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2025-10-13

うつ病会社員 かろうじてライフハック

■書いた人間

20代後半女性 会社員 5割在宅勤務、2割客先訪問、2割出張、1割出社くらい

10からうつ病がここ数年はほぼ寛解近い状態だったけど去年やや再発して通院中、年に数回調子を崩して何もできなくなることがある

今は仕事で人と会うときは(ある程度)ちゃんとできるので、まだ余裕がある方

以下、調子悪いときライフハック

リアル生活

歯磨き関連>

基本できない。出かける前はやる。寝る前、どうにも動けないしんどいときリステリン紫でうがい。若干歯がツルツルになる。痛すぎてウザいときはある。

さらに余裕があるとき歯ブラシでゴシゴシ、ぼちぼち余裕があるとき電動歯ブラシを出動させる。ただ、大体充電切れてて使えないことが多い。

とてつもなく余裕があるときは仕上げに歯間ブラシもする。

<お風呂関連>

基本入れない。出かける前は入る。夜は切羽詰まった時に入る。動きがトロくなってて時間がかかるからお茶とか水とか飲み物を持ち込んで水分補給しながら入る。スマホ中毒感ぽくて変な気持ちにはなるけど、透明なジップロックスマホ入れて動画とか映画とか見ながらぼーっと髪洗ったりするのでもいい。そういうのすら見る気力がないときは、もう無心でひたすら洗う。入れたら万事OK。あと自分はお風呂出てすぐのところにiQOSを置いておく。途中しんどくなったら諦めてお風呂出て吸う。

よっぽど無理なとき普通に風呂自体中止して上がる。髪洗えただけでもいいし、トリートメントできてなくてもいいし、体は別の日に洗ったらいい。お湯被ってるんだから入る前よりはマシにはなってる。

元気なときはukaのスカルプブラシで頭ゴシゴシするけど、これは多分2つあったほうがいい。片手で部分部分ゴシゴシするうちにダウナーに入る。2つ使って両手でガーッとできたら良さそう。

スクラブで肌すべすべとか、身体用保湿クリームとか、そういうのはやらなくても死なないのでやらない。

洗顔関連>

基本できない。出かける前はやる。夜にお風呂入れなかった日はせめて代わりに洗顔だけでもできたらうれしい。洗面所で顔洗うのすらキツいときは拭き取り化粧水で顔をザッザッて拭く。

KANEBOの高いやつとか、いい匂いでさっぱりするので気に入っている。うつ人間は多分毎日使わないから減りは遅いし、たまに気持ちをアゲるアイテムとして買って使ってみるとなんか良いな〜と思える。

外出予定のない日は朝の洗顔なし。前日の夜にお風呂入ってる日も朝は洗顔なし。

これは肌質の問題自分乾燥肌で洗いすぎるとカッサカサになるのと、寝る前にお風呂入って数時間寝ただけなら別に朝の洗顔要らないのでは党派なだけなので、人による。

スキンケア関連>

やらないと顔がカサカサして不快から風呂洗顔に紐づけて勢いでやる。洗顔後の顔の水分をティッシュで取って(タオルで拭くのは摩擦がよくないらしい)、キュレルのスプレー化粧水を大量に顔にふりかけて終わり。余裕があればキュレルの前に拭き取り化粧水もやる。めちゃくちゃに調子いいときクリーム的なのも塗るけど、自分半年くらい塗ってない。

掃除関連>

基本できない。無印良品の小さいコロコロベット近くに投げといて、枕元まわりだけでもコロコロする。ちょっと気持ち的に楽になる。髪の毛が長いと抜け毛とか気になるので。

ゴミ捨てきついことが多い。夏場は怖いからがんばって捨てる。どうしても動けないとき食べ物系のゴミだけ冷凍庫にぶち込んで一回見なかったことにする。

生ゴミ系もナイロン袋を二重にしたやつに入れて一旦冷凍庫に入れる。数回捨て損ねても、凍ってるから臭いとかの問題は免れる。

飲み物の缶やペットボトルはせめて洗ってから溜め込む。ただ洗う気力すらないことが多いかそもそもジュースとか甘い酒は買わない。

紙パックのお茶や無糖の酎ハイなど、可燃ごみで捨てられるもの、洗えず溜め込むことになっても害が少なそうなものを選ぶ。

ただ酒の空き缶処分自分現在進行形でできてなくて今まあまあ部屋に積み上がってるから、迷走中。

社会生活仕事

<化粧関連>

仕事関係で客先訪問時はマスク必須なので眉毛さえちゃんとしてれば多分いける。

ただこの辺りは自分的にはちゃんとやりたいと思っている方で、人に会うときは全顔化粧することが多い。所要時間15分くらい。

ベース

ロッシュポゼの下地男塗りIKKOが昔いってたやつ)→コスデコパウダー(高くて肌が綺麗に見える粉)を顔全体にバサバサ適当にはたく→色付きパウダー(色がついてればいいので安いやつ)を小鼻まわりの赤み消しにブラシで塗る

眉毛

セザンヌの細いアイブロウ適当に描く→ロムアンドの眉マスカラで毛の色を薄くする

・目

まぶた周りはマキアージュのアイパレット一個で終わらせる。付属の塗り方に沿って塗るだけ。ザ・仕事みたいな仕上がりになる。

ビューラーでまつ毛やる、マスカラを「まあ一応ね…」くらいに塗る。

・その他

ハイライトを目頭と鼻と頬骨らへんに適当に塗る。

リップは会食前とか上司同僚と食事に行く時だけ塗る。

社内で内勤するだけとかであれば上記手順からさらに省くし、在宅勤務時はもちろんすっぴん

仕事着関連>

こだわりなくて、選ぶ気力もない人向け。

PLSTでセットアップスーツを2着買う。PLSTはサイズ展開がXXS〜XXLまであって、パンツの裾上げもオンライン注文時に出来るので、店に行って試着しなくても無難サイズがあったスーツが手に入る。色はネイビーかグレーにする。黒もいいけど職種によっては硬すぎたり、若い人だとリクルートスーツ感でるので若干選ぶ気がする。

あとはユニクロGUジャケットの中に着るニットや、春夏に1枚で着られるシャツブラウスカーディガンを買う。

ここにプラスしてユニクロGUワイドタックパンツを2色くらい持っていれば、上記との組み合わせで内勤時や客先で作業する時の服装も作れる。

これでおそらく数年はいけるはず。流行りの色とかを無視してとにかくネイビー、グレー、黒、白に収めたら大丈夫

仕事用靴・鞄関連>

靴はローファーレースアップの革靴。パンプスヒールもきれいで好きだけど、歩きにくくてしんどいので。

ローファーチャールズアンドキースとかに流行りっぽいやつが色々種類あるはず。仕事でよく歩く人だと結局履き潰してしまうから消耗品という目線で買うのがいいと思う。

バッグはビジネス向けぽい見た目のバックパックにする。本当は合皮のトートバッグとかがおしゃれで好きだけど、使いやすさ優先で。

自分PC結構な量の資料プロジェクターを持ち運ぶのと、移動が公共交通機関オンリーで駅から客先まで歩く場面も多いから、ストレスのなさ重視という感じ。

眼鏡コントタクト関連>

コンタクトを入れる気力がなく、基本ずっと眼鏡。客先訪問や打ち合わせ、プレゼン時も眼鏡

会食、接待休日遊びに行くときだけはコンタクト、くらいの使い分けに落とし込んだ方が楽になった。

眼鏡JINSとかZoffとかでいいので流行りっぽいやつを定期的に買って足しておくと、場面によって多少変えられてよいかと思います

本当はうつMAXとき出張パッキングについても話したかったけど、一旦ここまでで。

Permalink |記事への反応(2) | 05:23

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2025-09-28

anond:20250928234556

お前の文章一見論破指南に見えるが、実際は自己放尿に等しい。

まり他者バカと呼ぶ快感」に溺れているだけで、論理構造は穴だらけだ。

まず「バカに欠けているのは論点維持と部分と全体の理解だ」と言うが、それは単なるレッテル貼りであり、証明にはなっていない。

お前は「バカ」定義していない。定義がない対象に「欠けているもの」を与えるのは、空のコップに「水が足りない」と叫ぶようなものだ。

さらに「論点維持」と言いながら、自分自身論点を逸らしている。冒頭では「知恵が欠けている」と言ったのに、途中から論点維持の概念」と「部分と全体の概念」という二つのスキルに話をすり替えている。

まさにお前が「バカ典型」と定義した行為のものを実演している。自己矛盾自己放尿ショーだ。

そして「部分と全体」を理解していないのはお前自身だ。この文章全体のテーマは「バカ論理的に分析すること」だったはずなのに、部分部分でただの罵倒優越感の発散にすり替わっている。全体性を守れていないのはお前の側だ。

結局お前の言葉は「サル棍棒を持った」どころか「自分の尿を振り回して悦に入るサル」だ。論破の形をとっているが、実際には自分快感のために「論」を捨てている。

だが救いはある。お前が本当に「論点維持」と「部分と全体の関係」を理解したいなら、まず自分自身文章をその基準で読み返せ。

自己放尿に濡れながら「俺は清潔だ」と言い張るのは滑稽だろう。恥を認めて修正するなら、まだ人間に戻れる。

Permalink |記事への反応(0) | 23:55

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2025-09-21

税制プロ」と「システムプロ

税制の基本原則に「公平・中立簡素」ってのがある。

今回はこのうち「仕組み」に関わる「簡素」がテーマ

システムだって大事価値観に「簡素」がある。

KISS原則と呼ばれ、「複雑さを避けて可能な限りシンプルで単純な状態を維持すること」とされている。

こいつはシステムに限らず、工学的な真理で、特に物理的な制約が少ないソフトウェア世界ではこの戒めを忘れると、とんでもなく絡み合ったうんこになって、制御不能になる。

物理的制約でガチガチに固められた建物とか機械電化製品場合リード線がごちゃごちゃになってるとか配管がごちゃごちゃになってるとか、柱が歪んでるとかヒビが入ってるとか、誰の目から見ても明らかなんだが、システム場合「一本の処理フロー」だけじゃなく、「(複数)リクエスト平面」「データフロー」「データライフサイクル」「ステート変移」「非同期処理」等々、頭の中でそれを組み立てられる人じゃないと、どれだけやばいことになってるか、認識できないんよね。

ダメダメプロダクトだと、裏で集計バッチが動いていると、2人以上がログインするとサーバが落ちるとか、ちょっと大きめのテナントが追加された途端、2箇所からCSVファイル生成&ダウンロードさせたらサーバが落ちるとか。

1機能1機能は「完璧に()」設計実装されて、テストもしている。

デプロイして動作確認もしてる。

でも、こういう電脳空間を見ることができないエンジニアは、集計バッチが動いて2人以上がログインして、CSVファイルダウンロードする、みたいな複合的な状況に対応できない。

のに、1機能1機能をコッテリ仕上げてしまう。

Web記事で見たあれを投入して、これも採用して、って。

全ての電脳世界次元で、主となる流れを設計する。

抽象化による簡素化だ。

だけど東大卒で「僕、賢いので」ってのは、現場に「追加」して「複雑化」することしかできない。

考えられない。

「僕はわかるので。

 (税制の |プログラムの)プロなので。

 素人は黙っていてください。

 あなた方は責任というもの理解していない。」

彼らの「賢い」は、部分部分の整合性を、他の人よりたくさん、取れるってだけの話で、それってAI的「賢さ」なんよね。

そういうのと、スティーブ・ジョブズ的な「全体を把握する賢さ」「シンプルに実現する賢さ」を比べてご覧よ、って話。

あることを成し遂げるためにたくさんの手順を複雑に積み上げて、それを記憶していられる凄さより、全体を律する「仕組み」を作り上げられる凄さの方が、より「人間けができる凄さ」なんだよ。

この手の人は「全体」を理解できなくて、重箱の隅にこだわることこそ「知能」「知性」だと思ってんのよな。

そういうアチーブメントテスト脳は、黙ってAI的な「反応的適用作業」に集中していて欲しい。

物事を作り出す、知能もセンス能力もないんだから

そういうのはプロとは呼ばない。

Permalink |記事への反応(0) | 20:58

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2025-09-10

アトラスはもうだめ。古き良き時代女神転生は…

昔のメガテンはよかったなぁ…

ペル2の罪プレイしてゲーム自体に興味がなくなってしまった…

一応罰も買ったけど、「メガテン」じゃねぇなぁ…と悲しくなる。

キャラは嫌いじゃないんだが。

ぺる2はシステムとかなんか簡単すぎて、イマイチ

分部分ではいい話だとは思うが…なんかライトで…物足りない。

里見シナリオライターなのいいことに暴走してたし<罪

そういや、なんかコスプレ系の店とアトラスが結託して

発売前に服作ってるらしいし。

4コマとかソッコーでてるし<同人系にぜってー横流ししたね

客に媚びなきゃやっていけねぇ時勢とはいえ…はぁぁ、ってカンジ。

ペル2を完全に否定するわけじゃないが、

真Ⅲ…里見シナリオ作らせないでくれ…

https://kako.5ch.net/test/read.cgi/famicom/962701258/

Permalink |記事への反応(1) | 02:56

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2025-09-04

アルガスタ戦記 ~ジーナ第一話 プロトタイプ感想レビュー

これは何ですか?

 6/23日に小説投稿サイト「ツギクル」にて投稿された

 アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ の 第一話 プロトタイプ についての感想などを書いたものです。

アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ とは何ですか?

 ここにあります

アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ |小説 |無料小説小説投稿登録サイト | ツギクルhttps://www.tugikuru.jp/novel/content?id=66620

 幾度かの活動休止と復活を繰り返し、現在チャンネル存在するyoutuberであるsyamu氏が作者である小説作品です。

 これは氏の過去である『ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い』及び『ゾット帝国親衛隊ジンがゆく!~苦悩の剣の運命真実の扉~』をリブートした作品だとされています

 物語のものに直接的な繋がりは無く、あくま世界観キャラクターの一部を再利用し、新たな作品として再構築したもの……とされています

 元々この作品はsyamu氏が自費出版すること目指して執筆されていたものでしたが、諸般の事情により企画のものが中止となり、2023/6/27から『三日間限定で』第一話のみを公開することになりました。

なんでこの作品の話をするの?

 作品のものよりも、syamu氏への関心が強いです.

 ここで話すにはとても紙幅が足りないので適当に調べていてください。

Twitter:https://twitter.com/syamu3132

youtube:https://www.youtube.com/@user-syamu_YouTube/featured

 あとは、ニコニコ大百科とかが詳しいかもしれません。

Syamu_Game -ニコ百https://dic.nicovideo.jp/id/5263954 #nicopedia

ゾット帝国 -ニコ百https://dic.nicovideo.jp/id/5502394 #nicopedia

どんなお話なの?

 ジャンルとしては異世界ファンタジーになります

 ただしよくある剣と魔法世界ではなく、近代的な文明レベル魔法とか不思議な力も存在する世界お話のように見えます

 だから厳密にはSFファンタジーとかロボットSFっぽくも見えるかもしれません。

 以下あらすじ

 夜空を飛び、『プロトタイプ』なる兵器を運ぶ輸送機が、嵐を前にして進路を変更するところから物語が始まります

 機内では『プロトタイプ』の最終調整が行われている最中でしたが、この段階になって深刻な不具合が見つかります。このままでは明日に行われるはずの軍事演習プロトタイプ暴走してしま可能性があると。

 研究員たちはプロトタイプ不具合修正しようとしますが、上手くいきません。それどころか、今度は嵐の影響が予想以上に大きく、輸送機は嵐に巻き込まれしまますさら落雷を受け、輸送機電子機器は破損。エンジンが一機停止した上に、ついにはプロトタイプが起動。機内で暴走を始めてしまます

 騒然となる輸送機内。プロトタイプは暴れに暴れ、ついにはキャノン砲で輸送機に穴を空けてしまます

 最終手段として、大佐プロトタイプに仕掛けられた自爆装置作動

 大佐キャノン砲が空けた穴から機外へ放り出され、プロトタイプは大破状態ハッチに引っかかり、脱出路を塞いでしまます

 輸送機の高度は下がり続け、眼下に『キリカ』の街が迫ります

 しかパイロットは機体の操縦桿を握り続け、何とか飛行機を街の向こうの森まで飛ばすよう奮闘します。

 そして副パイロットには後部ハッチを開け、脱出路を確保するよう指示します。機内後部でプロトタイプ燃え続けてしまえば、墜落を待つことなく燃料に引火し、空中爆発してしまうと。

 激しい風に耐えながらも、なんとか後部ハッチを手動で開くことに成功する副パイロット

 しかしここでパイロットから通信が入りますパイロット輸送機が街を抜けたこと、自身が『レギオン』に所属していたこと(過去形?)、そして副パイロットがこの輸送作戦破壊するために送り込まれスパイであることも知っていて、その情報大佐に売ったのだとも。

 言いたいことを言った後、パイロットは副パイロットを銃撃してからパラシュート輸送機から脱出してしまます

 副パイロットも、腕を撃たれていては機内にしがみついていることはできず、外へ投げ出されます

 絶体絶命。

 しかしそこに飛翔して現れた少女が、副パイロット不思議な力で落下から救います

 少女の名はミサ。そして副パイロットのことを少女レオンと呼びます

 そしてレオンは何処かにいる上司無線通信で報告をします。プロトタイプ消滅したと。

 

 という感じです。

感想は?

 第一話のみなので、なんとも言えないところもあるのですが、個人的には『web小説全体では』それほど酷いと言われるようなモノではないという印象です。

 例えば再序盤の

 大型軍用機が曇り夜空を縫う。

 の『夜空を縫う』という表現はなかなか情緒的とも言えるし、部分部分ではちょっぴりイケてる部分もあります

 ただ。

 機内には両耳が立ち紅い眼と鋭い牙で顔がアーマーに覆われ、四本脚で肩と脹脛がアーマーに覆われ鋭い足爪、お腹もアーマーに覆われ背中に大きな二本の砲身、肩にさな二本の砲身、お尻に二つのブースター、長い尾もアーマーに覆われ尾の上下が尖っている金属の大型の獣が肩と両脇腹に太いケーブルで大型装置に繋がれて異彩を放っている。

 とか

 遠くから淡い栗色のミディアムヘアでメカゴーグル付けリボン付きブラウスとチェック柄のジャケット着て背中ブースタースーツ装着して蝙蝠の翼が伸び、ジャケットと同じチェック膝丈パンツ穿いて黒白の縞靴下穿き、手足にパワースーツ装備した女の子が虹球に包まれブースター吹かし飛んで来て副パイロットの頭上で両手を広げた。

 とか、書きたい情報を一気にワッと描いちゃうのはちょっと良くないクセだと思いました。

 こういう場合はまず『なんとなくのイメージ』をパッと書くほうが小説らしくなるのですが……

 他には

 機体に大きな雷が落ち、振動で機体が大きく揺れて大佐研究員達が体勢崩した。

 雷の電気が機体から機内の大型装置へと太いケーブル伝いに青白い電気が走り、機獣の身体が青白い電気に包まれ放電された。

 の直後に

 また機体に大きな雷が落ち、機体が大きく揺れて太いケーブルを持った研究員達が体勢崩す。

 また雷の電気が機体から機内の大型装置へと太いケーブル伝いに青白い電気が走り、太いケーブル持った研究員感電して焼き焦げ皮膚が焼ける臭いがする。

 と、天丼ギャグでもないのにほぼ同じ描写が繰り返されるとか

『元同志よ! 私もレギオンだったよ! 街を抜けて森に入った! お別れの時だ!』

不思議そうな顔してるな! フライト前お前の情報大佐に売った! 高く売れたよ! 元同志としてお前を泳がせた! 爆破装置を起動した! 私は脱出する!」

 とか、一方的に言いたいことだけを言い放題する裏切り者とか(機内放送で言ってるはずなのに、わざわざ顔を確認してたの?)

 他にもいろいろツッコミ所はあります

 とはいえ、きっちり良い所もあって。

 映画的に派手な演出で緊迫感を出せているとか、キャラクターセリフ回しもそれなり雰囲気はでているとか、この調子で頑張れば面白くなりそうなところも無くはありません。

 総評としては『web小説アマチュアとしてはそこそこ』くらいです。ランキングは無理かもしれないけど、好きな人はいるかもね。くらいに。

最後

 この記事を書いてる途中でsyamu氏がツイートしていました。

https://twitter.com/syamu3132/status/1673619504361000960?s=20

ゾット帝国リブート酷評している方は自分ネット作品投稿してから言おう。あと自分も家バレで嫌がらせされて同じ土俵に立ってからだと同じ事言えるだろうか?

https://twitter.com/syamu3132/status/1673623958745399297?s=20

ゾット帝国リブート第一話糞つまらないと言われ安心した。こんな怪文書書籍化中止で良かった。二話公開しなくていいので安心だ。ポテチさん本当にお疲れ様でした。短い間でしたがありがとうございました。

 まあ。もう多くは語りませんが。こういう人の作品ってことです。

Permalink |記事への反応(0) | 09:59

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2025-08-29

歯科矯正したらやっとモテ

ここでは「モテる」は「『かっこよくなった』、『かっこいい』と言われる」と定義する。

大学時代から脱毛筋トレ、ヘアセット練習ファッションと色々やってきたが「かっこいい」、「かっこよくなった」と一切言われたことがなかった。

髪型おしゃれだね」「ヘアセットうまいね」「筋トレしてる?」「がたいいいね」と部分部分の努力肯定されることはあったが「かっこいい」と総合的に評価されることはなかった。

社会人になってから開かれた学生時代の集まりでもただ背が学生時代から20センチほど伸びただけでそれ以外は何も変わってない同級生女子たちから「かっこよくなった」「垢抜けた」と言われる中で「増田くんは昔と全然変わらないね」と言われた時は悔しさで泣きそうになった。

そんな俺だがアラサーになって余裕ができたので2年半前に矯正を始めた。

知り合いの美容師カットした後に写真を撮ってくれたのだが、顔の目の部分を隠して髪型と鼻から下だけ見えるようにしていたのだが、それが他の人と比べてあまり不細工だったからだ。

審美歯科上下合わせて4本の抜歯をしてから裏側矯正をした。

これが効果てきめんで、家族彼女職場の人、昔の友人や知人などとにかく色々な人から「かっこよくなった」「垢抜けた」と言われたのだ。

俺に足りないのは筋肉でもファッションでも髪型でもなく歯並びだったようなのだ

口を開けた時しか見えない歯並びを直しただけでこんなに変わるとは思わなかった。

口を閉じた時の顔つきもなんかシュッとしたような気がする。

歯科矯正して本当によかった。

Permalink |記事への反応(1) | 19:06

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2025-07-20

IT仕事の少なくない人が自分プログラムなんて書けないんだろ?

それもプログラマーという職についてるのに。

だいたいは出来合いのプラモデルとかレゴでも組み立てるように、

どっかか便利なプログラムを持ってきてそれをコピペしてつなぎ合わせてるだけなんだろ?

強いて言えば、そのつなぎ合わせをする部分だとか、

コピペした部分部分を要件に合わせて修正する部分だけは

自分プログラムを書いていると言えるのかもしれないけど。

実際のところ、プログラムのツギハギをしてるだけだから全然知識は深まらないし、

からちょっとした問題が浮上すると、解決するのに尋常じゃないくら時間がかかる。

たまたま、以前の案件でも同じ問題が発生してた場合とかだとサクッと終わるんだろうけどね。

未知の問題が出ると、本質的にそのプログラム理解してるわけではないから原因を突き止めることが出来ない。

くらいの感じに、私はITの人の能力見積もってる。

Permalink |記事への反応(5) | 14:49

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2025-06-25

エンジニアだけど反AI共感たか

当方老舗SIerで働くシステムエンジニア

若手の頃に現場ソフトウェア工学の美しさを叩き込まれ、今では立派な便利屋である

上にAIを使えと言われ、社費で使えるAPIトークンを受け取り、喜び勇んでAIコードを書かせてみた。

何度かプロンプトの調整や、出来たコード修正依頼は必要だったが、一応、指定した仕様を満たしたコードテストと共に作られた。

純粋に驚いた。

ただ、内容はプログラミングのプロフェッショナルの仕事比較すると物足りなかった。

プログラム書かない人に雰囲気を伝えることは難しいが、AIが書いたコードは、あえて例えるなら「家電の取り扱い説明書小説形式になっている状態」が近い。よく読めば理解できるが、トピックごとに情報がまとまってないるわけではない状態

わかる人向けに言うと、抽象化がされていない、複数責任を一つにまとめた、書き捨てのような大らかなコードだった。

情報系を出ていれば新人ももう少し読みやすく、変更にも強いコードが書けたろうなという書きっぷりなので、「自分が扱い下手な可能性もあるが、当分の仕事AIではなく人間に任せることになるかな」と上には報告した。

一方で世の中では「人間コードを書く時代は終わった」と言う人が注目を集めている。実際に90%AIに書かせたプロダクトもあるらしい。

新人に劣ると私が判断したコードも別の会社では十分受け入れられるのだろう。

そう考えると、二つの感情が浮かんだ。一つは「この程度のコードを許す美意識人間が持て囃されるのか」という哀しみ。もう一つは「今後AIの性能が上がって、上手くAIを扱う技術が中心分野になったとき、俺はその美意識の低い人間に追い抜かれる」という焦りだった。

イラスト界隈でAIに反発的な人がいるとSNSで一時期目にした。

当時の私は学習をめぐる「権利問題」だと認識していた(多分部分的に正しい)のだが、当事者になって初めて「美意識問題」も含まれるのではないかと感じた。

絵を書かない人間にとってAIが書いたイラストは高い品質に見えるが、イラストを書く人にとっては低質なものであり、低質なものが持て囃されることに焦りや哀しみを感じてしまうのではないか(完全に想像だが)。

「美意識問題」は感情問題なので、ビジネス世界からは無くすべきだと思っている(=私も美意識を捨てて一時的品質を下げてでもAI利用のノウハウを貯めるべき)。だから、私と同じような「美意識問題」を感じる人や乗り越えた人がいたら教えて欲しい。

Permalink |記事への反応(6) | 12:47

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2025-06-04

フリーランスエンジニア10年弱やったけどさ

なんなら法人成りもしたけどさ

もう自信がない

いや、疲れたと言うか

最近ひどい案件しかない

たぶん仕事が減ってるんだと思う

減った結果、ごみ案件の濃度が上がった

もしくは、同業者が年を取ったのかもしれない、年取ってコードがクソ化してる

 

やっぱりもう自分ビジネスやるしかないんだ

究極的にはエンジニアやめる方向に行かないと

ここには絶望しかない

エンジニアリングが嫌いなわけではない、嫌いなのは同業者

こいつら本当にプロジェクトより自分コードで楽しむかというオナニー感覚しかやってない

職人気質といえば聞こえが良いが、ただの独りよがりなクソだ

 

世の中の多くの教科書や、参考書や、偉い人が言ってるやりかたは素晴らしいもの

しかし奴らはそれの部分部分でしか見ず、プロジェクト事情プロダクトの事情もお構いなしに「やりたいからやる」んだ

その結果苦しむのは俺みたいな尻拭い系だ

 

せめて新規開発案件がほしい、でも不景気からそんなもんはない

くるしい、ここ2年まじでくるしい

 

カオス度が下がったフリーランス市場なんて、正社員市場と変わらないんだよ

正社員市場で空いてるポストっていうのは結構地雷ばっかなんだ、当たり前のごとく

前任者が辞めるからあくんだよ、それと同じ

今の仕事は前任者が精神的に病んでやめたらしい、その前もその前も、ホラーじゃねえか

あるいは誰も成し遂げられないようなスーパーマンを求めているポストばかりある

大企業が、すでに5人くらいで進んでいる業務に後から入ってリーダーになって課題解決しろみたいなことを言う

そんなやついねーよ、著書持ちとかじゃねそれができるの

そういう募集を年単位でやってんの、アホかと

せめて報酬を2倍にしろ

 

AIがぶち壊していい感じになるといいんだけどなあ、どうなるかね

Permalink |記事への反応(1) | 22:59

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2025-05-03

ジャップチョッパー(苦笑)😅

グスクをベッタベタに車高おとしてでもフロントカウルはおどろおどろしい面相で「なんやそれスリッパかいな」な流行りの次は逆を行くネイキッド()志向なのかフレーム剥き出しでもシートポジションオニ低いまんまでなんでかクリップオン(笑)

…「肉屋が叩っ斬るようにしてあっちゃこっちゃからバラバラにして集めた部分部分を寄せ集めたような」がチョッパー語源なら、アレやあんなんも、もうそう言うしかないんだろうなぁ😅あー趣味わりーの🙄

Permalink |記事への反応(0) | 14:18

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2025-04-29

絵が伸びない2

「絵が伸びない」で前に投稿した。ほいで3日くらい前に特定アニメFAを50枚まとめてpixivにアップしたらいいね1件で終了

絵師様に添削応募してみたいけど、添削自分ができることやり尽くしてもうこれ以上どうしようもない!っつー最終手段にしたい。

あと「こんなことも知らんのか!」って怒られが発生する可能性がある状態で挑みたくない。笑

行き詰まったら人に頼るのも大事だけど行き詰まるための努力というか、何なら全然行き詰まってない状況にあると思う

正直どうしたらいいかからなくて描きたい絵を描きまくってたから、描きたい絵を描くための練習が足りてない

でもその練習はどうしたらええねん、自分に合う練習方法とかそう簡単に見つかるもんか?間違ってる暇ないねんというプライドハードルの高さが邪魔だった(笑)

前にも書いた、

動画でチンタラ説明されるのは待ってられない。

かといって本を開きながら文字読みつつ絵を描くなんて器用なことできない。(文字を読んで理解する時間も惜しいし、昔鉛筆と絵筆使うタイプの絵を習ってたから知ってること読まされるのも……)

動画が無理なら本

本の文字量少なめ

となったらもうとにかく部分部分の人体骨格をデッサンのように模写するしかない

そんな本を買った。まだ1日しかやってないけど、仕事中に落書きした時何か違うのを感じた。こういうのの積み重ねやっていきたい。もう悔しい思いはしたくない

努力とか勉強は昔から嫌いじゃなくてできる方

ただ悔しいって気持ちを受け付けられない。こんだけやって結果はウンコで終わり?じゃもうええわって思うこと多すぎた。もう結果実努力勉強しかしたくないねん。博打したない

から今回買った本はすぐに目に見えるのも気持ちも変わって嬉しい。これ続けられたら全然違うだろうなー!っていう安心感

色塗りもウルトラバカデカ課題

前に投稿した時から使う色変えて加工とか覚えて、多少マシになった。多少好きになれたからとりあえずはこのままいきたい。自分で好みの色とか加工とか見つけられたのは誇り(?)にしたい

書きたいこと書いた

Permalink |記事への反応(1) | 04:05

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2025-02-20

anond:20250220172952

分部分のクオリティは高いんだけど

シリアスストーリー要素と日常ギャグパートが足引っ張り合ってると思った

古い例だが「ジャングルの王者ターちゃん」とかだと日常回と格闘トーナメントがしっかりメリハリがあった

Permalink |記事への反応(1) | 17:34

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2025-02-04

anond:20250204125816

一度言ったらね、無しにはならないんですよね

増田の中では売り言葉に買い言葉は本気じゃないし無かったに出来るからセーフなのだろうけど、相手にとっては(または増田と同じ考え以外の人にとっては)増田気持ちとして届いてしまっているので全然セーフじゃないです

人間同士の会話でそんなルールないです

子供の癇癪じゃないんだよね?

相手増田結婚したいって言ったけど失言だったし本気じゃなかったって言われてもヒスらないでそうだよね~って受け止められる?

そういったマイルール自分悪くないもんしているのが一因

あとは仕事姿勢

相手仕事するべき時には集中し、余暇仕事を持ち込まない

取得した休暇は権利理解しているタイプ

増田仕事余暇越境させても仕方ないと思えるタイプ

分部内がそうなのかな?〇〇さんに申し訳いか休み返上〜とか平気でしそう

雇用上は相手の方が正しいので、人情で動きすぎちゃ駄目ですよ

相手みたいに公私分けて、日頃から仕事他に回せる環境作りしとくべきだったね

Xでもよく出回ってる漫画の切り抜きでもありますが、雇用されている側が穴埋めで必死になった所で自分の首がいずれ締まるだけ

増田の首が締まってるみたいにね!

解決法はヒスって言った言葉にも責任取る、平日有給とって旅行は確実な仕事閑散期以外辞める、そもそも増田ヒスらない見合った仕事のある会社転職、いずれ結婚・親になりたいならヒス虐待離婚理由になりかねないから早めにメンタル相談出来る所に行く

ヒス暴言等の強め行動で相手を操ろうって奴は痛い目みるのでお早めにね

Permalink |記事への反応(0) | 18:29

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2025-01-29

会社PC業務限定で使えるAIにいろいろやらせてる

テキストしかやりとりできないが便利

やらせてるのは翻訳メール等の文面作成ツール作成の補助

ツール作成最初こそ 優秀だな〜もうプログラマ自分)いらないな〜 なんて思ったけど、実際に作らせたものを動かすとエラーが出たり想定と違う動きだったり

まあ自分の指示の日本語が適切でないのかもだが

とにかく要求の部分から投げると何かしら誤解があり修正が面倒なので、今はパーツを作らせてる感じ

処理を構成するのはあくま自分で、そのために必要な処理を部分部AI作成させて自分で組み立てる

これでだいぶ思ったものができるようになった

けっこう楽しい

Permalink |記事への反応(0) | 20:50

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2025-01-26

ハッピーマニア今日一日全巻無料なので読んでる

シゲタがまず欲しいのは恋であって安定ではない

結婚は恋の先にあるはずのものかは分からないが、少なくとも恋のない結婚幸せではないとシゲタは思ってる

タカハシをはじめ、自分を好きになる男をシゲタは毛嫌いする 気持ち悪いという

いつも危険な・悪い・ろくでもない・脈絡もない男を自分から好きになって追っかけて、付き合った途端に「違う」となったり、杜撰に扱われたり捨てられたり

シゲタの行動はまるで理解できないけど、部分部分は意外とわかるなと思いながら読み返している

そういや若い頃ってそんな感じだったかもしれない

Permalink |記事への反応(0) | 13:35

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2025-01-21

今回は大河ドラマを見てみる増田酢魔ル見て身をマラドガイ田配管子(回文

おはようございます

大河ドラマ観てる?

いやー私も全然いままで見なかった派なんだけど、

大河ドラマと言えば合戦じゃない。

あれは合戦ドラマなのよって思うほど

私は合戦とかあんまりそんなの詳しくないし苦手だったのよね。

まあ『光る君へ』はおじゃる丸を見てっからいかーって見なかったんだけど

今回は江戸吉原の話中心らしいので、

観てみてるのよね。

早くも3回を観了で今のところ見逃しもなく頑張っているわ。

まあ朝ドラ朝ドラで、

おむすび』のそうね、

めでたくヒロイン結婚してこれからの新婚生活貧乏新生活まりました!でいいんだけど。

でも、

なんかセットの家電

いやこの貧乏貧乏だといってるのに、

こんな家電とか置いているの!?って

中途半端近代時代朝ドラとなると

年代に沿った家電とかマジ置かないと、

たぶんそんな家電特定部隊が出動してツッコまれるのよ。

いや絶対に今の貧乏新婚生活米田ちゃんのお家にそんな家電はない!って。

例えばそこにバルミューダトースターとか置いていたら矛盾しまくりまくりまくりすてぃーなのよ。

そもそもとしてそんな時代にそんな製品はまだなかったって言う、

朝ドラオーパーツみたいなアイテム散見されるかも知れないツッコミどころ満載で見ると面白いわよ。

江戸時代かになるとさすがに

そんなこと調べようもない、

私たちは映されたままを「へー!」って見て眺めるでドラマ大河れるけれど、

近代比較的新しい歴史近い時代テーマ物語だと、

ちょっとそれはないわ!って

物語の内容が入ってこなくなっちゃったりして。

なんか以前見たコント番組のセットでリビングキッチン食器棚の横にヤマハウーファーが置いてあって、

絶対そんな食器棚の横にウーファーなんて置かなくない?

しかもなんかその近くにオーディオ機器一切無くて、

単体でスピーカーがポンと食器棚の横に置いてあるのがシュールすぎて本編が入ってこないわよ。

あれって多分部屋のインテリアの配置とかを考えてる人がこれは何をするアイテムなのか知らなくて置いてない?って思うの。

から

ちゃんと置く人はこれは何の機械家具なんだろう?って一応のことの予備知識は備えておいて良いと思うのよね。

あと微妙に良くある病院シーン。

みんな同じ病院パジャマを衣裳で着てるーってすぐに分かっちゃうわ。

大河ドラマで観ててあれ?この人どっかで見たことあるけどどこで見たっけ?って俳優さん。

ちむどんどんだったわ!って

あの頃のちむどんどんを思い出して再開する嬉しさもあって、

いや、

私思うに主役の人も凄いけれど、

作品渡り歩いて出続けている脇役の人っているじゃない。

そっちの人の方がもの凄く俳優パワーはあんのかしら?って

ずーっと見ていると、

そんな既視感デジャビュが思い出されるのよね。

あとロケ地とかも、

この河原よくドラマで出てくるなぁーって

荒川の土手のことじゃなくて、

なんかいつも朝ドラとかで使ってる河原とかあるみたい。

あと石垣の道とか

なんかこの風景どっかで見たことあるわーって

そういうの散見されるわ。

あと朝ドラヒロイン旦那さんがあまりにアホすぎて

ヒロインすぐ妊娠させがち!

そんで、

そのヒロイン夫役は大抵、

最初それ何かの体調不良か何かでめちゃ心配して

入院したら妊娠してました!ってパターンが多すぎる朝ドラとそれを伝えにくる藤原紀香役の藤原紀香さん。

もうこの人は

ヒロイン妊娠したことを伝える俳優なのかしら?って思うほど。

そして伝えられて謎の安堵をつくヒロイン夫役

おまえやっといてそんな前兆知ってるはずにおきながら妊娠の予想はしてなかったんかーい!って

あれ?そうでしたっけ?ってシラッとした顔すんなーって思う笑える朝ドラのこれも伝統なのかしら?

なんかそこの計画性のなさは

朝ドラヒロイン旦那さんにありがちいやありまくりまくりすてぃーで

すぐに妊娠させちゃうのよね。

女性ヒロイン朝ドラだと

これから仕事も勢いに乗ってきてこれからよ!って時になんか妊娠しちゃってーって流れが多すぎるく思うわ。

まあそれはそれでいいとして、

ドラマとか家電とか細かいところとかそんな計画性のなさとかを

朝ドラに関しては見続けていると

なんかパターンがあるみたいね

あと主人公に初対面でいきなり敵意むき出しの人は絶対にのちに良き最良の協力者や理解者になりがちってこともあるあるだわ。

から

いきなり凄い剣幕で主人公に向かってくる人は

すぐしばらくしたら

おお!おまえの献立いいやんけ!ってなんのよね。

あの掌の返しようも見ていてツッコんじゃいたいわ。

ちむどんどん高嶋政伸さん演じるシェフ

ぞの両手両足を骨折怪我をしてメインシェフが不在でお店が料理出来ないーってピンチ解決するってのもツッコミどころ満載すぎてもはやちむどんどん伝説となっているわ。

きっと

朝ドラツッコミながら見るのが面白いと思うわ。

真面目に見ちゃダメよねああいうのは、

きっと。

うふふ。


今日朝ご飯

タマハムサンドしました。

迷ったらこれにキメているタマサンドはこのお店のはあんまりイマイチなのでスルーよ。

かいヒーコーと一緒にいただきました。

デトックスウォーター

久しぶりに急須を急遽用意していれる

ホッツ緑茶ウォーラー

お茶っ葉久しく買ってなく買って見て早速朝のホッツのグリーンってわけ。

爽やかな緑茶のホッツウォーラー香りが朝に広がるわ。

これも温活よ。

寒い朝身体を温めてからスタートね!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!


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第8回目の配信よ。うわ!先週思いっ切り忘れてたかもな鴨鹿!そんなでも鰯気にならないで今日は前向きにUPしたわ。初期の頃のは文字数が少ないので、紙面いっぱいぐらいになるようにまで記事数を多少増やしていたりするわ。来週は忘れないようにしないと(汗

Permalink |記事への反応(0) | 08:49

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2024-12-20

床オナは命に関わるかもしれない話

最初因果関係について医学的、科学的な検証は一切していない話であることを断っておく。

また、今後も医師有識者アドバイスを求める勇気など死ぬまでないと思われるので、こちらに投下させていただきたい。

当方現在アラフィフだが記憶では幼稚園児のころからの床オナ愛好家である。もちろん幼い頃は射精はしないが精通に似た感覚は得ていたと思われる。

当然小学校高学年以降は射精を伴うので、常に汚れた下着洗濯機に押し込み、そのような行為や汚れた下着母親も気に病んでいただろうが特にそのことについて指摘は受けていない。

床オナの習慣は結局30歳近くまで続いたが、流石に不便を感じていたし、習慣化していた下着ズボンを汚すことにようやく抵抗を覚えるようになったので手淫習得した。

最初は全く射精まで至らず困ったが。。

これらの習慣が原因なのかは定かではないものの、僕は性交渉の際に勃起を持続できなくなっていた。

酷い早漏とでもいうのだろうか、、

興奮すれば勃起はするものの、早い段階で所謂マン汁が出て萎えしまい挿入できない状態になってしまう。

それは床オナで手っ取り早く射精してしま感覚に似ていた。

自分で言うのは恐縮だが、20〜30代にそこそこモテた時期があったので女性性交渉に至るタイミング比較的多くあった。

ただこのような状態なので硬度を維持するために常にED薬を服用しことに及んでいた。

性交渉する相手が同時期に数名いた時もあったので、服用する薬の量は増え、当時は今のように手軽にそれらの薬を入手できる時代ではなかったがために、並行輸入ECサイトなどで入手し時には酷い副作用を伴うことがあった。

そして、数年前に僕は心筋梗塞意識を失った。

幸いにも一命を取り留めたが、検査の結果心臓の血管が部分部分で肥大ボコボコとした形になっていることが判明した。

もちろんコレステロール値が高いことによる血栓などの要因もあるが、この血管の状態心筋梗塞引き起こした原因の一つであるとの診断であった。

ベテランの循環器内科医師がなぜ僕の血管がこのような状態になったかからないと言っていたし、検査当初は当然自分でも思い当たるふしはなかったが、最近ふと若い頃に多用したED薬が原因ではないかと思い至った。

そしてED薬を多用しなくてはいけなくなった根本的な要因として、幼い頃からの床オナで機能的に勃起力を維持できなくなったせいではないかと思い至った。

冒頭に書いたように僕はこのことを医師確認する勇気はないし、確認したとしても血管や心臓が元に戻るわけではない。

ただ、幼いころからの床オナ愛好家でかつ超早漏に悩んでいる諸兄は、心のどこかにとどめておいても良いかもしれないという思いで投下させていただいた。

もちろん医学的根拠は一切ない、120%私見であることを改めて強くお伝えしておく。

Permalink |記事への反応(7) | 18:57

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2024-11-26

加湿器は、象印ダイニチが良いよ

加湿器の選び方まとめ

電気代が高くても良い:象印電気ポット型

コスパ大事簡単な手入れくらいはできる:ダイニチ。

避けるべき:超音波式、300ml/時間未満の加湿能力、3L以下しか水の入らない加湿器

 

ある程度の加湿能力は当然必要

300ml/時間程度の能力がない加湿器そもそも分部屋を加湿できませんし、3L程度の水を入れられない加湿器は寝ている時間さえ、充分な加湿ができません。

自分がいる周りだけ加湿できればと思うかもしれませんが、あまり意味がありません。水蒸気はすぐに部屋全体に広がりますので、自分の周りだけ湿度が高い状態を保持する事はできません。

例えば、顔面用の美容チーマーのように使用中ずっと水蒸気を直接お肌にあてるなら、皮膚に湿気を与えられますが、普段使いする加湿器でそのような使い方は無理です。

 

超音波式は安いけど、家電故障や、雑菌の放出問題があるのでやめよう

超音波式は、水を十分な加熱をせずに、水道水を細かなミスト状にして放出します。

1つ目の問題として放出されたミストには水道カルキ成分や金属成分が含まれています。そのため長期間使用していると、周囲の様々なものに白い粉状の物が付きます

カルキ成分や金属成分で、これがPCテレビなど家電に付くと故障の原因になります

 

2つ目の問題として水道水が十分な加熱をされずに放出されますので、丁寧に手入れをしていないと加湿器内で繁殖した雑菌が部屋にまき散らかされます。これが原因で肺炎になる事もあります

なので、他の加湿器よりかなり丁寧な手入れが必要です。

 

特に赤ちゃんのために加湿器を買う時は、この方式は避けましょう。

 

 象印電気ポット型加湿器

これは、電気ポットとほとんど同じ仕組みです。中に入った水を沸騰させてその水蒸気を部屋に拡散します。

使用時にはポットに入れた数リットルの水を一度全部沸騰させますので、電気代高いです。ただし、雑菌は繁殖しませんし、清潔です。

お手入れも、時々クエン酸で、ポット内部についているカルキ掃除するだけです。構造もとてもシンプルですのでメンテナンスはすごく楽です。

 

電気代はかかりますが、手入れが楽、雑菌繁殖はまずしないので、人気です。

 

具体的な機種はタンク容量と加湿能力で選びましょう。

ちなみに10年前の古い機種でも電気代や基本的機能はほぼ変わりません。最初の機種からほぼ完成されていて改善余地が少ない加湿器形式です。

 

欠点として大型化が難しいので、広いリビングや広いオフィスで使うのには能力不足です。利用するなら複数台が必要になります

 

ハイブリット式(加熱気化式/温風気化式)

ダイニチが採用している方法で、ある程度電気を使いますが、ある程度は気化力にも頼りますので、バランスが良い方法です。

加湿力を高める事が出来ますので、すごく広い部屋でも対応できますし、電気代も比較的抑えられています

 

トレイなどを定期的に掃除する必要がありますが、きっちりメンテンスしていれば雑菌が繁殖したりする事もほぼありません。

 

メーカーとしてはダイニチが有名で、昔から様々なサイズの機種を出していています

様々な点で優れていて、バランスが良い加湿器です。お手入れも簡単にできるように工夫されています

ダイニチの加湿器の選び方ですが、必要な畳数と、タンク容量、後はデザインが凝っているかです。これで値段も決まります

家庭用で、1部屋8畳程度とかなら、コスパ重視でHD-5021、HD-5022などで良いかなと思います

広い部屋ならHD-RXT923、HD-RXT924など800ml/時間以上の機種が良いです。

20畳以上や天井が非常に高い場合は1L/時間以上の性能のHD-PN155など大型機種が必要です。

 

空気清浄機加湿器一体型

手入れがちゃんとできるなら、良い機種もありますし、悪い選択肢ではないと思います

ただし手入れをさぼって一度臭くなってしまうと、元通りにするのって結構大変です。個人的には加湿器空気清浄機は別々の方がお手入れも楽ですし、良いかなと思います

気化式(PanasonicFE-KFU05など)

元増田さんが書かれていた機種ですが、これは加熱機能のない気化式です。カタログスペックとしては500mL/hですが、現実的にはそこまでの能力が発揮できません。

この形式は部屋の湿度が高くなってくると、徐々に加湿性能が下がります

実際に使用してみると湿度が低いのは防げるが、湿度は思ったほど上がらないという感想になりそうです。 

 

結論

お金に余裕があるなら象印電気ポッド型。ランニングコストは高いけど安心で楽。

コスパ重視ならダイニチHD-5020HD-5021あたり。(8畳程度の寝室の場合

-----

追記

 

 元増田さんのような広い部屋の場合

例えば、天井高3メートル12畳+6畳のような広い部屋なら、気化式のPanasonicでは性能がかなり不足していたと思いますダイニチHD-PN155などのタンクが2個ついていて1L/時間以上の加湿能力がある物が必要だったと思います。ただ実際にこのサイズダイニチの加湿器を使っていた事もありますが、かなり大きいので邪魔です。水の補充頻度は少なくて済むメリットはありました。

引っ越し後の今のロフト付きのお部屋だと、HD-RXT923、HD-RXT924あたりで十分加湿できると思います

 

   

その他

anond:20241126102452 これを見て気になったので書いてみました。

エアコン選びを書いたら(anond:20241125231458 )意外と読んでもらえたので、加湿器についても書いてみました。

電気ポッド電気ポットに修正しました。指摘ありがと。

カルキカルキ金属成分に修正しました。指摘ありがとう

 

他のメーカーも良いのありそうだけど、なんで象印ダイニチなの?

長期間開発・製造されている安心感、手入れの簡単さで、機種の豊富さで、象印ダイニチを選びました。

ダイニチは、基本性能が優れている事、取替えフィルター、取替えトレイカバーが利用できる機種ならお手入れが非常に簡単になるのもおすすめです。(フィルタカバーとも一部機種のみの対応です)

象印は、湯沸かし音をある程度抑制する機能が古いモデルもついている事、転倒してもお湯がこぼれないなどの安全性も優れている点がおすすめです。

やはり長期間売れ続けているメーカーさらに良い追加機能が追加され洗練されていくなと思っています

もう少し安いメーカーもありますし、ちょっと気になる他社製品もありますが、今後も安心してお勧めできるとなるとこの2社かなと思います

 

Permalink |記事への反応(13) | 13:59

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2024-11-24

最近読んだ小説感想

弱者男性だが最近読んだ「廃墟遊園地殺人」の感想を書く

真面目な品評でもなければ感想書くのも所詮弱者男性の俺なので、文章も内容も質が低く読む価値あんまりないよ

にわかミステリ好きではあるが、金田一は読んだことも見たこともないしコナンも見ないよ

女向けじゃんねコナンって

今時のミステリと言えば特殊能力やら特殊設定などオタクカルチャーから影響を明らかに受けそうな奴だが、今作の主人公廃墟オタクの元コンビニバイト無職弱者男性

いかにも普通ミステリですって面しておきながら、この弱者男性主人公も極普通弱者男性ではなく、主人公以外のあるキャラ特殊な設定も出てくる

ラノベよりは真面目だが、どことなオタク作品臭がするミステリ

作者が1993年まれと俺と年齢はあまり変わらないが、アラフィフ揃いな増田の平均年齢よりはとても若い

上の世代の作者が書くミステリにはふとした瞬間に人物描写など違和感を感じる事も多いが、俺にはギャップを感じる事もなく読めた

とても弱者男性感性を持った主人公

なので俺は大変好感や共感をを持って読み勧める事が出来た


俺は曖昧小説よりもロジックがあって話の趣旨も分かりやすミステリが好きだ

しかし読者に挑戦状を叩きつけるタイプ本格ミステリ小説でも手を止めて推理を行う事はない

なんとなくミステリを読む人にも似たタイプはいると思う

コナン好きの女が「推理しないけど犯人分かっちゃうんだよねー」とか言うの聞いた事ある人も多いのでは?

俺も推理しないけど、小説の展開的に犯人トリックが分かってしまう事はある

「硝子の塔の殺人」は犯人も分かりやすく「占星術殺人事件」は犯人トリックも分かった

しかし「廃墟遊園地殺人」は小説としては読みやすいが、ミステリとしては犯人トリックは分からなかった

分部分のトリックは読み進めてたらなんとなく想像つくけどもね「占星術殺人事件」のように全体像までは分からんかった

事件の解明にリソースを使わないのもあるが「この展開だとコイツ犯人なんだろうなあ」とは少なくともならなかった

登場人物情報も通常のミステリより少し複雑な気がするし

昔の名作と呼ばれてるミステリより個人的には好みで「剣崎比留子シリーズ」程度には続編を期待していて2025年には続編も出るらしい

この作者の他の小説も読んでみようと思う

Permalink |記事への反応(0) | 18:25

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2024-10-07

anond:20241007040855

スト6そのものを知ってるかどうか確認しておいて、エド存在を再度確認してるの日本語おかしくね?

どの辺りの知識レベルの奴を想定してるんだよ

文章の部分部分で想定読者がころころ変わっててわけわかんねーよおまえの文章

Permalink |記事への反応(0) | 09:44

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2024-09-30

 三四郎はこの時ふと汽車水蜜桃をくれた男が、あぶないあぶない、気をつけないとあぶない、と言ったことを思い出した。あぶないあぶないと言いながら、あの男はいやにおちついていた。つまりあぶないあぶないと言いうるほどに、自分はあぶなくない地位に立っていれば、あんな男にもなれるだろう。世の中にいて、世の中を傍観している人はここに面白味があるかもしれない。どうもあの水蜜桃の食いぐあいから、青木堂で茶を飲んでは煙草を吸い、煙草を吸っては茶を飲んで、じっと正面を見ていた様子は、まさにこの種の人物である。――批評家である。――三四郎は妙な意味批評家という字を使ってみた。使ってみて自分うまいと感心した。のみならず自分批評家として、未来存在しようかとまで考えだした。あのすごい死顔を見るとこんな気も起こる。  三四郎は部屋のすみにあるテーブルと、テーブルの前にある椅子と、椅子の横にある本箱と、その本箱の中に行儀よく並べてある洋書を見回して、この静かな書斎の主人は、あの批評家と同じく無事で幸福であると思った。――光線の圧力研究するために、女を轢死させることはあるまい。主人の妹は病気である。けれども兄の作った病気ではない。みずからかかった病気である。などとそれからそれへと頭が移ってゆくうちに、十一時になった。中野行の電車はもう来ない。あるいは病気が悪いので帰らないのかしらと、また心配になる。ところへ野々宮から電報が来た。妹無事、あす朝帰るとあった。  安心して床にはいったが、三四郎の夢はすこぶる危険であった。――轢死を企てた女は、野々宮に関係のある女で、野々宮はそれと知って家へ帰って来ない。ただ三四郎安心させるために電報だけ掛けた。妹無事とあるのは偽りで、今夜轢死のあった時刻に妹も死んでしまった。そうしてその妹はすなわち三四郎が池の端で会った女である。……  三四郎はあくる日例になく早く起きた。  寝つけない所に寝た床のあとをながめて、煙草を一本のんだが、ゆうべの事は、すべて夢のようである。椽側へ出て、低い廂の外にある空を仰ぐと、きょうはいい天気だ。世界が今朗らかになったばかりの色をしている。飯を済まして茶を飲んで、椽側に椅子を持ち出して新聞を読んでいると、約束どおり野々宮君が帰って来た。 「昨夜、そこに轢死があったそうですね」と言う。停車場か何かで聞いたものらしい。三四郎自分経験を残らず話した。 「それは珍しい。めったに会えないことだ。ぼくも家におればよかった。死骸はもう片づけたろうな。行っても見られないだろうな」 「もうだめでしょう」と一口答えたが、野々宮君ののん気なのには驚いた。三四郎はこの無神経をまったく夜と昼の差別から起こるものと断定した。光線の圧力試験する人の性癖が、こういう場合にも、同じ態度で表われてくるのだとはまるで気がつかなかった。年が若いからだろう。  三四郎は話を転じて、病人のことを尋ねた。野々宮君の返事によると、はたして自分の推測どおり病人に異状はなかった。ただ五、六日以来行ってやらなかったものから、それを物足りなく思って、退屈紛れに兄を釣り寄せたのである。きょうは日曜だのに来てくれないのはひどいと言って怒っていたそうである。それで野々宮君は妹をばかだと言っている。本当にばかだと思っているらしい。この忙しいものに大切な時間を浪費させるのは愚だというのである。けれども三四郎にはその意味ほとんどわからなかった。わざわざ電報を掛けてまで会いたがる妹なら、日曜の一晩や二晩をつぶしたって惜しくはないはずである。そういう人に会って過ごす時間が、本当の時間で、穴倉で光線の試験をして暮らす月日はむしろ人生に遠い閑生涯というべきものである自分が野々宮君であったならば、この妹のために勉強妨害をされるのをかえってうれしく思うだろう。くらいに感じたが、その時は轢死の事を忘れていた。  野々宮君は昨夜よく寝られなかったものからぼんやりしていけないと言いだした。きょうはさいわい昼から早稲田学校へ行く日で、大学のほうは休みから、それまで寝ようと言っている。「だいぶおそくまで起きていたんですか」と三四郎が聞くと、じつは偶然、高等学校で教わったもとの先生広田という人が妹の見舞いに来てくれて、みんなで話をしているうちに、電車時間に遅れて、つい泊ることにした。広田の家へ泊るべきのを、また妹がだだをこねて、ぜひ病院に泊れと言って聞かないから、やむをえず狭い所へ寝たら、なんだか苦しくって寝つかれなかった。どうも妹は愚物だ。とまた妹を攻撃する。三四郎おかしくなった。少し妹のために弁護しようかと思ったが、なんだか言いにくいのでやめにした。  その代り広田さんの事を聞いた。三四郎広田さんの名前をこれで三、四へん耳にしている。そうして、水蜜桃先生青木堂の先生に、ひそかに広田さんの名をつけている。それから正門内で意地の悪い馬に苦しめられて、喜多床の職人に笑われたのもやはり広田先生にしてある。ところが今承ってみると、馬の件ははたして広田先生であった。それで水蜜桃も必ず同先生に違いないと決めた。考えると、少し無理のようでもある。  帰る時に、ついでだから、午前中に届けてもらいたいと言って、袷を一枚病院まで頼まれた。三四郎は大いにうれしかった。  三四郎は新しい四角な帽子かぶっている。この帽子かぶって病院に行けるのがちょっと得意である。さえざえしい顔をして野々宮君の家を出た。  御茶の水で電車を降りて、すぐ俥に乗った。いつもの三四郎に似合わぬ所作である。威勢よく赤門を引き込ませた時、法文科のベルが鳴り出した。いつもならノートインキ壺を持って、八番の教室はいる時分である。一、二時間講義ぐらい聞きそくなってもかまわないという気で、まっすぐに青山内科玄関まで乗りつけた。  上がり口を奥へ、二つ目の角を右へ切れて、突当たりを左へ曲がると東側の部屋だと教わったとおり歩いて行くと、はたしてあった。黒塗りの札に野々宮よし子と仮名で書いて、戸口に掛けてある。三四郎はこの名前を読んだまま、しばらく戸口の所でたたずんでいた。いなか物だからノックするなぞという気の利いた事はやらない。「この中にいる人が、野々宮君の妹で、よし子という女である」  三四郎はこう思って立っていた。戸をあけて顔が見たくもあるし、見て失望するのがいやでもある。自分の頭の中に往来する女の顔は、どうも野々宮宗八さんに似ていないのだから困る。  うしろから看護婦草履の音をたてて近づいて来た。三四郎は思い切って戸を半分ほどあけた。そうして中にいる女と顔を見合わせた。(片手にハンドルをもったまま)  目の大きな、鼻の細い、唇の薄い、鉢が開いたと思うくらいに、額が広くって顎がこけた女であった。造作はそれだけである。けれども三四郎は、こういう顔だちから出る、この時にひらめいた咄嗟の表情を生まれてはじめて見た。青白い額のうしろに、自然のままにたれた濃い髪が、肩まで見える。それへ東窓をもれる朝日の光が、うしろからさすので、髪と日光の触れ合う境のところが菫色に燃えて、生きた暈をしょってる。それでいて、顔も額もはなはだ暗い。暗くて青白い。そのなかに遠い心持ちのする目がある。高い雲が空の奥にいて容易に動かない。けれども動かずにもいられない。ただなだれるように動く。女が三四郎を見た時は、こういう目つきであった。  三四郎はこの表情のうちにものうい憂鬱と、隠さざる快活との統一を見いだした。その統一の感じは三四郎にとって、最も尊き人生の一片である。そうして一大発見である三四郎ハンドルをもったまま、――顔を戸の影から分部屋の中に差し出したままこの刹那の感に自らを放下し去った。 「おはいりなさい」  女は三四郎を待ち設けたように言う。その調子には初対面の女には見いだすことのできない、安らかな音色があった。純粋の子供か、あらゆる男児に接しつくし婦人でなければ、こうは出られない。なれなれしいのとは違う。初めから古い知り合いなのである。同時に女は肉の豊かでない頬を動かしてにこりと笑った。青白いうちに、なつかしい暖かみができた。三四郎の足はしぜんと部屋の内へはいった。その時青年の頭のうちには遠い故郷にある母の影がひらめいた。  戸のうしろへ回って、はじめて正面に向いた時、五十あまり婦人三四郎挨拶をした。この婦人三四郎からだがまだ扉の陰を出ないまえから席を立って待っていたものみえる。 「小川さんですか」と向こうから尋ねてくれた。顔は野々宮君に似ている。娘にも似ている。しかしただ似ているというだけである。頼まれ風呂敷包みを出すと、受け取って、礼を述べて、 「どうぞ」と言いながら椅子をすすめたまま、自分は寝台の向こう側へ回った。  寝台の上に敷いた蒲団を見るとまっ白である。上へ掛けるものもまっ白である。それを半分ほど斜にはぐって、裾のほうが厚く見えるところを、よけるように、女は窓を背にして腰をかけた。足は床に届かない。手に編針を持っている。毛糸のたまが寝台の下に転がった。女の手から長い赤い糸が筋を引いている。三四郎は寝台の下から毛糸のたまを取り出してやろうかと思った、けれども、女が毛糸にはまるで無頓着でいるので控えた。  おっかさんが向こう側から、しきりに昨夜の礼を述べる。お忙しいところをなどと言う。三四郎は、いいえ、どうせ遊んでいますからと言う。二人が話をしているあいだ、よし子は黙っていた。二人の話が切れた時、突然、 「ゆうべの轢死を御覧になって」と聞いた。見ると部屋のすみに新聞がある。三四郎が、 「ええ」と言う。 「こわかったでしょう」と言いながら、少し首を横に曲げて、三四郎を見た。兄に似て首の長い女である三四郎はこわいともこわくないとも答えずに、女の首の曲がりぐあいをながめていた。半分は質問があまり単純なので、答に窮したのである。半分は答えるのを忘れたのである。女は気がついたとみえて、すぐ首をまっすぐにした。そうして青白い頬の奥を少し赤くした。三四郎はもう帰るべき時間だと考えた。  挨拶をして、部屋を出て、玄関正面へ来て、向こうを見ると、長い廊下のはずれが四角に切れて、ぱっと明るく、表の緑が映る上がり口に、池の女が立っている。はっと驚いた三四郎の足は、さっそく歩調に狂いができた。その時透明な空気の画布の中に暗く描かれた女の影は一足前へ動いた。三四郎も誘われたように前へ動いた。二人は一筋道廊下のどこかですれ違わねばならぬ運命をもって互いに近づいて来た。すると女が振り返った。明るい表の空気の中には、初秋の緑が浮いているばかりである。振り返った女の目に応じて、四角の中に、現われたものもなければ、これを待ち受けていたものもない。三四郎はそのあいだに女の姿勢服装を頭の中へ入れた。  着物の色はなんという名かわからない。大学の池の水へ、曇った常磐木の影が映る時のようである。それはあざやかな縞が、上から下へ貫いている。そうしてその縞が貫きながら波を打って、互いに寄ったり離れたり、重なって太くなったり、割れて二筋になったりする。不規則だけれども乱れない。上から三分一のところを、広い帯で横に仕切った。帯の感じには暖かみがある。黄を含んでいるためだろう。  うしろを振り向いた時、右の肩が、あとへ引けて、左の手が腰に添ったまま前へ出た。ハンケチを持っている。そのハンケチの指に余ったところが、さらりと開いている。絹のためだろう。――腰から下は正しい姿勢にある。  女はやがてもとのとおりに向き直った。目を伏せて二足ばかり三四郎に近づいた時、突然首を少しうしろに引いて、まともに男を見た。二重瞼の切長のおちついた恰好である。目立って黒い眉毛の下に生きている。同時にきれいな歯があらわれた。この歯とこの顔色とは三四郎にとって忘るべからざる対照であった。  きょうは白いものを薄く塗っている。けれども本来の地を隠すほどに無趣味ではなかった。こまやかな肉が、ほどよく色づいて、強い日光にめげないように見える上を、きわめて薄く粉が吹いている。てらてら照る顔ではない。  肉は頬といわず顎といわずきちりと締まっている。骨の上に余ったものはたんとないくらいである。それでいて、顔全体が柔かい。肉が柔かいのではない骨そのものが柔かいように思われる。奥行きの長い感じを起こさせる顔である。  女は腰をかがめた。三四郎は知らぬ人に礼をされて驚いたというよりも、むしろのしかたの巧みなのに驚いた。腰から上が、風に乗る紙のようにふわりと前に落ちた。しかも早い。それで、ある角度まで来て苦もなくはっきりととまった。むろん習って覚えたものではない。 「ちょっと伺いますが……」と言う声が白い歯のあいから出た。きりりとしている。しかし鷹揚である。ただ夏のさかりに椎の実がなっているかと人に聞きそうには思われなかった。三四郎はそんな事に気のつく余裕はない。 「はあ」と言って立ち止まった。 「十五号室はどの辺になりましょう」  十五号は三四郎が今出て来た部屋である。 「野々宮さんの部屋ですか」  今度は女のほうが「はあ」と言う。 「野々宮さんの部屋はね、その角を曲がって突き当って、また左へ曲がって、二番目の右側です」 「その角を……」と言いながら女は細い指を前へ出した。 「ええ、ついその先の角です」 「どうもありがとう」  女は行き過ぎた。三四郎は立ったまま、女の後姿を見守っている。女は角へ来た。曲がろうとするとたんに振り返った。三四郎赤面するばかりに狼狽した。女はにこりと笑って、この角ですかというようなあいずを顔でした。三四郎は思わずうなずいた。女の影は右へ切れて白い壁の中へ隠れた。  三四郎はぶらりと玄関を出た。医科大学生と間違えて部屋の番号を聞いたのかしらんと思って、五、六歩あるいたが、急に気がついた。女に十五号を聞かれた時、もう一ぺんよし子の部屋へあともどりをして、案内すればよかった。残念なことをした。  三四郎はいさらとって帰す勇気は出なかった。やむをえずまた五、六歩あるいたが、今度はぴたりととまった。三四郎の頭の中に、女の結んでいたリボンの色が映った。そのリボンの色も質も、たしかに野々宮君が兼安で買ったものと同じであると考え出した時、三四郎は急に足が重くなった。図書館の横をのたくるように正門の方へ出ると、どこからたか与次郎が突然声をかけた。 「おいなぜ休んだ。きょうはイタリー人がマカロニーをいかにして食うかという講義を聞いた」と言いながら、そばへ寄って来て三四郎の肩をたたいた。  二人は少しいっしょに歩いた。正門のそばへ来た時、三四郎は、 「君、今ごろでも薄いリボンをかけるものかな。あれは極暑に限るんじゃないか」と聞いた。与次郎はアハハハと笑って、 「○○教授に聞くがいい。なんでも知ってる男だから」と言って取り合わなかった。  正門の所で三四郎はぐあいが悪いからきょうは学校を休むと言い出した。与次郎はいっしょについて来て損をしたといわぬばかりに教室の方へ帰って行った。

anond:20240930192717

Permalink |記事への反応(1) | 19:59

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2024-09-15

anond:20240914091807

羅列されているものは正しいけど、並べ方が違う。50点。

重要なのは

 ・タコツボ化によりハイコンテキストとなったもの

これね。

ここがあらゆるブーム世代ギャップの基本となる。

わかりやすいのは「漫画アニメの目の大きさ」辺りかな。

1 少しずつ大きくなる

2 ある所までデカくなるとバランスが保てなくなっていく

3 突然小さくなり始める

4 十分小さくなったらまた大きくなり始める

このループを繰り返している。

流行と言えるもの構成するあらゆる要素がこういった「少しずつ味付けが濃くなる→バランスが崩れだした所で急激なシュリンクが起きる→また少しずつ強くなっていく」の繰り返しだよ。

それぞれの要素においてバラバラにこれらが起きているから全体を見ると漠然とした「時代ごとの流行り」に見えるんだけど、部分部分を取り出していくと再現性のあるループ構造になってる。

それがなぜ「前世のものはダサイ」に繋がるかと言うと、シュリンクしたあとの世界から見た肥大化した状態には強い異常さを覚えるから

バランスが崩れたら一気にシュリンクするといったけど、このバランスが崩れたって状態は「ブームに従って強くすることのプラスマイナスで、マイナスの方が大きくなった」という意味バランスであり、トータルでみたバランスブームを抜きにすればとっくに崩れたあとなの。

それと同時に、強くなっていく過程から余りに大きく遡ってると今度は弱すぎて違和感を覚えることもある。

たとえば、今は激辛ブームでどんどん激辛料理スコビルが強くなってるけど、これで激辛を食べ慣れてない人がいきなり最新のヤバイのを食べたらヤバイことになってるけど、この状態新規参入も見込みにくいかトータルバランスではマイナスに傾きつつある。

そこで中途半端マイルド方面に行っても「激辛ファンからさえ見向きもされなくなるから、どっかで「味とのバランスを両立させた激辛」みたいな感じで軟着陸なビッグクランチを起こすんだろうなってことは分かるでしょ?

もしもこのループが終わった後の世代が今の基準激辛を食べたら「辛すぎて味がしないだけじゃん。馬鹿なの?」みたいになるわけだけど、この「なんでここまで強くする必要があったの?」が世代ギャップなのよ。

でも同時に、このループがまだ終わらずに激辛が強くなり続ける流れがあったなら、その次世代からしたら今の激辛なんて「この程度で激辛だったの?全然感じないけど、意味ある?」ってなるだろうね。

まり肥大化が続いてようがリセットされようが、結局は「ハイコンテクスト化の加速と急激な縮小」のループを原因としてギャップは生まれるってこと。

でもこれが大きく大きく時代が離れていくと、どっかの段階で今のループ状態とちょうど重なりあうぐらいの時期になる事がある。

それが「リバイバルブーム」って奴の正体なんだよね。

まあでも全体として同時並行で色んな流行があるから、やっぱ古いものってのはどっか今の時代から見ると浮いちゃうんだけど、その浮きっぷりが強烈になると物差しを飛び越えて「そういうもの」として受け入れられたりするわけな。

「ちょうど良い」と「そういうもの」の両方が重なった絶妙な趣が、「凄い古いものだと何故か大丈夫」の正体だったりするわけよね。

Permalink |記事への反応(0) | 07:13

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2024-07-09

なあ、動画編集しているんだが、素材のタイムラインも都度残して別にプロジェクト立てるべき?

仕事用のPVを作っている

長いので、部分部分でエンコードしてるんだけど、タイムライン使い回して、カットしたものを消して、使い回していいのか、

あるいはこれを後から手を入れる可能性があるから素材ごとに別のプロジェクトとして立てるのか、どっちが普通なの?

Permalink |記事への反応(2) | 17:51

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2024-07-01

anond:20240701223117

ざっと読んだ感想なんだが

「実質平文保存と同じだよねと言いたかったんだけど」

「非推奨だとしても関数自体は残ってるんじゃないの?」

を両方言ってる理由はなんだ?

おまえは、md5にどういう姿勢意見を言ってるのかが文章の部分部分でぶれてるんだよ

から叩かれてるんじゃね?

Permalink |記事への反応(2) | 22:35

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2024-04-29

さす九のリアル上京して「お前の地元おかしいよ」と言われるまで〜

「実は、女は台所で美味いものを食べて楽しくやってるんですよ」という話で噴き上がったさす九。

じゃあ、実際はどうだったのか。1人の九州出身者(身体女)の体験談を、列挙していく。

もちろんこれは、単なる個人体験談であり、また実際に以下の事象が起こったという裏付け証拠を出せ!と言われても無理である増田から匿名だし。

ただまぁ、こういうことを経験したと主張する人間が、少なくとも1人存在する。

小学校

テスト

すごく賢い男の子がいた。

私と彼は、競い合っていたわけではないけれど、だいたいテストでいい点を取るのはこの2人だよね、的な空気クラスにはあった。

ある時、別の賢い男の子が転校してきた。

そしてその男の子2人は点数を競うようになっていった。

まり点数を気にしていなかった私も、2人の姿に競争心が刺激されて、点数を稼ぐための勉強をした。

ある時、私が満点で、男の子2人は満点を取れなかったテストがあった。

点数を聞かれて、私は自慢げな気持ちを抑えてテストを見せた。

男の子たちは、私に凄いと褒めてくれた後、とても悔しそうに呟いた。

まさか、女に負けるなんて」

何だか、全部バカバカしくなってしまった。

女の子が産まれたら

私はずっと、父親から「お前が生まれたと聞いた時、駆けつけて『女の子ですよ!』と言われてガクーッと来たんだよなぁ」というのを、ジェスチャー付きで言われつづけてきた。

そして、祖母は「どうして男を産まなかったのか」ということで、ことあるごとに母をネチネチ虐めていた。

そして、従兄弟が産まれたら大騒ぎし、初めての男の子!と色んなプレゼントをし、男の子から!とお金を渡し、やたらに可愛がっていた。

兄弟クズだったしバカだったが、それでも従兄弟の方が可愛がられた。

これで無関心になってくれれば良かったのだが、孫の中で唯一私だけが、ある程度進学校として名の通っている中学校に進んだので、祖母の自慢要員(アクセサリー)兼おさんどん係として、今後も振り回されることになる。ちなみにアクセサリーとして祖母随伴してもお小遣いはもらえない。旨みなどまったくない。

・私の顔

私は、嫌になるほど祖母に似ていた。

外で歩くと、「あら〜増田さん(仮)ちの子でしょ!」と顔を見て言われるほどで、本当に嫌だった。

そして、祖母はおじ(父の兄弟)と似ており、私はおじの子だと間違われることがかなりあった。

私はおじも嫌いだったので、母に「また外で似ていると言われた。そんなに似ているか?」と愚痴った。

「そうねぇ、アンタは産まれた時からおじさんに似てるって言われてたわぁ。○○おばさん(祖母姉妹)なんて、『本当に似てるわねぇ。何でそんなに似てるんだろうねぇ』って言ってきたのよ」

「えっ?それって」

「明らかに、おじさんと不倫したんでしょ、ってニュアンスだったわ」

ギョッとした。それからしばらく、なにも言えなかった。

中学校高校

・寮

田舎小学校あるあるかもしれないが、会話していても本気で話が通じなくて苦痛だった(A=BでB=CならA=Cだろう、という会話で何でなんでそんなのお前の感想じゃんじゃあA=Dじゃん!みたいなことを喚かれる)。

から脱出先を探し、幸運にも「親の出した条件」をクリアする学校が見つかったのでそこを受験した。

というわけで、若干遠い学校に通うことになった。

一時期、寮に入っていた。

その時、管理人(男/中高年/既婚者)が、授業中に無断で女子生徒の部屋に入っていたことが判明し、問い詰めたことがあった。

下着も干している、プライベート場所だ。なぜ留守中に入る必要がある、今すぐやめてくれ」

私の主張は鼻で笑われた。

「お前達は子供だ、親は部屋に入るだろう。俺は親代わりなんだから部屋に入って当然だ」

私は食い下がった。

「お前は親ではない。というか親だったとしても、親はわたしプライバシー尊重してくれる。留守中に、下着を干している部屋に無断で入ったりしない」

男は心底驚いた顔をした。

「それは、お前の親が、家庭がおかしいんだ。お前の親、おかしいよ」

周りには、部屋に入られた他の寮生もいた。

管理人の異様さのせいか、みんな何も言えなかった。

親がおかしいとまで言われ、私は絶句し、泣いた。

どうして下着を見られたくない、それだけのことなのに親まで詰られなければならないのか。

翌年から私は寮を出た。

私も、周りの子も、親や教師相談をしたと思うのだが、奴が問題になって出ていく、みたいなことはなかった。

お前達は子供からお前らの下着を見ても別に興奮しない、みたいなことずっと言ってたけど、疚しかったんだろうなぁ。キッッッショ(感想

・その他

あとは、その辺で陰茎出してるお兄さんとか本屋で尻触ってくる痴漢かいた。あと、ちょっと気持ち悪すぎてここでは書けない(性被害の度合いとして酷いことをされたというより、なんかもうキショすぎて口に出すのを憚られる。周りからすると笑えることだと思うけど、今でもキッショいなぁ〜恥ずかしいなぁ〜口にできねぇ〜!って思っちゃう)ことがたくさんあった。この辺りは九州特有の、というわけではない気がするので今回は割愛する。

一般の、日本に生きる女子中高生としてよくある性被害を受けていた(これも大概どうかとは思うが)。

大学

このあたりで、うっすらと「フェミニズム」が九州でも認知されてきたように思う。しかしそれは、九州的な「女がすべきこと(雑用)」を完璧にこなして男様を気持ちよくさせた上で男様の2倍の実力を発揮できるようでなければ、自分権利を主張するな、という空気しかなかった。

今も変わらない?そうかな……そうかも……

部活

部活は男女に分かれている一方で、用具の準備やらなんやらの雑用はかなり女子が多くやっていた。

理由は「女の方が弱いのに、同じ体育館を使わせてもらってるんだからその分部活に奉仕しろ」とのこと。

今思うと頭おかしいが、当時はせっせと雑用をしていた。

もちろんマネージャーもいて、お茶の用意などは基本的彼女らが全部やってくれた。だがマネージャーであると同時に友達でもあるので、やっぱり時間があれば手伝うことも多かった。

引退する時、部長(男)が全員を集めてこう言った。

「お前らは知らないだろうが、マネージャーはずっと俺たちにお茶を作ってくれたりと雑用をして支えてくれたんだ。お礼を言おう」

しらねーーーーーのはお前だけだがーー!!?!?!?!(流石にキレる)

感謝気持ちがあるなら毎回手伝えばよかったじゃん!?!?!?!?!?!?手伝ってたのは女子部員だけだし、女子部員は全員毎回誰かしら手伝ってたんだよ!!!!それも見てなかったの!?!?!?!?!?

最後感謝して俺いいこと言ってる✨顔してんの、何なんだよ!?!?!?

葬式

母の父、私から見て祖父が亡くなった。

人が亡くなると、49日までお経あげたりと度々集まるような宗派だったので、私は毎回その集まりに駆り出され、おさんどんをさせられていた。

食事は、「気が詰まるだろうから」という「お気遣い」をいただき台所で食べた。

「そんな扱いされると分かってるなら行くなよ!」とか「拒否れば?」って思う人も多いかもしれないが、こちとら物心ついたときから盆や正月、親戚が集まれば配膳や酒を注ぐやら灰皿変えるやらさせられていた九州の女である。手伝いに行くことに、疑問すら持たなかった。

唯一疑問を持ったのは、祖父の墓に参れなかったこである

お経を上げ、お墓参りに行く時、女衆は座敷のセッティングをして墓参り組を待つのだ。

ただ、みんな車に乗っているので、お酒の準備はないし、料理も既に用意していたりお弁当を並べるだけだったりして、正直女でも2人いればどうにかなる。というか、机動かすのとか男がやれよなって今なら思えるが、当時はそんなことも思い浮かばなかった。

最後の集まりの時、おじから「今までお墓参り行ったことなかったよな。今日は行くか?」と聞かれ、私はもちろんと頷いた。

ここまで、孫なのに墓に参ることもなく、おさんどんだけさせられて帰らされていたというのは(そして男の孫はそんな目には遭っていない)かなりグロい状況なのだが、そんなことには気づいていなかった。そして、初めてお墓見るなぁと、少しワクワクしていた。

お坊さんがお経を上げ終わり、じゃあみんなでお墓参り行こうかという準備をしていた。私は、ギリギリまでおさんどんして、残る人たちの負担が少しでも減るようにしていた。

完全に行くつもりで玄関に立っていた私に、母から

「やっぱり、お墓参りちょっと……今回は、家で待っててもらえる?」

と言いにくそうに言われた。

「今回は」も何も、一度もいけたことはなく、ずっと家で待っていたが?????おん?????????

と思ったが、絶対絶対お墓に行きたーい!みたいな情熱は無かったので、まぁそう言われるなら……と私は了承し、家で待った。

何で「やっぱり、お墓参りちょっと」なのか。

兄弟たちは行けるのに、なぜ私はダメなのか。

そういえば、私以外の女の孫は、みんな来てないなぁなんて思いながら、墓参りに参加するために急いで用意してしまいやることがなくなった台所で、ぼんやりと親戚一同が帰ってくるのを待ったのだった。

・さつまおごじょ

大学は、九州各地から色んな人が来ていた。

そんな中でも、鹿児島の人たちの話は強烈だった。特に女性から聞く話はもう、上記のような経験をしている私からしても「おかしいよ!!」と絶叫するような話ばかりだった。

そのうちの一つが、以下に書くような話だ。

「胸が大きいと、同級生先生からセクハラ行為を働かれる。

というか、胸の大小について、男性から公的場所で、大っぴらに色々と揶揄われる。触られる。性的言葉をかけられる。」

これまで私が受けてきたセクハラは、「性的意図はないから!」みたいな隠れ蓑が必ずあった。建前というか、私は悪いことしてませんよ、と言うために本音を隠す「何か」があった。

でも、鹿児島にはそれがない。女にセクハラしようが何しようが、性的意図で触ることが「悪」ではない。少なくとも、その場で眉をひそめられたり、他人から咎められることではないのだ。

私は中高生時代に、胸が小さいことをさんざん同級生揶揄われたので、スタイルが良くて良いねと心の底から羨ましがったら、「胸が大きくていいことなんかない」と言われ、上記のことを教えられた。その後、鹿児島ってそうなの?と別の子に聞いたら、そうだよーあるあるーみたく言われ、本当にヤバい場所だなと認識した。

から余計に、「鹿児島は本当にやばい、いわゆる男尊女卑とはああいうのを言うんだなぁ。私は普通でよかったなぁ」となった。

普通じゃないことを知ったのは、上京してからのことだ。

大学

祖母ダブルパンチ

大学院に進んだ。

そこそこ名の知れた学校で、進むにあたりかなり頑張ったので、私はかなり鼻高々だった。調子に乗っていた。

父方・母方の祖母2人に、進学を報告した。

一方はかなりボケていたが、どちらも全く同じ事を言った。

「女がそげん勉強して、どがんすっ」

翻訳すると、「女がそんなに勉強して、どうする」という意味である

小さく、私にしか聞こえないように、告げられた。

戦争で進学を諦めた、母方の祖母なら理解してくれると思ったけれど、この地はそんな祖母気持ちすら奪った。恨むべきはこの地なのに、私は祖母が受け入れてくれなかったことを、裏切られたように感じてしまった。

荷物持ち

大学院に進んだ後、同じ研究室の人と軽いパーティをしようという話になった。

買い出しで、私は当然、重たい水の入った袋を持った。だって運動部で、鍛えていて、そのくらい持つ力があったし、「男と同じように扱われたいなら少しでも男に甘えてはいけない、それはダブルスタンダードだ」という考えが、日常から言葉でも言葉になっていなくても、骨の髄まで染み込んでいたからだ。

男性陣はそれに驚いて、「いいよ!増田ちゃんは軽いやつ持ってよ」と言ってきたが、ああそういう『ポーズ』ね、と思い「大丈夫だよ〜わたし力つよいし」とそのまま行こうとすると、

女の子なんだから

と言われた。

雷に打たれたような気持ちだった。

こいつは何を企んでいる?と思った。

どう対応すればいいのかわからなかった。初めての経験だったから。

頭が真っ白になっている間に、男性陣が荷物を持っていってしまった。

女の子から、という理由作業免除されたのって、もしかしてこれが初めてじゃないか?書いていて思った。

感想

さす九の何が嫌かって、「女は3歩後ろをついてこい」「外では俺を立てろ」と要求してくるのに、女を全然守ろうとはしないことなんですよね。女に守ってもらい、女にお世話してもらい、女に気持ちよくしてもらい、というおんぶに抱っこ。少しでも自立しようとすれば「だったらこれもやれ」「俺の世話も手を抜くな」「そこまでやって初めてお前は権利を主張できるんだ」と。

もちろんそうじゃない男性もいるとは思うんですけど、私が20ウン年あの地で生きてきて、荷物持ってもらえただけで衝撃を受けたってのは、やっぱりあの地に残る空気感、仕草、そういったもの日本の他の地とは違っているからだと思います

普通に訪れたり、一人暮らしするだけではわからない、実際にあの共同体に組み込まれて、初めてわかるものがある。

中学生くらいの時から欧米女性自分で何かをやり、自分で自立することをフェミニズムという!お前らは権利を訴えるだけ!見習え!みたいなことを言われたりもして、そうかぁ!そうだよなぁ!!ってしゃかりきになって勉強して自立しましたが、最近になって「欧米女性そもそもお人形さん』『アクセサリー』のように大事に扱われるのがデフォから、そこからの脱却を目指していたんだよ」と聞いてズコーーーっ!!!とずっこけました。

前提が違うじゃん!お前は割烹着きて家事育児して俺のご飯の準備とセックス相手をして少ない給料でやりくりしてから好きなこと言え!働きたいなら最低限そのくらいしないと自立した女じゃない!みたいなのが日本の反フェミっていうかフェミが台頭したいならちゃんしろよ論者が言ってきたことじゃん!?少なくとも1020年前の九州ではそう言われていた。

生きづらくて逃げに逃げて、逃げた先から昔いた場所俯瞰して「やっぱあそこおかしかったんじゃ〜〜ん!?そこから脱出できた私えら〜い!!」って、今は自分を褒め称えようと思います。いやマジで頑張った、ありがとう、本当に今とても楽です。

【おまけ】トランスジェンダーになりたい少女たちについて

上の話を読んでなんとなく察した人もいるかもしれませんが、私は小中学生時代男の子になりたかった。

だって男の子だったら本を読んでいても、勉強していても、不細工でも、問題ない。何も言われない。変だとか、生意気だとか、言われなかった。

男の子がよかったのになぁ」と言われることもなかった。

セクハラされることも、顔や体つきについてとやかく言われることもなかった。

一度、男の子みたいな格好をしてみた。別にそれで何か嬉しかったりとかはしなかった。

ただ、私が男の子だったら、こんな面倒なこと、摩擦が起きなかったのに、という、消極的気持ちで、男の子になりたかった。

あの時、「あなたは本当は男の子なのよ」って言われたら、泣いて喜んでいたと思う。

私は男の子なの、男の子として扱って!となり、治療も受けていたと思う。

けれど、男になった私を、親族は誰も受け入れたりはしなかっただろう。跡取り(そもそもそんな立派な家ではないが)として扱われたりなんかはせず、ずっと後ろ指を刺されていただろう。

今、私は、身体違和を感じていない。

まれながらの心の問題とは別に社会構造として、男に憧れてしまう(少し意地悪な言い方だが)状況がまだまだある以上、そして誰も責任を取らない、取れない治療である以上、成人前の子供に性適合治療をすることは、厳に慎むべきだろう。

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