Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録

「官公庁」を含む日記RSS

はてなキーワード:官公庁とは

次の25件>

2025-12-16

すみっコぐらし公務員副業 中編

(前回)https://anond.hatelabo.jp/20251215223916

つのエピソードを話したけど、俺はこういうタイプ人間だ。

仕事は正直したくない。査定が低くてもいい。"すみっコぐらし"がいい。それで毎日早く退庁して、自分にとっての『たましいの仕事』をするのである。なお、たましいの仕事内緒だ。絶対身バレするので。俺だって処分戒告は怖い。

ただ、人生はわからない。例えば、一番最初に配属された住民税部署で、俺は低い査定を受けた。先ほど書いたとおりである。それは当然であり、課長に嫌われたらそんなものだ。

課長」と書いたけど、従業員千人以上の会社だと、民間企業事業部長~本部長=地方公務員課長 くらいの扱いである。多くの地方役場では、最低限の決裁権を有した課長になるのは50代以降。行政権力を振るうにあたっては、相応の年齢や職務経験を要するという考え方である

若いうちから活躍したい人には厳しい業界である

でもさ、考えてもみなよ。若いうちから活躍しなくてよくて、定年までほぼ確実に勤め上げることができる組織の方が、社会人生活トータルでは幸せだと言えるのでは?

今の時代、超大企業でも査定が低い人は出向→転籍コンボ☆で片道切符になり、年収も大幅ダウンになる。それを考えると、公務員業界って、古き良き日本企業文化が残っている。

例えばビズリーチなどの転職サイト登録すると、求人側の企業PRでこういった文言が並んでいる。

「年齢や社歴に関係なく、実力次第でキャリアアップ

「常に新しいことに挑戦できる環境

あなたの成長を加速」

「常に刺激を受けながら成長できます

あなた情熱アイデアで、新しい価値創造

とかあるけどさ、別にそんなことしなくていいんだったら、そっちの方がいいんじゃないか。成長って、しなければならないからするのであって、しなくていいならそれに越したことはない。

社会人として成長しなければいけないのか?」という視点から物事を考える必要がある。これからはそういう時代かもしれない。少なくとも、公務員業界ではそれが可能である身分保障があらねばならない職務性ゆえに、どんな人でも無能理由にクビを切られることはない。

さてさてさて。でもなぜか、公務員人生の二部署目は……広報企画だった。

戦略とかプロモとか、仰々しい名前が付いてる部署だ。そこで広報グループの一担当者になった。例えば東京豊島区だったら、『広報しま』というのを月イチで発行してる。あなたがお住まい自治体でもそうだと思う。

ここでの数年間は、広報企画最前線で働いていた。ほかの比較的若手の職員達と一緒に。月に一度は上司と一緒に総務局長や副市長のところに行って、広報誌の内容を説明していた。

今これを読まれてる公務員や元公務員は「!?」と思われたのでは。どこの官公庁でも、広報誌を作る部署というのは、いわゆる花形ポジションである。優秀だと判断された人材がそこへ行く。

俺の査定は、自分でもわかってる。低い数字だった。マジのマジで標準以下。まあ、人事評価数字≠実際の処遇ではあるけれども。それにしても、なんで……と思ったが、思い当たるフシが2つだけあった。

ひとつめ。前の部署(住民税)から1人、若手職員を出して広報企画委員会に参加させないといけなかった。それで俺が選ばれて、その委員会の中で広報記事アイデアを出したり、交代でFacebookに市内名所の記事投稿していた。

ふたつめは『たましいの仕事』に関係する。公務員業界で言うと、社会教育生涯学習の分野である

自分自身の詳細な経歴や所属先を人に話したら「すごいね」と言ってもらえることが多い。特にじいさんばあさんの世代がそうだ。

俺は公務員仕事はできないけど、そっち方面の才能があった。それで、高校生大学生の時に、今勤めている市役所市長表敬訪問したことがある。指導者と一緒に。そして広報誌にも載った。

その頃の記録や記憶役場に残ってたんだとしたら、俺が評価を受けた理由がそれである。一部署目の上司パワハラで有名だったのもあるかも(ストレス耐性を評価された)。

ただ、広報部署でもダメダメだったんだよな。

広報記事アイデアは出せる方だったし、アイデアが枯渇したことは一度もなかったけど、それでもほうれんそう関係で失敗を繰り返した。仲間にも責められた。「やる気あんの?」ってさ。

「信頼されなくていいし、誰からどう思われてもいいですよ。やるべきことをやるだけです。結果が不合格でも悔いはないです」と返すと、「なんで?理解できない」って、ある先輩は言うんだ。

それで、いろいろ言い合ったけど、最後に言ってやったよ。

「誰かの悪口を言ったり、言われて気にする人ってのはね。自分に自信がないんです。自分自身を信じられる人だったら、ほかの人の意見は気にならない。それまでの人生で、自分自分を愛せるだけの自己確立してるんです!」って言った。あの頃は若かった!!笑

そしたら、その先輩は「頭がおかしい。基地外だよ」と言った。その直後、広報担当主査に注意されてたけどな。「不適切言葉を使うな」って。公務員仕事中にそんなこと言ったらダメだろ。

なお、その先輩は、俺より何個かだけ年上だったんだけど…とある職員が『旧約・新約聖書』を机の上に置いてたのを見て、「ああいうのを読む人は頭がおかしい」という発言をしていた。



自身の考え方を要約すると、「いろんな社会での自分を持ってた方がいい。リスクヘッジのために」ということだ。会社大好き人間仕事に全振りした結果、運悪くやらかして居場所なくしたらさ……自殺とかしたくなるんじゃないか

でも、いろんな社会での自分がいれば、そういうことがあっても大けがを負わない。だから俺は、『お金を稼ぐための仕事である公務員仕事とは別に、『たましいの仕事』を持ってることを大事にする。

参考までに、元厚生労働省事務次官である村木厚子さんの文章引用する。『日本社会の病を考える』という新書から

「杭の話」が日本組織に教えること

 間違った、失敗した。そう思っても、引き返せないということが、まま起こります。私の事件の時もそうでした。なぜあの時、検察は、何度もチャンスがあったのに、引き返せなかったのか、裁判が始まって、証拠の不備をさんざん突かれたにもかかわらず、それでも検察最後に、私に一年六月求刑しました。恐らく検察組織の中でも、特捜事件花形なのでしょう。そして間違ったと思っても、組織の中にいると、なかなか立ち止まれない。いったん組織として方針が決まって動き出してしまうと、その電車を止めるのも、自分だけ飛び降りるのも難しい。とても勇気がいるということです。

 そんな時、杭の話が役立つかなと思うのです。この杭の話は、昔、なぜ仕事と家庭生活の両立が必要なのか、なぜ労働時間の短縮が必要なのかと聞かれた時に、私がよくしていた話です。今の「引き返せない」という話にも通じるところがあるのではないかと思います

 大きな池があります。池の真ん中には杭が一本あります。一本の杭に両足をそろえて立っているのは不安定から、いつか池に落ちるのではないか不安です。でも、杭が二本あれは安定します。三本あれば、安定するだけでなく、動くこともできます

 仕事だけという生活はすごく危なくて、一本の杭に両足を乗せて立っているようなものです。そこだけが自分の全世界だと思ってやっている。でも、杭にしがみついている限りは見えないかもしれないけれど、視点を変えて、あたりを見回してみたら、二本目の杭、三本目の杭が見つかるかもしれません。

 仕事だけでなく、家庭生活とか、住んでいる地域のこととか、遊びや趣味世界とか、全く別の世界が周囲にはある。それに気づくことで、視野が広がり、自分も楽になる。そういう話ですが、これは組織の中にいて、ある部分しか見えずに引き返せない人たちにも通じる話ではないかと思います

 私の事件の時の検事たちも、途中から、こんなことやっていていいのか、このまま進んでもいいのかと思いながら、結局は、一本の杭の上に立ち続けていたわけです。日大アメフト部相手チームの選手に反則行為にあたる激しいタックルをした学生も、プレーした時までは、ずっと一本の杭の上に立っていたのでしょう。けれども彼は自分で会見をして、謝罪をして引き返した。学生が一人で会見をしたのはすごいと思います

 きっとそれまでは、一本の杭が自分の全世界であり、そこから落ちたらどうしようと思っていたのではないでしょうか。だけど思い切って杭から降りてみたら、地面があった。別の杭もあった。一歩足を踏み出してみたら、実は向こうにも杭がもう一本あった。なんだ、自分がこれまでやってきたこと、培ってきた価値観は間違いだった。そう思ったのではないか、と想像するのです。

 もちろん、全世界だと思っていた杭から足を踏み出すのはつらかったと思うし、苦しかったと思う。でも、自分はこんなことをやっていていいのか、このままでよいのかと思いながら一本の杭の上に立ち続けていることが、果たしてしかたかは大いに疑問です。 P.110-112



さっきの先輩や別の上司に言われたことがある。「あなた、この仕事趣味でやってるの?」ってさ。

その場で言ってやったよ。「趣味じゃないですよ。公務員副業でやってるんです」って。

その時は、なんとなく返答しただけだった。無意識だった。特に考えはない。

でも、今ではわかる。俺にとっての公務員仕事は純然たる『副業である。あの広報担当をしていた頃も、もちろん今だってそうだ。

こんなことを書いてると、「公務員本業に専念してくれ」というブクマコメントが飛んできそうだ。でも別にいいじゃん、税金給料もらってようと、営利活動利益から給料もらってようと。お金に色はない。どっちでも一緒だ。

最も重要なことだが、日本憲法はその第22条で職業選択の自由保障している。憲法地方公務員であるのは言うまでもない。

自分自身生き方について、考えていることがある。

とある小説に、こういう台詞がある。

たか田舎権力を持っただけの自分が、たか人間がつくったルールを破ったとて、所詮はいと小さきことにすぎない。神の創られた天の星も山も森も、微塵も影響されていないではないか

はてな民は出典小説まで含めて気が付くだろうけど、上のセリフ典型的詭弁なので注意。「盗人猛々しい」とはこのことである。※悪徳の栄え

ただ、俺の心境はこれに近いものがある。俺は、俺自身ルールで生きて、すべての責任を引き受ける。そういう生き方理想である

さて。広報部署には3年残留した。俺にしてはいい方である。その次の部署はいわゆる原課だった。広報企画みたいなスタッフ部門じゃなくて、事業をする部署である

上のエピソード2.で書いた建設不動産部署に異動になった。その部署には長いこと居座った。人事課から向いている判定を受けた可能性が高い。その判定を受けると、公務員でも3年異動ルール例外になる。

戸籍・税務・福祉だと、長い人だと十年選手がいる。彼ら彼女らは、専門職枠として認定を受けたのである。そんな影の制度がある理由は、弁護士を含んだ士業の人達渡り合う必要があるからだ。

これは蛇足になるが、戸籍部署を通り過ぎる時に見たことがある。弁護士の人が委任状?を持って、依頼者の離婚した元妻の子の住所を調べにきたのだが……戸籍部署職員が職権で拒否してトラブルになってた。

はてな民の人は、「そんなことしていいのか?」と思われるかもしれないが、実際できるのである法律にも「職権で回答しないことができる」旨が書いてある。警察からの照会であろうと拒否可能公務員業界では、「戸籍税金道路は強い」のである

ただし、弁護士からの照会を拒否するなど、特別措置をするにあたり、法律面をクリアーしているか判断をするために専門職枠の職員必要なのである

(続きは本日21:00までに)

Permalink |記事への反応(0) | 08:05

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-12-10

anond:20251210191219

じゃあ官公庁全部地方移転しよう!

Permalink |記事への反応(0) | 19:14

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-11-22

隠蔽行為リスクを軽視しすぎだ

「たとえ1mmのズレでも、目標地点の距離が遠いほど大きなズレとして反映される」という喩え話がある。もし外的要因(地球重力は除く。)に左右されず直進する物体があるとしたら、発射角がズレるほど目標地点から遠いところに着弾するだろう。

この論理隠蔽行為にも適用できる。

隠蔽とは「真相を覆い隠すこと」だ。

隠蔽といえばいわき信用組合不祥事記憶に新しい。迂回融資、無断借名融資などの不正行為に加えて、それらを告発しようとした団体反社会的勢力の力を借りて圧力をかけ、隠蔽しようとした。

問題発覚後も預金通帳の焼却、マスターデータの入ったPC破壊など証拠隠滅を行ったことが第三者委員会調査によって判明しているらしい。

本事案は、融資先の赤字企業が潰れないようにペーパーカンパニーを使った迂回融資をしたところから始まったようだ。しかし、赤字企業財政を立て直すには一社迂回融資金額だけでは足りず、いわき信用組合利用者の名義を無断で利用して不正融資する(=無断借名融資)など、雪だるま式不正行為が積み上がっていった。つまり、小さな不正行為隠蔽するための不正行為が積み重なり、大きな不正行為になった。

結果、昨年に金融庁から査察が行われ、今年の第三者委員会調査によりこれまでの不正行為がすべて明るみに出た。おそらく、職員もろとも今後数十年に渡って汚名を背負って生きていかなければいけなくなる。

さておき、先ほどの喩え話に戻そう。「たとえ1mmのズレでも、目標地点の距離が遠いほど大きなズレとして反映される」のだ。

換言すると、不正行為隠蔽することは、物体本来進むべきルートから外れたために、ルートから外れたこ自体を覆い隠すことを意味する。

しかし、直進する物体時間が経過するほど目標地点から距離が離れていき、元のルートに戻すのが難しくなる。つまり隠蔽行為のための隠蔽行為が増えていく。なにかミスが起きるたびに隠蔽を繰り返し、そのたびにコストがかかる。

隠蔽行為が露見したとき破壊力は凄まじい。組織社会的責任を果たさないということは、組織社会的信用(第三者から見た信用)を失墜させるということだ。社会的信用を失うと、一般企業であればあらゆる取引破綻する。たとえば、札幌市では従業員暴力を振るった建設会社レバンガ北海道(プロバスケットボールチーム)との事業が打ち切られた。必然的従業員賞与金額が下がったり、非正規雇用者のクビが飛んだりするだろう。

こんなことは馬鹿でもわかる話だ。

だが、内部統制実質的存在しない中小零細企業(もちろん、すべての中小零細企業ではない。)だけでなく、大企業でさえ不正行為隠蔽がたびたび取り沙汰される。これは内部の人間馬鹿なのではなく、意思決定が狂う組織構造企業文化によるものが少なくない。

そんなことになるくらいなら、問題が小さいうちに頭を下げるなり、示談するなりしたほうが余程被害は小さいまま、スムーズ解決する。

(俺の前職の連中はハラスメント事案などを気軽に隠蔽しすぎた。そのことが噂話として拡散され(しかも、当人たちの口によってである)、社会的信用を失いつつある。すでに採用難に陥っていて、信用回復の見通しは立っていない。不正を黙認した従業員イメージも下がるので、転職なども難しくなっただろう。)

ガバナンスの効いた職場なら積極的不法行為を犯し、問題を大きくする人材なぞ危なかっしくて使いたくないと判断するだろう。

仮に登用されたとしても昇進は見込めない。あるいは、昇進してもそこそこのところで転落するだろう。企業活動問題解決連続だ。わざわざ問題を増やし、問題を拡大し、損害を発生させるバカに上位の権限を渡すわけがない。権限を渡したらとんでもないことになるし、なっているところを何度も見てきた。


昨今はSNSの台頭によって情報拡散が早く、広範囲だ。株価ブランドイメージを気にする大企業コンプライアンスにはとりわけ気を使っている。昔からハラスメント気質企業文化だとされてた営業企業建築土木企業体質改善に取り組みはじめている。

そんな社会情勢の中、いまだに昭和価値観の色濃い前職の連中。上から下まで馬鹿ばかりだといいたいが、一番だめなのは意思決定であるトップだ。

切腹させるべきだ。

それがいちばん被害が小さく済む道だ。自分を含む周りの全てを破壊しながら、意地汚く座席にしがみつくつもりなんだろうか?

信用を回復させるためには、「罰則を受け入れ、損害を賠償する」という企業責任を果たすのが正解だ。

加えて、なにか問題が起きた時、当事者真正から話し合うほうが低コスト低リスクで済む。

隠蔽とは問題を覆い隠すことだ。問題解決を遅らせるほど手遅れになる可能性があがる。保身のために隠蔽するなど、愚の骨頂だ。


官公庁やそれに準ずる組織ならなおさらだ

Permalink |記事への反応(0) | 20:29

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-22

日本から日の丸が消えた

気づいたら、街から日の丸が消えていた。

祝日でも、学校でも、官公庁でも。

誰も撤去したわけではない。

ただ、「掲げること」も「捨てること」も誰もしたくなくなったのだ。

数年前、「国旗損壊罪」が改正された。

どんな形であれ、日の丸を「汚す」「破る」「捨てる」行為処罰対象になった。

たとえそれが古くなった紙旗でも、プリントTシャツでも、教室の隅で埃をかぶった小旗でも。

一度「日の丸」を手にしたら、生涯、責任を持って保管せねばならない。

そういう法律になった。

最初保守派が喜んでいた。

国旗大事にできる国になる」と。

でも次第に、誰も日の丸を使わなくなった。

買えば負債になる。

飾れば撤去できない。

壊せば罪。

から人々は、日の丸を避けた。

印刷業者は、誤って赤丸を使うことを恐れた。

運動会の旗も、弁当ピックも、パッケージデザインも変わった。

「赤丸」が消えた日本

白地に赤があるだけで「通報された」という噂まで流れた。

今では、子どもたちは「日の丸」を見たことがない。

教科書では「かつて国旗と呼ばれたもの」として小さく載っている。

でも実物は誰も掲げない。

ある教師印刷して授業で見せたところ、通報されたという。

理由は「印刷後に破棄した形跡があるから」。

──こうして、日本から日の丸は消えた。

法律は守られ、国旗尊重された。

からこそ、誰も国旗を持たなくなった。

国旗を守るために、国旗を失った国。

その空に今も、どこにも旗は揺れていない。

----

タグ

SF風刺社会法律国旗損壊罪ディストピア

----

もう少し「皮肉っぽく」や「ニュース記事調」など、トーンを変えたバージョン作成できます。どんな雰囲気にしたいですか?

Permalink |記事への反応(2) | 16:18

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-15

anond:20251013192216

役人栄えて国滅ぶ

恋愛結婚したいならば公務員になるのがベストだというデータが出ている

日本全体で子どもの数が減り続けている中で唯一キープしているのは「どこの家の子」か?

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3cde893858319d4a2b34979a67fcd2d892c9929d

2017年あたりを機に、「10-100人未満」「100-1000人」「1000人以上」の企業より官公庁の子ども数が上回った。2024年時点でも、官公庁が1位である。つまり、今の子どもたちで一番多いのは「官公庁の家の子」なのである

しかも、官公庁の子もの数は減ってはいものの、他と比べればその減り幅は小さく、安定している。やはり、給料や離職の心配がないからこその安定なのだろう。大事なのは、今この瞬間の所得ではなく、今後も継続して安定した生涯収入が得られるという安心感である特に地方においては、官公庁に勤めることが一番人気が高いとも言われている。

しかし、一番多い子どもが「官公庁の家の子」になってしまっていることこそが少子化の原因でもあるだろう。

何も官公庁人間が悪いわけではないし、彼らの結婚子どもの数を減らしたところで何も解決はしない。

が、2007年少子化担当大臣ポストができ、2010年旧民主党による子ども手当ができ、2023年1月に前岸田首相が「異次元少子化対策」なるものを掲げ、4月にこども家庭庁が発足したが、この推移だけを見ると官公庁以外はことごとく子どもの数が減っており、唯一官公庁けがキープしているように見える。

穿った味方をすれば、今までの少子化対策とは公務員による公務員のための施策だったのかと思いたくなる。もしそうであれば、成果をあげていると言えるだろう。

就職氷河期の時に公務員を増やしていれば、第三次ベビーブームが起きたと思われる

Permalink |記事への反応(1) | 22:02

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-10-02

anond:20251002151548

提示された文章

あと中小企業サラリーマンと言わなくて、労働従事者って言うんだよ。


これは事実として正しくありません。

用語確認

サラリーマン

日本俗語で「給与所得者」を意味します。会社規模(大企業中小企業か)には関係なく、雇用されて給与を受け取る人を広く指す一般的言葉です。

労働従事

法令統計上で「労働従事している人」を指す言葉であり、英語の workersengaged in work に近い意味です。中小企業に限らず、大企業官公庁個人事業なども含めて「働いている人」を広く表現する概念です。

法制度上の使い分け

労働基準法や統計資料では「労働者」や「従業者」という用語が使われます

サラリーマン」と「労働従事者」は法的にも行政的にも互いに置き換えられる用語ではありません。

中小企業からサラリーマンと言わない」という区別制度上・慣用上ともに存在しません。

結論

したがって

中小企業サラリーマンと言わなくて、労働従事者って言う


という主張は 誤り です。

正しくは、「サラリーマン」は俗語、「労働従事者」は法令統計で使う硬い表現であり、企業規模とは関係がない というのが事実です。

Permalink |記事への反応(2) | 15:23

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-17

anond:20250917075230

日本企業が範とした(大企業は丸々制度模倣したところも多いし、中小はその大企業さら模倣しているところが多い)官公庁では、革靴で来るけど着いたらスリッパに履き替える人が多い。

Permalink |記事への反応(1) | 23:30

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250917135011

官公庁とか

Permalink |記事への反応(1) | 13:50

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-09-12

anond:20250912151141

基準が厳しい官公庁ですら横流しされてるから優良企業から横流しされてても驚かないな。

廃品業者は金払いの有無にかかわらず信用出来ないと思う

Permalink |記事への反応(0) | 15:16

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-26

楽な仕事はないんだなぁ

本当に一部の人たちを除いて、どの業界でもしんどい話はよく聞くし、つまらない仕事(Bullshit job)は存在する。

ある程度仕事関係経験したり話を見聞きして

金融証券IT医療、士業系、製造系の仕事はなんとなく想像がつくようになった。そのうえで大変そうだなという印象。

総合商社保険系、デベロッパ系、不動産系、芸能系、広告系は未知の領域

官公庁仕事内容は知らないけど大変そうなことだけは想像がつく。

よく大学生が言うような「なにもやりたくない」状態になってしまった。やりたいことって何なんだろう。

30も超えてやりたいこと探しとか言うなよって感じだけど。

Permalink |記事への反応(3) | 01:43

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-21

FSD(Supervised)は日本実装可能かを検証する

2025/08/20テスラジャパン公式Xで、横浜みなとみらい周辺の一般道における公道テスト動画を公開した。https://x.com/teslajapan/status/1957986432926249405

動画では、ハンズオフで以下の挙動確認できる。


これらの挙動日本現行法規実装可能か、また「監視なし」でも可能かを、一次情報公的資料を基に判定する。

日本自動運転関連キーワードの超要約

UN R79(自動操舵

ステアリング関連の個別機能要件。ACSFの各カテゴリ(B1=車線維持、C=車線変更など)を規定カテゴリーCは運転者意図的操作で方向指示器を作動させることを前提に単一の横運動を行う。

UN R171(DCAS)

レベル2相当の縦横持続支援包括的型式認可する新規則。R79の制約を補完し、一般道の右左折支援車線変更支援障害回避などのL2支援対象化。

道路交通法の要点

実装可否の判定(2025/08/21時点)

事象一般道ハンズオフ前提)根拠・条件高速道路ハンズオフ前提)
交差点で右折矢印点灯後に右折開始 不可(一般道ハンズオン要求機能自体はR171でL2支援として対象化されるが、国内運用一般道でのハンズオフを認めない。参考:MLIT2024/06資料 条件付き可の見込み(交差点場面は高速では限定的ハンズオフは段階導入の対象領域
信号で停止し青で発進(信号対応 不可(同上) L2の継続支援としては対象だが、一般道ハンズオフは不可。参考:R171本文、MLIT資料 条件付き可の見込み(ハンズオフ領域の拡大に連動)
工事区間で閉鎖車線を回避 不可(同上)障害回避はR171の対象だが、一般道でのハンズオフ前提は不可。参考:MLIT2025/06資料 条件付き可の見込み(速度域、合図、DMS、抑止条件などの付帯条件下)
路上駐車車両の追い越し 不可(同上) 周辺交通とVRU配慮を含むが、一般道ハンズオフは不可。参考:UNECE本文 条件付き可の見込み(高速での低速物回避等に限定的適用
横断歩行者に優先を譲り停止 不可(同上) VRU配慮要件化されるが、一般道ハンズオフは不可。参考:UNECE本文 該当稀(高速は歩行者進入が想定外
ドライバー監視なしでの運転 不可レベル2は監視義務継続スマホ注視禁止道交法71条5の5) 不可(同左)

現行制度上で、実装が予想される日本のFSD(Supervised)

現行制度日本仕様のFSD(Supervised)が目指す絵は、だいたいこうだ。

交差点の右折矢印が点いた瞬間、システムは「今だ」と耳打ちするが、主役はあくま運転者ウインカー人間の出番、手はハンドルに残すのが作法である。もし膝の上で腕を組んで余裕を見せれば、数秒で警告が畳みかけ、支援はしれっと身を引く。北米の「手は自由、車は勝手に」の夢は、ここでは早送りで終わる。

信号では賢く止まり、青になれば「青だよ」とは教えてくれる。ただし「行ってよいか」は自分の目で決める。見通しが悪ければ、システム空気を読みすぎるくらい慎重で、運転者の加速のひと押しを待つ。信号は合図であって免罪符ではない、という教育が徹底されるわけだ。

工事コーンが並ぶ場面では、基本「ちょい避け」+低速。完全なレーンチェンジ一般道では控えめ、合図は人間、進路の意思表示は軽いトルクで上書き、という分業制である。手を離せば、DMSが「握って」と催促する。工事現場で一番存在感があるのはパイロンでも重機でもなく、その警告になるかもしれない。

路上駐車の追い越しは、対向分離のない道ゆえに、対向車線へ大胆に踏み出す発想は封印。微小オフセットでスッとかわし、対向が見えた瞬間にサッと戻る。安全マージンは厚め、演出は薄め。北米の「スッと出てスッと戻る」は、ここでは「そっと出て、そっと戻る」に翻訳される。

横断歩行者には早めに気づき、素直に止まる。再発進は運転者が周囲を見て、合図して、そっと踏む。相手が戸惑えば、システムは強引に割り込まない。せいぜい控えめに促して、「決めるのはあなた」とハンドルを返してくる。主客転倒は起きない設計だ。

ハンズオフの扱いは総論として簡潔で、一定時間警報放置支援解除。つまりAutopilotのと変わらない。まとめるなら、北米の「映画みたいな自動運転」は、日本では「教習所優等生みたいな支援運転」になる、である

ナビはよくしゃべるが、交差点が複雑になるほどハンドルは寡黙になる。案内は饒舌、操舵は保守的責任はずっとあなた。速度もまた、標識地図車両法規の“低い方”に合わせ、越えそうならそっと抑える。画面には「支援中」「要監視」が常時明示され、取扱説明書は「L2は運転者責任」をこれでもかと刷り込む。派手さは薄いが、合格点は堅い。そんな“日本語訳されたFSD”が現行制度の答えである

可でなかった項目に必要制度改正

まとめ

一般道でのハンズオフは不可

FSD(Supervised)の挙動自体はR171(DCAS)の枠で型式認可対象になり得るが、一般道におけるハンズオフ前提の実装は現時点では不可である

高速道路についてはハンズオフを段階導入する国内方針が示されており、条件付きで可の領域が拡大する見込みである。一方、ドライバー監視免除対象外であり、一般道・高速を問わず運転者責任継続する。

北米のFSDへの期待は禁物だが、、

しかし、X上ではTeslaAIが当該動画を以下のように引用している

Testing FSD Supervised inYokohamacity south ofTokyoone ofthe firstJapaneseportsthatwas opened to foreign trade🇯🇵

https://x.com/Tesla_AI/status/1958012898707460488

テストされた横浜は1859年に外国貿易港として開かれた歴史を持つ。過去ハリス日本開国を迫った歴史があるように、今回のテスト公開が閉鎖的と見なされがちな自動運転法規開放的運用へ、海外から圧力として作用する可能性はある。

注記

記事は公開資料に基づく技術法規の整理であり、法的助言ではない。最新の運用官公庁告示審査実務に従うべきである

Permalink |記事への反応(0) | 18:43

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-17

anond:20250817100132

元増田学生かもしくは別業界なのかな

そうは言うが実際大手SIerや未経験文系20年以上採りまくってるし、特に女子比率をあげたいからここ10年は女なら文理問わず無条件と言っていい感じで採りまくってる

大手SaaS企業も同じ

あと官公庁からBPOを教われというが、そもそも官公庁にそれを仕込んでるコンサル戦略IT開発、BPOまで全部やってSIerを干上がらせてるから富士通データも対抗してコンサルやってるんだよ(てか、そもそも日本SIerっていうのはBPOで飯食ってんだよ)

経験中途も第二新卒どころか20代なら(多少素養がありそうなら30前半でも)バンバン採ってるよ

このどれにもあてはまらないのにネット情報教材に乗せられた人は…すまんな…

個人開発からコミュニティ広げてリファラルとか、零細SESシバキあげられるとかして経験積んできてくれ

いうてそこまで困ってないんだよね、学生入れ食いなんで

Permalink |記事への反応(0) | 23:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

医療業界頭悪くない

病院人手不足です」

求職者「働きます

病院「未経験はいりません」

求職者「じゃあ諦めます

病院人手不足です」

求職者「働きます

病院「未経験はいりません」

ずっとこんな感じじゃん

官公庁関係BPO業務やってる会社から仕事分解して未経験者がこなせる難易度に落とし込むノウハウ盗んだ方がいいんじゃねえか?

Permalink |記事への反応(2) | 20:58

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

anond:20250817100132

官公庁関係BPO業務やってる会社から仕事分解して未経験者がこなせる難易度に落とし込むノウハウ盗んだ方がいいんじゃねえか?

経験者でもできるような作業AIがやるからなぁ

Permalink |記事への反応(0) | 16:10

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

IT業界頭悪くないか

IT人手不足です」

求職者「働きます

IT「未経験はいりません」

求職者「じゃあ諦めます

IT人手不足です」

求職者「働きます

IT「未経験はいりません」

ずっとこんな感じじゃん

官公庁関係BPO業務やってる会社から仕事分解して未経験者がこなせる難易度に落とし込むノウハウ盗んだ方がいいんじゃねえか?

Permalink |記事への反応(29) | 10:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-08-01

anond:20250730165459

フェミというか対東京都の話になってしまうが

暇空に続こうにもスキームハードルが高すぎた。

官公庁全体の瑕疵を責めようとしても、相手側が本気で逃げたら一般人にはどうにもできないことを証明した事例だった。

金が潤沢にある無職が金を集めても法令ギリギリの線で黒塗りすればごまかせてしまう。

しかも金を集めるしても半端な金じゃ訴訟すらできない。

民事訴訟無駄遣いしてるから忘れられてるけど、行政訴訟でもアホほど金かかってて億単位事業場合その数%は着手金として弁護士に払わなきゃならないし、その弁護士を探すのも難しいときた。

暇空の一件見てて住民訴訟なんてシステム形骸化したシステムなんだなと実感したわ。

Permalink |記事への反応(1) | 01:01

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-07-09

anond:20250709120152

税金関係

官公庁関係すべて

Permalink |記事への反応(0) | 12:02

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-23

anond:20250623143303

この社会の異常性の原因の一つは、プリーストリーというイギリス発明家作家が始めて、アメリカ北部マサチューセッツペンシルバニアに飛び火したカルト

ハーバード大学ユニテリアン関連機関で、奴隷制維持派で、南北戦争も起こしてた

日本にはアーサー・ナップが来た

若者教育に熱心で民族主義を煽るタイプシオニズムナチズムも、統一もその流れ。

自民とか官公庁裁判所銀行業保険業不動産業メディアなど、社会に影響する分野に多いらしい。

団体利益のためなら何でもありっぽい利権団体だよ。利権に手入れしようとした政治家不審に死没していたりする。

彼らは他団体の成長をなんとしても妨げようとするから、汚いよ。

暗殺とか戦争は彼らには当たり前らしいし、他者団体発明家を毛嫌いしてる

Permalink |記事への反応(0) | 21:26

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-06-22

anond:20250622170613

今だいぶ緩いんだな

20年前に官公庁仕事したけど、末期は9時~翌4時までのデスマ半年続いたわ。会社辞めたけど

Permalink |記事への反応(0) | 17:09

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

SEやってて官公庁向けのシステム作ってんだけどさ

腐れ公僕のゴミカス国民様に向かって失礼なことほざくんだけど

税金泥棒ゴミが囀ってんじゃねえよ

黙ってこっちの要望はいはい言ってろや税金泥棒

ちょっと納期遅れるくらいでごちゃごちゃうるせえしよー

税金で生きてるクズカス納税者様に反論していいと思ってんのかよ???

Permalink |記事への反応(2) | 17:06

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-31

公務員予備校講師してるけど限界

※現役会社員です。身バレ防止のために小説風にしてます

普通に体験談を書いて、Geminiに小説にしてもらいました

※書くのは非常識だとは思いますが、それくらい罪悪感が強いです



収容人数40人程度の教室の中で、教壇上にある蛍光灯の白い光が、『スーパー過去問ゼミ』のテキスト文字を無機質に照らし出す。俺は増田、三十代半ばである都内にある某公務員試験予備校で、もう八年以上も予備校講師をしている。担当は主に面接対策論文指導だ。

今もこうして夕方以降の時間帯に、19~23才程度の若者向けに、公務員試験合格するための要諦指導する日々である

採用から数年間は以前は筆記試験だけの指導をしてたが、幸いにも早めに昇進することができた。筆記以外の面接とか論文なんかも指導するようになった。正直、新卒予備校入社した人よりもスピード出世である

増田先生。この間の模擬面接フィードバックの文ほしいんですが!」

休憩時間になると、熱心な受講生たちが俺の元へ寄ってくる。彼らの目は真剣のもの

公務員という安定した職を、社会に貢献できる仕事を求めて必死努力している。その情熱は本物だし、俺も全力で応えたいと思っている。表向きは。

正直に言う。俺はこの仕事限界を感じている。

公務員になりたい、という彼らの動機は様々だ。「親が安心するから」「福利厚生がしっかりしているから」「クビにならないから」。もちろん、「住民のために働きたい」という崇高な志を持つ者もいる。残念ながら少数派だ。

問題は、明らかに公務員という仕事に向いていない、と感じる人間が少なからずいること。先ほど熱心な~と書いたが、熱心な子というのは、10人中で2人もいれば多い方だ。

例えば、先日の模擬面接でのこと。鈴木君(仮名)は、典型的な指示待ち人間だ。質問に対して自分言葉で考えを述べることができず、用意してきた模範解答を棒読みするだけ。

「もし、あなた判断対応しなければならない緊急事態が起きたらどうしますか?」

って意地悪な質問をすると、彼は完全にフリーズした。こんな人間が、災害時や突発的なトラブル最前線に立てるだろうか。市民安全を守れるだろうか。

あるいは、佐藤さん(仮名)。彼女コミュニケーション能力に著しい欠陥がある。人と目を合わせるのが苦手で、声も異常に小さい。グループディスカッションでは一言も発せず、ただ俯いているだけ。

こんなんじゃ、窓口業務市民と円滑なやり取りができるとは到底思えない。クレーム対応など想像するだけで恐ろしい。

他にも、社会情勢への関心が驚くほど希薄な者、責任感が欠如しているように見える者、平気で嘘をつく者。挙げればきりがない。

予備校事務窓口でもそうだ。たまに、はてな匿名ダイアリーでもさ。「クンニ」とか「テクウヨ」とか「下方婚」とか「売国先生」とか意味わかんねえコメントしてる人がいるじゃん。

たまに彼らの長文コメがあっても、何を言ってるのかわからない。話の内容が伝わってこない。そういうレベルの受講生が普通にいるのだ。

おいおい、なんだ?面接試験では「私の長所クンニです('ω')」とか「少子化を防ぐためには下方婚を増やす必要があります」とか答えるのか??

こういう人は、公務員になってはいけない!と断言できる。いや、仕事からやるけどさ……合格すれば俺の実績にもなる。



というわけで、彼らがもし、この予備校で叩き込まれテクニックだけを頼りに、運良く筆記試験突破し、面接を乗り切ってしまったら?そして、どこかの国の地方支局とか、市役所県庁職員になったとしたら?

想像するだけで背筋が寒くなる。迷惑を被るのは、まぎれもない住民さんである煩雑手続き、待たされる時間、要領を得ない説明、そして、いざという時に頼りにならない行政サービス

彼らのような「不適格者」が公務員になることで、社会全体の不利益につながるのではないか果たして、俺は社会のためになる仕事をしているのか。

これって、数年前にはてなブログ書評(基本読書の人など)で話題に上がったブルシット・ジョブではないのか?いや、ブルシットはまだ畑の肥やしになるからいいが、俺の場合は、もはや反社会性すら帯びている。

だが、俺の仕事は彼らを「合格させる」こと。それが予備校講師としての使命であり、存在意義なのだ

彼らがどんな人間であろうと、筆記試験で点を取る方法を教え、面接で好印象を与えるテクニックを叩き込む。弱点を隠し、長所を最大限にアピールする方法指導する。

鈴木君、緊急事態質問には、まず『冷静に状況を把握し、上司に報告・相談します』と答えるのが定石だよ。自分判断を求められていてすら、まずは組織として対応することを強調するんだ。それが公務員試験ではポイントが高い。いいかい、あなた言葉は、組織言葉なんだからね」

佐藤さん、声が小さいのは不利だ。面接官に聞き返されるだけでマイナス評価になる。呼吸を意識して、大きな声を出す練習をしよう。アイコンタクト大事。難しいなら、相手の鼻のあたりを見るといい」

まるでペテン師のようだ、と自分でも思う。騙している先は霞が関にある官公庁や、うちの予備校のほどなくにある東京都庁、そのほか地方自治体。ものすごく女衒的で、ありえないほど罪深い。そんな仕事だ。

俺は、本当は適性がない人間に、あたかも適性があるかのように見せかける技術を教えている。彼らの合格は、俺の指導力の証明であり、予備校の評判に繋がる。給料だって、それによって支払われている。

俺が面接指導した子は、この八年間で、新人時代を含めると……少なくとも300人を超えている。延べ人数でカウントしていいなら、千人を超えている。ナンパ自慢の人数かよ。

このうち、予備校から増田君の寄与があった」と見做されたのは100人程度。その中に、筆記の模試がぼろくそだった人が含まれるのはいい。本人の努力の結果だからだ。教師名利に尽きる。だが、その中には、前半あたりで述べた「不適格」な人間を相当数含んでいる。それが今でも後悔になってる。

正直、公務員試験面接なんて、一部の難関(国家総合職裁判官都庁・労基や財務など国家専門職)を除けば、パターン暗記で対処できる。

うちの予備校が、毎年人事院都庁特別区情報公開請求(※)して、個人情報を黒塗りにしたうえで採用試験実施要領の資料提供をいただいているのだが、試験の要領的に……「面接官は完全な機械的採点をしている」ことがわかっている。民間企業に比べると、○○だったら何点とする、みたいな基準がはっきりしている。

なんでそうなるかというと、「公平性」を保つためだ。公平・中立平等を基礎基本とする彼らにとって、それはとても大事ことなのだ。

彼ら面接官というのは、管理職クラスではあるものの、これまでの人事経験はほぼゼロである。そんな人達たかだか数時間研修で「面接官」にするには、面接試験を(初心者向けに)完全構造化するのである。結果として、相当無難な採点基準での面接試験につながるというわけだ。

※…試験実施要領を公開してくれる官公庁もあります地方自治体だとあまり公開してくれない。よって、若手の予備校講師国家地方を問わず公務員試験(作文・面接含む)を受験してデータを得ることもあります。私が若手の頃ですが、都庁特別区採用試験合格したことがあります



先ほどの「ブルシット・ジョブ」という言葉だが、つい先日知った。クソどうでもいい仕事、とでも訳すのだろうか。社会にとって何の役にも立たない、むしろ有害でさえあるのに、なぜか存在し、給料が支払われている仕事。まさに、俺の仕事のことではないか

社会に貢献したい――という純粋気持ち公務員を目指す若者応援したい。その気持ちは嘘じゃない。しかし同時に、明らかに不適格な人間テクニックだけで公務員にしてしまう手助けをしている。

やっぱりこれは、反社会的な行為と言っても過言ではないのではないか

良心が痛む。毎晩、寝る前に罪悪感に苛まれる。俺が合格させたあの学生は、今頃どこかの役所で、市民迷惑をかけているのではないか。俺の指導が、誰かの不幸を生み出しているのではないか

辞めたい。心の底から思う。こんな矛盾と罪悪感を抱えながら、これ以上仕事を続けるのはちょっときついかもしれない。

でも……辞めたところで何ができる?俺には、この予備校講師という仕事以外に、特別スキルがあるわけではない。転職先がすぐに見つかる保証もない。家族がいる。生活を考えると簡単決断できない。

先週もまた、俺は教壇に立ったのだ。第二次試験採点対象になる論作文試験の全体講習である

目の前には、期待と不安の入り混じった表情で俺を見つめる受講生たちがいた。彼らの未来を、そして、彼らが関わるであろう住民未来を思って、俺は重い溜息をついた。

ハイ!じゃあ今日論文対策、始めま~す! みんな今日気合入ってんねぇ~(^^)」

笑顔が張り付けて取れない。

作り笑顔とともに、俺は講習用のテキストを開いた。

この罪悪感から、いつになったら解放されるのだろうか。

答えは見つからないでいる。

Permalink |記事への反応(10) | 15:22

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-30

これから全ての政治家は食べた米を、官公庁食堂等で出した米を公表すること

国民古米食べさせて自分達は新米食べるなんてことは無いよな?

Permalink |記事への反応(1) | 12:39

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-05-02

Web系はバカばっか

IT系利益あげなきゃ!とかいって米国企業製品を使い続け搾取される大国日本」ですね

WindowsOfficeAWSiPhone+iOS検索Google動画視聴はYoutube+NETFLIX、いや~学校病院官公庁をはじめ、日本企業も含めアメリカに貢ぎたい会社ばかりで本当にほっこりする

メシウマされてるのに変えようとしない日本と、アメリカの真似ばかりしようとしているIT技術者←特にWeb系はバカばっかりw

Permalink |記事への反応(3) | 13:14

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-24

飲み会きっかけに思ったこ


人間関係メンテナンスのことで。

先週は職場全体の飲み会だった。いわゆる歓送迎会というやつだ。都内にある洋風居酒屋で催された。

実は、ちょっと思うことがあった。あるヤツの行動にムカついてしまった。普段から問題行動を起こしがちなのだが、この時ばかりは頭に血が上った。

土日のうちに投稿しようと思ったけど、頭に血が上っていてイマイチな出来だった。さすがに数日考え直すことにした。わかりにくい箇所があったら読み飛ばしてほしい。

自分関東圏にある官公庁に勤めている。田舎地域だけど。

今回の主題について、まず言わせてもらうと、年齢に関係なくマナーがなってない奴がいる。

「周りを不愉快にさせないための態度や技術」がなってない。

目に余るヤツがたまにいて、イラっとくる。そういうヤツは組織を辞めてほしい。

周りを馬鹿にしてるのがわかってない。自分から喋らない奴のはまだ許せるのだが、話を振られても知らないフリやスルーをするヤツとか、上の人間にお酌を勧められても飲まない奴だ。人類社会のものバカにしている。

以下、そんなヤツのことを話していく。特定?はされないと思うけど、可能性はゼロではない

でも、別に特定されてもいい。そうなったとしても職場責任追及される可能性はおそらくない。ここで語る「そういうヤツ」の信頼度ゼロからである

今回は、自己責任というやつで書かせてもらう。それくらい(#^ω^)心頭なのだ。できるだけぼかすようにはする。



まず、上に挙げたのは、30前後の若手職員である。先週の飲み会では何の役割も果たさなかった。他部署では、幹事を引き受けたことがないし、新人時代は断ったことすらあるという。

さらに言うと、前の部署では職場の親睦会にすら入ってなかったらしい。

先週の飲み会は、六時半に約30人で、洋風居酒屋の広間を貸し切ってスタートした。ほかの若い職員連中が皆のビール瓶を用意したり、誰がどの席に座るか決めたり、年配社員を周ってどのお酒を飲むか聞いて回ったりしてるというのに、そいつは何もしない。まだ一応は若手だというのに、ほとんど手伝わない。

だがそいつは、さら限界を超過した。なんと、春の新人歓迎会飲み会だというのに、ビール瓶を持って全体の座敷を周ることすらしなかった。周りのことを仲間だと思ってないのだ。

いやマジで自分の直属の上司にすら酒を注いでなかった。ただ飲み食いしてるだけ(気持ちはわかる。一人七千円のコースだった)。飲み物ソフトバンク

ほかの一部の連中とは会話をしてた。少しだけど。飲み会の広間の端っこで、後輩や年配の人と一緒に飲んだりもしてた。でも、「みんな」と会話してるかって言ったら、そんなことはなかった。

そいつは、同年代飲み会幹事から、「お酌して回った方がいいですよ」と言われていた。

だが、そいつ普通に拒否したのだ。お酌をして回るのを。お前の近くにビール瓶あるじゃん。その瓶を持って回ればいいんだよ。ビール飲むのが嫌だったら、お前が今飲んでるウーロン茶のグラスを持ってお酌して回ればいい。

10年ほど前からは、公務員業界でも飲み会帰りに車を運転することは断固禁止となっている。それまではギリギリセーフだった。

でもさ、お前は自転車通勤か徒歩のどっちかじゃん。酒飲めるじゃん。法律としてはダメということになってるが、お巡りさんだって、イチイチそんなことで個別自転車呼び止めたりしないよ。

結局、そいつ最後までお酌をしなかった……社会不適合者が。うちがまともな民間企業みたいにしっかりした体質だったら、とっくに退職勧告を受けて追い出されてる。

お前は、新年度スタート飲み会で、お酌をして回ってないんやぞ。非常識だって理解できてないだろ??

そいつは昔もそうだった。ヤツは別部署での新人時代に、同じようなことがあって、社会ルール規律に厳しい上司飲み会の場で怒られていた。

そこでも上の人間や先輩方に「酒を飲め」って言われてたけど、結局従わなかった。で、「お前は辞めろ!!」って怒鳴られてたけど、「労働者自由です! そっちには行きません。自転車で帰るので」ってめちゃ大声で返してた。

何が悲しいかって、翌週に人事課に係員がひとりずつ呼び出されたんだよ。「先日、飲み屋トラブル起こさなかったか?」って。事情聴取だった。飲み屋店員か、近くにいた市民が告げ口したのだ。

あの時は悔しかったよ。なんで、協調性のないヤツのせいで事情聴取なんて受けないといけないんだ……。

法律よりも大事なことがある。そいつはわかってないのだ。

公務職場においても、法律や要綱要領で×となってることでも、市民のためを思えば……ということで、特別対応をすることはある。上司もそれで認めてくれる。国家公務員に比べて、杓子定規(※公務員業界では繁文縟礼という)ではない。地方公務員のいいところだ。



またムカつきが蘇ってきた。心臓(#^ω^)怒りでドクドク言ってる。そいつの勤務中の問題行動エピソードもいくつか列挙したい。

民間だったら、試用期間の時点でクビになってるレベルだ。公務員業界に試用期間はない。法律上はあるにはあるのだが、無条件で全員が採用になる仕組みになっている。意味ねえ。

(①職場での偉そう発言

 彼は俗にほうれんそうと呼ばれるものができない。とことん身勝手である。俺とはデスク位置が離れているのだが、それでも彼が上司から指導されてるのを何度も見ている。

 上司から「そんなに自分勝手なら自営業者にでもなれ」って言われてたんだが、そいつは「私の進退が私が決めることです」とかほざいていた。あと「私がどんな動き方をしても自由です、結果を出します」とか。一スタッフの分際で。民間でいうと平社員立場でこんなことをほざいている。

 あとは、同僚とのコミュニケーションミス咎められた時は「解決できる力はあるんです。やろうと思えばできますが、○○さんとの相性があまりよくないようです」だって馬鹿じゃねぇの。それを何とかするのが社会人としての責任じゃないのか。

 挙句の果てには、上司から「それで失敗して、どうしようもなくなったら?」って聞かれたら、「失敗を受け入れます。前に進むしかないのです」だってさ。お前に責任が取れるのかよ。ヒラの立場で。責任上司が取るんだよ。お前の行動のせいで。

(②仕事以外のことを鼻にかける)

 彼は仕事の腕前はダメだと思う。間近で見たことないけど。自分勝手だし、いつも自分ひとりで突っ込んでいくイメージだ。でも、彼のことを(彼がいない食事会で)悪く言わない人もいる。ベテラン勢の男女職員だと、彼が上司に今まさに怒られて弁解している最中でも、「ふむふむ」みたいに話を聞いてる。

 彼のよくないところは、過去の栄光を鼻にかけるところだ。彼は剣道が強かった。あれは俺が社会体育課にいた時のこと、彼が高校生大学生の時のことだ。剣道国民体育大会インカレに出場する際、青梅市体育協会の人と一緒に市長のところを表敬訪問したのだ。一年に一度、全国大会などで表敬訪問してたから、当時は比較的若手職員だった俺でも覚えてる。年配の職員だと、もっと覚えてるんだろうな。

 ヤツ自身も、剣道での実績を鼻にかけることはある。それらの実績は、もう過去ことなのに。仕事で失敗した後で、そのことで言い訳しようとしたこともある。

 いくら過去スポーツで実績出して、市内の道場剣道指導員もしてるからって、それは違うんじゃねーの? という発言や行動が多すぎるんである。実績出したのは認めるけど、仕事とは関係ねーだろ。

 ちなみに、上司や先輩が彼に「スポーツをやっていたとは思えん!」と言われたら、「私は学校教育には適していない人間でした。公務員キャラではないのでしょう」とほざきやがる。

 それを見て、どんな意図かはわからないが、ほかの年配職員を含む何人かはクスクスと笑っているのだ。バカにしてるような感じもするし、子どもをほほえましい感じで見てるような空気感もある。

 残念ながら、ヤツはスポーツしかできない人間である。それ以外はダメなのだ

(③手話事件

 これは結構前に窓口で見た光景なのだが。うちの部署のお客さんの中に、耳が不自由な人がいた。うちの部署産業系なんで、こういう福祉な感じの場面をニガテとする職員が多い。

 その時は、身振り手振りでコミュニケーション取ってたけど、ダメみたいだった。筆談しろよ!と間近にいた俺は思ったんだが、きっとできない事情があったんだろう。

 そしたら、最後最後でヤツで出てきて、その窓口のお客さんと手話で会話を始めたのだ。

「お前できるんかーーーーーーーいっ!!」

て、ブチ切れそうになったよ。なんで。なんでもっと早く出て行かんのや。最初に客が来てから20分以上経ってるだろ。同僚ピンチだっただろ。お前仕事バカにしとんのか??

 あなたが勤めてる会社ではどうだか知らんが、公務員業界におけるバイブルひとつ地方公務員法にはこうある。

(服務の根本基準

第三十条 すべて職員は、全体の奉仕者として公共利益のために勤務し、且つ、職務遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。



この全力規定根拠として、公務員副業禁止されている。それだけでなく、仕事中に舐めプすることも当然禁止。手を抜くことはできない。

しかし、ヤツはその禁を破った。手話ができるのにそれを隠していやがった。あのお客さん、相当不安だったと思うぞ? お前、すぐ近くでそれを観ていて、助けに入るのに20分かかるって、どういう神経してるんや? もうお前、それは「辞めてもらっていいか」って上司や人事に勧告されても文句言えんぞ?

(④理不尽発言ほか)

 でも、社会というのは不思議もので。いい人に限って早く市役所辞めるし、ダメな人とか問題のある人に限って残るんだよな。あーあ、もう怒りの感情が凄すぎて、語りすぎてしまった。ほかにざっとダメ発言を挙げると、こんなところだろうか。

ルーティン業務に対して「そもそもこの種のは、住民から申請必要なのですか?」と発言

 注;それは部署ルールに従うべきであって、お前が決めることじゃない

正規公務員副業でやる人がいても……それは本人の判断では? 職業選択の自由です

 注;誤り。特別権力関係というのがあって、公務員労基法日本国憲法まで含めて一部適用除外

自分には夢がありますし、目標もあります

 注;だから何? あってもなくてもいいから、仕事してくれ

・(飲み会最中)複数社会にいることで人生リスク回避をしたいです

 注;それはあなた自由だけど、職場には迷惑をかけないでね(^^♪

・(飲み会最中)結婚とかしないですね。事実婚とかはあるかもしれません。不自由はしてないです

 注;SHINeeeeeeeeeeee!!(※読み方はシャイニーではない)

ものを書くっていいことだ。ムカつきが収まってきた。

今の状態は、これでも「激おこぷんぷん丸である。その上位は何だったろうか。何年前に流行ったネタかは忘れてしまった。



ここからは、先週の飲み会の話に戻るよ。

の子は、飲み会中はほぼ1人でゆったりしてた。たまに誰かに話を振られて「うんうん」って相槌を打つのが基本だ。別にこんなのを視界に入れたくないが、席が近いので入ってしまう。

姑息にも、自分は喋らないのに、周りと同化して喋ってるフリをしていた。特に、直属の上司が近くを歩いてる時はそうだった。飲み物を注がれるのを回避してるのだ。

せっかく臨時職員さん(パートさん)が酒を注ぎにきても、そいつ烏龍茶を飲んでいて「自分は呑めないんです」とかほざきやがる。数年前に全く別の飲み会があった時、そいつが実は酒が飲めるのを見ている。

こういう飲み会で苦心した人を知ってる。例えば、ヤツと同じ職場の若手社員は、この飲み会運営するために必死こいてた。

開催前は、いろんな先輩や上司公務中にもかかわらず周って、おいしく安く飲める店を聞いていた。飲み会中は、若手連中はグラスや酒を並べるとか、みんなの注文を取るとか、二次会の前にはタクシーや代行を呼んだりしてた。

女の子は、上の人間や年配社員の席に近くに行って、クラブ嬢並みとは言わないが、話相手になったりしてる。

高校専門学校を出て就職したばかりの初々しい子も、内心ビビりながら職員全員のところを周ってお酌をしたり、その他いろいろしていた。

ある子は運悪く、ちょっと下品なこと(男性ビール瓶男性器に見立てて、相手のグラスに酒を注ぐやつ)だってされたけれども、ニコニコしながら酒呑んでたよ。きっと嫌だったろうな。

でも……みんな我慢してるのだ。それが社会だ。俺だって若い頃はそうだったし、どんな世代でも社会適応する必要がある。これはその一環であるバブル期と今の若者に違いなんてない。何千年前だって若者はいまと同じである。違うとしたら経済環境文化的価値観だ。

一番悲哀があるのは(先ほど書いた)臨時職員さんだ。昨日は、飲み会臨時職員さんが5人きてた。

会費が正規職員の半分だから来てるのもあるけど、その5人はみんな、飲み会に参加してる人全員のところを周ってビールのお酌をしてたんだよな。もちろん、そいつのところにも行ってた。

なぜそんなことをするかって、正規職員特に上司に嫌われると職場を追われるからだ。官公庁で働いている臨時職員人事権は、人事部署ではなく担当課にある。

そういう必死さには悲哀がある。個人的にはぜひとも応援したいところである彼女らの会費の半分は正規職員持ちだけど、別にそれでいいと思う。

だが、そいつは……お酌に回っている彼女らに対して「自分は、烏龍茶なんでお酌はいいです。お酒呑めないんで」と嘘をこいていた。マジでむかつく。氏ね



飲み会に非協力的なヤツは理解できない。普段人間関係って、常にメンテナンスし続けないと壊れてしまうだろう。家庭だって趣味だって仕事だってそうだよ。飲み会はその一環なのだ。それがわかってない。人間は、生きてる限りは繋がらないといけないのに。

いや、ただ……唯一褒めるところがあるとすれば、彼は、自己紹介タイムの時は堂々としてた。

自分フツーに頑張ります!」みたいな感じで、めっちゃ堂々とした感じで、自分が正常な人間みたいに振る舞ってる。新人は騙されるだろうな。見た目はブサイクではないし。

一応は、みんなから笑いを取っていた。それを見てる人達が「おー」みたいな雰囲気になってる。錯覚なんだけど。人を騙す天才である

結局そいつは、ほぼ飲み会の手伝いをすることもなく、まったりと1人につき7千円のメニューを堪能していた。

烏龍茶無限にグビグビ飲んで、約三時間飲み会が終わると、みんなの目を盗んでサーっと消えて行った。



あい自己中心的なヤツが年配になると、いわゆる老害職員になる。

職場歴が長いからって、偉そうな顔をして職場で好き放題に自己ムーヴを取るようになる。

それで、若い子が仕事が嫌になって、イマドキな会社転職していく。

これまで見た転職先だと、大学高校事務職員とか、リクルートとか、ITできる人だったらYahoo!とか、フリマアプリ会社とかコンサル業界転職していく。

有能な職員ばかり消えていくのは悲しい限りであるダメ職員に限って辞めない。

人事課もおかしいよな。ここは公務員業界なんだから公立小学校中学校高等学校で「社会不適合者」の扱いになる子は、採用してはいけないと思う。採用したんなら、己の間違いを正面から認めたうえで、きっちり試用期間で解雇すべきだ。

むかし俺が、市教委の学事課に在籍してた時に、業務の一環で、何人かの生徒さんの公立中学校内申書を読んだことがある。学校先生はしっかりしていて、社会不適合な感じの生徒さんには、きっちりとそう書くんだよ。受験で生徒の評価を行わないといけない、高校先生向けに。

内申書には「社会不適合者」とは書かないけど、「協調性に欠ける」「年齢相応の社会常識がない」「素行からして家庭教育が不十分と思われる」とか、ダメな子に対しては正直に書いてくれる。

中学生法律上は「児童」が正しいのだが、あえて「生徒」と表記するのが一般的

上のような評価を受ける子って、公務職場ではまず使えない。本来はクビにしないといけないのだが、今の地方公務員法その他の法律に不備がある状態であり、それができない。

「まず使えない」と書いたのは、例外があるからだ。うちの腸内SE(システムエンジニア)として情報課で働いてる子がいるのだが、彼は明らかにアスペルガー症候群である。だが……彼は普通に使えているようなのだそいつ上司が言ってた。

なんというか、適性がぴったり合っているらしい。そういう例外もっと生じればいいのだが。多くの発達障碍者にとって総合職事務職は望み薄だろう。



私は今40代だ。あと20年もしないうちに引退である。あっという間に過ぎていくのだろうが、それでも職場には思い入れがあるし、いい環境であってほしいと願っている。

これを読んでいるあなたはどう感じただろうか。もしあなたが、自分組織主催する飲み会に参加したことが何度もあるのだったら、ぜひ感想を聞かせてほしい。

ぜんぶ読ませていただく。

Permalink |記事への反応(3) | 21:32

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2025-04-19

anond:20250419095635

官公庁街なら、さいたま新都心にもできとるで

県なのに都心

Permalink |記事への反応(0) | 10:10

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

次の25件>
ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp