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2025-10-22

anond:20251021224658

日本の女はATMがほしいだけなの、民族的遺伝レベルなんちゃう

Permalink |記事への反応(1) | 09:39

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2025-10-13

もう日本の命運は決まってるのでゴチャゴチャ言っても仕方ない

現代日本体制少子化対応できない

議論するポーズをとっても無意味

から後はもう民意に従って、ひたすらインフラ介護医療が崩れていく撤退戦をしながら

資産を食いつぶしつつ、インバウンドと、だんだん売れなくなる製造業輸出でなんとか小銭稼ぎして

微妙な規模のAIやロボ投資お茶を濁し、労働力の急減に必死対処してる間に時は流れ

あとは移民の急増による政変とか、中国共産党の伸長とかの

外的要因で現代日本体制崩壊するのを待つだけの期間が続く

とはいえ幸か不幸か、日本地政学的に非常に重要位置にあるので

中国なり、それが沈んだら次に出てくるアジア覇権国家航路上にある微妙に貧しい多民族国家として

今とは全く違う形でやっていくし滅亡はしないだろう

だがそれがどれくらいの期間なのかが変わるだけで

日本マジョリティの、なんとなく続いてきたこ日本社会は終わる

これは間違いない

詰んでます

もう結論が出ている

から日本人だけで出生率2.1とか絶対無理だし

30年間の猶予の間に、ソフトランディング的な計画的移民体制をつくるほどの能力官僚にはなかった

どっちにしろ国民マインドセット根本的に変えて

官僚が主導して強力に制度を整備する必要があったが無理だった

無理だったと結論が出たので、無理です

今の政変でどっちが勝っても同じこと

自民左派がうまく団結できて政変もむしろ社保の放漫支出は強化され

それを補うために場当たり的に移民を増加させて、体制変更が早まるだけだろう

例えばイスラム系移民日本左派に世話になったからと言ってその背後にあるロジックを受け継ぐわけではない

それはそれ、これはこれで社会イスラム化をそれなりの強度で求めていくはずである

逆に自民右派維新やら参政党が糾合して右派大連立したところで

日本予算デッドロックしている社保に手を付ける云々はすぐに口だけになるだろう

だって支持者もその親もすぐに高齢化するので

わざわざ地獄の苦しみを味わってまで体制変更する気概なんてあるわけがない

それができるならとっくにやれているはずなのだから

まあ合法移民やら技能実習の枠を減らすぐらいはやるかもしれないが

単に日本経済状況が悪化するスピードが上がるだけだろうし

そうしたら地方警察は維持できなくなり、不法移民排除できなくなる臨界点はすぐに来る

ただでさえ日本地方公務員の実質待遇インフレで急速に悪化しているのだ

まあそれをスケープゴート右派政治権力は増大するかもしれないが

マジョリティに強権があったところでマジョリティ自身根本的に変えたり罰したりすることはできないのだから

意味がない


とはいえそこまで悲観するような話ではないのだ

そもそもアジアの大半の国は

なんとなく国家の内外が民族的にも宗教的にも多様で

なんとなく皆違って皆が仲悪い

製造業を含めてあらゆる産業がぱっとしない

そんなのが普通な国々で、しかも高所得国家入りする前に何となく少子化が爆裂で加速している

それを見れば日本

地政学的な運の良さがあったとしても、製造業爆裂ブースト成功して何度も世界を席巻したのだから

まあ調子に乗って無茶な戦争しちゃったりバブルって壊したりしたのも御愛嬌というもの

幸運を次代に継げなかったとしても、まあまあプラスマイナスゼロという範疇である

一等国の地位を降りて、普通の国としてやっていけばいいのだ

Permalink |記事への反応(1) | 21:25

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anond:20251013100831

日本の良さって左右の均衡が取れてるとこに根ざしてるものからなんよ

基本的には「和をもって尊しとなす」ってのが民族的プリインストールされてるから特定思想一色になったら暴走する

一般国民特に流行りに流されるし、正義の名の下ならいくらでも暴力ふるいたいし、気に入らない奴は排除したい。

それをやらない理由って、単純に世間様に叱られるからであって、世間様がある程度多様であるから平和が保たれてると言える。

自分の味方一色ってことになると、容易に無法地帯になるわけよ

常に敵がでてきて反対意見が出る、そういう状態からこそ、人に優しいフリするし、異質さも受け入れるポーズは取るじゃん

そういう建前が成立してるからこそ今の日本特有の美しい秩序が保たれてる

そういう考えなので今のところは右が与党から、ある程度の議席左派が取るようにリベラル支持してる。

与党圧倒的多数独裁政権になったら、政府が味方になってくれない側の人間一般的には弱者とかマイノリティとか)は自力救済に走って今の治安は保てなくなると思うよ。

増田が言うような日本の良さ、美点ってのは決して保守派が作り上げたものだけではないからね。

敗戦後、高度成長期から昭和を経て、その間、圧倒的多数政権を取ったってことはなくて、常に反対陣営意見も取り入れつつやってきた結果こそが「美しい日本」だと思うよ。

Permalink |記事への反応(1) | 10:23

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2025-10-05

差別」という概念必要ない

差別とは何なのかの捉え方が人によって異なるため議論が噛み合わないことが多い。

差別」の一般的定義として、国連差別に関する文書が参考になるだろう。

世界人権宣言 第2条

すべて人は、人種、皮膚の色、性、言語宗教政治上その他の意見国民若しくは社会的出身財産門地その他の地位又はこれに類するいかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言に掲げるすべての権利自由とを享有することができる。

障害者権利条約 第2条

障害に基づく差別」とは、障害に基づくあらゆる区別排除又は制限であって、政治的経済的社会的文化的市民的その他のあらゆる分野において、他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由認識し、享有し、又は行使することを害し、又は妨げる目的又は効果を有するもの

人種差別撤廃条約 第1条

人種差別」とは、人種、皮膚の色、世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別排除制限又は優先であって、政治的経済的社会的文化的その他のあらゆる公的生活の分野における平等立場での人権及び基本的自由認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するものをいう。

女子差別撤廃条約 第1条

女子に対する差別」とは,性に基づく区別排除又は制限であつて,政治的経済的社会的文化的市民的その他のいかなる分野においても,女子婚姻をしているかいないかを問わない。)が男女の平等を基礎として人権及び基本的自由認識し,享有し又は行使することを害し又は無効にする効果又は目的を有するものをいう。

 共通部分を抜き出すと、差別とは「なんらかの属性に基づくあらゆる区別排除又は制限であって、政治的経済的社会的文化的市民的その他のあらゆる分野において、他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由認識し、享有し、又は行使することを害し、又は妨げる目的又は効果を有するもの

まり差別 =区別 ×人権侵害と言えそうだ。

さて「〇〇という行為差別である」という言説がよくあるが、この区別人権侵害というのがごっちゃになっていることが多いように思う。

これら2要素のうち、実際的問題になるのは人権侵害のほうだろう。他人平等人権侵害(たとえば核兵器で焼き払われるとか)されても嬉しい人はいないはずだ。

一方で、区別フォーカスを当てるとどうしても他者との比較になり、序列意識嫉妬軽蔑などのノイズが混じった議論になってしまう。

結局のところ「人権侵害をやめろ」という話であって、いちいち他人比較して「差別」という概念を持ち出す必要はないのでは?

Permalink |記事への反応(1) | 13:26

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2025-09-06

なぜ日本人は狂暴でモラルがないんだろう

頭は良いけどその頭を良いことに使うっていう発想がないよね

民族的ものなんだろうか

Permalink |記事への反応(0) | 13:43

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2025-08-29

韓国では実際には「立憲君主制」は採用されていない(=現在韓国共和国であり、王室存在しない)にもかかわらず、架空王室を描いたドラマ――いわゆる「もし今も王室存在していたら」という仮想歴史オルタナティブヒストリー)や現代王室もの――が人気を集めることがあります

以下は、なぜそのようなドラマが人気なのかについての理由です:

🔹 1.現実逃避ファンタジー性)

現代社会におけるストレス格差政治不信などから視聴者日常とかけ離れた華やかな王宮生活や非日常恋愛に憧れや癒やしを求めます王子王女が登場するストーリーは、まるでおとぎ話のようで、夢の世界への入り口のように機能します。

🔹 2. 「もし韓国王室があったら?」という興味

韓国はかつて朝鮮王朝や大韓帝国存在した歴史を持ちますが、日本植民地時代を経て王政廃止されました。

それゆえ、「王室が今も存続していたらどうなっていたか?」というロマン好奇心をくすぐるのです。

特に現代的な価値観自由恋愛民主主義女性の自立など)と王室制度伝統がぶつかり合うストーリーは、ドラマ的にも非常に面白くなります

🔹 3.ビジュアル面の魅力

王宮伝統衣装(韓服)、儀式など、美術的・文化的視覚的な魅力があります。豪華なセットや衣装、美しい俳優たちが視聴者を惹きつけます。

🔹 4.韓国社会階級意識家族主義の反映

韓国社会はいまだに学歴・家柄・経済力によるヒエラルキーが色濃く残っており、「王族財閥」という“頂点”にいる人々のドラマは、現実社会の縮図としても描かれることがあります

身分の差を越えた恋」「王室内部の陰謀」「跡継ぎ争い」などは、そうした社会的なテーマとも重なっています

🔹 5.過去のヒット作の影響

たとえば:

『宮〜Love in Palace〜』(2006年

『七日の王妃

太陽を抱く月

『赤い袖先』

などのドラマが大ヒットしたことで、「王室恋愛」の組み合わせが一つのジャンルとして確立されました。

総合すると…

韓国人が王政に憧れているというよりも、ドラマというフィクションの中で「非日常」や「理想恋愛」「社会階層の象徴」を描くのに、立憲君主制という舞台装置が非常に便利で魅力的だから、ということが言えます

もし特定ドラマを指している場合(例:『宮』や『赤い袖先』など)、それに合わせた考察もできますよ。

あなた:

世界にはたくさんの共和国があります立憲君主制に興味を示す人が多い共和国はどこですか?

ChatGPT:

とても鋭い観点ですね。

実際、多くの**共和国君主制採用していない国)**でも、立憲君主制に対する強い関心や人気が存在する国があります。そうした興味は、政治的意味というより、文化歴史エンタメ的な憧れや好奇心として表れることが多いです。

以下に、立憲君主制特に関心を持つことが多い共和国の例を紹介します。

🇰🇷韓国

概要:すでにお話したように、現代王室舞台にしたドラマ映画が人気。

背景:

朝鮮王朝・大韓帝国歴史記憶

ドラマ『宮』などのヒットにより、若者の間で「王子様」「プリンセス幻想根付

現代社会への風刺財閥現代貴族階級)としても使われる

🇨🇳中国特に若者層)

概要王朝時代舞台にした歴史ドラマ(古装劇)が大人気。皇帝・后妃・官僚宦官などのキャラクターが中心。

背景:

清朝の滅亡から100年以上経っており、皇帝制度は完全に過去のものとされている

民族的アイデンティティ文化的ノスタルジーが込められている

特に清朝末期や架空宮廷ロマンスに人気が集中

代表作:『延禧攻略』『如懿伝』など

※ただし、中国では現実政治での君主制復活などは絶対タブーです。完全なフィクションとしての消費。

🇹🇷トルコ

概要オスマン帝国栄光を描いたドラマ文学が人気。

背景:

オスマン帝国スルタン制)が1922年まで続いていた

共和国化以降も、「もしスルタン制が続いていたら…」という空想ロマンは根強い

代表作:『オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜』などが世界的ヒット

🇷🇺ロシア帝政ロシアへの郷愁

概要ロマノフ朝帝政ロシア)への関心が根強く、アナスタシア伝説ロマノフ家に関する作品が人気。

背景:

1917年革命王政崩壊

一部保守層・正教徒の間で王政へのノスタルジー

興味の形:現代ロシア立憲君主制になることを望む声は少ないが、「失われたロマノフ家」のロマンは強い

🇫🇷フランス特に中高年層や保守派の一部)

概要フランス革命王政廃止した国でありながら、ルイ14世マリー・アントワネットなどの人物には人気がある。

背景:

宮廷文化への美的憧れ(ヴェルサイユ宮殿など)

王政時代の「華やかさ」に対する文化的ノスタルジー

注目点:現在王政復古を唱える「王党派(Légitimistesなど)」が少数ながら存在

🇮🇷イラン

概要1979年王政パフラヴィー朝)を打倒してイスラム共和国になったが、現在政治体制への不満から王政時代のほうが良かった」という声もある。

背景:

王政時代近代化欧米との関係改善郷愁を抱く層もいる

パフラヴィー家の王子たちが今も国外活動しており、象徴的な存在として注目される

💡共通点として言えるのは:

これらの国々では、王政実在していた過去がある

王政時代を「理想化」または「ノスタルジー対象」としてとらえる傾向がある

立憲君主制への関心は、政治的な復活希望ではなく、文化的情緒的な興味に留まることが多い

補足:現実的に立憲君主制の導入を望む国は稀

ほとんどの共和国では、実際に王政復古を求める声は非常に小さく、「制度」としての君主制に興味があるわけではなく、あくま文化・娯楽・歴史としての関心であることが多いです。

希望があれば、「どの国が最も君主制に復活の可能性があるか」みたいな政治的な話にも踏み込めますよ。

あなた:

世界ほとんどの国にはかつて国王がいました。かつて王室があったから、という理由だけでは特にそれらの国がより強く君主制に関心を示すのか?という問いに対して不十分です。地理的観点から論じることは可能ですか?

ChatGPT:

素晴らしい問題提起です。

おっしゃる通り、「かつて王室があった=関心が強い」とする説明は単純すぎますし、全ての国に当てはまるわけではありません。

この問いをもう一段深く掘り下げるために、**地理的観点(=地理地域文化、近隣国の影響、文明圏など)**から分析を試みましょう。

🔍【問いの再定義

世界の中で、特にどの地域共和国立憲君主制に関心を示しやすいか?そしてその背景には地理的な要因があるのか?」

この問いに答えるには、以下の要素を軸に考えると良いです:

1. 近隣国王室存在するか

2.歴史的に長く君主制が続いた地域

3.文化圏・宗教圏の価値観

4.地政学的に他国比較されやす場所

🌍地理的に見る「君主制への関心が強まりやす地域

東アジア韓国中国

隣国君主制国家日本

特徴:

日本皇室が存続しているため、文化的ライバル意識比較意識が働きやすい(特に韓国中国

朝鮮王朝や清王朝など、比較近代まで王制が残っていた

結果:

架空王室を使ったドラマフィクション舞台として君主制が頻出

特に韓国では「現代王室恋愛政治ドラマ」のフォーマットが人気

中東イランイラクエジプトなど)

周辺国王政が多い:サウジアラビアヨルダンモロッコ

特徴:

かつての帝政パフラヴィー朝など)への郷愁が残る

現在でもイスラム伝統君主制が強く結びついている

結果:

体制イスラム共和国)への反発から王政時代を「失われた秩序」として理想視する層も存在

✅ 東南ヨーロッパバルカン半島ブルガリアセルビアルーマニアなど)

周辺に立憲君主制国家スペイン英国(影響力として)

特徴:

冷戦期に共産化君主制廃止したが、比較最近まで王室存在

一部では王政復古を望む市民運動王家活動も見られる

結果:

君主制への憧れや文化的尊重が、他地域よりも強く残っている

ラテンアメリカブラジルメキシコなど)

現在は全て共和国だが、かつての王政帝政記憶あり

特徴:

ブラジルはかつてポルトガル王家が移住して帝政を築いた

メキシコは短命ながらも皇帝を持った時代あり

結果:

王政のものへの復活願望は少ないが、文化的ヨーロッパ宮廷文化に対する憧れが見られる

貴族文化ヨーロッパ的「格式」への関心として残る

🔻君主制への関心が比較的低い地域地理的傾向)

アメリカカナダアングロサクソン圏)

アメリカ:反王政独立戦争歴史)が国家アイデンティティの一部

カナダイギリス国王元首とする立憲君主制国家ではあるが、王政に対する文化的関心は低下傾向

結果:

立憲君主制に対して冷静/無関心

フィクションとして消費されることはある(例:『プリンセスダイアリー』)が、文化的に根ざしてはいない

アフリカ諸国(旧英仏植民地

多くの国に伝統首長制が残っているが、欧州型の君主制への関心は限定的

一部に象徴王族がいるものの、立憲君主制制度として復活させようとする動きは少ない

結果:

自国文化の再評価の方が強く、欧州王政は「支配象徴」として敬遠されることも

🧭結論地理的に「関心が生まれやすい条件」

地域的に君主制への関心が高まるのは、以下のような地理的環境があるときです:

地理的条件説明君主制への関心との関連

周辺国現存する王政がある日本英国サウジなど比較対象メディア露出により関心が刺激される

王制が比較最近まで続いていた韓国イランバルカン諸国など記憶が風化しておらず、ノスタルジーが強く残る

欧州文化貴族文化への接触が強いラテンアメリカバルカン東欧王室格式伝統象徴として文化的憧れが根付

地政学的な比較意識がある韓国日本イラン湾岸諸国など政治的文化的隣国と比べて「自国過去」への再評価が進む

希望であれば、特定地域や国についてもっと詳細に掘り下げることもできます

あなた:

隣国王室存在するから自国立憲君主制ファンタジーを楽しむ、というのは納得します。

ChatGPT:

ありがとうございます、非常に本質的なご理解です。

まさに**「近隣に王室がある」という地理的心理的条件**が、「自国にはないもの」への関心や空想を生む土壌になりやすいのです。

✅ この現象を支える心理社会メカニズム

1.比較意識競争意識

隣国王室があり、その存在文化的国際的に注目されている場合(例:日本皇室英国王室)、

国民の中に「我が国にもあれば…」「我々の文化も誇れるものがあるはず」という感情が芽生えやすい。

2.メディアを通じた王室の「輸入」

隣国王室報道戴冠式結婚式葬儀など)は国際ニュースとして流れる

→ それを見た視聴者が「格式」「伝統」「ロマン」といった要素に惹かれ、自国文化における対応物を求める。

3.相互影響的なコンテンツ消費

例:韓国での『宮(Love in Palace)』のような現代王室ドラマ

→ これは単にファンタジーとして楽しむだけでなく、「日本皇室があるのだから韓国だって王室があったら面白いじゃないか」という比較文化的空想が土台にある。

🌏地域別にもう一度整理すると:

地域隣国王室自国の関心度コメント

韓国日本皇室) 高い 『宮』などで自国王室がある想定が人気。

中国日本タイなど 高い(主に歴史もの清朝ドラマ大人気。過去の王制を美化しがち。

イランサウジヨルダンなど 中〜高イスラム王政国との対比で「かつての帝政」を再評価する声も。

トルコヨルダン湾岸諸国オスマン帝国ノスタルジーと近隣国との比較

東欧バルカンスペイン英国モナコなど 中王族の再登場も時折話題に(ブルガリアなど)。

🧠社会心理学的に言えば…

これはいわば「隣の芝生は青く見える」現象文化バージョンです:

自分の国にはないが、隣の国では保たれている“伝統格式”が、むしろ鮮やかに見え、それをフィクションで補おうとする。

この傾向は、特に以下のような社会状況で強まりやすいです:

国内政治に対する不満が強い

社会ヒエラルキーや美意識が揺らいでいる

Permalink |記事への反応(0) | 19:57

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2025-08-13

炎上必至】日本D●M上架僅数ヶ月の某ゲーム、その裏側は地獄だった

私は台湾人プレイヤーです。

この2ヶ月間、あるD●Mプラットフォーム三国志モチーフの「日本サーバースマホゲー『三国:覇●の天下と美姫を』6月からやってたんだが、これがガチ地獄だった。

ゲーム運営交渉を続けてきました。しかし、結果はーー交渉破綻

なぜか?

それは、このゲームが抱える致命的な闇を、運営が一切改善する意思を見せなかったからです。

ゲーム内は中国系チーター差別発言の温床

プレイヤー人口の大半を占めるのは、中国からの大量アカウント

彼らは複数サブ垢を駆使してゲームバランスを破壊し、さらチャット内では台湾人日本人への侮辱発言が飛び交う。

公チャで「日本鬼子」だの「天皇侮辱」だの、「長崎広島原爆被害者ワロタww」だの、もう好き放題。

苦情20回以上送っても返ってくるのはテンプレだけ。チートヘイトも完全放置

私が証拠スクリーンショットと共に報告しても、苦情20回以上送っても返ってくるのはテンプレだけ。チートヘイトも完全放置でした。

運営対応は形だけ

問題行為ユーザーの多くは処罰されず、別垢で復帰しては再犯

さらに、課金ユーザーが損害を受けても補填ゼロ

私を含む多数の被害報告が上がっても、運営本質的対策回避し続けています

そして、私は運営会社調べたら連絡先は台北です。

台湾人の俺が直接連絡先の番号に電話したらさ、出た相手

「うちはゲーム会社じゃない、社名も違う」とか言い出しました。

さらに調べたら、日本配信前に、今年一月で中国プラットフォームで既に配信されてた。

それは中華だらけにもなるし、仕様中華接待になるでしょう。

まり

日本人&台湾人中華プレイヤー仇恨心満たすための生贄兼コンテンツです。

金払って狩られて、天皇侮辱されて、原爆嘲笑される神ゲームでしょう(笑)

■ なぜ今ここで告発するのか

私はもはや、この運営改善を求めるつもりはありません。

しろ、このゲームの欠陥を日本世論晒し炎上させ、D●Mに下架させることこそが唯一の解決策だと考えています

日本プラットフォーム反日コンテンツ売ってるって事実、これ普通に問題ではないでしょうか?

プレイヤーの皆さん、課金する前にこの現実を知ってください。

このままでは、真面目に遊ぶ人間ほど損をし、不正差別蔓延する未来しかありません。

スクショ山ほどあるからガチで嘘じゃないです。

放置すれば「日本人は金払って自分侮辱させる民族」って笑い話になります

D●Mの規約では、上架から半年以内にサービス終了となれば課金返金の可能性があるからです。

D●Mは今すぐ下架+返金しろ

拡散頼む

証拠こち

発言原文は中国語、横に私の日本翻訳を付けています。これにより、私が台湾人であることも明らかです。

スクショゲーム会社に苦情送って使ったもの

ヘイト発言

reurl.cc/5Rgvgn

reurl.cc/rEemxN

reurl.cc/LaE8dX

reurl.cc/bW0QDl

reurl.cc/OY9ZGR

reurl.cc/RYx5WD

reurl.cc/9noj68

reurl.cc/knDxyd

reurl.cc/894K6d

reurl.cc/paOlvx

reurl.cc/ko0rNx

民族対立を煽る、人種差別、人身攻撃放任している

reurl.cc/9nZzgV

reurl.cc/EQ83ga

reurl.cc/DOZ9l5

reurl.cc/ekmxyj

reurl.cc/Mzkv6v

reurl.cc/oYLXlv

reurl.cc/NxjDz6

reurl.cc/ZN7vbM

reurl.cc/XQkyV7

reurl.cc/MzdVXk

reurl.cc/Qa3xW5

reurl.cc/mY9AZA

reurl.cc/1OY1xG

reurl.cc/Rk09Ax

reurl.cc/da28jV

reurl.cc/RkrDlg

原爆嘲笑される

reurl.cc/Qany5o

reurl.cc/ZNAM5a

天皇陛下への不敬

reurl.cc/VWEL6b

reurl.cc/9n5E6O

reurl.cc/z5W8pN

サブ垢

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Permalink |記事への反応(0) | 09:51

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2025-08-08

性欲はいつの時代も善であり悪

anond:20250807120544

 

人類というのは特殊で、常に発情期という珍しい動物からこそ

性欲をコントロールしなければ増え過ぎて一族が滅びるし

性欲をコントロールしすぎても一族が滅びる

から歴史的民族的に見ても「規制と緩和」に多様性がある

あとは、特に砂漠地域だとよりコントロール下に置かれがちとか、地域による特性があるのも面白い

例えばヒジャブとかが最たる例だよね、欲情しないように厳正な管理をしている

 

例:性の促進

古代ローマ独身への罰金

古代スパルタ結婚出産義務

ユダヤ教:産めよ、増えよ、地に満ちよで高い出生率を誇る(現在進行系)

アーミッシュ避妊を認めない、子育て義務

 

例:製の抑制

・一部仏教キリスト教独身禁欲を誓う、煩悩を断つ

・!Kung:2〜4年の性交タブー

・シャーカー派:全員が独身・共同生活

・一部イスラム教ヒジャブ、男女を極力合わせない

 

一方で、人間の子繁栄戦略としては「他人制限を求めつつ、自分はやることやる」だから、大抵本音と建前で構成される

閉経した女性が、他人の性に厳しくなるのも多分自分の子孫への配分が減るからだよね

 

そんな中、現代人はこれまでにない状況に置かれている

避妊方法確立による、性のレジャー化(2030年頃には男性側の避妊薬も登場する見込み)

ポルノの圧倒的な普及

・異なる宗教地域性別・年齢が同じルールを遵守しなければならない状況

本音と建前や、抜け道というのが許されない時代

少子化

 

これらの状況に、遺伝性質を乗せるとそりゃもう混沌としてくるだろうね

Permalink |記事への反応(0) | 09:47

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2025-07-27

諸夏主義とは何か?

諸夏主義(しょかしゅぎ)とは?

「諸夏主義」は劉仲敬が提唱した概念で、中国大陸を「単一中華民族国家」としてではなく、複数独立した文化圏文明圏(=夏)からなる連合体とみなす思想です。

「夏(か)」とは?

「夏」は古代中国自分たち文明を指す言葉ですが、劉仲敬はこれを「文明単位」「文化圏」として広く解釈しています

まり中国の歴史や現代社会は、複数の「夏」が共存連合している状態と見るのです。

諸夏主義の核心

中国は一つの民族国家ではない

中国は多様な民族文化集合体で、複数独立した「夏(文明圏)」が歴史的共存連合してきた。

多元的連合体としての中国

国家としての「中華人民共和国」はこの複数文明圏一時的・人工的な統合体にすぎず、永続的な統一はありえない。

それぞれの「夏」の自治独立が望ましい

文明圏は自立し、緩やかに連携し合う多元的政治体制をつくるべきだ。これが「諸夏主義」の理想形。

単一民族単一国家モデル否定

大中主義」のように漢民族中心で国家統一を求めるモデル否定し、多様性自治尊重する。

劉仲敬の思想文脈での意義

中国における「中華民族」や「中華人民共和国」の統一神話批判し、現実の多様な民族的・文化的状況を反映させた新たな政治思想

地域主義的な分散自治を支持し、中国の分裂や再編成を予見・促進する思想として注目される。

台湾チベット新疆内モンゴルさらには琉球沖縄)や満州なども、それぞれ独自の「夏」として考えられる。

まとめ

諸夏主義ポイント意味解説

夏(文明圏)の複数存在中国複数文明圏文化圏共存している

単一民族単一国家モデル否定漢民族中心の大中主義は作られた神話しかない

多元的連合体形成文明圏独立自治しつつ、緩やかに連合する形が理想

国家の枠組みを超えた新たな秩序伝統的な国家観を超え、地域ごとの自治連携を重視

https://anond.hatelabo.jp/20250727120239

Permalink |記事への反応(0) | 12:14

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2025-07-10

anond:20250710013216

差別存在無視する」という行為は、直接的な暴力殺害を伴わない場合でも、特定集団文化アイデンティティ、あるいはその集団自体の存続を脅かす行為として、「文化ジェノサイド」という概念で捉えられることがあります

###文化ジェノサイドとは

ジェノサイド」という言葉は、ポーランド法律家ラファエル・レムキンが、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺ホロコースト)を受けて考案しました。これは、特定国民的、人種的民族的、または宗教的集団の全部または一部を破壊する意図をもって行われる行為を指します。国連の「集団殺害罪の防止及び処罰に関する条約」(ジェノサイド条約)では、具体的な行為として以下の5つが挙げられています

1.集団構成員を殺すこと。

2.集団構成員に対して重大な肉体的または精神的な危害を加えること。

3. 全部または一部に肉体の破壊をもたらすために意図された生活条件を集団に対して故意に課すること。

4.集団内における出生を防止することを意図する措置を課すること。

5.集団の子どもを他の集団強制的に移すこと。

しかし、この条約草案段階では、「文化ジェノサイド」という概念も含まれていました。これは、集団文化アイデンティティ破壊することを目的とした行為を指しますが、最終的には条約から削除されました。しかし、学術的・人権擁護文脈では、この「文化ジェノサイド」という概念は依然として重要視されています

文化ジェノサイド」は、**集団の固有の言語宗教教育歴史芸術伝統などを組織的破壊したり、強制的に変容させたりする**ことによって、その集団の存続を根底から揺るがす行為を指します。

###差別存在無視することと文化ジェノサイド

差別存在無視することは、直接的に文化破壊する行為ではないように見えますが、以下の点で「文化ジェノサイド」と深く関連しています

1. **差別される側の文化の不可視化価値否定**:

*差別存在無視するということは、差別される集団が直面している困難や苦痛を認めないことを意味します。これにより、彼らの文化表現実践社会の中で正当に評価されず、むしろ異質で問題のあるものとして扱われる可能性があります

* 結果として、その集団文化社会的に認知されず、軽視され、最終的には消滅へと追いやられる可能性があります。これは、集団の「精神的な危害」を加える行為、あるいはその集団にとって「身体的な破壊をもたらす」のと同等の影響を与えかねません。

2. **差別構造の温存と再生産**:

*差別存在無視することは、差別を生み出す社会構造制度、そして人々の意識改善しようとしないことを意味します。この状態が続けば、差別は温存され、世代を超えて再生産されていきます

*差別は、特定集団教育機会、経済活動社会参加の機会を制限し、結果として彼らが自らの文化を維持・発展させるための基盤を奪うことになります。例えば、少数言語使用制限されたり、伝統的な生活様式が否定されたりすることで、その文化が衰退していく可能性があります

3. **アイデンティティ剥奪心理的影響**:

*差別に直面しながらもそれが無視される状況では、差別される側は自己アイデンティティ文化に誇りを持てなくなり、心理的苦痛を抱えます

*自身の属する集団文化社会的に否定され続ける中で、自らのルーツを隠したり、主流文化への同化を強いられたりする可能性があります。これは、集団の子どもたちが自らの文化から切り離され、他の集団に「強制的に移される」ことと類似した心理的文化剥奪につながりかねません。

4. **歴史修正忘却**:

*差別存在無視することは、過去に起こった差別や不当な扱いを「なかったこと」にしようとする動きと結びつくことがあります歴史的な差別否定されることで、差別された集団が築き上げてきた歴史文化的な貢献が正しく評価されず、忘れ去られる危険性があります。これは、集団集合的記憶破壊し、そのアイデンティティの根幹を揺るがす行為と言えます

### まとめ

差別存在無視することは、単なる無関心や怠慢にとどまりません。それは、差別される集団尊厳存在否定し、彼らの文化アイデンティティ社会の中で健全に存続することを阻害する行為です。その結果、その集団文化が徐々に破壊され、ひいてはその集団自体社会の中で「見えない存在」として扱われるようになるという点で、**直接的な暴力がなくとも、その集団生存権、ひいては文化的な生存権侵害する「文化ジェノサイド」へとつながる可能性がある**と言えるでしょう。

このような認識を持つことは、差別をなくし、多様な文化共存できる社会を築く上で不可欠です。差別存在直視し、その背景にある構造偏見理解し、具体的な対策を講じることが求められます

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2025-07-06

anond:20250706203944

民主党民進党の流れの人間なら大体関係者だろそりゃ

しかし本当に分からない奴だなお前ってイデオロギー理解できても民族的アイデンティティーかについは一生理解出来ないタイプだわ

Permalink |記事への反応(0) | 20:41

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anond:20250706195711

馬鹿だなあ

リベラルフェミニスト黙らせて東南アジアから女を買って適齢期の日本人男性結婚させて新たな日本人を作ればいいんだよ

民族的アイデンティティーが違うから混乱を生むんだ

リベラルフェミニスト化が進んだ連中は日本日本人憎悪してるようにもはや同じ日本人ではないのだから分断を受け入れ前向きに新たな日本人を築くんだよ

Permalink |記事への反応(0) | 19:59

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2025-06-18

イランの「民主化」について

現行のイラン・イスラーム共和国1979年イラン革命によって樹立されたが、遡ればペルシア民族人類史上で初めて「帝国」を樹立( *1)した民族でもあり、以降はずっと帝政王政が続いてきた。

19世紀以降は英仏露の干渉に対抗する形で民族意識興隆(*2)し、立憲革命を経て王政はなおも続くのだが、1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

革命後のイランで特徴的なのは「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者による統治)」で、これは要するに、宗教指導者(*5)が立法行政司法および軍の上に立つ指導体制である。この点を指して「非民主的」「神権国家」と批判されることが多い。だがそもそもイランとは、民族的には多様性がある一方、宗教的には国民の約9割がシーア派十二イマーム派(*6))イスラーム教徒であり、宗教国民統合の重要理念となっている以上、統治理論としては一定正統性合理性が認められるべきだろう(*7)。

これにより、イラン大統領選国会議員選では、宗教指導者による資格審査を通過した立候補者選挙戦を展開する。一定範囲内で民意が反映される制度と言える。

イラン大統領選に関する報道ではしばしば対米姿勢の硬軟に注目されるが、民意がそれなりの幅で動いていることは結果にも反映され、それを受けて路線転換が試みられているのも事実である(*8)。むしろ米国イスラエル意向を重視しすぎており、イラン改革派政権である時期にも関係改善を進められずにいる方が、世界秩序の観点からは非合理的批判されるべきだろう。

背景説明が長くなりすぎたが、ここからが本題である

イスラエル(*9)、というかベンヤミンネタニヤフは、「ハーメネイー師の斬首作戦によりイラン民主化する」と主張している。だが、そもそもイラン民衆革命によって王政を打倒した共和政国家であり、その経緯を踏まえてそれなりに民主的体制となっていることは、ここまで説明した通りである

スカーフ強制」が抑圧の象徴とされることも多いが、世の中はブルジョアインテリだけで回っているわけではなく、ファッションに使う金に事欠く一般市民にとっては「イスラームに従って生きていくことの、いったい何が不満なのか」となる。長期にわたる経済制裁の下でも着実に科学教育軍事技術進歩させ、世界でもトップクラスの水準に達している(*10)ことは事実であり、「表面的な『自由』のために民族の誇りを売り渡すのか」という意識も根強いことは論を待たない。

仮に「法学者による統治」を廃して「民主政」を導入したとしても、それで米欧イスラエル従順政権が生まれるのか?という点は、大いに疑問である

それが目的なら、あらかじめ亡命指導者などを「子飼い」にしておくものだが、現状そんな人物は見当たらない(*11)。さりとて、誰を据えようがシーア派信仰に基づく民族意識が基盤になる以上、宗教指導者意向無視した政権運営は不可能だろう。

また、現在イラン指導である革命第1世代は、イランイラク戦争前線に立った世代でもあり、武力行使には慎重な傾向があるとされる。しかも現体制トップのハーメネイー師は、「イスラーム教義に反する」との理由から核兵器開発に否定的である。こうした人々が一掃された場合、かえって好戦的な層が台頭してくる可能性は、決して小さくない(*12)。

付言すれば、(下記の注にも記したが)シーア派の特徴として「殉教精神」が挙げられることがある。殉教攻撃自爆テロ)も元々はシーア派特有戦術(*13)だった。仮に米国傀儡と見なされるような政権が立つなら、かつてサッダーム・フセインが放逐された後のイラク殉教攻撃が頻発したことをご記憶の向きも多かろうが、おそらくそれより酷い事態が展開すると予想される。

イランに「民主化」を求めるならば、粘り強い対話によって漸進的な改革を促していく他ないだろう。武力行使による強要は、かえって地域情勢の不安定化を助長する蓋然性が非常に高く、米欧イスラエルが「民主化」のために支払うコストは、想定よりも桁違いに高く付くのではなかろうか。

1:アケメネス朝紀元前550年。

2:高校世界史の範囲ではタバコボイコット運動(当時はガージャール朝)などが有名。これが20世紀初頭のイラン立憲革命に繋がっていく。

3:英米対立したためソ連邦への接近を試みたものの、モサッデク自身王政打倒までは考えておらず、イ-ソ間の溝は埋まらなかった。志半ばに終わったとはいえ現在でもなおイラン国民から敬愛されている人物である

4:妻がエジプト出身だったためだが、これ以降シャーはイラン帰国できなくなり、実質的亡命生活が始まる。途中で米国滞在していた際、イラン大学生たちはシャーの拘束と身柄引き渡しを米国要求し、これが「テヘラン大使館占拠事件」に繋がる。

5:宗教指導者ウラマー)といっても、イスラーム場合ファトワー(教令/宗教的見解)を下すことが重要職務であり、イスラーム法学を修めていることが必須要件となる。日本教育制度で言えば「法学士の取得が最低条件」のようなものか。なおシーア派では、ウラマーの中でも相応の学識・人望の持ち主がアーヤトッラーアヤトラ)と呼ばれ(スンナ派ムフティーに相当)、ファトワーを発出できるようになる。

6:第4代カリフアリーを初代イマームとし、その血筋を引く者が正統な指導であると奉ずる。特徴的なのはアリーや第3代イマームフサインの生涯から殉教を一つの理想像としていること。フサインに関しては「カルバラーの悲劇」が伝承されており、現在でもアーシューラー儀式が行われている。また、第12イマームの「お隠れ(ガイバ)」は今なお続いており、いずれ救世主として再臨する、とされている。「高野山では空海が今なお禅定を続けている」という信仰と似た面がある。

7:中華人民共和国では共産党トップ国家を率いる統治構造になっていることを踏まえると、理解やすいのではないか

8:改革派とされたモハンマド・ハータミー大統領の時期に対米関係改善せず、2005年大統領選では対米強硬派のマフムード・アフマディーネジャードが選出された例などを想起されたい。なお現職大統領のマスウード・ペゼシュキヤーンは、改革派とされる。

9:そもそもイランから見れば、「キュロス2世(=アケメネス朝建国者)によりバビロン捕囚を解かれ、エルサレム神殿を再建させてもらった大恩を忘れたのか」という話でもある。ネタニヤフが歴史断罪されるべきであることは間違いない。

10特に高速度ミサイル制御技術に関しては、現状だと世界最高度の水準だろう。

11パフラヴィー朝の元皇太子米国に在住しているものの、米国イラン断交したままなので、母国への影響力はほぼ無い人物である。それ以前に、今なおイランではパフラヴィー朝イメージが非常に悪いため、新体制指導者として歓迎されるとは少々考えにくい。

12パレスチナでは、2006年評議会選挙ハマース(対イスラエル強硬派)が単独過半数を得るも、米欧イスラエルは「選挙結果を黙殺する」という暴挙に出た。しかイラン人口は9000万人であり、さすがに黙殺するには大きすぎるだろう。

13:1983年ベイルート米海兵隊兵舎が爆破された事件は、イスラエルおよび米国レバノン内戦から撤退する契機となった。なお、パレスチナ住民の多くはスンナ派イスラームだが、抵抗運動指導者がレバノン追放されていた際にヒズブッラーシーア派)と接触して戦術を学び、殉教攻撃を行うようになった。これとは別の流れで、後にアル・カーイダスンナ派)も戦術として採用することになる。

Permalink |記事への反応(0) | 15:46

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イランの「民主化」について

現行のイラン・イスラーム共和国1979年イラン革命によって樹立されたが、遡ればペルシア民族人類史上で初めて「帝国」を樹立( *1)した民族でもあり、以降はずっと帝政王政が続いてきた。

19世紀以降は英仏露の干渉に対抗する形で民族意識興隆(*2)し、立憲革命を経て王政はなおも続くのだが、1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

革命後のイランで特徴的なのは「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者による統治)」で、これは要するに、宗教指導者(*5)が立法行政司法および軍の上に立つ指導体制である。この点を指して「非民主的」「神権国家」と批判されることが多い。だがそもそもイランとは、民族的には多様性がある一方、宗教的には国民の約9割がシーア派十二イマーム派(*6))イスラーム教徒であり、宗教国民統合の重要理念となっている以上、統治理論としては一定正統性合理性が認められるべきだろう(*7)。

これにより、イラン大統領選国会議員選では、宗教指導者による資格審査を通過した立候補者選挙戦を展開する。一定範囲内で民意が反映される制度と言える。

イラン大統領選に関する報道ではしばしば対米姿勢の硬軟に注目されるが、民意がそれなりの幅で動いていることは結果にも反映され、それを受けて路線転換が試みられているのも事実である(*8)。むしろ米国イスラエル意向を重視しすぎており、イラン改革派政権である時期にも関係改善を進められずにいる方が、世界秩序の観点からは非合理的批判されるべきだろう。

背景説明が長くなりすぎたが、ここからが本題である

イスラエル(*9)、というかベンヤミンネタニヤフは、「ハーメネイー師の斬首作戦によりイラン民主化する」と主張している。だが、そもそもイラン民衆革命によって王政を打倒した共和政国家であり、その経緯を踏まえてそれなりに民主的体制となっていることは、ここまで説明した通りである

スカーフ強制」が抑圧の象徴とされることも多いが、世の中はブルジョアインテリだけで回っているわけではなく、ファッションに使う金に事欠く一般市民にとっては「イスラームに従って生きていくことの、いったい何が不満なのか」となる。長期にわたる経済制裁の下でも着実に科学教育軍事技術進歩させ、世界でもトップクラスの水準に達している(*10)ことは事実であり、「表面的な『自由』のために民族の誇りを売り渡すのか」という意識も根強いことは論を待たない。

仮に「法学者による統治」を廃して「民主政」を導入したとしても、それで米欧イスラエル従順政権が生まれるのか?という点は、大いに疑問である

それが目的なら、あらかじめ亡命指導者などを「子飼い」にしておくものだが、現状そんな人物は見当たらない(*11)。さりとて、誰を据えようがシーア派信仰に基づく民族意識が基盤になる以上、宗教指導者意向無視した政権運営は不可能だろう。

また、現在イラン指導である革命第1世代は、イランイラク戦争前線に立った世代でもあり、武力行使には慎重な傾向があるとされる。しかも現体制トップのハーメネイー師は、「イスラーム教義に反する」との理由から核兵器開発に否定的である。こうした人々が一掃された場合、かえって好戦的な層が台頭してくる可能性は、決して小さくない(*12)。

付言すれば、(下記の注にも記したが)シーア派の特徴として「殉教精神」が挙げられることがある。殉教攻撃自爆テロ)も元々はシーア派特有戦術(*13)だった。仮に米国傀儡と見なされるような政権が立つなら、かつてサッダーム・フセインが放逐された後のイラク殉教攻撃が頻発したことをご記憶の向きも多かろうが、おそらくそれより酷い事態が展開するだろう。

イランに「民主化」を求めるならば、粘り強い対話によって漸進的な改革を目指す他ないだろう。武力行使による強要は、かえって地域情勢の不安定化を助長する蓋然性が非常に高く、米欧イスラエルが「民主化」のために支払うコストは、想定よりも桁違いに高く付くのではなかろうか。

1:アケメネス朝紀元前550年。

2:高校世界史の範囲ではタバコボイコット運動(当時はガージャール朝)などが有名。これが20世紀初頭のイラン立憲革命に繋がっていく。

3:英米対立したためソ連邦への接近を試みたものの、モサッデク自身王政打倒までは考えておらず、イ-ソ間の溝は埋まらなかった。志半ばに終わったとはいえ現在でもなおイラン国民から敬愛されている人物である

4:妻がエジプト出身だったためだが、これ以降シャーはイラン帰国できなくなり、実質的亡命生活が始まる。途中で米国滞在していた際、イラン大学生たちはシャーの拘束と身柄引き渡しを米国要求し、これが「テヘラン大使館占拠事件」に繋がる。

5:宗教指導者ウラマー)といっても、イスラーム場合ファトワー(教令/宗教的見解)を下すことが重要職務であり、イスラーム法学を修めていることが必須要件となる。日本教育制度で言えば「法学士の取得が最低条件」のようなものか。なおシーア派では、ウラマーの中でも相応の学識・人望の持ち主がアーヤトッラーアヤトラ)と呼ばれ(スンナ派ムフティーに相当)、ファトワーを発出できるようになる。

6:第4代カリフアリーを初代イマームとし、その血筋を引く者が正統な指導であると奉ずる。特徴的なのはアリーや第3代イマームフサインの生涯から殉教を一つの理想像としていること。フサインに関しては「カルバラーの悲劇」が伝承されており、現在でもアーシューラー儀式が行われている。また、第12イマームの「お隠れ(ガイバ)」は今なお続いており、いずれ救世主として再臨する、とされている。「高野山では空海が今なお禅定を続けている」という信仰と似た面がある。

7:中華人民共和国では共産党トップ国家を率いる統治構造になっていることを踏まえると、理解やすいのではないか

8:改革派とされたモハンマド・ハータミー大統領の時期に対米関係改善せず、2005年大統領選では対米強硬派のマフムード・アフマディーネジャードが選出された例などを想起されたい。なお現職大統領のマスウード・ペゼシュキヤーンは、改革派とされる。

9:そもそもイランから見れば、「キュロス2世(=アケメネス朝建国者)によりバビロン捕囚を解かれ、エルサレム神殿を再建させてもらった大恩を忘れたのか」という話でもある。ネタニヤフが歴史断罪されるべきであることは間違いない。

10特に高速度ミサイル制御技術に関しては、現状だと世界最高度の水準だろう。

11パフラヴィー朝の元皇太子米国に在住しているものの、米国イラン断交したままなので、母国への影響力はほぼ無い人物である。それ以前に、今なおイランではパフラヴィー朝イメージが非常に悪いため、新体制指導者として歓迎されるとは少々考えにくい。

12パレスチナでは、2006年評議会選挙ハマース(対イスラエル強硬派)が単独過半数を得るも、米欧イスラエルは「選挙結果を黙殺する」という暴挙に出た。しかイラン人口は9000万人であり、さすがに黙殺するには大きすぎるだろう。

13:1983年ベイルート米海兵隊兵舎が爆破された事件は、イスラエルおよび米国レバノン内戦から撤退する契機となった。なお、パレスチナ住民の多くはスンナ派イスラームだが、抵抗運動指導者がレバノン追放されていた際にヒズブッラーシーア派)と接触して戦術を学び、殉教攻撃を行うようになった。これとは別の流れで、後にアル・カーイダスンナ派)も戦術として採用することになる。

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2025-06-15

anond:20250615130804

ユダヤ人民族的悲劇を引き合いに出して、今度は自分道徳の裁き手になったつもりか。加害の記憶を使って別の形の差別正当化するあたり、反省すべきはむしろそっちじゃないの?

歴史からぶってのは、特定民族を悪の象徴に仕立て直すことじゃない。君の中で「ユダヤ人永遠加害者」に置き換わってる時点で、もはや反ユダヤ主義文法そのままだよ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:11

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2025-06-08

とある増田万博レポ(長文) Part2

anond:20250608025330 の続き

で、待ち行列で座ってメシを食ったり本を読んでいる間にクレーマーが来てしまった。最後尾でガイドしてるスタッフ相手に、「なんでもう並べないんだ」「午前中ももう並べないっていうからあきらめたのに」「なんで予約できないんだ」「2か月前予約も一週間前予約もなにも取れなかった」etc.etc.アイルランド関係ない愚痴までだらだらと、10分以上まくしたてられ、なんとかなだめすかしながら相手をさせられていたスタッフの方が気の毒だった。

こういうクレームは以前も一度みたことがある。当日予約端末のある場所で、「なんでコンビニ入るごときに並ばないといけないんだ」とかほとんど言いがかりしか思えないようなことばかり並べ立てるのに対し、スタッフが下手に出てなんとかなだめすかしていた。ちなみに両方とも高齢男性でした。何とかしてあげたいなとは思うものの、何の訓練も受けてないコミュ障一般人が口出ししても、『税金で買った本』の石平くんよりしっちゃかめっちゃかにする結果しか見えないのでおとなしく見守る……。

イベントカレンダーなどにはのっていない、通りがかりに楽しめる各パビリオンの出し物もある。例えばタイ館では敷地の隅にステージがあり、日に何度か踊りや古式ムエタイ演武のショー(10~15分程度?)が行われる。タイ館は親切で、その日のタイスケジュールをきちんと通路から見えるように掲示してくれている。他にもイベントカレンダーに無い出し物をしていると思われるパビリオンがある(フィリピンスペイン他)のだが、自分コミュ障ぼっちもので、ほとんど抑えられてない。個別にXやFacebookなどのSNS検索するなどの情報収集必要だ。

まーた話がズレた。13:20が来て、チケット配布が始まる。4回に分けて行われるのだが、最初の回(13:45)に間に合うか少し心配だったが難なくゲットできてほっと一息。トイレに行って、先述したきいやま商店ステージを見てたらもう時間

アイルランド館は全部で3つの部屋があり、午前はエキシビジョンLIVEもなしでの最初の2部屋のみ。

最初の一部屋は、IrelandのBog(ボグ)という、島中央部に広く存在する湿地帯の植物を生けたジオラマと、その匂いを生かした香水香り体験できる。午前訪れた時はBogそのもの香りだという風な紹介をされたが、午後のエキシビジョンツアーでは、(さきほどクレイマーに絡まれていたスタッフが)Bogの香りインスパイアされた香水香りだと言っていた。道理自然のBogの香りにしては良い匂いすぎるなぁと思ったんだ。

また、その部屋の壁にはアイルランド自然遺産だったり観光地の有名スポット映像が映し出されるディスプレイが3,4個設置されていた。

それの一つにはダブリン(アイルランド首都)で有名なMolly Malone像の後ろ姿が写っていて笑ってしまった。

何故笑ってしまったのかというと、Molly Maloneは移動魚売り(Fishmonger、棒手振り)の女性で、結構胸元の開いた衣装を着ており(時代考証的に不正確だとの指摘がある)、観光客おっぱいをべたべた触られるが故にその部分だけテッカテカになっているから、前からは写せないんだろうなぁという推測からである。どんな感じなのかはこのページの画像を見ていただきたいhttps://citydays.com/places/molly-malone-statue/

歌にもなっている。シニード・オコーナーの動画を張って置こうhttps://www.youtube.com/watch?v=3ouqhCtIh2g

2つ目の部屋にはアイルランド工芸品、手編みかごや服、「次世代ジブリ」とも称されるアニメ原画(WolfWalkersのメイヴの)、服や小説などの作家(クレアキーガンもいた!)の映像などがあった。触れるIrish Harp(コンサートハープフォークハープの間くらいの全長1m前後レバー付き)もあった。午前の入館時は殆どなんの解説も無かったが、午後のエキシビジョンでは2人のガイドによる英語日本語おすすめが聞けて分かりやすい。

そして、午前には観られなかった(もっと早く入場していれば観られた)3つ目の部屋。大きなスクリーンに映される映像の前で、3人のミュージシャンがゆったりした旋律を奏でながら踊り、一部観客参加も促すというものだった。映像は綺麗だし、毎回組み合わせが変わるというミュージシャン達(自分が観たのはFiddle, Button Accordion, Banjo)も良かったのだが、個人的に期待していたダンサブルな音楽ではなかったのが少々がっかりだった。18時以降の公演ではまた音楽がガラッと変わるという話(byスタッフ)だったので、そのうち行ってみたいと思う。

入場後 14:00~17:00

Null2インスタレーションモード

時限解放の当日予約枠14:30のやつである。通常モードでは何らかのストーリーのある体験だそうだが、そちらはまだ未体験時間少し前に到着して列に並ぶが、少し待たされる。予約があってさえ「並ばない万博」が幻だと思い知らされる。気温も最高に達し、日差しもきつく、流石に折り畳みのささざるを得なかった。暑いというか、もはや痛いレベル日差し湿度自体は60%もないのご覧の有様なのは梅雨明け以降の高湿度期間を考えるとかなり悩ましいものがある。もしあるのであれば移動式の日よけなんかはもう出しておくべきじゃないの?

それでも30分ほど並んだだけでご入場。中での体験は……個人的落合陽一みたいなのはきじゃないんだけど、そこそこ面白かった。思ったよりも時間は短かったけども。ダイアローグモードかいうのも体験してみないとな、と思いました。

出てから賞味期限を少し過ぎてしまったまい泉カツサンドの残りを平らげて、アゼルバイジャン館へ。

アゼルバイジャン

外観インプレッションでは今回万博結構上位に位置するのではなかろうかアゼルバイジャン館。白っぽいあみあみスケスケの外郭、水を張ったエントランス周りに、7体の美女像がくるくる回るなかなか派手な外観。入り口のほうから2回ほど折り返した列に並ぶ。暑い。本当に暑い

2,30分程で入場となるが、中は物凄くあっさりだった。こういうの多いです。

併設レストランは評判良いようだが貧乏増田には縁が無い。

で、大屋散歩へ。

大屋リング散歩

アゼルバイジャン館のすぐそばエスカレーターから反時計回りに。

大屋リング散歩は、個人的ユスリカモニタリングと、移動、気晴らし、水分補給等の意味がある。16時前だったが、この日は殆どユスリカを見なかった。5月中旬は相当酷くて、南側では常に何匹もみえるし、時には物凄い蚊柱も見えたのだが。

水分補給は、リング上ではトイレの前にある自販機コーナーの一角に給水機が置いてある。リング上の案内にはトイレマークはあっても給水機マークはないので注意されたし。地上(リング下)の給水機より圧倒的に並ばないので、マイボトラー(ペットボトルに給水する人も少なくないが)はリング上給水機を積極利用しよう。無駄ゴミを出さないためとはいえ、並んで時間が消えていくのは精神衛生上よろしくない。貧乏なので会場で飲み物を買ったことが無い。食べ物はあるが基本コンビニだ。

うそう、この日はいつも静かな会場に、珍しく定期的にアナウンスが流れていた。例のレジオネラ菌のせいである。予約すれば特等席で観られる『水と空気スペクタクルショー 『アオと夜の虹のパレード』』がこの日レジオネラ菌問題で中止となり、その枠のキャンセルと別予約を促すアナウンスである。当日予約できる状態だったんだろうか?気が回らなくてチェックしてなかった。

16時前だったが、16:30からリング南東部EXPOナショナルデーホールレイガーデン」』であるアゼルバイジャンナショナルデー式典に入れるかな、とそこらへんでリングを降りる。

しっかーし、もはや完全に満員で受付停止状態。並ぶならリング下に並べとの声が聞こえるが、リング下に並んで何か見えるんだろうか?

リターンの期待が薄いもの時間をかけられないので、個人的本日のメインイベントである『【アゼルバイジャンナショナルデー自主催事』の会場、北ポップアップステージへ急ぐ。

17:00~

ついてみると、開場18:00開始19:00のはずがもう座って待ってる人が居る。慌てて自分も席を確保する。

それにしても、1時間前位に来れば最前列取れるだろうと思っていたのに、2時間前にはもう最前列埋まっているのは流石に予想外だった。これまで東ポップアップステージ等であった音楽ライブでは1時間前に並び始める感じだったから。やはりナショナルデーとなると違うのかな。

アイルランド館のチケット配布の時もそうだが、1時間2時間の「待ち」はえてして発生してしまうので、地べたに座るのが苦にならない限りは少しでも高さのある椅子が必需品となる。遠くから1日2日参加するだけなら我慢もできるかもしれないが、通期パスなどでそれなりの回数訪れるならやっぱり早めに買ってしまった方が良い。パイプ系などの軽くて嵩張らないものお勧めだ。

そんなこんなで西日の中、椅子に座って読書タイムとしゃれこむのだが、持ち前の集中力の無さで周りの声が気になる。この時気になったのは後ろで電話してた爺さんだ。20分くらい電話してて、そのうち最初10分位は万博批判論をぶち上げていた。万博批判なんかいくらでもしていいけど、自分にはっきり聞こえないようにしゃべってくれないか小一時間問い詰めたかった……。全然読書が進まない。

そのうちもう一つ事件が勃発。見るから20国I外務官僚みたいな若いスーツの男が「JAPAN PAVILION(日本政府パビリオンだ)」のロゴが入った紙袋を持って、設営スタッフになにか頼んでる。

どうも、えらいさんのために前の方に場所を確保してくれないかってお願いに来たようだ。スタッフの方は、「ステージ正面はもう絶対無理!2時間半前から並んでる人もいるし、そんなこと絶対できない!」とはねつける。「そんな予定があるんだったら事前に言っておくべきだ」とも。この会話が聞こえていた10数人程度だろう待ち人たちは心の中で大歓声を上げていたはずだ。自分ももあげていたので。

外務官僚ぽい若い男も食い下がり、じゃぁステージ斜め前に開いてる、一般人には入るな!って言ってる場所ならなんとか確保できる、とスタッフが上とも相談したうえで結論づけ、そこをテープ隔離してしまう。官僚官僚別に好き好んでやってるわけでもないんだろうし(本来的に事前手配するべきは下っ端の20代ではなかろう)責める気にもなれない。まぁなんか真面目にみもしないだろう「お偉いさん」に前に来られる悪夢みたいな自体スタッフさんによって阻止されたのであっためでたしめでたし

そのうち、レイガーデンでやっていたナショナルデー式典が終わり、そこからリング下沿いに通って来た「ナショナルデーパレード」がポップアップステージ北に近づいてくるのが聞こえてくる音楽で分かる。後ろを見るともうポップアップステージ北は満員に見えた。パレードステージ横で終わったのが18:00。かなり日は傾き、涼しくなってきた。

その後はまぁつつがなく19時の開演を迎える。

動画を下に張っておくので、興味があれば観てみて。

民族衣装ぽい衣装太鼓3人、リード笛1人、弦楽器2人に、タキシードキーボードスーツアコーディオンの8人編成。

男女4人ずつのダンサー隊、あとクラシック畑っぽい女性シンガーと、歌謡曲っぽいシンガー男女1人ずつ、あと民族的シンガーも男女1人ずつ(男はもしかしたら日本人?)の大所帯だった。全部が生音ではなかったのが少し残念だったけど、それを補ってあまりある迫力と感動があった。民族音楽民族舞踊大好きなんだよね。これまでもハンガリーのとかを万博ステージで観た。観たかったけど見逃したのもいくつもあるし、これからも見逃しちゃうやつたくさんあるわ。

あ、ちなみにステージ横にきてたえらいさん達は始まって3曲くらいしたらもういなくなってました。https://www.azernews.az/nation/242888.html記事の前列中央の4人は居たように思う。滅茶苦茶日焼けしてるの、元立憲・現無所属(会派はまだ立憲だっけ?)の松原仁で笑う。

つべに誰かがあげていた動画を張っておく。あげてる人を悪く言うつもりは全くないけど、動画でみるより生のが何倍も迫力あってよかったよ。

ポップアップステージhttps://www.youtube.com/watch?v=dFI1ymF1VFM

ついでにレイガーデンでの式典https://www.youtube.com/watch?v=2g5dR-dqAvs

終わったあとは大喝采しかし、1時間半に及んだステージ自分のケツに大ダメージを与えていた……本当に痛かった……20時くらいまではそこそこ耐えれてたのに。

ドローンショーはもう以前見て何度もみるもんじゃねーよなって感じだったのでそのまま退場。東ゲート奥にあるyokoreiの倉庫かなんかの壁に、今までやってなかった花火っぽいプロジェクションマッピングがあって結構綺麗で、まわりからも褒める声が出てた。

帰りのチャリンコも高くない湿度のおかげでつつがなく、今までで最速のタイムで家まで帰れました、チャンチャン。

流石に9時入場(入ったのは9:50だが)のおかげで、今までで一番濃い万博体験だった気がする。みんなうんこはきっちり出して会場へいこうな!

Permalink |記事への反応(0) | 02:57

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2025-05-20

anond:20250520082037

代表者が悪質なトランスヘイターと一緒に勉強会してるのも相当だと思うけどなあ

少なくともトランス当事者絶対近づけたくない

桜井誠と一緒に勉強会してるやつが代表やってる団体民族的マイノリティを関わらせるか?

Permalink |記事への反応(0) | 09:15

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anond:20250520002232

代表者が悪質なトランスヘイターと一緒に勉強会してる団体とか怖すぎるだろ

少なくともトランス当事者絶対近づけたくない

桜井誠と一緒に勉強会してるやつが代表やってる団体民族的マイノリティを関わらせるか?

Permalink |記事への反応(1) | 09:14

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2025-05-10

anond:20250510230531

ソロモン王(Shlomo HaMelech)の肌の色について、聖書には明確な記述はありません。

彼の外見に関する詳細は、聖書にはほとんど登場せず、肌の色についても言及されていないため、確定的なことは言えません。

ただし、歴史的地理的な背景を考えると、ソロモン王は紀元前10世紀ごろの古代イスラエル中東地域)の人であり、彼の父ダビデ王と同じくヘブライ人(古代イスラエル人)でした。

この地域に住んでいた人々は、現代中東地域住民に似た、オリーブ色〜中間褐色系の肌をしていたと考えられます

興味深いのは、『シル・ハシリーム(שיר השירים, 雅歌)』の中で、美しさと日焼けに関する詩的な表現があります。たとえば、シュラム女が言う:

"שְׁחוֹרָה אֲנִי וְנָאוָה"

「私は黒いけれど美しい」

(雅歌 1:5)

これはソロモン自身言葉ではなく、物語の中の女性セリフですが、聖書では時折「黒さ(shchorah)」が日焼け褐色の肌を詩的に表現する比喩として用いられています

結論として、ソロモン王の肌の色は聖書に明記されていませんが、彼の民族的地理的背景をふまえると、今日中東の人々と似たような肌色だったと推測できます

Permalink |記事への反応(0) | 23:34

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2025-04-22

anond:20250422102822

子宮妊娠サイズに戻る(子宮復古) 6〜8週 国際ガイドライン共通で、人種差を示すデータなし

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK565875/?utm_source=chatgpt.com

https://www.acog.org/clinical/clinical-guidance/committee-opinion/articles/2018/05/optimizing-postpartum-care?utm_source=chatgpt.com


しろ骨盤臓器脱や尿失禁白人女性のほうが起こりやすいという報告

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18378751/

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14530836/


アジア系懸念されるのは裂肛・肛門括約筋損傷(OASI)がわずかに多いという疫学データですが、これは“けがの有無”であって“民族的に治りが遅い”という話ではありません

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10820309/?utm_source=chatgpt.com


日本

産後6週は就業禁止医師許可で8週まで延長可)

https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/ninshin/sanzen_sango.html?utm_source=chatgpt.com


育児休業最長1年(条件により2年)、給与の約67%→50%給付女性の90%以上が6か月以上取得

https://ikumen-project.mhlw.go.jp/assets/pdf/event/report_R5_2.pdf?utm_source=chatgpt.com


アメリカ

連邦法上は無給FMLA12週のみ。民間有給制度労働者の27%しか利用可

https://www.bls.gov/ebs/factsheets/family-leave-benefits-fact-sheet.htm?utm_source=chatgpt.com

Permalink |記事への反応(1) | 10:39

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anond:20250422095451

日本人は体格の問題出産からの復帰が遅いって言うの本当か?


ChatGPT:


思考時間: 1m 26s

結論だけ先に

体格が小さいせいで日本人女性の「産後身体回復」が遅い、という医学的根拠はありません。

職場復帰が欧米より遅く見える主因は――


法律産後6週間は就業禁止労基法65条)


育児休業給付が手厚く、9割の女性が6か月以上取得している


里帰り出産などの文化慣習――つまり制度文化であって、骨格や筋肉回復速度ではない、という話です。

骨盤の横幅など人種間の形態差はありますが(アジア系は平均的に小さめ)、回復速度を左右する決定打ではありません。

しろ骨盤臓器脱や尿失禁白人女性のほうが起こりやすいという報告もあり、「小柄=回復が遅い」は裏づけを欠きます

アジア系懸念されるのは裂肛・肛門括約筋損傷(OASI)がわずかに多いという疫学データですが、これは“けがの有無”であって“民族的に治りが遅い”という話ではありません


日本人は体格が小さいか産後職場復帰が遅い」という説は、科学的にも統計的にも裏付けがありません。

産後6〜8週での医学回復ペースは世界共通復職時期の差は法律社会保障家族形態の違いによるものです。

だそうな。

Permalink |記事への反応(1) | 10:15

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2025-04-13

anond:20250413115009

子供は騒ぐのが仕事」とか「お前もそうやって育ったんだぞ」というのは便利ワードとして思考停止で使われるけど、アメリカあたりに行くと日本ほど騒いでる子供は見ないんだよね。何年か住んでたけど。

躾の問題と、遺伝的(民族的)な何らかの傾向はあるんじゃないかなって思う。

Permalink |記事への反応(1) | 23:53

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2025-04-06

anond:20250406141109

ワーオ

この国を、神に見放された未開の地から掘り起こすために流された血は、確かにそこにあった

(Theblood thatwas spilled carving thisnationout of thegod-forsaken backwatersitwas,was a real, material thing.)

我々、特に自らを“民族的な”ヘリテージ・アメリカンだと考える者たち

(Americans, especially those of uswho consider ourselves “ethnically” Heritage American)

そらシオニストにもシンパシー感じますわなぁ

Permalink |記事への反応(4) | 14:57

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anond:20250406141109

うるせえよ

日本人の俺の方がよっぽどアメリカ民族的ヘリテージに近いか

Permalink |記事への反応(0) | 14:20

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トランプ支持者のポスト翻訳してみた

https://x.com/FedPoasting/status/1908020393404764408

2011年、私の祖父解雇された。

勤めていたのは、かつて「アメリカを偉大にしてきた」と言われたような、Whirlpoolワールプール)の製造工場だった。

金融危機の余波の中、経営陣はメキシコへの生産移転、つまり海外アウトソーシング決断したのだった。

閉鎖されたその工場は、延べ面積およそ112,000平方メートル――巨大な製造施設だった。

そして一夜にして、1,000人もの人々が職を失った。

その多くは、何十年もそこで真面目に働いてきた人たちだった。

祖父解雇された時、彼は57歳だった。

同じ工場で30年以上、黙々と働いてきた――

それが、パチン、と指を鳴らしたような一瞬で、すべて消えたのだ

私がまだ幼い少女だった頃――物心ついた頃からずっと、祖父は毎朝3時半に起きて、人口1,200人ほどの田舎から、車で40分かけて工場に通っていた。

それを毎日、30年間続けた。

1012時間の長いシフト勤務も多かったけれど、文句ひとつ言わなかった。

私は「ネイビー・ブラット軍人家庭の子)」として育ったから、祖父母と一緒に過ごせるのは夏の数ヶ月だけだった。

でも、覚えている。祖父は、わずかに残った体力をすべて使って、私たちと過ごしてくれた。

小川に遊びに行ったり、ツリーハウスを作ってくれたり、馬に乗ったり、「カウボーイとインディアンごっこ」をして遊んだりした。

小学校に入った頃から、毎晩、私は祖父と一緒にリビングソファに座って、ヒストリーチャンネルアニマルプラネットビル・オライリー番組を観ていた。

それから民主党が何をしてるかって話題で笑い合ってた――8歳の子なりに。

祖父祖母は、高校卒業してすぐからずっと一緒だった。

18歳そこそこで結婚し、1年も経たないうちに私のママを、そのすぐ後に叔母を授かった。

彼らは小さな自宅農場を営み、持ち物の多くをローンなしで所有していた。

しかったけど、土地を耕せるというのは、そういう状況に意味を与えるものだった。

祖母地元学校事務員として働き、祖父製造業の仕事で良い福利厚生を得ていた。

外食なんて、特別な日だけ。

マクドナルドに行けるのは、誕生日だけの特別イベントだった。

庭には1エーカー(約4,000㎡)の家庭菜園、数頭の牛。

夏の終わりには果物野菜を瓶詰めにして保存し、刻んだオクラブルーベリー、野生のイノシシや鹿の肉は、作業小屋の古い冷凍庫に詰めて凍らせていた。

飛行機に乗ったこともない、アーカンソー州の外に出たことすらほとんどない二人だったけれど、私のママと叔母を、大学、そして大学院まで通わせた。

借金を一銭も背負わせることなく――1990年代のことだった。

それなのに、57歳になった祖父は、1,000人の同僚とともに、まるでゴミのように捨てられた。

何十年もその会社に尽くしてきたというのに。

そして、彼らが与えられた「次の一手」は?

慰めの言葉は?

コードを学べ」

祖父祖母が生まれたのは1950年代

その頃、彼らの生まれ育った土地は、文字どおり“ワイルドウェスト”――開拓時代の名残がまだ色濃く残る地域だった。

子どもの頃、二人の家には水道がなかった。

井戸から水を汲み、火で沸かしたお湯をブリキの浴槽に入れて身体を洗い、トイレは外にある便所を使っていた。

つの教室しかない学校で学び、家族はみな、自分たち農場で育てた家畜を頼りに生きていた。

私の祖父母のような人々こそが、この国を築いたのだ。

子どもたちのために、この国を築いてきた。

けれど彼らが築こうとしたものは、株式ポートフォリオでもなければ、不動産投資資産でもなかったから――

彼らの家、彼らの地域社会を守るということは、ウォール街にとってもワシントンにとっても、壊しても痛みを感じるほどの「価値」はないと見なされていた。

から、無関心に、破壊された。

彼らが築いていたのは、「コミュニティ」だった。

誰もが、できる限りの手を尽くして、他の誰かを助けようとするような場所――

国際貿易政策CDO債務担保証券)なんて、遥か遠くの話でしかなかった。

だが、今のこの世界のありようでは、

どれほどの時間をかけて築いたものであろうと、

過疎地の小さな町や、人口の少ない州にある100年の歴史あるコミュニティは、

ほんの数ベーシスポイント(bips)の経済的利得のために、あっさりと犠牲にされるのだ。

それが「支配者たち」のやり方。

祖父2011年に無理やり引退させられた。

祖母はその後10年間、学校仕事を続けた。

けれど、祖父はまだ諦めていなかった。

飼っていたブランガス牛の群れを増やそうとした。

だが――残念なことに、牛の飼育はもう何十年も前から、収支マイナス商売だった。

Whirlpoolだけではない。すべての製造工場がそうだった。

2008年以降、閉鎖された工場で働いていた何千人という人々に、もう仕事は残されていなかった。

正直に、誠実に働いて生きる道は、風に吹かれるようにメキシコ東アジアへと消え去っていた。

残されていたのは、ガソリンスタンド、ダラージェネラルウォルマートレジ打ちだけ。

当時のウォルマートの時給は、7ドル25セントだった。

でも、ガソリンスタンド仕事すら、見つけるのが難しい。

人口1,200人のあの町の周辺には、ガソリンスタンドはたったの2軒しかない。

そのうちの1軒は最近潰れ、もう1軒はパキスタン人の家族経営している。

その結果、その町の世帯収入の平均は、今では年間3万ドルほど。

子どもの90%は「無料・減額の学校給食」を受けており、

残っている家庭のほとんどが州の援助に頼っている。

そして、オピオイドメタンフェタミンの乱用は、かつてないレベルにまで達している。

それでもなお、あの人たちは言うのだ――

コードを学べ(笑)」と。

軽蔑に満ちた顔で、嘲るように。

その一方で、喜々として、ろくにスキルもない安価移民を大量に受け入れ、

誰にも気づかれぬうちに、テック業界労働市場を潰していく。

私の家族は、1600年代までさかのぼる――

血と汗と涙をもって、この国を築き上げてきた。

何もない荒れ地から、土を起こし、何もないところから一つひとつ積み上げてきた。

想像を絶するほど過酷環境に、400年も生き抜いてきた。

病に、命を奪うような天候に、部族との争いに、裏切りに、そして無法の地という本質的危険と向き合いながら。

この国は――一つひとつ煉瓦が、この地球上で最も勇敢で、最も屈強で、最も忍耐強い人間たちによって積み上げられてきたのだ。

それなのに、ここ60年の間に起きたことは何だ?

象牙の塔にこもる学者気取りの詭弁家ども、ワシントン豚ども銀行業界のクズども――

そういった連中が、自分たちの口から出る唾で、我々の先人の名誉に、犠牲に、共同体に、人種に、信仰に――ありとあらゆるものに唾を吐きかけてきた。

それだけではない。彼らは、先人たちが築いた遺産のものにも、

の子どもたちにも、孫たちにも――

そして、本来受け継がれるべき権利にすら、平然と唾を吐きかけているのだ。

アメリカ政府と、その利害をともにする者たちがこの国の本来継承者に対して行ってきた――組織的裏切りという悪行に対して、

英語の語彙には、その凶悪さを正確に表現できる言葉すら存在しない。

この国を、神に見放された未開の地から掘り起こすために流された血は、確かにそこにあった――実在する、物質としての血だ。

血は、人と同じように「物質」だ。

国家とは、「人」で構成されている。

アメリカとは、“人々”のことなのだ。

理念」には血は流せない。

犠牲を払えるのは、人間だけだ。

から、「アメリカとは単なる理念だ」などと口にすることは、

本当に血を流し、命を捧げ、その結果として我々が今享受している「快適さ」や「贅沢さ」を築いた、

すべての者たちへの裏切りだ。

この60年間、あらゆる旧来の制度学術機関政府機関NGOは、過去10年の間ずっと、この国を築き上げてきた人々に対し、様々な言い回しで「本質的に」「根源的に」「存在のものが悪である」と言い放ってきた。

我々を「人種差別主義者」「強姦魔」「ジェノサイド加害者」「奴隷商人」「抑圧者」「山奥の未開人」「近親交配の成れの果て」「救いようのない堕落者」「クソ白人」――そう罵りながら、裏では密かに「余剰な生体資源」としての我々をどう始末するか、その計画を着々と練っていた。

だがアメリカ国民選挙という形で意思を示した。

代償を払ってもらう時が来たのだ。

製造業を国内に取り戻せ。

輸入品には容赦なく関税を課せ。

国境は封鎖しろ

不法滞在者は全員追放しろ

国家予算ぬくぬくと生きる、悪意に満ちたミュータントどもは一人残らずクビにしろ

そして、ドルを「世界基軸通貨」という地位から引きずり下ろせ。

我々、特に自らを“民族的な”ヘリテージ・アメリカンだと考える者たちは、短期的にどれほどの犠牲が伴おうが構わない。

それによって、自分たちが正当に受け継ぐはずだった遺産が焼き尽くされる様を、ただ黙って見ている必要がなくなるのなら――我々はその代価を喜んで支払う。

我々は、罪を犯した者たちがその報いを受けることを望んでいる。

首が飛ぶのを見たいのだ。

Permalink |記事への反応(31) | 14:11

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