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はてなキーワード:地下資源とは

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2025-08-18

anond:20250818104122

なるほど

天然資源の埋蔵価値

https://chatgpt.com/share/68a286f8-516c-800f-b2cd-a5f510620a61

推計額(概数) 出典メモ
ロシア 約 **75兆** Statista の「天然資源価値ランキングに基づく要約。([Reddit][1])
アメリカ 約 **45兆** 同上。([Reddit][1])
サウジアラビア 約 **34兆** 同上。([Reddit][1])
中国 約 **23兆** 同上。([Reddit][1])
ウクライナ **約11〜15兆**(さらに広い推計では最大26兆)ウクライナ鉱物資源価値11〜15兆ドル規模とする報道解説。より大きい推計として「最大26兆」もあるが不確実性が高い。([マーケットウォッチ][2], [Visual CapitalistElements][3], [HungarianConservative][4])
アフガニスタン **約1兆**(1〜3兆の幅)レアアース等を含む鉱物資源価値の米政府USGS系報告を踏まえた推計が繰り返し引用。([Encyclopedia Britannica][5])
カザフスタン **(信頼できる一括推計なし)**資源依存度は高いが、国全体の「埋蔵価値」合算は公的・一貫手法数字が見当たらず。参考:資源所得GDPの高比率を占める、鉱業詳細はUSGS年報。([ワールドバンク][6], [TheGlobalEconomy.com][7], [米国地質調査出版物倉庫][8])
ベラルーシ **(信頼できる一括推計なし)**カリ(potash)が主力。総額評価は見当たらず。([米国地質調査出版物倉庫][9])
日本 **(信頼できる一括推計なし)** 可採な地下資源相対的に小さい。メタンハイドレートなど海底資源存在するが商業化・価値算定は不確実。([Encyclopedia Britannica][10], [netl.doe.gov][11])

Permalink |記事への反応(0) | 10:56

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2025-07-05

ヒーローがやるべきは敵を倒すことじゃなく土木工事

有名なスーパーマン世界危機を救うために戦うが、ぶっちゃけ公共インフラを整備したり、危険山岳地帯での開発とか、そういうことのほうがよほど金になるし役に立つのでは?

強大な悪がいることより、地震火事やらのほうが普通にありそうだしな


たまにある、引退後のヒーローを描く物語ではちょっとやさぐれヒーロー像が多いけど、水道管の布設とか海底の地下資源の探索とか本当は異能力を活かす機会は多いと思うんだがな

Permalink |記事への反応(3) | 10:26

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2025-04-17

anond:20250417182125

日本も超長いトンネル掘って世界中地下資源を頂戴したらいいのにな

Permalink |記事への反応(0) | 18:23

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anond:20250417182002

政府の信用っつーか地下資源の有無でしょそれは

Permalink |記事への反応(1) | 18:21

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2025-03-02

anond:20250302140312

カナダメキシコにも地下資源豊富にあるぞ

大変だ!アメリカ侵略を開始するかもしれない!どうする!?

Permalink |記事への反応(1) | 14:22

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2024-11-16

国際的日本地位が低下って言うけど

そもそもこんな小国災害も多く地下資源もない島国が何で世界で戦えると思うの?

まさか日本人遺伝子世界でも優秀とか考えてんのかな?

ネトウヨかな?

Permalink |記事への反応(1) | 10:55

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2024-11-11

日本の立地ってマジでまれてたよな

大陸に近いので古代中国という最高峰文化享受できた

・でも簡単侵略はできないくらいの絶妙な遠さ

大陸の端っこなので外交はほぼ中国だけ気をつけていればよかった

民族的流入経路も限られていて異民族の大移動に悩まされなかった

島国としてはかなり大きくて国力が高かった

・平地が少ないので大勢力が並立できず内乱がすぐに終わった

森林資源水産資源豊富人口を増やすことができた

・金銀や石炭などの地下資源豊富だった

完全にヌルゲー。

特に序中盤での開発のしやすさはピカイチ

ハイスコアを狙うには対外進出の難しさが逆にネックになってくるが、

のんびり育成を楽しみたい初心者には間違いなくオススメできる。

Permalink |記事への反応(3) | 13:12

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2024-06-23

anond:20240623132418

ザラではないですね。

これよく勘違いされるんですけど、異性と深い関係になりたい、引きこもりでない、それ以外の条件が"まとも"であることを含めるなら、25歳童貞はほぼいない。皆無といっていい。

地球全体で地下資源豊富にあるが、現在技術利益を出せる範囲のものは限りなく少なく、それ以外は無価値なのと同じ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:43

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2024-04-20

anond:20240420172946

地下資源が大したことないしインドネシアより下なんじゃないか

Permalink |記事への反応(0) | 17:35

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2024-02-13

ロシア見てると広大な農耕地エネルギー地下資源があれば世界を敵に回しても普通に生き残っていられるんだなと思う

この教訓を個人レベルで活かすとすると

広大な人脈やコネと太い実家資源があれば会社一般的労働条件に唾吐いても普通に稼いで楽しく生きていける

って事かもしれない

Permalink |記事への反応(2) | 12:48

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2023-10-08

anond:20231008144609

さらに、MMT支持者の主張にもかかわらず、巨額の紙幣印刷するとインフレが起こる。」

はっきり理由がいえないのにどうしてこういいきれるんだろう?

実際には巨額の紙幣印刷してもデフレだったんだ。

なぜかどうしても理解できないというのなら、こうかんがえてみたらわかりやすいだろう。

 

国内に出回っているはずの印刷した紙幣国債の一部は、国の借金にはならない。いつのまにか消えてしまう。

たとえばそれは津波災害で家ごと流された箪笥貯金(金庫でもどこでもいい)でもあろう。

あるいはお金持ちが「どうだ、あかるくなつたろう」などといいながら紙幣に火をつけてもやしている。

あるいは脱税のため地面にうめられたまま忘れ去られてしまう。(たまにゴミ捨て場から拾得物として発見される)

金を持っているのに人に頼れなくなった孤独死老人の遺産も国にどんどん帰って来る。(独身増田たちもちゃんと人や国に頼れって口酸っぱくいってるのにな)

amazonの儲けとして海外に輸出され日本国内で出回らなくなった札束と考えてもいい。

便所におとしてクソにまみれた紙幣、海に流された財布、火事燃えた金庫…。だれももうその金を使わない。

あるいは、配られても使用されないで期限が切れる子育てクーポンワクチン券なども姿をかえた臨時紙幣だ。

  

これらはすべて「税収」としてカウントされているわけでもないのに日本政府債務支出実質的に消しつづけている。

だれも「帳消し」にしないだけ。

(余談だが万が一、帳消しになどして「うちの省庁では今年わりあてられた予算を消化できませんでした」となったら翌年から予算がつかなくなるんだからね。

お小遣いはみせかけだけでも全部使っておくことが大事なんだ。そうそう、文科省総務省予算どりが下手なんだよね)

実際、日本はながらく外国ほどはインフレしていなかった。

インフレになるのは日銀砲をうちまくったからではない。

ご存じのとおり日銀砲とは紙幣に準ずる国債仮想的に大量に印刷する行為なのだ

日本円高監視しつづけ、すこしでも円高がすすもうものなら日銀砲を即時うちつづける粘着行為をしてすら、

国内では実際に「デフレ」、あるいは「インフレの過度な抑制」がずっとつづいていた。

 

この度のインフレ日銀砲をやめてからおこっている。産業空洞化による円安が原因だ。

なので日銀は今度は放出した紙幣を回収する方向で介入した。これが逆日銀砲とよばれるほど長続きするかはわからない。

 

これからどうしたらいいか。MMTかそうじゃないかなんて定義する必要はない。

安くなった円などいくらでもくばって、生き延びさせて、女性環境にやさしい国をつくらねばならない。

国内企業からみれば無駄な」科学技術も発展させなければいけない。

 

そうして国際競争力をつけなければ、「冷却水放出国のぶどう」「冷却水放出国のほたて」などのように悪口をいわれて安値もつっかえされてしまう。

日本はこの20年ほどで首相暗殺未遂もふくめれば2回)や原子炉関係などイメージ悪化している。

(まあ小渕首相過労死でそんなにおちなかったのが逆に不思議だけど。)

今は「女性政治家にも企業トップにもおけない国」、

「性を食い物にするアニメ漫画流行っているのに実際の犯罪は隠ぺいしすぎていて安全コストが実は非常に高かったのがバレた」

マイナカードスマホが全員はつかいこなせず、デジタル納税デジタル投票デジタルワクチン証明できない」という社会インフラの古さもかなり痛い。

まあインボイス地方振興券なみに簡単につかえる申請アプリを先につくっておけばなんとかなったかもしれないのに

ズルズル「やっぱやめようかな~」などととなえる弱腰クソ政府からね。

 

まあ、そうはいってもようやく訪れた円安を期に、

輸出企業だのインバウンド目当ての接客業が景気を盛り返しかけているみたいだからそっちの方向でとりあえず稼ぐのもいいかもね。

 

でもこのままいつまでも産業をもりかえせなければ、

いつかキューバのように60年前の車を大事に修理してつかう国になってしまう。

キューバ幸せ社会主義国家ではあろうが、先進国とはもはやいえない。

あるいは、ロシアだ。1億人の国民豊富地下資源。でも産業農業石油の一次産業以外は空洞化したままだ。

貿易港が冬にとざされるから一次産業の産品でさえ輸出できない。

から戦争に走った。

ロシアウクライナの姿は、人口だけでいえば日本韓国によくにているよ。

将来ああならないように気を付けなければいけないよ。

Permalink |記事への反応(0) | 16:16

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2023-05-21

anond:20230521211438

同意

こんな地下資源もない、国土も狭い、地震は多い、火山もある、海に囲まれ島国トップレベル経済大国だった時代が異常(横)

Permalink |記事への反応(1) | 21:20

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2023-05-04

anond:20230504150038

北方領土はもともとウクライナ移民」が多いので、今のウクライナから日本難民を大量に受け入れつつ独立運動を煽って「千島共和国」でも作らせたらいいと思う。

軍事的には安全保障条約を結んで、地下資源海洋資源の開発でも協力しよう。

帝国主義万歳

Permalink |記事への反応(0) | 15:36

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2023-04-08

で、この手の老害かつ独善的意見を吐く人間というのはまず間違いなく「正義マン×コミュ障オタク」だろうと推測できるんだけど

「ゲート~自衛隊彼の地で斯く戦えり~」なんてド直球の殖民地政策だったぞ。相手価値を知らないのをいいことに地下資源をタダ同然で巻き上げるとこなんざゲンナリした。

やっぱりそうだった。

独自感性が乏しく、コンテンツの掘り下げが弱く人から聞きかじった表面的で浅い知識を振り回して人にマウントして悦に浸る。

こんなダサイコメントしてるくせに、自分では結構いっぱしのオタクだと思い込んでそうでキツい。

私が一番嫌いなタイプオタク

しかも、どう考えても結構年配の方なので、もう今から矯正もできない。

邦キチの池ちゃんってあれでもだいぶマシに描かれているし若いからやり直しがききそうだが、

現実には池ちゃんみたいにネタにして笑えるタイプじゃなくてこういうニチャァ…という擬音がなじむタイプ老害オタクの方が多いんだよな。

この手の人間は、さっさとオタク引退してはてブ引退したまえ。

それが嫌なら黙って自分の好きなコンテンツに黙々と課金するだけすればいい。

自分他人からしたら加齢臭だけ漂って若い人の邪魔をするだけの老害であるという認識も持って

もう老害しかない自分と向き合いながらさっさとオタク終活を始めるべきだ。

mutinomuti 2023/04/08

これを読んでて増田も同じ沼に両足突っ込んでいるんだなって思った(´・_・`)

はてなブックマークユーザーの中で、こういうコメント書く人間いちばんまらん。

普段オタ友同士で交流してるDM部屋にも一人だけこういう人がいるんだわ。1,443フォロー中444フォロワーの人な。

いつもそいつ発言すると空気をまずくするんだけど本人全然自覚ないんだよな。

この人リアルでも気が使えないとかいって私みたいな人間から陰口叩かれてるか、リアルでは一人も友達いないんだろうな

Permalink |記事への反応(0) | 09:49

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2022-06-23

anond:20220623065049

これだけ狭い島の国土地下資源もないのにGDP2位になった高度経済成長期の方が異常

Permalink |記事への反応(1) | 16:20

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2022-06-14

anond:20220614031646

21世紀地下資源があれば豊かになれるとか思ってるアホが偉そうにw

付加価値な1次資源なんて21世紀にゃ鼻くそほどの価値しか無い

20万万円輸入原材料から2万ドルの車を作れて

それを1台売れば25トンの原油が手に入る

資源なんてクソ安い

Permalink |記事への反応(1) | 03:26

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anond:20220613180042

プーチンに訊け 

ロシア日本はほぼ同じ人口

あれだけ広い土地もってて(まあ日照低いけど)

その分地下資源豊富なのに

結局ああなるのかよ、はやく常任理事国の席を日本に譲ってくれや

Permalink |記事への反応(1) | 03:16

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2022-05-04

地熱エネルギー、大期待だなあ。

水素エネルギーと同じくらいワクワクする。

地熱水素社会が来ればいいなあ。

https://www.smfg.co.jp/sustainability/report/topics/detail096.html

マグマから得られる地熱や、地表付近地中熱国内安定的に得られる国産エネルギー源で あるにもかかわらず、これまであまり利用が進められてこなかった。しかし、エネルギーの在り 方が抜本的に見直される中、あらためて地熱資源に注目が集まり始めている。

地中に眠る未利用エネルギー

東日本大震災地球温暖化問題を機に、エネルギー政策の抜本的な見直し議論されている。太陽光発電風力発電などの再生可能エネルギーが注目を集める中、新たな脚光を浴びているのが地熱資源だ。地熱資源は、マグマの熱に由来する高温流体を利用する地熱と、太陽熱に由来する地表周辺の地中熱の2種類に分類される。地熱地中熱実用化の歴史は長いが、国内ではあまり普及が進んでいない。本特集では、地熱発電と地中熱利用、それぞれの現状と普及に向けた課題、今後の展望考察する。

日本は、世界3位の地熱資源大国

地熱発電に利用されるのは、マグマから得られる熱エネルギーだ。火山帯の地下数キロメートルから数十キロメートルには、1,000℃を超える高温のマグマまりがある。このマグマまりで熱せられた岩石中に地下水が浸透すると、熱水あるいは蒸気を蓄えた地熱貯留層ができる。この地熱貯留層まで井戸を掘り、200~350℃という高温の熱水/蒸気を取り出してタービンを回すのが地熱発電の基本的な仕組みだ。その魅力は、24時間365日安定的に発電可能で半永久的に枯渇の恐れがないことと、発電時のCO2排出量がほぼゼロであることだ。

日本地熱資源量は2,300万キロワット超で、アメリカインドネシアに次いで世界3位を誇るが、発電設備容量で比較すると、1位の米国が309.3万キロワットなのに対し、日本は53.6万キロワットで8位にすぎず、豊富資源を生かしきれていない状況にある。

地熱開発の普及を阻む3つの要因

日本地熱発電が普及しなかった主たる要因は、「立地規制」「地元理解」「エネルギー政策」の3つといわれている。

「立地規制」とは、政府1970年代から景観保護などを理由国立公園国定公園都道府県立自然公園における地熱開発を制限したことを指している。国内地熱資源の7~8割は国立公園内にあるため、これが事実上の開発制限となってしまっているのである

地元理解」とは、地熱資源地区域に隣接する温泉地区事業者理解が得られないことである科学的な根拠や具体的な因果関係を示すデータはないが、温泉地に関わる観光事業者温泉源枯渇を理由に開発を拒否するケースは全国で起きている。

エネルギー政策」とは、政府による開発支援問題と言い換えてもいい。1974年に始まった「サンシャイン計画」では、地熱発電は主要な発電方法の1つと位置づけられ支援策も充実していたが、1993年の「ニューサンシャイン計画」以降、研究費が削減され、1997年の「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法(新エネルギー法)」では、「新エネルギー」分野の研究開発対象に選ばれなかった。さらに、2002年の「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法RPS法)」では、対象となる地熱事業は「熱水を著しく減少させないもの」という条件が付いたため、従来の発電方式では支援を得ることが難しくなってしまった。

そもそも地下資源は開発リスクの高い事業である。開発の際は、地表評価を行った後、地下深部に多数の坑井を試掘し、発電可能地熱資源を掘り当てなくてはならない。試掘とはいえ、掘削には1キロメートル当たり約1億円のコストがかかる。地中にはマグマがあるのだから、掘削すれば必ず地熱資源を得られるだろうとの推測は素人考えで、事実はまったく異なる。重要なのはマグマまりの探索というよりも地下水が貯まる地熱貯留層を掘り当てられるかどうかだ。現代の高度な探索技術をもってしても、地下1~3キロメートル分布する地熱貯留層を正確に検知することは極めて困難で、今も開発事業者の知見や勘に頼らざるを得ないというのが実情だそうだ。首尾よく掘り当てたとしても、高温蒸気を安定的に得られるのか、どの程度の発電ポテンシャルがあるのか、熱水の長期利用が周辺環境に影響を与えないのかなどを見極めるため、数年間にわたるモニタリングが欠かせない。そのうえ、資源を掘り当てても認可を得られなければ発電事業はできない。地熱発電の調査から開発までに10年以上の期間が必要とされるのは、このような理由による。ある意味油田開発と同等のリスクコスト必要とされながら、出口としては規制に縛られた売電しかないため大きなリターンも期待できない。こうした状況では、地熱発電事業への参入者が現れなかったのも、致し方ないといえる。

見えてきた地熱発電事業未来

しかし、地球温暖化東日本大震災の影響により地熱発電に対する風向きが変わってきた。地熱開発を阻んできた3つの要因すべてに解決の糸口が示されたのである

まず、環境省が、地熱開発に関わる自然公園法規制緩和に動き始めた。2012年3月21日には、第2種、第3種特別地域について、域外から斜めに掘り込む傾斜掘削を容認し、さら関係者地域との合意形成景観配慮した構造物の設置、地域貢献などを満たす「優良事例」であれば、技術的、コスト的にも負担の少ない垂直掘削も認められることとなった。これに加え、3月27日には「温泉資源保護に関するガイドライン地熱発電関係)」を都道府県に通知し、地元調整の在り方を具体的に示した。これらの施策により、立ちはだかっていた「立地規制」と「地元理解」に関するハードルが一気に下がったのである

さらに、経済産業省が、2012年予算地熱資源開発促進調査事業として91億円を盛り込み、地表調査費用の4分の3、掘削調査費用の2分の1を補助。資源開発のノウハウを有するJOGMEC独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)による開発準備段階の民間企業への出資や、開発資金を借りる際の債務保証ができるよう、石油天然ガス・金属鉱物資源機構法を改正する方針を示した。そのうえ、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」により、売電開始後15年間の地熱発電の買取価格(1キロワット当たり)は、1.5万キロワット以上で27.3円、1.5万キロワット未満で42円という価格提示された。こうした「エネルギー政策」の転換により、地熱発電事業を覆っていた分厚い雲の合間から、明るい光が射し始めた。

エネルギー地産地消

こうした流れを受け、10年ぶりに新たな開発プロジェクトが動き始めた。電源開発(J-POWER)と三菱マテリアル三菱ガス化学は、秋田県湯沢市葵沢・秋ノ宮地域で地熱発電所建設を進め、出光興産は他社と連携し、北海道阿女鱒岳(アメマスダケ)地域および秋田県湯沢市小安地域地熱発電の共同調査を行うほか、福島県磐梯朝日国立公園内に国内最大の地熱発電所をつくる方針を示している。

岩手県八幡平では、八幡平市と日本重化学工業、地熱エンジニアリングJFEエンジニアリングが出力7,000キロワット級の発電所2015年に開設すると発表している。JFEエンジニアリングエネルギー本部発電プラント事業部の地熱発電部長福田聖二氏は、「弊社は、全国18カ所の発電所のうち9カ所で蒸気設備建設してきました。その実績とノウハウを生かし、今後は発電事業への参入も視野に入れて開発に乗り出します。また、世界最大のバイナリー発電メーカーとも協業し、従来型より環境景観配慮した次世代型の地熱発電所の開発にも取り組んでいきます地熱発電は、一度開発すれば半永久的に安定稼働が可能というメリットがあり、太陽光や風力などの再生可能エネルギーとともに今後重要役割を果たすものと考えています」と話している。

福田氏の言うバイナリー発電とは、熱交換器を通して地熱流体(熱水、高温蒸気など)の熱エネルギーを低沸点媒体で回収し、それを沸騰させてタービンを回す発電法だ。使用した地熱流体を地上に放出することなく全量還元できるため、地下水減少のリスクが極めて少ない。また、発電設備から蒸気を排出せず、国立公園などの自然景観配慮した発電所建設できるため、環境省の定める「優良事例」に認められる可能性が高いとして期待されている。さらに、熱交換用の低沸点媒体の種類によっては、温泉水(70~120℃)の熱エネルギーを利用した温泉発電も可能だ。温泉発電は、既存の源泉と温泉井に手を加えずに発電ユニットを後付けするだけで実現でき、温泉地への影響も源泉枯渇の心配もない。JFEエンジニアリングでは、福島県土湯温泉町で2014年に500キロワット級の発電事業を始めるべく、計画を進めている。これは、震災の影響により温泉収入が減った同地で、地熱発電を地域活性化に生かそうとする試みである。このようにバイナリー発電方式は、大型の地熱発電所だけではなく、小型の温泉発電所にも適しており、地産地消型の分散電源として各地に広まる可能性も秘めている。

日本地熱発電技術世界

エネルギーとして世界的に研究が進む地熱発電分野では、高温岩体発電など新しい技術も生まれている。これは、水を圧入して人工的に地熱貯留層を造り、熱エネルギー抽出する方式で、天然の地熱貯留層を掘り当てる必要がなく、開発リスクを減らすとともにさまざまな場所地熱発電が可能になるため、大きな注目を集めている。しかし、人工的な地熱貯留層の構築が環境にどのような影響を与えるのかなど、検証データが揃っていないため、実用化にはしばらく時間がかかると見られている。

 

国際エネルギー機関IEA)の試算によれば、世界地熱発電量は2050年までに年間1兆4,000億キロワット時まで拡大すると予測されている(2009年地熱発電量は年間672億キロワット時)。現在日本企業は、地熱発電用タービンで世界シェアの7割を占めるなど、同分野で世界トップレベル技術を有している。今後、世界規模で拡大が予想される地熱発電分野において、日本企業が存在感を発揮することが期待される。

省エネCO2削減、ヒートアイランド対策効果を発揮

第2部では、もう1つの地熱資源地中熱」について考察する。「地熱」と「地中熱」の最大の違いは熱源であるマグマに由来する熱水や高温蒸気がエネルギー源の地熱に対し、地中熱は、太陽で暖められた地表付近の熱がエネルギー源だ。火山地域など対象地が限定される地熱と違い、地中熱は全国どこでも得られ、安定的に利用できることが特徴だ。

地中温度太陽熱の影響により浅部では昼夜・季節間で変化するが、10メートル程度の深度では年間を通してほぼ一定温度を保っている。その温度は、地域の年間平均気温とほぼ同等となっている。ちなみに東京地中熱は年間約17℃で安定している。四季のある日本では、大気は夏暖かく冬冷たいが、地中の温度一定であるため、この温度差を利用して冷暖房や給湯、融雪などを行うのが地中熱利用の基本原理である

地中熱利用にはいくつかの技術があるが、現在主流となっているのは地中熱ヒートポンプシステムである。これには、地下の帯水層から水を汲み上げて熱交換を行うオープンループ型と、水や不凍液などの流体を地中のパイプに通して放熱・採熱を閉じた系で行うクローズドループ型がある。オープンループ型は地下水を利用するため設置場所がある程度限定され、主に大型施設で用いられているが、クローズドループ型は場所を選ばず設置でき、環境への影響が少ないことから現在の主流となっている。

地中熱利用促進協会の笹田政克理事長は「地中熱ヒートポンプシステムは、省エネ節電対策および地球温暖化対策に極めて効果的です。このシステムは、気温と地中の温度差が大きいほど、通常のエアコンに対する優位性が高く、真夏真冬ほど高い省エネ効果を発揮します。地中熱を利用すれば、冷房使用率が最も高い真夏ピークタイムなどでもエネルギー消費を抑えられることから現在問題となっている電力供給量不足の解決策として期待されています。また、地中熱利用はヒートアイランド現象抑制にも効果がありますヒートアイランド現象は、建造物から冷房排熱が大きな要因とされていますが、地中熱場合冷房排熱を地中に放熱してしまうため、都市部の気温上昇を抑える効果があるのです」と語る。

国内外で進む地中熱利用

地中熱ヒートポンプによる冷暖房システムは、オイルショックを機に1980年代から欧米を中心に普及が進んだ。アメリカでは、現在100万台以上が稼働している。また、中国助成制度を整備したことが功を奏し、世界2位の普及率を誇っている。これに対し日本は、2009年時点の導入施設数は累計580件にとどまっており、海外と比べて普及が進んでいない。これは、地中熱認知されていなかったことや、掘削などにかかる初期コストの高さが主な要因と考えられている。

しかし、2010年政府エネルギー基本計画地中熱再生可能エネルギー位置づけたことや、2011年度以降に「再生可能エネルギー事業者支援対策事業」「地域再生可能エネルギー熱導入促進事業」などの支援策が相次いで打ち出されたこから国内でも急速に認知が進み、さまざまな分野で導入が検討され始めている。

コンビニエンスストア学校東京スカイツリータウン(R)も地中熱を導入

支援制度の拡充や節電意識の高まりを受け、近年、さまざまな分野で地中熱の導入が進められている。たとえば、羽田空港国際線旅客ターミナルビル東京中央郵便局の跡地に建設されたJPタワーセブン-イレブンIKEA店舗富士通長野工場東京大学駒場キャンパスの「理想教育棟」など、ここ1、2年の間に導入が続いている。また、旭化成ホームズLIXIL住宅研究所地中熱暖房システムを備えた住宅販売するなど、一般住宅でも地中熱利用が始まっている。

今、話題東京スカイツリータウンでも地中熱が利用されている。同地域エネルギー管理担当する東武エネルギーマネジメントPermalink |記事への反応(0) | 19:37

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2022-04-07

anond:20220407131311

日本ドイツに対してプーチン地下資源兵糧攻めできるのと

ウクライナ元首がゼレンスキーになったのとで、この機会を虎視眈々と狙ってたんだなあと思うわ。

ほんまおそロシアやで

Permalink |記事への反応(0) | 15:13

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2022-03-28

anond:20220328212619

有限な地下資源だけど、生物由来じゃないか化石燃料とは言わない。

Permalink |記事への反応(0) | 21:27

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原子力もある種の「化石エネルギー」みたいなもんだよな?

なんか世の中の連中は原発を使えば無限エネルギーを作り続けられて一生地球に住み続けられるみたいに思ってそうだけど、あれも単に高エネルギー地下資源を掘り起こしてそれを燃やして暖を取ってるだけじゃん。

Permalink |記事への反応(1) | 21:26

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2022-03-09

anond:20220309202105

そもそもソフトハードだって区別する自体が考え方が古いんでないの?

サービスというか、ソリューションというか、そういうのを提供するのが重要なんであって、

必要資源が違うのでソフトハード未来永劫区別されるよ

どれだけ人を集めても地下資源のない国に半導体の原料は湧かないし、鉱山からソフトウェアは出てきてくれないからね

Permalink |記事への反応(1) | 20:31

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2021-05-10

anond:20210510172628

移民を雇うだけでしょ。地下資源とかで儲かった国はだいたいそうしてる

Permalink |記事への反応(1) | 17:29

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2021-05-08

anond:20210508085205

じゃあコンゴ地下資源しかねぇよww

Permalink |記事への反応(0) | 09:00

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2021-04-20

anond:20210420220401

ほぼ世界公用語になっている英語言語構造が大きく異なった日本語というディスアドバンテージがあるから

韓国は同様に衰退中

中国地下資源人口のおかげで勝っている

ググったら韓国GDPは順調に伸びてたわ

おめーらがだらしねーからだよカス

Permalink |記事への反応(3) | 22:07

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