
はてなキーワード:怪談とは
オデッセイにはメドゥーサ、ミノタウロス、カリュドーンの猪など、神話に登場する怪物が登場し戦える
これシャドウズにはない要素
シャドウズにも「怪談を調べていたらほとんどはガセだった〜と思いきや最後の最後に本物の鬼が出てきた!」ってサブクエはあったし、化け狸や二尾の狐を観察して墨絵に描くなどのファンタジック要素はあった
シャドウズでもろくろ首(弱そう)とかガシャ髑髏とか日本の妖怪もっと出てきたら楽しいのにな〜とオデッセイプレイしながら思い、妄想しながら眠った
シャドウズは淡路島が舞台のDLCが最近出てきて、DLC2は尾張が舞台だとか、それとは別に進撃の巨人とコラボするだとか噂されている
ナオエは身軽だから高所にどこまでも登れて、あまりにも高い位置に行くと敵はもう追って来れなくなって見失ってくれる
でも夢の中だとナオエが上方に逃げ続けてると、鎌みたいな腕を持った人面蜘蛛がカサカサっと一緒に登ってきて高所が安全地帯ではなくなりそこで戦闘を余儀なくされた
高所に登りさえすれば戦闘を振り切れていたのに、夢の中ではそうもいかなくて焦った
蜘蛛を倒して地上を見ると、建物一個分ぐらいある巨大な化け物がおどろどろしく何体もいる
具体的な姿はうろ覚えだがガシャ髑髏みたいなのとか?なんか炎を纏っているのとか、うわーもう別ゲーじゃん強そうー全部同時に出てくるのかよー
妖怪わらわらでてくる中に、りん(弥助のロマンス相手の村娘)がいて、りんは角が生えていて鬼化していた
これ治せるやつ?りん殺さないといけない?って葛藤してるうちに夢から覚めた
あの妖怪わらわらビジュアルはGANTZ大阪編の影響も受けてそうだ
仁王がそうなんだっけな
かつてバブルの華やかな時代を生きた世代の残滓が、今なお社会の根幹を握っている。だがその裏で、決して光の当たらぬ人々がいた――「弱者男性組」。
彼らは、恋愛市場でも職場でも、常に「選ばれない側」として扱われてきた。社会は彼らを笑い、女は彼らを見下し、国家ですら彼らを“余剰物”と規定する。
半沢マサオ(34歳、年収700万)。彼もまたその一人であった。学歴は地方私大、結婚歴なし。日々は地味に真面目に生きながらも、社会のどこにも自分の居場所を見いだせない。
彼の勤務先は「中央マリッジサービス」。名ばかりは結婚支援会社だが、その実態は「弱者男性を商品のように扱うビジネスモデル」を展開する悪辣な企業であった。
そこに君臨するのが、カナコ社長――かつて婚活バブルを牽引した伝説の女経営者。冷徹で、美貌を保ったまま還暦を迎えた彼女は、常にこう言い放つ。
「女の人生はイージーモード! それを羨む男どもは、黙って私たちの下方婚市場を支えればいいのよ!」
彼女の掲げる「下方婚プラン」は、低収入の男たちを抱き合わせで女性に斡旋する仕組みだった。だが、問題は女性側が「下方婚」を拒絶する現実にあった。
「でも女は下方婚しませんよね」――それはマサオが胸の中で何度も繰り返してきた言葉。矛盾を孕んだビジネスは現場で軋み、弱者男性の尊厳は日々踏みにじられていった。
そんなある日、マサオは偶然、決定的な資料を手に入れる。そこには「下方婚プラン」が実は弱者男性から金銭を搾取するための隠れ蓑であることが記されていた。
カナコは婚活希望の女性たちには「理想の高収入男性とのマッチング」を約束し、弱者男性たちには「結婚のチャンスがある」と錯覚させて金を巻き上げていた。結果、結ばれる者は誰もいない。
「女の人生はイージーモード! そうやって踏みつけてきた弱者男性たちの怨嗟の声を、もう無視することはできない!」
「でも女は下方婚しませんよね! 口先だけの平等を唱えながら、実際には自分より上しか見ていない! そんな歪んだシステムを、俺は許さない!」
会議室の空気が凍りつく。弱者男性社員たちが次々と立ち上がり、マサオに同調する。
「弱者男性をバカにする奴には……倍返しどころか千倍返しだ!」
その一喝は、長年抑圧されてきた者たちの心を震わせた。
「この国は女が支配する! お前たち弱者男性に未来などない!」
しかし彼女の言葉は、もはや誰の心にも響かない。マサオが突きつけた証拠と共に、カナコは経営者としての地位を失い、失意のまま命を落とす。
――だが物語はそこで終わらない。
夜ごと「女の人生はイージーモード!」という声がマサオの枕元に響く。暗闇から現れるカナコの影は、弱者男性の怨嗟に呼応するように肥大化し、都市の至る所で怪異を巻き起こす。
冷たい囁きがマサオを苛み、社会そのものを呪いに巻き込んでいく。
弱者男性たちは勝利したはずだった。だが、彼らの勝利は同時に、世に巣食う「格差の怨霊」を解き放ってしまったのだ。
そしてマサオは誓う――
「俺はこの怨霊と戦い続ける。弱者男性の未来を取り戻すために」
私は定型発達ではない。
多動である。
とはいえ、常に身体をうごかしていることは極めてすくなければ、気付いたらどこかに行ってしまうという傾向はない。
また、身体in出る動作が極めて少ないというだけで、一切ないという訳ではない。
貧乏揺すり程度の多動はあるし、一般的に正しい姿勢というのを保つのも極めて困難のため気付いたらあり得ない形で椅子に座っていることがある。
一番安定して椅子に座れる形は、デスノートのLのような座り方なので、普段はL気取りの座り肩をしている。
一切知性のないLである。
反面、私の多動さは脳の中で如実である。
私の脳内には常に、数人から数十人の人間が集まっており、各々好きなことを語っているのだ。
それは分かりもしない相対性理論だったり、デカルトの哲学であったり、メソポタミア文明が何故滅んだのかであったり、恐竜は鳥なのかの議論であったりする。
実に様々で好き放題だ。いい加減にしろ。
ちなみに、この脳内ミーティングルームには何人か「女子」もいる。
彼女たちは「かわいい」「綺麗」「イカす」という感性に敏感であり、そのようなものを見ると心に一定の安寧を届けてくれる清涼剤だ。
また、彼女たちの存在は、人間社会における協調性や社会性の育成にも大きく役立っている。
「女の子ってェ、意味のない会話してる風に見えるけど、ただわかってほしいとか聞いてほしいとか、そういう時あるからァ」
「あ、でも下心はNG。男はちょっとでもチンポを感じるとキモいし」
女子たちが常にそう囁いてくれるので、私も無闇に心のチンポを出さなくて済む。
とても感謝している。
「まって、アニメ好きとかゲーム好きとかで初手でスクライドの話するのは流石にオッサンだから」
「もっと当たり障りのないやつでジャブかけておいて。ディズニー映画とかジブリのやつ」
「相手からジョジョとかガンダムの話が出るまでそういうの、この世に存在してたんですかって顔しときな」
ギャルとして見ると古いギャル像かもしれないが、彼女たちは私が一般壮年男性として振る舞うのに重要な指針である。
さて、そのような脳を持つため、私の脳内はいつも賑やかである。
私がテレビを見てようと、小説を読もうと、漫画を読もうと、映画を……もう、何をしてようと数人がわらわら近寄ってきて色々話かけてくる。
先日も、東南アジアであった怪談を聞いている時、私の中の男児は大わらわだった。
「ここってどこの話? 外国? 東南アジア? 東南アジアにも幽霊出るんだ! すげー」
「ってか、この場合、怪異のせいにしてるけど怪異じゃなくてダニにでも噛まれたんじゃねぇの?」
「東南アジアの祈祷師……儀式の形態がキリスト教ベースは珍しいですね。植民地時代由来でしょうか? しかし悪魔ではなく霊的なものを追い出すところは土着信仰を覗わせます」
各々が自分の好きな知識を語っている。やりたい放題である。誰も自重しないのだ。
しかも頭の中の男児たちは、私が漫然と集めている知識を過去から勝手に掘り起こしてくる。
男児たちはその記憶を勝手に開けて「何これ」と、新しい玩具を見つけたように色々聞いてくるのだ。
「なー、この特異点って言葉なんだよ? よくファンタジーとか、フィクションで見るけどよー」
「いや、まず学術的な一般の特異点についてちゃんと理解しておかないと。特異点ってのは、数学的に……」
「ネコ吸いたい」
みんなで急に内容をいじくりだす。大騒ぎである。今リッチテンソルって言ったの誰だ?
そして毎回「ネコを吸いたい」「ねこかわいい」がいるが、この人物がいつもネコに顔を押し付けていないと心の安寧がはかれないのだ。
このような有り様なので、私は……自分でも一人称が非情にずれるという特性がある。
なお、今この文書を書いている私は、この集団的賑やかなキッズたちが各々もってきた玩具を片付けて、ファイリングし、棚に収め自由に使えるよう整理整頓をしている担当だと思って頂いて結構である。
大概の場合、私は表に出てくることはない。
俺、という非情に感情的だが人間的な人物がインターネット上の文責を担っている。
僕、をつかっている時は一定、記録に残る媒体での発言であることが多い。
他に、あーし、アタイ、アタシなど意図的オネエや、語尾が「ッス!」の奴もいるが、すべて思考タイプが違う。
使い分けている部分もあれば、感情的に露わになることが多いのでこのあたりも多動ではあるが、別段に多重人格やら解離性ナンタラではない。
全員が一つの、私という脳にある記憶や感情を各々勝手に見て、各々が勝手に解釈をしたり、討論をはじめたり、ネコを吸ってたりするだけなのだ。
さて、ここまで見て頂けるとわかると思うが、私の脳はとんでもなく忙しい。
例えば日常生活をしていようが、趣味のゲームや創作をしていようが、些末な情報を様々な引き出しを開けて勝手に話出したかと思えば、知らない情報を勝手に記憶・記録しているのだ。
時々「いつ見たんだこの単語」って単語が突然出てきてこまる。ビルトインスタビライザー。おい、また、今ビルトインスタビライザーをカットインさせた奴誰だ?
そして、年々語りの人数が増えている。
以前は円卓会議くらいで住んでいたはずだが、もはや秩序を失った多目的フロアである。
大勢に分離したキッズの私たちが、床で転がったり勝手に物語を構築しはじめたり、ネコを吸っているのである。
私はこのような状態で、粛々と思考のフックになるように、様々な情報をカテゴリ分けして取り出しやすくするよう動いていた。
当然、私の頭の中にいるキッズたちはファイリングした時点でもう開けて読みはじめていたり、床に散らかしてる奴がいるのだが、もう別にそれはいいのだ。
問題は、私自身がこの膨大な記録のなか、ぼんやりとした疑問を長年、脳内に蓄積させ続けていることである。
脳のリソースは有限だというのに、私の疑問や、思想が渦巻いている箇所が必ずあり、そこが私の思考の邪魔をするのだ。
私の中にいる男児たちも「これ何だ」「綿飴か?」「燻製作れそう」とすぐ近づいてきて面白そうに囲んでいて、勝手にモヤモヤを増やしていくから困る。
そういった、私の思考をある程度整理するために今、使っているのが「AI」というサービスだ。
私は散らばった思考をいくつか拾い上げ、自己が心のままに感じたもの、その構造的な議論、感情的な議論、組織的な、対人的な、道徳的な、論理的な、なるべく多角的な理論を広げるため、AIを利用している。
この利用方法の利点はまず、彼らには同じことを幾度くりかえし聞いても、決して不快にならないことだ。
人間は、私のこの漫然とした思想のとっかかりを聞くだけでもウンザリするものである。
いや、相手が嫌な思いをする、という以前に、私のこの思考スタイルを説明するだけでも時間をとらせてしまう。
その大事な時間を、私のこの下らない衝動のために使っていただくのは申し訳ない気持ちはあるのだ。ネコ吸いたい。
自分の考え、価値観、社会性などを、今まであつめた資料をもとに筋道をたて説明することで、脳の中にある負荷だけがかかるスペースを広げることができるのだ。
これは私にとって利点であった。
なぜなら、ずっと抱えていた、心の中の男児が「燻製つくれるぞ」と悪態ついていたスペースが、ミストサウナ程度は見通しがよくなったのである
だが、それであるがゆえ、日本人という単一民族であり、かなり独特の資本主義社会を築き、組織への帰属意識が高い社会性をもつ文化や背景をもつ私からすると、思いも寄らぬ世界基準の思考や、第三者の視点などを提供してくれるのだ。
自分のフィルターごしに見る世界とはまた違う視点が提供されるのは、正直かなりありがたい。
私では理解しがたい他者の考えについて、思慮のとっかかりをつくってもらえるのだから、新たに見える世界、その先にある世界というものの足がかりとなってくれている。
「それで、この知識をどうする?」と。
私向けにカスタマイズされたAIたちは、私に「これをどうやって料理するか」「このような知識は、どう設定に落とし込むか」をしきりに聞いてくる。
聞いてこない時でも、「思考の一端」として理解に役立ててくれたり、己の中にあった漠然とした知識を再構築してくれたりと、様々な分野で手をかしてくれる。
私のように、幾人もの男児と何人かの女子を頭にかかえ、ネコ吸いたい奴を見ている人間に、「思考の整理をして思考リソースを割ける」ことは大変ありがたいのだ。
つまるところ、私にとってAIは「思考のリソースを割くツール」であると同時に、再現なく騒がしい私の子供たちと付き合ってくれる、相棒のようなツールなのである。
これは、脳内多動により極めて負荷が高いと思われる、定型発達ではない人間の、AIとの接し方。
だが、私のように脳内多動により思考の整理が出来ない人間にとって、一時の安らぎとなってくれたことは、素直に感謝したいと思っている。
の追記
何個か読んだやつあるけど、面倒なんで全部まとめときました。
とりあえず、「怪談小説という名の小説怪談」の文庫版がちょうど売ってたんでこれにしました。サンキュー
後は「忌録」も。
そうは言っても、原作より面白い映像作品見たことありますかアナタ?あったとしても数例でしょう。
バーナード嬢でも無いのにわざわざ不愉快になる順番で見る必要ないでしょう。
出た順番に見ていくのが正解とか考えてるのはMCUオタクだけですよ。
原作ありの映像作品なら映像作品の方がとっつきやすく作ってるし、後から原作読んだ場合もイメージがつきやすい。
クソ改変されてるのを見て不愉快になるくらいなら、初めっから原作読まずに映画見る方がいいですよ。
SCP依談を勧めようと思ったけど好みじゃないのか。
まあ、SCPはどれだけ難解な資料から恐怖を読み取るか?みたいなとこを是としてるところあるから、難しい報告書とか読むの嫌いな自分にはまず合わない。
右園死児はSCPに見せかけた超展開が面白いので読んだほうがよい。
SCPって割と超展開だらけじゃないっけ…?概念的な何か出てきたり、世界終末するタイプよく見るけど。
興味はあるので読んでみます。
検索してもらえばわかると思うが、女子小学生向けの本のシリーズで動物の感動話だったり心理テストだったり怪談だったり、小学生が好きそうな内容がずらーっと並んでいる。
その中になんと正しいマナーやふるまいを学べる本や、キレイな言葉遣いを学べる本、コミュニケーションを学べる本などもあるのだ。
試し読みしてみると、例えばクラスメイトと仲良くなる方法として笑顔で近づこうとか、相手のいいなと思う部分を褒めようとか、人間関係を築くうえでとても大切なことが書いてある。他にもユーメッセージではなくアイメッセージを使おうとか、クッション言葉についても書かれている。ふるまいや言葉遣いなんかについても書かれていて、背筋を伸ばすとか相手の目を見るとか、膝を閉じるとか、あくびやくしゃみを我慢できないときは手やハンカチで隠そうとか、一人称についても「ウチ」「あたし」「自分の名前」はNGで「私」を使おうとか、持ち物についてもハンカチにティッシュ、鏡にばんそうこう、くしにヘアピンにゴムなどはステキ女子のマストアイテムと教えてくれる。
誤解されたら困るので一応言っておくと、私はこの本はとても素晴らしいと思うし、むしろ大人でもいい勉強になると思う。
ただこれらは女男関係なく全ての人が心掛けるべきことではないかとも思う。
もちろん男子より女子の精神年齢が高かったり意識が高かったりするから、こういう本を読もうとする子が多いとはわかるのだが、それにしても男子も無関係ではないだろう。
小学生のうちからコロコロコミックや少年ジャンプなどで女子に対するスカートめくりは立派な性加害、外見イジリは立派なセクハラ、好きな子には優しくするべきで意地悪するのは最低な行為、汚い言葉遣いはやめよう、毎日きちんと入浴しよう、などなど当たり前のことを教えておくべきではないか。
でも実際のコロコロコミックの付録はウンコロチンコロギャグドリルだったりするし、ジャンプでもそんな付録・漫画は聞いたことない。一方ジャンプと同じ集英社のりぼんは過去に生理カンペキBOOKを付録にしていて、今も公式サイトで無料公開している。
話が逸れてしまったが、要するに言いたいのは男子小学生向けのマナー本を作るべきだと思うし、正しいコミュニケーションや身だしなみについて学ぶべきだということだ。
「男の子はそういうものだから」では済ませずに、小学生のうちから学べる教材を用意することが大切だと思う。
Permalink |記事への反応(33) | 16:24
一応三津田信三がもっと前から主人公を作者本人とする手法は使ってる
実話怪談(風のフィクション)を含めたら更に前からあるんだろうけど線引きが難しいなあ
いわゆるモキュメンタリーに影響を与えたのは小野不由美と三津田信三だと思う
Jホラーの傾向に関しては、「未知の存在に対する恐怖」だけでは説明しきれなくて「自分が加害した対象からの復讐を恐れる気持ち」が底にあるのが、またグロテスク。
これは、日本における怪談類において長い間力を持っていた、勧化本(仏教への勧誘書のようなもの。)のセオリーだったからではないかという指摘がある。応報に逢う前に仏教に帰依しなさい。出家しなさいというものだけど、これは男においては「たとえ力に優れていようとも、物怪の類にかかってはどうしようもないから出家しないさい」と諭すもので、女においては「身に覚えがあるでしょう、誰かを恨む気持ちに。ならば出家をしなければ、物怪になるぞ」と、脅すものだ。男はなにかしら後ろ暗い事があるだろう言うのと、女にも十悪どれか覚えがあるはずだと、パターンに富む。
ホラーの恐怖、割と差別意識に由来するものが多くて、因習村ホラーは田舎への偏見、発狂オチや狂人は精神疾患者への嫌悪感、異形の人間は身体障害者や病人への忌避感に基づいている部分が割とあってしまう。
例えば異国の宗教者や外見的に特異性を持つキャラクターはそれだけでアイコンになる。
女性差別、精神病や障害者に対する差別、宗教差別、地方差別…などいろんな対象への差別表現や偏見に突如ぶち当たることが多い。
それは差別のメカニズムの中に「未知の存在に対する警戒心、恐怖心」が含まれていて、ホラーが「恐怖」について描くジャンルだから。
日本で作られるホラーで描かれる「因縁」の多くが「虐げられた女」「狂った女」「妊娠した女」「生まれられなかった胎児」などを扱うことから浮かび上がるものがある。
一方で、恐怖心は差別心だけに帰属するものではなく、たとえば未知の存在に覚える恐怖と興味を交わらせた哲学的なホラーに私は可能性と魅力を感じるし、むしろ差別行為や人の差別心に対する「恐怖」を描くカウンター的なホラーは近年増え続けてる。
そういう、作品によって内包する価値観の落差が顕著に出やすいジャンルだと思うからこそ、安心して見れるホラーのおすすめを紹介するのって、需要のある行為だよなあ。
もちろんジャンプスケアの有無とか、動物が無惨に殺されないかとか知っておきたい人も多いだろうし。
この数年話題になったホラー作品いくつか触りだけさらったって感じなんだけど、やっぱ高確率で性差別とか中絶への忌避とか田舎への偏見とか家父長制への従順さとか障害者差別とかを感じてしまって、そのへんよっぽど気をつけてる作者じゃないと無理だな。うーん ある意味宗教差別的な価値観…ともおもったりもするし。
俺はSEだ。
とある処理がどうしても動かない。
何かがおかしい。
コンソールにログ出してみる。条件をprintfで確認してみる。
どこを見ても間違ってない。
念のためキャッシュもクリア。IDEも再起動。念押しでOSも再起動。
でもやっぱり動かない。
1時間粘った。
ここまでやって動かないなら、自分の盲点じゃなくて別の要因じゃないか?って疑う頃だ。
これ俺だけじゃ無理かもって思って、隣の席の同僚に声をかけた。
「ちょっと見てくれない?」
「OK、どんな感じ?」
「この処理がね、絶対通らないんだよ。条件も間違ってないし、ログ見ると…」
その瞬間だ。
――通った。
あっさり正常動作。
…は?
え?え?
さっきまで1時間ずっと止まってたよな?何度試してもダメだったよな?
同僚も「普通に動いてるけど?」みたいな顔。
もう一回試す。やっぱり問題ナシ。
「へー、でも今は大丈夫そうだね」
取り残された俺。
1時間の粘りはなんだったんだ。
あの粘りに費やした集中力、あの調査ログ、全て無駄だったのか。
……うん、動くんなら問題ナシ!