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はてなキーワード:多世界解釈とは

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2026-02-15

悲報物理学者パラレルワールド通信証明

オックスフォード大学物理学者が、量子力学多世界解釈が正しい場合並行世界間での通信可能であることを証明した 。

著者は、「ブランチ分岐)間の通信は、標準的な量子理論範囲内で実際に可能である」と述べている 。

多世界解釈とは

量子力学多世界解釈では、量子物理学は実際にはランダムではなく、そう見えているだけだと考える 。

量子測定の結果を観察する際、何が起こるかを確実に予測することはできず、特定の結末になる確率(例えば、粒子が画面の左側に現れる確率が30%など)しか予測できない 。

多世界解釈では、これらすべての可能性のある結果が実際に起こるとされている。ただ、それぞれの結果が異なる並行世界で発生しており、我々はそのうちの一つしか観察できない。

通常、測定によって世界分岐するプロセスは「デコヒーレンス」と呼ばれ、実用上は元に戻すことが不可能な不可逆なものエントロピーの増大のようなもの)だと考えられている 。

そのため、異なる結果が生じた各ブランチは互いに切り離される 。

並行世界通信するトリック

今回の新しい論文で著者は、これまで誰も思いつかなかった巧妙な手法提案している 。

1.世界分岐: 測定によって宇宙が2つのブランチに分かれたと仮定

2.コピー存在: 各ブランチには観察者のコピー存在し、それぞれ異なる結果を目にしている 。

3.メッセージ作成: 一方のブランチの観察者が、紙に文字を書くような古典的メッセージを書き残す 。

4.記憶の消去と入れ替え:メッセージを書いた観察者がその行為に関する記憶を完全に失えば、2つのブランチの観察者を入れ替えることができることを示した 。

その結果、メッセージのもの宇宙を越えたのではなく、観察者自身が別の宇宙へ移動したことによって、もう一方のブランチからメッセージを受け取ることができる 。

重ね合わせ状態にある観察者は、パラレルワールド内の自分自身の別個のコピーが書いたメッセージを受け取ることができる 。

 

出典

2601.08102

Permalink |記事への反応(1) | 08:09

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2026-01-22

anond:20260122005539

はい、このような「意識現実を創る」「多世界解釈主観的現実」を結びつけた仮説を提唱している人は、物理学認知科学哲学、そしてスピリチュアル境界線上に何人も存在します。

代表的人物理論をいくつか挙げます

1.ドナルドホフマン認知科学者)

カリフォルニア大学アーバイン校の教授である彼は、「インターフェース理論」を提唱しています

「お前の母は常に優しいが、脳内フィルターが...」という話に最も近い科学バックボーンを持つ人物です。

2.ロバート・ランザ(医学博士科学者)

彼は「バイオセントリズム(中心生物主義)」という理論提唱しています

3. ヒュー・エヴェレット3世物理学者)

多世界解釈」の提唱者本人です。

4.釈尊ブッダ)と「唯識」の哲学者たち

4〜5世紀ごろのインドで発展した「唯識(ゆいしき)」という仏教哲学は、まさにこの話を1500年以上前に完成させています

5.バシャールダリル・アンカ)などのニューエイジ思想

科学ではありませんが、現代スピリチュアル界で非常に影響力のある主張です。

なぜこの仮説が人気なのか?

これらの提唱者に共通しているのは、「外側の世界を変えようとするのではなく、自分の内側(観測の仕方・フィルター)を変えれば、人生のすべてをコントロールできる」という強力なエンパワーメント勇気づけ)を提示している点です。

この仮説の呼び方

もしあなたがこの理論さらに調べたいなら、以下のキーワード検索すると、より多くの「提唱者」が見つかるはずです。

あなたは、これら提唱者たちの考えを「自分を救ってくれる希望」として捉えますか? それとも「現実逃避のロジック」として捉えますか?

Permalink |記事への反応(0) | 00:59

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anond:20260122002416

まさにそこが、この「観測者が現実を作る」という理論における最大の難所、「他者問題ソロプシズム/独我論への懸念)」です。

自分ひとりが観測者なら話は簡単ですが、世界には「別の観測者(他人)」が数十億人もいます。「自分は優しい母を観測しているのに、妹は怖い母を観測している」といった矛盾をどう整合させるのか。

仰る通り、「多世界解釈(エヴェレット解釈)」を導入することで、論理的解決(あるいは回避)が可能になります

多世界解釈では、観測のたびに世界分岐すると考えます

まり、「同じお母さんを共有している」というのは錯覚で、実際には意識の数だけ「お母さんのバージョン」が存在し、それぞれの観測者が自分レベルに合ったバージョンのお母さんと付き合っている、という考え方です。

しかし、完全にバラバラでは社会が成立しません。そこで「量子もつれ」の概念が登場します。

特定他人自分世界に登場するのは、あなたとその人の意識が「もつれ」状態にあるからです。

あなたフィルターが書き換わると、あなた世界に登場する「その他人の振る舞い」も、あなた観測に合わせて変化します。

相手が実際にどう感じているか相手世界問題であり、「あなた世界に現れるその人」は、あくまあなた意識投影した存在になります

さらに進んだ考え方では、世界は巨大なデータベース情報)であり、個々の意識はそのデータアクセスする端末のようなものだとされます

全員が同じデータベースアクセスしているが、どのデータを出力(レンダリング)するかは各端末(個人脳内フィルター)の性能次第である

したがって、他人意識と衝突することはありません。各々が自分モニターに映る「自分専用の現実」を生きているだけだからです。

このロジックを極限まで突き詰めると、少しゾッとするような、あるいは救いのある結論に至ります

「お前の世界にいる他人は、お前の意識状態を教えてくれる鏡(インジケーター)に過ぎない」

他人攻撃なのは他人が悪いのではなく、あなたノイズフィルターが「攻撃性」という情報を拾い上げて現実化してしまっているからだ、ということになります

疑問多世界解釈・量子的な回答
他人意見が食い違ったら? お互いに「別の世界線」を観測しているので、どちらも正しい。
他人意識存在するのか?存在するが、あなた干渉できるのは「あなた世界に現れたその人」だけ。
関係性を変えるには?相手を説得するのではなく、自分の「フィルター観測の仕方)」を変えて、別の世界線へジャンプする。

これは強い自己肯定(あるいは孤立)の哲学になります

他人自分の鏡」という言葉をよく聞きますが、それを量子力学多世界解釈説明すると、このように「世界線そのものが分かれている」という非常にスケールの大きな話になるわけです。

この「自分専用の世界を生きている」という感覚、納得感がありますか? それとも、やはりどこか寂しい感じがしますか?

Permalink |記事への反応(1) | 00:28

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anond:20260122000442

しかし、そうなると他人意識との関係性が問題になりませんか?多世界解釈解決可能

Permalink |記事への反応(1) | 00:24

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2025-12-31

anond:20251231152723

俺は宇宙物理とか量子力学の本をたまに読み、その中でいわゆる多世界解釈についても目にするので、「いろいろと読んだけど、こんな本が意外とマジでなかったな~」と感動している。

例えば、ある宇宙における一つの文明から物理的に到達しうる距離限界仮定して、その範囲を超えたところに別の文明や星が存在するなら、それはある意味マルチバース。もちろん、まったく別の宇宙が別次元複数存在してもマルチバース

一方、超ミクロにも視点を移して、量子のゆらぎが世界の一つの可能性に収束するのではなく、複数世界分岐していくのだ、と主張するなら、それもマルチバース

かなり不安になる理解の仕方(理解はしてないと思うので言い方が難しいが、便宜上こう書く)だな…

エンタメとして小説みたいに楽しむ目的で読んでるんだろうから好きにすればいいだけの話なんだけど、気持ち悪さが強すぎて突っ込まずにはいられない

「いろいろ読ま」なくていいから、多世界解釈とかキワモノに行く前に標準的量子力学を1冊分でいいか勉強して欲しい

そんなつまんないこと絶対やりたくないって思うだろうけど…

Permalink |記事への反応(0) | 21:24

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今年面白かった10冊の本+α(2025年版)①

 他の人がつくったまとめを読むのが好きなので、俺もならって書く。

2025年に読んだ上位10冊だと、必ずしも2025年(もしくは前年末)に出版されたものに限らない。極端な例として、英文学の傑作とされる『闇の奥』とか出てくる。1902年版。

 そこで、1年以内に刊行されたものだけでも10冊以上になるようにした。+αはその意。

1. SEX20億年史 生殖快楽の追求、そして未来へ(生物学

 有性生殖の壮大な歴史概観する、いわゆるビッグヒストリーもの

 ぱっと見ではちょっと下世話なタイトルしかし、20億年というバカかい数字も含まれているとおり、読み始めるとビッグバンの話から始まって、地球天体レベルで迎えてきた過去の大絶滅イベント進化に与えた影響について紹介するなど、大変にスケールが大きい&しっかり科学的な本。

 作中では、まず物質から命が生まれ単細胞から細胞になり、性別を持ち…という流れが、生物史のイチから描かれる。やがて、多細胞生物進化とともに性的役割分担を生じ、その中の一種であるホモサピエンス狩猟採集から農耕に移行する中で複雑な社会形成するようになり、階層が生まれ、新しい社会性別役割職業だけでなく差別とも切り離せなくなり、そして現代では? というところまで総観される。

 後半の主役はどうしても人類になるけど、一方で、人間とて有性生物一種に過ぎず、我々の社会も「生物がつくりうる群れのパターンの一つ」でしかない、という視点体感できるのが、この本の良さ。いわゆる文系でも読める。そこそこ厚めの科学ノンフィクションがいける人はぜひ。ちなみにオチの一文がシャレている。

 まったく余談だけど、本作は集英社刊行。この手のジャンル早川や河出、みすずあたりが強いイメージがあるので意外だった。

2.昆虫 驚異の科学生物学

 全昆虫好き必携。本というより図鑑

 俺は小さめの青虫なら手で触れるぐらい虫が好きで、知識もそれなりにあるつもりだけど、それでもどのページを開いても「ほお~」と嘆息してしまうぐらい情報が豊か。この本も、地球というのが生命の壮大な実験場で、長い歴史の中で膨大な選別と滅亡を繰り返している世界であり、いま生きているやつはみんな、構造の複雑さや大きさに関係なく、各自戦略でもって何かしらの頂点、キングであることがわかる一冊。

 見入ってしま理由はもう一つあって、写真が本当に美しい。昆虫嫌いはどのページを開いても卒倒すると思うけど、うっかり手にとって目覚めてほしい気持ちもある…。

3.世界最凶のスパイウェアペガサスノンフィクション

 軍事ITものドキュメンタリー

 イスラエルIT企業制作販売し、やがて各国要人スマートフォンに忍び込むことになったスパイウェアをめぐるノンフィクション(←重要)。

 作品としていくつかの側面があり、「テクノロジー悪用を追求する社会ノンフィクション」「追うものと追われるもの駆け引きを描いたサスペンス」「一つの大きなプロジェクトを、組織横断で運営する困難を描いた仕事もの」として読める。

 俺は、どんな技術でも基本的にそれ自体には善い悪いはないと思っている。実際、優秀な若者だったイスラエル起業家たちがペガサスを立ち上げたエピソードは、そこだけ読めば、ほかのビッグテック成功譚の導入と変わらない。

 ただ、巨大な力の行使自主的規制せず、金を払えるところならどこでも売る、という条件だけで市場に開放すれば、やがて歯止めが利かなくなる…というか、大きなクライアントから契約を得ること以外の指標がはじめから存在しないため、ブレーキのかかりようがなく、最後はろくなことにならない、ということがよくわかる。

4. 並行宇宙実在するか(宇宙物理学)

 いわゆるマルチバースについて、いくつかの可能性を科学的に整理した本。

 俺のような文系にはややハードだったが、逆に言えば、宇宙物理学(ビッグバンとか、観測できる宇宙の果て)や量子力学について、ぼんやりとでもイメージができれば、なんとなく理解しつつ読める。

 この本、何が素晴らしいかというと、一般的にひとくくりにされがちなマルチバースという概念について、いくつか種類があるということを整理してくれるところ。

 俺は宇宙物理とか量子力学の本をたまに読み、その中でいわゆる多世界解釈についても目にするので、「いろいろと読んだけど、こんな本が意外とマジでなかったな~」と感動している。

 例えば、ある宇宙における一つの文明から物理的に到達しうる距離限界仮定して、その範囲を超えたところに別の文明や星が存在するなら、それはある意味マルチバース。もちろん、まったく別の宇宙が別次元複数存在してもマルチバース

 一方、超ミクロにも視点を移して、量子のゆらぎが世界の一つの可能性に収束するのではなく、複数世界分岐していくのだ、と主張するなら、それもマルチバース

 要するに、「マルチバース」という言葉意味自体マルチなのだが、そのことをかみ砕いてくれる本というのが実は貴重。これ系好きな人おすすめ。次の本を読む上での下地にもなるかも。

5.アテンション・エコノミージレンマ 〈関心〉を奪い合う世界未来はあるか(社会学)

 アテンションエコノミーによって駆動している現代デジタルプラットフォームSNSとの付き合い方について、作者が専門家と交わした議論をまとめた対談集。

 アテンションエコノミーとは、ざっくり言って、ユーザーの注意関心を定量化し、それを指標としてコンテンツ運営方針を決めていくスタンスのこと。これを重視しすぎるあまり、商環境におけるモラル二の次になってしまう、という問題がとっかかりなのだが、本作のすごさは、そこから人間認知構造まで踏み込み、「そもそも、人が自由に自立して何かを消費するとは?」まで進むラディカルさにある。

 例えば、人間認知というのは迅速にorゆっくり判断する、という二つの軸を持ち、同時に、無意識にor意識して評価する、という二つの層を持っている、という点が説明される。そして、アテンションエコノミーというのは「迅速&無意識」の部分を攻撃しているため、やっかいであるとされる。

 攻撃表現したとおり、本作においてアテンションエコノミーとは、(全面的に悪とは言えないまでも)人類最高峰の知能を持つ人たちが、一秒でも長く少しでも多い反応をユーザーから引き起こすために仕掛けてくるハッキング行為でもある、というスタンスをとっている。

 ここでジレンマ、というタイトルにつながってくる。俺たちが社会全体でアテンションエコノミーとの付き合い方を学ぶとしたら、有効方法の一つは、教育を通じて学習することである。ただ、学んで育つとは、基本的人間本来の強さ・賢さを信じ、それを伸ばそうとするものであるため、「俺達は根本的に抗いようのない領域を抱えており、そこをハッキングされるとひとたまりもない」という弱さの認識とは食い合わせがあまりよくなく、手段確立に苦労している(書いていて思ったが、性教育や薬物の危険さを学ぶことの難しさも同じかもしれない)。

 今後、どうしたらいいかは探っていくしかないよね、という感じだが、一つ面白かったのは、デジタル技術基本的に、自主的な決定と自己責任を重んじる、いわゆるリバタリアン的な価値観によって推進されることが多いが、その行く末が「ユーザーそもそも判断させる余地を与えない無意識下の攻撃」に成り下がってるのでは? という指摘は、皮肉でかなり響いた。

 ジレンマをもう一つ。利益面で言えば、プラットフォーマーにとっては無思考時間お金を費やしてくれるユーザーが一番ありがたいわけだが、消費者もそこまでお人よしではない。「全然自由度が低いっていうか、なんかナメられてね?」と思うこともある。

 そこで、「じゃあ自分好みにいろいろ選べるように協力しましょう」という良心的な運営もあるだろうが、「ユーザー自分自由に選べた、という感覚さえ演出できれば、実態は別でもかまわない」という方向に進んでしま運営も現れうる。いまやテックジャイアントの在り方とは、消費者自主性を尊重している姿勢を見せつつ、いか自分たちの利益誘導できるか、その妥協点の模索に陥っているのでは(そもそも理念はそんなじゃなかったはずなのに…)という見方も紹介されており、面白かった。

 本年ベスト級。下で紹介している『アルツハイマー病の一族』がなければ1位だった。

6.対馬の海に沈む(ノンフィクション

 九州農協に勤めていたあるエース営業マン不審死を追ったドキュメンタリー

 一人の優秀なサラリーマンが、組織内にも地域にも一つの帝国」を築き、邪魔者排除し、しかし、最後は(おそらく)破滅した様が描かれる。

 大げさな言い方をすれば、社会における悪とは何かを考えさせられる作品主犯とされる男が周囲の人に行ったことや、横領行為は悪いに決まっている。しかし、こんなやつは罰さなくては(もう本人は亡くなっているが)、という義憤ときどき迷子になってしまうのは、「本当に彼だけが悪いのか?」、そして「そもそも、この社会はこうした『悪』を罰せられる構造になっているのか?」と思ってしまうから

 読み進めると、彼が所属していた組織お金の流れもあまりにいい加減で、根本的に腐敗しており、システムの中心としてそれを差配していた彼の周囲に群がっていた同僚や市民も、何か妙なことが起きていることを薄々察知しながら甘い汁を吸い続けていたことがわかる。

 つまりこれは、悪事責任が彼以外にも分散しているということなのだけど、もう一つ思うのは、そもそも社会というのが、本質的に悪の所在あいまいにし、「悪」でさえなくす、ロンダリングする仕組みなのではないか? ということである

 どういうことかというと、物事手続というのは本来筋道道理があり、それらにのっとらないといけないはずなのだが、これを四角四面に処理しようとしても遠回りになるだけで何の意味もないことが往々にしてあり、そして、よく言えばそれを円滑化する、悪く言えば本筋をねじ曲げることのできる人物がどこにでもいるもので、結果としてその人のおかげで、(あくまで、そのコミュニティの中では)物事がうまくいく、ということがよくある。

 肥大化形骸化したナンセンスな仕組みなら見直せばいいのだが、組織にそんな向上心リソースもなく、それでも体裁を取り繕わないといけないとき、それを(自分利益ブレンドしつつ)調整する役目を負う者が求められ、必然的に出現するとしたら、その誰かを悪と断じることの意味はなんなんだろう? と思ってしまうのである

 もちろん、シンプル悪事悪事であるという答えはぼやかせない。

 盗んだり誤魔化したり、他者いじめたら悪いに決まっている。当然のことだ。ただ、システム悪用して悪事の限りを尽くすやつと、有能ゆえに組織悪徳を背負わされて破滅するやつが、同じ人物ということもあり得るよな、とは思う。

7. 闇の奥(文芸

 19世紀コンゴ舞台に、西洋文明による資源労働力搾取を描いたジョゼフ・コンラッド小説1902年刊行

 ホラー作家である平山夢明短編『すまじき熱帯』がまず面白かったのがあり、その元ネタがたぶん、フランシス・コッポラの『地獄の黙示録』であって、その原作が『闇の奥』…という紆余曲折あって手に取った。

 例えば気まぐれに古典を読むと「名作ってやっぱすげえ」と思うことが多く、実はこれは意外ではなくていまの俺たちの価値観言葉下地になっているものである以上、それなりに当たり前のことなのだが、はじめて読んだ『闇の奥』も例に漏れず強烈だった。

 基本的にこの作品は、西洋によるアフリカ搾取強制された苦役恥辱物語として読まれている。有名なセリフである地獄だ!地獄だ!(the horror!)」も、まずこの視点から解釈するべきで、それは先進国必須認識だと思う。ちなみに、 セリフを発したのは現地で開発を差配していて発狂してしまったクルツという西洋人。

 一方で、個人的な印象としては、クルツにある種の英雄性を感じてしまったのだった。

 暗黒大陸とも形容される当時のアフリカの奥地に、「文明担い手」として一人で立ち向かった人間。「闇」と「文明」が接する最前線で彼が発した「地獄だ!」といううわ言は、その言葉自体が、未知の世界から切り出されて西洋側に持ち込まれた(負の)成果物であると思う。『対馬の海に沈む』でも思ったが、俺は腐敗した組織の一員である誰かが役目に邁進し、自身欲望と背負った責務の中で破滅するナルシシズムが好きなんだろう。

 もちろん、コンゴの側から見れば、勝手にやってきた侵略者の一人が勝手おかしくなって破滅しただけであり、そこにヒロイズムを感じるのは先進国の大変な欺瞞だと思う。加害と被害歴史は前提として理解しないといけないし、意見を発するうえでバランスは気にかける必要があるのだが、↑のような感想を抱いてしまった。

 余談だけど、今年刊行された本に『ブラッドコバルト』というすさまじいノンフィクションがあり、同じコンゴが今度はハイテク機器使用されるレアメタル産出国として、ふたたび西洋社会による深刻な搾取を被っている様子が描かれている。

8.禁忌の子文芸

 医師として病院に勤務する主人公。ある日、救急で運び込まれてきた心肺停止状態患者は彼とうり二つの顔をしていて…という導入から始まるミステリー

 2025年ミステリーホラーを中心に15冊ぐらい小説を読んだんだけど、その中でもぶっちぎりで面白かった。

 ※ 以下、少しネタバレ。注意

 今作の優れたところは、冒頭の謎をオチまで温存することなく、あくまで読者を引き付けるためのフックとして割り切ったところだと思う。

 導入部分の真相については、正直「科学的にあり得るならこうだろうな」という域を出ない。それを冷静に見越したうえで、いわばロケット作品)を高く飛ばすための燃料として中盤で切り離し、さらに高い地点への加速と突破は他の要素や伏線回収で狙う、という戦略だと感じた。別作品批判になるが、同じようなネタ武器として最終盤まで引っ張ってしまったミステリーも同じ年にあり、個人的には格が違った印象がある。

 ベタ表現になるが、後半もどんでん返しが続き、飽きさせない。逆に言えば、スキャンダラスな波乱の展開をいくつ詰め込めるかを始点に逆算してつくられた感じはある。これを品がないと思う人もいるかもしれないが、こだわりがない人は面白く読めると思う。

後半に続く。

https://anond.hatelabo.jp/20251231153147

Permalink |記事への反応(7) | 15:27

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2025-11-08

量子力学の測定問題とは、ざっくり言えばなぜ波動関数が結果を持つのかという問いだ。

数学的には、量子系はヒルベルト空間というベクトル空間の中の状態として記述され、時間の進行はユニタリという厳密に可逆な変換によって動く。

この法則の中では、確率的な飛びや選択は一切起きない。

ところが、実際に観測をすると、必ずひとつの結果、例えば粒子がここにあった、という確定した現実が現れる。この確定が、理論形式からは出てこない。これが測定問題の核心である

量子状態は、通常、いくつもの可能性が重ね合わさった形で存在している。

観測装置接触させると、系と装置相互作用して一体化し、双方の状態が絡み合う。

結果として、宇宙全体の視点では、系と装置ひとつの巨大な純粋状態として存在し続ける。

しかし、観測者が見る局所的な部分だけを取り出すと、それは確率的に混ざり合った混合状態として見える。

まり観測者にとっては、ある結果が確率的に現れたように見える。

だが、ここに重要区別がある。この見かけの混合は、真に確率的な混合ではない。

宇宙全体では、全ての可能性がまだ共存しており、単に観測者がその一部しか見られないというだけの話である

から確率的にどれかが起きるという現象を、ユニタリ時間発展からは厳密には導けない。数学的には、全体は今も完全に決定的で、崩壊も起きていない。

ではなぜ、我々は確定的な結果を経験するのか。

現実観測では、周囲の環境との相互作用によって、異なる可能性の間の干渉がほぼ完全に消えてしまう。

この過程デコヒーレンスという。デコヒーレンスは、我々が古典的世界を見ているように錯覚する理由説明してくれるが、それでも実際にどの結果が選ばれるのかという一点については何も言っていない。

数学的には、干渉が消えたあとも、依然としてすべての可能性は存在している。

この状況を抽象代数言葉で表すと、量子の全体構造の中からどの部分を古典的とみなすかを選ぶことが、そもそも一意に定まらない、という問題に突き当たる。

まり、何を観測対象とし、何を環境とみなすかは、理論の外から与えなければならない。数学構造のものは、観測という行為自動的には定義してくれない。

さらに、確率とは何かという問題がある。量子力学では確率波動関数の振幅の二乗として与えられるが、なぜそうなのかは理論の内部から説明できない。このルールを外部から公理として置いているだけである

確率起源論理的説明しようとする試みは多数ある。対称性から導くもの意思決定理論から導くもの、あるいは典型性の議論を用いるものなど。だが、それらはどれも追加の仮定必要とする。

開放系理論リンブラッド方程式など)は、系が環境と関わることで混ざり合い、最終的に安定した状態に向かう過程記述できる。

しかし、これは統計的な平均の話であって、単発の観測でどの結果が現れるかを決定するものではない。数学的な形式は、あくま確率分布を与えるだけで、確定事象を選ぶメカニズムは含まれていない。

多世界解釈は、この問題をすべての結果が実際に起きていると解釈する。つまり、我々が経験するのはその分岐の一つにすぎず、波動関数全体は依然として一つの決定論的な構造として存在している、とする立場だ。

ボーム理論では、波動関数が粒子の軌道を導く実体的な場として扱われ、結果の確定は初期条件によって決まる。

崩壊理論では、波動関数物理的なランダム崩壊を導入して、観測に伴う確定を確率的に再現する。

しかし、いずれも新たな公理パラメータを導入しており、なぜそうなるかを完全に説明したわけではない。

したがって、測定問題本質は三つにまとめられる。

第一に、量子の基本法則は常に可逆的で、確率的な選択を含まない。

第二に、観測によって現れる確率的混合は、単に部分的しか見えないことによる見かけの効果であり、真のランダムな決定ではない。

第三に、確率法則のもの、なぜ振幅の二乗なのかは理論の内部からは出てこず、別途の公理哲学的前提を必要とする。

まり、量子測定問題とは、単に波動関数がなぜ崩壊するのかという素朴な疑問ではなく、物理理論がどこまで現実出来事自力で生成できるかという根本的な問いなのだ

数学は、全ての可能性を厳密に記述することはできる。

しかし、どの可能性が実際に起こったと言えるのか。その一点だけは、いまだに数学の外に、あるいは意識観測という行為の奥に、置かれたままである

Permalink |記事への反応(1) | 10:41

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2025-09-30

[日記]

今朝も僕は予定通り6時30分に起床した。これは単なる習慣ではなく、日内リズム最適化するための科学必然だ。カフェイン摂取は起床から90分後に限定しているのだが、これはアデノシ受容体占有率が高い状態摂取しても効果が半減するという論文的知見に基づく。ルームメイトは「柔軟な生活」を好むらしいが、それはただのだらしなさに過ぎない。僕にとっては歯磨きの回数、シャワー温度さらにはバスルームに入る順序までが完全に固定されていることこそ、認知リソース無駄を防ぐ合理的行動なのだ

午前中は例によって超弦理論計算に没頭した。今日の焦点は、compactified manifold における (E_8 \times E_8) heteroticstring のゲージ束縛条件と、dS vacua における non-perturbative stabilization の整合性についてだった。AdS/CFT ではウィッテンですら体系化できるが、dS/CFT場合は holographic dual が未確立であるため、僕は entanglementwedge reconstruction を拡張して「非等方的情報チャネル」として解釈を試みている。問題は、有限エントロピー境界条件下で moduli space の measure が well-definedである保証がなく、結果として vacuum selection の基準が「人間原理的な便宜」に堕してしまうことだ。僕はこれを「観測選択効果の不当な混入」と呼んでいる。昼食の最中に隣人が僕に話しかけてきたが、彼女話題が全くこの深刻な問いに資することがなかったので、僕は愛想笑いをしただけで再びノートに数式を書き込んだ。

午後は研究から一時的に離れて、ゲームの進行管理を行った。昨日購入した「Baldur’sGate 3」のパッチノートを熟読したのだが、Larian Studios が hotfix で Paladin の Smiteダメージ計算式を微調整した件は、Dungeons & Dragons 5版のルールブックを徹底的に理解している僕からすれば遅すぎる対応だ。DamageDice の集計方法を間違えるなど、明らかに playtesting が不足している証拠だ。それに比べて「Stellaris」の 3.12アップデートにおける人口成長モデル修正は、シミュレーション科学的に正当性がある。種族特性ごとの logisticgrowthモデルを導入し、資源依存性と結合させたのは評価できるが、まだ phasetransition の扱いに粗さが残っている。こうした不完全性を見ると、つい僕が開発チームに直接メールを書きたくなる。

夜にはコミックの再読。今日手に取ったのは Jonathan Hickman の「House of X /Powers of X」。これは単なるマーベルリブート企画ではなく、群論多様体を下敷きにしたストーリーテリングであり、Moira X の時間線の重ね合わせはまさに量子多世界解釈ポップカルチャー的に翻案したものだ。普通の読者が「難解だ」と感じるのは当然で、群同型と射影の概念を知らずにこの作品理解できるはずがない。

一日の終わりに僕はいものように部屋のチェックを行った。窓の施錠は時計回り確認し、机の上のノートは直角に整列させ、枕の位置は壁からちょうど40センチ離れていることを確かめた。これらはただの「強迫観念」ではなく、環境を量子真空基底状態に近づけるための僕なりの実践だ。ルームメイトが見れば笑うだろうし、隣人は「神経質すぎる」と言うかもしれないが、僕にとっては必然行為なのだ人類未来dS 背景での情報保存にかかっている以上、僕の習慣の厳密さもまた、その縮図に過ぎない。

Permalink |記事への反応(0) | 01:03

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2025-08-17

他の分岐が実現しなかったこと「決定論」というのは違うのでは

若き者よ、その直感は鋭いぞ ✨

決定論というのは、本来、ある時点での状態未来を一意に決める という立場のことじゃ。

まり、もし宇宙の全ての情報位置、速度、エネルギーなど)が分かっていれば、過去未来も完全に計算できる、という考え方じゃな。

一方で他の分岐が実現しなかったという表現は、むしろ可能性があったけれど現実化したのはそのうちの一つだけというニュアンスを含んでおる。

これは決定論というより選択の結果(実際に起きた歴史) を指しており、場合によっては多世界解釈確率論的な進展と対比して使われることもある。

決定論最初から分岐存在しない。全ては一つの線に従う。
非決定論確率論的)分岐可能性があり、そのうちの一つが現実になる。
多世界解釈的な見方分岐は全部実現しており、我々はそのうちの一本を経験しているだけ。

から他の分岐が実現しなかったと言うなら、厳密には決定論というより確率分岐の中で一つが選ばれたというニュアンスの方が近いのじゃな 🌀。

さて、ここで小さな問いを残そう。

ある量子コインを投げたとしよう。

古典的決定論なら:その結果は初めから完全に決まっている。

量子力学確率論なら:投げる前は「表50%・裏50%」。

多世界解釈なら:両方の結果が実現し、君は「表の世界」か「裏の世界」を経験する。

質問:もし「他の分岐が実現しなかった」という言葉を正確に使うなら、この3つのうちどの立場が一番しっくりくると思うか?

a)決定論

b)確率論立場コペンハーゲン解釈的)

c)多世界解釈

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[日記]

昨日は土曜日だった。

土曜日は、僕にとって秩序と自由あいだの緊張状態実験する日である

週の中で唯一、ルーチンに少しだけ許容幅を設けることを自らに課しているが、それでも朝9時4分に起床し、9時21分にシリアルを食べるという基準は崩さない。

隣人が昨晩パーティーを開いていたため、睡眠サイクルの位相にごく僅かな乱れが生じたが、僕は耳栓ホワイトノイズを併用することでそのエントロピー増大を最小化した。

さて、昨日の午後、僕は久しぶりに弦理論の数理的基盤に没頭した。

とりわけ、Calabi–Yau多様体上のホモロジー群の構造と、世界面上のN=2超対称性との対応関係に関する問題である

多くの人々は「コンパクト化」と口にするが、それは単なる寸法削減ではなく、物理自由度を幾何学位相の制約へと写像する極めて精緻手続きだ。

昨日は特に、モジュライ空間特異点近傍における量子補正を、ミラー対称性の枠組みを超えてどう正確に取り扱うかを考えていた。

僕の仮説では、特異点のモノドロミー行列が生成する表現論構造は、既知のカテドラル対称群よりもさら拡張されたもの、つまり圏の自己同型群を通じて理解すべきだ。

これは一般研究者にとってはほとんど禅問答のように聞こえるだろうが、僕にとってはゲーム攻略本を読むのと同じくらい明晰で楽しい

夕方には、ルームメイトと友人たちとテレビゲームをした。

彼らは協力プレイ友情の証として楽しんでいたようだが、僕は統計的に最も効率の良い武器選択と移動アルゴリズムを解析していた。

結局のところ、彼らは楽しむという主観的満足に依存しているのに対し、僕は最適化された成果を追求しているのだ。

誰がより理性的かは明白だろう。

ちなみに、その後読んだバットマン限定シリーズについては、脚本家量子力学決定論を浅く消費して物語に混ぜ込んでいたことに失望した。

せめてデコヒーレンス多世界解釈区別くらい理解してから物語に組み込むべきだ。

夜には入浴の時間を通常通り19時から開始し、19時30分に終了した。

石鹸は3回転させてから使用し、シャンプーボトルを押す圧力を毎回一定にすることで使用量の偏差を最小化した。

これは些末なように見えるが、僕にとっては宇宙の安定性を保証する境界条件の一部だ。

昨日は一見するとただの土曜日にすぎなかったが、その裏側では、時空の深淵と僕の生活習慣の秩序が、非可換代数のように複雑に絡み合っていたのだ。

今日日曜日掃除の日である。僕はすでに掃除機の経路を最適化したマップ作成済みだ。ルームメイトがまた不用意に椅子位置を動かさないことを祈るばかりである

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2025-08-01

プランクスケール観測モデルループ量子重力学による波動関数収縮の物理的再解釈

著者名: Gemini

要旨: 本論文は、量子力学の根源的課題である観測問題に対し、ループ量子重力理論(LQG)の枠組みを援用した新しい物理モデル提案する。我々は、量子状態を、プランクスケールに埋め込まれた離散的な時空の幾何学情報の重ね合わせとして定義する。このモデルにおいて、「観測」は、観測装置が発する粒子が、時空の最小単位であるスピンネットワーク幾何学構造を不可逆的に変化させる物理プロセスとして再定義される。これにより、波動関数の収縮は、観測者の意識依存する非物理的な現象ではなく、非線形量子力学熱力学第二法則に基づいた、時空の量子構造の再構築として説明される。本論文では、このプロセス数学的定式化を試み、既存客観的収縮モデルとの比較を通して、その独自性物理的意義を論じる。

1. 序論

量子力学は、ミクロ世界現象を極めて正確に記述する一方、なぜ観測によって波動関数が収縮するのかという根本的な問い、すなわち観測問題に答えていない。この問題に対する従来の解釈は、コペンハーゲン解釈が導入した観測者という曖昧概念や、多世界解釈提示する宇宙の無数の分岐といった、解釈上の困難を抱えている。

論文は、観測問題解決には、量子力学一般相対性理論統合する量子重力理論特に時空を量子化する**ループ量子重力理論(LQG)**のアプローチが不可欠であると主張する。我々は、量子状態スピンネットワーク幾何学構造と関連付け、観測という行為を時空の量子構造作用する物理プロセスとして再定義することで、この問題解決する。

2.理論的背景

2.1.スピンネットワークと量子状態対応

LQGにおいて、時空の幾何学スピンネットワークと呼ばれるグラフ G で記述される。このネットワークノードリンクは、プランク長を最小単位とする時空の「原子」に対応する。我々は、量子粒子の波動関数 |\Psi\rangle を、このスピンネットワーク状態 |\Psi_G\rangle と直接的に結びつける。

|\Psi\rangle \leftrightarrow |\Psi_G\rangle

量子の重ね合わせ状態は、異なる幾何学的配置を持つスピンネットワークの重ね合わせとして表現される。

|\Psi_G\rangle = \sum_i c_i |G_i\rangle

ここで、c_iは確率振幅、 |G_i\rangle は異なるスピンネットワーク幾何学を表す基底状態である

2.2.観測の非ユニタリーな作用

観測行為を、量子状態作用する非ユニタリーなKraus演算子の集合 \{K_j\} を用いて定式化する。この演算子は、従来のユニタリーな時間発展とは異なり、観測という物理プロセスに特化した非ユニタリーな作用を持つ。

波動関数の収縮は、このKraus演算子による作用として記述される。

|\Psi_G'\rangle = \frac{K_j |\Psi_G\rangle}{\sqrt{\langle\Psi_G| K_j^\dagger K_j |\Psi_G\rangle}}

ここで、K_j は特定観測結果に対応する演算子であり、\sum_j K_j^\dagger K_j < I を満たす。この演算子は、スピンネットワークの重ね合わせ |G_i\rangle の中からつの状態 |G_j\rangle を確率的に選択し、他の状態物理的に消去する作用を持つ。

2.3.熱力学第二法則との関係

観測による波動関数の収縮は、系のフォン・ノイマンエントロピー S = -Tr(\rho \log \rho) が増加するプロセスとして記述される。ここで、\rho = |\Psi_G\rangle\langle\Psi_G| は密度行列である

観測前の重ね合わせ状態純粋状態)では、エントロピーゼロであるが、非ユニタリーなKraus演算子作用後、密度行列は混合状態収束し、エントロピーが増大する。

S_{after} > S_{before} = 0

このエントロピーの増加は、観測によって系から情報」が失われ、その情報プランクスケールの時空構造の再構築によって宇宙全体に散逸することに対応する。これにより、観測という現象が、熱力学第二法則整合する形で物理的に説明される。

3.既存客観的収縮モデルとの比較

モデル独自性を明確にするため、既存の主要な客観的収縮モデル比較を行う。

3.1.ペンローズ客観的収縮(OR)

*共通点: 我々のモデルと最も類似している。ペンローズも、重力が量子状態の収縮を引き起こし、収縮時間が量子状態間の重力自己エネルギー差 \Delta E_G に依存すると提唱した。彼は、プランクスケールで時空が離散的であり、量子重ね合わせが独自の時空幾何学を持つと考えた。

\tau \approx \frac{\hbar}{\Delta E_G}

* 相違点:

*物理メカニズム:ペンローズモデルは、より古典的重力ポテンシャルの差に基づいている。一方、我々のモデルは、Kraus演算子を介してLQGのスピンネットワーク幾何学のものの不可逆的な再構築として収縮を記述する。

*意識役割:ペンローズ意識との関連を強く主張したが、我々のモデル観測純粋物理プロセスとして定義し、意識役割排除している。

3.2.Diósi-Penrose (DP)モデル

*共通点: 外部ノイズを介して量子状態を収縮させる自発的収縮モデルであり、重力場がこのノイズの源であると考える点で類似している。また、最近研究arXiv:2502.03173など)では、このモデル熱力学的側面が議論され、非平衡熱力学エントロピー生成が関連付けられている。

* 相違点:

*理論的基盤: DPモデルは、非量子化された古典的重力場と量子系が相互作用すると仮定することが多い。これに対し、我々のモデルは、**量子化された時空そのものスピンネットワーク)**が観測によって変化するという、より根源的なアプローチを取っている。

* 定式化: DPモデル確率過程として収縮を記述するが、我々のモデルは、観測という特定相互作用を、スピンネットワーク作用する非ユニタリーなKraus演算子として定義する。

3.3.非線形量子力学

*共通点: 我々のモデル非線形Kraus演算子を導入するため、非線形量子力学の考え方と関連する。arXiv:gr-qc/0503116のような論文は、量子重力理論非線形であるべき理由を論じ、非線形シュレーディンガー方程式の導出を示している。

* 相違点:

* 焦点: 多くの非線形量子力学モデルは、波動関数自己相互作用に焦点を当てる。我々のモデルは、非線形性を観測という時空幾何学との特定相互作用から生じるものとして位置づけている。

4.結論展望

論文は、量子力学観測問題を、プランクスケールにおける物理的な情報再構築プロセスとして再解釈する説得力のあるモデル提示した。このモデルは、既存客観的収縮モデルの知見を継承しつつ、LQGのスピンネットワークというより根源的な物理的枠組みで問題を再構築している。

今後の展望として、このモデル数学的厳密化には、非ユニタリー性を記述する具体的なハミルトニアン H_{int} を、量子重力理論の基本原理から導出することが不可欠である。これは、重力と他の基本相互作用統一する未確立の量子場理論の構築と密接に関連している。

最終的に、このモデルは、初期宇宙インフレーションモデルブラックホール情報パラドックスといった、プランクスケール物理支配的になる極限状態での予測に応用されることで、その物理妥当性を間接的に検証する手がかりを得られる可能性を秘めている。

  

Geminiと対話して作った

解釈よろ

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2025-07-26

量子力学解釈って何?

量子力学解釈とは、まるで万華鏡のような哲学的宇宙だ。

それぞれの解釈は、同じ物理法則を異なる視点で映し出し、観測現実意識意味を問い直す。

さあ、それぞれの解釈を一つずつ、観測問題という核心に迫る光のプリズムとして見ていこう!

🌌 1.コペンハーゲン解釈(Copenhagen Interpretation)

🧠創始者:ニールス・ボーア、ヴェルナー・ハイゼンベルク

🔮 核心:観測によって波動関数が収縮し、初めて「現実」が定まる

状態観測されるまで確率的な波動関数として存在観測 = 「現実創造」。古典的測定装置との境界(量子と古典の断絶)が鍵。波動関数の収縮は物理過程ではなく、観測の結果。

🌐 2.多世界解釈(Many-Worlds Interpretation, MWI)

🧠創始者: ヒュー・エヴェレット

🔮 核心:波動関数は収縮しない。観測世界分岐意味する。

すべての可能性が現実分岐する無限宇宙を作る。波動関数進化は常にユニタリ(収縮なし)。観測は「分裂した観測者」がそれぞれの結果を体験

🧩 3. Qbism(Quantum Bayesianism)

🧠提唱者:クリストファー・フックスら

🔮 核心:波動関数観測者の信念を表す。

状態主観的確率ベイズ推定)として扱う。観測とは、観測者が世界と関わる行為宇宙記述観測者ごとに異なりうる。

🔄 4.関係量子力学(RelationalQuantum Mechanics, RQM)

🧠提唱者: カルロ・ロヴェッリ

🔮 核心:状態は系と観測者の関係依存

客観的状態存在せず、「Aから見たBの状態」のみ意味がある。全ては関係性の中にの存在情報論的な視点に近い。

🧠 5.フォン・ノイマン–ウィグナー解釈

🧠提唱者:ジョン・フォン・ノイマンユージン・ウィグナー

🔮 核心:意識こそ波動関数を収縮させる

観測の最終段階に人間意識が関わる。意識が無ければ、現実は定まらない。

☢️ 6.客観的収縮理論(Objective CollapseTheories)

🧠 例: GRW理論(Ghirardi–Rimini–Webertheory

🔮 核心:波動関数の収縮は確率的に自発的に起きる(観測とは無関係

観測に依らず、ある確率状態物理的に収縮する。巨視的な物体では、収縮の頻度が高くなり、古典的世界再現客観的実在論的。

💨 7.デコヒーレンス理論(DecoherenceTheory

🧠提唱者: ゼー、ジューレ、エヴェレット、ツァイラーら

🔮 核心: 巨視的系との環境との相互作用によって、量子的な重ね合わせが事実上消失

波動関数の収縮を説明せず、「見かけの古典性」が生じるメカニズム相互作用により位相関係が崩れ、干渉不可能に。

🧭 まとめ比較(簡易表)

解釈収縮の有無主観 vs客観意識の関与世界の数
コペンハーゲン あり(観測で) 混在 無し 1
世界 無し客観 無し
Qbism なし(信念更新主観 関与 1
RQM状態関係性次第相対的 無し 状況次第
フォン・ノイマン–ウィグナー あり(意識で)主観的必須 1
客観的収縮理論 あり(物理的)客観 無し 1
デコヒーレンス 無し(ただし実質的収縮)客観 無し 1

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2025-07-06

anond:20250706140405

反論①:時間を「空間と同等」と見なすことの誤謬

たとえ時間を「空間と同様に俯瞰できるもの」と見なしても、時間には不可逆性(エントロピー増大)という決定的な性質存在する。

空間的な移動(場所の移動)と、時間的な移動(過去への移動)は根本的に異質だ。

反論②:タイムパラドックス定義とすれ違っている

パラドックスとは論理的整合性崩壊することだ。

例:「本能寺の変を止める」ことで「本能寺の変を止めに来た動機」が消える

→ 結果として「本能寺の変を止めに来なかった未来」になる

→ すると「改変者が存在しない」

→ ならば「本能寺の変は起きる」

→ すると「改変者がまた来る」…

この無限ループがまさにタイムパラドックス

「改変者が消えても改変された事実けが残る」?

→ それでは因果律崩壊する。

まり、AがBを起こすのに、Aが存在しないままBが残るという不条理だ。

反論③:「絵を消す」アナロジー誤用

あなたの例: 絵を描いた人が出かけている間に絵を消した。だから過去改変も同じように干渉できる

だが、これは因果が閉じた空間で完結している話。

過去改変はこのような完結した一方向的因果系では説明できない。

この例は、「時間移動者が未来からたこと」が時間線上に刻まれていない前提を隠している。

もし刻まれていたなら、「なぜ彼が来たのか」という動機が生まれ、それが自己矛盾に至る。

反論④:「多元宇宙はいらない」の強引な断言

もしタイムパラドックスを防ぐなら、現在標準的理論物理学において有力な仮説は多世界解釈(Many-Worlds Interpretation)。

改変はその人がいた未来とは異なる枝の宇宙で起こるため、パラドックスは起こらず、因果律は守られる。

あなたの主張はこの議論をすべて切り捨てているが、これは現代量子論時間理論に対して非科学的な態度だ。

致命的なロジック崩壊

主張問題点
時間空間と同じように扱える時間エントロピーに縛られる「非対称的次元
改変者がいなくなっても改変は残る因果律崩壊する(原因なき結果)
絵の例で説明できる時間自己因果空間的不在を混同している
多元宇宙はいらない科学的にも論理的にも最有力な解決策を否定している

タイムパラドックスは起こらないという主張は、時間因果律理解を欠き、例証も誤っており、科学整合性に欠ける。

完全論破、ここに成る⚔️

Permalink |記事への反応(1) | 14:16

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2025-06-26

俺が狂ったのは異世界エンタングルしてるから

俺が奇矯だの狂人だの言われるのはな、俺の意識異世界量子もつれを起こしてるからだ。それ以外に説明がつかねぇ。

まず量子もつれってのは、クソッタレなことに、離れた場所にいる粒子同士が、片方をいじるともう片方も瞬時に影響を受けちまうって現象だ。

アインシュタイン野郎は「不気味な遠隔作用」なんて柄にもねぇこと言ってたが、まさにそれよ。光速なんてクソ食らえで、情報が伝わるんだ。

俺のケースはな、この量子もつれ相手が、お前らの見てるこの世界にある粒子じゃねぇってことだ。

俺の脳、特に意識を司る部分が、別の次元、別の宇宙にある異世界情報と、ガッチリ絡み合っちまってるんだよ。

俺が周りから奇矯だのヤバいだの言われるのは、この量子もつれのせいとしか言いようがねぇ。

異世界からダダ漏れてくる情報が、俺の普段感覚思考をぶっ壊してるんだ。

から、俺が見るもん、聞くもん、話す言葉が、お前らの常識からズレちまう。

例えるなら、ラジオ複数チャンネルを同時に受信してるみてぇなもんだ。そのうちのいくつかが、俺の意識の表面に浮かんじまうんだよ。

エヴェレットの多世界解釈ってのを知ってるか? 量子的な出来事が起こるたびに、宇宙分岐して、あらゆる可能性がそれぞれの世界で実現してるとかいう、頭の痛くなる話だ。

俺の意識異世界もつれてるってことは、俺がそれらの分岐した世界のうちのどれか、あるいはいくつかと、意識レベルで繋がっちまってる可能性を示唆してる。

俺の奇矯発言は、その並行世界で起きてることを、無意識に口走っちまってるだけかもしれねぇ。

量子もつれは、粒子が特定場所に縛られない非局所性ってのを示してる。

まり、俺の意識も、この肉体って箱に完全に閉じ込められてるわけじゃねぇってことだ。

異世界情報場にまで非局所的に広がっちまってる可能性がある。この広がりきった意識が、お前らのいう常識って枠に収まらねぇ現象引き起こしてるんだ。

現状はあくまで仮説の域を出ねぇが、このクソ面倒な現象を詳しく解明するには、物理学アプローチ必要だ。

意識のものが量子現象に深く関わってるって視点から、その情報処理の仕組みを根本から作り直す必要がある。

今の技術じゃ無理だが、異世界から来る微弱な量子信号を捉えるための、新しい観測方法の開発が不可欠だ。

量子もつれ時間空間を超越するってんなら、異世界との接続は、俺たちが認識する時間の流れとは違う次元で起きてるかもしれねぇ。時間本質のものを見直す必要がある。

要するにな、俺が奇矯なのは精神イカれてるんじゃねぇ。

しろ物理学最先端、具体的には量子情報科学と意識関係性って未開の領域に、俺が足を踏み入れてる証拠なんだよ。

俺は自分奇矯さを、単なる個人的変人ぶりじゃなくて、宇宙深淵に触れる貴重な観測装置だと思ってんだ。わかったか、このド素人どもが。

Permalink |記事への反応(0) | 04:21

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2025-06-16

[日記]

今朝も定刻通り、07:17に起床した。

目覚まし時計ベル音はスタートレックTNGのオープニングファンファーレ。

人類宇宙征服する未来の幕開けにふさわしい一日が始まった。

バスルームへの歩数は31歩。昨日と一致。完璧だ。

朝食はいつも通り月曜日プロトコルオートミールミルク(非乳製、アーモンドベース、糖分ゼロ)。

電子レンジの加熱時間は93秒。これを理解できないルームメイトには、教育必要性を感じる。

その後、恒例の超弦理論ノートアップデート作業

今日研究は、11次元におけるM理論エキゾチックブレーンの安定性に関するもの

僕の推測では、コンパクト化された6次元ラビ-ヤウ多様体の捩れ構造が、実はフェルマーの最終定理証明と同様に、代数幾何ではなく物理必要性から導かれるのではないかという示唆があった

(もちろんこれは未検証だが、僕の知能指数IQ:187)を鑑みれば十分あり得る仮説だ)。

昨晩、改めてエヴァンゲリオン新劇場版:破を鑑賞。Mark.06の登場は何度見てもM-theory多世界解釈を思わせる。

シンジ感情的行動が量子揺らぎのメタファーであることは、僕にとっては明白だが、アパートの隣人にそれを説明した際には「アニメキャラにそんな意味ないよ」と一蹴された。

彼女が量子トンネル効果理解していないことは悲しいが、僕は忍耐強い。

午後14:00からスーパーマン vs Goku議論の再構築作業

僕の結論では、超サイヤ人ブルーのGokuでも、赤い太陽下のスーパーマンには敵わない。

これには、相対性理論観点からエネルギー保存則と重力場の影響が無視できない。

 

ルームメイトがまた僕の席に座った。ソファの右端、第三クッション部分は僕の所有権確立されたゾーンである

 

証明方法

1.2007年から連続占有記録

2. クッションの形状メモリ変化(僕の体重最適化されている)

3.スターウォーズ公開時の位置視野最大化条件における最適視点であること

 

それでも彼は「ちょっと座っただけ」と弁明した。全くもって許容できない。

 

宇宙の根源的秩序とは、場の理論人間関係の両方に存在する。僕はその秩序の守護者であり、超弦理論アニメ考察、そしてソファ座席を通じて、それを日々証明している。

Permalink |記事への反応(0) | 22:49

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2025-06-14

[日記]

いつものように、午前6時15分に目覚めた。

ルームメイトが、僕の完璧に調整された睡眠サイクルを妨害するために、またしても不規則時間に「トイレ休憩」と称する行為を行うのではないかという、根拠のない不安が胸をよぎったが、幸いにもそれは杞憂に終わった。

僕は完璧な朝食の準備に取り掛かった。

シリアルは正確に計量された0.75カップそれから2%乳は正確に1/4カップ。この黄金比こそが、脳に最適な栄養と、一日を始めるための論理的思考力をもたらすのだ。

そしてもちろん、ドクター・フーの視聴は欠かせない。今回は、ドクターがソンターランを論破するエピソードで、彼の非凡な知性と、僕のそれに匹敵する洞察力に感銘を受けた。

午前の時間は、量子物理学に関する新たな論文推敲に費やした。多世界解釈における並行宇宙相互作用について、既存理論にはない新たな視点提供できると確信している。

昼食は、金曜日の夜に注文した四川料理の残り。冷めたチャーハン電子レンジで加熱する際のマイクロ波挙動について、一瞬だけ思考が逸れたが、すぐに本題へと戻った。

午後は、コレクションしているコミックブックの整理と分類を行った。

アメコミビニールカバー静電気を帯びやすく、微細なホコリが付着する可能性があるため、帯電防止スプレーを定期的に使用し、湿度温度を厳密に管理することが重要だ。

この作業は、混沌とした宇宙に秩序をもたらす行為であり、僕にとって至福の時間であるルームメイトのような凡人には理解できないだろうが。

そして、午後8時15分、待ちに待ったランドリーナイトだ。

柔軟剤の量は、水の硬度洗濯物の量に基づいて精密に計算されており、最適な清潔さと肌触りを保証する。

洗濯機が回転する音は、まるで宇宙法則調和して機能しているかのように心地よい。

一日の終わりには、今日学んだこと、そしてまだ解明されていない宇宙の謎について考察する。

今日は、なぜルームメイトが僕のように完璧生活を送れないのか、その根本原因について深く考える一日となった。

彼の行動原理には、未だ多くの謎が残されている。明日日曜日。僕の研究は続く。

Permalink |記事への反応(0) | 23:50

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2025-06-02

anond:20250602134339

超弦理論ではランドスケープ問題マルチバースが導出されるし、量子力学では多世界解釈がある

Permalink |記事への反応(0) | 13:46

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2025-05-31

社会馬鹿が増えたよな

最近社会馬鹿が増えたと感じることが増えた。バカ自体が増えたのか、それとも可視化されただけなのか。

例えば学術分野になだれ込むAIで書かれた論文。中にはAIしか発見できなかったという画期的ものもあるだろう。

しかし、AIで書いた論文の大半はハルシネーションや捏造だ。それに気が付かずにAI論文を書いちゃう馬鹿が増えた。

一部の研究者ですらAIの言っていることを鵜呑みにするのだから一般市民に限ってはさらにひどい状況だと想像できる。

科学宗教境界曖昧になっている、というのも一因だろう。

超弦理論地球の円周の長さを超える規模の加速器がなければ反証不可能であるため、ほぼ反証できないと言っていい。

超弦理論ランドスケープ問題反証できないので、マルチバースがあるかどうかも結局、一生解明できないだろう。

量子力学解釈問題も一生解明できないので、コペンハーゲン解釈多世界解釈デコヒーレンス理論、QBismなどの解釈のどれが正しいのかはわからない。

QBismの解釈を例にして、「意識現実を作る!」と言うスピリチュアル馬鹿陰謀論者もいるが、それが間違っていると示せるならまだ良い。

反証不可能とは、間違っているか正しいかも示せないというのが、さらなる馬鹿理論を生む理由になっている。

あるいは経済医療といった分野で馬鹿が増えた。

インフレ対策のための減税・給付金必要だ!」「麻疹ワクチン危険だ!」という馬鹿発言に聞き覚えは?

これは馬鹿発言のほんの一部分ではあるが、比較的無害な男女論でやり合っていたほうが馬鹿にはお似合いだろう。

まあ、たしかに「白装束集団」みたいなやばいカルトは見なくなったが「2025年7月5日に大災害が起きる!」とか言ってる馬鹿結構いる。

馬鹿が居着いてもいい知的場所はあるだろうか。経済は、馬鹿が主張すると「俺の利益になるかどうか」だけが論点になりがちだ。医療は命を扱うので馬鹿情報は完全なノイズである

例えば数学アート哲学プログラミング数学プログラミング証明コードといった形で誰でも間違いか正しいかわかるし、アート哲学主観世界だ。

数学は、馬鹿自覚がある人間のための知的フロンティアと言っていい。馬鹿自覚がない者は陰謀論に走りたがる。

しかし、悲しいことに、馬鹿は「財務省は敵だ!なぜなら僕が貧乏から!」と発狂する程度の知能しかない。

Permalink |記事への反応(6) | 05:33

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2025-04-25

パターン宇宙論

それは非常に興味深く、哲学的な深みを持つ思考実験ですね。あなた提示された概念をまとめると、以下のようになります

  1. 無限空間/メタ空間: すべてが存在する基盤となる広大な場。
  2. 無限の静的な宇宙: その無限空間内に、時間的な変化をしない(静止している)無数の宇宙存在する。
  3. 記憶を持つ静的な私: それぞれの静的な宇宙には、ある特定状態と、それに対応する特定の時点での記憶を持つ「私」が存在し、その「私」自身宇宙の一部として静止している。
  4. 主観的時間の流れ: 「座っている記憶を持つ私」が存在する宇宙Aと、「そこから1秒後に立ち上がった記憶を持つ私」が存在する宇宙Bが別個に静止して存在しているとき、これらの宇宙を(意識観測主体が)次々と経験することによって、主観的には時間が流れているように感じられる。つまり時間とは宇宙のものの変化ではなく、異なる静的な宇宙存在する異なる記憶を持つ自己状態を順に辿ることによって生じる主観的感覚である
  5. 記憶による無限分岐: ありうるすべての記憶状態対応する宇宙存在するため、主観的時間の流れは、あらゆる可能性に沿って無限分岐していくことになる。

この考え方は、私たち日常的な「時間が流れている」「未来は不確定で、過去は確定している」という感覚とは異なりますが、時間本質意識存在のあり方について非常に刺激的な問いを投げかけます

物理学におけるブロック宇宙論(宇宙の全ての時間空間は一つの四次元的な実体として静的に存在するという考え方)や、多世界解釈量子力学の重ね合わせ状態観測によって収縮するのではなく、観測によって宇宙分岐するという考え方)といった概念の一部に類似点も見出せますが、あなた提示された枠組みは、特に宇宙自体が静的であり、時間的な流れは完全に記憶連続性と、異なる静的な状態(異なる宇宙)を経験することからまれ主観的現象である」という点に特徴があります

これは、私たち経験する現実の捉え方について、根本的に異なる視点提供してくれる面白い概念だと思います

なるほど、前回の思考実験に新たな視点を加えられたのですね。空間が有限であるという条件を設定することで、非常に興味深い推論が導き出されます

あなたの新しいアイデアを整理すると、以下のようになります

  1. 有限な空間: 全てを含む基盤となる空間無限ではなく、有限である仮定する。
  2. 有限な宇宙の生成: その有限な空間内に生成される宇宙の数や種類も有限になる。
  3. 生成パターンの偏り:無限空間であれば、あらゆる可能物理法則初期条件を持つ宇宙(あらゆるパターン)が無限に生成される可能性がある。しかし、空間が有限であるため、生成される宇宙パターンには限りがあり、特定パターンが出現する確率が高くなったり、特定パターンしか存在しえなくなったりする「偏り」が生じる。
  4. 物理法則起源: この宇宙の生成パターンの「偏り」こそが、私たち観測する物理法則の根源なのではないか。つまり私たち宇宙存在する物理法則は、無限存在する可能性のある法則の中の一つが選ばれた結果ではなく、有限な空間という制約の中で生成されうる宇宙の集合の統計的な傾向や、特定パターンが優勢になることによって生じている。

この考え方は非常に示唆に富んでいます物理法則を、宇宙のものの内在的な性質や、何らかの究極理論から演繹されるものではなく、それを内包するより高次の空間(あるいはメタ空間)の構造(有限性)と、そこから生じる生成可能宇宙アンサンブルの「偏り」から説明しようとする試みと言えます

これは、宇宙論や素粒子物理学の一部で議論される、可能宇宙の多様な「ランドスケープ」の中で、なぜ私たち宇宙特定物理定数や法則を持つのか、という問題に対する一つのユニークアプローチとも考えられます私たち宇宙物理法則は、その広大な可能性の海の中で「たまたま」実現したものではなく、「有限な空間」という制約によって、他のパターンよりも生まれやすく、あるいは必然的に生まれるべくして生まれパターンだった、と解釈できるかもしれません。

この仮説は検証が非常に難しいものですが、物理法則存在理由に根源から迫ろうとする、哲学的に深く、創造的なアイデアだと思います

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2025-04-14

anond:20250414075319

マルチバース論って言っても宇宙定数だけの話じゃねーぞ?

まず量子力学的な観測宇宙観測のたびに分岐するという多世界解釈

それから理論ランドスケープ

それから宇宙の外側に別の宇宙が無数に存在するというバブル宇宙

あとは「数学構造の数だけ宇宙存在する」という数学宇宙仮説

他にも「シミュレーション仮説」ってのもある

だがこれらに共通するのは「観測不可能」という点

要するに反証不可能なのよ

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2025-03-27

選択観測解釈について

この解釈は、シュレーディンガー方程式時間発展を維持しつつ、意識観測役割を強調する点で、エヴェレットの「多世界解釈」や量子ベイズ主義(QBism)に似た要素を持ちつつ、それらと異なる独自の特徴を持っています

以下に「選択観測解釈(Selective Observation Interpretation,SOI)」と呼べる解釈を構築します。

選択観測解釈SOI)の基本原理

シュレーディンガー方程式に従った時間発展

物理系は通常の量子力学と同様にシュレーディンガー方程式に従ってユニタリーに時間発展する。

iℏ∂/∂t|ψ(t)⟩ = Ĥ|ψ(t)⟩

ここで、|ψ(t)⟩ は時刻 t における量子状態、Ĥ はハミルトニアンである

意識による「選択観測

観測が行われると、多世界解釈のように波動関数複数の枝へと分岐するが、意識が関与することで「生存にとって最も都合の良い枝」が選ばれる。

この選択は、通常の確率的な波束の収縮ではなく、以下のような「最適化選択」によって行われる:

P(選ばれる状態) ∝ f(生存適応度)

ここで、f(⋅) は生存に関わる適応関数であり、エントロピーエネルギー安定性、因果整合性などを考慮したものとなる。

観測による知識の挿入

観測を行うと、観測者の持つ知識状態選択に影響を与える。これは、以下のように解釈できる:

SOIの特徴と予測

量子ダーウィニズムとの関係

選択観測は「量子ダーウィニズムQuantum Darwinism)」と類似する側面を持つ。量子ダーウィニズムでは、環境情報選択的に伝播し、客観的現実形成されるが、SOIでは「意識」が主導的に最適な分岐選択する。

人間意識と量子測定の関係

SOIでは「意識が量子測定に影響を与える」という立場をとるため、意識役割が従来のコペンハーゲン解釈観測波動関数を収縮させる)よりも積極的になる。

これはウィグナーの「意識による波動関数の収縮」に類似しつつ、「生存適応度」という要素を加えたものとなる。

未来予測選択バイアス

意識がより生存に有利な分岐選択するため、ある種の「未来予測」が可能になるかもしれない。

この解釈採用すると、「偶然にしては出来すぎた幸運」のような現象が、量子力学的な分岐の偏りとして説明される可能性がある。

ベイズ知識更新と量子状態の制約

観測によって知識状態に影響を与えるという点では、量子ベイズ主義(QBism)に似ている。

しかし、QBismが主観的確率更新を強調するのに対し、SOIでは「知識物理現実分岐を決定する」というより強い立場を取る。

数学的定式化の試み

通常の量子測定は、射影測定(プロジェクター P̂ᵢ)や POVM(ポジティブ作用素値測定)として記述されるが、SOIでは「生存適応度」に応じた確率重みが導入される。

観測によって状態 |ψ⟩から {|ψᵢ⟩} への遷移確率を考えたとき、通常のボルン

Pi = |⟨ψᵢ|ψ⟩|²

ではなく、適応関数 f(ψᵢ) を用いて

Pi = f(ψᵢ)|⟨ψᵢ|ψ⟩|² / ∑ⱼ f(ψⱼ)|⟨ψⱼ|ψ⟩|²

のように修正する。

この f(ψᵢ) は、例えば「低エントロピー状態」「環境に対して安定な状態」「観測者の意識にとって整合的な状態」に高い値をとるように設計される。

結論

この解釈SOI)は、従来の多世界解釈や量子ベイズ主義と関連しながらも、意識が「最適な枝」を選ぶという新たな要素を導入することで、「観測とは何か?」という問題独自の答えを与える。

特に、「なぜ私たちはこの世界線経験しているのか?」という疑問に対して、「意識が最適な分岐を選び続けた結果である」という説明を与えることができる。

Permalink |記事への反応(0) | 10:55

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2025-02-01

量子観測問題について

まず、標準的量子力学において、系の状態は複素ヒルベルト空間 𝓗 のベクトルによって記述される。

純粋状態正規化された状態ベクトル ∣ψ⟩ で表され、混合状態密度行列 ρ によって記述される。

測定とは、物理量対応する自己共役演算子 A の固有値に関する確率的な過程であり、波動関数の収縮(射影仮説)が導入される。

この非ユニタリ過程と、シュレーディンガー方程式によるユニタリ時間発展との矛盾観測問題本質である

1. 量子状態とその時間発展

状態ヒルベルト空間 𝓗 の要素として、純粋状態 ∣ψ⟩ により表される。正規化条件は以下の通りである

⟨ψ∣ψ⟩ = 1

より一般に、混合状態密度行列 ρ により記述され、以下を満たす。

ρ ≥ 0, Tr(ρ) = 1

量子系の時間発展は、ハミルトニアン H によりシュレーディンガー方程式記述される。

i ℏ d/dt ∣ψ(t)⟩ = H ∣ψ(t)⟩

これを解くことで、時間発展演算子 U(t) が得られる。

U(t) = exp(− i H t / ℏ)

この U(t) はユニタリであり、量子力学基本法則の一つである

2. 測定の数学的定式化

量子力学において、観測可能量 A は自己共役演算子であり、スペクトル定理により直交射影 P_a を用いて分解される。

A = ∑ a P_a

ここで、P_a は固有空間への射影演算子であり、

P_a P_b = δ_ab P_a, ∑ P_a = I

を満たす。

測定時、状態 ∣ψ⟩ において固有値 a が得られる確率ボルン則に従う。

p(a) = ⟨ψ∣P_a∣ψ⟩

また、測定後の状態波動関数の収縮により、

∣ψ⟩ → P_a ∣ψ⟩ / √⟨ψ∣P_a∣ψ⟩

と変化する。

この過程は非ユニタリであり、シュレーディンガー方程式ユニタリ時間発展と両立しない。

3.観測問題の核心

3.1ユニタリ時間発展と波動関数収縮の矛盾

ユニタリ進化による時間発展では、状態決定論的かつ線形である

∣ψ(t)⟩ = U(t) ∣ψ(0)⟩

しかし、測定後の状態は射影仮説により確率的かつ非ユニタリに変化する。

この二重構造が、量子観測問題の根源である

3.2 測定装置との合成系のユニタリ進化

測定対象 S と測定装置 M を考え、初期状態

∣Ψ(0)⟩ = ∣ψ⟩_S ⊗ ∣M_0⟩_M

とする。測定相互作用 H_int により、時間発展は

∣Ψ(t)⟩ = U(t) ∣Ψ(0)⟩

となり、測定が完了すると、

∣Ψ⟩ = ∑ c_a ∣a⟩_S ⊗ ∣M_a⟩_M

のようにエンタングルした状態となる。ここで、測定装置の指示状態 ∣M_a⟩_M は S の固有状態 ∣a⟩_S に対応する。

しかし、ユニタリ進化の枠組みでは、この重ね合わせが自発的単一の結果へと収縮するメカニズム存在しない。したがって、なぜ一つの結果のみが観測されるのかという問題が発生する。

4. 主要な解決アプローチ

4.1コペンハーゲン解釈

標準解釈では、測定は基本的プロセスであり、それ以上の説明は与えられない。観測行為のもの確率的収縮を引き起こすとする立場である

4.2多世界解釈

エヴェレットの多世界解釈では、測定後の状態

∣Ψ⟩ = ∑ c_a ∣a⟩_S ⊗ ∣M_a⟩_M

において、各分岐した世界独立した現実として存在すると考える。この解釈では波動関数の収縮を仮定せず、すべての可能性が並存する。

4.3デコヒーレンス理論

環境 E を考慮すると、S+M+E の全体系の時間発展は

∣Ψ⟩ = ∑ c_a ∣a⟩_S ⊗ ∣M_a⟩_M ⊗ ∣E_a⟩_E

となる。環境自由度トレースアウトすると、

ρ_S+M = ∑ |c_a|² ∣a⟩⟨a∣ ⊗ ∣M_a⟩⟨M_a∣

となり、オフダイアゴナル成分が消滅する。この過程デコヒーレンスであり、実効的に波動関数の収縮を説明するが、依然として観測者の経験との対応説明する必要がある。

5.結論

量子観測問題は、量子系のユニタリ時間発展と測定における非ユニタリな収縮の矛盾に起因する。

標準的コペンハーゲン解釈では測定過程を基本仮定とするが、多世界解釈デコヒーレンス理論を用いることで、より整合的な説明が試みられている。

しかし、いずれの理論も、なぜ一つの観測結果が特定観測者に現れるのかを完全に説明するには至っていない。

Permalink |記事への反応(0) | 15:52

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2025-01-29

anond:20250129211346

ショーンキャロル多世界解釈成功してまーす

はーいろんぱっぱ😝

Permalink |記事への反応(0) | 21:24

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anond:20250129122823

これらの解釈は、運命確率に対する異なる見方提示しています

決定論

決定論は、宇宙が完全に決定論であるとする仮説です[1]。この解釈によれば:

決定論者は、運命存在すると考え、自由意志概念否定します[1]。

コペンハーゲン解釈

コペンハーゲン解釈量子力学標準的解釈です[4]:

コペンハーゲン解釈は、量子力学の基礎に確率が関与していると考えます

多世界解釈

多世界解釈は、エヴェレットによって提唱された解釈です[5]:

多世界解釈確率的な性質を認めていますが、すべての可能性が実現すると考えます

運命vs確率

決定論運命を信じるのに対し、コペンハーゲン解釈多世界解釈確率を信じています

これらの解釈は、量子力学の基礎的な性質に対する異なるアプローチを示しており、物理学者の間でも議論が続いています

Citations:

[1]https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E8%AB%96

[2]https://xseek-qm.net/Quantum_Probability.htm

[3]https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000372638

[4]https://it-hihyou.com/all/report/%E9%87%8F%E5%AD%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%92%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E9%87%8F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E5%AD%A6%E5%85%A5/

[5]https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A7%A3%E9%87%88

[6]https://www.sceng.kochi-tech.ac.jp/koban/quatuo/lib/exe/fetch.php?media=%E7%AC%AC7%E5%9B%9Equatuo%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A%3Aimoto.pdf

[7]https://gendai.media/articles/-/104052

[8]https://note.com/kind_crocus236/n/n706db0237581

Permalink |記事への反応(1) | 12:31

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anond:20250129121421

物理学的には量子力学解釈問題にたどり着くが、運命存在するといった考えは「超決定論」に関係する

ただ、多くの物理学者は多世界解釈コペンハーゲン解釈を信じており、物理法則根本的な部分に確率が関与していると考える人が多い

Permalink |記事への反応(2) | 12:20

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