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2025-10-20

人生を変える眼インプラント失明患者読書を再開

視覚障害を持つ患者グループが、人生を変えるインプラントを眼球の奥に装着することで、再び読書ができるようになった。

ロンドンムーアフィールズ眼科病院で5人の患者マイクロチップを埋め込んだ外科医は、この国際的臨床試験の結果は「驚くべきもの」だと述べた。

視覚障害登録をしている70歳のシーラアーバインさんは、BBC取材に対し、再び読書クロスワードパズルができるようになったことは「この世のものとは思えない」と語り、「美しく、素晴らしい。本当に喜びを感じます」と語った。

この技術は、地図状萎縮(GA)と呼ばれるドライ加齢黄斑変性症AMD)の進行期患者希望をもたらす。地図状萎縮は、英国で25万人以上、世界では500万人が罹患している。

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Permalink |記事への反応(0) | 22:25

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2025-09-30

風向きが変わったのはキャス報告書からだね

anond:20250930093445

CassReview(キャス報告書概要

発行:2024年4月、Hilary Cass医師主導のNHS委託独立レビュー

対象:18歳未満と若年層(18〜25歳)

主な内容

ジェンダー治療エビデンス不足

思春期抑制剤・性別適合ホルモンとも研究の質は低く、安全性効果結論不可。

Gender-affirming careへの疑義

自認に基づく迅速介入は科学的根拠が乏しいと指摘。

ジェンダークリニック閉鎖と新体制

精神疾患自閉症の併存に配慮し、地域拠点型CIDSで包括的支援へ転換。

政治医療界の評価

科学的再検討として支持され、NHS改革の基盤に。

今後

2025年思春期抑制剤の臨床試験開始、心理社会的背景を重視する方針へ。

👉 要するに、「根拠に乏しいジェンダー医療見直し精神保健中心の包括的支援改革する」報告書です。

Permalink |記事への反応(0) | 23:45

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2025-09-14

朗報参政党さん、ニューヨークタイムズ同意

https://x.com/pioneertaku84/status/1966415636311192055

市議会で市内のトランスジェンダー児童生徒数を尋ねると質問通告した参政市議性自認は「伝染する」「必要対応配慮よりも心の傷を治療できる心理士を紹介すること」など発言

世界リベラル紙のニューヨークタイムズと同じなら、心配いらないね

参政党もまともになってきたみたいでよかった。

https://www.nytimes.com/2024/04/09/health/europe-transgender-youth-hormone-treatments.html

ヨーロッパ5カ国は最近性別に悩みを抱える青少年に対するホルモン治療制限した。

英国の今回の変更は、独立した小児科であるヒラリー・キャス博士火曜日夕方に発表した4年間のレビューによるものである。「ほとんどの若者にとって、医学的な治療法は性別に関連した苦痛管理する最良の方法ではない」と報告書結論づけた。医学雑誌掲載された関連論説の中で、キャス博士は、若者ジェンダー治療有益であるという証拠は "不安定な基礎の上に成り立っている "と述べた。

NHSは今後、臨床研究登録された患者を除いて、思春期を阻害する薬を提供しない。そして報告書は、テストステロンエストロゲンのような永久的な身体的変化を促すホルモンは、"細心の注意 "をもって未成年に処方するよう勧告した。

英国の動きは、北欧におけるより広範なシフトの一部であり、保健当局は近年、思春期性別治療需要が急増していることに懸念を抱いている。

12月ノルウェー地方保健当局は、青少年性別医療を「試験中の治療」に指定し、臨床試験に参加している青少年にのホルモン剤が処方されることになった。デンマークでは、今年最終決定される新ガイドラインにより、ホルモン治療幼児期から性別違和を経験したトランスジェンダー青少年限定されることになる。

若者に対するジェンダー治療先駆者ヨーロッパである1990年代アムステルダムのあるクリニックは、幼少期から自分は違う性別だと感じていた青少年思春期抑制剤を投与し始めた。

世界中のクリニックがオランダプロトコルに倣うようになった。これらのクリニックへの紹介は2014年から急増し始めた。例えばスウェーデンのクリニックでは、2014年には約50人だった紹介患者が、2022年には350人にまで増加した。英国では、その数は2014年の470件から2022年には3,600件に増加している。

そして、オリジナルオランダ研究参加者とは異なり、新しい患者の多くは思春期まで性別苦痛経験せず、うつ病自閉症を含む他の精神健康状態を持っていた。

現在オランダで発表された当初の知見が現在患者にとって妥当なのか疑問が呈されている。

フィンランド2011年から青少年ジェンダープログラムを率い、この治療を声高に批判するようになった精神科医、リイッタケルトゥ・カルティアラ博士は、「世界中が、何千、何万もの若者に対して、1つの研究に基づいて治療を行っている」と述べた。

カルティアラ医師自身調査によると、フィンランドのクリニックに入院している患者の約80%は女性として生まれ思春期の後半に性別の悩みを経験するようになった。多くの患者心理的問題も抱えており、ホルモン治療では改善されないことがわかった。2020年フィンランドは薬の使用を厳しく制限した。

同じ頃、スウェーデン政府は厳密な研究レビューを依頼し、青少年に対するホルモン療法には「不十分な」エビデンスしかないことを発見した。2022年スウェーデンは「例外的なケース」のみにホルモン療法を推奨し、その理由ひとつに、どれだけの若者がこの先、医学的移行(脱移行と呼ばれる)の中止や逆戻りを選択する可能性があるかという不確実性を挙げている。

2021年、タヴィストック臨床医たちは、思春期阻害剤を服用した44人の子供たちを調査した結果を発表した。

薬によって自傷行為異和感の程度が軽減されることはなかった。2020年、NHSはキャス博士治療法の独立レビューを依頼した。彼女科学レビューを依頼し、国際的ケアガイドライン検討した。また、若者とその家族トランス成人、離脱者、擁護団体臨床医と面会した。

レビューの結果、NHSのケア水準は不十分であり、性別による苦痛の原因となりうる精神衛生上の懸念対処するルートほとんどないと結論づけられ、NHSは先月タヴィストックセンターを閉鎖した。

キャス医師は、火曜日に発表された『ブリティッシュメディカルジャーナル』誌の編集者とのインタビューの中で、「子供若い人たちは、実にお粗末な扱いを受けてきました」と語った。小児医療において、若い人たちに取り返しのつかない治療を施し、大人になったときにどうなるのか全くわからないというようなことは、他に考えられません」。

今月、NHSによって制定された変更は、「私たち懸念が実際、妥当であったことを認めたものです」と、2018年懸念を表明したタヴィストックスタッフの一人であるロンドン臨床心理学者、アンナハッチンソンは言う。"これらの子供たちに関連する決定について、より強固でエビデンスに基づいた道筋に戻ろうとしていることは心強い。"

フランスでは今年、医師思春期阻害剤やホルモン剤を処方することを禁止する法案が提出され、懲役2年、罰金30,000ユーロを科した。そして月曜日バチカンは性転換を人間尊厳を脅かすものとして非難した。

Permalink |記事への反応(1) | 13:28

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anond:20250914084525

トランス本じゃなくて、ニューヨークタイムズが言ってることと同じやで

トランスが反医療だっただけやね

https://www.nytimes.com/2024/04/09/health/europe-transgender-youth-hormone-treatments.html

ヨーロッパ5カ国は最近性別に悩みを抱える青少年に対するホルモン治療制限した。

英国の今回の変更は、独立した小児科であるヒラリー・キャス博士火曜日夕方に発表した4年間のレビューによるものである。「ほとんどの若者にとって、医学的な治療法は性別に関連した苦痛管理する最良の方法ではない」と報告書結論づけた。医学雑誌掲載された関連論説の中で、キャス博士は、若者ジェンダー治療有益であるという証拠は "不安定な基礎の上に成り立っている "と述べた。

NHSは今後、臨床研究登録された患者を除いて、思春期を阻害する薬を提供しない。そして報告書は、テストステロンエストロゲンのような永久的な身体的変化を促すホルモンは、"細心の注意 "をもって未成年に処方するよう勧告した。

英国の動きは、北欧におけるより広範なシフトの一部であり、保健当局は近年、思春期性別治療需要が急増していることに懸念を抱いている。

12月ノルウェー地方保健当局は、青少年性別医療を「試験中の治療」に指定し、臨床試験に参加している青少年にのホルモン剤が処方されることになった。デンマークでは、今年最終決定される新ガイドラインにより、ホルモン治療幼児期から性別違和を経験したトランスジェンダー青少年限定されることになる。

若者に対するジェンダー治療先駆者ヨーロッパである1990年代アムステルダムのあるクリニックは、幼少期から自分は違う性別だと感じていた青少年思春期抑制剤を投与し始めた。

世界中のクリニックがオランダプロトコルに倣うようになった。これらのクリニックへの紹介は2014年から急増し始めた。例えばスウェーデンのクリニックでは、2014年には約50人だった紹介患者が、2022年には350人にまで増加した。英国では、その数は2014年の470件から2022年には3,600件に増加している。

そして、オリジナルオランダ研究参加者とは異なり、新しい患者の多くは思春期まで性別苦痛経験せず、うつ病自閉症を含む他の精神健康状態を持っていた。

現在オランダで発表された当初の知見が現在患者にとって妥当なのか疑問が呈されている。

フィンランド2011年から青少年ジェンダープログラムを率い、この治療を声高に批判するようになった精神科医、リイッタケルトゥ・カルティアラ博士は、「世界中が、何千、何万もの若者に対して、1つの研究に基づいて治療を行っている」と述べた。

カルティアラ医師自身調査によると、フィンランドのクリニックに入院している患者の約80%は女性として生まれ思春期の後半に性別の悩みを経験するようになった。多くの患者心理的問題も抱えており、ホルモン治療では改善されないことがわかった。2020年フィンランドは薬の使用を厳しく制限した。

同じ頃、スウェーデン政府は厳密な研究レビューを依頼し、青少年に対するホルモン療法には「不十分な」エビデンスしかないことを発見した。2022年スウェーデンは「例外的なケース」のみにホルモン療法を推奨し、その理由ひとつに、どれだけの若者がこの先、医学的移行(脱移行と呼ばれる)の中止や逆戻りを選択する可能性があるかという不確実性を挙げている。

2021年、タヴィストック臨床医たちは、思春期阻害剤を服用した44人の子供たちを調査した結果を発表した。

薬によって自傷行為異和感の程度が軽減されることはなかった。2020年、NHSはキャス博士治療法の独立レビューを依頼した。彼女科学レビューを依頼し、国際的ケアガイドライン検討した。また、若者とその家族トランス成人、離脱者、擁護団体臨床医と面会した。

レビューの結果、NHSのケア水準は不十分であり、性別による苦痛の原因となりうる精神衛生上の懸念対処するルートほとんどないと結論づけられ、NHSは先月タヴィストックセンターを閉鎖した。

キャス医師は、火曜日に発表された『ブリティッシュメディカルジャーナル』誌の編集者とのインタビューの中で、「子供若い人たちは、実にお粗末な扱いを受けてきました」と語った。小児医療において、若い人たちに取り返しのつかない治療を施し、大人になったときにどうなるのか全くわからないというようなことは、他に考えられません」。

今月、NHSによって制定された変更は、「私たち懸念が実際、妥当であったことを認めたものです」と、2018年懸念を表明したタヴィストックスタッフの一人であるロンドン臨床心理学者、アンナハッチンソンは言う。"これらの子供たちに関連する決定について、より強固でエビデンスに基づいた道筋に戻ろうとしていることは心強い。"

フランスでは今年、医師思春期阻害剤やホルモン剤を処方することを禁止する法案が提出され、懲役2年、罰金30,000ユーロを科した。そして月曜日バチカンは性転換を人間尊厳を脅かすものとして非難した。

Permalink |記事への反応(0) | 12:40

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anond:20250914093052

まったく逆やね

ニューヨークタイムズトランス治療批判側やで

https://www.nytimes.com/2024/04/09/health/europe-transgender-youth-hormone-treatments.html

ヨーロッパ5カ国は最近性別に悩みを抱える青少年に対するホルモン治療制限した。

英国の今回の変更は、独立した小児科であるヒラリー・キャス博士火曜日夕方に発表した4年間のレビューによるものである。「ほとんどの若者にとって、医学的な治療法は性別に関連した苦痛管理する最良の方法ではない」と報告書結論づけた。医学雑誌掲載された関連論説の中で、キャス博士は、若者ジェンダー治療有益であるという証拠は "不安定な基礎の上に成り立っている "と述べた。

NHSは今後、臨床研究登録された患者を除いて、思春期を阻害する薬を提供しない。そして報告書は、テストステロンエストロゲンのような永久的な身体的変化を促すホルモンは、"細心の注意 "をもって未成年に処方するよう勧告した。

英国の動きは、北欧におけるより広範なシフトの一部であり、保健当局は近年、思春期性別治療需要が急増していることに懸念を抱いている。

12月ノルウェー地方保健当局は、青少年性別医療を「試験中の治療」に指定し、臨床試験に参加している青少年にのホルモン剤が処方されることになった。デンマークでは、今年最終決定される新ガイドラインにより、ホルモン治療幼児期から性別違和を経験したトランスジェンダー青少年限定されることになる。

若者に対するジェンダー治療先駆者ヨーロッパである1990年代アムステルダムのあるクリニックは、幼少期から自分は違う性別だと感じていた青少年思春期抑制剤を投与し始めた。

世界中のクリニックがオランダプロトコルに倣うようになった。これらのクリニックへの紹介は2014年から急増し始めた。例えばスウェーデンのクリニックでは、2014年には約50人だった紹介患者が、2022年には350人にまで増加した。英国では、その数は2014年の470件から2022年には3,600件に増加している。

そして、オリジナルオランダ研究参加者とは異なり、新しい患者の多くは思春期まで性別苦痛経験せず、うつ病自閉症を含む他の精神健康状態を持っていた。

現在オランダで発表された当初の知見が現在患者にとって妥当なのか疑問が呈されている。

フィンランド2011年から青少年ジェンダープログラムを率い、この治療を声高に批判するようになった精神科医、リイッタケルトゥ・カルティアラ博士は、「世界中が、何千、何万もの若者に対して、1つの研究に基づいて治療を行っている」と述べた。

カルティアラ医師自身調査によると、フィンランドのクリニックに入院している患者の約80%は女性として生まれ思春期の後半に性別の悩みを経験するようになった。多くの患者心理的問題も抱えており、ホルモン治療では改善されないことがわかった。2020年フィンランドは薬の使用を厳しく制限した。

同じ頃、スウェーデン政府は厳密な研究レビューを依頼し、青少年に対するホルモン療法には「不十分な」エビデンスしかないことを発見した。2022年スウェーデンは「例外的なケース」のみにホルモン療法を推奨し、その理由ひとつに、どれだけの若者がこの先、医学的移行(脱移行と呼ばれる)の中止や逆戻りを選択する可能性があるかという不確実性を挙げている。

2021年、タヴィストック臨床医たちは、思春期阻害剤を服用した44人の子供たちを調査した結果を発表した。

薬によって自傷行為異和感の程度が軽減されることはなかった。2020年、NHSはキャス博士治療法の独立レビューを依頼した。彼女科学レビューを依頼し、国際的ケアガイドライン検討した。また、若者とその家族トランス成人、離脱者、擁護団体臨床医と面会した。

レビューの結果、NHSのケア水準は不十分であり、性別による苦痛の原因となりうる精神衛生上の懸念対処するルートほとんどないと結論づけられ、NHSは先月タヴィストックセンターを閉鎖した。

キャス医師は、火曜日に発表された『ブリティッシュメディカルジャーナル』誌の編集者とのインタビューの中で、「子供若い人たちは、実にお粗末な扱いを受けてきました」と語った。小児医療において、若い人たちに取り返しのつかない治療を施し、大人になったときにどうなるのか全くわからないというようなことは、他に考えられません」。

今月、NHSによって制定された変更は、「私たち懸念が実際、妥当であったことを認めたものです」と、2018年懸念を表明したタヴィストックスタッフの一人であるロンドン臨床心理学者、アンナハッチンソンは言う。"これらの子供たちに関連する決定について、より強固でエビデンスに基づいた道筋に戻ろうとしていることは心強い。"

フランスでは今年、医師思春期阻害剤やホルモン剤を処方することを禁止する法案が提出され、懲役2年、罰金30,000ユーロを科した。そして月曜日バチカンは性転換を人間尊厳を脅かすものとして非難した。

Permalink |記事への反応(0) | 12:38

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anond:20250914080851

おいおい、実際にキャス報告書の内容でイギリス国立ジェンダー治療施設が閉鎖になってるんだよ。

最高裁女性生物学女性だと認めたしね。

 

イギリスにおける CassReview(キャス報告書)――正式名「IndependentReview ofGender Identity Services for Children and Young People」

📄 基本概要

発行日:2024年4月10日、NHSイングランド2020年委託した独立レビューとして Hilary Cass医師が主導

対象性別不安gender dysphoria)やトランスジェンダー自認を持つ18歳未満の子ども・若者(および18〜25歳も新たに対象に含む)

調査手法ヨーク大学による8件の系統的レビュー定量・定性データ患者家族専門家とのインタビューなどを総合的に評価

 

🧠 主なジェンダー医療への批判

1.エビデンスの質が非常に低い

思春期抑制剤(puberty blockers):

50件の研究レビューした結果、質が「高」とされたのは1件のみ、中等が25件、残りは低品質

安全性(骨発達、神経発達)や心理面への影響についても結論できないとされた

性別適合ホルモンcross-sex hormones):

53件の研究中、高品質1件、中等33件、低品質19件。

心理改善証拠は限られ、健康リスクは未解明。臨床経路は慎重にすべきとされた。

 

2. 「Gender‑affirming care」モデルへの批判

自認に基づく迅速な医療介入(Dutch Protocol)について、「十分な科学的根拠がないまま普及してきた」と報告。

アメリカで発展した「自己申告=治療開始」とするアプローチに対し、イギリスでは否定的評価

 

3.支援モデルの再構築

GIDS(Tavistock)閉鎖、新たなサービス体制へ移行。偏った診療実態改善へ 。

 

4.対象層の複雑性への注目

GIDS受診者には高率で精神疾患、神経発達症(自閉症等)、摂食障害を併発しているケースが多く報告されている 。

ジェンダーに焦点を当てる前に、背景にあるメンタルヘルス課題への介入が不可欠とされた 。

 

5.英国政治医療界の支持

政府英国主要政治陣、およびNHS幹部は、本報告書を「政治から自由科学的再検討」として歓迎し、子ども医療から政治排除する契機として価値があると評価された 。

NHSの専門家チームは、報告書を新たなサービス体制の「バックボーン」として採用し、現行改革を構築する根拠としている。

 

6.統合的・精神保健中心の支援評価

制度では、ジェンダーに特化するのではなく、心理的・社会的背景と併せて状況を総合的に評価するアプローチに転換。これに対し、Transyouth charity「Mermaids」やTheKite Trustなどは、NHSの失敗を報告書が認めた点を評価し、包括的支援方向性に支持を示している 。

 

7.報告書が波及した制度改革

Tavistock GIDSの閉鎖と、新たな地域拠点型のCIDS設置(ロンドンリバプールブリストルなど)に対し、報告書実用的な設計提示できたとの肯定的評価がある。

NHSは2025年思春期抑制剤に関する臨床試験を開始し、科学的根拠に基づく対応に舵を切った

 

8.倫理・透明性への評価

報告書は、“独立レビュー”として、ガイドラインとは異なるプロセス(専門分野から距離を置いた医学者が中立的に主導)で設計された点も強みとされている。これは利益相反先入観排除資するとして評価されている。

Permalink |記事への反応(0) | 10:33

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2025-09-11

HPVワクチン子宮頸がん ― 本当に防げるの? 高校生向け

WillHPV vaccination prevent cervicalcancer?

Centre for Global Public Health, Institute of Population Health Sciences, Barts and TheLondon School of Medicine and Dentistry,Queen Mary University,

Institute of Health andSociety, Newcastle University

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7068772/

HPVワクチンは「ヒトパピローマウイルスHPV)」というウイルス感染を防ぐために作られました。このウイルス子宮頸がんの原因になることが分かっています。だからワクチンを打てば子宮頸がんが防げる」とよく言われます

でも実際の臨床試験(人に使って効果を調べる研究)では、いくつかの問題があります

HPVワクチン臨床試験をめぐる問題

試験対象となった人が実際の接種対象と違っていた

→ 実際には10代の若い人がワクチンを打つことが多いのに、試験では年齢や条件が限られていたため、現実とずれていた。

調べた「効果指標」が本当の子宮頸がんではなかった

子宮頸がん発症までに数十年かかるので、短期間の試験では「がんの予防効果」は確認できない。代わりに「前がん状態」(CINと呼ばれる異常)を使って効果を見ていた。

CIN1という軽い異常は予防できても、それが本当に重要とは限らない

→ CIN1は自然に治ることも多く、治療すらされない。だから「CIN1を減らせた」=「将来のがんを減らせる」とは直結しない。

より重い異常(CIN3やAIS)についてはデータが不足

→ これらが本当に減るかどうかはまだ結論が出せない。

検査の間隔が通常より短すぎた

普通は3年ごとに検査するところ、試験では半年~1年ごとに検査した。その結果、自然に治るはずの軽い異常まで見つけてしまい、「ワクチンのおかげで減った」と過大に見えてしまった可能性がある。

まとめ

HPVワクチン子宮頸がんをどのくらい確実に防ぐかは、まだ完全にはわかっていません。

今ある試験は「がんそのもの」ではなく「前がん状態」を見ているため、効果を大きく見せてしま可能性があるのです。

Permalink |記事への反応(2) | 17:12

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2025-09-09

anond:20250909171059

投稿の要点

HPVワクチン臨床試験は「子宮頸がん発症のもの」ではなく「代替エンドポイント(CIN1+など)」を用いている。

子宮頸がん発症は数十年かかるため、試験では直接的に評価できていない。

・CIN1は自然退縮することも多く、臨床的に意味が薄い。

検査間隔が短く、過剰診断の可能性がある。

・したがって「子宮頸がん予防効果を直接証明していない」「有効性を過大評価している可能性がある」と主張。

評価

1. 正確な指摘

代替エンドポイント使用

→ 正しいです。臨床試験は「CIN(子宮頸部上皮内腫瘍)」や「持続感染」を主要評価項目にしています。がんの発症を直接アウトカムにするのは現実的に困難です(長期間と膨大な症例数が必要になるため)。

CIN1の臨床的意義の限定

→ これも妥当。CIN1は多くが自然退縮するため、CIN3やAISの方が臨床的に重要とされています

2. 不十分/一面的な点

「がん予防効果は直接証明されていない」=「効果が不確実」ではない

→ 確かに「直接証明」は難しいですが、CIN3+や持続感染は**国際的承認されたサロゲート代理指標)**で、がんリスクを強く反映します。

世界データリアルワールドエビデンス)への言及が欠けている

ワクチン入国(例:スウェーデンイギリスオーストラリア)では、接種者でCIN3や子宮頸がんの発生率が有意に減少していることが報告されています。これらは臨床試験限界を補強する重要データです。

過大評価可能性」強調のバランス欠如

短期的に自然退縮する病変も含まれるのは事実ですが、それを差し引いても高グレード病変(CIN3+)での予防効果は明確に認められています

3. 全体的な印象

科学的な論点をある程度理解しているが、片側に寄った解釈

臨床試験限界を正しく指摘しているものの、エビデンス全体(特に世界での効果)を無視しており、「過大評価」との結論不適切に強い。

結論

この投稿は「臨床試験デザイン上の制約」を強調している点では正しいが、

がん予防効果証拠が「ない」と誤解させる書き方になっている

世界でのがん発症率低下データ考慮していない

ため、一面的バランスを欠いた評価といえます

Permalink |記事への反応(1) | 17:22

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HPVワクチンは効くのか?

WillHPV vaccination prevent cervicalcancer?

Centre for Global Public Health, Institute of Population Health Sciences, Barts and TheLondon School of Medicine and Dentistry,Queen Mary University,

Institute of Health andSociety, Newcastle University

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7068772/

試験デザイン上の問題

複合的かつ遠い代替エンドポイント(CIN1含む)を使用

子宮頸がん発症(数十年かかる)は検出不可能設計

CIN1予防の証拠はあるが、臨床的に重要転帰ではない

有効解釈限界

CIN1+(CIN1,2,3,AIS)に対する高い有効性 ≠ CIN3+(CIN3,AIS)に対する有効

CIN3+予防について結論を出すにはデータ不足

過大評価の要因

細胞診が通常(36か月)より短い間隔(6〜12か月)で実施 → CINの過剰発見

短期的に自然退縮する病変を含めたため、有効性を高く見積もる可能

持続感染診断も短い間隔(6か月以下)で行われ、不確実性が大きい

 

👉 まとめると、臨床試験設計上の制約と代替エンドポイント使用により、HPVワクチンの真の子宮頸がん予防効果を直接証明していない、また有効性は過大評価されている可能性がある

Permalink |記事への反応(6) | 17:10

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2025-08-20

コロナワクチン、何が間違いだったのか

リアルワールドではワクチンに関わらずパンデミック化したが、このことから反省点はなにか?

とても重要視点です。「初期ワクチンの高い有効率(95%前後)」という強い成果が出た一方で、現実にはワクチン接種が進んでも世界流行パンデミック)は収束しなかった。ここから浮かび上がる反省点を整理します。

1.発症予防と感染予防の区別が不十分だった

RCTの一次評価は「有症状COVID-19」でした。

一般社会では「感染のものを止める」と期待され、「感染阻止=パンデミック収束」と誤解されました。

実際には感染予防効果は一部しかなく、無症候感染や伝播は残存。

➡️ 今後のワクチン開発では「発症予防」と「感染予防」を分けて設計広報する必要がある。

2.ウイルス変異免疫の持続性を軽視

初期試験武漢型株を対象にしており、変異株(α、δ、オミクロン)で効果が急落しました。

ワクチン効果の持続期間が短く、ブースター前提の戦略になった。

➡️ 持続的な免疫誘導変異への柔軟対応mRNA更新や多価ワクチン)が必要

3. 「集団免疫戦略への過度な期待

当初は「70%以上接種で集団免疫」というシナリオが描かれたが、

変異株の高い伝播性

ワクチン感染予防効果限界

接種の不均一分布

により現実には成立しなかった。

➡️感染症ごとに“集団免疫が成立しうるか”を精密に検討すべき。

4.公衆衛生戦略多様化不足

ワクチン導入と並行して、**検査隔離・換気などの非薬理的介入(NPI)**を長期的に持続させる体制が十分でなかった国も多い。

ワクチンが出れば全て解決」というメッセージが、社会の油断や対策解除の早まりにつながった。

➡️ワクチン単独ではなく、公衆衛生対策の一部として位置づけるべき。

5.コミュニケーション課題

「95%有効」の数字が、一般市民政治決定者に「感染も95%防げる」と誤解された。

その結果、期待と現実ギャップワクチン不信感情を強めた。

➡️科学限界を誠実に伝えるリスクコミュニケーションが不可欠。

6.副反応情報課題

臨床試験段階では数百人規模の観察で、安全性シグナルを確認。多くは局所反応や発熱など一過性のもの

承認後に数千万規模で接種が進む中で、死亡例、重篤例(心筋炎、血栓症アナフィラキシーなど)が顕在化。

➡️重篤副反応有害事象発見公表の遅れが不信感を助長した。

まとめ

リアルワールドでのパンデミック持続は、

ワクチン評価指標発症予防 vs感染予防)の混同

変異株と免疫持続性の読み誤り

集団免疫戦略限界

公衆衛生対策ワクチン政策の一体化不足

リスクコミュニケーションの弱さ

副反応対策の不備

によるものと考えられます

Permalink |記事への反応(5) | 08:40

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2025-08-15

40代、遠近両用メガネは早めに始めよう

anond:20250814144423

40代になると手元が見えにくくなり、自分老眼になったことを感じ始める。
わかりやすいのは、本が読みづらいとか、あれ、メガネ外した方が字が大きく見えない?とかいう風に感じられるようになってくるわけ。

そこで遠近両用メガネ老眼鏡という話になる。
のだけど、ここで「俺はまだ老人じゃない」と強がって裸眼や今までのメガネで通そうとするのは悪手。

老眼水晶体の弾力の低下で、ピントの調整力が下がるために起きるのだけど、遠近両用メガネ焦点距離の異なるレンズを1つのメガネに混在させることで解決する。
しかし、老眼が進むと、この遠と、近のずれがどんどん大きくなっていくのね。40代初めの頃はこの遠近の差が小さいので、遠近両用メガネを使い始めても違和感最初だけで、1日も経たないうちに違和感なく使えるようになる。

これが、老眼が進んでから遠近両用にすると、遠近の差がいきなり大きいところから始めるから落差やひずみが大きくて世界がぐわんぐわんしてしまう。すると当然目も疲れるし違和感もすごい。見づらいわー、とかいって使わなくなってしまったりもする。
なので、老人みたいなどと遠ざけず、早めに遠近両用メガネを使い始めた方がよいのよ。恥ずかしがらずにメガネ屋や眼科にご相談を。

それから一口老眼といっても、元が近視か遠視かによって過程全然違う。
ようするに焦点距離が変えづらくなるわけで、カメラでいうとズームか広角レンズに固定されてしまう。なので、手元が見づらくなった時、つらいのは遠視の人。まずもって手元が見えない。なので、すぐに遠近両用にしよう。
問題は近視の人で、近視の人はメガネを外すと手元がめっちゃ見えるようになる。よくおじいちゃんメガネを上げたり下げたりして裸眼で読んでるしぐさがあるけど、あの状態。この場合裸眼である程度解決してしまうので、遠近両用の導入を渋ってしまうことが多い。なんだけど、いずれQoLは下がっていくし、先に述べた理由で後になってからの導入は結構つらいので、こちらも早めに遠近両用にしようね、って話。

余談だが、老眼治療しようという目薬が臨床試験に入っていて、この目薬は目のピントの調整力を上げたり水晶体を柔らかくする作用がある。副作用効果調査されている段階だし、比較的高価になりそうではあるのだけど、VuityとかUNR844について調べてみると面白いかもね。

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2025-08-03

anond:20250803192331

おいおい、トランス批判の基盤となったキャス報告書無視するのはフェアじゃないなあ

 

イギリスにおける CassReview(キャス報告書)――正式名「IndependentReview ofGender Identity Services for Children and Young People」

📄 基本概要

発行日:2024年4月10日、NHSイングランド2020年委託した独立レビューとして Hilary Cass医師が主導

対象性別不安gender dysphoria)やトランスジェンダー自認を持つ18歳未満の子ども・若者(および18〜25歳も新たに対象に含む)

調査手法ヨーク大学による8件の系統的レビュー定量・定性データ患者家族専門家とのインタビューなどを総合的に評価

 

🧠 主なジェンダー医療への批判

1.エビデンスの質が非常に低い

思春期抑制剤(puberty blockers):

50件の研究レビューした結果、質が「高」とされたのは1件のみ、中等が25件、残りは低品質

安全性(骨発達、神経発達)や心理面への影響についても結論できないとされた

性別適合ホルモンcross-sex hormones):

53件の研究中、高品質1件、中等33件、低品質19件。

心理改善証拠は限られ、健康リスクは未解明。臨床経路は慎重にすべきとされた

 

2. 「Gender‑affirming care」モデルへの批判

自認に基づく迅速な医療介入(Dutch Protocol)について、「十分な科学的根拠がないまま普及してきた」と報告。

アメリカで発展した「自己申告=治療開始」とするアプローチに対し、イングランドでは否定的評価

 

3.支援モデルの再構築

GIDS(Tavistock)閉鎖、新たなサービス体制へ移行。長い待機時間や偏った診療実態改善

 

4.対象層の複雑性への注目

GIDS受診者には高率で精神疾患、神経発達症(自閉症等)、摂食障害を併発しているケースが多く報告されている

性自認に焦点を当てる前に、背景にあるメンタルヘルス課題への介入が不可欠とされた

 

5.英国政治医療界の支持

政府英国主要政治陣(労働党Wes Streeting影響大)、およびNHS幹部は、本報告書を「政治から自由科学的再検討」として歓迎し、子ども医療から政治排除する契機として価値があると評価された

NHSの専門家チームは、報告書を新たなサービス体制の「バックボーン」として採用し、現行改革を構築する根拠としている

 

6.統合的・精神保健中心の支援評価

制度では、性自認に特化するのではなく、心理的・社会的背景と併せて状況を総合的に評価するアプローチに転換。これに対し、Transyouth charity「Mermaids」やTheKite Trustなどは、NHSの失敗を報告書が認めた点を評価し、包括的支援方向性に支持を示している

 

7.報告書が波及した制度改革

Tavistock GIDSの閉鎖と、新たな地域拠点型のCIDS設置(ロンドンリバプールブリストルなど)に対し、報告書実用的な設計提示できたとの肯定的評価がある

NHSは2025年思春期抑制剤に関する臨床試験を開始し、科学的根拠に基づく対応に舵を切った

 

8.倫理・透明性への評価

報告書は、“独立レビュー”として、ガイドラインとは異なるプロセス(専門分野から距離を置いた医学者が中立的に主導)で設計された点も強みとして語られています。これは利益相反先入観排除資するとして評価されています

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2025-07-31

糖尿病薬が広げた意外な効果:SGLT2阻害薬の活躍未来

近年、「SGLT2阻害薬(エスジーエルティーツーそがいやく)」という薬が医療分野で大きな注目を集めています

当初は糖尿病治療薬として開発・登場しましたが、実はそれに留まらず、心不全慢性腎臓病といった循環器・腎臓病気さらには肥満や老化現象にまで効果が及ぶ可能性が報告されているのです。

記事では、このSGLT2阻害薬の歩みと幅広い効果について、ご紹介します。

背景:糖尿病治療薬としての始まり

SGLT2阻害薬はもともと2型糖尿病のために開発された経口薬(飲み薬)です。

その最大の特徴は、腎臓での糖の再吸収をブロックし、糖を尿中に排出させることで血糖値を下げるというユニーク作用機序にあります糖尿病患者さんの尿に糖が出る(尿糖)こと自体は昔から知られていましたが、「逆に糖をどんどん尿に出してしまえば血糖が下がるのでは?」という逆転の発想で生まれたのがこの薬です。

実はこの発想の原点は19世紀リンゴの樹皮から見つかった天然物質ロリジン研究にさかのぼり、糖を尿に排泄させる効果自体1800年代後半には報告されていました。しかし実際に安全で使いやすい薬として形になったのはずっと後のことで、2010年代になってから世界で臨床使用が始まりました。

2012年ヨーロッパ最初のSGLT2阻害薬(ダパグリフロジン)が承認され、日本でも2014年にイプラグリフロジン商品名スーグラ)を皮切りに複数の薬剤が次々と登場しました。現在ではダパグリフロジン(フォシーガ®)、エンパグリフロジン(ジャディアンス®)、カナグリフロジン(カナグル®)など多数のSGLT2阻害薬が利用可能で、インスリン分泌に関係なく使える新しい糖尿病治療薬として広く定着しています

心不全腎臓病・肥満への適応拡大

糖尿病治療薬として登場したSGLT2阻害薬ですが、その後の大規模臨床試験研究により、「血糖を下げる」以上の思いがけない効果が明らかになってきました。

まず注目すべきは心臓への良い効果です。

SGLT2阻害薬を服用すると、糖尿病患者さんだけでなく心臓に持病のある患者さんで心不全による入院や心血管死のリスクが明らかに減ることが報告されました。

具体的には、心不全動脈硬化性心疾患、慢性腎臓病を抱える患者さんでSGLT2阻害薬を使うと、使っていない場合に比べて心不全悪化心臓関連の死亡を有意に防げたというのです。

このエビデンスを受けて、近年では糖尿病がない心不全患者さんに対してもSGLT2阻害薬が積極的に使われるようになり、日本でも「心不全治療薬」として保険適用が認められるケースが増えました。

実際、エンパグリフロジン(ジャディアンス®)やダパグリフロジン(フォシーガ®)は、糖尿病の有無に関係なく慢性心不全患者への適応で使えるようになっています


同様に腎臓への効果も見逃せません。

糖尿病腎臓病(糖尿病性腎症)を招く代表的な原因ですが、SGLT2阻害薬を使うと腎臓機能低下がゆっくりになり、腎不全への進行を抑制できることが分かりました。

慢性腎臓病CKD)の患者さんを対象とした試験でも、SGLT2阻害薬が腎代替療法透析や腎移植)が必要になるリスクを減らしたとの報告があります

こうした知見から現在では慢性腎臓病に対しても糖尿病の有無を問わずSGLT2阻害薬を使うことが可能になっています特に機能が低下した糖尿病患者さんには、心臓腎臓両面を守る薬として一石二鳥メリットが期待できるでしょう。


さらに興味深いのは、SGLT2阻害薬の体重減少効果です。糖を尿に出すことで1日に数百キロカロリーエネルギーを捨てる形になりますから継続的使用すれば多少の減量につながります

実際、SGLT2阻害薬を使った患者さんでは平均して数kg程度の体重減少と血圧低下が副次的に見られることが報告されています

減量幅こそ劇的ではないものの、「飲むダイエット」のようなキャッチフレーズメディアに紹介されたこともあり、肥満治療への応用も期待されています現在肥満のもの適応症とする公式な使い方はありませんが、糖尿病を伴う肥満患者さんでは一挙両得の薬と言えるかもしれません。

老化細胞除去の可能性:抗老化への挑戦

糖尿病心臓腎臓といった領域活躍を広げるSGLT2阻害薬ですが、最近になって「老化」に関わる現象への効果という、まさに異色の可能性が示唆され大きな話題となりました。老化に伴い体内に蓄積する「老化細胞(senescent cells)」をこの薬が除去してくれるかもしれない、というのです。一体どういうことでしょうか? 背景からひも解いてみましょう。


老化細胞とは、加齢やストレスダメージを受けて増殖を停止した細胞のことで、そのまま体内に居座って周囲に炎症を引き起こす困り者です。増えすぎた老化細胞慢性的な炎症反応を起こし、動脈硬化糖尿病アルツハイマー病といった老化関連疾患の原因の一つになると考えられています。そこで近年、老化細胞だけを選択的に取り除く「セノリティクス(老化細胞除去薬)」の研究が盛んになっていますしか既存候補薬は抗がん剤由来の物質など副作用懸念が大きいものが多く、なかなか実用につながっていませんでした。


そんな中、既に糖尿病治療に使われ安全性も確立されたSGLT2阻害薬が老化細胞除去に役立つ可能性を示す研究成果が2024年に発表されました。順天堂大学などの研究グループが報告した内容によれば、マウス実験でSGLT2阻害薬を投与すると加齢や肥満で蓄積した老化細胞が体内から減少し、それに伴って代謝異常(高血糖インスリン抵抗性)の改善動脈硬化の進行抑制さらには加齢に伴うフレイル虚弱)の改善が見られたというのです。

驚くべきことに、この研究では早老症(早く老化が進む遺伝子疾患)のマウス寿命が延びる効果まで確認されました。さらに解析を進めたところ、SGLT2阻害薬によって老化細胞が持つ免疫抑制スイッチ細胞表面のPD-L1という分子)がオフになり、本来であれば老化細胞排除してくれるはずの免疫細胞が再び元気に働けるようになる――つまり免疫の力で老化細胞掃除する作用があることも判明しました。

血糖値を下げる薬が体内の掃除屋さん(免疫)を手伝って、老化の元凶排除してくれるなんて、とても不思議でワクワクする話ですね。

もっとも、この「老化細胞を除去する」という現象は現時点では主にマウスなど動物実験で得られた知見です。

人間の体でも同じように効果があるかどうか、今後の研究で慎重に確かめ必要があります。ただしSGLT2阻害薬は既に副作用が少ない安全な薬として広く使われているため、「もし本当に抗老化作用があるなら、比較的早く高齢者医療に応用できるかも」と期待されています

たとえば将来、糖尿病ではないけれど動脈硬化認知症予防のためにSGLT2阻害薬を飲む、なんて時代が来る可能性もゼロではありません。

今後の展望さらなる可能性に向けて

SGLT2阻害薬は、このように糖尿病薬の枠を超えて多角的健康効果を発揮する薬として脚光を浴びています

既に心不全腎臓病の治療ガイドラインでは欠かせない存在となりつつあり、「血糖値を下げるついでに心臓腎臓も守る薬」として医師からも頼りにされる時代になりました。さら最近研究が示す抗老化作用についても、夢のある話ではありますが決して荒唐無稽空想ではなく、科学的根拠に基づいた可能性として真剣に受け止められ始めています

もちろん今後、人間での臨床試験を経て本当に老化関連疾患に効くのか確認するプロセス必要ですが、もし実現すれば加齢に伴う様々な病気の予防や健康寿命の延伸に大きく貢献するかもしれません。


糖尿病の薬が心臓腎臓も守ってくれて、さらには老化現象にまで効くかもしれない」――少し前までなら信じられないような展開ですが、医学世界ではこのように一つの薬が思わぬ形で“再発見”されることがあります。SGLT2阻害薬はまさにその好例と言えるでしょう。今後も研究が進めば、新たな効果適応さらに見つかる可能性もあり、ますます目が離せません。糖尿病治療薬として生まれたSGLT2阻害薬が、これから先も私たち健康長寿生活の質向上に一役買ってくれることを期待したいですね。

人間によるまとめ

https://www.yomiuri.co.jp/science/20250730-OYT1T50160/

こんな記事があったのでしらべてみたらこんな感じだった。

で、面白いのは、糖尿に効くのは尿の糖を出すからわかる、腎臓腎臓が過剰に働くのを抑えるのでわかるが、それ以外に効く理由イマイチわかってないらしい。

わかってないが、何故か顕著に確実に効くと言う話で臨床で使える薬ってことになってるんだとか。

すげーな。こんなことがあるんだな。

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2025-06-18

anond:20250618123012

プラセボ効果とはなんですか?

プラセボ効果Placebo Effect)の定義

プラセボ効果とは、実際には薬理学的な効果を持たない偽薬プラセボ)を投与されたにもかかわらず、患者改善したと感じる現象を指します。主に心理的な要因によって引き起こされ、痛みの軽減や抑うつ症状の改善など、さまざまな症状に現れることが確認されています

主な特徴

心理的メカニズム:患者の「治るだろう」という期待感が影響

脳内変化: 実際にエンドルフィンなどの物質が分泌される場合

臨床試験:新薬効果判定時にプラセボ群を設定する理由

具体例
治療内容結果
薬物試験新開発の鎮痛剤78%の患者効果
プラセボ砂糖の錠剤45%の患者に「効果あり」
注意点

倫理的問題偽薬使用には慎重な判断必要

効果持続期間の限界

すべての疾患に適用されるわけではない

この現象は、心と体の密接な関係を示す興味深い事例として、医学心理学両分野で研究が続けられています

Permalink |記事への反応(1) | 12:35

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2025-06-09

anond:20250609131822

新型コロナウイルスSARS-CoV-2)に対するmRNAワクチン効果検証たこれまでの研究には、いくつかの限界問題点が指摘されています。以下に主要な点を整理します。

1. 観察研究限界(Real-worldEvidenceバイアス

問題点

無作為化されていないため、背景因子の調整が不完全。

健康志向バイアスhealthyuser bias):ワクチンを接種する人はもともと健康意識が高く、医療アクセスが良い傾向がある。

ワクチン未接種者がヘテロ集団宗教的理由アクセス問題健康状態悪化など多様な背景がある。

結果的に、ワクチン効果が過大または過小評価される可能性がある。

2.変異株への効果検証の難しさ

問題点

初期の研究は野生株(Wuhan株)またはアルファ株を対象としており、デルタ株、オミクロン株への効果は別途検討必要

時間の経過とともに変異株が主流になるため、研究成果が急速に陳腐化する。

ブースター接種の効果についても、変異株ごとに再評価必要

3.抗体価を用いた評価限界

問題点

多くの研究中和抗体価を用いてワクチン効果を間接評価しているが、免疫全体像細胞免疫など)を捉えきれていない。

抗体価の低下=防御効果喪失とは限らない。

4. 長期的な有効性と安全性に関する情報不足

問題点

mRNAワクチンは**緊急使用承認(EUA)**で導入されたため、長期観察データが乏しい段階で接種が開始された。

特に若年層や小児、妊婦高齢者における長期の副反応リスク効果に関する知見は限定的だった。

心筋炎・心膜炎(特に若年男性)などのまれ副反応が、接種後になってから報告された。

5. 報告バイアス政治的影響

問題点

一部の研究で、製薬企業の関与によりポジティブな結果が強調される可能性がある。

ワクチン承認や推奨が政治的判断と絡むことで、研究客観性が揺らぐとの批判もある。

データの透明性や原データへのアクセス制限批判されたケースもあった(例:Pfizerの臨床試験データ開示の遅れ)。

6. 接種回数・タイミング・組み合わせの最適化に関する情報不足

問題点

何回接種すべきか(初回+何度のブースター)という点でエビデンスが流動的。

異なるワクチンを組み合わせる「交差接種(heterologousprime-boost)」の評価が不十分。

感染歴のある人にとっての追加接種の意義も明確でなかった。

参考文献(代表的もの):

PolackFP,et al. (2020). Safety and Efficacy of the BNT162b2mRNACovid-19 Vaccine. NEJM.

Baden LR,et al. (2021). Efficacy and Safety of themRNA-1273SARS-CoV-2 Vaccine. NEJM.

UK Health Security Agency. (2022).COVID-19 vaccine surveillance reports.

SubramanianSV, Kumar A. (2021). Increases inCOVID-19 are unrelated to levels of vaccination across 68 countries and 2947 counties in the US. European Journal of Epidemiology.

Doshi P. (2021).Willcovid-19 vaccines save lives? Current trials aren’t designed to tell us.BMJ.

Permalink |記事への反応(0) | 16:12

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2025-04-30

ラーメンデブバナナを食え

血圧を下げろ。生きろ。そしてまたラーメンを食え。

バナナを食べる方が「頑張って塩分を減らす」より血圧が下がるかもしれない】

https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/175603

学術研究減塩よりカリウム摂取増が血圧低下に有効と判明(ウォータールー大、2025年発表)。

腎臓心臓・血管等を統合した性差モデルで、男性効果大、女性は低下幅小とシミュレーション

性差女性Na再吸収抑制やNO豊富さ、RAAS差異が関与と説明経験則を数理的に裏付け

バナナほうれん草等でカリウム補給は容易、減塩挫折せず続けやすいが腎疾患・結石歴は要医相談

動物データスケール解析ゆえ臨床試験が今後必要だが、安全・手軽な血圧ケアとして実践価値大。

Permalink |記事への反応(2) | 18:45

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2025-04-05

anond:20250405003115

まったく逆やね

https://www.nytimes.com/2024/04/09/health/europe-transgender-youth-hormone-treatments.html

ヨーロッパ5カ国は最近性別に悩みを抱える青少年に対するホルモン治療制限した。

英国の今回の変更は、独立した小児科であるヒラリー・キャス博士火曜日夕方に発表した4年間のレビューによるものである。「ほとんどの若者にとって、医学的な治療法は性別に関連した苦痛管理する最良の方法ではない」と報告書結論づけた。医学雑誌掲載された関連論説の中で、キャス博士は、若者ジェンダー治療有益であるという証拠は "不安定な基礎の上に成り立っている "と述べた。

NHSは今後、臨床研究登録された患者を除いて、思春期を阻害する薬を提供しない。そして報告書は、テストステロンエストロゲンのような永久的な身体的変化を促すホルモンは、"細心の注意 "をもって未成年に処方するよう勧告した。

英国の動きは、北欧におけるより広範なシフトの一部であり、保健当局は近年、思春期性別治療需要が急増していることに懸念を抱いている。

12月ノルウェー地方保健当局は、青少年性別医療を「試験中の治療」に指定し、臨床試験に参加している青少年にのホルモン剤が処方されることになった。デンマークでは、今年最終決定される新ガイドラインにより、ホルモン治療幼児期から性別違和を経験したトランスジェンダー青少年限定されることになる。

若者に対するジェンダー治療先駆者ヨーロッパである1990年代アムステルダムのあるクリニックは、幼少期から自分は違う性別だと感じていた青少年思春期抑制剤を投与し始めた。

世界中のクリニックがオランダプロトコルに倣うようになった。これらのクリニックへの紹介は2014年から急増し始めた。例えばスウェーデンのクリニックでは、2014年には約50人だった紹介患者が、2022年には350人にまで増加した。英国では、その数は2014年の470件から2022年には3,600件に増加している。

そして、オリジナルオランダ研究参加者とは異なり、新しい患者の多くは思春期まで性別苦痛経験せず、うつ病自閉症を含む他の精神健康状態を持っていた。

現在オランダで発表された当初の知見が現在患者にとって妥当なのか疑問が呈されている。

フィンランド2011年から青少年ジェンダープログラムを率い、この治療を声高に批判するようになった精神科医、リイッタケルトゥ・カルティアラ博士は、「世界中が、何千、何万もの若者に対して、1つの研究に基づいて治療を行っている」と述べた。

カルティアラ医師自身調査によると、フィンランドのクリニックに入院している患者の約80%は女性として生まれ思春期の後半に性別の悩みを経験するようになった。多くの患者心理的問題も抱えており、ホルモン治療では改善されないことがわかった。2020年フィンランドは薬の使用を厳しく制限した。

同じ頃、スウェーデン政府は厳密な研究レビューを依頼し、青少年に対するホルモン療法には「不十分な」エビデンスしかないことを発見した。2022年スウェーデンは「例外的なケース」のみにホルモン療法を推奨し、その理由ひとつに、どれだけの若者がこの先、医学的移行(脱移行と呼ばれる)の中止や逆戻りを選択する可能性があるかという不確実性を挙げている。

2021年、タヴィストック臨床医たちは、思春期阻害剤を服用した44人の子供たちを調査した結果を発表した。

薬によって自傷行為異和感の程度が軽減されることはなかった。2020年、NHSはキャス博士治療法の独立レビューを依頼した。彼女科学レビューを依頼し、国際的ケアガイドライン検討した。また、若者とその家族トランス成人、離脱者、擁護団体臨床医と面会した。

レビューの結果、NHSのケア水準は不十分であり、性別による苦痛の原因となりうる精神衛生上の懸念対処するルートほとんどないと結論づけられ、NHSは先月タヴィストックセンターを閉鎖した。

キャス医師は、火曜日に発表された『ブリティッシュメディカルジャーナル』誌の編集者とのインタビューの中で、「子供若い人たちは、実にお粗末な扱いを受けてきました」と語った。小児医療において、若い人たちに取り返しのつかない治療を施し、大人になったときにどうなるのか全くわからないというようなことは、他に考えられません」。

今月、NHSによって制定された変更は、「私たち懸念が実際、妥当であったことを認めたものです」と、2018年懸念を表明したタヴィストックスタッフの一人であるロンドン臨床心理学者、アンナハッチンソンは言う。"これらの子供たちに関連する決定について、より強固でエビデンスに基づいた道筋に戻ろうとしていることは心強い。"

フランスでは今年、医師思春期阻害剤やホルモン剤を処方することを禁止する法案が提出され、懲役2年、罰金30,000ユーロを科した。そして月曜日バチカンは性転換を人間尊厳を脅かすものとして非難した。

Permalink |記事への反応(1) | 00:33

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2025-03-08

コロナワクチン陰謀論の今

ワクチン打ったら癌になった~

ワクチン打って癌になるわけないだろ。

世界中臨床試験して安全性確認されているんだよ。ワクチン安全なんだよ。

細胞しらべたら、ワクチン由来のスパイクタンパク質遺伝子がでてきたよ。

ワクチン有害事象は適切に管理されていますので、ウンタラカンタ・・・

となってるらしい。

ワクチンがなければ、路上死体が溢れていただろうからワクチンのもの効能は確実にあって、

大勢の人が救われたのは否定のしようがない事実なんだけど、

極稀に癌を発生させてしまうのも事実ということらしい。

がん細胞からワクチン由来DNAが見つかったという情報からは、

ワクチンががんを引き起こした直接原因になったのか、

もともとあったがん細胞ワクチンが取り込まれたのかは分からない。

自分直感では、後者可能性が高いのではと思う。

がん細胞免疫回避能や、異常な増殖能力に、分解されにくい加工をしたmRNAが取り込まれたら

予想外の事故が起きてもおかしくない気がする。

Permalink |記事への反応(0) | 04:28

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2025-03-06

子宮移植賛成、反対している人に対して関係いから黙ってろという意見

それは無しだろ〜、と思う

臨床試験ヘルシンキ宣言を基盤の考えとしていて、倫理的に適正である計画にしなければならないと定められている

では倫理的はどこまでか、という話になってくるが、そこには世論というのも関わっていくべきだと思う 

また倫理審査委員会には外部の委員が入れられる必要があって、医療知識がない人などもいれられるし、世論に左右されるんじゃないかなあ

ちなみに男女両性いれるって項目もある

から今回の件に関して関係ない人なんていないと思っているんだよね

倫理的にどこまでか、ということを議論するべきだから

それに、お互いに合意していたらいいだろうという人はお互いに合意していればなぜ倫理的OKだと思うのか、まで意見が欲しい

極端な話、お互いに合意していたとしても殺人法律禁止されているしね

個人的には医療の発展のために提案研究を進めることは必要だと思うけど、日本では代理母出産出産による代理母の死亡や帝王切開などのリスク女性の体を出産のために道具化することへの倫理的課題禁止されているのであれば、ラインとしてはアウトなんじゃないかなと思う

ただこの辺りって倫理審査委員会議論されていると思っていてどうにかクリアした可能ももちろんある

(リスクベネフィットとか言い出してたらがっかりだけど

Permalink |記事への反応(2) | 14:47

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2025-03-03

子宮移植について

慶應病院子宮移植臨床試験が始まるようで物議を醸してる

倫理的問題だ!と言ってる人とどちらにも合意があればいいんじゃない派閥があるみたいだけど、個人的には倫理的によく問題とならず倫理審査委員会通ったな、という感じ

日本では代理出産禁止されていて、禁止理由出産による代理母の死亡や帝王切開などのリスク女性の体を出産のために道具化することへの倫理的課題らしく、いやまんま同じじゃない?となった

10ヶ月かからないことは大きい違いか、とは思うけど

ただ医者は興味があれば推し進めると思うから批判するつもりはなくて、倫理審査員会はどうやら色々指摘して修正を繰り返して承認されたっぽいか議事録読んでみたいな〜

Permalink |記事への反応(2) | 09:53

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2025-01-15

anond:20250114102242

インフルエンザワクチンに関する問題点

第1部 効果限界

□ 予防効果のばらつき

ワクチン有効性は、接種する年や対象集団によって大きく異なります特に高齢者免疫抑制状態にある人々では効果が低いことが多いです。

 例:ワクチン有効性は年によって、10〜60%と大きな幅がある。

□ 抑束変異

インフルエンザウイルスは抑束変異(ドリフトシフト)を頻繁に起こし、予測が外れる場合ワクチン効果が著しく低下します。

第2部 研究デザイン限界

ランダム比較試験の不足

・多くのエビデンスは観察研究モデルシミュレーション依存しており、ランダム比較試験の数は限られています

バイアスリスク

・観察研究では、健康利用者効果(健康な人ほどワクチンを接種しやすい傾向)が結果を残念させる可能性があります

アウトカムの不確定性

臨床試験で用いられるエンドポイント(感染予防、重症化予防、死亡率低下など)の定義や測定方法統一されていないことがあります

第3部 長期的な安全性データ不足

副反応評価

・接種直後の副反応に関するデータ豊富ですが、長期的な影響に関する研究限定的です。

 例:ギラン・バレー症候群(GBS)のような紛らわな副反応リスク評価は難しい。

特定集団でのデータ不足

妊娠婦や小児、特定慣性病患を持つ患者における安全性データが十分でない場合があります

第4部 費用対効果論議

ワクチンコストに見合った効果を得られるかについての論議は続いています感染流行しない年や、予防効果が低い場合には、費用対効果が低下する可能性があります

第5部 社会的倫理的問題

義務接種の是非

ワクチン接種を義務化することの倫理的問題(個人選択権 vs公衆衛生)。

□ 接種率の偏り

特定地域経済的状況により、接種率に不均衡が生じることがあります

Permalink |記事への反応(1) | 12:53

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2024-12-22

悲報ブクマカまたしても統計無知さら

この記事へのブクマカの反応見て笑った。

「1日どれくらい歩くと“うつ病”になりにくいのか。1000歩増でも効果あり?9万人以上対象調査研究紹介】」

https://levtech.jp/media/article/column/detail_582/

はてブコメント

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/levtech.jp/media/article/column/detail_582/

記事過去研究から一日の歩数とうつ症状の関係メタ分析している研究の紹介な。そこにこういうコメントがついている。(idは書かないでおく)

バカじゃねえの。「鬱でないから歩く」を排除できてないじゃねえか。/十分にコントロールされてない、相関でしかないと原文にも書いてある。文系バカなんだから何か意見持ったダメだよ。

これ、有意差はあるのかもしれないが擬似相関の可能性は捨てられないことを隠してるよね。歩くことがうつ病効果があるのか検証するなら任意抽出した一定被験者ランダムに歩数を指定した生活させないと。


俺は恥ずかしいと思ったね。はてブの民の統計リテラシーの低さに。こんなに強い言葉無知を晒せるものなのかね。

かにさ、統計関係因果関係を含意しないってのを理解してる人が増えてきたのはいいことだと思う。そこはわかってて偉いよ。いかがでしたかブログなんかで相関関係だけから「だから歩くことはうつ病の予防に効果があります」とか言ってたら、ちゃんとこれからツッコミしていこうな。

でも、お前らにはここからもう一歩踏み込んで、因果推論ってのがどういうもんかを知ってもらいたいわけ。相関と因果の違いを指摘するだけなら今や誰でもできるが、「じゃあどうやって因果推定するんだ?」という話になると、ちゃんとした研究デザインとか統計の考え方を知ってないと理解できなくなる。だからこの機会に因果推論研究の基本をかいつまんで話してやろうと思う。

まず、観察研究と介入研究の違いをおさえてほしい。

因果関係をはっきりさせたけりゃ、介入実験をするのが基本なんだわ。そういうのをランダム比較試験(Randomized ControlledTrial: RCT)って呼ぶんだけど、要するに被験者無作為に2つ以上のグループに割り振って、一方にはある介入を行い、もう一方には行わない。そうすることで、余計な条件(交絡因子)を平均化して「この介入があるかないかアウトカムがどう変わるか」を調べられるってわけだな。医薬品臨床試験でよくやるやつだ。

RCTは因果推論の王道とされてる。被験者の割り振りをランダムにすることで、たとえば年齢とか、生活習慣とか、知られてない要因まで含めて、できるだけ統一感をもたせるんだ。だから「結果に影響を与える別の要因」が両グループ間で偏らない可能性が高くなるわけ。もちろん完全に不可能ってことはないんだが、それでも観察研究と比べればはるか因果関係推定やすい。だからみんな「RCT最強」とか言うんだろうな。

でも、お前らも想像つくと思うけど、RCTってのはいつでも簡単にできるわけじゃない。特に今回の「歩数を増やすと本当にうつが減るのか?」って話でRCTを組もうとしたら、「はいあなた毎日7,000歩以上歩いてください」「あなたは1日5,000歩未満にしてください」なんて割り振らなきゃいけない。しかし実生活でそこまで厳密に歩数をコントロールさせるのは難しいし、長期的に続けるのも金がかかるし道義的問題も出てくる。それをクリアしても、大規模研究モニタリングには莫大なコストがかかる。医薬品のRCTみたいに販売で元が取れる見通しがあれば企業が金出すかもしれんが、歩数の研究でそこまでのメリットがあるかっていうと怪しいよな。

からといって介入ができなければ相関関係以上のことは何もわからないわけじゃなくて、多くの場合は観察研究を使うのさ。今回の論文も、横断研究や前向きコホート研究だって記事に書いてあったろ?観察研究ってのは、研究者が「歩数を多くしてくれ」とか介入を指示するわけじゃなくて、観察されたデータを集めるものだ。だからこそ、横断研究だと「うつから歩かないのでは?」って方向の因果関係があり得るし、コホート研究だってそれを完全に排除できるかは微妙。もちろん、データ収集時の工夫や統計手法でそれをなるべく除去しようとはするんだけど、RCTほどにははっきりしないわけだ。

前向きコホート研究は一応、時間前後関係コントロールする形になる。「はじめに健康状態生活習慣を測定→一定期間後にうつ病発症たかどうかを追う」みたいな流れを作れば、「うつ病になったから歩かない」という逆向き因果可能性をある程度は小さくできる。それに基づいて「毎日7000歩以上歩く人はうつ発症リスク31%低い」とか「1000歩増えるごとにリスクが9%下がる」とか、そんな結論を導くわけだ。だだし、これは因果関係表現した言葉遣いではないことに注意な。そこから「歩数が増えればうつを予防できる」という結論は導けない。観察研究からな。未知の要因が絡んでるかもしれないし、統計モデルで調整したって全部はカバーできないのが現実だ。

でも、それは別に研究者がバカからわかってない」とか「都合の悪い情報を隠してる」って話じゃないんだよ。研究者サイドからすれば、観察研究で分かることと分からないことの限界なんて、常識のようにわかってるんだ。元の論文を実は読んでいないが、きっと留意事項はいろいろ書いてあるはずだ。メタ分析だしな。

結局のところ、RCTですら完全に「因果関係証明」っていう言い方はしないもんだ。試験デザインに欠陥があったり、サンプル数が少なかったり、無作為化がちゃん機能しなかったり、いくらでもケチをつけようと思えばつけられる。あくまで「因果関係可能性が非常に高い」とか「かなり信頼度が高い」ぐらいに言うのが科学的な態度。だから観察研究で「うつになりにくそう」という結果が出たとしても、研究者は「まあ妥当そうだけどコントロールに仕方に問題があり、さらなる前向き研究必要」と言うし、これまた自然な話なんだ。

ここで、「横断研究なんて相関関係しかからいから無価値だろ」みたいな意見があるかもしれないが、それも単純すぎる見方だ。横断研究で「歩数が多い人ほど抑うつが少ない」という相関関係確認できたら、それだけでも儲けもんだ。仮説として「歩くことが抑うつの予防に何らかの効果があるかもしれない」という種ができるんだよ。さらに前向きコホートやRCTで検証していこうって流れになるわけだから無駄にはならない。それが科学の積み上げってやつだろ?

で、今回の記事を読んで「歩数1,000歩増えるごとにリスク9%低下か、じゃあ試しにちょっと歩いてみようかな」と思うかどうかは、お前ら自身意思決定次第なんだよな。統計データってのは、意思決定のための判断材料であって、「絶対的証明された結論」ってわけじゃない。いいか統計証明の道具じゃなくて、不確実性の中でどう行動するかを助けてくれる実用的な道具なんだ。そこを勘違いすると「いや、完全には証明されてないか意味ない」とか言い出して何も始まらないことになる。

現に、医療現場でも「絶対副作用がない」とは良心のあるやつなら誰も断言しないし、「この薬は100%効きます」なんて宣言するわけでもない。常に効果リスクを天秤にかけつつ、「確からしさ」に賭けて使ってるわけさ。歩くことに関していえば、仮に「実は因果関係がそこまで強くないかもしれない」って可能性があったとしても、デメリットはそんなにないし、健康上のメリットはいろいろ言われてる。だったら「やってみたら?」ってレベルの話だろう。自分自身健康責任を持つための選択肢としては悪くない。

まあまとめるとだな、「相関=因果ではない」ってお前らが得意げに言うのはとても偉いと思うけど、因果推論はすべて可能性の程度の問題グラデーションがあるってことと、観察研究でも一定程度の因果可能性を確認できるってことも知っておいてくれ。以上、お前らにオレ様からの有難い講釈でした。ちょっとは歩いてこいよ。

Permalink |記事への反応(3) | 11:13

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2024-11-28

あなたが癌になった時に最初に知ってほしい事

癌治療を専門にしている医師ですが、夜寝付けなかったので、

癌になった時にまず最初に知っておいて欲しい事をかいてみました。

結論

いかに早く治療を開始できるかで癌の治りやすさが変わります

そして、あなた患者)の頑張りで、治療開始日は大きく変化します。

 

今回は、知っておいて欲しい癌の知識について書いた後、癌の疑いがあると言われた時の治療開始RTAのコツについて書きます

RTA:リアルタイムアタックいかに早くゲームクリアできるかの挑戦の事) 

 

---

 

知っておいて欲しい癌の知識

 

癌は、ひたすら増え続けるおかし細胞

人間の体は細胞で出来ていて、正常な細胞は決まった日数で細胞分裂して増えますし、決まった日数で死にます。例えば皮膚の細胞は1か月くらいで新しくなって、古い細胞は死んで垢になります。このバランスが保たれているのが通常です。

 

ただ、変な細胞一定割合で発生します。決まった日数で死なずに、ひたすら細胞分裂して増え続ける細胞が発生する事があり、これが癌です。

人間の体は変な細胞を殺す仕組みもありますが、殺せない場合は増え続けて、困った事になります

 

例えば、肺の細胞が1つ変になってどんどん増えると肺癌になります

  

時間が経つと癌が大きくなって症状が出ます

例えば、腸に癌が出来て大きくなると、食べ物の通過を邪魔します。

肺に癌ができて大きくなると、息が苦しくなってきます

痛みについては、人間の体は痛みを感じない場所が多いので、ある程度大きくなって初めて痛くなる事が多いです。

 

癌が遠くまで移動する方法リンパ節転移と遠隔転移

体には水の流れがあって、これに癌細胞が乗れると遠くまで移動できます

体にはリンパの流れと血の流れがあります

 

リンパの流れは、途中にリンパ節という関所がいくつもあってそこで癌細胞は堰止められます。これがリンパ節転移と呼ばれます最初は癌の近くで止められますが、徐々に遠くのリンパ節まで到達します。

 

血の流れに乗った場合は、遠くまで簡単に行きます。肺は血管が細いのでここで止まる事が多いです。そこで大きくなると肺転移と呼ばれます。その他、脳や骨や様々な場所へ行きます

 

治療開始の前に、検査(癌のパラメータの把握)が大事

まずは治療する癌がどのような特性を持っているか情報収集大事です。

癌の一部を取って癌の種類を調べるのが最も的確な方法です。そのため、多くの癌で細い針を刺して癌の一部を取る検査生検)が行われます

これが出来れば、どんな治療・薬が効くか、どれくらい強いか(大きくなる速さ、再発しやすいか)などの癌のパラメータ特性)が分かります

 

同時に、どれくらい癌のレベルが進んでいるか(広がっているか)を調べますCT検査MRI検査内視鏡PET検査血液検査などをします。癌の種類や進行度によって、どれが必要かは変わります。なので検査の種類が少ないからと言って不安になる必要はありません。

 

癌のステージ。1~4まであって、4が悪いです。

1期:小さくてその場所だけ。9割以上治ります

2期、3期:大きくなってきたり、近くのリンパ節に広がった状態

4期:遠くまで病気が飛んで行ってしまった状態。治るのは2割以下。

 

治療方法

小さい

手術・放射線治療で取り除く/殺します。薬を併用する事もあります

 

大きい

様々な方法でなんとか完治させることを考えます。まず薬で小さくしてから手術で取り除く戦略比較的多いです。薬と放射線治療を同時にして殺す方法もあります。また、手術や放射線治療の後にしばらく薬を使う事もあります(補助化学療法)。これは治療後でも目に見えない敵が周りに残っている可能性があるため、それを殺す目的です。

 

遠くまで飛んで行った

薬で治療をしながら戦略を考えていく事が多いですが、治らない事も多いです。ただし、この状態でも、多くの癌で5年後でも2割程度の方が生き残りますので、あきらめる必要はありません。

 

癌は時間が経つと大きくなって、完治しにくくなる。

時間が経つと癌は大きくなります。そして治療がやっかいになり、治りにくくなります。ですので癌の疑いがあると分かってから治療開始までの日数をいかに短くするのが大事になります

 

治療開始とは、手術、放射線治療、薬の治療のどれかを最初にした日の事です。

また薬の治療とは、抗癌剤、抗癌作用のあるホルモン剤分子標的薬、保険適応のある免疫療法など、癌を抑えたり、癌を殺したりする薬を指します。

痛み止めなどの症状を和らげる薬ではありません。

 

------

 

癌疑いと言われてから治療開始までの最短日数を目指すRTAの話

 

 

早く治療した方が治りやすい。

癌かもしれないと言われたその日から、最短で治療を受けるRTAリアルタイムアタック)が始まります

 

ただし的確で良い治療を受ける事も大事ですので、単純な日数短縮だけではないのがこのRTAの難しい所です。

そして、このRTAには患者家族の行動がかなり影響します。患者家族ができる短縮方法について書きます

 

患者家族にできる事1:ある程度勉強する

癌の疑いがあると言われたら、その癌の種類を聞いてある程度勉強しましょう。これで様々な判断が的確にできるようになります

様々な情報をあさる必要はありません。サイト1つ、本を1冊。これだけで十分なのでしっかり読んでください。

 

サイトは、がん情報サービス https://ganjoho.jp

ここの情報は非常によくまとまっています。癌の事だけでなく、その後の生活仕事への影響や細工などについても知る事ができます

 

本は「患者さんのための〇〇癌のガイドライン」という本を買って読みましょう。

(癌の種類によってちょっとタイトルは異なりますが、日本〇〇癌学会が出しています。一部の癌は〇〇研究会出版しています。)

 

治療はどんどん進化しているので古い本は役に立たないです。患者さん向けのガイドラインも最新版を買いましょう。

 

患者家族にできる事2:病院の予定は最速で入れる

仕事家族など様々な事で忙しいと思いますが、治療までの日数で治りやすさが変わる癌が多いですので、様々な予約は最速を希望しましょう。

家族患者が「(仕事などは全て何とかするので)最短日程を希望します。」と言えば、医療スタッフもより早い日程に出来ないか頑張ってくれる事が多いです。

みなさんは各自大事な予定があると思いますが、この期間だけは病院の予定を最優先にしてください。

 

患者家族にできる事3:治療するのに良い病院を早々に決めて紹介してもらう。

基本的治療はがん拠点病院(がん診療連携拠点病院)やそれに準じた病院安心です。

そこには、癌治療専門の医師が何人もいます。それ以外にも、専門の看護師、専門の薬剤師仕事しながら癌治療する方法相談できたり、様々な手当(傷病手当障害認定)などを相談できるスタッフもいたりと、様々な点で優れています

がん情報サービスサイトを使って、通うのに都合のいいがん拠点病院検索したり、がん拠点病院自分の癌の種類の専門家いるかどうかの確認などをしましょう。

 

治療する病院候補が決まったら、現在検査している病院担当医師相談し、紹介してもらいましょう。

癌の種類や住んでいる地域によっては、がん拠点病院でない病院の方が良い事もあります医師相談すると、患者希望とは違う提案がされる事もあると思います。まっとうな理由がある事も多いので、じっくり聞いて納得のできる決断しましょう。

 

患者家族にできる事4:キーパーソンを決めて、診察には同席する。

家族内で意見対立が起こると治療が遅れます

例えば患者の息子が、もう一度説明を聞いて治療方法を再検討したいとなると、再度診察の予約が必要になり、その後の日程は全て予約取り直しになって、治療開始が遅くなります。最速RTA失敗です。

 

家族内でメインの決断者(キーパーソン)を決めて、その人の決断にみんなが基本従いましょう。もしも決断に対して意見を言いたい家族や、口出ししたい家族がいる場合は、診察に必ず同席してもらいましょう。

 

患者家族にできる事5:目標の共有

家族内で、最初目標は最適な治療を最速で始める事である事を家族に伝えて合意を得ましょう。

 

結論

癌疑いと言われたら、最速で最適な治療を開始しましょう。

それが最初患者ができる完治する可能性を上げられる最も大事な事です。

今回書いた事を準備すれば自然と最速で行動できると思います

 

  • ―-ー----

 

多くの方に読んでいただいたようでありがとうございます

ブックマークコメントなどへのお返事です。

キーパーソンの話への反響の多さ

ありがとうございますキーパーソン重要性は絶対に伝えたい事だったので、反響が多くてうれしいです。

 

金がない。

病院のMSW(メディカルソーシャルワーカー)にまず相談してみてください。生活保護の申請を含めて色々相談にできるかと思います無料低額診療をしてる病院もありますので、住んでいる地域検索してみてください。

 

ちなみに一番良い治療でも保険診療でほぼすべてまかなえますので高額療養費に収まります。または高額療養費は治療4ヶ月目から半額になります

評価の定まっていない最新の治療を受ける時は臨床試験になりますが、その多くは研究費用予算確保されていますので、追加の患者自己負担原則生じません。

 

癌になったら緩和的な治療だけしたいけど可能

コメントの返信に詳細に書きましたが、緩和的な治療のみ受けることも可能です。

病院に行ったからと言って無理やり治療を受けさせられる事はありません。

ただし、早くに相談した方が様々な提案可能ですので、緩和的な治療だけ希望場合も早めに受診してください。

  

抗癌剤で助かるかどうかは運?

昔はそうでした。最近は癌のタイプ検査がかなり詳細になって来たので、個人ごとにどの薬が効果がありそうか事前にかなりわかるようになってきていますよ。

 

生命保険

癌かもしれないと分かってから生命保険がん保険に入る姑息な人も稀にいますしかしながら契約から90日間は保険金出ないので治療は遅れます

また怪しい契約は後ほど保険会社が調査をして保険給付却下されますので、さっさと治療しましょう。

回答内容がずれてそうだけど、知っておいて損はない話かな。

 

検診について

ごめんなさい。検診は専門外なのでふわっとした回答になります

広く行われている健康保険の定期検診は受診しましょう。

追加課金したいなら、日本人に多い肺癌・胃・大腸乳癌前立腺癌子宮頸癌などの検診頻度を上げても良いかもしれません。

家系によって、なりやす病気の傾向はあると感じています。癌に限らず自分自身の親・兄弟親族で多い病気については気をつけておくと良いと思います

 

より厳密で正しい専門用語をなぜ使ってないの?

目的相手によって表現は変わります。今回は、みなさんに理解してもらう事が最優先なので、より読みやすく分かりやす表現を使っています

例えば、がん→癌やIV期→4期などは、一旦書いた後に変更しています

Permalink |記事への反応(26) | 01:22

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2024-10-22

シェディングの臨床試験してないのになんで無いって断定できるんですか。

Permalink |記事への反応(0) | 21:24

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2024-10-14

anond:20241014221103

試験って、臨床試験か何かかし

Permalink |記事への反応(0) | 22:14

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