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「群像劇」を含む日記RSS

はてなキーワード:群像劇とは

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2025-10-24

テレビドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」

群像劇面白いんだけどなあ

TVerなら今からでも追いつけるからみんな見て欲しい

Permalink |記事への反応(3) | 15:20

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2025-10-12

🌀タカイチョ共和国スマフォ供出大狂騒群像劇

うけけけけけけけけけ。

から街はざわめき、空気は鉄の香りアルミの光で充満している。

タカイチョ共和国では「スマフォ供出の日」が到来した。

国民は列を作り、手には光沢のあるスマフォを握りしめる。

広報放送は高らかに叫ぶ。「全てのスマフォを供出せよ!アルミ国家のために取り出すのだ!」

犬は遠吠えし、猫は縁側で目を見開き、子どもたちは目を丸くする。うけけけ。

少年カモノハシは母に訊ねた。

「ねえ、ママ、これって本当に意味あるの?」

母はスマフォを渡しながら答える。

意味? 愛国心っていうのは手のひらに重くのるのよ」

少年は手のひらの重さに、虚しさも加わる。

広場では、特高警察が列を見張り、思想熱37.5度以上の者を非国民として摘発

憲兵は吠える犬を遠吠えと決めつけ、ピストルでパァン。

犬は空を飛ぶように消え、通りの人々は口角テープで無理やり笑顔を作る。うけけけけ。

作業場では、タカイチョSS部隊スマフォを分解してアルミを取り出す。

「見ろ! 国の力は、輝く金属の山に現れた!」

兵士たちは胸を張るが、スマフォの画面に映る自撮り笑顔は誰のものでもなくなった。

タカイチョは上から見下ろし、満足げに笑う。

「国の力はアルミで測るのだ!」

市民は口角テープで笑いながら作業を続ける。

スプーンリズムを取り、スマフォの画面に映る自分の目を睨む者もいる。

新聞記者カワウソは、事件原稿にまとめようと奮闘する。

「いや、これは記事になるのか? いや記事にしてはいけないのか?」

彼の頭の中で「うけけけ」のリズムが鳴り止まず、タイプ音と混ざり合う。

午後になると、連立政権離脱したペンギン党員たちも呼ばれ、意味のない重労働突入する。

アルミの山を数え、穴を掘り、模型ガス室設計図を描く。

「これも愛国仕事」と言われるが、誰も笑顔になれない。

ラジオは言う。「あなたアルミは国の未来!」

少年カモノハシは小声で呟く。「未来って、こういうことだったのかな……」

その声は風に消え、アルミの山に吸い込まれる。うけけけけけけけ。

夕方、街の広場で「スマフォ供出完了セレモニー」が始まる。

タカイチョは階段の上から演説する。

我が国は屈しない! 倍返しだ!」

群衆は口角テープ笑顔を作り、鍋やスプーンリズムを刻む。

子どもたちは混乱し、犬も猫も逃げ惑う。

街全体が、不条理オーケストラ楽譜に変わったかのようだ。

夜になり、タカイチョは再び鏡の前で敬礼する。

鏡の中の自分敬礼し、笑顔は歯まで光る。

今日も国は強くなった、明日もっと多くのスマフォが集まるだろう」

国民疲労困憊、だが拍手と笑いの音は止まらない。

街の片隅で、少年カモノハシがつぶやく。「これ、いつまで続くんだろう」

しかし声はアルミの山に吸い込まれタカイチョのオーケストラに溶けていく。

うけけけけけけけけけ。

Permalink |記事への反応(1) | 20:20

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2025-10-04

Zガンダムはなぜ駄作になったのですか

機動戦士Zガンダム』が「駄作」と評されることがある主な理由は、前作(初代ガンダムからの大きな作風の変化と、複雑すぎるストーリー展開、そして主人公カミーユの結末にあります

ただし、『Zガンダム』は非常に評価が高く、「最高傑作」と呼ぶファンも多い作品であり、「駄作」という評価あくまで一部の視聴者特に初代からファン層で根強い意見です。評価が分かれる主要な点を以下にまとめます

駄作と言われる主な理由批判点)

1.ストーリー世界観の過度な複雑化

多すぎる勢力と複雑な構図:

地球連邦軍エゥーゴティターンズアクシズネオ・ジオン)、カラバなどが入り乱れており、それぞれの思惑や裏切り寝返りが頻繁に起こるため、物語全体像勢力図が非常に分かりにくいという声が多くあります

主人公主体性の薄さ:

主人公カミーユ・ビダンが、積極的に戦況を動かすというよりは、事件や戦いに巻き込まれていくという形で物語が進むため、「カミーユ視点から見て話が掴みにくいと感じる視聴者もいます

2. 重すぎるテーマと暗い結末

戦争リアリティ」の喪失:

初代ガンダムのような「少年兵戦場を生き抜く」というシンプル戦争リアリティから、より政治的権力闘争エスパー的なニュータイプ論に焦点が移ったことで、初期のファンが期待したドラマと異なる印象を与えました。

カタルシス解放感)の欠如:

物語クライマックスで、主人公カミーユ精神崩壊に至るという衝撃的な、しかし救いのない結末を迎えます。多くの主要人物も戦死し、全体的に悲劇的なトーンで終わるため、「見ていてつらい」「後味が悪い」と感じる人がいます

3.キャラクターと設定に関する批判

感情移入しづらい主人公:

カミーユは初期にすぐにキレる描写が多く、「感受性が高すぎる」「未熟すぎる」と感じられ、アムロのような共感を持ちにくいという意見がありました。

モビルスーツデザインの混乱:

多数のデザイナーが参加し、変形機構を持つ機体(Zガンダムアッシマーガブスレイなど)が増えたことで、見た目だけで機体の所属陣営判断しづらくなり、戦闘シーンの分かりやすさが失われたと感じるファンもいます

一方で「最高傑作」と言われる理由肯定点)

傑出したキャラクター描写:

カミーユが未熟な少年から戦士へと成長し、その過程で多くの葛藤や苦悩を抱える人間ドラマの深さが高く評価されています。また、クワトロ・バジーナシャア)やアムロ・レイなどの旧作キャラクターの再登場と新たな役割フォウ・ムラサメロザミア・バダムといった悲劇的な強化人間描写も、物語に深みを与えています

リアリティのある権力闘争:

「反連邦組織エゥーゴ)と連邦内のエリート組織ティターンズ)の戦い」という、初代よりも進んだ政治的軍事的対立構造を描き、その後のガンダムシリーズの基盤を作りました

革新的メカニズム映像:

モビルスーツデザイン戦闘描写は、当時のアニメーション技術を駆使しており、画期的ものでした。

このように、『Zガンダム』は革新性と複雑性を追求した結果、前作の作風を愛するファンの一部からは受け入れられず「駄作」と評価されることもありますが、その深みのある人間ドラマと複雑な群像劇によって、現在ではガンダムシリーズを代表する名作として広く認識されています

Permalink |記事への反応(0) | 23:49

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2025-10-02

anond:20251002113129

反体制人間にだけ通じる言語(みたいなもの)があるらしいんだよね

それに気がつかないと反体制漫画認識できない、みたいな

どっかの漫画家が書いたレッドだっけ?

アレも単なる群像劇に仕立て上げられてるけど、特定の奴らからみると涎が出るほどらしいよ

(まあ、あんな風に始末していきたい、とか言われて困ったけどさ)

そういうもんなんじゃない?

Permalink |記事への反応(0) | 21:18

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2025-09-16

NetflixTO BE HERO X

・1〜18話 そこから飛び飛びで最終話まで見た

1話から3話と最終話は「スパイダーバースの流れ汲んで面白い画面作り」アニメだったがそれ以外は平成アニメを思い出した

戦闘シーンの「作画スゲエやろ」感にちょっと食傷したとこある そもそも作オタじゃない

中国企画視点からこそ描ける「信頼スコア」への日常的に圧迫される相互監視社会無責任に「偶像ヒーロー」をヨイショする「ファン」への感情×ザ・ボーイズ的な「ヒーロー業界の光と闇」的な感じかと思いきやラッキーシアンたそ辺りからひと二昔前のfateみたいな作画と「恐怖粒子」→モンスター(なんかモンスターデザインが懐かしい)発生いうファンタジー味がでてきて「なんかこの作品から摂取したいと思ってるものと違うものがお出しされてきたな…」となっていったん視聴やめて最終話付近でまたスパイダーバースっぽくなったし宮野キャラと犬ヒーロー出てきたから見た

・「恐怖粒子」のくだりは他シリーズからの流れなんかな…ほな知らん自分が悪いな…

・ワイなら推しのキュルルン系動物と仲良し系ジャニ男性ヒーロー女性ヒーローの家にしょっちゅう行って入り浸ってたら速攻ファン辞めます…それなら最初から男性バレリーナみたくカプ売りしてくれや!可愛いジャニ顔で女遊びしてそうなのがいっちゃんエグいんや!!!もくさつさんも隠し子いるなら最初から言ってくれや!!オタク向けキャラデザとファンタジー世界観の割にその辺妙にエグいのなんなんや!!

可能性を生み出しただけでアウトなんだよ!!

作品名でググると「広告代理店」が無理くり作品を「流行らせ」ようとするとこんな感じになるんだ感凄かった 

Twitter日本語の凡百市井オタクが腐も夢も「私、流行感度良いです」オタク作品に触れてないがやたらWebライターの書いた記事ニュース記事がヒットしてなんか不自然だった 固定ファンがある程度付いてて安定して「いいね」4桁の絵師ファンアートを1枚だけアップしてるのが数件ヒットしててなんか不思議な感じがした

海外では一定で人気あるっぽい…?

観測圏内今季の女オタクに受けてたのはエブホス

最終回ランキング10から駆け上がってく形式群像劇が展開され、最終回に向けて点と点が結ばれてくのがドミノ演出なの、ベタだけど「いい…」ってなったけどなんか脚本がnot for meなとこあった

Permalink |記事への反応(0) | 18:47

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2025-09-12

そういう家の子の話

志村貴子「そういう家の子の話」が、宗教二世界隈(?)で話題なので最新話まで読んでみた。

センセーショナルじゃない二世たちの物語を書きたいとインタビューで仰っていたとおり、志村先生淡々登場人物たちの生活を綴っている。

登場人物は、皆とある新宗教に関わりのある人たち(二世に限らない)で、群像劇


本当に色々な人が出てくる。ネットでは、「やっと私たち物語が読めた」というような当事者の反応が多い。

しか共感できることもある。

だけど、俺の境遇がこんがらがりすぎているのと、色々な人が出てくるといいつつも、作品全体としては結局先生自身境遇が滲み出ているというか(それ自体は全く問題ない)、「無宗教」の人が読みやすいようになっているというか、そのように自分には感じられて、あまりエモーショナル気持ちにはならなかった。


別にこの作品がnot for meであること自体は構わないし、not for meなだけでとても素晴らしい作品だと思う(のでこの漫画批判する意図は全く無い)が、個人的に困ったのは、この漫画が界隈で「とても共感できる作品」という評判なように見受けられること。

この国だけでも1億人以上いるので絶対にそんなことはないと信じているけど、「当事者」間で好評な「群像劇」の中にさえ感情移入できる人が見当たらないとなると、やはり自分みたいな人は全然いないのでは(というか俺だけなのでは)という疑念が首をもたげてしまって精神衛生よろしくない。


てか、そもそも自分ルーツの教団はネットおもちゃエンタメネタになるほど大規模じゃないし、SNSの海ですら関係者全然見かけないから、同世代マジョリティであるはずの幽霊二世/三世と繋がることすら困難である


やはり今からでも進路変更して作家漫画家か脚本家になって自伝をつくるしかないのか。


そんなことより今日はもう寝るか。実験早く終わったし。

Permalink |記事への反応(0) | 18:22

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2025-09-05

日本ドラマ未来のためにちはやふる -めぐり-」を観てほしい

地上波視聴率イマイチNetflixでもトップ10に入ったり入らなかったり。まあ、百人一首なんていうマイナー競技テーマに、キャストも「誰?」な若手ばかり、しか映画の続編という三重苦。

さらに第1話主人公がやけに冷めているせいで、「青春もの」と思って期待した層がドロップアウトしていったのだろう。

…と、ここまで書くと「そりゃコケるわ」と思われそうだが、実際にはそれが大きな誤解だ。

1話ちゃんと観れば緻密さに気づけるし(佐久間宣行氏もラジオで「ヤバい」と語るくらいに)、せめて2話のラストまで観れば冷めた主人公がただの前フリであることがわかる。ヒロイン葛藤に火がついて、ようやく「青春もの」のギアが入る。

日テレドラマといえば、2023年の「セクシー田中さん」の件がまだ尾を引いている。本作は「漫画原作を元にしたオリジナル」という、いかにも失敗が許されない企画。いろんな意味で、制作陣の気合いが尋常じゃない。

映画監督小泉徳宏氏をショーランナーに据え、ライタールーム形式複数脚本家が関与。原作者末次由紀先生までプロット段階で参加している。その結果、出来上がったのは完全無欠の青春群像劇である。スキがなさすぎて視聴者に委ねる余地がない、という皮肉欠点までついてくるくらいに。

キャストは平均19歳。演技の粗さは隠せないが、それを補って余りある若さゆえの眩しさ」がある。映画を観ていなくても問題なく楽しめるが、映画キャストが地続きで大人になってカメオ出演するのを、「わっ!胸熱っ!!」とおもわず呟いちゃうのは映画原作ファンの御愛嬌だろう。

Filmarksのスコアを見れば、視聴後満足度の高さは明白だ。それでも「なんか違う」と思うひとがいれば、制作陣が「今の中高生にもアツくなってほしい」と願う方向性とズレているかジャンルのものを受け付けないのだろう。

今週の放送最終回を直前にして、次回へのヒキがなんとまぁ、アチアチなことか。日本プライムドラマライタールーム採用されたのはほんとうに画期的なこと。欠点がないとは言わないがこのドラマに失敗のレッテルがつけば、コレからも毎クールクソドラマがただただ積み上がっていくので、みんなには応援をしてほしい。

HuluもしくはNetflixで全話絶賛配信である

映画「この夏の星を見る」もよくて、今夏の豊作に青春回顧キモおじさんはウホウホしている。「リンダ リンダ リンダ」も4Kリバイバル上映しているから見に行こう。

Permalink |記事への反応(0) | 03:50

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2025-07-28

『三体Netflix版』視聴

原作読んでないけど、原作レビューはてブで山ほど上がってきたのでいくつも読んでいる。

壮大な侵略者が描かれ、広大な宇宙舞台に、長大歴史で紡がれるSFサスペンス群像劇というイメージをしていたので、ドラマを見たらスケールが小さな青春白書ものになってて虚を突かれた思いがした。

スターオーシャンみたいな宇宙舞台冒険すると謳った和製SFゲームで、実際にプレイしたら探索できる大部分が「未開惑星」で剣と魔法で戦うという、いつものJRPGと変わらないガッカリさ感に似ている。ゲーム自体面白いんだけどね。

ドラマ青春白書ものとしてクオリティが高く面白かったが、シーズン2・3まで予定されているとはいえ、反撃計画が失敗しての「俺達の戦いはこれからだ」エンドは、これまた虚をつかれた。

中国版のほうは完結してるのかな

Permalink |記事への反応(0) | 08:39

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2025-06-28

鉄オタを精神障害者のように扱うのは許されている

ドラマ、季節の無い街

明らかに福島原発を思わせるような雰囲気があるが原作はその前らしい

基本は仮設住宅に住み着き、行政に逆らうホームレス集団群像劇

いや、仮設住宅に住んでるんだからホームレスでは無いのか。

小学校の校庭に街がある感じで、いろいな人々の生活を描く群像劇

娘をレイプするおじさんや、残飯を漁る親子

子供が食料を調達し、お父さんは北欧家具に詳しく一日中妄想にふけって、廃車の中で寝る。そして死ぬ。ほのぼのストーリー

石丸伸二みたいな実業家にそそのかされるヤンキー

スパイ活動するライター

そして精神障害者のような鉄オタ。

『季節の無い町』には色々な増田民が居るので観てくれよな!

ディズニープラス配信中だ

お互いの奥さんを交換してセックスするスワップシーンもあるぞ!

Permalink |記事への反応(1) | 00:24

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2025-06-18

僕が1番富野をうまく使えるんだ

“「機動戦士ガンダム」で戦争実態を描き、その悲惨さや愚かさを伝えようとした富野さん”いやあ,もっと富野さんの内実はぐちゃぐちゃだったと思うよ.今は清くなってそうかもしれんが.

昔「だから、僕は…」「イデオンライナーノート」読んだけど、こういうことはほぼ言ってないと記憶してる。今、語ってることはこの間の受容と時代の空気に対抗するための言説を本人自らが作品から解釈してるのでは

https://x.com/hitasuraeiga/status/1915420856467308668

>ガンダム反戦テーマに掲げてる作品

富野監督ガンダムで描きたかったのは「過酷な状況下で生き抜こうとする少年少女たちの群像劇」で、”反戦”がメインのテーマではないと思うぞ(戦争を描いた作品から反戦的なメッセージは当然入ってるだろうけど)



結局富野を全く理解してこなかった人間妄言だよね

インタビューで「モビルスーツがかっこいい」と言ってしまうんだと馬鹿にされてるような類の人間

Permalink |記事への反応(0) | 19:58

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2025-06-17

今のジークアクスを見ている時の感じって、ちょっと呪術廻戦の後半見てる時に似てる

主人公主人公らしく頑張ってほしい、活躍してほしいんだけど、準主人公キャラが魅力的で人気があるものから主人公ちょっと置いてきぼりになる感じ

作り手からすると群像劇だったりするんだけど、見る方からすると主人公は1人で、そこに意識ギャップがあるような感じ

Permalink |記事への反応(0) | 08:39

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2025-06-13

映画フロントライン鑑賞

ダイアモンドプリンセス号で起きたコロナクラスターを描く。

日本ではなかなかこういう国家的に大きな事件を、大規模な作品として描くことは少ない。

一人の意見を聞くだけでは起きた事件について詳細は断片的になる。この映画のすごかったとこは、その場にいた多くの人に取材し、立ち会ってもらい、作品を完成させたことだと思った。

知っているようで知らなかったことが描かれている。それと向き合う必要が鑑賞者にはあると思う。

邦画といえば脚本が弱い。そうでないのもあるが、そうでないのは結構少ない。

その中でフロントラインはしっかりとした脚本を構築した。群像劇だがまとまっており、キャストが多い作品ありがちな「あの人の考えがわからない」ようなストレスは一切ないし、横道にもそれない。

脚本の完成度の高さは目を見張るものがある。そして船内などもリアルなのだがそれもそのはずで、本物で撮影している。クオリティーの高い映像はそのあたりの影響もあるだろう。

いろいろとこの映画の巧みな部分を語りたいのだが長くなりそうなので、どうしても言いたいことは、あのときから、いま現在も人命を救おうと働いてくれる人に感謝と敬意を持ちたいことだ。

そのリスペクトに溢れた、辛辣でありながらも真摯映画だった。傑作。

Permalink |記事への反応(0) | 22:03

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2025-06-10

機動戦士ガンダム面白かったのは哀戦士まで

機動戦士ガンダム劇場版は二作目の哀戦士までは

二大勢力対立によるリアル寄りの戦場描写とその中での人間ドラマ群像劇を描いていて面白かったんだけど

三作目の「めぐりあい宇宙」では何故か、突然出て来た二股電波女が美味しい所を持って行く、カルト宗教めいた演出陳腐ラブストーリーになってしまって台無しになる

ZとZZ組織対立群像劇のまともな路線に戻ったかと思いきや

映画逆襲のシャアでまたもやこの二股女押しに逆戻り

映画になるとどうしてもヒロイン恋愛ゴリ押ししなきゃならない大人の事情なのか?ならもっとまともなヒロインにして欲しかったものだけど

Permalink |記事への反応(1) | 10:38

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2025-06-04

anond:20250604104005

まあ1クールと4クールじゃ仕方ない。

4クールもやれれば群像劇にもなる。

Permalink |記事への反応(0) | 12:09

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2025-05-07

anond:20250507160233

共感」はキャラじゃなくて話そのものじゃね?

明確に主人公主人公してる感じじゃない群像劇的な感じだと思うんだよね

から視聴者目線物語に出てくるモブの一人として

物語世界のどうしようもなさに共感するというか追体験するというか

そんな感じの作品だと思ってる

もちろん楽しみ方は人それぞれなので、好きにしていいと思うんだけど

この場合の「共感」はキャラじゃないなと思ったから横やり入れた

Permalink |記事への反応(0) | 16:12

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ガンダムとかでも社員食堂みたいなのはあるでしょ?

そこで繰り広げられる群像劇みたいなガンダムがあっても面白いかも。

Permalink |記事への反応(4) | 15:43

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2025-04-29

すげーすげー言われてるけどこういうのって雫痕あたりから90年代ADVエロゲでやりつくされた気もする

シュタゲかいゲームシステム込みでYU-NO,DESIREの焼き直しとかあったし

見事な図解!『428』のようにバラバラだった物語クライマックスに向けて一つの物語収束していくのは群像劇もの醍醐味でやはり熱くなるけど、『街』のように他人同士が互いに影響を与えながらもそれぞれの物語帰結していく現実感のあるドライさも大好きです。『街』というタイトルの妙ですね。https://t.co/RwZc5wCRca— ロッズ (@rods_skyfish)April 28, 2025

Permalink |記事への反応(0) | 10:38

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2025-04-15

小林恭二の「磔」という30年前の短編小説があまりにもSNS社会すぎ

追記】04/15 16:30

こういうプロ驚き屋な記事をかくと、反応が入れ食いになるのがブクマのよいところですね。

ただ、コメントを読んだ感じ、どうにも僕が作品の中の起こってる事象のもの以上に、そこで起こる人間心理価値観欲望の表出に驚いてることがいまいち伝わっていなくて、自分の筆力の無さを感じている。

そもそも価値観人間心理って、線形の延長線上にあるテック未来と比べると、イレギュラーに変化するゆえに想像つかないと僕は思っているが、どうにもブクマカは人間心理一定で変わることはないと思ってるようで、その辺が齟齬の原因かなと思ってる。

あと、下に書いてるけど、1994年発刊だけど、この小説の初出は1992年からね。なのでパソコン通信である種の文化があったのはわかるが、インターネットはすでにあったみたいな指摘してる人は頓珍漢だからね。

 

とはいえ、僕は小林恭二が忘れられた作家になるのはもったいないと思ってるので、もっとこの本を含めて読んでほしいなと思います

この「短篇集」以外をおすすめするなら

1.ゼウスガーデン衰亡

2.モンスターフルーツの熟れる時

3.浴室の窓から彼女

あたりがおすすめです。

僕にとって、この人と薄井ゆうじの二人は、森見登美彦万城目学のようなコンビイメージなんですよ。

追記終わり】

 

小林恭二という作家がいる。いやいたと言ったほうが近いかもしれない。今は専修大作家育成をしていて自作は15年くらい発表していないと思われる。

僕は30年近く前の大学時代、この作家世界で一番好きな作家だった。今もベスト5くらいには入る。あの頃読んだ現代作家の多くは、だんだん思想の方向がどうにも自分と合わなくなってしま作品を読むこともなくなった(すべては不用意な発言を垂れ流すTwitterが悪い)のだが、そういうのをやってなかったこともあって小林は今も好きなままだ。あと、もう一人薄井ゆうじという作家も好きだったがこの人も作品を書かなくなった。

きっかけは高校時代書評欄に数行紹介されていた「ゼウスガーデン衰亡史」だった。のちに福武文庫で買ったその小説は、主人公がいない群像劇で今までに見たこともないとてつもなく魅力的な小説だった。のちの書評なんかを読むと「 『虚構船団』 の影響が大きすぎる」と言われたが、僕には「虚構船団」よりも「ゼウスガーデン衰亡史」のほうがはるかに好きだし、いまでも面白い小説基準はこの小説になっている。この小説よりおもしろいことは小林の他作を含めてもなかなかないのだが。まあ、この作家を読んでたことで僕は今も奇想の強い小説奇書が好きである。レムの「完全な真空」なんかも好きだ。

 

年末書庫を整理したところ、小林恭二の「短篇小説」という単行本が出てきた。奥付を見ると1994年だが多分貧乏大学生自分が買ったのは1,2年程度たった後の古本だったと思う。小林先生申し訳ない、たぶん自分新刊で買ったのは数冊しかない。

何とはなしに読み直すことにした。けっこう好きな短編集だったが、特に好きなのは冒頭からの3作「光秀謀反」(戦国時代戦国大名は、ハプスブルク家とつながっていた信長など、ヨーロッパ諸侯とつながっていたという話。めちゃくちゃ面白い)、 「豪胆問答」(生まれてこの方驚いたことない侍が化け物に遭遇する話、面白い)、「バービシャードの49の冒険 序章」(英雄バービシャードが冒険に出るまでの話。続きが読みたい)だったので、それ以外はあまりちゃんと読んでなかった。たぶん全部を丁寧に読むのは21世紀に入ってから初めてだろう。

 

なんかかなりグッとくるエロイ話とかあって、あれ、こんなにセクシーなのを書く作家だっけかと思ったりしたのだが「磔」という短編を読んでとんでもなくびっくりした。これ、現代の話じゃね??とちょっと動揺してしまったけど、共有するところが見つからなかったので増田で書き散らそうと思い書き始めている。いちおうKindle版もあるようだが、バッキバキにネタバレ引用をするので、ネタバレ回避したい人は読むのやめましょう。とはいえ10編ある短編の一つなので1編程度のネタバレがあっても十分面白く読めると思うが。

 

主人公男性はN区(都会の幹線道路沿いだというから中野区あたりかね)にあるビルの27階にある住居兼仕事場暮らしている。主人公仕事についての描写

わたしは、現在とある不動産会社アナリストとして勤務している。仕事は、電話線を通してコンピュータに送られてくる膨大な情報検索及び処理で、パソコン電話機があればどこにいても可能仕事のため、専ら自宅で仕事をしている

えっ、これリモートワーカーじゃね?? さらに続く文章に驚かされた

会社に行くのは一か月にせいぜい一度か二度くらい。近頃は外に出るのも億劫になり、買い物も通信販売宅配サーヴィスにたよっているから、部屋を出ることも稀だ。

十年位前まではよく、そんな生活をしていて社会とのつながりが希薄にならないかと問われた。

私は答えたものだ。

「もともと会社社会とのつながりを希薄にしたいために、こういう職を選んだのだ。わたしとしては月に一度程度会社にいくことすら面倒くさい」

さらにはこんな文章もある

はいながらにして、ありとあらゆる情報を、獲得することができるのだ。

何を好き好んで、不愉快な生身の人間と接することがあろう。

今の時代リモートワーカーにありそうな心情である

  

これが2020年ごろに書かれた作品なら普通だろうけど、さっきも述べたように奥付は1994年。この作品の初出は1992年である。30年以上前作品である

小林はけして、現代SF作家などにあるような科学的な考証などを積み重ねて世界を描き出す作家ではない。 

実際、この後、主人公仕事を終えて、自分用のパソコンスイッチを入れるのだが

パソコン通信クラシック音楽情報を専門に扱うネットアクセスする。

そしてそこの話題から明日BGMとなる音楽を選ぶ。

ちなみに現在かかっているモーツアルト歌曲は、昨日ネット内で教わったもので、近くのビデオ屋CDも貸し出している)にファクスして取り寄せたもの

と、ネット通販どころかインターネットすら登場しない。パソコン通信会議室だ。(このニュアンスの違い、増田を読む人ならわかるだろうから説明は省く)

作者は自分想像力の範疇だけで書いているのだ。おそらく小林氏は当時パソコン通信をやっていたと思われるのでそういう描写なのだろう。

 

どうやら、このクラシック会議室には太陽暦氏というモデレーターがいて、今日おすすめを教えてくれるらしい。(この辺、僕はパソコン通信詳しくないんだが、パソコン通信でこういうことをやってる人はいたんだろうか。誰か詳しいネットの古老の方は教えてほしい。)

ここでちょっと興味深い話題になる。

ちなみに太陽暦氏はハンドルネーム、つまりパソコン通信ネット上のペンネームで、無論、ちゃんとした本名もあるのだが、ネット上ではハンドルネームで呼び合うのが礼儀となっている

いいねえ、古きネット感覚だ。続けて

太陽暦氏は私のほか何人かのクラシック初心者のために、三か月の間毎日推奨のレコードを挙げてくれることになっている。

それでもって翌日に曲の聴き所などレクチャーしてくれる。

年をとった人に言うと、それでいくらとられるのだと聞かれる。

無料だと答えると大概驚く。

こちらのほうが驚く。

いまだに情報商品か何かと勘違いしているのだ。

情報空気に等しいのだ。

この辺は、ちょっと時代が2周くらいした感じはある。現代社会、やはり情報商品になっている。むしろこの時代よりはるか商品度は高い。2000年代前半くらいまでのネット価値観ではあるが、まあ、今も一部の分野、特に趣味の分野では無料になってる面はある。この後、情報についてのT.ストウニアの「情報物理学の探求」という本から言及がある。ストウニアとこの著作実在するようだが、現代社会でどういう評価なのかはちょっとからなかった。忘れられた学者みたいな感じなんですかね。

 

テレビへの言及もあり、興味深い。

テレビの発信する情報はおおざっぱでクオリファイが不十分で、加えておおむね退屈である

(中略)ことに若い世代には、テレビ情報の古さ、質の悪さを嫌ってこれを見ない人が圧倒的らしい

まじで今の話じゃないの?

 

この後、主人公ネット徘徊する

哲学会議室で「かなり痛烈な罵倒用語を駆使」してメッセージを書き込んで去り、夜中に反論の嵐が巻き起こるのを期待している。荒らしかw

いくつかの部屋を見て回ったのち、バー会議室に入る。

バーといっても本当のバーではなくネット上におけるバーである

ここはバーカウンターにいるような気持ちで人のメッセージを読み、あるいはメッセージを書き込むという、いわば言葉の上でのバー形成している

2ちゃんバーボンハウスみたいなもんか。いや、あれは釣られて受動的に行く場所から違うか。これもパソコン通信で実際にあったやつなんでしょうか。

まあ2ちゃん雑談スレッドやXなどでなれ合いをしてるような感じだろう。

ここで主人公は、その日の夕方自分けが得たとっておきの情報披露する。その情報が何なのかはまあ表題ネタバレしているが割愛しておく。

主人公の心情を引用しよう

書きながら私はぞくぞくしていた。それは渇望していた情報を得たとき快感と対をなすものだった。それはパーフェクトな情報を発信する快感である

この気持ちに心当たりのある人、手を挙げて! はーい! だからこのエントリーを書いてるんだよ!!

これってつまりバズる感覚ですよね。ネットバズることの気持ちのよさをこの作者は30年前に理解していたのだ。いくら小説家という職業とはいえ、この感覚90年代初頭に持っていたのは相当に新しいのではないだろうか。ほんとに深く驚かされた。

主人公情報は狙い通りにバズり、彼はその日のその酒場での「英雄」となった。

そして翌日、彼は新聞自分のバズらせた話題の件について読む。ここで新聞というメディアへの評価も非常に今の時代っぽいので引用しよう

わたし新聞類型的な見出しのひなびた味わいを普段から愛しているが、このときもほほえましく思った。

それは流行終焉した後、ようやく流行存在に気付いて、頓珍漢な批評を加える初老学校教師を思わせた

こんな感じの印象を新聞(だけでなくオールドメディア全般)に持ってる人多いでしょうなあ。

 

以上のような20ページほどの短編なのだが、どうだろうか。

 

最初リモートワーカーの意味を言い切った時点で、うわっすげえと思ったのだが全部読んで、とにかく小林恭二の凄みを感じさせられた。

乱暴な話だが、資料をある程度収集して咀嚼すれば、未来社会がどんな風になってどんなものがあるかは書くことができる。それが30年後の現在と適合していても、ああ、資料くそろえたね頑張った頑張ったくらいの感想まりであるしかし、その未来社会で、人がどういう価値観を持ち、どういう欲望をどのように満たそうとして行動するかまで描いたら、そして、それが後世の人間からして違和感のないものであれば、まったく意味合いが違ってくる。

 

もし、僕が今時の書評系TikTokerのように「30年後のSNS社会を予見したとんでもない短編!!」とか宣伝したら、バズってこの主人公のような「パーフェクトな快感」を得られるだろうか?

参考文献(アフィはないのでご興味あればどうぞ)

短篇小説

書籍

https://www.amazon.co.jp/%E7%9F%AD%E7%AF%87%E5%B0%8F%E8%AA%AC-%E5%B0%8F%E6%9E%97-%E6%81%AD%E4%BA%8C/dp/4087740668

Kindle

https://www.amazon.co.jp/%E7%9F%AD%E7%AF%87%E5%B0%8F%E8%AA%AC-%E5%B0%8F%E6%9E%97%E6%81%AD%E4%BA%8C-ebook/dp/B09THZB8J5/ref=tmm_kin_swatch_0

Permalink |記事への反応(10) | 02:25

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2025-04-12

ガンダム苦手だけど機動戦士Gundam GQuuuuuuX1話を見た

わりと面白かった

ガンダムシリーズ全部苦手勢だからこれはすごいと思う

なんだろな、(ガンダムフリクリエヴァ)÷3みたいな感じ?

やっぱ俺、苦手なのはロボットじゃなくてガンダム、あるいはロボット戦争アニメなんだと思う

フリクリエヴァは好きだからなあ

 

結局ガンダムシリーズのどこが苦手なんだろう

戦記物なところ、暗いところ、男ばかりなところ、群像劇なところ、世界フォーカスを当てる頃

登場人物が多すぎるところ、キャラデザストーリー、悪意・敵意あるキャラが多い

ロボ・技術世界観・戦いそのものフォーカスを当てる・・・

 

なんか方向性モチベーションがハマらないんだよな

水星魔女ですらダメだった

1話今見返してみたけど、キャラがどばーーーっと出てきて、世界観にフォーカスを当て、敵意ある人が多く、 ロボ登場でどやー見たいなBGMで、80,90年代SFデザイン

「これはガンダムシリーズだ」って思わせる内容だった

 

逆に見れるのは、少人数の内面を重視したセカイ系+外側の設定みたいな

考えてみたら自分が見れるのって実はワンパターンなのかもしれない

エヴァだってシンジ君がうじうじしてなかったら見れなかったと思う

 

ジークアクス1話をもう一度見直したが

世界を引きで見せているシーンがない、むしろ世界観は背景に追いやっている、ぼかしているまである

世界説明する時に主人公言葉説明している(キャラフィルターをかけている。フリクリと同じ)

キャラ結構出てきているが、主人公に絡んだのは割と少ないので、話に集中しやす

・ロボに対してどや感がなく、キャラクター的である

技術に対してどや感がなく、日常的あるいは疎ましい日常として捉えている

技術的なデザインを身近なもの、古臭いところからもってきている(HDDBIOSみたいな)

・町並みにSF感がない

 

これによって「こういう世界の中にキャラが居て〜」って話じゃなくて、「キャラがある世界に居て〜」になっている

から自分のようなやつでも食べれるんだと思う

 

てかこれガンダムじゃないってめっちゃ言われそうだな

 

___

 

てか鶴巻って今まで何してたんだ?と思って調べたらエヴァ作ってたのか・・・

あと龍の歯医者見てないわ、みよう

Permalink |記事への反応(1) | 11:24

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2025-03-22

anond:20250322111630

群像劇ってジャンル知らんのか?

作者が頭良くないと書けないから名作は少ないんだよな

Permalink |記事への反応(1) | 11:21

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2025-03-21

個人的にはアムロって割とどうでもいいキャラだと思う

だってガンダムって最初から割と群像劇じゃん?アムロ視点は多いけれど、作品のものホワイトベースクルーに時々当番回が回ってきて掘り下げられる作りで。

タイトル機動戦士ガンダムじゃなくて機動戦ホワイトベースであったとしても大して違和感はないというか。

年長視聴者にはブライト女性にはミライちょっと捻くれたタイプにはカイ、自信の無い子にはハヤト、年少者にはカツレツキッカと、感情移入出来る対象複数配置してるし。

別にアムロ一人が無双して済むような作風じゃないと思うので、ネットの風聞と実際に見た印象とにギャップがあった。 

当のアムロ自身ニュータイプ戦争の道具じゃないと言っているのに、どうしてそうも道具としての適性を称揚するのだろうか。

最終回だって子供達の導きでホワイトベースに帰還して、アムロよりもさらに幼い子供達がニュータイプとしての高い能力を発揮する事を窺わせていると思う(Vのカルルマンも同様に赤子が強い理論)。

あと、アムロがどんなに強くても、大きな物語の中では一兵士にすぎない。

アムロ典型的主人公として機能させるための導線としては、ガンダム開発者の息子である点と、プリンセス的な存在であるセイラとの関係があった。でもどちらも早期に打ち捨てられてしまう。

セイラガンダムの手のひらに乗せた辺りでは、深く関わっていく予感もあったんだけどね。

セイラのお株を奪って割り込むのが、途中で出てくるララァというキャラクター。これって完成した物語に後からぶち込まれた異物に見える。ビジュアル性格も浮いてて異様に強設定で、今だったらポリコレ対策忖度したとかメアリー・スーとか騒がれてもおかしくない。

F91以降の後発作品ではプリンセス的なキャラ普通に主人公ヒロインに持ってきている例が多いから、そっちの方がやっぱり作りやすいんだろう。

まあとにかく群像劇だと思うんだよ。

それに対してシャアは敵地でたった一人、心を許せる者もなく孤軍奮闘している訳で。

必ずしも主人公贔屓ではない視聴者としてはついこっちに肩入れしたくなる。

シャアが素顔を見せたのが、2話のセイラ相手最終話の死に行く兵士相手だけなのが良かったと思う。ネームドの誰かではなく無名兵士。あの兵士の前で見せた表情は、これまでにも仮面の下で同じ表情をしていたのだろうと推察できる。

劇場版では違うけれど、これは絶対TVシリーズの方が良かったと思う。

Permalink |記事への反応(0) | 12:07

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250円

ブックオフ中古DVDコーナーに妙なものがあったんだ。

そのDVDタイトルは『O46』。まったく聞いたことがない。

ジャケットには地味なスーツ中年男、どこにでもいるおっさんの後ろ姿が映ってるのみ。

価格は250円

ジャケット裏を見ると、あらすじが書いてある。

”O46(オーフォーティーシックス)は、独身中年男性岡崎誠のある一週間を淡々と描いたアニメーション作品特に大きな事件は起こりません。朝起きて、会社に行き、帰宅して、寝る。ただ、それだけ”

……なんだこれ。

最近AI技術の発達で、誰でもアニメを作れるようになった。

シナリオを書き、キャラデザイン指定すれば、AI勝手に動かしてくれる。

昔の「ボカロP」みたいなノリで、今は「アニP」と呼ばれる個人制作者が山ほどいる。

名作もあれば、駄作もある。だから個人製作アニメDVD中古コーナーに並んでいても、もはや珍しくはない。

でも、これは違う。

普通個人アニメってもっと「俺の考えた最強の異世界モノ」とか「青春群像劇」とか、そういうのを作るもんじゃないのか?

こんな、ただのおっさん日常アニメ化して誰が得するんだよ。

なんて思いながらも気になったので、買ってみた。

250円コンビニコーヒーより安い。

帰宅して、さっそくDVD再生してみたんだ。

オープニングなしでアニメ唐突に始まった。

朝、アラームが鳴る。

布団の中でゴソゴソと動く男。

起き上がる。寝癖のついた頭。

無言。BGMもなし。効果音だけ。

台所へ行く。冷蔵庫を開ける。納豆を取り出す。ご飯にかける。味噌汁をすする。

ただそれだけのシーンが、妙にリアル作画で描かれている。光の加減、箸の持ち方、納豆の糸の伸び方。こだわりがすごい。

けど、つまらない。圧倒的につまらない。

やっちまったな。

買ったことを後悔する。でも、なんとなく停止ボタンを押す気にはならなかった。

会社沈黙

男はスーツを着て、家を出る。

駅のホーム電車を待つ。電車が来る。乗る。吊革を持つ。スマホを見る。ニューススクロールする。イヤホンをつけて、音楽再生する。

画面にはスマホの中身が映る。Spotify再生画面。流れているのは80年代シティポップ。再生リストタイトルは”最近聴いてる”

会社に着く。

PCを開く。メールチェック。

資料作成会議適当に相槌を打つ。

セリフは一切ない。ただ、PCキーボードを叩く音、紙をめくる音、誰かが遠くで笑う声が聞こえるだけ。

終業時間になった。定時で帰る。

電車に乗る。家に着く。夕飯はコンビニ弁当風呂に入る。歯を磨く。布団に入る。スマホを見ながら眠くなってくる。

画面が暗転し、**「Day 2」**と表示される。

……えっ、まだ続くの?

何もない。何もないのに結局最後まで観てしまった。

何か劇的なことが起こるわけじゃない。というか何も起きない。

ただ40代独身男の平凡な1週間が淡々と流れていくだけ。

それだけなのに、目が離せなかった。

なぜだろう。それも、分からない。

画面の向こうの男は、全く知らない誰かだ。

でも、その生活ひとつひとつに妙なリアリティがあった。

冷蔵庫の中のラインナップ、スマホニュース画面、PCデスクトップフォルダ名、すべてが「ありそうなもの」ばかりだった。

男は何も語らない。モノローグもない。ただ、黙々と日々を過ごしている。

それなのに、なぜか引き込まれる。

面白い、とは違う。楽しい、でもない。だけど、目を逸らせない。

この感覚言葉にするのは難しい。

けど、ひとつ思ったのは、「人の生活って、それだけで物語になるんだな」ということだった。

もし、俺の毎日も誰かがアニメ化したら、こんな風に映るんだろうか?

そんなことを考えながらDVDをケースに戻した。

250円

悪くない、そう思える買い物だったかもしれない。

Permalink |記事への反応(0) | 01:10

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2025-03-07

テキストを読んで、それぞれの過去経験が呼び起こされて過度な反応を示す。

それぞれのバックグラウンドや現状を知りたくなるよね。

うまくまとめたら群像劇系のライトノベルになりそう。

Permalink |記事への反応(1) | 08:39

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2025-03-05

anond:20250305204759

原作小説しか読んでないけど、戦史知識の上に「亜人がいると社会はこうなる」「魔法があると技術はこうなる」というファンタジー要素を乗せたアレンジをしていて、かなり面白いと思うよ。オーク王以外の視点も多くて群像劇というか多視点ドキュメンタリー的な楽しみもある。

Permalink |記事への反応(0) | 21:45

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anond:20250305173150

いや…だからなぜ「語る」必要が…

1人群像劇に入ってきてるけど、大丈夫

Permalink |記事への反応(1) | 17:41

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