
はてなキーワード:累進課税とは
ここ数年、ありがたいことに年収が大台を超えて、いわゆる「年収4桁」ってやつになった。
20代の頃の私が聞いたら「勝ち組じゃん!毎日寿司!?ブランド品買い放題!?」とか言って失禁するレベルだと思う。
年収1000万なんて、ただの「ちょっと贅沢できる程度の社畜」でしかないことに、私は気づいてしまった。
まず、毎月送られてくる給与明細。あれは給与明細じゃない、絶望通知書だ。
額面だけ見れば、確かに夢がある。でも「控除」の欄を見た瞬間、現実に引き戻される。
社会保険料、お前はもういい。未来の自分のためだと100回唱えれば、なんとか納得できる。これはもうそういうもんだ。諦めた。
稼げば稼ぐほど、税率がネズミ算式に上がっていくの、本当に意味がわからない。国民の義務?果たしてるよ。真面目に働いて納税してる。なのに、なんで頑張った分だけペナルティみたいにゴッソリ持っていくんだよ。
ただでさえ物価の高い都内で、必死に働いて生きてるだけなのに。もはや「東京都民税」は、この街に住むことを許してもらうためのショバ代なんだとすら思う。
それは、「会社から徒歩圏内に住み、心身を捧げて激務をこなしているから」に他ならない。
終電で帰れたら「今日はラッキー♪」みたいな生活してたら、会社の近くに住む以外の選択肢がない。物理的に死ぬからだ。
結果、どうなるか。
家賃がバカみたいに高くなる。会社の近くってだけで、月40万近くが吹っ飛ぶ。(既婚者なので各々の仕事部屋必須。家賃は半分負担してんだわ)
これはもはや家賃じゃない。「命を維持するための生存コスト」なんだよ。
家賃補助?そんなもん、とっくの昔に所得制限で対象外だ。高所得者への罰ゲームはどこまで続くんだ。
「でも、それだけ引かれても手取りは多いんでしょ?」
今の収入を来年も、再来年も維持できる保証なんてどこにもない。
むしろ、何もしなければ収入は落ちる。私のいる業界は、半年ROMってたら浦島太郎になるレベルで変化が速い。
つまり、収入を維持するためには、自分に課金し続けるしかない。
○スキルアップ: 毎月増える技術書、資格におけるスキル維持のための専門書やらマネジメント書籍、語学学習など気づいたら月5万とか普通に消えてる。
○情報アップデート:海外の専門サイトや業界紙のサブスクだけで年間数万円。これをケチると、マジで仕事についていけなくなる。
○仕事の付き合い:クライアントとの会食、手土産、後輩に奢るメシ代。収入が上がると、付き合いの単価も自動的に上がるんだよ。断れないんだよ、これが。
○身嗜み:清潔さと仕事は直結してる。太り過ぎないようにジムに行き、髪を染めて、メイクに費やし、ボロボロになった身体のメンテナンスと病院に月数万。
これらは全部、「浪費」じゃない。「投資」だ。むしろ維持費かもしれない。
この自己投資をやめた瞬間、私の市場価値は暴落し、今のポジションも収入も失う。そう考えると、怖くてやめられない。稼いだ金で、さらに稼ぐためのスキルを買い続ける自転車操業。それが現実だ。
高所得者?ナニソレ、美味しいの?
最近、ようやく悟った。
世間がイメージする「高所得者」ってのは、きっと親が資産家だったり、不労所得で生活してる人たちのことなんだ。
私みたいなのは違う。
労働集約型のビジネスモデルで、自分の時間とスキルを切り売りして、高い時給をもらってるだけ。
要するに、高給取りの社畜だ。
キラキラした生活なんてどこにもない。あるのは、カフェインで無理やり動かしている身体と、寝不足でできた目の下のクマだけ。
まあ、お前らも頑張ってこっち側に来てみろよ。
追記:すまんなこれでも既婚なんだ。お互いコンビニで昼飯買うのも高くて嫌だからお弁当持参してんだよ、これで金銭感覚バグってんのか…?
結果の平等とは「最終的な成果・報酬・地位などが、できるだけ均等になることを目指す考え方」のことで、所得格差を縮小するための累進課税や所得再分配政策や男女比を固定的に揃えるクオータ制などがそれにあたる。
機会の平等とは「スタートラインや選択の機会が公平に与えられることを目指す考え方」のことで、奨学金制度や公教育の整備を通して教育へのアクセスを均等にすることや採用にあたって性別や人種で差別しないことがそれにあたる。
話題は「男100人、女100人の合計200人から50人のチームを作る」時にどう作るべきか?ということだ。
まず、結果の平等はわかりやすい。とにかく「男25人、女25人のチーム」を作るということだ。
次に、機会の平等は、主として採用にあたって性別や人種で差別しないことに軸を置くので、例えば「能力テストを行い上位50名を取る」とか「完全にくじを引いて50名を選ぶ」などが考えられる。
ここで、完全にくじは機会の平等を純粋に担保しているのだが、パフォーマンス面で問題がある可能性がある。これは日本国民全体からランダムで医師免許を与える、みたいなことを考えればわかるだろう。
では、「能力テストを行い上位50名を取る」はどうか?確かにメリトクラシーちっくではあるが、その能力テストがそのチームの今後のパフォーマンスを測るのに適切なのであれば、社会的な合意は取れるだろう。
で、私が言いたいのはここからだ。私が見る限り、フェミニストは男性と女性の能力が等しいと仮定しており、反フェミニストは男性と女性の能力に偏りがある(もっと言えば男性>女性)と仮定しているようだ。
では、まずこのチームが必要とする能力という面で、男性と女性の能力が等しいと仮定しよう。フェミニスト仮定だ。
すると、「能力テストを行い上位50名を取る」というルールでは期待値として「男25人、女25人のチーム」になるだろう。(あくまで期待値なので、結果にブレはあるけど)
であるならば、フェミニスト仮定をもつ人にとって、期待値的には「男25人、女25人のチーム」を作るのと「能力テストを行い上位50名を取る」ルールは同じようだ。
じゃあ、どっちでもよくないですか?
次に、男性と女性の能力に偏りがある(もっと言えば男性>女性)と仮定してみよう。反フェミニスト仮定だ。
ここで、社会が「男25人、女25人のチーム」を強制したとしよう。これに反フェミニストは怒っているのだが、怒る必要はあるのだろうか?これを考えてみよう。
反フェミニスト仮定は男性と女性の能力に偏り、それも著しい偏りがあると考えているはずだ。そうじゃなきゃ期待値的には「男25人、女25人のチーム」を作るのと「能力テストを行い上位50名を取る」ルールは同じになってしまう。
例えば、国立大の医学部医学科の合格者比率は男性63.5%、女性36.5%でほぼダブルスコアだ。東大の学部生は男性78.7%、女性21.3%だ。ダブルスコアどころの騒ぎではなく4倍である。
この結果は男女の能力差なのか、社会的圧力なのか、男性に有利なルールになっているのかなど、ここでは議論しない。
でも、こういう事実を理由として、反フェミニスト仮定では「男25人、女25人のチーム」という結果の平等のチームを作ってしまうと、パフォーマンスが下がることを彼らは指摘しているんだ。
そう。くじ引きを嫌う点からわかるように、機会の平等側の人たちは、基本的に平等性よりもパフォーマンスを重視する傾向にある。
でも、よく考えてみよう。「男100人、女100人の合計200人から50人のチームを作る」際に「男25人、女25人のチーム」を作ったとしよう。残った人はどうなる?
「男75人、女75人」が残っている。この人たちは落第者なので、結果の平等ルールは適用されない人たちだ。ではこの男75人の上位50名でチームを作ったらどうなる?
ルールに基づく「男25人、女25人のチーム」と残った男の「上位50人」チームが戦うはずだ。何で戦うのかは知らない。スポーツなのか、学術なのか、ビジネスなのか。
しかし、そこでは結果の平等も機会の平等も担保されていない、ただひたすらにその戦場でのパフォーマンスが高いチームが勝つゲームだ。
そして反フェミニスト仮定では、男性と女性の能力に著しい偏りがある、と考えているはずなので、結局、そのゲームでは残った「男性50名チーム」が勝つはずだ。
(もちろん負けた「男25人、女25人のチーム」や残された女性75人はどうなる、という話もあるだろう。でもそのことは結果の平等側の人たちのチームでも同じことが生じるし、全員の結果の平等はそれこそ共産主義になってしまう。それを社会が選ぶというのであれば、あるのかもしれないけれど)
「男性と女性の能力が等しいと信じている」と言っているのに結果の平等を求めたり、
「男性と女性の能力に著しい偏りがあると信じている」と言っているのに、真に社会で発生している戦場・ゲームのそのずっと手前の入り口部分で結果の平等を実現されることを怒ってたりすることなんだ。
結果の平等を求めてるってことは、本当は心のどこかで「女性の方が男性よりも劣ってる」って思ってるんじゃないの?
社会の途中にあるゲートの結果の平等に怒ってるってことは、本当は心のどこかで「男性と女性の能力はそれほど変わらなくて、下駄のはかされ方でパフォーマンスが変わってしまうかも」と恐れてるんじゃないの?
「女は弱いので、男が守るべき」と女性が言ったり、「本当に男に向いてるかどうかはわからんけど、伝統的に男が家庭外での仕事をやってきたから、色々変えるのめんどくさいのでこれからもそっちを男がやるけど、その代わりそこで得た利益は家庭を通して女に還元するから一緒にがんばろうね」と男性が言ったりする方がまだ本心に近いと思っていて、こういう本心を隠して、それっぽい理屈を捏ねてるから変な議論になってる気がする。
で、それぞれに賛同したり、批判したりするのは各自の自由でいいと思うんだけど、
税金だけでなく、社会保障費や民間による強制徴収も含む。むしろこれらのほうが「税」というラベルから逃れているので、「天才的」と呼ぶのにふさわしいかもしれない。
他になんかある?
>移民制限したい人たちが語るところによれば、見棄てられた感、だそうな。
見棄てられた感? ふぁw急にメンヘラかよ!移民関係ねーだろ!
>だから『それによって外国人が優遇されている』っていう言説に反応して憎悪が増幅されているそうな。
>なるほどなー、そーだよねー
何が「そーだよねー」だよ! ふざけんな、適当か!
>戦後の人権教育は一人ひとりが特別だって喧伝するのに、政府は自分が特別であるって実感できる人生のページを1枚たりとも誰も用意してくれないんだもんな。
>すまない私は生まれてこのかた、ひっきりなしに自分は特別だからしょうがない、というノイズに悩まされているので共感はできないのだが。
>実家が金持ちでも名家でもないが、能力が歪に高かったり低かったりで楽しんだり、苦しんだりで生きてきた、すまんの。
>さてさて、課題が『見棄てられた感』であればわりと解決しやすいのではないか、パンの問題だと喧伝されている話がサーカスであるというのは大きなヒント。
>提案したいのは世帯年収1000万円以上の層への累進課税の極端な強化でございます。
>税収が必要なわけじゃないのだ、年収1000万円で2億円の住宅ローン組んじゃった若い夫婦が破綻する姿を朝のワイドショーに流しまくるのが目的。
>立憲民主党あたりが『累進課税によって破綻した家計をどーするんですか』とかの質問に『国を支えてくださっている層に報いるのに必要な財源』とかんなんとか答弁してくれたら、サーカスとしては完璧にいいと思う
>もちろん経済にも出生率にも悪影響なのでいよいよ移民を増やすしかなくなるのだが、、、
移民制限したい人たちが語るところによれば、見棄てられた感、だそうな。政府は自分たちを見てくれない、助けてくれない。
だから「それによって外国人が優遇されている」っていう言説に反応して憎悪が増幅されているそうな。
なるほどなー、そーだよねー
戦後の人権教育は一人ひとりが特別だって喧伝するのに、政府は自分が特別であるって実感できる人生のページを1枚たりとも誰も用意してくれないんだもんな。
すまない私は生まれてこのかた、ひっきりなしに自分は特別だからしょうがない、というノイズに悩まされているので共感はできないのだが。実家が金持ちでも名家でもないが、能力が歪に高かったり低かったりで楽しんだり、苦しんだりで生きてきた、すまんの。
さてさて、課題が「見棄てられた感」であればわりと解決しやすいのではないか、パンの問題だと喧伝されている話がサーカスであるというのは大きなヒント。
提案したいのは世帯年収1000万円以上の層への累進課税の極端な強化でございます。
税収が必要なわけじゃないのだ、年収1000万円で2億円の住宅ローン組んじゃった若い夫婦が破綻する姿を朝のワイドショーに流しまくるのが目的。
立憲民主党あたりが「累進課税によって破綻した家計をどーするんですか💢」とかの質問に「国を支えてくださっている層に報いるのに必要な財源」とかなんとか答弁してくれたら、サーカスとしては完璧にいいと思う
もちろん経済にも出生率にも悪影響なのでいよいよ移民を増やすしかなくなるのだが、、、
flowchartTD電気税["電気税"] -->自家発電促進["自家発電促進"] &道路維持財源確保["道路維持財源確保"] &EV移行促進["EV移行促進"]自家発電促進 --> 再エネ促進["再エネ促進"] &災害戦災耐性向上["災害戦災耐性向上"] 再エネ促進 -->エネルギー自給率向上["エネルギー自給率向上"] &地球温暖化抑制["地球温暖化抑制"]エネルギー自給率向上 -->電気代の低下電気代の低下 -->既存及び新規の産業を振興エネルギー自給率向上 --> 新たな電力需要に対応 新たな電力需要に対応 -->既存及び新規の産業を振興 新たな電力需要に対応 -->既存及び新規の産業を振興エネルギー自給率向上 -->災害戦災耐性向上道路維持財源確保 -->災害戦災耐性向上 &事故防止["事故防止"]事故防止 --> 人命保護["人命保護"] &経済損失回避["経済損失回避"] 人命保護 -->経済損失回避災害戦災耐性向上 -->経済損失回避 & 人命保護EV移行促進 -->地球温暖化抑制 &道路温度抑制["道路温度抑制"] &空気品質改善["空気品質改善"]地球温暖化抑制 -->経済損失回避 &健康促進["健康促進"]道路温度抑制 -->健康促進空気品質改善 -->健康促進健康促進 --> 人命保護 &経済損失回避 A["電気税の提案 2025-08-26 CC0 1.0"] A@{ shape:text} A:::title style A fill:transparent
円の価値が36%低下し、2021年の年収1000万円は現在の年収650万ほどの価値しか持たなくなった。
(税金に累進課税が適用されるので、手取りはもっと減っているだろう。)
働くのがバカバカしくなり、仮想通貨で暮らしていこうと思った。
仮想通貨なら多少の蓄えがある。
さらに仮想通貨は年々上昇していっているため、使った金額以上に資産が増えていることが期待できる。
倍とまではいかないまでも、軽く1.5倍はかかる。
国民健康保険は高くならざるを得ないのだ。
さらにもっとえげつないのが、社保は4~6月の収入から保険料が決まるが、
つまり、社保なら副業で得た利益や株式で設けた費用に関わらず、保険料が固定なのである。
国保であれば、前年の総所得で決まるので、売却益などの一時所得であれど保険料の増加につながってしまう。
国保の保険料は自治体によって異なるが、私のところでは40歳までは10.5%、40歳以降は13%ほどだ。
儲けたら儲けた分だけ10%近くの収入をかっさらっていく。これに所得税と住民税まで乗るのだからクソである。
国民年金は年収に依存せずに固定。月額1万7510円。年間にして21万ほどだ。
しかし、その翌年からは年収158万だか180万だか以上の年収であれば支払いが必要。
老後にもらえるかどうかも分からない、すでに破綻している国民年金などに払う金はなく、
滞納しようと思っていたのだが、どうやらそうもいかないらしい。
差し押さえがどうとか言われているが、問題なのは差し押さえではなく、信用の低下。
国民年金を滞納することで信用が低下して、クレジットカードが作れないなどの不便が発生するのが一番困る。
他にもどんな不便が発生するかも分からない。
残念ながら払わざるを得ない費用のようだ。
スーツ代とかの会社員特有の経費などに相当する控除であり、実際の経費に関わらず一律の控除となる。
その額なんと、最低55万円、最大で195万円だ。
年収300万ほどのサラリーマンでも100万ほどの給与所得控除がある。
当然、自営業、もとい仮想通貨で生きていく分にはこれは適用されない。
これは非常に大きい。
所得税、住民税の額が増えるのだから。(社保はもとから給与所得控除は適用されない。)
所得税が10%、住民税が10%でも20万円も税金が増える計算だ。
理由は、実は株式投資は所得税+住民税の金額が20%で固定なのだ。
所得税が20%固定なのではなく、住民税を含めた金額までが20%固定なのだ。
さらに固定であるだけでなく、源泉徴収ありの特定口座の場合は確定申告をする必要がない。
国保は確定申告した金額をもとに計算するため、株式の売却益は国保に関係しない。
つまり、仮想通貨なら所得税を仮に20%、住民税10%、国保10%の計40%を支払うところを、
株式投資なら所得税+住民税で20%、国保0%の計20%で済むというわけだ。
さらに源泉徴収ありの特定口座の場合なら、住民税非課税世帯などにカテゴライズされ、
仮想通貨は、株式にもなりきれず、サラリーマンにもなり切れない中途半端なやつなんだ。
あとは株式なら配当もあり、株式を売却しなくても利益が出ますしね。
簡単にシミュレーションしてみると、生活費に最安で年間200万ほどかかる。
昔なら年間200万あれば多少の贅沢もできたのだろうが、今では物価高のせいで最安で200万になってしまった。
安くなった際に買い増しできる現金と生活費を合わせたら、年間400万ほどの収入は欲しいところだ。
この主張にはいくつかの論理的な問題と経済学的な誤解が含まれています。
主な問題点:**
経済はゼロサムゲームではありません。富の創出は必ずしも他者から奪うことを意味せず、経済全体のパイを拡大することが可能です。例えば技術革新や生産性向上により、全体の富が増加することがあります。
「価値を生み出せていない」という前提も疑問です。低賃金労働者も社会に必要な価値を提供しており、市場価格が必ずしも社会的価値を正確に反映するとは限りません。清掃員や介護職員など、社会に不可欠な職種が低賃金である例は多数あります。
経済学的視点:**
最低賃金引上げや貧困対策の効果については経済学者間でも議論が分かれますが、適切な水準であれば経済全体にプラス効果をもたらす可能性があります。購買力向上による消費増加、労働者の健康・教育水準向上による生産性向上などが考えられます。
複雑な要因:**
貧困の原因は個人の努力不足だけでなく、教育機会の格差、地域経済の衰退、産業構造の変化、健康問題など多岐にわたります。これらの構造的要因を無視して個人責任のみに帰結するのは単純化しすぎでしょう。
国の競争力は単純な賃金水準だけでなく、教育水準、技術革新力、社会の安定性、インフラなど多面的な要素で決まります。適度な所得再分配は社会の安定と持続的成長に寄与する可能性があります。
Q.ピケティの主張も絡めて
ピケティの『21世紀の資本』の知見を踏まえると、この主張の問題はより明確になります。
ピケティの主要な発見:**
ピケティは長期的データ分析により、資本収益率(r)が経済成長率(g)を上回る傾向(r > g)を示しました。これは資本を持つ者の富が労働による富より速く増加することを意味し、格差が自動的に拡大する構造的メカニズムを明らかにしています。
元の主張への反駁:**
「努力した人間から奪う」という発想は、現実の富の蓄積メカニズムを見落としています。ピケティのデータが示すように、現代の富の格差拡大は主に資本所得の集中によるもので、必ずしも「努力」の差を反映していません。相続財産や既存資本からの収益が労働所得を大きく上回る現象が生じています。
「価値創出」概念の再検討:**
ピケティは金融業界などの高所得職種が必ずしも社会全体への価値創出に比例した報酬を得ているわけではないことも指摘しています。市場価格と社会的価値の乖離は現実に存在する問題です。
政策的含意:**
ピケティは累進課税や資本課税の重要性を論じています。これは「努力を罰する」ためではなく、資本主義の構造的な格差拡大メカニズムを是正し、機会の平等を保つためです。適切な再分配政策は、むしろ真の意味での「努力が報われる社会」を実現する可能性があります。
長期的視点:**
格差の極端な拡大は社会の不安定化を招き、最終的に経済成長を阻害する可能性があります。ピケティの歴史分析では、極端な格差は革命や戦争といった破壊的事象を招いてきました。適度な再分配は社会の持続可能性を高める投資と考えることができます。
このように、ピケティの分析は元の主張が前提とする「努力=報酬」の単純な図式や、再分配を純粋なゼロサムと捉える視点の限界を浮き彫りにしています。
結局、現政治家たちへの不満は今の政治が富裕層優遇、エリートの生活優遇って写ってるからでさ。
格差社会が気に入らないなら、共産党にでも票を入れればいいじゃんと思うんだけど、そこはなぜか頑なに拒否される。
「それはちょっと…」って顔される。いや、理由は何?って聞いても、たいてい言葉に詰まる。
一方で、社会に対しては「自分たちに有利な制度にしてくれ」って要求は山ほどある。
でもその制度が、今の格差を生み出してる根本、つまり富裕層優遇の構造とつながってることには目をつぶる。
金融所得課税を強化するとか、累進課税をもっときつくするとか、明確にお金を回す仕組みはいくつもあるのに、それには誰も乗ってこない。
代わりに「消費税を下げろ」が大声で叫ばれて、結果的に一番得するのは上の方の人たち。
自分も助かるからって言うけど、それ、相手の懐の分厚さと比較してる?
経済の話になると、「努力が報われる社会じゃないと」みたいなことを言い出す人がいて、そういう人に限って、そもそも報われた経験なんてない。
なぜか年収400万の人が年収4000万の人の味方をして、「下のやつらがずるしてる」とか言い出す。
競争、自己責任、自由市場。どれも聞こえはいいけど、実際には体力勝負の殴り合いで、持ってるやつが勝つに決まってる。
本当におかしいのは、そういう構造を支えてる政治なのに、それを変えようとする政党には「極端すぎる」とか「怖い」とか言って敬遠する。
でもその一方で、「今の日本はあの勢力に支配されてる」なんて主張する政党には、なぜか感情的に共感が集まってたりする。
それ、ほんとに笑えないんだよ。
「目覚めてる自分たちだけが真実を知ってる」みたいな顔してるけど、実際には税制も、経済政策も、格差是正も何も変わらないまま。
得してるのは、結局いつもの“あの人たち”なんだよな。
で、皮肉なことに――
「あの勢力」に支配されてるって言ってる人たちを支持してる人たちが、
75%時代(1974~1983/左側)と、現在(2015~/右側)の所得税率を並べるとこうなります。
| 所得 | 税率 | 所得 | 税率 |
|---|---|---|---|
| 0万超 / 60万 以下 | 10% | 0万以上 / 195万未満 | 5% |
| 60万超 /120万 以下 | 12% | ||
| 120万超 / 180万 以下 | 14% | ||
| 180万超 /240万 以下 | 16% | ||
| 195万 以上 /330万 未満 | 10% | ||
| 240万超 / 300万 以下 | 18% | ||
| 300万超 / 400万 以下 | 21% | ||
| 330万以上 / 695万 未満 | 20% | ||
| 400万超 / 500万 以下 | 24% | ||
| 500万超 / 600万 以下 | 27% | ||
| 600万超 / 700万 以下 | 30% | ||
| 695万 以上 / 900万 未満 | 23% | ||
| 700万超 / 800万 以下 | 34% | ||
| 800万超 /1000万 以下 | 38% | ||
| 900万以上 / 1800万未満 | 33% | ||
| 1000万超 /1200万以下 | 42% | ||
| 1200万超 / 1500万以下 | 46% | ||
| 1500万超 /2000万以下 | 50% | ||
| 1800万以上 / 4000万未満 | 40% | ||
| 2000万超 / 3000万以下 | 55% | ||
| 3000万超 / 4000万以下 | 60% | ||
| 4000万超 / 6000万以下 | 65% | 4000万以上 | 45% |
| 6000万超 /8000万以下 | 70% | ||
| 8000万超 | 75% |
例えば0~60万なら2倍とポイント差は小さく見えても影響は大きい筈です。
累進課税+控除があるので実際の税率は低くなりますが、それらの恩恵は高所得であるほど大きく低所得であるほど小さくなります。
税率のソース
搾取されてるかどうかは個人差あるって話してるでしょおじいちゃん
搾取されてるって思うなら、これこれこうで困ってます。こうしたらよりよくなりますよ。って搾取されてると思う側がみんなを説得するのが当たり前の話でしょ
累進課税はお金持ちがお金を一杯払うから搾取されてる?定額以外は一緒だよね?定額にするにはどうすれば社会構造を成り立たせられるの?
支出を減らすの?どれを?
累進課税の正当化根拠とかどうでもいいけど、数は少なかろうが金という力を持っているのに累進課税になっているってことは
2.金の力だけでは変えられないナニカが働いている