はてなキーワード:聖地巡礼とは
ある作品のファンになって初めて創作というものを始めて、ありがたいことにオフ会に誘ってもらえた。
聖地巡礼した後にご飯しようっていう会だった。舞い上がっていた。誘ってくれたのはジャンルでも有名な字うまの方だったしさ。
集合地点には人数が多くて、ランダム?に班分けされたその中で、顔を(どころかアカウントも)知ってるって人はほぼいなく、唯一会話したかもって人も別の人と和気あいあいと話してるから完全に孤立した。まあそれは仕方ない、と切り替えた。
顔合わせもほどほどに、聖地巡礼先に着いた。
何も知らない一般通行人も通る中、大声ではしゃぐ自分より年上の人。
これが連続して起こって、しかも押してきた人は顔見知りだった。酷く堪えて、心が萎えた。
主催に体調が悪いと言って帰ろうかとも思ったが、ご飯代だってタダじゃないし(すでに徴収済み、予約済みだった)と考えて、もう少し耐えようとしてしまった。(ここで帰ればよかった)
知らなかったが、自分の班にコスプレイヤーがいて、取り出したキャラ衣装を着て作中と同じポーズをしていたのだ。
その聖地は瞬く間にコスプレイヤーの撮影大会になった。私はコスプレイヤーはあまり好きではないし、やるなら勝手に見えないとこでやっててほしいと思う人間だったので、殊更冷めきってしまった。さっき押してきた顔見知りも、鼻息荒くポーズの指定をしていたりする。もう別のとこでやってくんねえかなと思った。ここでも声のでかい方々がずーっと写真を撮ってるもんだからもう聖地を撮ろうという気すら無くなっていた。
撮ろうという気が無いということは、自分はこの作品が別に好きではないのかもしれない、と錯覚して、声のでかい人たちがいることで自分の好きが相対的に足りないと思えて、自分がさらに嫌いになった。
その後テキトーにご飯食べて、興味もない設定資料集とか撮ったふりして、終わりの時間が来た。
○時のバスで帰ったほうが楽ですよと主催がアナウンスする。だがこれ以上この空間に居た人と居たらおかしくなりそうなのでいつの間にか降ってきていた雨の中歩いて帰った。別の班の人は2次会に行く準備をしていた。私も別の班だったら楽しめたのかなぁ。
あーあ。
タイトルはちょっと主語がデカイな、と自覚してる。あと無駄に長い。話が長いオタクだから許して。
コロナ禍前からずっとオタ活をしてて、コミケに行くこともあれば、仕事帰りに映画館に通ったり、聖地巡礼や2.5の舞台に行ったりして、私はまあまあのオタクだと思う。
当然貯金なんてなかった。でもオタクってそういうもんじゃない?と思ってて本当に気にしてなかった。結婚願望もないし、貯金は無いけど借金するような使い方をしてなかったのも大きいと思う。
そんな中突然コロナ禍になって、10万円の給付金を貰ったことが貯金のきっかけだったように思う。
上記の通りまあまあオタ活に邁進してたもんだから、2桁の貯金すらできてなかった。それなのに突然10万!給与の振込以外で初めて見たレベルだった。
さらにちょうどコロナ禍で舞台が軒並み中止になった。チケットは払い戻され、現金に変わった。
オタクあるあるだけど、チケット払った途端に金額のことは忘れてたので、手元に戻ってきたお金にちょっとびびった。
分からないままとりあえず貯金に回したら当然金額が増えた。給付金と合わせてひと月分の給料くらい。
さらに給料日が来たら2ヶ月分の給与分が口座に入ってることになった。これも当然なんだけど。
棚ぼた的に増えたお金をこのまま使ってしまうのがもったいなく感じたし、コロナ禍が明けたら使おうと思った。
それから貯金をするようになった。通帳の数字が増えると気が緩みそうだから、家で貯金をしてた。
百均で月謝袋買って、月のところに金額とよく出来ましたのハンコを押す。
長続きしなさそうと最初は思ったし、もちろん貯められない月もあったけど、強制したら貯められなくなりそうだからそこは妥協した。
その時はちょっとテンション上がった。実物が目の前にあるから尚更だと思う。
でも時間が経って冷静になると、なんでもっと早く貯金しなかったの?って思った。
始める前に比べたら大進歩だと分かってるし、本当にきっかけがなければいまでも貯金できなかったと理解してるのにね。
100万を貯めたって実績が尚更そう思わせた。
他のオタクのお金ないーを鵜呑みにして、みんな貯金してないんだから貯金しなくていいやーと思ってた自分が情けなくなって、お金貯めようって尚更考えるようになった。
コミケにも行かないし、映画館のプレミアム会員を解約しちゃったし、聖地巡礼も2.5舞台も行かなくなった。サブスクの動画配信も解約した。
グッズひとつ買う時も、今までなにも気にせず買ってたのに、予算とか金額とかを考えるようになってた。予算とか考えてると物欲が少しずつ減っていくのは当然だと思う。
多分コロナ禍というのも大きかった。外に出るイベントは軒並み中止になったりして、そのうち当選しても行けなくなる舞台とかの応募が億劫になったり。結局最初はコロナ禍が明けたら使おうと思っていた貯金には手をつけていない。
今の生活は貯める方向性に進み続けるなら間違ってないと思うけど、オタ活としては間違っていて、今の私は多分オタクとは言えない気がする。
かといって、いまさら貯金のない日々に戻るって選択肢も無いんだよなー。今の私には綱渡りすぎて。
30代の貯金の中央値とか見たら余計にそう思うよね。えーみんなこんなに貯めてんの?貯めなきゃ!って考えがシフトされてきてる。
いまが楽しいかと聞かれたら、前の方が楽しかったかもと思うけど、前の生活には戻れない。
みんなどうやってオタ活と貯金を両立させてるんだろ。
→LINE他SNSを互いに知っているかつ、(みんなもう家庭と仕事があるので)年に平均1回以上会うレベルのお友達を想定して書いています。
みんなも興味あったら行ってみてね。
☆ちっちゃいライブ会場☆
最終的に増田入れて4人のお友達グループになった。ハコの規模が2〜300人の小さなライブ会場。マイナーなバンドのいつも最前列を張っているメンバーが一緒でうっすら顔見知りくらいの時に誰からか忘れたが声を掛け合い、そのままライブ後打ち上げに行った。
それからは土日のライブの時はお昼くらいから集まってごはんを食べたりカラオケに行ったりした。遠征して仲良くなったけど、新幹線必要なのにお互いの結婚式に呼び合うくらいの仲にはなった。
別にガチ恋とかで売ってるバンドではないが、今思うと誰も同担拒否じゃなくて良かった。
増田入れて3人のお友達グループになった。婚活パーティ、売れ残り同士は同性の方が話が盛り上がるのだ。休憩時間は男性側もだったが同性とキャッキャ喋り合い、結局増田は誰ともマッチングしなかったが同じくマッチングしなかった子たちとそのまま反省会と名前を付けて飲みに行った。ディズニーにも行ったぜ。今は全員結婚出来た。良かったね。
☆夜行バスの待合所☆
クソ寒い中なぜか外に長時間並ばされて寒いし暇だし後ろのお姉さんになんとなく話しかけたらなんだか盛り上がり、午前中ヒマだから推しの聖地巡礼に付き合ってくれないかと誘ってもらえた。増田も前述のライブ目的での遠征だったので(ライブはほぼ夕方〜夜から始まるので)午前中ヒマで、ありがたく付き合わせてもらってそっから連絡先も交換した。推しへのエネルギーってサイコーだよね!
☆ママ友・パパ友☆
こればっかりは本当にたまたま喋ったパパ、ママと子との相性なので運だよね。仲良くなれたらラッキー、くらいな感じで生きている。増田は育休取ってるパパとママの4人の仲良しグループになった。パパも混ざってるので最終的にみんなそれぞれパパ、ママを巻き込んで家族ぐるみで年に1,2回集まっている。家がどんなに狭くても子どもたちはしっかり遊び倒すから偉いよな。
ただの愚痴です。
某J-popグループの長年のファンで、Xで界隈の人をフォロバ(あまり自分からはフォローしていない)してたらだんだんコレジャナイ感が強くなってきてしんどくなってきた。
理由は、音楽の話よりビジュアルの話の方が盛り上がってるのと、何かといえばすぐオフ会やら聖地巡礼やらしててその写真を上げることに命かけてる感じ。
そういうファンを否定するわけでは無いけど自分は少しスタンスが違うから、情報収集のためのツールだと思ってたXがただのつまらない馴れ合いの場になっててキツい。
ファンが好きになれないという理由でそのグループも好きじゃなくなりそう。
その程度の魅力なのかもしれないけど。
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日本最古の漫画とされる文字通りの国宝。800年この宝を守り残してくれた高山寺に感謝しよう。
果たして現代の漫画の原画は800年後も無事に守り伝えられているであろうか?
手塚治虫の長編デビュー作。諸説あるものの当時にして40万部を売り上げたとされる革命的な作品。
この漫画に衝撃を受け、多くの若者が漫画家の道を志したとされ、藤子不二雄などもその偉大さを強く伝えている。
酒井七馬との共作であったため、それに伴うトラブル等からその出来を手塚自身は認めていなかったとされ長らく封印されており、完全に書き直したバージョンも存在する。現在ではオリジナル版が復刊され電子書籍でも手頃な価格で読める。これはよほど状態の良い初版から丁寧におこしたらしく非常に鮮明な素晴らしい出来だぞ。
(ただオリジナル版は印刷の都合上、手塚の絵を職人が手でトレースして出版したものらしいので筆使いみたいなものを論じる意味はないぞ)
手塚はここから本格的に出発し、約40年間で15万ページの漫画を書いたという。
手塚治虫やトキワ壮グループのカウンターになるようなシリアスな表現を極めていく劇画の礎となり、漫画表現の幅を大きく広げる道を作った。
当時の劇画としては、白土三平の「忍者武芸帳 影丸伝」が傑作として名高く今読んでも抜群に面白いが、パイオニアとしての黒い吹雪の地位は揺るがない。
劇画黎明期の様子は、同じく辰巳が晩年に描いた「劇画漂流」という漫画に詳しい。
また辰巳は海外での評価が非常に高く、例えば「黒い吹雪」もWikipediaに日本語版はないのに英語版は存在している。
劇画といえば手塚との対立が面白おかしく語られがちだが、劇画の始祖辰巳は中学生の時から手塚の自宅に出入りし、終生手塚を敬愛して二人でフランスを訪れたりもしていたことは覚えておいてくれよな。
藤子不二雄が、おばけのQ太郎に始まり、手塚治虫とはまた違う新しい読者層を開拓していった活動の頂点に位置する作品。短編と大長編を合わせて膨大な作品群を形成し、その影響は漫画界よりもその外部に大きく広がり、多くの人の人生や、現代に溢れるkawaiiキャラクターものにまで現在進行形で強く力を与え続けている。
いまだにアジアで愛され続けるそのレガシーの大きさはとても一言では表せないが多くを語る必要はないだろう。
旧来の少女漫画が描いていたステレオタイプを打破する作品を矢継ぎ早に発表した萩尾望都の出世作。
少女漫画誌に次々と新しい手法で圧倒的な画力と文学性を持ち込み、後の多様性の形成の礎となった。
世界の中で少女漫画市場が現在でもきちんと維持されているのは日本だけであるとされるが、その中興を成した作品の一つである。
萩尾望都は花の24年組というくくりで呼ばれることが多いが、近年出版した自伝で当時のトラブルを語り、萩尾先生自身はこの名称には肯定的ではないようなので、令和の漫画読み諸氏はアップデートしていこうぜ。
立体感と漫画らしさを融合させた絵作りで後世に多大な影響を与えた鳥山明の出世作。
第一話の扉絵を見ただけで、当時別次元の漫画であったことが分かると思う(ジャンプ+で今すぐ読めるぞ)。
鳥山明の登場は手塚以降で最も衝撃的であったという事はプロアマ問わず多くのものが口を揃えて語っている。
鳥山明においては、Dr.スランプとドラゴンボールどちらを選ぶのか好みが真っ二つに分かれるところであろうが、世界的な評価やバトル漫画への影響を重視する人は遠慮なくドラゴンボールに入れ替えてくだされ。筆者も個人的にはドラゴンボールに思い入れがある。
鳥山明に並び、並外れた表現力で後の漫画界のレベルを一気に引き上げた大友克洋の代表作。
フランスに生まれたメビウスという天才漫画家の開拓した表現が大友を通して日本の漫画界に合流し発展することにもなった。
後に大友が連載する「AKIRA」においては連載途中に、作者自身が監督として超一流のアニメーターを集め、巨額の予算をかけ同名のアニメ映画を作り、そちらも歴史に残る大傑作になったのはご存知の通りである。
ちなみに大友がAKIRAに書いた最後の最後の言葉はなんだったか知ってるかな?答えは、『そして、手塚治虫先生に…』だったんだぜ。
現在、大友作品は、電子書籍版が出版されず現代の若者に対しての間口が狭いのが少し残念であるが紙で読んでくれということなのだと思う。
独自の出自を持つ作品であり、日本一のアニメーション監督が全盛期に描いた本気のファンタジー漫画として、ナウシカの前にナウシカなし、ナウシカの後にナウシカなしという唯一無二の完成度の高い作品。
途中に「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」の映画制作を挟み、全59回の連載を15年かけて終わらせた。時間を節約するため連載第2回目からしばらくはペン入れをせず、鉛筆で仕上げた原稿を掲載したことは語り草となっているが、画力が限界突破しているので読んでも違いに気付かないぞ。
100年後も古典として読み継がれているのはこの作品ではあるまいかと思わせる風格を漂わせている。
連載当初はダイヤの原石であったが、6年間の執筆の中で画力、構成力の凄まじい向上を見せ、人気絶頂のまま連載終了した伝説の作品。
従前から繰り返された「天才」たちの活躍という題材ではあるが、漫画表現のリアリティという点で飛躍的な進歩を示してみせた。
大きな流れで見ると、手塚治虫が平成元年、すなわち1989年、60歳でその生涯を閉じた翌年に、時代を大きく動かすこの大傑作が連載開始した形であり、新しい元号とともにさらに大きく発展を遂げていく漫画新時代の象徴となる作品となる。
東アジアでの人気は凄まじく、アニメ版の聖地巡礼で鎌倉を訪れるものも未だ後を絶たない。
突然変異的に登場し、それまでの漫画の常識を覆した2000年以降最大の問題作。
少年漫画が天下一武道会以降繰り返してきた自己模倣を打ち破り、新たな可能性を存分に示した。
この漫画は終わらないだろうという世間の心配をよそに、諫山は数々の伏線を回収しつつ、一度も休載せず堂々と完結まで導いた。そういった点でも未完のまま停滞した名作たちが越えられなかった壁を打ち破り、その名声を比類なきものにした。
実は諫山は福岡の専門学校のマンガ学科出身であることをご存知だろうか?その授業の一環として、生徒が東京の出版社に持ち込み旅行をするという企画があり、19歳の諫山がいくつかの出版社を周った際に、講談社で当時新入社員の川窪慎太郎に進撃の巨人の原案を見せたことが巨人の物語を始めたとされる。
少年ジャンプはなぜ進撃の巨人を逃したのかという点ばかりセンセーショナルに語られがちだが、社会人生活4ヶ月目にして諫山の才能を見抜いた川窪の目には一点の曇りもなかったことをただ賞賛すべきだろう。
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10/27 27時ごろまでにいただいたブコメ・トラバをまとめました! お寄せいただいた知見に助けられております。ご興味のある方はぜひ。
<以下本文>
集英社「別冊マーガレット」の名編集長・小長井信昌が74年「花とゆめ」創刊編集長に就任(のちに「LaLa」「ヤングアニマル」でも創刊編集長を務める)。氏が別マから引き抜いてきた漫画家が、最初期の「花とゆめ」を支えた。
2作まとめて、令和の今でも作品が生きているな、と思わせる説明不要の名作(前者は「連載中」ではありますが)。月刊誌→月2回刊化の目玉として2作同時に連載スタート。コンテンツの息の長さに、編集長の慧眼が察せられる。
主人公のマリネラ王国・国王パタリロに次いで2番手のキャラクターはMI6少佐・バンコラン。彼は主に美少年を愛好する同性愛者で、本作はギャグマンガだが 「同性愛であることそのもの」を揶揄していない点に、作者の品格を見る。
作中に「ドイツのギムナジウムで一緒だったんです」「11月ごろ?」というやり取りを挟むなど萩尾望都ファンであることがわかる。82年アニメ化。「花とゆめ」というより白泉社として最初のアニメ化。
どの作品を推すかが分かれる。世間的には『笑う大天使』(1987~88)が有名で傑作集を出す際のアンケートでも番外編の『オペラ座の怪人』(1988)が2位だが
・作者ご本人はまったくスポ根の人ではないのに、スポーツものに傑作がある
・甲子園という制度に批評的視点を投入 と、一歩踏み込んでいる本作をリストアップ。個人的には『月夜のドレス』(1984)が好き。
メディアミックスとしてはOVAのみであるが「前世ブーム」の火付け役として爆発的な人気を誇った。※ラジオドラマあり。ブコメご指摘感謝
『スケバン刑事』のような「悪に対する憎悪」ではなく「優秀だが他人を寄せ付けない戦災孤児と品行方正な優等生との、互いに相反する感情」など愛憎の陰影が濃い大人びた作風に、当時の読者(主に10代少女)は魅了された。
「久しぶり 君には心底会いたかったよ 秋海棠」以上にインパクトのある「ひき」を未だに知らない。
こちらも説明不要の名作。菊池規子『わが輩はノラ公』(1973~78)以来人語を話すペットが出てくる作品はたびたび登場したが 「人語は解するけどしゃべれない(しかし主張はする)動物たち」が出てきたところが新機軸。よくない形で「ハスキー犬ブーム」がありました…。
※飯森広一『ぼくの動物園日記』(1972~75)はノンフィクションなので除外してます。
(このあたりで「男性読者も多い花とゆめ」時代が終焉したと思っている)
続く『ニューヨーク・ニューヨーク』(1997~98)、『しゃにむにGO』(1998~2009)と第一線で花ゆめ本誌を支えた大功労者。『赤僕』は白泉社では初めて他社の漫画賞(小学館漫画賞・1994)を受賞。ヤングケアラーの立場に置かれた小学5年生が主人公で90年代父子家庭を活写した作品となった。熱量のあるドラマ巧者。
2006年に台湾でドラマ化、2007・2011に日本、2012に韓国でドラマ化。そして今年、初のアニメ化が発表されている。日本ではプライム枠連ドラ案件で『ガラかめ』『スケバン刑事』とは違う、読者ターゲットを広く取れるラブコメが、あの「花ゆめ」から出たのだなぁと感慨。
アラサー(アラフォーですかね)のオタク女子から作品名が挙がることが多い。
2007年に「もっとも売れている少女マンガ」として、ギネスブックに認定されているそうで2001年のアニメ化・2019~21の再アニメ化・2022の劇場上映の実績は立派。十二支を背景にしたキャラ設定等、往年の「花ゆめ」らしさが光る(私見)。
(ここから、00年代デビューの漫画家が飛んでしまいます。申し訳なし…)
連載中のラインナップで、今一番勢いがあると思われる作品。アニメ化も決定。男性アイドル(キャラ)・推し活…と、イマドキの設定は鈴木ジュリエッタ「推しに甘噛み」(2022~)でも同様で、ここが今の「花とゆめ」の現在地である。
※「創刊50周年記念花とゆめ展」ブックレットでは2人の対談が掲載されている
他
選外ってありえないですよね。すみません…。
『花のあすか組』(1987~95)が代表作でありつつ『グランマの憂鬱』(2015~)が昨年萬田久子主演でドラマ化もされている、息の長い漫画家。
1985年は角川書店(当時)がコミックに進出して地殻変動が起きた年で、そのタイミングで白泉専属ではなくなってしまった。 「別冊花とゆめ」連載「赤鼻のアズナブル」(1982~83)、別花短編だと「優しい瞳」(1984)が好き。
この方も白泉社を離れ角川へ。『ミミと州青さんシリーズ』(1979~85)が人気&今はなき「シルキー」でレディースたくさん描いてましたが、一瞬ミステリー&サスペンスものも手掛けていました。こっち路線もよかったのになぁ。増刊号掲載『異国にて』(1984)がベストですが本誌掲載作ということで『マンハッタン』を。
別マ移籍組、和田慎二の盟友。『紅い牙ブルーソネット』(1981~86)ですよね。とはいえこのシリーズも別マからの移籍なので、あえて本誌掲載の短編を選んでみました。綾波レイみたいなタイトルですが、まさに綾波のようなお話です(ネタバレ回避)。
ヨーロッパを舞台にした華やかな作風。ほかの作品も海外モノ多し。
制服高校生ミステリものの嚆矢といってよいのでは。近い年次のデビューだと佐々木倫子よりずっと早くブレイク。メディアミックスに縁がなかったのが不思議。表題作では『消えた肖像画』が大変な秀作。1巻所収。
「花とゆめ」の「80年代後半のSFもの」のストーリーや絵柄の象徴。キャラ造形についてはフォロワーがたくさんいた記憶。
代表作はこれだってわかってるけど、白泉社作品なら私は『フラワーデストロイヤー』シリーズ最終編 『ダーク・エイジ』(1991)が好き。
1巻完結の表題作がかわいい短編集。所収の『月光夜曲 −ムーンライトセレナーデ−』がすごくよかったの、思い出しました。ビッグヒットがないの、なんでなんだ…。
氷室冴子原作ものの中で、長く支持されたコミカライズ成功例かと。
すごく売れてた!世界観が魅惑的で熱いファンが多く、「ぼく球」以来のビッグタイトルが出たと思いました。絵のタッチも今見ても素晴らしい。
代表作はこれだってわかってるけど「赤僕」より少し前にスタートした『久美子&信吾シリーズ』(1990~97)が好き。女子高生と小学生男子カップルの物語。大人になった坂田と小沢にはハッピーエンドになってほしかったなー。
いずれ『推しに甘噛み』の人になるかもですが、まだこちらの方が有名かと。2012・15のアニメ化で聖地巡礼企画も出ていました。
<番外・別冊花とゆめ枠>
オリジナル初コミックス「環状白馬線車掌の英さん」(2009)からずっと、ハートフルなストーリーを展開。恋愛重視の作風ではない、往年(年配)の読者が考える「花ゆめらしさ」は別花に残っていたのかも。それがまさかの月9原作。やはり時代は変わった。
ここまで挙げた白泉社作品の中では一番好き。とはいえ代表作は『始末人シリーズ』(1983~91)かと。このパターン多い。大大大好きな明智抄で(同人誌「単行本未収録作品集」全5巻はコンプリート)10選にも入れたかったのですが、作品リストを振り返ると『始末人』ですら本誌・別冊を行ったり来たり(後半は別花)、かと思うと「チツケイレン」の「アフロディーテはきずつかない」(1988)が単発で本誌に載ったりして、編集部は運用どうしてたん…と。これからも読み続けることには変わりないのですが。
近作に抜け漏れ多くてすみません。明らかな抜けは増田の知識やアンテナが欠落している箇所です。とはいえ総論として、ガラかめ~動物のお医者さんまでは不動かな、と。
もしよかったらブコメでいろいろと教えてください。
※著者名誤り、表記等一部修正しました。ご指摘ありがとうございました(深謝)。
Permalink |記事への反応(16) | 15:58
子供専用の入口とレジも作ってるくらい子連れ客歓迎している人気ケーキ店が、無断でエロゲの舞台にされて、キモオタが聖地巡礼に来てしまってエロゲに使うなとブチギレて、オタクに口コミ★1爆撃されまくってた事があった。
あと青山のお洒落喫茶店がラブライブの舞台にされて聖地巡礼が来てアニメグッズ広げられて嫌がったら★1爆撃されたこともあった。
端から見ると同じに見えるかも知れないけど、実は今までに築かれてきた「黙認できるライン」をだいぶ踏み越える行為をやっちゃってるので、詳しい人は呆れ混じりに「いわんこっちゃない」と言っているんだと思う。
ブコメはあんまりキレてるとも読めなかったけどまぁそれは感じ方。
ハイキューの話ではなくて、一般論としてこんな風に整理出来る。もちろん黙認出来るラインはそれぞれ違うのは前提として、
これはやっちゃうと確実にまずいと言うのはこんな感じ。
大手出版社だったら、作者の意向がどうであっても容認出来ないんじゃないかな。
と言うところで、今回の件は、記法では2,3,4にひっかかってる。1は分からんけどロゴの警告が出てるのでもしかしたら。5番目はアウトに見えるけど、今回警告で住んでるのは商用ビジネスと見做してなくて、過失だとして対処しているからじゃないかなー。
2番については、最近は制作委員会の中で幹事会社に一任する形で広く戦略的に黙認するケースも多いから一概には言えないけど、ハイキューのケースは映画会社とかアニメと文化が違う人たちの権利が絡んできてるから、容認したい人たちが説得しきれなかった可能性があると思う。
それから、これが重要なんだけど、創作など、クリエイティブな行為が絡まない奴は厳しく当たるケースが多いね。
一般論なので例外はいくらでもあるよ。これは概ね作者がファンアート・同人活動に友好的な場合だよ。
↑↑↑許可・黙認される↑↑↑
↓↓↓ヤバイ・怒られる↓↓↓
https://anond.hatelabo.jp/20240910133623
こっちに書いた。
女性向けオタクジャンルに常駐していると分かるんだけど、一部のおばさんの狂い方はすごい。
有名どころだとぬい活、TPOとか関係なしにぬいを置いて写真を撮る。人形遊びや子育てごっこの延長だと推測されてはいるけれど、傍目に見てかなり不気味で面白い。地面にも屋外の水中にもバンバン置くし、そんなところに置いたぬいを屋内の台やらテーブルやらにもバンバン置く。極まってくると料理のそばに置いたりする。狂人に衛生観念がないっていうのは男女平等。
それから推しの聖地巡礼やモチーフとなった実在の物品・空間に対する執着はすごい。女性向けジャンルの町起こしやコラボの現場に行ってみるとなかなか濃いものが見られる。男性の方が犯罪者が多いとはよく言うけれど、女性に犯罪者が少ないのは単に体の力が犯罪行為の成立に十分じゃないだけだろうと思える。メンタリティだけなら犯罪者なおばさんを現場では履いて捨てるほど見ることができる。
推し方もなかなか。実在の人物に対して見るに堪えない妄想を押し付けたり、当事者に見えるところで妄想を開陳したりとなかなかやりたい放題だ。これも女性から男性への性犯罪が通常は力の関係から起きないので見逃されてるだけの、立派な加害案件だと感じる。嫌がらせに近い推し方をする意味では厄介に男女差はほとんどない。
こう見るとヤバいおばさんというのは社会から見逃されてるだけの犯罪予備軍であって、単に逮捕されてないから犯罪者じゃないだけって人が相当多いことが分かる。面白い。
反出生主義を信じるようになったのはなぜ? すごく苦しい経験をしたから? 悪徳にあふれる世界を見て? それともベネターやシオランとかの哲学書を読んで? 同じ本でも小説で?
(ちなみに俺が最初に明確に反出生主義に触れたのは芥川龍之介の「河童」だな)
→理由は沢山あるけど、モテない、仲良い両親(家庭)を見たことがない、出産でババひきたくない・ひかせたくないの比重が大きい
友人・知人に反出生主義を広めようと思ったことはある? どうだった?
→ない
安楽死ってどうよ? 反出生主義そのものじゃないけど、増田で話題になるから聞いてみた。
→身内がいない人生になるだろうから、人の邪魔になる前に苦しまずに死にたい
反出生主義者がアニメなんかで悪役にされがちなの、どう感じてる?
それこそ人殺しがバンバン出てる推理小説だって面白けりゃいいし
出生主義者、
→子供かわいいよね、分かる。(友達の子どもはめっちゃかわいい)
→よ!
今の気分はどう?
→そろそろ寝た方がいいなぁと思ってる
趣味は?
ちなみに俺は久しぶりに食った牛肉が旨かったので嬉しかったぞ。
→職場のエアコンが壊れてて、暑い中汗かきながら(物理)働いてたら楽しくなってきた
南国の国の人は陽気って言うけどこんな感じでなんかわからんけど楽しくなってくるのかな?と思ってる
早よエアコン直してほしい
→色々あるよね。夢と出会ったあの日とか、うまい唐揚げ屋と出会ったあの日とか
これからどんな風に生きていきたい?