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はてなキーワード:敬語とは

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2025-10-27

社会に出たいひきこもりおすすめするやることリスト

小1からひきこもりニートもやって累計20年くらいひきこもってたけど正社員で働いている。

社会に出るにあたって、個人的にこれはやってよかった、やめてよかった、と思うことをまとめた。

■やってよかったこ

・もしとりこぼしがあれば義務教育範囲勉強(就職試験にでてきたり、生活雑談趣味の基礎になる)

・やりたい業種で役に立つ資格習得

・くもんの小学生向けの敬語ドリル(よっぽど堅苦しいとこじゃなければ仕事で使う敬語はこれで事足りる)

勉強したい時はひとつの科目につき1日2ページとかでも全然いい。一年あれば大抵一冊終わる。

テキスト参考書)はじっくりやって、資格とか取る時は勉強した範囲だけ問題集で復習、試験近くなったら問題集丸ごとやって追い込み!

■役に立った系統の本

マナー本(子供向け、一般向け、ビジネス向け全部)

仕事を早く終わらせる系の本

ビジネス向けの伝える技術みたいな本

就職四季報(入りたい職場が載ってる場合、出てくる入社試験の種類が書いてある。対策しよう)

履歴書の書き方の本

面接マナーとか受け答え例とか載ってる就活系の本

仕事

経済的自立を目指すならライフワークバランスみたいなのはとりあえず考えなくてもいい思う

そういうのはちゃん計画的に育てられた人かそういう風にやっていた人が考えることであって、それ以外なら仕事中心に生きるならギリギリ身体と心を壊さないくらいの仕事でいい。

たまにちょっと無理して友達と会ったりデートしたりそんな感じ。

もちろん選べるなら仕事プライベートにも余裕のある働きやす仕事の方がいいに越したことはない。……選べる?

大卒以外で入れるとこって、「責任重いし大変そうだし拘束時間長いし休みも少ない……」ってとこ除外しちゃう生活できるお金手に入らない場合がある。

土日祝休みお金も稼げて楽できてプライベート時間たっぷり……みたいな生活夢見ちゃうとできなかった時苦しくなるかもしれない。

お金稼げてキツイ仕事か、楽だけど生活食べ物ちょっとだけ困るみたいな仕事かどっちかって考えると選択肢が増える。

個人的にそれでいいと思う。

だってそもそもひきこもりだったんだから理想人生なんてなくて当たり前。

職場人間関係のコツ

・前提

大多数の人間他人を深く考えないし思い込み激しいし自己中心的なので「理解して欲しい」はダメ、そして厄介なことに「察しない」も大罪である

大抵の人はネットスラングとしてのアスペくらい話が通じないし、ネットスラングとしての統失くらい妄想で周りを決めつける。そしてネットスラングとしてのメンヘラくらいめんどくさくて自己中だ。

ネットの優しい世界とかはなく、どんな身体的・精神的の疾患、性格容姿コンプレックス、変わった趣味趣向も差別されると考えた方がいい。

自分と気が合う人はそんな人の中に僅かに紛れ込んでいる……。そんな人はオアシスのごとく貴重なのである

・優しい、真面目は美徳ではない。

意地悪しろとか怠け者になれと言ってる訳では無い。

優しい、真面目は表に出して褒めてもらうためのものじゃない。自分利益のために利用するべきである

能力が身についていない段階で優しさや真面目さを表に出すとどうなるか諸君なら痛いほどわかるはずだ。

そう舐められる。

「要所要所で優しいフリ、真面目なフリをしているずる賢い人間」の「フリ」をすればいい。

まずは自分能力を上げることだけ考えろ。

・とりあえず真顔、無口、は望まない敵を作る。

前述の通り大多数の人間思い込みが激しい。

どのくらい激しいかといえば無表情=犯罪者 って思われるくらい思い込み激しい。

笑顔挨拶!ことある事にしつこくならない程度にその辺の人に話しかける!

知り合って日が浅いうちは微妙空気になることがあるが無表情で犯罪者扱いされるよりはマシである。そのうち向こうも笑顔で話しかけてくれるようになる。

無駄話などくだらない……みたいにやってると普通に排除するべき敵認定される。

人間って仲間じゃない=好きでも嫌いでもないじゃなくて、敵になっちゃうんだよね。

・見た目は親しみやすさと清潔感重視。芸能人インフルエンサーを目指すな

変に着飾ると中身はどうあれ気取ってるとか金遣い荒らそうとか性格悪そうとか面倒くさそうな人と思われるのだ。

オシャレさん同士でのマウント合戦やこのレベル毎日できなければ恋人辞めるとかみたいな鬼畜な異性が好きならいいと思うけど結構しんどい

服装は住んでる地域に合わせた普通を目指せばいい。

漫画キャラとおんなじで、親しみやすさがないと好かれないし、漫画と違って魅力的に見せようとしたり個性を出そうとしたりすると仲間ができない。

臭いNG

口臭体臭・服の生乾き臭は大罪である対策せよ。

■まとめ

多様性とか優しい世界を求めるな

空気読め

嫌われると分かりきってるところは表に出すな

さもなければ敵として排除される

一度躓いた人生過酷

Permalink |記事への反応(0) | 14:43

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2025-10-25

敬語を使ってると舐められる職場だったけど

気にせずに使って淡々仕事をこなしていたらいつの間にかみんな敬語使うようになった

最もガンだった先輩まで使うようになっててアンタ敬語使えたんだ、、、という驚きもあり

Permalink |記事への反応(1) | 14:42

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敬語を使うと舐められる

誰でも入れるような職場では、敬語を使うと弱いと見なされて舐められるから別に敬ったり謙遜する必要無いよ。

Permalink |記事への反応(0) | 14:11

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2025-10-20

子供の頃は漠然自分も歳とったら会社出世して管理職になるんだろうなあ、って思ってたけどいい歳になってもプレイヤーのままだ

下っ端根性が染み付いてて誰にでも敬語しか話せない

ただ、それに不満があるかというとそうでもない

5年ごとに転職して給料は上がり続けている(それが管理職から遠退いている要因でもあるが)

今の会社プレイヤーとしてのキャリアプランも用意されてて、管理職にならないまま年収1000万超えのルート複数ある

自分もその選択だし、それで別にいいのだが…「部下をもって一人前」みたいな古い価値観自分の中にあって、心の中の隅っこでモヤモヤしている

バイトくん達を指示したり新卒くんの指導する立場になったことはあるが、それだけでもウンザリしたので部下が欲しいわけでもない

部下を持たずにサラリーマン人生を終えるとたぶん一生モヤモヤは残るだろうが、そんなしょうもないことでキャリアを変えたくはないし…何なんだろうかコレ

Permalink |記事への反応(0) | 17:05

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2025-10-19

徹底的に敬語で通し、婉曲的な言葉遣いを駆使した長文の中傷や口撃

学生時代サービス業バイトしてたときクレーム処理でこういうのをよく見てきた。

ほぼ中高年によるものだったので「昭和育ちだからかな」と世代の違いだと思っていた。

やがて、私が家庭を持ち30歳を過ぎた頃、自分と同年代(平成生まれ)の人らのなかから、この手の「怒りや攻撃性をなるべく抑え込みながら慇懃無礼相手を凹ませようとする」やり口を駆使するタイプ人間が続出するようになって驚いた。

どうやら生まれ育った時代がそうさせるのではなく、老化現象の一種で人はこうなるのかもしれない。

平成といっても初期の生まれではあったけど、我々世代にとって、敬語皮肉連発しながらディスりかますっていうのは、相手を凹ますどころか逆に笑い者にされてしまう痛々しいオタクムーブと見なされてたものだったのに。

例えば

 

「さぞかし常日頃から従業員の皆様へ素晴らしい教育を施されていらっしゃるのですね。

私なんぞが今後足を踏み入れるのははばかられるような一流ホテルですので、遠巻きながら益々のご発展をお祈り申し上げます。」

みたいなやつ。

Permalink |記事への反応(1) | 12:33

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2025-10-17

「平素は弊社を」から始めて語頭の「ヘイ」の音で韻を踏みつつ、最終的に "Hey!Hey!" みたいにノリノリになるビジネス文章作成して。

ChatGPT: 以下の例文が条件を満たす。

件名: 平素は弊社をご愛顧いただき誠にありがとうございます

平素は弊社への平穏なご支援、平謝りしたくなるほどのご愛顧、平伏の念に堪えません。

このたびは新サービス「HEInnovation(ヘイノベーション)」を発表いたします。

変化を恐れず、平常を破り、平衡を超えて、未来へ“Hey!”と飛び出します。

皆さまの“Hey!”に応える“Hey!”を。

さあ、ご一緒に――Hey!Hey!

要点:

語頭「ヘイ(平)」で韻を連続

冒頭は定型ビジネス敬語

終盤でノリを高めて “Hey!Hey!” に着地。

トーンをよりフォーマルカジュアルどちらに寄せるか指定すれば再調整可能。どちらに寄せるか。


うーん、いまいち

Permalink |記事への反応(0) | 20:05

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2025-10-14

モロ積極奇異型発達障害者風のチー牛なのに

モロ積極奇異型発達障害者風のチー牛なのにヤンキーにもガンガン喧嘩売りに行くような嫌われ者同級生が、

普通に結婚して子育てしてて人間としてのその蘇生っぷりに密かに感激してたんだけど、

X上での彼の振る舞いがあまりに酷くてガッカリした

(有名人に気さくに話しかけにいっちゃうとか、

バカ丁寧な寒い敬語と下手くそ皮肉使って「弱者死ね」系の嘲笑投稿ちゃうとか、

そういうアカウントなのに実子の顔写真とか個人情報愛情100%で載せまくっちゃうとか)



だけど正直、彼の結婚からは学びが非常に多かった

・会話中にお構い無しに話題をぶっ飛ばして矢継ぎ早に早口攻めにする

・積極奇異型発達障害者特有相手に対する強要

強要を断られた時に取り乱して逆ギレ&ガン詰め

これらの障害丸出しの特性を仮に押し出されたとしたら意志が弱いがために逃げられない、すんなり受け入れてしま

ってタイプ女性を正確に見分けてターゲッティングして、異性関係ゴリ押しするスキルが彼は高かった

Permalink |記事への反応(0) | 19:37

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anond:20251014190254

そんなことないよ。うちの近所の医院建物構造上、診察室の会話が待合室に筒抜けだが、

院長の男性医師患者男性の時だけ敬語を使い、女子供にはタメ口を使っている。

Permalink |記事への反応(0) | 19:05

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10月2週LINEオープンチャットはてなブックマーカー」1週間のまとめ

これは何?

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらAI使用し、試験的にまとめまています

要約内容

💬子育ておもちゃ家族話題

  • 子供の成長に伴い服の選び方や買い替え頻度が変化すること、また親としての購買判断古着通販利用など)に共感が集まった。

🏠生活トラブル・家の管理日常インフラ

🧠医療メンタル療育

🧩AIテクノロジー仕事未来

💼仕事経済社会

🎓教育試験・学び

  • 子供特性(顔や名前を覚える力)への興味が示され、観察を通じた発達理解の共有が行われた。

🎭文化エンタメ日常の楽しみ

💪健康運動生活リズム

---

🌏 1週間分の総括

この週のオープンチャットは、生活仕事・家庭・技術自然に交差する現代生活スナップショットとなった。

AI経済への高い関心とともに、家族子育て住宅など身近な現実テーマが根強く語られているのが特徴。

テクノロジー進化しても、最終的に焦点は「人と人の関係」「生活の実感」「安心して暮らすこと」に戻る流れが一貫して見られた。

全体として、情報感度の高さと共感力の両立が感じられる成熟したコミュニティの会話であった。

関連記事

https://anond.hatelabo.jp/20240722084249

オープンチャットの参加URL

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の参加はこちから

https://line.me/ti/g2/MFSXhTJoO_pLfrfds1LpyJ0OlBgcPJSqHoRbBg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

Permalink |記事への反応(0) | 12:45

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2025-10-13

anond:20251013215553

わかる

外国人が増えて敬語とか役所特有作法言い回しも伝わらなくなってきてるからちょうど良かった

Permalink |記事への反応(0) | 22:05

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2025-10-11

友達

こう、「この人と打ち解けたいなぁ」「友達になりたいなぁ」とか思って探り探り接してると。

それを全て飛び越えていきなりランチに行ったりめっちゃ深い仲になってたりする奴がいて。

嫉妬というか、うおおお、すげえ!となる。

敬語ちょっとずつ好みとか性格とかを掴んで行こうとしてたけど、雑にメシとか飲みに誘った方がいいのか。

Permalink |記事への反応(1) | 00:22

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2025-10-10

陰キャは夜空を見上げない

三年前、渋谷桜丘町にある古いマンションの一室で月に一度だけ開かれていた読書会があった。

「Books &Beyond」とか「本と珈琲」みたいなカフェが並ぶあの界隈で、オーナー趣味でやってるようなサブカル風の空間。壁にはカフカポスターが貼られ、スピーカーからボサノヴァが流れていた。

六畳ほどの小さなスペースに八人くらいが座りそれぞれが持ち寄った本を紹介し合う。それが俺と彼女出会いだった。

俺がその日持っていったのは『呪術廻戦』の第八巻。ほかの人たちが『中動態の世界』とか『そして誰もいなくなった』とか『サピエンス全史』とかを並べる中で、俺だけがジャンプコミックスを机に置いた。

もちろん場の空気ちょっと変わった。

でも当時の俺はそれを承知の上で、ある種の逆張り勇気みたいなもので挑んでいた。会社では誰にも話しかけられず、Slackアイコンもずっと初期設定のまま。それでも自分を注目して欲しいという欲求はあった。

 「呪術廻戦のテーマは、“死の受け入れ”よりも“存在肯定”にあると思うんです」

俺はそう言った。

それに対して、口を開いたのが彼女だった。白いマスクを外して冷静な目で俺をまっすぐに見た。

「でもそれって、“他者媒介にしない存在”ってことですか?」

唐突にそんな言葉が出てきた。返す言葉に詰まった。彼女の声は低くて落ち着いていた。大学院哲学を専攻していると言った。

その瞬間、空気が変わった。

みんなが「へえ〜」と頷いて、俺は笑ってごまかした。その笑いが妙に引きつっていたのを今でも覚えている。

そのあと彼女が言った。

「でも、面白いですよね。呪いって、社会の圧みたいなものですし」

その一言に、俺は救われた気がした。

彼女は俺を笑わなかった。

それどころか俺の話を拾って補足し、言語化してくれた。その会の後、俺たちは駅まで一緒に歩いた。

外は冷えていてコンビニの前のホットコーヒーの湯気が白く漂っていた。

「また来月も行きます?」と彼女が言った。

「行く」と俺は答えた。

彼女名前はSといった。

新宿御苑の近くに住んでいて、大学お茶の水彼女の持ってくる本はいつも背表紙が硬かった。

『悪について』

他者起源

グレアム・グリーン短編集』。

対して俺の持っていくのは『チェンソーマン』や『ブルーピリオド』。

彼女はよく笑った。

笑うときに、指先を口元に添える癖があった。

その仕草上品で、俺はそれを見るたびに自分がどれほど下卑た生き物なのかを思い知らされた。

付き合うようになったのはその年の秋だった。

彼女修論で忙しくなってから俺の存在息抜きになったらしい。

あなたと話してると、時間を忘れちゃう」と言われた夜、俺は人生で初めてコンビニの帰り道が輝いて見えた。ファミリーマートの青い光がネオンのように見えた。俺の中でなにかが初めて肯定された気がした。

冬のデートの夜、代々木公園を歩いた。

イルミネーションが飾られてSNSでは「#冬の光2021」というタグ流行っていた。俺は寒くてポケットに手を突っ込んでいた。彼女は小さな紙袋を下げていて中には文房具店で買ったモレスキンノートが入っていた。

「これ、修論終わったら旅行記書こうと思って」

彼女はそう言って笑った。そして突然立ち止まって空を指さした。

「ねえ、見える?オリオン座

俺は空を見上げた。

そこには三つの星が斜めに並んでいた。

「……あれか?」

「そう。ベテルギウスリゲル。あと真ん中がミンタカ

彼女はそう言って、星の位置を指でなぞった。

俺は正直何もわからなかった。

星はただの光の点にしか見えなかった。

俺の住んでいた葛飾区の夜空では、星なんてほとんど見えなかった。中学の帰り道、空を見上げてもあるのは街灯と電線だけだった。だから星座名前なんて知る機会がなかった。

「小さいころ星座図鑑とか見なかった?」

彼女がそう言った。

「うん、まあ、プラネタリウムとかは……行ったかな」

本当は行ったこともなかった。そんな余裕のある家庭じゃなかった。週末は母親スーパーで特売の鶏むね肉を買って帰るのが恒例で、俺はその肉を味噌マヨで焼いて弁当に詰めてた。

星よりも肉の値段を見てた。だから空を見上げるという行為が俺には贅沢に思えた。

彼女は俺の顔を見て、少し笑った。

かわいいね。知らないことがあるって」

それがなぜかすごく悔しかった。笑われたわけじゃないのに馬鹿にされた気がした。

俺は「そうだね」とだけ言って視線を落とした。

地面に落ちた枯葉を踏みつけた。カサッという音が、やけに大きく聞こえた。俺はあの夜自分が一生星座名前を覚えないだろうと悟った。

通勤電車の窓に映る自分の顔は相変わらず冴えなかった。イヤホンからはYOASOBIの「群青」が流れていた。「夢を描くことが全ての始まりだ」なんて歌詞を聞きながら俺は窓の外を見た。

見たのは空じゃなく、線路だった。

陰キャは夜空を見上げない。

だってそこに映るのは、自分の見なかった人生からだ。

星の位置を覚えられる人間は、いつだって上を見て生きてきた人間だ。

図書館に通い、正しい敬語を使い、誰かに恥をかかされないように育てられた人間だ。

俺はそうじゃない。

俺の星座コンビニ防犯カメラの赤い点滅と、タワマン最上階で光る部屋の灯りでできている。

 

これは遺書だ。

俺はもう彼女と会っていない。

LINEトーク履歴はまだ残っている。

最後メッセージは「また話そうね」

日付は2025年2月14日

バレンタインだった。俺はその日会社義理チョコすらもらえなかった。彼女からチョコを待っていたわけじゃないけど期待してた。

「ねえ、今年はどんな本読んでるの?」

その一言が来るだけで救われたと思う。メッセージはもう既読にならない。

通話をかけたこともある。

仕事帰りの山手線品川から田端までの間イヤホン越しに呼び出し音が虚しく鳴った。ワンコール目、ふたつ、みっつ、……留守電に切り替わる。

録音された「この電話現在使われておりません」という機械音声。それがまるで彼女の声に聞こえた。その瞬間息が止まった。ほんの数秒で胸が焼けた。

どうして?

俺のスマホには彼女写真がまだある。表参道青山ブックセンターの前で撮ったものだ。彼女は黒いコートを着て、手に『ロラン・バルト恋愛ディスクール』を持っていた。俺は同じ日カバンの中に『チェンソーマン』の最新巻を入れていた。

その夜二人で神宮外苑いちょう並木を歩いた。イルミネーションの下で彼女が「あなたはどんな未来を望むの?」と訊いた。俺は「普通に働いて普通に暮らせたら」と答えた。

俺は夢を語る勇気がなかった。陰キャは、夢を語ると笑われると思ってる。

それでもあの頃の俺は必死だった。休日には「丸善丸の内本店」で彼女が好きそうな本を探した。

夜と霧

レヴィ=ストロース

哲学の慰め』

表紙をめくっても内容の半分も理解できなかった。けど読んでるフリをすることに救われた。カフェ・ベローチェでブレンドを飲みながらマーカーで引いた単語スマホで調べた。

「内在性」

「超越」

主体性」。

どれも俺には関係ない言葉だった。それでも彼女世界に近づける気がした。

夏になっても連絡はなかった。彼女Twitterアカウントは鍵がかかりInstagramは削除されていた。

唯一Facebookけが残っていた。プロフィール写真は変わっていなかったけど交際ステータスの欄が消えていた。俺は夜中の三時渋谷ファミマストロングゼロを買って歩きながらそのページを何度も更新した。酔いで画面が滲み青白い光が夜風に揺れて、まるでオリオン座みたいだった。

俺は空を見上げた。

でもそこにあったのは、看板LEDだけだった。

もしこれを読んで俺のことだと気づいたのなら、どうか連絡をして欲しい。俺はおまえが好きだ。おまえがいないと俺はもう駄目みたいなんだ。

たくさん本も読んだし勉強した。今なら話にだってついていけるし、楽しませることだって出来る。

から連絡のひとつでいいからしてほしい。、お願いだ。頼む。

これを俺の遺書にはさせないでくれ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:28

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2025-10-08

映画WHO KiLLED IDOL ? –SiS消滅の詩–を見た

アイドル業界ドキュメンタリー映画伝説的なアヴァンギャルドアイドルグループBiS」の第二期オーディションの様子と、そこから落選したメンバーで結成されたBiS公式ライバルグループであるSiS」というグループメンバー関係者顛末を描く。

 

面白かった。89点くらい。

もちろん映画としてお出しされており、さらに「アイドル業界」という何でもありの界隈から出てきた作品である以上、個々の映っていることのどこまでが「リアル」でどこから「やらせ」かは不明ではあるのだが、ドキュメンタリー映画ジャンルの中でも珍しい「撮れちゃった」系の作品である

姉妹作としてBiS側のドキュメンタリー映画として「劇場版BiS誕生の詩」が存在しているがこちはいたって正常な異常なアイドルオーディションからデビューまでを描いた作品になっている。

 

BiSオーディション内で仕掛けられた様々な目を覆いたくなるような、フェミニストが憤死してそのまま灰になり朝焼けに溶けていくような企画の話はいったん置いておいておく。これはBiS誕生の詩と内容がほぼ同じなので。

簡単に言えばオーディション参加者とハメ撮りビデオ撮りたいAV監督オーディション参加者が逆ドッキリしかける感じの企画である。これだけでうわああああって感じになる人も多いかもしれないけど、まぁ8年前の話だからね。

 

この作品の主役はアイドルたちではなく周囲を取り巻く大人たちである

1人はBiSBiSHなどの売れっ子アイドルプロデュースしてきた渡辺淳之介

1人は彼の大学時代からの友人で彼に誘われて同時期にアイドル業界に入った清水大充。

 

清水氏は渡辺氏がプロデュースするBiS二期の担当マネージャーであり、SiSプロデューサー就任する。

渡辺氏は天才タイプ清水氏はおそらく凡人である

SiSデビューに向けて準備を進めるも、元々抱えていた業務忙殺されてSiSリソースを割けない日々が続く。衣装も用意できなければ歌割りも決まらない。オリ曲も用意できずにライバルグループプロデューサーである渡辺氏が気を使って用意してくれる始末。

そうしてなんとかかんとかデビューライブにこぎつけた前日。清水氏の過去の重大な背信行為が大きく発覚し、渡辺から清水プロデュースしたというだけでもうSiSというユニットは続けられないと告げられてしまう。この背信行為が何なのかは結局作中では語られないが、その後、彼は全アイドルマネジメントから外されていることからも、大まかな想像はつく。

しかし彼は周囲のコアな仲間にはそれを話すがSiSメンバーにはそれを告げずデビューライブを決行。

終了後のバックヤードで「SiS解散」を告げる。

フサフサの頭で謝罪する清水氏に対して、彼を信じた俺が間違っていたと頭を丸めて登場する渡辺氏。

インタビューで「デビューライブやったことだけは俺がやったことで唯一の正解だった」と語る清水氏に対して、渡辺氏との食事会で「黙ってあれやったのだけは理解できない。頭おかしい」と語るSiSメンバーとそれに同意する渡辺氏。

解散したSiSメンバーを「他にやってあげられることはない」と自分プロデュースする別グループ編入することを決める渡辺氏に対して、メンバーが結局渡辺氏を取ったことに「渡辺のところに行くのだけは絶対にないじゃん。勝手にやってろよ、ぜってぇ売れねぇよ」と罵倒し悔し涙を流す清水氏(頭を丸めている)。

SiSメンバーが「SiSを通じて渡辺さんと仕事ができるんじゃないかと思っていた」と語られるショットなども途中で入り、元々渡辺淳之介プロデュースBiSオーディション参加勢であるというところを考慮しても残酷現実が見せつけられる。

そもそもこのSiSプロデューサー就任もおそらく「同期の渡辺が有名プロデューサーとしてブイブイいわせている」ことに対する嫉妬の念もあったんだろうなぁと考えると非常に胸が痛い。彼が最も後悔している瞬間に「SiSやりますって言ってしまたこと」と語っていたのも、おそらくそういうことだと思う。

GANG PARADE移籍した3人がライブ会場の階段清水氏と再会するシーンがある。おどおどと敬語活躍を祝う清水氏に対してメンバーの一人が「全然よくはないけど、結果的にこうなったのはよかったのかなと思ってる」と語る。こうなったのは、というのは憧れの渡辺氏のプロデュース下でアイドル活動できていることということだろうから、なかなかクリティカル一言でぶっとんでしまった。

才能にあこがれて無鉄砲に飛び出して才能に焼かれて墜落した、イカロスみたいな話だなぁと思ってしみじみとしてしまった。

 

俺はこの映画特にこの二人の対比がすげーよくてそこを中心に感想を書いたけど、このドキュメンタリーには山下百恵というレコード会社インターン生が「アイドル業界ちょっとからオーディションから解散までの騒動を眺めるフレッシュ視線が盛り込まれていたり、この映画監督オーディション生を好きになっちゃって落選後にホテルイメージビデオ取らせてと頼むも、彼女オーディション同行していたAV監督ホテルに行っちゃってしょんぼりしてその辺の公園で飲んでたギャル2人のインタビュー動画を撮ったり(キモい)とか、当然前半のイカレオーディションパート面白いし多面的な楽しみ方ができる作品になっている。

アイドル系のドキュメンタリー結構見たけどその中でも「そのアイドルを知らなくても楽しめる」出色の出来だと思う。

俺はたぶんU-NEXTで見たけど定期的にアマプラかにも来てるから無料で見つけたらオススメ

Permalink |記事への反応(2) | 11:13

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2025-10-04

anond:20251004184015

英語含む外国語敬語が無いと思ってそう

Permalink |記事への反応(1) | 18:44

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anond:20251003200112

隣駅にある周囲でも名医で知られている耳鼻科先生学校医もしているから年がら年中医院の全てで子どもで一杯。

ちくのうの治療で通院しているが俺を挟んで前後10数人単位児童幼児そしてお母さん。しか耳鼻科から吸引管から鼻鏡、ネフライザーからよく分からないものまでありとあらゆるものを鼻の穴や耳の穴につっこむので当然のようにギャン泣き。それを先生は「はい我慢してねえ」とか「痛いのはもう少しだから」「よーしよく我慢できたねえ」「ではお大事にねえ」といろいろ駆使してどうにかこうにか診療していく。

さて次の患者は40後半のおじさん。つまり俺。先生はその前に深ーくため息をして

こんにちは。その後はいかがですか?」と微笑んだ。

ここまで来ると敬語はもう癒しになってしまうなあ。

Permalink |記事への反応(0) | 15:03

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anond:20251003200112

役所ため口も同じ理由なんだろうとはおもうよ

でも、それは結局、患者側に判断能力が低いという侮りがあるという意味になるんだよ

もちろん敬語ため口を使い分けてる余裕がないという病院側の事情もあるんだろうと思うけど

そこは実社会でも多かれ少なかれ使い分けてるんだから、言われても仕方ないと思うわ

Permalink |記事への反応(0) | 10:18

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anond:20251003200112

親が今通ってる病院はみんな基本的敬語での対応だよ

タメ口での対応はただの言い訳でしょ

Permalink |記事への反応(0) | 06:41

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anond:20251003200112

からわずそれこそ患者敬語でもタメ口から言われてるんだろ。勝手に前提変えんな

Permalink |記事への反応(0) | 04:49

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2025-10-02

同期が上司になった時、敬語になる?

俺はタメ口だけど、いいよな?

そういう社風なんだと思う

Permalink |記事への反応(1) | 23:32

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表自界隈、まじで発信のやり方どうにかしてくれ

表現の自由戦士厨二病臭さというのかな、傍から見て本当に耐えられなくなってる

かなり前なら漫画ヘルシング」の大佐のノリでフェミに「よろしいならば戦争だ」とか画像リプ送ったり(敵認定の奴だけじゃなくて仲間扱いにもクソみたいな画像リプしてくる)、

シーライオニングって用語もあるけど、慇懃無礼でやたら敬語は使うんだけど「それは〇×ということでよろしいですか?(絶対相手は言ってない)」「それは△◇なのではないでしょうか?(相手全然違うこと言ってる)」みたいな食い違いばかり生じさせるやり取りする奴がいたり、

前に障害者電車移動とか映画館バリアフリー問題攻撃してたやつが、絶対差別問題に関して思うところないのに「それだと障害者差別と同じじゃないですかー」とか言い出したり、

聞いてもないのに「銀英伝では~」「ガンダムでは~」みたいな作品語り、作品に絡めた自分語りする奴がいたりで(そもそも現実話題漫画の話引っ張ってくんなよ)、

うちも表現規制はいろいろ思う所はあるけど、本当にそういう連中のノリが嫌で、巻き込まれたくないからXとかで話題発信するの止めてる

Permalink |記事への反応(0) | 14:40

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日本人の6割は敬語を使えない

そのくせ日本の伝統がどうとか言ってんの どういうことだよマジで

Permalink |記事への反応(0) | 12:35

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2025-10-01

anond:20251001125900

いや敬語は使うでしょ

Permalink |記事への反応(0) | 13:03

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anond:20251001125138

あれ本当完璧なんだよな

こういうイケてないやつはチー牛みたいなガキ臭い飯が好きだし、牛丼屋の店員ビビって敬語使っちゃうっていう

あらゆる部分で隙がない

Permalink |記事への反応(2) | 12:59

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2025-09-29

anond:20250927232154

なんか翻訳文みたいな会話だなって思った。

敬語ともちょっと違う。日本語の会話としてはちょっと違和感を覚える話し方。

インターなんじゃない?という説を見てちょっと納得した。

自分もいいとこの小学校に行っていたはずなんだけれど、周囲の子供は方言バリバリの子供も多かったみたい。

自分は家の教育方針によって標準語を話すようにさせられていたので、周囲が方言バリバリタメ口で話す中で言葉遣い馬鹿丁寧だったらしいが全く覚えがない。

大人受けはよかったので、尊くは見えてたのかもしれない。

Permalink |記事への反応(0) | 01:31

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2025-09-28

おっさん、なんて社会の嫌われ役を引き受けるのが仕事なんだと思ってる。

セクハラもせず、パワハラもせず、若い人にも敬語を使い、偉ぶらず、コツコツ誠実に生きているが、若いから嫌われる。

なぜなら、オッサンからだ。

理由なんてなんだっていいんだよ。

オッサンというカテゴリーに生きているのが許されていないんだ。

もちろん、オッサンでも一部の人間は違う。

オッサン100人居たら一人くらいは若いやつから好かれるオッサンは居る。

ああ、違う違う違う、君のことではないよ。

忘れてはいけない。

99人のおっさんは影で若いやつに悪口言われてることに。

でも、それでいいんだと思うようになった。

俺達も若い頃には、オッサンが大嫌いだった。

悪口もたくさん言った。

なぜなら、その人がオッサンというカテゴリー所属しているからだ。

そして、それは仕方がないことなんだ。

から悪く言われるなんて嫌なことだが、

社会から割り振られた役割なんだから、それを黙々とこなしていくしかない。

それに対して異を唱え始めると途端に社会おかしなことになっていく。

だって、そうだろ?

少子高齢化なんて、おかし現象は、そういう社会に対する「異」が招いた結果じゃないか

経済が弱い日本科学技術で遅れだした日本、魅力ある製品を生み出せなくなった日本

それらすべてに波及してるじゃないか

我々だって、「異」を唱えることは出来る。

世の中は、あまりにもオッサンに対して差別的すぎると。

現にお隣の韓国なんかでは50代の一人客が出禁になる飲み屋とかあるらしい。

いわく、50代のオッサンの一人客はタチが悪いから、だ、と。

でもおかしな話だろ?

これがもしも20代の人だったらどうなる?

たちの悪い20代の客が居たなら、その当事者けが出禁になるじゃない?

20代の一人客、全部を出禁にはしないだろ?

からな、オッサンというのは、一緒なんだよ。

肌の色が違うからとか、女だから、とか、そういう風にカテゴライズされて差別されてきた人たちと

同じカテゴライズを今されているんだよ、オッサンというのは。

でもな、俺はそれでいいんだと思う。

ただ、黙々と、社会に割り振られて役割をこなす

それこそがオッサン矜持というものだと、俺は思うからだ。

Permalink |記事への反応(1) | 10:29

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