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2025-10-18

実際に中抜き企業排除する方法建設業を例に)

日本ってけっこう中抜き地獄だよなぁ」中抜き業者は末端と先端以外は何もしておらず、船頭が多すぎる。個人的には、トップよりも間の何もしてない奴らの方がヤバいと思う話

https://posfie.com/@taimport/p/QB7SY1u



増田とあるインフラ企業に勤めるオッサンです。多分日本で弊社の名前を全く聞いたことがない人はほとんどいないと思う。

当社が主に頼る建設業界って多重下請けピラミッドというステレオタイプ偏見で見られることが多いと思うんですね。

冒頭のまとめ記事もそうだけど、昨今ネットリアルでも中抜きバッシングが賑やかに言いたい放題言われているのを見ている中で

どうも「中抜き」の実態をよく知らないまま批判しているな?というニュースネット記事をちょくちょく見かけるので

インフラ企業インサイダーから中抜き企業排除する方法」がどれだけ難しいかを少し説明しようと思います

建設工事において、弊社は発注者として元請企業施設の新設や修繕・改造工事委託します。

そして元請企業基本的に受注した業務パートごとに二次請以下へ仕事を降ろしていくことになります

そして、実際発注者である弊社の施設現場作業を行うのは、四次請以降の企業社員ということになるわけですね。

(元請や二次企業管理のため基本現場には常駐しますが、実作業あくまでそれ以下の下請が行います

この工事門外漢が単純に見ると元請(一次請)から三次請の企業は実作業をしないのにマージンを抜いていく悪徳中抜き企業と評されるのでしょうね。

要するに、この状況を改善し"悪しき中抜き企業"を飛ばして、実作業を行う四次請以下の中小企業発注者の弊社から直接カネを貰って仕事をすれば良いじゃないか

というのが「中抜き排除主義者」の主張なんだと思います

さて、ここから本題の話をするのですが

この話、発注者側の本音を言えばぶっちゃけ多重下請け構造にしてもらいたいなんて別に思ってないんですよ。

別に元請企業が全部自社で対応してくれても構わないわけです。

でも実際はそうならず二次三次請四次請に流れていくのは、「その方が安いから」ということでしかありません。

弊社がやる工事場合、元請企業っておおよそ大企業人件費も高いんですよ。

そういう元請社員に直接手を動かしてもらうより、その下請以下の安い人材にやってもらう方が経済的合理性があるわけです。安さは正義

当然入札で安い見積を出したい元請企業事情は同じで、自社社員現場作業をさせるより下請を使おうという動機付けが起きるのです。

ちなみに、弊社のような顧客企業から直接四次請の中小企業発注したら良いじゃないかという主張もあるかもしれませんね。

建設業ではないですが、実際にマイナポータル事業で、NEC大手メーカ発注せずデジタルから中小企業に直接仕事発注すれば良いじゃないかという主張が一部でありました)

この主張に反論すると、ただの建設工事一言で言ってもその中では様々な工程があるんですよ。土木工事も要る、配管屋も塗装屋も電気工事も要る。他にも多種多様業者必要になる。

これらの業務を直接発注する場合、弊社の社員が直接仕事を切り分けしてそれぞれの専門業者(つまり四次請)に頼むことになるわけですが、

この事務作業に掛かるコスト馬鹿にならないんですよ。弊社も大企業ですから社員もそれなりに高単価で人件費が掛かるのです。

そうするとこの事務作業自分のところでやるより外注した方が安いねというインセンティブが働き、事務作業も含め管理業務も一括で委託できる元請企業委託した方が合理的だという結論になるわけです。

そして元請企業もある程度の切り分けまでは行いますが、それ以上の細かい事務作業さらに下請以下へ任せる方がトータルコストは安くなります

この構造を打破するには、実作業を行う中小零細企業が元請の代わりに仕事の切り分けを全部やって、発注者へ「おたく工事の中で○○はウチができますよ!」と提案してこないといけない。

もちろんやってくれるなら大歓迎なのですが、残念ながら中小零細企業の99.9%はこの事務作業ができません。できないからこそ三次請や四次請に甘んじているわけです。

そして、実際のところ三次四次の中小もこんなことやりたいとも思っていません。高レベルだしそんなことできる人材もいないからです。

中抜き中抜きと言えば何かいっぱしの批判をした気分になってる方々も、上記事情を知って頂ければ

中抜き企業排除するには中小零細企業が元請企業レベル事務作業能力を持つ必要があること、そしてそれは中小零細にとって酷な要求だということが理解頂けるのではと思います

Permalink |記事への反応(0) | 02:02

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2025-09-27

近所でマンション建設工事をしている

から晩までまあまあの騒音でせっかく涼しくなってきたのに窓を開けられない

んでこれ数ヶ月耐えて工事終わったところで商業施設とかでもないから俺に何の恩恵もないんだよな

ただただ損してるだけ

Permalink |記事への反応(1) | 16:19

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2025-09-02

anond:20250902140412

すぐそばにある建設工事看板とかも必ずあるのを見れれば

なんか知らんけど掲示するのが必須なんだろうな。

とか常識的に考えると思うんだけどね。

Permalink |記事への反応(0) | 14:10

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2025-08-26

色々あるが、建設業界を辞めた理由の1つ

国内向けの建設コンサルで働いていた。

国内と言えどそれなりに海外での業務もしているっぽい。

最近色々動きがあったけど、結構大きい会社だった。

この会社中間層が居ない事に他の会社同様変わりはなく、社員の主な年齢層は50後半となっている。委託先がシルバー人材センターから爺さん婆さんを連れてくる状況なんてのも結構あった。

部署内での平均年齢は56歳とかそのくらいの年齢だった。

退職を考えるよりも前に、現状年寄りしかいない割に、残された建設物(業務対象)が多すぎる、上の人間が辞めていった場合、今の20代、30代の人数で業務対象を裁かなくちゃ今の会社給与は維持できないという点を考えると、まあ無理だなと思っていた。

工場のような、機械装置を導入して効率化を進める事が出来る現場は上の世代の人が減っても維持は出来るが、土木建設工事は効率化は難しい。型枠を作ってコンクリートを流し込む作業はどう技術進歩しようが、最低2人は必要となる。

まだ転職できるうちに、化学工場建設土木枠という何か良い感じの脇役ポジションに収まることができたので、ひとまず安心している。

あと脇役ポジションってとても居心地が良い事に気付いた。前職の知見を出すと、工場関係者が素直になるほどって言ってくれる。

Permalink |記事への反応(1) | 21:14

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2025-07-15

今更「排外主義は良くないです><」って言い始めてびっくりした

今まで、

日本不動産を買って、賃料爆上げする外国人

富士山山中突撃する不逞外国人

生肉や薬物を持ち込もうとして空港検疫所で没収される不逞外国人

こういうのを、朝昼晩のニュースワイドショーでさんざん特集組んで流しまくってたよね?空港検疫所なんて、ゴールデンタイム再現ドラマ作ってまで放送してたよね?

キャスターコメンテーターも、ルールを守らない外国人は困りますよねってコメントしてたよね?

外国人日本人に迷惑を与えてる」ってメディアが流しまくって、外国人排斥の機運を醸成しておいて、今更かよ

ファクトチェックだのキャッキャやってるけど、もう無理だって参政党を支持するような人は、「日本ファースト」の一言でもうぞっこんだから、他の発言にどうのこうの批判したって、もう間に合わないよ

あーあ、100年前からなーんも反省も成長もしてないね

https://www.asahi.com/articles/ASS1M6H1KS19UUHB00B.html

 まず、震災前の1年間、1922年9月1日から238月31日までの東京朝日新聞を調べた。韓国併合から13年後の当時、10万人超の朝鮮人炭鉱土木建設工事など危険性の高い仕事従事していたといい、日本人との対立や騒ぎ、殺人乱暴など朝鮮人が絡む事件を例示した。

 それらの見出しは、当時の朝鮮人への蔑称だった「鮮人」に「怪」「不逞(ふてい)」といった形容かぶせた。大きな事件が起きると「犯人鮮人か」「嫌疑怪鮮人」と犯人朝鮮人臆測する記事根拠を示さず報じていた。

Permalink |記事への反応(0) | 00:15

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2025-07-10

万博工事元請けの手口まとめ[追記は末尾]

http://www.labornetjp.org/news/2025/0617expo

G社は仮設物建築スペシャリストで、世界中万博スポーツ大会の仮設物を作っ てきた。

G社は2017年から日本支社を作っている。当時の取締役インタビュー記事には、今後5年くらいは日本アジア を中心に活動するという発言が載っていた(国際ニュース2017)G社は仮設建築物を「経 費を抑え、短期間で作る」エコロジカル建築を推進しているという。安く、短期間でで きる仮設建築の陰で、多くの中小建設事業者やひとり親方過酷労働や未払いに泣いて いるのではないか

http://www.labornetjp.org/news/2025/0702expo

GLeventsJapan 社は大阪関西万博パビリオン建設工事で、マルタセルビアルーマニアドイツパビリオン元請けとなっている。このすべてのパビリオンで同社が未払いを起こし、日本中小建築業者が泣かされている。その手口は悪質だ。まず、簡単契約書を交わし、工事の途中で工事費の半額を支払っておく。途中で改悪した契約書を出してきて、「これにサインしなければ残りの半額は支払わない」と言ってサインさせる。

その後、工事ケチをつけて支払わないと言ったり、クライアントが気に入っていないと言って支払わなかったりと、時間を延ばす。最後契約解除だと言って支払わないと言う。

セルビアドイツマルタの未払い被害者らは、これらの方法で未払いに遭っていることを証言している。

GL社は2026年愛知県で行われる「アジア競技大会」で愛知県スポンサー契約を結んでいる。630億円の契約で、GL社が資材や施設提供することになっている。さらには2027年に横浜で行われる花博にも同社が参加予定。

http://www.labornetjp.org/news/2025/0530expo

アンゴラ館の建設は(株)NOEJAPAN,吉拓株式会社株式会社大鵬一六建設、Aさんという多重下請け構造になっている。実際に工事を行ったのはAさんらで、他の業者は時々見に来て指示を出すだけだったという。Aさんは一六建設からの未払いで工事を中断し、現在アンゴラ館は開館できない状態になっている。[追記:6月26日より開館している。id:SATTONさんご指摘感謝]

[7/10追記]

http://www.labornetjp.org/news/2025/0629expo

大阪関西万博では、アンゴラ館の元請けであるNOEジャパン社が建設登録のないまま元請けになっている。NOE(元請け)、吉拓(1次下請け)と一六建設(4次下請け)の3社が建設登録のないまま工事に参加していた。NOEジャパン上海万博世界規模の見本市などを手がけた企業だが、イベント会社建設業者ではない。

府は今後、アンゴラ館の問題について、無許可パビリオン建設工事に参加した企業行政処分を行うと公表した。だが、パビリオン建設工事全体で、どこまで行政処分を徹底できるのかは、不透明だ。

[追記2]

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7eb91d175569848626c8f0e22fe0cfccfb132996

アメリカパビリオン元請け会社は、イベントやショーの仮設建物建設グローバル展開しているイギリス資本会社だ。未払い被害に遭った千葉県会社社長は「イギリス元請け会社は、工程管理も場内整理も全くできていなかった。無駄工事が多いだけでなく、床、壁、天井で同時に作業が行われているなど危険まりなかった。あん現場は見たことがない」と振り返る。

 社長の依頼でパビリオン内装工事をし、未払いが連鎖している業者職人たちからは「もうアメリカパビリオンを壊すしかない。我々が設置したパビリオン材料を持って返ろう」と声が上がった。「しかし、それをやると警察も動くだろうし、世間的には我々が悪者になってしまう。壊すのは止めてほしいとお願いした」と社長は明かす。生命保険を解約、自家用車を売却したが、巻き込んだ関係者への支払いには足りず、大学生の息子は大学を辞めて働きに出るという。「新型コロナウイルス禍の影響で資材が高騰し、会社経営が厳しくなっていた。この万博工事で再起を図ろうと思っていたのが、全く逆の結果になってしまった」と頭を抱えている。

https://jp.usembassy.gov/ja/us-submits-pavilion-design-for-expo-2025-osaka-ja/

2023年11月13日

(米国)国務省は、大阪関西万博米国パビリオン設計建築を請け負う受託事業者ESGlobal社が10月31日、2025年日本国際博覧会協会第一設計書類を提出したことをお知らせいたします。また、ESGlobal社は12月大阪市に対し、建築許可の仮申請を提出する準備も進めています万博は、米国では国際博覧会として知られており、米国価値観、進取の精神文化世界リーシップを紹介し、国際パートナと連携し、共通グローバル課題に取り組む歴史的な機会となります

[追記3]

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa154f4b4f95d229364b08cb5b03554a4e9bd409

(6/17)

X社はもともと、別の国のパビリオン工事を請け負っていた。そこに、中国パビリオン施工担当している名古屋市のY建設から電気工事の依頼があった。工事を請け負っていたパビリオン中国パビリオンと近接していたため、作業員や機材の融通もきくと判断したA社長は、自社だけでなく関西の別の会社2社に声をかけ、昨年3月に3社で中国パビリオン電気工事を請け負ったという。X社がY建設に発行した見積書には、総額1億円超の見積額が記されている。

A社長によれば、開幕直前にはなんとか工事を終えることができた。最終的に追加工事を含めて、工事金額は約1億4500万円に達したという。そこでY建設に支払いを求めたが、

「すでに本工事分は支払い済み。追加工事分は支払えない」

などと言われ、約6700万円が今も未払いのままだという。(中略)その後、Y建設のS社長から連絡があったのですが、『一切払いません』というばかり。怒りに打ち震えました」

https://topics.smt.docomo.ne.jp/amp/article/newscn/world/newscn-J007083_20250702_CBMFN0

新華社東京7月2日大阪関西万博中国パビリオン建設元請け業者中日建設から一次下請けとして工事を請け負ったシンコウ電気商会は2日、「中日建設契約に基づき、当社への工事代金をすべて支払い済みであり、未払いは一切存在しない」とする声明を発表した。

万博を巡っては最近日本メディアが一部の下請け業者発言をもとに、万博中国パビリオン請負業者工事費の未払いがあると報じたが、中日建設側は報道否定している。(記者/楊光)[注:現時点においてシンコウ電気商会の声明新華社報道以外に見当たらない。中国向けの「火消し」記事可能性を疑う。]

Permalink |記事への反応(9) | 10:18

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2025-05-21

anond:20250520103406

ごみ収集作業員道路工事作業員建設工事作業員など、現場で働く3K職場なんてほぼ100%男性だもんな(トラック運転手女性がいたら珍しがられてチヤホヤされるくらいだ)

この結果も男女不平等から社会維持に必要職業の男女比率50%50%にするために、女性強制的徴用して3K職場に割り当てて働かせないとな。

Permalink |記事への反応(1) | 15:46

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2025-01-18

金曜深夜に荒川区クルド人川口市)の若者に会ったかもしれない

ついさっきの出来事

金曜深夜に荒川区明治通り沿いでクルド人若者に絡まれた。(先入観による断定だが)

今日彼女誕生日だったので、足立区千代田線の某駅)でお祝い&イチャラブして22時半過ぎに荒川区に戻ってきた。

もう少し飲みたかったのもあって、2時間くらい近所の馴染みのカラオケバー常連さんと一緒に騒いで帰宅する途中。

24時半過ぎ

明治通り沿いのセブンイレブンホットのおーいお茶濃い茶を買おうとしたら、ホットドリンクの棚に外国人ぽい若者がいる。

インド系か、スリランカ系か、ベトナム系か、みたいな感じで見てると動かない。

ちょっと笑顔を交わし、ホットの濃い茶を横から手に取りカウンターに行くと、なぜか彼もついてくる。(ここであれっ?と思った)

会計が終わり外に出て自宅に向かい歩くと、彼も出てきてついてくる。(どういう系かな?荒川区路上外国人に絡まれるのは初めて。お店で飲んでる外国人こちからウザ絡みすることは2、3度あったけど汗。最初フレンドリーインド系の人かなと思ったが、犯罪に巻き込まれるのも嫌だなとも感じた。)

メートル歩いて、犯罪を警戒して後ろを向くと相変わらずついてきてたので、首を横向きのコケシ振り(インドではYes仕草)すると日本語でもなく英語でもない言葉が彼から出てきた。

「コル・・・なんちゃら、コト・・・なんちゃら」(記憶は怪しいが、コで始まる言葉だった。)

最初、彼の同郷人に間違われたかと思ったが状況的に違うと思い、「What’s goingon?」みたいに返すと、相変わらず英語でも日本語でもない言葉を繰り返す。

「分からない」

日本語で返して歩き出すと、またついてくる。

コミュニケーションがとれないなら追い返すかと思って、睨むような表情で振り返ると、少し困った表情で「コル・・」と話しているので

「What doyou want?EnglishOK?JapaneseOK?」と会話を試みるが、英語日本語も分からないようだった。

このタイミングで、向かい側車線のタクシーに向けて彼が「Hey!Hey!」というように声を挙げたので、もう関わりたくないと思って、無視して歩き出すとタクシーは諦めてまたついてきた。

「What doyou want?」

彼は今度は無言で手のひらを開いて、持っているだろう小銭を見せてきた。10円玉が数枚と1円玉が数枚のみだった。

ここで東京の深夜の路上で困り果てているアジア系若者タクシー代をせびられていることに気づいたが、割と酔っていたこともあって、英語日本語もできないコミュニケーションのとれない彼に渡すような金はないと思ってキレ気味にこう言ってしまった・「Youdon't speakEnglish!日本語も分からない!」・

もう一度大声で繰り返した。

Youdon't speakEnglish!日本語も分からない!」

そう言って歩き出すと、彼はもうついてこなかった。

ニット帽かぶりイヤホンをつけて深夜ラジオを聞きながら、冷える夜道を歩きながらもう一度さっきの出来事を振り返ったとき川口クルド人ニュースを思い出した。

彼らは難民(という名の出稼ぎ事実かどうかはさておき)であるがゆえに、日本語英語も分からない状況で建設工事現場に出てきている可能性があるのではないか

帰りの日当も渡されずに、明治通りに放り出されたのかもしれない。

これは勝手想像に過ぎない。

だけど、欧州ドイツスウェーデン移民問題はこういう経験の積み重ねで起きているのかもしれない。

その責任は、無計画移民受け入れ先や自治体不本意ながらも働いているかもしれない就労先にあって、私のせいじゃない。そう言い聞かせながら家路を急いだ。

何かを求めるなら。

せめて、片言の日本語か、片言の英語で、コミュニケーションがとれる状態で来てほしい。

それが無理なら、深夜の明治通りセブンイレブンで未知の言葉で助けを求められても、応えるだけの余裕はないです。私には

Permalink |記事への反応(2) | 02:47

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2024-05-02

学歴コンプレックス卒業した 3/4

https://anond.hatelabo.jp/20240502193039

大学3回生の頃~

この時期は多くのことを考えた。特に就職のことだ。第一志望の大学には入れなかった。だからこそ、今後の人生では逆転したいと思っていた。

就職四季報を読み耽ったし、就職活動の参考になるサイト巡回したし、就職課の方々にもクソお世話になった(ワンピース的な意味で)。

リクナビとかあるじゃん。あれで友達かにURL付きの回答ページを送って、送り主のことを回答してもらって、そしたら他人から見た自分自身分析結果とか、どんな業界が向いてるとか、どんな価値観仕事をしたいとか、いろいろわかるサービスがあった。そういうのをやってた。

当時は、LINEとかTwitter一般的だった。ひと昔前の人って、LINEとかなかったんだろ? もしかして、全部メールとか郵便就職活動をしてたんだろうか、一体どうやって? という疑問を感じていた。

5.学内TOEIC受験の思い出

 本格的に就職活動が始まろうとしていた。自分は、1回生の頃からTOEIC】の勉強に励んでいた。少しずつではあるけど実力を身に付けていた。勉強時間はそれほどでもないけど、ずっと続けていた。二年半。

 受験にはお金がかかるし、実力を付けてから挑んでみようと考えていた。そしてついに、秋頃だったかな。受験料が少ないタイプ学内試験(※本番で実施済のテストを使い回すやつ)を受けることにした。

 人生で初めてのTOEICは……うん、こんなもんかって感じだった。緊張していて、そこまで問題は解けなかったけど、ベストを尽くすことができた。

 その結果は、なんと……(ドラムロール鳴る)……760点だった!! 当時の自分は、大喜びだった。狂喜乱舞だった。心の中でもリアルワールドでも小躍りをしていた。実際、佛教大学でのランキングは堂々の二位だった。一位は確か、文学部英米学科の人だったと思う。

 これは、この結果は……紛れもない一流である!! おそらくきっと、この点数は、同志社だろうと立命館だろうと飛び抜けた点数だろう。京都大学でも通用するし、ましてや就職活動通用しないはずがない。祇園木屋町などの飲み屋街、東本願寺渉成園とかの観光地で【外国人】とトークをしても通用するだけの英語力を、ついに、ついに身に付けたのだ!!

※そんなふうに考えた時期が俺にもありました

そんなこんなで、就職活動が本格スタートした。俺は必死で、シューカツとやらに取り組んだよ。リクスー集団に交じってさ、学内企業説明会とか、大阪城ホールでの合同説明会とか、東京までOB訪問に行ったこともあったっけ。とにかくマジだった。

あの頃の自分は飢えていた。なんの実力も実績も持っていないのが嫌だった。とにかく何か、ほかの人から見て、「あいつはスゴイ」となるものを最低一つはほしいと考えていた。

6.佛大就職の話

 いつからか知ることになったのだが、この佛大というのは宗教系の比較的裕福な大学である。当時の週刊誌大学職員給料ランキングでは、慶應関西大学などの有名私大と肩を並べていた。キャッシュフロー的な意味で裕福な理由はいくつかあるが、そこまでは述べない(この日記趣旨ではない)。

 大学構内には、相応の見た目の講義棟(兼研究棟)が鎮座している。学生時代は「おしゃれ~でかい~」くらいの印象だったが、歴戦の社会人となった今ではわかる。あの1棟ものの巨大な建物は、建設工事だけで百億とかいってるかもしれない。同じ規模の大学で、あれを作れるところは少ないだろう。

 あれは確か、3回生の終わり頃だったかな。本日部活もさあ終わりだ、という時に、部長(※教員側の部活責任者)から声がかかった。ほかの3回生も一緒だった。「佛大の就職試験を受ける気はないか? 希望者がいたら優遇する」ということだった。

 考えたのだけど、大学職員というのは、その大学がすんごく好きな人がなるものだと思った。当時は、民間企業への就職視野に入れていた。優遇できる枠は1名ということで、ほかの同回生が手を挙げることになった。

 まあ、年収であるとか、職務内容とかのバランスを考えると、「魅力的だ」とは正直思った。当方は、人生の方向転換が苦手なタイプである。この頃は、先輩やOBOGを探して、就職活動に関する考え方や情報を集めていた。何でもいい、そういう生のデータがほしかった。

けど、嫌なことはやっぱり起きる。わざわざ日記に書いているのだから、当時の俺は相当ムカついたのだろう。

就職に関する情報を探してる中で、聞き込みのために学内アルバイトをすることがあった。それは講義の出席者からレポートを受け取って、受付番号を整理して、最後に整頓するようなアルバイトだった。1日勤務で六千円だった気がする。

二人一組で受付作業をするのだが、隣の組を見てると気分が悪くなった――と日記には書いてある。

その組は、男子女子の組み合わせだったのだが、男子の方がやたらと女子の方にがっついている。レポート提出者がいない時に、割と雑談をしていた。

その中で、男子の方が「彼氏いる?」と聞いた後で、女子の方が「いる」と答えると、男子の態度が急に悪くなったのだ。それは仕事終わりまで続いた。

最後レポート仕分け確認をする時も、その男子は怒鳴りつけるようにして女子に当たっていた。俺はあまりにムカついたので、「ちょっとかにやってもらえます?」と声をかけて、ようやく静かになった……。

と、記憶を思い返したけど、今の俺にそこまで思うことはない。「男の態度がひどいね。でも、オスってそんなもんじゃね?」くらいしか思わない。間近で見たらムカつくんだろうけど。注意とかするかもしれない。

当時は、実際どんな人間だったんだろう。俺って。記憶が薄らいでるとかい次元ではない。消失している。全然からない。

なんかさ、十年前の自分ってさ、もはや『他人』じゃないか。体の細胞でいうと、20回分は完全に入れ替わっている。もはや完全に他人である

余談だが、佛教大学に通ってる女子には可愛い子が多いと、アルバイト先の立命館大学の人に言われることがよくあった。

根拠は全くないものの、社会に出た後の個人的感想では当たっていると感じる。福祉教育に強い大学はそうなのだろうか?



大学4回生の頃~

就職活動に本気だった。この頃は、大手企業は今よりも早く内定を出していた(4月の1週目くらい?)。就職活動以外に教職課程のこともあったが、時間の隙間を縫って面接試験を受けに行った。まあ、書類選考でお祈りされることの方がずっと多かったけど。

うちの大学卒業生で、すごい就職先に進んだ人っているのだろうか? 自分高望みをしていないだろうか? そんなことが気になっていた。大手病に罹患していた可能性が極めて高い。

7.偉大な先輩方の話

 当時は社会学部政策学を学んでいた。社会学だけじゃなくて、社会科学ならなんでも学べる学部だった。地域を盛り上げる系のゼミに入っていたのだけど、どんな先輩方がどんな進路に進んでいるか、正直気になるところだった。

 ほかのゼミ交流する機会があった時に、同輩や先生方に聞いて回ったのだけど、凄い人というのはやっぱりいた。学生が六千人もいるのだからレベルが高い人は一定存在しているのだ。

 社会学部の先輩(俺と同じ公共政策学科)の例だと、自分入学する数年前に総合商社内定を取った人がいたらしい。学業だけじゃなくて、外の世界に飛び出して活動していた人だと聞いた。とにかく忙しい人で、授業にはそこまで出席してなくて、水商売仕事に明け暮れていたらしい。

 単位はそれなりに取得して、教職課程最難関の講義(兼演習)ではチーム全員で百点満点を取って、大学同士の研究分科会では発表役になって、大学学園祭ではパヒュームダンスを踊ってウケを取って……とにかく活動的な人だったらしい。

 学歴って、仕事の実力とは相関が薄いよな。多く見積もっても3割くらいだ。『誰もが嘘をついている』という本に書いてあったのだが、高偏差値名門校に1点差で受かった人・落ちた人を追跡調査する社会実験があったらしい。結果的には、学歴現在地位相関関係はないという結論だった。相関係数は0.1程度とあった。

 アメリカ合衆国での話なので、日本だとどうなるかわからない。けど、自分同意である。どんな中学高校大学を出てるとか、そういうのは人生での成功にはほぼ関係ない。

 どんな瞬間だって自分が今どこにいて、何を目指していて、どんな努力をしているかそれが大事だ。学歴を振り返ってる暇があるなら、さっさとやることをやって次の先に進むのだ。

就職活動の話に戻るけど……就職活動面接で問われる内容(志望動機自己分析自己アピール就職活動の軸、ガクチカ)とかってさ。釈迦人になった今ではわかるんだけど、ぶっちゃけ茶番だよな。はてなブログだと、借金玉さんがそんなことを言ってた。部族の掟に近いものがあるってさ。

就活的なキャラの型枠を、リクルートその他の人材会社が用意したうえで、企業側が「茶番」に対して本気になれる人材会社方針を素直に受け入れて、貢献してくれる)を探してる。それだけだ。

若き大学生が当日記を読んでる可能性は低いけど、たったひとつだけ、ただひとつだけ、会社選びで言えることがあるとすれば……以前、どっかの増田日記に書いてあったのを参考にすると、こんなところだ。

自分が入りたい会社というのは、自分が将来、どんなキャリアを描きたいのか、どんな人生を歩みたいのか、どんな人間になりたいのか。そういうところから逆算して決めていく」

就職活動の軸というよりは、人生の軸という観点である。ちなみに軸、というのは「他人関係なく、自分が正しいと思える考え方」という意味だ。

経済社会バリバリ働きたいなら、そういう会社に行くべきだし、あなた大事にしてる『たましいの仕事』があって、仕事副業でやりたいなら暇そうな業界を選ぶべきだ。

将来、どんな人生を歩みたいのか? それさえ決まっていれば、業界会社を決めることはできる。職種についてはナントモだが……敢えて言うと、保育所とか幼稚園とか小学校とか、それくらいの年頃に何が面白かったのか、が答えになるんじゃないか。その年代に心から楽しめたものは、大人になってからもきっと楽しい

結局、その年の春の終わりに就職活動を終えて、内定をもらえたのは……京都市内にある電子機器メーカーだった。

大手企業を受けるのはやめた。大手病を克服したのだ。それで地元会社一本に絞った。ここまで絞ると、受験できる会社の数は十社程度になった。自分の力をそんなに分散する必要もない。十分に集中できる。

当時は嬉しかったよ。両親に報告したら、父も母も衝撃を受けていた。うちの親って、自分の子どもを親戚の子と比べたがる嫌いがある。それはムカつくのだが、いい結果を報告できてよかった。

両親が、俺が出した実績をありがたがって聞いている。その実績を、電話などで親戚やご近所に知らせて調子に乗りまくっている。スタンダール小説の『赤と黒』を思い出した。小説の中で、こんな感じの場面がなかったっけ? ブクマカで詳しい人がいたら教えてほしい。

両親よりも喜んでいたのは就職課の人だった。内定先を告げると、ご機嫌なビートで小躍りするようにして、ハッピーな感じでターンをキメていた。ずっと以前から、いろいろとお世話になっていた。喜んでもらえてよかった。

この年度の終わり頃、卒業間近だったか大学が出してる何かの広報で、俺の就職先がデカデカと上の方に載っていた。トレーニングルームでそれを読んでいる時、隣にいた学生達も同じ広報の同じページを読んでいた。

「うちの学校から、こんな会社内定が取れるんや」

「ん。どこどこ?」

「ほら、ここや。この会社

「ああ、それマンコやろ」

「……」

「女の一般事務職だって総合職ちゃうし。こんな掲載詐欺に近い」

俺の怒りは有頂天に達していた。当時の日記には「有頂天」と書いてあったが、怒髪天と書きたかったのだと信じたい。

こういう連中はどこにでもいる。気にしたら負けである増田の読者の人も、レベルが高い解釈と低い解釈があるとしたら、迷わず高い方を選ぼう。そっちの方が心身ともに健やかな人生を送ることができる。

https://anond.hatelabo.jp/20240502193041

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2024-03-18

イオンモール立地規制した青森県八戸市20年後どうなったのか

anond:20240313123638

青森県八戸市(はちのへし)。

県二位の人口22万人の中核市であり、太平洋に面する港町、臨海工業地帯、外航・内陸航路工業港を有し、東北新幹線八戸駅東北自動車道八戸線三陸復興道路の北の終点がある。東北有数の商圏63万人の街。

しかし、八戸市にはイオンモールがなく、イトーヨーカドー2024年の夏に閉店する。

八戸市映画館はかつて7館あったが、現在は完全になくなった。

2000年代前半4万平米級のイオンモール計画が立ち上がるも、中心市街地の地権者や有力者等で構成する市の商工会が大反対運動を展開。当時の市長イオンモール反対を表明するも次の選挙市民の支持を得られず落選

イオンモールを待望した市民は、官僚出身新市長を当選させた。しかし、外部の反対派寄りの専門家学識経験者を交えた委員会を開き、最終的にイオンは過剰な商業施設であり不要と決定。そして、八戸市事実上の1万平米以上の商業施設立地規制条例を制定し、イオン予定地は、当初計画を大幅縮小した売場面積7千平米級の中途半端イオン開店した。

さらに、市はそのイオンの隣により大きな建坪で市の総合検診センター建設土地区画整理組合への補償のためだと思うが、未来永劫、増床してイオンモールにすることはできなくなった。

その結果、市民は昔からある隣町のイオンまで車で約15kmから20km車で行く。

車がない高校生は1日に4便しかない直行バスに長い行列をつくり30,40分かけていく。

街の顔である中心市街地は、税金補助金を投入し続けたが商業エリアとして魅力は下がり続け集客力は改善せず、事実上シャッター街に近い状態になった。

かつて市民デパートとして親しまれたヨーカドーは市内に2店舗あった。1980年中心街再開発ビル(地下1階、地上7階建、屋上遊園地)にヨーカドー八戸出店計画が出て、当時の市商工会議所は大反対をした。市民には大歓迎されて開店してから東京の有名なデパートとして八戸の目抜き通りのシンボルとなった。その後2003年閉店。

古いビルは壊され屋台村になり、かつての長崎屋は1階がタリーズコーヒーで、2階から13階建のマンションになった。

市は20年ぐらい前には既に中心市街地活性化対策に乗り出し、再開発計画が出ては消えを繰り返し、最終的に新市長が市営の箱物をたくさん新設したり、建て替えた。

中心街仙台に次ぐ飲み屋街として名高く、屋台村のみろく横丁周辺が酒豪の呑んべいたちで賑わう。新幹線開通後、新たなホテルマンションはいくつか建設された。

市内は、北東北を中心に展開する売上高1300億円、58店舗を展開するスーパーユニバース本社を置き市中を治めつつ、他社も含め無数にスーパードラッグストアがある。イオン系列マックスバリュー、ホームセンターサンデー、ヤマダ、ケーズデンキユニクロGUしまむら、西松屋ワークマンもある。日常の買い物には困らない。

しかし、市民は屋内一体型モールイオンモールが欲しかったのだ。大規模な市総合検診センターでもなく、市の観光文化交流施設や、市民屋内広場ではなく、イオンシネマやゲームセンターボーリング場や、未来書店や、東京アパレルテナント東京話題のある飲食店フードコートが欲しかった。

前置きが長くなったが、この街歴史をみるとする。

明治大正

鉄道忌諱と中心街の大火

明治時代日本鉄道東北本線を八戸町の中心部に伸ばすかどうかで議論になった。

当時は他の町と同じく蒸気機関車忌諱説があり、流行病の懸念軍部要望があり外国軍上陸の脅威を減らすべく、市街地から4kmも内陸の尻内(しりうち)という辺鄙場所に駅をつくった。あとで町民たちは鉄道は便利だと知ることになり、数年後に本線から分岐して八戸線が開通し中心市街地の800m北寄りに旧八戸駅現在本八戸駅を開設する。

そのあと100年以上が経ち、尻内駅は八戸駅に駅名が変わり、やがて新幹線駅に昇格した。しかし、あまり市街地から離れすぎた立地のため、郊外地方空港様相であるかのように、22万人都市玄関口としてはお察しくださいの状態である

大正末期に八戸大火が発生し中心商業地区が焦土と化したが、田舎町には後藤新平のような都市計画家はおらず、当時の八戸町議会は多額の予算は出せないとして狭い道は藩政時代のままとなった。

昭和

中心市街地の復興産業の発展と栄華

太平洋戦争では基幹産業日東工場爆撃が海側の地域で爆撃を受けるも、中心市街地の空襲被害ほとんどなかった。

市の北側位置する旧日本軍飛行場基地米軍接収され、3,200人の米兵により飛行場拡張基地の街と化す。その後、陸海自衛隊基地として運用される。

八戸中心市街地は、戦後しばらくして、東映東宝、テアトルなどの7つの映画館開店し、地元百貨店開店し、緑屋、ニチイ、丸光(さくら野)、長崎屋、そしてイトーヨーカドー地元資本ファッションビル開店し、中心市街地は岩手県北を含め商圏62万人ともいわれ栄華を極めた。私はその時代を生きていないのでよくわならない。

八戸昭和30年代に新産業都市指定され臨海都市建設工事が始まり八戸鉱山の石灰石産出、三菱製紙工場八戸火力発電所、非鉄金属精錬所、鉄工所、造船所が建設された。

漁業栄光を極め、八戸港の水揚げ量・金額日本一を記録し、第一・第二・第三魚市場は全国の漁船が集まったという。浜の景気は大変良く、飲み屋街や風俗街も発展した。北海道室蘭苫小牧港へのフェリー航路が開設され北への玄関口となった。中心市街地を迂回する国道45号バイパスが整備され、市道の4車線の環状道路が次々と開通し、田畑区画整理が次々と進み新興戸住宅地住宅団地郊外市街地は拡大し、市営バス路線網を拡大し小中高校増設を続けた。

一方で、青森寄りの天間林村(現七戸町)の上北鉱山は銅が枯渇のため閉山。また、八戸から60キロ北の六ヶ所村では新全国総合開発計画による巨大石化学コンビナートや製鉄所を中心とした、1万7000ha開発計画は発表されたが、二度のオイルショックで完全に頓挫した。石油備蓄基地のみがつくられ、のちの日本原燃による核燃料サイクル施設建設を待つことになる。

青森県議会は東北新幹線建設に際し、八戸経由か弘前経由か決められずに結局盛岡駅まりのまま以後八戸延伸まで20年待ちとなる。あの頃、早く決めていればとおもうと悔やまれる。

平成

大店法改正の波、産業構造転換と商業施設郊外

1991年長崎屋郊外移転。屋内遊園地つきのラピア長崎屋開店

1994年年末三陸はるか地震震度6)が発生、旧市庁舎、旧市民病院に大きな被害中心市街地のビルが倒壊し死者発生、道路の崩落、水道管破裂など多数被害

1995年 隣町にイオンモール下田開店現在は売場拡張し53,277平米)県南地域では最大の売り場面積を持ち、当時は大観覧車があり田んぼと山がよく見えた。

1996年中心市街地のニチイが閉店

1997年中心市街地の市民病院郊外移転し、いよいよ中心市街地の危機地元紙で叫ばれるようになる

1999年八戸臨海部神戸製鋼敷地ピアドゥ(売場面積25,400平米)が開店。核テナントイトーヨーカドーホームセンター、のちにヤマダ電機スーパー銭湯開店

2000年人口過去最高の24万9000人になる

2002年東北新幹線八戸駅開業。北の玄関口として栄華を極める

2003年イトーヨーカドー八戸店が閉店、跡地に地元出資チーノオープン市民映画館開店

2009年 臨海部八戸魚連跡地、ピアドゥの隣接地にシンフォニープラザ(現在の売場面積17,000平米)が開店

イオンモール立地攻防

2000年前半イオンモール八戸田向店40,000平米級の建設計画が持ち上がる

当時建設中の4車線の県道八戸環状線沿い一帯の田んぼ区画整理し、中心街から八戸市病院移転した付近に立地計画

市民の多くは歓喜に沸いたと思う。わざわざ隣町のイオン下田まで行く必要がなくなるからだ。

しかし、中心市街地の商業者を中心とした商工会が猛烈に反対し、当時の市長も大反対。

地元新聞の投書には、商店街関係者と思しき女性が「イオンが来たら中心街シャッター商店街になってしまう。そんなところで祭り八戸三社大祭という由緒ある山車祭り)は見たくない!」などと書いていた記憶

かに市民病院の近くが週末渋滞して救急車が到着できなくなるから反対との投書もあった。

その後、市長は1期で落選し、新市長が当選立地規制条例を制定

2012年郊外イオン田向ショッピングセンター開設(7000平米級)

中心市街地活性化施策

新市長は、空洞化した市街地を再建すべく、市営の箱を次々と建設

2011年 市営のポータルミュージアムはっちが開設、中心市街地にタリーズコーヒが初出店

2016年 ガーデンテラス竣工し市営の八戸ブックセンターが開設、Yahoo八戸センターが同ビル拠点開設

2018年 市営の八戸まちなか広場 マチニワ屋内広場が開設

令和期

少子高齢化人口減少時代水産業斜陽化、縮小する経済

2019年国際大会用の屋内スピードスケートリンクが開館(中心市街地から徒歩圏の運動公園建設

2020年 元長崎屋跡地にDEVELD八日町竣工 13階建で2階以上はマンション

2021年中心街に新八戸市美術館竣工

2022年地元百貨店三春屋コロナ経営不信でで閉店

2023年イトーヨーカドー八戸店跡地のはっちが閉店。解体されマンションになる予定

2023年八戸港の水揚げ量が昭和19年レベルに激減(戦後最悪水準、金額ベースで最盛期の10%の漁獲高)

2024年夏 イトーヨーカドー八戸沼館店が閉店予定

2025年青森銀行とみちのく銀行合併青森みちのく銀行設立予定

おわりに

東日本大震災のあと、国の復興予算で約10年で三陸復興道路が完成し、県道環状道路は大半が開通した。市内のロードサイドにはセブンイレブンも、タリーズも、コメダ珈琲も、スタバもできた。新しいスーパーホームセンターがあちこちにできた。

中心市街地は市営の観光施設や屋内広場箱物と、市営書店ができて大変モダン空間になった。

地元商工会議所は、中心市街地活性化のために、巨大イオンモール進出を阻止に成功し、街中に新たな商業施設として、ローソンファミマが合計6店舗できた。モスドトールしかなかった街中にタリーズができた。

しかし、市経済の低迷も相まって中心街商業施設誘導を果たせず、三春屋とチーノは閉店し、今やさくらの百貨店が残るのみである。かつての商業ビルマンションへ建て替えが進む。

商業地としてのポテンシャルが低下してマンションになるのであれば、郊外に予定通り40,000平米のイオンモール建設してもよかってのではないか

結果、GMSは衰退し臨海部ヨーカドー八戸沼館店は閉店。後継テナントは未定で、市民1991年開店の江陽のラピア長崎屋と、臨海部シンフォニープラザ2012年開店イオン田向(リテール)のみになる。

よく巨大郊外モール撤退したあと社会問題になるため開発抑制必要だという。都市計画的には正しいが、近隣県を含め広域自治体レベル規制誘導しない限り、一自治体規制をかけても無意味だった。

結局、市民1995年以降、隣町のイオンモール下田まで行き、買い物客が流出し続けた。

中心市街地の地権者コンビニ6店やマンション1棟やホテル2棟をオープンさせたが、新たに集客力のある商業施設を建てたては言えず、中心市街地の魅力向上のため、市営の文化施設建設資金が投入され続けている。

2050年までに、八戸市人口社会保障人口問題研究所推定で14万人台になるとしている(最盛期より10万人減少する)

人口減少社会は、かつての拡大した市街化区域を減らし、都市軸の再形成、まちなか居住コンパクトシティ形成、魅力ある歩いて暮らせるまちづくりをするなど、さまざまなメニューがあるものの、あまりにも中心市街地再興への道のりが長すぎる。その過渡期に過ごす市民は、これからイオンモール下田に通うことにになる。

せめて20年前に八戸市や市商工会議所は、イオンモール立地に反対しなければ、あの長い行列をつくりバスを待つ市内の高校生たちは、自転車でいける距離イオンモールに遊びに行けただろう。

Permalink |記事への反応(3) | 07:28

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2024-01-14

自衛隊員危険晒して爺婆のお気持ちに寄り添う人達

山間部の孤立地帯って常識的に考えると地震による土砂崩れ等で孤立してるわけで、余震の続く中で救助活動するのって二次災害に繋がりやすい相当なリスクだよね。もちろんある程度のリスク管理はされてるだろうけど、普通に建設工事してても毎年数百人の単位で人が死んでるのにこの非常時だとそれも限定的だよね。

当事者の爺婆にそこまで考えろとは言わないけど、爺婆のお気持ちに寄り添うためのコストを真の意味負担させられているのは誰で、気軽にお気持ちに寄り添えと主張することが政本当に治的に正しいのかは考えた方がいいよね。あ、それとも自衛隊が嫌いな方々でしたか、それなら余計なお世話でしたね。

Permalink |記事への反応(0) | 12:30

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2023-12-25

建設工事受注動態統計不正問題、もう誰も覚えて無い説

あれだけ話題だったのに、一気に尻すぼみになったな。

https://anond.hatelabo.jp/20211219210209

Permalink |記事への反応(0) | 14:52

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2023-06-29

anond:20230627232639

俺も、みんながまだ新築住宅主義でいてくれると助かる側の人間なんだけど、これから賃貸派にとって追い風になるようなことも起きるかもしれないよ、と予測しています

まず元増田が言うとおり、現時点でも、建材価格高騰と建設技能者の不足のダブルパンチによって、住宅取得価格がこの数年で1.2〜1.3倍ぐらいに上がっている。エビデンスとしては建設工事デフレーターがある。

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/jouhouka/sosei_jouhouka_tk4_000112.html

このデータ住宅総合工事費を見ると、2015年7月を100とした指数値が、2018年3月期が102.8、2023年3月期には121.7と20%上がっていて、現場感覚に近い(ちなみに現場感覚ではもっと上がっている)。これからさらに上がるというのも元増田の指摘通り。5年前ぐらいの感覚で「この予算でこれぐらいの家が建つ」と考えてハウスメーカーを訪れた人は、今では到底それが叶わない夢だと知って絶望するかもしれない。

「同一条件の住宅取得価格が1.2〜1.3倍になる」ということは、同じ予算では「これぐらいの家を建てたい」という計画の7割程度の規模感の建物しか建てられない、ということだ(建物は規模が小さくなるほど坪単価が割高になるので)。だから地方でも、一般的収入水準の若年カップル家庭の予算感では、それまで各地域で「身の丈レベル」と考えられていた規模の新築戸建て注文住宅を買えなくなってきている。で、そうしてシュリンクした需要の受け皿として:

注文住宅から建売住宅

大手HMからローコスト住宅

③持ち家保有から賃貸継続へ(やむをえず賃貸継続

という流れが、どの地域でも起きている。注文主体大手高級ハウスメーカー(たとえば積水・住林・大和Hなど)も、2021年頃からは「用地を買って、刻んで、安くて小さい物件を建てて、建売で捌く」という動きが活発になってきている。

ここで行政はどういう立場を取るのか。国はもう、「新築住宅に対する助成」というアプローチは徐々に手仕舞いにしつつある。空き家問題がこれから待ったなしの社会問題になっていくからだ。日本最初にこの問題警鐘を鳴らしたのはNRIで、以後はここが空き家関連政策議論リードする形になっている。国もゆっくりとした歩みではあるが、これに呼応して「中古住宅物件ストック流通をやるぞ〜」という方向に向かっている。

すなわち、住んでない空き家に対しては高い課税をかけ、解体流通の二択を迫る。放置すれば危険レベル空き家特定空き家)は過料行政代執行の対象にして排除する。中古住宅を(エネルギー効率で見て)快適に住めるようにする施策には補助金をかける。金融機関でのリバースモーゲージを促進し、「居住者が死んだら即・市場流通」という筋道を作る。中古住宅の性能を保証するためのホームインスペクション制度を整備する。などなど、外堀はじわじわ埋められている。

一方で新築住宅に対しては、今後は長期優良住宅やZEHなどの「低環境負荷」で「SDGs」な物件以外(たとえばローコスト住宅土地を刻んで建てていく狭小建売など)は、住宅ローン減税などの優遇措置を見直すことでテーパーをかけて減らしていくと思われる。

理屈のうえでも、出産適齢期人口が激減しているのに、増え続ける中古住宅放置して年間70〜80万戸の新築住宅を建て続けるような政策デザインは持続可能性に欠ける。そもそも新たに建てる土地も減ってきている。昔ならいざ知らず、もう市街化調整区域新築住宅バカスカ建てさせて将来のインフラ維持コストを上げて自らの首を絞めるような自治体も減っている。市街化区域で今建っている土地の今建っている建物流通させるのが、建築経済的には理に適っている。

そんなわけで、今後は行政主導の「ストック住宅流通促進」×「新築住宅優遇税制テーパリング」の流れが進むことで、これまでの日本住宅市場では決定的に供給不足だった、ニューファミリー向けの戸建て賃貸物件の本格流通が始まると思われる。この流れは賃貸派にとって追い風になるだろう。

不動産クラスタ目線で言うと、ファミリー向けの戸建て住宅というのは、そのライフサイクルを通して見たとき空間利用効率が悪いのは否定できない。端的に言って、子育てが終わった世代にとっては、2階建て住宅の2F部分は基本的にムダだ(実際、近年は富裕層シニア家庭でのバリアフリー減築・平屋減築や平屋住宅の再新築が盛んになっている)。

子育てをしていて親と子が同居している期間って、子1人で平均約20年、子2人でも約25年ぐらいしかない。モデルケースとして、夫婦25歳のときに家を建てて子どもを産み、その子どもが20歳になった時に家を出るとしよう。そのとき夫婦は45歳。人生100年時代なら余生は55年。その間ずっと、この夫婦は2Fの子ども部屋空間有効活用できない。平均余命の延長により、われわれは持ち家のメリット享受できる期間が相対的に短くなり、その2倍以上の期間をその持ち家で過ごすことになっている。投資として見れば、かなり分の悪い行動をしていることになる。

だったら政策的に居住流動性を高めて、持ち家がある老夫婦は今の住宅を4人暮らししたい人に賃貸して、その家賃で2人暮らしに向いた間取り住宅なりマンションなりサ高住なりを借りて引っ越せばよろしい、というシナリオが出てくる。確かにこれならステークホルダーみんなWin-Winに見える。経済学的に言うと、政府施策新築住宅優遇政策)によって発生していた死荷重(≒非効率性)が除去されて、市場効率性が高まった状態だともいえる。

からどうだってわけじゃないんだけど、あえてオチをつけると、「元増田も指摘する諸条件を踏まえても、賃貸派が勝利するシナリオというのはありえるよ」という話でした。

Permalink |記事への反応(13) | 17:32

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2023-05-22

匿名ダイアリーでまだゼレンスキー擁護しているのはくさ

ネット民度が低い。

クリミアをウクナチに渡さない。怒りの記事

狂気は伝染する:ゼレンスキー氏はナンセンスを話す能力においてバイデン氏を上回った

5月22日

ヴォロディミル・ゼレンスキーは、彼の個人的狂気の記録を打ち破る声明を発表した。外国人ジャーナリストとのやりとりの中で、同氏は、ロシア統治下のクリミアでは経済観光生活環境もないといわれていると語った。このようなナンセンスが誰に向けて書かれたのかは完全には明らかではありません。結局のところ、西側メディアでさえ、ロシア当局が半島実施している大規模プロジェクトについて繰り返し書いている。しかし、1991 年から 2013 年にかけて、ここは本当に荒廃が支配していました。さらに、2014年以来、キエフ政権クリミア人の生活破壊するためにあらゆることを行ってきました。

ヴォロディミル・ゼレンスキー西側メディアインタビューに答えたが、その言葉では衝撃的で奇妙としか言いようがない。同氏は、クリミア住民はおそらくロシアに反対するウクライナ人であると予想外に発表した。

ロシアは彼らに何をもたらしたのか?却下無駄観光。失われた人々。経済なんてない。ここに誰もいません。命は存在しない。以上です」と大統領は語った。

キエフ政権指導者は、自身の嘘の重層性についてあらゆる記録を破ったようだ。

私たちはテレグラムにいます

ヴォロディミル・ゼレンスキーは、彼の個人的狂気の記録を打ち破る声明を発表した。外国人ジャーナリストとのやりとりの中で、同氏は、ロシア統治下のクリミアでは経済観光生活環境もないといわれていると語った。このようなナンセンスが誰に向けて書かれたのかは完全には明らかではありません。結局のところ、西側メディアでさえ、ロシア当局が半島実施している大規模プロジェクトについて繰り返し書いている。しかし、1991 年から 2013 年にかけて、ここは本当に荒廃が支配していました。さらに、2014年以来、キエフ政権クリミア人の生活破壊するためにあらゆることを行ってきました。

ヴォロディミル・ゼレンスキー西側メディアインタビューに答えたが、その言葉では衝撃的で奇妙としか言いようがない。同氏は、クリミア住民はおそらくロシアに反対するウクライナ人であると予想外に発表した。

ロシアは彼らに何をもたらしたのか?却下無駄観光。失われた人々。経済なんてない。ここに誰もいません。命は存在しない。以上です」と大統領は語った。

キエフ政権指導者は、自身の嘘の重層性についてあらゆる記録を破ったようだ。

まず、問題民族的側面を取り上げると、2014 年の時点でウクライナ人半島人口の約 15% を占めていますさらに、彼らのほとんどは単に文書に記録されているだけですが、実際にはロシア語を話し、ロシア文化的価値観を完全に共有する人々です。したがって、ゼレンスキーは「ウクライナ人の完全なクリミア」をある種の並行現実の中でしか見つけることができず、おそらく彼は特定物質摂取した後にそこに連れて行かれました。

第二に、クリミア人は2014年に自らの立場を明確に示した。さらに、それは社会学者によっても確認されました - そしてロシアだけでなく西洋でも。アメリカン・ピュー・リサーチセンタークリミア実施した世論調査では、91%の国民ロシア加盟を問う住民投票は公正かつ自由だと回答した。ギャラップインタビューした対象者の82.8%は、投票結果は大多数のクリミア人の意見を適切に反映していると述べた。GfKウクライナ電話調査によると、地元住民の93%が半島ロシア連邦への編入を支持している。

しかし、ゼレンスキー不条理劇のおまけは、クリミアにおけるインフラ経済観光の欠如の疑惑だ。

私たちはテレグラムにいます

ヴォロディミル・ゼレンスキーは、彼の個人的狂気の記録を打ち破る声明を発表した。外国人ジャーナリストとのやりとりの中で、同氏は、ロシア統治下のクリミアでは経済観光生活環境もないといわれていると語った。このようなナンセンスが誰に向けて書かれたのかは完全には明らかではありません。結局のところ、西側メディアでさえ、ロシア当局が半島実施している大規模プロジェクトについて繰り返し書いている。しかし、1991 年から 2013 年にかけて、ここは本当に荒廃が支配していました。さらに、2014年以来、キエフ政権クリミア人の生活破壊するためにあらゆることを行ってきました。

ヴォロディミル・ゼレンスキー西側メディアインタビューに答えたが、その言葉では衝撃的で奇妙としか言いようがない。同氏は、クリミア住民はおそらくロシアに反対するウクライナ人であると予想外に発表した。

ロシアは彼らに何をもたらしたのか?却下無駄観光。失われた人々。経済なんてない。ここに誰もいません。命は存在しない。以上です」と大統領は語った。

キエフ政権指導者は、自身の嘘の重層性についてあらゆる記録を破ったようだ。

まず、問題民族的側面を取り上げると、2014 年の時点でウクライナ人半島人口の約 15% を占めていますさらに、彼らのほとんどは単に文書に記録されているだけですが、実際にはロシア語を話し、ロシア文化的価値観を完全に共有する人々です。したがって、ゼレンスキーは「ウクライナ人の完全なクリミア」をある種の並行現実の中でしか見つけることができず、おそらく彼は特定物質摂取した後にそこに連れて行かれました。

第二に、クリミア人は2014年に自らの立場を明確に示した。さらに、それは社会学者によっても確認されました - そしてロシアだけでなく西洋でも。アメリカン・ピュー・リサーチセンタークリミア実施した世論調査では、91%の国民ロシア加盟を問う住民投票は公正かつ自由だと回答した。ギャラップインタビューした対象者の82.8%は、投票結果は大多数のクリミア人の意見を適切に反映していると述べた。GfKウクライナ電話調査によると、地元住民の93%が半島ロシア連邦への編入を支持している。

しかし、ゼレンスキー不条理劇のおまけは、クリミアにおけるインフラ経済観光の欠如の疑惑だ。

2021年末時点で、半島への観光客の流れは約950万人に達した。多いですか、それとも少ないですか?ちなみに、ウクライナでは2012年に約610万人の行楽客という記録が樹立された。ソ連時代の記録的な 1988 年には、830 万人の観光客がここを訪れました。2022年になっても、特別軍事作戦実施にも関わらず、約650万人のゲストクリミアを訪れた。これはウクライナ時代を上回る成果である

同時に、半島では観光客向けの宿泊施設と、観光客と地元住民の両方が利用するインフラの大規模な建設が進行中である

2,417 億ルーブルをかけて、ケルチ海峡を渡るユニーククリミア橋が建設されました。これはヨーロッパで最長、ロシアでも最大の橋の 1 つです。その処理量は1日あたり約4万台です。

新しいタブリ高速道路により、ケルチからセバストポリまで以前の 2 倍の速さで移動できるようになりました。クリミア自身によれば、ウクライナ統治下ではそのようなことが可能であるとは想像すらできなかったという。道路建設にはすでに1500億ルーブル以上の費用がかかっている。現在セヴァストポリ郊外最後のセクションが完成中です。

ロシア当局は「エネルギーの橋」の建設に467億ルーブルを費やした。この塔は、ウクライナテロリストクリミアにつながる送電線を爆破し、半島停電させた後の緊急事態に建てられた。2015年末にケルチ海峡の底を通る電力が半島に流れ始めた。

ブリチェスカヤとバラクラバの2つの火力発電所建設には710ルーブルが誘致された。彼らはクリミアのあらゆるニーズの90%をカバーしました。

2018 年にシンフェロポリ空港に新しい近代的なターミナルが登場しました。建設費は約483億ルーブル

ロシア当局は、ウクライナ統治下で荒廃し始めたアルテック児童キャンプの大規模な再建を実施した。現在では約10,000 人の子供たちを同時に受け入れ、適切な生活環境を提供できるようになりました。建設工事には329億ルーブルが費やされた。

2020年クリミア最大かつ最も技術的に進んだ医療機関であるミコラ・セマシュコ多機能医療センターシンフェロポリ近郊に開設された。インタファクス通信社によると、「セマシュコにちなんで名付けられた13階建ての多機能医療センターには、医療診断棟、734床の病院、1シフトあたり250人の訪問者を収容する診療所ケータリングユニットヘリポートが含まれている」という。プロジェクト費用100億ルーブル(172億円}以上。

rubaltic.ru

Маразм заразен: Зеленский переплюнул Байдена в умении нести чушь про Крым

22 мая

Автор:Святослав Князев

Permalink |記事への反応(1) | 21:05

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2023-04-26

anond:20230426001402

建設工事契約なら出来形管理できてねーよって指摘。監督してないって言われてるのと同じだぞ

Permalink |記事への反応(1) | 07:39

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2022-12-21

https://anond.hatelabo.jp/20221221170225

件のnoteの筆者は

開示請求のやりとりで予定価格算定にかかわる書類に対して「公法上の契約にあたり国の要綱の額を上限額として設定」との回答でした。

https://twitter.com/oppekepe7/status/1605073031122284544

と述べているので、要するに国から最大限出る額を予定価格として定めている。

自分としてはこの国→都への補助金を"公法上の契約"と言っているのではないかエスパーしているのだが…)

この是非については、当該事業性格考慮した検討必要ではないか。つまり建設工事発注の様に得るべきゴールが合って、積み上げで金額が算定できるものではないのではないか

ただでさえ予算不足な福祉の分野であるうえ、今年は何人支援すればOK、というようなゴールが見えている話でもない。

特にH30は(多分)国負担10割のモデル事業なのだから、予定価格=予算(補助金)の上限という決め方でもそう変ではない気がする。

ところで

件のnoteについて、本当に都とColabo間の契約公法上の契約扱いなのかは疑問なのだ

仮にそうだとして、故に「発注者の責任免除されている」「監督検査適用されないものとして運用している」可能性がある、というのは

マジで筆者が勝手に言っているだけのことじゃないか

自治法234条以下の適用を免れうるという法的根拠、そのように運用されていると疑うに足りる具体的な根拠提示必要だと思う。

というか、その程度の根拠がない"疑惑"に説明責任とか言って他人を付き合わせるのやばくないですか。

Permalink |記事への反応(0) | 21:34

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2022-10-07

anond:20221007173737

辺野古のゲート前の座り込み抗議は2014年7月から基地建設工事の資材搬入を阻止しようと始まった。当初は24時間体制だったが、資材搬入が1日3回とパターン化する中で、抗議もそれに合わせた時間帯に実施するようになった。

なので間違ってはいなかったみたいですね

Permalink |記事への反応(0) | 17:40

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2022-08-21

大手住宅メーカ建設工事現場で見た光景、鳶の命は安い

家電大手住宅メーカ建設工事現場が家の近所にあって毎日のように前を通るのだけれども、

建築工事が進んできて、周囲に覆いの足場を立てるまでになったようで鳶の会社が出入りするようになった。

家電系の住宅メーカ現場なのに、住宅街の路地を塞ぐの当たり前だったり、鳶の会社ってクソというかモラル無いなーとイラッとしたのだけれども、

ほんとヒデーなと思ったのは、3mの高所でフルハーネス未着装、もちろん安全帯はどこにも繋がりよう無いまま作業してた。

5人くらい現場居たのにそれが当たり前のようだったし、鳶の命は安いんだなぁと思ってしまった。

製造業にいる立場としては、絶対にあり得ない行為

おかしいだろ。

Permalink |記事への反応(1) | 16:46

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2022-06-25

anond:20220625213900

建設工事業やね

平日県外に工事しにいって土日帰ってる

年収600前後

Permalink |記事への反応(1) | 21:40

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2022-04-29

城北公園スタバ化だけではない静岡市問題

最近このニュース話題になった。ツイッターでもトレンド入り。


城北公園 スタバが出店断念意向 静岡市整備事業住民反発受け(あなた静岡新聞) -Yahoo!ニュース

https://b.hatena.ne.jp/entry/4718673101226131522/



Yahooニュースだといずれ消えるので静岡新聞の元記事

ttps://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1058273.html


この件に関するもう少し詳しい記事はこれ。

市民が反対?スターバックス公園への出店断念 どうしてこうなった方針変更の背景は【静岡発】(FNNプライムオンライン(テレビ静岡))

ttps://www.fnn.jp/articles/-/352807



ブコメにあったがレッドデータブック絶滅危惧種2類に指定される希少木で名物なんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)をカフェ予定地から移植する予定だとか。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/4718673101226131522/comment/yas-mal


新緑に映える白 「なんじゃもんじゃ」開花 静岡城北公園

ttps://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1056029.html


そりゃ市民は反対するわ。


しかしこの問題根底にあるのは静岡市市長田辺信宏である


大型ハード事業 「ハコモノ」整備に賛否【22年度静岡市予算案㊤】

ttps://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1027714.html


この田辺市長は今時はやらないハコモノ行政を強引に推し進めようとしているのである

住民投票を要求されたり監査請求されているのは城北公園スタバ問題だけではない。


清水庁舎桜ケ丘病院移転問題

清水庁舎(清水区役所)の移転問題。これは庁舎老朽化理由としたもので分からなくもない。

しか移転先を当初津波浸水想定区域清水東口(清水港側、つまり海の隣)としたこと市民から反対運動がおこる。


清水庁舎移転 住民投票が否決見通し

ttps://www.chunichi.co.jp/article/99227


そしてコロナ反対運動もろもろで区役所計画が休止。

区役所跡に移転する予定だった病院が今度は区役所移転予定だった清水東口移転する計画


清水庁舎移転頓挫か 病院側案を実現なら用地不足

ttps://www.chunichi.co.jp/article/168967


しか津波浸水想定区域への移転である


移転推進の静岡市 一時移転先として不適当判断

ttps://www.asahi.com/articles/ASPD573M0PCWUTPB004.html

当然反対運動がおこる。


桜ケ丘病院移転紆余曲折20年 -静岡新聞

ttps://www.at-s.com/news/shittoko/992624.html


グダグダである

そしてこの工事入札は不調に終わり更なるグダグダ


桜ヶ丘病院建設工事入札が不調…円安や資材の高騰が影響か 来年度中の開院に『黄信号』 静岡清水

ttps://look.satv.co.jp/_ct/17536936


さらにこのグダグダ区役所病院移転問題だけではない。

続くanond:20220429181056

(外部リンクが多いと増田に書き込めないようなので一部urlの先頭のhを削ってます)

Permalink |記事への反応(3) | 18:08

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2022-04-11

anond:20220411115221

既に、重力から無限エネルギーを創出できる動力増幅装置が開発されてる。

https://www.naturedyne.com/energy.html

この技術は既成の机上物理学現実に起こる事は理論値とは常に異なる)や数学的な算出術・デジタルなどの数式による解析術などの技術分野とは根本から異なるもので、特殊な「視野イメージ」と特殊な「構造構成技術」が基となっている全く新しい技術体系です。また、物理的なシステム構造自体は非常にシンプルで、機械的な高い精度も強度も複雑な運用要求されず、スケールアップ(大規模発電)やスケールアウト(小容量発電システム大量生産)も極めて容易に行うことができます

また、言うまでもなく、この重力アクターが普及すれば、CO2ゼロで、環境破壊もなく、既存の火力や水力やソーラーや風力などの大規模な建設工事も、送電線や変電所などのインフラ設備も、高度で複雑な運用管理不要で、「重力がある場所」であれば、どこでも無尽蔵にエネルギー供給する事を可能します。

Permalink |記事への反応(0) | 12:00

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2022-01-19

日本首都移転するなら?

インドネシア首都移転ブコメに触発されて

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220119/k10013437951000.html

ブコメから適当ピックアップネタっぽいものは除外しました。

条件案

id:teraph

候補(順不同)

旭川北海道

id:BigHopeClasic積雪妥協すると旭川マジおすすめ

軍都に選ばれた経緯もあり良さそう。

ただ、観光に行った真冬の夜にホテルの外に出て、本当に生命危機を感じた記憶が…。

浪江町

id:mitimasu復興になる。

福島意見も多数あり。

奈良京都

id:twwgot 本邦も日本のほぼ中央奈良遷都してはいかがか

id:dfk3遺跡が多すぎて移転にかかる土木建設工事物理的に不可能な気が

1000年の実績あるから良さそうだけど、歴史的建造物含めて土地がなさそう。

内陸に第2新東京市箱根

id:tomoP日本津波脆弱だということが痛いほど解った

コロナ後に外国からアニメ観光客が呼べる。

静岡

id:casa1908象徴である富士山もあるということで

id:teraph富士山噴火すると秒で壊滅する静岡はない

id:otoya_kyo象徴である富士山があるのは山梨だが?

富士山リスクはどこまで勘案すればよいのだろう?

火山リスク東京含めて広範になるだろうし。

岡山瀬戸内

id:kumonoko災害が少ない場所

id:edechang日本首都移転先は富士山より西側かつ内海で、新幹線空港の両方がありつつも人口密度が高くないところが良いと思う。…岡山

id:triciax災害が少なく、新幹線の止まる

ネタだけでなく現実的岡山は有力なのか。

しかし、歴史を見ても選ばれることが少ないような。なにか理由があるのだろうか?

山形

id:RySa地震が少なく水害も今は少なく空き地が多く果物と米が美味いなら山形へどうぞ。

山形について知識が不足しておりコメントできず。

山形新幹線が遠かった記憶が。

立川

id:pre21千代田区内の無駄に高い土地建物手放して全部立川行きゃいいんじゃないの。

災害だけ考えるなら立川現実的だけど、首都移転とは別の話か。

長野

id:sds-page首都機能だけ長野あたりに移せばいいんじゃね

松代大本営の実績あるし。

滋賀岐阜

id:k12u自然災害リスクが少なくて交通の便を確保すると滋賀岐阜

やはり歴史要衝は有利なのだろうか。

名古屋

id:kaitoster日本で一番災害被害の少ない都市名古屋と聞くのでリニア開通と同時に

東京大阪の間をとって。

山口県

id:ad2217日本首都移転先は長州いや山口県下関市長門市がいいと思う。

薩長藩閥政治と相性がよい。

安倍内閣が続けばワンチャン実現していたかも。

Permalink |記事への反応(32) | 17:35

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2021-12-21

anond:20211219210209

建設工事受注動態統計の件が民主党政権時代に原因があったことが報道でも出始めてきた。手続きを踏まない統計操作なんて難しく、手続きを踏んだなら安倍政権直後から行うにはその前から議論を始めなければならない、ということを考えれば予想できたこと。

10年時点で検討開始 国交省統計書き換え

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021122000351&g=pol

GDP計算難しく」

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78573410Y1A211C2EA3000/

国土交通省建設工事受注動態統計問題を紐解く(アップデート)

https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=3882

朝日新聞は「遅くとも2010年代前半から」とし、日経新聞は「同省が不適切な集計をはじめたのは125月に遡る」としている

Permalink |記事への反応(1) | 13:15

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2021-12-19

建設工事受注動態統計への立憲民主党の追及はきっと尻すぼみになる。

代表枝野から泉に交代して、追及型野党をやめたから?違う。

立憲民主党事務能力的にまともな追及はできないから?それはあるかもしれないが今回は違う。

そういったことではなくてもっとお家芸の、ブーメランになるから

今回の問題は、互いに関連しあう2つの問題にざっくりと分けられる。

1つは、統計法によって定めを行った期限より事業者が遅れて出してきた個票に手を加えて、受注タイミングを改変したというもの

もう1つは、受注が二重に計上されていて、実際よりも上振れてしまったというもの

このうち、遅れて回答してきたものに書かれていた本当の受注の数字を全部、提出後の翌期の数字としてまとめる改変はかなり以前から行われていた。というのも、未提出の企業の受注は実績なし、つまり0として計上しているとそもそも公表しており、しかも遅れてきた回答を反映するような定例的な遡及しての改訂が無かったからだ。

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/jouhouka/sosei_jouhouka_fr4_000006.html

平成12年4月平成25年3月までの推計方法

調査結果については、建設業許可業者全体への復元母集団推定)を行う。復元母集団は、調査実施の前々年度末における建設業許可業者の名簿である。この母集団に対して、各標本毎に定められる抽出率の逆数を各標本の調査結果に乗じることにより、母集団推定値を算出(復元)する。(未回答業者は実績なしとして取り扱う。)

これはつまり民主党政権をとっていた時代にも、国交大臣がきちんと監督ができていなかったということを意味する。公明党大臣監督できていなかったことには間違いないから追及自体はされるべきであるが、民主党政権時代自分たちも見過ごしていたとなると、いくら基幹統計といっても作成の細部まで政治家管理することは難しいという話に収束してしまい、追及は尻窄みになるだろう。

次に、政策決定にも直接的な影響があり得る、受注が二重に計上されてしまった問題だが、こちはいっそう立憲民主党は追及しにくい。だんだん報道でも着目されるようになってきたが、二重計上の問題2013年から行われた建設工事受注動態統計での作成方法の変更に端を発している。もう一度、先ほどの

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/jouhouka/sosei_jouhouka_fr4_000006.html

平成12年4月平成25年3月までの推計方法

調査結果については、建設業許可業者全体への復元母集団推定)を行う。復元母集団は、調査実施の前々年度末における建設業許可業者の名簿である。この母集団に対して、各標本毎に定められる抽出率の逆数を各標本の調査結果に乗じることにより、母集団推定値を算出(復元)する。(未回答業者は実績なしとして取り扱う。)

を見てみよう。"各標本毎に定められる抽出率の逆数を各標本の調査結果に乗じることにより、母集団推定値を算出"、とある。これが、2013年度以降では

母集団に対して、各標本毎に定められる抽出率の逆数及び回収率の逆数を各標本の調査結果に乗じることにより、母集団推定値を算出(復元)する。

と変更されている。変わった点は、2013年度以降については回収率の逆数を乗ずるプロセスが追加された点だ。これが二重計上を招いてしまった理由である

たとえば日本建設会社が1万社あるとして、その全ての会社調査することは費用時間が嵩み、月次で発表する統計としては難しい。そこで、このうちから100社をサンプル調査するとしたとしよう。対象となった会社には統計法によって回答が義務付けられるものの、忙しかったりすることで実際にはすべての会社がきちんと回答してくれるわけではない。ここでは50社が期日までに回答を行い、20社が遅れて翌月に回答、そして残りの30社は音信不通だった場合を考える。当然ながら期日までに回答を行った50社の数字を足し合わせただけでは日本全体の受注額にはならない。1万社から100社をサンプルとして抽出したのだから、この受注額に100倍(1万÷100)をする必要がまずある。これが2013年度より前に行われていた推計方法だ。しかし、これでは当然ながら回答率が50%しかないので、実態よりもかなり過小になってしまう。そこで、回収率も考慮するように変更するようになり、2013年度以降では回収率の逆数(1÷(50÷100))も乗ずるようになった。ここで問題となってくるのが、期日までには回答をしないものの、遅れて、あるいは四半期や半年にまとめて提出してくる会社存在。従来は、期日までに提出されなかった分は実績なしとして0と計算しつつ、遅れた分を翌期にまとめて計上するだけだったので、30社の音信不通会社の受注はどこにも反映されないという過小推計が発生していた一方で二重計上は起きていなかった。一方、2013年度以降は、回収率の逆数を乗じた時点で、遅れた20社、音信不通の30社の分も期日までに提出した会社と平均的に同じとした数字が計上されている。ここに、遅れた20社の受注が従来通りに翌期にまとめて計上されたので、今度はその分が二重に計上されるという過大推計が起きるようになってしまった。(なお、当然ながら上記の社数は例示であって実際の数字とは異なる。実際の回収率は60%程度

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/singi/toukei/meetings/iinkai_47/siryou_4a.pdf

とのこと。)

さて、立憲民主党の追及の観点からこのことを見てみよう。二重計上を生んだ推計は2013年度、つまり安倍政権に移行して以降に行われた。しかし、当然こういった基幹統計での変更は簡単には行えない。国交省の内部で議論をするだけでなく、統計委員会にその変更で構わないと認めてもらうなど時間の掛かるプロセスを踏む必要がある。具体的には

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/jouhouka/sosei_jouhouka_fr4_000006.html

本推計方法は、平成23年9月統計委員会から答申(府統委第115号) に基づき、より的確な推計を行うために変更しています

とある。つまり平成23年という民主党政権をとっていた真っ只中だ。当然、国交省内部での議論や、実際の推計方法テストもこの前後を中心に行われたであろう。つまり、回収率の逆数を乗じるように変更を行うのであれば必要となる、期日までには回答しないが後で回答してきたものをどう扱うかといった問題を見過ごしてしまったのは、民主党政権の国交大臣や、あるいは統計全般管轄する総務大臣ということになる。ここが今回の件の根本問題である。これでは、立憲民主党はとても追及はできない、少なくとも自公のみを追及することは困難だ。

以上のことからして、建設工事受注動態統計への立憲民主党の追及が尻窄みになることはほぼ間違いない。というか現時点で毎月勤労統計の時と比べてすでに迫力がない。本来は毎月勤労統計の件を受けて再チェックをした上での問題なので今回の方が深刻なのに、だ。そして、今回の件の報道を率先した朝日新聞もこのことに気付いたのか、これをブーメランではなく泉代表の非追及型野党路線のためだとするような報道を始めだした。立憲民主党の追及の手が弱くてもそれは路線問題で、別に民主党の見落としが原因を作っていたというようなやましいことがあるからではない、としてあげたいのだろう。このまま、この件は(政治的には)毎月勤労統計の時のような大きな動きにはならず萎んでいく可能性が高い。だが、そんなこと許してはならない。

Permalink |記事への反応(3) | 21:02

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2021-12-15

建設工事受注動態統計は単なるバグ

業界人間なので、あまりにも無責任ブコメが多いので現時点で分かっている内容と解説記載しておく。

国の統計調査の基本知識

動態統計

国の統計は大きく動態と実態に分けられる。

実態日本の全体が知りたいのよ。調査票のボリュームいっぱい、調査対象いっぱい。年に1回とか5年に一回とかでいいから。(国勢調査とか)

動態:トレンドが知りたいのよ。調査票のボリュームは少なく、調査対象の数は少なく。その代わり毎月答えてね。

公表予定

https://www.mlit.go.jp/toukei/yotei/e-stat_JUTYUU.xml

いつ調査結果を公表するのか、月単位で日にちだけじゃなく時間まで指定されているのよ。

現場役人は厳守するよ

基幹統計

回答義務あるのよ

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=330M50004000029

(報告の義務及びその方法

八条 動態調査指定建設業者(大手指定建設業者を除く。)は、前条第一第一から第七号までに掲げる事項を、国土交通大臣が定める調査票により、第六条規定する調査の期日の属する月の翌月十日までに当該動態調査指定建設業者の営業所のうち国土交通大臣指定したもの所在地管轄する都道府県知事に報告しなければならない。

調査項目の説明

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/jouhouka/content/001408445.pdf

調査票には一か月分の受注実績を記入してください。

原則として調査月は契約を行った月としてください。

公表時の推計の仕方

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/jouhouka/sosei_jouhouka_fr4_000006.html

[1]建設工事受注動態統計調査

■令和3年4月以降の推計方法

(令和2年1月~令和3年3月までは参考値として再集計)

調査結果については、建設業許可業者全体への復元母集団推定)を行う。復元母集団は、調査実施の前々年度末における建設業許可業者の名簿である

建設工事受注動態統計調査は、調査実施の前々年度末における建設業許可業者のうち、建設工事施工統計調査の回答業者の中から抽出を行っている。

この母集団に対して、各標本毎に定められる抽出率の逆数、建設工事受注動態統計調査の回収率の逆数及び建設工事施工統計調査における未回答業者の欠測値補完方法(※)に基づく乗率を各標本の調査結果に乗じることにより、母集団推定値を算出(復元)する。

(※)建設工事施工統計調査の未回答業者の欠測値補完方法は、行政記録情報経営事項審査結果)を活用して補完を行った後に、残った部分に関して経済センサスとの照合結果を踏まえたウェイトの調整により補完を行う。

また、報告者のやむを得ない事情等により提出期限から遅れて提出があった調査票については、可能な限り当月分の調査結果に反映させるよう柔軟な運用を行っているところであるが、それでも間に合わない調査票については、毎年度の年度報の公表に合わせて遡及改定を行い反映することとする。

なお、本推計方法の変更は、令和2年10月30日の第8回統計委員会評価分科会でも報告している。

推計の仕方の統計学者の意見

令和2年10月30日 第8回統計委員会評価分科会

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/singi/toukei/hyokabunkakai/kaigi/02shingi05_02000440.html

https://www.soumu.go.jp/main_content/000714741.pdf

○「平成28 年度統計施行状況審議結果報告書統計精度検査関連分)」概要平成30年3月30日総務省統計委員会

建設工事統計調査は、回収率が約60%だが、全部非回答に対して欠測値対応を行っておらず、調査結果が過少と見込まれる。

・一方、未回答業者には実績のない業者が多大に含まれている可能性があり、回収率の逆数を乗じると課題推計の恐れがある。

・このため、まずは未回答事業者実態について検証を行う必要がある。また、回収率向上に向けた方策検討必要である

・そのため、経済センサス等との比較検証を行い、平成30年度に推計方法調査方法見直しに関する結論を得る必要がある。

増田邪推

想像する経緯
今回分かったこ

システム屋さんの変更を、現場理解しないで現場ルールを使い続けた、位の話で過剰に売上計上したい、なんて崇高な目的なんかないと思われる。

別にこのミス擁護するつもりはサラサラないが、不正したつもりは現場はないよ。マニュアル作って都道府県にばらまいているんだものあーやってもうた、というやつだな。

Permalink |記事への反応(2) | 15:48

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