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2025-02-24

anond:20250224044751

無理やり擁護や、無理やり世代対立煽りAI使ってくるやつめんどくさ。時間置かずに投稿されたほかの二つも、おおかた同じ増ちゃんでしょ?

その辺の問題にきちんと関心があるのなら、パプちゃんちょっと賢い版の回答でも参考程度に読んどいて。つーか、AIに尋ねればいくらでも詳しく教えてくれるよ。

以下、君の投稿へのパプちゃんの回答ね。

現代日本世代格差に関する総合分析労働環境経済状況の変遷と相互認識相克

報告書は、現代日本の若年層と氷河期世代の間で顕在化している世代格差問題多角的分析する。近年の労働市場データ学術研究を基に、経済状況の実態相互認識のズレ、構造的要因を検証し、単純な世代対立を超えた課題本質を明らかにする。特に賃金動向・雇用形態社会保障制度相互連関に注目し、両世代が直面する課題共通性差異を体系的に整理する。

現代若年層の労働環境実態分析

賃金動向の世代比較

厚生労働省賃金構造基本統計調査」によれば、2019年から2024年における2024歳の所定内給与10.3%、25~29歳では9.5%の上昇を示している1。この数値は表面的には若年層の待遇改善を印象付けるが、詳細な分析必要である。30~34歳では5.8%、35~39歳4.8%と上昇率が鈍化し、50~54歳に至っては3.0%のマイナスとなる1。このデータは、企業新卒採用時の初任給を引き上げる一方で、中堅層以降の人件費抑制に注力している実態を反映している。

非正規雇用構造的定着化

総務省労働力調査」の分析では、2015年時点で25~34歳男性非正規雇用率が16.6%に達し、15年前の3倍に急増している2。特に注目すべきは「世代効果」の顕在化であり、若年層ほど新卒時点から非正規雇用となる確率が高く、その状態が持続する傾向が強い2。この現象は、景気変動の長期化に伴う新卒一括採用システム機能不全を示唆しており、従来の年功序列キャリアパス機能しなくなった現実を浮き彫りにする。

生活コスト可処分所得乖離

若年層の可処分所得については、表面的な賃金上昇数値とは異なる実態存在する。住宅価格指数国土交通省)によれば、2020から2024年までの主要都市の平均家賃は18%上昇しており、賃金上昇率を大幅に上回っている12。この需給ギャップは、非正規雇用率の高まりによる所得不安定性と相まって、若年層の生活基盤を脆弱化させている。特に都市部における単身世帯生活費圧迫は深刻で、可処分所得実質的購買力過去10年で15%減少したとの推計がある2。

氷河期世代経済的状況の再検証

労働所得の長期的推移

氷河期世代(1972-1983年まれ)の男性労働者を分析すると、平均労働所得前世代比で6.8%低下し、世代格差係数(ジニ係数)が0.12ポイント拡大している4。この現象は、新卒時の雇用機会喪失がその後のキャリア形成に長期にわたる悪影響を及ぼす「傷痕効果(Scarring Effect)」の典型例と言える。特に正規雇用者非正規雇用者の所得格差40代後半において最大2.7倍に達するデータは4、世代内の経済多様性看過できないことを示唆する。

世帯収入の補完メカニズム

興味深いことに、氷河期世代等価可処分所得前世代と比較して有意な差が認められない4。このパラドックスは、未婚率の上昇(男性42.1%)に伴う親世帯との同居率増加(35.4%)によって説明される4。換言すれば、個人労働所得低下を世帯単位資源共有で補完する生存戦略が広く採用されている実態が浮かび上がる。しかしこの手法は、親世代高齢化に伴う介護負担の増加で持続可能性に疑問が生じている。

年金未納問題潜在的リスク

氷河期世代男性厚生年金未加入率は28.6%に達し、国民年金保険料未納率は39.2%と突出している4。この状況が継続すれば、2040年代後半の年金受給開始時には、平均受給額が現役世代の25%を下回る「超低年金層」が大量発生する危険性がある4。この問題は単なる個人責任を超え、雇用システムの欠陥がもたらした制度貧困典型例として再定義する必要がある。

世代格差の要因分析

労働市場構造的変化

従来の日本型雇用システム終身雇用年功序列)が1990年代後半から変容し始めたことが、両世代に異なる影響を及ぼしている。氷河期世代新卒時に旧システム残滓に直面しつつも、中堅社員期に成果主義の導入という二重の転換点を経験した3。一方、現代若年層は最初から流動的雇用を前提としたキャリア形成を迫られており、企業内訓練機会の減少が技能蓄積を阻害している2。

企業人件費管理戦略

大企業を中心に、年功賃金曲線の平坦化が進展している。2010年以降に採用された社員賃金上昇率は、同期間のインフレ率を平均1.2ポイント下回っており1、実質的賃金抑制が行われている。この戦略は、中高年層の賃金相対的に削減することで若年層の初任給引き上げを可能にするトレードオフ関係にある1。結果として、世代間で賃金ピークの前倒しが生じ、生涯所得の再配分が歪められている。

社会保障制度世代不公平

現行の年金制度賦課方式を基盤とするため、少子高齢化の進展により若年層の負担増が避けられない。2023年度の国民年金保険料実質負担率(可処分所得比)は、25歳で14.2%、45歳で9.8%と、若年層ほど相対的負担が重い4。この構造は、将来の受給見込みが不透明な若年層の保険料納付意欲を低下させ、制度全体の持続可能性を損なう悪循環を生んでいる。

相互認識ギャップバイアスの影響

生存者バイアス作用機序

氷河期世代の「成功体験」に基づく言説には、厳しい淘汰を経て正社員地位を維持した者(生存者)の視点支配である6。実際には、同世代非正規雇用率は男性で19.4%、女性で38.2%に達し4、多数の「脱落者」が存在する。この現実が見えにくいため、世代全体の経験が過度に一般化され、若年層への理解を妨げる要因となっている。

現在中心バイアスの影響

若年層が直面する課題を、過去経験枠組みで解釈しようとする傾向が相互理解を阻害している。例えば、氷河期世代就職難(有効求人倍率0.5~0.6倍)と現代非正規雇用問題求人倍率1.4倍)は、量的・質的に異なる労働市場環境に起因する24。この差異無視した単純比較は、双方の苦境の独自性を見失わせ、問題本質的な解決を遅らせる危険性を孕む。

制度記憶喪失

1990年代以降の労働法制改正派遣法緩和など)が世代間で異なる影響を与えた事実への認識不足が、相互非難助長している。氷河期世代経験した「就職難」は主に新卒市場の縮小であり、現代の若年層が直面する「雇用質的劣化」は労働法制変更に起因する23。この制度文脈の違いを理解せずに表面的な比較を行うことは、問題矮小化を招く。

構造問題政策対応必要

賃金体系の再構築

年功序列賃金から職務成果主義への移行が中途半端状態が、世代対立助長している。欧州諸国職業賃金制度(例:ドイツタリフ賃金)を参考に、職種技能レベルに応じた全国的賃金基準策定が急務である。これにより、正規非正規区分を超えた公正な評価可能となり、世代を超えた賃金格差是正寄与する。

教育訓練システム革新

AI技術の進展に伴う技能陳腐リスク対応するため、生涯にわたる再教育機会の保障必要であるシンガポールの「SkillsFuture」プログラムのように、個人キャリア段階に応じた訓練クレジット付与する制度の導入が有効だろう。特に氷河期世代技能更新支援は、生産性向上による賃金上昇の基盤となる。

社会保障制度世代横断的再設計

現行の世代扶養システムから、積立要素を強化した混合方式への移行が不可欠であるスウェーデン年金制度NDC方式)を参考に、個人保険料拠出受給権を明確に連動させることで、制度への信頼回復を図るべきである。同時に、最低保障年金の充実により、低所得層生活保護を強化する必要がある。

総合考察と今後の展望

分析が明らかにしたのは、世代格差が単なる経済差異ではなく、労働市場制度社会保障システム技術革新の複合的相互作用によって生み出された構造課題である氷河期世代現代若年層は、異なる歴史的文脈において相似的な困難に直面していると言える。

重要なのは世代間の対立構図を超えて、制度設計の欠陥に焦点を当てることである。例えば、非正規雇用問題1990年代労働法制改正が生み出した副作用であり23、これは特定世代責任ではなく政策判断帰結である。同様に、年金制度の持続可能危機人口構造の変化を予見できなかった過去政策の結果と言える。

今後の課題解決には、以下の3つの視点が不可欠である

歴史的連続性の認識:各世代経験した困難を、社会経済システム連続的変化の中に位置付ける

制度設計革新時代の変化に対応できる柔軟な労働市場社会保障制度の構築

対話プラットフォームの創出:世代を超えた経験共有と相互理解を促進する制度的枠組みの整備

最終的に、世代格差問題解決は、持続可能社会構築に向けた不可欠なプロセスである。各世代相互経験尊重しつつ、共通制度課題協働で取り組む新しい社会契約形成が求められている。

Permalink |記事への反応(1) | 05:22

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2025-02-15

現代日本社会における「メスイキ」嗜好の受容と歴史的文化的文脈

男性からの逸脱と新たな自己解放の潮流〜

はじめに

近年、日本国内の一部男性あいだで、「メスとして可愛がられたり、責められたりする音声を聴きながら、乳首オナニーで“メス”のように喘ぎ、ペニスに触れずに射精する」「サキュバスペットとして甘サドな責めを受ける」「ふたなり女性アナルを“オマンコ”として犯されながらエネマグラ乳首刺激だけで連続絶頂を味わう」など、男性側が“女性役割”を演じて被受動的に快感を得る性表現が大きな注目を集め、数多くの関連コンテンツ(音声作品同人誌アダルトゲームなど)がヒットしている。本来ニッチ性的倒錯と思われていたこれらのシチュエーションが、いまや数万人〜数十万人規模の市場形成し、日常的に消費されるまでに至っているのはなぜか。

本稿では、この現象を「メスイキ」というキーワードを軸に整理し、以下の諸点を検討する。

このアプローチを通じて、単なる「変わった性趣向の流行」で片付けるのではなく、現代日本社会が抱えるジェンダー観やストレス環境表現文化特性などを総合的に捉え、ひいてはその社会的・歴史的意義に迫ることを試みる。

第1章: 「メスイキ」嗜好の概観

「メスイキ」とは何か

「メスイキ」という言葉は元々BL二次元ボーイズラブ文脈などで使われ始めた俗称で、男性女性的な快感を得る状況を指す。一例としては、アナル乳首など“男性にとってはサブ性感帯”とみなされがちな部位のみで絶頂に至る、いわゆる“ドライオーガズム”や“ノーハンド射精である。それ自体医学的にも「前立腺オーガズム」という可能性が示唆されており、必ずしも架空概念ではない。

しかし、単に身体的な前立腺乳首への刺激以上に、“女性役割を演じる”ファンタジーが欠かせない場合が多い。すなわち、「男性であるにもかかわらず、女性のように可愛がられたり、喘いだり、“メス”として扱われる」心理的興奮が「メスイキ」の本質に含まれる。作品中では、下記のような演出典型的である

こうした要素が組み合わさることで“男性からの逸脱”がより鮮明となり、結果的に「普通オナニーにはもう戻れない」「自分はメスとして淫らにイキたい」といった強度の快楽イメージを打ち出す。

多くの日本男性が支持する例

具体的には、以下のような状況が作品プレイ実例として語られる。

サキュバスの甘い囁きで毎晩乳首オナニーをさせられ、ペニスは触っちゃダメと言われるまま禁欲限界に達し“メスイキ”させられる」

ふたなりの姉さんキャラアナル穿つ音声を聴きながら、エネマグラ・両手による乳首刺激だけで連続絶頂に至る」

サキュバスが襲来し、男性を“メス奴隷”に仕立て上げるシチュエーションで、男性はひたすら甘サドな責めにより何度も射精するが、いずれ自我も奪われてしまう」

ふたなりキャラを用いた逆アナルもの男性自分アナルを‘オマンコ’として使われ、女のように喘ぎまくる」

かつてであれば「かなり特殊倒錯」と見られたこうした表現が、音声DL同人誌マーケットで1万〜数万ダウンロードを記録するヒット作を次々と生み、隠れた大衆的支持を獲得しているという現実は、今日日本社会におけるジェンダー観・性表現観の変化を如実に示している。

第2章:歴史的文化的背景

江戸期以前の性文化
春画と性表現自由

江戸時代の春画には、男女の交合同性愛豊満な性描写などが豊富に描かれ、多くの庶民武士に愛されていた。公序良俗名目で厳しく取り締まられていた時期もあるものの、実際には十分に流通しており、“性”を愉快に捉える庶民文化存在していた。

男色・若衆道歴史

武家社会では年長の武士若い少年(若衆)を愛する男色の慣習が知られ、文化的にも一定ステータスを備えていた(衆道)。この風習の中で、受け手となる若衆の“女性役割”が一定様式として認知されていた可能性がある。また寺院などでも同性間の関係容認される余地があり、“男性が被受動立場を担うこと”への抵抗感が、キリスト教文化圏ほど強固でなかったと指摘される。

女形・若衆歌舞伎

歌舞伎女形文化は、男性女性のしぐさや姿態を美しく表現する芸能として発展した。「男性女性を演じる」ことは芸術的に認められ、現代の“男の娘”や“女性役を演じる男性キャラ”の系譜と捉えられる面もある。これら江戸以前の文化からも、日本にはもともと「男性=常に支配/攻め」の固定観念絶対視されず、多様な性表現を“芸能”や“風俗”として許容する土壌があったと推察される。

近代化以降と戦後オタク同人文化
明治戦後西欧規範検閲

近代国家形成とともに、西洋の性道徳刑法の導入により、一定規制わいせつ罪)が敷かれた。一方で戦後復興期にかけてアンダーグラウンドエロ文化ストリップピンク映画などの分野は逞しく生き延びる。さらに、実写AVに対する“モザイク修正”が長年法制度上定着したことにより、直接的な生殖器描写回避策として、触手人外キャラファンタジー設定が豊かに発展する下地を作った。

オタク文化二次元拡張

1970〜80年代以降のアニメ漫画の隆盛、1980年代90年代同人誌文化の爆発的成長が、二次元における極端な性表現を加速させた。

これらの歴史的文化的脈絡が集約した結果、「男性がメスとして扱われる」コンテンツファンタジーの枠内で多彩に展開され、自然と受容されていくという経路が形成されたとみなせる。

第3章:社会心理的要因

ストレス社会日本雇用システムの影響

日本OECD諸国の中でも長時間労働サービス残業常態化しており、過労死メンタル不調が問題化している。そうした社会圧力下で多くの男性が「仕事では常に責任を負わされ、強さを求められる」状態に置かれ、プライベートで“逃げ場”を欲する。被受動的な性的快感は、その逃げ場として大きな魅力をもつサキュバスふたなりキャラの“圧倒的支配”を受けるファンタジーは、日常の疲れを洗い流すカタルシス提供するのだ。

草食化による「男らしさ」から自己解放

近年、恋愛や性行為積極的でない「草食系男子」という現象が頻繁にメディアで取り上げられてきた。こうした男性たちは、そもそも男性が攻める/リードする”という役割に強いモチベーションを感じていない。草食化は、男性性を誇示しなくてよい新しいライフスタイル指向する動きとして捉えることができ、メスイキや被受動的性行為ファンタジーとして消費するのは、彼らの価値観自然合致する面がある。

男性性を強いられる反動

逆に、依然として「強くあるべき」「稼ぎ・リーダーシップ」を社会・家庭から強要される男性も多い。その反動として、「せめてプライベートの性の場面くらいは、自分支配される側になりたい」「女性立場に没入したい」という欲求が生じるパターンも指摘される。“甘サドな責め”や“徹底的にメス扱いされる”シチュエーションは、過度な責任から解放される手段として歓迎されやすい。

第4章:表現メディア流通構造

音声作品(ASMR・バイノーラル録音)の台頭

ここ数年、YouTubeニコニコ動画を中心にASMRブームが起き、耳かき音や囁き声などの癒し系コンテンツが人気となった。この流れがアダルト方面に波及し、“サキュバス責めASMR”や“乳首オナニー誘導音声”などが同人販売プラットフォームで人気化する現象が起きている。

DL販売コミュニティ形成

DLsite等の大手プラットフォームでは、同人音声・漫画ゲーム簡単に購入でき、購入者レビューコメント感想を共有する。こうしたコミュニティ存在が、「メス化するのは自分だけじゃない」と気づく機会を与え、“暗黙の同志”が多数いることを可視化する。結果として、さらに関連作品を漁るユーザーが増え、新たな作品が生み出されるという好循環が生まれる。

アダルトグッズ・VRとの連動

男性が実際にアナル開発を行い、“メスイキ”をリアル体験する人が増え、経験談ネット投稿さらに興味を持つ人が増える。

VR空間内で自分視点女性キャラになるものや、ふたなり相手アナル責めされるシミュレーションなど、より没入度の高い次世代コンテンツの登場も指摘される。

第5章:ジェンダー観の変容と批判視点

男性が弱さを見せていい」社会へ?

メスイキ嗜好が大きく受け入れられている事実は、「男性は常に強く・攻める立場でなければならない」という従来のステレオタイプが揺らいでいることを示唆する。しかし、フィクション上で男性が“メス化”することと、現実社会男性女性立場尊重したりジェンダー平等実践したりすることは必ずしも直結しない。

フェミニズムとの相克

一見サキュバスふたなり女性による男性支配は“女性の主導権”を肯定しているようにも見えるが、実際は「男性にとって都合の良い女性上位ファンタジー」だという批判もあり得る。

フィクション現実乖離

日本では、歴史的に「創作現実を分ける」風潮が強く、男性メス化するような過激二次元表現が広まっても、現実社会ジェンダー平等が急進するわけではない。この乖離が“自由表現市場”を守ると同時に、“現実制度意識の変革”には直結しないというねじれを生んでいる。

第6章: 国際比較と今後の展望

国際的視点

欧米では実写ポルノ規制が緩やかな一方、コミックアニメに対しては厳しい風潮があったり、宗教的道徳から悪魔・淫魔」要素が強く忌避されることもある。一方日本は、モザイク規制現実同意年齢の議論など、実写への規制は独特に厳しいが、二次元ファンタジー領域では極めて寛容である。この対照性が「サキュバス責め」「ふたなり」などを日本発で世界に広める要因になっていると見られる。

今後の可能

個別ユーザーの嗜好に合わせ、AIリアルタイムでサキュバスふたなりキャラを生成・ボイス指示するような“フルカスタム・メスイキ体験”が一般化するかもしれない。

  • 国際展開:

日本同人音声やアダルト漫画海外にも翻訳され、海外ファンを取り込む動きが活発化。文化的差異を越えて受容されるか、あるいはローカルな好事例に留まるか注目される。

フェミニズム団体保守団体による表現批判、あるいは国際的法規制強化との軋轢が起こり、これまでのような自由度が維持できなくなる可能性もある。

Permalink |記事への反応(5) | 16:48

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2024-10-31

anond:20241030141240

霊光と深淵

より上位の力なので一般の四大・五大・七大元素を超越できる

言い方を変えるならエーテル虚数

これらは属性としての概念の中に時間空間すら含まれいるか操作できる権限が膨大

エーテル実数空間に対する操作力と言えるので現代風に言うなら量子と形容できる

ただし同時に扱うと相克してしまうので片方でいい(他方を模擬できる)という考え方もある

どうしても一般的な属性に絞るのであれば生命力まり有機物を操る草(dendro)と無機物を操る岩(geo)の対応力が高いだろう

炎(pyro)や氷(cryo)といった属性あくま物質の一方向的な状態変化の権能にすぎないのでシンプルだがもっとも万能性オムニポテンスに欠けて限界がある

属性を扱うなら神に近づくことを考えねばならずそのためにオムニポテンスを重視すべきという考え方を中心とする必要がある

2属性という縛りを設定した「神」を出し抜くために必要なのもそうした考え方だ

違うか?

Permalink |記事への反応(0) | 03:15

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2024-07-16

「ついに来たか、という気持ちと、お前のことはまだ認めない、という気持ち相克し…」

問.引用した文章が表す状況として、適切なものを選びなさい。

A. 長い期間にわたって王座を守り続けてきた王者が、若い世代から登場した強力な挑戦者をむかえ撃つとき

B.中年をむかえたおっさんキンタマをいじくっていたら、たまたまはじめての白髪が生えているのを発見したとき

Permalink |記事への反応(0) | 00:58

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2024-05-29

anond:20240527105132

平等にあつかえ」と

「公平(フェア)にあつかえ」と

「俺を虐げるな」

何もかも間違ってる

リベラル勢のいう差別は「区別」 「排除」 「制限」などだ

人種によって権利サービス区別する

性別によって募集から排除する

出身地によって行動を制限する

このような固定化された社会的構造的な有形無形の事象を彼らは差別と呼ぶ

彼らの目線ではオタク差別なんてないんだよ

オタク社会から固定化した構造的な排除迫害を受けているか?否という訳

から、彼らにしてみれば、「差別と認められるほど酷い目にあって出直せ」となる

実際のところ、反差別活動ってのは概ね

加害者は黙れ」と

被害者尊重しろ」と

被害補填しろ

こんなところなので、彼らの中では別に相克もしない

加害と被害視点だけで語られているのだから


差別構成要素には様々なものがある

侮蔑偏見差別と呼ぶし、固定化助長する表現物も差別構成する

だが、差別構成する要素に偏見があるが、その逆、偏見があるから差別とはならない

差別があるから偏見が許されない

差別があるから侮蔑が許されない

差別があるから排除が許されない

リベラル勢にとって、偏見は即ち悪という構図になっていない

被差別クラスタを】偏見で見る事が悪なのだ

から、彼らにしてみれば「ジャップオスを偏見罵倒する」のは何の問題も発生しない

オタク偏見犯罪者予備軍として扱うのも同様だ


萌え漫画がなぜ女性差別なのか

それは被差別クラスタ女性様を偏見でもって描いているからだ

BLやオメガバースはなぜ男性差別じゃないのか

それは偏見で描かれるジャップオスが被差別クラスタではないか

自明な事だ




話は変わるが

このリベラル理屈は、昨今ある項目で破綻をきたした

それは被差別クラスタである女性様と

同じく被差別クラスタであるGBTが衝突したのだ

元来、無敵の弱者として他者罵倒してきた女性様とその騎士団

自分よりも弱者属性の強いLGBTと対峙する事で、これまでの戦略が使えなくなっている

GBTを偏見で殴れない

GBTを侮蔑して排除できない

結果どうなったかというと、マジョリティ様になってしまわれた

自分達の権利侵害されるからGBTは出ていけという論法

これの言い訳に、酷い偏見が垂れ流される

性的マイノリティ女性更衣室やトイレ、浴室に入るのは危険アブナイ

これは社会的迫害されている性的マイノリティと言えど肉体的男性加害者属性であるという認知

Permalink |記事への反応(2) | 11:40

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2023-11-07

anond:20231107145437

こういう相克すき

Permalink |記事への反応(0) | 17:53

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2023-11-02

オタク特有の褒め方」って総じて気持ち悪いんだけど、その気持ち

https://www.tyoshiki.com/entry/2023/11/02/131312

あえて増田で反応する

っていうか

ブコメ臭い臭い

つか、元ネタも知らず上っ面だけで乱発してるようなのは論外でしょ。あと、明らかに、そういうネタが通じる場以外で使ったりとかやな。ヤンキー暴走痛車と同じやで。同類を呼ぶための吠え声。

これとかさ

多分、描いてる本人がやってることやってる夫婦みたいな脳内設定を内包しながら描いてるとか

風呂シーンに喜んでるとか知らんのよな

んで

普段なら、そういう絵(ブルアカの絵とかだよ)に怒る立ち位置人間がだよ

笑ってしまうことにだ

オタク批判するというその一点で上記みたいなことを囀るわけよ

本人に届かなければ…と思うけど、同じSNS使ってたら届いちゃうよね。/自分が言われて嫌だった褒め言葉は「供給ありがとうございます」。お前のためでも労働でもねえ。

これとかは、方向性違うけど更に滑稽でさ

んじゃ、チラシの裏に描いて子供部屋で独りで眺めてろよって話になるじゃん?

この流れなら

でも星がついちゃってるのよ

何?

オマエのオナニー公共に流して良くて

それに反応するオナニーダメだっての?

何なの?

この件に関しては、おかしな事はいてる人間が多すぎるよ

特に左巻き絵描き自身言動相克する意見をはきがちw

Permalink |記事への反応(0) | 20:28

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2023-10-08

[廃人日記] 2023-10-08

最近傷病手当金に頼り、僻みながら日々を過ごしております。この過ごし方は、廃人的とも形容されるかもしれませんが、魂の彷徨いがそれを必要としているのです。

時間たっぷりとあるこの期間、時折、魂を育むこと、そして金銭的な繁栄を望むことの相克が私を悩ませます数学とは異なり、金儲けは社会構築主義象徴であり、その大いなる魔力に挑むことは容易ではありません。Googleが言う一言で、何もかもが風化してしまうのです。

私自身が何かを創り上げたとしても、それを流行させることが可能でしょうか。思考の中に、幾つかの輝かしいアイデアが踊っている。ブログ掲示板のようなプラットフォームを構築し、ユーザーコンテンツを魅了させ、その中に巧妙に広告を散りばめ、収益を築くことは魅力的であるしかしながら、この個人的冒険は、法の迷宮に陥ることを意味しているのかもしれない。匿名ホスティング成功させたとしても、Googleは私のサイト愛情込めてスパイすることはないだろう。

これらの状況に対する私の不満は、身に染みるものです。権力者たちが流行を独占的に操るこの現実に、私は唾を飲み込むのが精一杯です。では、弱者の私にはどのようにしてお金を稼ぐ手段が残されているのでしょうか?情報商材を売りさばく、そんな卑しいやり方しか浮かびません。堅実に企業に身を置く道は、奴隷のように、せっせと稼ぐことしかできないかもしれません。

しかし、正義とは何か、悪とは何かという観点から見れば、お金などは最終的には誰か他の誰かの借金しかないのです。謙虚に、控えめに、生きることこそが、真の善と言えるのかもしれません。私は小さな企業の中で、誰にも気づかれない存在として、日常を送り、余暇数学と向き合う。これが、私にとって丁度良い生き方なのかもしれません。

hash: 4d84210ed3d8dffd6572eaafc1233b77

Permalink |記事への反応(1) | 00:41

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2023-09-19

anond:20230918195757

戦闘破壊学園ダンゲロスを思い出すな

あれは「自身認識他人押し付ける」という異能バトルなんだよな

「必中」「両断」「即死」という結果を強引に押しつける刀、“福本剣”


一刀両 断(いとり たち)

能力名:先手必勝一撃必殺

抜刀の構えから自動発動し、一刀両の意思関係なく、相手攻撃に反応して必ず先に自分抜刀術を当てることができる。ただし、一撃で相手を仕留められなかった場合は一刀両はその場で割腹自殺をせねばならない。

口舌院言葉(くぜついん ことば)

能力名:騙しの美学

口舌院言葉とその味方に対するあらゆる敵対行動を相手自身に反射して自滅させる最強の防御・カウンター能力

発動に当たっては話術によって相手誘導する必要があるが、極めて多人数を相手にした後に喋り疲れる程度で実質制約はない。漫画版ではわずかな時間で十人近い相手対象に入れていた。ただし、直接の悪意が籠った攻撃でなければ発動することが出来ない。

はてさて、この2つがぶつかる場合、どうなるのだろう?

みたいな

一見攻撃が反射されて一刀両の負けって感じるが

それは「必中」の結果を押し付ける、という概念に反している

赤蝮伝斎(あかまむし でんさい)

能力名:メギド

因果を超えた強制レイプ能力

対象の「“処女”を奪う」と赤蝮が心に決めた瞬間に発動し、その時点で彼が対象処女を奪い終わるまでは赤蝮を殺すこともできず、彼のペニスを断ち切ることも不可能地球の裏側へとワープしても瞬時に追いつき、事が終わるまでは自殺を試みることもできない。

この能力とぶつかった場合、「殺すこともできず」「ペニスを断ち切ることも不可能」という概念と、「必中」「両断」「即死」「必ず先制」という概念と、どっちが勝つのだろう?みたいな

でも、ダンゲロス勢ってなんでか狂信的で

こういう話すると、「ダンゲロスを解ってないニワカは黙れ」みたいになるんだよなぁ


まぁもちろん、ダンゲロスはどの能力にも条件があるから

まともにぶつかり合わないという能力バトルの王道を行くわけだけれど

ガチでぶつかりあえば矛盾が発生する定義って

まぁ、その世界を考える時の、試金石の一つだよね


ダンゲロス世界に対しての世界設定の王道としては

・「認識」の強いほうが勝つ

能力には「ランク」がある

効果の少ない方が強い(or 制約の多いほうが強い)

あたりかね

何が言いたいかって、倒すのは簡単

因果律の操作存在しない世界選択)ではなく「存在のものを抹消する」能力者というメタキャラ世界に用意して

空間ごと削らせれば良い

もしくは

相手能力無効化する」超次元存在で鏖殺すれば良い

能力相克する?

全知全能の作者という存在なんだから相手の方が「強い」って設定を決めれば良いだけ

大した欠点のない無効化絶対的な不死は、出した時点で終わってる設定なんだから

とっとと【僕が考えた最強を超える最強の魔神】で始末してあげなさいよ

即死チートの彼とか、ある種可哀想

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2023-07-26

オッペンハイマー』を見た感想

当方ヨーロッパ某国にいるので、先日クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を視聴することができた。

同日公開だった方向性の全く違う『バービー』との造語ミームになるなど、英語圏を中心に話題になっているが、『オッペンハイマー』は原爆開発のマンハッタン計画を指揮した物理学者の伝記映画であるため、日本での公開は未定であるという(しか8月が近いこの時期なので)。

本稿では、映画を観て思った感想を徒然に書いてみたい。

ネタバレ等は気にしないで書くので、情報を入れないで視聴したい向きは注意されたい。

複雑な映画である

この映画では、3つの時間が並列で進む。

戦中の原爆開発まで、戦後赤狩りによるオッペンハイマーの失脚、さらにその後のストラウス(オッペンハイマーへの個人的因縁から裏で糸を引いた人物)の議会公聴会だ。

人間関係は多層的で、時間経過とともに関係も変質する。

また、最初マンハッタン計画までを除けば、基本的法廷である

当方英語リスニングに慣れているとは思うが、聞き逃した事柄もあった。日本語字幕で見ればこの苦労は少なかったかもしれない。

さらに3時間と長い。劇場結構混んでいたが、途中で携帯を見たり同伴者と話したりするガキ共もいた。

原爆の扱いを巡って

映画的なクライマックスは、一応ロスアラモスでの原爆の爆発実験に置かれており、中盤に訪れる。

これによってオッペンハイマープロメテウスとなり、世界に滅亡をもたらす「死」となる。

オッペンハイマーはこの後苦悩し、戦後水爆開発に反対し、それが戦後公職追放の憂き目を見る仇となる。

日本人として気になる広島長崎描写は、直接行うことは避けられている。

しかし、罪の意識に苛まれ主人公が投下後にロスアラモスの職員を前に演説する際、喜びを口にしドイツに落としてやりたかった(オッペンハイマーユダヤ人)と盛り上げながらも、皮膚がポロポロと崩れ落ちる幻影を見せる(これは『はだしのゲン』での描写が思わず想起された)、職員向けの広島視察報告会で残虐な写真想像させるリアクションを演じさせる、という程度は行っている。

また、アメリカ軍原爆投下地を選定する際、

などと軽い調子で話し合う場面は生々しい。

僕は被爆出身ではないし、広島高校修学旅行で一度訪れた程度なのだが、上述の演説中のフラッシュバックの場面では、被爆者が受けた残酷な苦悩を思い、思わず涙がこぼれた。

これはアメリカ人が憎いとかどうのという話ではなく、(戦後も含めた)歴史という大きな対象個人との対比に心が動いたという話と言えようか。

あとちょっと思ったのは、爆発前のカウントダウンAVJOIみたいな効果がある。

個人的営為の究極であるAV鑑賞と、大衆娯楽にする装置であった映画館での映画観賞との接続は興味深い。

アメリカ合衆国暴力映画

アメリカ合衆国原罪のようなものも、映画に盛り込まれている。

まず、ロスアラモ研究所を作った砂漠原住民土地であり、オッペンハイマー自身戦後インディアンに返せと言う台詞がある。

原住民から取り上げて作った研究員居住空間は、まるで西部劇舞台である

ガランとした土埃舞う道、左右に並ぶ木製の建物

妻がシーツを取り込む場面はフォードにありそうだし、ロスアラモスに引っ越してきたオッペンハイマーの妻はサルーンがあれば完璧ねと言う台詞もある。

事程左様に西部劇的な舞台が用意されるが、アメリカ合衆国西部劇で描いてきた神話や、その自警的な暴力性と法による支配との相克は、これまで様々な映画で繰り返し取り上げられてきた主題である

この映画でも、原爆を無事作り終えて職員に肩車されるオッペンハイマーの背景には、星条旗がはためく。

アメリカ合衆国原理的に持つ暴力性を描いているのだろう。

科学者戦争協力

自明テーマであるが、見逃すことはできない。

オッペンハイマーナチズムへの反発からアメリカ軍原爆開発をリードする役目を引き受けた。

科学政治関係というテーマは、コロナ禍での専門知の活用学術アカデミー問題、そして2011年原発事故など、日本でも問題になってきた。

現代的でアクチュアルテーマを扱う映画である

共産主義科学資本主義

この映画テーマはもちろん原爆というプロメテウスの火である現代的なテーマである

しかし今一度思い返してみると、科学共産主義資本主義関係にも踏み込まれているのではないかと思う。

科学の進展と共産主義は切っても切れない関係にある。ソ連科学推し進め、オッペンハイマーマルクス主義科学的社会主義)に興味を持つなど、科学者共産主義楽園が訪れるのではないかと期待した。

しか共産党による独裁となったソ連崩壊し、その混乱を収めたプーチンウクライナに核の脅しをかけている。

では資本主義勝利かと言えば、その限界が指摘されて久しい。アメリカ合衆国共産主義への恐怖から赤狩りを進める。さら戦争に勝つために原爆まで作ってしまった当事者である

この映画は、冒頭で述べたように3分の2が赤狩りに関するものである

原爆映画ではあるのだが、共産主義科学に関する映画と考えることもできよう。

日本で公開すべきか・できるか

3時間という長尺の映画であるが、これだけ多様で重層的なテーマを盛り込み、商業作品にしたクリストファー・ノーラン製作チームの意欲は素晴らしい。

しかし、あくまでもアメリカ国内の話であるという感じもする。ソ連、そしてヨーロッパ中国の動向も薄い。

そして日本では、まずもって娯楽作品ではないから、商業成功は見込めるのかは分からない。

さら原爆開発に対する反発も大きいだろう。被爆者が親類にいる訳でもない私でも涙がこぼれたので、当然のことだと思う。

しかし、重く重要主題を扱う映画ではあると思うので、公開の判断がなされて多くの人が視聴する文化的土壌に期待したい。

Permalink |記事への反応(0) | 20:13

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2023-06-25

anond:20230625175010

元増田はそこで育った人の実感なんだろうからへーって思ったし、これからまた違う多摩経験して考え変わっていったりもするかもねって受け止めたけどブコメ

“「家ばっかでつまんねー町並み」のことを建築家内藤廣は「意気地なしの風景」と言ってた。戦後資本主義個人主義帰結。それはゾンビ的な風景で、本当は廃墟なのにそう見えない「見えない廃墟なのだと。”

にはこの増田と同じようなこと思ってちょっとイライラした


“単純にマイホームは覗けず、一方、外観に「ドラマ」の痕跡全然ない。だから町並みがつまらない。各家庭のプライベート侵入しないと無理。他人人生に「ドラマ」を見る人、リアリティショーの消費者と同じと思う”

さらに他へのブコメで色々書いてるけどドラマがどうとか以前にブコメと同じことそのつまんない外観の町並みの中でお金出して家買って実際暮らしてる生身のその人の目の前で言えるのかどうかで考えたらいいんじゃない?

ドラマはそりゃ知らんけどその人間は確実にしかもたくさんいることくらい想像つくでしょ

町並みを構成してる家々の外観もその生身の他人財産や所有物なわけだけど、商業作品として世に問われたわけでもない他人財産につまんないとか廃墟とか評するの単純にだいぶヤバじゃん?

ベッドタウンに越した同僚の新居に招かれたその場ででもここ本当につまらない町並みですね、他意はないです!とは言わないじゃん?(もちろん言わないことはわかってるよそもそも良識TPOという点で)

建築家言葉を借りたとしても

いやむしろ借りたからこそかな

なんかいやそれを言うあなたは誰?どこから評してんの?ってなもんじゃん住人とか似たような景色の中に住んでる人間からしたらさ

漠然と「田舎」とか「郊外」でなくだいぶ特定地域だしね元増田場合

もちろんブコメでなに書くかなんて自由だし思うのも自由だしブコメ増田もおよばれした先のベッドタウンの新居じゃまったくないんでやめろなんて言う理由もないから言わないけど、

少なくとも俯瞰的というよりは「外観」に限定したとしてもちょっと傲慢な考え方に見えちゃうし、やだなーと感じた人から反論くらいはまあくる書き方ではあるかなーと思ったな、

都市郊外という相克”(このブコメ気に入った)について日々激しく侃々諤々するはてなではなおのこと

Permalink |記事への反応(1) | 20:04

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2023-06-11

※長めの追記あり

けっこう忘れ去られてる事実かもしれないが、ちょっと昔は、左翼は「不謹慎万歳」だった。

ポルノ体制の抑圧に抗する人間性解放象徴だとして称揚していた。

「不健全表現存在してはならない」なんて、宗教右派特高警察かみたいなこと言ってる現在とは正反対だ。

「昔の左翼はえらかった」などという話ではない。だってあんまりメンツ入れ替わってないからな。共産党の主たる票田は昔も今も団塊世代だろう。

いか左翼正義が何にでも結合するのかということだ。無農薬野菜にも反原発にも、エログロにもポルノ廃絶にも、アニメにもオタクバッシングにも、反戦にも戦争賛美にも、宗教にも宗教弾圧にも、何にでも取り憑いて寄生してしまう。

ブコメ読んで思ったことなど

まあそれはそうなんだけど。もっともな動機に根ざした暴走こそタチ悪いというのもあるし。

のもその通り。

いわゆる保守体制側は、締め付けるにしても緩めるにしても風向き次第・エライサンの胸先三寸というところが元来有る。

本邦において左翼に期待される役割は、そういうヌルヌルの動きに要所で釘を刺すことのはずだ。

保守伝統と呼ばれる暗黙知ベースに共有してる(ことになっている)からなんとなくで動いてもいいんだ。

左翼はそうであってはいけない。理屈で動かないと意味がない。でももう「戦後ももはや「歴史」になり、左翼にもなんとなく感覚的に依拠できてしまう「伝統」が生じてしまったんだろうな。

もちろんここで左翼とか保守とか雑語りしてるのは「敢えて」なんで、細かいツッコミ無視で。

結局のところ「日本社会って変だね」という話ではある。ウヨサヨ相克史という切り口からはむしろその変さは整理できないだろう。

ところで「けしからん表現の取り扱い」については欧米もたいがいわけのわからない紆余曲折を経てきており、それが本邦の国内状況に混乱を添えている。

そこで保守に期待される役割は「うちにはうちのルールがある」という毅然たる態度のはずだがおとうさんもうふにゃふにゃだからな。

その辺のディテールは言わなくても知ってる同士(というか世代)での書き方しかしてないからな。ちなみに78年生まれ愛のコリーダだののリアタイ世代ではない。

表現規制とかセックスジェンダー関係の話ってウヨサヨヘイトプロレスネタとして消費されやすい。

別にただちに生き死にに直結する話でもなし、まともな人は火の粉をかぶらないよう距離をとることが分別ではないか基地外と踊るべきではない、そのように受け取られがちだ。

でもそうじゃあないんだね。こういうのをグダグダのままにしておいたら我々はクソみたいな「戦後」の文化言論空間をどこまでも(団塊の死後も)ズルズルひきずることになる。

Permalink |記事への反応(21) | 01:40

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2023-04-08

能力バトル漫画ゲームみたいな設定が嫌い

たとえば「属性ごとの相性」みたいなのがあると萎える。

「水は火に強い」だとか「風は土に強い」だとかだ。

登場人物ゲーム的に世界解釈しているのは別に嫌いじゃないが、作品ゲーム的な設定を持っているのは好きになれねえ。

本当にゲームの中だというのなら別にいいが、そうではなくそ世界はその世界現実だというのなら違和感ヤバイすぎる。

木火土金水になぞらえていようが西洋の四属性思想になぞらえていようが世界物理法則にそこまで深く関わるようなもんではないだろ。

まあ確かに陰陽師世界において五芒星相克関係によって霊的な力がどうこうしていたというのはあるが、あれも結局は何も起きてない状況にそれっぽい儀式をやってみせるための設定でしかないだろ。

実際に霊的な力が蔓延っているような世界になってしまったら、そんな上っ面の設定は吹き飛んで実践的なものけが残るはずだ。

別にコレは「個別の状況に対しての有効打の存在」を否定しているわけじゃない。

悪霊にターンアンデッドが効きやすいのは何もおかしくない。

カビにカビキラーを打ち込むと落としやすくなるのは、そこにゲーム的な相性設定があるのではなく、ある対象に対して効きやすい道具を開発した結果だ。

騎兵突撃に馬防柵を張るのは間違いなく効果的だ。

だがそこに「ゲーム的な倍率」みたいなのが入ってくると完全に無理になってしまう。

騎兵に対して槍兵は5倍のダメージを与えるとか言われても何のリアリティもない。

ゲームにおいて5倍の特攻効果があるものとして計算されているものが、現実にはどのような過程で起きているのかを演出するのが漫画作品映像作品役割だろう。

「判定でクリティカルが出たかダメージが倍になった」とゲーム計算されるのは、現実戦闘においても「当たりどころが悪くて大きなダメージを受けた」「装甲の隙間に完璧に入ってしまった」といった事が起きているのを簡略化したものだ。

ゲームは多くの場合現実の簡略化によってシステム設計しており、「火属性が草属性に2倍ダメージ」というのは、草木に対して炎で焼き払うのが有効であるのをゲーム的に簡略化した結果であり、それぞれのゲーム世界における実際の戦闘においても2倍ダメージが先にあってそれに相応しい演出として草が燃えているのではないはずだ。

そこを理解しているのか怪しい作品が増えてきているように思う。

世界解釈ゲーミフィケーションを持ち込むのは良いことだし、登場人物がそういった価値観を持つの現代キャラクター造形として正しいと思う。

だが、世界を形作る根本原理ゲームそのままであるのが許されるのは、その世界造物主によってそのように作られた場合のみだ。

Permalink |記事への反応(2) | 13:31

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2023-02-12

https://archive.md/znzRf

被写体撮影者と公衆送信者の2者の相克考慮に入れてないってのはヲタしからぬ思考に見える。想定して外す経験をぎょうさんしたのかも知らんけど。

Permalink |記事への反応(0) | 19:35

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2023-02-06

AI著作権相克の激化によって人間が一番めんどくさいのは公式募集

公式募集イラストサインアカウント名)をいれると売名行為となるから採用されない

公式募集イラストサインアカウント名)をいれないと採用はされるが公表されたとたんに都合よく収集されAI学習される

  

この不文律はどうにかならねえかな?

俺は公式募集してなくてもバレンタインが近いか物理チョコ送付時にイラストそえて●●作品の●話ご出演の●●さんへ2023/2/14と自分の垢もかきこんで送る。

まり「どのキャラあてに何の感謝をこめてだれがいつ」事務所とかスタジオかにおくってるかを、イラスト書くほどの熱量とともに、明らかにたかったわけ

でもそれやると添えた花とかチョコも全っ部無視されるのね! 結構高かったのにさ!

イラストがまずくてもカードなんだからよけてくれりゃいいだろが!

よく女子高生がやるみたいに、垢名だけを絵文字でつぶしてくれてもいいよ。俺も同担拒否とかで炎上したくないもんな。

 

去年、「サインのないめちゃうイラスト」、花、チョコメッセージカードは全部公表されたのさ!

いや立派だよ!

けどたぶんそのサインないイラスト中学生だの外国人だのにグレーゾーンだ使っていいっておもわれちゃってるわけよ!

絵師も裏垢で不安はいってたよ!!

食い物にされかねないイラスト公表はいかんやろ!!

 

もっというと「公式絵をコピペしてラミネにして串つけて花にさして」おくるやつも公式から去年公表されてたよね!

それ堂々と著作権侵害してるのに大丈夫か?だし堂々とそれを公式がお礼をそえて公表してるわけよ!

はあ?なら俺も公式絵をじゃんじゃんコピペして使うわバーカ!

中学生じゃなくてもOKなんだっておもうわそりゃ!

あのキャラにはこういう熱心なファンがついてるって世間に知らしめたいわバーカ!

マイナー推し仲間を力づけたいんやコピペしまくるでぇ!

って中学とき黒歴史やんけ、それをまた繰り返せっちゅうんか???

 

販売作品イラストコピペ目的によらず著作権侵害ってやっとかないといかんのちゃうかい公式ィ?

どうにかしろやほんまに!

今年の2/14、花とチョコの行方を絶対みとるからなぁ!

 

まあでも現実的にさ

イラストピクシブに自前垢からのせる(収集対象であってももしかたないよね)からイラストカードよけていいからさ。

ほんと花・チョコが「だれあてに」来たかだけでも公表してくれ土下座

推しイメージのお花でめっちゃ慎重に選んでるんや…

 

追記

大事なことを隠してたか追記するね

ひとつ

俺はピクシブとツイの垢ではキャラ同志のいちゃいちゃ妄想は軽くくりひろげているが

花に添えてるのは露出は顔しかないエロくない単体イラストだけだよ チョコつまみあげたり花もってたりするだけの無難なやつな

ふたつめ

実はチョコと花かって送ろうとしている主体イラストかけない友達

俺は友への援護射撃もあって書いてるだけで、本当はそのキャラ妄想できるほど最推しではない。

本当に好きではあるんだけど年に一回とか2回(キャラ誕生日)くらい単体でかっこよくかわいければそれで満足。

友人には無償提供してる(郵送代とかプリント代を友人が持ってくれるっていうから便乗してるだけ)。

だけどやっぱりへんなとこに転用されたくないか絵師としてのサインは入れたいし(実名では一切イラスト受注してません、家族も知らないと思う)、

なにより、友が「あの人、他人の絵を自分が書きましたっていってる!なりすましだ!」ってへんなことで炎上するのもいやなわけよ

もう来年から無償で絵はかきませんていったほうがいいわけ

だって花もチョコも買ってファンレター書いて送付先までなんとかしらべあげてる友人が公表されなくてほかの公式コピペのが公表されるのつらくてみてられねえよ

Permalink |記事への反応(2) | 16:07

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2023-01-06

anond:20221211083641

自身は完全同意

ソーシャルグッド界隈」のガバナンスコンプラ問題。ひいては行政問題

この騒動を奇貨としてその文化的成熟を期待したい。

そういう趣旨で書いた増田記事へのブコメ反応を見ても、同じ関心を持ってる人は少なくない。

でも世間一般でいえばそういうところに着目してるのは結局ごく一部のレアクラスタであり

ほとんどの人は結局いつものウヨサヨ相克の構図でしか認識してないと思う。

そもそもソーシャルグッド界隈」に興味がないから。

意識高い系のおままごとしか思ってないでしょ。

なんかよからぬこやらかしたんなら潰すべき、そうでないなら存在自体がどうでもいいと

Permalink |記事への反応(0) | 18:34

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2022-11-08

相克どして・・・

約 1 件 (0.21 秒)

Permalink |記事への反応(0) | 20:29

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2022-10-12

anond:20221012154736

「女と言う属性で男のためにセクシーさを演出しそれを男性から評価して欲しいと願う存在」は

そうした行動をとるキャラクター自己決定権尊厳が奪われた差別的表現だという主張と相克するから

そのような名誉男性女性の一部などと認めるわけにはいかないのだよ

ホットパンツノースリーブで歩く女というのは東京ならそこそこ目にしたし

コスプレ会場で肌色スーツで際どい露出してるように見える女もいるが

そうした女が男の性的欲望を受けることを目的にしているなどと、認めてはいけないんだ

Permalink |記事への反応(2) | 16:04

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2022-09-13

なぜ共産主義独裁になりやすいのか

ある宗教党首の再選というニュースを見て、そういえば共産党独裁になりやすいなと思った。

各国の元首も第何選もしているし、独裁になりやすい。

アメリカはその逆で、絶対独裁ができないシステムになっている。最長でも2期8年。

この差はどこから来るのかというと、おそらく、共産党

人間は成長しないもの

という信仰にあるのではないかと思った。

現代共産主義というのはマルクス主義である

マルクス主義とはつまり唯物史観、この世は物質けがあり、物質法則を作るというものである

これはつまり共産主義者や新興宗教信者にとって

人間物質、肉の塊だから一定のもの進化しない

という強い信仰があるのだろう。

から残酷なこともできるし、犯罪もできる。しょせん自分ロボットなのだから神罰も何もない。

そういう思想を持つ人間に恐れはない。そして神罰を受けてからそれに気づく。

見た目は同じアジア人のような恰好をしているが、信仰が全く違う。おそらくクマライオンくらい違うのではないか

からアメリカ中国は、同じ人間のかっこうをしているが、

実は人間機械相克のようなものだと感じている。

今回の党首の再選でそれに気づいた。

Permalink |記事への反応(3) | 01:01

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2022-08-14

リコリスコイルの主に設定・脚本演出まわりのあれこれ

はしがき

総評

個人感性の話になるけど、こういう世界観ならこういう組織キャラクターシチュエーションが成立しそうだね、そういうキャラクターがこういうシチュエーションに放り込まれたならこういうドラマが発生しそうだね、というところが可能な限り破綻なく噛み合って、その上でキャラクターの行動・お話の展開に意外性がありつつも納得できる形で成立しているとすごく刺さるんだよね。そのとき設定やお話自体は作中で納得感がある形で描写されていれば現実離れしていても問題ない。

逆に世界観と展開が一致しないとか、キャラクターを無理に動かしてるとか話の都合が優先されると一気に萎えちゃうんだよな。だから松野泰己が作るお話はすごい好き。

その点リコリス・リコイルもったいないなーという印象。世界観の骨格は重めに作ってるのに、設定に無理があったり細かなお話の展開・演出がご都合優先で整合性を欠いたりしている。たぶん実際にやっていることはヒロイン二人のお話から、不必要世界観が足を引っ張ってるんだと思う。ただ自分にとっては前述のように世界観・設定やキャラクターとの整合がとれたドラマを観られることが重要から、そのあたりのチグハグさがとても気になる。

すごくいいところもあるし放送されてる間は話題になるけど、オールタイム・ベストになったり後世に名を残すでもなく、中途半端に消費されるだけになりそうというか。その点ガンスリンガー・ガールは確かに後世に名を残しているじゃんか。その違いだよね。作画劇場版と言っても問題いくら高水準なのに。そういう意味ではワンダーエッグプライオリティに似たものを感じる。

後半でうまくお話転がしてDAという組織の成立やリコリス出自に伴う因縁敵対組織との相克を折れたタワーの由来と絡めながらダイナミックに風呂敷広げて、歪な社会構造の少なくとも一部を何らかの形で次のステージに進める感じで綺麗に畳んでくれるといいけど、千束とたきなのしょーもない心の葛藤百合百合パワーで乗り越える!みたいなヒロイン二人の関係性で話が終わりそう。学園ドラマでやってくれ。

微妙だと感じた点を色々書いていくけど、制作陣はそんなこと言われなくても分かってると思うので最終的にこういう指摘を跳ね飛ばすくらい面白い、視聴してよかったと思える作品に仕上げてくれることを祈る。

いいところ

とにかく突き抜けた作画クオリティとメインのふたりキャラの魅力がアニメ作品として話題を引っ張ってる印象。

微妙なところ

作画のよさとはアンバランスに、設定作りや脚本演出には力入れてないなという印象。

もっとコミカルだったりファンタジーに寄せてくれれば(ガルパンのように)そういう作品なんだと割り切ることもできたけど、なまじほぼ現代日本一見リアルっぽい作りにしているから見せたいもの世界観・設定が一致してないように見える。

詳しくは下記の通り。

ガバガバ設定

そもそもベースとなる世界観お話の展開の間をつなぐ設定に納得感が無い箇所が多い。ファンタジーにするならもっとファンタジーに描く、リアルに寄せるなら設定も妥協しないという整理をしてほしかった。リアリティラインをどのあたりに置けば良いのか迷ってしまった。

ガバガバ展開

その流れならその展開しないでしょとか、このキャラクターがこう動くのはおかしいとか脚本の都合優先で設定やキャラクターが置き去りになってる。

敵も味方もいちいち迂闊。治安維持組織犯罪組織の攻防にリアリティも緊張感もあったもんじゃない。ツッコミどころに対して劇中でセルフツッコミもしてるけど、それがいちいち言い訳がましい。それなら最初から整合性のある設定や演出をしてくださいよ。

さすがにここまで突っ込む気は無いよポイント

まあエンタメ作品からね、ある程度の制作上の都合とか、あからさまにネタに寄せてる部分もあるよね。分かるよ。

気にはなったけどまあ飲み込んでもいいかというポイントを書いていくよ。

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リコリスコイルの主に設定・脚本演出まわりのあれこれ

はしがき

総評

個人感性の話になるけど、こういう世界観ならこういう組織キャラクターシチュエーションが成立しそうだね、そういうキャラクターがこういうシチュエーションに放り込まれたならこういうドラマが発生しそうだね、というところが可能な限り破綻なく噛み合って、その上でキャラクターの行動・お話の展開に意外性がありつつも納得できる形で成立しているとすごく刺さるんだよね。そのとき設定やお話自体は作中で納得感がある形で描写されていれば現実離れしていても問題ない。

逆に世界観と展開が一致しないとか、キャラクターを無理に動かしてるとか話の都合が優先されると一気に萎えちゃうんだよな。だから松野泰己が作るお話はすごい好き。

その点リコリス・リコイルもったいないなーという印象。世界観の骨格は重めに作ってるのに、設定に無理があったり細かなお話の展開・演出がご都合優先で整合性を欠いたりしている。たぶん実際にやっていることはヒロイン二人のお話から、不必要世界観が足を引っ張ってるんだと思う。ただ自分にとっては前述のように世界観・設定やキャラクターとの整合がとれたドラマを観られることが重要から、そのあたりのチグハグさがとても気になる。

すごくいいところもあるし放送されてる間は話題になるけど、オールタイム・ベストになったり後世に名を残すでもなく、中途半端に消費されるだけになりそうというか。その点ガンスリンガー・ガールは確かに後世に名を残しているじゃんか。その違いだよね。作画劇場版と言っても問題いくら高水準なのに。そういう意味ではワンダーエッグプライオリティに似たものを感じる。

後半でうまくお話転がしてDAという組織の成立やリコリス出自に伴う因縁敵対組織との相克を折れたタワーの由来と絡めながらダイナミックに風呂敷広げて、歪な社会構造の少なくとも一部を何らかの形で次のステージに進める感じで綺麗に畳んでくれるといいけど、千束とたきなのしょーもない心の葛藤百合百合パワーで乗り越える!みたいなヒロイン二人の関係性で話が終わりそう。学園ドラマでやってくれ。

微妙だと感じた点を色々書いていくけど、制作陣はそんなこと言われなくても分かってると思うので最終的にこういう指摘を跳ね飛ばすくらい面白い、視聴してよかったと思える作品に仕上げてくれることを祈る。

いいところ

とにかく突き抜けた作画クオリティとメインのふたりキャラの魅力がアニメ作品として話題を引っ張ってる印象。

微妙なところ

作画のよさとはアンバランスに、設定作りや脚本演出には力入れてないなという印象。

もっとコミカルだったりファンタジーに寄せてくれれば(ガルパンのように)そういう作品なんだと割り切ることもできたけど、なまじほぼ現代日本一見リアルっぽい作りにしているから見せたいもの世界観・設定が一致してないように見える。

詳しくは下記の通り。

ガバガバ設定

そもそもベースとなる世界観お話の展開の間をつなぐ設定に納得感が無い箇所が多い。ファンタジーにするならもっとファンタジーに描く、リアルに寄せるなら設定も妥協しないという整理をしてほしかった。リアリティラインをどのあたりに置けば良いのか迷ってしまった。

ガバガバ展開

その流れならその展開しないでしょとか、このキャラクターがこう動くのはおかしいとか脚本の都合優先で設定やキャラクターが置き去りになってる。

敵も味方もいちいち迂闊。治安維持組織犯罪組織の攻防にリアリティも緊張感もあったもんじゃない。ツッコミどころに対して劇中でセルフツッコミもしてるけど、それがいちいち言い訳がましい。それなら最初から整合性のある設定や演出をしてくださいよ。

さすがにここまで突っ込む気は無いよポイント

まあエンタメ作品からね、ある程度の制作上の都合とか、あからさまにネタに寄せてる部分もあるよね。分かるよ。

気にはなったけどまあ飲み込んでもいいかというポイントを書いていくよ。

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リコリスコイルの主に設定・脚本演出まわりのあれこれ

はしがき

総評

個人感性の話になるけど、こういう世界観ならこういう組織キャラクターシチュエーションが成立しそうだね、そういうキャラクターがこういうシチュエーションに放り込まれたならこういうドラマが発生しそうだね、というところが可能な限り破綻なく噛み合って、その上でキャラクターの行動・お話の展開に意外性がありつつも納得できる形で成立しているとすごく刺さるんだよね。そのとき設定やお話自体は作中で納得感がある形で描写されていれば現実離れしていても問題ない。

逆に世界観と展開が一致しないとか、キャラクターを無理に動かしてるとか話の都合が優先されると一気に萎えちゃうんだよな。だから松野泰己が作るお話はすごい好き。

その点リコリス・リコイルもったいないなーという印象。世界観の骨格は重めに作ってるのに、設定に無理があったり細かなお話の展開・演出がご都合優先で整合性を欠いたりしている。たぶん実際にやっていることはヒロイン二人のお話から、不必要世界観が足を引っ張ってるんだと思う。ただ自分にとっては前述のように世界観・設定やキャラクターとの整合がとれたドラマを観られることが重要から、そのあたりのチグハグさがとても気になる。

すごくいいところもあるし放送されてる間は話題になるけど、オールタイム・ベストになったり後世に名を残すでもなく、中途半端に消費されるだけになりそうというか。その点ガンスリンガー・ガールは確かに後世に名を残しているじゃんか。その違いだよね。作画劇場版と言っても問題いくら高水準なのに。そういう意味ではワンダーエッグプライオリティに似たものを感じる。

後半でうまくお話転がしてDAという組織の成立やリコリス出自に伴う因縁敵対組織との相克を折れたタワーの由来と絡めながらダイナミックに風呂敷広げて、歪な社会構造の少なくとも一部を何らかの形で次のステージに進める感じで綺麗に畳んでくれるといいけど、千束とたきなのしょーもない心の葛藤百合百合パワーで乗り越える!みたいなヒロイン二人の関係性で話が終わりそう。学園ドラマでやってくれ。

微妙だと感じた点を色々書いていくけど、制作陣はそんなこと言われなくても分かってると思うので最終的にこういう指摘を跳ね飛ばすくらい面白い、視聴してよかったと思える作品に仕上げてくれることを祈る。

いいところ

とにかく突き抜けた作画クオリティとメインのふたりキャラの魅力がアニメ作品として話題を引っ張ってる印象。

微妙なところ

作画のよさとはアンバランスに、設定作りや脚本演出には力入れてないなという印象。

もっとコミカルだったりファンタジーに寄せてくれれば(ガルパンのように)そういう作品なんだと割り切ることもできたけど、なまじほぼ現代日本一見リアルっぽい作りにしているから見せたいもの世界観・設定が一致してないように見える。

詳しくは下記の通り。

ガバガバ設定

そもそもベースとなる世界観お話の展開の間をつなぐ設定に納得感が無い箇所が多い。ファンタジーにするならもっとファンタジーに描く、リアルに寄せるなら設定も妥協しないという整理をしてほしかった。リアリティラインをどのあたりに置けば良いのか迷ってしまった。

ガバガバ展開

その流れならその展開しないでしょとか、このキャラクターがこう動くのはおかしいとか脚本の都合優先で設定やキャラクターが置き去りになってる。

敵も味方もいちいち迂闊。治安維持組織犯罪組織の攻防にリアリティも緊張感もあったもんじゃない。ツッコミどころに対して劇中でセルフツッコミもしてるけど、それがいちいち言い訳がましい。それなら最初から整合性のある設定や演出をしてくださいよ。

さすがにここまで突っ込む気は無いよポイント

まあエンタメ作品からね、ある程度の制作上の都合とか、あからさまにネタに寄せてる部分もあるよね。分かるよ。

気にはなったけどまあ飲み込んでもいいかというポイントを書いていくよ。

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2022-06-19

[ゲーム日記]6月19日

ご飯

朝:松屋の朝食。昼:レタスたまごベーコン、米を炒めたやつ。夜:レタス豚肉アップルパイ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

シャドウバース

期間限定ストーリーのために最新に追いつくためにガンガンシナリオを読んでた。

運命相克バニーバロンルート

 ・5段階評価:3

 ・あらすじ

  三人のタイタン支配するレヴィールで、貧しい生活を送る中で生き死にのやり取りを生業としていたバニーバロン

  二人は互いの出会いから自分のために殺しを行うのではなく、世界平等を取り戻すために殺しをしていた。

  そのために三人のタイタンの一人ナハトハトから仕事を請け負い、もう一人のタイタンアイシィレンドリング力を削ぐための活動を行なっていた。

  そうして幾度と襲撃を繰り返す中で、民衆にもアイシィレンドリングへの悪感情が溜まりバロンの元に大勢の人が集まるのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  「運命と呼ぶには薄汚れていて……

  宿命と呼ぶにはみすぼらしくて。

  だから俺は、彼女の手をとった。

  自分にとってぴったりの運命で、

  お似合いの宿命だったから。」

  バニー出会ったバロンモノローグ

  バニーのことをどう思っているのかを分かりやす吐露していて好き、

 ・印象に残ったキャラ

  鴨撃ちのウッド

  二言三言喋っただけのモブなんだけど、妙に印象深いし、何より力自慢をしておきながらナハトハトを知らない世間知らずっぷりが可愛い

  自然鎮魂編のジーナ機械反乱編のジェイツーのような名モブ雰囲気がする。

 ・感想

  天地侵略編で機械反乱と自然鎮魂のキャラたちのストーリーはひと段落し、新しいストーリー

  今回のレヴィールは西部劇ぽいんだけど魔法占いもあるのが面白い

  主人公バニーバロンは、今までのシャドバの重苦しいシナリオの実績を踏まえると、どう考えても幸せにはなれない雰囲気がプンプンして読んでて苦しかった。

  アリサ以外の初期リーダー組はカケラも出番なかったけど他のリーダーで出番あるのかなあ?

運命相克マイザールート

 ・5段階評価:4

 ・あらすじ

  保安官でありながら銃を扱えない「腰抜けマイザー

  アイシィレンドリング金利を跳ね上げたことに起因する治安の悪化危惧したヴィンセント命令単独捜査を開始する。

  バロンアイシィレンドリングの部下に立ち向かう様を見て、遂に銃を抜くのだkつた。

 ・印象に残ったセリフ

  「そんなに辛いなら、やめちゃえって。

   金なら…… 僕が稼いだっていいんだ」

  人質を巻き添えにしてしまい落ち込むマイザーを励ますセリーナ台詞

  結果は断るのだけど、ダメ男マイザールートも見てみたかったな。

 ・印象に残ったキャラ

  ヴィンセント

  金にことばかりのアイシィレンドリング、恐怖のためにめちゃくちゃするナハトハトたちと同じ巨人でありながら善人だった。良い人だなあ。

 ・感想

  めっちゃ好みの話だった。「普段は戯けているが、実は凄い」っていうベタ中のベタが大好きなので、こういう話は大好物

  普段は銃を抜けないマイザー君が抜いた途端に加速の魔法を使ってばったばったと薙ぎ倒す。いいね

  人質を誤射してしまった件など、シャドバらしい暗いストーリーもありながら、教会シスターをしている幼馴染のセリーナに、優しい上司ヴィンセント、そして何よりマイザーのことが大好きな街のモブキャラたちとの魅力的な交流

  こういうのでいいんだよ、こういうので。暗い話一辺倒じゃ疲れるもんね。

  まあ…… 次のセリーナが明らかに暗い話っぽいから…… ねえ……

運命相克セリーナルート

 ・5段階評価:3

 ・あらすじ

  教会子どもたちと暮らしながら、裏ではヴィンセント命令で人を殺していたセリーナ

  レヴィールに出没する異形を殺害する任務を受け持つも、締めきれず教会へと帰る。

  そして、バニーバロンの発起に合わせて、アイシィレンドリングを撃つ任務を開始する。

 ・印象に残ったセリフ

  「……ご飯のお代わりって、いいですか?」

  教会ご飯を食べた後、嫌悪雰囲気の中呑気に言い放つアリサセリフ

  こういうキャラだっけ? プリコネ感すら感じた。

 ・印象に残ったキャラ

  老シスター

  セリーナ任務のことをわかっていながら、なお神の実在を信じるキャラ

  うーん。暗い話だなあ。

 ・感想

  物語あるある教会裏で悪いことしがちってのがあるけど、典型例だった。

  マイザールートで匂わせていたセリーナの本性が明らかになるも、マイザーへの気持ちに嘘はないみたいで一安心

  とはいえ、このゲーム人を自分意志で殺す人に容赦しないからなあ……

運命相克編イルガンノルート

 ・5段階評価:4

 ・あらすじ

  記憶を失い彷徨っていた女性が、女殺しのごろつきイスタと出会う。

  イスタは女性にイルガンノという名前を教える。イルガンノは復讐のためにアイシィレンドリングと戦う中、異形という未練を持ちながら死んでいった者であることを知る。

  しかし、イルガンノとその復讐相手はイスタの嘘で、実際は女性はイルガンノではなく、イルガンノはイスタの自殺した妹だった。

  イルガンノは生前姉の魔力により死に淵から蘇生したことを思い出しながらも、イスタの最後のお願いのために姉のためでなく「イルガンノ」のために戦うことを誓うのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  「……それが済むまでの間は、私は私じゃなくていい。

  イルガンノで構いません」

  イルガンノ?の最後セリフ

  重い。

 ・印象に残ったキャラ

  イスタ。

  どうしようもない小悪党なんだけど、最後最後でイルガンノに道を示せたのは良かったのかも。

 ・感想

  好きなお話だった。

  世界を巡るなんたらや三人の巨人の話は蚊帳の外で、イスタとイルガンノの関係性のお話

  最初からずっと嘘だったんだけど、その嘘が最後最後に誓いの言葉になるの寂しくて辛かった。

運命相克最終章

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  ゼシルウェンシーとの戦いに挑む面々。バロンは自らが死んでもバニー大義を継ぐことを期待して敗北、マイザーはゼシルウェンシーの感染能力により本来守るべき民衆を殺してしま絶望セリーナ心中、イルガンノは自身の本当の復讐相手がゼシルだと知り暴走してしまい、結果バニーを除く主人公勢は全滅してしまう。

  唯一生き残ったバニーはアリサと共にアイシィレンドリングを打つが、それこそがアイシィレンドリングの真の狙いであった。

 ・印象に残ったセリフ

  「メイシアさんは、悲しそうだったと思いました。」

  過去シナリオを振り返るアリサセリフだが、そうだったかなあ……? 感が若干する。

 ・印象に残ったキャラ

  マイザーの死を嘆くヴィンセントバロンの死を嘆くナハトハト

  巨人と呼ばれながらも人間味があるシーンがあると良いね

 ・感想

  バロン認識阻害魔法バニーに対してもかけていてため、バニーバロン死体を見つけることすらできないくだりが強烈だった。

  因果応報とはいえ、ここまで悲しいことないでしょ……しかバロン大義全然バニーに伝わってないし……

  二人で心中するマイザーセリーナも悲しいし、家族のことを想って暴走してしまうイルガンノも悲しいし、やっぱり暗い話だった、

  五人ともはバッドエンドから話が始まってるようで救いが見えない、この後どうなるんだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 22:09

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2022-03-14

anond:20220314063804

まあわからんでもないけど、やっぱりリョナでひとくくりにするのはちがうだろうな

たぶんだけど、この人はアビスだとカートリッジより自分で毒で腫れた腕を切ろうとするシーンとか、カートリッジ前の両方載ってるエレベータでの実験のほうがクるんではないだろうかと

それは本来は「凌辱」(リョナの前半になった言葉普通エロ目的含む)だったり

「残虐」(エロ目的含まない)のタグだろうと思うし、2次だと「グロ注意」の一行程度で済ます人もいる

「○子爆弾で10万人しにました、爆心地はまるで地獄のようでした」って一行書いただけじゃ残虐描写でもグロ描写でもないし、そこで省略される残虐と尊厳相克のような描写こそをこの増田はみたいんだろう

とするとやっぱ第一候補としてはヒーローピンチとかなんだろうしそこで好みの作品についてるタグ調べるくらいはしてみればいいのでは?

 

ただ、たぶん行為に着目した分類(「ダルマ」だの)も当然のようについてるだろうけど、そういうタグのついた素人創作だと行為自体に十分興奮できる人が書いていてあまり心理によせた描写がうまくないのが多いと思う

モブレ 自己犠牲 BL」とか「ヒロピン 損壊 尊厳」とかで検索したこと自分はないけどありそうだね

次世代型のなんか適切な言葉ができるといいね

 

ジャンルで近そうとおもいつくのは

バドエンありのクトゥルフRPG(ただしそのバッドエンドシーンの美しさはGMプレイヤーの腕前によるが)

商業ゲーだとパニシングレイレイブン機械キャラ損壊っぷりあたりかなとおもう。

意外と手塚治虫ブラックジャックも近いものがあるけどどうかな、描写が古くて残虐とか自己犠牲に見えるだけで今だともっとスマートな術式(内視鏡とか十分なインフォームドコンセントとか)が開発されてる気がする。

 

これはごく自分勝手なソムリエ行為であって単に自分趣味なので

別に全部真に受けなくてもいいよ、ヒントにでもなればいいね

そんでこの広いインターネッツをご自由に探し回って安住の地がみつかるといいね

Permalink |記事への反応(0) | 08:40

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2021-08-28

アイアンリーガーに騙された -3-

2(https://anond.hatelabo.jp/20210828220400)のつづき

意志を持つということ

アイアンリーガー』は、基本的には優しい物語だ。彼らの努力や苦闘は最終的には報われ、そして(恐らく)最後ハッピーエンドを迎えるだろう。(迎えますよね?)

 しかし、物語ロボットたちが直面する苦難は、決して甘いものではない。先述したロボットとしての宿命はもちろんのこと、彼らが心を持つモノであるが故の葛藤は非常に厳しいものだ。そして彼らの葛藤を通して僕たちに投げかけられている問いも、また厳しい。

 彼らは意志を持つモノだ。意志を持つからこそ、自らの宿命を乗り越える余地がある。しかし一方で、意志は必ずしも良いものとは限らない。あるいは、仮に良いものであったとしても、それが良い方向に働くとは限らない。一つの意志は、別の意志を阻害する可能性を持っている。あるいは、意志もまた一つの「制約」になりうる。トップジョイと彼を取り巻くシルバーキャッスル葛藤は、その象徴的な物語だ。

 トップジョイスパイ行為がまだ明るみになっていなかった時点で、トップジョイシルバーキャッスルは相容れない様相を見せていた。ラフプレーをするトップジョイを、シルバーキャッスルは認められないのだ。

 それまで、シルバーキャッスルメンバートップジョイを温かく受け入れていた。そしてトップジョイ自身も、スパイという立場でありながら、シルバーキャッスル好意を抱いていたに違いない。それにも関わらず、ラフプレーを繰り返すトップジョイに、シルバーキャッスルは厳しい態度を取った。

 ラフプレーは、トップジョイスパイ行為としてのものではなく、真にトップジョイが良かれと思ってした行為だった。それでも彼らはそれを認められなかった。試合決勝点となるオウンゴールを決められてしまった時でさえ「笑って済ませた」彼らが、である。彼らは結果として、トップジョイを追いやったダークのバスケットチームと同じことを、トップジョイに宣告する。

 それは、シルバーキャッスルの「意志」と、トップジョイの「意志」が対立した結果だ。

 フェアプレーを貫く。それがシルバーキャッスル意志であり、同時に、シルバーキャッスルシルバーキャッスルである理由だ。もしトップジョイラフプレーを受け入れてしまえば、シルバーキャッスルとしてある意味がなくなってしまう。特定目的(つまり意志)を持った集団は、その目的意志に反するモノを本質的に受け入れられない。たとえそれが悪意でなかったとしても、そして、「あなたが好き」であったとしてもだ。

 そしてトップジョイスパイ行為が明かされた時、シルバーキャッスルは、彼に手を差し伸べることができなかった。

 シルバーキャッスルリーガーたちは、皆善性の象徴のような存在として描かれている。それまでの話を通して、彼らの正々堂々を尊ぶ精神や、仲間を思う優しさ、苦難を乗り越える強さは、繰り返し描かれていた。その彼らが、目の前で苦しんでいるトップジョイを、仲間として助けることを一度は拒絶したのである

 そこで提示されたのは、彼らが、彼らの持つその善性故に救えないモノがあるという事実だった。

 仲間を傷つけかねない状況を作ったトップジョイを、彼らは許すことはできない。仲間を、大切なものを守りたいからこそ、それを裏切ったトップジョイを許すことはできない。彼らは自らの意志で彼を拒絶することを選んだ。それは決して悪意ではなく、誰かから強制されたものでもない。

 トップジョイの背景を知っている僕たちは、その光景に胸を痛める。しかしその光景は、僕たちに一つの事実を突きつける。僕たちもまた、トップジョイを受け入れられないかもしれないという可能性を持っているということだ。あのシルバーキャッスルでさえ、彼を受け入れられなかったのだから

アイアンリーガー』は、シルバーキャッスルリーガーたちを聖人にはしない。彼らもまた迷い、限界を持つ、あくまで僕たちと地続きの存在として描く。それ故に、シルバーキャッスルの姿は僕たちの一つの側面である。時に悪意のないものを悪とし、集団から排除する冷酷さを、僕たちは抱えている。

 シルバーキャッスルの「シルバーキャッスルを守りたい」という意志は、トップジョイの「ここにいたい」という意志を阻むものだった。それは同時に、トップジョイが好きだという、シルバーキャッスル自身意志をも阻んでいる。「意志を持つ」こと、そしてそれを貫くということの逃れ得ない宿業を、『アイアンリーガー』は真正から描き出す。

 しかし、それでもなお、『アイアンリーガー』は希望提示する。トップジョイは自らの意志でダークの呪縛を断ち切り、シルバーキャッスルメンバーもまた、彼を許し、受け入れる。

 トップジョイもまた、自らの意志が自らの制約となっていたキャラクターだった。過去に観客を沸かせて得た喜びと、それに基づく「あの場所に帰りたい」という意志は、新たに生まれた「シルバーキャッスルにいたい」という意志最後まで阻み続けた。第八話から続いた、シルバーキャッスル子どもたちと心を通わせながら、ダークのスパイであり続けるという彼の矛盾した行動は、その葛藤の現れだったのかもしれない。

 しか最後トップジョイは自らの中にあった意志相克を決着させた。本当に自分にとって大切なものは何かを、自分意志で決めた。そして、たとえそれがシルバーキャッスルに受け入れられなかったとしても、ダークにも、そしてシルバーキャッスルにも、どこにも自分の居場所がなくなるとしても、それでも「守りたい」という意志を貫いた。外面的な制約も内面的な制約も乗り越えて、トップジョイ意志を固め、それを全うした。

 シルバーキャッスルも、そんなトップジョイを受け入れることを選んだ。それは、トップジョイシルバーキャッスルに受け入れられるようになったから、というだけではない。許すという行為簡単なことではなく、受動的な行為でもない。彼ら自身トップジョイの行動と意志を見て、彼ら自身意志で、彼を許すと決めた。彼を再び仲間として迎え入れることを選んだ。「トップジョイと一緒にいたい」という意志を貫くことを決めたのだ。

アイアンリーガー』で描かれているのは、人間に操られる可哀想ロボットたちの悲劇ではない。第十三話の最後、仲間に囲まれトップジョイの絵に描かれているのは、与えられた場所で、与えられた形で生きざるを得ない「意志を持つモノ」ーーそしてそれと地続きにある僕たちーーが、その意志故に苦しみながらも、最後に至った希望の姿だ。意志を持つモノは、僕たちは、内にそれ故の冷酷さを抱えたままで、それでも誰かに優しくなることができる。過去呪縛を振り切り、過ちを許し、弱さを乗り越え、そして、自由になることができる。『アイアンリーガー』は、意志を持つということの宿業に向かい合いながら、それでもその先にある希望を見つめている。

その旅路の果てに

アイアンリーガー』という作品を、あえて外形的な説明を諦めて一文で表すとしたらーー月並み申し訳ないが、「意志を持つモノが思う通りに生きるために戦う物語」とでも言うのだろうか。

 ロボットという存在が、人間隠喩としての機能を持っていると既に述べたが、それは作中で描かれているスポーツにしても言えることだ。確かにアイアンリーガー』でロボットたちはスポーツをしているが、作中ではどうにもスポーツに対する拘りが見えない。グローブをはめてサッカーフィールドに出るわ、サッカーチームが野球試合に出るわ(おまけに「野球なんて簡単よ」という暴言まで吐く)、剣の道はバッターボックスにあるわ、スポーツをしている人間が怒り出しそうなほどのいい加減さが、『アイアンリーガー』にはある。

 結局のところ、スポーツもまた、一つの隠喩象徴に過ぎないのだろう。大切なのは彼らが「思う通りにやりたいことをやる」ことであり、その場がたまたまスポーツだっただけだ。乱暴に言えば、別にクラシックが持て囃される世界ロックを奏でる物語でも、新古典主義に対抗する印象派という物語でも良かったということである。もしかしたら『アイアンリーガー』の世界のどこか別の場所では、やはりロボットたちがそんな戦いを繰り広げているかもしれない。いずれにしても、それがどんな場所であれ、大切なのは彼らが「思う通りに生きる」ということである

アイアンリーガー』の中で、ロボットたちは「人」と呼ばれる。『アイアンリーガー』では、人間ロボットも、同じ意志感情や心を持つモノとして、同じように「人」と呼ばれているのだろう。ロボットたちは「人」として、「人」故の葛藤に苦しみながら、自らの意志で、為したいこと為したいように為す。それはシルバーキャッスルロボットであろうと、ヒール側のダークに所属するロボットであろうと同じである。誰が何と言おうとも、それが望まれものでなくても、それが好きで、ここが好きで、ここにいたいから、だから、戦う。世界と、そして、自分と。

 マッハウインディはダークの支配を、ブルアーマーは生まれながらに課せられたバグ過去を、極十郎太は剣士としてのプライド固定観念を、キアイリュウケン自分に与えられた役割機能を、トップジョイは与えられた心の特性と思い出という呪縛を乗り越えた。

 S-XXXは、その可能性を垣間見せつつも、乗り越えるところまで行き着くことができなかった。悲劇ではあるが、それもまた戦いの一つの結末である

 そして、マグナムエースは、GZはーーそれはきっと、これから描かれていくのだろう。彼らの物語は始まったばかりだ。

 そういうわけで、冒頭に戻る。「ロボットスポーツをするアニメ」では『アイアンリーガー』の何たるかは一ミリも伝わらないし、しかもこのアニメ子ども向けでもない。いや、もちろん子どもも観れる内容であるし、ぜひ見てほしいアニメであるが、しかし、この物語に真に共感するのは、社会の中で何らかの役割立場を与えられて生きづらさを感じている大人の方ではないかと思う(無論、子ども子どもで様々な制約の中で生きているのであるが)。覚悟もなく軽い気持ちで見始めた人間が、何もかもが詐欺だと喚き散らすのも許してほしい。心の遣り場がないのである

 覚悟ーーもちろん『アイアンリーガー』というエンターテイメント作品を楽しむのに覚悟などというもの不要な訳だが、しかし、彼らの生き様に心を震わせられる僕たちは、ロボットたちの姿に、一つの覚悟を問われているような気がしてならない。

「正直に生きろ」マグナムエース第一話でそう言った。

 意志を持つということ、意志を貫くということは、痛みや葛藤と隣り合わせだ。しかしその道の先に、意志を持つモノだけが見ることのできる世界が広がっている。僕たちを雁字搦めにする世界のあらゆる制約の中で、それでも、僕たちが「意志を持つモノ」として生きていくことへの厳しくも温かい声援が、僕が第十三話の時点で『アイアンリーガー』に見た、僕の指針としてのテーマだ。

アイアンリーガー』は三十年近く前の作品だが、未だ色褪せることのない魅力と、令和の時代にもなお僕たちが向き合い続けている命題を宿している。この時代にこの作品出会えた幸運に思いを致し、僕にその切っ掛けを与えてくれた先達たちに心より感謝を申し上げる。

 そして、彼らの旅路の果てを、遅まきながら見届けたいと願う。

 おわり

※本筋とまったく関係がないのでここに書くが、そもそもとして、作品テーマというものは、作者が自分表現したいものを「表現するための」指針の一つであり、そして作品受け手の側に立てば、受け手が自らのフィルタを通して、ある種「勝手に」見出した「何か」、あるいは作品を「受け取るための」指針であると僕は考えている。そして、作品というものが、作者の発信と受け手の受信の双方によって初めて成立するものである以上、作者の意図するテーマ受け手の受け取ったテーマが異なっていたとしても(あるいは、作者がテーマを全く設定していなかったとしても)、そのどちらかが正しいということはあり得ない。(曲解を元に作品や作者を誹謗中傷するのなら、それは作品テーマ解釈とは別問題である。)作品に「真のテーマ」などというもの存在しないし、作者が作品テーマを込めようと込めまいと、そして受け取り手テーマを見出そうと見出すまいと、それは作品本質には何ら関係がないのである

Permalink |記事への反応(4) | 22:04

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