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2025-10-28

コスプレイベントって

運営が用意した更衣室で着替えて荷物を預けて指定された場所で練り歩くしかできなくてかわいそう

極論、家からコスプレで出かけて好きな場所でうろうろして撮り合いしたりして遊べたらいいんだろうけど

いろいろあってルールでがんじがらめになっちゃってんだろうね

Permalink |記事への反応(2) | 09:44

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2025-10-26

昭和教師の思い出

昭和には今考えるとあり得ないようなクレイジー教師が居たんだよ、ということを備忘録として記しておく。

増田スペック昭和53年生まれ四国県庁所在地育ち。

 

 

一番記憶に残っているクレイジー教師

生徒に「便所」「うんち」といったあだ名を付けて自分だけでなく生徒間でも呼ばせていた。

あだ名を付けられたのがひょうきん男子たちだったから事なきを得ていたけれど、あれはどう考えてもイジメだった。

それにKは簡単にキレるし、保護者からの評判も良くなかった。

 

 

重度のセクハラジジイ

体育は2クラス合同で、更衣室がない代わりに男女別の教室で着替えるんだけど、Hは堂々と女子生徒が着替え中の教室に入ってじっくりと女子生徒の着替えを観賞。

女子生徒に苦情を言われても「ここは俺が担任教室だ!」と開き直り居座った。

当然女子生徒からの評判は最悪だった。

 

 

男子生徒がつけたあだ名ジャイアン。もしくはバーコードハゲ。容赦ないよね…

今思うとそれほど悪い先生ではなかったとは思うんだけど、

女子体育教師がいる中で、女子生徒の体育担当になったのは悲鳴が上がるのも仕方ないとは思った。

 

 

元教え子と結婚してた教師

今考えると気持ち悪い。

でも当時は他にも何人かそういった教師は居た。

熱血漢ではあるのだが、できない生徒に約束という名の押し付けを迫り、それが破られるとキレるというマッチポンプ熱血漢でうざかった。

 

 

生徒の自主性をスポイルしまくってた。

予習をしてきた生徒が次々と課題をこなすのを叱ってたのは意味がわからなかった。

生徒を完全に自分コントロール下に置くのが至上命題だったっぽい?

 

 

自分が務めてる高校ではなく、母校であるもう一つの進学校賞賛し、勤務先の高校をけなしてばかりの人だった。

予習をしっかりして、授業中に眠るべきという、訳のわからない主張をしていた。

英文を読んで即座に和訳して問題を解け、という当時でも前時代的としか言い様がないやり方を押し付けてうざかった。

ちなみに生徒間で呼ばれていたあだ名はアイババ。

本名もじり+ババアサイババみたいな髪型だったからそう呼ばれていた。

さすがに進学校ともなるとあだ名センスも中々だな、と思った。

Permalink |記事への反応(0) | 22:57

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2025-10-19

トランスのアレ

男性が外性器を取る手術までしたのだから女性用の風呂トイレ更衣室を使ってもよいだろう」なんてのはですね、「これだけ頼んだんだからセックスくらいさせてもいいだろう」の言葉と状況が変わったものしかないんですよ。

Permalink |記事への反応(0) | 20:59

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2025-10-17

女子更衣室にカービィぬいぐるみ置いて卒業した

知り合いの子に聞いたら

神棚に祀ってるんだって

出世

Permalink |記事への反応(1) | 17:42

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2025-10-13

anond:20251013005712

だよなあああああ!

そもそもなんで更衣室がないんだよ

体育の授業もそうだけど、教室で着替えさすなよ

Permalink |記事への反応(0) | 01:04

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2025-10-11

部長から皆と仲良くやってくれと言われたが先輩達のイジメが止まらなくてどうしていいかからない。

なに、俺が悪いの?

黙っていればニソニソしやがってとか言われるし、

何か言えば反発しやがってというし。

正直、もうどう振る舞えばいいのか分からない。空気を読めって言うけど、その空気を作ってるのはあんたらじゃないのか。俺が合わせるたびに、少しずつ何かが削れていく気がする。

休み、誰もいない更衣室で弁当を食べるのが習慣になった。静かでいい。だけど、あの笑い声が遠くで聞こえると、まだ自分が「ここ」にいることを思い出してしまう。

明日も行くのか、って自分に問う。

行くしかないのか、って答えが返ってくる。

Permalink |記事への反応(1) | 20:25

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2025-10-10

からトランスジェンダーはいたという話に反論したい。

歴史的に見て本当に女になったら相続もできない、財産権もなくなるのだから女になりたい男はいなかったと思う。

1970年代までヨーロッパでは女性銀行口座を持てなかったんですよ。それで女になりたい男はいません。女装をしたい男はいたでしょうけど。日本だって相続権が女性に与えられたのは戦後です。

所有権財産権男女平等になったから発生したのがトランスジェンダーでしょう。法的にも女として扱えと言って、女性のための安全圏を侵略するようになったのも男女平等の段階的達成と関係がありますよ。

女性社会進出(労働市場への参加)前は女子トイレ女子更衣室など女性スペースはなかった。女性要求により作られた。例、森山眞弓東大女子トイレを作らせた。

だって女性所有権行使していても、子どもの時からあなたが持っているもの他者に渡せ」とやられることは日常茶飯事ですよ。それの社会生活全体に適用してるのが女性スペースの破壊でしょう。

手術要件なんてのはバカげてる。手術してても男は男。

Permalink |記事への反応(0) | 12:21

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2025-10-04

anond:20251004141924

トランス自称してなくたって異性のトイレ更衣室や風呂場に侵入して盗撮して揉めて逮捕されるのって男ばっかだしな

トランスとかシスとか区分けせずにシンプルに男の体に生まれたやつが問題行動多いんよ

Permalink |記事への反応(0) | 15:40

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トランスジェンダーの人たちは、自分性別に対して違和感があるとどうやって自覚するのかずっと気になってる。

同性を好きになることを自覚して、自分同性愛者なのか?→自分性別が違うのでは、というプロセスはまだしも、トランス女性女性愛者とかだとなかなか自覚しにくいのではと思う。

例えば女性の人で、スカート履きたくない人も、女性更衣室で着替えたくない人も、青色好きな人も、美少女アニメ好きな人もいると思うが、まあこれも自分個性かと思って大体は終わる気がする。動きにくいから、とかではなくて「女」を押し付けられるのが嫌という理由スカート拒否したとしても、女性性を押し付けられるのを好む女性の方が少ないはず。女性更衣室で着替えたくないといっても、自分男性更衣室で着替えたいんだ!という発想ではなくて、性別にかかわらず他人自分の裸を見られるのが嫌だという認識になるのでは。色や趣味に至っては本当に人によるし。

周りの同性の人たちと自分がなんか違うなと思って、自分性別を異性としてみたらしっかりくるとかそういうこと?でもそうすると結局ステレオタイプに囚われちゃうし、時代地域ごとに男女観も違うだろうし、もっと絶対的気づきがあるんだろうと思うんだけど、当事者に面と向かってはセンシティブすぎて聞きにくいし、調べ方が悪いのかネットでもうまく情報を得られない。

完全に好奇心で恐縮だけど、よければ意見経験を共有してほしい。

Permalink |記事への反応(1) | 02:21

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2025-09-30

anond:20250930221545

しらんけどその女優?のいる風呂場や更衣室に肉体的男性侵入してもトランス名乗れば許してもらえる可能性が高いってこと?

Permalink |記事への反応(1) | 22:30

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anond:20250930162058

性分化疾患女性ホルモン優位、自認は女性見た目も女性、手術もして女性形成してる

これでも女性トイレ女性更衣室、女性風呂は使えないってするのが正しいか

男女の分類から外れるけど、女性用使ってもいい人なんていると思うんだよね

Permalink |記事への反応(1) | 16:26

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anond:20250930093445

英国最高裁の最新判決2025年4月

判決日:2025年4月16日、英国最高裁は全会一致(5‑0)で判決を下しました

争点:「For WomenScotlandスコットランド政府訴訟において、公共機関女性割合トランス女性性別認識証明書を持つ者)を含めることがEqualityAct 2010に反すると判断

最高裁は、「法律上の『woman』は生物学的に女性認定された人物に限られる」と明言し、性認識証明書は法的性別の分類には影響しないと決定しました

インパクト

トランス女性は法的に女性とは扱われず、特に女性専用スペース(病棟トイレ更衣室など)へのアクセス制限される可能性があります

NHS等の公共施設でも法的な男女区分が強化され、性別認識証明書を持つトランス女性女性として扱われない例がニュースでも報道されています

政府政治家からの反応

労働党のキア・スターマー首相は「女性とは生物学的な成人女性であり、今回の判決が法的にそれを明確にした」として、判決を歓迎しました。また、同様に平等担当大臣ブリジットフィリップソンも「判決は明確性と自信をもたらす」と評価し、女性専用スペースの法的保護を支持しました

 

女性の権利を訴える団体活動家

訴訟を主導したFor WomenScotland支援団体Sex Mattersは、「EqualityActにおける“sex”は生物学現実を反映する」として判決を受け入れていますSex Mattersの代表であるマヤフォースタター氏は、「性別という保護された属性書類ではなく現実に基づく」と述べました。また、彼らが実施したYouGov調査では国民の多数が判決に賛意を示しており、社会的支持も示されています

公的機関専門家見解

Equality andHuman Rights Commission(EHRC) や司法専門家は、本判決がEqualityAct解釈上のあいまいさを解消し、サービス提供者や企業に対して明確な基準を示したとして、有用である評価されています

世論の支持

国民意識調査によれば、59%が「トランス女性法律上女性ではない」と同意しており、多くが公共施設スポーツにおいて区別を支持していると回答しています

◎ 有名支援者声明

作家J.K.ローリング氏はSNSで「TERFVEデー」などと表現し、本判決を「女性の権利を守る勝利」と称賛しました。彼女もFor WomenScotland支援しており、今回の判決には強く共感を示しています

Permalink |記事への反応(0) | 15:35

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エマ・ワトソンJKローリング

上流階級と下層の分断を象徴するような出来事やね。

上流階級LGBT平等〜手術してなくても女トイレ更衣室、浴場もカモン〜

下層はそれでどんだけ犯罪増えると思ってんねん、と。

いっそのこと上流階級と下層で法律分けたらええんとちゃうかと思ったけど

上流階級は「貧しい人も平等」いうてて矛盾するから言えんよね。

Permalink |記事への反応(2) | 11:02

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悲報エマワトソンさん、JKローリングに許されず…

https://x.com/ueyamakzk/status/1972732081894731817

J.K.ローリング氏がエマ・ワトソンについて、絶縁宣言ととれる長文を投稿。「さすがは人気作家」と言いたくなる、落ち着いて説得力のある筆致…。

自分にチャンスをくれた原作者バカにするエマ・ワトソンは、人間として最低の印象になってしまった。

裕福さや名声というクッションなしに大人としての生活経験したことのない人々と同じように、エマは本当の生活経験ほとんどなく、自分がどれほど無知であるかにも気づいていない。彼女ホームレスシェルター必要とすることは決してないだろう。男女混合の公立病院病棟に入れられることもないだろう。子どもの頃以来、商店街の試着室に入ったことがあるとは到底思えない。彼女の「公共トイレ」は一人用で、ドアの外には警備員が立っている。市営プールの男女混合に変わった更衣室で服を脱がなければならない経験したことがあるだろうか? 女性専用サービス保証しない国営レイプ危機センターを利用する可能性があるだろうか? 女性刑務所に「自己認識」で入ってきた男性レイプ犯と同じ房に入れられることがあるだろうか?

私は14歳で億万長者ではなかった。エマを有名にした本を書いている間、私は貧困の中で暮らしていた。だからこそ、エマが熱心に加担してきた女性の権利の破壊が、彼女のような特権を持たない女性少女たちにとって何を意味するのか、私自身の人生経験から理解している。

まあ貧困の中で生活保護で執筆してたローリングと、ガキの時点で億万長者になったエマとじゃ見えてる世界が違い過ぎるよね

トランス問題は結局はフェミニストの中での階級問題ってことやね

Permalink |記事への反応(44) | 09:34

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2025-09-29

anond:20250929225349

MtF性的に見られたいんじゃなくて女子更衣室に入る権利と油断させてレイプするチャンスが欲しいからだろ

Permalink |記事への反応(1) | 22:56

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トランスカルトの変遷

最初は、手術して女性化して外観も女性そっくりなのに、戸籍パスポート性別男性であるせいで、

社会で生きづらいトランスジェンダーの人が居たんだよね。

外見が女性そっくりなら、戸籍女性に変えてもいいんじゃない?むしろ、そのほうが自然でしょ。って話だった。


特定条件を満たせば、戸籍上の性別を変えられる法制度に決まってしばらくすると・・・


性別を変えるのに手術しないといけないのは、肉体の損壊を伴う行為から人権侵害ですよね?

手術無しでも変えられないとあかん。となった。


戸籍上の性別が女なのに、女子スポーツに出られないのは人権侵害ですよね?

となって、トランスジェンダー女性が、女子スポーツガンガン、優勝するようになった。


戸籍上の性別が女なのに、女子トイレに入れないのは人権侵害ですよね?

戸籍上の性別が女なのに、女子風呂に入れないのは人権侵害ですよね?

戸籍上の性別が女なのに、女子更衣室に入れないのは人権侵害ですよね?

戸籍上の性別が女なのに、女子刑務所に入れないのは人権侵害ですよね?

となって、JKローリングがキレた。

Permalink |記事への反応(2) | 05:08

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2025-09-12

anond:20250912201509

ねえ、本当に「社会インフラが悪い」なんて言い訳で逃げてるだけじゃない?経済的負担とか難しい言葉並べてるけど、結局は自己管理サボってるだけ。電車オフィスで「くさい」って周りに鼻をつまませるなんて、人としてどうなの?

まず、汗腺とかホルモンのせいにしないで。確かに体質はあるかもしれないけど、それを公共の場で撒き散らしていい理由にはならないよね。暑い夏なら汗は仕方ないけど、だからこそこまめにケアしようと思わない?リュックやバッグに替えのTシャツ一枚くらい入れとけば、荷物が増えすぎるわけじゃないし。トイレの個室でサッと着替えたって、ほんの1分もかからないでしょ。

「ボディシートも一時的」って言うけど、その間だけでも周りはずいぶん楽になるんだよ。30分おきに拭けば、少なくとも臭い他人不快にさせずに済むじゃない。自分の汗を放置して「お前の問題じゃない」って態度は、ちょっと失礼すぎない?

それに、社会インフラの整備を待つより、まずは自分ができることをやるのがマナーってものオフィス更衣室がないなら、みんながトイレで着替えてるんだから恥ずかしがることはないよ。むしろ「ごめんね、ちょっとだけ拝借するね」くらいの一言があれば、周りも協力的になるはず。

公共の場でのマナーって、他人への思いやりの表れだよ。自分不快感を人に押し付けるのではなく、ちょっとした手間でみんなが気持ちよく過ごせるように配慮する。それができないなら、大人としてちょっとどうかと思うな。

からお願い、自分臭いと向き合って。男性女性関係なく、体臭ケアは誰にとっても基本のマナーだよ。乗り物でもオフィスでも、一緒に快適な空間を作っていこうね。

Permalink |記事への反応(0) | 20:22

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anond:20250912193901

男の臭い問題文句垂れてる奴、お前こそ現実を知らなすぎる

お前の「男は着替えを持ち歩け」論、聞いてて腹が立つ。どんだけ世間知らずなんだよ。

まず基本的なことから教えてやる。男の体臭が女より強いのは生物学事実だ。テストステロンの分泌量、皮脂腺の活動レベル、汗腺の密度。全部男の方が上だ。これは進化過程で獲得した特徴で、お前がいくら文句言っても変わらない。

そして現実を見ろ。満員電車で替えの服を持ち歩けって、どこに収納するんだ。朝のラッシュ時、カバンひとつつのも大変な状況で、着替え一式持参しろって正気か。お前は毎朝ボストンバッグでも背負って通勤してるのか。

さらに着替える場所問題もある。オフィス更衣室があるとでも思ってるのか。多くの会社は狭いワンフロアに机が並んでるだけだ。トイレで着替えろって言うのか。不衛生だし、そもそも狭すぎて無理だ。

ボディシートで体を拭けって言うが、あれで根本解決になると思ってるなら甘い。汗は止まらないし、拭いても30分後にはまた同じ状態だ。化学的な消臭効果一時的しかない。

お前が本当に臭い解決したいなら、社会システム改善を訴えろ。

企業更衣室とシャワー設備の設置を義務付けろ。電車冷房もっと強くしろフレックス制を普及させて、真夏の昼間の移動を避けられるようにしろ根本的な解決策はそっちの方向だ。

それから、お前の嗅覚が過敏すぎる可能性も考えろ。他人体臭に「うっ!」とか大げさに反応してる時点で、社会適応能力問題がある。満員電車公共交通機関だ。多様な人間が利用する場所で、完璧無臭状態を期待する方が間違ってる。

最後に言っておくが、お前の提案経済的負担無視してる。毎日着替えを持参すれば、洗濯物は倍になる。ボディシートも毎日使えば月数千円かかる。低収入サラリーマン学生にとって、これは軽視できない出費だ。

本当に臭い問題解決したいなら、個人努力に頼るんじゃなく、社会インフラの整備を求めろ。そして自分過剰反応も見直せ。

お前の文句は、現実を知らない理想論しかない。

Permalink |記事への反応(3) | 20:15

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2025-09-06

推しさよならを言うときが来た

きっかけは先週末のライブだった。
もっとも、あれをライブと呼んでいいのかはわからない。

あの退屈な数時間ライブなら、小学生の頃に同級生ゴダイ君がやっていたハサミ回し、通称メガドラゴンハサミトルネードだって立派なライブである

とにかく、散々な週末だった。

俺の推し芸人をやっている。

先に断っておくと、普段から彼のことを推しと呼んでいるわけではない。

この文章を読んだギャルに、バカ読みやすくて草、と言われたいので、ここでは推しという言葉をあえて使っていく。

推しを知ったのはYouTubeだった。

最初に見たのは寿司を買って食うだけのなんてことのない動画で、その妙な脱力感に惹かれた。

てっきり同い年くらいの大学生YouTuberかと思っていたが、しばらくたってから吉本所属している芸人だとわかった。

そしていつのまにか推し動画を見ることが日課になっていた。

推しは同期の芸人と合わせて三人で活動をしていた。三人ともそれぞれ魅力があったが、俺は断然推し推し、つまり推しのことが一番好きだった。

彼のことを一番面白いと思っていたし、俺も推しシングル家庭で育ったという共通点があり、それで勝手に親近感を覚えていたというのもある。

母親以外の親族がいないというのもまったく同じだった。

余談だが、親戚がいない者にとって夏休みほどその現実を思い知らされるものはない。

俺はこの話になるといつも、小学校に上がりたてだった頃に見た光景を思い出す。

昼下がり、プール更衣室でクラスメイトたちが夏休みの予定を楽しそうに話していて、俺はそこではじめて、世の中の家庭には祖父母の家に遊びにいく習慣があることを知った。

俺は哀れみの目を向けられることを恐れ、とっさに「来来来来来週いく」と嘘をついた。作り笑いをすると頬がピクピクと動くことをはじめて知ったのもそのときだった。

更衣室に充満した塩素匂いのせいで、鼻の奥のあたりがツンとした。

しか推しはそんな境遇すらも笑いに変えた。

推しを見ていると、プール更衣室で顔を引きつらせていた俺の少年時代が、少しずつ救われていくような気がした。

もしここにゴダイ君がいたら、アルティメットホワイトヒーロー、と彼のことを呼んだだろう。

推したちはあれよあれよという間に数十万人のフォロワーをかかえる人気YouTuberとなった。

ライブをすればチケットは即日完売だった。

芸人ライブ女性客が大半だとうわさに聞いていたのでひょっとすると場違いなのではと案じていたが、意外にも男性客はたくさんいた。

ずらりと埋まった客席に彼らの人気ぶりが伺えた。はじめて生で見る推しの姿に思わず胸が熱くなったのを覚えている。

そして数ヶ月後の全国ツアーも発表され、ギャル言葉を借りるなら、コイツらの未来ガチ明るすぎなんだが、と思っていた。

しかし、油断すんなし。

公式から突然「スタッフになりたいファン募集する」と発表されたのである

ファンを?

スタッフに?

好意的に受け止めるファンもいたようだが、俺の中のギャルは、マ?大丈夫そ?と不安げな表情をしていた。

そもそも推しライブは、元テレビ局員だという外部のプロデューサーがすべてを取り仕切っていて、どうやら彼の手伝いをしてくれる人を探しているようだった。

当該ポストがすでに消えているため確かめるすべがないのだが、たしか応募する際には得意分野をアピールしてほしいと書かれていたはずで、プロデューサーはそういった条件から言うなれば精鋭の「ファンスタッフ集団選抜した。

そんな中、全国ツアーはおこなわれた。

会場は前回の倍以上も広くなり、俺と推しとの距離はずいぶんと遠くなってしまったが、彼は相変わらずアルティメットホワイトヒーローだった。

が、しかし。

いや、やはりというべきか。

ひとつ問題が浮き彫りとなった。

ファンスタッフが生まれたことをきっかけに、「推し」「運営」「ファン」の境界線がどろりと溶けだしたのである

最初に崩れたのは「ファン」と「運営」との境界線だった。

精鋭のファンスタッフとはいえ普段彼女たちは「最高すぎた♡」「好き♡」などと発信しているただのファンにすぎない。

しかし、ライブ後には一転して「ご覧いただきありがとうございました。皆様のおかげで〜」と運営らしくふるまうのである

ファン運営とを都合よく行き来する様子に、首をかしげる者も少なくなかった。

そして同時に「推し」と「運営」との線引きも曖昧になり、なれあいが加速した。

言うまでもないがファンが見に行っているのは推しであり、推しサポートをするのが運営である

しかしあろうことか、プロデューサーファンスタッフは自らステージに上がり、推したちと肩を並べて公演に参加するようになった。

こうなってしまうと、もはや「推し」と「ファン」との境界線などあったものではない。

本来なら外に出ないはずの情報を、ファンスタッフたちはレポと称してSNSで得意げに公開した。

たとえば推したちから受けた細かな指示のことからステージ裏で見た彼らの姿まで。

まさに混沌に次ぐ混沌

こうなると気になるのは一般ファンの反応だが、我々は大きく二つに分かれた。

ひとつは、この厄介な混沌から逃れようとした人々だ。

俺に限って言えば、推し公式以外のフォローをすべて外すことにした。俺が求めていたのはあくま推しと俺というシンプル関係だけだった。

中には推すこと自体をやめてしまった人もいたのだろうが、彼らは大抵静かに去った。

そしてもうひとつは、むしろ混沌に近づこうとした人々である

彼らは仲間になるためにプロデューサーファンスタッフ仕事ぶりをこれでもかと持ち上げた。

それで気をよくしたのだろうか、スタッフたちは音声配信オフ会などの交流を盛んにおこなうようになり、SNS上での存在感さらに高めていった。

さて、今回の本題であるライブが発表されたのは、まさにこの混沌さなかのことであった。

発表されたライブ情報を見てまず気になったのは、会場の規模が前回の半分ほどになっていたこである

しかし、チケットの売れ行きは思わしくない。

販売サイトに表示された「残席余裕あり」の文字はいつまで経っても変わらず、公式SNSには「残りわずか、お早めに」と景気のいい謳い文句が並んでいたが、やがてひっそりと消えた。

俺は迷った挙句チケットを購入し、そして当日を迎えた。

会場へと向かう電車の中で、俺は以前フォローしていた人たちのアカウントを久々に覗いた。

今日楽しみ」「グッズ列やば」と何一つ変わらない様子のアカウントもあれば、半年以上放置されアイコンの上に埃が溜まっているようなアカウントもあった。

車窓の向こうには知らない町が見える。

降りる駅はまだまだ先だったが、ずいぶんと遠くまで来てしまった気がした。

その日の東京は38度を超える猛暑日で、会場へと辿りつく頃には、俺の顔はほとんどアイスクリームのように溶けていた。

人だかりを抜けてロビーへと向かうと、ちょうどそこにはプロデューサーがいて、複数ファン写真をせがまれているところだった。

プロデューサーは待ってましたとばかりに撮影に応じ、それから二、三言葉を交わすと、さながら池の魚にエサでも与えるような手つきでキャンディを配った。

これはあとからいたことだが、どうやらプロデューサーとのひみつの合言葉を伝えた者だけが貰えるキャンディだったらしい。

手渡されたキャンディに喜ぶファンたちの姿は、まるでパクパクと口を開けてエサをねだる魚のように見えた。

ならばこの場所は底の見えない不気味な池といったところか。

もしここに小学生の頃のゴダイ君がいたら、きっとプロデューサーに近づいて、デュクシ、としただろう。

でも俺は大人なのでやらない。

そして誰かが言っていたように、グッズを求める人たちの列は延々とつづいていた。

その列の先では、ファンスタッフだろうか、ひとつひとつ電卓を叩いている姿が見える。

開演までには明らかに間に合わない。

どこからハンディファンの風が吹いてきて、生ぬるい空気が頬に触れた。

そしていよいよ幕が上がる。

正直なところ、このときの俺には彼らに寄せる期待などほとんど残っていなかった。

から公演のさなかにプロデューサーがいそいそとステージに上がったときも、そしてなぜかひとりで踊り始めたときも、もはやがっかりする気力すらなかった。

それでも推したちに対しては、心のどこかでわずかに期待を抱いていたのだろう。

彼らの、打ち合わせもリハーサルもろくにせずに臨んだことが一目でわかるような終始ぐだぐだな空気感と、そしてそれを隠そうともしない姿を目の当たりにして、自分の目から急速に光が失われていくのがわかった。

それから推したちは客席のひんやりとした空気を察したのか、「これにいくら払ってるの?」「返金しないと」などと冗談めかして笑った。

俺の席は前回よりもはるかステージに近かったはずだが、推しの姿はずいぶんと遠くに感じた。

帰り際、ぽっかりと空いた二階席の後方あたりが目に入り、かつてそこにいた人たちのことを思い浮かべた。

数ヶ月前のことである

推しYouTubeにこのようなコメントが書き込まれた。

「三人のことを見たいのにスタッフの声が耳障り」と。

それだけならさして話題になることもなかっただろうが、このコメント推し本人が返信をしたことで、にわかに注目を集めた。

「もう今後見ないでください」

やがて書き込みは跡形もなく消えた。

そしてそこには「言ってくれてありがとう」「こういうとこ好き」などという称賛ばかりがいつまでもこだました。

この人の胸中を思うと、ひどくやるせない気持ちになる。

ゴダイ君がイップス発症し、泣く泣くメガドラゴンハサミトルネードから引退余儀なくされたときと同じくらい、切ない。

ただひとつ、俺に言えることがあるとすればこの場所はどこまでいっても「彼ら」の池だということだ。

彼らというのは、この池の水温も生態系も、それからキャンディの味すらも愛してやまない魚たちのことで、そうじゃない魚は波を立てずに去るよりほかない。

あいにく俺たちは人間で、背びれも尾びれも持たないが、どこへでも泳いでいける自由ならある。

そして一週間が経った。

推しがいなくなっても、案外俺の生活は変わらない。

真夜中のコンビニを出ると、先週よりもずいぶんと涼しくなっていて、あの頃の夏を思わせる。

あれは何年生のことだっただろうか。

俺の通っていた小学校では夏休み明けにラジオ体操カードを提出しなければならなかった。

クラスでたった一人、俺だけが満点花丸の皆勤賞で、担任先生はご褒美に特別キラキラシールを貼ってくれた。

クラスメイトたちは口々に羨ましがったが、俺にとっては彼らの空白だらけのカードの方がよっぽど羨ましかった。

それからクラスメイトたちは、テレビゲーム禁止されていた祖父母の家がいかに退屈だったかを話し、テレビを何時間見ても怒られない俺の生活がどれほど恵まれいるかを熱く語った。

俺は大人ぶって「あの深夜のアニメヒロインがさ」などと言ってみたりしたが、むなしくなるのは自分だった。

俺が本当に見たかったのは、彼らの語る変な匂いのする畳の部屋だとか、吠えてばかりの犬だとか、星しか見えない田舎の夜なのだということは、結局誰にも言えなかった。

しかしあの頃の記憶を思い出すのは、昔ほど嫌なことではなくなっている。

ゴダイ君は元気だろうか。

少年時代の俺を助けてくれたのはキラキラシールでもなく、アニメヒロインでもなく、いつか未来出会アルティメットホワイトヒーローだった。

心地よい風が吹き、季節は秋へと向かう。

ありがとうさよなら

Permalink |記事への反応(1) | 13:00

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2025-08-27

日本学校における防犯カメラ導入の動き

2001年

池田事件を契機に行政主導で本格的に防犯カメラ導入が進む

2005年度末

学校の防犯監視システム設置率:約52.7%

小学校:50.6%

中学校:51.1%

高校:45.4%

幼稚園:60.3%

国立92.8%、公立:48.8%、私立:67.8%

2015年

• 設置率:約47.7%(基準点として)

2018年

• 設置率:58.1%(3年間で約10ポイント増)

2021年

• 設置率:64.3%

2023年

• 設置率:64.6%

2024年3月

埼玉県中学校侵入事件発生

文科省教育委員会対策強化要請

防犯カメラオートロック警察直通通報装置などへの国庫補助拡充

• 補助率:1/3 → 1/2

• 補助下限:400万円 →100万円

2025年3月

ALSOKなど警備会社学校での防犯カメラ導入をリスクマネジメントとして提案・促進

2025年7月

教員による校内盗撮事件が発生

文科省が改めて設置検討を表明(プライバシー配慮課題としつつ)

傾向・課題

事件発生を契機とする「事後対応型」の導入が多い

地域差学校種別(小中高、公私立)で導入状況にばらつき

国庫補助制度の拡充で今後の普及が期待される

教室更衣室などではプライバシーとのバランス課題

Permalink |記事への反応(0) | 11:46

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2025-08-24

anond:20250824152204

でも精神女性女性更衣室とトイレを使うのは嫌ですよね

Permalink |記事への反応(1) | 15:23

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2025-08-20

anond:20250820120013

昔は更衣室前のスタッフチェックで過度な露出とかインナーチェックしてたけど、そういうのも全然無いらしいわ。

そりゃ露出レイヤー増えるわけよ・・・

Permalink |記事への反応(0) | 12:41

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anond:20250820114244

もう囲みレイヤー仮想大賞みたいなネタコスだらけになってからコミケ行かなくなったけど、となコス会場が更衣室になってるとは。。

言う通り有料会場にして開放してくれたらいいのに。

囲みレイヤー用ってよりは、従来の少し高い金を払ってでも快適に過ごしたいレイヤーカメコ向け会場で利用したらいい、逆に。

Permalink |記事への反応(1) | 11:56

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anond:20250820114031

エリアも狭かったから合流しやすかったし、そこそこの金額するからカメコレイヤーもまともな人が多かった印象。

冷房効いてて良かったしなぁ・・・。今あの会場ってコミケが借りて更衣室にしてるんだよな。それこそコミケが有料撮影会場として活用してくれたらいいんだけど・・・・。

Permalink |記事への反応(1) | 11:42

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2025-08-17

シーマ・パテル博士擁護見解:**

タッカーとハーパーIOC現在ガイドライン批判するのに対し、弁護士のパテル博士は、**新しい枠組みを「画期的もの」として支持**しています [23]。彼女は、「国際的統括団体が、性別の多様なアスリートのための出場資格規則歴史上、性自認性別差異にかかわらず、誰もがスポーツに参加できることを確保しようとしたのは初めて」だと評価しています [23]。

パテル博士は、このガイドラインが「アドバンテージ推定なし、アスリート尊厳尊重」といった**インクルージョン原則に焦点を当てていること**を強調します [24]。彼女は、この議論科学医学を超えて、**人権に焦点を当てることの必要性**を訴えますバランスを確保するためには「どちらか一方ではなく」人権が不可欠であり、科学けが決定的な要因であってはならないと主張します [24]。法律規制社会学アスリート、そして最終的には人権考慮に入れるべきだと述べています [24]。

2010年平等法(EqualityAct2010)の免除条項身体的強さ、スタミナ、体格が重要スポーツ競技で、公平性安全のためにトランスジェンダーの参加を制限することが合法であるとする条項)について、パテル博士は、それを根拠トランスジェンダー排除を主張することは「極めて問題がある」とし、政府は「将来の法改正検討する必要がある」と示唆しています [24]。

###トランスジェンダーアスリートへの影響について

ジョアンナ・ハーパー見解:**

ハーパーは、エミリーブリッジズというトランスジェンダーのサイクリストに個人的に会った経験を語ります [25]。彼女は21歳の「世界クラスアスリート」であり、「自分スポーツをして、大学に行き、普通生活を送る自由があるはず」だと述べます [25]。しかし、ブリッジズは今、「世界の重荷を背負い」、世界中で議論され、「ひどいことを言われたり、英雄視されたりしている」と指摘します [25]。彼女はただ自転車に乗り、大学に行き、友達と過ごしたいだけなのに、「打ちのめされている」状況であり、ハーパーにとって「個人的レベルで、知っている人がこれほどの苦しみを経験するのを見るのは本当に辛い」と語っています [25]。

ロス・タッカーの見解:**

タッカーは、ブリッジズの状況は、スポーツ界が「自分たちのアスリート意見を聞いてこなかった」ために陥った混乱の「完璧な例」であると考えています [25]。

彼は、**会話が個人に焦点を当て、「故意不正行為をしている」「女性スポーツに勝つため、あるいは更衣室に入るためだけに女性だと主張している」といった発言が出ることに対し、「不快で、時には不愉快」だと感じている**と述べています [26]。彼は、この議論を「非個人的に」、個々の選手言及することなく進めることができればと願っています [26]。なぜなら、そうした言及選手にとって不公平であり、彼らは「ルールに従っている」だけであり、「ルールこそが問題であるからです [26]。

タッカーは、個人の決定の結果から選手免除するのに十分かどうかは分からないが、この議論を「展示A、展示B、展示C」を必要とせずに進めるべきだと考えています。それは「かなり立ち入ったことで、時には不愉快」だからです [27]。彼は、**「人ではなく政策議論するよう」強く推奨したい**と述べています [27]。

### 次に何が起こるか?

ロス・タッカーの見解:**

タッカーは、この問題がこれほど物議を醸しているのは、「誰もが等しく満足する理想的シナリオ」が存在しないためであると指摘します [27]。

彼は、テストステロンを低下させても公平性回復することは「不可能である」と断言します [28]。したがって、**「トランス女性排除による公平性」か、あるいは「トランス女性包含によるある程度の不公平性の受容」か、いずれかを選択しなければならない**と述べます [28]。スポーツ団体は、この困難な決断を下さなければならないでしょう [28]。

スポーツリーダーたちは、「トランス女性インクルージョンを選ぶか、女性カテゴリー保護し、それゆえ必然的トランス女性排除するか」を決めなければならないとタッカーは語ります [28]。彼は「妥協解決策は見当たらない」とし、これは**選択問題であり、一部のスポーツはその方向に傾いている**と考えています [28]。

ジョアンナ・ハーパー見解:**

ハーパーは、過去数百年にわたり、**世界人種的マイノリティやLGBTQの人々など、マイノリティに対するインクルージョンに向かって進んできた**という歴史的な視点提供します [29]。多くの点で、「人間は異なる点よりも共有する点が多い」ことを理解するようになったと述べています [29]。したがって、人類が持つ「多様性を受け入れること」は価値のあるプロセスであり、今後も続くことを願っていると語ります [29]。

彼女は、多くの人々が実際にトランスジェンダーの人々を知らないため、「トランス女性女性だと思っている男性」という誤解があるが、それは真実ではないと述べます [29]。トランスジェンダーの人々が持つ性自認は、「私たち存在の不可欠な部分であり、それを切り離す方法はない」と強調します [29]。**ハーパーは、「私たち私たちが言うとおりの存在」であり、自身を「他の女性とは異なる生理を持つ女性」と表現し、彼女の居場所は他の女性と共にあるべきだと信じています** [30]。彼女は、包摂的な社会がこれを認識するだろうと述べますが、スポーツに関しては「少し複雑である」と認めています [30]。

ハーパーは、**スポーツにおいてインクルージョン公平性安全性の三つすべてを最大限に高めることは、どれか一つに何らかの影響を与えることなくしては不可能である**と示唆します [30]。インクルージョンを最大限に高めれば、公平性安全性にはいくらかのコストがかかることを認めます [30]。しかし、彼女は、これら三つの重要な要素のいずれも最大限にはならないかもしれないが、**三つすべてを最大限に近づけ、どれもが過度に影響を受けないような解決策を考案できる**と考えています [30]。

###科学以外の要素も考慮すべきか?

2010年平等法は、性別適合を差別からの法的保護が与えられる特性として列挙していますが、スポーツに関しては例外規定があります [31]。この法律の第195条はスポーツを扱っており、**身体的強さ、スタミナ、体格が勝敗を決定する上で重要な要素となる競技会において、公平性を確保するため、または他の競技者の安全を確保するために、トランスジェンダーの参加を制限することは合法である**と規定しています [31]。

シーマ・パテル博士弁護士)の見解:**

ノッティンガム法科大学法学上級講師であるシーマ・パテル博士は、スポーツにおける差別研究博士号を取得しており、競技スポーツにおけるインクルージョン排除規制バランスを専門としています [23]。彼女は、トランスジェンダーアスリート法律という特定トピックにおいて約20年の専門知識を持ち、**トランスジェンダーの参加に関する議論科学医学を超えて検討される必要がある**と主張しています [23]。

パテル博士は、**IOCの新しい枠組みを「画期的もの」として支持**しており、これまで性別の多様なアスリート出場資格規則歴史上、国際的統括団体性自認性別差異にかかわらず誰もがスポーツに参加できることを確保しようとしたのは初めてのことだと述べています [23]。

彼女は、「アドバンテージ推定なし、アスリート尊厳尊重」といった**インクルージョン原則に焦点を当てることが、これまでになかった指導であり、不可欠である**と強調します [24]。パテル博士は、**「人権への焦点はバランスを確保するために必要であり、どちらか一方であってはならない。科学が決定的な要因であってはならない。最終的には、法、規制社会学アスリート、そして人権問題でもある。なぜなら、これらのアスリート個人なのだから」**と主張します [24]。

平等法の免除条項について、パテル博士は、それを根拠トランスジェンダー排除を主張することは「極めて問題がある」とし、政府は「将来の法改正検討する必要がある」と示唆しています [24]。

ロス・タッカーの見解:**

パテル博士の主張に対し、タッカーは、「人々は差別という言葉を聞くと自動的にそれが悪いこと、不必要で望ましくないことだと考えるが、実際には**差別重要であり、特定の状況では正当化される場合がある**」と述べています [32]。彼は、英国平等法が「性別安全重要である場合性別に基づいて排除できることを明確にしている」と指摘しています [32]。

この議論は、科学的な事実社会的なインクルージョン、法的枠組み、そして個々のアスリート権利感情が複雑に絡み合った多面的問題であり、明確な解決策を導き出すことが非常に難しいことが示されています

Permalink |記事への反応(0) | 13:36

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