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はてなキーワード:基本的人権とは

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2025-10-22

そもそも表現の自由という概念が間違い

基本的人権として認められるべき権利ではありえない

Permalink |記事への反応(2) | 21:49

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anond:20251022114626

Q. 以下の主張は妥当なの?

国旗損壊罪が出来るのであれば、それは名誉棄損のように、法で定めるレベルの「当たり前」の侵害行為とされたってことだ

保護法益が人にあるのか、国家尊厳にあるのかはともかく

当たり前のことだから法にされ


A. ご提示いただいた主張は、法哲学法社会学的な観点から見ると、**「一定の側面は捉えているが、全面的妥当とは言えない」**と考えられます

その理由を、主張を分解しながら検討します。

主張の整理

提示いただいた主張は、以下のように整理できます

前提:国旗損壊罪が制定される。

比較: これは「名誉毀損罪」が制定されているのと同じロジックである

結論: (名誉毀損が個人名誉という「当たり前」の利益を守るのと同様に)国旗損壊罪の制定は、その行為国旗損壊)が法で守るべき「当たり前」の価値国家尊厳など)を侵害する行為だと社会的合意されたことを意味する。

検討妥当な側面

法と社会規範関係法律が制定される(あるいは刑罰が科される)理由の一つは、その行為が「社会的に許容されない(=当たり前にやってはいけない)」という共通認識社会規範)があり、それを国家強制力をもって保護するためです。 その意味で、ある行為犯罪とされることは、それが「法で定めるレベル侵害行為」と(少なくとも立法者によって)判断された、という側面は確かにあります

検討妥当とは言えない側面(議論余地が大きい点)

問題は、比較対象である名誉毀損罪」と「国旗損壊罪」を、同じレベルの「当たり前」として論じられるか、という点にあります

保護法益の「当たり前」レベルの違い

名誉毀損罪:保護法益は「個人名誉」です。これは、近代市民社会において「個人尊厳」や「人格権」という基本的人権の中核をなすものとして、その保護は広く「当たり前」のこととして合意されています

国旗損壊罪:保護法益は(主張者が留保されている通り)一般に「国家尊厳」や「威信」とされます

論点: 「個人尊厳」を守ることと、「国家尊厳」を守ることを、**同レベルの「当たり前」**として社会全体が合意しているか、というと、そうとは限りません。国家象徴をどう扱うべきかについては、個人価値観や政治的立場によって、名誉毀損以上に意見が大きく分かれるのが現実です。

表現の自由」との衝突

国旗損壊罪名誉毀損罪と根本的に異なるのは、**「表現の自由」**と真正から衝突する可能性がある点です。

国旗を燃やしたり傷つけたりする行為は、それ自体国家政府に対する強烈な抗議や批判の「表現象徴言論)」と見なされる場合があります。(特にアメリカ判例などで重要な争点となってきました)

名誉毀損も「表現の自由」の例外(何を言ってもいいわけではない)として存在しますが、「国旗損壊」が「名誉毀損」と同じくらい「表現の自由」の例外として「当たり前」に認められるべき侵害行為か、というと、国際的に見ても議論が真っ二つに分かれています

立法動機:「当たり前だから」か?

法律は、既に「当たり前」と合意されたことを追認するために作られるだけではありません。

時には、まだ社会的合意形成されていない、あるいはむしろ対立がある中で、特定価値観(例えば「国家への敬意」)を法的に強制奨励するという政治的イデオロギー的な目的で制定される場合もあります

もし国旗損壊罪後者動機で制定されるのであれば、それは「当たり前のことだから法にされた」のではなく、むしろ「(当たり前ではないかもしれないが)当たり前に『させる』ために法にされた」という側面を持つことになります

結論

提示いただいた主張は、「法制化は、その行為侵害行為であるという認識を示す」という点では一理あります

しかし、「名誉毀損」という(個人人権保護という点で)合意レベルが非常に高い犯罪と、「国旗損壊」という(国家尊厳表現の自由との関係で)イデオロギー的な対立を含みやす行為を、同じ「当たり前」のロジックで語ることには、大きな飛躍があります

したがって、「国旗損壊罪ができるのであれば、それは名誉棄損のように、法で定めるレベルの『当たり前』の侵害行為とされた」という主張は、その「当たり前」の質と合意レベルが両者で根本的に異なる可能性を無視しており、全面的妥当とは言えない、と結論付けられます

Permalink |記事への反応(1) | 11:55

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2025-10-15

老い、病や死は世界中に満ちているというのに、見苦しい…

関内関外日記 https://blog.tinect.jp/?p=90366 の 黄金頭@goldhead 氏が直腸腫瘍に侵されたとのことで、度々ホッテントリに上がっている。どうも、直腸癌~カルチノイド(NET)、直腸リンパ節転移があるかもしれないという状況らしい。氏の投稿を見ている限り、医療はまともに仕事をしている。ただ、FDG-PET/CT必要かは正直分からない…patho でNET 成分が含まれるかなど、どちらかと言えば patho の方が治療方針に影響しそうだ。

なんでPET を撮るんだろうね? 直腸NETlow grade が多く、low grade なら FDG はあまり入らない。リンパ節転移判定に FDG-PET有効かどうか疑問だ。

しかCT撮影読影時点は直腸癌想定だった。このサイズ直腸癌でリンパ節転移まれだし、転移の有無は術式選択に大きく影響する。また、直腸癌のリンパ節転移判定なら FDG-PET有用から…という状況だからPET 薦めたのか。まぁ patho が出るまでに時間はかかるし、FDG-PET によるdelay はないだろう。

patho でNET が含まれるなら、FDG-PET の結果がどうであれリンパ節は取りに行くだろう、人工肛門になる可能性が高いだろう。NET なら化学療法放射線治療はあまり効果がない。手術だ。

生老病死」などという言葉があるとおり、生まれた時から常に老いや病はいつも隣にいる。誰だって今日死ぬとも限らない生を生きている。老いや病、死に目を向けずに生きてきて、ふとそれが目の前に迫ってきた時に慌てている様は、実に見苦しい。

40台よりも若くに、より悪性度の高い腫瘍や治らない病気に冒され、苦しむ人もたくさんいる。たくさんいた。「この程度で大騒ぎするのか」とあきれる限りだ。

コメ返

>何も無い中年氷河期は黙っとれ。 何も生み出せない病気にもなれない何にも持ってない奴の癖に、病気になった同世代揶揄するとかどんだけ傲慢なんだよ。

 良くもまぁこの短い文章の中にレッテリングを詰め込めたもんだ。俺が書いた文章不快だって言うのは分かる。なら不快だと書けば良い。同じように、彼のブログは俺にとって不快だ。彼よりも苦しんでるやつはいっぱいいる。いっぱい見てきた。もっとかわいそうな人がたくさんいるんだよ。彼よりも救うべき人たちが、いっぱいいるんだよ。そいつらのことをオマエはどうするんだ。無視か?

 普通に生きて、税金社会保障費を払っていることで、苦しむ人たちをサポートしてるんだよ。別に彼をことさらサポートする必要もない。普通に生きるだけで、みんな彼をサポートしてるんだよ。勿論俺だってオマエだってな。

 彼の投稿を見れば、医療はきちんと仕事をしている。なんの問題もない。

 CHU、傲慢でゴメン。


馬鹿なんだな 可哀想な人がいるから黙ってろとかお前が黙れよ ほんと、はて爺ってクズだな

 オマエまず日本語読めよ。日本語理解出来てないだろ。「黙ってろ」なんて書いてない。馬鹿はどっちだ。

 この程度のやつはたくさんいるのに「地獄だ」とか、情けないって言ってんだよ。

>「お前が黙れよ」

 へー。 言論の自由無視? 基本的人権無視? 日本国憲法に反対なのか。 びっくりだな。 憲法尊重しろ

 他人には「黙れ」。でも自分は言いたい放題。二重基準だな。自分さえよければいい、他人尊重しないってことだ。いや他人自分と同じく尊重しろよ。

 「馬鹿なんだな」「はて爺ってクズ」こういう人格否定印象操作・レッテリング、まぁ何でも良いけど。こういう言葉自然に出てくるって、思考パターンヤバいよ。


ウンチク披露したくてたまらないだけのクソ無能じゃんw

 「この程度の病気の人は日本中に山ほどいる。これより苦しんでるやつだってたくさんいる。この程度のことで『地獄だ』とか、恥ずかしいな」、それだけ書いても信憑性ないだろ。伝わらないだろ。

 ウンチクって「NETがどう」とか書いてるやつのこと? 普通のだろ。キャンサーボードとか教授回診で普通に話されるレベルだよ。ふつうのはなし。これくらい知っとかないと教授回診で困るだろ。大勢の前で吊るし上げられるのが嫌ならこれくらい知っとけ。

 「何でカルチノイドを疑ったのにPET取ったんですか?医療費の無駄じゃないですか」とか「PET取らなければ先週のカンファに出せたから手術枠だって空いてたのに、手術が集中してる or学会で人手がない今持ち込まれても困るんです」って言われたらお前はどう返すんだよ? 手術枠調整するのも大変なんだよ。

 だからゆとりは…」って言われんだよ。甘えんなよ。命扱う仕事なんだよ。お前は研修医からやり直せ。


>反出生主義を標榜するようなやつは生老病死リアル理解せず空論を吐いてるだけのカス、って気持ちが働いて辛辣になる心情はまあ分からないでもない
>そうでない人が高齢になる前に大病を患って「死ぬかもしれない。死にたくない」と狼狽した場合にも、見苦しいと切り捨てたとしたら「うーんこの」となってしまうが

 see comment:https://anond.hatelabo.jp/20251019125903

Permalink |記事への反応(3) | 01:16

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2025-10-14

anond:20251014201923

めんどくさ。相手憶測罵倒するくらいしか知識も能もないのなら、前提となる知識くらいはAIにでも聞いとけよ。

こういった事柄、日々のニュース等で耳目に入っていて、その上での①②という主張なわけ。それをいちいち、どっかの馬○に解説してやらにゃならんのかよ。

Q1.安倍首相が在任中に行った事柄を以下の観点から調査して、証拠をまとめて教えて。

自民党政治家と仲の良い人間企業に都合のいい政策推し進めていた(縁故資本主義政治を行っていた)証拠

②ゆくゆくは民主主義をやめたいのではないかと思われるような、民主主義を軽視し、タガを一つ一つ外していくような行動を繰り返していた証拠

A1.安倍元首相の在任中の行動について、ご指摘の2つの観点から証拠」として挙げられる主な事象を以下にまとめます

縁故資本主義政治を行っていた証拠

安倍政権下では、首相個人的に近い関係にある人物や団体が、政策決定や国有地取引などにおいて不透明優遇を受けたとされる問題複数指摘されました。これらは「権力私物化」や縁故資本主義クローニー・キャピタリズムであるとの批判を招きました。

森友学園問題

概要:学校法人森友学園」への国有地が、鑑定価格から大幅に値引きされて売却された問題安倍昭恵夫人が同学園が開校予定だった小学校名誉校長就任していたこから政治的な関与が疑われました。

証拠とされる点:

不透明な値引き: 鑑定価格9億5600万円の土地が、約8億円値引きされ1億3400万円で売却されました。

公文書改ざん:財務省近畿財務局において、安倍首相夫妻の関与を示す記述などが削除されるなど、14件の決裁文書改ざんが行われました。これは、行政信頼性を著しく損なう行為として大きな問題となりました。

加計学園問題

概要:安倍首相の長年の友人である加計孝太郎氏が理事長を務める「加計学園」が、国家戦略特区制度を利用して獣医学部を新設するにあたり、特別な便宜が図られたのではないかという疑惑です。

証拠とされる点:

総理のご意向文書:文部科学省の内部から総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っていること」などと記された文書発見されました。これは、学園の選定プロセス官邸が不当な影響力を行使した可能性を示唆しています

異例のスピード認可: 長年認められてこなかった獣医学部の新設が、国家戦略特区という枠組みの中で、加計学園に限って認められました。

桜を見る会問題

概要:税金で賄われる公的行事である桜を見る会」に、安倍首相地元後援会関係者が多数招待され、前夜祭の費用補填問題なども浮上しました。

証拠とされる点:

後援会の招待:安倍事務所後援会関係者に対し、参加者募集する案内状を送付していました。これにより、公的行事実質的後援会活動の一環として利用されたと批判されました。

費用補填と虚偽答弁: 前夜祭の費用の一部を安倍氏側が補填していたことが後に明らかになりました。これは政治資金規正法違反の疑いが指摘され、安倍氏は国会長期間わたり事実に反する答弁を繰り返していたことを認め、謝罪しました。

民主主義を軽視する行動の証拠

憲法保障する国民権利や、国会を中心とする議会制民主主義の根幹を軽視しているのではないか批判される法案の制定や政権運営が指摘されています

特定秘密保護法の制定

概要:安全保障に関する情報のうち、特に秘匿が必要ものを「特定秘密」に指定し、漏洩した者への罰則を強化する法律

証拠とされる点:

国民知る権利侵害: 何が秘密にあたるかの基準曖昧で、政府判断で広範な情報秘密指定される恐れがあります。これにより、国民政府活動検証することが困難になるとの批判があります

報道の自由の萎縮:取材活動処罰対象になる可能性があり、報道機関政府監視をためらうようになる「萎縮効果」が懸念されています

平和安全法制安全保障関連法)の制定

概要: これまで認められてこなかった集団的自衛権行使限定的可能にすることなどを内容とする法制

証拠とされる点:

憲法解釈の変更:歴代内閣が「憲法9条上許されない」としてきた集団的自衛権行使を、内閣閣議決定のみで解釈を変更して可能とした点は、立憲主義憲法に基づいて政治を行う原則)に反するとの強い批判があります

国会での強行採決:国会周辺で大規模な反対デモが行われ、多くの憲法学者が「違憲」と指摘する中、十分な審議が尽くされないまま衆議院強行採決されました。

共謀罪」法の制定

概要: 「テロ等準備罪」を新設し、組織的犯罪集団が重大な犯罪計画し、その準備行為を行った段階で処罰可能にする法律

証拠とされる点:

内心の自由侵害:犯罪の実行ではなく「計画」段階で処罰対象となるため、内心の自由を脅かす恐れがあります

捜査機関による乱用の懸念: 「組織的犯罪集団」の定義曖昧であり、一般市民団体労働組合などが捜査対象になるのではないかという懸念が示されています

官邸主導の強化と人事への介入

概要:内閣人事局を設置し、省庁の幹部人事を官邸一元的に掌握する仕組みを構築しました。

証拠とされる点:

官僚忖度:幹部人事を官邸が握ることで、官僚政治家の顔色をうかがい、不都合情報を隠したり、政策を歪めたりする温床になったと指摘されています森友学園公文書改ざん問題の一因ともされる)。

検察への介入:東京高検検事長(当時)の定年延長を、法の解釈を変更して閣議決定したことは、検察独立性を脅かすものとして強い批判を浴びました。

これらの事象は、安倍政権政策政治手法評価する上で重要論点であり、現在も様々な立場から議論が続いています

Q2.

自民党憲法改定草案緊急事態条項問題

裏金

機密費の使途の不透明

・Dappi等、ステマ手法による世論誘導疑惑

統一教会との癒着

行政文書改ざん・破棄

経済統計の算出方法恣意的な変更

これらについても確たる証拠があれば示して、問題点を指摘して。

A2.安倍元首相の在任中の行動について、追加でご指摘いただいた項目に関する「証拠」と問題点を以下に示します。

自民党憲法改正草案における緊急事態条項問題

自民党提示している憲法改正草案緊急事態条項は、災害武力攻撃などの緊急時に、内閣に広範な権限を集中させることを可能とする内容です。

証拠とされる点:

草案の内容:自民党憲法改正草案には、内閣総理大臣が緊急事態宣言し、これに基づいて内閣法律と同等の効力を持つ政令を制定できる旨が規定されています。また、衆議院議員任期延長も盛り込まれています

問題点:

権力集中と濫用危険性:内閣法律制定権に近い権限を与えることは、国会によるチェック機能が低下し、権力一極集中を招く恐れがあります歴史上、緊急事態条項悪用され、人権侵害民主主義の停止につながった例があるため、権力濫用危険性が指摘されています

人権制限可能性:緊急事態下では、国民移動の自由財産権など、基本的人権が大幅に制限される可能性があります

民意の軽視:衆議院議員任期延長は、国民選挙権制限し、民意の反映を遅らせることから民主主義の根幹を揺るがすもの懸念されています

裏金

自民党派閥特に安倍派(清和政策研究会)をめぐる政治資金パーティー収入の不記載問題は、組織的裏金作りではないかと指摘されています

証拠とされる点:

キックバック存在:安倍派(当時の細田派を含む)が開催した政治資金パーティーにおいて、所属議員ノルマを超えて販売したパーティー券収入議員側に「キックバック」し、その収支が政治資金収支報告書記載されていなかったことが明らかになりました。過去5年間で1億円を超える規模の不記載があったとされています

会計責任者の認否:安倍派の会計責任者が、パーティー券収入キックバックなど合計13億5000万円余りを報告書記載しなかった罪に問われ、初公判起訴内容を概ね認めました。

問題点:

政治資金規正法違反:政治資金収支報告書への不記載は、政治資金規正法に違反する行為であり、政治資金の透明性を著しく損ないます

国民の不信:組織的裏金作りは、政治と金問題に対する国民の不信感を増大させ、民主主義健全運営を阻害する可能性があります

機密費の使途の不透明

内閣官房長官が裁量で使える「官房機密費内閣官房報償費)」は、その使途が公開されないため、長年不透明性が指摘されてきました。

証拠とされる点:

使途の不開示:官房機密費は、外交情報収集などの名目支出されますが、その詳細な使途は機密保持理由に公開されません。安倍内閣2019年使用した「政策推進費」は11億650万円に上り、7年間で合計78億6730万円が使われていました。

問題点:

チェック機能の欠如: 使途が公開されないため、国会国民によるチェックが事実不可能です。これにより、私的な流用や特定目的使用が行われても、それが発覚しにくい構造となっています

国民監視からの逃避:税金がどのように使われているか国民が知ることができないため、民主主義における説明責任原則に反します。

Dappi等、ステマ手法による世論誘導疑惑

匿名ツイッターアカウント「Dappi」が、野党批判政府擁護投稿を繰り返していた問題は、自民党による世論誘導疑惑として報じられました。

証拠とされる点:

Dappiの投稿内容: 「日本が大好きです。偏向報道をするマスコミは嫌いです。国会中継を見てます」と自己紹介し、政権批判する野党議員マスメディアに対し、誹謗中傷捏造(ねつぞう)とも取れる投稿を繰り返していました。

運営会社と自民党関係: Dappiのアカウント運営していた企業が、自民党本部取引関係にあり、自民党事務方トップである事務総長の親戚が社長を務めていたことが報道されました。

問題点:

民主主義の阻害:一般市民が意見を発信しているかのように見せかけ、特定政治勢力に有利な世論組織的に作り出す行為は、自由で公正な言論空間を歪め、民主主義健全プロセスを阻害するものです。

フェイクニュース誹謗中傷:匿名アカウントによる誹謗中傷フェイクニュース拡散は、情報操作の危険性を伴い、民主的議論を困難にします。

統一教会世界平和統一家庭連合)との癒着

安倍元首相銃撃事件きっかけに、旧統一教会政治家、特に自民党議員との関係が深く浸透していることが明らかになりました。

証拠とされる点:

安倍元首相ビデオメッセージ:安倍元首相が、旧統一教会の関連団体主催するイベントビデオメッセージを寄せたことが確認されています

選挙支援: 旧統一教会が、自民党議員を中心に、選挙における電話作戦ポスター貼り、ビラ配りなどのボランティア支援を行っていたことが報じられました。安倍派の候補者統一教会の票が割り振られていたとの指摘もあります

歴史的経緯:安倍元首相祖父である岸信介元首相が、旧統一教会創設者と協力関係を築き、反共産主義を掲げる政治組織国際勝共連合」の活動を後押ししていたなど、自民党と旧統一教会との関係は長きにわたります

問題点:

反社会的団体との関係: 旧統一教会は、過去霊感商法などで社会問題引き起こし団体であり、そのような団体政治家が密接な関係を持つことは、国民政治に対する信頼を損ないます

政策決定への影響:宗教団体支援を受けることで、特定政策決定に影響が及ぶ可能性が懸念されます

行政文書改ざん・破棄

森友学園問題における公文書改ざんの他にも、行政文書管理をめぐる問題が指摘されています

証拠とされる点:

森友学園問題での改ざん:財務省による決裁文書改ざんが発覚しました。これは組織的な関与によるもので、民主主義の根幹である公文書管理信頼性を揺るがすものです。

桜を見る会」招待者名簿の廃棄: 「桜を見る会」の招待者名簿が、問題が発覚した後に不適切に廃棄されたことが指摘されています

電子データ復元拒否:公文書が廃棄されたとされる後も、電子データPermalink |記事への反応(1) | 20:59

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anond:20251013192216

なんで恋愛支援だと基本的人権抵触するのに子育て支援だとその心配がないの?ねえなんで?

富国強兵産めよ増やせよで不幸な子供が量産されたのを知らないのか?

子供3人目から大学無償化の時に学費目当てで無理矢理産ませる気かって批判されたのは都合よく見ないふりか?

Arturo_Ui 「恋愛支援」はやり方によっては基本的人権抵触する可能性もありますけど、「子育て支援」はその心配が無いからですよ。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4777442246768096225/comment/Arturo_Ui

Permalink |記事への反応(1) | 09:16

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2025-10-02

外国人には基本的人権はない」に反対する一方で

カナダ人国際結婚してカナダ国籍を取得した人が日本国籍を「奪われた」と表現するのが意味不明なんだが。

外国人にも人権があるなら、日本国籍がなくても何も困らないのでは?

Permalink |記事への反応(0) | 09:58

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2025-09-30

anond:20250930110659

お前こそが基本的人権

Permalink |記事への反応(0) | 11:07

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まともな人間じゃないくせにまともな会社のまともな待遇求める人多すぎ問題

お前は労働基準法にふさわしい人間なのか?

基本的人権を得るに値する人間なのか??

Permalink |記事への反応(1) | 11:06

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2025-09-29

少子化を食い止めるとか言ってる時点でナンセンス

世界的に見ても人類資本主義基本的人権を獲得してしまった以上、少子化は止められないのが自然の摂理

それなのに未だに夢見て「少子化を止めるにはどうすればいいか」みたいな議論をしてるのが周回遅れ

温暖化と同じで人間が浅い知識でどうこうしたところで止められるわけが無いんだから

まらない前提でみんなで議論すべきなのにどいつもこいつも思考停止してる

その上で働き世代を確保するために必要なのは若い世代自殺率を低下させること

これも「ゼロします」みたいなアホみたいな議論をせずに、低下させることを目標にしてくれ

Permalink |記事への反応(0) | 13:24

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2025-09-23

anond:20250923110053

相互尊重義務を負うてもええどって宣誓を伴わないで始まる権利の主張が求めてるのは権利ではなく特権というやつなんだよヴェイユ場合誰にも尊重されてない状態仮定したらそこには権利なんて存在できてないだろという理屈やが基本的人権義務から権利が生じるもの人権は誰かが守ろうと思って初めて意味がある みんなが守ろうと思っているために強大な力をもつわけやが、守ろうとするやつがひとりだけでも意味自体はある ところがこの人数がゼロになった場合権利存在してないものと見做せる。誰も認めていない権利権利としての効力がない権利は認められて初めて権利足り得る よって認めろ、という義務がいるわけや義務権利に先立って存在するなんてのはとくに目新しい理論ではないいちばん名前が通っているのはカントかな義務権利のためにあるのでさえなくて義務として独立して存在する。権利義務を果たした場合論理的帰結としてしか存在しないんやカントのなかではシモーヌ・ヴェイユはご覧の通りやし、ハンナ・アーレント迫害を受けた実体から存在するだけの権利には権利としての性質がなく「共同体に属する義務」が権利行使できる権利)の前提だと主張しとる 果たすべき義務はひとによりマチマチやけどな権利として存在するだけの権利には権利としての性質行使でき、主張でき、保護され、尊重されることbyワシ)がないんじゃないか? というのはだいたい共通しとる権利は効力を得たその時に生じる、という権利観やカント倫理学ハイパー難しくてよくわからんが、権利義務からまれ副産物であり、しか義務権利を生じさせるためにあるわけではないという修行僧みたいな義務観で喋るのはわかる が、天賦人権論よりは権利の生成過程を論じるにつきよほど科学的に説明しているといえよう義務権利を生むという世界観においては誰かから与えられないかぎりはあらゆる権利を人は持たない 世の中のほとんどの国はこの義務先行説、おれが保証して初めておまえら人権あり、という制度人権保証システムで回っとる 明示的に人権とは神から与えられし恩寵認定してるのは合衆国憲法くらいのもんや。あとはみな不可侵性の強調などで人権の由来をボカしているが、憲法以前、あるいは憲法より上位の規範人権存在しない以上は国家が法により権利を具体的に保護するまで権利存在し得ないわけや天賦人権論ってワシにはオカルトトークしか見えんのよね概念は法により定義されてはじめて存在するようになるというケルゼン法学的な考えのほうが好きじゃわ

Permalink |記事への反応(1) | 11:07

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2025-09-22

anond:20250922100836

ちょっと注意深く整理して考える必要があります結論からいうと、「公共の福祉思想の自由より常に上位」とは言えません。法律上の考え方はもう少し nuanced です。

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1.憲法上の位置づけ

日本国憲法では、思想良心の自由は第19条保障されています

> 「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」

一方で、「公共の福祉」という概念は第12条・第13条・その他の条文で出てきます。たとえば:

12条:「この憲法保障する自由及び権利は、公共の福祉に適合するように利用しなければならない。」

29条31条などでも「公共の福祉」が調整原則として現れます

ここでいう公共の福祉 とは、個人権利自由他人権利自由社会全体の秩序・利益と調整するための基準です。

---

2.思想の自由公共の福祉関係

思想良心の自由は非常に強く保障されるため、原則として制限されません。

しかし、現実的には「公共の福祉」の名目制限される場合があります。例えば:

犯罪行為助長する思想表現(例:過激扇動テロリズムへの勧誘

社会秩序や他人基本的人権侵害する場合

ここで重要なのは制限必要最小限 でなければならず、「公共の福祉」といえども絶対的理由にはならないことです。裁判所も「必要かつ相当な制限であるか」を厳しく審査します。

---

3. まとめ

思想の自由原則として最優先 に保障される。

公共の福祉は、思想の自由制限する場合の 調整・例外基準 に過ぎない。

したがって、「公共の福祉思想の自由」と単純には言えない。むしろ思想の自由を最大限尊重しつつ、どうしても衝突する場合公共の福祉制限できる」というイメージ

Permalink |記事への反応(0) | 10:12

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2025-09-13

新人類DLsiteにて十数年前から顕示されていた

不死身のクラゲでもない限り、あらゆる生物遺伝子を運ぶ媒体といえる。

であれば、生物の最も本質的な特徴とは、生殖方法にある。あるいは番の選び方でもあるかもしれない(除く不死身クラゲ)。

AVでは熟女DLsiteではNTRが、もう何年も連続ランキングトップの人気だ。これは今までの生物常識的な選好とは全く異なる。遺伝子を掛け合わせる相手は若く健康的で、他の遺伝子を押しのけて自分遺伝子を残すのが定石だ。熊なんか連れ子を菖蒲るほどだ。

人間だって同じ常識に囚われている。自由恋愛というのは専ら競争だ。家柄で番を決めるなんてのはもはや「家」という遺伝子のいくつかの部分を共有する集団が、社会腰掛けながら良質な遺伝子を寡占する行為であり、暴力ですらない、さらに強い実行力だ。そういう古めかしく動物的な人間ばかりだ。


DLsite以外では!NTRとは素晴らしい文化だ!良いものを独占しない、公開する!無償で公開するというのは何の権威も持たない「インターネット」という謎の概念を、たった数十年で国家すら脅かす巨大な存在にまで育てた偉大な手法だ!旧人類にはとてもできまい。

貞操権だの、不倫不貞だの、旧人類的な方法国民基本的人権侵害する法曹は、新しい結婚指輪の上に古い結婚指輪の跡が残る指の爪の垢を煎じて飲め。

Permalink |記事への反応(0) | 18:10

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2025-08-27

anond:20250827163201

価値観は長く生きていれば時代でも社会でも国でも変わるから、まともかどうかはわからないし、別にだって天道様の下を歩く権利自体は今の日本にはある(基本的人権

Permalink |記事への反応(0) | 16:44

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2025-08-25

書店での性的な本の販売について復習しようぜ!!

まず大原則として、何を作って売ろうがそれは人の自由

その上で色々な規制がある!

わいせつ頒布等罪

日本刑法175条に「わいせつ頒布等罪」ってのがあるの知ってるか!?

第1項

わいせつ文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。電気通信送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。

第2項

有償頒布する目的で、前項の物を所持し、又は同項の電磁的記録を保管した者も、同項と同様とする。

わいせつな物って売っちゃダメなんだぜ!びっくり!

こんな罪なくせよ!バカわいせつな物を楽しむのは基本的人権に等しいだろ!アップデートしろ

わいせつ定義は何か?調べてみました!

徒に性欲を興奮または刺激せしめ、かつ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反するもの

これは1928年イギリス出版されたチャタレイ夫人の恋人って小説翻訳したら、これわいせつだろって捕まった時の最高裁判断で、今もこの基準が使われてるらしい!

めちゃくちゃ抽象的だよな!普通人性的羞恥心って?善良な性的同義観念って?

そう、こんなのは時代と共に移り変わる!今は普通にチャタレイ夫人の恋人出版されてるぞ!

じゃ、運用上、わいせつでない具体的基準って何?

なんと!ざっくりいうと性器露出しないこと!らしい!

からモザイクをかけてるAVはセーフ!白抜きや黒海苔かけてるエロ漫画もセーフ!

わいせつじゃない!うそだろ承太郎

(ケツ穴は性器じゃないか大丈夫ですか???)

模型対象っぽい!オナホならTENGAはセーフっぽいけど名器の品格はこの基準ではかなりヤバい気がする!

ジョークグッズという文言だけで一点突破してるのか!?ストロングスタイル

OK刑法クリアできることは分かった!じゃあなんの心配もなく売れるね!

いやそうじゃない!刑法以外の規制がある!

それが地方自治体が定める条例だ!

青少年健全育成条例

多くの自治体では青少年健全育成条例を定めてる!

これは多岐に渡る法律なのだけど、その中にエロ本子どもに売んなやって条文がある!

子どもエッチな本読むのは良くないと思います」ってことだと思う!一理ある!

(でも現代ってインターネットあるからな〜〜〜〜〜!本だけ規制してもな〜〜〜〜〜!意味あるそれ〜〜〜〜?という気持ちはある!)

この辺がいわゆる有害図書で、東京だと8条指定図書とか呼ばれる!

これ、元からR-18指定されてる本には適用されないらしい!

「うむうむ、エロ漫画くんは弁えてゾーニングしておるな、感心感心…業界の自制が大事じゃ……

むむっ!こやつ!レーティングなくエッチなの売っている!し、しか性的行為のページ数が多い!有害指定じゃ!!!」…ってコト!

なんかページ数とかコマ数とか色々細かい基準もあるらしい!すげー変な規制

とにかく出版社は一般向けの方が絶対的に売れるから規制を避けつつ一般誌で売りたい欲が多分ある!

で、なんでBL男性向けと比べて”無法地帯“なの???

多分それは男性向けに特化するならR-18を避けられないから!ガンガン行為のページ入れるから!じゃあ最初からR-18だよね!

でもBLストーリーが多い!個人的には前戯だと思うが!

行為のページ数が少ない!だから一般で売ることができる!そこが主流になる!のだと思う!

男性向けでもノクターンノベルズコミカライズなんかは、ストーリーいからか一般向けで売れてるよね!ゾンビの溢れた世界で俺だけが襲われないとかもそうじゃない?王国への道とかもそうだよね!きっと!

でもでも、有害図書かどうかの基準って結局胸先三寸な訳!調子乗ってたらお前ら全部有害です!って言われちゃう!その可能ゼロじゃない!

から業界は売りたい欲と戦いつつ自主規制が行われる!

でも件のnoteのような状況、BL界隈目に余る!政府最近お前を監視

やめろめろめろイタチめろ!

Permalink |記事への反応(5) | 12:44

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2025-08-24

安藤憲法季評に対する疑問

安藤馨氏の8/13の憲法季評が話題になっている。

憲法15条3項は普通選挙を定めているが、合理的判断能力の有無に無関係選挙権を等しく賦与する民主政には、残念ながら、有権者の不合理な事実認識によって政治的決定が左右されるという、政治的無知への脆弱性問題がある。政治的選択に関連する事実知識判断能力に応じて、高能力者には複数票を与えるとか、低能力者には選挙権を与えないといった政治制度は智者政(エピストラシー)と呼ばれ、政治的無知の影響を免れやすいとされる。選挙権行使国民一般に重大な影響を与えるのだから医療行為のように一定能力水準を満たした者にのみ許されるべきだと考えてはいけないのだろうか。我々は拙劣医療さらされない権利を有するがごとく、拙劣政治さらされない権利を有してはいないのだろうか。だが、それでもなお多くの政治理論家は智者政を斥け、誰もが政治参加しうることの価値を重視し、民主政擁護する。

既に多くの人が指摘している通り、「安藤氏が智者政を推奨している」という批判は明らかに誤読である。「それでもなお多くの政治理論家は智者政を斥け、誰もが政治参加しうることの価値を重視し、民主政擁護する」と、智者政に否定的な一文があるからである上記引用部分における、この否定的な一文の直前までの文章は智者政の要約に過ぎず、安藤氏が智者政を擁護しているわけではない。

しかし、参政党が政治参加の観点から高い評価を受けるべきことを指摘しつつ、以下の最後結論に至るのは不可解である

参加の価値合理性価値を打ち負かすに足るか。私は果たして選挙権を有するに値するか。現代民主政の実情が否応なしに突きつける難問である

なぜ不可解かといえば、第一民主政擁護論の主要な根拠に触れていないこと、第二に民主政がもたらしうる非合理性を抑止する諸制度が既に現代民主主義に組み込まれている点にも触れていないこと、これらの二点に依る。これらの二点に言及せずに上記のように「民主政は智者政を打ち負かせるのか」と問題提起しても、論理が飛躍しているように思われる。

第一の、民主政擁護論の主要な根拠とは何か。論者による意見の違いは大きいが大まかにいえば、「何の政策が正しいかを、究極的には合理的議論によって決定できない」にも関わらず、民主政は決定された政策正当性担保できる点にこの制度擁護されるべき理由がある。(以下、便宜的に「何が正しいかを究極的には合理的議論によって決定できない」性質を『合理的議論非決定性』と呼ぶ)。民主政はどのように政策正当性担保するか、それは民主主義という手続き正義担保するのである

合理的議論非決定性を理解するために、合理的議論決定性(=何が正しいか合理的議論によって決定できる)の具体例を見ていこう。例えば安藤氏が言及した医療は、何が正しいかを究極的には合理的議論によって決定できる。「何故、この病気Aに対して治療法Bを行うのか」と医者に問えば、「複数治験比較した結果、この治療法Bが最も高い治療成績だと確認できたから」と答えるだろう。医療における合理的議論とは治験比較であり、医療関係者はこれによって何が正しい治療かを決定できる。

そして、合理的議論決定性がある領域で、議会制民主主義を行っても無意味であろう。選挙当選した国会議員多数決で「病気Aに対して治療法Bが有効である」と決定しても意味がない。

しか政策には合理的議論決定性がない。例えば、先の選挙で「給付金か、減税か」が論争になったが、どちらの政策が正しいか合理的議論のみによって最終的に決定することはできないはずだ。もちろん、それぞれの政策には一定合理的根拠があるが、医療における治験比較検討のような決定的なものではない。そうすると、「給付金か、減税か」の決定の正当化は、議会制民主主義に依る他ない。政策決定をした後に記者に「なぜ給付金(あるいは減税)を実施するのか」と問われれば、最初首相はその合理的根拠説明するだろうが、もしも記者が「それは何故?」と5回ぐらい繰り返したならば、その究極的な正当性根拠として「選挙当選した国会議員多数決で決めたから」と首相は答える他ないだろう。

まとめると民主政は、民主主義という手続き正義によって政策決定の正当性担保することにより、政策決定における合理的議論非決定性の問題解決(あるいは回避)する制度であるといえる。

もちろん、政策には合理的議論決定性がないからといって、合理的議論のもの政策決定の過程存在しないのではない。安藤氏の不可解さの第二の根拠として挙げたように、民主政の非合理性を抑止する諸制度が既に現代民主主義に組み込まれている。具体的には、国会議員は公開の場で審議せねばならず、有権者に幅広く報道される。議事録自由に閲覧できる。当然、議員合理的議論しなければ、有権者の支持を失い次の選挙落選するだろう。加えて、三権分立法治主義参政権とそれに密接に関連する基本的人権(表現の自由など)の手厚い保護が、民主政による非合理を抑止するように働いている

さて、安藤氏の論考に戻ろう。同氏は「参加の価値合理性価値を打ち負かすに足るかもしれないし、打ち負かすに足らないかもしれない」と示唆し、それが「現代民主政の実情が否応なしに突きつける難問である」と問題提起している。しかし上で述べたように、現代民主政には非合理性を抑止する諸制度が広範に組み込まれているのに、なぜこの点に言及しないのか。そして、そもそも政策には合理的議論非決定性がある以上、参加の価値合理性価値を当然に打ち負かすはずである。打ち負かせないならば政策には合理的議論決定性が存在することになるが、そうであるならば安藤氏はその存在を論証すべきであろう。そして、政策における合理的議論決定性が存在することを論証したならば、もはや政策決定を民主政で行う意義もなくなる(少なくとも大幅に薄れる)のだから、「現代民主政の実情が否応なしに突きつける難問である」と問題提起も不要になる。

Permalink |記事への反応(0) | 16:39

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2025-08-21

anond:20250821162235

天皇日本人じゃないだろ。日本国憲法でいう基本的人権の外なんだから

Permalink |記事への反応(1) | 16:25

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2025-08-18

anond:20250818231312

国民じゃないか基本的人権ないんだよね

Permalink |記事への反応(1) | 23:17

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2025-08-17

お前らの言う文化資本とはつまり電車移動のことなんだよね

言語能力の低い文化芸術界隈の人間が雑な物言いをしてプチ炎上

それを聞きつけたアホのハテナ民が単語にだけ反応して勝手なことを言って飽きて忘れる

この繰り返しで何の蓄積もなく話題無限ループする「文化資本」ネタ

だがそろそろ決着をつけようじゃないか

結論から述べよう



お前らが言ってる「都会と地方文化資本格差」とは

単に東京都心は電車で移動できるという事を言ってるに過ぎない


都会と地方文化資本格差とは

地方には文化資本がないか地方まれは不利!それをはねのけた俺は神!」

都内まれはうらやましいねたましい俺の親は毒親だ!だから人生失敗したのは俺のせいじゃない」

「いや地方には自然文化芸術もある!自然のない都内こそクソなんだ!だから人生(ry

インターネット以前の話で情報格差なんてもう無いだろ!自己責任!」

等々のしょうもない話題トリガーなのだ

頑なに、いや地方には何もないんだ、これから未来永劫文化資本格差が埋まらないんだ

地方に生まれたら人生終わりなんだ、イオンが全てを堕落させるんだ……

と言って「地方には何もない」連呼ループに入ってしまう方々がいらっしゃる

彼らには何の説得も通じない

不思議な話である

過去の話なら分かる

かつてはインターネットコミュニティはなく情報アクセス自体物理的な制約に支配されていた

地方に何か見るべきものがあってもその価値情報が分からなかった

それ自体は仕方がない

だが現代では情報インターネットから無限に入手でき

大人になった今なら行こうと思えばいくらでも行けるのだ

さら文化芸術コミュニティもいまやクローズドものも含め実態SNSを中心としてネット上に移りつつあると言っても過言ではない

リアルコミュニティがよくても、SNS媒体に集まろうと思えば地方で集まれるし実際に集まっている人々は多い

なぜ帰郷して最初に出てくるセリフが「美術の美の字もない」なのだろう

なぜそれに賛同する人間無視できない数いるのだろう


彼らはインターネットという人類の英知の恩恵を受けていない蛮人なのだろうか?

地方に確実に存在する個性豊かな文化芸術が目に入らない愚者なのだろうか?

イオンへの憎悪で脳が破壊されてしまって正確な情報摂取できないのだろうか?

そもそもなぜそこまでイオン憎悪するのだろうか?

そうではない

私は気づいた

そもそも彼らは文化資本格差という単語で別のことを表していたのだ

それは

都心部電車移動できて便利である

地方自動車運転しないとどこにも行けないから不便である

ただそれだけだ

それだけの話なのである

都心自動車運転できない人間にとっては天国

いっさい気兼ねなく、小銭さえ払えば都心の隅から隅まで自由に移動できる

これは地方未成年期を過ごし、自由な移動という基本的人権制限されていた人々にとっては

まさに天と地の差だ

ちなみに上京する前に自動車免許を取得した人間はこの万能感を「自動車運転して自力でどこまでもいける」

ということで体感地方の不便さを克服するのだが

これを上京都心鉄道網の恩恵を受けるという形で努力なく達成してしまうと

脳が破壊され、子供のころから努力なしに電車で色々な場所へいける都民への嫉妬

親に車で連れていかれた地方ショッピングモールへの憎悪が焼き付いてしまうのだろう

イオンに過剰な憎悪が集まっているのもこれが原因だ

イオンは悪くない、イオンまで乗っていく自家用車が悪かったのだ

そしてなによりこの状況は過去未来も永劫変わりない

いくら上京して多くの情報を得ようが

地元に戻れば気付かされる

ここで生まれ子供大人になるまでイオンしか行けないという事を

から絶望するのだ

だがそれを正確に言語化・メタ認識できないため

文化資本格差」という聞きかじりのフレームワークしか捉えられないのだ

からせっかくインターネット無限情報を得られても引き出せず無限ループしてしまうのだ

なんと哀れなことだろうか


しかしもはや問題は明らかになった

地方には美術はあります

ただ、車で1時間半かかるというだけなんです

これ以降、はてな民文化資本格差ガーと言い出したらこういってあげよう

電車美術館に移動したい、で伝わります

Permalink |記事への反応(3) | 00:31

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2025-08-11

日本国憲法外国籍人権保証してない、と曲解してる人がいてびっくりした

結論から言うと

かに憲法の文面だけを追うと国民のみを対象としてるように読めるから日本国籍以外は対象外」と直感的に考えてしまうのもわからなくはない。

でも少し考えれば「基本的人権理念からして、日本国籍以外は対象外になるのはおかしくないか?」と疑問が出てくると思うんだけど。

SNSはこういう「単純化しすぎ」な言説が簡単に広がってしまうからいね

Permalink |記事への反応(0) | 19:59

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2025-08-08

anond:20250808022519

興行から、で差別が許されるなら

興行から見世物小屋有色人種を展示してもいいわけだよね、差別主義者やろう。

泣きを見る被差別基本的人権が見えてない人間のクズが。

Permalink |記事への反応(1) | 02:27

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2025-08-07

anond:20250807110126

憲法は「国家を縛るもの」か?

✔ 正しい

日本国憲法は、「立憲主義」に基づいており、「国家権力を制限するために憲法がある」という考えが基本です。

これは、たしか高校の「現代社会」や「政治・経済公民)」で学ぶ内容でもあります

🔹 例:「日本国憲法は、基本的人権保障し、国民権利を守るために国家権力を制限する法である

憲法人権規定は「私人間」には適用されない?

✔ 概ね正しいが、例外もある

この主張の根拠として挙げられているのが「三菱樹脂事件最大判昭和48年12月12日)」です。

🔹三菱樹脂事件ポイント

民間企業三菱樹脂)が内定を出した学生の「過去学生運動歴」を理由採用を取り消した。

学生が「憲法19条思想良心の自由侵害された」と主張した。

最高裁は「憲法基本的人権規定は、原則として国や地方公共団体にの適用される」と判断

ただし、「私人間にも一定の影響を及ぼしうる(間接適用)」とも言及

✔ 補足:私人間にも間接的に憲法適用されることがある

例えば:

労働契約などの「私法関係」の中でも、憲法価値を斟酌して判断されることがある(判例・通説ともに)

民法90条公序良俗)」などを通じて、間接的に憲法理念が影響することがある(「間接適用説」)

私立大学憲法適用されない?

❌ 正確ではない(やや誤解を招く表現

私立大学も「教育機関」として一定公共性を持ちます

受験生権利制限するような制度設計」について、法令裁判所判断によっては違法無効となる可能性もある。

完全な「私人」ではなく、準公的性質を持つ法人学校法人)として扱われる場合もある。

🔹 例えば、学校教育法私立学校法高等教育政策の枠組みによって、公的資金も受けているため一定公的義務を負う。

✔ ただし、「憲法の直接適用」はやはり難しい

民間大学である以上、「国家権力による自由侵害」がない場合憲法人権規定を直接適用して違憲と主張することは困難。

なので、「違法性の有無」は民法契約法などでの判断に移る。

憲法22条の「居住移転の自由」は、民間人にも適用されるか?

✔ この自由も、原則は「公権力に対する自由

憲法22条第1項:

「何人も、居住移転及び職業選択の自由を有する」

これは国家による「住居・移動・就業強制」に対抗するための規定

したがって、たとえば:

国や自治体が「特定地域に住まないと受験させない」とした場合には違憲可能性がある。

しかし、一民間大学指定日に手続きしなかった者の入学資格を取り消すというのは、憲法違反とまではいえない。

自治医科大学私立大学か?

✔ 正しい(民間学校法人

自治医科大学1972年設立された私立大学

地方自治体設立支援している」という特殊性はあるが、法人としては私立

国家公務員大学校や国公立大学とは区別される。

入学手続きが「受験日と被った」ことの法的意味

憲法論ではなく、大学裁量問題

自治医大入学手続き日が「他大学受験日」と重なっていても、それが直ちに違憲とは言えない。

大学募集要項に従わなかった者を不合格にするのは、裁量範囲とされやすい。

🔹 ただし「公平性を欠く制度」や「著しく不合理な制度」であれば、民事上の争いにはなる可能性あり(違憲ではなく「不当」の論点

総評

主張判定補足
憲法国家を縛るもの✅ 正しい立憲主義の基本
憲法私人には適用されない」⭕ 一部正しい直接適用は不可、間接適用はありうる
私立大学には憲法適用されない」❌ 誤解を招く公的性質もあり、状況により影響あり
居住移転の自由規定大学を訴えるのは無理」妥当見解憲法違反の主張は困難
自治医大私立✅ 正しい学校法人立の私立大学
入学手続き受験日と重なっても辞退すればいい」現実的ではあるが冷淡な見方法的には一理あるが、受験生保護観点では議論あり

結論

この文章の全体的な法的理解はおおむね正しいが、表現がやや断定的・攻撃的で、「間接適用」や「準公的機関としての私立大学立場」といった重要な補足を省いているため、読者に誤解を与える可能性がある。

議論する際には、「私人にも憲法理念が影響しうる(ただし直接適用は不可)」というバランス感覚重要です。

Permalink |記事への反応(1) | 11:13

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2025-08-06

もう空調服基本的人権だったりする?

Permalink |記事への反応(1) | 15:34

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2025-08-03

はてブ運営がBANに及び腰っぽいから、彼らの背中を押してあげたい

一言だけ言わせて欲しい。

この速さだから言えることを。

Hagexが死んだ理由の9割5分は彼という人間他人という存在のもの基本的人権みたいな部分)への根源的な敬意を払えず、それを隠すという発想さえまともに持たずに生きてきたせいだよ。

低能先生を皆が追い詰めたっていうのは原因の5%程度でしかない。

決定的な破滅を招いたのはHagexという一個人インターネットに染まりきった言動だよ。

はてなはそのことに対して責任を感じすぎてると思う。

でもブクマ手斧を投げ会える機能もっと早く消すべきだったと思う。

Permalink |記事への反応(2) | 13:35

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2025-08-02

AV女優が着たドレスが「嫌だ」と言ったら叩かれた。それ差別なの?

SNSで「このドレス、元AV女優が着てたかちょっと嫌」と言った投稿が、「職業差別だ」と激しい批判さらされている件。

 

もちろん、SNSという場で発言すれば、反応があるのは当然です。

思慮が足りなかったかもしれないですし、感情的だったかもしれない。それでも、それが本当に「差別」だったのでしょうか?

 

投稿内容を見ると、実際は次のようなものでした

 

国内の後撮りで着ようと思ってたドレスAV女優イベントで着てて最悪。このドレスとあるスタジオオリジナル衣装からここでしか着られないし、本当に楽しみにしてたから靴とか小物自分で揃えてコンセプトも練ってたのに。AV女優に貸すって知ってたら契約しなかったんだけど〜どうしよ。 」

この投稿がここまで強い批判さらされるほど、問題のある内容だったのでしょうか?

私は、そこまで強い批判を受けるような内容には思えないと考えています

 

この違和感から、いくつかの論点を考えてみたく以下に列記します。

 

 

■「嫌」と感じることすら許されないのか?

消費者が、ある商品に対して嫌悪感を抱くこと、それ自体はごく自然なことではないでしょうか。たとえば、ある芸能人インフルエンサーが着用しているブランド商品を「嫌だ」と思う人は少なくありません。むしろ広告プロモーションというのは、その“誰が着ているか”を含めてブランドイメージ形成しているわけです。

 

それを「元AV女優が着ていたから嫌だ」と感じた途端、「職業差別だ」と糾弾するという構図は、少し違和感があります。なぜAV女優けが感情的忌避を表明された瞬間に「差別」という言葉封殺されなければならないのでしょうか。

 

■「AV売春」とは言えない。でも構造無視しすぎていないか

根本的な論点として、「AV売春ではないのか?」という論点があります

AV出演そのものは建前上は合法労働です。売春防止法に違反しているとは言えません。

芸能」や「演技」の名の下で、売春ではないと形式的には整理されています

ただし、形式上は「撮影」であっても、AVの多くが実際の性行為を含む撮影であり、実際には金銭を受け取りながら性行為をしており、「買春構造」に近いし、実質的には売春に類する営みと見なされても仕方がない部分があります

 

もちろん法的には、売春防止法の抜け道を通して成立している業界ですが、その建前と実態乖離違和感を持つ人がいるのは自然なことではないでしょうか。

 

AV売春だ」と断定するものではなくとも、あくま倫理的構造的に“買春に似た側面がある”と感じる消費者がいたとして、それは法的な誤解ではなく、価値観感受性問題として理解されるべきではないでしょうか。

そこに忌避感を持つのは「職業差別」ではなく「違法行為に対する嫌悪」とも言えるかと思います

 

パチンコ三店方式自由恋愛スキームと同じ構図

合法とされているが実態はグレー」という構図は他にもあります

 

たとえば、パチンコ三店方式は、景品を第三者が買い取るという建前でギャンブル性を隠しています

また、風俗業界では「入浴介助」「自由恋愛」などと称して実質的売春に近い行為が行われるケースがある。

 

形式を整えさえすれば実態は問われない――というロジックが成立している分野において、その実態に着目して拒否感を示す人々の感覚を「差別」と決めつけてよいのでしょうか。

 

純粋まっすぐな純情君かよ、世の中そんな綺麗事で成り立ってないよ~」という向きもあるだろうが、だったらなおのことグレーを忌避する毀誉褒貶

殊更に「職業差別女」とあげつらうのは何なんだよとなると思うが、いかがかなと。

 

 

職業差別日本で法的に「反社会的勢力」として存在する

そもそも職業差別は許されない」は、正論に見えて実際には例外があることを失念してないか

 

暴力団排除条例では、反社会的勢力関係のある職業個人契約から除外される。これは法的に正当な「職業差別」だといえる。

この暴力団排除条例は、暴力団関係であることを理由に、銀行口座の開設、保険契約不動産賃貸結婚式場の利用まで制限できる。これはれっきとした「職業属性による差別的取扱い」だが、社会的には正当化されている。

 

そして現実には、風俗AV業界も、過去には反社との結びつきが問題視された歴史がある。

業界の大多数の人がそうではないとしても、かつ、現時点では業界健全に努めようとしているとしても、かつて「関係があるかもしれない業界だった」と思って忌避することを、一律に「差別」と決めつけるのは、あまり乱暴ではないか

まだ払拭しきれていないそれらの背景をもったイメージによって反社と同様に警戒や忌避されるのは、他のブランドイメージ嫌悪とは一線を画す部分もある。

 

まあ、何にしろ現在日本基本的人権すら制限反社に対して架す職業差別合法という犠牲の上に築かれている安寧があるという状況をみんな忘れて議論するなよ、と。

 

AV出演者の子どもが差別はされてはならないとおもうけど、現状だと反社はその子もも差別的な扱いの犠牲に巻き込まれているのだから

今回「職業差別」だと言う言葉批判する側の発言した人は、忌避感表明程度で強い言葉を使うなよ、とも思う。

現在日本には法的に規定されたガチ職業差別憲法第14条「法の下の平等」との関係問題視している考えだってあるんだぞって。

職業差別ゆるさんと吐いた人は、暴対法暴力団排除条例どうおもってるのかな。

 

売春する側を忌避ことは職業差別にあたるのか?

近年、「売春する側を責めるのは職業差別」という意見も出てきている。

しか経済的理由選択せざるを得なかった人もいるだろう。

しかし、違法行為である売春を、“職業として肯定すべき”とまで主張することには疑問が残る。現在日本には公娼制度はないのだから

 

私は男性で、買春行為に手を染めたこともないし、それは避けてきた。

その立場から見ると、法的には売春行為は明確に禁止されているにもかかわらず形式を整えて実態正当化する人などが、忌避されてるので「職業差別だ」と反論しているのだとすると、その構図には違和感がある。

違法性のある行為に対する批判すら封じようとする」主張になってないか

 

ある特定信条からすると蔑まれ行為を行った人への社会的批判忌避感情は、差別とは別次元倫理的・法的なフィードバックだと考える。AV出演者の子が「親の因果が子に報い」的な蔑視を受けるなら差別だけど、本人の責任ある行為の結果で第3者に好悪の感情をもたれるのは

一定社会人としたのこれまで歩んだ道の評価でしょ、と。

 

とはいえ建前であれ適法運用されており、かつ、法的な反社組織と何ら関係のない人が職業門地によって、銀行口座の開設、保険契約不動産賃貸結婚式場利用制限とかが起きそうになっているならそれは明確に阻止する側でありたい。

 

 

職業としてのAV出演を隠して一般社会人として活動している状況で、過去を暴かれて叩かれるのは問題があると思う。

AV出演歴を隠さず、同一名義でキャリア継続するのは勇気のあることだと思う。

隠してないのはある意味ではとても誠実かもしれない。

 

例えば、声優エロアニメに出るときに別名義を使ったり、漫画家エロ同人を別ペンネームで出すことも、「見られたくない、でも仕事としてやった」ことを社会がある程度容認してきた例だと思う。

 

一方で、同一名義で堂々とAV出演歴を公開し続けるなら、過去仕事によって起用された商品作品に対して生まれたその人物の“イメージ”で忌避されるのも、ひとつ社会的反応であり、それをただちに差別だ」と糾弾するのは、やはり無理があると思うよ。

AV女優が同一名義で芸能モデル業に進出し、過去仕事を隠していない場合なのだから、それを理由消費者側が忌避することは「職業差別」ではなく、パブリックイメージの受け止め方の違いとして普通にありうる。

 

抱かれたくない芸人とかで、ある意味お笑い要素に本人達がしているから許されているかのような印象をもっているかもしれないが、芸人特定ブランドを愛用しているとかに対して心ない発言はこれまでよく見たはず。それを「芸人に対する職業差別だ」とか批判したことないでしょ。

 

芸能表現者として過去活動現在活動が地続きである以上、「ブランド全体」として評価されるのは避けられない。

からといってその人の人格まで否定するのは行き過ぎだが、関連した商品が「選ばれないこと」まで否定するのは、やや一方的に思える。

 

消費者忌避感を持つのは当然の自由だし「(元)AV女優モデルに使われた」という情報を知って、その商品距離を置く。

それは“職業”を理由差別しているというより、過去の出演歴が与えるイメージによって「自分が身につけるには合わない」と判断しているだけだとおもう。

 

たとえば「ジャニーズ(旧ジャニタレントCMに出ていたから不買する」という行動や、「インフルエンサーが紹介してると逆に買いたくなくなる」といった反応だってある。

これを「職業差別だ」と言う人はいない。

 

では、なぜAV女優の起用だけが“聖域化”されているのか?

 

■「それは職業差別だ」と言えば、どんな違和感も封じ込められる――

そんな風潮が広がっているように見えてならない。

 

でも本当にそうだろうか?

 

ジャニー喜多川の件で、忌避されるのは事務所のものだった。広告タレントを起用すること自体批判対象にもなった。

芸人が出ているだけで「買いたくない」と思われることもある。タレントインフルエンサーが身に着けている商品に「ステマだ」「信用できない」と不信感を持たれることもある。

 

それでも誰も「芸人差別だ」「インフルエンサー差別だ」とは言われていない。

 

実際、最近オープンしたテーマパーク「ジャングリア」でも、インフルエンサーによるPRや発信が議論を呼んでいる。

彼らの投稿嫌悪感を抱いた人は批判的なコメントしている。しかし、その際「インフルエンサー批判するのは職業差別だ」といった声はほとんど見なかった。

 

感情に基づく忌避や好感は、どの職業にも付きまとう。特に芸能表現者として舞台でやっていく場合は、消費者への好悪の感情ブランディング資するBtoB商品でもあるのを理解して表にでているのだから

それらを“ブランディング”としてどう受け止めるかは企業消費者自由であり、「嫌」という感情のものまで規制しようとする空気は、むしろ自由社会”とは言えないのではないか

 

それなのに、AV女優だけを「特別扱い」して、少しでも違和感を示しただけで「差別だ」と決めつけるのは、公正な姿勢と言えるのだろうか?

それは“平等”ではなく、“過剰な規制”ではないのかな、と。

 

 

■「表現の自由」と「批判されない自由」は別の話

最近では、表現規制についてもクレジットカード決済会社が「性的」「暴力的」「フェティッシュ」なコンテンツへの決済を一律に禁止しようとする動きが問題になっていて、多くの人が反対していると思う。

 

私は、表現の場は確保されるべきだと考えています

 

ただし、その表現内容が社会からどう見られるか、という評価毀誉褒貶)まで「規制だ!差別だ!」と主張するのは違う。

表現した以上は、批評批判されることは避けられない。批判が来たら再反論すればいい話で、それは健全言論空間のあり方の一部だと思う。

 

批判された=規制された」「不快に思われた=差別された」という論法は、言論空間をかえって狭めてしまうのではないでしょうか。

 

嫌悪感情はAVに限らないし、なぜこのケースだけ「差別」なのか?は明確に批判者側が自省して向き合うべきだと思う。

この「嫌だ」投稿差別だと断じる人たちは、AVというカテゴリにだけ特別保護を与えようとしていないでしょうか。

 

結局、芸人でも、インフルエンサーでも、タレントでも、商品ブランドを「誰が着たか」「誰が使ったか」で好悪を判断するのは消費者自由です。AV女優という存在に限ってその“好悪”の表明を封じようとするのは、むしろ自然ではないでしょうか。

 

発言を「差別」のレッテルで封じる風潮こそ危ういと思います

ジャニー喜多川問題のように、過去問題のある人物と結びついた企業ブランドを避けるという行為は、フジテレビを例に出さずとも、今や一般的になっています広告に誰を使うか、商品に誰を起用するか、広告媒体側の評価、というのは消費者の印象形成に大きく関わるものです。

 

それに対して「嫌だ」と感じた人が、それを素直に言葉にしたとき職業差別という重いレッテルを貼って糾弾するやり方は、本当に健全議論なのでしょうか。

 

表現者には表現の自由があるように、消費者にも感情価値観を持つ自由があります感情違和感があったとき、それを表明することが即座に「差別だ」と決めつけられる空気は、言論空間の萎縮に繋がると感じます

 

表現規制を過剰に求めたフェミおかしいとか言っていた人が、今回の件では同じような行動をとってトレースしてないか

ジャニー喜多川問題の時に暴れたジャニオタを嗤っていた人が、「職業差別だ~」で同じような行動に陥ってないか

 

 

差別という強い言葉を乱用しない

「嫌だ」と感じた個人感情をすぐに「差別だ」と糾弾するのは、本当に守るべき“差別されている人”への関心すら薄める危険があるとおもう。

 

個人感情には多様性があり、その中には好みも忌避もある。

それを「思ってもいいけど、言ったらアウト」と言う社会理想だろうか?

 

差別とは、もっと構造的で、もっと暴力的で、もっと絶望的なもののはずだ。

 

内心の自由とそれを発言することは分けて考えろとか、言ってる向きの人は、クレカ表現の自由規制問題になんてコメントしてるの?

職業差別女って強い言葉レッテル貼って発言者を潰せれば、表現規制が達成できれば満足なのか?

 

 

■余談

職業の貴賎はあるとおもうよ

医療介護福祉系の家族・親類が多いなか、いわゆるエンタメ系の業界で働いてるから思うけど

やっぱり、エッセンシャルワーカーの方が偉い職種だと思うよ

 

エンタメなんて別に存在しなくても人の生活は成り立つし。

 

それでもエンタメの笑いや感動が勇気希望を与えるんですって思うのは良いし、それでプライドを保つの勝手だけど、エッセンシャルワーカーの人らに劣らず偉いんですって思ってるならダサいし、恥ずかしいからってだけ思う。

面白いと思ってもらったら勝ちとか、笑わせたら勝ちとか、歌や演技で感動を起こせればそれでいいとか

ある意味そういう別ルールゲームじゃん。

社会的地位をもとめるのは基本的人権とか自分家族プライバシー必要最小限で守られてればよくない?

差別ってそういう領域まで踏み込んでくるものであって、人権確保された上での毀誉褒貶はつらいけどあるよね。社会人なんだし。

 

あと、職種自体が偉くたって、その中にはクズい人もいるし、Permalink |記事への反応(4) | 20:33

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2025-07-31

anond:20250731031526

あなた根本的に勘違いしてるよ

基本的人権っていうのは表現の自由の上に来るんだよ

なので基本的人権侵害した『表現』の規制は認められる

ガイポイント略してガイポ」なんていう、障害者基本的人権を踏み躙ってる表現が「表現の自由」で守られるべきだと本当に思ってるならあなた感覚は相当おかし

木古おうみ氏の著作出版が停止されてることについての話なら、表現の自由とかそういう話ではなく、単に商売上のリスクとリターンの問題

商売でやってるんだから会社不利益(これは金銭だけじゃなくて社会的評価も含む)になるようなもん出すわけないだろって話

Permalink |記事への反応(0) | 11:12

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