Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「家計」を含む日記RSS

はてなキーワード:家計とは

次の25件>

2025-10-24

別に米なんか高くてもええやん

これまでの寿司みたいなポジションに移行すりゃええだけ

外食する時か、ちょっとお祝いの日か、スーパーで安かった時に買ってきて食う

あとは金持ちが食う

普段うどんなりそばなりパンなりパスタなり食っとけばええ

どうしても米を安く食いたい

でも日本米は下がらないから無理って言うんだったら

牛肉とかと同じように輸入すればええよ

日本のお米農家は高い値段で買ってくれる人にだけ売ればええやん

お米農家生計立てようと思ったら一般人家計の規模に合わんのやったらそうするしかないやん

お前らがいくら高値つけたところで一般人収入が増えるわけじゃないんやから買えないもんは買えない

庶民が食う安い米は海外から仕入れればええ

それでwin-winやろ

これまで米は永久神聖視され続けてきたけど他の農作物と同じ扱いになるだけ

Permalink |記事への反応(1) | 10:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-23

anond:20251023234214

厚生労働省は4日、2024年国民生活基礎調査の結果を公表し、生活状況が「苦しい」との回答が、全世帯で58.9%に上った。18歳未満の子どもがいる世帯で見ると「苦しい」が64.3%となった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5eefd460e0085e78f3cf341ccb69ba475d4d4c1c

厚生労働省調査にありますように

過半数が苦しんでいますよね。

日本学生支援機構JASSO)が行う給付型奨学金受給する18歳〜25歳の学生対象に、オンライン面談を省略し、よりスピーディに支援を届ける枠組みを試験的に実施しました。

支援を届けた若者アンケート調査を行ったところ、92%の学生が「家計が苦しくなった」 と回答。

https://www.dreampossibility.com/survey250213/

こちらn=124と母数こそ少ないですけれども

学生も苦しんでいますね。

Permalink |記事への反応(0) | 23:54

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251023165856

円安進行の主な弊害

輸入物価の上昇 →家計負担

原油・食料・部品など輸入品が高くなると、電気代やガソリン食料品の値段が上がる。給料が同じなら実質的生活水準が下がる。

実質賃金の低下

名目賃金が動かなくても物価が上がれば実質賃金は下がる。特に賃上げが弱いと労働者生活が圧迫される。

企業コストの増加(輸入依存企業

部品や原料を海外から買う企業コストが上がり、利益圧迫や価格転嫁競争力低下になる場合がある。中小内需向け企業に痛手。

インフレ加速・金融政策の難化

輸入物価上昇が広がるとインフレが進む。中央銀行物価安定のために金融引き締め(利上げ)を検討するが、景気後退リスクとのトレードオフが生じる。

資産価格の歪み・格差拡大

為替で得をする輸出大企業外貨建て資産を持つ投資家と、得をしない層の格差が広がることがある。国内資産不動産・株)が上昇すると生活実感との乖離が出る。

海外からの買収や戦略的資産流出懸念

円が安いと外国資本が割安に感じて買収が進みやすい。核心技術重要資産国外流出問題になることも。

貿易収支が必ずしも改善しない

輸出が増えても、輸入価格上昇で支払いが増え、結果として経常収支改善しない(あるいは悪化する)場合がある。短期と長期で効果が逆転することも。

Permalink |記事への反応(1) | 17:08

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

クレカの支払いが多過ぎる

明細内容のチェックも毎月しているのだが

月15万の使用が当たり前になり家計を圧迫している

その内半分くらいは生活費(自分の食費と猫の砂と飯代)

どうすりゃ良いんだろうか

Permalink |記事への反応(1) | 15:38

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251023095728

このトピックは、日本金融資産構成インフレへの対応に関する非常に示唆に富む洞察を含んでいますね。いくつか重要な点を整理し、補足的な考察を加えてみます

1. 日米の金融資産構成の差とインフレ耐性

ご指摘の通り、日米の家計金融資産構成には大きな違いがあります

この差の背景として、「インフレへの慣れ」は非常に説得力のある要因です。

2.インフレ時の「常識人」と「日本の多くの人」の行動の差

インフレになったら、常識人は『インフレに強い資産を持とう』と考える」 「ところが日本人は、『物価高で生活が苦しいから、もっと将来にそなえて預金しなきゃ』と考える」

この行動の差は、まさに金融リテラシーというよりも、「過去経験に基づく行動様式」の違いです。

インフレ下で現金貯蓄を増やす行為は、インフレによる価値の目減りを無視すれば、物価上昇による生活費の増加や将来への不安に対して「手持ちの現金を増やす」という一時的安心感をもたらします。

しかし、長期的に見れば、これは実質的資産の減少を意味します。資産を寝かせている間に購買力が失われていく、という指摘は的を射ています

3. 今後の展望懸念される影響

「今後、日本人がインフレに慣れてくれば...もっと投資をする人が増えてくる」 「その時に、円をオルカンへ振り分けることで円安は加速して物価高は悪化し、貧乏人はさら生活が苦しくなるだろう」

この見解は、今後の日本経済が直面する可能性のある「資産インフレ(良いインフレ)とコストインフレ(悪いインフレ)の格差拡大」を鋭く指摘しています

1.投資増加と円安加速

日本人がインフレ回避のために円資産から外貨建て資産オルカンなど)へシフトする動きが加速すると、円を売って外貨を買う取引が増えるため、さら円安が加速する可能性はあります

2.物価高の悪化格差拡大

円安が進行すると、輸入物価が上昇し(悪い物価高)、生活必需品やエネルギー価格などが高騰します。

この状況で、投資資産を増やせる層と、現金貯蓄しか持たず、物価高に苦しむ層(貧乏人)との間の経済格差は、一層拡大していく懸念があります

インフレ資産保有している人と、現金を貯めている人との間で、静かに富の再分配を引き起こす側面があると言えます日本デフレ時代からインフレ時代へと移行する中で、この「インフレ格差」が社会的課題となってくる可能性は高いでしょう。

Permalink |記事への反応(0) | 10:03

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-22

国家労働時間規制する意味

労働時間規制(例:労働基準法の週40時間制限残業時間上限など)がなぜ国家によって設けられているのかは、単に「労働者を守る」という話以上に、経済構造政治哲学社会政策が複雑に絡み合っています。以下で整理します👇

🏛 1.労働時間規制の主な意図

健康安全の確保(産業革命から伝統的な動機

長時間労働労災過労死生産性低下に直結するため、国家が介入して制限してきました。

日本では「過労死」という言葉国際的に知られているように、健康被害との因果関係は強く、WHO/ILOの合同報告でも週55時間以上の労働脳卒中・心疾患リスクを著しく高めるとされていますWHO/ILO, 2021】。

賃金競争の「底辺への競争」を防ぐ(市場失敗の補正

労働市場は、各企業コスト削減を競う中で労働時間を伸ばすことで賃金を抑える方向に向かいやす構造があります

労働者1人1人が個別に「働きすぎない」という交渉力を持つことは難しく、囚人のジレンマが起きる。

• 「自分だけ早く帰る」と収入評価が落ちる →結果的に全員が長時間労働せざるを得ない。

• こうした市場メカニズムの失敗を是正するのが、労働時間規制重要役割です。

労働市場マクロ的安定(雇用の分配)

労働時間を短縮することで、一人当たりの雇用を分け合う効果もあります

• これは特に戦後ヨーロッパで強調され、「労働時間短縮=雇用創出」として政策的に用いられました(例:ドイツの週35時間制)。

④ 非市場的な活動育児地域参加・余暇)の確保

国家経済成長だけでなく、出生率維持・地域コミュニティ再生などの社会目的も持っています

労働時間が過剰だと、子育て介護市民活動時間を回せず、社会基盤が弱体化するため、あえて経済合理性以外の時間の使い方を保障する方向に政策が向きます

• 例:北欧諸国では「ワーク・ライフバランス」を福祉国家の柱と位置付けています

⚖️ 2. 「市場に任せれば適正になるのでは?」への反論

一見、「市場原理に任せれば、労働者は過剰労働を嫌がって自らバランスを取る」ように思えるかもしれません。しかし、現実には次の構造問題があります👇

交渉力の非対称性

企業交渉力が強く、労働者雇用依存度が高い自由選択機能しない

囚人のジレンマ

他人が働いてるなら自分も残る」全体最適ではなく過労の均衡点に

長時間労働による評価

多くの企業で成果より「労働時間」が評価される文化的要因自発的に短く働きにくい

家計依存

日本などでは世帯単位での生活費を賄うため「残業前提」結果的長時間労働の均衡が固定化

→つまり市場労働時間の「ちょうどいい」均衡を自動的には作れない構造的な特徴があります

🌍 3. 各国の政策アプローチの違い

• 🇪🇺EUEU労働時間指令により、週48時間を上限とする(オプトアウトあり)。休暇・余暇制度として保障

• 🇯🇵日本労働基準法で週40時間残業上限規制実態としては「36協定」により緩和されてきたが、2019年から罰則付き上限規制が導入。

• 🇺🇸米国時間規制比較的緩いが、残業は割増賃金オーバータイムペイ)で企業コストが上がる仕組み。

👉つまり、「労働時間をどう制御するか」は各国の経済政策×社会政策価値観に深く依存しています

🧭 4. まとめと含意

労働時間規制の背景には、

健康被害の防止

市場失敗(長時間労働均衡)の是正

雇用分配・社会安定

• 非市場時間保障

が重なっています

市場任せでは構造的に「過剰労働」が起きやすいため、国家が介入して「適正水準」を社会的に決める必要があります

• つまり、これは単なる「労働者保護」ではなく、社会全体の時間の分配ルールを作る政策です。

Permalink |記事への反応(0) | 17:55

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

シナリオ別:金持ちの身を切る政策と中低所得層負担

anond:20251022162552

A. 小幅強化

政策

最高税率帯(課税所得4,000万円超など)に+2%ptの上乗せ

金融所得課税所得2,000万円超層の譲渡配当20%→22%(地方込み)

法人実効増税実効税率ベースで+2%pt相当(ローカル税率・外形標準の調整等)

増収ざっくり

所得税:22.05兆円 ×(高所得者寄与分押上)≒ +0.4~0.6兆円

金融所得ベース3~4兆円規模の一部に+2pt → +0.2~0.3兆円(レンジ

法人税:15.86兆円に対し実効+2pt(約+6%分)→ +0.9~1.1兆円

合計:+1.5~2.0兆円

還元メニュー(例)

消費税0.5%pt引下げ(年▲約1.15兆円)+低所得世帯給付0.5~0.8兆円

1世帯あたり:平均で▲2.1万円/年程度(うち給付対象絞れば年3~5万円/世帯も可)

B. 中幅強化

政策

最高税率帯に+5%pt

所得5,000万円超のミニマム課税率(株式譲渡等含め25~27.5%の下限)を厳格運用拡張

金融所得所得5,000万円超で20%→25%

法人実効+3%pt

増収ざっくり

所得税:高額帯寄与が大きく+1.0~1.3兆円

金融所得:+0.7~0.9兆円

法人税:実効+3pt(約+10%分)→+1.5~1.7兆円

合計:+3.2~3.9兆円

還元メニュー(例)

消費税1%pt引下げ(▲約2.31兆円)+社会保険料労働者負担)定額減額1兆円規模

→ 中低所得層の家計負担

 ・消費税1pt可処分所得+約2.3兆円(広く薄く)

 ・保険料定額カット低所得への厚め配分(例:年収300万円世帯で年3~5万円軽減)

→ 合計体感:年5~8万円/世帯分布により)

C. しっかり強化

政策

最高税率+10%pt、上位0.5~1%向け超過累進スラブ新設

金融所得:高所得層は総合課税化または30%まで段階的引上げ

法人実効+5%pt(繰越欠損・受取配当等の特例見直しを含む実効ベース

増収ざっくり

所得税:+2.0~2.6兆円

金融所得+1.2~1.6兆円

法人税:+2.4~2.8兆円

合計:+5.6~7.0兆円

還元メニュー(例)

消費税2%pt引下げ(▲約4.62兆円)+低~中位6割世帯への定額給付(1.5~2.0兆円)

負担減の目安:

 ・全国平均で年8~11万円/世帯

 ・年収300万円台の世帯なら年10~13万円規模の改善消費税減+給付の合算)

どの程度「中低所得層の負担」を減らせるか(まとめ)

小幅(A):全国平均 ▲約2万円/年、低所得層は給付上乗せで▲5万円前後/年まで

中幅(B):全国平均 ▲5~8万円/年、年収300万円世帯で▲3~5万円(保険料)+消費税

しっかり(C):全国平均 ▲8~11万円/年、年収300万円台なら▲10~13万円/年程度

実務的には「消費税率の端数(0.5~1.5%pt)+定額給付 or 社保料の定額控除」をセットにすると、中低所得への配分効率が良く、かつインボイス事業者負担の急変も抑えられます

Permalink |記事への反応(2) | 16:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

Facebookで繋がってるバリキャリ女性たちが高市総理誕生に感動していた

30~40代ぐらいの大組織総合職だったり士業だったり起業して社長だったりの、普段政治の話はあまりしないキャリア志向の強い女性たち。

公明党連立離脱してもうダメかと思っていた高市さんが総理になれて本当に良かった~!🙌 自民党総裁になったのに……やっぱり女性から認められないのかと……足を引っ張られるのかと……😰 私が一人で勝手に諦めかけていたのに高市さんギリギリですごく頑張った! 本当におめでとうございます😊 勇気をもらいました!!😂」

といった大はしゃぎの投稿が次から次に流れてくる。アンタそんな人だったのって驚きの連続よ。

本当に普段政治の話とかしない人たちなのね。

もちろん税金規制といった法律の変更はビジネス生活に影響するからみんな言及はするけど、

来年度の税制改正について税理士として解説します。家計に大きく影響するのは○×控除が廃止されることです。控除を受けたい方は本年度中に申請しましょう」

「△□法の改正で直接子会社だけでなく関連会社まで規制対象に含まれるようになったので本社管理部門の私はチェックリストを作って配って回収しての大忙し。今年は繁忙期が一か月早く来ました。同業の方々、励まし合って乗り切りましょう!」

子供保育園に預けるための点数稼ぎ裏ワザのアレとソレは塞がれました。まだ使えるのはコレです。ご主人と協力して早めに計画的要件を満たしましょう」

みたいな、

選挙があっても、どの候補投票したとか何党支持だとか絶対に口にしない。ウヨだのサヨだのフェミだのそんな話題はまるで関心が無いように振る舞っている。

政治政府のやることというのは、今年の雨の量が多いか少ないか台風が来るか地震が起きるか、そんな自分にはコントロール不可能な天地の営みであり、それにいちいち不満を垂れるのは愚か者のやることであり、税金法律の変更を理由も無く降り掛かってくる自然現象と捉えて、それをどう仕事成功に活かすか、家族生存幸福のためにどう切り抜けるか、それだけに自分時間エネルギーを集中させる

そんな政治的無関心の殻で身を固めた女たちが今、生の感情を剝き出しにして高市さんを讃えている。

今日突然、女性としてのアイデンティティポリティクスに目覚めたかのように、仕事性別理由に軽く扱われた経験家族無理解といった過去の辛い経験を語り、高市さんの栄達を自分人生物語に引き付けて感激している。

今夜は十数年ぶりにFB投稿を見るのが楽しい

(前回楽しかったのは3.11の「フクシマ」で少なからFB友達が壊れていくのを眺めていた時)

Permalink |記事への反応(1) | 00:02

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-21

anond:20251021142643

中年非モテ男性自分の両親の介護押し付け対象無料風俗嬢、見下されないためのアクセサリーとしてのガキを産んで勝手に育てあげてくれる機械共働きして家計を支える財布二号、として便利な配偶者を望んでいるだけなので国の将来のこととか別に考えていません。よってこの投稿は誰にも刺さりません

Permalink |記事への反応(1) | 15:19

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

少子化より不登校療育・若年無業こそ重篤問題

日本では長年「少子化対策」が政治課題の中核に据えられ、はてな男性は「中年非モテ男性の(年下女性との)恋愛を国や自治体無償格安支援するべき」という主張をここ15年ほど繰り返してきた。

しかし、出生数の減少そのもの重要だが、それ以上に「次世代社会機能しない/自立できない割合が増えること」は、長期的に見て社会資本と財政の双方にとって致命的なインパクトを与えうる。

実際、近年は不登校療育(発達支援)を必要とする子どもの増加、若年無業者の高止まりが目立つ。

子供が減っているのに不登校が増えている

文部科学省の令和5年度調査では、小中高の不登校児童生徒数が過去最多を更新しており、小中学校で約34.6万人、高校で約6.9万人と報告。長期欠席・不登校の生徒数はここ数年で明確に増加。不登校は単に「学校に来ない」問題に留まらず、学習の遅れ・社会経験の欠落へと連鎖し、将来の就労社会参加の困難を生むなど長期にわたる悪影響へと繋がっていくリスクが高い。

療育児童発達支援)を必要とする子ども支援需要が急増している

厚生労働省関係機関の集計では、児童発達支援放課後デイサービス利用者数・費用額が年々大幅に増加しており、平成24年度以降で数倍(児童発達支援は約5.7倍、放課後等デイはさらに大きな伸び)というデータが示されている。療育ニーズの増加は、単に行政予算問題であるだけでなく、家族就労生活設計に直接影響する。療育必要な子が増えれば、介護的な育児負担が長期化し、親(特に母親)がフルタイムでの労働を続けられなくなるケースが増える。

父親年齢と自閉スペクトラム障害ASDリスク

多数の疫学研究が、父親年齢が上がるほど子の自閉症スペクトラム障害リスクが上昇することを示している。代表例として、Reichenbergら(JAMA Psychiatry,2006)や大規模レジストリ解析を含む報告(Sandinら, 2016)は、父親高齢化子供ASDリスクの関連を示し、Sandinらは母親年齢や他の共変量を調整した解析でも独立した父親年齢の影響が確認されたとしている。疫学的には父親年齢の上昇がASDリスク増加と関連するという強いエビデンスがある。

メカニズムとしては、父親年齢上昇に伴う精子由来の新生突然変異(de novo mutations)増加や、社会選択高齢父親になる人の子供に特異な遺伝的背景がある可能性)などが仮説として挙げられる。Sandinらのような大規模研究は、母親年齢を統計的に調整しても父親年齢の独立効果が残ることを示しており、母親年齢を影響を除去した有効ソースに該当。

療育必要な子がいると「共働き」が続けられない

障害児・療育を要する子どもを抱える保護者に関する厚生労働省調査では、「仕事子育ての両立に困っている」との回答が多く、就労継続が難しいとの実態が示されている。共働きでやりくりしていた家庭でも、子ども特別支援必要になると片方(多くは母親)が離職・短時間就労を選ばざるをえない事例が頻出。子供の送り迎えのために仕事を辞めるよう療育施設から直接言われたり、また辞めない限り子供支援サービスアクセスするのが不可能な状況であったという声も報告されている。

もともと「片働きでは家計が成り立たないか共働き子どもを作る」という家計設計一般化している時代に、療育ニーズの増加で親が仕事を続けられない事態が広がれば、家計キャリア・出生意欲のすべてに負の影響を与える。

成人後も自立できないリスクと、それがもたらす財政社会負担

若年無業者は、若年者が減少している社会でありながらも高止まり状態が続いている(例:15–34歳で50万人台程度の長期高止まりの推移など)。労働需要不景気により落ち若年人口ボリュームがあって人余り状態であった氷河期とは状況が全く違い、団塊世代引退して人手が不足して売り手市場であるのにもかかわらず、「能力的な理由でどこでも働けない若年者」の問題現在日本問題である。若年層の就労不能・無業化が増えることは、納税者が減るだけでなく、生活保護・医療福祉などの公的支援需要を増やすため、政府財政にとって大きな負担となる。

さら内閣府財務省の将来見通し・財政資料は、人口減少・高齢化が進む中で社会保障給付が増大し、現役世代負担が重くなることを繰り返し示している。もし「働けない・納税できない次世代」の割合が上がれば、税や社会保険料を健常な労働世代からさら徴収せざるをえず、長期的な税負担の増加と経済成長の停滞を招く。少子化に加え、次世代の「就労能力・自立度」が低下することは、単なる人口統計の問題を超え、財政持続性と社会生産性にとって直接的な脅威である

結論少子化対策としての35歳以上の男女への結婚促進は不要

少子化対策は往々にして結婚と挙児を望むが機会が得られない35歳以上の男性目線で語られがちだが、「出産適齢期に入る前の若年層(高校生・大学生)」に対するライフプラン教育や健常児をもうける能力と年齢の関係に関する情報提供キャリア形成家族計画を両立できる制度整備の方が長期的に見て効果が高い。これまでライフプラン教育女子中高生のみに限定されて行われたことでTwitter上での「女性差別」という炎上が繰り返されてきたが、むしろ無知危機感の欠如といった点で問題の程度が酷いのは男性のほうであり、40歳など手遅れな年齢になって親の介護危機きっかけとして婚活を開始しがちな旧世代無知男性反面教師として、現在男子高校生に対して「25歳までに同年代相手を決め、27歳までに第一子をもうける」といった人生設計に向けた緊張感を持ってもらうことこそ肝要である。35歳以上の男女への結婚促進は別に、国のためにならない。若さをすでに失った人は、勘違いをするべきではない。

女性高齢になることにより不妊流産ダウン症といったリスクが上がることは知られているが、男性側が35歳以上であることによってASDが増えるというのは2000年以降に研究され始めた内容であり、知識が広がっていない。無知による晩婚、ASD児増加、不登校、若年無業、8050問題へと流れてしまう家庭が増えないことを祈るばかりである

Permalink |記事への反応(4) | 14:26

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251020225506

子どもを持ちたいという目的結婚を考える女性が、

収入長時間労働

特に中小企業勤めの男性を避けることが多いのは

ステータス重視」に見えても実際は現実的選択をしているせいも多いのでは?

 

子どもを育てる場合切迫流産流産危険があり絶対安静入院も多い)は

たまひよアンケート調査によれば全妊婦の16%※1が経験

また周産期うつは、妊娠出産によるホルモンバランスの急激な変化が影響して1020%が発症

夫が中小企業勤めで休みが取りにくく、帰宅も遅い場合

妻のケアや、長子がいる場合対応は何度もは難しく、

産後うつ場合重症化や長期化のリスクが上がり

この場合、妻だけでなく夫も無理に仕事を休んだり、辛い思いをします。

 

さらに、現在では小学生の約10%が発達障害※2

境界知能(知的障害まではいかない層)は約14%いるとされており※3

子ども発達障害場合、平日の病院通いや療育への参加が必要となり

不登校リスクも高くなります

もし不登校になった場合、どちらかが仕事を休まざるを得ませんが、

共働きギリギリ生活をしている場合家計が相当厳しくなります

また老後の貯金も難しくなり、日常生活での不安感につながるかと。

 

子供境界知能の場合でも通常の授業についていくのが困難になったり人間関係がうまくいかず、不登校リスクが上がります

 

こうした現実貧困時間的貧困に陥いったり精神的な病が長引いたりしたり

それが原因で夫婦関係悪化したり離婚シングルマザーになることを避けたいと思う人は多いでしょう。

(この場合も妻だけでなく夫も精神的に辛いはず)

どの女性プライドで選び、どの女性リスクを避ける選択をしているのか、外野が見極めるのは難しいのでは。

 

 

 

ソース

※1切迫流産は全妊婦の16%(たまひよ)

https://st.benesse.ne.jp/ninshin/content/?id=27367

※2小学生10%は発達障害(日本経済新聞)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE0891U0Y2A201C2000000/

 

※3境界知能は全人口の14%(TBSnews dig)

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/935206

 

 

※ あとで思い出したけれど、共働き子育てする前提だと

就学以前の子供の風邪などの病気(けっこう頻回なことも多い)で

毎回休んで平気な仕事についている女性はそこまでいないので

それなりに遅刻早退休みの面で融通のきく仕事をしている男性

選ばれがちになるのはあって。

これも、中小企業勤めで休みが取りづらく長時間労働場合男性

選ばれづらい原因の一つに、なっていると思います

 

Permalink |記事への反応(2) | 11:46

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-19

追記

ブコメにあった「単願制見直し公立高校入試DAアルゴリズムを用いた併願制についての情報ページ」

https://www.mdc.e.u-tokyo.ac.jp/news/6531/

ありがとう🙏全部読みきれてないけど、まさにこれだ

議論が進むといいな

追記2

昔の総合選抜制度を詳しくは知らないけど(wikiも全部は読めてない)、

自分イメージとしては、選択した志望校入試の成績順に上から割り振られていくので、高校レベル低下にはならないんじゃないかなと。高校の平均化を求めるものではない。

(いろんな要因が絡んでくると思うので過去経験は参考にするとして)

家計を気にせずに誰もが公立高校チャレンジできるといいなっていう素朴な発想です。

追記3

デジタル併願制】公立受験「単願制」見直し複数校の志望可能に 石破首相検討指示

https://x.com/livedoornews/status/1914816490500690347

進んでた!立ち消えないようがんばってほしい!

公立高校受験志望校複数選択して成績※で割り振るとかできないんだろうか。

(たしかチームみらいの動画でそんな話題が出ていたような)

(※追記ブコメを読んで。これは入試の成績のつもりでした。通知表内申点ではなく)

私立の滑り止めがあったとしても、家計の状況で私立は避けたい場合公立はかなり安全圏に落とすしかなくなる。

(2次募集ではそもそも枠が少なかったり、定員割れするような偏差値がかなり下の高校になる)

政府総支出に占める教育費の割合:日本OECD加盟国中で低い水準にあります

日本:

7.1%(2022年)、OECD加盟国中3番目に低い (2022年)

OECD平均: 約

15%(2022年)

高等教育への公的支出:

日本:OECD平均の半分程度

家計負担:日本高等教育費の家計負担率は高く、他の先進国よりも顕著です。

日本:

53.4%

米国:

36.1%

スウェーデン:

0%

なんで公教育に金かけず、私立や塾に金回すようなことばっかしてるんだろうか。

Permalink |記事への反応(6) | 09:44

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-18

無給でいいか国会議員になりてえ!!!!!!!!!

ガソリン代高杉問題

さっさとトリガー条項発動させっぞ?

何?足りなくなる財源どうするか?

うるせえッ!!!!!!!!!!!!!!!国民家計助けるのが先だろうがッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

何が税収だ!!!!!!!!!!何がCo2!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

国民生活と稼ぎとそれによる支えがあっての"国"だろうがッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

おめえらの給料削って捻出すンだよォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(ここでヒートアクションフィニッシュブロウの極み

Permalink |記事への反応(0) | 19:54

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-17

日本カナダ東アジア人における少子化文化のまとめと対策

日本東京調布市)およびカナダリッチモンドマークハム、ブロサードバーナビー)の東アジアコミュニティにおける少子化は、共通文化的構造的要因に起因します。この回答では、少子化助長する文化を整理し、男性女性責任明確化し、やめるべきことと対策を簡潔にまとめます

データ2021-2025年統計(StatisticsCanadaBC Stats、日本総務省など)に基づきます

1.少子化文化のまとめ東アジア人(日本人、中国人韓国人)の文化的特徴が、日本カナダの両方で少子化を加速させています。以下が主な要因です。教育学歴への過剰な重視:子供を「質重視」の投資対象と見なし、教育費が家計20-30%を占める(日本: 年100-200万円、カナダ東アジア系: 年1-2万ドル)。リッチモンドの塾受講率60%、東京の私教育依存率70%。

影響:子供の数を1-2人に抑え、出生率低下(日本1.26、カナダ東アジア系1.2-1.4)。

長時間労働文化:日本(週45時間)、韓国48時間)、カナダ東アジア系(40-45時間)の長時間労働子育て時間を圧迫。カナダの柔軟な労働環境リモートワーク30%)も東アジア企業では浸透不足。

影響:結婚出産の遅延(初婚年齢:日本31歳、カナダ東アジア系30歳超)。

伝統的な男女役割分担:家事育児女性中心(日本男性家事時間: 日1時間未満、カナダ東アジア系: 30%)。男性の育休取得率は日本10%未満、カナダ東アジア20%。女性出産離職率日本30%、カナダ東アジア20%。

影響:女性負担過多で出産意欲低下。

社会的プレッシャー完璧主義:結婚前に経済的安定を求める儒教的価値観が晩婚化を促進。カナダ東アジア2世母国規範継承マークハム中国系学校生徒50%以上)。

影響:出生率低下と人口ピラミッドの歪み。

コスト生活環境:住宅教育コストが高い(東京住宅費: 全国2倍、リッチモンド:カナダ平均2倍)。子育てコスト家計を圧迫し、子供を増やせない。

影響:出生率抑制東京1.08、リッチモンド1.2-1.3)。

移民コミュニティでの継承:カナダ東アジア移民リッチモンド74%、マークハム77%)は母国文化教育重視、長時間労働)を維持。家族呼び寄せで高齢者流入リッチモンド高齢者移民: 5-7%)も高齢化を加速。

2.男性女性責任(悪い点)を明確化少子化責任は男女双方にありますが、文化的構造的要因により負担が偏っています男性の悪い点:家事育児参加の不足:日本男性家事時間は日1時間未満、カナダ東アジア系でも30%と低い。育休取得率も日本10%未満、カナダ東アジア20%と不十分。女性子育て押し付け出産意欲を下げる。

長時間労働の優先:仕事優先の価値観日本:残業美化、カナダ東アジア系: 週45時間以上が40%)が家庭時間を削減。女性キャリア継続を阻害。

文化的規範の維持:伝統的な「男は稼ぐ、女は家庭」の意識を保持(日本男性の60%がこの価値観)。女性負担を軽視し、平等な分担を避ける。

女性の悪い点:完璧主義内面化:結婚子育てに「完璧な準備」を求め、晩婚化(初婚年齢30歳超)を助長キャリア子育ての両立を過度に恐れる(日本女性出産離職率30%)。

教育投資の過剰追求:子供1人に高額な教育費(日本: 年100万円、カナダ: 1-2万ドル)をかけ、子育てを「高コスト」と見なす複数子を避ける傾向。

社会規範への同調:集団主義に従い、結婚出産を「経済的安定後」に遅らせ、出生率低下に寄与

男女共通責任:母国文化的規範教育重視、集団主義)を移民先でも維持し、少子化傾向を継承(例:リッチモンド東アジア系家庭90%が母国教育)。

政策支援(保育補助、育休)の活用不足。例:日本児童手当(月3万円)やカナダの保育補助(月500ドル減)の利用率が低い(日本50%カナダ東アジア系60%)。

3. やめるべきこと以下の習慣・構造をやめることが、少子化の負の連鎖を断ち切る鍵です。過剰な教育投資:子供1人に高額な私教育費(日本: 年100-200万円、カナダ: 1-2万ドル)をかけ、子育てを高コスト化する文化公教育活用コストを半減可能

長時間労働文化: 週45時間以上の労働規範日本カナダ東アジア系)をやめ、週35時間以下(北欧モデル)に移行。残業美化を排除

伝統的な男女役割分担:家事育児女性押し付け規範日本男性家事20%、カナダ東アジア系30%)。男性の育休取得を50%以上に。

完璧主義社会的プレッシャー:結婚前に経済的安定を求める価値観(初婚年齢30歳超)。「失敗しても大丈夫」な意識を育む。

高齢者優先の移民政策:カナダ家族呼び寄せで高齢者リッチモンド5-7%)を過度に受け入れる。若年労働者優先に変更。

4.対策方法個人社会政策レベルでの具体的な対策を以下にまとめます個人コミュニティレベル:意識改革: 若年層向けに「早期結婚子育てメリットキャンペーン東京:お見合いイベント年間10万参加、リッチモンド:NPOワークショップ)。初婚年齢を28歳以下に引き下げ、出生率+0.2。

教育最適化:公教育無料リソース図書館コミュニティプログラム活用教育費を半減。出生率+0.1-0.2。

社会職場レベル:労働時間短縮: 週35時間以下を企業義務化(日本:テレワーク導入30%目標カナダ:リモートワーク30%)。女性離職率30%→20%以下、出生率+0.2。

男女平等な分担:男性育休取得率50%以上(スウェーデン80%モデル)。家事参加率を50%に引き上げ、出生率+0.1-0.3。

政策レベル:保育拡充:待機児童ゼロ化(日本:2023年1.2万人、調布市ほぼゼロ)、カナダの保育補助拡大(BC州: 月500ドル減)。出生率+0.1-0.2。

移民政策見直し:カナダで若年労働者優先(技術者移民50%増)、日本外国人労働者拡大(2024年: 年11%増)。高齢化率(リッチモンド20%)抑制

住宅コスト抑制:空き家税(バーナビー2023年導入)、賃貸補助(調布市: 月3万円)で住宅費を20%減。出生率+0.1。

5. まとめ日本カナダ東アジアコミュニティ少子化は、教育重視、長時間労働、男女役割分担、完璧主義、高コスト生活が原因。男性家事育児参加不足と仕事優先の価値観女性完璧主義と過剰な教育投資問題。双方が文化的規範継承支援活用不足に責任あり。やめるべきことは過剰な教育投資長時間労働、男女役割分担、完璧主義高齢者優先移民対策意識改革、労働短縮、保育・住宅支援移民政策見直しスウェーデン出生率1.8)の成功例を参考に、小さな変化から始めれば、日本(1.26)やカナダ東アジア系(1.2-1.4)の出生率を1.5-1.8に引き上げ可能文化的慣性の打破が鍵です。

Permalink |記事への反応(0) | 20:09

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-15

anond:20251015150502

三橋氏に関する当時の印象と、その後の報道、そして経済論に対するあなた考察について、承知しました

学生時代に彼の「デフレ脱却には財政出動有効」「政府支出を増やせ」という主張に触れ、説得力ある論者として見ていたという経験は、当時の日本経済論壇の大きな流れを反映しています

あなた学生だった10年以上前日本は、長期デフレからの脱却が大きな課題でした。

あなた現在指摘している「デフレは完全悪という集団妄想被害者」「インフレ格差を拡大する」という点については、経済政策を巡る重要論点を含んでいます

多くの経済学者は、デフレ経済活動の縮小や雇用所得の減少をもたらす「悪」であると考えます

しかし、「過度なインフレ」もまた、生活費の高騰や資産価値実質的な目減りを招き、経済不安定化させるため「悪」です。

インフレは一律に影響を及ぼすわけではありません。

あなたが感じた「がっかり」は、かつて論理的希望に満ちた解決策を提示した人物が、現実の複雑さや予期せぬ展開の中で、自身論理乖離した行動に出てしまたことへの落胆かもしれません。

Permalink |記事への反応(0) | 15:44

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-14

anond:20251013184957

子育てのことを考えたら足して割ったほうが合理的

今ですら金を持ってるのに配偶者子供に金を出さずに虐待する親がいる

つうか家計を共にしないのに子育てするのは損でしかないと大多数が気づくからから放置される子供が増えるだろう

今ですら母親の方が子育てに協力しない父親負担にして離婚するのがテンプレなのに養う方が損だと思ってるのって馬鹿なんだよね

お金がなかったら養うのは大変だから共働きの方がメリットあるけど普通より稼いでたら養う方が楽に決まってんだわ

Permalink |記事への反応(0) | 19:48

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-10

訳アリの子就職指導をしていた


かつて公立高校教師をしていた。何年も前に辞めて、今は別の教育業に従事している。その頃の思い出が脳裏によぎることが最近よくある。どこかで書いたら心の整理がつくのではと思った。

なお、この日記身バレ防止のために、ChatGPTにお願いして文体を変えている。鼻に付く文章があれば申し訳ない。

これから書くのは、最後に赴任した高等学校でのことだ。実は普通高校ではない。訳アリの子が通うための高校だった。

いわゆる、事情がある子というのがいて、全日制の高校に進学するとか、通い続けるのが難しい。そういう子が通うための学校である。仮にポジティブ学園としよう。

3部制を採用していて、午前・日中夕方以降の3つのから自分にとって都合のいい時間帯を選んで履修できる。早い子だと、普通高校生のように3年で卒業する。

制服私服か、自由に選ぶことができる。アルバイトができるし、メイクピアスも全て大丈夫。髪染めもOKで、ピンク青髪学校に通う子もいる。

ここに来る前、私は全日制の高校にいた。地元では人気のあるところだった。毎年冬にある推薦入試の倍率は20倍を超える。そういう学校である人口だと約40万人が在住する地域だったが、その中でもトップに近いところだった。

真面目な生徒たちに囲まれてたと思う。彼らは偏差値の話もしていたけど、それ以外にも部活動とか友達との交流とか、文化祭体育祭など、とにかく人としての「生きる力」というか。そういうのに溢れていた。

当時の私は、まだ30代のヒラ教師だった。それが高校生のあるべき姿だと思っていた。学業が一番で、余った時間部活動その他の自己を高める活動に取り組むのだ。

だが、ポジティブ学園に赴任して、現実を思い知らされた。自分がこれまでに教えてきた生徒らは、いわゆる上澄みというやつだった。毎日学校に通学して、学業部活動趣味に打ち込むことができる時点で、高校生としては相当できる方である



今でも思い出す。ポジティブ学園に通う生徒らは……教室の隅でうつむく子や、理由をつけては学校を休む子。授業など聞く気すらない子、授業中に堂々を飲み食いする子。なんというか、彼らには当時の県教委が教育の柱としていた理念ひとつ、「生きる力の醸成」が通用しなかった。

そうした生徒たちに、私は何もしてやれなかった。何をしたらいいのか分からなかった。ただ毎日教科書に従って授業を進めるだけ。彼らに対して指示や指導をすることはあったけど、そもそも内容を理解できてるかも怪しい。

一応、入学試験はあるのだが、実質的に全員合格させるスタイルだった。普通高校に行けない子――そういう子のための最後の受け皿としての役割を、ポジティブ学園は担っていた。

最初に話したとおり、ここは「訳アリの子」が通う学校である不登校経験者とか、昼間は家業を手伝う子とか、家計を支えるために夜働いている子。様々な事情を抱えて、全日制のレールから外れることになった生徒たちが、自分のペースで学び直す場所だ。

赴任の初日、当時の校長は私に言った。「ここは、生徒たちが『それでも学びたい、高校生をしたい』と選んでくれた場所です。先生の役目は、彼らの気持ちを全力で応援することです」ってさ。

さっきと矛盾するようだが、生徒たちはひたむきだった。普通高校生と一緒で、やる気のある子はいるし、そうでない子もいる。昼間の授業中、うるさい教室の中でも真剣ノートをとる生徒とか。放課後になると、「じゃあ働いてくる~」といった感じでアルバイト先に向かう子もいた(ほぼ金髪の子だった)。

夜間部教室だと、疲れ切った顔で教科書と向き合う生徒もいた。全日制の「普通」とは違うけれど、彼らには彼らの「普通」があった。

赴任してから次の年度、就職指導担当することになった。人生経験である。私は民間企業で被服の営業仕事をしていた。泥臭い仕事を約十年やっていたということで、白羽の矢が立ったのだと思われる。

通信教育高校教諭の免状を取った

これまでの学校では就職する子や、専門学校に行く子は稀だった。仮にいたとして、実際なんの指導必要なかった。受け入れ先の企業も「なんでこの学校の子が……」といった顔パスに近い扱いだった。

此処では、むろん一筋縄はいかない。

履歴書の書き方一つとってもそうだ。社会人でいうところの空白期間不登校だったとか、全日制の高校を中途退学したとか、中学卒業してからフリーターだったとか、あるいは何もしてなかったとか。

そういう経歴を書く場面になると、彼ら彼女らは詰まってしまう。無理もない。これまで何度も、そのことで心を痛めてきたのだから

私は履歴書を読み直す度に、「君の経験無駄じゃない。乗り越えた証拠なんだ。学校、来てるじゃないか!」と声をかけた。最初は疑いの眼差しだった生徒たちも、次第に心を開いてくれるようになった。心を開いてくれない子もいたけど、それは致し方ないのだ。

私は教師から、「いつかは通じるはず。別に今じゃなくても、数年後だっていい」と思って就職指導をした。



秋のある日。就職関係イベントがあった。「○○圏域 企業学校交流会」みたいな名称だった。これは、企業学校大学専門学校高等学校専修学校その他もろもろ)のそれぞれの担当者が各ブースで話し合いの場をもつというものだ。

企業から採用担当者が、学校から就職支援担当者が出席する。参加団体企業だけでも100社を超えていた。学校からは、その地域学校という学校はほぼすべて出席していた。

ここに、私と校長の2人で出かけた。目的は、企業の方々にポジティブ学園を知ってもらうこと。うちの学校にはただでさえ偏見が多い。少しでも解きほぐす必要がある。

たくさんの企業ブースが立ち並ぶ中、それこそ時間が許す中、多くの企業ブースに足を運んだ。校長自らが話をしていた。約十分ごとに挨拶から始まって、学園の概要説明、どういう子がいるかや、これまでの就職実績など。

そして、いつも最後に、「わが校には、難しい状況にある子が通っています。それは事実です。そういう状況でも、彼らは自分の道を切り開く努力をしています面接の際に見かけましたら、どうぞよろしくお願いします」と相手企業に伝えるのだ。

企業の反応は……まあ、社交辞令みたいな感じだった。「わかりましたよ、でもうちの会社採用対象かどうかはねぇ」という表情だった。

そういう反応になるのも無理はない。ポジティブ学園は、県道沿いの大きな平地にある。昔は地域伝統校が鎮座していた。少子化で別の学校合併になり、校舎が空いたところに県教委がポジティブ学園を創設した。

例えば、毎朝の登下校時、いや昼以降の登下校時でもそうなのだが……校舎前の県道には、ダボっとした私服で、髪を染色していて、ひと昔前の不良漫画(今時でいうと薫る花は凛と咲く)の雰囲気を漂わせた未成年闊歩している。初めてその光景を見る人からすると、「そういう高校なんだ……」という感想になる。

から企業担当者がうちの学校に対してそういう態度になるのは、ある種の必然だと思っていた。偏見を持たれてもしょうがないって、当時30代半ばだった自分は感じ取っていた。

そうでない企業もあった。社交辞令とかじゃなくて、真剣こちらの話を聞いてくれる。というか、むしろ聞きたいという恰好で話に臨んでくれる。

半導体装置を作っている会社がそうだった。その時も、校長は満面の笑みで相手方の採用担当者に熱心に話をしていた。

「○○さんは、福山代表するハイテク企業でいらっしゃる。我が校にも理系の才能を持つ生徒がたくさんいるんです。どうか、偏見なく見てやってください」

そしたら採用担当者は、少し戸惑った表情になって、「私達を馬鹿にしないでください。もちろんですよ(^^)」と答えてくれた。



それから数年か後のこと。ポジティブ学園の進路実績だが、創立当初からずっと変化はなかった。大学学者だと地元にある限りなくボーダーフリーに近いところか、地元専門学校地元民間企業だった。そもそも、ここまでたどり着ける子自体が少ない。入学した子のうち1/3以上は中途退学してしまう。

その年のことはよく覚えている。3年生に1人の生徒がいた。名前は仮にケンタとする。プログラミングが好きな子だった。授業中も休み時間も、ずっとPCの画面とにらめっこしていた。授業中にも堂々と副業的なことをしていたが、単位は取っているので見逃していた。

ケンタは、数学情報処理の成績が抜群だった。数学問題でも、いつの間にか自分勝手アレンジして、勝手問題を解くようなプログラムを組んだこともあった。

それを友人に共有しようとしたが、難しい様子だった。能力・興味的な部分もあるし、自分だけのノートPCを持ってる子が少ないのもある。

ケンタ中学校の時は不登校だったらしい。原因は、特定の誰かからいじめられたわけではなく、「教室という空間がなんか違うと思った」からだと言う。

大人だったら「息苦しい」ということになるのだろうか。全日制の高校には行きたくないと、自らこの学校を選んだ。

私は、彼の才能を埋もれさせてはいけないと思った。彼とは幾度となく話をしたけれども、ただ生きにくい性格であるだけで、才能はあるのだ。

私は就職戦線が始まる直前にケンタを呼んだ。「この会社を受けてみないか?」と誘ってみた。さっき上の方で話した半導体装置会社である半導体以外にも、ディスプレイ機械制御装置も手がけていた。

当時はローカル企業だったが、それでも市内で知名度はあった。

ケンタは驚いたような、呆れたような様子だった。「知らない会社ですけど、半導体には興味ありますけど、無理だと思います」と言ってた。

「お前はできる。この会社理系の才能を求めてるし、才能を正当に評価してくれる」

と言うしかなかった。実際、私の出身地域では評判の高い企業だったし、2025年現在では全国的知名度のある企業にまで成長している。

強引に進めるしかないと思った。何しろケンタ卒業後の進路を決めてなかった。とりあえず先延ばしにしている印象だった。

そこで、ケンタをどうにか説得して、彼の履歴書添削して、推薦状も書いた。履歴書には、不登校だった過去も、ポジティブ学園を選んだ理由も正直に書かせた。彼のプログラミングに対する情熱を備考欄にこれでもかというほど書き連ねるようにした。

面接練習ときケンタは口ごもることが多かった。相手の目を見て話すことが苦手だった。コミュニケーションが苦手なタイプ。正直、公式な場での会話が難しい子だと思う。

けれど、たどたどしい感じになっても、自分の思いはちゃんと伝えてくる子だった。

大丈夫だ。プログラミングの話になったら、お前はきっと大丈夫

AtCoderで最高位に近い色だった

私はそう言って、彼を送り出した。自分には確信があった。あの会社は、肩書き学校名じゃなくて、実力で人を判断する会社だと。あのイベントの時、うちの校長言葉に耳を傾けてくれたんだって



約一か月後、職場電話がかかってきた。あの会社採用担当からだった。胸がざわついた。

以下、話の内容である言葉の感じも、当時の手帳を元に大体そのままにしてある。

「あの、ケンタ君の件で、社内で検討を重ねた結果、今回は採用を見送らせていただくことになりました」

「なぜですか?」

プログラミングスキルは、正直高いです。うちの主任技術者も高く評価しました。ただ……」

 ※この時私は、苛々とともにペンをカチカチしていた

「ただ、入社後のサポート体制を考えた際にですね。彼が当社の環境に馴染むことができるか、という点に懸念が残りました。不登校経験があるということも、正直に申しまして、入社後のメンタル面のリスクを拭い切れませんでした」

「それは、偏見ではないのですか?」

言ってしまった!と心の中で後悔した。先方の声が少しだけ硬くなった。

「そう言われても仕方ないかもしれません。しかし、会社事情があります。我々もギリギリまで議論を重ねました。安易気持ちで彼を採用して、もし彼が再び辛い思いをすることがあれば、それはお互いに不幸です。今回は本当に申し訳ありません」

電話が切れた後は、多分……しばらくボーっとして、職員室の椅子に座ったままだった。

あの時はこう思った。やっぱり、ポジティブ学園の子はそうなんだ。どんなに才能があっても、過去レッテルから逃れられない。あの日イベントで抱いた期待を裏切られた気がした。

だが、その後の日々で、冷静になって考えてみた。

採用担当者の言葉に嘘はなかった。彼らは、私が抱えていた不安を彼らなりの言葉で伝えてくれただけだ。

採用すれば良いというわけじゃない。無理に引き受けて、彼の心の傷をさらに深くしてしまうかもしれない。

そう考えたとき、彼らの不採用という決断は、ある意味、生徒のことを真剣に考えてくれた結果なんだと思った。

しろ偏見だと決めつけて、彼らに向き合わなかった私の方が……傲慢だった。

ケンタ不採用の知らせを伝えると、しばらく沈黙が続いたっけ。

「そうですよね~僕みたいなのが、あん会社は無理ですよね」ってケンタが言うと、心にグサッときた。

「ごめん」としか言えなかった。生徒に謝る事態なんて、教師として三流以下だと思った。



ここまでがポジティブ学園での思い出であるそれからケンタは、遠方にあるコンピューター専門学校に進学した。私が様々な方向性提案して、ケンタと話をした結果、彼が自ら考えて決断したのだ。

ケンタ高校卒業して、何年もの月日が経った。最初のうちは、メールで年に何度か近況報告をもらうこともあった。プログラミングがやっぱり楽しくて、大会にも出場しているといったことだった。

やがて、やり取りをすることもなくなった。それは彼がナニカに集中するようになったからでは、と心の中で期待していた。やがて、ケンタのことを思い出すこともなくなった。

ある日、一通のメールが届いたのだ。ケンタから。内容は、就職先の内定のことだった。「報告があるのですが、○○(※あの半導体会社)に内定をもらいました」という端的な文章だった。

「うわっ!」と、思わず声を上げてしまった。その端的な文章の下に、いろいろと書き連ねてあった。彼らしく、無駄が一切ない文面だった。

要約すると、専門学校就職インターンシップに申し込む際、事前説明会があったとのこと。参加した時、人事の方に「ケンタ君だよね?ポジティブ学園の」と声をかけられたという。

「あの時の採用担当者の方が僕のことを覚えてました。『あの時よりも自信に満ち溢れている』って言われました。」

メールを読みながら、涙が止まらなかった。

専門学校で、僕はプログラミングスキルだけじゃなくて、コミュニケーション能力も、人との関わり方も学びました。飲食店アルバイトしました。おかげで、あの時よりも、面接自分言葉でしっかり話すことができたんです。あの時、もし会社に受かっていたら、僕は挫折していたかもしれません。…(中略)…でも、先生が僕の可能性を信じてくれたから、僕を諦めなかったから、頑張ることができた。本当に、ありがとうございました」

キーボードを触りながら、返信しようと思いつつも、手が震えてうまくできなかった。

私はあの時、半導体会社偏見判断した。ポジティブ学園の子から、そういう目で見たんだろうって。そして、生徒の可能性を信じきれず、不採用という結果に囚われた。

でも、本当にケンタに向き合ってくれたのは、彼らの方だった。再認識させられた。成長したケンタを、あの人達は今度もまたちゃんと見て、採用という判断をしてくれた。それだけだ。



ここで結びにする。

あの学園にいた時は、生徒たちの「訳アリ」の部分に目がいってしまうことがあった。でも「訳アリ」なのは過去物語によって起きた結果にすぎない。彼らは皆、自分人生を懸命に生きている。できる子がいたし、できない子もいたけど、未来に向かって進もうとしていた。

私はもう学校教諭ではない。けど、あの頃は就職指導先生としてだけじゃなく、人として彼らの未来を信じて背中を押し続けたつもりだ。

自分応援団のひとりに過ぎないと思っていた。でも、応援された生徒は、やがて自分未来のことを考えて、切り開こうとチャレンジする。そういう人になってほしいと願っていた。

今は、別の形ではあるけど、若い人にものを教えている。学校と違って、純粋に実務上の知識技術を教える仕事である

これからも、誰かの未来応援し続けようと思っている。それが、訳アリの子就職指導をしてきた、自分にできる使命なんだと思ってる。

Permalink |記事への反応(2) | 20:45

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251010104120

ワイ:

paycheck to paycheck の場合、どう考えても現金で手元にあった方がいいぞ

生活絶対防衛資金と各種納税デジタル税/家電買い替え税/冠婚葬祭税/学習税)の蓄えとは別に

100万以上の余剰金があってはじめて始める物だな

 ↓

増田

なんで一般人が「100万以上の余剰金」を持ってないと思ったの?

 ↓

ワイ:

統計を見た感想

生活絶対防衛資金と各種納税デジタル税/家電買い替え税/冠婚葬祭税/学習税)の蓄えすらない層もいるで

 ↓

増田

「○○すらない層がいる」ということと、俺がそうなのかということと、平均的にそうなのかということと、全然別の話なんだよね

 

なんか会話にならないので

日米における金融資産経済的安定性に関する比較分析:「貯蓄中央値」と「Paycheck to Paycheck」の実態

 

第1章エグゼクティブマリ

レポートは、多くの人々が給料日ごとに生活費を使い切る「paycheck to paycheck」の状態にあるという印象に基づき、

日本米国における最新の年齢階層別「貯蓄(金融資産中央値」を比較分析する。統計データが示す資産額と、個人が直面する経済的現実との間の乖離を明らかにすることを目的とする。

分析の結果、米国世帯純資産net worth)の中央値は、すべての年齢層において日本の貯蓄中央値を大幅に上回ることが明らかになった。

しかし、この資産額の優位性は、個人金融的安定性を必ずしも保証するものではない。米国では、高額な住宅ローンや学資ローンといった負債個人負担の大きい医療制度

そして根強い消費者信用文化存在し、資産を持ちながらも日々のキャッシュフローに窮する「paycheck to paycheck」の生活を送る層が、高所得者を含め広範にわたって存在している。

一方、日本では貯蓄中央値のものが伸び悩み、特に若年層や中年層で低い水準に留まっている。さらに、相当数の世帯金融資産を持たない「貯蓄ゼロ」の状態にあり、

将来への備えが極めて脆弱な状況が浮き彫りになった。

結論として、貯蓄や純資産中央値は、経済的安全性を測る上での一面的指標に過ぎない。日米両国家計は、それぞれ異なる構造的要因から生じる、

深刻な金融プレッシャーに晒されている。本レポートは、両国の貯蓄実態を深く掘り下げることで、現代社会における経済的安定の複雑な様相を解き明かす。

 

第2章日本の年齢階層別貯蓄中央値と「貯蓄ゼロ世帯」の実態

本章では、日本家計保有する金融資産実態を、年齢階層別の貯蓄中央値と「貯蓄ゼロ世帯」の割合という二つの側面から明らかにする。これにより、日本における経済的安定性の基盤とその脆弱性を検証する。

 

2.1 年齢階層別に見る貯蓄中央値

貯蓄額を分析する際、一部の富裕層が全体の数値を引き上げる「平均値」よりも、実態をより正確に反映する「中央値」(データを大きさの順に並べたとき中央に来る値)を用いることが重要である

最新の調査によると、日本の貯蓄中央値は年齢と共に緩やかに上昇するものの、多くの世帯にとって貯蓄形成が依然として大きな課題であることがわかる。

以下の表は、単身世帯と二人以上世帯それぞれの、年齢階層別貯蓄中央値を示したものである

 

表1:日本の年齢階層別・世帯類型別 貯蓄中央値

年齢階層 単身世帯 二人以上世帯
20代20万円 63万円
30代 56万円 238万円
40代92万円 300万円
50代 130万円 400万円
60代 460万円 810万円
70代 800万円 1,000万円

出典:金融広報中央委員会「家計金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査][単身世帯調査](ともに令和5年より)、金融資産保有していない世帯を含むデータ

 

このデータは、日本家計が直面する厳しい現実を浮き彫りにしている。第一に、若年層の金融基盤の脆弱である

20代の単身世帯中央値わず20万円であり、社会人としてのスタートラインで十分な経済的バッファーを持てていない実態がうかがえる 。

第二に、所得が増加するはずの中年期においても、貯蓄の伸びが著しく鈍い点である。単身世帯では、50代になっても中央値は130万円に留まる 。

二人以上世帯では、30代から50代にかけて住宅購入や子ども教育費といった大きな支出が重なるため、貯蓄額が伸び悩む傾向にある 。

これは、多くの世帯が日々の支出に追われ、資産形成資金を回す余裕がないことを示唆している。

 

2.2 深刻な「貯蓄ゼロ世帯」の割合

中央値の低さに加え、金融資産を全く保有しない「貯蓄ゼロ世帯」の割合の高さが、日本金融脆弱性をさらに深刻なものにしている。

これは、米国における「paycheck to paycheck」の概念に相当し、所得から日々の支出差し引くと貯蓄に回す余裕が全くない世帯存在を示す。

 

表2:日本年代別・世帯類型金融資産保有世帯(貯蓄ゼロ世帯)の割合

年代 単身世帯 二人以上世帯
20代 43.9% 36.8%
30代 34.0%28.4%
40代 40.4% 26.8%
50代 38.3% 27.4%
60代33.3% 21.0%

出典:金融広報中央委員会「家計金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査][単身世帯調査](ともに令和5年より)

 

このデータが示す現実は衝撃的である特に単身世帯では、20代の43.9%、40代の40.4%が貯蓄ゼロであり、人生重要局面経済的リスクに極めて無防備状態にある 。

二人以上世帯でも、子育て住宅ローン負担が最も重くなる30代から50代にかけて、4世帯に1以上の割合で貯蓄ゼロ状態が続いている。

これらのデータは、多くの日本世帯が、予期せぬ失業病気、急な出費に対応できるだけの経済的余力を持たず、常に金融的な不安を抱えながら生活している実態物語っている。

これは、勤勉で貯蓄好きという国民性イメージとは大きくかけ離れた、現代日本経済的現実である

 

第3章米国の年齢階層純資産中央値と「Paycheck to Paycheck」文化

本章では、米国家計資産の状況と、社会問題化している「paycheck to paycheck」文化について詳述する。米国では、個人金融状況を測る指標として、

貯金だけでなく不動産投資資産を含み、負債差し引いた「純資産Net Worth)」が一般的に用いられる。

 

3.1 年齢階層別に見る世帯純資産中央値

米国家計資産理解するため、連邦準備制度理事会FRB)が3年ごとに実施する「消費者金融調査(Survey of Consumer Finances)」のデータ確認する。

この調査は、米国家計資産負債所得に関する最も信頼性の高い情報源である

最新の2022年の調査結果によると、米国世帯純資産中央値は年齢と共に着実に増加し、65~74歳でピークに達する。

 

表3:米国世帯主の年齢階層純資産中央値 (2022年)

世帯主の年齢階層純資産中央値
35歳未満 $39,040
35~44歳 $135,300
45~54歳 $246,700
55~64歳 $364,270
65~74歳 $410,000
75歳以上 $334,700

出典: Federal Reserve Board,2022 Survey of Consumer Finances

 

このデータは、日本の貯蓄中央値比較して、米国家計名目はるかに大きな資産保有していることを示している。

特に中年期以降の資産額の伸びは著しく、退職期に向けて相当額の資産形成が進んでいるように見える。

この背景には、持ち家率の高さや、401(k)プランをはじめとする株式市場への長期的な投資文化が深く根付いていることがある 。

しかし、この純資産の数値は、あくま資産不動産株式など)の評価額から負債住宅ローン、学資ローンなど)を差し引いたものであり、

必ずしも日々の生活自由に使える「現金」の豊かさを意味するものではない。この点が、次に述べる「paycheck to paycheck」文化蔓延理解する上で極めて重要となる。

 

3.2資産があっても蔓延する「Paycheck to Paycheck」の実態

米国の高い純資産額とは裏腹に、国民の大多数が経済的な余裕のない生活を送っている。これが「paycheck to paycheck」と呼ばれる現象であり、

その根深さは各種調査によって繰り返し報告されている。

2025年の調査によると、米国人の67%が「paycheck to paycheck」で生活しており、この割合は年々増加傾向にある 。

この現象の最も注目すべき点は、それが低所得者層に限った問題ではないことである年収10ドル(約1,530万円)以上の高所得者層ですら、

その半数が「paycheck to paycheck」で生活しているという衝撃的なデータも報告されている 。

この「高資産・高所得でありながら、金融的に脆弱」というパラドックスは、米国社会構造に起因する。

 

 

このように、米国の「paycheck to paycheck」文化は、純資産というストックの大きさとは別に、日々のキャッシュフローいかに逼迫しているかを示す指標である

資産の多くが流動性の低い不動産退職金口座に固定されている一方で、毎月の給料はローン返済や高額な生活費に消えていく。

この構造が、統計上の資産額と個人経済的実感との間に大きな乖離を生み出している。

 

第4章結論:貯蓄・資産額だけでは測れない経済的安定

分析を通じて、当初の「paycheck to paycheckで生活している人が多そう」という印象は、日米両国において、それぞれ異なる構造的背景を持ちながらも、

的確に現実を捉えていることが明らかになった。

第一に、日本家計は「貯蓄形成の停滞」という深刻な課題に直面している。年齢を重ねても貯蓄中央値は低い水準に留まり特に単身世帯では50代ですら130万円という心許ない額である

さらに、全世代にわたって「貯蓄ゼロ世帯」が3割から4割という高い割合存在し 、多くの人々が経済的セーフティネットを持たないまま生活している。

これは、安定を重視する社会構造の中で、賃金の伸び悩みやライフイベントに伴う支出増が、個人資産形成を阻害している実態を示している。

第二に、米国家計名目上の純資産額では日本を圧倒しているものの、その内実は「高資産と裏腹の金融脆弱性」を抱えている。

純資産の多くは流動性の低い不動産退職金口座に固定されており、一方で高額なローン返済や生活費が日々のキャッシュフローを圧迫する。

その結果、所得資産多寡にかかわらず、国民3分の2が給料を次の給料日までに使い切る「paycheck to paycheck」の生活を送っている 。

これは、個人自己責任が強く求められる社会構造の中で、資産を持つことと日々の経済的安定が必ずしも一致しないという現実を浮き彫りにしている。

最終的に、本レポートは、個人経済的幸福度を測る上で、貯蓄や純資産中央値という単一指標いかに不十分であるかを明確に示した。

金融的な安定性は、資産絶対額だけでなく、その国の社会保障制度負債に対する文化、そして資産流動性といった要素が複雑に絡み合って決定される。

日本における「貯蓄ゼロ」と、米国における「paycheck to paycheck」は、形は違えど、共に現代先進国に生きる人々が直面する経済的プレッシャー象徴である

統計上の数字の裏にある、人々の生活実感に根差し脆弱性を理解することこそが、真の経済的安定を議論する上での第一歩となるであろう。

Permalink |記事への反応(1) | 11:10

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251009235802

支出管理できるなら家計破綻することは無い

そうできる人間は人並みかそれ以上の自制心や計算事務処理能力があるわけなので、大金を稼げるとはかぎらないが、そう簡単死ぬことは無い

Permalink |記事への反応(0) | 00:23

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-09

金持ち資産証券不動産」は半分間違い。現金預金も当然多い

https://anond.hatelabo.jp/20251006075754

金持ち証券不動産現金も、庶民とはケタ違いに持ってる」が正解。

目覚める預貯金1000兆円 家計も問われる運用

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB043210U4A800C2000000/



貯蓄の平均値中央値はいくら?

https://www.sonylife.co.jp/media/manavi/48/



上二つの記事をまとめると

日本国内の""現金""預金の総額は1000兆円以上だが、金融資産のない庶民は50代になっても預金中央値は200万円」

という話。

庶民現金預金すら金持ちに遠く及ばない。

まりこの「現金1000兆円」の大半はやっぱり金持ちが持ってるってことなんだよ。

インフレ現金価値が目減りするのはその通りだが、そのダメージ元増田の言う通り、現金預金を多く抱えてる金持ちが多く受けるということになる。

Permalink |記事への反応(3) | 12:03

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-08

anond:20251008212407

文字制限で切れたと思われる。警告とか出んのかこれ

フードランド・ワイキキマーケット:★★★★★/円安でそれなりにする

行ったスーパーだと一番満足度が高かった。特にアラモアナ店は品揃え豊富

サラダを買ってきてポキと混ぜたり、ソーセージ焼いたり楽しかった。

主食に買ってきたクラッカーめっちゃ美味かった思い出。

ただワイキキマーケットマラサダは無理して確保するほどではなかったぜ。

ホールフーズ:★★★★☆/オーガニック志向で高めな印象

カイルアとクイーンに行った。

デリは美味しく、魚料理もあり良かったがなかなか高かった印象。

それもあり、滞在中に食事で使うならフードランドやなとなった。

色々プライベートブランドもあり、お土産調達には重宝した。

ターゲット:★★★★☆/比較的安く買える

新しくできたインターナショナルマーケットプレイスの店舗を利用。

比較的安いが、品揃えは限られる印象。特に生鮮品があまりなかった気がする。

服やおもちゃも売っており、子供連れにはうれしいのでは。ビーチタオルもここで買った。

スーパーで買ったアイス:★★★★★/高めで15ドルくらい(日本円に直したくない)

中間サイズみたいなアイスが大量に売っていて、大量に食べた。

ウベとか乳脂肪一切入っていないのもあり、色々種類があって楽しめた。

だが一番気に入ったのはBEN&JERRY’Sだ!シンプルに美味い!

帰ってきて日本撤退していたのを知り泣いた。

スーパーで買ったポテチ:★★★★☆/だいたい1,000円くらい…?

色々売っており、大量に食べた。

とにかく美味しく、特に玉ねぎサーフィンしてるやつが美味しかった気がする。

ただ、日本円に直すと……成城石井とかで海外うまいポテチ買っても変わらなくね?と気づいてしまったので-1

昼食:アラモアナセンターマカイ・マーケット・フード・コート:★★★★☆/トータル5,000円くらい

1Fにある方。席数が多いが結構混む。

私はJack in thebox、妻はキモズのガーリックシュリンプだった。娘は取り分け。

Jack in theboxシステムが謎だった。ドリンクを先に渡され…飲んで待つ?

プチタコスみたいなのが超うまかったので星5つだが、ここからもっと美味しいものを食べているので-1

昼食:ステーキシャック:★★★★★/トータル4,000円くらい

結構混んでいる。コスパがかなり良く、肉を十二分に楽しめる。

近くの公園で食べたが、衛生面で気にはなった。ゴミ箱が多いのはいい。

おやつドールプランテーションソフトクリーム:★★★★★/1,000円くらいだった気がする

かなりクリームよりのソフトクリーム

そこまで冷たくなく、甘さも控えめ。だが美味しい!

日和って普通サイズにしたが、パイナップル容器のサイズチャレンジしても良かったと思う。

冷たくないのでバクバク食べられるし、あまり溶けなさそう。

昼食:クアアイナ本店:★★★☆☆/トータル5,000円くらい

レイヴァまで行ってそこかと思われるだろうが、行ってみたかったのだ。

ローカル感もあり、満足できた。

だがメニューや味は日本とそんなに変わらないと思う。

昼食:リリハベーカリー本店:★★★☆☆/トータル6,000円くらい?

星はオリジナルリリハ前提。ローカル色が強く、英語が使いこなせないとダイナーは無理!

ちょっと高くてもワイキキ観光客前提の店の方が気兼ねしない気がする。

ホットケーキロコモコオックステールスープなどをいただいた。

美味しかったが、ずば抜けて美味しいかと言うとまぁそれなりという感じ。

シグネチャーのココパフは持ち帰って食べたが、とても美味しかった。

夕食:レッドフィッシュ:★★★★★★★★★★/トータル15,000円くらい?

ハワイ旅行で一番美味しかった一皿は、ぶっちぎりでここになる。

ポケ丼的なものは何度か食べているが、ここのはちょっと次元が違う美味しさだった。

WayFinderの中なのでインテリア雰囲気も良い。テラスみたいになってて気持ちいい。

さらテーブル付きのスタッフめっちゃフレンドリー

完璧…………。

チップの設定がちょっと高いが、価値は十二分にある。是が非でもまた行きたいお店。

なおWayFinderに泊まると割引がありお得。

朝食:アイランドビンテージ:★★★★★/トータル3,000円くらい?

ちゃうまだった。これが本物のアサイーボールか〜

オンライン注文あるが、アメリカ電話番号がないと使えなく断念。結構待つ。

私はノーマルだったが、妻はカカオニブが入ったタイプでとても気に入っていた。

横浜にもお店があるので行ってみたいが、どうだろう。

昼食:IHOP:★★★★☆/トータル5,000円くらい

アメリカンなホットケーキご飯が食べたく、満たされました。

妻はビーガンメニューにしたが、いまいちだったらしい。

スタッフのおばあちゃんめっちゃ愛想なかったが、その割にすごい親切で好きだった。

朝食:マクドナルド:★★★★☆/トータル2,000円くらい

本場のマクダーナ行きたくないっすか?私は行きたいです。本当はタコベルに行きたかったんですが、無理でした。

やはりコスパは抜群にいいねめっちゃ安い。

本場の朝マックブリトーは、シンプルな作りだが美味しかった。

ただ、本場のファーストフードの、注文いつ持っていっていいかわからん感じは異常。

昼食:Five Guys:★★★★★/トータル4,000円くらい?

パールリッジに入っているバーガー屋。ぜひ行きたかったのだが……。

本当はポテトが食べたかったのだが、レジでのやり取りがうまくできず、バーガーだけの注文になってしまった。

だがこれがめちゃめちゃ美味しい!

この旅で2歳の娘は大量のバーガーを食べたのだが、ここが一番美味しかったと言っている。

近々日本上陸するという噂。はやくきてくれ〜

おやつ:Penny's:★★★★★/1,500円くらい

パールリッジにレナーズ・ベーカリー屋台があるという噂があったが、行けず。

結局マラサダ食べてないネということで、代わりに行った店。

ロイヤルハワイアンセンターフードコート内。

中にトロトロが入っており美味い!食べにくいが!

ロケーションも良くオススメ

朝食:ボガーツカフェ:★★★☆☆/トータル3,000円くらい

トロリーグリーンラインダイヤモンドヘッド行き)で行ける。

アットホーム雰囲気カフェで、食事もわりとアットホームな味。

という事で、普通に美味しいが場所場所なので無理に組み込むことはないという感じ。

昼食:Deck:★★☆☆☆/トータル5,000円くらい

期待値が高かった上に散々ダイヤモンドヘッドを見てきたためか、正直がっかり感のある所だった。

食事はそこそこ美味しかったが、値段のわりに量が少ない。

当たったテーブル付きのスタッフがなかなかリフィルに来ないという個人的な印象もある。

それでもまぁ、クイーンピオラホテル内装もおしゃれで良くそれなりに楽しんだが、他と差をつける意味で星2つ。

おやつアイランドビンテージ・シェイブアイス:★★★☆☆/1,500円くらい

やっぱ一回くらいシェイブアイス行っとくか、ということで行った店。

ホテルに持って帰るまでに結構溶けてしまった……。

うーーーんまぁ普通かき氷だなとなってしまった。

夕食:ウルフギャング・ステーキハウス:★★☆☆☆/トータル45,000円くらいか

やはり有名店、行っておくべきかという事で最後の晩餐として入れた。ヒルトンにもらったお金で食べる肉は美味い!

ハッピーアワーの時に行ったので、ロコモコが食べれたのは良かった。ソースがすごく美味い。

Tボーンステーキもかなり美味しく、食べたことない肉の味!と感じた。のだが…

まずコスパ。味の満足度を考えてもちょっとコスパ悪くないかなと。

あと、テーブル付きのスタッフベテランっぽく別に悪くはなかったのだが、なんかテンションが低い。

というかそもそもテーブル距離も近く、あまり居心地の良い空間ではなかったんだよな。

そんなわけで、もう行くことはねぇなと思ったのでした。

朝食:バーガーキング:★★★★★/一人2,000円くらい

ANAラウンジご飯に見切りをつけ、フードコートバーガーキングへ。これが大当たりだった。

日本にないクロワッサンサンド、このカリカリベーコンの食感たるや!

付け合せのハッシュドポテトも揚げたてで、小さいタイプパリ感を存分に楽しめる。最高!

ハワイ最後食事にふさわしい。カロリーは考えない。

費用の目安

7泊9日

ヒルトン代を抜いて100万くらい…もっとかな?

決済タイミングが各々異なり、都度家計に組み入れてるのであんわからんというのが正直なところ

1ドル145円くらいだった気がするが、バケレンは先に払ったり決済タイミングが異なるので当てにならん。

あと、ソニー銀行外貨ビット積極的に使ったので、それで費用を抑えている部分もある。

外貨預金に入っている外貨をそのままデビットカードで使えるので、安い時に外貨を買っておいて(これが難しい!)それを使えば実質安いレートを使えるわけだ。

Wiseが有名か。なんでもいいと思う。

自分は結局142円くらいで仕込んでたと思う。大して安くない……。

旅行まで外貨定期で運用したりもしたので、少しは抑えられてるはず。

あとJCBカード優待マジで使えるのが多いので、積極的に使えば良いと思う。

あぁーーーハワイまた行きたいなーーー

Permalink |記事への反応(1) | 21:36

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-07

anond:20251007001846

「何の権限もない帳簿作業」というのは確かにそうだなあ

まとまったお金殆ど口座引落だから(それは全部記録してる)

管理してもらってるのは食費と買い物代、子どもにかかるお金ぐらいなんだよ と言っても殆どそれが家計の全てかもしれんが


パートなあ

子どもいないときは妻がパート行ってたんだけど 2年ぐらい

疲れない範囲だと週3日とかだし、何かと不都合が多くて辞めてたか

そこの給料は妻が自由に使ってた、たまに友だちと遠出したりとか

行けとも行くなとも俺は言ってない

今でも行きたいならおおそうか、って承諾するつもりだけど

しんどいのに無理せんでも……という気持ちの方が強いか

というか、(極端な話になるけど)パートやるぐらいならフルタイムで頑張ってほしい それなら俺が仕事スタイル変えてでも合わせたい ストレスに見合わんだろパート仕事って

(元増田)

Permalink |記事への反応(0) | 10:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251006143948

いまだに家事育児家計費で等価交換できると勘違いしてる人がいるが、交換できるのは、主体的育児家事だけ。

そんな節約するより、増田嫁が働いた方が手取りは増える。

から増田増田嫁が安心して働けるレベルまでに主体的育児家事に取り組めばいいと思うよ。

Permalink |記事への反応(0) | 09:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251006143948

家族のために家計のこと考えてくれてありがとう自分家計を助けるために普段仕事を頑張っているんだけど、その中でストレス解消にたまに贅沢がしたくなっちゃうからそこを認めて欲しい。行き過ぎた贅沢があったら言って欲しい。見直すよ。

で終わりやろ

Permalink |記事への反応(0) | 08:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20251006143948

2点

1.奥さん自由に使えるお金が少ないのかも。

増田奥さんの小遣いをいくらと決めて、これはあなたの分だから自由に使うよう伝える。

2.家計は任せてるってことだから奥さんが月の生活費を設定しててそれがキツいのかも。

→どうしてるか聞いて、少なすぎたら増やすよう伝える。

これらの根拠は、私もお金はあるのにないと思ってケチになったことがあるから

私は働いてるんだけど、産休育休を経て復帰後も時短給料が激減したので、普段決済に使ってる普通預金口座の残高がかなり少なくなってしまった。

株と定期預金等で1000万以上はあったのでお金がなかったわけじゃないのに、クレカ引き落としできるか気にしないといけなかったり、どんどん減っていくのを見てると少しでも増やさないと!という気になってしまい、幼児がいるのに副業を探したり、ポイ活しまくったり、贈り物をケチったり、今思うとおかしくなってた。

奥さんもこれは教育費、車買い換え、ローンときちんとされてて、生活費いくら、と辛く設定して苦しくなってるかもと思ったのです。

うそう、漠然と将来が不安でもあったので(なるべく溜め込もうとする)、自分シミュレーションするか難しかったら独立系FPにやってもらったら、いくらまでは使えると安心できるかも。

『DIE WITHZERO』読んでもらったら完璧

Permalink |記事への反応(0) | 01:37

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp