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はてなキーワード:医療産業とは

2025-07-23

自動車産業医療産業薬価)が経済攻撃を受けているわけだが

今まで国交や厚労や法務の一部が人権無視暗殺もどきをしてきた結果だ

さら裁判所国内の自浄能力をぶっ壊してるから日本と近い米国民主党でおきたフェンタニル問題すら解決しなかった

ニセ左翼自民も終わって、マトモな政権ができればいい(ただ少なくとも参政党ではなかろう)

専門家は、いい給料をとってプロボノしてほしいし、給料のためにプロボノをやめるとか、なんちゃってプロボノするのは、やめてほしい

誰がこんな世界にした?と思いつつ、裁判所に苦情し続けるしかないな

Permalink |記事への反応(0) | 10:10

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2025-07-22

anond:20250722092132

医療産業保護されてるのは、同仁会みたいのが医療差別迫害団体になれるから

ある種の弁護士顧問公立病院危険な部類

弁護士塚崎が食品公害計画に失敗したから、今の弁護士は、医者議員を使って検察圧力かけてんだろ

最高裁事務総長検察人事屋だ

肝心の検事総長も、圧力団体

日本人ってバカだな

Permalink |記事への反応(0) | 09:41

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2025-07-19

金満日本医療は、ドイツ医療産業営業設備ひとつ

司法も同じで、医師による殺人は、ほんの部分的しか罰されない

江戸時代のクソ文化

Permalink |記事への反応(0) | 10:43

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2025-07-16

anond:20250716110631

欧州医療産業に利用され、帝国が滅びた前例には、アステカ帝国インカ帝国がある

彼らは欧州に手術器具材料の黒曜石を輸出していたが、主に欧州由来の伝染病によって滅びた

西側は金を出さずに原料ゲットすることを好むから

Permalink |記事への反応(0) | 11:13

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2025-05-17

米の値段があがり医療帝国崩壊

高齢者餓死が嫌で、入院しなくなる

経団連植民地では働けなくなった高齢者には

1日1000キロカロリーしか与えないのが現実埼玉

督学官は医療産業人殺し無視して袖の下

Permalink |記事への反応(0) | 12:47

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2024-12-16

公的医療保険制度廃止でいいのではないか

Xに投稿するのは怖いので、こちらに投稿する

現行制度財政ジレンマ

まず、現在日本における公的医療保険制度をざっくり振り返ろう。

国民皆保険制度という「世界に誇る」仕組みは、確かに戦後復興から高度成長期にかけて国民健康安心を支え、平均寿命の延伸や医療水準の向上に寄与してきた。

しかし、その一方で少子高齢化が顕著になり、医療費は年々増加。結果、国や自治体財政には深刻な圧迫要因となっているではないか

医療にかかわる財政の硬直性は膨張し続けている。

誰しも無制限医療サービスを受けられるなら嬉しいだろうが、それを永遠に続ければ誰かが支払いのツケを負わねばならない。

ここ数十年、その「支払い担当」は次世代に回され、国家財政全体はむくむくと膨れ上がっている。

公的医療保険も、基本的に「定額制食べ放題」のような構造を孕んでおり、国民必要とする以上の医療必要以上に消費する誘因にもなっている。

提案公的医療保険制度の「ほぼ廃止モデル

そこで私が考えるのは、思い切って公的医療保険制度原則廃止し、窓口負担10割にするというものだ。

もちろん、これが本当に実現されたらショックを受ける方も多いだろう。「病院に行ったら全額自費?そんなの暴論だ!」と。

それは理解できる。しかし、今まで「一律低負担」で医療享受してきたツケが、今まさに財政を食い尽くそうとしている現状を直視すべきだ。

代わりに、民間保険会社医療関連ビジネスが各々の健康サービス提供する。

健全市場競争があれば、医療サービスの質や価格はある程度合理的な水準に収束するだろう。

もちろん「民間に任せたら、詐欺まがいのぼったくり保険や、ありえないほど高額な医療費が横行するんじゃないか」と不安に思うだろう。

その点は、国や監査機関が厳格なルール罰則を設けることで、徹底的に対策できるはずだ。

民間への委託は、あくまで国が無法地帯放置するわけではない。

しろ現行よりもしっかりした規約を課し、悪質な業者は即刻市場から退場させるような統治を目指す。

公費負担子育て世帯など「超限定的」に

公的負担ゼロにする」とは言っていない。

たとえば、これから社会を支える子どもたち、経済的余裕のない家庭など、真に手を差し伸べるべき領域には公費負担限定的に残すべきだ。

これは「未来への投資」であり、子どもたちが健やかに成長すれば、将来の労働力やいのべーしょんの源泉となる。

広く薄くばらまくのではなく、超重点的に「ここぞ」という点に絞る。

肥満対策に悩む人がライザップを使うように、「本当に必要なところ」に公的資源を集中投下すれば、効果的かつ財政効率的だ。

財政へのメリット

財政面でのメリットは明確だ。まず、国民皆保険的な一律負担軽減が薄れることで、公的支出は大幅に縮減できる。

国や自治体負担していた莫大な医療費が下がれば、赤字国債を積み増し続ける現状にもブレーキがかかる。

財政改善は国の信用力向上にもつながり、長期的には金利コストの低減や資本市場の安定にも寄与するだろう。

加えて、民間保険医療産業が自律的市場として成長すれば、関連ビジネスからの税収増も期待できる。

要するに「国が全部面倒を見る」状態から、「国は最低限、民間活躍できる健全な土台を整える」にシフトすることで、財政はより健全性を回復していく。

国民健康意識の向上

もうひとつメリットは、国民自分健康状態により高い意識を払うようになる点だ。全額自己負担、あるいは自己責任の下で医療サービスを利用することになれば、人は自然日常生活習慣に気を配るようになる。

医療が安ければ気軽に病院に行くが、高くなれば「そもそも病気にならないように気をつけよう」となる。

健康生活が、結果的自身経済的負担を減らす構造を作れば、人々は自然健康的な行動にシフトするだろう。これは長期的に見れば疾病予防、ひいては社会全体の医療負担軽減につながる。

むろん、「病気は運が悪かっただけ」というケースもある。

しかし、一定割合生活習慣起因の疾患は存在し、それに対して個人責任を持つ仕組みは、医療費をゼロサムで考えるよりも健全だと言えるかもしれない。

究極的には、医療が「必要な時に使う最終手段」ではなく、「健康維持・増進のための投資」として再評価されるかもしれない。

ちゃごちゃしすぎたのでまとめよう

要するに、公的医療保険制度をほぼ廃止し、10負担を基本としたうえで、民間主導の医療サービス市場を整え、必要に応じて超限定的公費支援を行うモデルは、財政健全化と国民健康意識向上を同時に狙える。

さらに分かりやすく言うと、「健康管理あなた自身の手に」「国はサポート役、でもおせっかい給仕はやめます」といった感じだ。

もちろん、これは政治的ハードルが高いアイデアであり、一挙に導入することは残念ながら現実的でない。

しかし、増え続ける医療費の前で「国民皆保険は不滅」と唱え続けるだけでは、いずれ破綻が訪れる。皆でもう少し制度について考えていこうではないか

Permalink |記事への反応(8) | 14:52

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2024-09-05

ミソジニーが目立つ被害女性たたきに走るのは、男性場合はもしオシリで枕営業して偉くなっても、まず被害を黙るしかいからじゃないか

日本医療産業優遇されてるのは、肛門科医師たちへの口止め料だかしれん

アジア系の美形はモテるでしょ

ジャニーズカミングアウトして24年たったので大久保利通カミングアウトしてもいいと思います

そりゃ辛くてヒステリーにもなりますね三淵震三郎さん

Permalink |記事への反応(0) | 11:04

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2024-02-14

クマとかはサファリパークに入れればいい

現代恐竜軍需産業医療産業)も小型化して保護できる程度になればいい

Permalink |記事への反応(0) | 14:43

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2023-12-16

自民党政権によって発生した現象は、資金投資先の偏りです

具体的には金融産業や国は、礼拝所を作る教会視点を増やす自動車修理店大手不動産を借り上げる女性支援団体など、開発・不動産業界により多くの資金を回しました

金融産業政府が発行する国債を買い上げ、不動産開発業、医療産業議員資金提供し、優先的地位固定化したのです

これに対し司法は無力でした

本来であれば法律はより公平な社会を作るために作られますが、金融不動産活動により、法律のものが偏っているのです

報道不動産業や金融業ではなく議員汚職を叩くのみで、いわゆる「尻尾切り」に終止するのが常です

野党である維新もまた夢洲という不動産投資し、立憲は増税主義医療産業資金を回す可能性が高いでしょう

法務局土地測量を誤魔化して特定の人に売却利益を与え、弁護士団体報道視聴率目的で作られたような事件弁護団体を結成

金融団体暗殺活動もほぼ咎められずにありました

市民不公平法律に耐えて搾取されながら、アメリカ軍防衛予算、英日議員連盟への予算宮内庁予算公務員年金天下り給料負担し、経済団体利益を与えている状態です

多くの男女を水商売で騙し、救済団体不動産屋の肥やしにする計画もあったでしょう

市民外交もでき金融不動産に厳しい政党を作らない限り、状況の改善は難しいかもしれません

Permalink |記事への反応(0) | 05:06

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2020-10-02

なんでネットってトランプ支持者多いの?

おそらく対中国姿勢で支持されてるんだと思うけど、保護貿易だったりとかメキシコとの国境での壁建設とか移民排斥とか銃社会推進とか意味不明なことばっかりじゃん。

保護貿易だって比較優位原則から考えれば、自由貿易をするほど消費者にとって恩恵が得られることは明らかで、貿易赤字状態が続いてもアメリカは高率の経済成長をずっと続けてるわけよ。そしてそのアメリカ人の豊かな生活を支えているのは間違いなく中国工業製品であり、海外からの莫大な財の輸入、つまり巨額の貿易赤字なわけよ。中国との貿易摩擦問題も、トランプ製造業アメリカに呼び戻すことを目標にやってたけど、アメリカ産業構造の主力はもはや金融とか保険とかインターネットビジネスといった高度サービス産業じゃん。ラストベルトですら自動車産業から医療産業に転換して復活してるわけだし。しかも、仮にすべて呼び戻したとしても、理論的にはアメリカ国内工業製品価格が高騰して消費が落ちて、さら投資が落ちることでアメリカ経済は急降下するはずだけど。んー、やっぱ経済政策に関してはトランプは頓珍漢なこと言ってて、TPPに復帰するといったバイデンのほうがまともだと思うんだけど。TPP事実上中国排除経済ブロックなんだから、対中国への強硬姿勢継続という点でも別に矛盾しないでしょ。

移民排斥についても、そもそもアメリカIT産業を支えてるのは移民じゃん。日本でなんでこれだけ理系人材が不足してることが問題視されてるかといえば、それは日本移民を受け入れてないからで、逆にアメリカは大量の理系エキスパートをいわば大量に輸入してるわけよ。特にインド系中国系はアメリカIT産業にめちゃくちゃ貢献してる。この人達排斥するってなったら、日本と同じようにアメリカでも高度理系人材の不足は免れないし、そうなるとアメリカ経済の操縦桿を握ってるIT企業イノベーションが失速して、業績が悪化するのは必至じゃん。

もちろん中国IT企業世界中からビッグデータを集めて、それを直接中国共産党が利用してしまうような、中国体制問題だという認識は多いに正しいと思う。そして、南シナ海東シナ海での軍拡やら香港問題チベット問題に対して強硬姿勢を強めるトランプ姿勢は正しい。ただ、それはペンタゴンでの共通認識であり、バイデンが勝ったところで急に親中国の体制になるとは考えられないでしょ。

から日本人がそこまでトランプ熱狂的に支持する絶対的理由ってそこまでないはずなんだよな。だけどYoutubeやらTwitterやら見てると、異常なトランプ支持が目立つことが不思議門田隆将のような学のある人でさえトランプ支持だもんな。

俺は自分で言うのもなんだけどやや右寄りだし、安倍さんはずっと支持してたような人間だけど、ネットで見かける右翼のこの現象はまじで理解できない。

Permalink |記事への反応(4) | 20:31

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2018-11-24

大阪万博をやる意味について考えてみた

1.万博のコンセプト面

2025年の大阪万博テーマは「いのち輝く未来社会デザインである。このテーマ博覧会日本で開くと考えた時に、確かに大阪以外に開ける場所存在していないのではないか

これまで大阪関西地方東京一極集中によって長年に渡って疲弊し続けてきたと指摘されている。

かに大手商社家電工業などの主要産業東京移転してしまったが、同時に関西地方では今後の日本成長産業黎明ともいえる新産業が生まれつつある。

それが「医療産業である医療産業については、韓国中国などの新興国にはマネできず、日本アメリカなどの成熟先進国の独壇場である

ご存じのように、今日本で医療産業が一番集積しているのはぶっちぎりで関西地方である

神戸ポートアイランド神戸医療再生都市京都南部けいはんな学研都市京大阪大などの最先端医療研究などである

iPS細胞を開発した京大山中教授など、最先端医療人材面においても関西地方は全国トップであろう。

大阪船場の近くには、道修町という名前の製薬街があるんだけど、1990年代から2000年代にかけてこの町は衰退していた。

しかし今の道修町は、医療産業の集積によって息を吹き返しているのだ。

小保方さんのSTAP細胞騒動などの笑い話もあるくらい、今の関西医療産業が急成長している。

大阪関西の21世紀の主力産業医療産業だ。iPS細胞を生かした再生医療産業ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑特別教授研究など、これから日本医療産業はどこまで拡大するか予想もつかない。

家電や鉄鋼、造船などの産業海外移転など、関西日本でいち早く産業空洞化経験したが、新産業の立ち上げも日本でいち早く実現できたのだ。

そんな医療産業を中心とした博覧会を、2025年の大阪で開催するのだ。

万博経済効果は約2兆円と試算されているけど、今後の関西医療産業の集積の誘い水としての万博だと位置づければ、はっきり言って2兆円では済まないだろう。

2.大阪岸部の開発の面

大阪人であればご存じの話ではあるが、今回の2025年万博を開催する此花区大阪港・夢洲のことである

2008年のオリンピック招致に失敗し、現在は広大な空き地のまま放置され続けている人工島

あの人工島をどうするのか、橋下前大阪市長も松井知事も考えて続けてきたが、ようやくそ道筋ができて良かったと思う。

東京お台場も同じような状況だったが、2020年のオリンピックでようやく軌道に乗せることが出来ているらしいよね。

Permalink |記事への反応(1) | 13:11

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2015-12-14

中学受験社会メモメモ

N能研の保護者説明会で言ってた話を増田でも開陳

1.「社会公民は、日本国憲法記憶、これに尽きます。」

  「憲法9条と、基本的人権の各条文は、それこそ丸暗記してください」

  

  これ、もし「改憲」なんてことになると、中学受験社会は大混乱するなあ。

  上の子受験は兎も角、下の子小学2年)の際は、憲法変わってそうで怖い

  「主権者天皇から国民に変わりました」と教えているが、これも雲行き怪しい。

2.N能研の社会時事問題で、「戦後70年談話」が出題されていた

3.「日本地理ポイントは、①②が農業工業、③が水産、④が林業です。」

  ・・・鉱業は、無いんかい!?

  自分子供の頃は、筑豊三池とか北炭とか、それなりに覚えさせられていたのだが、国内炭鉱全滅だから不要なのか。

  今風に言えば、「九州太陽光発電が盛ん」とか「北海道風力発電が盛ん」のような、

  自然エネルギー立地の教育は、やってもいいのでは?

4.そして「①②が農業工業、③が水産、④が林業」ということは、

 「第一次産業第二次産業の立地は覚えさせるが、第三次産業は覚えるのは不要」というだよね。

 「サービス産業の立地」は、中学受験で出ないの?

  例えば小売がどこで多いか、地方では郊外商業化しているとか、首都圏では駅前商業が隆盛とか、インバウンド商業とか。

 

 「地方中核都市札幌仙台広島福岡)には企業支店が多い」とか

 「県庁所在都市では県庁公務員地銀大学地方紙の勤務者が多く、割と高収入な人が多い」とか、

 「介護産業首都圏で不足している」とか「医療産業東京都心と西日本に多く、首都圏外縁部では少ない」とか、

 第三次産業立地論の話の方が、実生活では第一次産業よりはるか要求されていると思うのだが。

 「社会教科書記述が固まったのが(第三次産業がまだ少なかった)昭和30~40年代で、

 その後アップデートを怠っている」ということなんだろうか?

 まあ、2030年とか2040年の社会科教科書では、否が応でも介護産業立地論」を小学社会で教えているんだろうな。

Permalink |記事への反応(0) | 19:28

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2015-10-25

http://anond.hatelabo.jp/20151024023259

 にもかかわらず、エピローグでは、全人類意識ハーモニクスされたように書かれている。

 書かれていない。

 この作者は、自分が書いた設定を忘れている!

 忘れていないと思う。

 以下、簡単に異論を述べておこう。

 まず最初に、すでにはてなブックマークコメントなどでかるく指摘している人もいるようだが、実はこの小説エンディング近くの箇所(以下、「エピローグ」と記す)では「全人類意識ハーモニクスされた」とははっきり記されていない。

 そう読むことも可能だが、べつの読み方をすることもできるのだ。

 おそらく、上記の文章書き手が「全人類意識ハーモニクスされたように書かれている」と考えたのは、結末間近の以下の箇所から推測したからだろう。

 これが人類意識最後の日。

 これが全世界数十億人の「わたし」が消滅した日。

 本テクストは 、それについて当事者であった人間主観で綴られた物語だ。

 「人類意識最後の日」ということは、この日を境に全人類意識喪失したはずだ。おかしいじゃないか、矛盾しているじゃないか、破綻しているじゃないか、こんなものを崇めるSFファンなんてろくなものじゃねえ、と考えることはわからなくはない。

 しかし、ここでは「人類」とは書かれていても「全人類」とは書かれていない。したがって、この「人類」という表現には解釈余地がある。ここで書かれている「人類」は「一部の人類」のことなのでは?

 いや、何も言葉遊びをしようというわけではない。ほんとうにそう読む余地が残されていると思うのだ。というのも、このエピローグでは、かなり慎重な書き分けがされていると考えるからだ。たとえば、この箇所。

 あのコーカサス風景の後の話をしよう。

 トァンが下山して間もなく、老人たちは意識の消滅、社会構成員の完全な一致を決断した。権限を持つ老人たちそれぞれの部屋で、端末にコ ードと生体認証入力される。瞬間、その調和せよという歌を天使たちは携えて、WatchMeをインストールしている人々の許へ、あまねく世界へ、その羽を広げていった。天使の羽が人々の脳をひと触れすると、もうそこに意識意志はなかった 。

 ここでははっきり「WatchMeをインストールしている人々」と書かれている。また、以下の箇所。

 だから暴動はすぐに収まった。

 皆それぞれが思い出したかのように社会システムに戻っていった。WatchMeをインストールしていた世界数十億人の人間は、動物であることを完全にやめた。

 ここでも「WatchMeをインストールされた世界数十億の人々」と限定的表現が使われている。これらを読む限り、作者は「ハーモニープログラム」の効果がWatchMe使用者限定的であることを自覚しているように思われる。

 そう考えることのほうが、作者が突然健忘症にかかって自分の書いた設定を忘れてしまったと考えるよりも常識的ではないだろうか。

 しかし、このエピローグでは再度「人類」という表現が出て来るところがある。

 医療産業社会との完全なハーモニーを見た人類

 今からは推測することも難しいが、かつて「わたし」や「意識」「意思」が選択において重要役割を果たすと信じられていた時代は決して短くなかったのだ。システムに完全に準拠した現在人類にとって、旧人類がヒーローや神と呼んでいたようなアイコンはまったく不必要だが、それを知っておくことも無駄ではない。

 天国なるものがこの世のどこかにあるとしたら。

 完全な何かに人類が触れることができるとしたら。

 おそらく、「進化」というその場しのぎの集積から出発した継ぎ接ぎの脊椎動物としては、これこそが望みうる最高に天国に近い状態なのだろう。社会事故完全に一致した存在への階梯を登ることが。

 といった箇所、そして、ラストの、

 いま人類は、とても幸福だ。

 とても、

 とても。

 という結びのことである。これらの「人類」をも、「一部の人類」のことだと強弁することができるだろうか。

 実はできると思う。というのも、二番目に引用した個所でさりげなく現在人類」と「旧人類」が分けられているからだ。

 ここから、これら一連の引用個所で書かれている「人類」とは「現在人類」だけを指し、「旧人類」とその子孫を廃した言葉であると推測できる。

 「現在人類」とは、当然、ハーモニープログラムによって変容した人類のことを指しているから、つまりエピローグで書かれている「人類」はすべてハーモニープログラムを受けて変わった人類「のみ」を指していると考えることができるだろう。

 ようするに、そのプログラムによって一段階「存在への階梯を昇」った人物にとって、もはやそうでない存在人類として認識されていないと考えられるということなのだ。

 これは、エピローグ書き手プログラムを受けて「進化」した人類のひとりであるらしいことを考えればさほど無茶な想像ではないと思う。

 つまりエピローグにおいてもなお、広い意味での人類すべてがハーモニー化したわけではないかもしれないということである

 そう考えれば、この結末に特に大きな矛盾はないし、破綻しているわけでもないということができる。

 この話には、根拠がある。エピローグ中の以下の箇所だ。

 老人たちがそれぞれのコード入力し、ハーモニープログラムが歌い出した瞬間、人類社会から自殺は消滅した。ほぼすべての争いが消滅した。個はもはや単位ではなかった。社会システムこそが単位だった。システムが即ち人間であること、それに苦しみ続けてきた社会は、真の意味自我自意識自己を消し去ることによって、はじめて幸福な完全一致に達した。

 「ほぼ」すべての争い、と記されていることに注目してほしい。

 これを読みかえると、「(人類社会から)完全に争いがなくなったわけではない」というふうに読める。

 それでは、いったいなぜ争いが残っているのだろう? ハーモニー化して「たましい」を失った人類に争いの種があるわけがない。考えられる結論は、ひとつだ。

 少なくともこの時点では「人類の外部」との戦いがまだ残っていたのだ。その「外部」とは何か? それはまだWatchMeをインストールされていない子供たちかもしれないし、WatchMeが普及していない地方の住人かもしれない。真実はわからない。

 いずれにしろハーモニープログラムエピローグの時点で完全無欠でないこと、そしてどうやら作者がそのことを意識していたことはこの箇所を読めばはっきりしていると思う。

 あるいは作者は、さらなる続編を意識していたのかもしれないが、いまとなってはすべての可能性は失われてしまった。しかし、

 この作者は、自分が書いた設定を忘れている!

 以上のような根拠をもって、この主張は間違いであると考える。

 この作品日本SFオールタイム・ベストに挙げることが正しいかどうか、その成否はぼくが決めることではないが、少なくとも作者が自分作品の設定を忘れているに違いないというのは、端的に正しくないと考える。

 ぼくとしては最低でも上記に引用した箇所はみな作者の計算範疇であると読むほうがよほど常識的だと信じる。

 裸の王様なんていなかったのだ。

 そう思いませんか。

Permalink |記事への反応(0) | 00:13

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