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はてなキーワード:改革派とは

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2025-10-23

オールドメディアってリベラル気取ってるけど、長年、憲法改正反対してたりする立場を取っていて憲法改正できない状態が続いていることが若い人達から見たら保守になってる。憲法改正派が改革派であり、左派リベラルのつもりが保守のものになっていた。

財政規律派=リベラルという意味不明な図式もできているのでオールドメディア反省して欲しい。リベラルでも財政規律はいるよな?

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2025-10-11

「玉木内閣」の閣僚候補一覧を考察 (Grok4Deep Research)

■Gemini版https://anond.hatelabo.jp/20251011145135
■ChatGPT版https://anond.hatelabo.jp/20251011150357

玉木内閣仮定閣僚提案の詳細

仮定として、国民民主党玉木雄一郎野党連合投票総理大臣就任した場合内閣経済回復改革を優先。玉木の財務官経験を活かし、連合内の政策摩擦(例: 立憲の社会保障 vs維新改革)を調整。閣僚選定基準は実務能力行政国会経験)と政策経験財政外交社会保障)を重視し、各党からバランスよく配置。適正%は経験の適合度と連合内適合性を基に推定100%理想値、調整リスクで減点)。提案は主要ポスト限定し、各候補理由を詳述。

内閣官房長官
安住淳:国会対策専門家で、財務大臣経験から政策調整の実務能力抜群。野党連合の要として党派間の橋渡しが可能適正90%(財務経験が玉木の経済路線マッチ)。
前原誠司:閣僚複数経験で統括力高。外交インフラ政策の幅が内閣全体の安定に寄与適正85%(維新所属改革派の視点追加)。


副総理
野田佳彦:元総理として行政全体の実務経験豊富財政政策の深さが玉木の補佐に適す。適正95%(党内分裂経験から連合管理に強い)。
吉村洋文:地方行政の実務(コロナ対策)で知られる。改革政策経験副総理経済活性化役に。適正80%(維新独自色が調整難)。


財務大臣
泉健太:政務調査会長経験から財政立案の実務能力高。行政刷新政策経験予算管理に活きる。適正85%(立憲の社会保障視点を加味)。


総務大臣
吉村洋文:知事経験から地方自治の実務能力高。改革政策の推進力。適正85%(維新行政効率化に適合)。


法務大臣
山本太郎:人権政策の追及経験社会正義の実務として国会活動適正70%(れいわの独自性が法務新風)。


外務大臣
前原誠司:外務大臣経験外交実務に精通中国・米対応政策経験豊富適正95%(尖閣事件対応の実績)。
小池晃:平和外交の主張が連合バランスに。国会質疑の実務経験適正70%(共産独自路線が国際調整に課題)。


文部科学大臣
神谷宗幣:教育改革講師経験政策として伝統価値推進。適正75%(参政党の独自教育観が連合に新味)。


厚生労働大臣
田村智子:医療政策責任者経験年金介護の実務。適正85%(医師免許保有専門性)。
小池晃:医療年金著書の政策経験被災地支援の実務。適正80%(共産社会保障重視)。


経済産業大臣
泉健太:経済政策立案経験成長戦略議論実績。適正80%(立憲の格差是正視点経済に)。


国土交通大臣
前原誠司:国土交通大臣経験インフラ実務に強い。空港ダム改革政策適正95%(維新改革路線マッチ)。


環境大臣
山本太郎:脱原発環境政策の主張。国会追及の実務。適正70%(れいわのグリーン政策環境に適合)。


防衛大臣
野田佳彦:総理経験から安保政策全体把握。実務能力として閣議決定経験適正90%(平和主義の連合適合)。
田村智子:安保法制批判政策経験女性視点平和推進。適正75%(共産反戦スタンス防衛強化との調整必要)。


この提案は、野党多角的視点統合し、玉木総理現実路線を強化。実際の内閣成立には政策合意必要で、共産れいわの参加が難航する可能性あり。

anond:20251010204933

Permalink |記事への反応(2) | 15:22

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玉木総理で遊ぶなよ

◆決選投票高市早苗 vs野田佳彦

政党会派高市野田白票棄権備考
自民党19600党議拘束で全員高市
公明党4515自主投票関係修復中
立憲民主党01408党議拘束だが一部欠席
日本維新の会25010高市寄りだが一部中立
国民民主党10512連合中道配慮で分裂
共産党008どちらにも反対・白票
れい新選組009反立憲・反自民の両面棄権
有志・改革502改革派として高市支持
参政300保守寄りで高市支持
保守200高市支持を明言
無所属342個人判断地域性で分かれる
*合計***248***154***66**有効投票402・過半数202

高市早苗 248票で過半数超・首班指名成立

Permalink |記事への反応(0) | 05:44

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2025-10-10

高市総裁誕生前夜、石破首相最後の一手

電撃解散がもたらす政界地殻変動シナリオ

公明党自民党との連立を正式に解消した

十月上旬

党内ではすでに総裁選が行われ、高市早苗

総裁に選出された。

しかし、臨時国会での首班指名はまだ行われて

おらず、石破茂は「職務代行」として内閣

維持している。

そのわずかな空白期間――政権の座にとどまれ

数日の間に、石破が何を決断するかが永田町

焦点となっている。

高市誕生自民党は再び保守強硬路線

舵を切るとみられていた。

改革派小泉進次郎河野太郎らは危機感

募らせ、官邸での非公式会談が重ねられた。

小泉が「このまま高市政権が始まれば、自民党

終わる」と語ると、石破は静かに頷いたという。

「ならば、国民に信を問おう。私の最後

仕事だ」

十月十三日、官邸では極秘の解散日程が

検討されていた。

総務省の一部職員非公式の照会が入り、

最短で十一月十七日投開票可能との報告が

上がる。

同時に石破は、公明党維新幹部接触

重ね、「選挙後の政策協定」について話を

進めていた。

それはすでに、新党構想に近い内容だった。

十四日、高市総裁記者会見で「臨時国会

首班指名を受け、新内閣を速やかに発足させる」

宣言した。

政権移行は目前。

だが、その裏で石破は最後の準備を整えていた。

夕方には「石破首相、電撃解散検討か」と

報じるニュースが流れ、永田町は騒然となる。

十五日、臨時閣議

河野太郎牧島かれんらが解散案に同意し、

閣議はぎりぎりでまとまった。

十六日午前、臨時国会召集される。

本来ならここで高市早苗首班指名を受け、

首相誕生するはずだった。

しかし、開会直後、石破が演壇に立つ。

場内は静まり返る。

国民に信を問う時が来た。政治を立て直す

ため、衆議院解散する」

次の瞬間、議場は怒号に包まれた。

高市派、茂木派が抗議の声を上げる中、詔書

公布され、衆議院正式解散

憲法上、首班指名前に解散が行われた極めて

異例の事態となった。

石破は、退陣寸前の立場で「最後解散権」を

行使したのである

翌十七日、石破と小泉河野、牧島らが

共同会見を開いた。

国民のための政治を取り戻す」として、

新党の結成を発表。

党名は「日本再生党(仮)」とされた。

公明党は「是々非々協議する」と応じ、

維新も「政策協定を前提に連携検討」と

表明した。

これに対し、高市総裁は「党の信義を裏切った」

と激しく批判し、離党を認めた。

およそ五十名の議員自民党を離れた。

解散選挙事実上政界再編選挙となった。

石破・小泉公明維新連合勢力は、

およそ220〜250議席の獲得が見込まれ

中道改革ブロックとして有利に立つ。

一方、高市自民は130〜160議席にとどまり

保守右派のみが残る状況。

立憲・国民連合都市部議席を伸ばすも

90前後に留まり共産れいわなどは20前後

議席分散する形となる。

事実上都市部無党派層地方改革派

取り込んだ石破連合が優勢に進み、政権再編が

現実のものとなった。

十一月下旬、石破・小泉公明維新

正式に連立協定を結び、新政権が発足する。

首相石破茂副総理には小泉進次郎

維新馬場代表行政改革担当相、公明から

厚労相入閣した。

政権名は「改革連立内閣」――。

こうして、高市総裁首相就任を目前にして

政権を失うという、前代未聞の結果となった。

石破にとっては、退陣寸前の最後の一手。

その一手が政権交代を生み、戦後政治の構図を

根底から変えた。

歴史に残る「首班指名前の電撃解散」は、

憲政史上の大事件として語り継がれることに

なるだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 19:50

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2025-10-07

解党的出直し」掲げたが… 「裏金」へのメス、議論乏しく 総裁選

https://mainichi.jp/articles/20251004/k00/00m/010/030000c

参院選大敗を受けた自民党の総括に記された「解党的出直し」に向けて、総裁選で各候補はこう訴えた。

 「参院選公約したことも、おわびしてでも政策を見直す」(高市早苗氏)

 「国民の声聞く力が足りなかった」(小泉進次郎氏)

 「大胆な組織改革広報本部体制強化」(林芳正氏)

 「原点回帰世代交代」(小林鷹之氏)

 「コンプライアンスに対する意識を高める」(茂木敏充氏)

岸田、石破が解党させるくらい壊したやつを、時間を戻すってつもりなんだろ。

トーンだけだと、こんなふうに感じた。

(自民党を変えたい派) 林≧コバホーク≧進次郎>>茂木>>>高市 (自民党を元に戻したい派)

やんわり改革派と、めっちゃ戻したい派で、戻したい派が勝った。

関税なんかかけたら自分たち暮らしが困るってのにトランプを押すアメリカ低所得者らと、インフレで困るってのに高市を押す日本低所得者

Permalink |記事への反応(2) | 12:41

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2025-06-26

愛知県日本を救う

愛知県日本を救う。

いいえ。トヨタの話ではありません。ちがいます

愛知県での最大の罵倒語は「たわけ」

愛知県での最大の罵倒後は「たわけ」です。こどもであれば比較的に気軽に使う言葉でありますが、大人がこれを言われた場合屈辱言葉にできないものがあります。知能や人間関係能力人生やその他いろいろ個人にまつわるものをすべて否定されるぐらいのインパクトがあります。言われたらそれを覆すために人生をかけて反撃する必要がありますときには殺人事件に発展します。

たわけ(田分)とは

話は鎌倉時代にさかのぼます北条家が制定した御成敗式目平等相続をするように定めていました。相続者が複数人いる場合嫡子庶子などを考慮した上での平等相続実施されていました。つまり時代が進むと田畑が細分化されることになります鎌倉時代の末期になると田畑の細分化が極限に達して武士農民が困窮化することになります。愚かなことに。このおろかな事象愛知県民は「たわけ」というようになります戦国時代を経て織豊時代には解決できなかったのですが江戸時代に長子相続になり解決されることにあります

内務省昭和維新によって復活した「たわけ」

内務省害悪についてはいろいろありますが「たわけ」の復活が一番大きいものです。内務省の策謀した第一農地改革によって日本の「たわけ」は成し遂げられ日本は弱体化したのです。「あれ?農地改革ってGHQの指示で日本政府に押し付けられてものでしょ」と言っている人は朝日新聞などがばらまく捏造に騙されていますGHQのような貧弱な組織農地改革のような大掛かりな作業はできません。これは内務省社会主義かぶれた改革派の奴らが戦前に建てられた昭和維新一見プランGHQの虎の威を借りて成し遂げた政策です。これにより農地日本国開闢以来の細分化することになりました。一見、これは民主化を成し遂げるものになるかと思われましたが経営能力がない零細農家が乱立することになり多くは困窮化することになりました。高度成長による社会構造の変革によりこれらは顕在化しなかったもの農政いびつさはこのと木に端を発しているのです。

「たわけ」を解決するには

50ha以下の農家なんか成り立つはずがないんよ。50ha以下の農家についてはそれなりに保護しつつ、それ以上の農家が儲かるように政策を変えてく必要があるんだよ。50ha以下の農家補助金をあたえて黙らせて、大規模農家国際競争できるように支援するようにするしかない。

鎌倉時代愛知県民が「たわけ」を最大に侮辱語といってた意味を令和のおれらは重く受け止めなきゃいけないんだ。

ちなみに、織田信長少年期いろいろやらかして評判がわるかったけど「たわけ」とはいわれずに「うつけ」と呼ばれてた。「いろいろ変なことやってるやばいやつ」という認識はあったものの、人格能力否定されてなかった。むしろリスペクト対象だった。というあたりを歴史化はちゃんとおさえてほしいんだよね。

Permalink |記事への反応(0) | 01:27

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2025-06-19

国民民主党に騙されたと喚くはてな民、次は参政党に騙される

はてな民って、政治に詳しいふりしてけっこう簡単に騙されるよね。

(というブーメラン自分にも刺さってくるのを承知で言うんだけど)

「玉木はまだマシ」「現実的改革を言ってるのは国民民主だけ」とか言って持ち上げてたの、ほんの一年前だっけ?

気づいたら「自民の別働隊だった」とか「最初から維新と似たようなもんだった」とか言ってブチ切れてるの、見てて毎回おもしろい。

で、今度はその熱量、どこに向かうのかと思ったら「参政党、意外とまともじゃない?」とか言い始めてて、もう見てらんない。

いや、「上から目線リベラルには飽き飽きしてる」とか言って「草の根の声を拾ってる」とか言い出すの、もう何度目?

スピリチュアルっぽいのは逆に新しい」とか、「政権は取らせたくないけどショック療法だ」とか、そういうやつ。

そうやって毎回、「この中ではまだマシ」を探してはズブズブ沈んでいって、気づいた頃にはまた「騙された!」「騙されてた!」と怒ってる。

でも「今回は違う」とか言ってまた同じ轍を踏むんでしょ?わかってる、わかってるんだ。

政治裏切られるのが趣味なのか?って思うくらい、毎回誰かに期待して、勝手失望して、勝手に傷ついて、

中道改革派っぽい何か」に吸い寄せられていくそムーブ、そろそろ見てて辛いよ。

もうちょっとだけ冷静になって、「自分が何に惹かれて、何に騙されやすいのか」って考えてみよう?

そのほうが、君の未来の怒りと後悔のコスト、少しは減らせるかもしれないよ。

……まあ、俺もまた次の選挙で「今回はさすがに○○はマシかも」とか言い出すんだけどね。

それがはてなーの性なのかもしれない。

Permalink |記事への反応(0) | 18:32

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2025-06-18

イランの「民主化」について

現行のイラン・イスラーム共和国1979年イラン革命によって樹立されたが、遡ればペルシア民族人類史上で初めて「帝国」を樹立( *1)した民族でもあり、以降はずっと帝政王政が続いてきた。

19世紀以降は英仏露の干渉に対抗する形で民族意識興隆(*2)し、立憲革命を経て王政はなおも続くのだが、1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

革命後のイランで特徴的なのは「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者による統治)」で、これは要するに、宗教指導者(*5)が立法行政司法および軍の上に立つ指導体制である。この点を指して「非民主的」「神権国家」と批判されることが多い。だがそもそもイランとは、民族的には多様性がある一方、宗教的には国民の約9割がシーア派十二イマーム派(*6))イスラーム教徒であり、宗教国民統合の重要理念となっている以上、統治理論としては一定正統性合理性が認められるべきだろう(*7)。

これにより、イラン大統領選国会議員選では、宗教指導者による資格審査を通過した立候補者選挙戦を展開する。一定範囲内で民意が反映される制度と言える。

イラン大統領選に関する報道ではしばしば対米姿勢の硬軟に注目されるが、民意がそれなりの幅で動いていることは結果にも反映され、それを受けて路線転換が試みられているのも事実である(*8)。むしろ米国イスラエル意向を重視しすぎており、イラン改革派政権である時期にも関係改善を進められずにいる方が、世界秩序の観点からは非合理的批判されるべきだろう。

背景説明が長くなりすぎたが、ここからが本題である

イスラエル(*9)、というかベンヤミンネタニヤフは、「ハーメネイー師の斬首作戦によりイラン民主化する」と主張している。だが、そもそもイラン民衆革命によって王政を打倒した共和政国家であり、その経緯を踏まえてそれなりに民主的体制となっていることは、ここまで説明した通りである

スカーフ強制」が抑圧の象徴とされることも多いが、世の中はブルジョアインテリだけで回っているわけではなく、ファッションに使う金に事欠く一般市民にとっては「イスラームに従って生きていくことの、いったい何が不満なのか」となる。長期にわたる経済制裁の下でも着実に科学教育軍事技術進歩させ、世界でもトップクラスの水準に達している(*10)ことは事実であり、「表面的な『自由』のために民族の誇りを売り渡すのか」という意識も根強いことは論を待たない。

仮に「法学者による統治」を廃して「民主政」を導入したとしても、それで米欧イスラエル従順政権が生まれるのか?という点は、大いに疑問である

それが目的なら、あらかじめ亡命指導者などを「子飼い」にしておくものだが、現状そんな人物は見当たらない(*11)。さりとて、誰を据えようがシーア派信仰に基づく民族意識が基盤になる以上、宗教指導者意向無視した政権運営は不可能だろう。

また、現在イラン指導である革命第1世代は、イランイラク戦争前線に立った世代でもあり、武力行使には慎重な傾向があるとされる。しかも現体制トップのハーメネイー師は、「イスラーム教義に反する」との理由から核兵器開発に否定的である。こうした人々が一掃された場合、かえって好戦的な層が台頭してくる可能性は、決して小さくない(*12)。

付言すれば、(下記の注にも記したが)シーア派の特徴として「殉教精神」が挙げられることがある。殉教攻撃自爆テロ)も元々はシーア派特有戦術(*13)だった。仮に米国傀儡と見なされるような政権が立つなら、かつてサッダーム・フセインが放逐された後のイラク殉教攻撃が頻発したことをご記憶の向きも多かろうが、おそらくそれより酷い事態が展開すると予想される。

イランに「民主化」を求めるならば、粘り強い対話によって漸進的な改革を促していく他ないだろう。武力行使による強要は、かえって地域情勢の不安定化を助長する蓋然性が非常に高く、米欧イスラエルが「民主化」のために支払うコストは、想定よりも桁違いに高く付くのではなかろうか。

1:アケメネス朝紀元前550年。

2:高校世界史の範囲ではタバコボイコット運動(当時はガージャール朝)などが有名。これが20世紀初頭のイラン立憲革命に繋がっていく。

3:英米対立したためソ連邦への接近を試みたものの、モサッデク自身王政打倒までは考えておらず、イ-ソ間の溝は埋まらなかった。志半ばに終わったとはいえ現在でもなおイラン国民から敬愛されている人物である

4:妻がエジプト出身だったためだが、これ以降シャーはイラン帰国できなくなり、実質的亡命生活が始まる。途中で米国滞在していた際、イラン大学生たちはシャーの拘束と身柄引き渡しを米国要求し、これが「テヘラン大使館占拠事件」に繋がる。

5:宗教指導者ウラマー)といっても、イスラーム場合ファトワー(教令/宗教的見解)を下すことが重要職務であり、イスラーム法学を修めていることが必須要件となる。日本教育制度で言えば「法学士の取得が最低条件」のようなものか。なおシーア派では、ウラマーの中でも相応の学識・人望の持ち主がアーヤトッラーアヤトラ)と呼ばれ(スンナ派ムフティーに相当)、ファトワーを発出できるようになる。

6:第4代カリフアリーを初代イマームとし、その血筋を引く者が正統な指導であると奉ずる。特徴的なのはアリーや第3代イマームフサインの生涯から殉教を一つの理想像としていること。フサインに関しては「カルバラーの悲劇」が伝承されており、現在でもアーシューラー儀式が行われている。また、第12イマームの「お隠れ(ガイバ)」は今なお続いており、いずれ救世主として再臨する、とされている。「高野山では空海が今なお禅定を続けている」という信仰と似た面がある。

7:中華人民共和国では共産党トップ国家を率いる統治構造になっていることを踏まえると、理解やすいのではないか

8:改革派とされたモハンマド・ハータミー大統領の時期に対米関係改善せず、2005年大統領選では対米強硬派のマフムード・アフマディーネジャードが選出された例などを想起されたい。なお現職大統領のマスウード・ペゼシュキヤーンは、改革派とされる。

9:そもそもイランから見れば、「キュロス2世(=アケメネス朝建国者)によりバビロン捕囚を解かれ、エルサレム神殿を再建させてもらった大恩を忘れたのか」という話でもある。ネタニヤフが歴史断罪されるべきであることは間違いない。

10特に高速度ミサイル制御技術に関しては、現状だと世界最高度の水準だろう。

11パフラヴィー朝の元皇太子米国に在住しているものの、米国イラン断交したままなので、母国への影響力はほぼ無い人物である。それ以前に、今なおイランではパフラヴィー朝イメージが非常に悪いため、新体制指導者として歓迎されるとは少々考えにくい。

12パレスチナでは、2006年評議会選挙ハマース(対イスラエル強硬派)が単独過半数を得るも、米欧イスラエルは「選挙結果を黙殺する」という暴挙に出た。しかイラン人口は9000万人であり、さすがに黙殺するには大きすぎるだろう。

13:1983年ベイルート米海兵隊兵舎が爆破された事件は、イスラエルおよび米国レバノン内戦から撤退する契機となった。なお、パレスチナ住民の多くはスンナ派イスラームだが、抵抗運動指導者がレバノン追放されていた際にヒズブッラーシーア派)と接触して戦術を学び、殉教攻撃を行うようになった。これとは別の流れで、後にアル・カーイダスンナ派)も戦術として採用することになる。

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イランの「民主化」について

現行のイラン・イスラーム共和国1979年イラン革命によって樹立されたが、遡ればペルシア民族人類史上で初めて「帝国」を樹立( *1)した民族でもあり、以降はずっと帝政王政が続いてきた。

19世紀以降は英仏露の干渉に対抗する形で民族意識興隆(*2)し、立憲革命を経て王政はなおも続くのだが、1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

革命後のイランで特徴的なのは「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者による統治)」で、これは要するに、宗教指導者(*5)が立法行政司法および軍の上に立つ指導体制である。この点を指して「非民主的」「神権国家」と批判されることが多い。だがそもそもイランとは、民族的には多様性がある一方、宗教的には国民の約9割がシーア派十二イマーム派(*6))イスラーム教徒であり、宗教国民統合の重要理念となっている以上、統治理論としては一定正統性合理性が認められるべきだろう(*7)。

これにより、イラン大統領選国会議員選では、宗教指導者による資格審査を通過した立候補者選挙戦を展開する。一定範囲内で民意が反映される制度と言える。

イラン大統領選に関する報道ではしばしば対米姿勢の硬軟に注目されるが、民意がそれなりの幅で動いていることは結果にも反映され、それを受けて路線転換が試みられているのも事実である(*8)。むしろ米国イスラエル意向を重視しすぎており、イラン改革派政権である時期にも関係改善を進められずにいる方が、世界秩序の観点からは非合理的批判されるべきだろう。

背景説明が長くなりすぎたが、ここからが本題である

イスラエル(*9)、というかベンヤミンネタニヤフは、「ハーメネイー師の斬首作戦によりイラン民主化する」と主張している。だが、そもそもイラン民衆革命によって王政を打倒した共和政国家であり、その経緯を踏まえてそれなりに民主的体制となっていることは、ここまで説明した通りである

スカーフ強制」が抑圧の象徴とされることも多いが、世の中はブルジョアインテリだけで回っているわけではなく、ファッションに使う金に事欠く一般市民にとっては「イスラームに従って生きていくことの、いったい何が不満なのか」となる。長期にわたる経済制裁の下でも着実に科学教育軍事技術進歩させ、世界でもトップクラスの水準に達している(*10)ことは事実であり、「表面的な『自由』のために民族の誇りを売り渡すのか」という意識も根強いことは論を待たない。

仮に「法学者による統治」を廃して「民主政」を導入したとしても、それで米欧イスラエル従順政権が生まれるのか?という点は、大いに疑問である

それが目的なら、あらかじめ亡命指導者などを「子飼い」にしておくものだが、現状そんな人物は見当たらない(*11)。さりとて、誰を据えようがシーア派信仰に基づく民族意識が基盤になる以上、宗教指導者意向無視した政権運営は不可能だろう。

また、現在イラン指導である革命第1世代は、イランイラク戦争前線に立った世代でもあり、武力行使には慎重な傾向があるとされる。しかも現体制トップのハーメネイー師は、「イスラーム教義に反する」との理由から核兵器開発に否定的である。こうした人々が一掃された場合、かえって好戦的な層が台頭してくる可能性は、決して小さくない(*12)。

付言すれば、(下記の注にも記したが)シーア派の特徴として「殉教精神」が挙げられることがある。殉教攻撃自爆テロ)も元々はシーア派特有戦術(*13)だった。仮に米国傀儡と見なされるような政権が立つなら、かつてサッダーム・フセインが放逐された後のイラク殉教攻撃が頻発したことをご記憶の向きも多かろうが、おそらくそれより酷い事態が展開するだろう。

イランに「民主化」を求めるならば、粘り強い対話によって漸進的な改革を目指す他ないだろう。武力行使による強要は、かえって地域情勢の不安定化を助長する蓋然性が非常に高く、米欧イスラエルが「民主化」のために支払うコストは、想定よりも桁違いに高く付くのではなかろうか。

1:アケメネス朝紀元前550年。

2:高校世界史の範囲ではタバコボイコット運動(当時はガージャール朝)などが有名。これが20世紀初頭のイラン立憲革命に繋がっていく。

3:英米対立したためソ連邦への接近を試みたものの、モサッデク自身王政打倒までは考えておらず、イ-ソ間の溝は埋まらなかった。志半ばに終わったとはいえ現在でもなおイラン国民から敬愛されている人物である

4:妻がエジプト出身だったためだが、これ以降シャーはイラン帰国できなくなり、実質的亡命生活が始まる。途中で米国滞在していた際、イラン大学生たちはシャーの拘束と身柄引き渡しを米国要求し、これが「テヘラン大使館占拠事件」に繋がる。

5:宗教指導者ウラマー)といっても、イスラーム場合ファトワー(教令/宗教的見解)を下すことが重要職務であり、イスラーム法学を修めていることが必須要件となる。日本教育制度で言えば「法学士の取得が最低条件」のようなものか。なおシーア派では、ウラマーの中でも相応の学識・人望の持ち主がアーヤトッラーアヤトラ)と呼ばれ(スンナ派ムフティーに相当)、ファトワーを発出できるようになる。

6:第4代カリフアリーを初代イマームとし、その血筋を引く者が正統な指導であると奉ずる。特徴的なのはアリーや第3代イマームフサインの生涯から殉教を一つの理想像としていること。フサインに関しては「カルバラーの悲劇」が伝承されており、現在でもアーシューラー儀式が行われている。また、第12イマームの「お隠れ(ガイバ)」は今なお続いており、いずれ救世主として再臨する、とされている。「高野山では空海が今なお禅定を続けている」という信仰と似た面がある。

7:中華人民共和国では共産党トップ国家を率いる統治構造になっていることを踏まえると、理解やすいのではないか

8:改革派とされたモハンマド・ハータミー大統領の時期に対米関係改善せず、2005年大統領選では対米強硬派のマフムード・アフマディーネジャードが選出された例などを想起されたい。なお現職大統領のマスウード・ペゼシュキヤーンは、改革派とされる。

9:そもそもイランから見れば、「キュロス2世(=アケメネス朝建国者)によりバビロン捕囚を解かれ、エルサレム神殿を再建させてもらった大恩を忘れたのか」という話でもある。ネタニヤフが歴史断罪されるべきであることは間違いない。

10特に高速度ミサイル制御技術に関しては、現状だと世界最高度の水準だろう。

11パフラヴィー朝の元皇太子米国に在住しているものの、米国イラン断交したままなので、母国への影響力はほぼ無い人物である。それ以前に、今なおイランではパフラヴィー朝イメージが非常に悪いため、新体制指導者として歓迎されるとは少々考えにくい。

12パレスチナでは、2006年評議会選挙ハマース(対イスラエル強硬派)が単独過半数を得るも、米欧イスラエルは「選挙結果を黙殺する」という暴挙に出た。しかイラン人口は9000万人であり、さすがに黙殺するには大きすぎるだろう。

13:1983年ベイルート米海兵隊兵舎が爆破された事件は、イスラエルおよび米国レバノン内戦から撤退する契機となった。なお、パレスチナ住民の多くはスンナ派イスラームだが、抵抗運動指導者がレバノン追放されていた際にヒズブッラーシーア派)と接触して戦術を学び、殉教攻撃を行うようになった。これとは別の流れで、後にアル・カーイダスンナ派)も戦術として採用することになる。

Permalink |記事への反応(16) | 15:43

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2025-06-17

【ChatGPT/DeepResearch】はてなブックマーク人気コメント思想的傾向1

2005〜2009年:サービス黎明期リベラルコメントの萌芽

はてなブックマーク創設期(2005年前後)には、ITリテラシーの高いユーザーが集まり始め、政治社会系の記事にもコメントが付くようになりました。当初はユーザーコミュニティの規模が小さく、議論は活発でしたが、コメント内容には玉石混交の傾向もありました。例えば2007年頃には、ある有名ブロガーが「もしネット右翼メッカ2ちゃんねるだとすれば、ネットイナゴ烏合の衆)が集まるのははてなブックマークだ」と苦言を呈しています

実際この時期、記事内容を論理的批判するコメントは少なく、**「バカ」「○ねばいいのに」**といった過激罵倒スラングが人気コメント欄に並ぶこともあり、2ちゃんねる的な粗野さが指摘されました。

はてなブックマークコメント欄は当初、必ずしも洗練された言論空間ではなく、極端な言葉遣いや叩きがスターボタンによって増幅されるケースも見られたのです。とはいえ、この黎明期には既にリベラル寄りの思想傾向が芽生えていました。長年自民党政権が続く中、ネット上では権力改革志向の声も強まりはてなユーザー例外ではありませんでした。たとえば当時「はてな左翼はてサ)」と呼ばれる進歩的ブロガー/論客が台頭し始め、歴史認識人権問題保守派批判する動きが散見されます

実際、南京事件憲法9条などの論戦では左派スタンスユーザーが詳しい知識議論リードし、右派的主張に反論説教するといった場面も見られました。

極端な例では、ある著名ユーザーが「『自衛隊人殺し』『日本人という存在自体が悪だ』」とまで発言し物議を醸したこともあります

こうした過激表現はさすがに例外ですが、総じて反権力リベラル志向コメント共感を集めやすい土壌が形成されつつありました。2009年政権交代自民党から民主党へ)の際にも、はてなブックマーク上ではそれを歓迎・期待するリベラルユーザーコメントが多く見られ、長年の保守政権に対する変革への期待感が読み取れますもっとも、この時期のコメント欄はまだ手探り状態で、思想スタンスよりもコメント文化自体模索が続いていたとも言えますスター(★)による評価システムも始まったばかりで、どのようなコメントが支持を集めやすいかユーモア皮肉批判精神など)コミュニティ全体で試行錯誤している段階でした。

2010〜2014年:左派コメントの台頭とコミュニティの活発化

2010年代前半になると、はてなブックマーク政治コメント欄ではリベラル左派)的な論調がいよいよ優勢となっていきました。民主党政権(2009〜2012年)の発足や2011年東日本大震災福島第一原発事故といった出来事を契機に、反原発・反権力の声がネット世論で高まりはてなでも人気コメントとして多くの支持を集めました。たとえば震災後の原発政策を巡っては、政府や電力会社批判するコメントスターを集め、「脱原発」「政府隠蔽体質批判」などリベラル色の強い意見が目立ちました(※当時、多くのはてなユーザー原発推進派の政治家・官僚に厳しい目を向け、代替エネルギー市民運動を支持する姿勢を示していました)。また、2012年に第二次安倍政権が発足すると、保守色の強い安倍政権政策憲法改正論議国粋主義発言など)に対し、はてな人気コメント欄では批判的な論調が一貫して支配的になります。「はてな左翼はてサ)」**と総称された進歩的ユーザーコミュニティがこの頃確立し、彼らが多くのスターを集めるコメントを量産したのです。

具体的な傾向として、保守ナショナリスト的な対象への批判揶揄が盛んでした。たとえば2012年前後には、大阪市長橋下徹氏(保守的・改革派の政治家)に批判的なコメントや、石原慎太郎都知事過激発言皮肉コメントが多数支持を集めています。実際、あるユーザーは「坊主(橋下)が憎けりゃ袈裟まで憎い」という諺をもじり、橋下氏の行動全般を痛烈に批判してスターを集めました。

またヘイトスピーチなど社会問題化したテーマでは、右派的な差別扇動に対する強い糾弾が人気コメント欄を賑わせました。2013年から在日コリアンに対するヘイトデモ問題視され始めましたが、その際もはてなでは反レイシズム立場から表現の自由を履き違えた差別は許されない」といったコメントが支持を集めています2016年ヘイトスピーチ解消法成立に至る世論形成にも、そうしたネット上の批判世論が背景にありました)。このように、2010年代前半のはてなブックマークリベラル志向の論者が主導権を握り、保守的な主張や差別的言説には厳しい反応が集まる傾向が強かったのです。 同時に、ジェンダーマイノリティ権利に関するトピックでもリベラル寄りのコメントが目立ちました。例えば女性LGBTQの権利問題についての記事では、「多様性尊重」や「男女平等」を訴えるコメントが人気化しやすく、ミソジニー女性蔑視)的な発言や古い価値観への批判が数多く見られました。はてなコミュニティ内でもフェミニスト観点を持つユーザーが増え、「はてな村」のフェミニズム論争が活発化します。これに対し一部では反発も生じ、2014年には匿名日記上で「はてブって女性のことになると、ネット右翼よりも全体主義低能集団集合知ではなく集合恥だな」という辛辣批判投稿されました。

この発言者は、はてなブックマーク上で女性擁護フェミニズム的主張ばかりがスターを集める状況に苦言を呈したものです。「日本人からすごい!女性からすごい!──ネット右翼とはてフェミってどっちも変わらん」とも綴られており、愛国心を拗らせたネット右翼と同様に、はてなリベラルフェミニスト層も思考が偏っていると批判していました。このような反発意見自体が注目されるほど、当時の人気コメント欄はリベラル(時に急進的)一色になりがちだったと言えます。実際、2012年にはあるユーザー右派新聞記者産経新聞阿比留記者)への個人攻撃をたしなめたところ、「相手があの記者から何を言ってもいいのか」と諫めた彼自身が「はてなサヨク」層から猛反発**を受けたというエピソードも伝えられています

このように2010年代前半は、リベラルユーザーが結束してスターを投じ合い、彼らの価値観合致しない意見には容赦なく批判が向けられる風潮が強まりました。 **まとめると、2010〜2014年はてなブックマーク政治ジャンル人気コメントは「リベラル派が主導し、保守派差別的言説への対抗言論が突出した時代」でした。民主党政権期のリベラル改革期待、そして第二次安倍政権開始後の保守回帰への反動もあり、左派的なスタンスコメントが常に上位を占める傾向が続きました。もっとも、コメント全体のトーンとしては皮肉辛辣さも増し、しばしば断定口調で上から目線批評スターを集めるという独特の「はてな語り」**も醸成されていきました。

実際あるユーザー2010年時点で「妙に上から目線で断定するコメントスターを集めていて、いつの間にか自分まで嫌な人間になりかけた」と感じ、はてなブックマーク熱が冷めたと告白しています

それでもなお、この時期は活発な左派言論によって他のネットコミュニティにはない独特の盛り上がりを見せていたと言えるでしょう。

2015〜2019年:リベラル優勢の定着と内輪化の進行

2015年以降も、はてなブックマーク上の政治コメント基本的リベラル左派)優位の傾向が継続しました。 第二次安倍政権下で保守色の強い政策が次々と打ち出される中、人気コメント欄ではそれらを批判揶揄する声が依然として主流でした。象徴的な出来事として、2015年安全保障関連法案(いわゆる安保法制強行採決があります。このとき国内で大規模な反対デモSEALDsなど若者中心の抗議運動)が起きましたが、はてなでも法案批判的な意見圧倒的多数を占めました。「憲法違反だ」「民主主義危機」「戦争法反対」といったコメントが軒並みスターを集め、安倍政権右傾化への強い警戒感がうかがえました。また2017年前後森友・加計学園問題政権スキャンダル)でも、真相解明を求める論調や「安倍晋三首相責任を取れ」といった厳しい批判コメントが人気上位に並び、政権追及一色の様相でした。このように安倍長期政権に対する不信・批判はてなでは一貫して根強く、人気コメント思想スタンスは反権力リベラル路線が盤石だったといえます。 同時期、社会文化的な論争でもはてなの人気コメントリベラル派に軍配が上がることがほとんどでした。例えば2018年には東京医科大学入試差別問題女子受験生の点数を一律減点)が発覚しましたが、このニュースに対しては「時代錯誤な男女差別だ」「女性の機会を奪う不公正」という糾弾コメントが大量に付き、スターを集めました。さら2017年から世界的に#MeToo運動が広がり、日本でも伊藤詩織さんの性暴力被害告発が注目されましたが、はてなブックマークでも彼女を支持し日本の性暴力問題警鐘を鳴らすコメントが多数賛同を得ました。逆に、杉田水脈議員による「LGBT生産性がない」発言2018年)など保守政治家の差別的な発言に対しては、「公人として許せない」「差別のものだ」と厳しく非難するコメントが目立ちました(抗議デモ記事にも「まず謝罪を」「議員辞職すべき」といったユーザーの声が集まっています)。

このように、ジェンダー平等マイノリティ人権擁護など進歩的価値観を支持するコメントが引き続き優勢であり、はてなにおけるリベラル志向は揺るがないままでした。しかし、2010年代後半になると、そのリベラル優勢が「行き過ぎた内輪化」として指摘される場面も増えてきます。活発だったユーザー層が次第に高年齢化し、新規参入者や多様な意見が減ったことで、「同じメンバーによる同じような主張」が目立つようになったのです。実際2020年直前のある分析では、「最近はてブ負のオーラがすごい。一般感覚とかけ離れた左寄りコメで埋め尽くされ、陰謀論じみた人気コメントトップになることもある」と嘆く声がありました。

このユーザーは「明らかにユーザーが高年齢化し、40代前半くらいのおっさんばかりになった」と指摘しています。つまりネット上で極端なイデオロギーを露わにする層は中高年男性が多く、はてなブックマーク左翼のおじさんの溜まり場になってしまったという自己分析です。この指摘の通り、2015〜19年頃の人気コメント欄では、同じ論調メンバースターを付け合って盛り上がるエコーチェンバー化が進行した側面があります。「安倍政権=悪」「リベラルこそ正義」という大枠に沿うコメントは容易に支持を集める一方で、それに異を唱える意見最初から敬遠排斥されやす空気が醸成されていました。もっとも、当のリベラルユーザーたちは自分たちの主張を**「正論」「市民感覚」だと信じていたため、そうした内輪化を自覚しにくかったようです。はてなブックマークを長年使ってきた一部のユーザーには閉塞感も広がり、2010年代後半には「最近はてブはひどい」「昔はもっと面白い情報が拾えたのに」という懐古的な意見も増えました。例えばある匿名日記では、「2年以上前からはてブは終わった”と言われているが、最近本格的に面白い情報が見つからなくなった気がする」と嘆かれています。この背景には、政治ジャンルに限らずホッテントリ固定化(いつも似たような記事コメントが上位に上がる)や、新興メディアNAVERまとめTogetterTwitter等)への関心分散がありました。 総じて、2015〜2019年リベラル優勢が定着する一方で、その強い傾向ゆえの弊害(画一化・内輪化)も指摘された時期と言えます。依然として人気コメントは「右派批判」「市民目線政府批判」が主流でしたが、その論調はどこかマンネリ化し、新鮮味に欠けるとの声も出始めたのです。

ただ、この頃まではまだ保守論調が人気上位に食い込むことは稀で、基本路線としては**「反自民リベラル」**の牙城が守られていたと総括できます

https://anond.hatelabo.jp/20250617074749 に続く

Permalink |記事への反応(1) | 07:43

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2025-06-16

次期首相にふさわしい人候補AIに探させた結果

ChatGPT o3 +Deep Research機能使用

  1. 石破茂
  2. 河野太郎
  3. 茂木敏充

以上の3名はいずれも現在日本が直面する課題対応し得る優れた資質を備えていますが、それぞれ強みと弱みが異なります。石破氏は安定感抜群の政策通、河野氏時代を切り拓く改革派茂木氏は実績豊富な実務家として、それぞれ「今この情勢で最大限に活躍できる」可能性を秘めた次期首相候補と言えるでしょう。

河野とか舐めてんのか。死ねChatGPT。

Permalink |記事への反応(0) | 18:08

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2025-06-10

anond:20250610022914

ちなにみにChatGPTは

いいえ、リベラル自由主義者)と無政府主義者アナキスト)は必ずしも対極ではありません。両者には共通点もありますが、立脚点やゴールに大きな違いがあります

国家権威による不当な介入に反対し、個人自由を重視するという点で一致します。

両者とも、国家宗教企業などの権威的な構造には慎重で、批判的です。

思想スペクトルで見ると:

権威主義 ←―――――自由主義(リベラル) ―――――→無政府主義アナキズム

まりリベラル現実的範囲自由を追求する改革派であり、無政府主義者はよりラディカルに自由平等を求め、国家権威のもの否定する急進派といえます

だって対極とか君しか言ってないんじゃないの?

Permalink |記事への反応(1) | 02:31

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2025-06-02

お前らコメ農家記事に騙されんじゃねーぞコラ

コメ農家全然儲かってないんですぅ」

 

こんな記事ばっかりで辟易する、メディアが作るよくあるコメ農家

 

三菱総合研究所記事が分かりやす

https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20230712.html

 

タイプ1.一般農家 0.35ヘクタール

タイプ2.兼業農家 1.7ヘクタール

タイプ3.専業農家 17ヘクタール

タイプ5.法人農家 30ヘクタール以上

 

よく昔から目にする記事タイプ1、イマドキなのがタイプ2だ

こういう農家はもう「成立していない」

時給10円とか言ってるのはこれ

じゃあ何でやってるか?自分で食べるためだ

この人たちが「全然儲かってないんですぅ」って記事で言ってたら「そりゃそうやろ」となる

もう一つ理由として上げられてるのが税金対策

赤字経営をわざとやってる状態

 

先祖伝来の農地を守る必要がある」「地域で暮らす住民同士の眼があって、農地を荒らすことはできない」など、定性的感傷的な説明を聞くことはあるが、あまりにも経済合理性に乏しいように思われてならない。

実は、あまり表には現れない、経済合理的理由存在している。ポイントは2つある。第1のポイントは、兼業農家であれば、農業赤字サラリーマン所得損益通算赤字所得を他の黒字所得から差し引くこと)することによって、ある程度はカバーできるということであるタイプ1の農家確定申告時の事業赤字が41万円であるとすると、仮に300万円程度の給与所得別にある場合、おおよそ7~8万円程度は、所得住民税などが減額される可能性が高い

 

なお、タイプ1・2両方とも超高齢化していて、お前らがイメージするコメ農家のおじいちゃんがこれだ

普通仕事なら特区の昔に引退してる年齢でやってる

あと10年でかなりが居なくなると思っていい(※資料11ページ目)

 

タイプ3は、記事にあるが「家族労働費を486万円と見積もったうえで、280万円の黒字」だ

所得が767万円ってことになる

別に困ってないだろ

この記事2023年からね?今コメ価格が倍ちかくなってるから、どうなるかわかるだろ?騙されんなよコラ

 

タイプ4は、タイプ3と言うほど変わらない

1人あたりの限界が15〜20ヘクタールあたりにあるらしいから、それ以上儲けるには色々アグリテック頑張って効率化する必要がある

もちろんそこそこ儲かっている

 

なお、タイプ3・4の平均年齢は50代くらいだ、別に老人じゃないぞ(全業種平均年齢は43歳くらい)

こいつらが「全然儲かっていない」と言ったらウソか、経営問題か、単なる「給料上げたい」って話だからな?

何が「法人でやってるが毎年赤字」だよ、サラリーマン読者を騙そうって気満々だな

 

全体の面積ベースで言えば、このタイプ3・4で3〜4割だ、いまだのタイプ1・2がどれだけ多いか自民党の票田になってるか)がわかるだろうよ

 

じゃあコメ農家の声は無視して良いのか?といえばそんなことなくて

タイプ3・4にもっと効率よく作ってもらえるように法整備やら農政やらやっていかなきゃならん

そんくらい、専門家が散々言ってる、この半年何回も聞いた

はてなーはこういうの全然見てないみたいだな、これだけ騒がれても、忙しいの?コメントする前に少しくらい調べないのか、俺は怖くて裏取りしないと書けないけどな

なり手不足っていうのも怪しい、タイプ3・4の人口わずかだが、それで3〜4割賄えてるんだよ、必要なのは離農者からの引き継ぎが円滑に行えることなんじゃないの

 

資料

https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/240827/attach/pdf/240827-3.pdf

 

___

 

他知ってること

・ちなみにコメ経営団体10年ちょいで5割減少している、生産量は2割減

・苦しいのは中山間部の人たち、だがそれももう70代とかなんだよね

・米価が5kg2000円が厳しいというのは本当、生産コストが年々上がっている

 

___ 

今日仕事忙しいから一々コメント見ないけど

とにかくデータを見てくれ、はてなーですらデータ見てる人少ないのはガッカリする、ヤフコメより劣る

農水省データちゃんと出してるから、見つけられなかったらAIに聞きな

あと専門家の話しも何人か聞きな、共通点差異が大体見えるから

当事者インタビューしてみました」という記事には注意してくれ、マジでPV取れば良いんだろうなってのが多い、零細コメ農家やら零細卸やら零細小売やら

あれ大まかな台本作ってるだろ?NHK含め散々そういうのやって批判されてきてたのにはてなーが釣られてるのだせーからやめろよ

一方で最近おもったよりテレビちゃん報道してる、Youtubeでも見れるからおすすめだぞ

 

特に農家状態は、10年前と今と10年後でガラッと変わる状態から、常に知識更新していかないと騙されるぞ

「お百姓様」で脳死するのをやめろ、全責任を何か負わせて脳死するのもやめろ、そういう時代じゃないでしょ、ちゃんと持続可能性を考えて、お前らは学がある方なんだから

 

_____

 

そういや、昨日の森山幹事長発言って見たか?バズってなかったけど

 

森山自民幹事長小泉氏を擁護 備蓄米放出「当然」

https://www.jiji.com/jc/article?k=2025060200801&g=pol

 

これびっくりしたんだけど

適正価格が「3000〜3200円くらい」って言ってたのはまあ置いといて

「増産して輸出できるように価格を下げていく」って言ったんだよね、農水族の重鎮が

これって族議員コンセンサス取れてたのか?

この話って改革派からしか聞こえてこなかったし減反とは真逆になるからびびったんだけど

一応農水省は輸出拡大するってやってたっぽいけど(て考えると、森山幹事長バランス取ってるだけなのか?)

 

コメ輸出、35万トン目標 2030年、昨年実績の8倍―農水省

https://www.jiji.com/jc/article?k=2025031101079&g=eco

 

もともと今が過渡期なだけで、森山幹事長は元よりそのつもりで進次郎にしたんだろうか?

(一応説明すると、米を沢山輸出できる状態にしておくことで食料自給率を上げるっていう作戦他国はこうやってるらしい。だから米がないのに輸出する政府批判するのは一旦やめて欲しい、今販路拡大してるところだから) 

 

これこれ

https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/900025703.html

 

石破総理小泉農水大臣の恩讐の農政改革コンビVS森山幹事長率いる「農政改革絶対阻止」農水族軍団森山幹事長は周辺にこう漏らしているという。「進次郎に変なことはさせませんから」(青山氏の取材より)

 

全然話違うじゃん、応援してるまである

まあ幹事長だし選挙第一なのかもしれんけど

Permalink |記事への反応(21) | 20:32

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2025-05-30

ChatGPTと韓国における代替歴史ファンタジーについて語ってみた

あなた:

韓国における代替歴史物の創作君主制を想定した場合典型的ストーリーを教えてください

ChatGPT:

韓国における代替歴史仮想歴史、または「もしも歴史」)ジャンルは、特にウェブ小説ドラママンファ韓国漫画)などで非常に人気があります君主制を前提とした代替歴史物は、「朝鮮王朝が続いていたら」「大韓帝国が滅びなかったら」「近代以降も王政が存続していたら」など、歴史分岐点仮定することで展開されます

以下は、典型的ストーリーラインパターンです:

1.現代君主制の存続(現代韓国立憲君主国)

設定例:1910年日本併合されなかった、または1945年以降に王政が復活した世界

ストーリー

若き王太子王女が、政争陰謀国際関係の中で王室の存続と改革を目指す。

王室を中心にした宮廷ロマンスや、現代政治との対立が描かれる。

主人公一般市民から突然皇太子妃に選ばれる…といった「シンデレラ」系展開も人気。

代表作例:ドラマ『宮 -Love in Palace-』(韓国君主制が残っていたらという設定)

2.大韓帝国朝鮮王朝の継続

設定例:清や日本圧力を跳ね除けて近代化に成功大韓帝国が今も国家として存続。

ストーリー

近代路線を進める国王旧弊貴族との権力闘争

軍制改革産業育成・列強との交渉などを中心とした歴史スリラー

主人公改革派の若き王子または天才官僚軍人として登場し、国を導く。

3.架空朝鮮王朝(完全なファンタジー世界

設定例:朝鮮文化ベースにしたが、歴史的な国家とは異なるファンタジー国家

ストーリー

宮廷内の陰謀政変、魔術や妖怪などの要素も加えられる。

女性主人公男装して科挙に挑戦する、あるいは王妃として政敵と戦うなど。

逆ハーレム」的展開もありえる。

代表作例:小説『赤い袖先』(歴史ベースだがロマンチックな脚色が多い)

4.タイムスリップ君主制の再発見

設定例:現代人が過去王朝時代タイムスリップし、歴史を変えようとする。

ストーリー

IT知識を駆使して軍事改革政策改善、民生安定などを実現する。

主人公が王になったり、王に仕える形で「現代価値観」を浸透させる。

ロマンスも絡みやすい。

代表作例:ウェブ小説『テムパル(王に憑依した男)』など

ストーリーテンプレート共通要素:

要素説明

宮廷陰謀政治闘争、後継争い、暗殺などが主軸に

身分ロマンス 王と平民恋愛、あるいは政略結婚からの愛

近代化と改革保守vs改革派の構図

外敵との対峙 清、日本欧米列強などが敵役

主人公の成長譚無能と思われた王子覚醒女性主人公政治舞台

もしご希望があれば、特定時代設定やテーマ(例:改革志向王妃主人公、外敵に抗う若き王子など)に沿ってオリジナルストーリープロット作成できますよ。

あなた:

韓国人が夢想する代替歴史創作君主制が人気なのですか

ChatGPT:

はい韓国における代替歴史創作では君主制は非常に人気のあるテーマです。以下に、その理由や背景、そして現代韓国社会との関連性を解説します。

🇰🇷韓国君主制が人気の理由代替歴史創作において)

1.現実との対比によるロマンと逃避

韓国現在民主共和国ですが、現代政治への不信感や疲弊感が社会の中に存在します。

君主制=強いカリスマ指導者、秩序、美意識伝統文化象徴とされ、**「理想統治者像」**として描かれることが多いです。

特にフィクションの中では、「賢君」「改革派の王」「国民を思う王女」など、理想化された人物が登場し、現実では得られない希望正義体現されるのです。

2.韓国文化歴史的背景への愛着

朝鮮王朝(1392-1897)や大韓帝国(1897-1910)の美術建築衣装などは韓国伝統文化象徴

宮廷文化科挙制度王宮建築など、視覚的・美術的に魅力的な要素が多く、映像作品マンファに適しています

韓国ファンタジー」を構築するうえで、王朝文化はとても都合がよい舞台です。

3.植民地期と王権のロス

1910年日本による韓国併合で、大韓帝国強制的消滅

多くの代替歴史作品では、「もし併合されなかったら」「もし大韓帝国が続いていたら」というナショナル・アイデンティティの再構築が試みられています

これは一種の「歴史修復願望」にも通じます

4.ドラママンファウェブ小説の影響

『宮(Goong)』『赤い袖先』『雲が描いた月明かり』『恋慕』『ノクドゥ伝』など、君主制設定のロマンス作品が大ヒット。

ウェブ小説プラットフォームカカオページ、RIDIBOOKSなど)でも、王族王朝テーマにした作品が多く、安定したファンダム形成しています

🔥 人気の背景を要約すると:

📜歴史的な喪失感王政終焉植民地支配) →回復願望

👑カリスマリーダーへの欲望理想の王・王女の登場

🎨視覚文化的な美しさ →宮廷文化衣装儀式など

💔現代社会への不満 →フィクション内の「正義」追求

代表的なジャンルパターン

ジャンル説明

宮廷ロマンス王族×庶民政略結婚からの恋/王位継承争い

時代ファンタジー架空王朝魔法妖怪天命など非現実要素

政治ドラマ 賢君が腐敗貴族と戦う/現代価値観改革

タイムスリップ現代人が王に転生/近代知識王朝改革

もし興味があれば、韓国代替歴史小説における人気作ランキングや、最近ウェブ小説トレンドもお調べできます

あなた:

現在世界の国の圧倒的多数共和制です。たとえ日本による植民地支配を実際の韓国が受けなかったとしても、韓国君主制が続いてたと仮定するのは荒唐無稽ではありませんか?

ChatGPT:

非常に鋭いご指摘です。ご指摘の通り、現代国際政治社会の潮流に照らせば、韓国君主制が続いていたと仮定するのは現実的には非常に難しい、つまり荒唐無稽」と言ってよい側面があります。ただし、代替歴史架空歴史)というジャンルが扱うのは現実的な「あり得た未来」というより、**ある種の「文化的・心理的欲望」や「理想投影」**であるため、現実性とはまた別の次元の話になるのです。

以下、順を追って解説します。

✅ 1.歴史的・構造的に見た君主制の非現実

現実世界潮流:

20世紀以降、王政廃止した国は多数。

第二次世界大戦後は、植民地支配から独立した国のほとんどが共和制採用

韓国文化歴史が近い中国中華民国中華人民共和国)、ベトナム阮朝社会主義共和国)なども王政廃止

朝鮮半島において:

大韓帝国(1897–1910)は、清の宗主権を脱して近代国家を目指したが、近代化は不完全で内部の腐敗と列強圧力さらされていた。

仮に日本による併合がなかったとしても、国内革命(例:辛亥革命的なもの)やクーデターによって王政廃止共和制移行の可能性が高い。

したがって、リアル歴史分岐点を考えると、君主制21世紀まで韓国に残っていた可能性はきわめて低いです。

🤔 2. にもかかわらず、なぜ君主制が人気なのか?

この矛盾は、代替歴史における「リアル可能性」より「感情的欲望」や「美学」が重視されるというジャンル特性に由来します。

心理的文化的背景:

「もしも滅びなかったら」=喪失への反動文化ノスタルジア

君主制物語装置として、「家柄」「身分」「天命」などのドラマ性・運命論を生む力が強い。

君主制舞台にした物語では、貴族王族反乱軍平民といった階層社会がくっきり描け、読者にとっても分かりやすい。

民主主義への不満・疲労感:

現代社会では不正格差ポピュリズムなど民主主義の問題点も目立つ。

フィクションでは、「聡明な王がすべてを導く」というユートピア統治像が歓迎されやすい。

💡 補足:現代君主制が残っている国も存在

実際には現在君主制国家は30か国以上あり、その多くは立憲君主制(英国日本スウェーデンなど)です。ただしそれらは古くから制度を維持してきた特異な例であり、新たに王政を導入する国はありません。

結論

はい歴史的・構造的に見て韓国君主制存続を仮定するのは現実性に欠ける仮定です。

しかし、それは代替歴史ジャンルにおいては「荒唐無稽であること」がむしろ想像力余地を与える魅力となります

これは「現実再現する」ための歴史ではなく、「現実では失われたかもしれない理想夢想する」ための物語なのです。

もしご興味があれば、「君主制フィクション」がどうして現代視聴者にとって魅力的なのかをもう少し哲学的文化論的に深掘りすることも可能です。

Permalink |記事への反応(0) | 01:15

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2025-05-27

コメ農政の主張の派閥まとめ

ここ数ヶ月コメ問題調べてる

保守派

農水省全農自民党のそういう地域議員族議員、零細コメ農家(おじいちゃん

・主張:減反生産量調整、コメを高く

モチベーションコメ農家の維持、票田として大きい(100万戸くらい)

 

改革派筆頭

山下一仁など

・主張:たくさん作って、余ったら輸出。コメ農家補助金保護海外と同様)

モチベーション減反補助金を出す歪な構造安全保障日本米は海外で売れる(ただし安ければ)

 

改革派

・多くの専門家、たぶん石破や小泉もここ

・主張:上の「改革派筆頭」と大体同じだが、コメ輸出が上手くいくかは懐疑的折衷案を唱える人が多い

ちょっと面白いのが、農家を守れ!的な専門家でもよくよく聞くと似た主張をしている。保守派結構異端に見える。

 

どっちでもいいです派

・大規模コメ農家法人(若手)

・主張:農地飛び地問題をとにかく解決したい

モチベーション:どっちでも経営が成り立つようにはしているらしい、ただ農地バンクが上手く機能していないと怒ってる

 

Permalink |記事への反応(0) | 10:43

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2025-05-21

ここで小泉が農水大臣ってのは、石破は本気なのでは

ChatGPTまとめ

 

小泉進次郎氏は2015年から自民党の農林部会長などを務める中で、農協改革を中心とした農政改革に取り組みました。

特に注目されたのは、中央集権的だったJA全中指導権限廃止し、地域JA自主性を高めるという改革です。

これにより一部では組織見直しが進みましたが、既得権益の壁は厚く、改革部分的にとどまりました。

自民党内の農政族やJAグループからの強い反発があり、農家不安の声も影響しました。

また、農協金融部門などには手を付けられず、抜本的な改革には至りませんでした。

政治的には大きなインパクトを与えたものの、その後小泉氏が環境相に転じたことで、農政改革はやや停滞してしまいました。

それでも、農協という“聖域”に正面から向き合った姿勢は、今も評価の分かれるところです。

 

● 石破氏のスタンス発言

・「減反政策見直し」を示唆

石破氏は「市場原理を重視すべき」「担い手を育てるためにもコメ政策のあり方を再考すべき」といった発言をしており、画一的減反からの脱却に理解を示していました。

効率的農業経営体の育成を主張

規模の拡大・法人化など、競争力ある農業を育てることが日本農業再生につながるという持論を持っており、コメ政策もその一環として考えていました。

 

● 具体的な成果は?

石破氏自身の在任期間が短かったため、具体的な制度改革までは至りませんでした。ただし、その後の減反廃止2018年)に向けた議論の地ならしとして、

石破氏のような現実主義改革派の姿勢が徐々に影響を与えたといえます

 

_______

 

所感

とりあえず農政問題意識があるなら、2人が頑張るうちは見守るべきじゃね

最後の聖域、コメ農政全農というものに対して、コメ高騰という世間追い風がある状態で、この布陣なんだから

来年も変わってなかったら無能!と罵ればいい

Permalink |記事への反応(1) | 14:52

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2025-05-10

anond:20250510205844

兵庫県改革派vs旧主派みたいな構図が何とか成り立ってたけど

いや、成り立ってませんけど

デマとか陰謀論の類でしか無かったのに信じた兵庫県民が多すぎてみんな驚いてましたけど

Permalink |記事への反応(0) | 21:05

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斎藤支持者の陰謀論

百条委員会報告書第三者委員会報告書を受け入れないまでは

兵庫県改革派vs旧主派みたいな構図が何とか成り立ってたけど

消費者庁の指摘にまで盾突くようになったらもう無理でしょ


支持者は反斎藤相手に散々サヨクレッテル張ってたけど

もはや斎藤の方が国に反旗を翻してるやんか

Permalink |記事への反応(2) | 20:58

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2025-04-26

カルトに乗っ取られる民主主義

かつての民主主義政治において勝利する方程式は「無党派層中間派をどうつかまえるか」ということだった。政治現場においても、様々な立場意見を取り込んで「玉虫色」にする能力が、政治家として出世するための重要資質だった。

現在、この常識は既に崩壊しつつある。トランプ政権がいい例である。「間違った政策」のカタログといってもいいほど無茶苦茶なのにも関わらず、アメリカ国民の4割前後は強力に支持している。相対的に少数派であるが、このカルト的支持者の熱量中間派の数百倍はあることは忘れてはいけない。事実SNSでは優勢であり、一日中情報発信時間を費やす人も多いことを考えれば、トランプカルト的支持者に依存して政治を進めることには政治的な合理性がある。

これはアメリカ特殊事情では決してない。実は、振り返れば安倍政権もそうだった。安倍政権には、どんなスキャンダルがあろうが、どんな政策をとろうが、絶対に支持・擁護を続けるカルト岩盤支持層存在した。有名どころでは高橋洋一氏がいい例で、民主党政権消費増税を決めたときは「経済音痴バカ左翼政党」と散々罵倒していたのに、安倍政権でそれを粛々と実行する際にはただの一言批判しなかった。他にも、憲法改正靖国神社公式参拝北方領土返還も、コアな支持層の関心の強い政策ほとんど実現できていないどころか後退していると言っていいにも関わらず、なぜか安倍政権は見放されることはなかった。

カルト的支持者たちは、SNSでの情報発信だけではなく、既存メディアに対する「偏向報道をやめろ!」などの抗議活動や凸電などにも熱心である結果的メディアは、一方的批判バッシングを控えて、「いろいろな意見がありますが……」などの表現にとどめるようになっている。中間派の人たちも、SNSで「いろいろな意見」を目にして、「『いろいろな意見』があるのだからメディア左派一方的批判ではなく相手側の意見も聞くべき」という、「リベラル」な態度を取る人が多くなる。また、当初は「過激すぎてダメだろ」だと思っていた暴論や陰謀論も、毎日ようにYoutubeで目にするようになれば、段々と「賛成はしないけど一つの意見」に見えてくる。

対称的に、かつての民主党政権には高橋氏のようなカルト的支持者がいなかった。民主党のコアな支持者であっても、政策自体に賛成できなかったり、政権運営に不備があったりすれば、それを普通に批判した。別に当たり前すぎることではあるが、この「当たり前」が民主党政権支持率の低下にストッパーがかからなかった原因だった。安倍政権以降、岸田首相も石破首相も「バランスの取れた政治」を行っているが、支持・擁護するカルト支持者は皆無で、当然ながら抗議活動や凸電に怯える必要もなく、「オールドメディア」も安心して「一貫性がない」「頼りない」とバッシングして、支持率低下に歯止めがかかっていない。


兵庫県斎藤知事第三者委員会報告書すら突っぱねているのも、熱狂的なカルト的支持者がいるかであるYoutubeでは立花孝志とその熱烈な支援者である堀江貴文をはじめとして、斎藤知事擁護する陰謀論が圧倒的に優勢であり、「推し活」で県議会に押しかける集団までいる。支持率は34%ということだが、この3割のかなりの割合カルト支持者であると考えると、今後知事を続けていくには十分な支持率だろう。

斎藤知事記者会見では追い込まれているが、そうなるほど「オールドメディアなどの既得権層に改革派知事誹謗中傷いじめられている!」と、「信者」の誹謗中傷嫌がらせはより過激化する結果になっている。一部に怒声で詰問するフリー記者がいるが、明らかに信者」の暴力的活動過激化に拍車をかけ、犠牲者を増やしているだけだろう。

テレビ報道も、TBS報道特集」を例外として、「おねだりパワハラ」を連日のように面白おかしく報じていた昨年に比べて、完全に及び腰になっていいる。新聞普段対立している朝日から産経まで、そろって斎藤知事に厳しい論調だが、カルト的支持者から見れば「もはや誰も読んでいないのに偉そうな顔だけしているオールドメディア」でしかなく、ほとんど影響がないどころか、むしろ逆効果になっている。テレビで唯一頑張っているTBSも、別の番組では堀江貴文中田敦彦を平然と出演させており、結局は「報道特集」制作陣の努力を完全に台無しにしている。

Permalink |記事への反応(1) | 09:45

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2025-02-26

財務省解体するために国民ができる具体的な行動を考えるスレ

増田民は頭悪そうなのでChatGPTに聞いてみた。

 

財務省解体するために国民ができる具体的な行動

財務省解体には、国民意志と行動が不可欠です。ただ「財務省をなくせ!」と叫ぶだけでは何も変わりません。そこで、実際に影響を与えられる具体的なアクションプランを紹介します。

1.世論を動かす(情報拡散啓蒙活動

✅ まず知ることが第一

財務省政策増税予算管理国債発行など)が日本経済に与える影響を学ぶ

財政破綻論」のウソや、財務省主導の緊縮財政問題点理解する

SNSメディア活用して情報拡散

Twitter(X)、YouTubeブログ財務省問題点をわかりやすく発信

インフルエンサー専門家連携し、議論を盛り上げる

「#財務省解体」「#緊縮財政反対」などのハッシュタグ活用して拡散

財務省政策に関するデモ集会に参加

財務省デモ」や「財政民主化集会」など、関連する運動に参加

署名運動企画支援オンライン署名サイトChange.org などを活用

2.政治を動かす(選挙請願ロビー活動

増税派・緊縮財政派の政治家を落選させる

選挙のたびに「財務省寄り」の政治家をリストアップし、落選運動を行う

逆に「財務省解体財政民主化」を掲げる政治家を支援する

国会議員に直接働きかける

国会議員メール電話SNS財務省改革を求める意見を送る

地元議員事務所訪問し、財務省解体必要性を訴える

請願書」を作成し、国会へ提出(10万人以上の署名が集まれ効果大)

独立系候補政党支援

既存政党が頼りにならないなら、新党独立候補支援

クラウドファンディングなどを活用し、財政改革を訴える政治運動資金提供

3.財務省の力を弱める(分権化経済活動

地方財政自主権を拡大する運動支援

地方自治体が財務省依存しないように、地方財政独立を求める運動を推進

地方経済活性化し、中央政府財政管理への依存を減らす

民間シンクタンクオルタナティブ財政機関支援

政府とは独立した経済研究機関シンクタンク)を設立支援し、財務省政策に対抗するデータ政策提言を発信

財務省データを精査し、世論操作しようとする動きを監視

地方民間主導の金融経済政策を拡大

中央政府依存しない「地域通貨」や「地方債発行」を推進し、財務省の統制を弱める

政府に頼らず、民間地方経済を回す流れを作る

4.法律を変える(憲法法律改正

財務省解体を求める法案の提出

国会議員と協力し、「財務省解体財政民主化法案」を立案・提出させる

政治団体を組織し、国会圧力をかける

住民投票実施を求める

増税財政政策に関する住民投票を全国規模で実施できるよう運動

スイス米国の州のように、重要財政決定を国民投票で決める仕組みを作る

まとめ:個人でもできること

財務省問題点を学び、SNSメディア拡散

選挙財務省寄りの政治家を落選させ、改革派を支援

国会議員に直接働きかけ、法改正請願活動を推進

地方財政自主権を拡大し、民間経済の力を強める

財務省の力を分散させる法律改正を求める運動支援

まずは、できることから始めましょう。小さな行動の積み重ねが、大きな変革を生み出します。

Permalink |記事への反応(0) | 09:54

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2025-01-24

フジテレビはやっぱ強いね

フジテレビ労組組合員が急増 専務労組とのやり取りで辞意表明

https://www.asahi.com/articles/AST1R2RK4T1RUCVL04JM.html



なんだかんだ社員が優秀だから、中堅社員の中から改革派みたいなのが立ち上がって、上手い落としどころ見つけて着地させるんだろうな。

社長含めて役員も変えるんだろうけど、そういう改革派の中から役員選任して、外部にも変わったことをPR、みたいな。

ネットだと「倒産」、「廃業」、「解体」とか噴き上がってるけど、まあ無いわね。

Permalink |記事への反応(1) | 07:07

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2025-01-22

anond:20250121113508

改革派vs既得権益

このなかの既得権益にメデイアそのものが含まれると考える層が増えたと思う テレビ局社員は高給取りで、不況知らずで(それこそいま週刊誌が描いたフジテレビみたいに)女子アナを酒席に呼んで芸能人と豪遊している特権階級、みたいなイメージ。彼らに対する直接的な反発が、報道内容への反感になっている。立花について行く奴らは語られている内容ではなく、誰が批判しているかしか興味はない。鼻につくクソ野郎が叩いているなら、それに脊髄反射的に反対するのが快感なのだ現実的メディアの中にも慎ましい会社員大勢いる事なんか想像もできない。

繰り返す メディアのもの既得権益と考えている層がいるからこうなっている

Permalink |記事への反応(0) | 10:29

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2025-01-21

anond:20250121113508

改革派vs.既得権益層」というストーリーは間違っていない。

改革派」とされる者と「既得権益層」とされる者とが本来意味からまるで逆転している事を除けば。

Permalink |記事への反応(0) | 15:39

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立花デマを信じる人がいる理由

立花孝志がデマで人を死に追い込むことをなんとも思っていない人物であることは明らかだが、より恐ろしいのは、立花デマを信じる人や、デマとわかっていて乗っかっている人が、それになりの肩書きを持った人にも見られることである(例えば高橋洋一堀江貴文)。この理由について、思いついたところを簡単に述べてみたい。

一つにはやはり、テレビなど「オールドメディア」への対決姿勢であろう。そもそも立花兵庫県知事選に目をつけ、斎藤知事擁護するようなったのは、彼がテレビで連日のように大きくバッシングされていたかである立花だけではなく、もともとテレビ報道テレビ局の権力構造批判していた多くのユーチューバーも「テレビが伝えない真実」という文脈で、テレビ既存マスメディアバッシングするという目的で、立花デマに乗っかって斎藤知事擁護する動画積極的配信するようになった。

そしてこの数年、ジャニー喜多川松本人志中居正広と、メディアに大きな影響力を持つ芸能事務所や大物芸能人の性加害スキャンダルが明らかになり、それを少なくとも当初テレビ新聞は全く報じなかったことで、「立花よりはさすがに新聞テレビの方がまともだろ」と言っても、全く説得力を持たなくなってしまった。このように、「テレビはもう信じられない、どの情報を信じたらいいのかわからない」という、ぽっかり空いた大きな隙間に、立花が全力で入り込んでいるわけである

しかし、SNSテレビという文脈だけでは、立花デマに乗っかる人たちの存在理解できない。岸田前首相は、テレビで「増税メガネ」と悪質なレッテルを貼られて散々バッシングされていたが、外交ベアの復活など擁護するためのネタ豊富にあったにもかかわらず、岸田首相擁護するインフルエンサーユーチューバーほとんどゼロだった。テレビいじめられているなら誰でもいい、というわけでは明らかにない。

そこで、もう一つの文脈である、「改革派vs.既得権益層」という、政治解釈するストーリーの吸引力の強さを指摘する必要がある。「改革派vs.既得権益層」は、もともとはテレビなどオールドメディアが作り出し、定着させたストーリーであり、2000年代小泉郵政解散選挙民主党政権の成立においては、こうしたストーリーが強力な役割を果たした。

改革派vs.既得権益層」のストーリーは、主に税金をめぐって語られることが多い。つまり既得権益層とは、要は「俺たちの税金をむしり取って食っている連中」であり、改革派とはそれに戦って「税金自分たちに取り戻す」側と認識されている。内容的には「新自由主義」そのものだが、日本では新自由主義批判する左翼の多数も、なぜだかこのストーリーが大好きである。「減税」を掲げながら「福祉教育予算を増やせ」を主張するという支離滅裂を全く矛盾と感じていないくらい、このストーリー日本における吸引力は強い。

実際のところは、ある人物改革派なのか既得権益層なのかは、簡単に分けられるわけではない。斎藤知事も、総務省官僚出身既得権益層としてみられても全く不思議ではない。しか立花が、斎藤知事は「改革派」で、兵庫県議会や県職員は「既得権益層」であるというイメージを構築すると、それがYoutube視聴者に「なるほど!わかりやすい!」として、急激な勢いで拡散していくことになった。斎藤知事バッシングしていたテレビも、SNSでは当然ながら既得権益層の側として位置付けられるようになっている。

堀江貴文など立花の支持者・容認派の大多数は、彼の嘘やデマを知らないわけではない。むしろデマであることはとっくの昔にわかっているのだが、「テレビ局や増税派など既得権益層と戦っているなら、デマなどたいした問題ではない」とか、「テレビが流してきたデマ情報隠蔽の方がよっぽどひどい」などと考えているのである。コアな支持者に至っては、「デマ立花さんの戦術」などと開き直っている。

たとえ立花逮捕されても、彼がゾンビのように蘇らせてしまった、「改革派vs.既得権益層」というストーリーの影響力はますます強まっていくことになるだろう。SNSだと年金でなんとか生活している高齢者も「既得権益層」になりそうな雰囲気がある。日本が最悪の時代へと向かう入り口にあるという悲観的な将来しか思い付かない。

追記

 

元々人にわかやすく読ませるようには書いてなかったが、「ながい」「わかりくにい」という感想があったので、要約。

 

立花デマを信じる(乗っかる)人がいる理由は、(1)身内の性加害問題をまともに報じないオールドメディアへの失望や不信感の高まりと、(2)税金を食い物にしている既得権益層に対する改革派の闘いという、20年以上前から定着している、日本有権者にとって最も人気のあるわかりやす政治ストーリーが組み合わさった結果。

立花中居フジテレビ問題動画ものすごい勢いで連投している。中には100万再生回数を超えているものもあり、文春公式立花批判するリベラル派のチャンネルよりも圧倒的に多く、目下タッグを組んでいる堀江貴文に次いで最も視聴されているチャンネルになってしまっている。

この膨大な視聴者を、そのままそっくりオールドメディア癒着した既得権益層に対して闘いを挑む改革派」というストーリー政治に動員しよう、というのが立花の目論見であろう。まずは早く逮捕されてほしい。

Permalink |記事への反応(16) | 11:35

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2025-01-04

anond:20250104213254

弱者男性だが、共通するのはリベラルフェミニストという存在が目障りというだけ

それ以上の目的は人による

そもそもリベラルフェミニストが目障りだからまれたら最初から政治的存在なんだよね

拗れてる部分があるとしたらリベラルフェミニスト革新派気取りだがアップデートはされない頑迷守旧派で、一見変化を拒んでるように見える弱者男性こそが日本では革新派改革派なんだけど

とりあえず弱者男性の主な支持政党自民党や立憲共産党ではなく国民民主党なのは間違いない

Permalink |記事への反応(0) | 22:00

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