
はてなキーワード:公認候補とは
公認候補として出馬したい新人を集めてリアリティショーをやったら面白んじゃないか。
正しい事しか言わない清廉潔白君を汚れ仕事も厭わない老獪君が追い落としていったり、2位3位連合の裏切りあい、結局サラブレッドが強いとか見所は沢山ありそう。
しかし国民民主党がそういう動きを取ったのは理解できなくはないというお話。
参政党が大躍進した2025年参院選。朝日新聞の記事によると国民民主党の支持者が参政党に流れたらしい。自身のXのタイムラインを見ていると国民民主から参政に鞍替えした人ってのは見当たらない。個人的には今回の参院選において国民民主党がやらかした一番大きな失策は須藤元気氏の擁立だと思っていて、5月に観測気球が上がった時から私自身も猛烈な反発を覚えた。この擁立によって医療・農業関係者の一部からそっぽをむかれ、結果として自民党に流れた票もあるだろう。しかし今回選挙活動を追いかけ、この擁立は理解できるところもあるなと思ったので増田に書いておこうと思う。
結論から言えば「国民民主党の広告塔になる議員を増やしたかった」のが目的だったのだろうと推察する。選挙活動を追っかけている人ならわかるが、知名度のある政治家の現地入りというのは選挙への効果がかなり大きい。国民民主党で言えば玉木代表、榛葉幹事長が現地入りするとかなりの数の聴衆が集まり票獲得につながる。今回の参院選では玉木氏、榛葉氏はそれはそれは全国を駆け回って各地の有権者へのPRを続けていた。誰かが「誰もが認める玉木雄一郎評は”体力おばけ”」と言っていたが、正直マジで常人離れしたスケジュールをこなしていたと思う。榛葉氏も同様に常人離れした遊説を繰り返していた。が、結局知名度を活かした数打つ遊説ができる議員はあの2人に偏ってしまっていた。2つのリソースをぶん回すには限界がある。代表や幹事長はメディアで政策論をぶつけながらの遊説であったので限界を超えた稼働率になっていたのは想像に難く無い。
須藤元気氏は知名度のある体力おばけである。どさ回りに強く、挨拶やビラ配りの能力が人外レベルに高い。一方で政策論が弱く、医療や農業の話では民間療法・農法を熱く語る人に騙されて間違った意見にハマっていく。こういう言い方は須藤元気氏に大変失礼ではあるが「政策を語れない玉木雄一郎」という評価が(少なくとも今時点では)当てはまると思っている。ただ、須藤氏は本当に素直で実直に活動することができるため、正しく学ぶ機会さえあれば国民民主党の強い力になったのは間違いないだろう。福田とおる代議士から説明を受け、話を聞き理解を示そうとした姿勢は嘘ではないと信じたい。
選挙の街頭演説はどうしても単語と名前を覚えてもらうのが主。正直なところ党代表や幹事長が労力を割くとコストパフォーマンスが悪く、できることなら他の人に任せておいて上層部はメディア戦略や討論で大きく網を張るべきである。地上戦では須藤元気氏が戦い、空中戦で代表・幹事長が戦うという体制が取れれば次の選挙、その次の選挙も盤石であったという目論見での擁立であったのではないだろうか。
という仮説が正しかった場合、責められるべきは党の擁立の説明が不足していたという点である。「我々は党の知名度を上げ、次の選挙を戦い抜くために須藤元気氏を擁立する」「国民民主党には医師もいる、農業に詳しい人もいる。これまで彼が語ってきた政策面の誤りは党として責任をもって指導し、一緒によい政治を目指していく」というようなことを重ね重ね有権者に語るべきだったのではないか(誓約書って何??)。国民民主党の支持者で須藤元気氏の擁立に納得いかなかった層もこの説明であれば飲み込めなくはなかったと思っている。擁立反対派の全員が肯定するとは言えないが。
そりゃ「須藤元気氏を玉木代表の代替として選挙戦のリソースとして使います」と言えば須藤氏は嫌だろうけど、これまでの負の言動を党の力で軽減する+公認候補とするという扱いのバーターとするならそこは飲んで貰うのが筋ではないだろうか。有権者への説明と須藤氏との協議がきちんとなされていれば国民民主党は更に勢力を伸ばし、この複雑怪奇になった与党政治のいいカンフル剤となったと思う。そのような未来にならなかったのが重ね重ね残念である。
最近「テクノロジーで政治をかえる」だの、「デジタル民主主義」だのって、やたらと情報工学系のバズワードを振り回す新党がある。「チームみらい」だ。
正直なところ、俺みたいなお堅い開発やってる情報技術者からすると、最初は「またか」ってのが正直な感想だった。政治家が「IT」って言い出すと、ろくなことにならないってのが経験則だからな。
でもちょっと調べてみたら、「チームみらい」の言ってることには、確かに耳を傾ける価値のある部分と、背筋が凍るような懸念点が同居してるってのがわかってきた。
まず、彼らの主張と、俺がポジティブに受け取った点から見ていこうか。
彼らは日本の政治を「バグってる」と表現し、「行政サービスは相変わらず使いづらい」と現状認識は一致する。
「テクノロジーで、政治の透明化・効率化を実現する。それは今すぐできる。そしてあなたの生活を着実に改善できる」と謳ってる。目標としては「テクノロジーで透明化、効率化、スマート化」を目指すんだと。まぁ、これは誰でも言うよな、って感じだが。
「1議席を得て国政政党になったら、政党交付金で永田町にエンジニアチームをつくる」と明言してるのは驚いた。これが絵空事じゃないなら、これまで口先だけだった「IT化」「DX推進」とは一線を画す。
党首の安野たかひろ氏自身がAIエンジニア・起業家だというし、公認候補者の中にも複数の情報技術者がいるのは確認できた。「手と足を動かす実践型」を標榜してるってのも、従来の政治家とは違う姿勢だな。
「自ら開発した政治資金透明化ツール Polimoney にてすべて公開」してるってのは、実際に手を動かした証拠だ。これは評価できる。
「政策をAIと対話しながら深掘りし、意見や要望も簡単に送れる世界初のチャット機能も搭載」したマニフェスト や、「政治参加を"楽しく"可視化!ゲーミフィケーション導入のアクションボード」なんてのも作ってるらしい。これらは「デジタル民主主義」を単なるスローガンで終わらせないという意欲の表れだろう。
ここからが本題だ。彼らの主張を聞いて、俺の脳内には危険信号が点滅しまくってる。
何故なら「具体的な『(情報工学としての)マニフェスト』も『仕様書』も『実装計画』も決まってない」から。
彼らは「アジャイルに、現場で改善していく」って言いたいんだろうが、「基幹システム」と「Webサービス」を一緒にしてはいけない。
銀行の勘定系なんて、たった一行のコード変更でも何十ページもの影響分析とテスト計画が必要になるんだぜ?国民の税金や個人情報、社会保障に関わる行政システムは、国民全員の生活の基盤だ。それを「バグってるから現場で直す」なんて、詳細な設計書も持たずにメスを入れるようなものだ。そんなリスキーなことを許せるか?
「テクノロジーは、難しい技術のことじゃない。できなかったことを、できるようにする方法のことだ」、って言うが、その「できるようにする方法」をどう「堅牢に」「安全に」「持続可能に」実現するかが、情報工学の肝なんだよ。
彼らが作ったPolimoneyやAIチャットは、あくまでプロトタイプや限定的なツールだ。素晴らしいが、それは「小さなシステム」での成功例に過ぎない。全国民が利用する行政サービスを、あのレベルでアジャイルに改善し続けられるのか?アクセスが集中した時、障害が発生した時、どうする?
勘定系システムなら、トランザクション一つが飛んだら新聞沙汰だ。行政サービスもそれに近い重要性がある。「後から直す」では許されないレベルのシステムを彼らがどう扱うのか、その哲学が全く見えてこない。
日本中の行政システムは、半世紀以上かけて積み上げられたレガシーの塊だ。古いCOBOLやFortran、紙のワークフローがそこら中にある。永田町にエンジニアチームを作ったとして、彼らが直面するのは、壮絶な「負の遺産」との戦いだ。
「既存の枠組みにとらわれることなく活動していきます」というが、既存の枠組みに「縛られまくってる」のが日本の行政システムなんだ。これらをどう「解体」し、「再構築」していくのか。それには膨大な時間、予算、そして何よりも緻密な移行計画が必要不可欠だ。
「エンジニアチームが政治や社会の課題を次々解決」 ってのは聞こえはいいが、誰がその「課題」を定義し、どの「解決策」が正しいと判断するのか?エンジニアが政策立案まで牛耳るのか?
今現在としてマニフェスト(情報工学)や仕様書がないということは、「誰が、何を、どう作ったのか」という明確な責任の所在が曖昧になるリスクもはらむ。国民への説明責任をどう果たすのか?
「チームみらい」がこれまでの政治の慣習を破ろうとしている点は評価する。エンジニアを政治の中枢に入れようとする試みも、既存の政治家が積極的にやろうとしなかったことだ。
しかし、彼らがやろうとしているのは、町中の小さなウェブサイトを作るような話じゃない。国家の基幹システムを「アップデート」する話だ。それには、「バグってるから直す」というシンプルな熱意だけでは足りない。
必要なのは、システムの全体像を見通すアーキテクチャ設計能力、膨大なリスクと向き合うセキュリティ設計、そして長期的な運用を見据えたメンテナンス計画だ。
「アジャイル」は魔法の言葉じゃない。基幹システムにおいては、アジャイルの導入にも緻密な計画と準備、そして極めて高い技術力と経験が求められる。
この党が、本当に日本の未来を明るくできるのか、それとも「デジタルの皮を被った理想論」で終わってしまうのか。今の段階では、期待と不安が五分五分だ。彼らが単なる「手を動かす」だけでなく、「システム全体を見通す頭」と「国家レベルの責任を背負う覚悟」を具体的に示せるかに、全てがかかっていると俺は思うぜ。
はてなーは情報工学にそこそこ詳しい連中が揃ってるんだからコレくらいは言って欲しい。
正直、最も不安を覚えるのはチームみらいへ対しチームみらいに勝るとも劣らないレベルの曖昧でふんわりとした評価しかコメントできないお前らへ対しての不安が大きすぎる。
個人的に、安野氏には今回メチャクチャ惨敗したとしても次回また挑戦して欲しいね。もちろん再挑戦は「何が足りないのか?」を指摘してる連中の意見をしっかりと受け止めてやって欲しいね。
Permalink |記事への反応(15) | 15:11
参政党ってさ、「日本人ファースト!」とか「外国勢力から日本を守る!」とか、威勢のいいことばっかり叫んでるじゃん。支持してる人たちは、きっと純粋に日本の未来を憂いてるんだろうなとは思うよ。でもさ、ちょっと待ってほしい。その参政党のやってること、言ってることと真逆じゃないか?って話。
まず笑っちゃうのがロシアとの関係。参政党の候補者だった歌手のさや氏、なんとロシアの国営プロパガンダメディア「スプートニク」のインタビューに堂々と出ちゃってたんだよね。スプートニクって、EUじゃ放送禁止食らってるようなガチのプロパガンダ機関だぞ。そんなところに「外国から日本を守る」政党の候補者が出演するって、どんなギャグだよ。
で、この件がバレたときの神谷代表の言い訳がまたすごい。「末端職員が勝手にやった。党は許可してない」だってさ。出たよ、トカゲの尻尾切り。党のガバナンスがガバガバですって白状してるようなもんじゃん。一番警戒しなきゃいけないはずの外国の情報戦に、自分からノコノコ出向いて利用されてる。これで「日本を守る」とか、口が裂けても言えないだろ。
ロシアだけで終わらないのが参政党のすごいところ。お次は中国だ。あれだけ「中国資本による土地買収がー!」って騒いで、支持者の不安を煽ってきたくせに、北海道選挙区の公認候補だった田中義人氏は、その中国資本と取引があったって報じられてる。
北海道、特にニセコ周辺は外国資本、とりわけ中国資本による土地買収が問題になってる場所だ。まさに参政党が「日本の土地が危ない!」って主張するど真ん中のエリアで、自分とこの候補者がチャイナマネーと関係を持ってたかもしれないって、どういうこと?これじゃあ、口では威勢よく反中を叫びながら、裏ではしっかりビジネスしてるって思われても仕方ないよな。理念より金が大事ってことか?
そもそも、党の看板である「日本人ファースト」自体が胡散臭い。神谷代表、昔テレビで「あれは選挙のキャッチコピー」「選挙の間だけ」って言ってたんだよな。なのに、後になったら「選挙後も方針は変えない」とか言い出すし。どっちなんだよ。支持者の顔色見ながら言うことコロコロ変えてるだけじゃん。
極めつけは、演説で飛び出した「チョン」っていう差別発言。本人は慌てて「今のカット」とか言ってたけど、内心ではそういう排外的な意識があるってことの表れだろ。「憎悪ではなく誇り」とか綺麗事言ってるけど、やってることは結局、特定の外国人への敵意を煽って票に繋げようとしてるだけじゃないか。
結局のところ、参政党の「日本人ファースト」なんて、ただの客寄せパンダなんだよ。その実態は、脇の甘いガバナンスで外国のプロパガンダに利用され、足元では理念と矛盾する行動を取る。そんなご都合主義の塊みたいな政党に、日本の未来を任せられるわけがない。口先だけの愛国に騙されたら、それこそ日本の危機だと思うね。
https://reiwa-shinsengumi.com/member/san2025_mayaokamoto/
なるほど声優さんか。法的にだけでなく経済的な意味での表現の自由を守ることにも言及してるはだいぶポイント大きいな。問題は政党の規模がショボいことだが。どうせ勝つだろう山田太郎じゃなくてこっちに比例入れるのもありかもな。
岡本麻弥 / おかもと まや
40年間、声優として生きてきました。
インボイスは日本のポップカルチャーの土壌を壊すだけでなく、農業、建築などインフラを支える事業者をはじめ、多くのフリーランスや中小企業に負担を強いています。
どんな立場でもすべての人が社会の一員。その人々の声を国会へ。そしてエンタメの力で政治は、社会は変えられることを示したい。
【参政党の闇が深すぎ・・】元公設秘書の自●|武田邦彦が暴露(ダニエル社長の週刊ニュース)
https://www.youtube.com/watch?v=wkgH5uVx8vc
(ダイジェスト)
――僕が前に、神谷さんから聞いたのは「武田先生にお願いをしたら、神谷さんあなたは出ないんですかって言われて、あなた出ないんだったら私も出ません、みたいに言われたから仕方なく出た」みたいなことを神谷さんがどっかで言ってたんですけど。これは事実ですか?
【武田邦彦】
嘘だと思いますね。彼(神谷宗幣)はもう「嘘」と「本当」がこう入りまじってますからね。
僕が付き合うような人っていうのはそう簡単に嘘の言わない人ばっかなんですよ。普通はそうです。ほとんどの場合、嘘ですから、彼(神谷宗幣)は。
まあ、本当のことってはめったに言わないじゃないですか。
もうほとんど嘘だからね。ただ日本人の場合ほとんど嘘を言う人がいないっていう風に思ってるので。今でも参政党になってる人もいるしかわいそうだと思いますね。
――参政党といえば、なんとなく「DIYで、みんなでつくる政党」みたいなイメージを最初から掲げていたと思うんですけど、それって最初からあったんですか? それとも、実は最初からなかったんですか?
【武田邦彦】
参政党というのは、もともと吉野さんとか、あとはもう亡くなられた平岡さんとか、ああいった方々が中心になって作られたものなんですけど、結論から言えば、最初から言っていたことは、ほとんど全部が嘘でしたね。
【武田邦彦】
はい、全部嘘でした。たとえば、自分たちの力でやるとか、他の団体のお金は使わず、自前でやるとか。そういったことは、すべて嘘でした。
僕が言ってきたことは、ただ一つ。「言ったことと、やったことを一致させてくれ」という、それだけなんですよ。武田が何を言われようと、僕が参政党の中でやってきたことといえば、ただ一生懸命、選挙運動をして、参政党を応援してきたという、それだけです。
それから、「民主的にやってくれ」とも言いました。これは、参政党の内部でどう決めるかは別として、政党助成金を受け取る以上、民主的な仕組みにしなければならない。これは法律的な話なんです。
つまり、独裁的な運営が良いという場合もあるかもしれない。でも、その場合は政党助成金は受け取れない。共産党が助成金を受け取っていないのも、そういう理由ですよね。
でも今の参政党って、党首を決める選挙もないし、全然民主的じゃないのに、政党助成金は受け取っている。それって本当に大丈夫なんでしょうか。
僕としては、法律的な議論はいろいろあるにせよ、ああいった体制のまま助成金をもらうのは、やっぱりおかしいと思うんです。だから、党のボード会議でも、「助成金を受け取る以上は、ちゃんと党首を選挙で選ぶとか、民主的な仕組みにしないといけない」と何度も言いました。
でも参政党は、もう最初から党首を変えられない仕組みになっている。それが最大の問題ですね。
【武田邦彦】
いま党の中にいる人たちの話を聞くと、もう全部「嘘のほう」を信じている。そういう状態なんです。だから、仕方ないといえば、仕方ない。
というのも、あれだけ頻繁に嘘をつく人って、普通あまりいませんよね。だから、見抜けないというのも分かる気はします。
でも、もう今の参政党に残っている人たちって、ほとんどが完全に信者になってしまっている。「何を言われても、それを信じる」という人しか、もう残っていないんですよ。
――それは、かなり危うい状況ですね。
【武田邦彦】
そうですね。客観的に参政党を見ながら、「よくなったらいいな」と思っている人は、もうほとんど残っていない。そんな状態になってしまった。
――変えようにも、もう手がないということですか?
【武田邦彦】
そう、変えようと思っても無理なんです。もう変える手段すらないんですよ。
(3)神谷宗幣はその時、その時、嘘をつくだけ
【武田邦彦】
今から考えれば、簡単なことなんですよ。別に、その時その時に嘘をつくだけのことだから。そんなのに真面目に相手していたら、まずいんです。
【武田邦彦】
パワハラの内容は、怒鳴り散らす、すぐクビにする、説明しない――もう、こういう感じなんですよ。
典型的な、「こんなパワハラあるのか」と思うほどのパワハラです。
それに、セクハラもありました。もう、そこら辺の女性にすぐ手をつける。
断わったら、「お前、公認しないぞ」だとか、そういう言葉になるんです。
だから当然、「これは危ないな、(自殺も)起こりうるな」と思って、僕も頑張ったんですけどね。
でも本部というか、その人たちが、党員とか公認候補の女性たちにまで手を出してしまう。
僕、「よくいるな」と思って。
――それ、誰の愛人なんですか?
【武田邦彦】
その人が、同じ会議に平然と座っている。
それがね、非常に不思議でね。
いや、どうなってんのかな。
――その人と神谷さんが愛人関係だというのは、もう明確なんですか? 噂とかじゃなく?
【武田邦彦】
もっと細かく言ってくれる人もいました。どういう生活をしているかとか。
それでね、今の質問は良くてね。
僕が「愛人」というと、「何でそんな噂を聞いたんですか」と聞かれるけど、そうじゃない。
僕は公的に聞いているんですよ。そういうことって、普通は言いませんよね。
みんなが公的に聞いているって、何でかっていうと――街頭演説でやってるんですよ。
そう、そんな感じなんです。
たとえば席なんかは、参政党の首脳部の会議で「誰それは神谷さんの愛人ですよ」と普通に言っているんです。普通なんです。
――それはもう、神谷さん本人が公表しているということですか? 内部的に?
【武田邦彦】
内部的というか、いや、街頭演説で「愛人がいて何が悪い」って言っているんですから。
――でも、「誰が愛人だ」とまではさすがに言っていないですよね?
【武田邦彦】
言っているかもしれませんね。かもしれないです。
それで、僕もこれちゃんと公的に聞いたんですけど、東京にいる時は「愛人の家から参議院会館に通っている」っていうのを、ちゃんと言っているんです。普通に、こう。
考えられないですよね。
――その矢先というか、そういう文脈の中で、あの元公設秘書の方の自殺が起きた。
【武田邦彦】
チームみらいを支持していたけど、そもそも彼らの視界に入っていないのではないかと不安になってきた。
選挙前なので公認候補者一覧を読んだ。プロフィールを読むと不思議なことに気づいた。どの候補者も東大からボスコン、とか華やかな経歴を書いてアピールしてあるのだが、一人「大学卒業後」とだけ書いてあって、大学名を伏せている人がいる。
気になって調べてみたら亜細亜大学卒だった。
びっくりした。彼らは「亜細亜大学卒は有権者に誇れる学歴じゃない」と思っているんだ!
俺は地方都市に住んで20人くらいの部下を持つ管理職なんだが、そのうち大卒の人は15人くらいで、全員亜細亜大学以下の知名度・偏差値しかいないのよ。残りは専門学校卒。それでも周辺の企業の中では大卒比率は結構高めだ。町内会の人たちも、地元を出たことない人がほとんどだから、大卒だったとしても同じような学歴だと思う。そういう人達から見たら亜細亜大学って悪くない、というか良い学歴だと思うんだよね。今の日本って大卒が50%くらいなので、亜細亜大学卒以上っていったらかなりの上澄みだと思う。
チームみらいは「誰も取り残さない」というけれど、彼らの視界の中に亜細亜大学未満の大学卒の人たちとか高卒・専門卒の人は入っているのかな?「(全国的に名の知れた大学卒の人たちなら)誰も取り残さない」って言っているんじゃないかと不安だ。そうだとしたら、うちの会社の社員や町内会の人たちはみんな取り残されちゃうな。
衆議院衆院東京15区補欠選挙で国民民主党の公認候補に内定し、その後に取り消されて自殺した高橋茉莉さん。
玉木の不倫相手で、ばれたら一歩的に関係を切り捨てられて活動停止になった小泉みゆきさん。
クインティリス(7月)に元老院選挙を控えたこの年の政治状況は、一言でいえば「腐敗の極致」であった。
実態がどうであったかは別にして、国民が感じた閉塞感は、まぎれもなく現実だった。
国家成立から殆どの期間において権力の座を占めていた与党への反感はピークに達し、さりとて巨大野党への失望は留まるところを知らなかった。
そんな中、ごく短い期間で爆発的に市民の支持を集めた政党があった。
タミクスは明快な語り口で国民生活の改善を訴え、WebメディアやSNSを用いて露出を増やした。
前年(執政官キシダリウス・モデラトゥスの年)に実施された庶民院選挙で国家民衆党の議席は3倍となった。
今夏の元老院選挙においても党勢の拡大はもはや既定路線だと思われた。
タミクスが近い将来に執政官となることを、市民は期待していたし、そのために熱狂的に支持もした。
彼は妻への裏切りを報じられたことで、謝罪に追い込まれるなど、完璧とは程遠い人物だったが、それでも市民は彼のことが好きだった。
それはユニウスのカレンダエの10日前、5月22日のことであった。
予兆と言えるものや噂がなかったわけではないが、国家民衆党から発表された元老院選挙の公認候補者は市民を騒然とさせるに十分であった。
後に一部のジャーナリストから「汚染の四頭立て戦車(Quadriga Pollutionis)」と称された彼らは次のようなものであった。
| シラリア・ドミティア | 元庶民院議員。不貞、公金の不適切な流用、議員特権の濫用等多くの疑惑に対し説明責任を果たさないまま任期満了により失職。 (歴史家により死ぬまで沈黙を貫いたとする者、晩年自己弁護に満ちた釈明を行ったとする者に分かれる。) |
| アダキウス・ウァレリアヌス | 元庶民院議員。議場での過激な発言により度々懲罰勧告を受けたと伝わる。 様子がおかしかったとする歴史家がいる一方で、評価する声もあるなど毀誉褒貶の激しい人物であった。 |
| ゲニキウス・ウェリディクス | 元元老院議員。根拠なき扇動者として有名であり、疫病の原因を瘴気とする陰謀論を吹聴していた。 また邪教の指導者を積極的に支援するなど、国家民衆党の主張と整合しないと批判された |
| ドミティア・アクシアナ | 元元老院議員。議員特権が忘れられないのか公認してくれるならと次々に政党を渡り歩いて選挙に出馬し、 落選を繰り返していることで有名であった。 |
シラリアは主に過去の不祥事が、ゲニキウスはその荒唐無稽としか形容しようのない主張が糾弾の対象となった。
(アダキウスは巻き添え被害のようなものであり、ドミティアに至っては単に特権を求めるだけの主義なき俗物ではあったが、信義を軽んじる恥知らずは多くはないが珍しくもない程度には同時代の政治家の中に存在した。)
タミクスや幹事長であるシルウァヌス・アリケルスは日夜記者会見という名の弁明行為に忙殺された。
曰く「説明責任を果たさず当選できるほど元老院議員の資格は軽くないと本人に伝えている」
曰く「誓約書に基づき、国家民衆党の方針に従わなければ公認取り消しもありうる」
ただ、公認の理由や、今後の対応について問われても、返されるのは曖昧模糊とした言葉ばかりであり、会見でかつて見られた軽妙さはどこかに消え失せていた。
カンナエ後のハンニバルや、敗戦続きのマケドニア王フィリッポスのように、精彩を欠いた采配でただただ時間を空費しているように見えた。
弁明の日々は続いた。
熱狂的な支持さえあれば、多少のスキャンダルは押し切れる、そう高を括っていたのだろうーーとある者は囁いた。
タミクスの不貞が露見した時も、民衆は彼が掲げる大義に期待し、人間性は不問とした。
市民も、ジャーナリズムも、タミクスが口で「指摘を受け止める」と言いながら行動に移さないことに辟易していた。
国家民衆党の地方組織すら、特に批判の中心であったシラリアの公認取り消しを求めていた。
(全ての都市、属州がそのような嘆願をしていたという同時代の証言もある。)
シラリアが会見を行うとの情報が流れ、タミクスは弁明の場と化した会見場でそのことに触れ、記者にこう告げた。
タミクスのフィデス(信義)を問題にする声もあったが、この時の人々の関心はシラリアの会見であった。
シラリアの会見はユニウスのイデスの3日前(6月10日)、首都たるインペリアーリス・トキオルムの議場内でなされた。
二時間半に渡る会見をメディアはただ一言、「説明なき黙秘会見」と称した。
記者の怒号にも似た質問の後に残るのは、遺憾の意に飾られた沈黙のみであった。
ユニウスのイデスの2日前(6月11日)、二時間半に渡る逃亡劇への回答は公認の取り消しであった。
擁立候補者選定におけるタミクス、シルウァヌスの責任を問う声は収まらず、またゲニキウスについても会見を実施するよう求められていた。
少なくともこの時は、タミクスもシルウァヌスも失った支持を取り戻すという先の見えない仕事に希望を見いだせていないように、人々の目には映った。
さて、結果を知る我々とてわからないことがある。
いや、その後何が起こったのか、結果を知っている我々だからこそ、この時のタミクスの行動原理は不可解であり、わからないことだらけだ。
同時代の人と同様に「時勢を読み違えた」「一時の好調に浮かれ、近視眼になっていた」とする見方が現代では主流であるように思う。
なるほどそう考えると矛盾はすくないだろう。
パトロヌスであるウニオンが候補者選定に介入した可能性を指摘する歴史学者もいる。
私が思うに、タミクスはこの4人を勝利のためではなく、粛清のために擁立したのだ。
換言すれば、党勢の拡大にブレーキをかけることになってでも、この4人を議場から除かねばならないと考えたのだ。
シラリアは個人的な問題は置くとして、政治倫理の面で国家民衆党の掲げる理想に反しているため、除く必要があった。
ゲニキウスはアテナイのクレオンなどと比べれば遥かに矮小ではあるが、扇動者というものの危険性を理解していたタミクスは芽が小さいうちに抜くことを決意した。
ドミティアに関してはフィデスの問題である。フィデスなきドミティアはタミクスが理想とする議場に居座ることすら許されぬ第一の存在であった。
アダキウスについては正直少々わからないところもあるが、第二次ポエニ戦争におけるクラウディウス・ネロのように、成果を上げる半面、その無謀さと予測不能な動きをタミクスが嫌った可能性はある。
少なくともアダキウスを除く3名は粛清の対象であったことは間違いないだろう。
これら除去されるべき対象を自党で擁立すると発表し、あえて優柔不断な態度をとることで批判を集中させた。
折を見て会見を開かせ、疑念を払拭できなかったとして庇護を剥奪したのだ。
廃物置き場に鎮座してはいたが、使いようによってはまだ議員となる可能性があった者たちを擁立し、元から残っていなかった価値をさらに念入りに毀損し、他の政治屋どもが再利用できないようにした。
これが事の真相であったーーと私は考える。
歴史の秘める豊かな可能性の一つとして、本説が一隅を占めることを許されたなら幸いである。
Ave fictio, salve historia.
Q.
A.
「自民党に入る」と「自民党会派に入る」には重要な違いがあります:「自民党に入る」:自由民主党の正式な党員になること党の規約や方針に従う義務が生じる党費を支払う必要がある党の意思決定に参加できる党の公認候補として選挙に出馬できる可能性がある「自民党会派に入る」:国会内での議員活動における所属グループ(会派)として自民党を選ぶこと必ずしも自民党員である必要はない議会運営上の便宜的なグループ分けの意味合いが強い委員会の配属や質問時間の配分などで自民党と同じ扱いを受ける表決の際に自民党と同じ投票行動をとることが期待される例えば、無所属議員でも自民党会派に所属することは可能です。また、自民党員であっても、状況によっては別の会派に所属することもあり得ます(ただし、実際にはまれです)。
捜査関係者によりますと、今年4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で国民民主党の公認候補として内定し、その後、内定が取り消されていた高橋茉莉さんが、今月4日、東京・千代田区の自宅マンションの敷地内で倒れているのが見つかりました。
高橋さんは病院へ搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。現場の状況などから自殺とみられるということです。
https://news.ntv.co.jp/category/society/6fddf752e4e84112a49b10bbb72e167e
若くてお金がなかった頃に、ラウンジという夜職(キャバクラの高級版でモデルや女優の卵みたいなのが接客する、セックスなし)で働いていたことがバレて公認取り消しにされていた
蓮舫氏の敗因、共産党の全面協力で票が逃げた?野田元総理「足し算ではなく割り算だっかもしれないとの指摘も出てきた」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ff5336f170c9d98618d1e96b490c42df12eca68
立憲民主党の野田佳彦氏は4月28日にあった東京15区の補欠選挙に触れて「あのときに我々の担いだ新人が公認候補で、共産党からも応援をしていただいて当選した。多分そのイメージがあって。東京都って都議会議員だと立憲は15人しかいない。共産党は19人いる。足し算で考えるとその力は無視できないから、蓮舫氏が無所属になったこともあり、応援してもらうのはありがたいという風に考えたのが基本戦略だったのだと思う」と推測。しかし「ただ『足し算で済まないよ』と。それはむしろ掛け算にもならず、逆に割り算だったかもしれないという指摘も出てきた」と明かした。
「『立憲共産党』と言われてもずっと戦ってきているし、いまもやっているので全然気にしないが、ただ世の中の見方というのはよく注意しなければいけない」と自戒を込めて語った。