
はてなキーワード:名誉男性とは
初の女性首相が誕生するかもしれない、と聞いてもうれしくない。来年は世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数で日本のランキングが上がるだろう。だからといって女性に優しい政治になるわけではない。
https://x.com/ueno_wan/status/1974822690893742402
これで選択的夫婦別姓は遠のくだろう。ご本人は同じ男性との離婚、再婚を通じて、「高市」姓を取り戻した。そんなに苦労しているのに別姓に反対するのは誰に忖度しているのだろう?
https://x.com/ueno_wan/status/1974823133489266850
日本版サッチャーを自認する高市新総裁。サッチャーをいただいたイギリスのフェミニストは、女がトップに立つことに何の幻想も抱いていない。
https://x.com/ueno_wan/status/1974823651972382762
この辺りが高市早苗の首相就任に関連した上野千鶴子のツイートなのだけど、フェミニストとして高市早苗の首相就任に対して何らかの賛辞を送るのかと思いきや、いきなり「選択的夫婦別姓がとおのいた」と文句を言っている。
田嶋陽子氏 女性初の”高市総理”に「中身がただ女であればいいってもんじゃない」
高市氏について「夫婦別姓の問題にも反対だし、自民党で右の男の人たちと同じ考えなんですよね」と主張した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/958aba5f9dcdc8253e5bf66140a00c81e7679fcb
同番組にいた丸田佳奈氏は「同じ女性としては、どんな考え方の人であれ、女性が総裁になれたのは進歩だと思う」と言っていたようだ。
新総裁・高市早苗トップを狙い「ガラスの天井」を破った「女性政治家」と日本の現実 北原みのり
https://dot.asahi.com/articles/-/266773?page=1
政治的にあの安倍さん的世界がまた蘇るのかと気が重い。トップに立つために女がしなければいけなかった道、そしてその地位を得たとしても権力を握る男に跪き、男の顔色を伺う女のリーダーに、私は痛ましさを感じ、そして傷つく。でもそれが、日本の現実だ。この国を生きる女の現実だ。
https://yoshinori-kobayashi.com/30379/
名誉男性が総理になるだけで、真の女性総理とは言えないと考えるのは、上野千鶴子らフェミニズムの人々とわしは同じ感覚である。
高市早苗という日本初の女性首相誕生に対して喜んでいないフェミニストがいるというのを聞いていたので、なんとなく調べたらこんな感じで割と有名所も喜んでいないことがわかった。
彼らの言い分は「選択的夫婦別姓が遠のいてしまった」という点だとか「結局高市早苗は男社会に産み落とされた悲しき名誉男性でしかない」とかそういう感じになっていることがわかる。
別に日本に革命を起こすために首相がいるわけではないので、一足飛びに自分たちの理想とする日本を誕生させることが女性首相の役割ではないのだけどなんかこういう目線で見ているんだなとちょっと残念な気持ちでもある。
高市早苗が日本初の女性首相になったことの意義を一つ言うなら「女性首相でも大丈夫かどうか」というこの一点を明確にすることだと思う。「男がやっても女がやっても同じ」と思ってもらえたらそれでいいのではないだろうか、そうすれば今後も女性首相は誕生することになる。
「女に首相は無理」とか「女は政治をやるべきじゃない」みたいな男社会の認識を変えるに十分なインパクトを彼女は出すと思う。
結局フェミニストたちの頭にあるのは一夜にして別の国になることなのだろうか、それってマルキストたちの言っていた「革命」のことなんじゃないだろうか?
そもそも日本の政府は首相が一人で全部決める専制君主性ではないのだから、首相が男だろうが女だろうが、首相個人が選択的夫婦別姓を支持していようがいまいが、政府が支持しなければ変わりようがないのだけど、彼ら彼女らはなんで高市早苗の批判にこういった点を持ち出すのかわからない。
女性が叫ぶ令和現代のフェミニズムが何なのか、その正体がわかった。
女性が言うじゃないですか、「女性は~だ。」「女性は~されてる。」って。
それは何なのかって言うと、主語は女性と書いてますが、意味するところは自分なんですよ。
高市さんが女性初の総理大臣に就任しましたが、女性活動家とか女性国会議員からあんまり嬉しくないみたいな意見がネットやメディアで紹介されてますよね。
女性初だといっても名誉男性のようなもので喜ばしくないとかね。
女性なら誰でもいいってわけじゃないと言う国会議員がいたりね。
つまりね、女性が主張するフェミニズムでいう女性活躍は、そのままの意味の女性活躍じゃないんですよ。
自分がキラキラ活躍できる、それを社会は後押しするべきだっていうことなんです。
自分以外の女性が活躍することに対して、それは違うっていう主張が出るのは令和現代のフェミニズムからすると当然で、
高市さんの活躍は女性の活躍であっても、「女性である自分」が活躍してないんだから満足できないってことなんですよ。
それに最近はっと気づいたんですよね。
個人主義が進んだ令和現代で、フェミニズムのますますの自分中心主義化が進んで行くのは当然の流れなのかもしれません。
その結果、幼稚で頭の悪い自己中な女性が言うわがままでくだらない主張、それがフェミニズムっていう印象が進んでいく気がする。
多様性とか言うのもこれに似てる気がしてるんだよね。また別だけど。
理系の大学の事務をしているけど、正直大学によるという前提はあるものの、男子学生と同じ環境で学ばせてもらえないのが火を見るより明らかなので優遇してあげたいにはなる。
自分もぺーぺーだから発言力なくて申し訳ないけど、実験とかで泊まり込みになるときに着替えや仮眠をいままでは雑魚寝やトイレ使ってたのを申請あれば空き教室使わせればいいじゃんってなったのに偉い教授(もちろん高齢男性)が、
「男ばかりのそういう場所だと分かってて入ってきたのに権利を主張する勘違いした女学生(ほぼ原文ママ)」みたいな発言をして周囲ドン引き。
若い教授、職員、男子学生が何か問題あってからでは遅いからって言ってもこれ。女性から言って反発するならと自分含め男性職員、教授から提言してこれ。
この環境に適応しようといわゆる名誉男性化してキャラ迷子になってメンタルやられる女子学生、そういう風潮に中指立てたせいで特定の教授から明らかに不当なくらい評価を下げられている女子学生、そういうの見てるから同じようなモチベーションや条件下で勉強させてもらえないのに評価だけは平等なので一緒です、ってのはかわいそうすぎると思ってる。
こんな学校ばかりではないと思うけどね。
著名な学者はどうだか知らないが、ネットで目立つフェミニストの人達は高市早苗に対して割と好意的だよ?
例えばこういうの。
@cobta
ガラスの天井じゃなくて「ガラスの崖」という言葉があって、誰がなってもダメそうな状況でトップに女性がつくことが多いことを指します。成功の兆しがあるときには女性にイスは回ってこない。お先が暗いときに女性がトップになり、挽回できれば儲け物。失敗すればやっぱり女じゃダメだと降ろされます。
はなびら葵
@hollyhockpetal
でも「高市総理」も、ガラスの崖案件ではあるんだろうな…。どうやっても悪い方にしか転ばないところに配置される、じゃあ人気取りに女を配置しとこうか、責任取らせるために、の女性起用。
珈音(ケロケロ)
@gohstofcain
あと「女性初」であるのはただの事実だし、それが強調される程度にインパクトがある出来事なのも事実なわけで、自分が気に入らないからと言って、そこにケチつけるのも変だと思う。私も高市は好きではないが、男なら言われないことを随分言われていて、「こんな社会だから女性初が高市なんだよ」と。
あかさた納豆
@FmwSj1lveZfrE8a
高市のことはよくわかんないが、ものすごい叩き上げの人っぽいし自分と意見が合わないからって「女性初の、と言うな」はわけわかんないな。
貝柱茜
@mayuri20230629
「名誉男性が首相になったのでは無意味なのか?本当に?」の答えはここにあると思う。男女雇用均等法第一世代が通った道は、「女性がそこにいること」を周囲が当たり前と受け入れるステップだった。
@castellabolo
以前の「男性同様に働きたくないは負け犬全開」論議の際、「名誉男性はその本人個人に利するだけで男女格差解消には利していない」という大意のポストをいくつか見た時も思ったことですが。そこに女性がいたことがないのと、一人でも一度でもいたことがあるのとでは大きな違いがあるんです。
高市首相の誕生で「女性初じゃん!ジェンダーギャップ指数爆上がり!女も喜べよ!」と皮肉を言ってくるアンフェに、フェミニストの皆さんが顔真っ赤なのはよーく分かりましたよ。
悔しいのはバッチリ伝わったからもう私も同じ皮肉は言いません。
言いませんので、女子枠とクォータ制という文字通り「女なら誰でも良い」っていう制度についても
アンフェの皮肉にブチ切れるくらいの熱量で批判してくれませんかね。
社会の正義たるフェミニズムなら、こんなあからさまなダブスタを放置なんて出来ないに決まってます。放置するなら正義でもなんでもない。
頼みますよ。
女性であると言うハンデの中で、総理大臣になるという目的を達成するためになり振り構わわずやるしかなかった
それがなくなった瞬間に蒸発すると言う話でもあるよな。
それを防ぐには、小泉純一郎みたいに圧倒的な国民人気を背景にするしかないので、そこに早く到達したら、彼女本来の動きが見られるんではないかと思っている。
自称右寄りの中庸な俺も別に高市氏を歓迎してるわけじゃないんだよな 政策的な意味で
覚悟の決まったワーク&ワークは賞賛するけど、経済政策や社会保障対策では結局その場しのぎの老人迎合だろうからね
教えてくれ、お前たちは誰が総理になれば満足なんだ?
しょうがねー
答えてやる
そりゃ女だからといって、裏金容認・カルト宗教容認・同性婚反対・選択的夫婦別姓反対・自民党の極右の高市早苗を支持するフェミはそうそういないだろ。バカでもわかるぞ。
誰ってそりゃフェミニストの理念や主張に沿ってくれる人だろう。こういう事書く人はただフェミを当てこすりたいだけなので、どんなに高市不支持の理由を説明したところで理解もせず、同じ当てこすりを繰り返す。
「高市さんじゃだめだ、だから高市さんじゃ嫌だ」こんなにわかりやすい理屈も理解できない頭か? 高市がダメだけど女だからOK、ならわかるか? そうあってほしい願望と違うからと理解を拒むなよ。
男だって石破はダメだ、小泉は論外だと好き勝手色々言うでしょ。なんで女だってだけで納得&満足せにゃならんのだ。「女を総理にしてやったんだぞ有り難く思え」って無意識に考えてない?
寧ろ女性というだけで無条件に肯定し支持しろと言っている連中こそ、今後高市に女性のための施策を行うよう求め続ける義務がある。そうでなければただのアンフェの当てこすり、詭弁でしかないのでよく覚えておく
逆に聞きたいんだが、増田は男なら志位和夫が総理大臣でもいいんで?/高市は自分を「名誉男性」と思ってると思うんだよね。扇千景や今井絵理子が「マスコット」なのと対象の在り方なのよ。苦労が人を歪める典型…
「女を首相にするのがフェミニストの目的」と主張してるのほぼネトウヨしかいないんだが?「オタクは全員オタキングを崇拝してるんだろ。えっオタクなのに岡田斗司夫嫌いなのか?オタク詐称してるのか?」
高市の件に関しては普段から頭のおかしいアンフェたちが輪をかけて狂ってしまい意味不明なことを喚き散らしてて怖い。高市のなにがアンフェを狂わせるのか。
バカってかわいそう。
女なら誰でもいいというわけではない
高市が首相になったら、ことある毎にこういう小学生レベルの当てこすりが増えるんだろなー。少しは自分の頭で考えろよ。考えられないから馬鹿な増田を書いて恥晒してるのか
自分の国のトップ使って、嫌いなクラスタに嫌がらせしてるだけで、政治だかジェンダーだかを語ったつもりになるのって、すげー幼稚だな、という感想です。それ、お前の母ちゃんデベソ、と同じレベルですよ?
「気に入らない女」として用いられる言葉を平気で使う奴に答えてやる筋合いなどないだろう
界隈が嫌がるなら女性総理に大はしゃぎしてる人らは、あまりに幼稚すぎてSNSでもさすがに無視されてた。現実の困り事ない人たちは単純に幼くいられていいね。良くはないか。ああなるなら、不利でも女性でよかったよ。
アンチフェミの人は、男性である鳩山由紀夫が首相に返り咲いたら、寿いでくれるのだろうか?この増田の言うてるのは、そう言うことやで。
アンチフェミはこういう頭が悪いやつが多いということが可視化された… といっても、最近の地球では頭が悪いことを言うことを恥じる文化がなくなってきているからね。
この答えで納得したか?
ネトウヨ → 「おめでとう!」 (自分と考えがあってたら性別はどっちでもいい)
パヨ → 「こんな女は女と認めない!名誉男性!」 (女は女らしくしてろってこと!?)
これもうどっちがリベラルかわかんねぇな。
弱者男性(福祉がいかにアプローチするかだったのに差別用語にした)
表現の自由戦士(表現の自由は西側の重要な価値観であるのに罵倒語にした)
名誉男性(MtFが女であることを認めても女が女であることを認めない直球の差別)
ほかには?
日本初の女性総理大臣が誕生する、その歴史的な前夜。社会学者の東山教授は、自室の書斎で苦虫を噛み潰したような顔をしていた。テレビ画面の中では、次期総理の座を確実にした、天城(あまぎ)るり代表が、勝利宣言で満面の笑みを浮かべている。
「天城さん、初の女性総理として、長年この国を覆ってきた『ガラスの天井』をどう打ち破りますか?」
記者の紋切り型の質問に、天城はマイクの前で小首を傾げ、悪戯っぽく笑った。
「天井?申し訳ありませんが、わたくし、上ばかり見て走ってきたので、道中に天井があったことには気づきませんでしたわ。そもそも、存在しない壁や天井の話をするのは、もうやめにしませんこと?」
その瞬間、スタジオは凍りつき、SNSは沸騰した。そして、東山教授の堪忍袋の緒は、見事に切れた。
「愚か者めが…!」
東山教授は、長年にわたり「日本社会に蔓延る、見えない構造的差別」としての『ガラスの天井』を研究し、その存在を説いてきた第一人者である。彼女にとって『ガラスの天井』は、単なる比喩ではない。それは彼女の学問のすべてであり、彼女自身が丹精込めて織り上げた、知的で高尚な、しかし目には見えない「至高の御衣(ぎょい)」だったのだ。
この御衣の存在を理解できる者こそが、現代社会の知的エリートであり、ジェンダー意識の高い「わかっている人間」。逆に、これが見えない者は、時代遅れで、差別的で、救いようのない「馬鹿」なのである。
それなのに、天城るりという女は、その御衣の存在そのものを、国民の前で一笑に付したのだ。まるで、裸の王様を指さす無邪気な子供のように。いや、子供より性質が悪い。彼女は、圧倒的な実力と国民の支持という「権力」を持って、それをやってのけたのだから。
「彼女は家父長制に取り込まれた『名誉男性』に過ぎない。天井が見えないのではない、見る能力と思想がないのだ」。
東山教授はすぐさまメディアにコメントを発表し、取り巻きの学者やコメンテーターたちも一斉に同調した。彼らは、来る日も来る日も、テレビや新聞、ネット上で「ガラスの天井」という御衣の素晴らしさを語り続けた。
「この緻密で複雑な構造が見えないとは、なんと浅はかなことか!」
「天城総理の成功は、天井に偶然空いた小さな穴をすり抜けただけの例外だ!」
「我々『賢い人間』には、その透明な天井がはっきりと見えているのだ!」
彼らは、自分たちだけが見える高尚な天井画を、互いに褒めそやし続けた。
天城るりが総理大臣に就任し、組閣は驚くべきスピードで進んだ。能力主義を徹底し、性別や年齢、派閥など一切関係なく、適材適所の人材を抜擢していく。彼女の政策は明快で、実行力に満ちていた。国民の支持率は、うなぎのぼりだった。
そんな中、東山教授とその一派は、国会議事堂の前で奇妙なデモを計画した。プラカードにはこう書かれている。
『天井はここにある!』
『見えないからって、無いわけじゃない!』
『我々の知性を無視するな!』
彼らは空に向かって指をさし、「見よ、この分厚く、冷たいガラスの天井を!天城総理、あなたにもこれが見えないのか!」と代わる代わるシュプレヒコールを上げた。しかし、道行く人々は、何もない空を指さして熱弁をふるう一団を、ただ不思議そうに眺めるだけだった。中には、不審者を見るような目で、足早に通り過ぎていく者もいた。
「どうして見えないのだ、この愚民どもには!」
東山教授は苛立った。彼女が何十年もかけて織り上げてきた、世界で最も高尚で、最も知的な「見えない御衣」が、誰にも理解されない。それどころか、天城総リは、そんな騒動を意にも介さず、外交に、経済政策に、次々と目に見える成果を上げていく。
国民は、もはや空虚な天井画には興味がなかった。彼らが見たいのは、自分たちの生活が良くなるという、具体的な未来予想図だった。
就任後、初の所信表明演説の日が来た。国民の注目が、官邸から国会へと注がれる。東山教授も、テレビの前で腕を組み、天城がいつ「天井」の存在に言及し、自分たち知識人に謝罪するかと待ち構えていた。
壇上に立った天城るりは、朗々と、しかし力強く語り始めた。経済、外交、社会保障。具体的な数値と計画を伴った演説に、野党からさえも感嘆の声が漏れた。そして、演説の最後に、彼女はふと笑みを浮かべ、こう言った。
「さて、一部の賢明な方々が、わたくしが打ち破るべき『天井』の存在について、大変ご心配くださっているようです」
「その方々が仰るには、わたくしには見えていないだけで、この国の空には、それはそれは分厚いガラスの天井が広がっているのだとか。そして、それが見えない者は、愚か者なのだそうです」
天城はそこで言葉を切り、満場の国会議員と、その先にいる全国民に向かって、堂々と宣言した。
「ならば、わたくしは、喜んで愚か者でありましょう。わたくしには、見えない天井を見上げて嘆いている時間はありません。わたくしが見ているのは、天井の先にある、この国の未来です。国民一人ひとりの、笑顔です」
彼女は両腕を広げた。
「皆様。存在するかどうかもわからない天井の話は、もう終わりにいたしましょう。それよりも、わたくしが仕立てた『繁栄』という名の新しい服を、共にご覧いただきたい!」
その瞬間、割れんばかりの拍手が議場を包んだ。それは、もはや誰にも止めることのできない、新しい時代のファンファーレだった。
テレビの前で、東山教授は呆然と立ち尽くしていた。彼女が心血を注いで織り上げたはずの「至高の御衣」は、いつの間にか、誰の目にも見えないどころか、誰の記憶にも残らない、ただの空気に成り果てていた。
「王様は裸だ…」と叫んだのは誰だったか。いや、そもそも王様などいなかったのだ。いたのは、自分の仕立てた服こそが最高だと信じて疑わなかった、時代遅れの仕立て屋だけだったのである。