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2025-06-18

イランの「民主化」について

現行のイラン・イスラーム共和国1979年イラン革命によって樹立されたが、遡ればペルシア民族人類史上で初めて「帝国」を樹立( *1)した民族でもあり、以降はずっと帝政王政が続いてきた。

19世紀以降は英仏露の干渉に対抗する形で民族意識興隆(*2)し、立憲革命を経て王政はなおも続くのだが、1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

革命後のイランで特徴的なのは「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者による統治)」で、これは要するに、宗教指導者(*5)が立法行政司法および軍の上に立つ指導体制である。この点を指して「非民主的」「神権国家」と批判されることが多い。だがそもそもイランとは、民族的には多様性がある一方、宗教的には国民の約9割がシーア派十二イマーム派(*6))イスラーム教徒であり、宗教国民統合の重要理念となっている以上、統治理論としては一定正統性合理性が認められるべきだろう(*7)。

これにより、イラン大統領選国会議員選では、宗教指導者による資格審査を通過した立候補者選挙戦を展開する。一定範囲内で民意が反映される制度と言える。

イラン大統領選に関する報道ではしばしば対米姿勢の硬軟に注目されるが、民意がそれなりの幅で動いていることは結果にも反映され、それを受けて路線転換が試みられているのも事実である(*8)。むしろ米国イスラエル意向を重視しすぎており、イラン改革派政権である時期にも関係改善を進められずにいる方が、世界秩序の観点からは非合理的批判されるべきだろう。

背景説明が長くなりすぎたが、ここからが本題である

イスラエル(*9)、というかベンヤミンネタニヤフは、「ハーメネイー師の斬首作戦によりイラン民主化する」と主張している。だが、そもそもイラン民衆革命によって王政を打倒した共和政国家であり、その経緯を踏まえてそれなりに民主的体制となっていることは、ここまで説明した通りである

スカーフ強制」が抑圧の象徴とされることも多いが、世の中はブルジョアインテリだけで回っているわけではなく、ファッションに使う金に事欠く一般市民にとっては「イスラームに従って生きていくことの、いったい何が不満なのか」となる。長期にわたる経済制裁の下でも着実に科学教育軍事技術進歩させ、世界でもトップクラスの水準に達している(*10)ことは事実であり、「表面的な『自由』のために民族の誇りを売り渡すのか」という意識も根強いことは論を待たない。

仮に「法学者による統治」を廃して「民主政」を導入したとしても、それで米欧イスラエル従順政権が生まれるのか?という点は、大いに疑問である

それが目的なら、あらかじめ亡命指導者などを「子飼い」にしておくものだが、現状そんな人物は見当たらない(*11)。さりとて、誰を据えようがシーア派信仰に基づく民族意識が基盤になる以上、宗教指導者意向無視した政権運営は不可能だろう。

また、現在イラン指導である革命第1世代は、イランイラク戦争前線に立った世代でもあり、武力行使には慎重な傾向があるとされる。しかも現体制トップのハーメネイー師は、「イスラーム教義に反する」との理由から核兵器開発に否定的である。こうした人々が一掃された場合、かえって好戦的な層が台頭してくる可能性は、決して小さくない(*12)。

付言すれば、(下記の注にも記したが)シーア派の特徴として「殉教精神」が挙げられることがある。殉教攻撃自爆テロ)も元々はシーア派特有戦術(*13)だった。仮に米国傀儡と見なされるような政権が立つなら、かつてサッダーム・フセインが放逐された後のイラク殉教攻撃が頻発したことをご記憶の向きも多かろうが、おそらくそれより酷い事態が展開すると予想される。

イランに「民主化」を求めるならば、粘り強い対話によって漸進的な改革を促していく他ないだろう。武力行使による強要は、かえって地域情勢の不安定化を助長する蓋然性が非常に高く、米欧イスラエルが「民主化」のために支払うコストは、想定よりも桁違いに高く付くのではなかろうか。

1:アケメネス朝紀元前550年。

2:高校世界史の範囲ではタバコボイコット運動(当時はガージャール朝)などが有名。これが20世紀初頭のイラン立憲革命に繋がっていく。

3:英米対立したためソ連邦への接近を試みたものの、モサッデク自身王政打倒までは考えておらず、イ-ソ間の溝は埋まらなかった。志半ばに終わったとはいえ現在でもなおイラン国民から敬愛されている人物である

4:妻がエジプト出身だったためだが、これ以降シャーはイラン帰国できなくなり、実質的亡命生活が始まる。途中で米国滞在していた際、イラン大学生たちはシャーの拘束と身柄引き渡しを米国要求し、これが「テヘラン大使館占拠事件」に繋がる。

5:宗教指導者ウラマー)といっても、イスラーム場合ファトワー(教令/宗教的見解)を下すことが重要職務であり、イスラーム法学を修めていることが必須要件となる。日本教育制度で言えば「法学士の取得が最低条件」のようなものか。なおシーア派では、ウラマーの中でも相応の学識・人望の持ち主がアーヤトッラーアヤトラ)と呼ばれ(スンナ派ムフティーに相当)、ファトワーを発出できるようになる。

6:第4代カリフアリーを初代イマームとし、その血筋を引く者が正統な指導であると奉ずる。特徴的なのはアリーや第3代イマームフサインの生涯から殉教を一つの理想像としていること。フサインに関しては「カルバラーの悲劇」が伝承されており、現在でもアーシューラー儀式が行われている。また、第12イマームの「お隠れ(ガイバ)」は今なお続いており、いずれ救世主として再臨する、とされている。「高野山では空海が今なお禅定を続けている」という信仰と似た面がある。

7:中華人民共和国では共産党トップ国家を率いる統治構造になっていることを踏まえると、理解やすいのではないか

8:改革派とされたモハンマド・ハータミー大統領の時期に対米関係改善せず、2005年大統領選では対米強硬派のマフムード・アフマディーネジャードが選出された例などを想起されたい。なお現職大統領のマスウード・ペゼシュキヤーンは、改革派とされる。

9:そもそもイランから見れば、「キュロス2世(=アケメネス朝建国者)によりバビロン捕囚を解かれ、エルサレム神殿を再建させてもらった大恩を忘れたのか」という話でもある。ネタニヤフが歴史断罪されるべきであることは間違いない。

10特に高速度ミサイル制御技術に関しては、現状だと世界最高度の水準だろう。

11パフラヴィー朝の元皇太子米国に在住しているものの、米国イラン断交したままなので、母国への影響力はほぼ無い人物である。それ以前に、今なおイランではパフラヴィー朝イメージが非常に悪いため、新体制指導者として歓迎されるとは少々考えにくい。

12パレスチナでは、2006年評議会選挙ハマース(対イスラエル強硬派)が単独過半数を得るも、米欧イスラエルは「選挙結果を黙殺する」という暴挙に出た。しかイラン人口は9000万人であり、さすがに黙殺するには大きすぎるだろう。

13:1983年ベイルート米海兵隊兵舎が爆破された事件は、イスラエルおよび米国レバノン内戦から撤退する契機となった。なお、パレスチナ住民の多くはスンナ派イスラームだが、抵抗運動指導者がレバノン追放されていた際にヒズブッラーシーア派)と接触して戦術を学び、殉教攻撃を行うようになった。これとは別の流れで、後にアル・カーイダスンナ派)も戦術として採用することになる。

Permalink |記事への反応(0) | 15:46

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イランの「民主化」について

現行のイラン・イスラーム共和国1979年イラン革命によって樹立されたが、遡ればペルシア民族人類史上で初めて「帝国」を樹立( *1)した民族でもあり、以降はずっと帝政王政が続いてきた。

19世紀以降は英仏露の干渉に対抗する形で民族意識興隆(*2)し、立憲革命を経て王政はなおも続くのだが、1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

革命後のイランで特徴的なのは「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者による統治)」で、これは要するに、宗教指導者(*5)が立法行政司法および軍の上に立つ指導体制である。この点を指して「非民主的」「神権国家」と批判されることが多い。だがそもそもイランとは、民族的には多様性がある一方、宗教的には国民の約9割がシーア派十二イマーム派(*6))イスラーム教徒であり、宗教国民統合の重要理念となっている以上、統治理論としては一定正統性合理性が認められるべきだろう(*7)。

これにより、イラン大統領選国会議員選では、宗教指導者による資格審査を通過した立候補者選挙戦を展開する。一定範囲内で民意が反映される制度と言える。

イラン大統領選に関する報道ではしばしば対米姿勢の硬軟に注目されるが、民意がそれなりの幅で動いていることは結果にも反映され、それを受けて路線転換が試みられているのも事実である(*8)。むしろ米国イスラエル意向を重視しすぎており、イラン改革派政権である時期にも関係改善を進められずにいる方が、世界秩序の観点からは非合理的批判されるべきだろう。

背景説明が長くなりすぎたが、ここからが本題である

イスラエル(*9)、というかベンヤミンネタニヤフは、「ハーメネイー師の斬首作戦によりイラン民主化する」と主張している。だが、そもそもイラン民衆革命によって王政を打倒した共和政国家であり、その経緯を踏まえてそれなりに民主的体制となっていることは、ここまで説明した通りである

スカーフ強制」が抑圧の象徴とされることも多いが、世の中はブルジョアインテリだけで回っているわけではなく、ファッションに使う金に事欠く一般市民にとっては「イスラームに従って生きていくことの、いったい何が不満なのか」となる。長期にわたる経済制裁の下でも着実に科学教育軍事技術進歩させ、世界でもトップクラスの水準に達している(*10)ことは事実であり、「表面的な『自由』のために民族の誇りを売り渡すのか」という意識も根強いことは論を待たない。

仮に「法学者による統治」を廃して「民主政」を導入したとしても、それで米欧イスラエル従順政権が生まれるのか?という点は、大いに疑問である

それが目的なら、あらかじめ亡命指導者などを「子飼い」にしておくものだが、現状そんな人物は見当たらない(*11)。さりとて、誰を据えようがシーア派信仰に基づく民族意識が基盤になる以上、宗教指導者意向無視した政権運営は不可能だろう。

また、現在イラン指導である革命第1世代は、イランイラク戦争前線に立った世代でもあり、武力行使には慎重な傾向があるとされる。しかも現体制トップのハーメネイー師は、「イスラーム教義に反する」との理由から核兵器開発に否定的である。こうした人々が一掃された場合、かえって好戦的な層が台頭してくる可能性は、決して小さくない(*12)。

付言すれば、(下記の注にも記したが)シーア派の特徴として「殉教精神」が挙げられることがある。殉教攻撃自爆テロ)も元々はシーア派特有戦術(*13)だった。仮に米国傀儡と見なされるような政権が立つなら、かつてサッダーム・フセインが放逐された後のイラク殉教攻撃が頻発したことをご記憶の向きも多かろうが、おそらくそれより酷い事態が展開するだろう。

イランに「民主化」を求めるならば、粘り強い対話によって漸進的な改革を目指す他ないだろう。武力行使による強要は、かえって地域情勢の不安定化を助長する蓋然性が非常に高く、米欧イスラエルが「民主化」のために支払うコストは、想定よりも桁違いに高く付くのではなかろうか。

1:アケメネス朝紀元前550年。

2:高校世界史の範囲ではタバコボイコット運動(当時はガージャール朝)などが有名。これが20世紀初頭のイラン立憲革命に繋がっていく。

3:英米対立したためソ連邦への接近を試みたものの、モサッデク自身王政打倒までは考えておらず、イ-ソ間の溝は埋まらなかった。志半ばに終わったとはいえ現在でもなおイラン国民から敬愛されている人物である

4:妻がエジプト出身だったためだが、これ以降シャーはイラン帰国できなくなり、実質的亡命生活が始まる。途中で米国滞在していた際、イラン大学生たちはシャーの拘束と身柄引き渡しを米国要求し、これが「テヘラン大使館占拠事件」に繋がる。

5:宗教指導者ウラマー)といっても、イスラーム場合ファトワー(教令/宗教的見解)を下すことが重要職務であり、イスラーム法学を修めていることが必須要件となる。日本教育制度で言えば「法学士の取得が最低条件」のようなものか。なおシーア派では、ウラマーの中でも相応の学識・人望の持ち主がアーヤトッラーアヤトラ)と呼ばれ(スンナ派ムフティーに相当)、ファトワーを発出できるようになる。

6:第4代カリフアリーを初代イマームとし、その血筋を引く者が正統な指導であると奉ずる。特徴的なのはアリーや第3代イマームフサインの生涯から殉教を一つの理想像としていること。フサインに関しては「カルバラーの悲劇」が伝承されており、現在でもアーシューラー儀式が行われている。また、第12イマームの「お隠れ(ガイバ)」は今なお続いており、いずれ救世主として再臨する、とされている。「高野山では空海が今なお禅定を続けている」という信仰と似た面がある。

7:中華人民共和国では共産党トップ国家を率いる統治構造になっていることを踏まえると、理解やすいのではないか

8:改革派とされたモハンマド・ハータミー大統領の時期に対米関係改善せず、2005年大統領選では対米強硬派のマフムード・アフマディーネジャードが選出された例などを想起されたい。なお現職大統領のマスウード・ペゼシュキヤーンは、改革派とされる。

9:そもそもイランから見れば、「キュロス2世(=アケメネス朝建国者)によりバビロン捕囚を解かれ、エルサレム神殿を再建させてもらった大恩を忘れたのか」という話でもある。ネタニヤフが歴史断罪されるべきであることは間違いない。

10特に高速度ミサイル制御技術に関しては、現状だと世界最高度の水準だろう。

11パフラヴィー朝の元皇太子米国に在住しているものの、米国イラン断交したままなので、母国への影響力はほぼ無い人物である。それ以前に、今なおイランではパフラヴィー朝イメージが非常に悪いため、新体制指導者として歓迎されるとは少々考えにくい。

12パレスチナでは、2006年評議会選挙ハマース(対イスラエル強硬派)が単独過半数を得るも、米欧イスラエルは「選挙結果を黙殺する」という暴挙に出た。しかイラン人口は9000万人であり、さすがに黙殺するには大きすぎるだろう。

13:1983年ベイルート米海兵隊兵舎が爆破された事件は、イスラエルおよび米国レバノン内戦から撤退する契機となった。なお、パレスチナ住民の多くはスンナ派イスラームだが、抵抗運動指導者がレバノン追放されていた際にヒズブッラーシーア派)と接触して戦術を学び、殉教攻撃を行うようになった。これとは別の流れで、後にアル・カーイダスンナ派)も戦術として採用することになる。

Permalink |記事への反応(16) | 15:43

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2025-04-21

日本共産党と支持者は嘘つきで憲法違反カルト

共産党を支持する人の発言

だらけ

@mtdrk

共産党」「フェミ」「外国人」「リベラル」「ポリコレ」をなんとなくうっすら悪いものだと決めつけている中年オタクは非常に多いと思います

でもその理由は答えられないし、答えてもデマ差別に基づいたものなので、決して自分の頭で考えた結論ではないんですよね。

午前6:10 ·2025年4月20日

70.4万 件の表示

この発言ダメな点

1.日本共産党とその支持者は、共産党を支持しない人間を頭が空っぽキチガイバカと見下し、馬鹿にし、嘲笑し、侮辱し、差別している>「共産党」「フェミ」「外国人」「リベラル」「ポリコレ」をなんとなくうっすら悪いものだと決めつけている中年オタクは非常に多いと思います

2.日本共産党とその支持者は、中年男性人間扱いしていない。あからさまにバカにし、嘲笑押し、侮辱し、差別している>「中年オタク」という表現で明らか。

3.日本共産党とその支持者は平気でうそをつく。そして被害者ぶる。>その理由は答えられない ←理由を答えればむしするだけ

このように税金搾取して公金チューチュースキームでNPO法人だけを優遇するのは、やはり裏金でも流れるんだろうか。でなければここまで平気でうそをつくのはありえないと思う。

カルト化する共産党

ユダヤキリスト教千年王国思想共産主義思想

https://note.com/mogura2001/n/n80acd93b6856

憲法違反である検閲内心の自由言論の自由を平気で破壊している

表現規制日本共産党・吉良よし子参議院議員「“こういう表現は本当にまずいよね”“儲からないよね”という合意ができれば、クリエイターの皆さんも作らなくなると思う」

https://posfie.com/@yaboyabo_you/p/REpUiNQ

項目 状況コメント
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
ユダヤ人の遺伝多様性 やや不正 異説あり
ダーウィンの「適者生存元ネタスペンサー 主張しているのは事実
マルクスロスチャイルド縁戚説根拠不明 これは確認する資料がない、ただし資本主義左翼が結びつかないということはない。
“苦よもぎ”=チェルノブイリ うーん聖書の預言といえばそう
キリスト教の“異教徒皆殺し”教義旧約聖書の神はそう教義として明示されていないが、実際に異教徒同士、キリスト教同志て皆殺ししていた
献本マルクスダーウィン関係 まあまあ 直接の関係確認されないが、共産主義適者生存になるのはそう

いくつかのやや踏み込みはあるが、この文章の指摘はある程度ただしい。

極左ロベスピエールとの類似

ちなみにフランス革命も、キリスト教の神を否定しながら、理性神なる存在を祭壇に祀ったそうです。これも無神論共産主義思想と、構造は同じなんですねぇ。神を否定したら、神モドキを崇めるという、人間根本的な本質を見る気がします。

個人的にはこちらがちょっと気になった。

 フランス革命期、実際に「理性の神」を祀る儀式存在した。これは単なる珍事ではなく、「旧宗教否定した者たちが、結局は別の絶対価値を神のように祀った」という構造を露呈している点で、今日にも通じる本質的な示唆を含んでいる。

 1789年革命により、旧体制の支柱だったカトリック教会は標的となり、聖職者国家従属させられ、教会は閉鎖され、十字架聖像といったシンボル破壊された。徹底した脱キリスト教化が進行し、多くの神父国外追放処刑に追い込まれた。信仰否定は、権力道徳の再構築の第一歩と見なされた。

 1793年、急進左派のエベール派は、ノートルダム大聖堂を「理性の神殿」に改装した。そこでは「理性の女神」像が設置され、人間理性を至高とする祝祭が執り行われた。形式あくま宗教儀式をなぞったものであり、対象が理性であるという一点を除けば、やっていることは既存宗教の再演だった。

 翌1794年ロベスピエールは「無神論道徳の敵」と宣言し、理性崇拝を批判した上で、「最高存在の崇拝」を新たに提唱する。「道徳と理性の源」として、曖昧だが超越的な存在をあえて祀ることで、社会統合と秩序を保とうとしたわけだ。だがこの運動もまた短命で終わる。ロベスピエールはその年のうちに処刑され、祭礼も自然消滅していった。

 だがこの一連の動きは、現代における新しい価値体系の成立過程酷似している。宗教が後退した現代では、「DEI」「ジェンダー平等」「多様性」などが、かつての宗教道徳に代わって絶対化されつつある。個別理念に罪はないが、それらが「議論不可な正義」となった瞬間、社会道徳規範としての役割を帯びるようになる。

 今日大学における女性枠の強制表現規制ハラスメント拡張被害者意識の制度化、いずれもがかつての「理性崇拝」や「最高存在の崇拝」に見られた構造類似している。そこにあるのは、理性や道徳の名を借りた新たな信仰であり、理論ではなく感情と忠誠が優先される共同幻想だ。自己顕示欲道徳的優越感が結合し、制度表現規制する「擬似宗教」は、21世紀先進国においても静かに広がっている。

 当時と違い、現代にはギロチン革命裁判所存在しない。しかし、職場大学ネット空間における「社会的死」「炎上」「追放」が、その代替機能果たしている。理念は違っても、構造ほとんど変わっていない。人間は神を否定しても、何かしらの神モドキを必ず持ち出し、それを祀らずにはいられない生き物なのだ名誉毀損のでたらめな運用。なぜ暇空茜が敗訴する理由はなく、刑事告訴など論外である検察は公金チューチュースキームの応援団だということいなる。もう起訴した以上、それは免れない。解体出直しがなければ検察官はもう信用されない。

 そして日本共産党とその支持者(当然立憲も公明自民左派もそうだが)はロベスピエールと全く同じだ。大学文系学者マスコミ女性記者もそうだ。

 彼らはこれが理解できない。理解できずにこうした擬似宗教的な“新しい正義”の強制押し付けを行っている。

 その宗教行為が「企業倫理というでたらめを強要する」「税金無駄しかないなんとかハラスメントコンプラ研修強要税金無駄にする」という極めてバカで狂った行為がそれにあたる。

 かつての「理性の崇拝」や「最高存在の崇拝」が革命正義の名のもとに進められたように、現代道徳教条主義も「弱者救済」「差別反対」の名目で、議論ではなく信仰同調圧力によって進行しているのである

そして共産主義ナチズム社会運動カルト性は同じ

フランス革命の時から革命思想宗教カルト性を帯びており、それがリベラル現代社会運動継続している。

なので、明らかに類似している。

項目共産主義ナチズム現代社会運動(DEI、ポリコレフェミニズム等)
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
中心的信念体系唯物史観階級闘争民族至上主義多様性公平性、包括性、ジェンダー平等などの理念
道徳絶対革命民族純粋性を絶対特定社会正義倫理観を絶対
異論への対応異端者の排除粛清キャンセルカルチャー社会的制裁
象徴儀式表現パレードプロパガンダ指導者の崇拝プライドパレードシンボル使用特定言語表現の推奨
言語統制プロパガンダ用語使用言論統制ポリティカル・コレクトネス表現自主規制
道徳的優越感 自らのイデオロギーが唯一の正義とする 自らの価値観が普遍的正義とする傾向
社会的分断の助長階級民族による分断意見の違いによる分断、対立の激化
宗教実践無神論的だが儀式様式殉教精神性を保持(例:スターリン像、殉職者礼賛)セミ宗教熱狂儀式化された集会象徴行為道徳義務化された実践(例:アライ表示、謝罪儀式)、企業倫理綱領プライバシーポリシーのような不要強制教養、役立たないコンプラ研修強制

コンプラくそくらえなのは、その主張をする弁護士が勝つためには証拠捏造法律グレーゾーンを突くことも平気でやっているゴミカスのような連中であり、モラル倫理もない。弁護士で公金チューチュースキームに加担している税金どろっぼうの菅野志桜里のように、子育て云々という前にお前は不倫するな、といわれるのが当然である。どの口でコンプライアンスと言っているのか。

まりこれらの研修は明らかに念仏とおなじ宗教実践しかない。推進する連中が一切そんな考えをもたないのだから

日本共産党とその支持者も当然理解ができない。自分の頭で考えないか理由が出てこないのはそいつである

Permalink |記事への反応(0) | 23:58

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2025-04-07

anond:20250407000212

仏教にも僧兵殉教概念があるから結構人を殺してきている宗教だ。

仏教狂信者エピソードみると結構ヤバいやつ多いよね。

達磨とか即身成仏かいかれているし。

Permalink |記事への反応(0) | 00:27

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2024-12-23

キュリー夫人殉教なくして

日本経済力はなかった

ミソジニーは万死に値する

Permalink |記事への反応(0) | 03:15

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2024-08-04

バチカンが出した声明おかしいのではないか

ローマ法王庁パリ五輪開会式のアレ「最後の晩餐」に対して「宗教的信念をあざ笑うような表現はあってはならない」という声明を出したという。

最初これは日本語ネット圏のデマじゃないかと思ったのだが、NHKも報じていてマジらしい。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240804/k10014536461000.html

 

しかし有名な『最後の晩餐』の横長のテーブルに一列に座るデザインダヴィンチ15世紀末に描いたものだ。

それ以前にも『最後の晩餐』の宗教画は多く制作され、それらは円卓や車座が多い。

例えばこれはジョット・ディ・ボンドーネによる14世紀初めの『最後の晩餐』だ。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d0/Giotto_di_Bondone_-_No._29_Scenes_from_the_Life_of_Christ_-_13._Last_Supper_-_WGA09214.jpg

 

そもそもそれまで宗教画というのはデザインの収まりの良さなどを目的には描かれていない。図像学に基づいて描かれていた。図像学というのは、絵画中の「モノ」が一つ一つ宗教的イコンを示していて、それが集合したのが宗教画となる。例えばシュロ(ヤシ)の葉を持っている人物殉教者だ。これはシュロの葉が勝利を示しており、殉教信仰勝利という意味なのだ

 

ダヴィンチはこれを真ん中の消失点に収斂する構図で描いた訳だ。ルネサンス近世絵画の始まりだ。

そしてこのすっきりとしたデザイン故に古典となった。古典とは単に古いというだけじゃなくて、基準となるもの、繰り返し参照されるもの評価が定まったものの事である

 

からダヴィンチの『最後の晩餐モチーフは後に多くの類似品を生み出した。そしてそれらのパロディーが多く存在するのだ。これは美術に対して通じてもいない増田でも知っている美術史の常識だ。

今回の演出家もあれはヤンファン・ベイレルトの『Le Festindes dieux』(神々の饗宴)だと言っている。

絵画フランス美術館に収蔵されている。

因みに「饗宴」と来たらギリシャギリシャ神で愛がテーマと決まっている。

 

例えば、コメディ映画裸の銃を持つ男 PART33 1/3』で階段での銃撃戦シーンがあるが、

https://youtu.be/L3QkIruVNEI?si=448XZjT7oY0DSY5R

あの元ネタはデパルマの『アンタッチャブル』だ。しかしその『アンタッチャブル』の階段銃撃シーンはソ連映画戦艦ポチョムキン』のオデーサ大階段のシーンだ。

そうすると『裸の銃』は『戦艦ポチョムキン』を参照していると言えるか、ポチョムキンを笑いに転じようとしているのか?言えないだろう。

 

なのでバチカンネットの反応に過反応したという事になって、3年ROMった方がいいし、スマホばっか見てないで宗教画を見に行きなさいという感じなのである

Permalink |記事への反応(0) | 19:03

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2024-06-25

手が空いたら黒木昭雄警察ジャーナルを読もうと思っていたところだったのだが

十何年ぶりに靴棚からトルーマン・カポーティ文庫本発見されたので、読んでみた

実は、カポーティも、カポーティが若き新鋭作家でオシャレで三島とも逢ってたことも、ドキュメンタリー書いてたことも、知らなかった

初めてソ連で公演をしたアメリカ劇団の話だった(昔のソ連北朝鮮のようだったから)

そして調べたら、2人の作家はいずれも、組織犯罪匂いがするなかで、割と若くして亡くなっているのだった

殉教したと言えそうなひとたちだ

でも真実を知っているひとたちが真実を語らないのは、人類に対するズルい騙しだと思うよね

司法職員や御用ジャーナリストがズルいから、フリージャーナリストがいるのだろうなぁ

Permalink |記事への反応(0) | 01:00

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2024-06-21

anond:20240621101851

イスラム教では現世は死後の世界天国に行くための試練の場でしかないので、

巡礼の結果、死後の世界に行けるのであればその巡礼善行であり、素晴らしいことなんだよね。

ジャップくらいだよ、生きるために生きてるのは。

ムスリム大事なのはいか死ぬか。殉教するなんていうのは最上級生き方

Permalink |記事への反応(0) | 10:25

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2024-06-15

anond:20240615211557

俺的には仏陀とかイエスキリストとか、頭おかしい人なんじゃないかって思うんだよな

仏陀金持ちの家と嫁を捨てて出家イエスキリストは神を信じて殉教ちょっとおかしくないか

信じてる人には申し訳ないけど、教祖っていずれ評価変わると思うんだよな

Permalink |記事への反応(1) | 22:56

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2024-02-16

anond:20240216093402

キリスト教最初殉教者、聖ステファノ(花輪または王冠)由来で

伝統的に殉教した人は金の冠を授けられるとされる

黄金意味するオレオールが金の冠の意味使用されるようになって、その後後光とかの文脈で使われたりする

Permalink |記事への反応(0) | 16:58

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2023-12-06

anond:20231206190345

人権侵害でなければ何故これらの法律存在しているんだ?

他の法律も同じだぞ

窃盗殺人暴行、これらは人権侵害から存在している

逆に人権侵害じゃないと言う根拠はどこだ?

それを否定できる証拠は?

根拠が無いならお前の主張は妄言に過ぎないということだ。

ロリコン病気であり、犯罪拡散する諸悪の根源反社会的団体

一向に根拠を明示できず、言い訳しかできないお前を見ても社会的害悪だと言う事がわかる

お前は差別を盾に欧米侵略するイスラム黒人と同じだ

倫理観のない猿は日本から出ていけ

そしてテロリストととして殉教して天国とやらで好きなようにやれ社会ゴミ

Permalink |記事への反応(1) | 19:09

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2023-11-20

クロスオーブアドベントクリスチャニティスキームについて

 イエス(Jesus)が死に至る瞬間に彼の魂からオーブ(Orb)が現れて世界を覆う光の源となった。ヤハウェのダーク・アジャー(Dark Assure)が世界を覆っていた時のことであるからその衝撃はある意味で凄まじいものとなる。神の子が屠られるという理不尽仕打ちを受け入れたためにそれは仕事として存在し、唯一の永遠の命を可能にする所業としての価値を持っていた。

 クロスオーブアドベント(crossorb advent)の時にはオーブアジャーの組み合わせによってスキーム(scheme)が生じて、それがキリスト教として世界を渡るようになった。すなわち復活を待たずして復活というのは避けられない真実としてその時を待っていた。キリスト教イエス十字架の上の業がクロスオーブアドベントとして結実した時に成立したと言っても過言ではない。

 元々の考え方では復活を告げる天使とそれを聞いたマリア達の福音によって成り立っているとも言えるのであるが、復活は確固たる事実として預言されていた。そのために彼らは事実確認をするという意味必要であったが彼らの存在がなければ復活は証言し得ないわけではないのであるそもそもオーブとは仕事ごとに与えられる珠玉のようなもの象徴していて、あらゆるスキームに働きがける力を持っている。

 イエスオーブは唯一の永遠の命を与えるオーブであって、彼の左手の上に乗っているイメージである。これはキリスト教というスキームにおいてオーブに似たオーボイドを発生させうる。というのも彼の追従者はイエスに倣うことによって永遠の命に到達する。その時の状況は最も厳しい時においてはダーク・アジャーに似ているであろう。ダーク・アジャーは理不尽な場面における神意の漂いのようなもの永遠の命の出現を待ち受けているようである殉教という瞬間にこそイエスへの真の追従が実現するのであって、その時にはクロスオーブアドベントの時のように永遠の命が下される。

 オーブアジャーの組み合わせは実に重要であって、この世にあって仕事というのは同じ働きがけであっても場面ごとに意味を変えるのであるからオーブの現れとその時のアジャーの漂いはそれぞれが異なるスキームを生じさせる。ここにいうスキームとはそれこそ「キリスト教」などのように人間の集まりを含む時空のような意味合いを持っている。むしろキリスト教スキームと呼ぶことによってスキーム理解してほしい。

 例えば刀鍛冶オーブとは刀を作り出すことであり、その際に漂っているアジャーとはその完成を待つ人々を含んだ雰囲気のようなものであり、オーブアジャーの組み合わせによって生じるスキームというのはその刀を用いる人々を含んだ時空を表現している。すなわち刀鍛冶オーブが出現した瞬間にそれを求める人々のアジャーにオーブの光が行き渡りスキームとして使用者小宇宙が広がるのである

 クロスオーブアドベントに関連する半ば英語の歌がここにあって、それはOrbWordGod,GodGetOdd, Old Knew Own,AllAim Awe, And HoldGold,Ghost WrestHeaven, Heard Cherub Laughというものである。その直接の意味はとりあえず置いたとしてクロスオーブとは神を語る主体であり、 神を奇妙に変質させるようなものであるが古い存在自分のものを知っていて、全ての目的は人々の畏怖と彼らが黄金を有することであり、霊は天国を勝ち取りケルブが笑うのを聞くというようなものである。この歌の啓示があったのが2022年7月から8月にかけてであった。

 クロスオーブ重要な点はキリスト教においてイエスの死の理由を贖いのためというものからひたすら栄光のために変えるのであるイエスが屠られたために引き換えに我々は生きるというのでは論理が飛躍しているが、クロスオーブアドベントによって光が生じ永遠かつ無限の命の価値のある神の霊が降ったことによって、それを継承支配するイエスが決定したものに神の霊が分配されるといえば筋が通っているように思える。またクロスオーブアドベントの時にクリスチャニティスキームの生成があってキリスト教創始者を完全にイエスによるとの主張が成り立つ。

 福音とはある意味クロスオーブの出現の音でありそれを直接耳にしたものはなかった。クロスオーブのオーボイドとは福音のようなものであって、福音を聞いた人々の状況に相当している。それはある種二種類の炎であってイエスに纏わる灯火かあるいは地獄の炎であり、どちらも神への捧げ物としての価値を有している。

Permalink |記事への反応(0) | 16:35

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2023-11-03

イスラエルはなぜガザに残虐な報復攻撃を行っているのか

1.ガザに住むパレスチナ住民ホロコーストを図っている

→全く違うと思う。ガザ地区には200万人以上の人口があり、今のペースではあと200倍の期間を同じ火力で攻撃し続けなければならない。それに執拗かつ徹底的な爆撃でもその地域の人々が全滅しないことは、何よりも日本人がよく知っているはずだ(ベトナム人もよく知っているだろう)。この人数を殺害するにはそれこそナチスドイツが行ったように収容して一か所に集めて殺し、焼却して埋葬する設備を用意してシステマチック殺害のための機関を作る必要がある。ナチスホロコーストは単なる瞬間的な殺害を超えてシステムとして熱量なく淡々ユダヤ人を集めて殺し続ける点において他と一線を画しており、軽々に持ち出すべきではない。

2.イスラエル民間人犠牲を最小限に留めようとしているが、ハマス掃討で止む得ない死者が出ているだけ

→これも違うように思う。パレスチナハマス)とイスラエル軍事力は相当な差があり、人質の救出だけなら得意の暗殺や単なる地上部隊の投入で済みそうなところを空爆まで仕掛けるのは明らかにおかしい。ハマスハマス人質用途拘留されている同胞テロリスト解放から空爆された程度で人質を殺すことはないだろうという読みかもしれないが、いくらなんでも乱暴すぎるように思える。一連の攻撃には政治的動機による報復ハマスインフラ破壊に伴う占領地域の再支配意図が透けて見える。アメリカも1000人殺されたらそりゃ報復必要だろうと支持した後で無茶苦茶攻撃ぶりを見て慌てて態度を変化させたのではないだろうか。

3.ハマスパレスチナ住民区別がつかない(つける気がない)ので、犠牲を気にせず攻撃している

→これが一番近いと思っている。ハマスガザ地区に突然湧いた悪のテロリストではなく、革命後のイランから影響を受けたパレスチナ住民からなる武装集団であるイランイスラム原理主義を引き継いでいるのでハマス目的は「イスラエルから弾圧に対する抵抗運動」などではなく「イスラエルの完全消滅」で、西側陣営から見るとちょっと対話がキツい集団である。この点でかつてイスラエルに何度もテロを仕掛けたPLOとは立場が明確に異なる。PLOイスラエルの和平が中途半端な形で止まりアラファト議長が死に、影響力が弱まるにつれてハマスパレスチナ住民の支持を受けて勢力を拡大、ガザ地区を実効支配するに至った。

そんなわけでイランの影はあるものハマス自体パレスチナからまれもので、他所から現れて無辜パレスチナ住民支配している連中ではない。そんなだから国連から送られる支援資金の何割かはハマス中抜きしているし、支援物資武器転用されている(過去にその件でガザ内でデモが起きたが、逆に言えばそれができるぐらいに行政機関もどきとして機能しているわけだ)。というわけでパレスチナ住民ハマスではないがパレスチナ住民ハマスという訳でもない、しかハマスは(本人らの自認はともかく)国家として成立していないし住民を守ろうという気もない(イスラエル攻撃することが最優先だ)ので、平気で民間人に紛れるし自爆テロもやる。自爆テロに関しては歴史が古く80年代からパレスチナ住民神の国に行けるだの殉教すれば殺されても実質勝ちだの言って教化自爆テロを指示してイスラエル軍人民間人わず殺傷しまくっている。

先述した通りハマス正規国家でも軍隊でもないし、その目的イスラエル消滅なので軍人民間人もなく殺す。そんな奴らが無辜パレスチナ住民に紛れて活動している。そんな状況でイスラエル側の指導者右派リクードパレスチナアラブ人なんて全部テロリストだろみたいな奴らとなると報復攻撃の在り方はガザ地区のパレスチナ人の全滅まではいかなくても「ハマス攻撃する上で現地人が何人死のうと知ったことか。パレスチナ人の犠牲いくら出てもハマスに損害を与えることが最優先だ。あそこにいる時点で大なり小なりハマスに与しているんだろう」という態度になり、今回のような惨状引き起こしたのではないだろうか。

これからどうなるのか?

首相ネタニヤフは右派リクード党首でありながら敵のハマス攻撃を許し、イスラエル側に空前の死者と捕虜を生み出してしまった時点で大幅な失点がある。そしてその失点を補うべく現在過激報復攻撃に出たと思われるが、当然そんな殺戮右派の多少の留飲を下げても既にイスラエル国内でデモが起きているように左派が強い拒否反応を起こす。紛争が続くにつれて200人以上の捕虜達も無事とはいかないだろうし、その結末が知らされる度に左右から先制攻撃を許した間抜け」と「大量殺戮イスラエル地位に泥を塗る悪党」のWバッシングは避けられないだろう。

イスラエル政治戦争テロを軸に左右に揺れているので、今回の紛争を機にネタニヤフは退陣総選挙中道カディマあるいは中道左派労働党らが政権を取るのではないだろうか。カディマガザ地区からの完全撤退を掲げているし、ガザ地区をPLOに引き渡して今度こそオスロ合意が履行される…期待が少しは持てるかもしれない。

しか中東に和平の兆しが生まれる度にイスラエル右派は自らの政治生命のために挑発行為を行い、パレスチナ過激勢力(とその後ろにいるイラン)もテロによってイスラエル憎悪を煽るのだった。人間はクソっすね。

余談

現在はクソ外道として名の知れたネタニヤフ首相も、若き頃は軍の精鋭として大規模なハイジャック事件解決のための突入部隊として活躍し、一方で別のハイジャック事件では同じく軍に入った兄を作戦で亡くしている。いずれもパレスチナ過激勢力によるテロだった。ハマステロリスト達が何の背景もなくハマスをやっているわけではないように、イスラエル右翼右翼をやっているだけの壮絶な理由がある。平和を実現するには右手握手しながら左手ナイフを払いのけ、あるいは刺されても握手継続しようとするとてつもない覚悟必要なのかもしれない。

Permalink |記事への反応(3) | 11:23

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2023-10-15

使徒トマスインドまで赴いて布教したが帰ってこれずに殉教したらしい

かえってこれたら帰還者トマスになれたのにね





追記

思いのほかトラバブクマ集まったな、みんなサンキューマジ感激感謝トマスもマスダもありがトマスユダDiggy-MO'ですやで。

トップコメの人が上手すぎて恐縮なんですけども。

あとこれ絶対「世の中」か「学び」になるよなぁって半分あきらめてたけど久々のおもしろカテゴリになってうれしいですわ

あとさートマスさんってさー、最初のほうは”情熱はあるが、イエス真意理解せず、少しずれている人物”かつ”イエスが復活したという他の弟子たちの言葉を信じない”(wikipediaより)みたいな人だったらしいよね。

入りのツンがすごいよね。トマスちゃんと人の話を聞きなさいって感じだね。これじゃ聞かん者トマスだよねー。

Permalink |記事への反応(3) | 21:00

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2023-09-27

anond:20230927000447

殉教して聖人となったはずのオスカルロメロは、共産主義時代東ドイツ国家元首ヴィリー・シュトフと、隠す気もないほどソックリ

http://atamagaitaiyo.blog112.fc2.com/blog-entry-1303.html

ヒトラーの正体は二人いる。どちらもヘッセンカッセル家の戦死したはずの息子。

http://atamagaitaiyo.blog112.fc2.com/blog-entry-1301.html

Permalink |記事への反応(0) | 00:19

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2023-07-29

トランスが##教徒らに斬首され殉教したのは宗教的迫害可能性もある

トランスコミュニティ組織して防衛すべき

Permalink |記事への反応(1) | 10:59

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2022-07-14

未だに統一教会擁護してる奴ら

から見れば信者の方かな?って感じだけど

べつに殉教したいわけじゃなく、なぁなぁで乗り切った後で功労者として甘い汁を分けて欲しいんやろなぁ

Permalink |記事への反応(1) | 20:09

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2022-07-10

anond:20220710191333

殉教は「宗教弾圧などで聖職者が殺されること」で

殉死は「主君に殉じて自殺すること」な

Permalink |記事への反応(0) | 23:21

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anond:20220710190509

殉教のことを殉死みたいなものだと思ってそう

Permalink |記事への反応(1) | 19:11

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anond:20220710183013

まあその安易理屈だと

キリスト教殉教してるし、

仏教即身仏とかあるし、

イスラム教自爆してるし、

全部カルトだね

思考停止してカルトカルト連呼するやつマジで嫌い

覚えたての言葉連呼する小学生みたい

Permalink |記事への反応(3) | 19:05

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2022-06-29

[増田朝礼] そのさんびゃくよんじゅうさん

フゥルグルーッス

 

今日佃煮の日ですって

あと聖ペテロ聖パウロ祝日ですって

佃煮って佃島ってところで生まれたか佃煮なんですねぇ

聖ペテロ聖パウロ祝日とはあります殉教した正確な日はわかっていないようです。

佃島にある住吉神社創建されたのが正保3年の6月29日だったのでそこに因んでいるらしいです。

ユリウス暦使用する正教会では7月12日が聖ペトロ祝日みたいです。

 

つの話を一度にバラバラにして話すと話がどこかに行っちゃいますね。

ちゃんと順序立てて説明しましょう。

 

ということで本日は【わかりやす説明いか】でいきたいと思います

わかりやす説明いか!わかりやす説明ヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

Permalink |記事への反応(0) | 15:49

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2022-05-06

anond:20220506000211

ほら、国際社会が見てますよ。非武装無抵抗の我々を侵略たらみんなに制裁されるのでメリットよりデメリットの方が大きいですよ。って言えば攻撃してこないと思ってるんでしょ。

結局何も考えてないんだよね。国防他人事。なりふり構わず生きることより殉教することが尊い価値観

Permalink |記事への反応(1) | 11:48

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2022-04-28

anond:20220428140015

鎌倉殿みたいなことになりそう、鎌倉殿見てないけど

 

現代過去を交差する感じでやるとドラマになるかもしれないな、千々石ミゲルの墓の捜索と千々石ミゲルが本当は棄教していなかったんじゃないかという点もぼやかして

 

ただ途中の中浦ジュリアン殉教するところとかグロいだろうからやるとしてもNetflixとかだろうな

Permalink |記事への反応(0) | 14:09

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2022-02-26

わからん

俺は文章を書くのが好きで、なぜ書くかというと支配するために書いている。

これは自分動機を色々な意味乱暴表現した言い方だけど、実際この通りで、俺は世の中のたくさんの物事がよくわからなくて、それを自分言葉自分自身のために説明し直すことが俺にとっては対象を屈従させたことと同じなので、それが理由で書いている。

一種の、そういう暴力的方法しか、この世界ある意味不明さと向き合えない。とにかく俺は「わかりたい」のだが、いまは、まるで真逆のことを言う。

説明を受けてようやくわかった」

「感じていたもやもやを(自分の代わりに)うまく言語化してくれた」という意見最近よく目にすることがあって、それを見かけるたびに、正直言うと少し嫌な気持ちになる。

自身が「わかる」ために言葉を並べることに憑かれているし、俺が書いたものを読んだり講義を聞いた人に「説明上手ですね」と言われると身もだえるほどうれしいので矛盾しているのだが、本当に、そんな簡単に「わかって」いいのか? と心のどこかで思っている。

「わかる」は増える。自然に、そして自発的に増えようとする。

俺はそれが怖い。

もちろん、「わかる」ことは大事なのだ

「わからない」のは不安だし、「わかる」ことで参加できること、貢献できることが世の中にはたくさんある。

というか、ほぼそれしかない。この社会で「わからない」やつはお呼びでない。仕事でも議論でも。そういう風にできている。

「わからない」と正直に言える者が機能するのは、学校の授業のように教える側と教わる側が明確に区別されているか、その共同体が何か重大な問題はらんだまま、よほど硬直している場合だけだ。

そして、それも結局、みんながよりよく「わかる」ための経緯の一つとして回収されていく。

多くの人は「わからない」を早く手放したい(俺のように、場面によってあえて「わからない」にこだわってトリックスターを気取らない限り)。

「わかった」人も、他の人にも「わかって」欲しい。だから、「わかる」は増加していく。

それはある意味で、みんな同じになっていくということだ。

だって普段は「わかりたい」と思っているし、「わからせたい」とやっぱり思ってるけど、それでも、みんな一緒になっていくことは怖い。

きれいごとを言えば、「わかる」が他人と同じになっていくことだとすれば、「わからない」ことには唯一無二の価値がある。「わからない」「わからない」とずっとわめいていることにこそ、その人だけの価値があると思う。

もちろん、その人だけに価値があるというのは、その人が自分で作った独自貨幣と同じで、何の役にも立たない。まあ、でもいいじゃないか、と言いたい。危うくて、でも、おかしくて愛しくていいじゃないか、と思う。

当然、「わかる」ことは大事なのだ

俺が「わかる」ことに、どこかの誰かの生死がかかっているとしたら、俺は「わからないといけない」。

俺が「わかる」ことに、俺の大事な人の生死がかかっているとしたら、俺は「わからないといけない」。

遠いところからやってきた誰かが俺に銃を向けたとき、俺がどうしていいか「わからない」と言ったら、その人は俺を撃って先に進むだけだろう。次の誰かを撃つために。

それでも、俺はみんなが「わかった」というのが怖い。

このとき、「その『わかった』が間違ってたらどうするんだ?」という疑念と(星新一の『殉教』のような)、みんなが一つになっていくユートピアへの根源的な恐怖(人類補完計画的なものへの嫌悪感)は区別しないといけないだろうし、「なんだろうと、とにかく怖いから、そんな簡単に『わかった』って言わないでくれ!」という俺の稚気も別物だろうけど、俺にもよくわからない。

今回の件はみんな「わかってる」らしい。俺も、それで正しいと思う。

でも、じゃあ、みんな「わかってる」なら俺だけ「わからなくて」いいかな?

ダメか。そしたら、最後はみんな生き延びて俺だけ銃で殺されるのだろうか。🦑

コンビニ店長さん? というブコメがありますが、別の者です。すみません

Permalink |記事への反応(6) | 09:44

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2021-03-17

anond:20210317021150

個人的には宗教関連はネタで触れない方がいいと思うぞ

増田が思っているよりも大切なもの殉教する人もいるので

Permalink |記事への反応(0) | 02:15

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