
はてなキーワード:紆余曲折とは
あの時はまだ実家住みで25歳、初めてできた彼女が27歳の女性だった。
友達紹介で知り合ったが、社内でも憧れの人だったらしい
初めて付き合ったのがその女性だったので、ぞっこんになった。その時はまだ処女厨だったので
なにより年上だったのが嫌だった。
女性は老けるのが早い。夜になってそういう行為をすると、スカートで隠された腹(サックス中はめっちゃ体逸らして誤魔化す)
セックスが疲れると、ふとした顔が40歳のオバサンに見えた。その時はセックス中は女はみんなブスになるというのを知らなかったというのもあるが。
「この人と結婚するのかぁ、いやだなぁ」と思ってた矢先、振られた。
女々しい上に年下だったかららしい。
その後紆余曲折あって、6歳下の女性と付き合いもうすぐ結婚しようとしてる。
あばだもエクボというが、自分は逆らしい。あんなに好きだった顔も、今では欠点ばかり目につく。
それでも深く愛しているし、嫌だなぁと思うことはない。昔と変わらないが、いろんな女性を見たからこそその意味は大きく違う。
あの時別れてよかったと思いつつ、今ではこの子しかないと思っている。
これから先、仮にこの子と別れて他の子と知り合っても、同じように思うのかなぁと不安になる。
【追記】
映画の感想とは関係ないんだけど、SiSメンバーが移籍したGANG PARADEは当時、すでにブレイクしていたBiSHと伝説的アイドルBiSの二期の下の下という扱いで、映画内のSiSメンバー加入後の合同ライブでも「一番下っ端だから最初に出てきた」と語られている。しかしその後に「この順位絶対にひっくり返す」と叫んでライブが始まる。
その後、BiS2期は結局あんまりハネることもなくひっそりと解散。
BiSHは大ブレイクの最中に解散が発表され、2023年に解散。
2025年、GANG PARADEは紆余曲折ありつつも活動中であり最終的に、全部ひっくり返した。
SiS加入組も2024年までは全員揃っており仰ぎ見るしかできなかったBiSHの最後を見送り
その後1人が卒業(そして人気Youtuberのみのミュージックのみのと結婚)、
悩んだ末、繰り返し読みたいかなと思い電子書籍で購入した。が、やや後悔している。
表示のされ方が思ってたのと違った(1画面?に1ページ出るタイプ。普通の漫画なら普通なんだけど四コマ漫画なので、あとリアタイの時はちがったじゃん、紆余曲折あったけども)のと、誰かとシェアしにくい。ギリ子、誰かに読ませたくなる。
あとふつうに好きだと再度確信した。本で持っていたいなーと思った。令和を生きる若者達はこういう感覚ないんかね?
前に和山やまの漫画をそれこそはてブで知って面白!と思って電子書籍で購入したけどそれでは収まりがつかず結局ダブる形で本も買った。
本って、なんか本物な気がしてしまうんよね。
でも本だけだと気軽に読めない。現在ふつうの軽音部は本のみに絞っているが、新刊が出た時くらいしかがっつり読めないし、はてブのコメントもネタバレしたくないから読めないし、なんか楽しさを削ってしまってるな〜という気もする。ふつうの軽音部は面白すぎてちゃんと本で読みたい!と思ってしまったのだけれど、それが少し仇になってはいる。
政治家はなぜあんなにステマ行為が嫌われて叩かれるか本気でわからないんだろうな
でもインターネット上ではそれは単に支持の水増し以上のヘイトを買うよ
例えて言えば演説のサクラが一人一人聴衆に話しかけてるようなものだから
演説の現場で聴衆や通行人に話しかけて許されるのはスタッフだってわかる人でしょ
サクラが通行人引き止めたりして熱烈に支持を訴えたらドン引きか、しつこければ警備員飛んでくるでしょ
演説と違ってネット空間のテキストは読んでる人間に直接向けられてるから
ニコニコのコメントってのは視聴者の端末に直接表示されるテキストだからね
動画のコメントってのは意見は違っても製作者側じゃない人間がしてないとおかしなことになる
そこに意図を持った人間が入り込むと空気が壊れるし、その動画自体の信用や価値を毀損するのよ
コメントを工作された動画ってのはそれだけで動画自体が視聴に値しないゴミになるわけ
さらにネット動画とステマってのはかなりシビアな目線が視聴者から向けられてる
電波を独占してるテレビと違って視聴者を騙そうとしたチャンネルなんて視聴者がいなくなってすぐ終わりだから
動画作成側も商品レビューなんかガチか提供案件(PR)かはしっかり表示する流れになってる
PRだとしても良いところを良いと言うのは問題がないわけだし、悪いところがあったら他の人が言及してる別の動画がすぐサジェストされたりする
この20年くらいで紆余曲折経て今のネット空間におけるこういう言語化しづらい共通認識ってのがやっと成り立ってるのを
ずっと無視してオールドメディアとベッタリでやってきた自民党の人にはステマの何が問題って全然ピンとこないんだろうね
もう進次郎を選んで自滅するといいよ
もう10年前のゲームだしHerStoryの核心的なネタバレも含めた思い出語りをするよ
一応10行あけるよ
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HerStoryは、空欄に自由に単語を入力し、ワード検索で出てきたショート動画を眺め、時系列に並べ直して事件の真相を解くゲームだ
ある男性の失踪事件について、男性の妻から複数回にわたって事情聴取している時の動画という設定で、実写だ
日本語にも対応しており、妻や取調官が会話の中で気になるワードを言ったらそのワードを入力することで、同じワードが出てくる別の動画を発掘できる
このゲーム制作者Sam Barlowは今作で大絶賛された後に、似たような「大量のショート動画を探すことで真相がわかる」という造りのゲームを発表している
2作目は役者が増えてリッチになったもののストーリー面で1作目より評価が悪く、しかし3作目で再評価された感じ
名作とされるHerStoryなのだが、見方が悪いせいで楽しめなかった
核心部分のネタバレをすると、この動画に出てくる「妻」は実は二人いる
双子の姉妹が一人二役で夫の死を隠蔽しようと入れ代わり立ち代わり事情聴取を受けているのである
妻ではない「片割れ」の方は生まれてすぐに死産と偽られ実両親から引き離れ、戸籍すらも持たない身
紆余曲折あって夫を共有していたが、妻が衝動的に夫を殺してしまい、片割れの方が夫の子供を妊娠しているため、その子を守るために姉妹は共謀して事件を隠蔽しようとしていた
姉妹の役者は一人の女優がやっており、「全く同じ顔の二人だが微妙に違う部分もある」という部分を見事に演じきっていた
だが演じすぎていたとも言えるのかもしれない
増田は「演技の違い」に敏感に気づきすぎていたため、最初の方から「二人の女性が容疑者なんだ」「外人の顔ってよくわからんが似てる気がする」「この二人って双子ってことかなー」と思ってしまっていた
2025年6月28日まで「卒業できていないことは知らなかった」という方のプロフィールをWebアーカイブで確認したところ、「卒業した」という記載なし。
田久保 眞紀
たくぼ まき
東洋大学法学部経営法学科へ進んだ後、自由闊達な道を紆余曲折するも、ふとしたキッカケでイベント業の広告代理店に入社。
その後はフリーランスに転身。
2010年伊東へUターン。カフェを開業。2017年頃から伊豆高原・八幡野地区に計画が持ち上がった大規模太陽光発電所(メガソーラー)の反対運動に参加。
田久保 眞紀
たくぼ まき
東洋大学法学部経営法学科へ進んだ後、東京で広告や企画営業の仕事を経て
この手のグロテスクなゲームってたまに見かけるけど需要はあるんだろうねえ。
一部の特殊性癖の人には刺さるのだろう。
思えば、かつて、プリンセスメーカから始まった育成ゲームが、調教SLGとなり、
純愛恋愛エロゲを押しのけてランキング1位になり、そこから鬼畜ゲーの時代になったかと思えば、
泣きゲーの時代になり、そして異種出産の凌辱ゲーになりと、紆余曲折ありながら進歩していると思う。
他にも同人作品を見れば女の子を殴り続けるリョナゲーだったり、モンスターを孕ませてパーティーを強化するSRPGだったりと、女の子の手足切り落としてロボとして改造して敵と戦うゲームだったりと、いろいろ奇抜なゲームはたくさんあるわけよ。
で、こういうゲームはレーティングさえしっかりやっていればいいんじゃないのと思う。
これはこういう内容のゲームであり、成人しか買えないということを明示した上で、やればいいんじゃないんですか。
それが嫌いな人は買わなければいいし、見ないでも済むでしょう。
一方で、それが好きな人は買って楽しめばいいと思う。
実在する人を傷つけているわけじゃないんだし、個人の自由だと思う。
それに、他人が楽しんでいるのを邪魔するのは野暮というものだろう。
ホラーじゃないといいながら、実はホラーに近いゲームみたいに、レーティングを偽るのは最悪だと思っているので、
ちゃんと明示してフェアにやってほしいところですね。
ユーザに驚きを与えたいのだろうけど、ホラー要素があるならホラーと買いてほしいし、虫とかでるならそれも明示してほしい。
それともし、あなたが主張するように、人の尊厳を破壊するゲームが人間に悪影響がある主張するならば、疫学的な有害性を証明するデータを添付するべきだと思う。
今のところ、そういうデータはないわけで、別に規制する必要があるとは思えないです。
レーティングをちゃんとやって隔離し好きな人はそれを楽しみ、嫌いな人はみなければいいというのが丁度いい落としどころだと思ってます。
引用元:第27回参議院議員通常選挙の候補者に向けて実施した表現の自由についてのアンケート結果
設問1-a:
A(2)/B(22)/C(3)
設問2-a:
A(4)/B(2)/C(3)/D(5)/E(4)/F(4)/G(3)/H(19)
設問1-aの回答で、Bの数が全政党でも最多です。そしてAはわずかに2名。正直なところ驚きましたし、ほぼ全員が回答している点も含め、ケチのつけようが……あ、設問1-bと2-bの回答で、共産に負けず劣らずテンプレが多めです。その内容も「未成年への悪影響を考慮し自主規制せよ」と、微妙な感が。
設問2-aの回答もH(制限しているものはない)が最多ですし、もしかして、自身で考えて回答している候補者が少ない?
設問1-a:
A(5)/B(12)/C(5)
設問2-a:
設問1-aの回答で、Bの割合が半数を超えています。一方で、回答者は候補者の半数未満なのが難点。
設問1-a:
A(1)/B(5)/C(10)
設問2-a:
A(4)/B(4)/C(4)/D(6)/E(6)/F(3)/G(3)/H(0)
設問1-aの回答で、Bと回答した5名のうち3名が比例区の候補であることに加え、Aと回答した候補が比例にはいません。表現規制を懸念しながら保守政党への投票には抵抗がある方にとって、有力な比例区での投票先の一つといえるかもしれません。
設問1-a:
A(2)/B(8)/C(3)
設問2-a:
A(4)/B(6)/C(5)/D(8)/E(5)/F(0)/G(7)/H(1)
設問1-aの回答で、Aが少ない一方Bは多く、回答率も申し分ありません。維新と似ていますが、維新と異なり、テンプレは多用していません。ちなみに回答者は一人を除き30代、その一人も40代です。
設問1-a:
A(2)/B(0)/C(10)
設問2-a:
A(1)/B(0)/C(0)/D(0)/E(1)/F(0)/G(0)/H(4)
政党要件満たしている政党で、唯一設問1-aの回答でBを選んだ方がいません。回答者も候補者の半数。
組織票頼みの政党らしいといえばらしいですが、設問2-aの回答では選択自体少ない点も合わせると、やる気のなさが伝わってきます。
設問1-a:
A(2)/B(3)/C(5)
設問2-a:
A(2)/B(1)/C(1)/D(5)/E(2)/F(1)/G(2)/H(4)
候補者が全員回答しています。設問1-aの回答の割合は、れいわと似ています。こうしてみると左右の違いよりも、支持者が高齢に偏っていそうな政党ほど、規制に前向きな候補が多い傾向があるようにも思えます。
設問1-a:
A(6)/B(1)/C(3)
設問2-a:
A(2)/B(1)/C(1)/D(8)/E(2)/F(3)/G(1)/H(1)
全員回答その2。無所属ではなく、「無所属連合」という政治団体です。ここでは詳しく触れませんが、医療に関する様々な発言が話題にもなった、内海聡氏が代表を努めています。
公式サイトのトップページで「自由を侵害するあらゆる強制の排除」を謳っていて党是らしいのですが、設問1-aの回答はAが最多。「あらゆる」には例外があるようです。
設問1-a:
A(3)/B(3)/C(2)
設問2-a:
A(2)/B(0)/C(0)/D(0)/E(1)/F(1)/G(1)/H(2)
設問1-aの回答でBは3名なのですが、Cを選択している大椿ゆうこ氏の設問1-bの回答を見ると、むしろBに近いといえる内容でした。
設問2-aの回答は、Dこそ0名ですが、Gを選んでいる方が1名います。
設問1-a:
A(0)/B(0)/C(4)
設問2-a:
A(0)/B(0)/C(0)/D(2)/E(0)/F(0)/G(1)/H(0)
参政党から分裂して誕生した政党です。公約をざっと確認したのですが、参政党との違いがわかりませんでした。
設問1-a:
A(0)/B(4)/C(0)
設問2-a:
A(0)/B(2)/C(2)/D(3)/E(1)/F(0)/G(4)/H(0)
NHK党を離党した方が紆余曲折を経て設立した、右派色の強い政治団体です。設問1-aの回答で、全員がBなのは評価したいです。代表の影響でしょうか。
設問1-a:
A(1)/B(1)/C(1)
設問2-a:
A(0)/B(0)/C(0)/D(2)/E(0)/F(1)/G(0)/H(0)
設問1-aの回答でBは1名ですが、その方の設問1-bの回答を見ると、規制反対とみなすには心もとない内容でした。
設問1-a:
A(1)/B(0)/C(0)
設問2-a:
A(0)/B(0)/C(0)/D(0)/E(0)/F(0)/G(0)/H(1)
設問1-a:
A(0)/B(1)/C(0)
設問2-a:
A(0)/B(1)/C(1)/D(1)/E(1)/F(0)/G(1)/H(0)
設問1-a:
A(0)/B(0)/C(1)
設問2-a:
A(0)/B(0)/C(1)/D(1)/E(0)/F(0)/G(1)/H(0)
設問1-a:
A(1)/B(0)/C(0)
設問2-a:
A(0)/B(0)/C(0)/D(0)/E(0)/F(0)/G(0)/H(1)
設問1-a:
A(1)/B(0)/C(0)
設問2-a:
A(0)/B(0)/C(0)/D(1)/E(0)/F(0)/G(1)/H(0)
設問1-a:
A(7)/B(5)/C(8)
設問2-a:
A(3)/B(1)/C(1)/D(5)/E(6)/F(2)/G(3)/H(3)
あらためて何も知らないなあと思った。衆院の比例代表と参院の比例代表は何が違うのか?それぞれ党はどのような戦略で候補者を立てるのか?というわけでGeminiに色々教えてもらいながらまとめた。東京都在住なので東京都での数字だと肌感で理解しやすいので、東京都をベースにまとめてみた。
| 選挙 | 選挙区数 | 議席数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 衆議院小選挙区 | 東京30(全国289) | 東京30(全国289) | ドブ板選挙 |
| 衆議院比例代表 | 東京1(全国11) | 東京19(全国176) | 小選挙区救済・少数政党 |
| 参議院選挙区 | 東京1(全国45) | 東京6(全国74)[改選毎] | 都道府県知名度 |
| 参議院比例代表 | (全国1区のみ) | (全国50)[改選毎] | 全国知名度 |
さて、こうやって表にしてもよく分からない。
まずは比例代表は特殊ルールという点を理解することが糸口になる。そもそも1993年からの選挙改革によって紆余曲折を経て比例代表制が導入されたわけで、それまでは選挙区による選挙だけだった。比例代表とは?については後述するので、まずは選挙区による選挙を比べてみよう。すると、衆議院小選挙区、参議院選挙区に注目することになる。比較対象として東京都議会もみてみよう。
| 選挙 | 選挙区数 | 議席数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 衆議院小選挙区 | 東京30(全国289) | 東京30(全国289) | ドブ板選挙 |
| 参議院選挙区 | 東京1(全国45) | 東京6(全国74)[改選毎] | 都道府県知名度 |
ここで際立つのが参議院選挙区の特殊性である。衆議院や東京都議会は東京を30-40エリアに分割してその狭いエリアでの選挙戦が繰り広げられるのに対し、参議院は東京丸ごとがフィールドとなる。ご存知だろうが東京は広い。一番密集しているであろう東京でこれなので、それ以外の地方では当然さらに広い。告示から選挙までの期間は、参議院では17日間である(衆議院は12日間)。つまり約2週間しかない。この期間に東京都の全有権者に対して顔を見せてアピールするのはほぼ不可能である。つまりあらかじめ名前が有権者に浸透しているか、他の代替戦略が必要になる(後述)。一方衆院選は12日間と期間は短いものの、東京が30の選挙区に分割されているため、選挙活動をしなければ行けない面積はかなり狭い。最も狭い東京26区では11km^2しかない。歩きでも一日で一周できる。
なお、衆議院小選挙区と東京都議会のエリア分けは、小選挙区が30、東京都議会が42と微妙に異なる。これは衆議院小選挙区はなるべく小選挙区ごとの有権者数を等しくするように分割しているのに対し、東京都議会の選挙区は行政単位、つまり市区町村の境界に一致させているためである。しかし衆議院小選挙区と東京都議会の本質的な違いは境界線ではない。最も重要なのは当選者数である。小選挙区では必ず一人しか当選しないのに対し、東京都議会の選挙区では住民の人数に合わせて複数名が当選することがある。例えば世田谷区は東京都議会に8つの議席を持つ。一方衆議院小選挙区では区民の多さから東京5区と6区に概ね分割され、当選者数はそれぞれで1名ずつである。
では改めて衆議院小選挙区と参議院選挙区の比較に戻ろう。まずはエリアの広さと当選人数の違いで、先ほど確認したように衆議院小選挙区は狭いエリアで一人だけが選ばれるバトルロワイヤルが繰り広げられるのに対し、参議院選挙区は東京全土を対象として6個の議席が争われる。ちなみに「小」選挙区の「小」とは”当選人数が一人に限定される”ことを意味する。つまり選挙区の広さそのものではなく当選人数によって定められる言葉であることに注意が必要である。
もう一つの違いとして重要なのが選挙のサイクルである。衆議院は4年の任期、参議院は6年の任期と定められている。しかし衆議院では内閣総理大臣による解散総選挙というイベントが任期を満了する前にほぼ必発するため、実際の衆議院の任期は平均2年9ヶ月に過ぎない(Gemini調べ)。つまり衆議院は参議院の2倍以上のスピード感で選挙が行われる。3年おきに選挙カーが駆け回り名前を連呼し、選挙区の狭さも相まって駅前で見かける機会も少なくないため、有権者に顔が刷り込まれやすい。よって衆議院小選挙区で勝つのに必要なのはドブ板選挙である。汗を流して街頭に立ち、地道に顔の見える距離でアピールする。また地元の名士や二世議員、三世議員も強い。都市部では住民の入れ替わりもそれなりに激しいものの、親の世代から名前を知っているとなんとなく親近感も湧くというものである。
一方で参議院選挙区で勝つのは一筋縄ではいかない。東京都全体を2週間でドブ板選挙できるわけがない。よく言われるのはスポーツ選手やタレント、文化人などからの転身が有利ということだ。実際に今回の東京都参院選でもちらほらみかける。衆議院小選挙区と違ってトップ当選する必要はないため、ある程度の集票が見込めればよい。あとは強い政治的メッセージである。直接顔を合わせなくとも強いイデオロギー、政党のカラーによって投票する組織票を固めれば当選の目が見えてくる。従来は医師会、労働組合、農協、宗教団体といった組織票が強いと言われていた。最近は既存の組織力が弱まる一方でSNSを用いたイデオロギーによる集票が目立ちはじめているように思う。
以前より衆議院は民意をより反映し、参議院は良識の府と言われ長期的な視点から国政に意見するとされてきた。たしかに衆議院の小選挙区は最も住民に密着している。ただそれが国政への民意を反映しているかというと微妙なところである。顔が見える相手というのはえてして好感度で決まりやすい。インターネットで批判が集まるような思想をもった政治家が地元では強いという話もよく聞く。とはいえ参議院はどうか。従来参議院選挙で強いといわれる組織票とは、つまり既存の組織を反映した候補を国会に送り込む。これは既得権益維持・現状維持の方向にバイアスがかかりやすいだろう。イデオロギーよりも実利を優先すること、拙速な改革を好まないという点では良識の府と言われる所以も理解できるところである。ただ現実の選挙としてそれが機能しているかについては、自分は政治の現実を知らないのでコメントができない。
| 選挙 | 選挙区数 | 議席数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 衆議院小選挙区 | 東京30(全国289) | 東京30(全国289) | ドブ板選挙 |
| 衆議院比例代表 | 東京1(全国11) | 東京19(全国176) | 小選挙区救済・少数政党 |
| 参議院選挙区 | 東京1(全国45) | 東京6(全国74)[改選毎] | 都道府県知名度 |
| 参議院比例代表 | (全国1区のみ) | (全国50)[改選毎] | 全国知名度 |
残るのが衆議院比例代表と参議院比例代表である。まずは衆議院比例代表についてみてみる。実はこの衆議院比例代表は党によって戦略が大きく分かれるところである。具体的にいうと以下の2種類である。
| ①小選挙区を主要戦場と位置づけて、比例代表は小選挙区の救済(比例復活)と割り切る |
| ②比例単独候補を手厚くしつつ、小選挙区も取れるところを狙いにいく |
この2つの戦略の意味を理解するには比例単独というオプションを理解する必要がある。衆議院比例代表は、比例にだけ立候補する比例単独と、小選挙区との重複立候補の2種類の立候補が認められている。比例単独だと厳しいバトルロワイヤルである小選挙区を避けた上で、政策・イデオロギーを広く有権者に訴えることで当選を狙う。また衆議院比例は政党名でしか投票できないため、極端な話を言うと候補者が無名でも問題ない。
①の戦略は自民党の基本戦術であり、横綱相撲と言えるだろう。比例単独は2,3人しか設定していない。また旧民主党もこの戦略をとっていた。
②の戦略は基本的に野党がとる。立憲民主党や共産党、あとは公明党などは30−40程度を比例単独に擁立している。また新興政党は代表の知名度を活かして比例票を集め、比例単独を少しでも多く当選させることを目指す。面白いのは日本維新の会で、2017年の選挙までは40人程度を比例単独に擁立していたが、2021年以後は一定の力がついたと考えたのか、比例単独は5人、2人と減らしている。
また旧民主党から立憲民主党への比例単独の推移をみると興味深い。2009年、歴史的な政権交代劇となった衆議院選挙では比例単独を0人にして、小選挙区で300人以上の候補者を擁立した。つまり全エネルギーを小選挙区に注ぎ込み、自民党を打倒するという極めて攻撃的な戦略であり、歴史的な圧勝につながった。しかしその次の2012年も同様の戦略で望んだが、結果として歴史的な大敗につながった。これは政権与党としての引くわけにはいかないというアピールでもあったが、現在の立憲民主党のように比例単独をもっと多く擁立していれば、もう少し議席を残せたかもしれない。
ところで比例復活とは何か。小選挙区はバトルロワイヤルであるため思わぬ事故も起こりやすい。長年貢献してきた重鎮が事故的に落選することが起こり得る。またエリアごとの勝者総取りになるためマイノリティ政党の当選が難しくなることも懸念された(2位以降が全て死票となる)。そこで導入されたのが衆議院比例代表である。詳しい方法を知りたい人はドント式の項目を読んでもらいたいが、要するに2位以下の人でも1位当選者との票差がわずかであれば、比例で復活できる可能性を残すシステムである。
では参議院比例代表制はどのような選挙か。この比例代表は日本全体を一つの選挙区とする、かなり特殊な選挙である。国民投票みたいなものである。ここでものを言うのは圧倒的な知名度か、組織票である。参議院選挙区制が都大会なら、参議院比例代表は全国大会である。参議院比例代表のもう一つの特徴と複雑さを生むのが、「政党名と個人名のどちらを書いて投票してもよい」というルールだ。選挙公報では「比例はA党とお書きください」と書いている政党もあれば、「比例はB党もしくは候補者名をお書きください」と書いている政党もある。もし同じ政党内で比例にも自分の名前を書くようにアピールする候補者と、あくまで比例には政党名を書くようにとアピールする候補者が混在すると、自分の名前を書くよう求める候補者が順位の点では有利になる。一方党としての戦略としては、党名をアピールしたほうが今後につながるし、党全体の知名度アップも見込める。政党名を書いて投票することで、今後別の候補が比例代表で出馬したとしても、その票が維持されることが期待できるわけだ。
今回の選挙公報をみてみると、自民党や立憲民主党などは「政党名もしくは候補者名」としている。一方共産党や参政党は「政党名」と書いている。イデオロギーによる投票を期待する弱小寄りの政党は、政党名での投票を求める傾向があるのかもしれない。ところで日本保守党は「候補者名もしくは保守党」と順序が逆転している。これは日本保守党の比例代表候補が知名度が高い有名人がラインナップしているためだろう。
| 選挙 | 書ける名前 | 名簿 | 小選挙区との重複 | 特定枠 |
|---|---|---|---|---|
| 衆議院比例代表 | 政党名のみ | 拘束名簿 | 重複可(比例復活あり) | なし(ただし名簿1位に比例単独候補を載せることが実質的に特定枠として機能) |
| 参議院比例代表 | 政党名もしくは候補者名 | 非拘束名簿 | 重複不可(比例復活なし) | あり |
詳細はドント式の項目で解説するが、拘束名簿とは選挙前に名簿(当選する順序)を提出しておくことで、非拘束名簿は順序を決めておかないということ。当然ながら非拘束名簿でも比例代表に出馬するかどうかは事前に決まっており(当たり前である)、事前に設定しないのは順序である。重複可か不可かは、(小)選挙区と重複して立候補することができるかということ。バトルロワイヤルである衆議院小選挙区とちがい、参議院選挙区は複数名が当選するので、比例復活もない。
比例代表は(小)選挙区のように、わかりやすく候補者が獲得した票数で政党関係なしに当選が決まるわけではない。それを決めるのがドント式である。参議院と衆議院は両方とも比例代表はドント式である。
具体的には以下のような流れに従って各政党に議席が配分され、政党内で議席に候補者を割り当てる。
| ①各政党に議席配分 |
|---|
| ①-1 各党の総得票数を計算 /参議院比例:政党名+候補者名を合算 |
| ①-2 総得票数を1、2、3と整数で割る |
| ①-3 得られた計算結果を、政党関係なしに比べ、高い順から各政党に議席を配分する |
| ②政党内で議席に当選者を当てはめる |
| ②-1 いれば1位や2位の比例単独が当選する(いなければ②-2へ) /参議院比例:特定枠が当選する |
| ②-2小選挙区の重複候補が惜敗率に応じて当選 /参議院比例:候補者名が書かれた獲得票数に応じて順番に候補者が当選 |
さて、実際にどのように名簿が書かれ当選するかみてみよう。まずは衆議院比例代表。
| 衆議院比例 | |
| 1位 | Aさん(比例代表単独) |
| 2位 | Bさん(小選挙区重複) |
| 〃 | Cさん(小選挙区重複) |
| 〃 | Dさん(小選挙区重複) |
| 〃 | (以下ずらっと小選挙区候補者名が並ぶ) |
| 28位 | Xさん(比例代表単独) |
ここでAさんはよほどの弱小政党でなければ必ず当選する。小選挙区には出てないので、政党が用意した特別枠である。そして2位にずらっと比例復活を狙った小選挙区候補者が並ぶ。ただし比例復活が批判される場合もあり(裏金問題などで批判され「Permalink |記事への反応(0) | 17:48
結論:血の繋がりこそが全て
いやーー、終わり悪ければ全て悪しの典型みたいな映画だったわ、『国宝』。
最後の最後に出て来たある登場人物のおかげで、それまでの内容が全部吹っ飛んで、映画の印象が最悪になった。
役者の演技や舞台美術、音楽がどんなに素晴らしかろうとも全てが台無し。上等なワインに泥水をぶち込むが如き存在だった。
この映画の主人公はとにかく、歌舞伎役者として成功するに値する血統がない事に苦しめられ続ける。
主人公はヤクザの組長の息子で、家が襲撃されて父が死んだ時に助けてくれた有名歌舞伎役者に引き取られる。
その家には歌舞伎役者の実子として主人公と同い年のボンボンがいた。
そのボンボンは憎めない所もあるもの、稽古をサボっていたり、その割に父が怪我でその代役に抜擢された主人公の演技の素晴らしさに打ちのめされて主人公の彼女と駆け落ちし失踪したりと、とにかく迷惑野郎。
主人公はボンボンの失踪後に師匠の歌舞伎役者を支え、名前を貰うまでになるが、師匠が舞台上で倒れて最期に呼んだのは実の息子の名前。
父の死後にボンボンが帰って来て、主人公から居場所を奪う。主人公はヤクザの生まれである事や舞妓との間に考えを作った事実を週刊誌で報道されて落ちぶれる。
紆余曲折あった末にボンボンとも和解し、そんなボンボンの死から16年。主人公は結婚もせず芸に邁進し、遂には人間国宝に選ばれ、取材を受ける。
主人公を取材する写真家は、主人公が舞妓との間に生ませた実の娘だった。この娘の存在がとにかく最悪。
主人公に恨み言を吐くところで終わっておけばいいものを、舞台の上の主人公を称賛し、人間国宝選出を祝う言葉をかける。それから主人公は舞台に上がり、師匠がかつて得意とした演目を演じる。
結局のところ、歌舞伎役者としての舞台への情熱や演技にかける狂気なんてどうでもよくて、女と交尾して子供を作っておけばいいよというオチでした!!マジでクソだな!
この娘の台詞が主人公を恨むもので終わっていたら、映画の印象は全然違うものになっていただろうに。全てを失い肉親からも恨まれてもそれでも舞台に立つというオチならば、緩急が聞いて素晴らしいオチだった筈だ。本当に勿体無い。
ていうかこの映画、出て来る女性陣が軒並カスなんだよね。実子に後を継がせる事に執着する歌舞伎役者の妻や、主人公を裏切りボンボンと駆け落ちする主人公の彼女、主人公と駆け落ちしたが途中で見捨てる金持ちのお嬢様、2号さんでもいいという安易な考えで婚外子を産む舞妓、そんな母を恨まず父だけを恨む主人公の娘。原作者のミソジニーが強いのか、歌舞伎という題材だと自然とそうなるのか。
何度も措置入院を繰り返し、紆余曲折を経て、いま彼女は幸せだと言う。
週5でフルで通っているB型作業所では宿泊レクレーションもあり、今度3泊の旅行に行くんだとか。
知らなかったのだが、宿泊行事などの費用はすべて事業者負担であるらしい。つまり無料である。
そんな環境でも、たまに家族は「私は搾取されている」と言うらしい。自分の頑張りが工賃に反映されないことへの憤り。かといって、A型ではやっていけないからB型に5年以上も通所しているのだ。
肝心なことは、あれだけ死にたい死にたいと喚き、自殺未遂を起こし、社会のどこにも居場所がなかった彼女の居場所ができたこと。いま幸せだと感じられていること。
週1で一人暮らしの家族を訪問してくれている訪問看護の看護師さんのように、家族や主治医以外に味方となってくれる第三者の存在も大きい。
生活保護、自立支援、障害年金、B型作業所、訪問看護、都営住宅、精神科病院……受けられる社会的資源を目一杯使って、たしかに人生が良い方向へと変わった統合失調症患者がいる。
高校に入る頃「不登校って損してんな」と気付いて真面目に通うようになった。
大学行って就職して家を出て…数年経って実家に行った時、〇〇君って覚えてる?と親から聞かれた。
知らん。誰それ。
どうやら小6の時のクラスメイトらしい。へー。全然覚えてねぇや。
親が言うにはこの前スーパーで〇〇君の親に会ったそうだ(向こうから話しかけてきた)。曰くお礼を言われたと。
〇〇君は非常に頭が良かったらしく、県内でもトップクラスの高校に進学したらしい。しかし同じく粒揃いのクラスメイト達との切磋琢磨について行けず、一時期不登校だったそうだ。そんな中たまたま近所の本屋で立ち読みしている自分を見かけて「あいつ小学校のころ不登校だったやつじゃん」と気付いたそうだ。「こいつ楽しそうだな」「俺も大丈夫かも」と勇気づけられ、紆余曲折あったものの無事に就職を果たし、この春から一人暮らしをするとの事だった。
その話聞いてて一瞬「馬鹿にされてる…?」と思ったものの、ありがとうございますってお礼言われちゃった〜!良い話だよね〜!と親は呑気なものだった(うちの親は子供が不登校なのを申し訳なく思っており、積極的にPTAに参加していたのでその時顔を覚えられていたらしい)。
なんかよくわからんけど、元気になったらよかった。