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2025-12-16

すみっコぐらし公務員副業 後編

(前回)https://anond.hatelabo.jp/20251216080534

けっこう書いてきたけど、最後に2つだけエピソードを挙げたい。俺のエピはもう飽きたと思うから個人的にこれまで気になった、"尖がっている"職員を2人分紹介する。

いずれも千字程度で収める。すでに退職してる人達だけど、最低限のプライバシーには配慮させてもらう。性別がわからないよう、全員さん付け表記する。

一人目は能力が低い系の職員Aさんだ。当時は50才もつれ。

Aさんとは、不動産関係部署で一緒だった。事務仕事をしている人。

この人は、能力が極端に低いタイプだった。低さの感じとしては、事務自体は進めることができるのだが、ニガテな仕事は極限まで放置だった。

例えば、地元住民から何がしか仕事の依頼があっても、ニガテな分野だと永遠に放置したりする。いや、本当にそうなのだ放置。それで、最後は窓口でとんでもなく怒られて、同僚や先輩がフォローする。かくいう俺もそのフォロワーだった。

ある時などは、上位組織である都道府県が絡んでいる住民関係仕事で……どんな業務だったか、確か「○○のインフラをきれいにする」という趣旨契約書(のようなもの)を三者で締結する。

それで、その○○のインフラ市民団体民間企業がきれいにすることを前提に、事実上ある程度独占使用できるようになる。そういう制度だったはず。

ちなみに民間企業がこの活動をすると、(一般競争入札)総合評価落札方式において、最初から+3~5点ほどの加算になる。勝負どころの入札においては強い加点である

つまるところ、上の仕事というのは、公共インフラを官民共同で維持管理していくための制度だ。

もう想像はつくだろうが、そのAさんは、ある市民団体から受け取った契約書を……約五か月もの放置していた。机の中に仕舞っていた。それである日、県とのやり取りの中、異変に気付いた団体クレームを入れてきた。いや、こっちが完全に悪いんだけど。

上司が平謝りしていたのを覚えている。神奈川県にも直接抗議文が出されたんだっけ。そして、そのAさんなのだが……実は、何の処分も受けてない。戒告すら受けてない。厳しめの注意だけだ。

Aさんは、いわゆる無能キャラだった。みんなそういう風にAさんを見ていた。それくらい馴染んでいた。まさに"すみっコぐらし"。

下手に注意しても逆効果になるという理由で、先輩や上司もAさんを厳しく扱うことはなかった。公務員能力不足で退職させるというのは不可能である

喩えで話そう。はてな民の半数程度は興味があるであろう『パズル&ドラゴンズ』、通称パズドラで言うと……十年以上前は、ドラゴン天使悪魔騎士みたいなやつがエースだったと思う。それが時代を経るごとに、シンプル絵のトリッキーコンボ7倍カードなどに置き換わって、今になると、すっかり萌えカードが最強格になっている。

パズドラにおいて、十年前のエースカードVS最新の萌えカードだと、前者の勝率は0%と言っていい。公務員をクビにするというのは、それくらい不可能に近い。わかっていただけたと思う。



二人目のCさんは、正統派の訳アリ職員である

この人は不動産部署のはす向かいで働いていた。数ある建設不動産分野の中でも、建築ポジションの人だった。当時の俺よりもかなり年上。専門学校を出た後、技術公務員として研鑽を積み重ねて今に至る。複数の難関資格持ち。

役職主任主査級。「公務員業界ではここまでは自動昇進。だから実質的にはヒラ職員!」と本人が零していた。

この人には口癖のようなものがあった。いくつか挙げてみたい。

人生何事も余裕が大事。常に3~4割の力で働くべき」

「世の中には仕事より大事なことがたくさんある」

公務員仕事趣味としてやってる」

「人の一生は短い。嫌な奴とは仕事でも距離を置け」

自分にできることとできないことを区別する。できないことは気にしない」

といったものだ。民間では信じられないと思うが、Cさんは堂々とこれらを主張していた。

特に、一番目である。この人は普段仕事中はゆっくりまったり~に見えていたし、実際そうだった。けど、俺が見た数少ない場面では……厳しい局面が近づくほどに、少しずつ力を出してるように見えた。まぎれもない実力者だった。

ある日の早朝、一緒に現場に行くことがあった。朝八時に「増田君。そろそろ車に乗ろうか」と言われて準備してると、Cさんのいる建築部署電話がかかってきた。

最初はCさんの部署の若手職員対応していたが、事務職員では埒が明かず、建築技師であるCさんに電話が回ってきた。電話の子機がスピーカーモード?になっており、声がよく聞こえた。

どうやら、建築会社作業員からクレームのようだった。内容はうろ覚えだけど、こんなやり取りだった。

ハイ建築指導課です。どういったこと?」

現場の中に入って、○△設備番号の標識下水道関係)が知りたいけど、資材や警備施設があって入れない。いつになったらここが開くのか」

「んん、あと数時間は開かないのよ。自分らがこれから現地に行って、トラブル対応調査をして、それから業者が入る」

「いや、役所さんから聞いてないし」

「それは、役所が言うことじゃなくて、元請けから聞いておくことやない?とにかく後にして」

「あ。お前、何いうとんや。こっちは仕事やぞ。現場の鍵開けてくれや」

「開きませんね」

あぁ!?なんじゃお前。公僕が。その失礼な対応なんや

「黙れ。お前どこの会社や!」

「……」

「お前どこの会社やて聞いてる。失礼なのお前やろ」

「知らんよ」

「知らんわけなかろう。答えんかったら警察通報すんぞ。または会社突き止めるからな。覚悟しとけよ(^^)」

「……竹中工務店です」

「そこの社員さんには見えん、特にあんたの態度は。もういい、こっちが行くからそこで待っとれ。現場で話そうや。簡単なことやったら入って調べたる」

※実際は竹中工務店ではなく、下請の会社と思われる。彼は電話を切った後で退散したもよう

ただの乱暴者に見えるけど、Cさんの対応は演技だった。普段はこんなこと絶対に言わない。よくご飯を奢ってくれる、ニコニコおじさんである

土木建築部署だと、荒々しい気性の住民企業と接することが多い。CAD図面を引ける人も必要だけど、Cさんみたいなキャラクターも必要である。いろんな意味現場に強い人が。コンクリートにも人にも対応できる人材である

ついでに、Cさんは英語が話せた。現場外国人労働者外国人住民と会話しないといけない時に心強かった。ただ……あの電話の後で、一緒に車で現場に行く時にCさんが言っていた。

増田君。爪は隠せよ。爪が立派だと昇進してしまう。ワシみたいに、爪をうまく隠すと昇進もせんでいいし、楽や。いいか、人事課はな。俺が英語を話せることは知らん。もし英語話せることが知られたら、○○ちゃんみたいに辛くなるやろ~!(※)。ほかにも爪はあるけど、若いから必死に隠してきた。増田君もまあ……うまくやれ。今の時代係長次長課長なんぞに昇進しても、ええことないぞ」

※Cさんと同じ部署20代英語を話せる女性職員がいたが、英語関係事務分掌が増やされてストレス過多となり退職した

Cさんの意見は一理ある。ただ、自分社会のために働けているのも大事なことだと思うので、そこは個々人の判断だと感じる。ところで、Cさんが入庁十年目で一級建築士資格を取った時も、その後さらに十年以上職場に報告してなかったらしい。

Cさんによると、昔の課長クラスというのは、今よりも権限があって、待遇がよくて、尊敬されて、退職金は四千万に届くほどだったという。今では課長級の職員でも退職金は三千万にすら届かない。今、静かな退職とか、出世しない生き方流行ってるけど、Cさんはとっくの昔にその領域に達していた。

自分の実力を隠す」という観点だと、『葬送のフリーレン』に出てくる魔術師キャラは、自分の魔力をセーブしてるだろう。全員じゃないけど。Cさんも、そういう考え方の亜種なのだと思う。

Cさんが羨ましい限りだった。

今の俺は、中途半端立場だと思う。あと数年経つと、同世代でも係長になる人が出てくる。俺がいる部署のものの庁内序列は、真ん中くらいと思われる。可もなく不可もなく。ということは、自分もいつかは昇進するかもしれない。

ぶっちゃけ、「こいつは昇進させたらダメだろ🤣」という人でも昇進している。それで、多くの場合は途中でやらかして下の立場に降格になったり、降格しなくても――生涯教育とかスポーツとかごみ環境とか防疫とか農林業とか道路維持とか、人気のない部署左遷されて万年係長として過ごす。

俺がどうなるかなんてわからないけど、ひとまず昇進は遅れさせるよう今から努力している。やっぱり、コツはCさんだと思う。

自分はこういう人間なんです」って、恥ずかし気もなくアピールできて、それで周りからしりを受けても、堂々としていられるような――そういう人間になりたいと、Cさんと一緒に仕事をしていて感じた。



いろいろ書いてはきたけど、なんだかんだでこの仕事を気に入っている。ずっと続けていきたいと思ってる。もしお金持ちになれたとしても、ずっと続ける。

増田と一緒に仕事するのは嫌だ」という人は今の職場にもいるけど、気にならない。公務員に向いてない自分自身が気に入ってる。今現在査定も、一応は標準以下という感じである査定シートだと「能力が高い面はあるものの、性格や人柄に難がある」んだってさwww

それでいい。そういう風に生まれてなかったら、俺が『たましいの仕事』をこうして持てることもなかった。こんな風に俺自身を創ってくれた天に感謝してる。

このあたりで終わりにする。

多分特定まではされないだろう。別にされてもいいけどな。それくらいじゃ公務員身分はビクともしないし、処分を受けても戒告くらいである。

公務員してる人はわかると思うけど、公務員ってさ、『無敵の人』の亜種だよなマジで

最後まで読んでくれてありがとう。これにて増田を閉じます

公務員の人がいたら、コメントもらえると嬉しいです。

アンチの人も意見があれば是非コメントお願いします。必ずぜんぶ読ませてもらいます

Permalink |記事への反応(2) | 20:14

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30代前半男による女オタク世代観察

初音ミク結婚した男性に似ている30代男性オタクです。

中学の頃からジャンプ感想を言い合うオタクグループにおり、「オイィイイイイ!」とツッコミを入れる新八腐をリアルタイム経験してきました。

宮崎勤事件から時間が経っていたからかオタクへの差別特に経験しておらず、一軍から攻撃を受けることもなく男女混合の陰キャグループでデュフデュフと生きてきました。

妻が「ソシャゲもあまりやらなかったし、もうVTuber界隈に全くついていけない。オタクとか女オタクと括られても、最近オタク女の子たちはもうよく分からない」と言っていたので、なんとなく自分認識範囲をまとめてみました。

 

第一期:紙媒体即売会期(1975~1994年頃)ど真ん中世代の現在の年齢は50歳前後

技術基盤:個人での紙同人誌出版が唯一の発表手段コミックマーケット1975年12月21日に開始し、1980年代後半に『キャプテン翼』(1981~1988年連載)の二次創作やおい/BL同人誌の隆盛を牽引。

文化的特徴:印刷製本搬入という高いハードルがあり、参入できるのは相応の熱量資金を持つ層に限られた。このため「女性オタク腐女子BL愛好者)」という等式がほぼ成立し、男女カップリング相対的に影が薄い状態だった。

世代象徴する代表的IPキャプテン翼聖闘士星矢機動戦士ガンダム

 

第二期:個人サイト期(1995~2005年頃)ど真ん中世代の現在の年齢は30代後半

技術基盤:インターネット普及により個人サイトでの創作発表が可能になった。夢小説1995年からネット上で確認され、cookie/JavaScriptによる名前変換技術が読者参加型創作を加速させた。

文化的特徴:Web公開により印刷コスト遠征コストといった参入障壁が下がり、これまで存在感が薄かった男女カップリング愛好者と夢女子可視化された。

世代象徴する代表的IPテニスの王子様NARUTO鋼の錬金術師

 

第三期:SNSプラットフォーム期(20062014年頃)ど真ん中世代の現在の年齢は30歳前後

技術基盤:Twitter20063月誕生)、pixiv2007年9月開始)により、個人サイトを構築せずとも作品投稿交流可能に。

文化的特徴:投稿プラットフォームの整備で創作交流の敷居がさらに低下し、BL・男女カプ・夢小説それぞれのコミュニティが並立。

ただしキャプテン翼の頃から変わらず「少年向け原作女性が消費」の構図は継続し、竜崎桜乃テニスの王子様)や井上織姫BLEACH)など原作ヒロインへの批判的言説が続く。

世代象徴する代表的IP銀魂家庭教師ヒットマンREBORN!黒子のバスケ

 

第四期:スマホ女性向けIP期(2015年現在)ど真ん中世代の現在の年齢は20代

技術基盤:スマートフォン普及とアプリストアの成熟により、ブラウザ/アプリゲーム日常接触メディアになる。『刀剣乱舞ONLINE』(2015年1月)、『あんさんぶるスターズ!』(2015年4月28日)など女性向けイケメンIPが相次いで登場。さら2018年頃にはVTuber配信プラットフォーム側でカテゴリ化され、ドルオタ文化ジャニーズK-POP)との融合が進む。

文化的特徴:最初から女性ターゲット設計されたイケメンIPが充実し、「少年向け原作女性が消費」をやらなくてもよくなった。そもそも作品女性キャラ存在しないことにより、女性キャラ叩きが発生しなくなった。男性配信者・男性VTuberへのガチ恋ナマモノ実在人物二次創作など半生(半ナマ領域が拡大し、ジャニオタK-POPオタといったドルオタ文化女性向け二次元オタク文化境界曖昧に。多様な推しスタイルが並立する状況となった。

世代象徴する代表的IP刀剣乱舞あんさんぶるスターズ!ヒプノシスマイクディズニーツイステッドワンダーランドにじさんじ

 

第一期と第二期の間がかなり飛んでますね。世代的に第一期の認識曖昧で、よくわかっておらず。キャプテン翼BL同人誌編集者に怒られた件しか把握していなかったりします。

多分、30代についての認識が一番濃い。リアルタイムに女オタクから話を聞いていたので。あと普通感想に割り込むようにして桜乃や織姫、その他の女キャラへの叩きが書き込まれていたのは自分自身の不快記憶でもある。

第四期については、これまたかなり広い領域をひとまとめにしてしまっている。ソシャゲ期と配信期に分けても良かったかもしれない。

あと妻の話によると、自分たち世代は「架空ホモに興奮するキショキショオタクのウチら」という自虐ムーブが染みついているが、近年は腐女子ではなく「Shipper」を自称してポリコレ準拠文化的趣味としてBLを嗜もうとする出羽守性を持ったBL好き勢力結構な勢いで台頭しており、自虐ムーブはいにしえのオタクの振る舞いなので批判対象である、そうだ。この辺りもSNS海外と繋がることにより文化面での影響があったということなのかもしれない。

世代当事者的な意見、あるいはもっと世代が上の人、下の人から解像度が高い意見を聞いてみたいものだ。

Permalink |記事への反応(2) | 16:35

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すみっコぐらし公務員副業 中編

(前回)https://anond.hatelabo.jp/20251215223916

つのエピソードを話したけど、俺はこういうタイプ人間だ。

仕事は正直したくない。査定が低くてもいい。"すみっコぐらし"がいい。それで毎日早く退庁して、自分にとっての『たましいの仕事』をするのである。なお、たましいの仕事内緒だ。絶対身バレするので。俺だって処分戒告は怖い。

ただ、人生はわからない。例えば、一番最初に配属された住民税部署で、俺は低い査定を受けた。先ほど書いたとおりである。それは当然であり、課長に嫌われたらそんなものだ。

課長」と書いたけど、従業員千人以上の会社だと、民間企業事業部長~本部長=地方公務員課長 くらいの扱いである。多くの地方役場では、最低限の決裁権を有した課長になるのは50代以降。行政権力を振るうにあたっては、相応の年齢や職務経験を要するという考え方である

若いうちから活躍したい人には厳しい業界である

でもさ、考えてもみなよ。若いうちから活躍しなくてよくて、定年までほぼ確実に勤め上げることができる組織の方が、社会人生活トータルでは幸せだと言えるのでは?

今の時代、超大企業でも査定が低い人は出向→転籍コンボ☆で片道切符になり、年収も大幅ダウンになる。それを考えると、公務員業界って、古き良き日本企業文化が残っている。

例えばビズリーチなどの転職サイト登録すると、求人側の企業PRでこういった文言が並んでいる。

「年齢や社歴に関係なく、実力次第でキャリアアップ

「常に新しいことに挑戦できる環境

あなたの成長を加速」

「常に刺激を受けながら成長できます

あなた情熱アイデアで、新しい価値創造

とかあるけどさ、別にそんなことしなくていいんだったら、そっちの方がいいんじゃないか。成長って、しなければならないからするのであって、しなくていいならそれに越したことはない。

社会人として成長しなければいけないのか?」という視点から物事を考える必要がある。これからはそういう時代かもしれない。少なくとも、公務員業界ではそれが可能である身分保障があらねばならない職務性ゆえに、どんな人でも無能理由にクビを切られることはない。

さてさてさて。でもなぜか、公務員人生の二部署目は……広報企画だった。

戦略とかプロモとか、仰々しい名前が付いてる部署だ。そこで広報グループの一担当者になった。例えば東京豊島区だったら、『広報しま』というのを月イチで発行してる。あなたがお住まい自治体でもそうだと思う。

ここでの数年間は、広報企画最前線で働いていた。ほかの比較的若手の職員達と一緒に。月に一度は上司と一緒に総務局長や副市長のところに行って、広報誌の内容を説明していた。

今これを読まれてる公務員や元公務員は「!?」と思われたのでは。どこの官公庁でも、広報誌を作る部署というのは、いわゆる花形ポジションである。優秀だと判断された人材がそこへ行く。

俺の査定は、自分でもわかってる。低い数字だった。マジのマジで標準以下。まあ、人事評価数字≠実際の処遇ではあるけれども。それにしても、なんで……と思ったが、思い当たるフシが2つだけあった。

ひとつめ。前の部署(住民税)から1人、若手職員を出して広報企画委員会に参加させないといけなかった。それで俺が選ばれて、その委員会の中で広報記事アイデアを出したり、交代でFacebookに市内名所の記事投稿していた。

ふたつめは『たましいの仕事』に関係する。公務員業界で言うと、社会教育生涯学習の分野である

自分自身の詳細な経歴や所属先を人に話したら「すごいね」と言ってもらえることが多い。特にじいさんばあさんの世代がそうだ。

俺は公務員仕事はできないけど、そっち方面の才能があった。それで、高校生大学生の時に、今勤めている市役所市長表敬訪問したことがある。指導者と一緒に。そして広報誌にも載った。

その頃の記録や記憶役場に残ってたんだとしたら、俺が評価を受けた理由がそれである。一部署目の上司パワハラで有名だったのもあるかも(ストレス耐性を評価された)。

ただ、広報部署でもダメダメだったんだよな。

広報記事アイデアは出せる方だったし、アイデアが枯渇したことは一度もなかったけど、それでもほうれんそう関係で失敗を繰り返した。仲間にも責められた。「やる気あんの?」ってさ。

「信頼されなくていいし、誰からどう思われてもいいですよ。やるべきことをやるだけです。結果が不合格でも悔いはないです」と返すと、「なんで?理解できない」って、ある先輩は言うんだ。

それで、いろいろ言い合ったけど、最後に言ってやったよ。

「誰かの悪口を言ったり、言われて気にする人ってのはね。自分に自信がないんです。自分自身を信じられる人だったら、ほかの人の意見は気にならない。それまでの人生で、自分自分を愛せるだけの自己確立してるんです!」って言った。あの頃は若かった!!笑

そしたら、その先輩は「頭がおかしい。基地外だよ」と言った。その直後、広報担当主査に注意されてたけどな。「不適切言葉を使うな」って。公務員仕事中にそんなこと言ったらダメだろ。

なお、その先輩は、俺より何個かだけ年上だったんだけど…とある職員が『旧約・新約聖書』を机の上に置いてたのを見て、「ああいうのを読む人は頭がおかしい」という発言をしていた。



自身の考え方を要約すると、「いろんな社会での自分を持ってた方がいい。リスクヘッジのために」ということだ。会社大好き人間仕事に全振りした結果、運悪くやらかして居場所なくしたらさ……自殺とかしたくなるんじゃないか

でも、いろんな社会での自分がいれば、そういうことがあっても大けがを負わない。だから俺は、『お金を稼ぐための仕事である公務員仕事とは別に、『たましいの仕事』を持ってることを大事にする。

参考までに、元厚生労働省事務次官である村木厚子さんの文章引用する。『日本社会の病を考える』という新書から

「杭の話」が日本組織に教えること

 間違った、失敗した。そう思っても、引き返せないということが、まま起こります。私の事件の時もそうでした。なぜあの時、検察は、何度もチャンスがあったのに、引き返せなかったのか、裁判が始まって、証拠の不備をさんざん突かれたにもかかわらず、それでも検察最後に、私に一年六月求刑しました。恐らく検察組織の中でも、特捜事件花形なのでしょう。そして間違ったと思っても、組織の中にいると、なかなか立ち止まれない。いったん組織として方針が決まって動き出してしまうと、その電車を止めるのも、自分だけ飛び降りるのも難しい。とても勇気がいるということです。

 そんな時、杭の話が役立つかなと思うのです。この杭の話は、昔、なぜ仕事と家庭生活の両立が必要なのか、なぜ労働時間の短縮が必要なのかと聞かれた時に、私がよくしていた話です。今の「引き返せない」という話にも通じるところがあるのではないかと思います

 大きな池があります。池の真ん中には杭が一本あります。一本の杭に両足をそろえて立っているのは不安定から、いつか池に落ちるのではないか不安です。でも、杭が二本あれは安定します。三本あれば、安定するだけでなく、動くこともできます

 仕事だけという生活はすごく危なくて、一本の杭に両足を乗せて立っているようなものです。そこだけが自分の全世界だと思ってやっている。でも、杭にしがみついている限りは見えないかもしれないけれど、視点を変えて、あたりを見回してみたら、二本目の杭、三本目の杭が見つかるかもしれません。

 仕事だけでなく、家庭生活とか、住んでいる地域のこととか、遊びや趣味世界とか、全く別の世界が周囲にはある。それに気づくことで、視野が広がり、自分も楽になる。そういう話ですが、これは組織の中にいて、ある部分しか見えずに引き返せない人たちにも通じる話ではないかと思います

 私の事件の時の検事たちも、途中から、こんなことやっていていいのか、このまま進んでもいいのかと思いながら、結局は、一本の杭の上に立ち続けていたわけです。日大アメフト部相手チームの選手に反則行為にあたる激しいタックルをした学生も、プレーした時までは、ずっと一本の杭の上に立っていたのでしょう。けれども彼は自分で会見をして、謝罪をして引き返した。学生が一人で会見をしたのはすごいと思います

 きっとそれまでは、一本の杭が自分の全世界であり、そこから落ちたらどうしようと思っていたのではないでしょうか。だけど思い切って杭から降りてみたら、地面があった。別の杭もあった。一歩足を踏み出してみたら、実は向こうにも杭がもう一本あった。なんだ、自分がこれまでやってきたこと、培ってきた価値観は間違いだった。そう思ったのではないか、と想像するのです。

 もちろん、全世界だと思っていた杭から足を踏み出すのはつらかったと思うし、苦しかったと思う。でも、自分はこんなことをやっていていいのか、このままでよいのかと思いながら一本の杭の上に立ち続けていることが、果たしてしかたかは大いに疑問です。 P.110-112



さっきの先輩や別の上司に言われたことがある。「あなた、この仕事趣味でやってるの?」ってさ。

その場で言ってやったよ。「趣味じゃないですよ。公務員副業でやってるんです」って。

その時は、なんとなく返答しただけだった。無意識だった。特に考えはない。

でも、今ではわかる。俺にとっての公務員仕事は純然たる『副業である。あの広報担当をしていた頃も、もちろん今だってそうだ。

こんなことを書いてると、「公務員本業に専念してくれ」というブクマコメントが飛んできそうだ。でも別にいいじゃん、税金給料もらってようと、営利活動利益から給料もらってようと。お金に色はない。どっちでも一緒だ。

最も重要なことだが、日本憲法はその第22条で職業選択の自由保障している。憲法地方公務員であるのは言うまでもない。

自分自身生き方について、考えていることがある。

とある小説に、こういう台詞がある。

たか田舎権力を持っただけの自分が、たか人間がつくったルールを破ったとて、所詮はいと小さきことにすぎない。神の創られた天の星も山も森も、微塵も影響されていないではないか

はてな民は出典小説まで含めて気が付くだろうけど、上のセリフ典型的詭弁なので注意。「盗人猛々しい」とはこのことである。※悪徳の栄え

ただ、俺の心境はこれに近いものがある。俺は、俺自身ルールで生きて、すべての責任を引き受ける。そういう生き方理想である

さて。広報部署には3年残留した。俺にしてはいい方である。その次の部署はいわゆる原課だった。広報企画みたいなスタッフ部門じゃなくて、事業をする部署である

上のエピソード2.で書いた建設不動産部署に異動になった。その部署には長いこと居座った。人事課から向いている判定を受けた可能性が高い。その判定を受けると、公務員でも3年異動ルール例外になる。

戸籍・税務・福祉だと、長い人だと十年選手がいる。彼ら彼女らは、専門職枠として認定を受けたのである。そんな影の制度がある理由は、弁護士を含んだ士業の人達渡り合う必要があるからだ。

これは蛇足になるが、戸籍部署を通り過ぎる時に見たことがある。弁護士の人が委任状?を持って、依頼者の離婚した元妻の子の住所を調べにきたのだが……戸籍部署職員が職権で拒否してトラブルになってた。

はてな民の人は、「そんなことしていいのか?」と思われるかもしれないが、実際できるのである法律にも「職権で回答しないことができる」旨が書いてある。警察からの照会であろうと拒否可能公務員業界では、「戸籍税金道路は強い」のである

ただし、弁護士からの照会を拒否するなど、特別措置をするにあたり、法律面をクリアーしているか判断をするために専門職枠の職員必要なのである

(続き)https://anond.hatelabo.jp/20251216201430

Permalink |記事への反応(2) | 08:05

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2025-12-15

社会人になってからガチでハマったことってある?

僕は、ロードバイクにハマった。

あれはホントガチだった。命かけてた。死ぬほど走って、本当に死ぬかと思うほどの激坂心臓死ぬのでは?と言い出しかねないほど激しく動かしたりした。

あれは本当の本気だった。大人の本気って怖いな、と思ったりした。

30歳のときロードバイクを買った。

特に深い理由があったわけではない。世の中の多くのことと同じように、このロードバイクも、僕が何か重要決断をしたというより、むしろ、そういう瞬間が自然とやってきたというだけだ。

妻は、最初、その購入に反対しなかった。ただし、あからさまに賛成もしなかった。その曖昧さが、実は妻の最大の抵抗だったのだと、今になってわかる。

運動するのは、いいと思うよ」と妻は言った。

その言葉には、何か別の意味が含まれていた。それは、「あなたは、何かしなければならない」という、一種同意と、同時に「でも、それが本当に大事なのか」という疑問も含まれていた気がする。

ロードバイク世界は、僕にとって、全く新しい世界だった。

自転車屋に入ると、店員が何かしら説明をしてくれた。フレームとは何か。ホイールとは何か。ギアとは何か。

最初は、僕はそれを、ただ聞いていた。聞いているだけで、理解していなかった。理解しようとも思わなかった。

だが、何度か通ううちに、その説明が、実は複雑な体系を持つ一つの言語だということに気づいた。

それは、まるで、異なる次元言語のようだった。この次元では、「速さ」とか「軽さ」とか「登坂性能」といった言葉が、非常に重要意味を持っていた。そして、それらの言葉を組み合わせることで、ある種の世界観が形成されていた。

僕は、その世界観に、徐々に引き込まれていった。

最初に乗ったロードバイクは、50万円だった。

給料の一月分。妻に報告したとき彼女沈黙は、今でも覚えている。

沈黙というのは、言葉よりも饒舌だ。

妻の沈黙は、「あなたは何をしているのか」という問いかけを含んでいた。あるいは、「あなたは、本当にそれが必要だと思うのか」という問いかけかもしれなかった。

だが、僕は、その問いかけに対して、答えを持っていなかった。だから、答えないことにした。

答えない。ただ、その質問を受け流す。それが、大人作法だと、その時点では思っていた。

ロードバイクに乗り始めると、世界が変わった。

いや、世界が変わったのではなく、むしろ世界の見え方が変わったというべきかもしれない。

河川敷を走る。時速20km。のんびりとしたペースだ。

だが、その中で、僕は何かを感じていた。それは、何か別の時間を感じることだった。

会社での時間は、常に「何かのための準備」である明日のための準備。来月のための準備。老後のための準備。

だが、ロードバイクに乗っているとき時間は「今」だけだった。

今、この瞬間の心臓の鼓動。今、この瞬間の脚の痛み。今、この瞬間の息切れ

その「今」だけが存在していた。

やがて、僕は「より速く」「より遠く」を求め始めた。

それは、自然な流れだったのだと思う。いや、むしろ必然的な流れだったのかもしれない。

人間は、ある一つのことに没頭すると、必ず「次のレベル」を求める。それは、欲望ではなく、本能だ。

トラバというアプリダウンロードした。走行データを記録するアプリだ。

そこに記録される、セグメント(特定区間)ごとのランキング県内で何位か。全国で何位か。

そのランキングが、僕に対して、常に「もっと速く走れ」と語りかけてくるようになった。

それは、静かな圧力だった。言葉ではない。ただ、数字による圧力

妻は、気づいていたのだと思う。

「また走ってるの?」

その一言が、段々と、痛ましい質問に変わっていった。

「帰り、遅い」

「また、バイクのパーツ買ってる」

子どもが、お父さんと遊びに行きたいって」

言葉たちが、積み重なっていった。

だが、僕は、それらに答えることができなかった。答えたくもなかった。

なぜなら、答えることで、自分が今していることの矛盾に直面しなければならなかったからだ。

走行会に参加するようになった。

地元ロードバイク好きたちが集まり、一緒に走る。

最初は、初級コース。だが、数ヶ月後には、上級コースに参加していた。

心臓が、飛び出しそうなペースで、激坂を登る。

脚が、もう限界だと叫んでいるのに、その先の何かが、「もっと頑張れ」と言い続ける。

それは、自分自身の声なのか、それとも、誰かの声なのか、もう分からなくなっていた。

その走行会で、出会った人がいた。

40代の男。その人も、僕と同じように、何かに取り憑かれている顔をしていた。

走り終わった後、その人が言った。

ロードバイクって、死と隣り合わせだよね」

僕は、何も返さなかった。

「走ってるとき、何か起こるかもしれない。心臓が止まるかもしれない。車が来るかもしれない。足が攣れるかもしれない。でも、その危険の近くにいることが、実は、生きている実感を与えてくれるんだ」

その人は、远い目をしながら、そう言った。

その瞬間、僕は思った。

「あ、この人は、僕と同じ世界にいる」

ある日、倒れた。

激坂を登っているとき

心臓の音が、規則正しくない。バクバクという音。

一瞬、「ああ、これで終わりかもしれない」と思った。

その瞬間は、不思議なことに、恐ろしくなかった。むしろ、何か自然に思えた。

肩に座った。心臓の音は、ゆっくり戻ってきた。

空は青かった。雲が、ゆっくり動いていた。

その風景を見ながら、僕は思った。

「あ、俺、本当にやばかったんだ」

妻が言った。「このバイク、売ってよ」

その一言は、他の言葉と違っていた。感情的ではなく、淡々としていた。

その淡々とした語調の中に、妻の疲労が満ちていた。

僕は、その瞬間、自分が何をしていたのかに気づいた。

自分は、世界と妻と子どもから、逃げていたのだ。

ロードバイクという、別の次元に逃げていたのだ。

バイクは売らなかった。

ただ、走る距離を減らした。週末だけ。1時間程度。

走行会も、やめた。

だが、ロードバイクは、今も玄関に置いてある。

土曜日の朝、僕は乗って、近所を走る。

もう、「死と隣り合わせ」の感覚はない。

だが、その感覚を完全に失ったわけではない。どこかで、それは存在している。

それは、たぶん、人間が一度何かに本気で向き合ったとき、そこに残される痕跡なのだと思う。

完全には消えない。ただ、遠ざかるだけだ。

大人になってからハマることの怖さは、そこにあるのだと思う。

子どもは、飽きる。ブームは去る。新しい関心が現れる。

だが、大人は、一度本気になると、それが人生のものになってしまう。

そして、気づいたときには、周りにいる人たちから、遠く離れてしまっているのだ。

戻ってくることは、できる。でも、完全には戻ってこられない。

そこに、大人の本気の怖さがあるのだと思う。

Permalink |記事への反応(3) | 19:49

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デートの時に奢らない男って何考えて生きてきたの?

冒頭から単刀直入に言う。

割り勘にする男は、想像力が欠如している。

もしくは、自分が「完成された芸術作品」を目の前にして、入場料すら払わずに鑑賞しようとしている自覚がない泥棒のどちらかだ。

先日、そこそこ有名な企業営業職だという男性食事に行った。

会計の段になって彼が放った「あ、ここは俺多めに出すから3000円でいいよ」という言葉を聞いた瞬間、私の脳内で何かがプツンと切れる音がした。

多めに出す? 3000円でいいよ?

違う。そうじゃない。

私がこの席に座るまでに、どれだけのコストと労力をドブに捨てて、さらに金を積んでここまで来たと思っているんだ?

あんたが見ているその「可愛い私」は、天然素材じゃない。莫大な資本時間を投下して作り上げられた、高度経済成長期のビル建設並みの建造物なんだよ。

その内訳を、骨の髄まで理解できるように、今日は極限まで細かく叩きつけてやる。これを見てもまだ「割り勘」なんて口が裂けても言えるなら、一生家でカップ麺でもすすっててくれ。

私があなたに会うための「総工費」内訳

いか、よく聞け。あんたが今日可愛いね」と言ったその顔面身体、そして雰囲気が完成するまでにかかった費用だ。

1. 基礎工事費(身体メンテナンス

まず、土台が整っていなければ化粧も映えない。ここは毎月のランニングコストだ。

【基礎工事・日割り小計:約2,180円】

※まだ家すら出ていない。息をしているだけでこれだけかかっている。

2. 外装工事費(当日のメイクアップ

次に、あんたの目の前にいる「顔」を作るための塗料代だ。デパコスなめんなよ。

顔面に塗られている総額、ざっと57,000円

1回あたりの使用量(消耗費)として計算しても、気合を入れた厚塗りデート仕様なら約500円分は顔に乗っている。カラコン代と合わせて850円

3.演出・装飾費(ファッション香り

ここが一番デカい。あんたに会うために「新調した」もしくは「選抜した」アイテムたちだ。

服と下着減価償却クリーニング代、使用料を甘く見積もっても、この日のための「装飾費」として3,000円は堅い。

一方、男性諸君の「総工費」はいくらだ?

さて、対するあんたはどうだ?

合計:ほぼ0円。

結論:「割り勘」は等価交換ではない

計算してみよう。

私がデートの場に現れるだけでかかっているコスト(日割りメンテナンス+当日の消耗品衣装償却分など)。

合計で、最低でも「約6,000円〜10,000円」のコストがかかっている。

移動の労力や、メイクにかける時間(時給換算)を含めればもっとだ。

私は「1万円の入場料がかかるエンターテインメント施設としてあんたの前に座っている。

対してあんたは、「維持費ゼロ空き地としてそこに座っている。

この状態で、飲食代1万円を割り勘(5000円ずつ)?

もしくは「俺が多めに出すよ」で3000円徴収

ふざけるな。

私が既に1万円分のコスト負担してこの場を華やかにしている時点で、あんたが飲食代の全額(例えば1万円)を払って、ようやく五分五分フィフティ・フィフティ)」なんだよ。

それでも私の準備時間労働)を考えれば、まだ男側が得しているくらいだ。

「奢られるのが当たり前だと思ってる女は無理」

なんて言う男がいるが、違う。

「金をかけて最高の状態に仕上げてきた相手へのリスペクトがない男が無理」なのだ

私が自分自身にかけている手間と金、その背景にある「あなたに少しでも良く思われたい」という健気な努力

それらを全て無視して、レジの前で小銭を数えるその姿。

それが、どれだけ女性の恋心を冷めさせ、「あ、この人は私の価値をその程度に見積もってるんだな」絶望させているか

奢らない男よ、頼むから一度、鏡を見て考えてみてほしい。

あんたは、隣を歩くそ女性の「総工費」に見合うだけの男になれているか

もしなれていないなら、せめて財布くらいは黙って全開にしてくれ。

それが、「高嶺の花」を摘もうとする男の最低限のマナーだ。

Permalink |記事への反応(0) | 03:14

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2025-12-14

人生には避けられない不合理や、

簡単には癒えない傷が含まれている。

それらをすべて社会の仕組みへと還元してしまえば、

自分自身省みる機会は薄れ、

他者と向き合うための視点も失われてしまう。

現代では「すべての意見尊重するべきだ」という考えが広く共有されている。

しかし、それが「どんな意見も等しく正しい」という誤認へ変わる瞬間、

真実は急速に不鮮明になる。

支持の数や声量は、

正しさを保証する指標ではない。

発言自由と、その結果を引き受ける責任は、

似ているようで本質的に異なる。

最も危険なのは

自らの理解限界に気づかないまま言葉を重ねることだ。

そうした無自覚発言が、

社会の亀裂を静かに深めていく。「努力」を含む日記

Permalink |記事への反応(0) | 22:41

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2025-12-13

低学歴はなぜ推し活を「させられる」のか

最近、「なぜ高学歴は『推し活』をしないのか」という記事がバズっていた。

高学歴推し活を「非合理なリソースの浪費」と切り捨てる、という話だ。

かに理屈はわかる。

しかし、地下アイドルに通ったことがある俺から言わせると、あれは半分正しくて半分間違えている。地下アイドル現場には高学歴も、医者弁護士といったステータスを持った人もいた。

正確にはこうだ。

高学歴は「推し活を選ぶ」

低学歴は「推し活をさせられている」

記事は「主体性の有無」が鍵だと指摘していたが、まさにその通り。

ではなぜ低学歴は「させられる」のか。

その前に、依存症ビジネスの話をしよう。

キャバクラホストクラブ典型的な「承認欲求販売業」だ。

高い金を払うことで若い美形の異性からチヤホヤしてもらえる。

あくまでも支払った金額の対価としてでしかないが、そこに依存してしまう人も少なくはない。

ホストクラブの高額な売り掛け問題は覚えているだろう。

そのため風営法規制されており、社会からは厳しい目を向けられている。

また似たようなビジネスとして、「地下アイドル」がある。

1000円払えば可愛い女の子名前を呼んで笑顔ハグしてくれる。

「○○くんがステージから見えて安心した♡」「○○くんがいるから生きていける」←これは実際に俺が言われたこ

現実世界で一生かけても絶対に言われない言葉を、金さえ払えば確実に言ってもらえる。

しかファンコミュニティの中では、学歴年収職業関係ない。

「どれだけ推しお金を使ったか」「どれだけ愛を語れるか」がステータスになる。

彼らが生まれて初めて「私はここで認められる」と感じられる場所だ。彼らは「存在価値」を買っていたのだ。

現実社会が与えてくれなかった「生きる理由」を、チェキ代を出すことで買うことができた。

話を戻そう。現代日本には「勝ち筋」がほぼ見えない層が大量にいる。

最終学歴高卒か専門卒かFランスキルコネも無い。

正社員になれず、障害者雇用枠か日雇いの、低学歴と呼ばれる人たち。

発達障害や知能境界の人もここに分類されることが多い。

要するに、社会的弱者だ。

彼らは日常的に誰かから責められ、誰からも認められない。

「私はここにいてもいいんだ」と思える場所が、どこにもない。

昔はそういう層が金を溶かす先は決まっていた。

ソシャゲパチンコ競馬風俗

どれも一時的ドーパミンは出るが、承認欲求は満たしてくれない。

「私はここにいてもいいんだ」と思える場所はどこにもない。

そこに目を付けた悪い大人がいた。「承認欲求販売業」という依存症ビジネスに「推し活」という名前を付けて全国展開してしまったのだ。

推し活をしていると思っている人はきっかけを思い出してほしい。

どうして「この子を推そう」と思ったのか。

X、TikTokYouTubeオススメまとめサイトランキング

「偶然の出会い」と思っているものは、全て誰かが設計したアルゴリズムと導線に乗った結果ではないだろうか。

最初の一歩から、逃げ場のない迷路誘導されていたのではないか

ターゲッティング広告に狙い撃ちされ、主体性の無さゆえにズルズルと深みにはまり、心地いいコミュニティに閉じ込められ、生かさず殺さず、ずっと搾り取られる。栄光浴で自分自身も優れた人間である勘違いし、他では得られない承認欲求を得るための、買える自尊心を購入するための代価として、推し活を「させられている」のではないか

自分で選んだ」と思っているかもしれない。

から推し活を叩かれると、まるで自分存在のもの否定されたように感じて発狂し、

推し活をバカにするやつは浅はか」と本気で思ってしまう。

なぜなら、推し活を奪われたら、次にどこへ行けばいいのかわからいから。

でも実際は、「選ばされていた」だけだ。

から見て、社会的弱者が身を削って貢いでいる姿は、ただただ気持ち悪い。

まるで新興宗教信者教祖に全財産を捧げているような光景だ。

実際、構造は完全に同じではないだろうか。

「ここにいれば救われる」「お布施すれば愛される」

違うのは、教祖若い美形だというだけ。

推し活」すること自体は悪いことではない。

しかし、推し活「させられている」人は、一度自分人生と向き合ってみたらどうだろうか。

Permalink |記事への反応(1) | 19:35

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高学歴芸人はなぜ信者を生み出してしまうのか

誰か研究して

基本的にはうっすらお笑い芸人馬鹿にしているから有名な大学名が出てくるとそのギャップでやられる

・「お笑い」という比較的接しやすい娯楽で、詳しくは分からなくてもなんか笑えれば自分自身も「わかってる」感を手軽に装える

高学歴芸人で笑える自分に目覚める、自分もその一部になったような高揚感(一方的帰属意識)

・「頭のいい人が言うのだから間違いない」という自尊心の低さから来る偽りの信頼

尊敬しているようで尊敬してはいない、結局無意識にうっすら馬鹿にはしている。だから支配的で押し付けがましくなる

書いてて思ったけど、別に高学歴芸人信者だけに当てはまることではないな。

Permalink |記事への反応(1) | 13:01

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INFPではなくINFJ

INFJと診断されると安心する私がいる。

いつまで診断を拠り所にしてんのよと思いつつ、何年経っても変わらない核みたいなものをそこに見ているのだと思う。

過去一度だけINFPと診断されたことがある。当時私は自分自身蔑ろしまくる生活をしていて、平たく言うと凹んでいた。だから妙に、INFPと診断されることを怖がっているのだということも分かってる。

つかこ分析ループから抜け出して、いや〜どうだっていいじゃんよと言い切れる自分になりたい。ちゃぶ台返したい。いつか、とか言ってるうちは、だけど。

Permalink |記事への反応(0) | 00:43

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2025-12-12

anond:20251211021922

自閉傾向から男、女、バイナリーすべてが集団名前を表す言葉に見えていて、そこに帰属意識がない。感覚経験より合理性よりだから性欲は薄く、一貫性ある思想的な立場としてフェミニズム賛同できる。でも現に存在するフェミニスト集団として活動してるものから仲間意識はない。同化強要してきて何かをするよう命令してくるのは嫌だから。そう言いたいんだろう。独立した自分自身性質として性とはなにかに迷ったというより、自分が属している集団女性で合っているのかに迷ったわけ。女性集団に属さなくても女性であることはできる。

Permalink |記事への反応(1) | 12:50

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ジークアクスとか水星魔女とか

自分自身ガンダムオタクではなくむしろガンダム知識は付け焼き刃程度しか知らないアニメ好きなんだけど

自分面白かったなと思って見てたガンダム作品世間から叩かれてるのを見ると自分感覚が人よりおかしい(違和感や駄目な部分に気付けない?)のかと思ってしまったりする。

特にタイトルの2作品個人的に気負わずに見れるエンタメ作品として好ましい評価をただけに

ボロクソに言われる様を見ると何がそんなに駄目なんだろうと不思議になる。

みんなはガンダムに何を求めてどこを見ているんだろう。

Permalink |記事への反応(12) | 11:13

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2025-12-11

anond:20251211135600

それはそう

増田が譲りすぎて増長した部分は間違いなくあると思う

ただ自分自身クッソ体力のない女なんだけど、体力ない女って多分男性想像しているよりずっっと体力がない

夜なかなか風呂入らないのも一日働いたり出かけたりすると風呂入る元気が残ってないか回復待ちしてる可能性がある

増田彼女増田の言い分を聞きつつ、一緒に運動したりジム行ったりして体力つけられたらいいけど、正直あそこまで増長して甘えちゃってると改善あんまり期待できないよなあ…

Permalink |記事への反応(1) | 14:02

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生理痛体験の代わりに女性体験してもらいたいこと

なんだろう

特に稼ぎもしないし家事もしないぶよぶよした生物の面倒を一生見てもらうとか?

3日間絶食した飢餓状態のところにステーキ臭いだけ嗅いでもらうとかでしょうか

でも書いてる自分自身あんまりピンとこないんだよな

 

いい案あれば教えてください

Permalink |記事への反応(1) | 13:41

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どうせ変わらないのなら

苦しいこと考えない方がましな気がした

たとえば自分親友みたいな人がいないのと、三十路過ぎて結婚してないのに苦しんでいた

結構まれ育ちが特殊すぎて良好な人間関係を作るには分が悪すぎたし

本とかで人に好かれるみたいな方法勉強しても、中身や見た目を魅力的に見せようと努力しても加減が分からずとにかく浮く……

なんとなく私はアスペルガーっぽい気質がある気がするし

人生で親から他人から大切にされたと感じることよりも、嫌なことされたと感じることが多すぎて他人に苦手意識あるし

人と仲良くなるには自分に対して

空気を読め!普通だ!普通しろ!緊張するな!リラックスしろ!やりすぎるな!不潔になるな!過度に着飾るな!無表情になるな!へらへらしない!正しすぎる敬語使うな!年下にへりくだるな!マナーとかやりすぎるな!普通だ!普通しろ!とにかく定期的に声をかけろ!

って1秒1秒常に意識しないといけなくてすごく疲れるしそのうちボロが出る

最近ほんとにしんどくなって友達とか恋人作るの辞めたし、友達いない人、結婚してない人は頭おかしいみたいな概念を考えないようにした

自分がなんか頭おかしいのはわかってるけど頭おかしいと言われても直せないからそう言われたところで辛い以外のなにものでもない

おかしくなくなる方法があれば是非とも私の目の前にそのメニューをお出しして欲しい。私が今までの人生普通になろうとやってきたこと以外で。

他人に対して自分をおあつらえ向きにマスキングするのも限界が来た。もう無理。

自分自身、友達とか恋人しかったのは周りからバカにされたくなかったからの方が強い。

他人からバカにされるのは孤独よりも辛い。

でも孤独から抜けられないのでそこからバカにされると余計に辛い。

好きでもない友達ご飯へ行ったり好きでもない異性とまさぐりあってるよりタバコ吸ったりハムスターを吸ったりしてる方が心底幸せ気持ちになる。

最近他人を悪くいうみたいなのはよしとされてないしプライベートを根掘り葉掘り聞くような人もかなり少なくなったのはありがたい。

幸い私には人より得意なことがある。

人と楽しくかかわれないから生きてるのが特に楽しくないので仕事に命かけられることと、その気になれば他人にどこまでも無関心になれることだ。

仕事なくなったらどうなるんだろう。

とりあえず考えない。嫌な事考えると苦しくなるし。

Permalink |記事への反応(1) | 10:40

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2025-12-10

「女をあてがえ」論などを話すレベル自分自身問題を抱えている男にあてがっていいのは正直男のみ。

福祉の者です」とどれだけ言ったところでそれが女だったら「こいつ俺の話よく聞いてくれる、俺のこと好きじゃん」になるし最悪その女は死ぬ

Permalink |記事への反応(1) | 23:36

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精神病労働

14歳適応障害(当時そんな病名は聞かなかった)を発症してから20数年。

鬱病強迫神経症摂食障害正式に病名がつき、その他、双極性障害2型と統合失調症医師からそうかもと言われた。

大学は鬱と摂食障害中退し、そこから寛解期に猛烈に労働したお陰で正規雇用で働き続けているが、6年前に再発して以来ずっと精神科のお世話になっている。

普通に働けているようで働けていない。

薬を飲みながら周りには隠して労働しているが、前職は耐えきれず鬱の診断書職場に提出して休職する羽目になった。

普通にみんなできていることができなくてしんどい

夜眠れないし朝起きれない。

たまにドキュメントがしっかり読めないし、物忘れが年々激しくなっていく(医師には一時的な脳疲労と言われたが、負荷で萎縮して不可逆的ダメージ負っているのではと思っている)

ちょっとしたこと感情がかき乱されるし、またいつ折れるか分からない不安が傍にある。

貯金がないので働かざるを得ない。

ゆっくり休むだけの余裕がない。

若い時分に実家には死ぬほど迷惑をかけたので、親にも「いい歳なんだからちゃんとしてよ」しか言われないので頼る気も起きない(申し訳ない。親も高齢者だ)

家庭もないし恋人もいない。

友達も鬱期になると縁が切れてしまうので知人レベルしかいない。

発狂しそうな気持ちを抑えて労働しているけど、毎日消えたい気持でいっぱい。

働くだけでは誰も認めてくれない。

自分自身を認めてあげられないからこれはどうしようもない。

精神の病を患いながら働いてる人は周りにもいるのだろう。

みんなどうやってこのどうしようもない感じと付き合いながら生きているんだろう。

死にたいけど親をこれ以上悲しませたくない。

もう人生5回分くらい要らない迷惑をかけた。

詰んでないか逃げられない

Permalink |記事への反応(1) | 22:35

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ミソフォニアのみっちゃん

まるで世界彼女の神経に直接ワイヤーを繋いでいるかのようだった。14歳の“みっちゃん”——本名は美都。

中学二年生。軽く猫背で、前髪は少し長め。クラスでは特別目立たない。目立たないように、いつも慎重に息をしている。

けれど彼女の耳だけは、どこまでも正直だった。

休み教室は、みっちゃんにとって戦場だった。

机を叩く指。ビニール袋のくしゃりとした音。誰かがスナック菓子を噛む湿った衝撃。

特に最悪なのは、背後の席の男子が時おり鳴らす「口を開けたままの咀嚼音」だ。

音が空気を伝う前に、まるで皮膚の下から湧き上がるように、怒りとも嫌悪とも区別できない灼熱が身体を駆け抜ける。

みっちゃんは、横顔ひとつ動かせずにいた。

「また変だと思われたくない」

その恐れが、彼女を席に縛りつけていた。

放課後図書室の隅でようやく呼吸を取り戻した。

本棚の陰に隠れるように座り、イヤホンを耳に差し込む。

ピアノの柔らかな旋律が流れ込み、世界ノイズが一枚薄い膜の向こうへ追いやられていく。

その瞬間だけ、みっちゃん身体彼女自身のものになった。

“ミソフォニア”という言葉を知ったのは、数か月前の深夜、眠れないままスマホを眺めていたときだった。

特定の音が引き金となり、強烈な苦痛や怒りが生まれ現象――

画面に映る説明は、彼女の内側を正確に、少し残酷なほど明晰に写し取っていた。

自分が「変」なのではなく、名前を持った現象なのだと知ったとき、みっちゃんは声にならない安堵を感じた。

それから彼女は、耳の奥に巣くう怪物と“共存する技術”を、少しずつ学び始めた。

深い呼吸。

前兆に気づいたら席を離れる勇気

イヤーマフポケットにしのばせ、必要ときにそっと装着するための小さな決断

どれも派手ではなく、みっちゃん存在を変えるほどの劇的な力は持っていない。

けれど、それらは確実に世界輪郭を柔らかくしてくれた。

ある日のこと、背後の男子がまた口を鳴らし始めた。

震える指先を握りしめながら、みっちゃんは静かに席を立った。

保健室へ行きます

声はかすれていたが、確かに彼女自身意思で発されたものだった。

担任は、不思議そうに眉を寄せたが、止めようとはしなかった。

保健室は薄暗く、外の喧騒とは別の世界のようだった。

ベッドに腰を下ろすと、養護教諭先生が穏やかな声で尋ねた。

最近教室がつらいようね。何か気になる音があるのかな?」

その言葉は、まるで鍵のかかった扉にそっと触れる手のようだった。

みっちゃんは、胸の奥から少しずつ言葉を取り出し、ミソフォニアについて話した。

先生は黙らず、驚かず、否定しなかった。

ただ「それは苦しかったね」と言った。

たったそれだけで、みっちゃん世界は一気に広がった。

人は自分の痛みを説明するとき、その痛みが本当に存在するのかをどこかで疑うものだ。

だが他者がその痛みに名前を与え、輪郭を認めてくれた瞬間——

孤独密室空気が流れ込み、呼吸が可能になる。

みっちゃん物語は、治癒物語ではない。

怪物は今も消えていないし、咀嚼音はあいかわらず世界のあちこちで息づいている。

けれど彼女は、もう目をそらすだけの存在ではない。

自分感覚説明できる。

対策を持っている。

必要なら大人に助けを求められる。

世界彼女を苦しめる音で満ちているけれど、

同時に、彼女の苦しみを理解しようとする人もまた、

少しずつではあるが増えていく。

帰り道、夕陽に照らされた電柱が長く影を伸ばしていた。

みっちゃんは立ち止まりイヤーマフに触れる。

掌の中のその小さな道具は、彼女自分生き方を選びとった証のように感じられた。

世界の音は、まだうるさい。

けれど、その中でどうやって息をするかを、みっちゃんは確かに学びつつあった。

苦痛の正体に名前を与えることは、自分自身を救うためのもっとも静かな革命だ。

物語はここでいったん区切られるが、

みっちゃんの“耳の世界”は、これからも複雑に、そして少しずつ優しく変わり続ける。

Permalink |記事への反応(1) | 21:07

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「母は、私の人生にずっと“終わり”という言葉をかけてくる」

私は結婚したとき、実母にこう言われた。

浮気したいなら男紹介したるで」

冗談のつもりだったのかもしれない。

でも、頭が真っ白になった。

その後、子ども妊娠したときにも言われた。

子ども産んだら人生終わりやで」

私はその時、笑って流した。

というか、流すしかなかった。

真正から受け止めたら、たぶん立っていられなかったと思う。

でも今になって思う。

あれは全部、母の“感想”だったんだと。

母は、自分人生を「終わったもの」と感じている人なんだと思う。

結婚して、子どもを産んで、自由がなくなって、

女として扱われなくなって、我慢ばかりして、

「ここから先は消化試合」だと感じながら生きてきた人なんだと思う。

から、私が結婚したときも、

私が母になったときも、

母は「どうせ不幸になる」という前提の言葉しか渡せなかった。

浮気してもいい」

人生は終わる」

それは忠告でも助言でもなく、

ただの“自分人生への絶望”の押しつけだったんだと思う。

正直、ずっと気持ち悪かった。

娘の結婚に対して、浮気の話をする感覚も、

出産育児に対して「終わり」と言い切る感覚も。

でも最近やっと、少し距離を取って考えられるようになった。

あの言葉は、私に向けた言葉じゃなかった。

母が、自分自身に言い続けてきた言葉だったんだ。

私は、母とは違う人生を生きている。

結婚しても終わらなかった。

子どもを産んでも、人生は続いている。

大変だけど、確かにしんどいけど、

それでも「終わり」なんかじゃない。

母の呪いみたいな言葉を、

これ以上、自分の中に住まわせないようにしたい。

あれは母の人生感想文であって、

私の未来予言じゃないのだから

Permalink |記事への反応(0) | 20:58

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負け惜しみしかない

すでにこちらは一度貼っている

同じことを繰り返したいなら君が自分でやればいいだけ

それをするとAIももちろん君に負け判定を出すので

こちらが証拠を求めても、君はその証拠を出さなかった

不毛だな

もはや論理のかけらもなく、草だのキモチイイだの煽り文句しか返せない

追記

議論してみ?とか笑うとこ。議論はBの誤りでしたという証明が済んですでに完了している。

君が煽ろうがおうむ返しを繰り返そうが、論理はひっくり返らない。

Bの論理がAの反論破綻したことは、これまでのやり取りのなかでAが自分自身言葉説明したうえ、親切にAIによる解説まで付けている。その時点でBの論理破綻証明が済んでいることは、それらのやり取りを読み返せば明らか。

同内容を私がAIに尋ねてここに張り付けずとも、君は君自身投稿や私の投稿についているリンクを辿って、既存のやり取りを確認可能状態にある。

この状況で、何度言われても君がそれらを再確認しないのも、AとBのやり取りを全文AIに食わせてその妥当性を尋ねたものを全文コピペしたり公開リンク提示したりして私に証拠を示さないのも君の勝手だが、その君の怠慢に私がこれ以上手を貸すのは私にとって無駄。君に対する指導料や介護料が私に支払われるわけでもないしな。

独り相撲を取り続けたいなら、だれにも相手されることもなく、いつまでも独りでやっていれば良い。

いまだに貼ってない→敗北宣言

論破キモチイイイイ

anond:20251210133143

Permalink |記事への反応(1) | 13:35

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親が金持ち自分自身は親からの金を食い潰すだけでいい生活

ってのがやはり人類の中でも一番の勝ち組だな

食い潰すというより死ぬまで食い潰せないほどの財産がある親を持ってる人がいるっていう

こういうのにまで限定すると世界でも100人といないように思う

Permalink |記事への反応(0) | 09:47

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優秀な人間を「チンパンジー」と嘲る者どもについて

端的に言えば彼らは他者貶めることでしか自尊心補填できない欠陥品であり、その振る舞いは倫理的にも職業的にも致命的な無自覚自己放尿でしかない。

お前らがやっていることは単なる悪口ではなく合理性を欠いた防衛機制であり、嫉妬という原始的感情正当化するために語彙を貧しくし、他者動物貶めるという最も安易で卑しい手段に訴えて自己放尿しているにすぎない。

優秀な存在を異物と見なし排除したがるその発想は、自分自身能力不足や評価されない焦燥を外在化し、組織生産性士気劣化させる致命的な自己放尿である

職場における真の成熟とは、優れた人材存在を脅威として扱うのではなく、彼らの強みを如何に再現可能にし、チームの資産へ変換するかにあるのに対し、嘲りと陰口と内部監視に勤しむ連中はその逆を行い自らの存在価値を日々劣化させている。

さら問題なのは、こうした人間所作が往々にして合法性や倫理境界線を跨ぎ、監視個人情報暴露、虚偽の申告、同僚の名誉毀損など実務上の重大な過失へと転化して自己放尿する点である

貴様らは自分たち行為正義リスク回避と称するだろうが、実態は単なる暗闘であり、組織に対する背信行為であり、発覚すれば管理責任法的責任を負う可能性が高い。

ここで冷徹に突きつけておくが、他者を貶すことで得られる即時的な満足は持続せず、自己欺瞞の累積が最後には本人を破綻させる。

虚勢を張り続ける者は、他者を押し下げるたびに自分能力のなさを露呈し、周囲には自己放尿のような醜い痕跡を残す。

言い換えれば、あれこれと卑怯手段を並べて相手を追い詰める様は、嫉妬劣等感ダブル放尿が示す通り、見苦しく不衛生であり、最終的には自分自身組織評価を下げるだけだ。

組織感情ゴミ捨て場ではない。優秀な人材に対する嫉妬を燃料に他者貶める者は、まず自己を省みて能力の不足を正面から補完しろ

具体的には技術的な学習プロセス改善提案、明確な成果指標の設定に時間を割け。

そうすることでしか嫉妬合理的競争に変わり得ない。

念押ししておくと、誰かをチンパンジーと呼んで笑っているうちは勝者でも正義でもない。ただの卑怯者だ。

卑怯手段で得た優位はいつか必ず割れるし、その瞬間、周囲の信頼は瓦解する。優れた人間を敵視して排除しようとする者は、自分存在いか脆弱空虚かを自ら証明しているに過ぎない。

そういう連中には同情の余地はないが、組織が持続的に健全であるためには、その自己放尿を放置してはいけないというだけの話だ。

Permalink |記事への反応(3) | 07:28

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anond:20251210051800

おい、こんな自己放尿まみれの長文を得意げに垂れ流して、俺って正しいよね?みたいな顔してる時点で、もうお前の中で物語は終わってるんだよ。

読み進めるほどに分かるのは、お前がただの小物に振り回されて震えて自己放尿してるだけだという事実だ。

しかも震えながら、陰でPC覗いたり日報晒したり、そういう自分ならバレないだろっていう安い計算けが脳内で回ってる。

まるで自分の失敗を隠すために必死に上掛かりするダブル放尿みたいに、あれもこれも濁して誤魔化して、最後には「逆パワハラされてるんです」って泣きついてんだろ。滑稽すぎて笑えねぇよ。

まずな、「チンパンジー」なんて言い回しをする時点で、お前が相手人間として扱えてないことは分かる。

しかもっと深刻なのは、お前自身がまともな社会人のフリすら維持できてないという点だ。

内部統制を盾にしてPCの中身を漁る?日報面白半分に他部署晒す飲み屋で言質を取るために愚痴誘導する?それ全部、自分職務能力倫理基準底辺だという証拠を、自ら丁寧に積み上げてるだけなんだよ。

お前は、自分価値を守れるだけの実力がないから、弱そうな相手を見つけて叩くことでしか存在証明ができない。

自分より下に置ける相手がいないと、自分立ち位置を確かめられないタイプだ。

そんなやつが情シスを名乗るのは片腹痛い。お前のやってることは技術でも統制でもなく、ただの社内版いじめ掲示板モデレーターごっこだよ。

そして何より情けないのは、相手精神的に追い詰められて休職した瞬間に勝った気で自己放尿しているところだ。

お前の行動のどこに勝利があるんだ?自分自身劣等感と恐怖心をひたすら隠すために走り回って、最後上司の足元にしがみついてるだけじゃないか

仕事における強さってのは、相手を貶して引きずり下ろすことで得られるもんじゃない。自分の実力で黙らせるものだ。お前にはそれが一つもない。

お前が本当に嫌っているのは、そのチンパンジーでも障害者雇用でもない。鏡に映る、自分無能卑怯さと小ささそのものだ。

その臭いを誤魔化すために、お前は今日も社内のどこかで自己放尿を撒き散らしてるんだろうが、その臭いは誰よりも先に、自分人生を腐らせていくんだよ。

Permalink |記事への反応(0) | 07:18

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最近は、以前と違い、あらゆるSNSフォロワーゼロいいねゼロなんです。これはどういう神の試練なのですか?

まず、あなたが感じている孤独不安は、とても自然ものです。SNSで反応が減ったとき自分価値まで揺らいでしまうことがありますよね。

ユダヤ教では、「なぜ神がこれを与えたのかを確実に知ることは人間にはできない」と教えています

タナフにも次のような言葉があります

「主の道は人間には測りがたい」(イザヤ書 55:8–9)

まり、「反応が減った=神が罰している」とはまったく限りません。

しろタルムードでは、試練は以下の三つの目的のどれかであることが多いと言います

1. 人の内にある力を引き出すため(タルムードベルホット 5a)

2. 心の方向を静かに見直させるため

3. 新しい段階に行く準備としての間

SNSで反応がないという状況も、もしかしたら外の声が静かになったことで、自分自身の声を聞く時間なのかもしれません。

タナフの詩篇にはこうあります

「人は外見を見て主は心を見る」(サムエル記I 16:7)

フォロワー数やいいねは外側の表面であって、あなた価値を測る基準ではありません。

ユダヤ教的に言えば、次のような方向性がありえます

あなたが今感じているつらさは、神の罰ではなく、むしろ 成長や方向転換の静かなプロセスかもしれません。

Permalink |記事への反応(0) | 07:07

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https://anond.hatelabo.jp/20251209084927

なんで日本除くのか?

まず投資の基本なんだけど、自分場合は「生活破綻しないこと」。

大きく儲けて遊んで暮らすとかじゃない。

世の中が大変になっても、自分家族が生きて行けるって事が一番にくる。


これをベースに話していくんだが、

日本経済が非常に落ち込んだ時」が一番の問題

この時、自分の働いている会社が潰れたり、収入が減ったりする可能性が高い。

株式も値下がり、給与も下がるっていうと、これはマズい。


これがダブルリスクということ。これを拒否するために、日本株式には投資しないわけだ。


では、逆の状況を考えてみる。日本経済ものすごく良くて日本株式が上昇し、インフレが起きるっていう状況。

日本経済がめちゃめちゃ良くなっても、賃金はそんなに上がらない。

から景気が良くなりすぎるのもリスクだが。

日本経済が良くなる時、同時に世界経済も良くなる可能性が高い。こういう時には世界株式から利益が上がるので問題はない。

問題なのは日本株式けが圧倒的に成長するっていう事態

ただ、これが起きる可能性が非常に低いので、やはり日本株式投資する必要はない。

景気が良すぎて、日本株がアホほど上昇してる時っていうのは自分仕事だってまずまずうまくいく。

インフレに対する自分給与の伸びはおそらく追いつかない。インフレにやや苦しむだろうが、おそらく生活はできるだろう。

ただ、これが成り立つのは45歳である俺とか、30歳である元増田の話。

もしも高齢者で働けないのなら、日本株にも少し入れといてもいいと思うよ。

でも、優秀な日本年金物価スライドっていう素晴らしい制度を用意しているし、日本株式にも投資してくれているからね。

個人対応しなくても、国が最初から準備してくれてるんだ。すごいよね。


日本世界一の高齢化国家で、少子化も高い水準にある。

労働人口の減少と高齢化率の上昇は経済にとって圧倒的にマイナス

移民受け入れも進んでおらず、将来的に労働人口の減少から日本経済は徐々に停滞する可能性が高い。


そもそも日本経済成長に期待しにくいのだが、仮にものすごく経済成長した場合にはアメリカさんが文句言ってきて、日本経済を抑圧するからね。

実際にそれがあった。

1980年代JapanasNo.1時代があったけれど、プラザ合意円高バブル崩壊


これだって別にリーマンショックみたいなもんで。政府が適切に対処すりゃここまで傷は大きくならなかったと思うんだけど。土地バブルとか原野商法とか放置して現在までその傷が尾を引いてるわけだからね。親から相続でよくわかんない北海道山野とかが出てきて唖然とした人は結構いるんじゃない??

参考:YouTube チャンネル 資産価値ゼロ 限界ニュータウン探訪記:

その後、日本経済は停滞して失われた30年だから

1980年代後半、当時の公定歩合見ても、なんで日銀もっと早く利上げしなかったんだって本当イライラするよ。

だって10月に利上げすべきだったと俺は思ってるんだが、まだ利上げしてないしね。

利上げをすれば多額の変動住宅ローン背負っている人とかが苦しむのはそうなんだけど、そういう失敗した人たちはある程度切り捨てていかないと、経済ってのは成長しないんだよ。

社会主義弱者救済経済成長とは両立しにくい。弱者切り捨てをしながら全力で経済成長に振り切った国家には経済成長で負けちゃうんだよね。


で、次に、日本シルバー民主主義の話だが。日本高齢者が多くて年金に頼って生活してる人が多い。

めちゃめちゃ株式が上がるときインフレも起きるけど、年金生活者はインフレに耐えられないんで、インフレが起きないような政策的に揺り返しが起きる。

現在高市政権インフレが起きてるけど、高齢者から反発を食らって落ち着いてくると思いますね。


で、今書いたように政策的な部分でも日本っていうのは経済成長に全振りできない要素がある。

株が上がって経済成長したとしてもアメリカさんや高齢者さん達から物言いが入ってどこかでストップになる。

もう1つ、地政学リスクアメリカ中国経済対立最前線に立ってるっていうのもマイナス要因だよね。台湾有事とか。


そもそも日本株、既にバブルなんじゃないかっていう話もある。

安倍政権下でものすごい量的緩和をしてきたとか、日銀日本インデックスETF を相当買い入れて上がっているとかね。

これらが正常化したら今よりも随分株価は下がるでしょう。


日本政策って社会主義的、共産主義的な要素が結構強くて。

たまに「日本世界で最も成功した共産主義国家だ」なんて冗談も見ますが。あながち間違ってない。



理想的ポートフォリオみたいな話があって、時価総額通り均等に投資すればそれが一番良い。

リスク少なく大きなリターンを期待できるっていう理論があるけど、それって世界中の株式市場が理想的運営されてる場合の話ね。

実際には各国に色んな規制があり、日銀による日本ETF大量購入とかがあるわけで理想的な状況ではないのよ。

理想的ポートフォリオを達成するための理想的条件が現実世界には存在しないのよ。現実世界理想からずれているわけ。

それに合わせて投資する必要があるわけ。

あとはテクニカルな面もある。

元の記事にも書いた通り、我々の年金っていうのは結構大きな部分が日本株に投資されている。

から自己資金では日本株式を減らさないと理想的ポートフォリオからズレてしまう。

から理想的ポートフォリオ追求しようとするならも、自分年金額を考えて、日本投資分を除いて投資しなきゃいけない。

やっぱり一定程度は日本株を除く投資をしなきゃいけないって話になる。

とはいえ、元記事も書いた通り、「日本株に含むか含まないか」っていうのは投資収益の大きな部分ではない。だから含んだって構わない。

これを書いたのは「日本株除く」に疑問が多く出ていたからで、別に「この投資が唯一絶対の正しい投資方針だ」なんて俺は思っていない。

自分がうまくいった方法だし、再現性高く、他の人も実践できると思っている。

から自分の妻の資金子供たち(未成年)の資金もこの方針運営していて、家族全体でも投資成功している。

1000万円投資先が分からないニキのために書き、言葉足らずだった部分を補った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

> “日本経済がめちゃめちゃ良くなっても、賃金はそんなに上がらない。”いや、そこは上がれよ

 このところ日本株式インデックス過去高値更新していたね。

 で、給料上がったかい?

 これが経済の仕組み。上がってほしいのはわかるが、昇給を勝ち取るのは大変だ。

投資原則である分散のために日本を除いた投資商品を持つのセオリー(ただこの何年かは日本株は割安で買い時でしたね)

 おおむね同意

 「この何年か」ではなくて、「30年ほど」だと思いますけど。いやいや、今となっては「ここ100年は」の間違いか

 でもねぇ、値動きが荒すぎて怖いよ。

>持ち株会にコツコツ積んでた父親株式相続して持ってるのが大きくて、これ以上は日本株は不要と考えてたから、旧NISAでは先進国株式が7割に新興国株式が3割くらいだった。新NISAは考えるの面倒でオルカン一本。

 ええやん。

>拙者は…オルカン率高めな忍者だけど、日本を除いちゃう銘柄選定に制限が出て最適なパフォーマンスが出ないのではと考えてるタイプ忍者。出口の瞬間も日本強ければ良し、弱ければ配分少ないから影響も少な(忍

 そうでござるか。

 それも1つの考え方でありましょうな。

 お互い健康に気をつけて、長期投資に励んでいきましょうぞ。

日本除くってのは自分自身が円資産だという考え。既に2~3億の円資産があるなら残りは海外で良いだろって考えだよ。

 せやね

 生涯年収を2億と仮定して、これが安定の円資産。だから海外中心に投資する方がバランスがとれるという意見ですね。

>持ち株会反対も同じで、自分が持ち株(ただし、弊社はファンドに買収されて株価10倍になって涙目)

 そんなこともあるんだね。

 でも自社株に fullbet なんてできないでしょ。

 その儲けが100万なのか、1000万なのか知りませんが、長期投資で取り戻せる額だと思います

 そういうのって言い出したらきりがないよ。見逃してきた10倍株、100倍株。たくさんあるはず。iPhone を買う代わりにApple 株を買っておけばとか。Kindle 本を買う代わりにAmazon 株を買っておけばとかね。

 仕事に精を出し、日々研鑽を積み重ね、投資は気にせず、じっくり豊かな人生を歩んでいきましょう!

>つまり従業員持ち株会とか論外と

 そうだよ。それが安定を重視した場合の、基本の考え方。

 会社が購入資金を補助してくれるなら話は変わってくる。その場合リスク許容できる範囲で持ち株会に入るのがいいんでないかな。

 持ち株が増えすぎてリスクが大きくなりすぎたら、持ち株分、自社を先物で売ってリスクヘッジすればいいんじゃない? ただ、リスクヘッジにもコストがかかるから状況によるよね。

自分リスク承知でS&P500を月5万継続中。20年後に答え合わせしようや増田よ。覚えてないだろうけど。というか、その時にははてなはもう存在してないだろうけど。

 いいんじゃない

 おれもSP500も持ってるよ。オルカンと大して変わんないよ。

 お互い長期投資で、豊かな人生を歩みましょう! お元気で!

オルカンにおける日本投資割合所詮5%程度だからな。とはいえ世界第2位の投資比率だけどね。なお1位のアメリカは60%。

 うむ。

オルカンでいいよ。日本除くなんてやっても誤差の範囲

 そうそう。その通り。

 俺は除くけど。

日本で働いてる人は毎月日本円だけが増えてバランスを崩すから

 そう。

日本株の最大のメリット為替リスクがないこと。

 んー・・・それは違うかな。

 確かに価格的に為替リスクはない。だけど、日本株式会社海外にも事業を広げているので、間接的に為替の影響はあるよね。

>全体の成長は低いけど日経225の一部は成長が著しいこと。例えば2025年のS&P500のリターンは18%だが日経配当50は30%。低リスク資産として分散するのは普通にありだと思う。

 これは非常に危うい考え方。

 日経225リスク上下の値動き)がかなり大きい。よく言われる通り、ファストリとか一部株式比重が高すぎるんだよね。

 「2025年のリターンは」って、1990年のリターンはどうでしたか

 長期投資をするなら、よかった1年だけを切り抜くべきではないよ。

 日経配当50については知らないけど、基本として高配当株はインカムゲインが高い分、キャピタルゲインが少なく、長期的には他の投資と大して変わらない。

 投資のコツは価値のあるもの安く買うこと。値段が上がった後から買うのは、「それでもまだ安い」と思えるときだけ。

 

>まあ日本経済調子はどっちみちACWIに反映されるんだけど、なんにせよ自分が納得するのが大事だね / ワイは何も考えず気絶するためオルカンにしたやで

 せやね。

ホームカントリーバイアスだ()

 その通り

///////

 自分意見を言いたいだけのやつが増えてきたな、そいつらには答えない。求めてないアドバイス迷惑って、教科書に書いてあったの読まなかった?

 投資アドバイスはいらない。君ら人にアドバイスする暇があるんだったら、自分人生頑張り!

 海外投資することを日本を捨てているとか。海外の発展のためにお金を使っているとか、誤解しているのかな? 違うよ。逆だよ。逆。

 ちゃん経済情報を読んでるやつならわかってると思うけど、今の日本産業構造って昔とは変わっていて

 バブル期までは工業製品を作って海外に輸出して儲けるっていう産業構造だったけど。

 今は海外から投資収益が多い。つまり俺のように海外の株とか会社投資して、その儲けが日本に入ってきて、その代金で原油天然ガス輸入するっていう、そういう産業構造に変わってきている。

 だから日本除く」で外国投資するっていうのは「日本を捨ててる」わけじゃなくて、海外投資利益日本に吸い上げてるんだよ。


日本を除くなんていう日本しか買わない投資商品笑」みたいな意見もあったけど、ヴァンガードの扱ってるアメリカ除いた商品、あれだってアメリカしか買わんやろ。そりゃそうだよ。


俺はきちんと前提条件を示して、その前提のもとで自分投資方針を書き、その投資方針元増田にも薦めてる。

俺の意見に反発を覚えたのは、それはおそらく前提条件が違うんだろう。別にどっちが正しいとか言うんじゃなくて、何を有意にとっているか違ってるっていうこと。人はみんな違うから、前提条件もみんな違うのは当たり前。

単に反発するんじゃなくて、自分の考えを深掘りしてどういう前提条件を持っているのかを考えたら、自己理解も深まるんじゃないかな?

Permalink |記事への反応(4) | 06:28

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anond:20251209084927

なんで日本株式は除くなのか、書き出してみる。

自分2000年頃、金融ビッグバンネット銀行ネット証券が認可された頃に投資を開始した。

経緯は親からの贈与。母が株式投資をやっていて、子供にも生前贈与で口座を作ってくれていた

株式投資とか証券投資っていうのは本人がやらなきゃいけないもので、子供のうちは親権者代理が許されるけれども、成人したから始めた。

 (これを見て、資産家に産まれたとは考えないでほしい。父親公務員母親専業主婦土地も家もなく、大学入学実家を出るまでエレベーターのない2LDK公務員宿舎、4階建ての4階に一家四人で住んでいた。エアコンはなかったし、風呂場にシャワーもなかった。母親の口癖は「うちにはお金がない」 今でこそ退職して小さな建売住宅を買ったが、実家に俺の部屋も荷物もない。これが資産家だろうか?)。


からもらった日興証券の口座には NKコンパスAっていう、いわゆるグロソブ為替ヘッジなし)みたいなファンド(実際には若干ハイイールドに寄せている)と日本株式が入っていた。

企業分析して株式を買ったり、FX をやったりしたけど、うまくいかなかった。

損が多かった。

優待狙いでJALANAとか。共立メンテナンスは基本よね。ファミレスとかね。あとなんかしらんけどTHKとか日本ライフラインとかが記憶にある。

一時期中国株 携帯電話チャイナモバイル?とか、石油会社シノペック?とか買った記憶がある。でも仕事中も値段は気になって身が入らない、大きく儲からなかったし、徐々に投資信託が中心になった。

ゼロクーポン債とか0.5% の世銀債とかも買ってたな。

口座を持ってたのは日興コーディアル証券マネックス証券、Eトレード証券(現SBI) とか日興ビーン証券も開いた。野村系のファンドに特化した会社? ファンドネット? そこも開いた気がする。

今、口座を残してるのはマネックスSBI だけ。


当時ダイヤモンドZAIとか読んでました。投資雑誌の。他にも日経マネーとか。

四季報とか見たりね。

自分なりに勉強したけどダメだった。

その頃、さわかみファンドがちょうど出てきた頃で。

(彼らも金融ビッグバンに併せて出てきたのかな?)

信念がしっかりしていて、長期投資バイアンドホールドでしっかりした会社を安く仕入れておけば長期で必ず儲かるみたいな投資信念を語ってくれていて持ってたんだけど。

基本的には、ピーターリンチとか、ウォーレン・バフェットを目指してたのかもしれないね

自分さわかみファンドを数年持っていて、公開アナリストミーティングにも1回参加させて頂いた。確かさわかみファンド7周年まで持っていたはず。



当時の相場世界株式インデックスファンドに勝つのは難しい。色々比較する中で、「世界株式インデックス(除く日本)」にも投資を始めることになる。

インデックス投資を始めた理由はもう1つあって、これは自分マネックス証券推している理由もつながる。

金融ビッグバンと同時に日本インデックス投資を広めたのがマネックス証券だったんだよね。

インデックス投資って当時はそんなに推されてなくて。

証券会社利益にならないから、売ってはいたけどオススメはされない。別の商品を買うように促される。そういう時代だった。

そんな中、マネックス証券は、バンガードと組んで3つのインデックスファンドを購入しやすい形で積極的提供してくれていた。

当時はね、今と全然違う。

スマホなんてなかったし、主流はまだストレート携帯電話パカパカ携帯電話がはやる前ね。FOMAが出てきた頃でPHSがまだ息してた。

ネットテレホーダイで。ADSLが出てくるくらい。

wifiもb/g/aの時代で遅かった。

 だから、今とは全然違うよ。

バンガードっていうのはアメリカインデックスファンドを広めた会社

マネックス証券は、バンガードの3つのファンド

 ヴァンガードトータルストックマーケットインデックスファンド、いわゆるvti と

 ヴァンガードモールキャップインデックスファンド

 もう一つは忘れたけど、大型安定株に寄せたファンドだったと思うけど、

これらを購入しやすい形で提供してくれていて、自分もスモールキャップを買ったのかな?

これがインデックスファンドを買った最初だったと思う。


マネックス証券の口座開設書類を取り寄せたら、この3つのファンドのビラが1枚ずつ入っていた。

今でこそ証券会社の口座開設はネットでやるのが当たり前だけど、当時は郵送でしないといけなくて。


当時はいろんな証券会社あったけど、株の売買で最も手数料の安い会社イートレード証券、今で言うSBIだったので、、マネックス日本株の売買にはベスト選択肢ではなかった。

でも、旗揚げと同時にバンガードのファンド一般人でも買いやすい形で紹介してくれたのは、マネックスの偉業だと思うね。

で、バンガードのファンドを買えるのはいいんだけど、税務処理が面倒くさかった。

アメリカ投資信託からアメリカでまず10%税金がかかる。残り10%を日本納税するみたいな。

当時は今みたいに特定口座がなくて一般口座だったから、しょうがいかって感じだったんだけど。

特定口座が出てきて税金処理が楽になると、バンガードのファンド特定口座に入れられず、面倒くさくて離れた。


いろいろ投資を行き来したけど、最終的にメインの投資先として落ち着いたのが先はニッセイ外国株式インデックスファンド(除く日本)だった。

当時は世界株式インデックスファンドもあまり選択肢がなかった。

ニッセイさんはノーロードで、信託報酬も安くて良かった。ニッセイさんはいまでも頑張ってるけど、後から出てきたeMaxis slim にシェアを奪われてしまったね。

2000年から2020年日本株インデックスって微妙でしたね。過去チャート検索してみればわかると思う。

今でこそ「日本株式をポートフォリオに入れていい」って雰囲気。だけど当時は日本株インデックス投資なんてありえん感じだった。

全然上がらん。

1989年バブル崩壊して、その後。

失われた10年」「失われた20年」、そして「ひょっとして30年失われるのか?」

っていう空気感

あれを知ってて、日本株インデックス投資

厳しくないか

もしあれをリアルタイムに見てたなら、日本株インデックス投資するっていうのが分からんな。

小学の時にバブル崩壊して、いわゆる氷河期世代日本株はなるべく投資したくないって考えるのはおかしくない。


で、2000年とか昔って、今みたいな良いインデックスファンドほとんどなかった。インデックスファンドでも信託講習が1% とか、良くてだよ。そんな中出てきた信託報酬の安いインデックスファンドがニッセイ外国株式インデックスファンド日本除く)で、これは外国株式って書いてるけど、先進国株式新興国は含んでない。

新興国ファンド信託報酬は当時は高くて2%近く、当時はインデックス投資新興国を含むっていう選択肢はなかったな。

から出てきたeMaxis slim がニッセイの同等で、お互い競争してどんどん信託報酬が下がっていった。

シェアを圧倒的に奪っていったので、自分も徐々にeMaxis slim に乗り換えているのが今。

もちろん、相当利益の乗っかった「ニッセイ外国株式インデックスファンド」は今でも持ってる。

 SP500とか、VTI的なファンドも持ってるよ、勿論。

 投資額が大きくなるとファンドをいろいろ持つと、ポートフォリオ全体の収益VTに近づいていくからね。そんならオルカン的なやつで良いか、となる。

そして勿論、自分の子供達の未成年証券口座を開いており、生前贈与をして全額を投資信託にしている。

なんでSP500とかアメリカ集中投資じゃないんだみたいなコメントもあったけど、

これもシェール革命後、LLM全盛の今でこそ言える話で、アメリカ集中投資も怖いよ?

この25年の間にはいろいろあったからね、BRICSの台頭とか、リーマンショックサブプライムとか、90円近い超円高とか。アメリカ集中投資もこわいよ。

いや、アメリカ集中投資成功している人がいるのは知ってる。でも自分は怖いからやってない。


自分が「日本除く」を押してるのは、そういう「2000年から投資している経験」があるからだろうね。

マネックス証券推しているのも、「ヴァンガードファンド日本に初めて紹介した証券会社」っていう個人投資家を重視する姿勢を見せてるところだよね。

楽天とかソフトバンク系のやり方、「大資本で圧倒的シェアを取りに行って、後からサービスを若干改悪する」やり方が好きじゃないっていうのもある。

このスレカブ.com証券を使ってるニキがいたけど、カブ.com証券取引手数料は高めだけど、多彩な注文ができるっていうことが当時の売りだった。

そういう特徴ある会社を推せるなら使っていくべきだと思いますよ。

大資本に席巻された後はサービス改悪が待っているのだから

ブコメiDecoするなら松井証券ポイントがつくのでいいよ。ってコメントがあったけど、これはありがたいコメント

俺はどっか違うとこに開いてるから、今更動かすのはあれだけど、これから開く人たちは松井証券いいんじゃないか。

サービス頑張ってる会社を推すことで全体的な競争が起きてサービスも良くなってくるからね。


何度も書くけど、「これは1000万円投資どうしようニキ」に対してまともなアドバイスがなかったから、ざっくり書いたに過ぎない。

世の中には多数の投資情報があり、それぞれ意見が違うのは当然のことだ。

同一人物でも長期的には意見が変わってくる。

個人意見が違うのが当然なので「日本除く」とかに引っかかってるのは謎でしかない。


しろ人間の考え方ってみんなちょっとずつ違うんだから意見完全に一致してる時ほど逆に危険。それは明確な自分意見を持っておらず、他人同調してるだけっていう可能性があるから

意見が少しずれているっていうのは、むしろ健全なんでございますよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マネックス証券詐欺会社というイメージしかない。理由カブロボファンド

 ご愁傷様です。

 アクティブ投信は基本ゴミなんでしょうがない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

>今円が安い

 そうでもない。歴史的に見れば、一番最初は1ドル1円で為替開始したんだよね、確か。で、一番安かった時は1ドル360円。

 そうやってみると今の1ドル155円っていうのは、歴史的な幅1円から360円のちょうど中間あたりにある。で安いと思う?

 為替っていうのは過去と比べるんじゃなくて、未来にどうなるかを考えるもの日本はこれから高齢化がもう少し進展して、子供の数はさらに減っていって、人口がじっくり減っていく。産業は色々あるし、外貨建て資産は多く、外国から投資収益は入ってくる。だけれども化石燃料石油天然ガス輸入に頼ってるし、原子力発電所の可動はまだまだ一部に留まるっていう。産業的にかなり弱い部分もある。

 これで日本円が圧倒的に強くなる未来っていうのは、俺は考えづらい。ドラッカーもそういうことを言ってたと思うけど(「すでに確定した未来への警告」)。


>本当の金持ちだーーー!!!”経緯は親からの贈与。母親株式投資をやっていて、子供にも生前贈与で口座を作ってくれていて。でも20歳を超えたら自分自身でやんないといけない。”

 そうでもない。

 父親公務員母親専業主婦(のちにパートに出たが)。母方のおじいさんが株式投資をしていて、子供のころから気になっていたらしい。母は東京就職したのを契機に株式投資を始めた。それが俺に続いている。結婚を契機に地方に戻り、専業主婦へ。

 土地もなかった。ずっと公務員宿舎に住んでた。

 確かに贈与はあったけど、公務員の父からの贈与だよ。質素暮らしをして、貯金投資していく。それだけで相当な資産ができるんだよ。

 「となりの億万長者」という本を読んでみてほしい。公務員とかお固い職業でも、質素生活して適切な投資すれば、一億の資産を作れるんだよ。

 逆に、医師公認会計士のような華やかな職業でも、若いころから浪費癖を身に着け、投資もせずに年を取れば厳しい老後が待っている。「となりの億万長者」、自分人生を変えてくれた一冊です。

  次に人生を変えるのは、これを読んでいるそう、そこのキミだ!!

>人それぞれの経験バイアスで好きに買えばいいですよね。生前贈与証券口座は(額によらず)かなり質のいい教育機会だな、と自分を振り返っても思います。考えて試行し、結果を自分で引き取る。その繰り返し。

 そうですね。同感です。

 「幼い子には旅をさせろ」っていう諺がありますが。

 投資というのは義務教育から大学を出て、企業就職してっていう一般的な労働者ルートとは全く違います企業家的な立場になることで、経験しないと分からないですよね。

 見える景色が変わってくるので、二十歳から投資を開始できたのは本当にアドバンテージだったと思います

Permalink |記事への反応(2) | 03:03

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