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はてなキーワード:咀嚼とは

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2025-10-10

小学4年の時、俺は母子家庭団地に住んでた。

5階建ての古い団地で、俺の部屋は3階の角部屋だった。

母は夜遅くまで働いてて、俺はいつも一人で留守番してた。

その団地には、同じ学年の子が3人いた。

A、B、それと青。

青だけは仲良くなかった。

理由は単純で、青が変だったから。

いつも一人でいて、誰とも喋らない。

休み時間も一人で教室の隅にいて、じっと窓の外を見てた。

あとなんか肌に青みがかかってて、変な臭いがした。

クラスの奴らは青を避けてた。

別にいじめてたわけじゃない。

ただ、関わりたくなかった。

青の家族も変だった。

母親は見たことがなくて、父親と二人暮らしらしい。

父親は70代くらいのガリガリの男。

団地の住人とも挨拶しない。

青も父親も、何か怖かった。

ある日の放課後、AとBと三人で団地公園で遊んでた。

鬼ごっこしてて、俺が鬼だった。

Bを追いかけて走ってたら、団地の裏手に出た。

そこは普段誰も来ない場所で、ゴミ置き場と駐輪場があるだけ。

Bが駐輪場の奥に隠れた。

俺も追いかけて入った。

そこで、青を見た。

青は駐輪場の一番奥で、しゃがみ込んでた。

何かしてる。

近づいて見たら、青は地面に何か書いてた。

白いチョークで。

丸と線を組み合わせた、変な記号みたいなやつ。

「何してんの?」

俺が声をかけたら、青がゆっくり振り向いた。

目が、笑ってなかった。

口は笑ってたけど、目は怒ってるみたいだった。

「おまじない

青がそう言った。

「何の?」

「秘密」

青はまた地面に向かって、記号を書き続けた。

気味が悪くて、俺はその場を離れた。

AとBにそのことを話したら、二人とも「やっぱ変だよな、青」って言った。

それから1週間後、青が学校に来なくなった。

担任が「青くんは、お父さんの都合で転校しました」って言った。

急な転校だった。

誰も気にしなかった。

しろ、ホッとした。

でも、その日の夜、変なことが起きた。

俺が部屋で宿題してたら、窓の外から音がした。

コンコン

ベランダから

3階なのに。

窓を見たら、誰かいた。

暗くてよく見えないけど、人の形。

子供くらいの背丈。

俺は怖くなって、カーテンを閉めた。

でも、音は続いた。

コンコンコンコン

もっと強く

母はまだ帰ってない。

俺は布団にもぐって、耳を塞いだ。

30分くらい続いて、やっと止まった。

次の日、ベランダを見た。

何もなかった。

でも、窓ガラスに、手の跡があった。

小さい手。

子供の手。

俺は母にそのことを話した。

母は「鳥でも当たったんじゃない?」って言った。

でも、あれは人の手だった。

それから毎晩、音がした。

コンコンコンコン

いつも夜の10時。

母が帰る前。

俺が一人の時。

俺は怖くて、ベランダカーテンを開けなくなった。

でも、ある日、我慢できなくて開けた。

かいた。

青だった。

ベランダに、青が立ってた。

でも、おかしい。

3階のベランダに、どうやって?

俺は叫んだ。

母が駆けつけてきた。

でも、ベランダには誰もいなかった。

母は「疲れてるのよ」って言った。

俺は頷いたけど、確かに見た。

青がいた。

次の日、学校でAに話した。

「青、昨日俺の家に来た」

「は?転校したじゃん」

「でも、見たんだ。ベランダに」

Aは笑った。

「お前、怖い話の見過ぎ」

でも、その日の夜、Aから電話が来た。

震えた声で。

「青、いた」

「どこに?」

「窓の外」

Aの家は2階だった。

「何してた?」

「ずっと、こっち見てた」

Aは泣きそうだった。

次の日、Bも同じことを言った。

「昨日、窓の外に青がいた」

俺たち三人は、怖くなった。

何かがおかしい。

青は転校したはずなのに。

俺たちは、青の家に行くことにした。

かめないと。

放課後、三人で青の家のある棟に行った。

青の部屋は4階だった。

ドアをノックした。

誰も出ない。

もう一度ノックした。

やっぱり誰も出ない。

隣の部屋のおばさんが出てきた。

あんたたち、何してるの?」

「青くんの家に用事があって」

おばさんは首を傾げた。

「もう引っ越したわよ」

「いつですか?」

「1週間くらい前かしら」

やっぱり、いない。

でも、じゃあ俺たちが見たのは何だったんだ?

おばさんが続けた。

可哀想にねえ」

「何がですか?」

「息子さん、亡くなったのよ」

「え?」

「お父さんが、その、ね」

おばさんは小声で言った。

虐待してたらしいの。それで衰弱しちゃってね。」

背筋が凍った。

「いつですか?」

半年くらい前」

半年前。

でも、俺たちは1週間前まで青と同じクラスだった。

じゃあ、あれは。

おばさんが続けた。

「お父さん、捕まったけど、すぐ出てきたのよ。証拠不十分だって

「それで引っ越したんですか?」

「ええ。でもね」

おばさんは声をさらに小さくした。

「引っ越す前の晩、お父さん、発狂してたの」

発狂?」

「空腹だっていくら食べてもお腹が空くって」

俺たちは黙った。

おばさんは「まあ、気の毒な話よ」って言って、部屋に戻った。

俺たちは団地階段を降りた。

誰も喋らなかった。

青は、半年前に死んでた。

じゃあ、学校にいた青は。

俺たちが見てた青は。

Bが震えた声で言った。

「俺たち、死んだやつと一緒にいたの?」

Aが「そんなわけない」って言ったけど、声に力がなかった。

家に帰った。

母に全部話した。

母は信じなかった。

「疲れてるのよ、三人とも」

でも、その夜。

また音がした。

コンコンコンコン

ベランダから

俺はカーテンを開けた。

青がいた。

無表情。

だけどその姿は異常だった。

自分の手を咀嚼していた。

俺は叫んだ。

母が来た。

でも、やっぱり誰もいなかった。

それから、俺は精神的におかしくなった。

毎晩、青が来る。

ベランダに。窓に。部屋の中にも。

青が、ずっと咀嚼している

眠れない。

AもBも、同じだった。

三人とも、学校を休むようになった。

2週間後、Aが入院した。

精神科に。

Bも、その次の週に入院した。

俺も、限界だった。

母が、引っ越しを決めた。

「もう、ここには居られない」

引っ越しの準備をしてる時、部屋の隅で何か見つけた。

白いチョーク

そして、床に、うっすらと記号が書いてあった。

駐輪場で青が書いてたのと、同じ記号

俺は気づいた。

青は、呪いをかけてたんだ。

俺たちに。

なぜ俺たちに。

それから引っ越した。

青は来なくなった。

ホッとした。

でも、AとBは、まだ入院してた。

俺は二人を見舞いに行った。

Aは、ずっと自分の足をしゃぶっている。

Bは、何も喋らなかった。

ただ、窓の外を見てた。

俺は、二人を見て、泣いた。

そして、俺は30歳になった。

Aは、5年前に自殺した。

自分の手を飲み込もうとして窒息死した。

Bは、今も入院してる。

20年間、ずっと。

喋らない。

食事自分で摂れない。

ただ、窓の外を見てる。

ずっと。

俺は、普通に生きてる。

結婚もした。

子供もいる。

でも、時々思い出す。

青のこと。

あの咀嚼音。

自分右手を食べていた、あの姿。

俺たちは、青を助けなかった。

変だからって、避けてた。

虐待されてたのに。

そして、青は死んだ。

そして、俺たちを呪った。

でも、何で俺だけ。

何で、AとBだけが

俺だけが普通に生きてる。

それが、一番怖い。

先月、Bの病院に行った。

20年ぶりに。

Bは、変わってなかった。

窓の外を、ずっと見てた。

俺が声をかけても、反応しない。

看護師に聞いた。

「何を見てるんですか?」

看護師は首を振った。

「分かりません。でも、ずっとあそこを見てます

俺も、窓の外を見た。

何もない。

ただの、駐車場

でも、Bは、何かを見てる。

俺には見えない、何かを。

帰り際、Bが小さい声で言った。

お腹いっぱい」

俺は振り返った。

Bは、初めて俺の方を見た。

そして、笑った。

最近、娘に変な癖がついた。

気づいたら指を口いっぱいしゃぶってる。

もう5歳になるのに。

Permalink |記事への反応(1) | 23:01

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2025-10-05

anond:20251005204727

ベースは考えを整理したい、あわよくばある程度解決法の糸口を見つけたい程度なんだよ

色んな意見を聞いて、自分の中で咀嚼して行動に移そうと思う

Permalink |記事への反応(0) | 21:44

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2025-09-28

anond:20250927171503

テレビ面白かったので、ドラマ全部見たのね。そのノリで期待してたけど、シュールすぎて、あれは何だったんだろう?って咀嚼しないといけないかも?

よく分からないものを、確かめに行くのなら観ていいかも。スクリーンの中は賑やかだけど、なんか難しいかった、シュール

Permalink |記事への反応(0) | 08:42

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2025-09-27

anond:20250926220107

お前ら、牛革財布の本当の価値理解してないんじゃないか

お前らは、財布を選ぶときエシカルだの美しさだの、そんなチャチな理由で選んでるのか!?

甘ったれるな!!

牛革財布の魅力はそんなもんではない!!!

考えても見ろ、今の世の中のことをもっと

もしも、これから戦争が始まって、世界中に核が落ちて、突然、世紀末救世主伝説マッドマックス世界になったときのことを。

そうだ。

生き延びる唯一の切り札が牛革財布なんだぞ。

まず肝に銘じろ。

牛革は「食料」なんだ。

野菜栽培家畜飼育も無理な世界で、飢えをしのぐ最後リソースがここにある。

財布をかじれば、噛みしめる豊かなタンパク質ミネラルコラーゲンが染み出してくる。

口に入れたその瞬間、財布に刻まれ刻印よりも確かな“生命印”を感じるはずだ。

次に、牛革財布は加工が進んでいても“ナチュラル”な食感を残している。

タンニン鞣しだろうがクロム鞣しだろうが、

噛めば噛むほどほのかな渋みと深いコクが口内に広がる。

財布の縁に残る糸くずや裏地も、繊維質としての食物繊維だ。

咀嚼するほどに満腹中枢が刺激され、腐敗しにくい乾物として長期保存にも耐える。

そして、堅牢性こそが生存食の条件だ。

紙幣プラスチックカードなんて、燃えたら一瞬で灰になる。

だが牛革は違う。

放射線も耐え抜く厚みとハリがあり、雨にも泥にも負けない。

食べるまでの間、雨ざらし廃墟でも形を保つ生きた非常食だ。

まさに世界が終わっても財布一つで飢え知らず。

お前らが今、デザインブランドを気に入ってるあのしなやかな手触りも、世紀末では“食べ頃”のサインだ。

柔らかすぎず硬すぎず、最適な焼き加減のステーキ肉を口の中で思い描け。

核ミサイルの閃光が消えた直後、財布を火に炙れば表面がパリッと香ばしく、内部はじんわりジューシーな“廃墟グルメ”に早変わりだ。

最後に、牛革財布は“心のよりどころ”としても機能する。

終わった世界で、カネの価値カードの信用も紙くず同然だ。

だが財布をかじるたびに、自分がかつてこの文明で戦ってきた証を噛み締める。

希望絶望も一緒に噛み砕いて、次の一口を目指せば、生きる糧になる。

から聞け。

お前が財布を選ぶとき「食えるかどうか」を最優先しろ

エシカルデザインブランド?どうでもいい。

牛革財布は、世紀末サバイブする最強のフードツールなんだ。

その財布を持って砂塵の廃墟を歩け。

飢えと死の狭間で、最後に笑うのは、お前とその牛革財布だ。

Permalink |記事への反応(0) | 13:07

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anond:20250927062141

エコーチェンバー」で済むのに、わざわざ昨日今日聞き齧った「グルーミング」というワードを使いたくて堪らないお子ちゃま

もっと咀嚼してから喋る練習をしたらどうだ

Permalink |記事への反応(2) | 09:54

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2025-09-23

そもそも人を飯に誘うのが邪悪

他人が食い物を歯で噛み潰してぐちゃぐちゃにして、咀嚼して嚥下する行為を見て何が楽しいんや?

時間無駄である以上に不愉快なんだが。

食い物に集中できねえしさあ、料理人の人たちにとっても迷惑なわけじゃん?

家族と飯食うのも友人と飯食うのも恋人と飯食うのも、

全部不愉快なのが普通で当たり前。

やっぱ小学校の時のみんなでご飯食べましょう!

みたいな教育がよくないよな。

Permalink |記事への反応(0) | 21:46

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2025-09-18

[メモ][ランチ]

いつもよりも意識してたくさん咀嚼したらいつもよりもカツ丼がおいしかった。

それから、また新しくタイ料理屋さんができていたので、今度立ち寄ろうと思う。

実はラーメン屋さんに超久しぶりに行こうかとも迷っていた。どうしようかな。

Permalink |記事への反応(1) | 23:03

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2025-09-16

喫煙エリア妊婦そばタバコを吸うのはアリなのかナシなのか。

この問題最近はてな界隈でもホッテントリ話題になってて、女性向け漫画の一シーンが例として挙げられていた。登場人物が「私ここで吸う権利あるから」って平然と煙をくゆらせてるところに、主人公の女がブチギレて水ぶっかける。漫画としてはめちゃくちゃ感情さぶられる名シーンだった。

で、じゃあ自分が「妊婦そばタバコ吸う」についてどう考えるか?と問いかけられたとき、たいてい直感的に「そりゃダメだろ」とか「喫煙エリアに来る方が悪い」と即答したくなる。でも「考える」ってそういう直感確認で済ませて良いのか、本当に大事なのはそこから先だ。

ぶっちゃけ、人は大体「自分立場からしか物事を見てない。今もタバコ吸ってる現役喫煙者か、昔は吸ってたけどやめた元喫煙者か、はたまた一度も吸ったことない非喫煙者か。その分類だけでも意見分かれるの当たり前。自分がどの立場からものを言ってるかを、まずちゃん意識しろよって話。

たとえば現役喫煙者が「妊婦がいても吸ってOK」と言うとき、それはもう自分の都合で物を言ってる場合が大半だし、非喫煙者が「絶対NG」と断じるときもまた同じ。スタート地点がどっちかで結論はすでに8割決まってる。

ここで大事なのは自分直感とは逆サイドにも一度ちゃんと立ってみること。たとえば「吸うのはアリ」と思っちゃったなら、「ナシ」派の理屈を本気で考えてみる。逆もしかり。それをやってるうちに、正直、頭の中がぐちゃぐちゃになってくる。喫煙ルール権利健康被害社会の許容、弱者への配慮論点リストアップしだすとキリがない。「考える」って要はそのカオスのなかで迷子になる過程のものだ。

中学校漢字練習みたいに、ひたすら同じ字を書いてると変な字に見えてきて訳分からなくなる。あの感覚に近い。何度でも咀嚼して、何度でも立場を入れ替えて、それでもなお「やっぱ最初結論でいいや」となるなら、まあそれはそれでいい。でも大抵は、途中で「あれ、何が正解だっけ?」と分からなくなるものだ。そこまでいって初めて「考えた」って名乗れるんじゃないか

から、「俺はこう思う!」と勢いで断じるだけじゃ、まだ何も考えてないと言える。「意味分からん…」と途中で思考が霧に包まれたら、それがむしろ正しい。大事なのは、そのもやもやに少しでも正直であることじゃないのか。

Permalink |記事への反応(1) | 20:41

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2025-09-15

[WEBコミック感想]最近スクールバック』が完結(?)した。

以前にそれなりの熱量で考察記事を書いたこともあったが、ラスト構成はそれがスッと冷めるような内容で、正直いってビミョーだった。

作者が自分の描いたキャラを好きすぎると白ける

上記記事で、私は『本作における“good”の象徴伏見さん』とは書いたが、そういう次元ではなかった。

いってしまうと”メアリー・スー”のようなものを感じた。

ラスト2話の内容は「ほら、伏見さんって素敵でしょ」という作者の意図が窺えるものだった。

読者の大半が伏見さんというキャラクターが大好きじゃないと成立しない構成だ。

そりゃあ『スクールバック』の読者で伏見さんを嫌っている人はほぼいないだろう。

けれども、作者が思っているほど伏見さんのことを大好きな読者も少ないと思うんだよね。

なぜなら、本作の魅力を語るうえで伏見さんというキャラクターはほんの一要素でしかいからだ。

様々な登場人物たちの機微を描いてきた本作において、ラストで見せたいのが“そこ”ではないだろう、と。

主役を魅力的に描こうとすること自体創作において基本的なことではあるのだが、それ自体は本作のテーマたりえない。

しかラスト2話の構成はそれこそがテーマだったといわんばかりの内容だった。

では学生たちの葛藤は、時に振りかかる試練はなんだったのかと。

それらが結局は伏見さんというキャラクターを飾り立てる材料のように見えてきて、本作に対する評価大分下がった。

正直なところ、そういう“素養”のある作品だとは以前から感じていたけど、その側面については今までのエピソードでは上手く馴染ませていた。

しかラストはそれが隠しきれておらず白ける内容だった。

作者の意図(エゴ)が見えすぎると作品が歪んで見える

まあ、そう評してしまうのは私が作品メタ的な構造から、時にカウンター的に読解するせいでもある。

「ああ、ここ作者がこう見せたいんだろうな」ってのを一歩引いたところから見てしまうというか。

テーマと密接に関係しているかあくまで隠し味レベルの要素だったらいいんだけれども、それらと関係ないところで作者の嗜好とか思想があると冷めた目で見てしまう。

とはいえKAKERU氏とかの次元になると、もはや作風となって清々しいかもしれない。

けれどもそれは異例で、長年の芸風(?)と、それらを個々人が何とか咀嚼した結果であって。

普通に考えると、KAKERU氏の作品って強い思想ダダ漏れで読むのキツいやつ多いからなあ。

作風、芸風と踏まえた上で、そう割り切って見ても好きじゃないってこともある。

作者本人がどれくらいの本気度で描写しているかはともかく、描写しているという事実のものが、描写するという判断に至ったこ自体にヒいているわけで。

冗談のつもりかもしれないけれども、冗談きついぜって話。

語り部が信用ならないと、物語への信頼も損なう

まあ、そこまでのレベルの物は稀有だけど、その視点から評価するとき雲行きが怪しくなる作品はいくつかある。

先ほど挙げた『スクールバック』は最後に雨降っちゃったなって感じだけれども、最近だと『みいちゃん山田さん』という作品もそうなってしまわないか気になってる。

理由タイトルにもなってる山田さんというキャラクターなのだが、この人の評価が定まらない。

みいちゃんとか、他のクズキャラダメキャラ方向性が分かりやすいか評価やすいけど、山田さんだけは評価に困る。

なにが困るって、そんな評価の定まらないキャラクターが語り部も担っていることだ。

このキャラクターをどう評価するかで、本作への評価もだいぶ変わってくる。

メタ的にみて、語り部作品をどう読んでいけばいいかナビゲートする役割がある。

から、そのナビゲーターたる山田さんのキャラクター性、そこからくる価値判断は、そのまま本作の方向性を決定付けるものになる。

その視点からみたとき山田さんは語り部として信用していいか判断に困るキャラクターだ。

彼女を通して見る、同じく主役のみいちゃんへの評価他者社会への是非。

時おり、それが「本当に合ってる?」って思う時が多少ある。

人として信用できないと、語り部としても信用できない。

例えば、みいちゃんの出生の秘密が明らかになるエピソード

みいちゃん自身の出生の是非について山田さんに尋ねる場面だ。

山田さんは杓子定規に、倫理的に語る。

常識的に考えてとか、生物学的に間違ってるといった論調だ。

実際にそれで生まれた人が目の前にいるのに、ひどく血の通ってない言動だと思った。

とはいえ、これはみいちゃん理解力では分かりにくい話であり、山田さんもそれを知ってか知らずかまるで独り言のように語っている。

もし、みいちゃん理解できたとしたら「あなたは生まれるべきではなかった」と遠回しに投げかけているようなものだ。

理解できないにしても、それをいいことに当人の目の前で「どうせ理解できないだろうけど」って具合にいってるわけだから印象が悪い。

山田さんはちゃん感情のあるキャラクターとして彼女個人エピソードでも描写されているのだが、それ故に他人事だったとき彼女言動は酷くドライに見える。

それが人として決定的に欠けている部分があると感じさせ、ひいては語り部としての信用を損なわせる。

みいちゃんのことを思いやったり、より分かりやすく酷い人格キャラがでてきた際のムーヴに、どこか血が通っていないと感じる。

作者がどこまで意図的に描いているかキャラクターを把握できているかで印象が変わる

気になるのは、作者がこの山田さんをどれくらい意図的に描いているのか、だ。

例えば、みいちゃんの飼っているハムスターに、DV野郎殺虫剤をかけようとする場面。

山田さんは殺虫剤の成分や、効果効能について長々と説明を始める。

ここはさすがに半ばネタでやっているのは分かるが、とはいえDV野郎とみいちゃんにとってはシリアスな状況なわけで。

結局、ハムスター殺虫剤かけても死なないよって要約することになってて、それも結局は伝わらず決行されてるし。

大して意味がないと言われてなお殺虫剤をかけるDV野郎と、ハムスターを身を挺して守るみいちゃん

当人たちはいたって真剣なのに、傍から見ると酷く茶番じみているというシーンだ。

山田さんはその状況を冷めた目で見ているのだが、「いや、読者と違って山田さんはその場にいるわけだから、その反応はズレてるよ」と思った。

結果、マトモなやつが一人もいない中で茶番じみた展開が繰り広げられるのだが、これを作者はどこまで意図的に描いているのだろうか。

山田さんをメンターないし本作のナビゲーターとして語り部にすえているのなら、ここでの描写はその信頼を酷く損なわせている。

だって山田さんを人格面で信頼できてないのに、みいちゃんのことを「この子はこうなんじゃないか」とか「こうすれば上手く接することができるんじゃないか」とか語られても、私としては「本作としては(作者としては)そういうことにしたいんだろうな」って思ってしまう。

山田さんの「やれやれ、私は間違ったこといってないんだけどなあ」みたいなムーヴが作中で功を奏したことはほぼないから、ある程度は意図的に描かれているとは思いたい。

ただ、今後の展開次第では『スクールバック』の伏見さんみたく“その世界における正解ムーヴをとるだけの綺麗なお人形”になる可能性もあるので目が離せない。

Permalink |記事への反応(1) | 18:09

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2025-09-12

独占配信にキレるオタクたち

ジョジョ7部のアニメNetflixで全世界配信決定のツイートを見かけた

正直予想はしていたが案の定リプライ引用には独占配信か否かで騒ぎ出す層が跋扈していた

自分は彼らの感情が一切理解できないのだがアニメでは一定層そういった意見散見されるのも事実

よって今回はそんな方々が何故現れるのかを自分なりに考察してみたのでまとめようと思う。反論は受け付ける

第一に金を払いたくないテイカ気質ユーザーが多いか

ビジネスにおいて「値段を上げるとクレームや悪質なユーザーが減る」という法則があるのは有名な話だが、まさにそれと同じことがアニメでも起こってるというのが大多数であると思われる

言葉は強いが、端金も出せない貧乏人風情が平然と娯楽を享受したいというのがおこがましいのである

払いたくないのは勝手だが文句を言ったり苦言を呈したりするのはあまり傲慢じゃないかと思う

というかそもそも独占配信とは言えどリアタイ放送はやってあくま配信では独占のケースや独占配信からしばらく経ったら他のプラットフォーム地上波解禁もあるパターンも多いので焦らず待てばいいじゃんとは感じる

まあこれはアニメに限った話ではなく昔からどこにでも現れるものなのである程度仕方ないのかなとも思っている

第二に周りとの共有や一体感を求める層が多いか

独占配信話題で尽きない話題として「トレンドに載らないから盛り上がりに欠ける」「地上波放送されないと周りに進めずらい」などの意見がよく見られる

あわよくば「ニコニココメントでワイワイしてないと見れない」とかほざく連中までいる

いやいやいや、君たち本当に作品を楽しんでます(笑)

かに世間での盛り上がりや周りとの共有が視聴体験の楽しさに大きく影響しているのは認めよう(5chの実況チャンネルは今昔どのジャンル一定の人気があるし)

しかしそれはあくま副産物的な楽しみであり自身作品を視聴し、咀嚼し、考察し、気に入れば関連作品に手を伸ばす

そこに他者の介在は必要だろうか?

そもそも体感(笑)話題(笑)のようなフワフワした実態性のないワード根拠理論を展開するのが滑稽であるということに気づかないのだろうか?

少し脱線するがこれはオタクライト化の弊害も大きいと思う

かつては一部の愛好家のみが周りから侮蔑眼差しに耐えながらそれでも己の好きを追求していた

しかし今では国民オタク時代

推し活」なる承認欲求自己愛に塗れたふざけた行動の大衆化や、SNSにアクスタやぬいぐるみ写真をアップしてアクセスを稼ぎたがる連中の増加

だいぶ私怨が入ったがこれにより「お客様精神」の肥大化が進行して図々しいオタクが増えたものと思われる

もちろん金を多く払った方が偉いなどと言う気は無いがかと言って無料提供しろ文句を言うことに正当性は全くないだろう

まとめると要は「無料で気軽に楽しめるものでみんなとワイワイ盛り上がりたいから」というあまり自分勝手理由しかないことが伺える

じゃあいっそそのくらい開き直ってキレてくれればまだ笑えるが、あろうことか「伝統の実況文化が〜」「コンテンツの衰退が〜」とかそれらしい理由をつけて批判正当化したがる愚か者のなんと多いことか

別に名作はいつ見ようが一気見しようが毎週見ようが名作だし、リアルタイムで見れなかったからといってその作品にハマらないなんてことは無い

もっと周りに流されず自分意思アニメを楽しんでみてはいかがでしょうか

ところで独占配信と言えどアマプラならドキュメンタルやバチェラー、ネトフリでも全裸監督地面師など話題になる作品はかなり見かける印象なのだアニメだとなぜこうはならないのだろうか?

一説として実況文化の有無が大きいと言うがそれだけでそんなに変わるものだろうか?

よかったら意見を聞かせてください

Permalink |記事への反応(1) | 23:40

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2025-09-10

anond:20250910132719

逆にどう咀嚼できてるか自分で言えばいいんじゃないの?

俺が認める認めないにかかわらず上手く説明できれば他の人が支持してくれるはずだわな。

俺はお前が理解しなくてもアレで十分、常人には通じると思うし、なぜなぜ言って相手負担かけ続ける論法には乗らんよ

Permalink |記事への反応(1) | 13:30

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dorawii@執筆依頼募集中

「どう咀嚼できてない」と言えるのか全然分析する気もないふわっとした批判だなー。知性なさそう。

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Permalink |記事への反応(1) | 13:27

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anond:20250910132255

アベとかそういうなんか貶したい相手カタカナ表記してみる定型学習したけど

上手く咀嚼は出来ない感じだ。

Permalink |記事への反応(1) | 13:25

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2025-09-08

三大超高齢者デブがいない理由

歯が減り咀嚼力が低下するから

食欲が無くなるから自然痩せる

淘汰されガリガリしか生き残ってない

  

他には

Permalink |記事への反応(2) | 13:05

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2025-09-07

anond:20250907091711

お前らはハリボーを食べる資格がない。

断言する。お前らが普段食べてるのはハリボーじゃない。ハリボーの形をした、ただのゼラチンの塊だ。

昨日、コンビニの前で中高生ハリボーを袋ごとバリバリ食べているのを見て、心底腹が立った。

まず、袋を開けて一気に口に放り込む。味を確かめる間もなく咀嚼して終わり。しかも「硬い」とか「酸っぱい」とか文句を言いながら食っている。

ああ、もったいない。本当にもったいない

そのグミドイツで90年以上かけて培われた製法結晶なのに、お前は駄菓子感覚の舌で台無しにしている。

まず基本から教えてやる。

ハリボーは“噛む”お菓子だ。柔らかいグミと同じ感覚で食べるな。噛みしめるほどにゼラチン弾力が歯に返ってきて、そこからじわじわフルーツの甘みが広がる。それを楽しむのが本来の食べ方だ。

次に種類。

ゴールドベア」だけ食べてハリボーを語るな。コーラハッピーコーラスターミックスピーチサワーグミ……一袋ごとにまるで別ジャンルお菓子なんだ。ビールワインくらい違う。お前はまだ入り口に立ってすらいない。

食べる順番も重要だ。

最初レモンオレンジなど酸味のあるフレーバーからだ。舌をリフレッシュして準備する。次にベリー系で甘さの厚みを感じろ。そして最後パイナップルハリボーの中でもっとも繊細で、真のファンけが理解できる味わいだ。

保存方法を甘く見るな。

直射日光の下で放置してベタついたハリボーを食べて「こんなもんか」と思っているやつ、本当に罪深い。冷蔵庫で冷やして食べてみろ。硬さが増して咀嚼感が段違いになる。これが本物のハリボー体験だ。

だが一番腹立たしいのは、「安いグミ=全部同じ」と思ってるやつらだ。

違う。ハリボー工場大量生産していても、レシピと原料の質が他のグミとは別格なんだ。ゼラチン弾力、果汁の配合、噛んだ後の余韻。どれも計算され尽くしている。

本物のハリボーを食べたことがあるか?

歯にぐっと抵抗する弾力を押し返した瞬間、果実香りがふわっと広がるあの快感を知っているか

ないだろう。

から今度、ドイツ輸入の正規品を買ってみろ。ゴールドベアを一粒ずつ、噛みしめて食べてみろ。

でも注意しろ。一度本物を知ったら、もう偽物のグミは食べられなくなる。スーパーの安売りグミも、駄菓子屋のゼリーも、全部水っぽいおもちゃに感じるようになる。

それでもいいなら、本物のハリボー世界に足を踏み入れてみろ。

お前らが今まで食べてたのが“ただのグミ”で、本当のグミじゃなかったことを、思い知らされるから

Permalink |記事への反応(0) | 16:00

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2025-09-04

anond:20250903234149

自分Vtuberは興味ないしどちらかというと嫌悪してるほうだけど、なんで好みに合わないもの必死咀嚼してるのかわからん

チョコミントが苦手だってわかってるのにチョコミント好きな人に「美味しいチョコミントないの?おすすめ全部不味かったわ」とか言うやつ意味わかんないだろ他に食うもんあんから自分の好きなもんを食えばいいのに「チョコミント好きな事自体おかしい」みたいな言い方しなくていいだろ

チョコミント好きなやつも好きなやつでそんなヤバいやつほっとけばいいのにそこで必死になって言い返すからV豚はバカにされるんだよ

Permalink |記事への反応(0) | 09:27

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2025-09-02

全然男性年収を求めてない

私は完全に頭がイカれていて世の中の常識を全て自分咀嚼してからどうするか決めているので

でも世の中の慣習や常識に従わないと恋愛だけはどうにもならない、恋愛のところでずっと詰まっていたら人生がめちゃくちゃになってしまった……

Permalink |記事への反応(2) | 12:14

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歯が痛い

なぜなら歯が浮いているか

なぜ歯が浮いているかといえば硬いグミを食べたか

なぜ硬いグミを食べると歯が浮くかといえば咀嚼圧により歯根膜が炎症を起こすから

なぜ歯根膜が炎症を起こすと歯が浮くかといえば組織が腫れて歯が歯槽骨から押し上げられるから

なぜ組織が腫れるかといえば炎症反応により血管が拡張し血流が増加するから

よって歯が痛むのである

いや、歯が痛いのではない

本当に痛いのは歯茎

なぜ歯茎が痛んでいるのに歯が痛いと言ってしまうのかといえば関連痛現象が起こるから

なぜ関連痛現象が起こるかといえば歯と歯茎の神経が同一の三叉神経に収束するから

なぜ同一神経に収束すると関連痛が起こるかといえば脳が痛みの発生源を正確に特定できないか

よって歯茎の痛みを歯の痛みと誤認する

そして、本当に痛がっているのは脳

なぜなら痛みとは脳内で生成される主観的体験から

それにしても歯が痛いのである

Permalink |記事への反応(0) | 11:25

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2025-09-01

ケモナーはすぐエロコンテンツ流れる

タイトル主語が大きいことは理解している。わざと行っている。

が、これはただのやりようもない悔しさややるせなさを晴らすための文章だ。

普段ならGrokやChatGPTに壁打ちするが、今日は気分でここを使ってみようと思う。

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ここ数日、ケモノ界隈の中で「エロ/非エロ」に関する話題複数の場で同時に発生していた。

自分は、ケモノ界隈の中でもケモノVtuberケモノ着ぐるみの界隈に、それぞれ片足ずつ突っ込んでいる。

具体的な名前ツイートURLについては伏せるが、ケモノVの方では某有名ケモノエロ絵師ケモノVデビューを果たした。

着ぐるみのほうでは「エロ着ぐるみ投稿ゾーニングしてくれ」という投稿が、物議を醸した。

それらをどちらも見て思ったが、やはりケモノ界隈では「エロが圧倒的に伸びやすい」と言えるだろう。

いわゆるヒト界隈のほうはどうなのかわからないが、もしかしたらヒト界隈でもそうなのかもしれない。

まず、ケモノVのほうについて掘り下げていく。

この界隈では毎年「音楽フェス」にあたる大型企画が開催されており、トップ層の配信者が多数参加し、同時接続数も600前後に達するなど、一定の成長を見せている。

その中で、ある著名なケモノ向けアダルトイラストレーターが、新たにケモノVtuberとしてデビューした。

セルフデビューであるため匿名性は限定的だったが、初配信の同時接続は1000人を超え、従来の記録を大きく上回る数値となった。

次に着ぐるみ界隈の話題だ。

こちらはすこし複雑で、ユーザーAが「ケモノ着ぐるみセンシティブコンテンツを表垢で上げるな ゾーニングしろ」のようなニュアンス投稿を行った。 ただしこれは数ヶ月前に行われた古い投稿である

また別のユーザーBが、フォロワー1万ほどの有名ケモノ着ぐるみアカウントユーザーC)の「股間を弄っているメディア人間部分の露出なし)」のスクリーンショットと、上記ゾーニング要請投稿を並べて引用した。

これにより、あたかもそのゾーニング要請が当該アカウント批判しているように見える状況が生じ、結果的当事者間で衝突が発生した。最終的には和解に至ったが、第三者投稿は削除され、その後の説明はなされていない。

ここで私はまた数字に着目したが、ユーザーCの上げているメディアのうち、股間を弄ったり、ブツが強調されるようなパンツを履いている着ぐるみメディアと、そうではなく普通に着飾ったりポージングを行っているメディアでは、およそ8倍ほど反応に差があった。

これらの事例から示唆されるのは、少なくともケモノ界隈において「性的コンテンツの方が圧倒的に反応を得やすい」という点である

その背景について考えると、性的コンテンツは受容のコストが低い一方で、非性的創作物理解咀嚼必要とする。

そのため、理解負担を避ける層は、自然に前者へと流れていく可能性が高い。特にケモノ界隈では、この傾向が顕著に表れているように見える。

話がループするが、ケモノ界隈では圧倒的に「エロしか興味がない層」が多いと思う。 

けもケットなどの、いわゆるコミケ的な同人誌即売会存在するが、デザフェスなどの非エロ向け即売会存在しないように見受けられる。

あったとしても、着ぐるみイベントなどのおまけとして存在している程度だ。

長ったらしいので、「創作物咀嚼し、消化するだけの能力を持ち合わせていないユーザー」のことはいっそのこと「頭が悪い層」と吐き捨てるが、この頭が悪い層はやはり多いというイメージを持ってしまう。

特にケモノV界隈では、コメントなどでコミュニケーションを取る機会がある分、話が通じない層というもの可視化されやすイメージがある。

同じ人間言葉を喋っているはずなのに、どこか意味不明なのである

私はケモノVと同じぐらい、ヒトVの配信動画を見ているが、それらと比べてもコメント欄の異質さというか、変な人がいたなという回数はケモノVのほうが圧倒的に多いと感じる。

着ぐるみについてもだ。

一芸がなくとも、一ゲイがあれば健全活動しているトップランナーたちにタッチできるぐらいの反応を貰える。

それほど、頭が悪くエロコンテンツしか見れない層は存在している。

かといって、健全コンテンツを接種しろ、と強要することは不可能であるし、私としてもそれは望まない。

大阪万博に興味がない人を無理やり万博へ連れて行くことや、美術館に興味がない人を無理やり連れて行くのと同じだからだ。

しかしたら仕事で疲れているだけなのかもしれない。 もしかしたら学問で余裕がないのかもしれない。

だがしかし、同じケモノというコンテンツを扱っているのに、この反応の差は、10年以上この界隈に身を投じていても、たまに応えるものがある。

ただ、それだけだ。

Permalink |記事への反応(0) | 12:26

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2025-08-30

弱者男性は空を飛ぶことができるのか?

この問いに答えるため、我々は弱者男性100匹を用意した。

弱者男性には人権がないので実験に最適である。反対意見存在しない。

なぜなら彼らには「存在否定される権利しか与えられていないからだ。

まずは弱者男性に「生命の実」を与えた。

生命の実を食べた彼らの肉体はたちまち膨張し、筋肉が隆起し、眼光が冴え渡った。

空に向かって跳躍するもの背中から翼らしき影を発現させるものも現れた。

しかし、それは不完全な飛翔だった。

重力抗うには不十分であり、ほとんどが地面に叩きつけられた。

次に「神の力」を降ろしてみた。

からの光が降り注ぎ、弱者男性の群れは一斉に浮き上がる。

だが同時に天界守護者が現れた。

最初に現れたのは炎をまとった天使ウリエル

その剣は空を飛ぼうとする弱者男性を一人残らず切り裂き、大地へと縛り付けた。

続いてケルビムが姿を現す。

つの顔と六枚の翼を持つその怪物的な守護者は、生命の実の力を不完全に宿した弱者男性を次々と咀嚼し、再び「飛翔」という夢を打ち砕いていった。

結論

弱者男性は空を飛ぶことができない。

たとえ生命の実を食べ、神の力を借りても、天の番人――ウリエルケルビム――がその飛翔を許さない。

弱者男性は飛ぶ存在ではなく、永遠に地を這い続ける者なのだ

Permalink |記事への反応(0) | 08:34

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2025-08-27

一ヶ月で効果のあらわれる究極のダイエット

年を重ね貫禄のついた腹まわりを見るにつけ、数々の減量法に挑戦してきた俺がたどり着いた、究極とも言えるダイエット法がある。それは、

ひとくちの量を少し減らす

というものだ。食事の量を減らすわけではない。ひとくちの量を減らすのだ。

何をバカなことを。そう鼻で笑う奴はともかく今日晩飯を食うときにでも試してみて欲しい。そうして気が向いたら続きを読んでもらいたい。

さて、食事はすんだだろうか。きちんとひとくちの量は減らしたか

食事を終えてみて、特に何も変わらなかった、と感じた奴が多いのではないだろうか。しかし確実に、変わっていると言えることがある。それは、

咀嚼する回数が増えている

ということだ。疑い深く暇な奴は自分カウントするなりしてくれ。単純な話だからな。

「よく噛んで食べなさい」

幼少の頃、母ちゃんにこう言われた奴は多いことだろう。

そう、よく噛んで食べるのは良いことなのだ。そんなことは誰でも知っている。では、何故よく噛んで食べるのは良いことなのか、これも大抵の奴は耳にしたことがあるはずだ。

  • 少ない食事量で満腹感が得られる
  • 消化が良くなる

まあ、他にも色々とあるんだろうが、その辺は自分で調べるなりしてくれ。

とりあえずよく噛んで食べると減量に繋がるらしいことが分かった。なら、話は簡単だ。痩せたいのなら、よく噛んで食べるように気をつければ良い。

しかし、継続出来る奴は少ないんだな、これが。そもそも継続が出来る奴はこんなダイエットに頼るまでもなく、他の方法成功していることだろう。

からな、継続が出来ない、そんな奴らはひとくちの量を減らせ。

それすら出来ない、ついつい忘れてしまう。そんな困った奴はまずスプーンを交換しろ。小さいのに。そしたらひとくちの量も減るだろ。

あと何か噛んでる最中に他のモンを口に突っ込むのは止めような。これはダイエット以前にマナー問題だ。

とにかくだ、俺はこれを始めて一ヶ月で 4kg 減量することに成功した。数字だけ見れば大したことないのかもしれない。でもな、よく噛むことであご周辺

筋肉を使うのか、顔のラインが以前と比べて見違えるほどにすっきりとした。これは大きいんじゃなかろうか。他にも便秘と無縁になったりと、何より健康になれた気がするな。

まあ痩せたいと思ってる奴、そうでない奴。しつこいようだが忘れないよう最後にもう一度言っておく。

ひと口の量を減らせ

Permalink |記事への反応(0) | 21:46

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2025-08-25

ポップコーンの呼吸

鬼滅の映画見に行ったんです。

家族と一緒に。

夏休みに暇を持て余した子どもたちを妻が映画に連れて行こうとしていて、珍しく誘ってくれたんです。

いつもなら断るんだけど、最近家族との思い出も作ってないなって思ったので誘いに乗ってみることにしました。

夏休み中ですから、小さい子連れ子ども同士の来客も多いだろうって覚悟はしていたんですが、まさか事態が起こりました。

近くの席の中学生、開始から1時間半、ポップコーン延々とカリカリ食い。

しかもこの中学生、見事なほどにノンストップ

5秒に一回くらいのペースでずっとカリッと音を響かせ続けている始末。

しかも途中の咀嚼も口を開いているものからくちゃらーの呼吸も兼ね揃えています

カリッッッ!クチャクチャクチャ、、、ガサゴソ、、、カリッッッ!クチャクチャクチャ、、、ガサゴソ、、、」の無限ループ

実に大盛りのポップコーン空っぽになるまで1時間半以上続きました。

こちらもすっかり大人ですから、優しい視線を2度ほど送ってあげたものの全く効果なし。

劇場が静まる瞬間もお構いなしにひびくカリの呼吸。

その音が響くたびに、無限よろしく俺の気持ちも行ったり来たり投げ出されたり落とされたりでこれなんて4DX?って気持ちで狂い出すのを必死我慢しました。

スナック菓子全般、唇を閉じないで食べるとカリッて音が響いて楽しいですよね。

でもそれが許されるのは自宅に一人のときだけで、周りに人がいる場合、ましてや小さな音すら聞き逃したくない映画館ではご法度です。

本来それは小学生までに親に怒られて学んでおくべきことです。

そんな経験もなく中学生になってしまったのは本当に心から悲しむべきことだと知りましょう。

かく言ううちの愛娘も音を出して食べるのが大好きで、そのたびに食べくずが飛ぶし嫌がる人がいることを教え続けて、治るまで3年かかりました。

最近はくちゃらー死ねとか言い始めているので、おそらくもう大丈夫でしょう。

楽しく食べることと、食べ物で遊ぶことは全く別。

そういう実に基本的なことを学ばずに大人になった人は、ある意味本当の親ガチャ失敗だと思います

鬼滅の映画自体はとても良くできてて、落下している間に喋ってるセリフの長さを考えた結果、無限城のサイズあんな事になってしまったんだろうなぁっていう部分もわりかし納得でした。

夏休み映画館はこの先しばらくお腹がいっぱいです。

Permalink |記事への反応(0) | 13:13

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2025-08-24

anond:20250824083852

自分意図を汲み取ってもらえないなら意味がない、と考える創作家は不幸だろうね。

小説とか漫画とかアニメとか、

現代アートかに比べたら遥かに咀嚼が易しい創作物でさえ

創作者の意図しないものが伝わったり、

意図しない解釈をされるのが当たり前なんだからさ。

創作者たるもの自分が生み出した作品にたいしては広い心構えでいくべきだと思う。

また創作者の思いみたいなものとは別のものとして、

鑑賞者の態度であるとか・知的探究心ののレベルとして、

創作者の意図を汲み取らない姿勢はいかがなものなのか?

という話はあるけれど、

それこそ鑑賞者それぞれの個人自由であり他人がとやかく言うことではない。

美術の本当の鑑賞の仕方はこうなんですよ」

と主張してアテンションするのは、

とても親切な行為

有益だと思うけれど、

からといって

それをしないことに対して批判や怒りを覚えるのは

間違っていると思う。

Permalink |記事への反応(1) | 09:00

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2025-08-21

anond:20250821102442

映画館とか舞台マナーじゃなくてルールになっていることがほとんどだけど?

スポーツ観戦はほとんどマナー問題だね

増田が言っているなかで唯一マナーなのは咀嚼音ぐらいだよ

まずはルールマナーを切り分けて考えてね

Permalink |記事への反応(1) | 10:28

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anond:20250821085114

鬼滅の映画観に行ったら客のマナー崩壊してて応援上映でもないのにおしゃべりする人だらけだったとか、2.5次元舞台スマホを弄ってピカピカさせる人が多くて感動シーンが台無しだったとか、

好きなキャラの出番が終わったら上映中なのに席を立って帰ってしまう人がいたとか、咀嚼音がうるさいとか、

そういう話は「許せない!!マナーを守れ!!」って憤慨するくせに

お笑いコント舞台(野外ステージ寄席じゃなくて、それこそ演劇舞台とかも行われるようなちゃんとした座席のある会場の話)やスポーツ試合で同じことが発生すると

「席を立つくらい別に好きにさせろ!前を横切ってしまうのは仕方のないことだ!」

「そのくらいで集中できないなんてよほどつまらなかったんだねw面白かったら普通気にならないからw」

「え、飲食可なんでしょ?販売もしてるんでしょ?嫌だったら飲食禁止にしたら?w」

「このくらい別にいいじゃんwどこがマナー違反なの?w」

みたいなことを言い始めてそうだそうだと悦に入るアニヲタがうじゃうじゃ出てくるから

なんだこいつら……と思う

鬼滅映画で同じことしてる人たちもまったく同じ言い分を持ってるだろうよ

Permalink |記事への反応(2) | 10:24

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