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はてなキーワード:義理人情とは

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2025-10-02

公正取引委員会、それは違うよ

芸事世界に介入はまじで違う

本当にだめよそれは

もう、業界人間関係もその中で培われてきた文化義理人情

全て終わりよ

本当に

公正取引委員会役人たちや、そいつらが普段相手にしてるサラリーマンたちとは本当に世界が違うんよ

芸事世界

それは違うよ

Permalink |記事への反応(1) | 20:50

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2025-06-30

消費税守り抜く

森山裕のこの発言、なんではてブでは山中貞則に誰も触れないのかわからん

森山裕と同じ鹿児島県大隅半島地盤として税調ドンと呼ばれ、消費税導入を強力に推進した山中貞則

森山裕はその山中地盤をそのまま引き継いで成長したいわば山中の愛弟子と言っていい立場政治家

敬愛する師匠政治生命を賭けて成立させた消費税森山にとっては弟子が守るのは当然なのよ

政策とか経済とかの問題じゃないの義理人情メンツ問題なの

地元人間から見れば一目瞭然なんだけどね


生活がかかってる庶民からしたら関係ない話?それはその通り

Permalink |記事への反応(1) | 19:06

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2025-06-28

anond:20250314003028

オードリー若林アンチスレのテンプレの長さは異常

「おーどりーわかばやしあんちすれ ぱーと よんひゃくさんじゅう」

オドヲタおよび贅肉は巣にお帰りください

実況禁止

贅肉によるナリアンチの弊害で、たまに贅肉扱いされる事があっても怒らずスルー

スレは基本スレ立て人が立てますが、たまに留守にするのでその時は他の住人が立ててください

>>950 あたり

若林という人間を語る上での主なキーワード

・笑いに繋がらない虚言癖

的外れ責任転嫁

稚拙自己演出厨二病

自分客観視できない

他者への過剰な自己投影理想化、同一視

暴言失言が多く、キレやす

矛盾が多く、不自由日本語

空気が読めない

自分本位で視野が狭い

・卑屈で狭量、陰湿

・病的にしつこい

社会不適合

2: 以下、\(^o^)/VIPがお送りします 2015/08/02(日)23:26:32.817ID:LvrJaeQ50.net 

2007年4月21日(土)流れ星三拍子トークライブ「猫と花Vol.19」(新宿LOFT)にゲスト出演した時の発言 ← 殺人未遂です

若林春日が『どんなことがあっても俺は絶対死なない』って言うからムカついて殺そうと思った。

廃車予定で傷付けても良いという友達の車でバイト帰りの春日が通る駐車場待ち伏せして、

車を30km/hぐらいで春日を轢く勢いで発進した。そしたらぶつかる瞬間に春日ジャンプして 

車の上に乗り上げて張り付いたから、ムカついてワイパーでガガガガッと挟んでやった。」  

※売れてからこのエピソードを何度か話していたが、

さすがにヤバいという事でスタッフに話すのを止められたとANNで話す馬鹿

若林人間としてダメな点

(1)相方の上からキャラが霞むほどの天狗ぶりで、実力もないくせに仕事を選んで手を抜き文句を言う

(2)光年単位で離れたものに対する責任転嫁堂本兄弟いいとも等での客へのブチギレ、村上龍との対談等)

(3)決して自らを省みない(「俺は悪くない・折れるつもりはない・謝りたくない」が口癖)

(4)自分気持ちには敏感、他人気持ちには鈍感

(5)ネガキャンしか言いようのない笑えない他人sage相方や後輩、一般人が格好の標的)

→主に自分欠点相手なすりつけて非難する

(6)番組ストップさせてでも守るほどのプライドの高さ。誰かが若林に都合の悪い話をしようとすると必死に制止する。

(7)周りの迷惑を顧みない、中身の無い愚痴ANN等)

(8)人の話をまったく聞けない。どうでもいい横槍を入れて妨害するか、

狭い視野での相手に対する思い込みを頭ごなしに決めつけて話す。

賛同を得られないといじける、ディスる

(9)義理人情の無さ(世話になった先輩をネタにするというより馬鹿にする、感謝ひとつもない)

(10)もうとっくに卒業してるはずの中学生段階に未だにとどまっている

(ドSな自分・気難しい自分演出、ブチ切れる、友人の会社での悪戯等、いい大人は決してしないことをする)

(11)現場挨拶ができない(アグネスブログ)。目上の人との飲み会でもお酌ができない。(ダヴィンチ

(12)収録に遅刻しても謝らない(コレアリ)。

→収録が始まるまで共演する女優さんと顔を合わせないようスタッフと話し込む

さんま御殿暴露されて逆ギレ

4: 以下、\(^o^)/VIPがお送りします 2015/08/02(日)23:27:39.606ID:LvrJaeQ50.net 

◆◆BREAKMAX (ブレイクマックス)2012年12月号掲載◆◆

オードリー仕事方向性を決めて仕事を取ってくるY嬢(マネージャー)と、

 自分の好きな仕事をしたい若林とウマが合わず若林がY嬢外しを会社に直訴。

 会社としてはドル箱であるタレント意向を汲まないわけにはいかず、Y嬢は他芸人コンビ担当に。

 そして程なくしてY嬢は退社。

若林芸人としてダメな点

(1)「てにをは」や単純な言葉のチョイスを間違える、漢字が読めない、書けない、言葉を知らない→相方ボケ対応できない

(2)常にすべった時の保険を用意している

スタッフとのやりとり等の内輪話 →素人にはわからない楽しさという言い訳

・笑い自体にかすらない(アリケンビールつぎ等)

最初から笑いを取りに行ってないところがシュールなんですという言い訳

滑るだろうとわかっていてもどうしても言いたいフレーズネタに盛り込む

→あえて滑ってるんですという言い訳

(3)テンションが安定しない上に、それを隠そうともしない(視聴者そっちのけのプロ意識のなさ)。自分ネタグフグフと笑いながら話す。

(4)単調で一辺倒の返し(名字の呼ばれ間違いに対する返し等、一年以上ほぼ変化なし)

(5)芸人としては意味のない背伸び

・学識があるように見せかける(村上龍と話したい、政治の話がしたい、資本主義批判ができる等)

相方を良く見せるための裏方という自己規定芸人である自分否定

(裏方にしておくにはもったいないという評価待ちの態度)

自分には逆らわない身内を酷い目に合わせる、自分サイコ野郎と呼ぶなどして

「俺を怒らせたらこわい」ということを回りに見せ付ける、という小学生しかやらない芸当を平気でやってのける

(6)(5)のような下手なキャラづけとその性格のため、スベった後にフォローをするのが難しく、相方以上の大事故になる

(7)ツッコミダメだしをとりちがえている。おまけに他芸人春日へのツッコミフレーズパクる。(ユニーク仕上げ、浅香光代、足閉じろ)

(8)若林の言う「うまいぃぃぃぃぃ」はタカタカアンドトシ)の昔のギャグをパクったものである

5: 以下、\(^o^)/VIPがお送りします 2015/08/02(日)23:28:04.949ID:LvrJaeQ50.net 

リアルお金に汚い若林

若林にはお金を貸したくない(6人中、3票獲得)

理由】→貸した金を返さないか

M-1の時に家に帰るタクシー代がないというので春日が1万円貸したが

TV局がタクシーを出してくれたので、貸した金は必要なくなったから返してくれと言った

しかし「この金はお前より俺の方が有効に使える」と言って結局返してくれなかった

そういう貸しても返って来ない事が度々あって、実際に実害があるので若林お金は貸したくない(おどおどオードリー#12)

若林ができる奴に見える理由

(1)相方や他の芸人を落とす

・売れなかった時代の話の締めとして必ず「春日ポンコツ」話をもってくる(自分ボケについてはスルー

ツッコミダメだしをとりちがえて相方ボケを「つまらない」などと言い、つまらないものさらにつまらなくする

相方や先輩がスベると、巻き込まれるのを恐れてつっこみすらやめて黙る

・後輩芸人たちのどうでもいいガヤをわざわざ拾って滑らせる(キャンナイ)

(2)教養があるように見せかける

・とりあえず村上龍村上春樹岡本太郎といったビッグネームを出せばいいと思っている

政治について語りたいけど相方は話にならないから、などと言って結局話さな

エッセイの連載や、ラジオでお昼の帯番組(世相を斬るような内容の)をやりたいなどと語る

(3)春日から一発屋のにおいがするため、オードリーが売れたのは若林の腕のおかげに違いないと考える(普段お笑いを見ない人たちの評価

トーク力はあるという根拠のない評価

(4)謙虚さを堂々と見せ付けるという一見矛盾することをやってのける

・「裏方に徹します」という宣言自己顕示欲の強すぎる裏方)

自分を過剰に過小評価することによって他人修正してくれるのを待つ

→要するに、若林はありもしない爪を隠すそぶりを盛大に見せ付けたあと「能ある鷹は爪を隠す」と大声で叫んでしまうような人間

6: 以下、\(^o^)/VIPがお送りします 2015/08/02(日)23:28:24.754ID:LvrJaeQ50.net 

若林のよくある言動パターン

・やたら業界人ぶる→ANNなどでのスタッフいじり等

・弄られて→「○○さん、俺に厳しくないですかぁ~」または

春日の方が××ですよ」となすりつける(往々にして賛同は得られず)

馬鹿だと言われて→「俺バカなんですよ」と開き直る(26hTVいいとも

ツッコミのくせに他の人にツッコんでもらう前提のトーク

「僕人気ないですから」「春日スターで僕は黒子」→「そんな事ないですよ」待ち

謙虚なように見せかけて、他人言葉として自分を高く評価する

オードリーといえば春日ではなく若林、と言われてますが…」

「(くじら台詞として)おまえは努力家で、落語なんかもよく勉強しているのに…」(ラジオ等)

相方こき下ろすことで自分への評価を得ようとするが、言うことが二転三転する狼少年ぶり

「売れない頃、相方が『時代春日に追いつく』と言ったのは嘘」

相方は一回もネタを書いたことがない」→DVDに収録されている

・しきりに「自分ネタを書いている、相方は一切書かない」ことを主張するが、

漫才春日台詞部分は春日によるものであったり、また、作家が少なくとも3人はついている

自分がやりたくない、体を張るような仕事は「それは相方仕事」等と言い張って回避しようとする(はねトび等)

自分が体を張る仕事をやると、可哀想雰囲気になる」

「イジリで叩かれたりすると、本気でムッとしてしまい、変な空気になる」などと弁明(内さま

相方エピソード自分のものにする、または自分にとって都合の悪いエピソード相方なすりつける。

ラジオゲスト芸人だと変なハイテンションリスナー置いてきぼり、

年下のモデル女優などには見下したような態度でおざなりに進行

35: 以下、\(^o^)/VIPがお送りします 2015/08/02(日)23:34:35.869ID:LvrJaeQ50.net 

テンプレは以上、持ち出し禁止

用語解説

【贅肉】…若林本人が呼称した自分ファンのこと (>>7あたりを参照)

【四分の一】…このスレの四分の一は自分が書き込んだと公言する贅肉のこと

aya-】…このスレ毎日のように凸して春日叩きを筆頭に色んな芸人を叩いたり若林を褒め称え擁護する。

時に春日をワザとらしく褒めて春日のナリオタをするのを得意とする若林ファンのこと

自演ナリアンチをするさいは若林と他芸能人を一緒に叩いたり、贅肉の事を「お肉ちゃん」と呼んだりもする。

メル欄を[aya-]や[a]にしたまま自演してた事から発覚(証拠ログ馬鹿信者ヲチスレ1に記載

若林ファン(贅肉)はテンプレ貼りの途中によく邪魔をしたり、勝手に次スレを立てたり、

 テンプレを改変したり、ナリアンチで悪質なレス(例:犯罪教唆・薬をしている等)をしたりして毎日のように荒らしに来る。

※悪質な犯罪臭いのするレスは必ず通報します。

ttp://www.internethotline.jp/

8: 以下、\(^o^)/VIPがお送りします 2015/08/02(日)23:28:44.953ID:LvrJaeQ50.net 

◆2000冊本を読んだという自称読書家」若林知識レベル

・「公の場」を「こうのば」、「我が家」を「わがけ」、学校の居残り「補習」の事を「補修」と二度書き間違う(たりないふたりツイッター5月10日付)

・38歳の「妙齢」の女性という間違った表現妙齢とは女性若い年頃の事であるたりないふたり

フリップに直筆で飼いたいペットは「芝犬」と書く→「柴犬」(おどおどオードリー

・「黙々」を「だまだま」、「造詣」を「ぞうし」、時期尚早を「じきなおはや」、千鳥が淵を「ちどりがふじ」 、気心を「きしん」と読む(ANN等)

・「あせばむ」も漢字で書かれると読めない(Qさま)。漫才の「ネタの一環」を「ネタの一貫」(たりないふたりツイッター

・直筆アンケートで「披露」を「被露」と書く。正確には「被」ですらなく、しめす偏だった。 (お笑い男子校)

・「所」「以」「作」漢字が書けない(内さま)、「TPP」を「TTP」(ANN

・「二つ返事で断った」(ANN)、狩野英孝を「かのうえいこう」(シャンプーおじさん・TORE)

古文書を「ふるぶんしょう」、唯一を「ゆういつ」(ANN)、年俸を「ねんぼう」(Going!SportsNews

・読んだ本の帯を集めている。紙袋にまとめて入れて収集

ピラメキーノ芸能人通知表公開」では通知表を失くしたということで非公開

ヒルナンデスのコーナーMCで、ボードに貼られた雑誌記事文章を読み上げる際のありえない誤読

 「(ネギのような)細長い野菜を端から切ります」を、「(ネギのような)こまかいやさいをたてからきります

 この短い文章で2回も、しかもごく基本的漢字誤読する。

 記事で例に出ている野菜ネギという事から、全体の流れを全く理解出来ていないのが分かる。

鶴瓶を「つるべえ」(特報!B級ニュースSHOW)

内海桂子師匠を「うちうみけいこ」(2012年1124ANNコーナー「勝手ジャンクション」)

ヒルナンデスゆるキャラ1位になった愛媛県今治市ゆるキャラ名前は何かという問題で、

 水トアナが事前に「いまばり市」と読み、南原さんが「いまばりの」と言っていたにも拘わらず、

 コーナーMCである若林最後の補足説明今治(いまばり)市を「いまじ市」、今治(いまばり)タオルを「いまじタオル」と読む。

9: 以下、\(^o^)/VIPがお送りします 2015/08/02(日)23:29:05.070ID:LvrJaeQ50.net 

ねじれた性格暴言失言

・すぐに心折れた顔をして周囲に気を遣わせて事故

自分ファン事務所の先輩を「クズ野郎」呼ばわり

 →世話になった先輩のライブ打ち上げにも多忙言い訳に顔を出さない(春日は出席)。

ファンを「うるせぇ」「気色悪い」「クズ」、自分への批判は「相方ファン仕業

 →出待ちが減ったことについて「贅肉が落ちた」

相方彼女家族にも暴言を吐く一方で、自分の身内への弄りは許さな

・注意を受けたにもかかわらず他人を指さしまくり

人間嫌いと公言しながらもお笑い芸人をする自信過剰

・「現状は不遇」発言アエラ

・大ファンだった村上龍と対談(TVぴあ)後、「会わない方がよかった」(ANN

トータルテンボス藤田春日に対して、「ネタを作らない奴は操り人形」(若手DM

・収録で漫才に笑ってくれなかった梅宮辰男について、実名をあげてラジオでグチる。コーナーまで作る。

お笑いポポロは「お笑いヘドロ」

  →トラのかぶりものを被ってアイドル風に撮るという要求に応えず、

  1人だけ適当に頭に乗せて仏頂面、他の芸人は皆プロとして仕事をこなしていた。

番組打ち上げは「くだらないから嫌い」

  →断るために何度も仮病を使う(ケンコバは知らずに若林フォロー

  →参加しても、誰にも言わず途中でひとりで帰る

  →人間関係を築かないので本番で絡めない、他芸人とも連携できない

イロモネア×フレンドパークにて、失敗を責められるが急に不機嫌になって「謝りたくない」と主張、空気が変に。

  →バナナマン日村が「お前なんか嫌いだ」と言ってむりやり回収

飼育員のおじさん(素人)を「ジジィ」呼ばわりして逆ギレバナナマン日村に金網越しに飛び蹴りを食らわす(アドレな)

ごきげんようにて、春日トークが滑ったことに大喜び→司会の小堺氏に訝しがられる

・「(オードリーとの共演を嫌っている)上沼恵美子は汚い舞妓」「こっちからお断り」(ピンライブレポ)

11: 以下、\(^o^)/VIPがお送りします 2015/08/02(日)23:29:33.173ID:LvrJaeQ50.net 

矛盾しまくる発言

・「絶対的な基準ものを考えられるようになりたい。相対的な人を見ると、死ぬときにも

  あいつより金持ちだったとか、あいつより長生きできたとか考えながら死ぬんだろうな、と

  残酷に冷静に思っちゃい

Permalink |記事への反応(1) | 18:05

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2025-06-07

[今日覚えた]不安愛着障害

愛着障害 → 虐待などにより人間不信になる

不安定愛着障害 → 親の不在、心理的不在、親の態度に一貫性がないなどで、愛着が強くなりすぎる

 

承認欲求が強い

相手の顔色や機嫌に敏感

パートナー依存やす

裏切り行為に厳しい

 

これAIとずっと話しててでてきた話題面白かった

から「友だちが多い」というより「つるんでる奴が多い」みたいな人の生態に疑問があった

彼ら・彼女はいつも大勢で行動し、傾向として不良っぽい人が多いイメージがあった

そして時にはその仲間を泣かせたとしてその相手ボコボコにするみたいなケースもあった

こういう人たちの行動原理がわからなかったが、「不安愛着障害」だとすると辻褄は合う(仮説として成立する)

 

あと、兄弟が多いと親の愛情が不足して不安定愛着が増えるとしたら、昔子どもが多かった時代暴走族みたいなのが多かったのも辻褄が合う

仮説ではあるけど

 

あの人達ってよく言えば「義理人情に厚い」から、関わり方が難しいんだよね

本能的に避けて生きてきたけど、本当に本能だったのかも

ギャングとか、ヤクザとかもああいった思考なんだよね

仲間で生きてる感じ

(もちろんこれが理性的に回るときは非常にパワーが有る集団になるし、身内判定されると恩恵があるんだけど)

Permalink |記事への反応(0) | 11:13

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2025-04-15

anond:20250414112430

表現の自由歴史的背景は、国によって異なる。

そんな視点で以下、自分用のメモとして長文を残す。あえて言論自由の優位性といった憲法理論をガン無視するが、どんな規制が適切かといった考えから離れることで、表現の自由の失われた状況の風景みえることもある。

++

とくに「表現の自由による暴力(不法行為性)」をどこまで許容するかが重要視点だ。欧米日本では大きく違う。

フランスでは、あらゆる権利が「尊厳ある生」を守るための抵抗に原点を持つ。

その意味で、社会運動ストライキ争議権)と、表現の自由は同じ線上にある。たとえば、名画にペンキをかける環境団体抗議活動日本では即座に「環境テロ」として報道されるが、英仏では「レジスタンス抵抗運動)」という言葉がより広く使われていた様子だ。これは体制に対して暴力的に抗う行為意識しているからだ。

環境問題に限らず、農家などの過激な抗議行動(輸入品増加に抗議した放火破壊行為など)や、労働争議においても同様だ。フランスでは、国家や大組織による構造暴力に対するカウンターとしての「市民による尊厳を守るための抵抗」に心情的な理解が寄せられる。犯罪としての側面を否定しないまでも「レジスタンス」は革命以来の伝統という認識フランス社会は共有する。

その背景には、18世紀カトリック教会が「真理の解釈権限」を独占していた時代に、啓蒙思想が登場し、科学合理性武器公共空間を構築し、新たな政治制度模索した原体験がある。「神を冒涜する権利」は、黎明期政教分離文脈から分化した表現の自由の形であった。

一方、アメリカ表現の自由の出発点は、事情が少し違う。

制度の根幹に「科学合理性」や「絶対的真理」は置かれていない。むしろ、人それぞれ真理と信じる”信念”があり、誰も完全な真理に到達していない、という前提がある。この考えは巡礼始祖たちの宗教的多様性の中で育まれ、やがてプラグマティズムに吸収され、「思想の自由市場」(O.W.Holmes)という発想へとつながってゆく。

もっとアメリカでも、20世紀半ばまでは「有害言論の内容規制」が志向されたが、判事たちはそのたびに建国思想巡礼始祖の理念に立ち返り、「有害表現定義できない」という議論に収まった。1970年代には「社会不協和音こそが強さの証」とまで言い切る判決(1971)もあった。司法ヘイト規制消極的かつゾーニング規制シフトしてゆく歴史がそこにある。

トランプの出現などリベラル保守のあまりの違い、それでも国家として成り立つ社会。それを支えるのは、「一致しないままでも共存できる」という、個人主義を基盤とした社会の強さだ。

一方で日本は、「価値観の不一致」に不安を感じる社会だ。

会社でも地域や家庭でも、できるだけ摩擦を避けたい。コロナ禍での自粛違反者への度を越した非難などに表れているように、「他人迷惑をかけるのは不徳だ」という感情が深く根付いている。

この「迷惑感情」は、表現の自由制限する根拠として働きうる。憲法学では人権制限原理は「公共の福祉」として整理されるが、実態としてはその時々の「社会空気」に左右されがちだ。たとえば、受忍限度論という法理をとってみても、それ自体迷惑感情社会的「耐性」の程度を空気から測るものにすぎない。日本人の考える公共フランス人の考える公共とかなり異なる。

電車CM強制音声に対する訴訟「囚われの聴衆」事件1987年最高裁)では、そうした「空気」に抗う個人の主張が結局退けられた。受忍限度という大義名分の下で、「それくらい我慢しろ」と結論づけられたわけだ。迷惑感情による秩序そのもの否定するわけではないが、空気として内面化されすぎると、異論や異質さの排除へとつながりやすく、かつ世代間、階層間の認識ギャップという課題に直面する。

フランスとの比較でもう少し考えてみよう。

日本には、フランスのように「尊厳のための抵抗」を肯定する文化がない。絵画ペンキを投げれば即「テロ」として断罪される。暴力抵抗が「歴史ある社会の声」として認識されることはない。

水俣病初期の漁民暴動、60〜70年代国鉄病院のストを見ても、「迷惑感情」が前面に出て、GHQが持ち込んだ争議権は本当の意味では社会根付かなかった。正規雇用では労使協調路線非正規雇用は分断が続いているのが現状だ。ストライキがなお社会的に力をもつフランスとは対照的だ。

全農警職法事件国家公務員の争議権全否定1973年最高裁)、75年の国労スト権ストは、日本社会が「暴力的な表現や行動」との距離感を決定づけた分岐点となった。

暴れる新左翼へのストレスが頂点に達し、迷惑を嫌った大衆心理が、最終的に「暴力容認しがたいもの」と司法行政に決着を迫った形だ。

こうした着地は、人権市民一人一人の体験として自ら闘って獲得してこなかったという、日本社会構造限界を示しているのだろう。

日本社会における「市民による暴力抵抗」が断罪されやすい背景には、市民の行動が過激ものに映じるの対して、しばしば国家行政の抑圧や不作為は、暴力として認識されず、社会の中で可視化されにくい構造がある。水俣病における行政不作為反原発運動に対する過剰な監視、あるいは災害被害者の声の届きにくさなど、国家による制度暴力不作為の積み重ねに対して、市民が抗いの言葉を発するとき、その言葉とき過激さを帯びるのは当然の帰結でもある。だからこそ、表現暴力性だけを批判的に切り出すことは、構造非対称性再生産になりかねない。

構造的な非対称に加えて、もうひとつ重要なことがある。それは市民一人ひとりが権利意識再生産するための「思い出」や過去の教訓を忘却やす社会ということだ。

欧米でいう「人権」とは、突き詰めれば「こういう社会には戻りたくない」という歴史体験からまれる(米仏だけの例で暴論は承知の上)。その教訓を社会を生きる一人ひとりが繰り返し思い出すこと、それが人権ボトムアップ的な再生力だ。

しかし、日本では「権利」は「国家が授けるもの」として明治以来、教育されてきた。敗戦までその構図は変わらず、戦後アメリカが新しい憲法人権を与える側に回った。この付与される構造が、今日日本においてもなお、自由をめぐる議論憲法制度論に終始してしまう要因になっている。

だとすれば、今あらためて必要なのは自由の意義を自分たちの歴史体験として取り戻すことだ。

特に敗戦前後記憶――若者人間爆弾にし、それを大人が見送っていた時代。そして敗戦後、手のひらを返すように価値観を変えた、あの社会の激変こそ戦後日本原体験であり、空気に逆らう力を考える出発点であるべきだ。

++

ここからは、戦後日本映像表現の潮流に視点を移す。

戦後社会」と呼ばれる時期―おそらく平成初期まで―に見られた日本映像表現には、大きく三つの傾向があったように思う。

1. 既成の価値観への反抗

戦中派から戦後世代はかつての「正しさ」に対して疑いを抱き、積極的破壊しようとした。

映像作品での典型例として、岡本喜八を挙げたい。軍や国家権力風刺し、戦時空気を相対化する『肉弾』(1968年)は象徴的だ。

表現体制批判自己解放手段だった時代道徳国家価値観への反抗心がそれを後押ししていた。

「反抗」というテーマは、家族内の世代対立ないし嫁姑問題80年代の校内暴力管理教育という軸での「反抗」など形を変えて表現された。

2. 新しいアイデンティティ模索

高度経済成長のもと、戦後社会は猛烈な速度で変化し、かつて「当たり前」だった家族のあり方、地域風景は急速に姿を消した。

そのような変化の中で、新しい「自分らしさ」を探すような表現が生まれた。家族崩壊再生を描いた「岸辺のアルバム, 1977」は社会に衝撃を与えた。

3. 失われゆく価値観への郷愁

こうした変化に対する不安喪失感は、郷愁としても現れる。

山田洋次の『男はつらいよ』では、理想の家庭像を夢見るも決してそこには迎え入れられない寅さんという存在を描き続けた。

倉本聰の『北の国から』では、泥付きの一万円札をめぐる暴力沙汰などを通して、「義理人情」や「恩を忘れぬ人間関係」が描かれた。

スクール☆ウォーズ」に代表される大映ドラマにおいては、努力根性家族の絆といった「倫理」が過剰なまでに押し付けられる一方で、それは裏を返せば、かつては当然のように共有されていた義理人情倫理が、社会の中で揺らぎ始め、もはや社会がその正しさを自信をもって教えられなくなっていた時代の反映ともいえる。任侠映画の「落とし前をつけさせてもらいます」というカタルシスもまた、現代社会ではとうに失われた暴力的「自力救済」への郷愁でもあった。

この三つ――反抗、自分探し、郷愁――が、戦後日本表現の中心テーマであった。いずれの表現にもどこかに心情的共感を呼ぶやむにやまれぬ加害内包していた。そこに着目すべきだ。

「反抗」の終焉表現行為暴力性をめぐる葛藤

この三つのうち、「戦前価値観への反抗」は、戦前世代が退場するにつれ次第に衰えていった。最後の強烈な反抗例として、敗戦後に上官が行った部下の処刑告発した『ゆきゆきて、神軍』(原一男1987年)を挙げることができる。

奥崎謙三狂気。上官を告発し、天皇パチンコ玉を撃ち込むなど、常軌を逸したようにも見えるが、そこには彼なりの倫理がある。表現行為が、敗戦前後記憶を呼び覚まし、組織における人間関係―「上官と部下」「国家個人」―に対して強烈な問いを投げかけていた。

しかし今、このような強烈な表現は久しく見かけなくなった。反抗への共感はある特定世代記憶に留まり引き継がれない傾向が見て取れる。あたか社会全体にノイズ耐性が失われたかのようだ。

かにつけ「コンプラ違反」として簡単に切り捨ててしま社会。「こんなの今の時代にはムリ」と。例えば、中井貴一がある制作現場で呈した疑問は示唆的で、全体にバイオレンスドラマなくせに、コンプラ配慮たばこポイ捨てシーンだけがNGになったことがあった。それは思考停止ではないか

奥崎のような過激手法であっても、そこに社会権力構造に対する本質的な問いが込められているならば、無視できない重みがある。原一男ドキュメンタリーは、まさにそうした問いを突きつけるものだ。

ドキュメンタリーという暴力からみえもの

ドキュメンタリー手法に内在す加害性も多くの示唆を与える。

ゆきゆきて、神軍』のようなドキュメンタリーなどの手法には、つねに「出演者の許諾は取ったのか?」という問いがつきまとう。

伊藤詩織氏の『BlackBox Diaries』に対する映像や音声の使用をめぐる批判が良い例だ。「フェアユース正当化可能」とする声(中根若恵)もあれば、「権力犯罪を暴く表現であればOK」という立場原一男)もある。しかし、原自身も認めるように、たとえ告発目的であってもセルフドキュメンタリーには「現実自分に都合よく再構成する」危うさがある。無条件の承認はありえない。その語りが私的物語にとどまらず、社会的な意味を持つためには、他者に開かれた語りに昇華される必要がある。

では、表現行為に内在する「やむにやまれぬ加害」を評価するのは誰か?

最終的には司法だとしても、まず問われるべきは、共感を持って応える観客であり市民である

コンプラ違反を恐れて、表現物が公開前に修正されてしま社会――それが望ましいのか?

私は、暴力性を含んでいても、その中に真摯倫理があり共感可能性のある表現ならば、それは世間に問うてよいと思う。それを受け止める権利もまた市民にある。内部告発/公益通報もまた、不法行為公益性のはざまにあるという意味奥崎謙三の反抗と地続きだ。兵庫県職員告発とその後の県知事対応は耳目を集めたばかりだ。

空気にあらがえるかが試金石

今の日本社会において、「表現内包する暴力に対する寛容さ」はきわめて低い。

敗戦体験した世代がいなくなり、記憶として残っているのは「国鉄ストの迷惑」「新左翼暴力」「オウム事件の恐怖」など、暴力に対するアレルギーばかりだ。

一宿一飯の恩義といった価値観は薄れ、市民暴力的な自力救済抵抗運動共感しなくなっている。

コンプライアンスに敏感な時代からこそ、私たちはもう一度、「表現の自由とは何か」を原点に立ち返って考える必要がある。

かつてトクヴィルは、革命後のフランスに、公共の名のもとに行われる言論統制など専制洞察した。一方、アメリカ民主社会には、世論専制という別の危険をみた。制度的な保障はあっても、多数派少数意見排斥するような雰囲気社会が醸成すると実質的自由は奪われる、との黎明期アメリカ社会への洞察は、現代キャンセルカルチャーなどの課題を予見している。

――暴力性を含み得る表現に対して、我々はどのような態度を取るのか。その暴力倫理的な共感はあるのか。どんな社会私たちは避けたいと思っているのか――

憲法理論制度保障を語る上では有効であるしかし、表現規制論だけでは上記のより根源的で実存的な問いには答えられない。「制度いか自由を守るか」ではない議論必要だ。自由擁護する倫理共感の土壌がなければ、制度簡単形骸化する。「抵抗」とか「不協和音の強さ」とまでいわないまでも何か核が必要だ。

社会同調圧力空気に抗ってその問いを突きつける力、受け止める力が社会から失われたとすれば、それは表現の自由が失われた社会だと思う。

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2025-03-25

anond:20250325174641

女だけど義理人情大事にしてる

損してる気がする

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2025-03-22

anond:20250320164503

バカだな。いいか有象無象コメントの中で俺が真実を書いてやる。天啓だと思え。

①女は自分のことを理解していない

いかお前は男だからある程度内省的だ。俺も男であり、男という性別メタ認知力を認識している。しかし女にはそれがない。5-10人くらいとヤると大体わかってくる。お前多分ほぼ童貞だろ?だから、女が予想以上に自分のこともわからず、フィーリングで生き、獣の本能で生きていることをわかってない。お前の妻に原因を聞いても碌な返事返ってこないだろ?これは妻本人もわかってない。お前がその女に舐められてるだけなんだよ。女は(内情がどうあれ、自分の小さい脳みそで格下認定すると)どうしようもない。以上。挽回余地なし。

②女に義理人情というものはない

これも身に染みたと思う。通常であれば結婚約束転職まで匂わせたのであれば、相手がクソ嫌いになっても、ある程度のところまで道筋をつけるのが、人間としての常識礼儀だろ?そうしないなんて、失礼にも程がある。しかし女は違う。そんな高度な感情はない。「なんか嫌いだから嫌い!もう近づかないで!ワタシ嫌!」以上。それ以上のモンは女にはない。

③女はガキが産めるのが最強

これに尽きる。男という知力・体格・情緒全てにおいて勝る生物と、なぜ女が渡りあっているのか。③につきる。子孫を残せる、そのために女をある程度惹きつけないとならない。その一点で女は社会存在を許されている。(事情があれば仕方ないが、自分怠惰で)ガキを産まずに35を迎えた女って悲惨だろ?そしてそれは生物として仕方ないことだ。

総括だが、これをわかってない男(大半はモテない奴)が結婚をして、舐められ、精神DVをされているのが現状だ。女を平気でぶん殴っている奴の方が100倍いい結婚生活を送っている。女なんてその程度のもの100匹くらい食い散らかすとわかってくる。最初からそれは荷が重いので、三島由紀夫の「女嫌いの弁」でも読んだり、ナンパ師の教材でも読むといい。

Permalink |記事への反応(0) | 16:16

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2025-02-15

anond:20250215090211

強制じゃないか義理人情なんだよ

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2024-11-19

企業団献金を一旦始めるとやめられなくなる罠

さな業界団体に勤めているんだけど小額ながらいわゆる団体献金している

そうすると、年1回の展示会の時にお願いすると祝電や花が届いて少し華がある(と理事連中は思ってる)

前回、自民党下野した時に献金をどうしようかとなったが、結局、続けようとなったらしい

それから数年後、自民党政権復帰して以来初めての展示会で祝電をお願いしたら

党首直々に理事長宛に「ずっと変わらぬご支援ありがとうございます」みたいな電話があって

それまでは党名だった祝電が党首名まであって、理事連中が「やっぱり政治家は怖い」と言ってた

政治って義理人情八九三の世界から献金も一度始めたら止められなくなる

みかじめ料みたいなもんだよね

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2024-11-15

anond:20241113183629

Z李が田記という人かどうかは知らないけど、反社が「理想化された偽りの自分」をSNS情報発信、沢山の情弱を騙してるとしたら怖いな。「ぼくは義理人情にアツいアウトローです」みたいな? ババア美少女ユーチューバーやって人気獲得してるようなもんか

話題の Z李 本当の正体! 衝撃暴露・薬物常用・特殊詐欺!再UP(国際新聞社

https://kokusaipress.jp/bbs/topicid/300

ピカじろうさんが公開した折原さんによるZ李の暴露(国際新聞社

https://kokusaipress.jp/bbs/topicid/301

フォロワー90万人の「Z李」逮捕トラブル相手情報に「懸賞金300万円」投稿、自宅に侵入容疑(国際新聞社

https://kokusaipress.jp/bbs/postid/2362

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2024-11-08

松本人志さんの罪についての考察提案反社会学講座ブログ -はてな

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/pmazzarino.blog.fc2.com/blog-entry-451.html

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IDコメント
santo言葉の力
secseekこうやって冷静に検討されてみると事件のものもひどいですが、まわりの反応による二次被害が看過し難いですね
bell_ringこの問題は庇う芸能人一般人の思う常識に差があると感じさせられる。人気&力のある芸能人は何をやっても自分は許されると勘違いしてる節がある。自分姉妹や娘が同じ扱いを受けても許せるのか考えたらいいのに。society
macplus2あとからでもダマす意図があったことを証明できれば罪を問えるんです。重要なのは合意があったかどうかではなく、合意の中身と合意に至った状況です。/被害者に寄り添った大切な視点
taraxacum_off松本人志擁護するような人たちの精神思考構造を、この著者はよく知っているようだ / ここでの指摘は、芸能界の性暴力にとどまらない、日本社会全体の問題にもおよんでいると言える
yamasamayukisamaこの件でここまできっちり理詰めで問題点を指摘している記事には他に出会った記憶がないし、内容的にも同意できるが、こういう指摘の仕方に違和感をおぼえる人は一定数いるだろうなとも推測できる。 世の中
f_d_trashbox芸人のみなさんは河原者に戻りたいのですか?”/これについては消費する側も彼らの倫理的埒外さ」を楽しんでいた部分もある。“芸のためなら女房も泣かす”は完全DVだ。それらを楽しんでいながら平等を謳う欺瞞
eye4u狭い論理でぐうの音も出ない感じに正義で封じ込める手法アメリカ赤狩りカトリックの坊さんとか、ヤクザ論理カルト論理だと思うな。取り扱う正義が物凄く範囲が狭い中で緻密というのが一致している。
ken530000冤罪問題点は2つで、真犯人を逃すことと無実の人を苦しめること。後者無視してるのは何故?それ以外の部分は概ね同意だけど、いささか自身の推測を過信しているきらいがあるな。
norinorisan42近しい人が擁護派に回る気持ちはわかるが告発者にはやはり寄り添うべきだと思うし、同時に松っちゃんを叩かないは両立するとは思う/争点以外の部分ではすべての立場告発ファーストであるべきなのかなと思ったり
tribird今田さんが文春をヒドいと批判するのは筋違いです。自分絶対的地位を利用して後輩に女衒めいた役目を強要していた松本さんこそがもっともヒドい人であり、今田さんが批判すべき対象は、松本さんなんですよ。”
toya大目に見る感覚昭和くらいまでは庶民感覚としてありましたけど、それは庶民芸人にやさしかたからじゃありません。差別です。江戸時代芸人河原者(河原乞食)だった時代の名残り」芸能
metamix要は「裁判結果なんて待てない、先っぽだけでもいいでしょ?」てことだろ?一行でまとめられることをベラベラと。どこまで丁寧に語ろうが私刑肯定しかない。まあはてブ受けはいいだろうな
HiddenListこういう皮肉も 松本芸なんですか?
isshyman正論から強引に読者に「そうだな」と言わせているが、後になって考えてみれば「そうでなかった」って思うような文章に思えて、筆者が批判するほど、自身正義によってパワハラをしているようだ
Gl17安倍さんは良い人」「証言証拠にならない、反証はないけど」「旧軍は綱紀厳正」etcいちいち擁護の曲論が歴史修正主義と一緒。抑圧に頼り切りなのと、弱者と同等に対峙すること自体が許せない(これだけでダメ)。
kusanon犯罪告発は、明らかな虚偽が認められないかぎりはいったん信用して受理しなければなりません。”
Sakana_Sakana全く完膚なきではない。漫画家自殺したようだが同様な事が松本人志にも発生する可能性を考えた方が良い。意見は良いがここ迄非難が酷い状態狂気を感じるし危険だと思う。尚松本のやった事はダメな事だとは思う
a_horuru長い文章なので後半は流し読みしたが、よくある俺様こそが絶対正義意見だった。
georgew徹頭徹尾正論オンパレード
bogus-simotukareスマホ没収した状態普通飲み会を主張するのはムリがあります。逆にスマホ没収事実でなかったら、女性側の主張の信憑性はガタ落ちします。正論
nt46しろすっかりこの人も、かつて批判していた"社会学者"側になってしまったなとしか思わんが。すなわち、"ファクト"ベースではなく"あるべき価値"ベースで語る人。どっかで宗旨替えしたん?
pukarix素晴らしい。逐一、いい加減な擁護論を破綻させてる。こういうのをホンモノの論破っていうんだろう
dowtei"一夜限りの性行為好きな人たちは(略)リスクスリルに興奮する性癖をお持ちだから、そういうエッチにわくわくして、冒険を求めるのでござんしょ?"わらっちゃった
vndn告発の『受理』と『信用』の考えが私と合わないなあと思った。
hello-you冤罪下りには違和感があったが、その他はほぼ正論で非常に納得感ある。これに反論できる人いるの?
yto>芸能人が女遊びや薬物をやるのはしょうがいね、と大目に見る感覚昭和くらいまでは庶民感覚としてありましたけど、それは庶民芸人にやさしかたからじゃありません。差別です。江戸時代芸人河原者(河原
kiyotaka_since1974松本さんのことより、「どの雑誌取材力があるか、信用できるかはなんとなくわかってきます」のところを深めてほしい。どの雑誌が信用でき、信用できないのか。マスコミメディアテレビ
River1992芸能人が女遊びや薬物をやるのはしょうがいね、と大目に見る感覚昭和くらいまでは庶民感覚としてありましたけど、それは庶民芸人にやさしかたからじゃありません。差別です。”
kintaorgH“もし被害者自分の娘だったとしても同じことをいうのでしょうか。”←これつらい気持ちになる。のぞむこたえでない現実はある。関係ない人は無関係
lisagasu芸能界一般常識と違う場所、という世間と本人の差別逆差別意識は今もあると思うヤクザが銃で撃たれたニュースに誰も動揺しないのと同じ 今はここで変わるかまた流されるかの瀬戸際じゃないか
lenore性犯罪に無関心なテレビ局」全くそう思うわ。全然公益性の無い不倫疑惑はしつこく追いかけ回すのにね
minboo本題とは関係ないですが、大河ドラマなどで歌舞伎役者天皇を演るのを見るたび「パンチが効いたキャスティングだな」と思ってます
honma200“もし被害者自分の娘だったとしても同じことをいうのでしょうか”志らく論理でもそうなればより深い'人情'がある娘に肩入れするに決まっている。比較対象の例えが的外れ
khtokage「およそ50年前、『文藝春秋』に田中角栄不正金脈を暴く記事が載ったときテレビ新聞記事無視しました。そんななか、外国特派員協会けが田中角栄を呼んで話を聞く場を設けました。」知らなかった
nisezen"大目に見る感覚(中略)庶民芸人にやさしかたからじゃありません。差別です" た、確かに河原乞食云々を別にしても「犯罪を犯しがちな人たち」って目で見てるんだかられっきとした差別
uniR河原者のくだりと「つまりスマホ没収したのは、恥じるところがあったから」と性急な因果論には引っかかるところもあるのだが……
north_god吉本芸人ファン同業者女性を食ったり拒絶したら「だからお前はダメなんだ」と説教してるなんてジャニの件と同じくらい黒い噂あって、ダウンタウンファンが今更知らなかったは流石に変だと思うんだよね
runningupthathillさすがの整理。リスクの高い「遊び」をしてれば大火傷を負う可能性は当然ある。犯罪かどうか、道義的問題の有無、どちらも今は未確定。しか被害者の訴えを簡単に疑ってはならない。文春経由であったとしても。
usomegane週刊誌完売して儲けてるだけだ、なんてつまらない皮肉をいってる芸人もいましたけど、主張の中身にきちんと反論してください』
zyzy「ほうはほうなんですぅぅぅけいじばつじゃないからつみっていうなぁ」という人はいい加減「人を犯罪者扱いする事自体法律刑事的な罪とは書いてない」って理解しような。間違ってても法は法なら犯罪者扱いも無罪 考え方
metalmax冤罪についての認識がびっくりするほどおかしいんだけどもしかして今はこの考えの人が少なくないんだろうか…
cartman0携帯取り上げて行為に応じないと返さない時点で軟禁監禁可能性あるよね
nekonyantaro芸能界優越的な地位悪用性的ものに限らず)が横行するのは世界共通ハリウッドでも何か有った記憶が。社会芸能事件
Shin-Fedor真実複数あり得る。例えば松ちゃんは「部屋に来て逃げ出しもせず射精させてくれたか合意だろ」と考え、女性たちは「恐怖で逆らえず、手や口でする事で許してもらおうと思った」となれば、事実は一つ真実は二つ。
outalaw擁護人情論じゃなくて似た事例がたくさんたくさんあるからだと思う。テレビとか反省するわけ無い(というか似た事例が現在進行系でたくさんありすぎてできない)。
irh_nishi今の時代は昔と違ってデマ拡散利益になるので明らかに偽証と分かっていなくても報じるべきではないよ。裏取りをしてあるならそれを証拠として報じるべきだけど文春は証言しか掲載してない。
hetenabeck8割くらいは同感、残りは少し偏りを感じる。警察問題推定無罪法則は別。
sierraromeo勢いで全文同意したくなる文章だなぁ(とりあえず保留)
hiroyuki1983未成年対象にしたジャニーズとは根本が違うでしょ。意図的に混同させようとしてる人ちらほら見るけど
jigarashi「だから犯罪被害告発を軽々しく否定してはいけないのです。」だからと言って軽々しく被害者証言鵜呑みにして自分一人で盛り上がらなくても
remwegc“あとからリークされた女性からのお礼メッセージ合意証拠にはならないことは、すでに専門家が指摘してます。” だよね
hakasegawa共感スポットライトである対象者だけを明るく照らし出すが、その周囲は暗闇で、何があるのかまったく見えないのだ。 中略 世話になった松本さんを一方的に信じる志らくさんは非情です。”パンチライン多い。
Yagokoroこれに乗っかってる奴は、アホやろ
turanukimaru今のところ女性告発を疑う理由はないし松本氏は反論してないし義理人情松本氏を擁護すべきではない。との主題は私もそう思うが冤罪が悪い理由とか合意の内容が問題とか細かい話が法的におかしいのではなかろうか
namisk説得力ある
noabooon僕の中の個人的であるパオロ・マッツァリーノ様がまだ活動されていたことに感動を禁じ得なくて中身が何も入ってこないww
kasahannra後で読む
kagehiensうっわ……、フルボッコにしてはる。が、まぁこれ位は書かれても仕方がない程度にクズ所業をしたという嫌疑をかけられているのだから、申し開きが出来ない=所業クズ芸人を炙り出す事に成功したという話になる
youtanwa>重要なのは合意があったかどうかではなく、合意の中身と合意に至った状況です。
cyber_bob裁判後の判決次第では訴えられる可能性がある文章ブクマ裁判名誉毀損証拠として提出できそう。
ho4416罪とかい一言刑事民事道徳倫理正義を(意図的に)ごっちゃにして語る人間は信用しない
grdgs明らかになるまで黙ってろって者達は、告発女性への誹謗を止めたりは決してしない。中立の振りをしながら、彼らの意図立ち位置バレバレ
sinopyyyだいだい同意かな。↓ジャニーなんて法で裁かれずに亡くなっただけでやってたこ犯罪じゃん。
wktk_msumこれは痛快、キレッキレの名文。同意合意絶対視するリスク携帯を取り上げる異常性、松本パワハラ、明快な言語化ちょっと偏りがある印象も抱く。ただ全体的に良文犯罪あとで読むブコメ読むこれはすごい
syamatsumiマッツァリーノ氏は流石だなー。ぼくもこういう言及が出来るようになりたいわ。(思うだけで行動はしないのでおそらくムリだけど)
doku_2gouこの文章はたった今「明らかに自分より有能で偉い人」にセクハラパワハラを受けて告発を躊躇う人に有用だと思う
mag4n論点整理はされているが事実確認理論展開がしょぼい。もう法廷行きなのとそこで何があったか証拠の出し合いしかないので素人が偉そうに何言ってもしょうがない、分からないことは分からないというべき案件ネタ
kommunity長文だけど読ませる。/別問題だったけど、島田紳助引退追い込まれとき松ちゃんどう思ってたのかな…あれだけの騒ぎで自分大丈夫だとたかを括ってたのなら相当残念。(もちろん性被害事実だった時)社会犯罪考察芸能お笑い読み物society女性メディア
yowie少し危うい踏み込みもあるが、不倫、事前対価合意なし、ワンナイト×複数回というほぼ確定の部分だけで、違法となるかはともかく、全部何の瑕疵もない同意内のみってのはほぼ無理だとよねという感性重要かなと。
gyakutorajiro法廷外での不誠実かつ疑わしい言動…まあそうだよなぁ、スマホ没収も確かに説得力あるなぁ、名文だ。「予断を持ってはいけない」ね、予断って言葉、「予断を許さない」以外だとこういう風に使うのね。
mohnoジャニーさんは犯罪者だった」←強制性交強姦)が性別を問わない形になったのは2017年、5歳差以上で成功同意年齢が16歳に引き上げられたのは2022年で、犯罪とは確定していない。冒頭からこれでは読む気がしない。 マッツァリージャニー喜多川松本人志リテラシー
ryussoそうだな。
tetsuya_m丁寧な考察
lb501法的に罪があるかどうかはグレーだけど、出演番組スポンサーがつかなければアウトでしょ。
run_rabbit_run薬やら女やら、芸能人なんてそんなもんだ...って呆れつつも「大目に見る」感情を持っていたので、それが差別だと言われてハッとしました。
tsumanne30芸人の源流が河原乞食であることも、だからこそ法や常識埒外に置かれたことも、歴史的事実ではある それが今や「権威権力」側になってしまっていることに、当人たちはどれだけ自覚があるのやら
hatsumoto性犯罪学問的に研究している学者や、性犯罪被害の弁護に詳しい弁護士といった専門家を呼んで解説してもらうべき”ここが1番同意。性絡みだと舐めプorバグる仕様日本社会にある
shidhoこれ、元が反社会学なだけに、数日後に種明かししつつ今度は全く逆の論調で逆の提案を書くやつだったりしない? (社会学なら自分意見に合うデータさえあればそれで何の論でも書ける、つまりどちらも意味のない論)芸能確認
unnmo河原者に戻りたいんですか?はダメでしょ。過去被差別階級にあった事を持ち出して現在の振る舞いを矯正しようとするのは違うと思う。社会犯罪女性
uchya_xこれを読んでもわからないバカはもう放っておくしかない。
kurotokageいくつか気になる点はあれど、後輩へのパワハラになり得ることと、証言の取り扱いの公平性については特に同感。前者は芸人実力主義という建前も失いかねない。
beyoooooooonよくこんな冤罪がどうこういう癖にいきなり犯罪者扱いしてる私は偏ってますよと自己紹介してる奴の長文読めるね。俺は洗脳されそうで無理。
i196かにそうだよな、と思うところ多数社会考察
wapa冤罪のくだりといい、ちょくちょく気になる表現や決めつけがあり、全面的には賛同できない感じの記事。断定できないことについては、赤の他人がその仮定を前提に断罪もできないのでは?推定無罪とは
nanako-robiうんうん。
Southend愚行権のツケを払う時が来たのは間違いない。個人的に意外だったのは、紳助の引き際をある種の成功ロールモデルと考えているのかもと思ってたら違ったこと。芸能界

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2024-10-13

名作といわれるドラマおしんをみたので感想を書く その4

https://anond.hatelabo.jp/20241010224911から続く

おしん物語根底を流れているのが、「恩」であり「仁義であるということをこれまでの感想でも書いてきた。おしんイコール辛抱する精神というイメージが広く流布するなか、金儲けに走った息子の根性を叩き直すために、田倉家を滅ぼしてでもライバル会社に利する行動に出た、という物語ハイライトは、意外にもあまり注目されていない。私も正直なところ、全話を通してみるまで知らなかった。

今回は、物語類型としての「おしん」をみてみたい。

流浪するおしん股旅物としての評価

おしんは一代記ものとしては、タイムスケールがとても長い。おしん1901年昭和天皇と同年に生まれた設定である

そしておしんが生きた少女時代から後期高齢者の83歳になった1984年まで、それぞれの時代があまりにも違い過ぎるので、1983年の田倉家のシーンから明治回想シーン時代を一気に2世代くらい遡るときタイムトリップ感が半端ない

1983年おしんが息子・仁を裏切って、並木商店への説得どころか、積極的大手スーパーへの並木土地の売却を進めてくれとお願いした背景には、並木商店隠居の大旦那並木浩太に対する並々ならぬ恩があるからである

それは、どのような恩だったのか。おしんは息子たちには何も過去を語ってこなかったので、仁には知る由もなかった。そもそも並木浩太とは何者なのか。

おしんも誤解されるのが嫌でそれまで息子には一度も語ってこなかった。しかし、前年の1982年17号店進出を知ったおしんが息子の行動を阻止しようとしたとき、仁は、それが母の初恋の人への配慮であることを悟る。そして、仁はいう。商売ってそういうものじゃない、「母さん、みっともないよ。」と。今風にいえばいい歳してエモいことを言い出してんじゃねえよと思われたのであろう。案の上、誤解されてしまったおしんであったが、なすすべなく工事は進み、ついに開店当日を迎える。おしんはこれまでの人生の回顧の旅に出るのである

おしんと人の縁

おしんと浩太のいきさつをかいつまんでかくのも、がっつり書くのもいずれもけっこうしんどいしかし、今回のテーマの「股旅物」がわかるように、ややガッツリ目に書いておこう。股旅とは、大正時代に生み出された物語類型ひとつで、一宿一飯の義理人情に従って流浪する物語であり、多くは渡世人やくざなどが主人公である股旅物の元祖長谷川伸は、その後の日本小説戯曲、そして映画テレビドラマに至るまで多大な影響を与えた人物である。「飢餓海峡」で知られる水上勉は、長谷川伸の「夜もすがら検校」を読んで作家を志したことはよく知られている。「夜もすがら検校」を発表したのは1924年である明治が遠く過ぎさり、大衆大正デモクラシー自由への過大な期待から人々が少しずつ醒め始め、もう一度生き方を見直そうしていた時代である

おしん回想シーンだけをみると、浪花節にあふれた、まごうことな股旅であるしかし、おしん物語面白いところは、浪花節陳腐化し、古臭いものになってしまった現代1980年代)と交差している点である

キーワード加賀屋への恩】

並木浩太とおしん最初出会いは、おしん16歳、山形酒田の米問屋加賀屋奉公へ来てから7年が経った頃だ。おしんは、加賀屋の跡取りの長女・八代加代と姉妹同然に育ちながらも、大奥様・八代くにからは、肉親の孫娘・加代よりも商売イロハから茶道裁縫など良家の子女としての教養を徹底的に教え込まれていた。このときにの指導によって身に着けたものの考え方や教養が、のちのおしん人生で役に立つのである。加代はというと、将来は良家から婿をもらって加賀屋をどうせ継がさせられる自分のつまらない運命うんざりしていた。絵画が好きだった加代は、東京で別の”自由”な人生があるのではと夢をみる少女だった。そんな折、農民運動活動家・浩太と出会った。酒田訪問した際、官憲の目を逃れるためにおしんとお加代に助けを求めたのが最初出会いであるおしんとお加代は同時に、浩太に恋心をもってしまう。大正デモクラシー時代だった。インテリかぶれした加代は平塚雷鳥の本を手元におき、人形の家を著したイプセンなどに憧れを抱いていた。当時、大衆のなかで勃興していた人権運動先進的だと中身もわからず憧れていたのである農民運動、カッコいい!加代は浩太の活動ロマンを感じて恋に落ちてしまった。一方、おしんは、土地を持たない小作農民の自立を助けたい、という浩太の純粋な思いに心を打たれていた。おしん小作の娘であった。小林綾子が主演した「おしん少女編」では、おしんの母・ふじが冬の川に下半身を沈めて妊娠中絶を図ったり、小作農民の悲哀がこれでもかというくらい暗く描かれていた。そしておしんは冬の川に入った母の姿をみて、6歳で材木問屋奉公へ行く決心をしたのであるいかだに乗って、母ちゃんと叫ぶ、有名なシーンのアレである

ともあれ、加代とおしんは同時に同じ男性に恋をした。そしておおらかで情熱的な性格の加代は恋心を隠すことができず、おしんに打ち明けていた。そしてやがて加賀屋の跡取り娘でありながら、何もかも捨てて浩太へ会いに東京家出してしまう。しかし、おしんは、奉公先の跡取り娘であるお加代様の恋を大切に思い、自分の思いはそっと封印した。一方の浩太は、東京に出てきた加代の猛烈な求愛を受け止めつつ(東京で加代と同棲までした)、本心最初からおしんが好きだったのである

おしんは加代の家出理由加賀屋に伝えることが忍びなく、おしん加賀屋から暇をもらって帰郷する。帰郷したおしんを待っていたのは、おしん女郎部屋へ売り飛ばそうとする父・作造と口利きの男であった。さら実家で目にしたのは、奉公先の製紙工場の過重労働健康を害し、肺結核で放り出され、今や死を目前にした姉・はるの姿であった。いまわの際に、はるは女衒に騙されそうになっているおしんを救うべく、自分の夢が髪結いになることだったことをおしんに告げ、東京の知人の髪結い師匠長谷川たかの住所を訪ねるように、伝えて息絶えた。

一方、加代は、浩太の心がおしんしか向いていないことを悟り、浩太のいない東京を去り、加賀屋を継いで見合い結婚する。

キーワード日本髪結いのおたかへの恩】

こうして、はる姉ちゃんが叶えなかった夢を託されたおしん東京へ出た。女郎部屋を売り飛ばそうとした父のいる故郷に心を残すものはなかった。髪結い師匠たかは、江戸時代から続く髪結いの昔気質職業観を持った女性だった。一人前になるための6~7年の下積みの苦労は当然であり、弟子には甘えを許さなかった。

しかし、大正という時代は、江戸から明治まで続いてきた日本髪の伝統の衰退期であった。大正浪漫とか大正モダンと言われる時代が到来しており、洋髪が東京流行し始めていた。おしんが修業している3年間の間に大きく時代が変わりつつあったのである

大衆身分から解放され、より自由髪型を求めるようになっていた。髪型をみれば、人妻なのかそうでないのか、はたまた、その人の職業身分がわかる、という時代は終わりつつあった。弟子入りなんてせず洋髪の専門学校をでて、理髪を仕事にする時代がきていた。おしんには洋髪のセンスがあった。たかおしん独立をすすめる。たかはいう。「昔は厳しかったんですよ。6年も7年も修業してやっと一人前になったら、それからまた、お礼奉公をして。10年近くもただ働きをして覚えたもんなんですよ。そんなことは今は通んなくなっちまったけど。やっぱりご時世ってもんですかね」。これは紆余曲折を経ておしんたかの元から独立し、その後、客先で出会った男性・田倉竜三と結婚挨拶たかを訪れたとき言葉である。その時、5人いたたか弟子はついにたった一人だけになっていた。

田倉商店を竜三の妻として支えるようになったおしんであったが、商売は順風ではなかった。おしん夫婦を陰で支えていたのはたかであった。田倉の経営が傾くと、おしんたかを訪れ、髪結いをして夫を支えた。たかもまた、洋髪の時代おしんの才覚を必要としていた。客商売は人の縁、ひととのつながりを大切にすることだと心に刻んだのはこの頃である

一方、田倉商店開店休業状態に陥るほど経営悪化していたが、おしん髪結いで稼いでいたので竜三はプライドを傷つけられ、すっかりおしんが稼ぎ出した金で遊び歩くようになってしまった。師匠たか相談すると別れちまえという。「ダメな男はどこまでいったってダメなんだよ」とすっぱり切り捨てるが、おしんは亭主をダメにしたのは自分だとと気が付いた。夫の更生のために妻の自分は黙って夫についていく姿勢を示すことを決意し、長谷川洋髪をやめることをたかに申し出る。稼ぎ頭のおしんに辞められるのはたかにとってもつらいが、受け入れる。やがて蓄えもつき、明日食べるコメもないどん底におちて初めて竜三は再起を決意する。しばらくは順調に田倉商店再生が進んで、おしん洋裁の才能も手伝って、田倉は子供服店を開店することになった。しかし、その直後、関東大震災おしん夫婦の夢を完膚なきまでに打ち砕いてしまうのである工場火災で焼かれ、絶望した竜三は「佐賀ゆっくり休みたかおしん佐賀はいいとこばい。。。」といって佐賀への帰郷の心を固める。竜三は大地主の三男坊なのである。こうしておしんにとって地獄佐賀編がスタートすることになった。

さて、佐賀に三男の嫁として入ったおしんを待ち構えていたのは、姑による徹底的な虐待だった。数か月もすると、おしん佐賀地獄から脱出を心ひそかに誓い、東京師匠たかのもとに、東京に戻りたいと手紙を書くのであるたかの元にいけば助かる、自分の腕一本で生きていると信じた。必死の決意で脱出し、やっと髪結いを再開しようとするも、さらなる不幸がおしん絶望に突き落とす。佐賀で夫に振るわれた暴力が原因で、右手の神経に麻痺が残ってしまっていた。髪結いを諦めざるを得なくなった。

こうしておしん流転の人生が始まる。屋台出店からまり故郷山形酒田と流れ流れ、ついに浩太の紹介で三重伊勢の魚の行商に落ち着き先を見出すのである佐賀に残った夫といつかは一緒になれると信じて手紙を書き続けるのである

キーワード:浩太の恩】

浩太の実家貴族院議員の父を持つ、太い実家だと先に書いた。しかし、浩太にとって本当のやすらぎのふるさとは、おばの伊勢実家網元のひさの家であった。浩太は、流浪人生を送るおしんを見かねて、伊勢網元をやっているおばのところに下宿し、行商を勧めるのである。これまで米問屋での奉公に始まり、ラシャ問屋子供服洋裁、洋髪・日本髪、農家の嫁地獄酒田の飯屋をやってきたおしんめし加賀屋は加代とおしんが切り盛りし、おしんにとって加代の元気な姿をみた最後の思い出となった。その職業遍歴に今度は魚売りが加わることになった。

伊勢に来て、笑顔を取り戻したおしん。竜三もおしん魚屋をやる決意をしてくれ、おしん人生好転し始めていた。

一方、加代の人生は、暗転した。加賀屋本体が夫の先物取引の失敗で負債を抱え倒産した挙句、夫は自殺してしまう。八代家の両親は過労で衰弱、入院費を工面するために加代は借金のかたに売春宿に沈められてしまう。両親は相次いで亡くなり、生まれたばかりの希望を抱えた加代をみて、おしんは救出を誓うが、借金の額に手が出せなかった。加代は翌日酒を煽って死んでしまった。希望は田倉で引き取ることにし、加賀屋の再興を果たしたい思いから、養子にはせず、八代苗字も変えなかった。

一方、浩太は長く続けてきた農民運動に行き詰っていた。治安維持法により、弾圧が厳しくなり、ついに6年間も投獄され、苛烈拷問の末、転向を迫られた。敗北者となった浩太は、心身の傷をいやすために伊勢のおばのところに帰るのである。すっかり引きこもってしまい、おしんとも口を聞こうとしなかった。やがて、浩太は実家の縁談に応じて、並木家へ婿入りすることになって静かな人生を送るのである。やがて少しずつおしんとも再び心を開くようになるまで十数年を要した。

田倉家では、雄、次男の仁、そして希望がすくすくと育っていった。雄は戦争で亡くなるが、戦後も仁と希望兄弟のように母おしん魚屋を支えていた。大人になった仁が商才を発揮する一方で、希望商売に向いていない自分を見つめ直し、自己実現のために陶芸の道を歩みだす。

屈折10年、陶芸師匠の元で修業した希望がようやく独り立ちできる時期が来た。そのときに、希望のための釜・新居の支援をしたのは浩太である。お加代さんとの縁を思い出してのことである。浩太は、折に触れて田倉家のおしんを見守るように生きていた。おしんセルフサービスの店に挑戦するときも、銀行からの借り入れにあたって、浩太は並木の自宅を抵当にいれてくれたこともあった。

股旅物を取り込んだ現代劇~義理人情は古臭い観念かという現代人への問いか

さて、長いことおしんの半生を振り返ってきたが、一旦冒頭の仁のセリフ1983年の場面)に戻りたい。

仁が17号店の出店を並木商店の近くに計画していることを知っておしんが反対したときのことである初恋のひとに迷惑がかかる?「母さん、みっともないよ。」というのが仁の反応であった。しかし、もし仁が母おしんの半生をもう少し知っていればそんな言い方はなかっただろう。おしんは人の恩に深く支えられて生きてきたのである。田倉スーパーの出発点となったセルフサービスの店にしても浩太の支援があってこそであった。

ここには、自ら築き上げてきたスーパー廃業も辞さなおしんの思いは、長谷川伸の「夜もすがら検校」で大切な琵琶を燃やしてまで恩に報いたい思いと通じるものがある。

ドラマ構成として興味深いのは、おしんの半生を、徹底的に(一年間のドラマの大半部分を費やして)一宿一飯の義理人情で「世話物」的に(つまり当時の生活感覚として)描いておきながら、おしん戦後現代にいたる高度経済成長おしん自身義理人情を忘れてしまたことに気が付く、というメタで重層的な構成であるおしんにしても、商売は食うか食われるかだ、という厳しい姿勢戦後を突っ走り、16号店までたのくらスーパー事業拡大させてきた戦犯なのである。それが今になって17号店は昔に世話になった人に迷惑がかかるから反対、はない。突然反対し始めた母を見た1983年の仁の目からは、義理人情なんて古臭いものだという感覚であり、母の物語は「世話物」ではなく完全に「時代物」なのである。大切なものを置き忘れてしまった気がしたおしん問題17号店開店当日、失踪する。この世話物時代物が交差する、ところもドラマおしんの魅力である

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2024-09-06

名作といわれるドラマおしんをみたので感想を書く

6月から見始めたおしん。ついに最終回に到達した。全297話を一気見して感慨深い。おしん明治に生まれ大正昭和と激動の時代をたくましく生き抜いた女の一代記である

これまでも2019年頃に再放送された際に断片的にはみていたのだが、フルバージョンで通してみたのは今回が初。全篇を通してみて、いろいろと誤解していたことも多いことに気が付いた。

おしん」に対する誤解、それはおしんは辛抱する女であり、苦難に耐えて自らの努力と才覚で成功する立身出世物語であるという誤解である

全く違った。もちろん困難に負けないといった不屈の精神みたいなテーマもあるし、海外ではむしろそこが受けたのだろう。しかし、おしん本質はそこだけではないというのが全話みた感想である。豊かになるにつれ老害化してゆくおしんの姿は、立身出世物語ありがちな主人公聖人化とはむしろ逆行していた。

辛抱する女であるという誤解。

いや、もちろん少女時代奉公先での過酷な試練は、おしんイメージともなっているし、全編通して苦労が絶えなかったのは確かである。それに耐えようとする根性もみせた。しかし、おしん最初奉公である材木問屋からは逃亡しているし、佐賀豪農の嫁となってからは、姑の嫁いびりに耐えきれずに幼い一人息子を奪うようにして家出している。7歳のおしんが座木問屋で受けた仕打ちにしても、24歳のおしん佐賀の田倉家で受けたイジメにしても、視聴者から見るに堪えないとのクレームがあったほどのもので、おしんが耐えきれないのも無理はないものである特に壮絶だったのは、妊娠したおしんに対する佐賀の姑の仕打ち。まかり間違えば自分が命を落としかねない危険死産経験したおしんはついに、佐賀の家を離れ東京行きを決意する。朝ドラとしては、佐賀時代は1ヵ月以上もあり、視聴者にとってもきつかっただろう。なにせ毎日いびられ、佐賀時代おしん笑顔を見せることはなかったのだから。朝から気持ちを明るくさせるという朝ドラの使命を真っ向から放棄した凄まじく理不尽な展開だった。

後年、佐賀の姑・清を演じた高森和子は、こんなことを言っている。

佐賀編で、田中裕子さん演じるおしんをいびる田倉家の姑・清を演じた高森和子さんも「私はさほど厳しいと思っていなかった。きついといえばきついけど清から見たらおしんのことを我慢できない部分も当然あっただろうし。だからまれ役のつもりはなかった」という。ところが、まず舞台地の佐賀からどっと清に対する反発の声が上がった。「役者冥利に尽きるとも言えるけど、そんなに怒られると思わなかったので、最初は少し落ち込みましたね(笑)」。とはいえ高森さんもおしん役の田中裕子さんの熱のこもった演技に、いびる立場でありながら「あまりにかわいそうで」思わずしたこともあったようだ。(NHKアーカイブより)

さほど厳しいと思っていなかったという回想は、放送から40年後に、おしんを視聴した私にとってはむしろ衝撃である。なるほど、あの姑・清の行動にリアリティがあるのはそのためか。清の役柄を完璧理解してこその発言であるプロしかいいようがない。おしんの娘が死産した際、ほぼ同時に出産した娘・篤子には乳が出なかった。困った清はおしんの乳をもらえないかと頼む。清は授乳するおしんの姿に慈母観音をみる思いだと感動し、死産した娘に愛と名付けていたことを知った清は、自分の孫に愛という名前をもらうことにした。もとはと言えば、おしん死産は田倉家での嫁としての過酷な日々により体力が奪われていた結果である自分の孫に愛と名付ける姑の無神経さもさることながら、こんなところにいたら殺されてしまうという思いがおしん東京行きを決意させた。その際、一粒種の息子・雄を清の手から盗み取って、自立しようと家出するおしんを手助けしてくれたのは、田倉家長男の嫁・恒子。恐らく当時の日本全国の農家の嫁たち(視聴者)は恒子の行動に大きな共感をもっただろう。誰しもおしんのように行動はできない。つらくても長男の嫁として根を張って生きてゆくしかない。真の意味で辛抱する女は恒子である

おしんに対する二つ目の誤解は、自らの努力と才覚で事業家になった、というもの

これは半分は正しいが、半分間違っている。確かにおしんは、9歳から16歳にかけての酒田の米問屋加賀屋奉公した際、大奥から見込まれお茶料理裁縫などありとあらゆる花嫁修業のみならず帳簿の分析の仕方など商いのイロハを徹底的に仕込まれた。これは加賀屋を継ぐことになる孫娘加代が商売に何ら関心がなく、将来とても加賀屋を任せられない不安から、加代をバックアップしてくれる存在としておしんに期待していたかである

しかし、全編通してみると、おしんの才覚はむしろ夫の事業や息子の事業サポートするために発揮されていることがわかる。10代の頃に加賀屋奉公時代に培った経験は、のちに田倉商会の旦那結婚し、田倉商店を支えようとするときに力を発揮する。帳簿をみて夫の田倉竜三の経営能力の弱さを見抜いたおしんは、そのを不安を源じいと相談する場面がある。源じいは佐賀本家から三男・竜三のお目付け役として東京で同居していた使用である。夢ばかり膨らみがちな竜三の経営には源じいもハラハラしており、おしんの商才を見抜いていた源じいは、おしんが竜三坊ちゃんを支えてくれるもの安心していた。しかし竜三は甘く世間知らずだった。田倉商店詐欺あい、あっけなく倒産してしまう。

田倉の再起をかけておしんは自ら稼ぐことを考えた。おしんは手先も器用だった。17上京した当時、日本髪に弟子入りした経験から、出前の洋髪を始めるとたちまち客がついた。一方、竜三は堕落した。会社員の月給の何倍も稼ぐようになったおしんしり目に、竜三はカフェを飲み歩く日々。完全に髪結いの亭主化してしまう。日本髪のお師匠さんに相談すると離婚してしまえと助言を受けるが、ここでおしんのとった行動がすごい。夫を再起させるために、自ら稼ぐことをやめてしまうのであるおしんが働くのをやめ、ついに貯金がつき、明日の米を買うお金も無くなった。お金が尽きたとお師匠さんに報告した際にいったタカ言葉ダメは男はどこまでいってもダメなんだよ」は自分の胸に突き刺さっていたい。どん底理解した竜三はプライドを捨て勤め人として働きだす。それからおしんは、再び商売を始める竜三に対して、どんなに商売センスがなくても温かい目で見守ることにした。先行きに不安でも、それを表には出さずヨイショを欠かさなかった。夫と一緒ならどんな苦労でもすると明るく振舞う。黙って俺についてくればいいんだと竜三に言わせることで、おしんは夫の背中を押していた。やがて子供服需要に目をつけ、竜三は工場建設に乗り出すも、関東大震災で多額の投資をした工場は瓦解、田倉商店の夢も泡と消えた。失意の竜三は佐賀に帰ろうと言い出す。そもそも三男坊である竜三は実家資金東京事業を始め、失敗し、夢破れて、太い実家をあてにして舞い戻ってしまうような根性なしだった。前述のおしん佐賀地獄はここから始まる。

それから数年、佐賀地獄から幼い息子を連れて脱出したおしんは、東京山形転々とし、最終的に伊勢に落ち着き、魚屋として地道に商売をする日々が続いた。いずれ夫と家族ともに暮らせる日を夢見て。最初の3年は一人で魚屋を切り盛りしていたおしんっだったが、夫の竜三から手紙を出せどなしのつぶて。そんな折、有明海干拓の夢破れた竜三が、満州で一旗揚げると別れの挨拶にひょっこり伊勢に現れた。渾身のタックルで、逃げようとする竜三をつかまえるおしんの演技は、天才女優田中裕子のすごさがわかるシーンである。竜三は自分には甲斐性がないことを承知していた。おしん行商した金で店を開くのに亭主面して乗り込めるかと、あくま干拓に拘っていたのであるしかおしんには会いたい。干拓の夢破れた自分を恥じて、おしんに顔を向けられない。おしんに見つかった途端に逃げ出してしまう竜三。そんな旦那にしがみついて、プライドを捨てて魚屋から一緒にやり直そうと説得するおしんの行動には、ある意味、全篇通して変わらないおしん本質がある。田中裕子の猛烈なタックルをみるだけでも「おしん」を見る価値がある。マイベストシーンといってもいい。

やがて伊勢根付いて20年が経ち、この伊勢の小さな魚屋軍部お抱え業者としての水産加工工場にまで事業拡大させたのは竜三の手腕である

しかしそれも敗戦でなにもかもを失い、夫は自殺する。

竜三と長男・雄を戦争で失い、おしんはもう一度魚屋として再出発する。魚屋を手伝い始めたおしんの息子たちはやがて魚屋アメリカ式レジを導入したセルフサービスの店に転換しようと奮闘する。それがのちのたのくらスーパーの出発点となった。今日ではどんな店でも当たり前のレジによる精算が当時は画期的な仕組みだったというのも興味深い。それまでは品物の中央に座りザルをぶら下げて、商品の受け渡しと代金の受け取りをするのが一般的だったのである

魚屋として地域に根差し、身の丈に合った商売をしたかったおしんは当初は反対していたくらいであり、事業原動力となったのは次男の仁であるおしんは夢ふくらむ仁の行動に不安を覚えつつも、その後の事業拡大を支えていたのは間違いなくおしんであった。しかし、情熱をもって会社リードしていたのはおしんというより次男の仁であったというのは間違いない。

こうしてみてくると、おしん実業家として全く野望を持っておらず、本心は堅実に地域根付いた商売をしたかっただけである

おしんに対する三つ目の誤解は、おしん立身出世成功物語であるという誤解である

極貧の小作の娘から、女一代でスーパー16店舗をかまえる地域実業家になった、というのは筋としては間違ってはいない。しかし、大正戦前戦後とその時代時代おしんがしてきたことは、成功しようと夢見みて危険なかけにでる夫や息子の行動を冷静に分析し、正しく軌道修正しようとすることであった。事業拡大をしようと竜三や仁がいうときおしんはいつも反対してきた。これまで大切にしてくださったお客様など義理人情を捨ててまで商売をしようという考えはおしんには全くない、ある意味とても保守的人間であり、実業家によくある野心家では全くなかった。野心家は夫の竜三であり、その血を引いた次男の仁のほうだった。

もちろん、おしんにはおしん商売に対する信念があった。それは人のつながりを大切にすることであり、恩を大切にすることであるおしんは昔から自分を育ててくれたり支援してくれた人たちへの恩を忘れず、いつでも義理人情に生きようとする人なのである

大正時代に縫製工場を拡大したときも、従業員をこき使おうとする竜三に、社員健康福利厚生の大切さを説いていたおしん。ここにはかつて製糸工場結核になったおしんの姉・はるが使い捨て同然に実家に戻され亡くなった経験がにじみ出ている。伊勢魚屋店舗を構えることになったときおしんはお世話になったお客様を忘れず、なかなか行商をやめようとはしなかった。

またおしんをめぐる当時の関係人物にはそれぞれやはり、一宿一飯の恩義という観念がつよく働いていた。それを象徴するのが、息子・雄の戦友である川村である。雄は南方戦線で亡くなってしまうが川村は戦友に報いるために自分が取得した駅前土地を田倉家に譲渡するという行動に出る。そしてなんといってもおしん人生最大の恩人は16歳のとき初恋相手・浩太である。浩太にとってもおしんは恩人であり、かつ激動の時代を共にしてきた戦友のような存在だった。

おしん物語は、事業家としての成功の一代記というより、ひとの縁と恩を大切にする人生観がより胸に迫ってくる物語である。いってしまえば浪花節である。いやそもそも成功などせず、ほぼ失敗して物語は終盤に向かう。その失敗についても、その救済についてもいろいろと誤解していたことがわかった。

https://anond.hatelabo.jp/20240908082812(その2)へ続く

https://anond.hatelabo.jp/20241010224911(その3)へ続く

Permalink |記事への反応(3) | 23:47

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2024-07-21

なろうは現代時代劇

最初から最強で~、義理人情に厚くて女にモテモテで~、 anond:20240721042935

Permalink |記事への反応(0) | 05:12

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2024-05-24

anond:20240523222800

逆に対義語 「義理人情

義理人情世界かよ!とまとめて突っ込む人がいるけど、義理人情対義語

Permalink |記事への反応(2) | 12:50

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2024-02-28

GPT4にパワハラするのが趣味

You

名前に門が2つ入る有名人を教えてください

ChatGPT

名前に「門」が2つ入る有名人としては、「門脇麦」(かどわき むぎ)が思い浮かびます門脇麦日本女優であり、映画テレビドラマ舞台などで活躍しています彼女はその独特な演技スタイル存在感で、多くのファンに支持されています

You

日本江戸時代芸術家です

ChatGPT

日本江戸時代芸術家名前に「門」が2つ入る人物を紹介します。

尾形光琳(おがた こうりん)**は、江戸時代中期の画家工芸家であり、琳派創始者とされています光琳は美しい色彩と独特の構図で知られ、屏風絵や襖絵、陶磁器デザインなど幅広い芸術作品を残しました。特に紅白梅図屏風」は彼の代表作の一つとされています尾形光琳芸術は、後世の日本美術に大きな影響を与えました。

ただし、直接「門」が2つ入る名前芸術家江戸時代特定することは難しいですが、尾形光琳のような芸術家は、その名前作品を通じて日本芸術史に大きな足跡を残しています

You

近松門左衛門って知ってます?????

ChatGPT

はい近松門左衛門(ちかまつ もんざえもん、1653年 - 1725年)を知っています。彼は江戸時代活躍した日本劇作家で、浄瑠璃人形浄瑠璃)および歌舞伎脚本家として非常に高い評価を受けています近松門左衛門は、人間情念社会的矛盾を鋭く描き出した作品で知られ、「日本シェイクスピア」とも称されることがあります

彼の作品は、情緒豊かで人間ドラマが深く、愛憎や義理人情社会的制約と個人感情との葛藤を描いたものが多いです。代表作には『心中天網島』『曽根崎心中』『冥途の飛脚』などがあり、これらの作品現代においてもなお上演され、多くの人々に親しまれています近松作品は、その人間性の深さと心理描写の鮮やかさにおいて、日本文学における不朽の価値を持っています

You

名前に門が二つはいっていませんか?名前に門が2つ入る有名人、に相当するのでは無いかと思いますが、よくわからないので、教えてくれませんか?""""ただし、直接「門」が2つ入る名前芸術家江戸時代特定することは難しい"""とはどういう意図発言したんですか?

ChatGPT

申し訳ありません。私の回答は誤解を招くものでした。近松門左衛門は、確かに名前に「門」が2つ入る江戸時代の著名な芸術家であり、その点を明確に認識しておりませんでした。お指摘の通り、近松門左衛門日本江戸時代における重要劇作家であり、彼の名前は「門」が2つ含まれています

私の以前の回答は、不正確な情報提供し、混乱を招いてしまいました。そのため、訂正してお詫び申し上げます近松門左衛門の貢献と彼の名前の特徴について正確に認識し、適切な情報提供することが私の責任でした。お詫びして、正しい情報提供できるよう努めます

Permalink |記事への反応(12) | 10:03

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2024-01-23

学生が「パルワールドみたいなゲーム作りたいです!」と言ってきたら、専門学校先生とかは教育者としてどう返すのが適切なんだろうな。

ビジネス視点で「どんどんやれ!」と言うのか、義理人情視点からしかしあのやり方は良くない」と言うのか、或いはその中間あたりの当たり障りのない意見になるのか。

どちらにしても二匹目のドジョウは難しそうだ。

Permalink |記事への反応(2) | 21:02

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2023-10-14

anond:20231014120613

義理人情に厚い

メンツを気にする

Permalink |記事への反応(0) | 22:24

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anond:20231013181054

男も女も好き嫌いはあるが、根本的に違うのは

男の人付き合いは天秤や。義理人情も含めてな。

恩を受けたら返す。与えたら(感謝言葉なりで)返してもらう。

そういうギブアンドテイクやな。そういうのを繰り返してお互い平等かっていうのを確かめるのが男の付き合いや。


一方で女の人付き合いは優先やな。

「私は他の人よりあなたを優先してます」っていうのが女の人付き合いや。

せやから面倒なんやな。誰に対しても「お前が一番!」って言わんとあかん上に、相手からも「自分が一番だよね?」って言われるんやから

そりゃ難解なパズルみたいになるわ。

Permalink |記事への反応(1) | 13:28

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anond:20231014120613

義理人情に厚いけど飯は妻子の分まで食い尽くし、家事育児は「僕ちゃんやさしく言ってくれなきゃ何していいかわかんな〜い」と言ってはばからない、それが男。

Permalink |記事への反応(1) | 12:07

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anond:20231014120158

はいだって義理人情に厚いから大変なんだわ。

男はつらいよ の世界だよ。ホント

Permalink |記事への反応(2) | 12:06

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2023-07-10

山下達郎サンデーソングブックのコメントをゆるく読み解く

自分は当該番組通称サンソン)をたまに聴いており、いつもはおじいちゃんとそこに集う類友のたわいないハガキ

選曲を楽しんでいるのだが、週半ばにコメントを出すと事務所が告知して以降、どうせロクなことは言わないんだろうなと思っていたら案の定そんな感じだった。

今回の番組構成も踏まえつつ、結局彼が何を伝えたかたか考察し、どう受け止められるかを観察する。

山下達郎ファンの方で何故こんなに炎上しているのかわからないひとにも一読していただけると幸いである。

<参考リンク

コメント文書き起こし増田

https://anond.hatelabo.jp/20230709143809

今日放送radikoタイムフリー(冒頭から

https://radiko.jp/share/?sid=FMT&t=20230702140000

コメント分頭出し)※約7分

https://radiko.jp/share/?sid=FMT&t=20230709142936

まず驚いたのがコメント番組の中盤、30分近く経ってから流れたことであった。

芸人結婚恋愛報道が出た後のラジオで冒頭すっとぼけから中盤で報告するくだりは何回か聞いたことがあるが

こういったお世辞にも明るいとは言えない話の場合リスナーのために冒頭でさらっと言及して

あとはいつも通りやるパターンが多いので、一旦普通に番組進行してから報告するのは新鮮である

ちなみに今週は「棚からひとつかみ」という山下達郎の膨大なレコードコレクションから

選曲するおなじみのプログラム放送される予定だった。

普段聞かないひとのために説明すると

この番組の中心は洋楽で、山下達郎の曲は基本的には最初最後しか流れない。

熱心なファンから送られてくるウィットに富んだおたよりを時折紹介しながら洋楽を流しまくる番組である

当然山下達郎オンリー回もあるのだが、6月は既にそうした達郎三昧が続いていたので久々に洋楽回になるはずだったのだ。

しかし予定を変更したのか最近リリースしたリマスター盤中心の達郎三昧回となっていた。

コメントを発表する前にかけたのはJuice=Juiceによる「Funky Flushin'」カバーと本人歌唱

そして「Rainy Walk」の3曲であった。「RainyWalk」はアン・ルイスプロデュースした際にボツになったもの

本人が買い取ってアルバムに収録したものであり、この放送中でも本人からそのような紹介があった。

コメントで強調されていた「一作曲家、一楽曲提供者」という自身位置づけにも通ずる選曲であり

この2曲を先にかけたのは、コメントのために野次馬で聞いているひとたちへの当てつけなのではないか邪推してしまう。

そしてコメントの内容である

個人的に気になっていたのはそもそも松尾氏の主張である

ジャニーズ批判したことによって業務提携を解消した、それに山下達郎同意した」が事実なのか

また事実であればそこにどのような正当性を見出すのかという点であった。

その答えは簡潔で「松尾氏がジャニー喜多川氏の性加害問題に対して憶測に基づく一方的批判したこと契約終了の一因であったことは認めます」ということである

そのあと「理由は決してそれだけではありません」と続くのでおっと思ったのだが

そのことについては触れることを差し控えられてしまった。ここで何か松尾氏との問題や経緯に関する新たな情報があれば

松尾氏側から視点しか無かったこ騒動に新たな見方が生まれ

内容によっては契約解除の正当性が見いだされてスマイルカンパニー山下達郎への風当たりが和らいだ可能性も十分あったはずである

から何か問題はあったんですよ風の雰囲気だけ出されても、他に大した問題も無いのにジャニーズ批判をしたからこそ契約解除したことが際立つだけで逆効果だったと思われる。

更に山下達郎には興味が無いが、ジャニー喜多川の性加害報道に関心のある層が気になっていたのは

山下達郎は当時そのことを知っていたのか、また今こうした告発をどう受け止めているか」あたりだと思う。

別に山下達郎ジャーナリストでは無いので、自ら当時の姿勢を省みて何かしらの責任を取ったり

コメント絶対に出す必要が必ずしもあるかと言われると、それが望ましいかもしれないが(他の楽曲提供者同様)微妙であった。

吉田豪コメントしていたがこの件には「誰もが知っていて、誰もがうっすら共犯関係にあった」側面があるからである

しかジャニーズ批判を展開していた松尾氏の契約解除、というジャニーズへの忖度と取られかねない行為に踏み切ったために、

諸々問われることになったというのが現在山下達郎および事務所の前提である

この問いに対する回答は「噂には聞いていたけど知らなかった」であり、疑念を持つ人はいたとしても大きな問題はない。

そのまま性加害を擁護しているわけではない、第三者委員会による調査必須という内容をすらすらと読み上げて

楽天カードマン一社提供なので番組の途中にふざけたCMが延々と流れている)に

バトンを渡していればまだマシな着地を迎えられたと思うのだが、ここからなぜか達郎のエンジンがかかる。

3分わたりジャニーさんおよびジャニーズ賛美&思い出タイムが繰り広げられたのだ。

ジャニーさん」との出会い、一緒にやった仕事キャリアへの影響、功績と感謝・・・

NHKFM今日は一日ジャニーズ三昧、あるいは関ジャムジャニーズ特集でそのまま流しても

何も違和感が無いぐらいのめちゃくちゃ熱いコメントである自分ジャニーズ関係者なら涙ぐんだかもしれない。

更にメンバーが退所したSMAPキンプリのことを急に惜しみ、妻である竹内まりや名前を出してまで再結成を願っていたが、

この流れだと大半の人は「なんでジャニーズ辞めちゃったの」という意味に捉えるので

内部軋轢方針の違いで飛び出したメンバーファンからしたら余計なお世話といったところである

山下夫妻がジャニーズ側の視点でこれらの解散・脱退を捉えていることも示唆されたので本当に余計だったと思う。

では何故山下達郎がこのような話を展開したのか。

本人はコメントの中で、今回の件に関するネット週刊誌の最大の関心事は

「私(山下達郎)がジャニーズ事務所への忖度があって、今回の一件もそれに基づいて関与しているのでは?」

であるとしている。それにこたえる形でこれらのコメントを出したと考えていいだろう。

振り返った通り、彼がジャニーズに対して並々ならぬ思いを持つことは痛いほど伝わってきたし、

松尾氏の契約解除については冒頭で松尾氏のジャニーズ批判が原因であると明言している。

これらの発言から読み取れる回答は

はい忖度してます。それで切りました」なのだが、山下達郎にとってYES/NOはおそらく重要ではない。

彼が伝えたかったのは「僕とジャニーさんジャニーズとの絆を忖度なんて言葉で呼ばないでくれ」ということなのではないだろうか。

忖度という言葉のもの他人心中推し量ることという意味だが、この数年政治問題でこの単語連呼されたこともあり

以前より一層ニュアンスとしては悪いものとなっている。そのような薄汚いイメージで僕とジャニーズ関係を表さないでくれというのが

山下達郎コメントに至った原動力であり、正直松尾氏が自分名前を出してどうこう言ったことはそこまで気にしていない可能性がある。

現に松尾氏の名前を挙げたのは序盤だけで、松尾氏の主張にも特に反論していない。

しろコラム言及されていた義理人情ストーリーを本人の声でしっかりと補足してしまっているぐらいである。

その一方で忖度という単語へのジャッジは厳しく、コメント終盤で

「このような私の姿勢をですね、忖度あるいは長いものに巻かれている、とそのように解釈されるのであればそれでも構いません。

きっとそういう方々には私の音楽不要でしょう」とまで言い切っている。

いや達郎、あなたの中でそれが絆だろうがエターナルだろうがどれだけ美しい言葉形容できるものだとしても、

結果としてジャニーズをおもんばかって首切ってたら世間の受け止め方は一緒なのよ。

そんなに熱い絆があったのならしょうがない、ということであれば今まで忖度で追及されてきた政治家たちにも

おそらく夢を語り合った時間とか、何かを一緒に成し遂げた経験とか、誰かの成長を共に見守ってきたこととかあったと思うよ。

とぶった斬るのは簡単だが、細かい表現にここまでこだわってしまうのがアーティストらしいところである

それを「多分ファン以外の世間には屁理屈しか聞こえないです」って止められるひとがマジで誰もいないまま発信されたことが問題なだけで。


ラジオでの発言が物議をかもすたびに、ラジオクローズドかという議論が起こり、個人的には色々思うところがあるのだが、

今回に関しては本人がわざわざツイッター、インスタ、FBの代わりにここで発信すると宣言してからのこの展開なので、

世間一般との認識のズレの大きさだけが浮き彫りになってしまった形である

「私の音楽不要でしょう」という捨て台詞については、

ファンが今回の対応に疑問を提起すること自体を封じ込める踏み絵のようなものであり、全くスマートではないと思うのだが、

好意的に受け止めているファンもいて、ツイッターでも嫌なら聞かなかったらいいんです!と振りまわしている人が既に散見される。

わざわざこの一言をつけたことで、この踏み絵ファン以外、世間一般企業、周りまわってステークホルダーに行きつく可能性もあるのだが、おそらくそこまでは考えていない。

この騒動自体根深いながらもジャニー喜多川の性加害報道においてはあくまで場外乱闘なので

BBCなどの海外メディアが取り上げている様子は今のところない。

しかしこの性加害問題がなぜ外圧しか浮上しなかったのか、という点においては本質的な部分を含んでいるため、

海外メディアが続編ドキュメンタリー制作するとしたら、日本におけるこの問題に対する反応の例、

あるいはジャニー喜多川への信仰の例としてこの騒動を取り上げる可能性はある。

それでも会場は箱を貸すだろうし、CD流通するだろうし、元々海外配信プラットフォームとはほぼ無縁の存在なので山下達郎が食いっぱぐれることはないだろう。

今日山下達郎コメントから見えてきたものは、お前ら世間がどれだけ騒ごうが

自分大事にしているものを譲るつもりは一切無ければ、うしろめたさを感じて取り繕うつもりもない、

またジャニー喜多川を堂々と称えることで被害者に与えるダメージも知ったことはない、

それでもファンと今までのキャリアが十分自分を支えてくれるという、THE重鎮THE大物らしい絶対的自信とその空虚さだけであった。

21:21 誤字修正(ご指摘ありがとう)

Permalink |記事への反応(8) | 02:02

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2023-07-07

anond:20230707033029

義理人情」は 「霞か雲か」「目くそ鼻くそ」みたいに同類の並列と思われがちだけど実は対立概念。 「晴雨」「聖俗」に近い。

このケースで言うと、義理を通す、というのが正義を一貫させる(ジャニーズにも物申す)ことで、人情を採るのは罪を見過ごしジャニーズとの友誼を優先すること。

義理人情の板挟み、を考えればわかる

Permalink |記事への反応(0) | 16:34

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山下達郎の件、逆に理解できるよな。

最初不当解雇の話なのかと思ってたけどそうじゃなくて、山下達郎事務所松尾潔事務所友達付き合いの延長みたいなノリで業務提携してたって話なんでしょ。

その松尾潔が、山下達郎とは家族のような付き合いの人たち、すなわちジャニーズに対してなにやら批判をしている。

もう松尾潔とは友達としてやってけんわ。

っちゅうだけの話でしょ。

仮にジャニー連続殺人鬼だろうが凶悪テロリストだろうが、山下達郎ジャニーズに味方するわけだ。

だって家族から

家族犯罪者になったら離れて批判するのではなく近くで支えてあげるものだ。

そして家族説教かましてくるような奴とは友達になれない。

めっちゃわかりやすいじゃん。まさに「義理人情」の話じゃん。

少なくとも圧力だの何だのじゃないでしょ。

だって松尾潔との業務提携を解除したからって松尾潔が困るわけじゃないしそれで彼が口をつぐむわけでもないんだから

追記

まず、山下達郎ジャニーズの味方をする、ジャニーズ側に立つというのは、別にジャニー無罪としている」ということではないよな。

スマイルカンパニー社長は「性加害は当然許されないことだし松尾さんの話も正論」と言っているらしいし、

そもそもジャニーズ事務所自体が(不十分と言われつつも)責任を認めて再発防止などを表明しているわけで、

犯罪者に対しては全てを否定しなきゃいけない!即座に縁を切って批判を行動で示すべき!」

という極端な人でもなければ、「山下達郎性犯罪者かばっている」ということにはならないでしょうよ。

あと、

ジャニーズをめちゃくちゃ罵ってるわけでもない、 「どの企業にも当てはめられる一般的企業コンプライアンス」を説いただけでクビにするのはおかしいわ。

みたいに「不当解雇」の話だと勘違いして前のめりになっちゃってる人がいると思うんだよな。

松尾潔所属あくま自分個人事務所で、スマイルカンパニーとは「マネージメント契約」をしてただけなんで、「クビ」という表現おかしいでしょ。

スマイルカンパニー松尾潔契約していたのは人情からだし、

スマイルカンパニー松尾潔契約解除したのも人情からなので、

からそもそも人間関係の話でしかないんだと理解したわけですよ。

もちろん賢明ブクマカの皆様には「理解する」と「支持する」をきちんと区別していただけるものと思いますが…。

Permalink |記事への反応(8) | 03:30

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2023-07-06

社長が『小杉家と山下家と藤島家は義理人情で長年繋がっている。わが社もジャニーズシンパだということを忘れないように』という趣旨発言をした。その日、社長松尾さんに契約解除を伝えたようです」(事務所関係者

ここまで読んでいただければわかるように、山下達郎とジャニーズ事務所は単に楽曲提供した以上の深いつながりがあります

Permalink |記事への反応(0) | 17:19

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