
はてなキーワード:無期懲役とは
なんかさっき、「弁護士が、「彼ら情報弱者なんですね。闇バイトで強殺した子に、もう出られないって言ったら、唖然としてました。」と言ってた」みたいな文章の画像が貼ってあるポストがバズってた。
で、まず、「未成年で無期懲役ってある……?」も思ったが、未成年で強殺して無期懲役になったケースはあるらしい。ただ、リプライを見ると、エロ漫画の宣伝が貼ってある。怪しい。怪しすぎる。
で、引用を見ると、「5chの転載で、出典不明」とのことらしい。
なんかなあ、X民、昔からスカッとジャパン嫌いとか言う割には、こういう怪しい話に乗せられるよなあって思っちゃう。まあこれは情弱犯罪者が絶望した! みたいなスカッと要素じゃなくて、注意喚起で良かれと思って拡散した人もいるかもだが。
これに関する話だと、昔、有名映画が公開された時期だったかなあ。「無断撮影したガキが、とんでもない額請求されて、家族が自殺したり発狂したりした」みたいな話が拡散されてた覚えもあるんだよなあ。額がおかしいとかで流石に突っ込まれてたけど。
本当みんなこういう話好きよねえ〜って思う。
構成要件、違法性、責任という三段階の判断枠組みは論理的で、近代法としての完成度も高い。
たとえば、殺人罪(刑法199条)は「死刑又は無期若しくは五年以上の懲役」とされている。
一見重いように見えるが、実務上は無期懲役や長期懲役が選択されることが多く、実際の服役年数は必ずしも「命を奪うこと」に釣り合っていない。
人を殴って殺しても、状況によっては十年以下の刑で済むこともある。
窃盗罪(235条)は「十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金」。
数千万円をだまし取っても、被害弁償をすれば減刑され、実刑を免れるケースも珍しくない。
問題は、法律が存在しても、刑の上限が低すぎて「抑止力」として機能していないことだ。
体系としては整っているのに、「人を傷つけてもこれくらいで済む」という空気を生んでしまっている。
刑罰の重さは、単に報復のためではなく、社会秩序を維持するためのシグナルでもある。
それが軽ければ、犯罪は「やっても大丈夫なこと」に近づいていく。
日本の司法は、更生を重視しすぎて「罰」としての側面を失っている。
更生も必要だが、社会が納得する「責任の重さ」も同時に示されなければならない。
体系は美しいのに、現実が伴っていない。
ニュースを見ていると、薬物や性犯罪で何度も捕まっている人がまた逮捕された、みたいなパターンが多すぎる気がする。
依存症だから治療が必要、更生の余地がある、そういう言葉ばかりが出てきて、結局数年で社会に戻ってまた同じことを繰り返す。
被害にあった人やその家族は取り返しがつかないのに、加害者だけが何度もやり直しのチャンスを与えられているように見える。
アメリカにはスリーストライク法があって、重罪を三回やったら無期懲役になる。行き過ぎだという批判もあるけれど、少なくとも常習犯が野放しになることは防げる。
日本は更生の可能性や人権を重視する方向に寄りすぎていて、社会の安全が軽く扱われているように感じる。
薬物の依存が病気だというなら、外に出しては危険だし、性犯罪の衝動が止められない人も同じ。
ただ三回やったら終わりくらいの線引きがあってもいいと思う。
ならば遠回しな手続きをやめて最初から処罰感情に白紙委任すべきだ。
判決は証拠や法律ではなく、どれだけ多くの人間が「こいつムカつく」と感じたかで決まる。
量刑は怒りの炎の温度で測る。怒りが沸騰すれば無期懲役、怒りが爆発すれば社会的死刑。
冷静な議論は不要だし邪魔。冷却期間なんて設けたら正義がぬるくなる。
今の裁判も実は似たようなものだ。厳罰を求める遺族の声、世間の厳しい目、テレビやSNSの煽り。その全てが量刑に反映されている。
怒れる群衆の胃袋に入れば、それは事実に変わる。冤罪?それは物語のどんでん返しとして消費され、飽きられたら忘れられる。
怒りのビッグデータをもとに、アルゴリズムが一瞬で判決を下す。もはや正義はクラウドサービスだ。
こうなれば司法は遅すぎるという不満も消える。
正義は熱々のうちに提供され、民衆は毎日新鮮な断罪ショーを楽しめる。
毎日新聞かなんかに「DV夫が釈放の11日後に元嫁をSATSUGAI」みたいなニュースが載ってて
夫婦生活を送ってる中で、なんかの拍子でカッとなってバチコーンいっちゃったとして
はっと我に返ったときに今なら選択肢は「謝る」になると思うんだけど
仮にDVが死刑だったとしたら、選択肢は「殺す」になる人もいるよね
もろちん、謝ったら許してくれて被害届を出さないでいてくれるかもしれないけど
急に気が変わってやっぱ被害届出すわってなったら死刑になるわけでしょ
だったらその場でぶっ殺して証拠隠滅頑張ってワンチャンバレないことを祈るよね
軽犯罪で終わらせておくインセンティブがなくなるってことじゃん
万引きと強盗で刑罰が同じなら「軽い万引き」だけで済ませておく理由って何?
罪の重さで罰の大きさが変わることって意味があるんだよね
短絡的に重くすればいいってわけじゃない
生活保護が受けれなかったときを想定して刑務所に住む方法を調べている
万引きは3回以上繰り返して常習累犯窃盗罪にならないといけなくて非効率、しかも貧乏だと情状酌量されて刑期が短くなる、終わっている
やはり最強なのは通貨偽造・同行使罪(無期懲役又は3年以上の懲役)だと思ったが、前科なし初犯だと執行猶予が付くらしい、困る
調べたところ家庭用プリンタで印刷した低クォリティの偽札1枚使用程度では執行猶予が付くようだ
執行猶予を取り消しにさせるにはもう1度偽札使用をすればいいらしい、簡単ではあるが手間だ
執行猶予なしにするには高クォリティの偽札を100枚くらい偽造しないとダメか?なかなか大変だ
そう考えると人を刺すという行為の手軽さと確実性は魅力に感じてくるが、ここでも前科なし初犯という壁により執行猶予が付く
強盗罪でも傷害罪でも「前科なし初犯」という壁が高く簡単に刑務所に長期間住めないのがもどかしい
やはり1回の犯罪で長期間刑務所に行くという目標を変えた方がいいのだろう
人生と変わらないな、小さな犯罪からコツコツと積み上げて刑務所に住もうと思う
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