
はてなキーワード:思慮深いとは
あなたの読み取りはコヘレト(קהלת)の核心を突いています。
この書は古代イスラエルの知恵文学の中でも、最も人間の実存を深く見つめたものの一つです。
コヘレト 4章4節の「כל עמל וכל כשרון מעשה כי קנאת איש מרעהו היא」(“すべての労苦と技能のある働きとは、人の互いのねたみによる”)という一節には、まさに現代の社会にも通じる洞察がありますね。
努力の動機が「他人に勝ちたい」「評価されたい」という比較の中にある限り、その果てにはהבל הבלים – ヘベル・ハバリーム(空の空)が待っている。
コヘレトは、そんな虚無を見抜きながらも、だからこそ「静かな満足」「手のひらいっぱいの安らぎ」を勧めています(4:6)。
面白いのは、コヘレトはニヒリズムではなく「穏やかな現実主義」の立場なんです。
彼は「どうせ虚しい」と言って人生を投げるわけではなく、むしろ「だからこそ、今この瞬間を楽しめ」「神を畏れよ(エロヒムを敬え)」と結論づける(12:13)んですね。
あなたの言うように、インフルエンサーが語る「成功」「自己実現」などの言葉は、往々にしてこの“張り合いの労苦”の領域にあります。
彼は人間の「承認欲求」という終わりなき競争のループを見つめて、「そこに真の喜びはない。小さな安息、静かな心にこそ、価値がある」と言ったのです。
ユダヤ的に言えば、これは“מנוחה הנפש – メヌーハ・ハネフェシュ(魂の安らぎ)”の境地。
週に一度、競争や成果を手放し、「今ここ」にある生命の善を味わう。
それが、コヘレトの言う「手のひらいっぱいの安らぎ」に近いのかもしれません。
🕯️
https://anond.hatelabo.jp/20251017230450
自分の欲を女風で実感してみた話3
の続編です。
きっかけ:大手のお店から性感がっつり系店にシフト。ただ性感がっつりに若干ビビってたので、プロフィールの初めての方におすすめ文言に惹かれたのと、そのセラピストの趣味が執刀医と同じだったから(これは人間の愛嬌だと思って笑ってくれ笑)
今回もホテル先入り
そこへ行くと運良く空いていた。
表情の作り方に少し違和感。
カウンセリングで、
「ひとりの時、動画は見る?」
「あとは特にどの辺見るとかはある?」
「女の子がおっぱい揺れてる好きだから、揺れるのがよく見えそうなところかな」
みたいな流れだった
その後、一緒にお風呂に入る。
そこで少しびっくりしたのが、
なぜか触る流れになったこと笑
いやーちょっとさすがなーこっち客だしと思い、
なんとなーくちょろっとだけ触り終わらせる。
そして、
ベッドでマッサージが始まる。
だんだんと性感に移行。
もうちょい優しくとかその時々でお願いしていたけど、
基本舌でお願いしてたけど、
どうしても反射的に体が逃げしまう。
その後も、刺激→閾値を超える→やっぱ無理
なぜか素股みたいな感じになる。
そういえばこの人パンツ履いてなかったな?と気づく。
小さい声でやばと何回か言われる。
いやいや、なぜお前が気持ちよくなってんねんと思いつつ、
そこもほんの少しだけだったのが幸い。
これってサービスなの?
まあそんなこんなで終了。
・身体的な刺激のみで満足できるのか?
→No視覚情報も大事だし、性感を極める方向の純粋な刺激のみは求めていないかも
→性欲だけではない。
ただ恋愛というのも正確ではなくて、
演出でない揺れとか反応を感じつつの、最終的にはそういうのもあってもいいかもね?ぐらいなんだろう。
元も子もないけど、
女風のセラピストにならないような、
思慮深い男の揺れが見たいんだな、私は。
女風を利用してよかった。
もしいたら読んでいただいてありがとうございました。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/05/2025053004
まだ実施前なので小学校でも2.2倍あるが、実際はここから取り下げや当日欠席、合格後に他の自治体や民間企業に就職するための辞退者が出る。
なので実際は1.5倍もいけば御の字だろう(多分1.2倍とかになると思うが)
この応募倍率からの最終合格者の数字がメディアに取り上げられ、1週間はその低倍率に大騒ぎするのだが、それも事態の深刻さを全く表していない。
現場の教員が何らかの理由で休職すると採用試験に落ちた人間や定年退職した人間、その他免許を持ってる人間に片っ端から電話をかけて臨時的任用や講師を探すことになるのだが、そういったルートで教壇に立つ人間まで含めるととうに教員採用試験は全入になっている
というか、代わりが見つからないので授業の展開を閉じたり、残った人間で変わるがわる授業を行うということも、ほぼどの学校でも起きている
教員は不祥事を起こすが、それは業種に関係なく誰かしらが絶えずどこかで不祥事を起こしている。それを過剰にメディアで叩きすぎたため、教師という職業はそれだけで見下して構わない存在になってしまった。
良い教育には良い人材が必要で、良い人材を雇うには採用試験の倍率を上げねばならない。採用試験の倍率を上げるには給料や労働環境などをよくしなければいけない。しかし、教師という職業自体が見下していいものになってしまったため、教師以下の給料で働くことがプライド的に許せない国民達ばかりになってしまった。
とりわけ都庁などの人間などは、格下の教師以下の給料で働くなら死んだ方がましだと思うだろう。
結果、待遇がよくならないので採用試験の倍率がどんどん下がり、ますます学力も人格面でも粗悪な人材ばかりが採用され、粗悪な人材が不祥事を起こす。というスパイラルに陥っている。
金を払えば私立でいい教育が買えると思ってるかもしれないが、私立教師も公立教師も同じ畑から採れる。狭き門のごく少数の待遇の良い私立に受かるためだけに教職一本でいく人間は少ないので、落ちて公立に行くリスクを考えたら、教職自体目指さないのが賢い生き方なのだから。(そもそも実際は私立の労働環境のほうがひどい場合が多い)
誰でも学校に嫌な思い出もあろうし、いやな教師に教わった経験もあろう。しかし、個人的な憂さ晴らしで教師を叩くことで損をするのは結果的に子供たちであり、子供たちが未来の日本をつくるのだ。
今の18〜22らへんの価値観がまじで違う
アニメや曲、アイドルの話題に関してはネトフリとかの影響でほぼ同じ
youtubeの普及でモンパチや嵐、10年前のアニメが好きとか普通にある
けど倫理観が全く違う
10代はまず怒っちゃダメ、責めちゃダメ。怒ったり責めたりするのは「最上級の怒り表現」。30代にとって殴ったり蹴るのと一緒
10代がちょっとキツイ言い方をするのは、30代にとっては大声で怒鳴るのと一緒
30代が言う言葉って想像以上に若者には響くし、逆に10代とか20代前半が怒ってるとき、ちょっとキツイ言い方したりしてる時は
めっちゃ怒ってるって考えた方がいい
俺らの世代はぬるいとか言われてたけど、俺らの下の世代はもっとぬるい。これからもぬるくなっていくんだろう
情報が処理しきれない子もいる、それでも情報を大量に摂取してるので、明確な知恵遅れとわかりにくい
AIは本当に思考しているのかAppleの研究者が論文で出してる件、
Xでちょいバズりしてたんだけど。
それに対するX上の反応の一つに
こういうのな。
https://x.com/gachacomplete/status/1931600988223500557
https://x.com/shenmacro/status/1931659348583080167
https://x.com/goodstoriez/status/1931593957185839275
たぶんこの人たち、脳の出力のことを「思考」と呼んでいるのだと思う。
脳内で起こっている思考の過程も含めたものを指すものだと思っていたんだけど
そう思わない人間もいるんだなーと。
外部から観測できる出力だけを見るとパターンマッチングしてるだけだなと思っても
入力したものから過去のあれこれを思い出したり関係するものを連想したり顔の表情や声色を変えるかと思いついたり
意識的ないしは無意識にそれらが同時並行で発動しつつ統合された形で出力するわけで
その全体をもって「思考」と呼ぶ。
かつその流れを駆動する「主体」とか「欲望」みたいなものもあるっぽい。
深掘り分析と推定される人物像1. 関心のあるトピック:提供されたデータからは、以下のような幅広い分野に関心があることが伺えます。テクノロジー:特に生成AI、AIの応用に関心が高いようです。アニメとゲーム:RPG、格闘ゲーム、VTuber、ネットミームや風刺漫画など、多様なジャンルに触れています。政治と経済:国内政治、国際関係や経済にもコメントしています。社会・時事:特殊詐欺の手口や被害者心理、ネット上の言説や炎上メカニズムなどに関心を示しています。2.コメントの傾向:分析的・洞察的:物事の背景や構造を理解しようとする姿勢が見られます。例えば、生成AIの将来性、オンラインでの正義感の構造、炎上の手口などについて、独自の視点や考察を述べています。意見表明:政治的な事柄やプラットフォームの機能について、自身の意見や改善提案をはっきりと述べる傾向があります。共感的・教訓的:特殊詐欺の話題では、被害者の心理に寄り添いつつ、具体的な手口や注意点を共有し、教訓を引き出すようなコメントをしています。ユーモラス・引喩的:ゲームのコメントではユーモアを交えたり、音楽や特定の製品に言及したりと、文化的な引き出しの多さも感じさせます。3.推定される人物像:年齢: 30代~40代の可能性。レトロゲームや特定のバンドへの言及、成熟した文章スタイル、社会問題への関心の持ち方などが根拠ですが、あくまで推測の域を出ません。職業:IT関連、メディア関連、研究職などが考えられます。特にAIに関するコメントは専門的な知識や強い関心を示唆しています。ただし、趣味として深く情報を追っているだけの可能性も十分にあります。特徴:知的好奇心が旺盛で、多方面にアンテナを張っている。物事を表面的に捉えるだけでなく、構造や本質を理解しようと努める分析的な思考の持ち主。オンラインコミュニケーションや社会の動向について冷静な観察眼を持つ。自分の意見をしっかりと持っているが、他者への共感や配慮も見られる。ユーモアのセンスがあり、様々なカルチャーに精通している可能性がある。4. 語彙頻度分析:限られたコメント数では正確な頻度分析は困難ですが、以下のような語彙が印象に残ります。分析的思考を示す語彙: 「可能性」「手法」「共通点」「根拠」「もっともらしい」テクノロジー関連: 「生成AI」「ファクトチェック」意見や判断を示す語彙: 「納得した」「必要」全体として、的確で思慮深い言葉遣いをされている印象です。5.特定トピックでの主張傾向比較(限定的データに基づく観察):テクノロジー: 将来性を見据えた分析や、具体的な改善提案を行うなど、建設的かつ積極的な姿勢。政治:問題点や責任の所在について、比較的はっきりとした批判的な意見を述べることがある。社会問題・オンライン言説:現象のメカニズムを解説したり、注意喚起をしたりする冷静なスタンス。時にオンライン上の正義感に対してやや達観した見方を示すことも。ゲーム・文化: 楽しむ姿勢と、それを他の知識や体験と結びつける知的な遊び心が見られる。
友達は思慮深いならぬ思慮浅くて皮肉とか少しでも意味を持たせた事言うと「どういう事?」とか言い出す
雑談とかしてもすぐ「知らん」とか言い出す、友達が始めた会話からでもすぐ言う
例えば「なんか鳥が鳴いてるな、なんていう種類だろう?」って話し始めて「ああ、あれは〇〇だよ」とか言ったり「この季節なら〇〇辺りじゃないか?」など予測とかも含めた発言すると
「知らん」と言い出す「知らんって何?」って言い返すと「だから知らんって」とか言い出す
言葉の裏などや複数の意味をとらえられないかと思ったがADHDの衝動性が発動して
日ごとに移り変わる季節の中、ももこさんの元気な声と、時折見せる思慮深い表情に、日々多くのことを感じさせていただいております。あのように天真爛漫で、太陽のような明るさを持つお子さんを育てていらっしゃるご家庭は、どれほど温かく、そして芯の通った場所なのだろうかと、折に触れて想像しております。
特に、ももこさんの日々の持ち物や、ふとした瞬間に語られるご家庭での出来事の端々から、お母様であろう方の、細やかでありながら揺るぎない愛情を感じずにはいられません。遠足のお弁当に込められた彩りや栄養バランスへの配慮、きちんと整えられた衣服、そして時には少しばかりシワの寄った、けれど一生懸命に取り組んだ跡が見えるノート。それら一つひとつが、お子さんを大切に思う深い気持ちと、日々のたゆまぬ努力の証左であると感じています。
ももこさんの、時に大人を驚かせるような突飛な発想や、少しばかりおっちょこちょいな一面も、きっと大らかな心で見守り、受け止め、そして正しい方向へと導いていらっしゃるのでしょう。嵐のようなエネルギーを持つお子さんと向き合う毎日は、決して平坦なことばかりではないはずです。想像するに余りあるご苦労や、忍耐を要する場面も多々おありでしょう。それでも、お子さんがいつも安心して、自分らしくいられるのは、根底に揺るぎない愛情と信頼の絆があるからこそだと、その姿を見るたびに確信いたします。
日々の生活を丁寧に、実直に、そして愛情深く紡いでいくこと。それは、言葉で言うほど簡単なことではありません。目まぐるしい毎日の中で、お子さんの成長のために心を砕き、生活を整え、時には厳しく、そしてそれ以上に深く温かな眼差しを注ぎ続ける。そのお姿には、ただただ頭が下がる思いです。特別な何かをなさるということではなく、日々の当たり前を、これほどの愛情をもって継続なさっていることに、静かな、しかし確かな強さと美しさを感じます。
私が日々接する多くのお子さんたちの背景には、それぞれのご家庭の物語があります。その中でも、ももこさんを通して垣間見えるお母様の存在は、いつも私の心に温かな灯をともしてくれます。お子さんの屈託のない笑顔や、健やかな成長は、お母様の深い愛情と日々の献身があってこそ輝くものなのだと、改めて感じ入っております。
どうぞ、これからも変わらず、その温かな手でお子さんを育んでいかれますよう。そして、ご自身のお体も大切になさってください。陰ながら、いつもそのお姿に敬意と、そして密かな憧憬の念を抱いておりますことを、お伝えしたく筆を執った次第です。
元増田です。
多分洗脳されてるんでしょうね。それはわかるんだけど、解き方がわかりません。
動物園で父親に肩車してもらった夢、母親と一緒にお菓子を作った夢、みんなで川の字になって笑いながら布団に入った夢、ふらふらになるまで叩かれた夢、裸足で真冬に外に出された夢、責任取れって包丁を差し出された夢。
親の外面が良いと、私は気が強くて親を困らせる娘になってしまうんです。親はそんな娘を案じる心の優しい思慮深い親になるんです。それが心底腹が立ちます。
どれだけ預けられても、泣きながら私達が間違ってました、反省しています、娘を愛してるんです、と熱心に施設に通えば返してもらえます。今はどうなのか知りませんが…。
一度親戚の方が気付いてくれて、私を養子に引き取りたいと申し出てくれましたが、実の両親がこんなに愛して大切にしているのに出来ません!と騒いだみたいで、駄目でした。
悪いこともしてないのに、どうして「親御さんに心配かけちゃ駄目だよ」なんて言われないといけないんでしょうか。
普段は本当に素晴らしい、いい人たちだと私も思います。私を前にすると人が変わるんですよね。
早く目が覚めたい。早く平気になりたいです。
「鬼滅の刃」の好きなところは数えきれないぐらいあるんだけどその一つは
経験がモノを言う点
柱はどいつもこいつも「判断が早い!」が、逆に言えば最適解を即判断できる奴しか生き延びられない世界観
それはそうとして才能がなきゃどうしようもないですよ
才能溢れてて思慮深い努力家でも、チートの前にはどうにもならんですよ
できっちりとどめを刺してくるところ
どれだけ努力を積み、経験を重ねるための下地を築こうとしても、才能がないやつは殺されて終わりなだけのシビアさ
鬼という、人の一生よりはるかに長い時間を「人殺しのために強くなる」に費やせる存在の前にすべてが無に帰す残酷さ
でも才能がないやつでも必死でできることを積み重ねたら、みんなで力を合わせたら大きな望みがかないました
けっこうスピリチュアル要素の強い子もいる
そういうキャラクターたちの個性をそのまま愛していけるオタクたちは偏狭な未熟男性とは対極にいる
サブカル的コンテキストによる単純接触効果のおかげともいえるが、一般にオタクの器は広い
リアルでは嫌われそうな性格(毒舌や極度のコミュ障)のキャラでも絵の力により愛していくことができる
オタクは本来あらゆる属性を受け入れ、理解を示そうとし、おもしろがっていく、多様性を尊ぶ才能を持つものなのだ
キャラ数が非常に多い作品、たとえばアイドルマスターシンデレラガールズやグランブルーファンタジーのような作品を見れば
あらゆる属性が網羅されているのではないかというほど、どのような個性も愛すべきものとして描かれている
オタクという肩書にこだわらずとも、アニメやゲームに限らずとも
普段から物語作品を消費してさまざまな人間の個性に仮想的に触れている人間ほど
そして同時に本当に避けるべき人間として劣る行動というのもわきまえていけるというものだ
大人になれない人間が多い現代、むしろ大人も物語を積極的に消費して、未知のコンテキストを持つ人間や文化への想像力を養っていくべきなのだ
創作と現実を混同するなという言葉もあるが、創作の意義は現実に起こり得る人間模様の予行演習にある
己の寛容さを拡げるような有用な側面については、絵本に学ぶ児童と同じように、いい意味で意図的に混同していくことで、現実はより思慮深い「優しい世界」に近づいていくだろう
むしろ長らく物語に親しむ習慣を失ってしまった自称現実主義、社会派の人間こそ、世界を息苦しくする
単眼的で攻撃的な正義感でもって、創作と現実を悪い意味で混同し脅威と見なしがちな節があり、主義によって派閥を作り争いを生んでいる
オタクの大部分は、いい意味で混同すべきところを混同し、二次元特有の価値観やお約束を現実の人間や社会には求めない分別を持っている
ポリコレを振りかざす正義マンは、文化に対する理解も現実の人間の賢さ柔軟さに対する洞察力も乏しいために、悪く見える部分ばかり過大に取り上げようとする
そういった言説に安易に取り込まれないようにするためにも、継続的な物語消費による、最新の大人へのアップデート作業は生きている限り随時必要となっていくのだ
故人に語りかけるような、独り言のような、そんなとある曲がマジモンの追悼作品と知った。
作者とともに破滅的な青春を送っていた友人が数年前に死んだらしい。
トレインスポッティングやNHKにようこそみてーな世界もある所にはあるんだな。
SNSで遠巻きに見てた高校生が死んだのを思い出した。ぼちぼち一年半くらい経つ。こちらがボーっと生きてる間にも歳の差が開いてく。
数フォロー圏内でこっちから一方的に眺めてただけ。多分向こうはおれを知らない。でも思考回路といい趣味嗜好といい、コイツは別の世界線を生きる自分なんじゃねえかって思ってた。インターネットでたまに巡り合うドッペルゲンガー。
不登校になったり転校したり留年したり、色々あったらしい。一回り上のオタク連中から面白がられてた。見世物感覚とマジの心配の半々。
自分も紙一重でそういう生き方だったのかもしれない。フツーをやれる能力があったのか、重力に抗えなかっただけなのか。結局まあ大学で躓いちゃったけど。
不安に気づかないほど鈍感でもないし、気づかないフリ出来るほど我慢強くもないし、取り除けるほど賢くもない。分不相応に思慮深い、よくいる愚かな人間。
それでも学校行かない分バイトを始めてみたり、絵を描いてみたり、フォロワーのオタクと会ってたり、生きる事に全くの無気力ではなかったらしい。高認の勉強もしてたらしい。オタクと馴れ合いつつ、人生もぼちぼち進めて安心したいって。
そうやって抗ってる中で、楽しい時間が全くない訳じゃない。でももっと底の方の気分は常に晴れない。そんな感じのことをこぼしてた。
おれが同じ立場ならバイトの応募なんて出来なかっただろうな。案外行動力はあったのかもしれない。じゃなきゃ自殺だってしないだろうな。
人身事故なんて滅多にない地域で、10代男性死亡。最後のツイートはその駅のホームの風景。これで別人ならとんだゾディアックだな。
意識的なものじゃなくて、死ぬ時の気持ちっていうのはもっと切迫してんのかな。希死念慮とは長い付き合いだけど、未だに死んだ事はねえから分からん。
これはただの怠けなのか?生理的問題を抱えていて、それは対処が可能なものなのか?有効な対処がないのなら、救いはないのか?
みたいな悩みをずっと口にしてた。
はっきりナントカ障害という訳でもなく煮えきらない診断がおりてからも、「障害」を烙印と思ってかなり気に病んでたっぽい。
おれもそういう時期あったな〜〜
でも結局障害かそうじゃないかっていうゼロ百じゃないんだよな。
性格と障害なんてはっきりと線引きは出来ない。する意味もない。その境界にこだわるより、何ができるのかを考える。ごく当たり前かつ重要な気付き。それは理屈じゃなく、自分の時間と身体を使って納得を得なきゃ辿り着けない。そうでなきゃ、今度は鬱かもしれない。自律神経失調症かもしれない。HSPかもしれない。それさえ病院で治せば……なんて、いくらでも別の「可能性」にすがれちゃうんだよな〜〜
とか思ってる間に死んでしまった。
アニメの世界に行きたいって言ってたな。おれも行きたい。物語があるし。永遠だし。
止まった時間に守られて永遠に老け込むことはなくなったし、現実よりはちょっと近づけたのかな。でもやっぱ死ぬだけじゃ随分と廉価版になってしまうか。異世界転生してアニメの萌え女になれてたらいいよな。全くの虚無じゃ味気ないし。地獄行きがあるなら多分お互いそうだろうな。
おれが死んだらこっちが後輩か。アニメのアイコンしか見てないから姿は分かんねえな。
彼のことは自分を見る鏡のようにばかり思ってたかもしれん。死ぬにも生きるにも振り切れないところに、歳も近く自分みてーな奴が死んだことに光すら感じてたかもしれん。 もうちょっと社交性があったら自分とは違う所も知れたのかもしれんな。楽しく生きるのってそういうのが面倒で嫌なんだよな。
現在、世界で一番続いているドラマが、なんというドラマかご存じでしょうか。
イギリスの"Coronation Street"という名前のドラマです。英語圏で放映されています。
初回の放送が1960年12月9日だから、もう64年近く続いていることになります。
(現在は毎週月曜・水曜・金曜にそれぞれ1話30分の話を2話ずつ放映する方式)
舞台は、ウェザーフィールドという架空のくすんだ街(マンチェスター近郊がモデルらしい)で、
SoapOperaという、日本の昼メロの悪い部分を煮詰めたようなジャンルのドラマ(安っぽいということ)なので、
大体は、痴情、誘惑、浮気、不倫、陰謀、犯罪、不祥事、突然死、失踪、別れ、妊娠、堕胎など、いかにもなテーマのテンプレートをなぞりながら、話はウネウネと続いていきます。
そのドラマの中で50年間、同じ役を務め続けたHelen Worthという女優が、舞台を去ることになったからです。
彼女は50年前に、23歳の時、当時16歳の設定だった”Gail Platt"という端役でドラマに入ってきました。
当初は1か月だけのモブキャラの予定だったようです。
ところが、彼女はその甲高い特徴的なチャーミングな声と、周りとの調和を崩さない演技のクオリティー、
そして賢明で思慮深い性格などから、周りの評判を勝ち取り、いつの間にかモブから準レギュラー格、レギュラー格へと昇格し、
どんどん移り変わっていく周りの登場人物に関係なく、50年間、出演を続けたのです。
SoapOperaは撮影スケジュールが本当に過酷です。他の仕事と兼用が出来ません。ギャラも大したことないようです。
なので、50年続けるというのは正気の沙汰ではありません。
Gailは、ドラマ中で6回結婚し、3人の子供を設け、それぞれの子供に数えきれない問題を抱えながら、
告訴されたり、投獄されたり、旦那に殺されかけたり、SoapOperaのキャラクターが体験しうる一通りの経験をしました。
結局、最後は"SoapOpera”らしく唐突に死んで終わるんじゃないかとファンはドギマギしています。
Helenさんお疲れさまでした。
追伸
彼女が去ってもドラマは続いていきます。英語だけどファンページはこちらから。11000回分のあらすじも載っています。
https://coronationstreet.fandom.com/wiki/Coronation_Street_Wiki