しているのだろうか?

福祉から就労へを求めるのなら福祉を受けている人が就労できる環境を適切な内容の仕事と最低以上の賃金を持って作るべきである

働きたくても働けないだけで本当は働きたいのだから是非機会を与えて欲しい。

維新の会橋本元代表の数々の悪質な自己責任論と生活保護現物支給論不安しかない。

橋本元代表は父のリストラ責任を泣きながら問う女子学生暴言に近い自己責任論で返した事が有名だがそんな人物の立ち上げた政党社会的困窮者やマイノリティを切り捨てようとしないとは到底思えない。

そもそも生活保護を現物支給にするとして一時的に利用する人はともかく生まれつきの病で働きたくても働けない人はどうするのだろうか?

一生何の楽しみもなく暮らせと言いたいのだろうか?

ハッキリ言って弱者達は障害年金生活保護の大改悪をされてもおかしくないと思って毎日怯えている。

保守の方々は散々リベラルは頭がお花畑だの言っているが政府政策一つで生活や命を奪われかねない弱者政府から身を守るためにリベラルになっている事実無視するのだろうか?

自己責任論を並べるか成り済まし認定するのだろうか?

もし怯える社会的弱者罵声を浴びせるなら本当に人として終わってる。

誤解しないで欲しいのだが私は高市総理が憎いわけでは無い。

もし高市総理社会福祉の大拡大に取り組むのなら支持したいと思っている。

から高市総理は今すぐに私たち福祉を削らず弱者差別しませんと明言して欲しい。

高市総理差別しない政治家なら何の問題もなくハッキリと明言できると思う。

Permalink |記事への反応(3) | 18:25

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

国を守りたい改革

国を守りたい気持ち自己責任20歳以上の健康男子は3年間の兵役義務とする

Permalink |記事への反応(0) | 17:56

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

自己責任ある積極財政、ってことか

Permalink |記事への反応(0) | 16:13

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

わたしたちに逆らったり、わたしたちを怒らせた人間作品キャンセルするのは当たり前

そんな人間作品が世の中に出ることが許せないので、取り下げるまで叩きます

そしてキャンセルというものあくま自己責任

悪いと思ったり、ネットリンチされたくないか自主的に取り下げたんでしょ?

なら、下げた側に責任あり!

Permalink |記事への反応(0) | 08:18

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-21

anond:20251021203146

通勤経路を逸脱した自己責任から別にどうもしない

Permalink |記事への反応(0) | 20:34

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

男女平等バンザイ

高市早苗総理大臣になって「女性でも総理大臣になれる国」に日本がなった以上、ガラス天井が云々とかい言い訳通用しなくなったわけですが、女性の皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今後、昇進できなかったり年収が低かったり無職だったりする人間は、女性でも無能甲斐性無しキモイ犯罪者予備軍などと罵られ、自己責任と切り捨てられることになったわけです。

おっさんと扱いが同じになってよかったですね。

男女平等バンザイ

Permalink |記事への反応(1) | 16:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

町に降りてきた熊は対策して駆除すべきなのは分かるが、

人間が山にわざわざ入っていって熊に遭遇するのはその人間の過失ですよね?

熊のいる山でランニング(!)してたら熊に襲われましたって外野から見てめちゃくちゃアレなのだ

まず入山規制して、それでも入り込むのはもう自己責任放置でいいだろ

山狩するハンター可哀想だわ

別に熊が可哀想って意味で言ってるんじゃないぞ

対策コストの事考えろって言いたいの

コストゼロで熊全滅できるならそれに越したことはないけどそうじゃないんだし

Permalink |記事への反応(3) | 12:34

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251021110335

インフレに苦しむ低賃金労働者

「今まで何やってたの?」

自己責任だよね?」

って追い込む練習をしておくと役立ちそう

Permalink |記事への反応(3) | 11:07

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-20

なんで男の発達障害って他のポスト共感できると思ってもすくもこうやって女叩きをするんだ?

こうやって人口の半分である女を敵視している時点で同じ初体験障害者理解も得られないって気付けよ

女の発達障害精神障害だって、ごく一部の可愛い子を除いて

男性キモッ、あっちいけ」

社会自己責任

だよ

ごく一部の成功者の話でいいならなら男の発達障害だって何人も名前を挙げられるから

いまだだいすけ

@QSeSlEN6j1YAKO

女性発達障害精神障害

男性「俺が守ってやる」

社会福祉で助けてあげる」

男性発達障害精神障害

女性キモッ、あっちいけ」

社会自己責任

https://x.com/QSeSlEN6j1YAKO/status/1980142236152258820

Permalink |記事への反応(1) | 19:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251020161047

納税補填する義務がある事を了承した上で優秀な人材流出を防がず自分も優秀にならなかったわけだ

自己責任である事は国民理解して納得してるから拒否ってないんだぞ

Permalink |記事への反応(1) | 16:14

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251020153030

そういった自己責任至上主義は、資本家労働者を都合よく搾取するためのものです。

大勢の人を不幸にするだけです。

Permalink |記事への反応(1) | 15:34

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251020152843

無気力無能力は、自己責任ですね。

Permalink |記事への反応(1) | 15:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251020110127

身長いじめられっこチー牛以外が被害者事件トラブルは、それが児童買春でも被害者批判者を自己責任だの二毛作だの責め立てる性別がどんどん結婚できなくなってるから

Permalink |記事への反応(1) | 11:10

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-19

熊怖い

熊本格的に怖いな??

本当にどうにかならんのか???

田舎に住んだ自己責任とか言われるようになったらあんまりじゃないか

スーパー堤防じゃないけど山をフェンスで囲うとかできないのか??

ドローン攻撃とかできないのか??

猟犬とかじゃ勝てないのか??

人が喰われるなんて鬼滅の刃みたいな世界観なっちゃうじゃないか

人が住める場所が熊のせいで減るのは困る。

Permalink |記事への反応(3) | 22:21

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-18

悪意を撒き散らす弱者男性は「公害」であり「自己責任」の塊だ

以前、俺は最低の「弱者男性」だった。

正確には、弱さを盾に社会に悪意を撒き散らす、腐敗した寄生虫だった。

ネットで口を開けば悪口愚痴の二択。

常に他者特に「手に入らない女」を見下し、罵倒した。

独りでいるのは嫌だが、他者建設的な関係を築く努力はしない。

悪意を外に向けることでしか自己表現できない、ただの迷惑存在だった。

弱者男性は「自己責任」だ。

彼らは甘ったれ、ただ努力放棄し、その結果を社会のせいにする他責思考クズである

特に氷河期世代弱者男性アイスエイヴェノム)は、努力しなかっただけなのに、景気のせい、国や女に責任転嫁している。

自分人生好転させる努力を怠り、その劣等感若者女性への憎悪に変える。

若い子は、断じて彼らみたいなクズになるな。

転機は、結婚して子供もいる友人が地元に戻ってきたことだった。

彼は活力に満ちており、俺の愚痴を聞いた後、こう吐き捨てた。

「お前、その『弱者男性』風の態度、本当に気持ち悪いぞ。

結婚したいなら、まず『普通』をちゃんとやれ。ただの『人間』として、相手存在ちゃんと敬え」

俺が頷いたこから、友人のアドバイスが始まった。

これは、俺のような腐った弱者男性でも変われたという事実を突きつけ、未だに悪意を撒き散らす連中に、その醜さを認識させるためだ。

1.汚い言語自分世界篭城するな

友人は俺が多用するアニメネットの例え、スラング否定した。

それは、「共通言語を持つ仲間」以外を排除するための、醜い防衛線だったからだ。

自分から相手に歩み寄れ。お前の汚い価値観理解してもらう義務なんて、誰にもない」

2.自分を「卑下」するのは、他者支配の悪意だ

俺が多用する自虐は、最も卑劣な「他者支配」のツールだと友人は断言した。

「お前がそう言うと、相手は『慰める』という役割押し付けられる。

『俺を上げろ』と強いている、醜悪承認欲求だ」

卑下する暇があったら、他人時間を汚すな。他人を居心地よくさせろ」

3.他人貶めるのは、お前の汚い心の鏡

「お前が他人を落とすたびに、お前自身人間性が底辺に落ちる。」

悪意を抱え続けるのは、結局、自分自身の心を醜く腐らせるだけだ。

4.清潔感の欠如は「努力放棄である

清潔感の欠如は、『俺は他人評価なんてどうでもいい』という傲慢意思表示だ」

見た目を整えるのは、「俺はまともな人間だ」という社会への宣誓であり、自分に自信を持つための最初の一歩だ。

5.「幸せにしたい」という意識が、お前を「寄生虫から人間」に変える

最も重要だと友人が言ったこと。

それは、「他者への憎悪」を「他者への善意」に変えるという意識だ。

相手のことを幸せにしたいと本気で願い、接するかどうか。

お前の存在が、誰かにとっての「公害」ではなく、「価値」になるかどうか。

おわりに

俺は運よく結婚できた。

だが、運を掴める位置自分を置くことは、「醜態晒すのを辞める」という努力から始まった。

変われたことが嬉しい。

結婚できたことも嬉しい。はっきり言って幸せだ。

そして、幸せからこそ、未だに「努力放棄」と「悪意の公害」を続けるお前たちの醜さに、これ以上目を瞑る気はない。

Permalink |記事への反応(1) | 15:07

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-17

ドルエイジ・サラリーマン職業能力衰退現象に関する学術考察

日本型雇用システムにおける構造矛盾個人的危機の複合分析

序論

「45歳を過ぎて本当に全然仕事ができなくなった。本当の本当に何も出来ん。MTGの前日とかに間に合わせの資料必死に作ってそれでなんとか誤魔化してるだけ。あとはぼーっとしてるか頭かきむしってるだけで殆ど何もしてない。10年前の百分の1くらいのパフォーマンスしか出ない。客先がいい人で今のところ叱られてもいないけど多分その内見捨てられる。どうすりゃいいんだ」

anond:20251017145418

この実体験的証言は、現代日本のミドルエイ労働者が直面する深刻な職業能力衰退現象如実に表している。本稿では、この現象を単純な個人的問題として捉えるのではなく、日本型雇用システム構造特性組織社会学的要因、認知心理学メカニズム、および労働経済学的背景を統合的に分析し、その本質的メカニズムを明らかにする。

---

1.理論フレームワーク:ミドルエイジ・クライシスの多層構造

1.1日本型雇用システム制度的制約

労働政策研究・研修機構2010)は、中年期が「仕事の負荷の増大や能力の停滞と限界感等が生じる時期」であり、これらへの対応を誤ると「諦めや思考停止」、「会社への過度の依存」を生じかねないことを指摘している。この現象は、清家(2011)が論じる日本的雇用慣行相互補完性—(1)年功賃金、(2)終身雇用、(3)企業別労働組合—が現代経済環境変化に適応できない構造矛盾として現れている。

特に重要なのは年功序列終身雇用相互補完性である。Milgrom and Roberts(1992)の内部労働市場理論が示すように、複数雇用慣行間の相互補完性は制度の安定性をもたらすが、同時に変化への抵抗力も生み出す。これにより、45歳前後労働者既存スキルセットでの成功体験依存し続ける一方で、急速な技術変化や職務要求の変化に適応できない状況に陥る。​

1.2 「42.5歳の壁」現象実証根拠

パーソル総合研究所2017)の大規模調査(n=2,300)は、「42.5歳」で出世意欲が「出世したい」から出世したいと思わない」に逆転し、「45.5歳」でキャリアの終わりを意識する転換点を迎えることを実証的に明らかにしている。さら同調査では、50-51歳でジョブパフォーマンスが最も落ち込み、50代前半で会社満足度が最低値を示すことが確認されている。​

この現象は、Lehman(1953)が技術者を対象とした古典的研究発見した「30歳代前半で業績がピークに達し、その後は低下していく」パターン現代版として理解できる。ただし、同一年齢内での業績評価分散が大きいことから、年齢自体自動的能力低下を引き起こすのではなく、職務関連要因(仕事の割当の複雑性と挑戦性)が業績と密接に関係していることが明らかになっている​

---

2.パフォーマンス低下の多次元的要因分析

2.1認知機能組織適応の複合的衰退

パーソル総合研究所2022)は、ミドルシニア層のパフォーマンス低下について5つのギャップ特定している:​

1.意欲のギャップ役職定年などで肩書を失って意欲が落ちる

2.期待のギャップ:期待される業務理想とする業務に差がある

3.成果のギャップ:出している成果と求められる成果に差がある

4.時代ギャップ:今の時代適応できずにいる

5.評価ギャップ自己評価会社から評価に差がある

これらのギャップ相互に影響し合い、学習性無力感(Learned Helplessness)(Seligman, 1972)の状態を引き起こす。特に重要なのは、「働く意欲がない」状態ではなく「働けない状態」に陥っているという点である。​

2.2スキル陳腐化のメカニズム

橋本・玄田(2023)の分析によれば、50-59歳層では職業スキルケア科学技術分析)すべてについて負の方向に移転しており、60歳以降では前職より平均2-4ポイント低いスキル水準での就業余儀なくされている。これは単なる転職時の条件悪化ではなく、蓄積されたスキル市場価値の急速な減衰を示している。​

特に定年や家族理由健康上の理由を含む非自発的離職において、スキル水準の低下が顕著に現れることが統計的確認されている。これは、冒頭の証言にある「10年前の百分の1くらいのパフォーマンス」という主観的体験と一致している。​

---

3.組織内地位変化と心理的影響

3.1役割曖昧性とアイデンティティ危機

労働政策研究・研修機構2022)の分析では、ミドルエイジ層(35-54歳)の転職において、これまでの経験が活かせない業務や、新しいスキルが求められる環境への適応困難が主要な問題として浮上している。この適応困難は、単純なスキル不足ではなく、職業アイデンティティの再構築を伴う複雑な心理的プロセスである。​

3.2世代間格差の拡大

パーソル総合研究所2023)の調査では、ミドルシニア就業者の70.1%が「何歳になっても学び続ける必要がある時代だ」と認識している一方で、実際に学び直しを行っているのは14.4%に留まっている。この認識と実行の乖離は、金銭的・時間的余裕のなさ」(30%超)「学ぶ対象や学ぶ方法のわからなさ」(約20%)に起因している。​

興味深いことに、学び直し層の年収は平均642万円(50-54歳)と高く、「高年収職業についているため学んでいる」「過去の学び直しが年収を高めた」という双方向因果関係存在示唆されている。​

---

4.制度的・構造的要因の学術分析

4.1内部労働市場理論限界

梅崎・藤本2021)は、日本的雇用システムが「継続的に長く務められる日本人男性だけにとって優位な制度」であったが、「女性外国人のような本来従業員として期待される人材を逃してきた」と分析している。この分析は、同システム特定人口動態的特性を前提として設計されており、その前提が変化した際の適応力の欠如を示している。

4.2労働市場の二重構造

厚生労働省2013)の分析では、日本的雇用システム課題として正規雇用非正規雇用二極化が指摘されている。45歳以降の労働者は、従来の正規雇用の枠組みでは価値を認められにくい一方で、非正規雇用への移行は大幅な処遇低下を伴うため、中間的な働き方の選択肢限定されている。

---

5.実証データに基づく現象定量

5.1パフォーマンス低下の統計的証拠

パーソル総合研究所2017)の詳細な分析では、50-51歳でジョブパフォーマンスが最も落ち込むことが5つの指標(「任された役割果たしている」「担当業務責任果たしている」「仕事パフォーマンスを発揮している」「会社から求められる仕事の成果を出している」「仕事評価に直接影響する活動には関与している」)で一貫して確認されている。​

5.2学習効果年収への影響

研究所(2023)の推定では、学び直しを行わないミドルシニア正社員比較して、学び直し実施者の個人年収は平均+12万円、3年以上の継続的学び直しでは+30万円の差が生じている。この結果は、継続的能力開発の経済効果定量的に示している。

---

6.組織的・社会的対応策の理論的基盤

6.1 人的資本理論の応用

Becker(1964)の人的資本理論に基づけば、45歳以降の労働者価値低下は、企業特殊技能(firm-specific skills)への過度の依存一般技能(general skills)の相対的軽視の結果として理解できる。パーソル総合研究所2024)の分析では、転機における学習度合い(「転機学習度合い」)が学歴関係なく、個人年収や職位と正の相関を示すことが確認されている。

6.2組織学習理論適用

Argyris and Schön(1978)のダブルループ学習理論観点から、ミドルシニア層の活性化には既存の行動パターン価値観の根本的な見直し必要である。パーソル総合研究所2022)が指摘するように、「管理職気合根性指導しろ」とは言えず、心理学などのロジック考慮したコミュニケーション必要である。​

---

7.社会経済インプリケーション

7.1人口動態変化との相互作用

内閣府2023)の推計によれば、2025年には65歳以上人口が総人口の30%を超える超高齢社会が到来する。この状況下で、40-60代の生産性低下は国家レベル競争力低下に直結する。OECD2023)の報告書でも、中高年労働者パフォーマンス維持が先進国共通課題として位置づけられている。

7.2労働政策への示唆

労働政策研究・研修機構2022)は、ミドルエイジ層の能力開発について、「アップスキリング」(現在仕事関連)と「リスキリング」(転職キャリアチェンジ関連)の体系的な区別重要性を指摘している。前者が71.1%後者が47.0%という実施率の差は、既存職務への適応偏重した能力開発の現状を示している。jil+1

---

結論:複合的危機への統合対応フレームワーク

本稿の分析により、45歳前後サラリーマン経験する能力低下現象は、以下の多層的要因の相互作用として理解されるべきことが明らかになった:

6.制度的要因日本型雇用システム構造矛盾

7.認知的要因スキル陳腐化と学習性無力感

8.組織的要因役割曖昧性とアイデンティティ危機

9.社会的要因世代間格差技術変化への適応困難

10.経済的要因:人的資本価値減衰と労働市場の二重構造

冒頭の証言にある「間に合わせの資料で誤魔化している」「10年前の百分の1くらいのパフォーマンス」という状況は、個人怠惰能力不足ではなく、システム全体の機能不全の症状として位置づけられる。

効果的な対策には、Senge(1990)の学習する組織理論に基づく組織変革、人的資本理論に基づく継続的能力開発システム、そして社会保障制度を含む包括的制度設計の同時実施必要である特に重要なのは個人自己責任論を超えた社会システム全体の再設計である

将来の研究課題として、AIデジタル技術の急速な発展がミドルエイ労働者に与える影響の定量分析、および効果的な介入プログラム実証評価が挙げられる。

---

参考文献

  • Becker, G. S. (1964). _Human Capital: A Theoretical and Empirical Analysis_.Chicago: University ofChicago Press.

  • Milgrom, P., & Roberts, J. (1992). _Economics,Organization andManagement_. Englewood Cliffs, NJ: Prentice Hall.

  • Seligman, M. E. P. (1972). Learned helplessness: Annualreview of medicine. _AnnualReview of Medicine_,23, 407-412.

Permalink |記事への反応(4) | 16:15

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-16

anond:20251016221136

規格を統一すれば、どのPCならゲーム動作して、どのPCだと動かなかった、みたいなトラブルがなくなる

PCゲームをすると、動かなくても買った側が自己責任にされてしまうけど、

ゲーム機だと売った側が悪いことになるわけで…

これ

PCゲームする気にならない理由はこれにつきる

Permalink |記事への反応(1) | 22:14

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp