
はてなキーワード:普通預金とは
インフレが進行してるから基本的に現金は目減りするよ、じゃだめなん?
普通預金も銀行の「普通預金」という商品を買っているわけで、この商品は、インフレ率2%が続くと20年で実質的な価値が3分の2減るんだけどな
2点
→増田が奥さんの小遣いをいくらと決めて、これはあなたの分だからと自由に使うよう伝える。
2.家計は任せてるってことだから、奥さんが月の生活費を設定しててそれがキツいのかも。
これらの根拠は、私もお金はあるのにないと思ってケチになったことがあるから。
私は働いてるんだけど、産休育休を経て復帰後も時短で給料が激減したので、普段決済に使ってる普通預金口座の残高がかなり少なくなってしまった。
株と定期預金等で1000万以上はあったのでお金がなかったわけじゃないのに、クレカ引き落としできるか気にしないといけなかったり、どんどん減っていくのを見てると少しでも増やさないと!という気になってしまい、幼児がいるのに副業を探したり、ポイ活しまくったり、贈り物をケチったり、今思うとおかしくなってた。
奥さんもこれは教育費、車買い換え、ローンときちんとされてて、生活費もいくら、と辛く設定して苦しくなってるかもと思ったのです。
そうそう、漠然と将来が不安でもあったので(なるべく溜め込もうとする)、自分でシミュレーションするか難しかったら独立系FPにやってもらったら、いくらまでは使えると安心できるかも。
んー、なんか相続エアプ勢から的外れなコメントがたくさんついているので追記するね。
一覧がなきゃ請求もできないだろ。なにいってるんだ?
ただ、元増田は「終活」の話をしているのであって、終活として「付番申請したから相続時口座照会してね」というのは不親切すぎる。
残された遺族が5000円払って相続時口座照会をしたら20口座くらい出てきて、それぞれ手間と1000円くらいの手数料を払って残高証明書を出したら残高0円や数千円の口座ばかりだったら、なんの嫌がらせかな?って思うよ。
残高数千円の休眠口座だったら、遺族にとっては知らない方がマシなんだよ。
使い回せるけど、使い回すにはシーケンシャルに処理しないといけない。
遠隔地だと郵送申請になって1つの銀行で数週間かかる場合もあるので、悠長にやっていると相続税の申告期限(10ヶ月)なんてあっという間に過ぎてしまう。
私は登記のためにも作ったけど、確かに面倒。あと、法務局で出来上がるまでに1ヶ月くらい待たされるから、メリ・デメは考える必要がある。
数千万の定期預金なら残高証明書と既経過利息計算書を取得すべきだけど、残高80円の普通預金の口座でそれをやるのはオーバーキルだよね?
(実際に通帳のコピーで済ませたよ)
親が亡くなった時点で口座は相続人のものになっているので、お金を下ろすことは問題ない。
(実際に葬儀屋さんからは、亡くなったことを真面目に銀行に伝えるよりも下ろした方が楽ですよ、と言われた)
法的手続きせず焦って勝手引き出すのはお勧めしないけどな・・。最悪、単純承認したとされて借金があっても相続放棄や限定承認出来なくなるよ。
あと、財産がどのくらいあるか目安をつけるにも紙の通帳があった方が便利、という話でもある。
心配しないでも大丈夫、そのうち「MoneyForward終活」ができるから
元増田は国税庁の手先だったけど、ここからはMoneyForwardの手先になって説明してみるね。
MoneyForwardでは「シェアボード」という機能を開発中で2025年9月頃に提供予定となっている。
これを使うと、MoneyForwardに連携した口座のうち共有したい口座だけを(へそくり口座とか個人的な支出は隠して)パートナーに共有することができる。
残高含めて口座の一覧を伝えることができるので、付番申請制度より便利。
あと、プレミアムサービスは「マネーフォワード でんき」や「マネーフォワードインターネット回線の見直し」を契約していれば使えるので、実質無料だよ。
ここまで追記。
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これ、実際に相続してみればわかるけど、銀行預金口座一覧だけだとあんまり意味ないんだよね。
例えばリストで故人が20口座持っていることがわかったとしても、1つ1つの口座について残高証明書の発行と相続手続きをしないといけない。
で、残高証明書の発行も相続手続きもお金も手間もかかる作業なのよね。
が必要になる。
本当にあると良いのは
これがあれば、通帳を記帳して手続きをする意味がある口座なのかわかるし(残高0円だったり、数千円程度だったりする口座は不要として良いし)、多少の残高があっても少額なら残高証明書の代わりに通帳を使って、キャッシュカードと暗証番号を使って引き出してしまうのが手っ取り早い。
半分正しい、というのが本当。
例えば「急に現金が入り用になる場合」ってどういう時かと言えば、急病や事故で入院したとか家電や家が壊れたといった場合に、急ぎで支払いをする必要がある場合になる。
でも、これらの支払いは分割払いやクレジット払いが可能だし、医療は原則3割負担だし、そもそも事が起きてから数日から数週間は猶予があるわけで、むしろ「今すぐに100万必要です」なんて話は振り込め詐欺くらいしかないと考えるべき。
では、解雇されたらとか失業したらといった事態を想定する場合は、まずは失業保険の給付タイミングや金額を確認しておくのが重要。更に言うと、あなたが正社員であるならば懲戒解雇でも無い限り即日解雇ってのはまずないし未払給与や退職金も貰える。
では「生活費2年分を現金で備えろ」が該当する人はどんな人かと言うと自営業や個人事業主が該当する。ぶっちゃけ、漫画家が2年売れないってのはざらにあるから備えとけって話でもある。
なお、非正規雇用の場合は「娯楽と思って投資しろ」、つまりパチンコや競馬を楽しむつもりで投資するならあり、生活費に手をつけるな、となる。
さて、ではその現金をどこにおいておくかと言う話だが、最悪はタンス預金、火事や水害で失われるリスクがあるし盗難リスクもある。家に置いておく金額はせいぜい10〜20万円までにしておくのが良い。
次点は銀行や郵貯の口座。1000万円までなら保証があるしいつでも引き出せるという点で流動性も高い。何より災害と盗難に対して非常に固い。ただ、1年分の生活費を置いておくのはちょっと多いかも知れない。特に昨今はインフレ経済でただ置いておくだけでは目減りが確実なので。
もう一つの選択肢として、証券会社に証券取引口座を開き、そこに余剰の現金を置いておくというのも考えとしては良い。証券会社の取引口座は「分別管理制度」が取られていて、証券会社自体の資産とは分けて管理することが義務付けられている。実は銀行の普通預金口座とはここが違い、銀行への預金は利用者から銀行への債権、銀行からすると債務を負うという会計処理なので分離されていないわけ。さらに、一部のネット証券会社は預り金に対し「自動スイープ」という形で低リスク・高流動性の投資を自動で行う(楽天は手動で行う)仕組みがあり、インフレに対してある程度の緩和が期待できる(利回り的には0.2〜0.5%/年)
anond:20250622084410 の続き。なお日付はJAによるプレスリリースまたはメディア報道があった日。
取引先やJAグループの関係者、知人らあわせておよそ400人の個人情報を貸金業者を名乗る人物に漏えい。さらに定期預金200万を着服。
共済契約の個人情報3,741人分が記載された世帯保障台帳を紛失。当時共済契約の解約が相次いでおり、管理担当者が怪しいと踏んで調べるも真相解明されず。
常務理事が組合員から管理を委託されていた積立金2500万を不適切に流用。さらに組合組織総会の監査報告書や議事録を偽造
職員が共済契約者12,032名の個人情報をUSBメモリで勝手に持ち出して漏えい
本人の意向確認を経ずに勝手に共済契約を締結。さらに266万円着服
・馬路村農協で1100万円着服 従業員が直売所売上金を持ち出す
・架空の中古車取引で会社から2700万円だまし取ったか JA子会社の元社員2人を詐欺の疑いで逮捕 宮城・栗原市
・JA職員がコメ2500キロ横流し、100万円を着服…制止されても積み込み作業を強行 JAしおのや
農協の金融系不祥事のオンパレードは、Wikipediaにある「神奈川県警の不祥事」と同レベルかそれ以上に見える。Wikipediaに単独記事書いても怒られないかも。めんどくさいからしないけど。
同じくらいの年代で普通預金口座に1000万くらいあってSBI証券に500万くらいあるんだけど
投資のほうにお金を突っ込む勇気がないのもったいないよな~と自分で思ってる
けど行動に移さない
とはいえ特に何かがあったわけではないが、アラフォー独身Webエンジニアの今時点の金融資産(というかお金まわり)を棚卸ししてみる。
わざわざ晒してみる理由は、友人や家族ともお金の話をする機会ってなかなかないから。
この記事自体は参考にはならないかもしれないが、あわよくば誰かの目に留まると嬉しい。
地方出身、都内のIT企業に就職。転職もせず、そろそろ勤続20年が見えてきた。
趣味:
なお、この後のお金の話のほとんどは、Webエンジニアであることとはあまり関係ない。
◆楽天証券:4,000万円くらい(+30%)
2016年頃に金融の仕事に関わることになり、勉強のために自分でも始めたのが最初の投資きっかけ。
個別銘柄を売ったり買ったりして小銭を増やしていたが、色々調べるのが自分には向いてないと実感。
現在は投資信託と米国株ETFで毎月40万円(NISA含む)を積立投資がメイン、配当もちょっと意識している。
色んなところに証券口座を開いていた時期もあったが、集約したり貯金から移してきて今に至る。
投信が伸びているのはコロナショック以前からチマチマ積み立て(たまに100万くらい一気に買ったり)していたせいだし、米国株は1ドル120円の頃から買ってたのが大きい。
持ってる銘柄は評判良さそうなところを雰囲気で買い続けているだけ。
分散投資になっていないのは理解しているが、めんどくさくてやれていない……。
◆PayPay銀行(投資信託):180万円くらい(+70%)
◆THEO:53万円くらい(+79%)
◆合計:75万円/月
食費:12万円
ジム代:2.5万円
美容院・服飾:1.5万円
投資:40万円
雑費(電子書籍とか):5万円
うすうす気づいていたが、毎月の給料だと赤字で、ボーナス入れてなんとかって感じ。
いつも普通預金口座と証券口座の残高をみて、合算で減ってなきゃいいやくらいのガバガバすぎる管理……。
仕事でそれなりストレスも溜まるので、飲食や電子書籍のコミックとか買って細かく発散してるところがあるかもしれない。
支払いはほぼPayPay・クレカ(PayPayカード、ヒルトンオナーズカード)、モバイルsuica。
現金は2ヶ月に一度くらい数万円下ろすくらい。
正直自分の才覚だと昇給はそろそろ頭打ちだと思っていて、今のうちに投資に回しておきたい。
毎年150万円くらいの配当がもらえるようになったら、仮に役職降ろされたり今ほど働けなくなってもある程度安心材料にはなるかなと。
なんせ独り身だしね。
おそらく子どもを持つことはなく、仕事が社会との大事な接点なので、できるだけ長く働いていたい。
仕事の時間を減らせたら、自炊も増やして食費を抑えていきたい。
仕事もしたいけど、丁寧な暮らしってやつにちょっと憧れがある。家庭菜園をやったりとか。
犬の動画を見るのが好きでいつか飼いたいなと漠然と思っているけど、お金がかかるよな。今度調べてみよう。
親の片割れはまだ元気なんだけど、地元で一人暮らしでそろそろ後期高齢者。
現役時代バリバリ働いてた人だし、一定蓄えもあると思うけど、一人暮らしができなくなったらどうするかの相談をできていない。
いざとなったら面倒見れるか金を出せるようにしておきたいが、そのためにも親と話さないとと思ってる。
親の今の貯蓄がどのくらいで、年金収入がどれくらいかも知らない。やばいよね…。
そもそも親を一人暮らしさせておきながら、東京で飲んだくれている自分がちょっと恥ずかしくなってきた。もはやお金は関係ないけれども。
みんなどうやって親と老後について話してるんだろう。
なんとなく漫然と資産運用に回してきたけど、改めて残りの半生とそこに必要なお金を考えた方が良さそうだとここまで書いてきて気づいた。
FP相談する時の最初のステップのやつだ。棚卸ししてみるもんだな。
計画性がない方だと思ってはいたが、改めて書き出してみるとあまりにも金周りに現れている。
Permalink |記事への反応(25) | 00:23
あくまで個人の貯蓄の方法で、家族のは別という前提で教えて欲しい
50代既婚子あり
今は月2万の積立定期のみやってる
自営で収入が安定していないので積み立てより貯まったらどこかに移す方が安心する
今考えている方法は以下、一応ざっくり調べたけど
(配偶者に聞くとじゃあ家に入れろと言われてそうしてきたが、今回は自分でやってみたい)
NISAには積立もあるらしいが、まとめて入れるのと違いが判らない上に
両立するのかどうかがよくわからなかった
【追記】
方向性大きく間違えてないみたいでよかった
仕事は契約の切れ目があるから、今月来月収入0だけど来月2.5みたいな感じ
500万の使い方だけど、毎年100万ずつ株買うのと
とりあえずある分今年5×100万で買っておくのだったらどっちがおすすめ?
今は普通預金に入ってる
都内でITエンジニアをしていたが20代後半でうつ病になった。その頃は貯金も100万くらいしかなく、休んでいる間に貯金は底をつき、どん底を味わった
体調は良くならないし、ただお金がなくなっていくのは本当に辛かった。なのでなんとしても脱却しなければ、という気持ちになった
まず傷病手当金という制度があることを知り、休んでいる期間は給与の2/3が支給されることを知った。
半年分60万円くらいが支給されたので、ちょっといいグラボを買った。GTX1080Ti
元々機械学習エンジニアだったので、勉強の過程で自分で学習を行わせるために買ったが、
仮想通貨のマイニングにも使えることを知り、イーサリアムのマイニングをしていた。
当時は1ETH=3000円くらいだった。1ヶ月に1~2ETHゲットできるくらいだったが、電気代とトントンだったので、すぐ辞めてしまった
代わりにmonaという2ch発祥の仮想通貨をガッツリマイニングしていたが、イーサリアムを続けていれば良かったと後から後悔している
そこから傷病手当金を頼りに地方都市に引っ越して、知り合いが勤めている会社に転職して、超絶ホワイト企業を引き当てた
うつ病の影響で働けない日があるが、リモートワークで適度にサボりつつこなせる仕事量で
年収は700万円弱。手取りが月40万くらいあるし、地方都市なので家賃も安いので、お金がどんどん貯まる
しかも鬱になってから、お金がなくなる恐怖を味わったので、もし働けなくなっても困らないように
自力で生きていけるだけの資産を作ろう、つまりFIRE志向に目覚めてしまったので
支出は最低限、収入は旧つみたてNISAで少しづつS&P500に投資していった
旧つみたてNISAは月に33333円しか積立できなかったので、貯金が毎月20万円以上増加していき、
貯金が500万円を超えるたびに、100万円づつS&P500を特定口座で購入していった
カナダのメープルリーフ金貨や、オーストリアのウィーン金貨、日本の10万円金貨などだ。
新NISAが始まると、月20万円を積立し、(MAXの30万円はできなかった)
特定口座のS&P500を売却してNISA枠に移して、1年目360万円の枠を埋めた
今までは貯金がどんどん貯まるので、財布の紐が緩かったが
月に20万積立すると、結構ギリギリなので、節約思考になってきている
手取り40万円で
家賃5万
iDeCo2.3万円
残り貯金
な感じ
障害者控除の存在を知る。障害者手帳を持っていると、いろんな施設で割引が効くほか
年額27万円の所得控除が受けられる
これは所得税が20%の収入だと、27万円の約30%分の91000円税金が安くなることになる。
うつ病が緩和したあとも、予防として通院を続けていたので、精神3級の手帳を取得できた
FP2級のテキストは買って一度読んで、手元に置いておくと良い。資格取得までしなくても良い
あとは自分で確定申告をすること。自分で自分の税金の計算ができるようになると、節税意識が高まる
こんなことをしていたら、うつ病になって約6年で、総資産が2100万円ほどになってしまった
内訳は
仮想通貨:150万円
投資信託:800万円
この調子でもう10年くらい働けばFIREできそうな気もするけど
負荷が大きくなくて、地方にしては高い給与の今の仕事が続けられるなら続けたいと思う
FIREすると社会との接点がなくなるし、今でも仕事をサボりすぎると、気力が失われていく感じがあるので、
うつ病の時の惨めな思いを2度としたくなくて資産形成を頑張ってきたけど、もう少し趣味や旅行にお金を使ってもいいのかもしれない
Permalink |記事への反応(14) | 15:55
7,000万円(うち含み益4,500万円)
・普通預金等 2,900万円
就職氷河期末期に就職した40代前半。私大文系卒。男性。独身。借家住まい。
幸いにも就職先が比較的福利厚生の厚い会社で、車も持っておらず入社直後の可処分所得は同年代よりあった。(本人の能力の問題かその後はあまり昇給していない)
なお、大学の同期は公務員か、はたまたブラック企業で病んで退職するかリストラされるかだった。退職後にIT系の個人事業主になった人は、今では都内にタワマンを買ったりして私以上に羽振りがよさそうだ。
当時はリーマンショック後の低迷相場で、NISAやオルカンといった言葉はなかった。
山崎元の『超簡単お金の運用術』では「ポートフォリオはMSCIコクサイ6割にTOPIX4割」と書いてあったが、「この国に未来がある訳ないだろ常識的に考えて…」とコクサイの投資信託一本で月4万円から積立開始。2011年から月10万に増額した。(投資する前は年間200万円は貯金できていたので)
今の収益の多くは旧NISA開始までに買い進めた投信からである。
2023年からあれよあれよという間に株価が高騰していった。為替ヘッジがないので円安の影響も大きい。
億り人になった感想だが、物価も上がっているので正直あまり優越感や安心感はない。数年前ならだいぶ感覚が違ったのだろうが。
あと、現時点での納税見込額が800万円くらいあってビビる。こりゃ富裕層は減税へのロビー活動もするわ。
(※書き方がよくなかったので追記。含み益4,500万円のうちNISAの益が500万なので、残りの課税される利益4,000万×税率約20%=800万円は今後の売却時に納税する見込みという意味。まだ売却はしていない)
今後の身の振り方だが、特に仕事を辞めたりはせず婚活でも始めてみようかと思う。いままで人との関わりを避けてきた分、苦労するかもしれないが。愛がお金で買えれば簡単なんだけどなあ。
Permalink |記事への反応(23) | 18:08
利上げに日経平均株価の乱高下、特に下落幅が大きいのもあって界隈はなかなかの騒ぎですね。
特に、自分の目にする株クラ(株式市場大好きクラスタ)では、3パターンの退場が相次いでいます。
信用取引でマイナスになったガチ退場、含み益が消えて含み損になり凹んで退場、額面がでかいマイナスになって呟くこと減ったのでいったん休止退場。
兜町が通じないヤツはモグリ以下という時代から長いこと株式市場を眺めていると、そもそも"リスク"について知らない人が多すぎます。
新型NISAでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を買う時に目論見書をちゃんと読んでないソコのオマエのことだぞ。
「普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」は良いですよね。
個人的にはこれを読み切って山崎元さんのコラムを何本か読めばもう他にやることは無いと思っています。
ただ、実は99点をとる方法にも、オルカンの交付目論見書にも、リスクそのものが何かは説明がありません。
証券会社で用いられるリスクの定義は上記のものです。今日はこれだけ覚えて帰ってください。
一般用語としてのリスクや、危険予知トレーニング等で用いられるリスクは、悪い事象の確率を指すことが多いです。
なぜ証券会社では"悪い"ものだけでなく"良い"ものもリスクに含めるかと言うと、「大きいリターンを期待して、大きいリスクを取る」という言い回しが出来なくなるからです。
(リスクが悪い事象を指すのであれば、大きくする意味が無い。冷蔵庫の効率を上げるために爆発の可能性をあげましょう!という話にならないのと同じ)
そのため、リスク資産とは"不確実な資産"のことを指し、無リスク資産とは"確実な資産"を指します。
現金や、個人向け国債が無リスク資産と呼ばれるのは、これがほぼ確実に将来のどの時点でも使えるからです。
さて、前述の「普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」で書かれていることは、
「オマエが許容できるリスクの範囲内で、オルカンかS&P500を買っとけ。たまに見直せ」です。
99点を取る方法では資産が半分になることが許容できるか、という問いの形で数パターンを示していますが、これはリスクの説明にはなっていません。
同様に、資産運用は余剰資産で、というのもほとんど説明にはなっていません。
つまり、"不確実な資産ではない資産"という理解から進めましょう。
さて、あなたに娘がおり無事に大学に合格し、来月末までには入学金を振り込まなければなりません。
引っ越し費用やもろもろの諸経費を見込んで、手元には200万円の娘の大学入学資金があります。
では、この200万円を一ヶ月普通預金に入れておくのは勿体ないので、オルカンを買いますか?
この場合、この200万円をリスク資産、不確実な資産にしてはいけません。
不確実と言うことは、急に増えたり減ったりする可能性があり、誰にも分らないということです。
さて、あなたに今日娘が誕生し、将来は大学に入ってほしいな、と思っていたとします。
手元に将来の入学資金として200万円があります。これはオルカンを買っても良いですか?
これも"娘の将来の大学入学資金"とするのであれば、買ってはいけません。
逆に言えば、"この200万円は投資して、娘の将来の大学入学資金は、18年間で貯めれば良いから、毎月1万円づつ個人向け国債を買おう"であれば問題ありません。
例えば、生活資金以外のすべてを新型NISAでオルカンに全突っ込みする若手独身男性は、リスクは高く余剰資産と言えるかも怪しいですが別に問題ありません。
なぜなら、彼は投資したオルカンが50%になっても気にせず全突っ込みを続けられるからです。
自分の資産のほとんどがリスク資産であっても問題が無く、いつかオルカンが100%を超えるまで待てるからです。
逆に、この男性が結婚して子供が出来て、子供の教育資金や様々な出費が予想できるようになったとしましょう。
その際には、"予想されうる出費"については、リスク資産にしてはいけません。なぜならば不確実だからです。
確実な出費には確実な資産を準備してください。
そういうもんです。不確実なんですから。
いつか振り返ってみた時に年率4~5%程度に成長していたなあと言えるのが株式投資の強みです。
今回のような下落が続くのか、反発して上がるのか、また落ちるのか、急に上がるのか、誰にも分らないのが不確実な資産です。
ただ、3ヶ月なのか10年なのかはわからないけれども、いつか戻って経済成長するだろうと成長に賭けるのが株式投資です。
今回はてな匿名ダイヤリーにこの愚痴を書き込もうと思ったきっかけがそれです。
直接的な知り合いに、資産が1億円を超えたから会社を辞めてFIREしたヤツが居るからです。
他人には資産運用のアドバイスはしないというのが自分に課しているルールです。知り合いの決断にも特に何も言いませんでした。
ただ、1億円のほとんどをあるリスク資産で持っている旨は聞いていました(特に銘柄は言いませんが、株クラ界隈では割とポピュラーな投資信託です)
今その知り合いは、すさまじい勢いで減り続ける絶対額を自虐めいた言葉で呟き続けており、正直心配です。
もしも、5000万円を現金で、5000万円を投資信託で持っていれば、少なくともこの程度の相場で慌てるようなことにはならなかったはずです。
なぜならば、その知り合いが10年程度はゆうに生活できるだけの現金が手元にあれば、たとえ第二のサブプライムローンが弾けて第二のリーマンショックが起きようとも問題無いからです。
不確実な状況に耐えられないのであれば、それはリスク資産で持つべきではないのです。
リスク資産は、いつか全戻しするだろうと待てる金額だけにとどめてください。
いつ暴落するのか、それが戻るのに何年待つことになるかは誰にもわかりません。
そのため、定年後に夫婦で旅行に行きたいね、せっかくだから強羅温泉とか豪華に行っちゃおいうか、と言う人はその資金をNISAに入れてはいけません。
逆に、手元にあるとガチャ回しちゃうし、経済回しちゃうけど将来不安なんだけど別に使うあてもないしと言う人は、その分NISAに突っ込んで忘れましょう。
手を出してはいけない金に手を付けてからがギャンブルだというのは、言うだけにして実行は止めましょう。
個人的には、日本人は貯蓄傾向が高く、証券会社が余計なことをしなければそのままで良かったのにな、と今でも思う。
そもそも、イギリスのISAは個人貯蓄口座(Individual Savings Account)で、お前ら貯蓄少なすぎるから貯めてくれよマジでという制度からスタートしてるわけで、日本で投資にだけ振るのマジで良くないと思う。
ただなあ、日本は銀行含めて証券会社がなあ。退職金でがめつく稼ごうとして結構やらかしたからなあ。
じぶん年金とか言って、東電とNTTに全額つっこんどきゃ配当金で将来安泰ですよみたいなのも結構あったからなあ。
そういう意味で旧つみたてNISAは20年と言う期限も含めて結構良い感じだったと思うんだけどなあ。
でも、個人が貯金してる現金を、投資に回してくれたらその分でだいぶ盛り上がるけどどうにかしてリスク資産で持たせらんないかな、という検討会は常に行われているわけで。
だから、普通の人は、現金で3~4万円、NISAに3~4万円を積み立てておいて、適宜現金を使って、定年後に1800万円のNISA口座の中身を取り崩して老後資金にするのがまあ無難な使い方だと思うわけよ。
それが出来る、それ以上のことが出来る人たちを超優遇する制度になっている感じはあって、個人的にはうーん、それもなあ、という気持ち。
新型NISAだって年初一括投資できた組はまだまだプラスで高みの見物なわけでしょ。まだ増加率で10%越えてるし。