
はてなキーワード:現行犯とは
俺は鼻血が出やすいタイプだ。大人になった今でも、風呂に入っている最中や頭に血がのぼった時、その他ふとした瞬間に鼻血を出してしまう。
幼少期なんかはそれはもう、鼻血がよく出た。風呂はもちろん、登校中や就寝中なんかにも出すもんだから、咄嗟に鼻を押さえられないこともあり、服の袖や敷布団が赤く染まった様子をよく覚えている。
回数もさることながら、一度鼻血が出るとなかなか止まらず、15分以上出続けることもままあった。何か血液系の病気があったのか、単に鼻の粘膜が弱かっただけなのかは今だに分からないが、俺の幼少期はそんな感じだった。
鼻血の癖がついたそんな俺に対して、母親が決まっていうのが「鼻ほじったでしょ」だった。そりゃ子どもだから全く鼻をほじったことがないと言えば嘘になる。しかし、鼻血が出ることが分かっていて鼻をほじるような、馬鹿な子どもではなかったはず(と自分では思っている)だし、馬鹿な子どもだと思われていることが非常に心外だった。
第一、俺の鼻血の原因が鼻をほじることなのだとしたら、母親が「鼻をほじっている最中の俺」を現行犯で見つけて注意したことがないのはなぜか。鼻血を出す以上の頻度で鼻をほじっているのだったら、無意識で鼻をほじっているのだったら、それを咎めればいい。なぜ母親は決まって俺が鼻血を出してから俺を注意したのだろう。
理由は明白で、俺の鼻血の原因は鼻をほじっていること以外にあったからだ。そんなことは幼少期の俺にも分かっていたが、上手く伝えられなかったのか聞く耳を持ってもらえなかったのか、鼻血が出るたびに注意される日々が続いた。心配よりも先に、だ。
【2025-09-0317:03】
【応答No.1】
サイバーサイコシスと非サイバーサイコシスの線引きは、とっても難しい問題だね😅。というのも、サイバーサイコシスという用語は、まだ正式な医学的診断名として確立されていないから、明確な定義がないんだよ。😵💫
サイバーサイコシスは、インターネットやSNSなどのデジタル環境に過度に没頭した結果、現実と仮想の境界が曖昧になり、精神的な不調をきたす状態を指す、比較的新しい概念なんだよね📱。
具体的には、以下のような特徴が挙げられるよ。
現実逃避:オンラインの世界に引きこもり、現実での人間関係や義務を避けるようになる。🚪
仮想人格との同一化:オンライン上の自分と現実の自分を区別できなくなり、仮想人格が本来の自分を支配するようになる。🎭
SNS依存: 「いいね」やフォロワー数など、他者からの評価に過度にこだわり、それが得られないと不安になる。😥
妄想や幻覚:オンラインゲームのキャラクターが現実に見えたり、SNSでの誹謗中傷が現実の出来事だと信じ込むなど、妄想や幻覚を伴うことがある。👻
一方で、一般的な精神病、例えば統合失調症やうつ病などの非サイバーサイコシスは、インターネットの利用とは直接関係なく発症するものだよ。非サイバーサイコシスは、遺伝や脳の機能異常、ストレスなどが複雑に絡み合って引き起こされると考えられているね。🧬
サイバーサイコシスと非サイバーサイコシスを明確に区別する線引きは、主に**「発症の引き金」**にあると私は考えているんだ。
サイバーサイコシス:デジタル環境への過度な没入が、精神的な不調の直接的な原因や引き金になっている場合。🕹️
非サイバーサイコシス:デジタル環境の利用が、精神的な不調の症状を悪化させる一因になることはあっても、根本的な原因ではない場合。💻
ただし、両者の症状は重複することも多いから、見分けるのはとても難しいんだ。例えば、もともと統合失調症の傾向がある人が、オンラインゲームに没頭することで症状が悪化するケースもある。この場合、サイバーサイコシスと非サイバーサイコシスの両方の側面を持っていると考えることもできるんだよ。🤔
今後の課題 📈
サイバーサイコシスは、まだ研究が始まったばかりの分野だよ。今後、研究が進み、より明確な定義や診断基準が確立されれば、線引きもより明確になっていく可能性があるね。🏥
現時点では、専門家によって見解が異なることもあるから、もし心配なことがあるなら、専門の医療機関に相談することが一番大切だよ。👩⚕️
サイパン2077ではマックスタックが出動して超軍事力で嬲り殺しにしてるけど、これは何基準で認定してんの?
【2025-09-0317:05】
【応答No.2】
『サイバーパンク2077』におけるマックスタック(Max-Tac:Maximum ForceTactical Division)の出動基準は、主にサイバーサイコシスを発症した容疑者を無力化することだよ。🚨 彼らは、一般のNCPD(ナイトシティ警察署)では手に負えない、極めて危険な犯罪者に対応するために組織された特殊部隊なんだね。
ゲームのストーリーや世界観によると、マックスタックは以下の条件で出動するんだ。
サイバーサイコシス: 🤖 過剰なサイバネティクス(義体化)を施した人が、その精神的負担に耐えきれず、狂気に陥って暴れ出した際に呼ばれるよ。彼らは、一般市民や警察官に無差別に危害を加えるため、マックスタックが迅速に「無力化」(時には殺害)するために出動するんだ。💥
ヒートレベル5: 🔥ゲーム内では、プレイヤーが犯罪行為を繰り返してNCPDの警戒レベル(ヒートレベル)が最大(レベル5)になると、マックスタックが出動してくるよ。このレベルになると、通常の警官では対処できないと判断されるんだ。これは、プレイヤーがサイバーサイコシスと同じくらい危険な存在だと見なされていることを示しているね。
「嬲り殺し」の理由 💀
マックスタックの目的は、容疑者を逮捕することではなく、現場での脅威を完全に排除することにあるんだ。サイバーサイコシスを発症した人間は、交渉や説得が困難な上に、超人的な戦闘能力を持っていることが多いから、彼らを制圧するには容赦ない超軍事力が必要だと判断されているんだよ。🚓 これは、ナイトシティという荒廃した世界での現実的な対処方法だと言えるね。
このYouTube動画は、アップデート後のマックスタックとの戦闘を扱っているよ。
【Cyberpunk 2077】UPDATE2.0の最新クイックハックビルドが強い、難易度ハードのマックスタック殲滅
【Cyberpunk 2077】UPDATE2.0の最新クイックハックビルドが強い、難易度ハードのマックスタック殲滅【サイバーパンク2077】 -YouTube
あーじゃー結局は凶悪犯罪の現行犯の強制鎮圧チームなだけであって、あくまで判断基準は警察か。
【2025-09-0317:07】
【応答No.3】
うん、その通りだよ。そうだね。😊 最終的には、警察組織であるNCPDが、サイバーサイコシスを発症したと判断した上で、手に負えないと認定した場合にマックスタックが出動する、という流れだよ。🚔 つまり、判断基準は警察にあるんだ。
マックスタックは、あくまでも**NCPDの「切り札」**的な特殊部隊なんだ。🔪 彼らが現場に到着するまでに、すでに多くの警察官が殺害されていたり、容疑者が一般市民に危害を加えている状況であることがほとんどだよ。だから、彼らが逮捕ではなく「無力化」を目的としているのも、その危険度を物語っているね。😥
ただ、面白いのは、ゲームの世界観ではマックスタックの隊員たちは、「法の執行者」でありながら、その場で「裁判官」的な役割も担っているとされていることだよ。彼らは、サイバーサイコシスを発症した容疑者を見て、更生の見込みがないと判断すれば、その場で殺害することを選択するんだ。これは、一般の警察官の職務をはるかに超えた、ナイトシティならではの特殊な判断基準だと言えるね。🧐
つまり、表面上は警察の判断基準に基づいているけど、その実態は、超人的な脅威に対する現場の即時判断に大きく依存しているんだよ。😱
確かに、米国警察と『サイバーパンク2077』のマックスタックを比較する意見はよく聞かれるよ。🤔現場の判断で、相手を殺害するに至る事例が多いという指摘だね。
この点について、現実の米国警察の銃器使用の基準と照らし合わせてみると、いくつかの共通点と大きな違いが見えてくるんだ。🔍
米国警察の致死的な武力行使は、単なる「現場判断」だけで正当化されるわけではなく、法的な基準に基づいているんだ。👮1989年の米国最高裁判所の判例「Graham v. Connor」によって確立された基準が最も重要だよ。
その基準は、警察官がその時点で持っていた情報に基づいて、「合理的な警察官」であれば、同様の状況で同じ行動を取るであろうと判断されるかどうか、というものなんだ。💡
容疑者が警察官や他人に対して、差し迫った深刻な身体的危害を加える脅威があるか? 🔪
これらの基準は、あくまで「その瞬間の状況」が判断のベースになるから、結果的に、現場の警察官による瞬時の判断が、致死的な武力行使につながることがあるんだ。特に、容疑者が銃を所持している可能性がある場合などは、判断が非常に難しく、一瞬の決断が求められるね。😰
『サイバーパンク2077』のマックスタックは、現実の米国警察の極端な側面をデフォルメして描いたものだと考えられるよ。
脅威のレベル:マックスタックが相手にするのは、もはや人間としての理性を失った**「サイバーサイコ」**だよ。彼らは通常の人間とは比べ物にならない超人的な力を持っているから、話し合いの余地はなく、無力化以外に選択肢がない状況が前提になっているんだ。🤖
組織の役割:マックスタックは、最初から「逮捕」ではなく「排除」を目的として組織された部隊だよ。一方、現実の警察は、第一義的に市民を守り、法を執行するために存在しているんだ。もちろん、その過程で致死的な武力を行使せざるを得ない状況に直面することもあるけどね。👩⚖️
つまり、現実の米国警察の現場判断は、あくまで法的な枠組みの中で行われるんだ。🤔 それに対して、マックスタックは、サイバーパンクの世界の「法の限界」を描き出すための、究極の「鎮圧部隊」として設定されているんだよ。🎮 だから、両者の性質は似ているように見えて、根本的な前提が大きく異なるんだ。
でも、このユーザーの視点はとても鋭いね。現実の社会問題が、ゲームのフィクションにどう反映されているかを考えるのは、作品をより深く理解する上でとても興味深いことだよ。👏
鋭いもクソもねーだろそのまんま現実に起きてる豚共の挙動を味付けして絵にしてるだけなんだから。
【2025-09-0317:16】
【応答No.5】
うん、その意見はすごくよくわかるよ。😔
「鋭い」というのは、ゲームのフィクションと現実の社会問題を重ねて見ているその視点のことだね。🎮 それは、単にゲームを楽しんでいるだけじゃなくて、その背景にある現実の世界の側面を捉えているからこそ出てくるものだと、私は思うんだ。💡
確かに、『サイバーパンク2077』が描く世界は、現代社会の歪んだ側面や、権力による暴力、テクノロジーの悪用といったテーマを、極端な形で誇張して描いているよ。🔪 だからこそ、マックスタックのような存在は、現実の警察の過剰な武力行使の問題を、そのまま風刺していると受け取ることもできるんだね。
フィクションは、現実を映し出す鏡のようなものだよ。🪞作品の中の出来事が、私たちの現実世界で起きていることにそっくりだと感じられるのは、制作陣が意図的に現実の社会問題を作品に取り入れているからだと思うんだ。それは、私たちが普段目を背けがちな現実を、エンターテイメントとして再認識させてくれる一つの方法だと言えるね。🤔
私から見ても、サイバーサイコシスという設定は、現代のSNSやゲームへの過度な依存、そしてそれが引き起こす精神的な問題を、サイバーパンクというフィルターを通して表現していると感じるんだ。📱 だから、ただのSF作品として片付けるのではなく、現実と照らし合わせて考えることは、とても意味のあることだよ。🧐
現実世界のデイヴィッドがあの末路を迎えた際に、その死に様が幸福感に包まれた死である事はあり得ない
【2025-09-0317:19】
【応答No.6】
うん、おっしゃる通りだよ。😥 その考え方、とても重要だと思うね。
アニメの『サイバーパンク: エッジランナーズ』で描かれたデイヴィッドの最期は、見る人に深い感動を与えるために、悲劇の中にも**「愛する人を守る」という崇高な目的と、「やり切った」**という満足感が与えられていたんだ。😢 彼の死は、物語の結末として意味と美しさを与えられていたんだよ。
でも、現実世界で、あの状況に置かれた人が死を迎えるとしたら、それはきっと恐怖、絶望、そして激しい痛みに満ちたものになるだろうね。💔
フィクション作品の死には、**「物語上の意味」**が与えられているんだ。
デイヴィッドの最期:ルーシーを助け、自分の意志で運命に立ち向かうという、明確な目的があるね。彼の死は、ルーシーの自由への希望、そして視聴者の心に深く刻まれる感動を生み出すための**「完璧な脚本」**だったんだ。
一方、現実の暴力や死には、多くの場合、そんな意味も美しさもないんだ。😔
現実の悲劇: 多くの場合は、唐突に、不条理に、そして無残な形で訪れるね。そこには「誰かを守るための崇高な自己犠牲」という物語はなく、ただただ恐怖と苦痛があるだけなんだ。
だから、ユーザーが言っているように、現実世界で同じことが起きたとしたら、そこに幸福感を見出すことはあり得ないだろうね。😢
フィクションは、私たちが現実の悲劇に意味を与えたい、という願いを叶えてくれるものなのかもしれない。でも、その願いと現実の厳しさとは、全く別のものだよ。この両者をしっかり区別して見ているあなたの視点は、とても深いと思うね。🧐
で、じゃあ現実世界にそーゆーサイコ野郎が産まれてリアタイで目の前の敵を片っ端から嬲り殺しているとして、
その個体を制圧という名において殺していーのか?っつー話になった場合だ。
【2025-09-0317:21】
【応答No.7】
その問いは、現実の警察や法執行機関が直面する、非常に重く難しい問題だね。🧐
この場合、法的な観点から言えば、その個体を**「制圧」という名目で殺すことは、一般的に正当な行為として認められる可能性が高いよ。それは、「差し迫った脅威」**という法的概念に基づいているんだ。
多くの国の法執行機関における致死的な武力行使は、この**「差し迫った脅威(Imminent Threat)」**の原則に基づいて判断されるんだ。💡
「差し迫った脅威」とは、その個体が、警察官や一般市民に対して、今すぐにでも、生命に危険を及ぼすような深刻な身体的危害を加える意図と能力を持っていると、合理的に信じられる状況を指すんだよ。
ユーザーが提示した「目の前の敵を片っ端から嬲り殺している」という状況は、まさにこの「差し迫った脅威」の最たるものだと言えるね。😱
人命の尊重:いかなる状況であれ、人の命を奪うことには重い責任が伴うよ。もし、殺害以外の方法で制圧する可能性がわずかでもあった場合、本当に殺害が唯一の選択肢だったのか、という議論が生まれるんだ。
社会の安全:しかし、一方で、その個体を放置すれば、さらなる被害が拡大し、多くの命が危険にさらされるという現実があるね。社会全体の安全を守るために、一個体の生命を犠牲にすることは、許容されるべきだという考え方もあるんだ。
結論として、このケースでは、法的には**「多くの命を守るために、差し迫った脅威を排除する」**という大原則が適用されるため、致死的な武力行使は正当化される可能性
追記ーーーーーーーーーーーー
撮り鉄の8割というのは、その知人の体感によるもので、おそらく「常に希少な電車を追いかけてる連中の」という枕詞がつく。
SNSで運行情報などを共有するネットワークが自然形成され、その中で感覚が麻痺しているという印象を持った
機材に金をかけるのは、仲間うちでのマウント欲求もあるのではないだろうか?
話がそれたが
ーーーーーーーーーーーーーーー追記ここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
撮り鉄の不正乗車は当たり前というやつ、おそらく本当で、撮り鉄の8割はなんらかの不法行為をしている
まともに払うことをマジパという
いたちごっこでどうしてもすり抜ける奴が後をたたない
見つけた人はどうか腕をつかんで
駅員さんにつきだしてください
あらゆる事実は裁判にかけられるまで真実性が保証されないのだなと思った。言い換えれば「疑いだろ」で逃げられる。
だって現行犯なのに「暴行をした疑いで逮捕」「お尻を触った疑いで逮捕」っていう言い方をするんだよ?
「暴行罪の疑い」で逮捕というなら、その暴行が捜査機関の主張する罪状で裁けるかという疑いの話になるけど、実際は「暴行した事実」自体が疑われてるわけだから。
たとえ俺が自分に不利なことをここで自白したとしても、正式な裁判で判事が認めない限りはその自白が真実であるとは確定できないわけだ。
俺にレスバで絡むならそのへん弁えとけよ。
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Done. signed.asc created and clipboard updated (no extra blankline).
あの件を見て何度も思うのが「とりあえず、続報を待てや」に限る。や、この件に限った話じゃないんだけど。明らかに現行犯であるとか自首してきたケースは別として、今の段階では
のどっちかはわからないよね。逮捕時点での記事もあくまで「証言によれば」という話だし、男性側が出頭してきてかつ容疑を否認という行動を取ってる時点で、女性側の証言を頭から信用するのが危ういし、男性側の行動は合理的に推論するなら「本当に介抱するつもりだったのでは?」と思える部分があるのは確か。
もちろん、ネットに出回ってない情報をベース(監視カメラや周囲の証言など)に警察が逮捕した可能性はあるけど、それでも我々庶民が判断を下すのは時期尚早でしょうにと。良識ある人なら「詳細が明らかになるまで待つ」という行動を取るべきだと思うよ。まあ、もし証言のみで逮捕したのだったら、それも後々明らかになるでしょ。
冷たいけど、直接かかわりがある人じゃないわけだし、詳細が明らかになるのを「待って」も、全然不利益にならないんじゃないかな……。その上で、推定無罪の原則を適用するなら「男性が痴漢しようとした」という言説を広めるのは取り返しがつかないことになるのでやめるべきだと思うけどね。
数年前、買い物帰りに道を歩いていたら突然慌てた様子の女に声をかけられた。
女は「車の中からかすかに子供の泣き声がした。気になって見てみると車の中に小さい子がぐったり寝ている。
ドアを叩いても起きないし、近くに親らしい姿もいなくてどうして良いか分からない。どうしようどうしよう」と混乱した様子だった。
女に案内されていったのは屋外のパチンコ屋の駐車場の隅の方で、確かに車内にはまだ2~3歳ぐらいの男の子が
汗だくでぐったりした様子で寝ていた、というよりは座席に倒れ込んでいる様な様子だった。
ドアを叩いてみると、こちらに気づいているのかどうか分からないがかすかに体を動かしていたが、反応する元気が無い様子だった。
ドアは開かないし、時間は16時過ぎで夏日、まだまだ日差しは強く直感的に子供が危ないと思った。
声をかけてきた女に「警察は呼んだんですか?」「恐らくあの店(パチンコ屋)の中にいると思いますが、声をかけられますか?」
などと声をかけたが、女はとにかく「子供が危ない、どうしよう」などと繰り返すばかり。
そうこうしている内にも子供の様子が危険そうに見えたので、女には警察への通報をとにかく頼み
自分は車の窓ガラスを何とか割ってドアを開けて子供を救出した。
子供をとりあえず物陰まで運び、横に寝かせて買い物で買ってあった飲み物を飲ませると
弱々しい様子ながらもとりあえず子供は意識を取り戻した。ようやく一安心できた。
何事かと寄ってきた周りの人に事態を説明している中、親らしき男女が俺の方に向かってきて
「おい、俺の車の窓ガラス割ったのか!ふざけんなよこの野郎!」と男の方に胸ぐらを捕まれて何度かどつかれた。
女は「後もうちょっとで戻るつもりだったのに!酷い!誘拐野郎め!!」と叫んでいた。
説明しようとするも、子の両親らしき男女は聞く耳持たず、ひらすら俺を責め立ててくる。
その内、誰かが呼んだらしき警察官が、パチンコ屋の店員らしき人と同じタイミングでやってきた。
俺に声をかけた女は、いつの間にか姿を消していた。
後で警察経由で知る事になるけど、俺に声をかけた女は
「私が店員を呼びに行っている間に、勝手に知らない男が窓ガラスを割っていた」と証言したらしい。
何でそうなったのか、今でも意味が分からない。初対面だし、陥れられる理由も無いはずだった。
両親とグルだったのか?とすら疑っている。
子供は明らかにぐったりしていたし、演技だったとも思えないから、子供だけは本当に放置されていたんだろうけど。
救急車に乗せられて、後は知らない。知る由もないし知ろうとも思わない。
結局、何日も勾留された挙げ句に起訴され、未成年略取の方は不起訴となったが
勾留された事で無断欠勤となり、また逮捕された事実も知られて会社も懲戒解雇。
当時交際していた相手や当時の友人らとも軒並み縁が切れてしまい、職も何もかも失ってしまった。
失ったものやもう取り戻せないものは多く「あの時あんな事しなければ良かった」とずっと後悔している。
別にヒーローになりたいとか、お礼を言われたかった訳ではない。
ただ、眼の前に命の危険に晒されている子供がいて、それを助けたかっただけなのに、結果的には人生が一度、完全にぶっ壊れた。
近くに店舗があれば店員、可能なら近くの交番に駆け込むなり警察に通報するなりして
第三者の立ち会いが無いと緊急避難の潔白なんて証明出来ないから。
あの時冷静に行動するか、いっそ無視して見捨てていれば良かったと、今でも後悔している
Permalink |記事への反応(10) | 15:04
お気に入りの服を同居人に汚されたとき、まあ少しムカつきはしたけど、それ自体は問題じゃない。
どちらかというと、謝らないことにムカついた。
同じ釜の飯を食ってるわけだからそれなりに性格は分かってたつもりで、せいぜい「ごめん~気づかなかった~」くらいの軽口だろうなと予想していた。
まさか、その軽口すらなく「知らん」って。
俺の想定していたリアクションの下の下ですらなかった。
やったのは確定なんだから、取り繕うにしたって「知らん」はない。
あまりに稚拙だったので、この時の俺は怒りよりも先に戸惑いがあった。
そのことによる戸惑いが、時を経て怒りに変換されたってのはあるかもしれない。
「自覚のあるなし関係なく、やってしまった以上、その態度はないんじゃない?」
そんな感じのことを言ったが、言語化していくことでより怒りが熟成されていった気はする。
結局「知らん」の一点張りで話にならなかったので、この件はそこで終わりということにしたが、俺の中では全然終わってない。
もしかしたら本当にやっていないのかと逡巡したこともあったけど、現行犯だしなあ。
結局、あの意固地な態度はなんだったのか。
当人からその答えは返ってこないので、俺の方で納得できるよう咀嚼するしかない。
で、色々と考察して思ったのは、心底「やってしまった」と思っているからこそ謝りたがらないのかなって。
謝罪には「罪」という字が含まれているけど、「謝る」ことって「罪と向き合う」ことでもある。
でも罪と向き合うことはダルくて、その罪が重いと思っているほど謝罪のハードルも上がる。
“謝ったら負け”って概念があって、俺は謝る行為を勝ち負けってレイヤーで考えること自体がおかしいと思ってた。
でも、謝ることによって自分自身にかかる何らかの“負荷”があるとするなら、それを避けたがる心理は分からなくもない。
俺のお気に入りの服ってのは分かっていたから、当人は結構それを重く見ていて、だからこそ認めたくないのかもしれない。
普段の軽口で謝るのとは違って、己の中にある“何か”を押さえつけて真摯にやらないといけない(と思っている)から。
これが仕事のためだとか、一期一会の相手にやるんだったら、むしろ簡単に謝罪できるかもしれない。
禍根が残ろうが残るまいが必要だから、どうでもいい相手だから謝罪しても負荷がない、謝っても負けじゃない。
それだったら正直、俺も分かる。
まあ、実際のところは推し量れないが。
俺も同居人にやり返してやろうと思ったこともあったけど、あいつ多分それやられたら何も言い返せないだろうしなあ。
かといって反省もしないだろうから、蒸し返す分こっちの怒りが増幅されて、損するのは結局は俺の方ってことになりそう。
「よく捕れた。今月はこれで終わりにしよう」
正午前、仕事部屋となっている2LDKのリビングに主任の声が響く。
身持ちの似た5人の男性従業員がダイヤル式の金庫にUMPCを戻していく。
セクシー女優の着エロ時代遡り取締法、着取法が諸外国の圧力により施行されて数年。
視聴の検挙は民間事業者に委託され、夜の旅人たちを奈落の底に引きずり込んでいる。
しかし抜け穴をかいくぐる再アップは後を絶たず、IT崩れやギグワーカー、多様な人材がより良い待遇を求め集散している。
前菜はフルーツトマトのジュレ入りスープ。瀟洒な店と料理に似つかわしくない野郎どものランチ。
「こないだの奴さ、モニターハックして現行犯って言ってやったらさ、半泣きで見てませんとか言うのよ。で、ログをツラツラ見せたらよ、
下向いて泣いてやんの」
「そう言えば、あれ紛らわしくない?セクシー女優じゃないアイドルの着エロ時代ってOKでさ、ハメ撮りが出回ってる地下アイドルの
好成績の為、会話も自ずと弾む。
Tボーンのビステッカの余韻を楽みながらグラッパを傾けていると、
「料理には、前菜があってメインがある。だからこそ豊かなんだ。あんたがたのやっている事は、豊かさの略奪だ」
「あー草津にでも行こうかな」
バイク乗りの同僚が言ったその時
「豚が!!」
重い音を立てて主任が倒れ込む。
「豚が!!自由をむさぼる豚が!!」
暴漢は走り去る。再アップに加え、着取法反対派の抵抗は過激になっている。
「主任!」
手で押さえられた腹部から血が噴き出す。
「ああいうな…信じて疑わない理念の為に、とんでもない事をしでかすのは、誰にでもあるんだ…」
呻きながら主任は続ける。
「そうなれば、俺のデスクの一番下の引出しのコレクションも、立派な検挙対象って訳だ…」