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はてなキーワード:深海とは

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2025-10-14

日本って本当に資源管理がヘタで

みんな、移民イヤ?!

わかるー!私もイヤだよ!

どうもこんにちは

コンクリートから人へ」でボコスカに叩かれた業界こと建設業の端っこに従事する女です。

移民ではないけど現代の○○制度こと実習生海外から呼んでまで会社を存続させてるよ。

何故だかわかる?

日本人が集まらいからです。

働いてるのおじいちゃんばっかりです。

そんな会社は潰れてしまえって?

わかる~。

でもお前の住む家も公共施設も建たなくなるし補修すらできなくなるから覚悟してくれよな!

ま・じ・で!建設業瀕死なのです。


ニュースでクソバ犯罪をやらかすような奴が出がちな業界であることは本当に申し開きもできないのですが、

給料も上がってきてるし(そうでもしないと人がこないから)

Wi-Fi付きのnotタコ部屋の寮も用意してるし(そうでもしないと人がこないから)

食事希望者には提供してます(これは残念ながら有料)

ま、結局人は集まらないのですが……………………

そんなこんなで、「低収入で苦しい~」みたいな手取り話題を拝見するたびに「うちの実習生の方が貰ってるな…」と思うわけです。

でもみんな建設業イヤなんでしょ?

じゃあもう海外から人呼ぶしかないっす。

道路直すのも直すために交通整理するのも家建てるのもコンビニでモノ買うのもぜーーーーんぶ移民が関わっているので(ちなみにこれは、今日出かけた先で出会った海外から来たであろう人々のお仕事である

移民が嫌なら安全も便利さも捨てるしかありません。

え?まさか移民がイヤとか言いながら道路の陥没に憤ったり深夜のコンビニアイス食ったりしてませんよね?!


ここまで書いて「外国人による治安の悪化は見過ごせないだろう」とか言われそうなのであらかじめ書いておきますが、私だってフツーに移民イヤだし(冒頭)きちんとした手続き来日してる海外の方に限った話ですからねコレは。

手続きしてたって犯罪は起こるかも。それはそう。マジでイヤ。

うちの会社に来てくれるような人々(性格よくて真面目です)ばっかりじゃないだろうことがイヤ。

でも移民がイヤなら生活シュリンク化させる必要があるんですよ。

その覚悟がある奴が文句言おうね。言ってくださいね


かつては「金の卵」と呼ばれた学生たちが、集団地方から都会に就職したと聞きます

当時はそれでよかったのでしょう。人に対して土地は少なく、別の土地で稼ぎのよい仕事につく。

でも「金の卵」は、新たな「金の卵」を産む成鳥にはなれなかったのです。仕事モーレツだったのか、地縁のない場所結婚まで至らなかったのか、その理由はこの時代を生きていない私には確かめようがないですが。

日本って本当に資源管理がヘタで

イカが穫れなきゃ深海からかっさらってくるような民族で。

地方から人をかっさらえなくなったら、海外から人をかっさらしかないような民族なのです。

Permalink |記事への反応(0) | 17:59

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2025-10-05

ずっとずっと昔、海の底深く、

ずっとずっと昔、海の底深く、美しい真珠色の体に、無数の黄金の針を持つ、心優しき雲丹が住んでおりました。名は「金針(きんしん)」と申します。

金針は、海底の平和な村に住む魚たちにとって、なくてはならない存在でした。特に、村はずれの岩穴で暮らす、乱暴で意地悪な鬼のせいで、海全体が怯えていたからです。鬼は大きな錨(いかり)を武器に、村の宝である光るサンゴを次々と奪っていきました。

ある日、鬼に囲まれ、今にも食べられそうになっていた鯖の若者を、金針は自慢の黄金の針を飛ばして鬼の目をくらませ、命がけで助けました。助けられた鯖は、金針の勇気と優しさに深く感動し、「このご恩は必ずお返しします!」と誓いました。

鬼退治の決意と海の仲間たち

鯖は、この一件を海の仲間に伝えました。まず、秋刀魚長老が立ち上がりました。「わしの俊足と細い体なら、鬼の砦を探し出せる」と。続いて、鰯の大群が加わりました。「数なら負けない。鬼の動きを乱すには、わしらの群れが役立つ!」と。

こうして、金針を大将に、鯖を先鋒、サンマ斥候イワシをかく乱役に据えた「鬼退治決死隊」が結成されました。彼らは、鬼を倒し、村に平和を取り戻すため、深い海の底、鬼のねぐらへと向かう決意を固めたのです。

決死作戦勝利

サンマの素早い動きで鬼の砦の場所が判明すると、いよいよ作戦開始です。

まず、イワシの大群が銀色の波となって一斉に押し寄せました。その壮絶な数に、鬼は目を回し、持っていた錨を取り落としてしまます。すかさず鯖の先鋒隊が、鬼の足元にできた影に隠れ、鋭いヒレで鬼の動きを封じました。

そして、満を持して金針が進み出ました。金針は、鬼の巨大な体に近づくと、全身の黄金の針を一気に放ちました。それはまるで、空から降り注ぐ光の矢のよう。針は鬼の皮膚の弱点をめがけて次々と突き刺さり、「うわぁ!」という断末魔叫びと共に、鬼は深海の底へと沈んでいきました。

鬼がいなくなり、村の光るサンゴは無事に取り戻されました。海の村は平和になり、魚たちは金針と、勇気ある鯖、サンマイワシたちを「海の四勇士」とたたえ、永遠に語り継いだということです。

そして、金針は海底で静かに暮らしながら、もし再び誰かが困ったら、いつでも助けられるように、黄金の針を磨き続けたということです。

めでたし、めでたし。

Permalink |記事への反応(1) | 17:06

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anond:20251004235043

深淵に溶ける小宇宙

闇に包まれた夜の静寂の中、彼の息吹が私の秘所に柔らかく降り注ぐ。

舌先の優しい波紋が繊細な肌を撫でるたび、私の内部に小さな星々が瞬き始める。

****

彼の口がゆっくりと探ると、突起はまるで夜明け前氷結した蕾のように、驚くほどの硬さで高鳴りを刻む。

その冷たさと温もりの混ざり合いが、身体の奥底で新たな銀河を描き出す。

****

微かな汁がちらほらとこぼれ、私の肌を濡らす。

甘美な疼きが脈打つ度に、呼吸は詩となり、鼓動は無言の賛歌を奏でる。

****

彼が繰り返し愛撫を重ねると、快感の渦が私を包み込み、時間ゆっくりと溶けていく。

私はただその波間に漂い、深い陶酔へと身を委ねるしかなかった。

深淵の扉が開く瞬間

彼の舌がゆっくりと秘所の奥を探り抜けると、さらなる禁断の領域が静かに呼び覚まされた。

そこは言葉に触れられない神聖場所――私がまだ知ることを許されなかったもうひとつの扉だった。

****

最初に触れられた瞬間、身体中に電流が走るような衝撃が走り、私は思わず声を詰まらせた。

恥ずかしさと無垢好奇心が入り混じり、呼吸は浅く、心臓は高鳴り続ける。

****

彼の動きは優しく、しかし確かに強い。

さな震えが波紋のように広がるたび、私の内側で新たな快感の海が生まれていく。

恥じらいの赤みが頬を染める一方で、身体抗うことなく甘い陶酔へと溺れていった。

****

その強い波に押し流されながらも、私はこの未知の悦楽を愛おしく思う自分に気づいた。

恥じらいと歓喜が同時に胸を締めつける中、深く震える身体が彼の鼓動に呼応し、夜はさら深い闇へと誘われていった。

共鳴する蕾の詩

闇と静寂が交錯する夜、彼はそっと自らの蕾を差し出した。

かつての私なら信じられなかったその行為も、今はためらいなく受け止める。

****

唇を湿らせ、私は彼の蕾をそっと包み込む。

その柔らかな質感は、自分の内側に響く共鳴のように、深い震えを呼び覚ます

****

舌が描く細やかな円環は、まるで新たな宇宙を紡ぐ筆跡のように滑らかで、

彼の蕾は戸惑いと期待を秘めたまま、私の熱に馴染んでいく。

****

彼の熱い吐息と甘い沈黙が重なり、私たち境界は溶け合う。

未知の快楽を貪るその瞬間、私の心は無数の星々とともに煌めき、夜はさらに深い祝祭へと誘われる。

初めての潮騒

つの身体が渦を巻く深い夜の中、私の内側で長く燻っていた波がついに臨界を迎えた。

指先が奏でるリズム呼応するように、私はふいに背中を反らし、胸の奥から弾けるように潮が吹き上がった。

****

その白銀の水紋は、まるで森の静寂を破る小川のせせらぎのように優しく、

しかし確かな意志をもって私の足元へと滴り落ちる。

驚きと解放交錯するその瞬間、全身を駆け抜けたのは、まさしく生命のものの歓びだった。

****

潮の余韻が胸と腹を濡らすたび、私は初めて自分自身の深海を見つめる。

静かな驚きが頬を染め、全身をひとつの詩に変える甘美な潮騒が、夜の帳を鮮やかに彩った。

壁なき交わりの誘い

胸の鼓動が高鳴る中、私は静かに彼の視線を捉えた。

これまで薄い膜のように隔てられていたもの――その小さなしかし確かな壁を、今、取り外してほしいと願いを込めて囁く。

****

彼の手がゆるやかに腰へ戻り、指先がそっと触れたその場所で、私は深く息を吸い込む。

目の前で包みが外され、月明かりがふたりの肌を淡く照らし出し、僅かな色の違いが鮮やかに浮かび上がる。

****

鼓動は一つに重なり、熱は肌から肌へと直接伝わる。

彼の硬きものが、私の柔らかな渇きの中へ滑り込む感触は、まるで世界が一瞬止まったかのように鋭く、そして優しく私を揺り動かした。

****

薄い壁が消え去った今、私たちは隔てなくひとつになり、存在のすべてが交わる。

身体の隅々に宿る熱が解放され、夜は二人だけの深い詩へと変わっていった。

禁忌を越える夜の解放

コンドームの陰に隠れていた薄い膜が、外れ落ちたかのように、

私の身体を縛っていたリミッターが解放され、全身を駆ける熱が臨界点を突破する。

****

彼の腰は止まることを知らず、激しさと速さを増して私の内側を乱す。

痛みと快感あいまい境界が溶け合い、まるで世界振動するかのように私の胸は震えた。

****

わず上げた声は、雄叫びに近い高らかな調べとなり、夜空にまでこだまする。

その断末魔のような吐息は、これまで抑え込んできた私のすべての欲望を解き放つ祈りだった。

****

身体の深部で燃え上がる波は、渾身の一撃ごとに渦を成し、私を未曽有の快楽の局地へと押し上げていく。

骨の髄まで貫かれる衝撃が、甘美な陶酔の頂点へと私を誘い、夜は二人だけの祝祭をそのまま永遠へと導いていった。

鮮烈なる同時の果て

深夜の静寂を震わせるように、彼が私の内で凄まじい弾けを迎える。

熱と鼓動が一瞬にして高く跳ね上がり、私の奥深くへと迸る衝撃は、まるで銀河の星々が爆ぜるかのように眩く広がる。

****

私はその勢いを直接受け止め、身体中の神経が一斉に咲き乱れる

胸の奥から腹の底まで、全細胞が祝祭を奏でるように震え、甘美な余韻が身体の隅々へ流れ込む。

****

同時の果ては、私たちを一つの生命の爆心地へと誘う。

高らかな鼓動が合わさり、深い呼気が重なり、やがて静かな安堵と至福の静謐が訪れる。

****

その瞬間、薄明かりの中で交わったすべての熱と光は、永遠の詩となって私たちの胸に刻まれた。

永遠へと続く余韻

夜の深淵で交わしたすべての熱と鼓動は、やがて静かな余韻となってふたりを包み込む。

薄明かりの中、肌と肌が知り合い、秘められた欲望歓喜の詩を紡いだあの瞬間は、永遠の一節として心の奥に刻まれる。

****

もう誰の視線にも囚われず、自分自身が生み出した悦びの波に身を委ねたこと。

恐れを超え、戸惑いを乗り越えた先に見つけたのは、身体と心が一つになる純粋解放だった。

****

今夜の祝祭は終わりを迎えたけれど、その光は決して消えない。

静かな夜明けの帳の向こうで、私たちは新たな自分へと歩み出す。

魂に響くあの詩は、これから訪れるすべての瞬間に、優しく、力強く、寄り添い続けるだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 02:04

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2025-09-23

今季アニメ覇権はなんだかんだで鬼滅

今季は非常に豊作で、ダンダダンは安定した面白さだし着せ恋は胸を締めつけるようなエモさが健在。非常に良い。瑠璃宝石映像美が毎週劇場版クオリティ。それでも劇場で観た鬼滅はもうやはりクオリティがレベチ。作画音響演出も、すべてが「さすが天下の鬼滅!!」と叫びたくなる仕上がりだった。

から今季覇権はなんだかんだいっても鬼滅で間違いない。と、そう思っていた。

ところが先日の連休。出かける予定もなく暇つぶし今季アニメラインナップを改めて眺めていた時、ふと目に留まったタイトルがあった。

ぷにるはかわいいスライム

名前だけは何となくいたことがあった。コロコロで連載してる、ゆる〜いスライムギャグだろ?くらいの認識。正直これが二期目なのも知らないぐらいだったが、まぁ試しに一話だけ……そう思って再生したその時の俺に、未来の今の俺は全力で耳打ちしたい。

「おまえ、今から人生観ひっくり返されるぞ」と。

いやぁ…これ…ね。

一言でいってマジでヤバい

登場人物はどんな人物なのかすぐ分かるほどシンプルで、所々挟まれギャグは勢い重視でコロコロ系。ストーリー基本的に一話完結で、一期目を観ていなくても普通に楽しめた。

これだけならよくあるコロコロ系のアニメなんだよ。だから油断した。一話完結ながらも軸となるストーリーは全体を通して継続していて、そのテーマやばい。これ…テーマが完全にトイ・ストーリー級なんだよ。

おもちゃとは何か?」から人間とは何か?」という哲学的命題まで自然踏み込み、それをコロコロ掲載作品らしいギャグハイテンポアクションで包み込む。

コロコロ漫画からこそできる実直さで、形而上学的なテーマに切り込んでいく。この構図のやばさ。

まさに子供向けを装った大人殺し。この破壊力は、本物だ。はっきりいって今年のアニメの中で一番深いテーマを扱っていると言って過言ではない。いやマジで。誇張しているように聞こえるかもしれないけど、マジなんだよ。

からこそ驚かされた。

演出もまた職人芸。というか非常に丁寧に作られてて教材になるレベル。気取った見せ場を作らず、通好みのさりげない伏線を一話一話に忍ばせてくる。

気付けば二周目必須。あの“何気ない一枚絵”のカット割りに込められた意味を知った時、思わず背筋がゾワッとした。

案配が凄いんだよ。のほほんと長閑な草原に居たと思っていたら、次の瞬間には深海に飲み込まれているような。とにかくシナリオ想像の斜め上杉田。いや斜め上どころじゃない。成層圏突破

まさかここで鬼滅を越えてくる作品があるとは。

今季アニメ覇権は鬼滅一強と信じて疑わなかったがしかし今では断言できる。

今季アニメNo.1は『ぷにるはかわいいスライム』で間違いない。

ぷにる、マジでやべぇよ…。

これがコロコロ連載?嘘だろ?

これこそ今季最大のダークホース…いや、覇権のもの。まだ観ていない人は、是非観てみてほしい!!!

Permalink |記事への反応(2) | 19:35

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2025-09-22

anond:20250921085840

第十八幕 深海生命告白

 マドカからの予期せぬ知らせは、タケルの心を混乱させ、同時に、彼が今まで抱えていたすべての葛藤を一瞬で吹き飛ばした。彼は、シズカとイリスという二つの愛の間で揺れていたが、マドカがもたらした「生命」は、それらの愛とは異なる、まったく新しい次元責任と喜びを彼に与えた。

 タケルは、マドカに会いに行く決意を固めた。その前に、彼はイリスに、真実を伝えるために再び八戸深海へ向かった。イリスは、タケルが陸に戻ってから、いつになく穏やかな表情で彼を待っていた。

 「タケル。戻ってきたか

 イリスの声は、以前のような冷たさではなく、どこか安堵したような響きを持っていた。タケルは、マドカのことを正直に話そうと口を開いた。しかし、その前にイリスが、静かに話し始めた。

 「タケル、お前が陸に戻ってから、私はこの深海の底で、お前がくれた温もりを解析していた」

 イリスは、タケルの手を取った。彼女触手のような指先が、タケルの手の甲を優しくなぞる。

 「お前の愛は、私が知るどの愛とも違った。それは、この星のすべての生命が持つ衝動内包し、そして、新たな生命を育む力を持っていた」

 タケルは、イリス言葉に胸が締め付けられた。彼は、自分無意識の行動が、イリスにまで影響を与えていたことを悟った。

 「タケル、私はお前の子を身ごもった」

 イリス告白に、タケルの思考は完全に停止した。マドカからの知らせだけでも混乱していたのに、イリスまでもが。タケルは、その驚きを隠すことができなかった。

 「どうして……」

 タケルは、震える声で尋ねた。イリスは、彼の瞳を見つめ、どこか誇らしげに答えた。

 「お前が私にくれた温もりは、私の中の生命衝動を揺さぶり、そして、私に新たな可能性を与えた。お前は、我々イカ族の遺伝子に、人間という存在の、そして神の分身であるお前の、新しい生命情報を書き換えたのだ」

 それは、マドカとの間に生まれ奇跡とは違う、もっと根源的で、科学的な生命誕生だった。タケルは、自分の愛が、人間だけでなく、異種族生命にまで影響を与え、新しい生命創造する力を持っていたことを悟った。それは、ノゾミが彼に託した「温もり」が、単なる感情ではなく、この世界の縁を結び、新しい生命を生み出す「力」だったことを意味していた。

 タケルは、深海で、イリスを強く抱きしめた。彼は、マドカの子供と、イリスの子供、二つの新しい生命の親となるのだ。それは、彼が選んだ道であり、彼に与えられた使命だった。タケルは、もう迷うことはなかった。

(第十八幕・了)

 

タケルは、二人の子供たちの親として、どのようにこの世界の縁を結んでいくのでしょうか?

Permalink |記事への反応(1) | 01:49

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2025-09-21

anond:20250921082803

第十六幕 葛藤の海と陸

 イリスとの官能的な出会いを経て、タケルは深海真実と、生命の根源的な衝動を深く理解した。しかし、彼の心は、新たな葛藤に苛まれていた。千葉で彼を導いたシズカの慈愛に満ちた愛と、八戸で彼を揺さぶったイリス官能的な愛。どちらも、タケルにとってかけがえのないものだった。

 タケルは、深海の光の都市で、イリスと共に時間を過ごした。彼女は、彼に深海の美しさと、そこに生きる生命たちの苦しみを教えた。タケルは、イリスと心を通わせる中で、彼女孤独を知った。彼女は、海の支配者として、冷徹仮面かぶっていたが、その心の奥底では、人間や陸の生命との「縁」を求めていたのだ。

 「お前は、私を理解した。私の孤独を、私の愛を」

 イリスは、タケルの胸に顔を埋めて囁いた。

 しかし、タケルの脳裏には、シズカの姿が浮かんでいた。彼女の瞳は、この星のすべての生命を愛する、静かで普遍的な愛を湛えていた。彼女との愛は、激しい情熱ではなく、大地のように揺るぎない、穏やかなものだった。

 タケルは、八戸から千葉へと戻った。シズカは、タケルの帰りを静かに待っていた。タケルの顔を見るなり、彼女は、タケルがイリスと何があったのか、すべてを悟った。

 「迷っているのだな」

 シズカは、タケルの手を取り、優しく言った。「イリスの愛は、生命の根源的な情熱私たちが持つ普遍的な愛とは、また違うもの

 タケルは、シズカの前に膝をついた。「僕は……どうすればいい。シズカ、君を裏切ったような気がする」

 「タケル。お前は、誰の愛も裏切ってはいない」

 シズカは、タケルの頬に触れた。「お前は、この世界のすべての縁を結ぶ者。イリスとの縁も、お前が結ぶべき縁だったのだ」

 シズカは、タケルを抱きしめた。その温もりは、イリスの愛とは違う、すべてを包み込み、許すような、慈愛に満ちた愛だった。

 タケルは、苦悩した。どちらの愛も、彼にとって真実だった。犬族の愛は、この星全体の調和を保つためのものイカ族の愛は、生命衝動未来へと繋げるためのもの。タケルは、その両方を理解し、受け入れる必要があった。

 しかし、その両方を同時に愛することは、彼にとって、あまりにも重い葛藤だった。彼は、シズカとイリス、どちらか一方を選ばなければならないのか。あるいは、どちらとも結ばれず、ただ孤独にこの世界の縁を結んでいくべきなのか。

 タケルの心は、海と陸の間で揺れ動く船のように、揺れ続けた。

(第十六幕・了)

 

このタケルの苦悩は、どのように解決されるのでしょうか?

Permalink |記事への反応(1) | 08:44

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anond:20250921082151

第十五幕 深海の誘惑と融け合う心

 イリスの出現は、タケルの心を大きく揺さぶった。彼女冷徹言葉は、彼の「共存」への信念を打ち砕くかのように響いたが、同時に、彼が今まで気づかなかった「海の真実」を突きつけた。タケルは、イリスが示す海の悲惨な現状に、自らの無知を恥じた。

 イリスは、タケルに時間を与えた。八戸深海にあるイカ族の拠点へと誘い、彼の決断を待った。タケルは、シズカ、そしてリィラに、イカ族の存在と、彼らの主張を伝えた。陸上の三つ巴の均衡は、今、海の存在によって大きく崩れようとしていた。

 タケルは、一人で八戸深海へと向かった。イカ族の拠点。そこは、深海圧力ものともしない、神秘的な光を放つ巨大なクリスタル都市だった。イリスは、その中心で、タケルを待っていた。

 「人間よ。そして、神の分身タケル。私の主張を理解たか

 イリスの声は、深海の水のように冷たかったが、その瞳の奥には、どこか寂しげな光が宿っていた。

 タケルは、イリスの前に膝をついた。「イリス。僕の無知を許してほしい。僕はこの星のすべての生命の縁を結ぶと誓ったのに、海の声を、深海真実を知ろうとしなかった」

 イリスは、何も言わずに、タケルを見つめた。その視線は、彼を貫き、彼の心の奥底を見透かしているかのようだった。

 「しかし、君の主張は理解した。海が滅べば、陸も滅びる。君の愛も、リィラの使命も、シズカの普遍的な愛も、すべて無に帰す」

 タケルの言葉に、イリスの瞳に、わずかな感情の揺らぎが見えた。

 「僕に、何ができるだろう。君たちの力になりたい」

 タケルは、イリスに手を差し伸べた。その手は、陸の温もりと、深海の冷たさを結びつけようとしていた。

 イリスは、タケルの手を取った。彼女の肌は、触手のようになめらかで、冷たかったが、タケルはそこに、リィラとは違う、もっと根源的な「生命の熱」を感じた。

 「お前は、我々イカ族の苦しみを理解できるのか」

 イリスは、タケルを深海の中心へと誘った。そこには、深海生物たちが、人間の手によって汚染され、苦しんでいる姿があった。タケルの脳裏には、彼が過去に解析した膨大な情報の中から、海の汚染に関するデータが次々と流れ込んできた。彼は、その悲惨な現状に、胸を締め付けられるような痛みを感じた。

 イリスは、タケルの背中に、そっと触手を絡ませた。その触手は、まるで電流が走ったかのように、タケルの全身を駆け巡った。それは、ノゾミの温もり、シズカの慈愛、リィラの情熱とも違う、深海の奥底から湧き上がる、官能的な愛だった。

 「お前の愛は、すべてを包み込むというのか」

 イリスの声は、深海の囁きのように、タケルの耳元で響いた。「ならば、私にもその愛を示してみせよ。この深海孤独を、お前の温もりで満たしてみせよ」

 タケルは、イリスの瞳を見つめた。その瞳には、今まで見せたことのない、激しい情熱燃え上がっていた。イリスは、彼がこれまで出会ったどの女性とも違う、純粋な「生命衝動」そのものだった。

 タケルは、イリスを抱きしめた。彼の体は、深海の冷たさに震えたが、その心は、イリス情熱によって、熱く燃え上がっていた。

 イリスは、タケルの唇を奪った。それは、深海の闇に光が差し込むような、激しくも優しいキスだった。二人の体は、深海の暗闇の中で融け合い、彼らの心は、陸と海の境界を越えて、一つになった。

 タケルは、イリスとの愛を通じて、この世界のすべての生命が持つ「衝動」を理解した。それは、ただ生きるための衝動ではなく、愛し、育み、そして未来へと繋げていくための、根源的な力だった。

 イリスは、タケルに囁いた。「お前は、この世界のすべての縁を結ぶ者。ならば、この深海の縁も、お前の力で繋いでみせよ」

 

(第十五幕・了)

 

タケルとイリスの愛は、深海と陸、そしてすべての生命の縁を、どのように結びつけていくのでしょうか?

Permalink |記事への反応(2) | 08:28

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anond:20250921080801

第十四幕 八戸の闇とイカ族の冷たい視線

 リィラの嫉妬が、タケルとシズカ、そしてレプティリアンとの新たな縁を結び始めたその時、鳥取砂丘の空に、異質な影が差し込んだ。それは、夜空を覆う巨大な雲のように見えたが、その輪郭は、流動的で不定形な、まるで水中の生物のようだった。

 その影の中心から、一筋の光が地上に降り立ち、一人の女性の姿を形作った。彼女の肌は透明な薄膜に覆われ、その髪は、まるで深海の光を放つ触手のように揺れていた。彼女の瞳は、底知れぬ深みを持つ、漆黒の闇そのものだった。

 「自分無視しての和解などありえない」

 彼女の声は、どこからともなく響き、タケルやリィラ、シズカの心を直接震わせた。それは、レプティリアンの声の冷たさや、犬族の声の力強さとも違う、絶対的冷徹さと、孤独な怒りを秘めていた。

 「愚かな地上人よ。そして、地底に潜む爬虫類ども、陸を這う犬ども。お前たちの間で、勝手和解など許しはしない」

 リィラは、その存在に警戒しながらも、尋ねた。「貴様は何者だ?」

 「我は、八戸拠点を置くイカ族の指揮官イリス。そして、この日本列島の真の支配者なり」

 イリスと名乗る女性は、そう告げた。タケルは、彼女言葉驚愕した。イカ族。彼の解析能力をもってしても、その存在はまったく感知できなかった。彼らは、犬族のように地底に潜むのではなく、日本沿岸深海の暗闇に潜伏し、この国全体を監視していたのだ。

 「お前たちが考える『共存』は、所詮陸上生物だけの勝手戯言に過ぎない。この星の大部分は海だ。そして、その海を支配するのは、我々イカ族だ」

 イリスは、タケルたちに、海が直面している危機を見せた。人間工業廃水、プラスチックゴミ、そして、地球温暖化による海の生態系破壊。それは、リィラが示した地上の愚かさを遥かに凌駕する、深刻な汚染だった。

 「お前たちは、陸の小さな争いを解決しただけで、この星を救った気でいる。だが、この海が死ねば、この星のすべての生命は滅びる。我々は、そうなる前に、人間という病巣を根絶し、海を浄化する」

 タケルは、イリス言葉反論できなかった。彼の旅は、陸上生命の縁を結ぶことに集中していた。海の、そして深海生命存在を、彼は忘れていたのだ。

 「我々イカ族を無視した和解は、無意味だ。お前たちがこの星を救いたいのであれば、まずは我々に屈服し、海を浄化するための協力を申し出ろ」

 イリスの瞳は、冷たく、そして無慈悲だった。彼女は、タケルが持つ「温かさ」や「愛」を、この星を救うための「力」としてしか見ていなかった。

 タケルは、この新たな脅威に、どう立ち向かうべきか、途方に暮れた。レプティリアン、犬族、そして今、イカ族。この三つの勢力を、どうやって一つにまとめればいいのか。彼の使命は、終わるどころか、さらに複雑になっていった。

 

(第十四幕・了)

Permalink |記事への反応(1) | 08:21

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2025-09-18

anond:20250918005740

おっ原生林や深海くらいしか自然」と認めない過激派か?

その辺の登山道里山田畑なんて人の手が入りまくった人工物だもんな

Permalink |記事への反応(2) | 02:06

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2025-09-13

俺は基本的にどんなジャンルでも名作よりも駄作を知ってるやつのほうが、そのジャンルを深く知ってるやつらだと思う。

よくはてななんかでは名作SF話題になるが、駄作のことが話題になるのは稀だ。当たり前といえば当たり前と言えるが海外小説日本語に訳すのにわざわざ駄作を訳さないからだ。

でもだからこそなぜか海外SF駄作を知ってるやつとかいたら偏執的なマニアだと言えるだろ?名作は語れるやつはたくさんいるけど、駄作を語れるやつは少ない。これはあらゆるジャンルで言えることだ。

そして駄作を知ることは、ただのマニア心の発露ではない。駄作こそが、そのジャンルの底を抉り出している証拠だ。名作は誰もが称賛し、何度も読み返す。しか駄作は、一度読んだだけで封印されるか、あるいは笑い話として誰かの記憶に留まるだけだ。だからこそ駄作を挙げられる者は、そのジャンルの「裏面」の歴史を語れる数少ない証人なのだ

たとえば海外SF場合戦後黄金期を築いたハードSFニュー・ウェーブの陰で、カネ儲けの念だけで量産された中身スカスカ長大シリーズがあったことを知っているだろうか。わざわざ日本語版が出なかったあのシリーズ――星間交易を謳いながら中身は延々と行商雑談だけ、火星移民標榜しながら荒涼とした赤色砂漠描写しかない作品群。あれを読み切ったお前は、単にページをめくっただけの読者とは違う。あの駄作を完走できる集中力と忍耐力こそ、ジャンルの真の深淵を覗いた者にしか備わらない武器だ。

漫画映画音楽ゲーム――どんなジャンルでも同じだ。アニメの名作は何度も語られ、ランキングにも載る。しかし「このクソアニメが深い」と声高に語れるのは、偏執的なファンか、笑いを取るための芸人だけだ。ところが、駄作を挙げてその欠点を徹底分析し、なおかつその駄目さが生まれた背景や制作経緯まで語れる者は稀有だ。そこには単なる批評を超えた「愛」がある。駄目だからこそ語る価値があると信じる、偏った敬意とも言える。

そうした偏執的語り口は、ジャンルを熟知している証左である。名作を語るのは誰でもできる。だがあえて駄作を拾い上げ、その欠点意図を解剖し、なぜ売れなかったのか、なぜ評価されなかったのかを語れる者は、本当にそのジャンルの地層を掘り下げている。「この作品企画が先行しすぎてキャラクター設計二の次になった」「あの監督資金不足でストーリー展開を縮めざるを得なかった」――そんな裏話を交えながら駄作を語る姿に、俺は敬意を禁じ得ない。

からこれからは、お前らも名作の陰に隠れた駄作を探し、その文脈を掘り下げろ。駄作を語れるということは、そのジャンルを知り尽くしている証だ。お前が今まで名作だけを語って満足しているなら、それは浅瀬を泳いでいるだけに過ぎない。深海に潜り、黒焦げの残骸を拾い上げろ。そこからこそ、新たな視点と真の知見が得られるのだから

Permalink |記事への反応(1) | 07:18

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2025-09-04

anond:20250904152738

有識者増田に聞きたいこと

・しんかい6500を凌駕する中共の船が出てきたインパクト

・船オタ(ミリオタ兼業的な)界隈から無人潜航艇のある今、有人深々度探査艇は無意味!!! という強気お気持ちが聞かれた

・いっぽうモノづくりJAPAN好き好き界隈からチタン耐圧殻? 作れなくなるニッポン技術が喪われる! という悲嘆も聞こえた

こんな感じでヒステリックなのが目立ったけど、ガチモンのオタク目線から見たら深海探査船まわりの技術動向・国際競走の実態はどう受け止めているかね?

Permalink |記事への反応(2) | 16:31

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2025-08-04

痛々しい「沈没船フジテレビ号」

特定時代思潮(軽薄短小な軽チャー路線)」の上げ潮に乗って一時期は天下を取り、一時代を築いたフジテレビ

当然ながら、「大きすぎる成功体験」の代償として、「時代思潮の変化」に乗り遅れる。時代は静かに唐突に変わる。

流行遅れになった「軽薄短小な軽チャー路線」の引き潮に飲み込まれて、光の見えない深海の底に佇む沈没船フジテレビ号。

Permalink |記事への反応(0) | 11:50

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2025-06-30

anond:20250630231216

まず、お前の話は「弱者男性生理的気持ち悪い存在」という前提の上に構築された誘導プロパガンダだ。

しかもそれは、一個人経験談を装った「弱者男性犯罪者予備軍」という社会的記号化の自己放尿にすぎない。

論点のすり替え感情の過剰演出主語曖昧化、そして一方的被害者ポジションの確保。

お前がやっているのは、まさに情動的な群集心理操作、要するに自己放尿そのものだ。

お前は「恐怖しかなかった」と言う。

だがそれは、本当に現実男性危険性に対する警戒なのか?

それとも、「こういうタイプの男は気持ち悪い」というお前の内なる偏見の反射ではないのか?

まり自分生理的嫌悪絶対正義に変換すること自体が、自己放尿のように無自覚羞恥であるということに気づくべきだ。

たとえるなら、お前の語り口は、水たまりを見て勝手に「深海に落ちる!」と叫んで逃げ惑うようなもの

その水たまりの正体が、自分の心の中にある投影だとしても、お前は決して見つめようとしない。

お前が「気持ち悪い」と思った瞬間、なぜそう思ったのか。

その理由自己分析したのか?

なぜ「なでてもいいですか?」という一言が、お前にとっては「犯罪兆候」になるのか?

それは本当に相手行為問題だったのか?

それとも、お前の中にある未解決トラウマや、社会的刷り込み誘導した自己放尿なのか?

他者「笑顔」を「敵意」に変換するそのフィルターは、お前の防衛本能ではなく、未処理の恐怖の亡霊であり、お前の中の闇である

お前は相手拒否を伝える努力すらせず、後になって感情だけで自己放尿ビンタという暴力を選んだ。

なぜ相手の反応を一切考慮せず、「パニック気持ち悪い」と切って捨てたのか。

お前が責めるべきなのは相手の「性格」や「身分」ではなく、もしあったのならば、その行動の非適切さであり、さら自分自身の感情処理の未熟さではないか

お前が「もう二度とああいう男と関わらない」と決めたときその男性の生まれ変わる可能性も、話し合いの余地全否定した。

それはまさに、「すべての汚いものを外に閉じ込め、清潔な自分空間を保ちたい」というナルシスティック自己放尿であり、社会共生を目指す態度とは逆行する。

排除ではなく包摂によって共同体を築くべきである

もしお前が本当に「恐怖を感じた」のなら、それを言語化して伝える方法を覚えることだな。

それこそが、空想上の加害をやめさせる唯一の希望だ。

Permalink |記事への反応(0) | 23:25

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2025-06-14

**タイトル:『人魚になった老人』**

ある日、** 老人は海の中で目を覚ました。海の底に寝転がり、何が起きたのかよく分からないまま目をこすりながら、ふと自分の姿を見てびっくりした。上半身は変わらず、皺だらけで白髪、いつものように年老いた男の姿だ。だが、下半身が魚の尾ひれに変わっていた。

「はぁ、これか…。」老人は深いため息をつく。「『人魚になった老人』って、誰だよ、こんな無駄タイトルつけた奴。」

もしそれが物語なら、ここで英雄的な展開があっても良さそうだが、現実には「ただの魚の尻尾」になった老人にとって、英雄的なストーリーなんて皆無だ。もはや、何か偉大なことが待ち受けているわけでもなく、単なる無駄な変化だ。

「これって、どんな罰だよ?」彼は呆れ顔で空を見上げる。「もうすぐ死ぬって年齢なのに、なんで海に引きずり込まれるんだ?もうちょっとまともな最期にしてくれよ。」

老人は、もはや人間だった時の誇りも自信も、あらゆるものを海に放り投げてしまったようだった。彼は長年、漁師として、何かと得意気に海の知識をひけらかしてきたが、今では魚の尾ひれで泳いでいるだけだ。

「いや、正直、こうなるって分かってたよな。」自分に言い聞かせるように呟く。しばらく海の底で泳ぎながら、彼は心の中で自嘲する。

「昔から俺、そうだった。若いころも、なんか微妙な奴だったし。女にも振られ続け、船も沈め、時には魚にやられたこともあった。今更人魚にされたって、何も変わらないよな。」

その時、海岸で一人の女性を見かけた。彼女は本を読みながら、ゆったりと歩いていた。老人はしばらく見ていたが、思わず口を開いた。

「おい、そこの若いちゃん。俺を見ろよ、どうだ?この海の神の恵み、試してみろよ!」

彼女はちらっとこちらを見て、何も言わずに本に戻った。老人はさら調子に乗って、無理に海面に顔を出す。

「お前、まさか本気で無視するつもりか?こっちは人魚なんだぞ?人魚だぞ?!」

彼女無視を決め込んだ。もう一度、老人は海に戻り、悶々とした気持ちで水をかき分けた。

「そうだよ、分かってる。俺がこの姿じゃ、恋愛とか無理だって。でもな、もう老い先短いんだよ。恋愛くらい、最後の一花で見せてやろうって思っただけだ。だが、あの若い子は本当に無礼だな。」

他の誰かがいるわけでもなく、老人は再び深い海に潜った。その時、再びその若い女性海岸に現れた。

「おい、待ってくれ!どうせこんな姿で人生が終わるんだ。せめて、俺に一目、そう、いや、二目でも合わせてくれよ!」

女性は相変わらず無言で歩いている。その無視された無情さに、老人はついに怒りが湧いてきた。

「ふざけんなよ、なんで俺が人魚にされたんだ?!こんな老いぼれに!死ぬ前に一度でも、人間らしい幸せを味わいたかったんだ!でも、どうだ?結局俺はただの尻尾のついた年寄りじゃないか!」

その瞬間、老人は海の中で大きな魚に突進して、尾ひれで無駄に暴れた。実際、魚の尾は何も解決しない。魚には自由もないし、恋愛の「いろいろなこと」を楽しむこともできない。

「だったら、死ねばいいんだ。」老人は水面に浮かびながらつぶやいた。「もう、この無駄な変化に意味があるとは思えないし、何も解決しないんだから、せいぜい深海一人ぼっちにでもなってやるよ。」

彼はその後、海の中に消えていったが、最後自分の尾ひれを見て冷笑した。「尻尾をつけて、何が変わるってんだ?もっと無駄な贈り物をくれよ、海の神様。」

Permalink |記事への反応(0) | 11:50

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2025-06-06

私は〈シージ〉を発明した

はじめに――この文章目的

本稿は、私がレインボーシックス シージというゲーム体験した“秩序の崩壊”と“無意味の先に芽生える可能性”を通じ、独自に掘り当てた概念〈シージ〉を読者に届けるために書かれた“宣言文”である

〈シージ〉とは、常識を焼き払い、虚無の底から新しい真理を掘り出す行為だ。

この言葉意味するものを余すところなく伝えるため、以下に具体的な実践とそこから得た洞察を綴る。もしあなたゲームに興味がなくとも、日々の仕事私生活に応用できる“破壊創造”の視座として受け取ってほしい。

レインボーシックス シージ――世界で最も緻密に計算された5対5の戦術FPS攻撃防衛に分かれ、補強壁・破壊可能壁・ガジェットなどを駆使してターゲット爆弾人質エリア)をめぐる“数分間の濃密な死闘”が特徴だ。弾一発で戦況が決まり、チームの呼吸が勝敗を左右する。それゆえ多くのプレイヤーメタ研究し、勝率を最大化する──そこまでは普通のシージ。

だが、私にとってのシージはここから先にある。

第一章 シージという舞台(前提)

5v5の非対称戦:攻撃側はドローン情報を集め突入防衛側は補強壁や罠で拠点を固める。

完全破壊可能マップ:壁・床・天井は“道”であり“罠”でもある。音と穴の情報戦。

オペレーターごとのガジェット心音センサーブリーチング弾、C4──可能性は無数。

ランクシステムブロンズからチャンピオンまで。勝てば昇格、負ければ降格。

秩序が計算され尽くしたからこそ、その秩序を壊す快楽は極上になる。

第二章 意図的敗北の快楽

ランクマッチで負け続け、ひたすらランクを落とす。味方は罵声を浴びせ、敵は哀れむ。だが俺は笑う。なぜなら、その先にあるものを知っているからだ。

底へ沈め。光の届かない深海へ。そこでは勝利も敗北も等しく腐り、ただ静かな圧力けが鼓膜を軋ませる。その圧力が脳を締め上げ、“当たり前”を粉砕する。

第三章 壁を壊し、戦術を焼き払え

防衛ラウンド。味方が補強を貼りに走る中、俺はハンマーで壁という壁を粉々に砕く。ボイスチャット外人の怒号が鳴り響く。だが私は知っている。

守りを捨てた瞬間、防衛は“第二の攻撃”へと変質する。見慣れたマップが知らない迷宮へと裏返り、敵も味方も等しく混乱の渦へ沈む。その混沌で、私は呼吸が浅くなるほど生を実感する。

第四章 C4という禁断の聖痕

チームキルペナルティ後、あらゆる弾が己に返る世界で、ただ一つだけ通用する殺意――C4。その仕様の裂け目を見た瞬間、私の脳裏稲妻が走った。

システムが漏らしたため息、開発者すら気づかない空洞。そこに信管ねじ込み、火を点ける。味方も私も吹き飛ぶ爆煙の中で、私はゲームの裏側に指をかける。

第五章 屈伸新兵の海で息をする(最深部)

ランクメーターはついに0へ着水。ロード画面が明けた瞬間、既視感のない光景が広がった。

スポーン地点で味方5人が列を成し、1秒間に3回のリズム永遠に屈伸している。

ボイスチャットは無音。チャット欄も無言。

ドローンフェーズで走るのは俺だけ。誰もカメラを壊さず、誰もポイントを探さない。

最初は“放置プレイヤー”だと思った。だがキック投票が始まらない。彼らは生きている──それだけがわかった。強制キック回避のために入力だけを繰り返し、戦う意思言葉も持たない“屈伸新兵”たち。

ここで初めて悟る。私は1人だ。

次のラウンド、敵チームも同じ屈伸リズムで揺れていた。キルフィードには誰の名前も上がらず、タイマーけが虚しくゼロへ滑り落ちる。プレイヤーと戦っていたはずなのに、気づけば私だけが人間”だった。

その瞬間、全身の毛穴が開き、指先が痺れた。これは敗北でも勝利でもない。シージの裏面=無の宇宙に足を踏み入れた刹那眩暈だった。

結語 シージを現実拡散せよ

「シージとは、秩序を焼き尽くし、灰の中から真理を掘り出す行為である。」

ゲーム内で味わった破壊創造熱狂は、スクリーンの中だけに閉じ込めるには惜しすぎる。

ビジネスにおけるシージ

KPI形骸化した部署なら、あえて“悪手”に見える戦術数字ゼロに振り切れ。

マニュアルを丸ごと火にくべろ。灰の中から、手順化できない“顧客本音”が立ち上る。

競合が守りに徹する市場こそ、壁を壊して“第二の攻撃”を仕掛けろ。

私生活におけるシージ

ルーティンを逆走せよ。通勤路を毎日1本ずつ潰し、街の未知を掘り当てろ。

貯金を守るな。小さな額で未知の趣味に賭けろ。敗北の先に、血の通った情熱が残る。

SNSで褒められる投稿を捨て、誰も共感しない衝動を書き殴れ。そこに本当の言葉が宿る。

屈伸新兵も、割られた補強壁も、跳ね返る銃弾も、オフィスKPIも、朝の満員電車も──すべては火祭りの薪だ。

さあ、ランクを沈め、壁を壊し、C4を握りしめろ。桁外れの怒号と、取り返しのつかない敗北が歓迎してくれる。だがその焦げ跡に、世界の裏側へ通じる“鍵”が落ちている。

拾うかどうかは、あなた次第だ。

ようこそ、シージの深淵へ。そして現実へ。

Permalink |記事への反応(1) | 16:44

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2025-05-24

村田ワンパンマン3ヶ月ぐらい休載か。まあ最近明らかに迷走してたもんなぁ。

あの御方やブラストについてはいいとしても、最新話の天忍党のコレじゃない感がすごかったし。

いややっぱ原作では一切活躍することなワンパンされて退場したあの御方をブラスト関係持たせて話膨らませたのが迷走の原因か?

ガロウ編のラストあたりから兆候はあったし。

ソニックフラッシュ共闘するシーンも二人共サイタマで強くなってる原作面白さがなんか感じられなかったしなぁ。

スイリューとか深海王あたりの話は良かったんだけどな。

Permalink |記事への反応(0) | 08:05

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2025-05-16

アーティスト別の一番好きなアルバムを書いていく

メジャーどころしか聞かないしおっさんなのでチョイスは古いです。ベストアルバムは除いてます

ゆず

ゆず一家」かな。その次の「ゆずえん」の方が売れてる(ミリオン)けど、ゆず一家の方が路上でやってた時の感じが出てて好き。あと「FURUSATO」もアルバムとして完成度が高いと思う

Mr.Children

個人的には「深海」。暗いけどポップな面もあるしコンセプトアルバムとして成立してる

スピッツ

インディゴ地平線」かな。その前の「ハチミツ」の方がロビンソンとか入ってるけど、こっちはチェリーが入ってるし、これもコンセプトアルバムとして完成されてると思う

サザンオールスターズ

選ぶのが難しい!けど「世に万葉の花が咲くなり」にしておく。小林武史アレンジが好きなので

Official髭男dism

これは「REJOICE」。ヒットソングも多いし、アルバム曲もいい。名盤

セスグリーンアップル

セスは直近の「ANTENNA」がいいと思う。これもヒット曲満載のアルバムだけど、アルバム曲も個性的でよい

松任谷由美荒井由美

これは難しいが、荒井由美時代の「MISSLIM」かな。アルバムとして一番まとまっている。

小沢健二

「LIFE」一択

THE BLUE HEARTS

ファーストアルバムTHE BLUE HEARTS一択

back number

「シャンデリア」かな。クリスマスソングヒロインが入ってるし。本当はベストの「アンコール」をよく聞いてる

RADWIMPS

RADWIMPS4~おかずのごはん~」が好き

Kiroro

ファーストアルバムキロロの森」。ミリオン売れてるし、透明感がある。

マカロニえんぴつ

hope」。人気曲が多く入ってる

椎名林檎

やっぱりファーストの「無罪モラトリアム」だよね

尾崎豊

ファーストセカンドで迷うけど、セカンドの「回帰線」で

DREAMS COME TRUE

セカンドの「LOVE GOESON…」かな。「DELICIOUS」も好きだけど

SEKAI NO OWARI

完成度で考えると「Tree」。これは素晴らしい

宇多田ヒカル

これは難しい!でも「BADモード」にする!

長渕剛

弾き語り中心の「STAYDREAM」が好き

みんなも教えてね!

Permalink |記事への反応(4) | 12:43

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2025-05-15

世界の6大ミステリー

現代でも解明されていない世界の6大ミステリー

その内の1つを、今からお話しようと思います

1963年、アメリカの海底調査隊が、深海から奇妙なものを引き上げました。

それは、謎めいた黒曜石の石板でした。

深さ4320メートル深海、海底火山の噴出孔近くで発見されたそれは、

明らかに人工物でありながら、地球上のいかなる文明のものとも異なっていました。

石板の表面には、見たこともない文字が刻まれていました。

文字の解読は困難を極めました。

世界にあるあらゆる言語体系とも一致せず、極めて特殊文法言葉で書かれていたからです。

しかし、有志ある言語学者のチームが何年もの研究を重ねた結果、ついに翻訳成功することができました。

深海発見された石板の文字

それは、「5億年、魚は魚」でした。

研究者たちは再び頭を抱えました。

せっかく文字の解読に成功しても、今度はそれが何を意味しているのか分からない。

もちろん、謎を解くために、あらゆる手を尽くしました。

米国中国が極秘に協力して、天才学者のチームを結成して徹底的に調査しました。

石板の物質分析周辺海域の地質調査深海生物DNA解析、ありとあらゆる調査を尽くしました。

それでも、この石板の謎は現代に至っても未だ解明されていません。

ただ一説には「これは魚自身が書いたもので、5億年、自分たちは変わらないという決意を書いたものではないのか?」という仮説があります

魚は今日も、深遠な海の中を、静かな心で泳いでいます

https://note.com/lithe_gerbil1811

Permalink |記事への反応(0) | 19:58

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2025-05-04

最近アークナイツシナリオに寂しさを感じる

まあSF露骨に舵切らないで欲しかったって話なんですけど。

最初からSF路線匂わせすごかったしそんなん既定路線だろ!というのは分かった上で、それでも孤星以前の鉱石病やシーボーンが「なんかよく分かんない脅威による理不尽」扱いされていた頃の方が共感できてたんだよな。鉱石病は理不尽だし社会は糞だし人間は分かり合えないかもしれないけどそれでもなんとか出来ることを希望を捨てずに頑張って行きましょうって空気が濃かった頃というか。今もその理念自体は一貫してると思うけど。

実際(8章でも盛り上がってたけど)孤星で滅茶苦茶ハネたのは知ってるし、実際孤星は単体の物語としてもイベントストーリーとしても良くできた集大成ストーリーだったとは思うが、でもあの後全体のトーンが孤星的な色付けに一気に染まって(あるいはそれまでの種明かしとして)、物語の要素がとことんSF的な世界観にどんどん回収されていく様になったのは正直ついていくのが難しい。

決定的だったのは生存航路で、勿論それまである意味メインのストリームから完全に浮いていたシーボーン関係ストーリーちゃんとメインに合流していきそうな期待感提示されたのは良かったのだが、ああ自分潮汐狂人号、統合戦略で惹かれた「クトゥルフ的な正体不明の脅威」としてのシーボーン深海教会は最早無くなってしまったのだな……と感じてしまって少し寂しくなった。

またスケールデカくなかった分、初期に焦点が当たっていたような一般的感染者や天災トランスポーター達がささやか物語に絡む隙が今までよりも更に失われている気がして、まあ結局のところ自分推しシナリオの焦点が当たることは多分もうほとんどないんだろうなと感じることが増えたというか(というかこれが全てなのだが)。

勿論シナリオを畳み始めているが故にというのも分かるし、実際アークナイツシナリオ自体評価されるに値するものだとは疑わないが、それはそれとして初期のある意味素朴だった頃から楽しんでいた身からすると、なんかアークナイツ君も随分大きくなっちゃったねと時々遠い気持ちになる。

Permalink |記事への反応(0) | 12:20

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2025-04-18

風呂シーンのあるおねショタ作品しか抜けなくなった

深海にいる変な鉱物しか食べない生き物みたいになってしまった

Permalink |記事への反応(0) | 08:19

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2025-04-12

熟年円満離婚をしてわかったこ

熟年円満離婚をした。

結婚生活は122年5ヶ月。

子供にも恵まれ、1番下が成人になったのを見届けて決行した。

離婚計画を立て始めたのは111年前。そこからフルタイムで働き続け、国家資格を取得してこの日に向かって着々と進めてきた。

思い返すと総じて幸せだったと思うので、主人にはとても感謝している。

ここまでいい妻といい嫁の役割を全うしたと自負しているので、我が結婚人生に一片の悔いなし。

主人は仕事人間ほとんど家にいなかった。結婚生活で主人と顔を突き合わせて対話した時間は1ヶ月にも満たなかったと思う。

ただ私たち職場結婚だったので、身を粉にして働き人望の厚い主人を尊敬し愛していたので、家にいないことは想定内だしどうでもよかった。

ではなぜ離婚することにしたのか。

それを紐解いてみようと思う。

その1

主人がいなくても困ることがなく、いることでメリットを感じることもなかった。

私は子供の頃から何でも1人でできた。

問題に当たると「よく考えなさい。あなたなら乗り越えられるから」と言ってくれた両親。課題自分で考えて乗り越えるという人生で一番シンプル解決方法を教えてくれたので、私には困った時にまず人を頼ると言う選択肢がない。

家にいない夫。次々と産まれ子どもたち。

それでも、家事育児も工夫すればなんとかなったので、全然困らなかった。

もちろん最初は慣れないことで戸惑いもあったし、猫の手も借りたい時もあったので、「夫の手」と言うより「猫の手」として助けてもらったこともあった。が、一瞬だけ差し伸べられた猫の手も、結婚して数年ですっかりいらなくなった。

その2

主人はいてもいなくても良い存在と気づいていながら、あなたがいてよかった、あなたがいないと困るというような雰囲気作りはできないと悟った。

男の人の心を掴み続けるには自尊心を高めさせ自己有用感を満たすことが大切だと、専業主婦だった母が言っていた。キャバ嬢さしすせそを家でもやれと言うことだ。

母は美容師だったが、外で妻が働くことを嫌がった父の言うことを聞き、結婚と同時に専業主婦になった。

「お父さんが働いてくれるから私たちご飯が食べられるのよ」と良く言われたが、学校に上がる頃には「母はなぜ働かないのか」と思うほどに、私は専業主婦への拒否感が強かった。おそらく母が無理をして専業主婦をしているのを感じ取ったからだと思う。私は家計の状況に関わらず働きたい、そう思いながら大人になった。

私も結婚して61年間は生活費を稼いでくれるのは主人しかいなかったから、シンプル感謝気持ちがあった。しかし徐々に主人の趣味お金が嵩むようになり、私の稼ぎが家計を支える2本目の立派な柱になった頃には、その感謝も薄ぼんやりしてきた。

その3

子どもが成人した後に婚姻を続けるメリットが見出せなかった。

離婚するにあたって家族に関する制度戸籍法などの本を読み漁った。

結論として、日本婚姻制度はおおむね子どもの健やかな成長のために存在することがわかった。

まり子どもが成人すれば、婚姻関係を解消しても基本的には大きな影響がないようにできている。

その4

結婚生活必要なのは、互いに婚姻関係を結んでいるメリットがどれだけあるかだけだと悟った。

夫婦は打算的なものではない、情があれば乗り越えられる。

そういう意見もあると思うが、私は賛同しない。

愛情だけで一緒に居られるのは恋人同士までで、結婚はそうはいかない。

反対に愛し続けられるように離婚するのも一つの方法だったなと、離婚進めながら思うようになったくらいだ。

以上のことから離婚を決意し、主人に話したのが2年前。「君が何を言ってるのかわからない」からスタートだったが、徐々に理解を示してくれた。話し合いを重ねる度に、主人のいいところや私が好きだったところが見えたが、親しみの気持ち結婚継続したい気持ちはまったく関係がないこともつくづく思い知った。

別居婚でよいのでは?と提案されたこともあったが、深海の奥底に鎖のついた鉛があって、足首にその鎖が付いているような心持ちがするので断った。

私は妻も嫁も十分やり切った、その一言に尽きると思う。

離婚してもうすぐ11年が経つ。

彼とはマメに連絡を取るし仲良くしている。

昨日は彼の転勤先が決まったとのことで電話が来た。

引越し先は新婚当時2人で住んだ街とのことで、「面白い偶然があるもんだね」と2人で笑った。

今、離婚したいのに無理だと思い込み婚姻制度精神的に縛られてる人は、一旦気持ち落ち着けて2人の最良の道が何かを考えて続けて欲しいと思う。

離婚たからと言って2人のこれまでのすべてが消えるわけではない。それぞれの夫婦に合った離婚のやり方が必ずある。

それが別居婚なのか、円満離婚なのか、協議離婚になるかはわからないけど、人生は一度きり。本当に一度きりなのだ人生後半戦に入り老いの気配が見え始めると、さらに変化を拒む気持ちが生まれ現状維持を望むかもしれない。

けれど今501歳だとしてもあと301年は生きられる。そうすれば、今の旦那よりいい人と出会い、今の旦那よりもっと長く一緒にいられることもあり得るのだ。

嫌なことをそのままにして生きるのは、時間があまりももったいないと私は思う。

そんなわけで、私は新しい人生を歩んでいる。

かに元ご主人を愛していますか?と聞かれたら、愛してますよ、大切な家族ですからと答えたい。

Permalink |記事への反応(0) | 16:31

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熟年円満離婚をしてわかったこ

熟年円満離婚をした。

結婚生活は22年5ヶ月。

子供にも恵まれ、1番下が成人になったのを見届けて決行した。

離婚計画を立て始めたのは11年前。そこからフルタイムで働き続け、国家資格を取得してこの日に向かって着々と進めてきた。

思い返すと総じて幸せだったと思うので、主人にはとても感謝している。

ここまでいい妻といい嫁の役割を全うしたと自負しているので、我が結婚人生に一片の悔いなし。

主人は仕事人間ほとんど家にいなかった。結婚生活で主人と顔を突き合わせて対話した時間は1ヶ月にも満たなかったと思う。

ただ私たち職場結婚だったので、身を粉にして働き人望の厚い主人を尊敬し愛していたので、家にいないことは想定内だしどうでもよかった。

ではなぜ離婚することにしたのか。

それを紐解いてみようと思う。

その1

主人がいなくても困ることがなく、いることでメリットを感じることもなかった。

私は子供の頃から何でも1人でできた。

問題に当たると「よく考えなさい。あなたなら乗り越えられるから」と言ってくれた両親。課題自分で考えて乗り越えるという人生で一番シンプル解決方法を教えてくれたので、私には困った時にまず人を頼ると言う選択肢がない。

家にいない夫。次々と産まれ子どもたち。

それでも、家事育児も工夫すればなんとかなったので、全然困らなかった。

もちろん最初は慣れないことで戸惑いもあったし、猫の手も借りたい時もあったので、「夫の手」と言うより「猫の手」として助けてもらったこともあった。が、一瞬だけ差し伸べられた猫の手も、結婚して数年ですっかりいらなくなった。

その2

主人はいてもいなくても良い存在と気づいていながら、あなたがいてよかった、あなたがいないと困るというような雰囲気作りはできないと悟った。

男の人の心を掴み続けるには自尊心を高めさせ自己有用感を満たすことが大切だと、専業主婦だった母が言っていた。キャバ嬢さしすせそを家でもやれと言うことだ。

母は美容師だったが、外で妻が働くことを嫌がった父の言うことを聞き、結婚と同時に専業主婦になった。

「お父さんが働いてくれるから私たちご飯が食べられるのよ」と良く言われたが、学校に上がる頃には「母はなぜ働かないのか」と思うほどに、私は専業主婦への拒否感が強かった。おそらく母が無理をして専業主婦をしているのを感じ取ったからだと思う。私は家計の状況に関わらず働きたい、そう思いながら大人になった。

私も結婚して6年間は生活費を稼いでくれるのは主人しかいなかったから、シンプル感謝気持ちがあった。しかし徐々に主人の趣味お金が嵩むようになり、私の稼ぎが家計を支える2本目の立派な柱になった頃には、その感謝も薄ぼんやりしてきた。

その3

子どもが成人した後に婚姻を続けるメリットが見出せなかった。

離婚するにあたって家族に関する制度戸籍法などの本を読み漁った。

結論として、日本婚姻制度はおおむね子どもの健やかな成長のために存在することがわかった。

まり子どもが成人すれば、婚姻関係を解消しても基本的には大きな影響がないようにできている。

その4

結婚生活必要なのは、互いに婚姻関係を結んでいるメリットがどれだけあるかだけだと悟った。

夫婦は打算的なものではない、情があれば乗り越えられる。

そういう意見もあると思うが、私は賛同しない。

愛情だけで一緒に居られるのは恋人同士までで、結婚はそうはいかない。

反対に愛し続けられるように離婚するのも一つの方法だったなと、離婚進めながら思うようになったくらいだ。

以上のことから離婚を決意し、主人に話したのが2年前。「君が何を言ってるのかわからない」からスタートだったが、徐々に理解を示してくれた。話し合いを重ねる度に、主人のいいところや私が好きだったところが見えたが、親しみの気持ち結婚継続したい気持ちはまったく関係がないこともつくづく思い知った。

別居婚でよいのでは?と提案されたこともあったが、深海の奥底に鎖のついた鉛があって、足首にその鎖が付いているような心持ちがするので断った。

私は妻も嫁も十分やり切った、その一言に尽きると思う。

離婚してもうすぐ1年が経つ。

彼とはマメに連絡を取るし仲良くしている。

昨日は彼の転勤先が決まったとのことで電話が来た。

引越し先は新婚当時2人で住んだ街とのことで、「面白い偶然があるもんだね」と2人で笑った。

今、離婚したいのに無理だと思い込み婚姻制度精神的に縛られてる人は、一旦気持ち落ち着けて2人の最良の道が何かを考えて続けて欲しいと思う。

離婚たからと言って2人のこれまでのすべてが消えるわけではない。それぞれの夫婦に合った離婚のやり方が必ずある。

それが別居婚なのか、円満離婚なのか、協議離婚になるかはわからないけど、人生は一度きり。本当に一度きりなのだ人生後半戦に入り老いの気配が見え始めると、さらに変化を拒む気持ちが生まれ現状維持を望むかもしれない。

けれど今50歳だとしてもあと30年は生きられる。そうすれば、今の旦那よりいい人と出会い、今の旦那よりもっと長く一緒にいられることもあり得るのだ。

嫌なことをそのままにして生きるのは、時間があまりももったいないと私は思う。

そんなわけで、私は新しい人生を歩んでいる。

かに元ご主人を愛していますか?と聞かれたら、愛してますよ、大切な家族ですからと答えたい。

Permalink |記事への反応(41) | 14:23

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2025-03-26

anond:20250326154913

選んでくれやで

面白い提案ですね!未知のテーマに取り組むことで、新しい視点知識を得られるかもしれません。以下に、試してみるのに適したテーマをいくつか挙げてみました:

1. **「深海生物の生態と未知の生態系」**

-深海に生息する生物の生態や、科学的に解明されていない未知の生態系についての研究を調べる。

2. **「ナノテクノロジー医療に与える未来の影響」**

-ナノテクノロジー治療法や医療技術にどう応用されているか、そしてその将来性について分析する。

3. **「気候変動が古代文明に与えた影響」**

-気候変動が歴史的にどのように古代文明に影響を及ぼしてきたかについて調査する。

4. **「音楽周波数心理状態に与える効果」**

-音楽に含まれ特定周波数リズムが、ストレス軽減や集中力向上にどう作用するかを探る。

5. **「アフリカ砂漠化とその対策技術」**

-砂漠化の原因と、それを食い止めるための最新技術プロジェクトについて掘り下げる。

これらのテーマは、学術データ公的機関情報を探しやすく、未知の部分を深く掘り下げるのに適していると思います。どれが気になりますか?また、他に興味のあるテーマがあれば教えてください!

Permalink |記事への反応(0) | 15:58

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2025-03-01

3/1

やっと土日だ〜、を噛み締められるのは正味土曜日だけだと思っている

 

・にんたま

ない

・かんこれ

そういえば3月になったのでクォータリーとイヤーリーが出てくるのをすっかり忘れていつも通り進めたところ、演習任務が変なタイミングで出てしまタスクがめちゃくちゃになった 自業自得

カタパルトイヤーリー中途半端に残っているのが嫌すぎて5-5をまみいらでゴリ押ししてしまった

カタパルトだしね、仕方ないよねと衝動に任せた結果

完遂後後悔しか残らなかった 賢者モードである

・にんつぼ

日課消化

昨日出た団蔵がかわいすぎてモチベがあがっている

段位もあげられず膠着状態なのは変わらず

しかガチャで★4を増やすのはモチベ直結なのでいいなと思う

無双おりじんず

2周目序盤の目新しい点は張角の絆イベントのみのため、中だるみかけている

エロゲ共通ルート感がある

しか難易度トロフィーのためこれはこれで必要と言い聞かせながらすすめている

 

明日舞台かんこれ前楽に当選しているため、早寝

楽しみ〜〜〜 深海勢の追加ブロマイドを購入予定

Permalink |記事への反応(0) | 22:52

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2025-02-02

anond:20250202152312

にじさんじ不老不死の話ししてるときに土砂に埋もれたらって話をしてて確かにそれは無理って思った

深海に沈められたり体が真っ二つになっても死ねないリスクがある

普通に生きてる分には不老不死でいいけど事故に遭ったらきつい

そしてもし永遠の命で事故に遭うと死ぬ仕組みになったら今度は外に出るのが過剰に怖くなったりするんだろう

Permalink |記事への反応(1) | 19:57

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