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はてなキーワード:緊急避難とは

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2025-10-13

立民の首相指名押し売り幕末マインド理解する

ここ数日の立民の「首相指名押し売り」とでも呼ぶべき政権交代構想に衝撃を受けている。例えば、以下のように政党政治存在意義の一つを否定するようなことを、一体どういう神経で言うのか疑問に思っていた。

ttps://x.com/kokumin_aruoya/status/1975776531965452728/

動画10/8 安住幹事長ぶら下がり会見)

政策実現、政策実現って言うけれど、それはまあ、お題目で言っているんでしょう。

他の立民議員やその支持者の発言も読んでみたが、彼らの論法は「国民民主姿勢は間違っている。だから立民に協力しよう」と要約できる。この論法で最も疑問に感じるのは、仮に国民民主姿勢が間違っていたとして何故そんな間違った姿勢を持つ相手と立民は組もうとするのか、という点である

しかし、この「お前は間違っている。だから俺達と協力しよう」論法は、どこかで見たことがあるなと思っていた。何だっけ?そうだ、思い出した。これは『龍馬伝』や『西郷どん』等の大河ドラマ幕末物のパターンだ。

徳川幕府打倒のために奔走した志士たちを扱った幕末物では、主人公敵対者に対して以下の倒幕三段論法で説得するシーンが頻繁に見られる。

倒幕三段論法

  1. お前のやっていることは間違っている
  2. こんな事をしていては日本ダメになるぞ
  3. から俺達の倒幕に協力してくれ

冒頭の安住氏の発言を順序を入れ替えて、この倒幕三段論法に当てはめてみよう。

  1. 政策って言うけれど、断る理由のために言ってるだけ」
  2. 緊急避難的にこの日本の政治状況をどうするんだって話になった時に、みんな野党無責任な状況じゃいられないと思います
  3. 「組む時は組めるんですよ」「何のために選挙自民党批判して当選してんの、君たちは」

彼らはリベラルではあるが、もしかしたら幕末の志士の生まれ変わりなのかもしれない(自民党政権は当時の徳川幕府に相当するのか、という疑問は脇に置く)。

Permalink |記事への反応(0) | 15:00

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2025-10-10

玉木よ、減税救国内閣を発足させ、減税を即時実行して解散せよ。

千載一遇のチャンスを前に、まだブレ続けるのか

政局がひっくり返った。

石破が辞任し、総裁選高市が勝った。その結果、当然のように公明党は連立を離脱自民党さらに数を失い、次の首班指名すらままならない。まさに国家機能不全だ。

そんな中、あり得ないボールあんた、玉木雄一郎の足元に転がり込んできた。

なんと立憲が「首班指名玉木雄一郎でいい」と言い出した。野田降ろしの是非はともかく、野党第一党が、あんたを首相に担ぐと言っている。普通に考えれば、政権交代を実現する千載一遇のチャンスだ。

だが、あんたは何を言っている?

野合には与しない」

その舌の根も乾かぬうちに、

首相になる覚悟はある」

…いい加減にしろ

政局の中心にいる自分に酔っているんじゃないのか?国民絶望的な状況を横目に、自分価値をどう高値で売りつけるか、それしか考えていないように見える。

国民が求めているのは、あんたの「覚悟」ショーじゃない。今、この瞬間の「決断」と「実行」なんだ。

野合」を恐れるな。「政策」でまとめろ

あんたが言う「野合」とは何か。理念政策バラバラ勢力が、ただ権力欲のためだけに手を組むことだろう。

ならば話は簡単だ。

「減税」という、今この国で最も求められている政策、ただ一点で国をまとめればいい。

立憲にこう返せ。「本気で私を首相にしたいなら、我々が掲げる緊急経済対策をすべて丸呑みしろ」と。

そして、野党各派に呼びかけ、「減税救国内閣」を樹立するんだ。あんたを首班とする、日本のための緊急避難内閣だ。自民党からも、高市体制を良しとしないリベラル派や減税派を引き抜け。

この内閣の使命は、あんたが常々言ってきたことそのものだ。

消費税の時限的5%への引き下げ

ガソリン税トリガー条項の即時凍結解除

国民一人あたりへの給付金ではなく、継続的所得税住民税減税

これを、首班指名から1ヶ月以内に、電光石火で実現させろ。

そして、それが成った暁には、国民に問え。

「我々は国民との約束である減税を実行した。この道を進むのか、それとも元の自民党政治に戻るのか。国民の信を問う」

そう言って、即刻解散するんだ。

政策実現のための連立であり、実行後に民意を問う。これのどこが「野合」なんだ。むしろ、これこそが最もクリーン政権交代の形じゃないか

結局、あんたが一番「野合」したいんじゃないのか

あんたが立憲の申し出に色好い返事をしない本当の理由を、国民はとっくに見透かしている。

要するに、あんたはもっといい条件を待っているんだろう。

過半数を失い、首班指名もままならず、窮地に陥った高市自民党からの「甘い誘い」を。

閣僚ポストを用意するから、連立を組んでくれないか

「減税政策の一部を飲むから首班指名では高市投票してくれ」

立憲と組んで自らが首相となり、減税を断行して解散する、という国民のためのイバラの道

自民党と組んで閣僚椅子を手に入れ、政権与党の旨味を享受する、という自分のための安易な道。

あんたが選ぼうとしているのは、後者じゃないのか。それこそが、国民を裏切る最悪の「野合」だ。

チャンスの女神には前髪しかない。

あんたがためらっているこの瞬間にも、国民生活はどんどん苦しくなっている。

歴史的宰相になるか、ただの権力志向の強い小者で終わるか。

もう、時間はない。

Permalink |記事への反応(0) | 22:20

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2025-09-27

転勤後に残業100時間生活半年続けてたら掃除しないのが当たり前になっていた

一時しのぎの「引越しダンボールから取り出した荷物を床に散らばらせて生活する日々」をずっと続けてしまった。

いつかやろうとしていたのに、休日には「今週も仕事大変だったから遊ぶぞ!さあまずはナイトレインに潜ろう!」と遊びまくってしまう。

仕事ストレスがヤバすぎて人生を生きる意味について考えすぎてしまうから、毎週1日か2日ぐらい「自分自分であることを忘れて食って寝て遊ぶだけの存在になる時間」を作らないと死んでしまう。

気づけば部屋はゴミ屋敷

布団に入るとかび臭いような雨上がりのような臭いがいつもしていたけど、シーツは毎週洗濯してるからもういいやとそこで寝ていた。

ふと、夜中に起きて2時間ぐらい寝れそうだけど寝れない状態になっていたのでカビ臭い布団の中で冷静に現状を振り返っていた。

これ、ヤバイな。

セルフネグレクトじゃん。

たった100時間残業がたった半年続いただけなのに?

まあやっぱ転勤直後の作りかけの生活からまともな生活を築き上げる前にこのモードに入ったのが良くないんだと思う。

緊急避難的な生活が長く続きすぎた。

まあつまり、転勤は非人道的行為ってことね。

生活立て直したいなあ。

全てを投げ捨てて有休10日ぐらいまとめて申請しようかな。

でも終わった後の始末をつけるのも自分だろうなあ。

あーあ、上司のクビを差し出したら全部丸く収まればいいのにな。

社長の子供とか人質に取ったら会社体制変わらねーかな。

Permalink |記事への反応(1) | 05:40

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2025-09-16

anond:20250916022548

日本法律正当防衛緊急避難等は無罪になる可能性あるけど

故意であると言う前提だとそうはならんし少なくとも「当たり前」はないぞ…

たぶん何かしらの条件や思想を追加で付与した上で「当たり前」と言い過ぎてるだけだとは思うんだけど、

他で長々と意味不明な言い合いするくらいならきちんと発言意図提示して

Permalink |記事への反応(0) | 11:49

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2025-08-26

anond:20250826142205

なるほど、違和感を持つ人が多いポイントですね。

警察猟友会に協力をお願いする」というのは、日本ニュースなどでも頻繁に出てくる話で、よく疑問にされます。順を追って整理しますね。 <h3>o- **</h3>

### 1.警察官が拳銃を持っていても使えない理由

<h3>o- **</h3>

### 2.猟友会役割

<h3>o- **</h3>

### 3. なぜ警察やらないか

<h3>o- **</h3>

### 4. まとめ

要するに――

から、「警察猟友会に協力を頼む」構図になってるんですね。 <h3>o- **</h3>

👉たぶんここで一番のモヤモヤは「警察って銃を持ってるし訓練してるのに、なんで熊とかを撃てないんだ?」ってところだと思うんですが、それは法律制度の制約によるものです。

もし知りたいなら、「警察官の拳銃使用規定」について詳しく掘り下げて説明もできますが、そこ行きますか?

Permalink |記事への反応(1) | 14:23

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2025-08-09

anond:20250809122805

「今回は緊急避難だし、たとえ次回があってもきっと緊急避難になる状況でしかないとは思うが、何かの拍子にその範囲を逸脱してしまうことがあるかもしれないから、念のため気を付けてね」と伝えるべきところを、区役所担当者言葉選びが、がさつだっただけじゃないかな?

それと「協力的すぎる」問題はまた別の話だろうけど。

Permalink |記事への反応(0) | 12:35

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夫が地域に協力的すぎる


雑な相談かもしれないけど、聞いてほしい。

うちの夫、昔から地域の頼まれごとを断れない性分なんだけど、先日マジでひどいことがあってどうしたらいいか悩んでる。

ある日の早朝、まだ薄暗い時間に、近くの病院の人がいきなり家に来た。なんでも、病院内にアライグマ侵入たからどうにかしてくれと。私が「警察に連絡したら…」って言いかけた瞬間、夫は「任せて」って飛び出していった……。

その後、夫は苦闘の末、アライグマを見事に捕獲。結局、区役所に引き取ってもらったんだけど。

その日の夜、区役所から夫に電話があった。「鳥獣保護法に触れるため、勝手野生動物捕獲すると罰則がある。今回は緊急避難とみなすが、場合によっては逮捕される可能性もあるから気をつけて」って内容。

夫は「善意でやったのに」って落ち込んでたけど、私は呆れを通り越してドン引きしてた。

このアライグマの一件だけじゃなく、夫は地域の草むしりとか、見知らぬ人の落とし物探しとか、神社の例祭の運営とか、頼まれれば何でも引き受けてしまう。善意なのはわかるけど、正直、もう度が過ぎてる。

今回の件で、夫の行動が私たち家族危険を及ぼす可能性もあるって痛感した。どうにかして夫に、もう少し考えて行動しろって言い聞かせたいんだけど、まったく聞く耳を持たない

もうどうしたらいいんだか。誰か良い言い方知らない?

Permalink |記事への反応(2) | 12:28

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2025-07-30

anond:20250730121752

刑法37条(緊急避難

自己または他人生命身体財産に対する危険を避けるため、やむを得ず他に手段がない場合行為は、罰しない」

適用可能性をSNSで訴える。

Permalink |記事への反応(0) | 12:20

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2025-07-24

anond:20250720214504

女性専用車両緊急避難みたいなもんやな

Permalink |記事への反応(0) | 10:35

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2025-07-10

dorawii

もし外国勝手戦闘機などで侵略してきたら自衛隊には総理等の許可を待つ前に独断撃墜するぐらいの気概ぐらいは見せて欲しい。

緊急避難的な扱いで警察に捕まったりはしないだろう。

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Permalink |記事への反応(0) | 18:22

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anond:20250710083212

俺はブクマカじゃないけど、地震は「能登」という特定の人に対して「あいつらでよかった」と捉えられてしま発言

コロナ「禍」は特定ではなく状況に対しての表現で全く違うと思うけど

さらに加えると俺は能登在住で家も潰れたんだが、発言自体別に何とも思わないが、叩かれるのもやむを得ないなとも思う


「また運のいいことに、能登地震があったでしょ。緊急避難的ですけど、金沢に行っても輪島住民票が取れるようになっていったんですよ」

の、「運がいいことに」は「金沢に行っても輪島住民票が取れる」にかかっていると文脈から解釈出来るから

ただ、人の本心なんてわからないし、鶴保が本当に「都会じゃなくて人口の少ない能登でよかったわー」って意図で使っている可能性もあるから

政治家や発信者としてはお粗末なのもわかるので叩きたい奴は勝手に叩けって感じ

Permalink |記事への反応(0) | 08:43

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2025-06-23

石丸氏に見るチェックだけ地方議会

都議選議席0に終わった「再生の道」。その代表である安芸高田市長石丸伸二氏は「二元代表制たる地方議会政策提案力は不要で、チェック機能だけあればいい」と主張している。この発言に感化されている人も散見されるが、これはいささかチェック機能シンプルに考え過ぎているきらいがある。

政策立案執行首長行政役割議会はそれを監視するチェック機関に特化すればよい」というのは一見するとシンプルで分かりやす役割分担論に思える。実際、地方議会の現状として、条例提案の大半は首長から出され、議員発議の条例はごくわずかだ。行政主導型の実態は否めない。

しかし、それをもってチェック機関特化でいいとするには、前提の欠如がある。

そもそも「チェック」とは何か。その行為は必ず何らかの価値判断基準に基づいて行われる。

この予算案は適切か、この条例案は望ましいか審査判断する際に、どんな価値観理念に照らして適切とするのかを持っていなければ、意味のあるチェックはできないだろう。

価値判断なきチェックは、単なる形式確認に過ぎない。それならば、監査委員と似たような組織でいいという話にもなろう。

なお、その監査委員においても、3E監査経済性、効率性、有効性)で政策の成果や効果性の観点から政策改善提案することを行い始めている。では、地方議会には何が求められるのか。

今更書くまでもないが、日本地方自治体首長議会をそれぞれ住民が直接選ぶ二元代表制だ。この仕組みの目的は、住民の多様な価値観複数ルート行政に反映することにある。

仮に議会提案力も価値判断も持たず、行政形式的チェックだけを担う存在なら、住民が直接選ぶ意義は極端に薄まる。それこそ先述のように監査委員にその役割を任せれば事足りるのかもしれない。

地方議会の意義は、選挙により住民の多様な価値観を代弁し、価値観に基づいて政策判断を行い、審査し、あるいは提言することにある。

なお、面白いのは、石丸自身がその「議会のチェック機能」を尊重していないところにもある。彼が安芸高田市長時代に行った専決処分地方自治法179条)の乱発は知るところであろう。

本来専決処分災害などの緊急避難措置議会機能不全などの非常時などに限定されるもので、日常的に議会の反対を無視して首長権限で押し通す手段ではない。

議会はチェック機能だけでよいと言いながら、そのチェック結果を尊重せず、都合が悪ければ専決処分する。この姿勢は、形式的な議会すら軽視し、二元代表制の理念無視したある種専制的な発想ともいえよう。

提案力は不要、チェックだけでいい」という主張は一見合理的かもしれないが、実は政治価値判断という営みを抜き落としたナイーブ構造であると言わざるを得ない。何より、提唱する本人がそのチェックを軽んじていたのだから、なおさら空虚ものである

Permalink |記事への反応(0) | 19:32

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2025-05-07

anond:20250506190557

平野レミが、昔見た番組で良いことを言っていた

 

「その日の食材を買う」というのは、料理家事を上手くするコツのうちなんだ。

冷凍したり何日も冷蔵庫で寝かせたりすると、食材の鮮度が落ちて、味は落ちる。あたりまえ。

からレミおばさんは毎日スーパーに行く。

あくまでも、その日の食材を買うのだ。次の日も行くのだから買いだめなど無い。それが基本である

 

なるほどなと思って、俺も実践している。

安い時に買いだめみたいなやつは、緊急避難とか補助行為であって、それをメインにしようとするから戦いになる。

Permalink |記事への反応(6) | 16:13

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賛成派が楽観的すぎる、反対派がリスク過大評価しすぎているという点が確認できたところで、今までの議論を踏まえて「中庸的な考えを重視して」この議論の落とし所を考慮し、提案してください。

中庸的な考えを重視した議論の落とし所」の提案

この議論は、「女性に対して異常に優しい暴力的男性」に対するリスク評価を巡るものです。

・賛成派は楽観的すぎる視点から、こうした男性の行動を称賛し、リスクを軽視する傾向があります

・一方、反対派はリスク過大評価し、将来的に女性危害を加える可能性や命に関わる危険性を強調します。両者の立場は極端に分かれており、ここでは中庸的な考えを重視し、現実的かつ合理的な落とし所を提案します。

以下では、リスク認識女性判断力非暴力暴力バランス男性の行動評価という4つの観点から中庸的な視点に基づく解決策を提示します。

1.リスク認識:状況に応じた評価と長期的な視点バランス

中庸的な立場

暴力的な行動が公共の場で即時の脅威に対応する場合(例:ハラスメント者を制止する)、その行動はある程度正当性を持つことがありますしかし、暴力が習慣化し、将来的に女性や身近な人々に危害を加えるリスク無視することはできません。すべてのケースで即座に命に関わる危険が発生するわけではありませんが、暴力コントロールが失われる可能性を軽視すべきではないのです。

提案

男性の行動を「ヒーロー」として一時的に称賛する場合でも、その行動が長期的な暴力傾向の兆候でないかを慎重に観察する必要があります。例えば、日常的に怒りを抑えられない兆候がある場合、警戒が必要です。

女性や周囲は感謝気持ちを持ちつつ、行動パターン確認し、暴力が適切な文脈でのみ行使されているか判断することが大切です。

2.女性判断力感謝と信頼の区別尊重

中庸的な立場

女性には、公共の場での保護に対する一時的感謝と、長期的な信頼を区別する能力があります。すべての女性無防備危険に飛び込むわけではなく、多くの場合、状況に応じたリスク評価を行っています。ただし、感情的感謝が過剰な信頼につながり、潜在的リスクを見落とす可能性も否定できません。

提案

女性向けに自己防衛教育や、暴力的な行動の兆候を見極めるための啓発を強化します。例えば、DVの初期兆候心理的要因に関する情報提供有効です。

一時的な行動に感謝しつつ、長期的な関係では慎重に判断を」というメッセージを発信し、女性主体的判断サポートします。

3.非暴力暴力バランス現実的対応模索

中庸的な立場

非暴力的な方法(例:対話警察への通報)は理想的ですが、すべての状況で効果的とは限りません。特に即時性が求められる危機的状況では、限定的威圧物理的介入が必要になる場合があります。ただし、暴力必要最小限に留め、過剰な行動は新たなリスクを生む可能性があります

提案

公共の場での危機対応訓練を推進し、市民関係者が適切な介入方法を学べる機会を提供します。例えば、駅員や公共交通機関職員へのトレーニング強化が考えられます

暴力必要場合でも、それが法的な正当防衛緊急避難範囲内に収まるよう、明確なガイドラインを設けます

4.男性の行動の評価文脈に応じた判断

中庸的な立場

男性の行動を「DV男」や「ヒーロー」と一括りにするのではなく、具体的な文脈意図考慮して評価する必要があります社会秩序の維持に寄与する行動は一定の評価に値しますが、自己顕示欲支配欲が背景にある場合、警戒が必要です。

提案

公共の場での行動を称賛する際、「その行動は素晴らしいが、個人全体像判断するには不十分」と強調し、極端な賛美を避けます

メディアSNSでは、バランスの取れた評価を促し、極端な批判や過剰な称賛を控えるよう呼びかけます

結論現実的リスク評価バランスの取れた対応

中庸的な考えを重視した議論の落とし所は、以下のポイントに集約されます

リスク認識暴力的な行動を状況に応じて評価しつつ、長期的なリスクに備える慎重さを持つ。

女性判断力女性主体性尊重し、リスク認識を高めるサポート提供する。

非暴力暴力バランス非暴力を優先しつつ、必要場合限定的な介入を認め、その管理を徹底する。

・行動の文脈評価男性の行動を文脈に応じて判断し、極端な見方を避ける。

このアプローチにより、賛成派の楽観的な視点と反対派の過剰なリスク評価の両極端を調和させ

女性安全を守りながら現実的対応策を講じることができます

建設的な議論実効性のある解決策は、こうしたバランスの取れた視点からまれます

女性判断力」を軽視する意見が多かった理由について考える

1.数少ない、女性判断力を重視したコメントピックアップ

文書内で「女性判断力」を明確に尊重し、女性が状況に応じて適切な判断を下す能力があると認めるコメントは限られていますが、以下のコメントがその観点を反映しています

ffffdark (@ffffdark)

コメント: 「一応フォローしておくと私の周りの女性は『感謝はするけど、それはそれとして怖いからその場限りの付き合いにする』という意見で一致した。支持しているのは一部の特殊女性層だと思いたい」(文書内、1日前)

なぜ重視しているか: このコメントは、女性男性の行動に感謝しつつも、その暴力性に警戒心を持ち、長期的な関係や信頼には慎重であることを強調しています女性一時的感情感謝)とリスク評価を分離し、主体的判断する能力があると認めています。すべての女性が無条件に危険に飛び込むわけではないとし、賛成派の「女性無防備」という前提を否定する点で、女性判断力尊重しています

NightQueen (@NightQueen_7)

コメント: 「こーゆー素敵な男性エピソードもっと聞きたい。Xに生息する若い女若い女ばっかいってるチー牛が目立ちすぎて…素敵な人もいるんだな」(文書内、2025-05-03 01:39:10

なぜ重視しているか: このコメントは、男性の行動を肯定的評価しつつ、女性社会の中で多様な男性像を見極め、ポジティブな行動を適切に称賛する能力があることを示唆しています。すべての男性を一括りにせず、特定の行動を評価する姿勢は、女性が状況に応じて判断を下す主体性を持っていると暗に認めるものです。

どぶねずみ (@Nzm_in_the_Dark)

コメント: 「日本男性陣は優しい方が多いのかもしれません。私などは、その場に居てもそのような行動が取れるか自信がありません。」(文書内、2025-05-0217:27:11

なぜ重視しているか: このコメントは、女性男性の優しさや保護的行動を適切に評価し、それを肯定的に受け止める判断力を持っていることを示唆しています女性無防備暴力を称賛するのではなく、社会的な文脈で行動を評価する能力があると間接的に認めています

これらのコメントは、女性が単に感情本能に流されるのではなく、状況に応じた判断を行い、リスクや行動の文脈考慮する能力があるとみなしている点で、女性判断力を重視しています。ただし、文書全体ではこうした視点は少数派であり、賛成派・反対派の多くが女性判断力を軽視する傾向が強いです。

2.女性判断力を軽視する人が多い理由

賛成派と反対派の双方が「女性判断力」を軽視する傾向にある理由は、以下のような社会的・心理的要因が考えられます。これらの要因は、議論構造参加者の前提、さらには文化的な背景に根ざしています

理由1:ステレオタイプジェンダー偏見の影響

説明: 賛成派は、女性を「本能的で無防備」「暴力的男性に惹かれるがリスクを見落とす」と描写し(例:おりぃぶ (@_OLIVE_a)の「女特有性質」)、反対派は女性の反応を「進化的に合理的」と単純化(例:funpan2015の進化論的視点)。両者とも、女性主体的判断者としてではなく、ステレオタイプ(「感情的」「保護を求める」)に基づいて扱う傾向があります。このジェンダー偏見は、女性リスク評価し、行動を慎重に選択する能力過小評価する原因です。

具体例: 賛成派のよしおか (@yosshiiii23

)が「自分に向かない暴力は称賛する」と皮肉るように、女性が無批判暴力を称賛すると仮定し、反対派のkey_trackerが「女性決断力ある行動を評価する」と述べる際も、女性判断が単純な「感謝」に還元されます。両者とも、女性多角的に状況を分析する能力考慮していません。

影響:ジェンダーに関する固定観念が、議論を「女性はこうあるべき」「こう振る舞うはず」と決めつける方向に導き、女性個別性や主体性無視する結果となっています

理由2:議論二極化と極端な立場への傾倒

説明: この議論は、賛成派(「暴力危険」)と反対派(「暴力必要」)の二極化した対立構造に陥っており、両者が自説を強化するために女性判断力単純化しています。賛成派は女性を「リスク感覚ガバガバ」と被害者像に押し込み、反対派は女性を「合理的感謝する存在」と理想化。いずれも、議論を簡潔に進めるために女性の複雑な判断プロセスを省略し、極端な前提を採用しています

具体例: 賛成派のめんとすTタイプ (@kusyatori)が「DVされる被害者仕草」と決めつける一方、反対派のらくだ (@rakuda4u)が「行動しない男は評価されない」と主張する際、女性の反応は両者の主張を補強する道具として扱われ、主体的判断力は背景に追いやられます

影響:二極化した議論では、女性判断力を詳細に検討する余地がなくなり、両派が自らの立場正当化するために女性を単純な役割(「無防備被害者」または「感謝する保護対象」)に当てはめる傾向が強まります

理由3:感情的な反応とSNS特性

説明:SNS議論感情的な反応や短いコメントが中心となり、複雑な視点(例:女性判断力の多面性)を丁寧に扱うことが困難です。賛成派は「命に関わるリスク」を強調して恐怖を煽り、反対派は「ヒーロー的行動」を称賛して共感を呼び、どちらも女性判断力を深く分析するよりも、即時のインパクトを優先します。

具体例: 賛成派のシラクモ (@Gpvjwb09)が「12万匹も猿並の頭」と感情的批判し、反対派のニャンすけ (@ume_syuuu)が「かっこいい」と熱狂的に称賛するように、感情的コメントが目立ち、女性判断力を冷静に評価する声は埋もれがちです。

影響:SNSの短文形式や反応の速さが、女性判断力多角的検討する余裕を奪い、単純化された主張が支配的になります。結果として、女性が状況に応じてリスク評価する能力は軽視され、極端な見方が増幅されます

理由4:リスク評価主観性経験の差

説明:議論参加者個人的な経験価値観が、女性判断力に対する見方に影響を与えています。賛成派はDV暴力被害経験を背景に過剰な警戒心を持ち(例:aircooling883の「弁護士意見」)、反対派は保護正義感を重視する経験から楽観的な見方採用(例:みなこっち (@zwillingmutter)の「正義のひと」)。これにより、女性判断力客観的評価するよりも、主観的リスク観が優先されます

具体例: 賛成派のひよの (@hiyono_leverage)が「暴力が鳥さんに向く」と警告する一方、反対派のkey_trackerが「ミソジニー」と反発するように、双方の主観的リスク評価女性判断力単純化し、客観的分析を妨げています

影響:参加者の多様なバックグラウンドが、女性判断力一面的に扱う原因となり、実際の女性の行動(例:感謝と警戒のバランス)が無視される傾向があります

女性判断力が軽視されるのは、ジェンダー偏見議論二極化SNS感情的特性リスク評価主観性が原因です。これらの要因が、女性主体的判断者としてではなく、議論の道具やステレオタイプの枠に押し込む結果を招いています女性判断力尊重するには、こうした構造的な問題意識し、バランスの取れた視点議論を進める必要があります

すでにAmazonでは導入が始まっていますが、AI賛否両論の総括をする機能がposfieに出てくるようになったら、この手の人達不毛な議論をしなくて済むようになるんですかね。

Permalink |記事への反応(0) | 00:26

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2025-05-04

anond:20250504214847

正しい

世帯所得1000万円未満の日本人

満足に出産育児もできず

法治国家による人権侵害常態化している

法が人を守らないなら

人が人を守るしかない

あらゆる営みは万人の万人による闘争状態として存在

この営みは常に正しいものであり

法が機能していたとしても緊急避難として保護されるべきものである

Permalink |記事への反応(0) | 22:03

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私の人生は常に危険状態自分のことで精一杯

から私がするあらゆる行いは緊急避難が成立し無罪が成立する

Permalink |記事への反応(1) | 21:48

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2025-04-05

anond:20250405190608

この状況なら間違いなく緊急避難が認められるはずなんだが・・・

Permalink |記事への反応(1) | 19:47

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2025-04-04

男が人助けをした結果と末路

数年前、買い物帰りに道を歩いていたら突然慌てた様子の女に声をかけられた。

女は「車の中からかすかに子供の泣き声がした。気になって見てみると車の中に小さい子がぐったり寝ている。

ドアを叩いても起きないし、近くに親らしい姿もいなくてどうして良いかからない。どうしようどうしよう」と混乱した様子だった。


女に案内されていったのは屋外のパチンコ屋の駐車場の隅の方で、確かに車内にはまだ2~3歳ぐらいの男の子

汗だくでぐったりした様子で寝ていた、というよりは座席に倒れ込んでいる様な様子だった。

ドアを叩いてみると、こちらに気づいているのかどうか分からないがかすかに体を動かしていたが、反応する元気が無い様子だった。

ドアは開かないし、時間は16時過ぎで夏日、まだまだ日差しは強く直感的に子供が危ないと思った。

声をかけてきた女に「警察は呼んだんですか?」「恐らくあの店(パチンコ屋)の中にいると思いますが、声をかけられますか?」

などと声をかけたが、女はとにかく「子供が危ない、どうしよう」などと繰り返すばかり。


そうこうしている内にも子供の様子が危険そうに見えたので、女には警察への通報をとにかく頼み

自分は車の窓ガラスを何とか割ってドアを開けて子供を救出した。


子供をとりあえず物陰まで運び、横に寝かせて買い物で買ってあった飲み物を飲ませると

弱々しい様子ながらもとりあえず子供意識を取り戻した。ようやく一安心できた。


何事かと寄ってきた周りの人に事態説明している中、親らしき男女が俺の方に向かってきて

「おい、俺の車の窓ガラス割ったのか!ふざけんなよこの野郎!」と男の方に胸ぐらを捕まれて何度かどつかれた。

女は「後もうちょっとで戻るつもりだったのに!酷い!誘拐野郎め!!」と叫んでいた。

説明しようとするも、子の両親らしき男女は聞く耳持たず、ひらすら俺を責め立ててくる。

その内、誰かが呼んだらしき警察官が、パチンコ屋の店員らしき人と同じタイミングでやってきた。

俺に声をかけた女は、いつの間にか姿を消していた。


俺は、器物損壊未成年略取現行犯逮捕された。


後で警察経由で知る事になるけど、俺に声をかけた女は

「私が店員を呼びに行っている間に、勝手に知らない男が窓ガラスを割っていた」と証言したらしい。

何でそうなったのか、今でも意味が分からない。初対面だし、陥れられる理由も無いはずだった。

両親とグルだったのか?とすら疑っている。

子供は明らかにぐったりしていたし、演技だったとも思えないから、子供だけは本当に放置されていたんだろうけど。

救急車に乗せられて、後は知らない。知る由もないし知ろうとも思わない。


結局、何日も勾留された挙げ句起訴され、未成年略取の方は不起訴となったが

器物損壊の方は罰金刑となり、俺は前科者になってしまった。

勾留された事で無断欠勤となり、また逮捕された事実も知られて会社懲戒解雇

当時交際していた相手や当時の友人らとも軒並み縁が切れてしまい、職も何もかも失ってしまった。


今は何とか立ち直り、普通に生活はしているけど

失ったものやもう取り戻せないものは多く「あの時あんな事しなければ良かった」とずっと後悔している。

別にヒーローになりたいとか、お礼を言われたかった訳ではない。

ただ、眼の前に命の危険に晒されている子供がいて、それを助けたかっただけなのに、結果的には人生が一度、完全にぶっ壊れた。


安易人助けをするのは、絶対危険から止めた方が良い。

近くに店舗があれば店員可能なら近くの交番に駆け込むなり警察通報するなりして

第三者の立ち会いが無いと緊急避難の潔白なんて証明出来ないから。


自分の行動も心底安易だったなと思う。

あの時冷静に行動するか、いっそ無視して見捨てていれば良かったと、今でも後悔している

Permalink |記事への反応(10) | 15:04

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2025-03-10

anond:20250310211043

緊急避難

Permalink |記事への反応(0) | 21:12

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2025-03-05

もし現代アンパンマンがいても、アンパンマン暴力解決するので逮捕されるのでは

アンパンマン現代にいたら、確かに暴力による問題解決」と見なされる可能性はある。

特に「顔をちぎって与える」ことは衛生上の問題になり、「バイキンマンを殴る」ことは暴行罪に問われるかもしれない。

ただし、バイキンマンが明らかに悪意を持って他者攻撃しているなら、アンパンマンの行動は「正当防衛」や「緊急避難」として認められる可能性もある。

問題は、アンパンマンが先に手を出している場面が多いこと。これは「過剰防衛」や「私刑」に該当し、逮捕されるリスクがある。

最終的には「私人逮捕YouTuber」のようにアングラ系の仕事に就くようになるかもしれない。

Permalink |記事への反応(2) | 16:55

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2025-02-14

さすらいのフリーランス運転士anond:20250213192004

なんてのは成り立たないのだろうか?

ま、業界事情とか全然しらないシロート妄想?なんだけど

いま人手不足で、運転手需要のものめっちゃ高いワケじゃん?

なんか病気ケガとか、その他のトラブルがあって運転手が欠員出て、とりあえず緊急避難的に1日〜数日くらいでも代わりの運転手に来て欲しい! みたいな局面ありそうだけど、ソコへ颯爽と現れ、法外な報酬と引き換えに臨時運転手を引き受けるブラックジャックみたいな(ただし、ちゃん免許は持ってる)ナイスガイがいたら、だいぶ大儲けできそうな、そうでもなさそうな...w

Permalink |記事への反応(1) | 12:43

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2025-01-12

女性AEDを使ったら訴えられた話

 街中で突然倒れた人を見かけたら、まず声をかけて反応を確認し、必要に応じて救急車を呼ぶ。そして意識がない、呼吸もないといった状況なら、AEDを使って心肺蘇生を試みる。――これは、学校での救命講習や各種啓発イベントなどで何度となく耳にしてきた基本中の基本だろう。わたしも何度か講習を受けた経験があるし、いざというときに手をこまねいてしまわないよう、頭ではしっかり理解していた。実際、その知識が役に立つと思った瞬間があった。まさか、その行為が原因で後に大きな問題に巻き込まれるとは想像していなかったのだが……。

 あの日わたし会社帰りに駅前広場を通り抜けていた。残業続きでクタクタだったとはいえ、そこまで遅い時間ではなかったし、人通りも多かった。目の前で、一人の女性がふらふらと歩いていて、そのままバタリと倒れ込んだのだ。最初は何が起きたのかわからず、周囲の人も「大丈夫ですか!?」と声をあげていた。わたしは少し離れた場所にいたが、一瞬で「AED必要かもしれない」と頭をよぎった。

 近くに設置されているAED場所は、駅前広場にある公衆トイレの壁に設置されたケースの中だったはずだ。わたしは意を決して走り出した。「AEDを持ってきます!」と周囲の人に声をかけると、誰かが「お願いします!」と呼応してくれた。すぐに赤いボックスを取り出し、倒れた女性のもとへ戻った。

 女性は目を閉じ、完全に意識を失っているように見えた。周囲には数人が集まっていたが、どうやらCPR(心肺蘇生法)を施せる人はいないらしく、誰も直接触れることができずに戸惑っていた。わたしはできるだけ落ち着いて「誰か救急車を呼んでください!」と叫び、同時に脈や呼吸の確認を試みた。わたし医療資格を持っているわけではないが、研修で学んだことを思い出しながら、AEDのパッドを貼る準備をした。

 そのとき女性服装は薄手のブラウススカートだった。AEDを装着するには上半身露出させなければならない。わたしはできるだけ周囲の視線を遮るように上着を掛けるなどの配慮をしたつもりだった。そしてパッドを貼り、「解析中です」という機械アナウンスに従いながら、電気ショック必要判断されたタイミングボタンを押した。まるでテキストで習った通りの手順だった。

 しばらくすると、女性はうっすらと意識を取り戻し、救急隊員が到着。たしかに緊迫した状況ではあったけれど、結果的にはAEDが功を奏したのか、彼女は命を取り留めたようだった。救急隊員が女性を運び出すとき「応急処置ありがとうございました」と言ってくれたのを覚えている。わたしは内心、ほっと胸を撫でおろしたし、自分がやったことが正しいはずだと信じて疑わなかった。

 ところが、それから数日後、衝撃的な出来事が起こった。わたし会社仕事をしていると、受付から内線が入り、「警察の方が訪ねて来られています」と呼び出しがあった。慌てて応対に出ると、どうやら先日のAEDの件について話を聞きたいという。救助活動に関して事情聴取をすることがあるのは知っていたから、そのときは「あの日の状況説明かな」と思い、素直に協力するつもりだった。

 しかし、警察署で説明を受けて初めて知ったのは、「助けた女性わたしを訴えようとしている」という事実だ。正直、意味がわからなかった。そのときわたしに与えられた情報では、彼女が主張しているのは「不必要に胸を触られた」「身体を晒されて恥ずかしい思いをした」というものしかった。わたしAED使用するためにやむを得ず、服をめくり、胸にパッドを貼っただけだ。わいせつ目的などあるはずもない。警察担当者からは「いまはまだ疑いの段階で、詳しく事情を聞かせてください」と言われ、まるでショックで頭が真っ白になった。

 訴えられると言っても、すぐに裁判になるわけではない。まずは警察事実関係を捜査し、検察に送るかどうかの判断が下される。その流れ自体ニュースなどで聞いたことがあるが、まさか自分当事者になるなんて思いもしなかった。警察の取り調べは冷静で丁寧だったが、いざ尋問されると「AED必要だったんです」と言いながらも、自分がきちんと説明できているのか不安でたまらなかった。どんな些細な言葉尻を捉えられて、好ましくない形で記録されるかわからいからだ。

 わたしが行った行為は「緊急避難」「正当行為」という文脈正当化されるはずだ――多くの人がそう言ってくれた。会社の同僚や友人も「むしろ表彰されるようなことだ」「訴えられるなんて信じられない」と口々に励ましてくれた。それに救急隊員も「早い段階でAEDを使ってもらったことが幸いだった」という言い方をしていた。だからこそ、訴えられること自体理解しがたいし、憤りすら感じる。

 当の女性は、倒れたとき記憶曖昧なまま搬送され、その後で周囲の人から「胸をはだけられていた」「男性が服を脱がせていた」といった断片的な情報を聞いたのだろう。さらにその“目撃情報”の内容が正しく伝わっていない可能性もある。結果として、「あの人に性的意図身体を触られたのかもしれない」という不信感が芽生え、誰かの入れ知恵もあって警察に訴えるという流れになったのではないか……そんな推測をするしかない。本人から直接話を聞ければいいのだが、今は弁護士を通じた対応しかできないとのことだった。

 その後、警察での事情聴取は何度か続いた。具体的な手順を改めて説明するたびに、「AEDのパッドを貼るために胸を露出させる必要がある」「女性場合下着を外す、またはずらしてパッドを貼ることもある」といった、あまりデリケートな部分の話を繰り返さなければならなかった。担当警察官は専門知識を持っていて理解を示してくれたものの、自分自身のことをどこか客観視してしまうというか、いつの間にか「本当にやましい気持ちはなかったのか」と自問してしまう始末だった。わかっているのに、言葉を尽くしても、どこか孤独な気分になる。こういうのが"疑われる側"の心理なのかもしれない。

 さらに、女性代理人からは「意識のない状態で胸を晒されたことに強い精神的苦痛を感じている。損害賠償検討している」といった内容の通告もあったと聞いた。その文言わたしの耳に「感謝ではなく金銭要求する」というふうにしか響かなかったが、本人の主張としては、「意図的に身体を見られたかもしれない」「AEDを使わなくてもよかったのでは」とまで思い込んでいるようなのだAEDに関する知識が乏しいまま、自分が倒れていたあいだに行われたことを全て悪意として捉えてしまっている可能性が高い。たしか医療現場知識を全く持たない人からすれば、ショックも大きいのかもしれない。でも、それでも納得いかないのが正直なところだった。

 わたしとしては誠実に説明し、「あなたが助かって本当に良かった」と伝えたい。しかし、直接連絡を取ることは叶わない。救急隊員や目撃者証言が集められ、また街頭カメラ映像からも、わたし行為に「過剰さや悪意はなかった」と証明されるはずだと弁護士には言われている。「AED必要のない状況だった」という可能性は極めて低いし、第一現場判断としては心停止かもしれない、という最悪の事態に備えるのが当然の行動だ。むしろ何もしなければ、そのまま命を落としていたかもしれない。

 結論から言えば、結局は不起訴処分で終わった。それでも、女性代理人民事での損害賠償請求を取り下げるまでにはもう少し時間がかかった。最終的には裁判所で「わたし行為は緊急対応として必要不可欠であったこと」「医学的にもAED使用は正当な手段であり、やましい意図がなかったこと」が認められ、相手側も引き下がる形で決着した。長い長い時間精神的な疲労を強いられたが、無事にわたしの"無実"が確定した形だ。

 もしかしたら、「AED使用で訴えられたらどうしよう」という話は都市伝説のように囁かれていたのを聞いた人もいるかもしれない。わたし自身、その噂程度には耳にしたことがあるが、実際にそこまで発展するのは極めて稀なケースだろう。しかし、可能性としてはゼロではなかったのだ。女性本人のショックや、その周囲の偏ったアドバイス、あるいは金銭的な思惑が絡むと、こんなにもおかしな方向へ転がってしまうのかと痛感した。AEDを使うことが推奨されているにもかかわらず、こうした事例が広がると、いざというときに誰も助けようとしなくなるかもしれない。それが一番怖い。

 今回の経験を通じて、わたしあらためて「いざというとき、人を救う行動をとるのは大事」だと思う反面、「誤解やトラブルリスクゼロではない」ことを強く意識するようになった。だからといって、それを理由救命行為をためらうのは本末転倒だし、AEDの普及や救命講習の啓発に逆行する。実際、わたしももう一度同じ状況に遭遇したら、必ず行動に移すだろうと思う。命を守るために必要行為が「訴えられるかもしれない」と萎縮されるような世の中になってほしくないし、そうならないように、どうにか制度理解もっと進むことを願うばかりだ。

 いま振り返ると、一番辛かったのは「そういう意図はなかった」ということを何度も何度も説明し、あたかこちらが加害者であるかのように扱われる時間だった。無罪を勝ち取るとか、問題なく終わるとか、そういう言い方では表せないくらい、人を救おうとした行為否定される精神ダメージは大きい。世の中にはやはりいろいろな考え方があるし、誰もが医学知識を十分に持っているわけではない。だからこそ、「AEDを使うときの手順や必然性プライバシーへの配慮」について、もっとしっかりと周知される必要があるのだと思う。

 最終的に女性とは直接会話をすることはなかったが、代理人を通じて「結果的に命を救っていただいたことを感謝しています」という伝言けが届いた。それが真に彼女本心なのか、あるいは形だけの言葉なのか、わたしには判断できない。だけど少なくとも、彼女健康を取り戻したという事実のものは素直に喜びたい。誰かの命を救う可能性があるAED存在意義は、決して否定されるべきではないからだ。

 この一連の出来事は、わたしにとって大きな教訓になった。AEDの使い方や救命措置の手順を頭に叩き込むのは大切だが、それだけでなく、助ける側も「法的トラブルリスク」を認識し、適切な配慮をしたうえで行動する必要がある。現場ではなかなか難しい話とはいえ、できる限り第三者の協力や証人を確保する、周囲の目がある場所で行う、といった工夫も大事なのかもしれない。救助者の立場を守るための仕組みも、行政社会全体で整備されてほしいと切に願う。

 結局のところ、人を助ける行為尊いが、そこに伴うリスクを完全に排除することは難しい。それでも、誰かが命の危険さらされているなら、迷わず手を差し伸べる世界であってほしい。わたし自身も今回の苦い経験に折れることなく、次に同じ状況が起きたら、やはり躊躇なくAEDを使うだろう。命を救うために必要行為を、社会として後押しできるような意識ルール作り――それが進んでいくことを強く願っている。

Permalink |記事への反応(18) | 18:32

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2025-01-09

トランス女性女性です

女性へのAED使用を躊躇う必要はありません

救命のためにAED使用する行為は正当な緊急避難行為として刑法第37条で認められています

そもそも訴えられても負ける可能性はほぼゼロです

Permalink |記事への反応(0) | 21:00

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2024-12-01

法務大臣検事総長が連名で

「この熊の駆除のための発砲については刑法違法性阻却事由としている正当行為ないし緊急避難にあたることから銃刀法違反での起訴は行わないことを確約する」

声明を出せばええんよ。

法改正までスーパー閉めとくつもりかい

Permalink |記事への反応(0) | 20:38

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2024-09-13

トランス女性シス女性にとって有害なのか?

はじめに断っておくが、私はトランス女性への差別はあってはならないと思っている。

 

 

昨日、英BBCでこんなニュースが取り上げられていた。

Rape crisis centre failed to protect women-onlyspaceshttps://www.bbc.com/news/articles/clynyky7kj9o

英語記事ブックマークしてもスターは集まらない、それ以前に3ブクマが集まらず新着に乗らないだろうから日本語解説する。

 

 

エジンバラの「レイプ被害緊急避難センター」が、国のサービス基準に不適格であるとして、レイプ被害者に案内される施設リストから除外された。

 

 

経緯はこうだ。

 

 

国の多様性促進政策を反映し、スコットランドレイプクライシスネットワークは「トランスジェンダーを活用すべし」という方針を出している。

そのような動きの中で、2021年エジンバラレイプ被害緊急避難センター(以下ERCC)のCEOとしてトランス女性が着任した。

彼女LGBT職員を積極採用し、その中に「ノンバイナリー」(男でも女でもないという性自認を持つ)の職員がいた。

 

 

ある日、ERCCに駆け込んだきたレイプ被害者が「女性職員担当されたい」と希望を述べた。

希望を聞いたERCCの女性職員は、当該被害者担当する予定だったノンバイナリ職員に「あなた女性か?」と問うた。

ノンバイナリ職員は「自分は男でも女でもない」と応える。女性職員は「いや実際はどっちなんだ」と更に聞く。

 

 

このやりとりをみたトランスジェンダーCEOが、その女性職員懲戒手続きにかけ、クビにした。

もともと当該女性職員トランスフォビア(トランス嫌い)だと思って毛嫌いしていたらしい。

これが不当だと裁判になり、CEOは負けて辞任に追い込まれた。

 

 

弱者とされてきた人々が、弱者マインドのままで権力を持ってしまった事例だと思う。

本件で一番迷惑を被っているのは、緊急避難先を失ったレイプ被害者と、他のトランスジェンダー及びノンバイナリーの人々だろう。

トランスびいきの私でも、このニュースを読んだときは「この施設トランスやノンバイナリーの性自認を受け入れるのは難しいだろう」と思ってしまった。

 

 

性別が影響する職業はことのほか多い。

レイプ緊急避難センターが「シス女性に限る」「性別は明確に」と言い出したら、医療機関も、介護施設も、はたまた衣料品店追随するかもしれない。

トランス女性シス女性にとって有害なのだろうか。有害な場面があったとして、それは彼らの排除正当化するほどのものなのだろうか。

Permalink |記事への反応(2) | 22:50

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