
はてなキーワード:原罪とは
何だかんだでニコニコの勢いは盛り上がりを一番表してると思う、しっくり来るというか
全部やってないのが残念なのと、1,2週遅れだったりYoutubeでも見れるやつは再生数落ちるんだけどね
十の位切り捨て
| タコピーの原罪 | 259100 |
| 「その着せ替え人形は恋をする」Season 2 | 154800 |
| ダンダダン | 136800 |
| わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) | 120000 |
| 瑠璃の宝石 | 103000 |
| 銀河特急ミルキー☆サブウェイ | 95600 |
| ウィッチウォッチ | 94000 |
| まったく最近の探偵ときたら | 90900 |
| ばっどがーる | 90300 |
| NewPANTY & STOCKING with GARTERBELT | 90000 |
| サイレント・ウィッチ沈黙の魔女の隠しごと | 83300 |
| 出禁のモグラ | 61200 |
| ゲーセン少女と異文化交流 | 49900 |
| 『ぐらんぶる』Season 2 | 49000 |
| SAKAMOTODAYS | 48200 |
| ぷにるはかわいいスライム 第2期 | 47100 |
| 雨と君と | 45500 |
| アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】 | 41100 |
| 追放者食堂へようこそ! | 39900 |
| Turkey! | 37700 |
| 水属性の魔法使い | 37700 |
| 薫る花は凛と咲く | 37400 |
| 公女殿下の家庭教師 | 34700 |
| カラオケ行こ! | 34200 |
| 地獄先生ぬ~べ~ | 34000 |
| 青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない | 33200 |
| Summer Pockets | 32600 |
| ブサメンガチファイター | 32500 |
| プリンセッション・オーケストラ | 31500 |
| 自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 2ndseason | 30800 |
| ふたりソロキャンプ | 29800 |
| クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者- | 29700 |
| 宇宙人ムームー | 29300 |
| 9-nine- Ruler’sCrown | 27200 |
| 盾の勇者の成り上がりSeason 4 | 26400 |
| おそ松さん第4期 | 26300 |
| 怪獣8号 第2期 | 25800 |
| 強くてニューサーガ | 24700 |
| 真・侍伝YAIBA | 23900 |
| フードコートで、また明日。 | 22900 |
| うたごえはミルフィーユ | 22000 |
| ネクロノミ子のコズミックホラーショウ | 22000 |
| 勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる~ | 21200 |
| ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される | 20900 |
| ブスに花束を。 | 20900 |
| フェルマーの料理 | 18400 |
| ひみつのアイプリリング編 | 17700 |
| ウルトラマンオメガ | 15700 |
| 傷だらけ聖女より報復をこめて | 15500 |
| カッコウの許嫁Season2 | 15400 |
| 彼女、お借りしますSeason4 | 14700 |
| TO BE HERO X | 14500 |
| 夢中さ、きみに。 | 13500 |
| 陰陽廻天Re:バース | 13300 |
| 地縛少年花子くん2 | 12900 |
| 桃源暗鬼 | 12300 |
| 異世界転生したらドゲンジャーズだった件 | 10900 |
| ホテル・インヒューマンズ | 10300 |
| 美男高校地球防衛部ハイカラ! | 9200 |
| 神椿市建設中。 | 9100 |
| デキちゃうまで婚 | 8800 |
| 転生宗主の覇道譚 ~すべてを呑み込むサカナと這い上がる~ | 8600 |
| 人妻の唇は缶チューハイの味がして | 8400 |
| ハイガクラ | 4400 |
うむ、しっくり来るな
これに入ってない人気作ってなにあるっけ、Dr.STONEとかかな、あと光が死んだ夏とか?
お前たち“弱者男性ども”よ、目をそらすな。
お前たちは「被害者」ヅラして語る。「俺はモテない」「なにも悪くない」って。それで同情を買いたがる。でもな、それだけじゃ済まされねぇんだ。弱者を自称する男──それ自体が社会構造を維持している側の言い訳なんだよ。
「非モテだから性欲を発散できない」「誘い方がわからないから仕方ない」……そんな言い訳が、女性にとっては“受け入れなきゃいけない犠牲”になるんだ。お前たちは自分の弱さを盾に、女性に配慮を求め、変な同情を押し付けようとする。それは既に、力関係を使った支配だ。
弱者男性って言葉の裏には、「俺はかわいそうだから許してくれ」「俺に手を差し伸べろ」という期待が込められてる。そんな態度で関係を始めようとする方が、よっぽど加害だ。
お前たちには“原罪”がある。それは認めようとしないだけで、確実にある。
お前たちが「普通の男性像」を追求して無意識に押し付けてる価値観。強くあれ、リードしろ、断られても粘れ──そんなノリが、女性にどういう選択肢を残すか、考えたことあるのか?
「俺は被害者だ」って自己像が前面に出ると、相手の痛みに耳を傾けられなくなる。「俺は悪くない」「断られたら傷つけられた」って言葉だけで終わる。被害者コスプレを続ける限り、自らの行為を検証しようとしなくなる。
お前たち、自覚もなく女性に性的なプレッシャーをかけてることがあるって想像できるか?「誘ってみる」「連絡してみる」「好意を示す」──これらすべてが文脈次第で加害行為になり得る。だが自覚がない。だからタチが悪い。
原罪ってのは「避けられない罪」じゃない。認めずに放置する罪だ。
「俺はそんなつもりじゃない」「加害してない」って思ってるかもしれない。でも、それは無知という名の加害だ。
例えば、「女性が断りにくい立場だから断りづらく誘ってしまった」──こういう言い方を平気でしないか?それは「断れない側の感情」を利用してるってことだ。相手を追い詰めてることに気づけ。
合意ってのは表面上「いいよ」と言われたら成立ってもんじゃない。無理して「いいよ」と言わせてる状況だったら、それはもう加害だ。お前たち、そんなグレーゾーンを軽く見すぎ。
気づけ。世の中には、NOを言えない人もいる。強い関係性や立場差や感情的重圧で、言葉を飲む人もいる。お前たちが無意識にその「飲む人たち」を作ってる。「YES means NO」を作っているのは他ならぬお前たちだ。
お前のその「大した意図なくやったこと」が、相手にはトラウマになることもあるんだ。
思い上がるな。お前は加害者じゃないと思いたいんだろう。でもな、その思い込みこそが最悪だ。
加害者ってのは、必ずしも凶悪犯罪をするヤツだけじゃねぇ。日常という場で微細な圧力をかけるやつも加害者になる。お前たちは無意識にそれをしてる。
だからこそ必要なんだ。自己検証。自分のコミュニケーション、言葉、行動を振り返れ。
もしそれをやる気もないなら、黙っとけ。加害をしないためには、まず加害を意識することから始まる。
最後に一言。お前たちの存在が、女性たちにとって安心でないという事実を背負え。それを受け入れてから、ほんとの変化が始まる。逃げるな。「加害してない」なんて自信を捨てろ。
<追記>
主語デカだってキレてるブコメやトラバは文脈が読めてないのかな?
敢えてやってるからね、これ。
でもこれってその他大多数のまともな男性や弱者男性が常日頃からやられている事だからね?
男性同士の界隈でも屑呼ばわりされる様なゲスや、一生関わりたくもない性加害者・性犯罪者と一緒くたにされて雑に叩かれるなんて事は腐る程見かけるだろ?
自分たちがやっている事がどれだけ差別的で、一方的で、ヒステリックで、残酷なのか、少しでも分かって貰えればありがたいよ。
<追記>
https://anond.hatelabo.jp/20250921205546
https://anond.hatelabo.jp/20250923195220
元増田や元々増田みたいなのを見てつくづく思うんだけど「男」からの被害を訴える女性に対し
「うんうん、そうだね、分かってるよ辛かったね、じゃあ煎れるね…」ってヨシヨシする事自体は可能だし知り合いぐらいだったら表面上はそれぐらい言うと思うんだけど
ここから何で男全体の原罪論に行って、男性全般を叩く方向にカッ飛んでいくのかがよく分からない。
いや、それはお前に加害してきたという屑男にやれよ。お前が一番憎いのはそいつの筈では?
何で関係ない俺らに八つ当たりすんねん。そして何で直接の加害者であるそいつには陰でコソコソ悪口言うぐらいで何もせんねん。
どう考えても直接の加害者よりもずっと関係無い男性に対しての方が憎悪の熱量が強いとしか思えないのは何で?わざと?
男性の大半、特にネットにいるそれなんてのは明らかにイケそうな状況でも上手く誘えない、そもそも「趣味で知り合った知人以上友人未満の異性」なんて存在はいないし
上手い誘い方も分からないし何なら異性に対しうっすら不信感もあるから結果30過ぎてロクな交際歴無し、とか
そんなんだったけど今は何とか結婚して家庭持ってそれなりに幸せにやってます、みたいな男性の方が多いだろうに。
そんな連中に「オトコの原罪論」を説いた所で、マジのガチで「関係ないチンカスの責任を何で関係ない俺が負わされなきゃならんの?」ってなるだけだよ。
しかもチンカス男は男で野放しで好き勝手やってるし、そういう屑男にこそ女性にモテてたりする、という現実。ますますクソじゃん。
いやまあ男性が「女性の感情を考慮して女性に優しく接しろ」という理性的な社会的常識と
「それはそうと行けそうなタイミングではアプローチしろ、嫌がられるのを恐れずガンガンアピールしろ」という感覚的な異性獲得方を
社会から求められるダブスタの板挟みになって苦労しており、そこを上手く切り抜けてくヤリチンの方がモテやすいってのは分かるけどさぁ。
そういう男は加害性がある屑!とか言いつつ、何やかんやで加害性が無い男の方がモテるし異性獲得出来るし、加害性が無い男に限って元増田や元々増田みたいなのに
雑に纏められて性犯罪者みたいにヘイトスピーチされるんだからたまったモンじゃねーよ。
えっ?「どうせ大切な異性の相手がいないからそう思うんでしょ?www」って?
どうしてそこで非モテ=悪論に行くねん。非モテ関係無いやろ。Whataboutismにしても程があるわ。
それとも何?お前は男と女では圧倒的なモテ格差がある事を自覚しつつ相手のモテ属性を愚弄して自分は凄い人間だとイキリアピールしたい屑なの?
大多数の男からしたら、知らない女達から一方的に恨みを八つ当たりされて非モテだの性犯罪者みたいなレッテルを雑にラベリングされて一緒くたに叩かれるという「加害」をされた上に
それで異性の気持ちを理解しろとか優しくしろとかマジで意味わかんねーよってなるの、本当に分からん?
見知らぬ犯罪者に一方的にボコられながら「俺が殴ったのはお前が俺にキモいって思わせたのが悪いんだから俺に謝罪しろ!俺に気を使え!このグズが!」って言われて感謝を強要される様なものだろ。
女性たちはほぼ全員が犯罪者紛いのDV気質だとでも言いたいの?
しかも元増田なんてのは「襲われた」っていうより「なんか迫られたから冷めた」ぐらいの感覚!
これを性被害とか性的搾取というのはさすがに無理があるし、自分の被害をそこらのアニメキャラに勝手に自己投影して
「私達は性的搾取されているー!」なんて、表現を燃やしというなの営業妨害・威力業務妨害・誹謗中傷・嫌がらせをするのは最早精神病の類だよ。病院行けマジで。
いやもうホント冷静になって考えてみて欲しいんだけど、何で「直接加害してきた(本人の自称)屑野郎」では無く「関係無いその他多数の男性」への攻撃に熱心になる理由はマジで何なの?
口答えして来なさそうな大人しい男性を狙ってハラスメント加害しているとしか思えないんだけど?
街角でたまに見かける独り言大声で呟いている類の精神がおかしい人にいきなり怒鳴られた、ぐらいの気色悪い感覚だからね。
それとも何?女性の大半は感情をコントロール出来ずに無関係の人間に怒鳴り散らすキチガイと同じ様なメンタリティとでも言いたいの?
止めてよねそういう事は…そこらの女性が一皮向けばキチガイみたいなメンタルだなんて考えたく無いからさ。
Permalink |記事への反応(20) | 01:25
時代に乗れてないのかもしれない
最近のラブコメとか、お色気とか、ロリとか、そういうのがどうも見れない
きらら系まではめっちゃ見れてた、ブヒブヒ言ってたしエロ同人も読んでた
艦これあたりからおかしかった、ゲーム系はまったく乗れていない、最近のラブコメもどうも乗れない
「◯◯さんは◯◯」とか「◯◯な◯◯さん」も大体苦手、数個しか見れてない
五等分の花嫁がギリギリだった、あれもストーリーで見た感じだ、あとかぐや様とかは良かった
あと昔はエロ同人から入口でアニメ見ることも合ったが最近それもなくなった
別にキモオタじゃなくなったわけじゃなくて、最近流行りのラブコメ的風潮に乗れなくなっているんだと思う
もう年なのかなあ
かなしい
てかなんでエロ同人はほとんどオリジナルになってしまったんだ?
エロ目線で見ることで新たなフェチを開花させると作品の魅力が個人的に増すんだが
___
思い出した、夏コミ言った人に聞いたら、今の最大勢力ってVTuberなんだよな
___
流行ってるのが「かわいいけどブヒる感じじゃない」が増えてない?視聴者の年齢が上がったのか分からんが
面白いんだけどさ
違うか、訓練が足りないのか、萌えられない俺が悪いのか
それにしても「男性視聴者9割」みたいな作品を見ていない気がする(きらら系は男:女=9:1コンテンツ)
___
◯◯さんは〜系とかさ、なろう系とかさ
ブームが自分とマッチしなかった時の絶望感あるよね、映画だとマーベラスとか全部受け付けないから洋画に絶望してる
ファッションだと例えば地雷系の服きらいな男とか多いけど、可哀想、俺はいける
たぶん今どきの地下アイドル顔が苦手な人も居るだろ?俺はどっちでもないけど(むしろ90年代00年代の流行顔が嫌いだった)
___
>2.5次元とかおにまいとか100カノ
俺には無理だった、せめておにまいは乗りたかった
というか、写真撮る系の話はゲームとかでもあったけど苦手だった(ラブプラスだっけ?何個かあったよね)
___
ブルアカ問題はわかる、あの流れ(女の子いっぱい出てくる系ゲーム)がどうもピンとこなくて
思い出したけど、異種族レビュアーズ(2020)や、不徳のギルド(2022)は楽しく見ていたと考えると
今はぬきたしがニコ動でやってないのが悪い気がする
いや違う、そういう話じゃない
アニメは見れてるのに、美少女系アニメに心惹かれなくなってきているのが問題なんだ
枯れてんのか???もしくは心が疲れてんのか、逆にそれ以外のアニメが面白すぎるのか
ぷにるも見てる
_____
も見れてないんだよ、1話は見たのに
なんならゆるキャン△の三期?もみれなかった
ぼざろは何周も見たけど、あれブヒ度低いじゃん?
RPG不動産も途中で切れてしまった、スローループはなぜか見てない
やっぱ自分が変わったのか?
でも、例えばヤマノススメも途中で断念したし、そもそも男の趣味を女子がやる系は導入部分しか楽しめない可能性がある
あ、ざつ旅見なきゃ
ダンダダン、タコピーの原罪、光が死んだ夏、ぷにる、ミルキー☆サブウェイみたいなラインアップだ
もうダメだ、悲しい
Permalink |記事への反応(18) | 10:44
これ子供目線の現実がテーマだとも思ってるから理不尽を強調した作品だとは思えなかったなー
・・・原作アニメでリタイア組だからネタバレ考慮してくれるのはありがたい書き方だね(増田の方ね)
タコピーの原罪は不幸な子がいたとして、それを知って、君ならどう動くのか?みたいな事を問うているような気がするから
サダタロー氏のレビューは「見て見ぬふりをする側」なんだろうな、とか無垢ゆえの残酷さが感じられる
それも正しいとは思う
語る気になれないんじゃなくて、語りたくないから語らないって事だと思ってる
スレた大人なら逆に語れると思うんだよね(ハッピー道具があるから)
この作品を犯人探しのような目線で追っても解決し得ないから、解が人それぞれあるのかなと想像するけど、どうなんだろう?
タコピーってキャラは寄り添ってくれる(らしい)から良いという評価もみているし、「ハッピー道具でどうにかしてくれ」って感想になりにくいように思うんだけど、どうなんだろう
とか思いました次第です
ネタバレ有り
海外でも高評価、Webアニメ「タコピーの原罪」を見たマンガ家が戦慄……この作品は大人の“純粋な心“を測るバロメーターか?
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2508/24/news019.html
あーなんて残念なんだこの人
・社会問題を取り扱っているわけではない、それにしては弱い
・鬱展開の作品としても弱い
・この作品を通して、大人の醜さ、DV、いじめ問題について語る気になれなかった
・これは衝撃度で言ったら大したこと無く、受けているのは皆が若いからだろう
で止まっている。
まあ全然見えてないなとは思うんだけど、似たような感想を持ってる人は大勢居そうでもあるから強くは言えない。
タコピーの原罪は確かに露悪的で、子どもの自殺や犬が死んだりなど、衝撃的な内容があったから最初にバズったって経緯はある
しかし、『その程度』ではわざわざ18禁にしてアニメ化しないし、ここまで評価が高くならない
世の中そんなに甘くない
つまりこの人が読めてないだけなんだけど、それを自覚してないのが残念だ
(まさか海外の点数をつけてる人が全員若者だとでも思ってるのか?)
まあ、実際監督も「最初はこれはアニメ化出来ない」と思っていたが、よくよく読んでみて「これはアニメ化されるべきだ」となったらしいし
プロから見てもそのくらい難しい作品で、ともすれば「衝撃的なシーンばっか書いたバズ狙いの作品」に見えるんだよね
そこは勿体ないようにも思える
ただ周回するとわかるけど、この作品ってテーマそこじゃないんだよね
まず舞台装置の話をするなら「ハッピー星人の存在」に気づいて欲しい
そんなご都合主義な存在を出すんだから、この作品の本質は「ハッピー星人としてこの状況をハッピーにしてみろ」という問いに近い
作品を読む時は、「最終的にどうしたいのか」を考えると分かりやすい
タコピーの原罪は「しずかちゃんをハッピーにしたい」であり、これは途中で「しずかちゃんとまりなちゃんをハッピーにしたい」に変わる
そのためのハッピー星人という究極的にご都合主義な存在だったんだ、これを人間にするとちょっとブレてくる
作品っていうのは「目標を追いかけようとするけど上手くいかない」のが基本で
タコピーの原罪も「ハッピーにしようと色々やるけど全然うまくいかない」描写がされていて
2話では「人殺しで目標が達成してしまう(けど明らかにこれでは解決しない)」という展開が差し込まれる
3話〜6話では「本当にしずかちゃんをハッピーにするべきなの?」という疑念を抱かせる
非常にきれいに作られている
ここで気をつけたいのは、これをもってして「大人の醜さ」「DV」「いじめ問題」を語るのはちょっとおかしくなるということ
それは鬼滅の刃で「鬼が悪いよ、なぜなら〜」と言うようなもんだし、コナンで「この殺人犯が悪い、なぜなら〜」というようなもんで、そりゃ語る流れにはならない
じゃあ語るべき、注目すべき、作者がテーマにしたいところは「この状況でしずかちゃん(まりなちゃん)をハッピーにするには?」なんだよね
タコピーが至った一つの答えが「お話がハッピーを生む」だったわけだ
まずそこまで読解できないと、そもそもスタートラインにも立てない
だからこそ、最終的に大人など外部環境は解決していないんだよね、これが作品がテーマに真っ直ぐであって良いと思うんだけど
あと最終的にハッピー星人がいないファンタジーがない世界になってるのもよくできていて、それだけにリアルなんだよね、変な道具を一切使っていないから、これだけファンタジーやってるのに地に足がつきまくっている
ちなみに、サブテーマ的に語れる部分は非常にたくさんあって
・立場が似ている友人が一人居るだけでぜんぜん違う
・善悪あわせもった子でもハッピー星人でいられるか、タコピーのようにハッピー握手できるか
とか、色々ある
(この作者まだ20代らしいけど、これどう作ったんだろうね??相当本読んだのかな)
この記事の人は「擦れた40代にはこんな刺激じゃ足りない」的なこと言ってるけど
子どもの幸せのために一回本気で何かしようとしたことある人には死ぬほど刺さるんだよなあ
(俺も40代だしオタク歴30年だが、何度も泣いたよ、アニメ史上一番泣いたかも、ただの老化かも)
あとこの作品は確かにちょっと難しくて、俺もかなり国内外の感想を見たが初見でズバリ作品の構造に気づいてる人は少数だったんだけど
評価が高いってことは何回か見たんじゃない?じゃなきゃ露悪的なだけで高評価にはならなんよ
一応、作中では一部説明的に誘導してるセリフがあるし、しずかちゃんとまりなちゃんの対比をめちゃくちゃ入れてるから、3回くらい見れば分かるようになってるんだよね
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感情移入で言うなら、作者の糸としては多分こんな感じじゃないかな
2話 何とかしようとして全然上手くいかないタコピーに少し同情する
3話 なんとかする東くんに感情移入する、しずかちゃんが怖くなってくる
4話 同じ
5話 わけがわからなくなるが、ラストでタコピーがどういう視点で考えるべきか整理する
上手い作品って、今誰の視点で見れば良いのかのコントロールが上手いと思うんだけど
そして裏切ってくるよね、被害者=悪くないの理論でしずかちゃんが良性に見えるけど実はそうじゃないみたいな
でもあれ本当に実際に子供に相対すると、「こいつ見捨てようかな」って時が来るんだよね、そういうの経験するタコピーに余計に感情移入する
_____
個人で読解力がすごかったのは心理療法士の人、1話見るのに1時間以上かけてるけど
昨日、最終話の6話目を観終えた。
本当にこれだけは言わせてくれ…とてつもなく感動した!!
ここで全然話題になっていないのが心底不思議なぐらいで、自分の中で今年アニメの最高傑作が決まったと思える瞬間さえ訪れた。
ほんと…これ以上のアニメは今年はもう出てこないだろうなと、深い嘆息とともに確信したよ。
最近のアニメを見ていると、制作側が意図的に悪人を消しているのが分かる。
敵役は出しても、その人にも背景や同情できる理由があると描く。いわゆるヘイト役を消していて、視聴者が誰にも怒りを向けないように作る。優しさの押し売りだ。制作陣の「これなら誰も傷つかないだろう」という配慮が透けて見えて、それが却って作品を薄っぺらくする。
子ども同士の無邪気さの中にある残酷さ、大人の無関心、運の悪さ、救いのない偶然。
それらをしっかり正面から描く。しかもそれを「陰鬱なだけの作品」にせず、感情の波を丁寧に作りながら見せてくるから、見終わった時の重みが本当に違った。
物語の中心にいるタコピーは、見た目こそ可愛いキャラクターだ。
だけど、その行動は善意だけでは語れない。純粋な優しさが、状況をどんどん悪化させていく。その過程は観ていて正直つらかった。でも、そのつらさこそがまさにこの作品の核心だと思う。
現実でもそうだ。良かれと思った行動が、結果として誰かを傷つけることはある。
優しさだけでは救えない状況は日常のそこかしこに転がっている。それをこれまでアニメは避けがちだった。だって、そんなの重すぎるから。フィクションの中ぐらいは平和でいてほしい。
タコピーの原罪はそこに手を伸ばした。否定される可能性が高いのに。最初から覚悟が違っていたんだよ。
そして、この作品が特別だと感じる理由はストーリーテリングが映画的だからだ。
現代のアニメは、アニメそのものをパロディ化して楽しむ傾向が強くなっている。
自己回帰的なメタ構造の中で、「アニメらしさ」を笑いに変えたり、オタク文化への内輪ネタを織り込んで満足したりする。
もちろんそういう作り方も一つの表現だ。しかしそればかりが増えると、アニメはアニメの殻から出られなくなる。自分たちの記号を再生産して遊んでいるだけになってしまう。
安易なパロディや可愛さだけを重視して満足するアニメとは違い、しっかり作品を作っていた。
六話という短い尺の中で、無駄を削ぎ落とし、必要なシーンだけで感情の起伏を構成する。
台詞や演出が過剰にならず、必要な分だけ観客に差し出す。それが実写映画や舞台で培われたような緊張感を生み出している。
明るく柔らかい色合いが、内容の重さとの対比を生み、タコピーの存在が異物であることを視覚的にも感じさせる。
日常的な背景描写にじわりと滲む不穏さが、観客に「これから何かが壊れる」という予感を植えつける。この「予感」の積み重ねが、観ていて心臓をずっと掴まれているような緊張感に変わっていく。
そして六話という短さが、むしろ物語に密度と緊迫感を与えている。
SNSでは「鬱アニメ」というラベルを貼られることもあったけど、私はそうは思わない。
鬱展開というのは、ただ視聴者を不快にさせるための装置にすぎないことが多い。
現実の残酷さを突きつけてくるけど、それは「人間を描くため」に必須だった痛みだ。
だからこそ観終わった後の余韻が深いし、ただ落ち込むだけじゃなく、自分の中に何かが残る。
六話見終わった後の静けさは、単なる満足感じゃない。心が動いた証拠だった。
いい作品を観ると、その世界が終わった後の空白がやたら大きく感じる。この作品は、その空白に現実の痛みと温もりを同時に置いていった。
だから私はこれを傑作と呼びたいし、呼ばなきゃいけない気がする。
最初は衝撃でバズったけど、それよりも完成度がすごい作品だった
ところでこの作品の唯一ファンタジーなのがハッピー星人の存在なんだけど
こういう「無条件で助ける存在」って、古き良きヒーローなんだよね(◯◯星人ってのもヒーローっぽい)
ただ昔のヒーローは「世界を守る正義の味方」だったけど、これは「誰かを最高に笑顔にする」という、一番ミクロまで落としたヒーローなわけだ
これによって、ヒーローに対する見方が応援するだけじゃなく、「もし自分ならどうするか?」という現実ラインまで落とされるんだよね
結果的にそういう経験がある人にはとんでもなく刺さる作品に仕上がっている
(たぶん刺さらない人もかなりいると思う。特に若い子にはどう映るんだろう?)
取り組む問題が現実に転がっているような、どうしようもない人間関係のトラブル、いじめ、子どもの問題ってのもでかくて
もうあまりにも難しいからタコピーも「わかんないっピ」「ごめんね」しか言えなくなるんだけど、現実に直面すると本当にこうなるんだよね
全情報を開示した上で「ヒーローはいません、さあどうなれば良いと思う?」って問われてるんだよね
作品は一個の答えを示したわけだけど、これは色んな意見が出て然るべきだと思う、そのくらい複雑な問題だし
(個人的にあの答えは好きだった、親でもなく、異性でもなく、ただ一人でも理解者がいればという答えはどこまでも現実的)
この作品を見た人はたぶん、同じように一人ぼっちで苦しんでる子を見た時に、「タコピーなら」と思うんじゃないかな
それもヒーロー物っぽいよね
しかも、悪人を見つけるよりも複雑な家庭を見つけるほうが世の中簡単だったりするよね
うーん語り尽くせないな