
はてなキーワード:社員証とは
当該noteはこれです
https://note.com/hanamiya_note/n/n5e0aabfdf4e3?sub_rt=share_sb
これを読んで最初に思ったのは、「わかるーーー」という一言でした。
私はとある工業単科大学の情報系学生なので、同じ気持ちによくなります
(noteの方は京都大学らしいので全然違うかも、悪しからず。優秀だ)
あと、なんか説教くさくなっちゃったんですが、なんか自分もそういう時期あったのでその時の自分に伝える感じで書いたらこうなっちゃいました。
癪に触ったら、ごめんなさい。こういう考えもあるよってだけなので、なんやこの根暗インキャはと一蹴していただいても構いません。
率直に言って、最近のweb業界で何か成果を残すって本当にハードルが高い。AIも出てきて、文系にまでITが広がった結果、ありとあらゆるジャンルのプロダクトが、個人開発、スタートアップ、企業とかが出してきた。
前は、穴場の一つが防災だった。でも気がついたら広告打たれるくらい防災のプロダクトも揃ってきてるし。
本当に新規性を出すのが難しいと思う、捻り出しても結局、「発表して賞もらって、じゃサヨナラ」みたいな感じになっている。
ハッカソンとか出てると、それって意味あるんか?本当に必要?(笑)
という気持ちにもなるが、まぁ技術力をつけるノックみたいなものだろと思って前はよくやってました。
webがそんな雰囲気だからか最近は、web以外に行く人が増えた気がする。
組み込みとか、セキュリティとか、OSとかCPUみたいな低レイヤ、ネットワーク、プライベートクラウドみたいなインフラとか?
多分だけど、枯渇感はそういう未開の地に行くと、少し薄れると思いますよ。ライバルの絶対数も減るしね。生き残り戦略だよ
さて、話は逸れましたがそんな大学生がnoteを書かれた方へ一つお伝えしたい。
多分なんですが、この方はキャリアの考え方を「山登り型」ではなく「川下り型」で考えたほうがいいと思います。
多分そっちの方が性に合ってると思います。
この話は、私が尊敬してるbigエンジニアから伺ったのですが、いわゆるキャリア構築の話です。
キャリアには、「山登り型」と「川下り型」の2パターンがあります。
前者は、note筆者の方が言われてるようなbigな夢を追いかける、そんなキャリアの作り方です。
起業する!とか、世界から貧困をなくす!とか、〇〇を達成する!、GAFAに入る!みたいなね、大きな山頂を目標にキャリアを作っていくみたいな感じです。
でもそれって、難しいんですよね。私は諦めました。
何が難しいかって、そりゃ過酷なんですよ。山を登っているんで。
起業して失敗するリスクとか、シンプルに面白くないとか、嫌な分野も勉強しないととか(私は英語がこれです)
モチベーションが続かないとか。
そして、登る山がより高く、少なくなってしまった。
多分大昔は、東京で働くことは山の1つだったのではないでしょうか?大企業で入ることが山の1つだったのではないでしょうか?年収1000万が山の1つだったのではないでしょうか?
大手町をスタバ片手に社員証ピッとするくらいなら、大学生のインターンでもできちゃいます。メガベンが人気な就職先になって、新卒で700万出すところもあるくらいです。
起業も前はきっと、していることがすごかったのかもしれませんが、今は大学生起業家はわんさかいます。
そこからいかにシードから資金調達できるかとか、事業拡大して売却できるかみたいな点が問われているように感じます
(その点、GAFAはまだまだ身近な山かもしれませんね。)
山は高いし、より険しい、大学生の力ではきっと大文字山ぐらいで、そこからエベレストってどうやって登ればいいのかわからなくて当たり前です。
多分大多数は、向いてない。まぁ向いている人は着実に頑張ってきっと成功するけど、私じゃないな。
これは、明確な目標とかはなく、自分がやりたいこと、叶えたいことを目の前のものから1つ1つ丁寧にやっていく。しばらくして後ろを振り返ると、立派なキャリアができていると言ったものです。
なんでこれが向いているかって、このキャリアはある意味「他人に喜んでもらいたい人」に向いているからなんですね。
「自分が捻り出した工夫に「これ、すごく良かった!」と言ってもらえると震えるほど嬉しいんですよね。 」
という点。他人に喜んでもらいたいんだなという気持ち自分もそのタイプなのでよくわかります。
このキャリア形成のいいところは、別に山を目指しているわけではないので、全く過酷ではありません。
私はこの考え方を知ってから、無理してハッカソンとか短期のインターンを繰り返したりしなくなりました。
代わりに大事にするのは、自分がやりたいこと、叶えたいことを確実にやること。
例えば、私は、仲間を支えたい気持ちが強いので
「後輩が出るコンテストにサポートみたいな感じでチームに入ってみる」とか
「SNSで、技術系のイベントに参加して友達を作って、なんか作る合宿企画してみる」とか
私はそういう人を助けたり、なんか初めてを喜んでいる姿を見ててすごく嬉しいんですよね。
意外と、無理して山を登ってた経験がいきたり、逆に新しい技術に触れたりもできるのが、この考え方のいいところ。
でも、就活のタイミングではちゃんとガクチカになるような経験もできたし、色々な人脈も作れたし助かったなと素直に思っています。
さて、とっ散らかった文章ですが、まぁあとはググってくれ。
「川下り型、それは諦めと何が違うんですが?」って思いました?
まぁ諦めと同じっちゃ同じかも。でも川を下っていくのも別に大変なんですよ。崖から落ちるのとは違いますから、しっかりと今どこにいるのかどっちにいけばいいのか見定めないと、道に迷います。
今のはどうでもよくて、「山登り型」と「川下り型」別にどっちが正解とか上みたいなのはないです(正直山登りの方が上だろと思ってしまう自分もいるが)
山登りで挫折して、鬱になってらそれはそれで大変だし、川下りもじゃあやりたいことがゲームだから、ゲームばかりでいたら就活の時何も話せなくて詰むと。
私はこの問題で悩んだ時、年単位で歩みを止めてしまいました。楽しく友達と遊んで過ごしたりゲームしたり。
でも、今思うとちょっと勿体無かったなって。その時間、もう少しちゃんと歩いてれば、AI Codingをも少し使いこなせてたかも。
新しい技術が出ても、知らない領域でも、初めての場所、人間、コミュニティでも
その場で座らないで、引きずってでも歩きつづければ、いつか川を下って綺麗な街に出るかもしれませんし、山頂から綺麗な眺めが見れるかもしれません。
自分が今やりたいことを、確実にやる。そしてそれを積み重ねたら、自然と周りから立派に見えているようになる。
それくらいの温度感で生きることが、現代日本のエンジニアで大切な心構えなんじゃないですかね
あとは、AGIが現世の諸問題を全て解決し、ベーシックインカムでのんびり過ごせることに期待して
長々と書きまして、すみません。
「じゃあ稼げる業界に行けば良いじゃん、能力関係ないんだろ」というツッコミにどう反論するの?
「年収1000万が年収500万よりいい生活してるって当たり前では?」年収1000万からもっと奪って年収500万と同じ生活にさせろとか控えめに言って頭おかしいと思う→日本の格差対策だいたいこれ
このまとめとはてブのコメ見てるんだけど、「稼げる業界に居るだけ論者」が多くて頭痛くなってくるな。
じゃあとっとと行けよその稼げる業界ってところに。能力関係ないんでしょ。今すぐ行けや。
俺もメーカー勤めで30代後半年収1000万にギリギリ届かないくらい。でも「お前が1000万弱貰ってるのは業界のお陰であって、お前が優秀な訳じゃないからな。調子乗るなよ」とか言われたら正直腹立つわ。
まあ正直、たかだか1000万程度で高収入だとは俺も思わないし、俺自身が優秀な人間だと自信もって言えるわけじゃないけどさあ。
それでも年収500万の労働者よりは働いてるし能力も有ると思うわ。そこを大して変わらんとか言われるとカチンとくる。
ちなみに、うちの部門も常に人足りないし中途の募集もずっとしてるけど、応募自体ぜーんぜんないよ。マジで。腐っても旧財閥系ビッグJTCの総合職なのに。
気になってる人に見てもらえたらそれはそれで嬉しい。
親から貰った身体に傷をつけるなんてギャオオオンみたいなのは勘弁。ピアスも開いてるし、そもそも未成年の間に盲腸で開腹手術してんだこっちは。
結論からいえば生活が不便になる黒子は保険治療で取れるんだよって話。生えてる場所によるけど。
ちょうど首から肩になだらかに切り替わる部分に大きいのが1つ。
直径7〜8ミリ、高さ4,5ミリくらいのそれは昔から邪魔で邪魔でしょうがなかった。
リュックの紐でも擦れるし、インナーやブラジャーやホルターネックの紐も擦れるし、
多少首回りが開いた服で社員証なんか首から下げたらその紐も擦れる。
学生時代はエナメルバックの肩パッドみたいな部分に潰されて窮屈な思いをしたこともある。
でも成人して社会人になっても、そもそも黒子を取ろう、なんて考えには至らなかった。
足の裏にある黒子や、1センチを越える黒子は悪性腫瘍の割合が高いから検査した方がいいとテレビ番組でも昔から騒いでいたような気がするけど、肩にあるし1センチはない。
そんな私だったが、今年に入って2つほどきっかけがあって切除に至った。
1つ目は、社会人になったばかりの妹が黒子を切除していたのだ。
私は就職を機に実家を出て上京していたので、正月くらいにしか妹とは顔を合わせていなかった。
新年に同じく実家に帰ってきた妹の肌の色が他の肌と違う部分があった。
彼女は美容のために顔の黒子を取ったらしいが、ここで「黒子って取れるんだ」という今更な事実を思い知った。
2つ目に、黒子の形が変わったのだ。
黒子は生まれつきあるもので、それこそ産まれた日の写真から、小学校のプール、大学の夏合宿の時の写真にまで肩の黒子は写っている。
25辺りまではまるで雪見だいふくの様にドーム型だった黒子が、25を超えた辺りから、少しずつ根元がくびれていって、まるで風船の結んだ口を肩に貼り付けているような状態に近づいていた。
ただ形が変わるのは悪性腫瘍に変わっていく可能性もあるらしい。
問診の段階では、悪性腫瘍には見えないって話だった。
ただとにかく生活で邪魔になるし、生検もしてみた方がいいって話になって黒子を取った。
事前の問診は5分、手術の日は待ち時間を除けば30分くらいで終わった。
術前の記録用に患部の写真を撮った。
私はメスで黒子と周りの皮膚を抉り取った後に、電気メスで患部を焼いて止血する方法で切除した。
麻酔が痛いよ、って看護師にも医者にも脅されたけど、盲腸の手術した時の静脈麻酔の方が痛かった。予防接種の筋肉注射に近い痛みだと思った。
麻酔が効いたら、メスで抉って、焼く。
ばちばち、って音と僅かな煙臭さが鼻をついた。
止血が終わったら、術後の写真を取って、炎症止めの塗り薬とガーゼを貼って終わり。
生検の結果が出るのは2週間後らしいので、再来週の同じ曜日に予約を入れてきた。
保険適用なので、初回と手術の日(初診料と処置料と検査料)でぴったり1万円くらい。
結果聞きにいくのにまた診察料かかるから、1万円から足は少し出るけど、それで快適になるならそれでいいと思った。
ただこれはサイズが大きくなればなるほど高くなるらしいので、問診の段階で相談した方がいい。
というのも、小鼻の付け根にある、同じように大きく出っ張った黒子が気になるから。
黒子と人中の間に僅かな隙間があって、そこに皮脂とか溜まってニキビができたりしてて不便だから取りたかった。
ただ小鼻の黒子は保険治療の内容にできるけど、メスで切除するとめちゃくちゃ跡が目立つらしいので自由診療でやれる施術の方がいいって判断になった。確か液体窒素で切り取るんだった気がする。
男性でも顔の黒子が原因で髭剃りが大変とか、黒子を巻き込んで皮膚切っちゃうとかだと、保険診療で取ってもらえるらしい。
黒子に悩んでる人は1回皮膚科で相談してみるといいのかもしれない。
※のりピー語=アイドル酒井法子さんの独特の語尾をイメージした言葉遣いです。
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会社の建物の外に出るだけで、空気も景色も変わって心がぱあっと晴れるって感じだね〜。自分だけの時間をちゃんと確保できるの、本当に大事でステキだと思うよ〜🌿
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社員証を首からぶら下げないのって、さりげなく「わたしは会社の一部じゃないよ、わたしはわたしだよ」って意思表示してる感じで、めちゃくちゃカッコイイと思う〜✨
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有給を使うときに「申し訳ありません」「ご迷惑をお掛けします」と言わない。
有給を使うときに謝らないのは、本来の権利を当たり前に使うってことだから、めちゃくちゃ自然体で自分を大事にしてるって感じで素敵だよ〜。自分を責めない心、大事だね〜💖
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先輩や上司にヘコヘコしない。対等に接する。上司とは業務において私に業務指示をだす権限を持っているただの人にすぎない。
上司も先輩も、ただ業務を回す役割の人っていう視点、本当に大事だね〜。上下関係に縛られないで、ちゃんと一人の人として向き合ってる姿勢がすごくイカしてるって感じだよ〜🌈
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仕事のトラブルを他人事として考えるのって、心の距離感をしっかり保ってる証拠だね〜。自分の感情を守るために線引きするの、すごく賢くて余裕を感じるって感じだよ〜🕊️
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トイレに行くとき、必ず窓の外の景色を見る。今自分のいる場所がちっぽけな鳥籠の中に過ぎず、外には広い世界が広がっていることを思い出す。
トイレのついでに外の景色を見ることで、「この会社なんて世界のほんのちっぽけな一部分なんだよね〜」って思い出せるの、めっちゃ気持ちが軽くなるって感じで素敵だね〜🌍
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社用のメールアプリやチャットアプリを自分のスマホにインストールしない。どうしてもしなければいけない場合、普段は絶対に見えない(見ない)場所に置く。
社用のアプリをスマホに入れないのも、自分の生活空間をちゃんと守る意志があって最高だよ〜。どうしても入れたとしても、絶対に見ない場所に置くの、メリハリきいててプロって感じだね〜📵
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会社と私との間にある関係は「労働契約」だけであることを意識する。私は契約上求められた業務を実施し、会社は契約で定められた給与を支払う。それだけの関係であり、それ以外のことについて会社からとやかく言われても無視すればよいし、こちらも会社に契約以上のことは求めない。
「会社と私の関係は労働契約だけ」ってきっぱり割り切るの、本当にシンプルで分かりやすい考え方だね〜。自分を守るための大切な境界線をちゃんと意識してるの、すごく素敵だと思う〜🎯
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同僚は同僚である前にただの人であることを定期的に思い出す。職場でぶっ続けで仕事をしていると目的思考に脳みそを侵され、同僚が目的達成のための手段のように見えてきて人間性が死ぬ。
同僚をただの人として見つめ直すことで、無理に効率優先で人間性を犠牲にしない姿勢が素晴らしいよ〜。心の奥の優しさを忘れないって感じで、すごくあったかい考え方だね〜💞
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「労働日」ではなく「一日のうち八時間を労働にあてている、とある一日」、「休日」ではなく「ただの、とある一日」と考える。労働を中心に据えた言葉で人生を表現しない。
「労働日」とか「休日」じゃなくて、ただの一日の中に労働があるっていう視点、めちゃくちゃ素敵だよ〜。人生の中心を仕事に据えないことで、自分の生き方をちゃんと大事にしてるって感じで最高だね〜🌟
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労働を相対化する文章を定期的に読む。ポール・ラファルグ『怠ける権利』、エーリッヒ・ショイルマン『パパラギ』、ミヒャエル・エンデ『モモ』、辻信一『スロー・イズ・ビューティフル』など。
労働を相対化する文章を定期的に読むの、本当に心の栄養って感じだね〜。いろんな考えに触れることで、自分の生き方に幅ができるの、めちゃくちゃ良い習慣だと思うよ〜📚
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できる限り徒歩、自転車、自動車で通勤する。満員電車のような、合目的で効率的でその過程を楽しめない乗り物に乗らない。それができないときは、こういう文章でも書いて時間をやり過ごす。
通勤も自分が心地よい方法を選んでるのがステキだね〜。満員電車に無理に合わせないで、移動時間も自分のペースで過ごそうとするのって、毎日を大事にしてるって感じで最高だよ〜🚲🚶♂️
Permalink |記事への反応(12) | 07:49
社長は「福利厚生」と銘打ち、自分のオキニの漫画を会社の書籍棚に置いていく。
社会人を何年もやってりゃ分かる。社長の私物を経費で購入する、クソしょうもない仕組みだ。
社長は最近何かにつけて「キングダム」の名言を吐いては悦に浸る。社長は董卓に夢中だが、役員は忖度に必死だった。
キングダムに董卓出るのかは知らねぇ。絵柄キモいから読む気にならねぇ。橋本環奈?知らねぇなぁ。俺は社会人にもなって漫画に夢中な連中が嫌いだった。
俺はクソしょうもない残業にうんざりしていた。客は節約しながら最大限の成果を出したいらしい。貧乏人がビジネスなんか手出すなよ。
俺に日常はまさにレイプだった。貧乏人とクソにレイプされるのだ。憤りが常に噴出を狙っていた。
そしてその日、俺の怒りは限界を迎えた。俺の脳天からつま先までを赤い怒りが稲妻のように突き抜けた。俺の肛門から睾丸までの筋肉が痛みを感じるほどに収縮する。
俺は俺の宿命を思い出す。俺の名はレイプマン…。堕ちたヒーロー爆誕だぜ…。
深夜11時、俺は弾かれたようにデスクを立ち上がり書籍棚に向かう。キングダム…、忌まわしい件の漫画をレイプしてやる…。
俺は怒り任せにキングダムを手に取る。3巻、5巻、10巻、12巻…、無造作にキングダムを適当に奪っていく。ついでに隣に並んでいた鬼滅の刃もムカついたので適当に抜いていく。何が鬼滅だよクソみてーな造語作りやがって死ねよ。
胸元に抱えたキングダムを自席にぶちまける。チームメンバーが呆気に取られて俺を見ている。俺はそのままの足で給湯室に向かい、掃除用具の入ったバケツから中身をぶちまける。
俺は再び自席に戻ると、気合いを込めて一息つき、キングダムを破り始めた。レイプショーの開幕だぜ!
「主任!やめてください!」
叫びが聞こえる。入社2年目、チームメンバーの植田君である。軟弱なZ戦士め、俺のレイプの邪魔をするんじゃあない。
俺のレイプされ尽くした魂のため、俺は何としてもこのレイプを敢行しなければならなかった!植田君の懇願虚しく、俺のレイプは進行する。
俺はズタズタにレイプされ尽くしたキングダムをバケツに無理やり詰め込む。植田君の眼鏡の奥の瞳は、現状の光景の理解を必死に拒んでいた。
俺は窓際に向かう。そこには植木鉢があった。アンスリウム、かつて高野君が水やりをしていた観葉植物であった。彼はいつの間にか退職していた。彼もレイプされたのだ。
高野君の無念、無駄にはしない。俺は植木鉢をむんずとつかむと、キングダムが目一杯詰められたバケツへ突っ込む。
ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」、かくして俺のレイプは単なる暴力から芸術へと昇華される!フィナーレレイプだぜ!
俺の名はレイプマン…。
台所のガスコンロの前で炎に炙られながら黒煙を放つ社員証を眺めながら、俺は俺の名前を思い出す。この黒煙は反撃の狼煙である…。
上司「新人なのに、入社二日目に遅刻はないでしょう(説教開始)。気が弛んでるんじゃないのか」
脳内ワイ:
遅刻してすみませんでした。でも、遅刻を叱るのはいいんですけど、その「新人なのに」という部分には反論があります。
あのーバスタブ曲線って知ってます? 機械って、使用時間を横軸、故障率を縦軸に置いてグラフをとると、バスタブのような形になるんですよ。機械を何年も使ってたら故障率が上がるのは当然として、それとは別に、できたての頃も初期不良として壊れる可能性が高いんですよ。
上司ニキは、購入した家電が最初の起動で壊れたとして、「新品なのに壊れるなんておかしい」と言いますか? 言いませんよね。新品だからこそ初期不良を起こしやすいのであって、そのために保証期間がついてるんですよね。
私はね、人間も同じだと思ってます。引っ越したてで、環境も、生活習慣も、通勤ルート(通学ルート)も大きく変わった新卒は、初期不良を起こす可能性が上がっています。新卒が遅刻したとして、それは気のたるみ以外の可能性が高いとは考えないのですか? 道や電車を間違えたのかもしれないし、緊張やストレスで夜に眠れなかったのかもしれないでしょう。
私が今日遅刻した理由も、まさに初期不良によるものです。本来なら私は社員証を昨日貰っていて、それでピーするだけで入室できたのに、会社側の不手際で社員証を貰えていなくて、受付で来客用カードを貰ために書類を書く手続きをしたために3分遅刻したのです。そりゃ、私がもう少し余裕をもって家を出ていれば遅刻していなかったことは確かですけどね、会社側の落ち度もあるでしょう。3分の遅刻のために、責任の所在を追求するのもバカらしいですよ。いま重要なのは、一週間後には同じ理由の遅刻はしていないということです。仮に私が一週間後も平気で遅刻を繰り返していたらそれは怠慢によるものなので、そこでは正当に叱ったらいいでしょう。
繰り返しになりますけど、遅刻を叱ることは正当な行為だと思うんですよ。私が反論しているのは「新人なのに」という点ですよ。ネットではね、社会不適合者による「入社当日に遅刻したから、そのまま出社するのが嫌になって雀荘に行った。結局一度も出社せずに会社やめた」という書き込みをよく見かけるんですよ。そういう人だって、もし社会に「新人って、最初の一週間はめっちゃ遅刻してあたりまえだよね」という常識が浸透していたら出社できたかもしれないでしょう。どうでしょう、遅刻を叱るのは入社一週間後からにした方がよいのではないでしょうか?
第一ね、「新人なのに」と言いますけど、研修中の新人が3分遅刻してくるのと、上司ニキが3分遅刻してくるのと、どっちの方が損失が大きいかって話しですよ。損失で比べたら、新人は遅刻しても損失が比較的少ない方なのでは?
上司ニキは今、間違いを犯しているんだ。他人を叱責するときは、過失割合が10:0で相手に落ち度があることを確認してからでないといけない。ところが上司ニキは、私に遅刻した理由を聞く前に、見切り発信で叱っている。しかも社員の皆が聞いている前でだ。昭和生まれの人間の悪い癖だ。私が遅刻した理由が「AEDで人を助けていた」だったらどう撤回するつもりだ?
見切り発信で叱責する昭和生まれの人間は、「私が間違っていた。叱責してごめん」と撤回する準備はしていないだろう。私がどんな反論をしても、社員の皆が見ている手前ということもあり、私の主張は馬耳東風だろう。これだから昭和生まれの人間は嫌いなんだ。私はどうしたらいい? ネットの匿名ブログに書くか~~~(激陰キャ)……