
はてなキーワード:僕は思うとは
僕は今夜、ルームメイトがリビングで実験的にベーコンを低温調理している匂いを鼻孔の厳密な位置で嗅ぎ分けながらメモ帳を開いた。
朝は6時17分に目覚ましを止め(そのミリ秒単位の遅延は許容されない)、6時18分にコーヒーの比率を変える習慣を行い、靴下は左から右へ、座席は常にソファの北東端(座る位置は位相対称性を破らない)である。
食事は火曜日のパスタの残り物は三等分して水曜と木曜の朝食に回す。洗濯は必ず偶数週の水曜に行い、洗剤は0.8倍希釈、脱水は中速、干す向きは北向き。
ルームメイトがドアに爪痕をつけたら即座にログを取り、隣人が郵便物を誤って取った場合は「郵便誤配報告フォーム」を三回に分けて提出する。
こうした儀礼を守ることで僕の内的位相空間が安定するのだと論理的に考えている。
今日の思考の核は超弦理論と量子情報の交差点についての、かなり尖った自己流の定式化にある。
まず、僕は物理的直感を避けて抽象数学で事象を語る。弦理論の摂動系列を有限厚さの∞-圏としてモデル化し、ブレーンを対象、開弦状態をモノイド的なホモトピー演算子として扱う。
局所座標の代わりにファクタリゼーション代数を使い、スパイダー図式を経て得られる交叉相互作用を高次ホモトピー群のコハート化として再解釈することを提案する。
ER=EPRについては、古典的なワームホール=絡み合いという語り方を離れて、僕はエントロピー・双対モジュールの同値性という言葉で捉えている。
つまり、二つのエントロピックモジュールの被覆圏と、それらに対応する重ね合わせのコボルディズム(圏論的な結合双対)を同一視することでER=EPRを圏論的に定式化できるのではないかと考えている。
これを超弦理論に接合するには、AdS/CFT 的なホログラフィック双対の場で、境界側の張力的演算子族が内部のブレーンカテゴリ(例えばフカヤカテゴリやコヒーレント層の導来圏)に対応するという見方を取り入れる。
すると、エントロピー双対モジュールの同値性は、境界とバルクの間で起こる圏の再同型化として現れ、ER=EPRは本質的に圏的ホログラフィーの一命題になる。
ここで僕が提案する小さな拡張は、量子誤り訂正符号のコード代数を∞-圏の射として扱い、その可換性条件がワームホールのコボルディズムの可逆性と一致するというものだ。
これにより、エントロピーの再構成操作がブレーン間のファンクターとして自然に理解でき、局所性の回復を説明する新しい枠組みが得られると僕は思う(これは僕の勝手な定式化で、厳密性は今後の証明を待つ)。
今日はそのメモを、黒板に書く代わりにルームメイトの背中越しにノートに書き留めた。
ところで、僕は靴の磨き方にも数学的基準を設けている(円周率の小数を用いた磨き順列を使っている)。
出かける前のチェックリストはトポロジー的順番、たとえば鍵→財布→スマホ→ペンという順序は位相連結成分を最小化するから合理的だ、と説明すると友人たちは顔をしかめるが、これを守ると予測可能性が上がる。
今夜はRPG系ではELDENRINGのビルド論とRTAコミュニティのメタ的動向を気にしていて、この作品が2022年にFromSoftwareからリリースされ、多くのビルド最適化やメタが確立されていることは周知の事実だ(初リリースは2022年2月25日)。
また、このIPは映画化プロジェクトが進行中で、A24が関与しているという報(映画化のニュース)が最近出ているから、今後のトランスメディア展開も注視している。
僕はソウルライクのボス設計とドロップ率調整をゲームデザインの位相安定化とは呼ばないが、RTA勢のタイム削り技術や周回遺伝(NG+)の最適手順に対して強い敬意を持っている。
ファンタジーRPGの装備付け(メタ)に関しては、装備のシナジー、ステータス閾値、クラフト素材の経済学的価値を語るのが好きで、例えば「その装備のクリティカル閾値を満たすために残すステータスポイントは1だが、その1が戦闘効率を%で見るとX%を生む」というような微分的解析を行う。
FFシリーズについては、Final Fantasy XVIがPS5向けに2023年6月に、続いてPC版が2024年9月にリリースされ、さらに各プラットフォーム向けのロールアウトが段階的に行われたことなど実務的事実を押さえている(PCリリースは2024年9月17日)。
僕はこのシリーズの音楽的モチーフの再利用やエンカウンター設計の比較研究をしており、特に戦闘ループの短周期化とプレイヤー感情の連続性維持について言及するのが好きだ。
コミック方面では、最近の大きな業界動向、例えばマーベルとDCの枠を超えたクロスオーバーが企画されるなど(Deadpool×Batmanの一連の展開が話題になっている)、出版社間でのIPコラボが再び活発化している点をチェックしている。
これらはコレクター需要と市場流動性に直接影響するため、収集と保存に関する経済的最適化問題として興味深い。
今日、隣人が新しいジャンプ作品の話題を振ってきたので僕は即座に最新章のリリーススケジュールを確認し、One Pieceの次章の予定についても把握している(最新チャプターの公開予定など、週刊連載のスケジュール情報は定期的に確認している)。
例えば「午後9時に彼らがカップ麺を食べる確率は、僕の観察では0.83だ。ゆえに僕は9時前に冷蔵庫の位置を変えるべきだ」という具合だ。
結語めいたものを言うならば、日常のルーティンと高度に抽象化された理論は相反するものではなく、むしろ同じ認知的圏の異なる射影である。
だから僕は今日もルームメイトの忍耐を試す微細な仕様変更(例えばリモコンの向きを30度回す)を行い、その反応をデータ化している。
さて、20時30分だ。これでノートを閉じ、決まった手順で歯を磨き、眠りの準備に入る。明日の朝のアジェンダは既に分解されているから、心配は要らない、と自分に言い聞かせてから寝るのが僕のやり方だ。
【転載】北九州市の『ムスリム用ハラル給食』に関する市議会質疑は相当面白かった - INVISIBLEDojo. ーQUIET &COLORFUL PLACE-
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/m-dojo.hatenadiary.com/entry/2025/09/22/090812
これのブコメがけっこう酷いのだけれど…
は特に酷い
ハンバーグ好き好き教がなぜ、カウンターになるの分からないが、ハンバーグが子供に人気の食べ物であることを考えると
好きな物だけを食べさせろという一般的にわがままと思える主張と宗教上の配慮を求める主張を同一視しているのだろう
毎日ハンバーグは栄養の偏りという点から却下されるが宗教上の配慮は、そう簡単ではない
宗教上、給食が食べられないとなった場合、給食の目指すところである、子供の健康を害する恐れがあるためである
神主の家系に生まれながら継がなかった身としては、命や健康より大事なものがあるのだろうかと思うが他所の事情は分からないし、そういう人たちもいるのだろう
まあ、わがままだと主張するのは分かるけれど学生団体出てこないかなが酷いのだ
まだ、道理の分からない子供が主張するのは分かるが、成熟したはずの大人が自身の主張を子供に擦り付けようとしている
僕は甲殻類アレルギーがあるが喉がイガイガする、痒くなる程度で重度ではなかった(エキス程度は問題ない)
当時は、アレルギーに対する考え方が今ほど厳しくなかったこともあり、配慮も何もなくヤバそうな物が出た時は、友達に食べて貰っていた(そもそも給食で甲殻類はほとんどでない)
そのような中で、配慮してもらっていたそばアレルギーの子を羨ましく思ったことはある
体に強いコンプレックスがあり、人前で肌を晒さすことに強い抵抗があるから、プールを生理で休める女子を羨ましく思ったこともある
だから、子供があいつだけズルいと思うことはあると思う、でもそれは、道理が分からないからでしょう、過去の自分を正当化するようで恥ずかしいが
なのに道理を分かっているはずの大人が、当てつけを道理の分からない子供にやらせようとするその醜悪さに自覚がないのだろうか
コメントした人も☆を付けた人も少し考えてみた方が良いと思う
第20条
・信教の自由は,何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も,国から特権を受け,又は政治上の権力を行使してはならない。
教育基本法
第15条
第1条
・この法律は、学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資するものであり、かつ、児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で
重要な役割を果たすものであることにかんがみ、学校給食及び学校給食を活用した食に関する指導の実施に関し必要な事項を定め
もつて学校給食の普及充実及び学校における食育の推進を図ることを目的とする
第10条
・栄養教諭は、児童又は生徒が健全な食生活を自ら営むことができる知識及び態度を養うため、学校給食において摂取する食品と健康の保持増進との関連性についての指導
食に関して特別の配慮を必要とする児童又は生徒に対する個別的な指導その他の学校給食を活用した食に関する実践的な指導を行うものとする
以上の3つがまず、議論の大前提なのだがそれを満たしているブコメが少なく感情的なものが目立つ
代表的なのは「出ていけ」や「イスラムは他に配慮しないだろ」的なものであるがどちらもこの問題には関係ない
日本人がイスラム教国に行って様々な権利の制限を受けても、日本国憲法の及ぶ範囲では、そのようなことは一切関係なく平等である
特定宗教への配慮が宗教的活動に当たるのかという議論はあって当然だが
文部科学省は「外国人児童生徒受入れの手引き」で一定の配慮を求めているのが現状
この問題は、宗教的活動に触れるからと宗教へ一切の配慮を行わなかった結果、特定の宗教が大きな不利益を被る可能性がある場合、どうするかという話だと思う
有名な神戸高専剣道実技拒否事件があるじゃんか、エホバの証人の信者の学生が剣道の実技を拒否していたら、留年、退学になったっていう
学生側が処分の取り消しを求めて裁判を起こしたわけだけど、最終的に原告が勝って、処分は取り消され、復学した訳で
健康や心身の発達に関わる給食の場合も一定の配慮が求められる正当性があるんじゃないかって思う訳よ
もちろん、コスト的に難しいってのはよく分かる、リソースは無限じゃないし、だからこそ、色々方法を探って議論をして何とか道を探っているんじゃないか
それなのに、そういう建設的な議論をすっ飛ばしたブコメが目立っている
弁当を持たせたら良いというのはその通りで実際にそうしている家庭も多くある、で、弁当の時に問題になるのがコピー弁当問題
コピー弁当というのは、アレルギーや宗教の関係で給食を食べられない子に親が学校の献立と全く同じ弁当を持たせるというもの
学校で子供が浮かないようにやいじめられないようにという親心、子供が求めるケースもあれば親の独りよがりなケースもある
コピー弁当でなくても大丈夫という指導があるようだが親として少しでも子のリスクを減らしたい、同じ給食を共有という体験をさせたいのだろう
それなら、子供のために教えをちょっと逸脱してもいいのではと僕は思うけれど当事者はそう簡単にいかないらしい
また、子供たちが宗教への理解がある程度あれば、献立の違う弁当でもいじめられたり、妬まれたりすることは多くないだろうと思う
しかし、子供たちのお手本となるべき大人がカウンターとしてハンバーグ好き好き教を立ち上げて宗教上の理由で毎日ハンバーグを食べさせろみたいな学生団体出てこないかななどといい
キャッキャしているのだ、これで子供が同じ釜の飯を食べない子供を尊重出来るだろうか?
世の中、理念だけでは回らないし、リソースも有限だしでどこかで線を引いてやりくりしていく必要があるが、理念まで忘れてしまってはいかんでしょう
妻はわずかな生活雑費を惜しむ。その姿勢には一見「節約」という美名がつきまとうのだが、僕から見ればただ「生活の質を下げている」だけに思えてならない。今日もまた、それを痛感する出来事があった。
食事を終え、僕はいつものように皿を洗ったあと、きちんとキッチンペーパーで水気を拭き取った。これはもう僕にとって習慣のようなもので、結婚前からずっと続けてることだ。理由は単純だ。表面に残った水滴は不快だし、何よりほんのりとしたぬるつきが時間と共に生まれるような気がしてならない。清潔であることが僕にとって一番重要なのだ。だが妻は「なんでそんなことするの、自然乾燥させれば十分じゃない」と言う。キッチンペーパーを一枚使うだけの話なのに、彼女にとっては無駄遣いになるらしい。
しかし僕は忘れていない。あの新型コロナで世の中がピリピリしていた頃、テレビで出ていた医者が言っていた言葉を。たしか「しっかりと洗ったあとに、乾燥させることが大事です」とはっきり言っていた。水が残った状態は菌が繁殖しやすいのだと。僕はその言葉を覚えているし、理にかなっていると思う。だからキッチンペーパーで水分をきっちり拭き取る。それが僕なりの安心だ。
けれど妻はそんな大げさなとばかりに目を細めて鼻で笑う。そういうやりとりを何度繰り返してきただろう。
妻は常に「わずかなお金」を惜しむ。だが僕にはどうしても腑に落ちないのだ。たとえばトイレットペーパー。彼女は一番安い、紙質のざらついたものを買ってくる。確かに安い。でも使用するたびに肌は赤くなり、擦れて不快だ。僕にとってこれは立派な生活の質の低下だし、結局は紙を多めに使わねばならず、かえってコストが膨れ上がる。
同じことはティッシュにも言える。彼女は柔らかさなんて贅沢よと笑い、硬い紙を選ぶ。しかし僕にとって鼻をかむときのちょっとした優しさは、日々の精神衛生に直結している。人生という長い時間のほとんどは、この細部の心地よさでできているのに、彼女はそこを理解しようとしない。たかが数十円を惜しんで、不快さを日常に埋め込む。それがどれほど愚かなことか、分からないのだ。
さらに言えば、風呂場のシャンプーやボディソープもそうだ。妻は必ず安売りの詰め替え品を買ってくる。確かに値段は安い。だが香りは安っぽく、洗い上がりはきしむ。僕は風呂に入り、清潔とともに気分をリセットしたいのに、そこでストレスが増す。自分の体を洗ったのに、あたかも雑に扱われた商品になったような気分になる。清潔好きな人間にとって、これは拷問だ。僕はせめてさっぱりした高品質のシャンプーを使いたいと思うが、妻は決して首を縦には振らない。理由は簡単、高いからだ。
果ては電気代にまで及ぶ。きっちりと部屋を明るくするともったいないと言って照明を落とさせるし、エアコンにいたっては扇風機で十分と言う。だが僕は汗で体がべとつくのが耐えられない。清潔好きである僕にとって、汗をかいたまま過ごす時間は苦痛でしかない。わずか数百円の電気代を惜しんで、気分はじめ体調まで落とすような生活など、どうして受け入れられるだろうか。
僕は思う。人生とは、わずかな工夫とわずかなお金で快適にできるものだ、と。けれど妻は快適よりも節約を優先する。これが根元的に僕と妻の決定的な差なのだろう。彼女にとってはたとえ不便でも、とにかく無駄遣いしないことに価値がある。だが僕にとっては日々を清潔で快く過ごすことに価値がある。僕はキッチンペーパー一枚、ティッシュ数枚、電気代百円の違いで不快を引き受けるぐらいなら、迷わずに快適さを選びたい。
人生は思った以上に短く、そして残酷だ。寿命を削るのは大病や事故だけではない。小さな不快を積み重ねながら年を重ねることも、結局は心に蝕む病になるのだと僕は信じている。
なのに僕の妻は、毎回その小さな不快を家庭に導入しようとする。僕はそれを見るたびに、果たして僕らの夫婦の未来はどこへ行くのだろう、と考えこんでしまう。清潔を愛する僕にとって、彼女の姿勢は敵対そのものではないかと思えてならない。
清潔と快適を守りたい僕と、わずかな金を惜しんで質を削ぎ落とす彼女。どちらが正しいのかは誰にも決められないのだろう。だが少なくとも、僕は今日もまたキッチンペーパーで皿を拭き、妻の不満げな視線を浴びるしかない。
絶望した気分だったので絶望した話でも書こうと思ったけれど、セックスの話を読みたい奴がいたので、それについて書く。選挙よりもセックス、ってのには同意する。
それに、絶望した人間の話よりもセックスの話の方が面白い。それにも同意する。
最後に女の子を抱いたのは3か月前だ。7人目だった。綺麗な指の持ち主で、へその近くに小さな蝶の刺青が可愛らしく彫られていた。華奢な腕と足を持っていて、笑うと可愛らしいえくぼができる子だ。出会った由来はよく覚えていない。酒をずいぶんと飲んでいたし、嫌な気分だった。それこそ今日みたいに、絶望的だった。場所を考えてみるに、たぶん池袋のの飲み屋から出たときに、憂さ晴らしに話しかけたんだ。いわゆるナンパってやつだ。最低、俺はナンパする奴が嫌いだ。へらへらしてるやつが嫌いだ。メンヘラも、妄想も、嫌いだ。
たぶん選挙が嫌いな奴に似てる。いやに現実的な妄想が嫌いなのだ。妄想と現実の間にきっちりとした線が引けない奴は、きっとどうしようもないバカに違いない、と僕は思う。
自己嫌悪はともかくとして、彼女は恐ろしく人を怖がらなかった。抱かれている間も何もそれが不思議なことだとは思っていないみたいだった。おとぎ話のお嬢様や、ライトノベルのヒロインみたいな神秘性もない。ただ、僕(あるいは僕以外の誰でもいいのだろうが)に抱かれるのが普通みたいな顔を終始していた。
僕は、ベッドの中で、彼女の小ぶりなおっぱいを触ってみたり、乳首で遊んでみたりしながら、いろいろ質問をした。彼女はそれらの一つ一つに丁寧に答えてくれたけれど、どこまでが本当なのかはわからない。タバコが好き。28歳。彼氏に振られた直後。坂口安吾が好きで、父親は右翼の怪しげな政治団体に所属していた。自分にそっくりで優しい母親は数年前に交通事故に遭って、コンクリートミキサー車に轢かれて以来、意識を取り戻していない。轢いた犯人は正式な裁判が始まる直前に拘置所から抜け出して、行方不明になった。その日、父親は不自然に上機嫌な感じで家に帰ってきて、開口一番、神棚に二礼二拍一礼をしていたのだという。
「信心深いの。あたしが外で何をしているのかも、全部占いで分かるって言ってた」
「だから君がこうしていても、何も起きないのか」
「たぶんね。外れてばっかりだけど」彼女は言った。「いつも当たってることにしてるわ。あの人、娘には弱いのね。神様にはいつもビクビクしてるくせに」
「本気で信じているんだな」
「ええ、本気で」
「でも、神様は君の母さんを目覚めさせたりはしないんだろう?」今思えば、僕はずいぶんとひどい質問をした。「よくそんな神様を信じれるね」
「そうよね」彼女はうなずいた。「でも、あたしには分かるの。あの人、本当は、自分がやったことを神様のおかげだと思い込みたいのよ」
「どういう意味?」
「きっと、殺したんだわ」彼女は言った。「パパはよく人を殺すの」
「どんなふうに?」
「知らないわ。でも確実に殺してる」
「偶然じゃないのか」
「あたしのまわりって、よく人が消えるのよ」彼女は言った。「例えば、あたしが嫌な男に絡まれたとする。あたしがそれをパパに言う。パパはうなずいて、それで終わりよ。1週間もしないうちに消えるわ。そのあと、パパは必ず神様にお祈りする」
「本当に、殺してるのかな」僕は言った。「だって考えてみろよ。もしかしたら本当に、神様が殺してるかもしれないぜ」
「あんた、バカなの」彼女は言った。「そんなこと言ったの、あんたが初めて」
「僕も父親が人殺しの女の子に会うのは初めてだ」僕は起き上がって、タバコを吸いながらそう言った。煙が、どこにもいくことなくただ宙を舞っている。
「ねえ、神様っていると思う?」彼女は、それまでになく真剣そうに言った。僕はしばらく考えてから、ぶっきらぼうに答えた。
「いて欲しいとは思う。少なくともこんな露骨に嘘ばかりつく女の子を、嘘ばかりつく男に合わせる偶然を作り出す神様がいたら、面白いと思わないか」
「変な人」
そこから先はよく覚えていない。僕は体を倒して、それから彼女と騎乗位で激しいセックスをして、気が付いたら深く眠り込んでいた。次の瞬間には、僕は部屋に一人で、彼女の姿はどこにもなかった。それこそ、作り話だったのかもしれない。最初から最後まで。彼女の存在や僕の経験も全部嘘だったのかもしれない。
ウィイイイイイイッス! どうも〜█████で〜す。
えー…どうも。えー、今日はですねぇ…まぁ、僕の動画を見てくれてる視聴者のみなさんは、非常に、こう、知的なレベルが高い方が多いんでね。今日は、そういうみなさんに、ぴったりの、えー、テーマを、持ってきました。はい。
今日のテーマは、「男女のコミュニケーション」について。えぇ。なんで、女性は、「私の気持ち、察してよ!」って言うのか。そして、なんで、男性は、それができないのか。この、永遠の謎に、僕が、えー…まぁ、じっくり、深く、深く、えー、斬り込んでいきたいなぁと、思いますぅ。
というのもね、なんかぁ、ネットで、ものすごーい長い、論文みたいな記事を見つけまして。タイトルがね、なんか、「視線の逆転」…なんちゃらかんちゃら。まぁ、難しいタイトルやったんですけど。
要するに、ですよ。その記事が言いたいのは、昔は、女の人が、男の人の気持ちを「察する」のが、当たり前やった、と。例えば、武士の奥さんとか、昭和の、あの、「亭主関白」の時代のお母さんとかは、旦那さんが、口に出ささなくても、「あ、今、お茶が飲みたいな」とか、「そろそろ、お風呂に入りたいんやな」とか、全部、察して、動いてたわけじゃないですか。それが、まぁ、良妻賢母の、務めやった、と。
でも、今は、逆ですよね。どっちかって言うと、女性の方が、「なんで私の気持ち、わかってくれないの!」「言わなくても、察してよ!」って、男に求めるようになった。
この、大逆転現象は、一体、いつ、なぜ、起こったのか?っていうのを、まぁ、歴史とか、社会とか、心理学とか、いろんな角度から、分析してる、すごい記事やったんですよ。
で、今日は、その、難しい論文を、僕が、みなさんのために、世界一わかりやすーく、えー、解説してあげようかなと。はい。僕の、この動画を見れば、もう、男女間のすれ違いは、なくなります。はい。僕が保証します。
えーとね、まず、その論文の第一部で書かれてたのが、「昔の女の人は、すごかった」っていう話ですね。
まぁ、武家の奥さんとか、想像してもらったらわかりますけど、旦那さんは、外で戦ってるわけじゃないですか。家のことは、全部、奥さんが取り仕切ってたわけですよ。使用人の管理から、食料の確保、ほんで、時には、政略結婚で嫁いできて、スパイみたいなこともしてた、と。
これって、ものすごい能力ですよ。常に、旦那さんの顔色をうかがって、藩の状況を読んで、家の立場が悪くならないように、水面下で、色々、立ち回ってたわけです。この、「察する」っていうのは、生きるための、生存術やったんですね。
昭和の時代も、まぁ、そうですよね。「亭主関白」って言葉がありますけど。お父さんは、会社で働いて、家に帰ってきたら、もう、王様ですよ。「おい、風呂」「おい、メシ」「あれ、取ってくれ」。これだけで、お母さんは、全部、お父さんが何を求めてるか、察して、動いてたわけです。
これ、なんか、今聞くと、「男尊女卑だ!」とか言う人いますけど、僕は、これはこれで、一つの、完成された、家族の形やったと思うんですよ。男は、外で戦う。女は、家と、旦那を守る。ちゃんと、役割分担ができてて、ある意味、効率的やったんちゃうかなぁと、思いますね。
まぁ、僕の親はねぇ…うーん…まぁ、色々、ありましたけどね。まぁ、お袋は、どっちかっていうと、口うるさい方やったんでね。「あれやっときなさい、これやっときなさい」って。まぁ、僕のことを思って、言うてくれてたんでしょうけど。まぁ、でも、なんだかんだ、僕が落ち込んでる時とかは、何も言わずに、僕の好きな、カレーライスとか、作ってくれてましたからね。あれも、一種の、「察する」やったんかなぁと、今になっては、思いますけどね。えぇ。まぁ、ええわ。
ほんで、話は戻りますけど、じゃあ、なんで、その、「女が男を察する」っていう時代が、終わったのか。
その論文の、第二部ですね。ここで、転換点が来るわけですよ。
戦後ですね。日本が戦争に負けて、新しい憲法ができて、男女平等だ、と。女性にも、選挙権が与えられたり、男と同じ給料を払いなさい、みたいな法律ができたりしたわけです。
ほんで、ウーマン・リブ?とかいう、まぁ、女性の権利を主張する運動が、盛り上がってきた、と。
要するに、女性が、「私たちも、自分の意見を言っていいんだ」「嫌なことは、嫌って言っていいんだ」っていう、そういう考え方を持つようになったんですね。
これが、全ての始まりですよ。
今までは、旦那さんに、理不尽なこと言われても、じっと耐えて、旦那さんの機嫌を「察する」しかなかった女性たちが、力をつけたわけです。「あなたの言うことは、おかしい」「もっと、私の気持ちも考えて!」って、言えるようになった。
まぁ、気持ちは、わからんでもないですよ。うん。抑えつけられてたものが、爆発した、っていうのはね。
でもね、僕は、ちょっと思うんですけど。これが、ちょっと、行き過ぎちゃったんじゃないかなぁと。
権利を主張するのは、いいですよ。でも、その結果、「言わなくても、私の気持ちを察してよ!」っていう、新たな、ワガママが生まれたんじゃないかなぁと、僕は思うんですよ。
よくある話ですよ。女性が、いましてね。で、まぁ、デートとか、するわけじゃないですか。ほんで、男性がレストランとか入って、「何、食べたい?」って聞くでしょ。そしたら、「なんでもいいよ」って言うんですよ。
で、男性が、「じゃあ、パスタにする?」って言うと、なんか、ちょっと、不満そうな顔するんです。「え、パスタの気分じゃないの?」って聞くと、「ううん、別に…」とか言うて。
いや、どっちやねん!って話でしょ。
で、結局、ピザを頼んだら、「あ、本当は、お肉が食べたかった…」とか、後から言うんですよ。
いや、先に言えよ!と。
ほんで、男性が、「じゃあ、なんで、なんでもいいって言ったの?」って言うと、決まってこう言うんです。「私の気持ち、察してほしかった…」って。
…もうね、アホかと。馬鹿かと。
言わなきゃ、わかるわけないでしょ、人の気持ちなんて。エスパーじゃないんだから。
で、こういう、「察してほしい」っていう気持ち。これね、その論文にも書いてましたけど、日本の、とある精神科のお医者さん…えー、ツチイさん、でしたかね。その人が言うには、これは、「甘え」の構造、らしいんですよ。「甘え」。
赤ちゃんが、お母さんに、「お腹すいた」とか「おむつ替えて」とか、言葉で言えないでしょ。でも、泣いたり、ぐずったりすることで、「僕の気持ちを察して!」って、アピールするわけですよ。ほんで、お母さんは、それを察して、ミルクをあげたり、おむつを替えたりする。この、母と子の、言葉を超えた一体感。これが、「甘え」の原点らしいんです。
つまり、「察してほしい」って言ってる女性は、精神構造が、赤ちゃんと一緒なんですよ。相手の男性に、お母さん役を求めてるんです。「私が、言葉にしなくても、私の全てを理解して、受け入れて、私の欲求を満たして」っていう、究極の「甘え」なんですね。
これ、どう思います? 僕、これ読んだ時、なるほどなぁー!と、思いましたね。
だから、「察してちゃん」は、精神的に、自立できてないんですよ。
…逆にね、僕なんかは、人の気持ちを、「察しすぎて」、失敗したことありますからね。えぇ。
まぁ、有名な話ですけど、僕、アンチに、ネカマに騙されたこと、あるじゃないですか。
あれなんか、まさにそうですよ。僕は、相手が、か弱い女性やと思って、なんとか、力になってあげたい、と。相手が、直接「助けて」って言わなくても、その、文章の端々から、「あ、この子、今、悩んでるんやな」「寂しいんやな」っていう気持ちを、僕が、一方的に「察して」、優しくしてあげよう、としたわけですよ。
その結果が、あれですからね。はい。見事に、騙されたわけですから。
だから、人の気持ちを察するっていうのは、もちろん、大事ですよ。でも、「察しすぎる」のも、問題なんですよ。僕みたいに、お人好しは、特にね。えぇ。
えーと、どこまで話したっけ。あ、そうそう、時代の変化で、女性が強くなった、と。
ほんで、その論文の第三部。ここが、一番の、核心部分ですね。
この、「男が女を察するべき」っていう、今の風潮を、決定的にした、元凶。それが、何か。
それは、80年代、90年代の、マス・メディア。特に、テレビドラマと、女性雑誌。これですよ。
その記事で、例に挙げられてたのが、ドラマの『██████████』。
これ、僕もね、リアルタイムではないですけど、再放送かなんかで、ちらっと見たことありますけど。あの、ヒロインの女性、えー、████さん?でしたっけ。
もう、めちゃくちゃじゃないですか、あの人。
自己主張は強いし、感情の起伏は激しいし、言うことはコロコロ変わるし。で、恋人の、███くんに、常に「私の気持ちを察して!」って、無茶ぶりするわけですよ。
ほんで、███くんが、それに、うまく応えられないと、「███のバカ!」とか言って、キレる。
いやいやいや、わかるわけないでしょ、あんなの。
僕、見てて、完全に、███くんの味方でしたからね。頑張れ、███!って。あんな、ワガママな女、ほっとけ!って、テレビの前で、応援してましたから。はい。
でも、世の中の女性は、あの、リカさんに、自分を重ねて、「そうそう!男って、わかってくれないよねー!」って、共感したらしいんですよ。信じられんですね。
で、あのドラマが大ヒットしたせいで、「現代的な、イケてる女は、リカさんみたいに、感情が複雑で、男に理解を求めるのが当たり前」「男は、███くんみたいに、優柔不断で、女心を察するのが下手。でも、それを、必死で学ばないといけない」っていう、おかしな、共通認識が、日本中に広まっちゃったんですよ。
恐ろしいですよね、テレビの影響力って。
昔は、なんか、性の解放とか、難しいこと書いてたらしいですけど、80年代ぐらいから、「恋愛のマニュアル」みたいになっちゃった、と。
「セックスできれいになる」とか、「抱かれたい男ランキング」とか。
恋愛を、なんか、ゲームみたいに、「どうやったら、男を攻略できるか」みたいな、そういう、戦略的なものとして、捉えるようになったんです。
これも、おかしいですよね。恋愛っていうのは、もっと、心と心のぶつかり合いでしょ。駆け引きとか、テクニックとか、そういう、不純なものじゃないんですよ。
僕はね、そういうの、大っ嫌いなんですよ。
好きなら、好きって、ストレートに言うべきなんです。男も、女も。その方が、よっぽど、誠実でしょ。
まぁ、僕の場合、見てくれが、これなんでね。よく、█████の、█████さんに似てるって言われるんで。黙ってても、女性の方から、寄ってくることが、多いんですけどぉ。えぇ。
でも、僕は、ちゃんと、心で繋がりたいんでね。そういう、上辺だけの関係には、興味ないんで。はい。
…と、またまた、話が、逸れましたけど。
えー、まぁ、そういうわけで、メディアによって、「女は察してもらう側」「男は察する側」っていう、今の、歪んだ形が、完成した、と。
ほんで、最後のですね。
「感情労働」っていう言葉、みなさん、聞いたことありますかね。感情の「感」、労働の「労」。
要するに、感情をコントロールするのも、仕事のうちですよ、っていう考え方ですね。例えば、キャビンアテンダントさんとか、看護師さんとか、お客さんや患者さんの気持ちを「察して」、常に笑顔でいなきゃいけない。自分の感情は、殺さないといけない。これも、大変な「労働」だ、と。
で、こういう、感情労働っていうのは、圧倒的に、女性が担うことが多い、と。
だから、女性は、普段から、仕事でも、プライベートでも、人の気持ちを「察する」っていう、大変な感情労働を、いっぱいやってるわけです。
その見返りとして、「私だって、たまには、誰かに、私の気持ちを察してほしい!」って、パートナーの男性に、求めてしまう、と。
でも、それは、やっぱり、「甘え」なんですよ。さっき言ったね。
自分が大変だから、あなたもやりなさい、っていうのは、ちょっと、違うんじゃないかなぁ、と。
で、この「察してほしい」っていう、甘えの欲求。これを、男性が、満たしてあげられるかどうか。これが、愛の証明、みたいになっちゃってる、と。
男性が、女性の気持ちを、うまく「察する」ことができたら、「あ、あなたは、私のこと、こんなに愛してくれてるのね!」って、女性は満足する。
でも、失敗したら、「あなたは、私のことを、愛してないのね!」って、なるわけです。
これ、男からしたら、たまったもんじゃないですよね。いきなり、テスト出されてるようなもんですから。
コミュニケーションの、すれ違いじゃなくて、もう、愛情の、踏み絵みたいになっちゃってるんですよ。
これねぇ、僕、アンチとの関係にも、言えることやと思うんですよ。
僕が、動画で、何か発言するじゃないですか。そしたら、アンチは、その言葉の、表面だけを捉えて、揚げ足を取って、批判してくるでしょ。
あれは、僕に対する、「甘え」が、全く足りてないんですよ。
僕のことを、本当に、リスペクトして、信頼してくれてる、ファンのみんなは、僕が言った言葉の、その裏にある、真意を、「察しよう」としてくれるはずなんですよ。「あ、█████さんは、こういうことが言いたいんやな」って。
でも、アンチには、それがない。だから、いつまで経っても、僕とアンチの心は、通じ合わないんですね。悲しいことですけど。
…僕ね、昔、バイトしてた時、ありますけど。そん時の、店長が、ものすごい、気分屋でね。
機嫌がいい時と、悪い時で、言うことが、180度、違うんですよ。
周りの、バイト仲間は、「今日の店長、やばいな」とか、「また、言ってること違うわ」とか、文句ばっかり、言うてました。
でも、僕は、違いましたね。
僕は、その店長の、眉の動きとか、声のトーンとか、足音とかで、完璧に、その日の店長の機嫌と、次に何を求めているかを、「察して」動いてましたから。
「あ、今日は、機嫌が悪いから、先に、掃除しといた方がええな」とか。「あ、今、声のトーンが上がったから、そろそろ、あれが欲しいんやな」とか。
だから、僕、人の気持ちを察する能力、めちゃくちゃ、高いんですよ。ほんまは。
でも、それを、他人に求めようとは、思わない。
なぜなら、それは、さっきから、何回も言うてますけど、相手への「甘え」だからです。そして、それを求めるのは、精神的に「自立」できてない、証拠だからです。はい。
なぜ、現代では、女性が男性に「察する」ことを求めるようになったのか。はい。僕の解説で、完璧に、理解できたと思います。
じゃあ、どうすればいいのか。
もう、答えは、一つしかないですよ。
男も、女も、大人なんやから、大事なことは、ちゃんと言葉にして、伝えましょう、と。
「言わなくてもわかるだろ」っていう、傲慢な考えも、捨てましょう。
ちゃんと、お互い、向き合って、コミュニケーションを取る。これが、一番大事。
僕は、こうやって、自分の考えを、ちゃんと言葉にして、みんなに、伝えてるじゃないですか。僕は、察してちゃんじゃない。ちゃんと、コミュニケーションを取ろうと、努力してるんですよ。
だから、僕の動画を見ていれば、みなさんも、自然と、正しい、健全なコミュニケーション能力が、身につく、と。そういうことですね。はい。
いやー、しかし、疲れましたね。この、難しい記事を、ここまで、わかりやすーく、噛み砕いて解説できるのは、まぁ、世界でも、僕ぐらいのもんでしょうね。えぇ。元々の文章より、僕のこの解説の方が、100倍、わかりやすかったんじゃないかなぁと、自負しております。はい。
これは、“神のような存在”と暮らす男の祈りと解釈の記録である。
【1】
神は、朝に機嫌が悪い。
僕が目を覚まし、台所へ行くと、神はすでに湯気の立つマグカップを手にしていた。
「おはよう」と声をかける。返事はない。僕は、今日もまた“神の沈黙”に祈るように頭を下げる。
僕はコーヒーを入れる。その背中に神の視線は感じない。神はもう僕など見ていないかのようだ。
でも僕は思う。
この神を選んだのは、僕自身だ。僕はこの神を愛している。
【2】
結婚して15年。
ある朝、僕が震える声で言ったのだ。
「いってらっしゃいの時だけ、笑ってくれたら嬉しいな」
それは、天啓だった。
僕はあの一瞬の微笑みを、今でも何百回も思い出すことができる。
けれどそれは再現されなかった。
僕はうなずき、悔しさと悲しさを胸にしまった。
僕はいつも通りに言った
「行ってきます」
【3】
「なぜ僕に冷たいのか」と問えば、神は黙る。
「理由を教えてほしい」と言えば、「もうこの話はしたくない」と言う。
それでも僕は、神の言葉を待つ。
「神のご機嫌こそが世界の均衡だ」
【4】
この家には、祭壇はない。
それは愛という名の神事だ。
その日がまた訪れるように、僕は生きる。
僕は神の妻と暮らす凡夫。
それでも、たまに神が手を差し出すことを、僕は知っている。
【終わりに】
僕は、すべてを差し出す。
神が喜ぶなら、僕は空気でいい。
でも願わくば、
いつか神が微笑むその時、
その光が、少しだけ僕にも当たりますように。
実際「そんな事よりこっちのが大事だろうが!」ってのも分からなくはない。
ただ、「この問題が一番重要だけど、色んな問題がある中であれもこれも問題だから全部対処しようねー。」でいいんじゃねーの?
って思う。
僕はバイセクシャルなんで同性婚は他人事じゃないけど(相手が居ないので現実味のある話でもないけど)
「長年連れ添ったパートナーが危篤の時に、(法律上の)家族じゃないから面会させてもらえなかった」
みたいな話を聞くと切なくなる。
外野から見たらきしょいのかもしれんが、お前が異性を好きになる気持ちと、同性愛者が同性を好きになる気持ちに差なんてないからな(これは僕が両性愛のバイセクシャルだからこそわかる事だが)
偏見持つのは勝手だが、「お前らが当たり前に享受できてる権利を享受できない人たちが居る」って事は知っておいて欲しい。
そこを無視するならそれこそ、保健室登校の子をスルーして制服議論する生徒会と何ら変わらないぜ。って僕は思うがな。
中居正広になにをされても断ればよかっただけなんだよ
持ちかけられた時点でその程度の価値しか被害者にはなかったということなんだよ
春名風花🌸
芸能関係者もピンキリなので、枕に誘ってくる人や、つまらない脅しをかけてくるような雑魚は残念ながらいます。でもほとんどは口だけで大した仕事も持ってないし、干せるほどの力もないので、鼻で笑って後ろ足で砂かけとけばOKです。
春名風花🌸
ダメです。枕営業を求められるという事は、「その作品に出られるレベルに達していない」ということなので、その人に出演されると作品全体の質が下がるし、他の役者の足も引っ張ってしまいます。
春名風花🌸
残酷なようですが、枕をやらなきゃ仕事は取れないとまで言われたら実質クビ宣告なので、その場は一旦引いて、また芸を磨いて出直してこなきゃダメなんです。私達が売り物にして良いのは芸だけです。売るものがないからと言って、性を売ったら売春になってしまいます。
春名風花🌸
枕営業を要求する側が最低なのはもちろんとして、「干されたくないから枕営業を受ける」という行為も、芸能という仕事に対しての侮辱であると僕は思う。そんなことで役をくれたり干したりするような人はこちらから願い下げです。私達の仕事は、一晩の肉体関係と取り引きできるような安いものじゃない。
春名風花🌸
枕営業というと聞こえが良いですが、公務員であれば賄賂、収賄罪にあたります。賄賂とは職務行為に対する対価としての不正な利益のことです。要求した側だけでなく、渡した側も罪に問われます。
あと、「不動産投資家のリアルルール拡大していく投資家はこれを間違えない」という上海摩天楼が書いた本のように節税しつつ低所得者相手のリスクをあまり取ろうとしないか避ける人が非常に多いので、税制的にそういうのを後押しする仕組みはあってもいいと思う
たとえば、家賃滞納があった場合、回収不能なことが確実でない時は益金として扱われるので、年度末に滞納し、回収できるかわからない分は益金としない仕組みだったり、
一定の条件を満たした保証会社やコラボや若草など貧困層を支援してる団体に寄付したら、全額寄付金として扱えたり、
家賃の滞納が発生した分だけ固定資産税や法人事業税など減免できる制度だったり、
要配慮者住宅で金融公庫や銀行などから借りた分は元本部分も経費として扱える制度を作ったり…など税制的に後押しする方法はいくらでもある
https://www.youtube.com/live/AFezTWLjLEk
4:52
ちょっと香ばしさを感じるんですけど
なんか俺分かった気になってるぐらいのまペイペイ本当にドサピンド4流の大家さん
だと僕は思うんですけど、これは僕も大家さんだから言ってもいいかなと思うんですけど、
安く安くやろうとして揉めまくってる。
まあ…本当におひやし大家さんみたい ケースなんだろうな…と僕は思うんですけど
16:04
16:12
あの入居者さんに直接言いに行く時も言いに行かんでいいやん行政 通じればいいからっていところで
生存確認したりとかあとは雨どいちょっと修理したりとか僕結構DIYするすること多いんで、
ちょっと修理してあげたりとか階段の手すりがちょっと錆びててはったり…
今やっぱ高齢者とかあとは精神障害とかの女性の方とか入居されるケースがやっぱ多かったりする
ので、そこがちょっと間違えてるよ
低所得者層はかなえ先生が言うように一切貸さないのが最適解である
なぜかというと、
https://www.youtube.com/live/AFezTWLjLEk
22:01
開示請求なんてエンタメの1つだからね。またしてるよみたいな。
そうだしあの定期的にやっぱやっとかないと毎月誰かの開示の決定がないと、
悲しい話をすると、名誉を棄損するやつが悪いし、あの人間観察が好きだから
大体、開示請求されると、言い訳、僕は障害持ってますとか、僕はASDですと、か知らんがな。
そう何。それ俺関係ないし。そんで面白いで、100万、200万ちょっとお金かけて、
その人がその本当に司法の場に引きずり出されて、捜査機関のとこまで、引きずり出されて。
多くの人たちがよく言ってるのは開示請求して金取ろうとしてるやん、俺最初から金取る気ないから。
言っとくけど、金取れるんやったら取る。でも、最初っから金取る気ないから、その人間がたった一分で、
たったこう軽い気持ちで書いた文章で終わりへ、エンドロールを見に行くっていうの…分かる?
性格悪いって、言われたら、そんなん性格悪いのみんな知ってて、
俺のこと応援してんねん。
そうどうなるんだろうなみたいな。
ただその一定のラインを超えていったりとか他の人巻き込むみたいなことになってきたら、
僕は別にじゃあ俺金あるし、あの全然暇だから、よっしゃ法廷戦おうぜ。
おまえの人生、そのおまえだって、俺も人生かけて今配信頑張ってやってるからお前も人生かけて、
命かけてあのこの投稿してんだよな。って。
俺の人生俺の評価とかそういうなんか、権利侵害をして、命かけてきてんだな。
じゃあ、分かった俺はその戦い、お前喧嘩、俺買ってやるよ。
25:59~26:20
あとは裁判所と弁護士にうまいこと煮るなり焼くなりしてもらうだけ。だからそうほんまにそう世の中には本当に
マジで頭のおかしい人がいて、すっっごい、あのなんだろうなこう面白半分でやっちゃう人がいるんだよね。
「今月開示なかったっすよね。みたいな感じでこれ行けそうですよ」って、言われたら、じゃ、これ、行きましょうみたいな。
29:01
俺は放置国家の生きる人間だから俺は法を使ってお前を照らしてやると匿名の影に隠れてるやつを引きずり出して、
普通に本当に言葉は悪いけど、うん、そう、マジで、言葉悪いけど、言葉に責任があるんだよ。
っていうこととそこに対して自分がどうなるかは知らん。
だから、俺は来るとは思ってないやろうけど、この前も岐阜まで行ったし、沖縄も行くし、北海道も行くし、
東京も行くし、大阪も行くし、広島まで行くし、米子まで行くしどこまでも行くよって話。
そう。で、こんなん書かれてさ、
「かなえ先生みたいに大金を稼いでいる…自己満足で訴えかけてくる」んじゃねえよって、ちげえだろ。
つか、そもそも そう訴えられるようなことすんなよ。
30:51
まこれもきっちり行かしてもらいますんで 乞うご期待ということで…
絶対に我慢しない。うん。マジできっちりいかしてもらいますんで。
はい。震えて眠ってください。
といわせるようなこと――大体は反転した挙句の果てに誹謗中傷や業務妨害をし、警察にお世話になるか反転する過程でリボ払いに手を染めてでも推し活をしだすなどといったことを部屋の中でしていることがそこそこあったり、窃盗などを繰り返したり、様々な理由で精神的に病み、それがさらなる低所得へとつながり、その過程で部屋がゴミだらけになるからである。
そして、叩き出された奴らは、大抵の場合、一時宿泊所か狭いドヤに行く事になるんだが、この手の施設にいること自体ストレスでドヤから逃げ出す人がチラホラいて、そういうのがホームレスになる
そして、死ぬまでドヤで暮らすことになる
かなえ先生というvtuberが法人をいくつか持ってて(アパートの家賃とかvtuberの報酬をそのまま受け取ると所得税が重いので、法人化してることはよくある)、
https://www.youtube.com/live/AFezTWLjLEk
12:48
まず生活護になったらもう2度と賃貸借りられないってわけでは全くなく、
ドヤにとまらいけないとか無料低額宿泊所みたいなま昔はあったけど、一時的にそこ紹介されるケースあるかもしれないけど、
えっと新しい生活保護者向けの物件の入居に向けて手続きをしてくれるし、ずっとそこで暮らさなあか んっていうわけでは少なくともないです
保障会社がその現状そのなんだろうなえっと家賃滞納者といわゆるブラックに 入ってるような人たていうのを入れないっていうのは
これはちょっと東京の話になるんですけど、東京は保証会社 落ちちゃったら大体6割ぐらいの物件はブラックリスト入っちゃうんです。
のように「この手の施設に行ってもアパートは見つかる。デマだ」と言ってたが、我が社に来るお客さんは地域的な特性もあり一年以上、アパートが見つかってないケースが9割以上を占めてる(特に高齢者や精神疾患だとひどい。精神疾患に関しては伝えないけど、プレコックス感でバレることがある。あと保証会社に言われたのか連帯保証人になったり、金融事故を起こしたケースも頻繁にあり…)
確かに足立区や葛飾区だと簡単に見つかるが、ドヤの設備を汚損したり、騒音を撒き散らしたり、障害を持っているなどでない限りは区をまたぐことはケースワーカーが認めんし、おなじ理由で風呂なしアパートに入れることもできない
仮にケースワーカーがok しても、保証会社の審査に通らないことがよくある
その場合、ずっとドヤにいることになる
ドヤの宿泊費は1日2250円で、生活保護になった場合は死ぬか生活保護が廃止になるまで税金から支払われる
もし、ケースワーカーが区や県超えを簡単に認めたら、我々が生活保護世帯のために払う税金は減る
例えば、柏や松戸や野田、所沢などだと簡単に部屋が見つかるし、住宅扶助が4万円と遥かに安く済み、
https://www.youtube.com/live/AFezTWLjLEk
15:07
大家的には本当にあの1番いいのはボロボロのマンションやアパートみたいな持ってて、
大体家賃2万3000円とか4万円ぐらいそれぐらいの帯で入居付けもしつつで行政紹介してもらうんやけど…
その窓口にうちの物件掲載してくれつって、そういう人 向けのあのスモみたいなのがあるからそういうところで
こう行政の人がこういってくる
というように野田みたいに三点ユニットバスの2万円台で単身世帯向けアパートが出てるあたりだと相場よりも遥かに高い値段――4万円ぐらいで生活保護世帯を入れることができたりする
また、これらの地域同様、大阪も比較的アパートが見つかりやすいし、三点ユニットバスなんか2万円台で借りる事ができ、こういうところは保証会社の審査さえ通れば生活保護世帯を歓迎することが多い
(かなえ先生みたいな大家だと保証会社すらいらないことがあるが、選択肢は非常に少ない)
これも柏や松戸、野田、所沢の地域と同じような理由たが、大阪の詳しい事情はそこまで知らないのでなんともいえない
もしかすると、維新の会が住宅扶助を改定して既にメスを入れたのかもしれない
話を戻そう
かなえ先生というvtuberは京都の人間なので、京都や大阪の事情でデマと言うかもしれないけど、東京にすむ我々からすると真実なんだ
まじで見つからないんだ
デマという暇があるなら、政治家のほほを札束でひっぱたくなり、福祉事務所のケースワーカーのSVや厚生労働省の官僚、市長あたりを動かして、県超えや区超えを簡単にできるようにするか、東京のドヤ街がある地域にアパートを用意してほしいわ
女性の場合、woman-are-wonderfull-effectや若さ補正で比較的有利だが、男性の場合、人間関係が構築できなかったり、恋愛がそもそもできないらしい
なぜ反逆的な行為をする必要があるかというと、やはり患者さん、境界性パーソナリティ症の人たちというのは、前回も言った通り、無意識の影響をすごく受けるんです。
感情に支配されやすいし、対人イメージというのがすごく変わってしまうんです。
だから治療者のことをすごく理想化することもあれば、陰性転移のようにこき下ろしてしまうこともある。
治療者のことを、この人がいなければ私は救われないんだという風に思うときもあるし、こき下ろし、すごく怒ってしまう、こいつのせいで自分の人生は台無しになったんだぐらいまで思うわけです。
そういうもんなんです。
でもこれは事前に知ってた方が双方にとって良いんじゃないかなと僕は思うんです。
だからある程度ネタばらしが必要、プロレス的なところが5分診療の短い時間だと必要で、そうしないと気付けないし、ただただ嫌な思いだけして翻弄されて、先生は私をどうしたいの?みたいな感じになって混乱してしまうので、こういうプロレスなんだよ、ということを知っておくことはいいのかなと思います。
昔と違うのは、発達障害の理解が深まってきていて、発達障害のグレーゾーンを含めるとかなり多くの患者さんが臨床現場にはいます。
僕らは、発達障害傾向はこの人にないだろうと診察室の中では思っても、実はやはりASDっぽさがあるんですよ。
なかったらうまく生きてるわけで。
すべての患者さんにはそういう要素があるわけです。
ソース:
自分ができることで生きていきたい
それはいますぐできるじゃなくても時間をかけて研ぎ澄ませていけばできることも含む、ただしその時間がたっぷりと与えられることが前提だけど
できることで生きたいっていうより、正確には、できないことをやれと言われて、できないですと正直に告白したら何故かがっかりされる、よくわからない世の中がいやだ
プログラミングは書けるけれど好きじゃないし、環境を与えられて手順を教えて貰わないかぎりしっかりとはできないし、なんか歴が長いからという理由でミッションが与えられればよしなに成し遂げてくれるだろうと勝手に期待されても、僕にそんな能力はないのでできない
それがなぜ理解してもらえない?というか、なぜ「できる」前提で話が進む?
すべてが「できない」前提で「できる」ことをポイントごとに確認を重ねていけばいいのではないの?
考え方がよくわからない
仕事は責任をもってやんなきゃならないけれど出来もしないことを出来ると偽るよりはできないと言ったほうが建設的だと僕は思う、あるいはほんとうに正直な「わかりません」によってつぎに駒を進めるしかないじゃないか、しかしなぜそれで満足してくれない?
できることは多いほうがいいと思う、漫画のキャラクターみたいに、だけど現実問題できないことのほうが多いんだよ、
ネットワークだってwebアプリだって電子回路だって統計学だってぜんぶぜんぶわかるわけがないんだよ
人間は生き物なんだ、ルールで動くシステムじゃないんだ、気まぐれでイヤにもなるし腐ったりもする、
なんで出来るとおもっちゃうの?大学を出たから?高校生が勉強して大学に入学して4年経って卒業したらできるようになってるの?
そんなわけないじゃない?そりゃ勉強もしたけれどバイトやらゲームやらで明け暮れて過ぎ去った時間だって少なくないんだよ、別にずうっと専門の勉強ばっかりしてたわけじゃない
ましてや仕事のルールなんてしらない、業務的なことは業務で教えるべきでしょうが、なんで互いにわかるところのピース合わせからやらずに「分かりますよね」で進めるのだろう、そっちのほうが楽だって話なら納得するけど納得できないよ、できることは少ないんだから
プログラミングなんてCしか習ってないよ、それも挫折したし、曲がりなりにインターネットばっかりみてるからHTMLとかJavaScriptが1ミリほど「わかる」くらいでそれは「いますぐ業務に移れます」じゃないんだよ、ぼくは100万あるうちの100を知ってるだけにすぎないんだよ
世界はずっと広くて、深くて、その全体を知るのは必然時間がかかることなんだよ、それをしてこなかった僕がわるいといえばそうかもしれないけれど過ぎ去った時間の使い方を責められたってごめんなさいしか言えないじゃないか、なぜ次につなげるための橋を渡してくれないんだろう、時間を確保してくれないのだろう
だとしたら、そうだね
できないができるに変わるまでのロードマップを自分で整備してそれに則って進める人が立派なんだろうなと思う
短期間で確実にできるようになる人間、自らを自らの力で発展させられる人間
理想的だね、それができればね
でもそんなの全員が全員そうじゃないよ、種を撒いて水を与えてさえすれば花が開く、そんなわけないよ、こっちは土が腐って枯れる寸前なんだよ、ちゃんとやってほしいよ
腐っちゃいけないんだろうな……腐って堕ちたらそこでまたリセット、健康のためにはそうせざるをえないときもあるかもね、だけど最終手段だと思ってる
https://news.yahoo.co.jp/articles/61a073a8498650142ed39dfe6897abd98a3479eb?page=2
まず司会の宮根誠司(61)が「残念な結果とはいえ、相当手応えを感じた選挙戦ではなかったかと僕は思うんですが、いかがでしょうか?」と質問すると、石丸氏は「言葉を返してしまって恐縮なんですが、残念でもなければ手応えという評価も特にはしていません」と一笑に付す。
宮根が心境を尋ねると、苦笑しながら「山ほどおんなじ質問に答えてきたんですが」と前置きした上で「繰り返すと、都民の総意が可視化されたというだけの現象ですね。メディアがよく注目されているのは、候補個人がああだこうだという話でしかないので。実に些末な視点だなというふうに、一蹴しています」と返答。
「石丸さんがやりたいこの先の政治っていうことを考えると、国政レベルなのか都政レベルなのか、どっちが重きが大きいですか。今の気持ちとして」と尋ねると、石丸氏は苦笑しながら、こう話した。
「大変申し訳ないですが、前提のくだりがまったく正しくないなというふうに感じましたよ。ゼロ公約と私が今回掲げた政策、どこに共通点があるというふうに。全然次元が違うと思うんですけども」
改めて山崎が「国政の規模でしかできないことが、都政で実現したいって打ち出してる公約の中にもあったのかなっていう声も、私は受けたんですけど。そこの声に対しては、どうお考えですか」というと、石丸氏は「見方が違うんじゃないでしょうか。国政のレベルでやる、例えば国防とか外交はもちろん、都の範疇に入りません。ただ私があの中でうたったものは全て東京都として関与できる、裁量がある、その範囲に限定しています。当たり前の話ですけど」とコメントした。
だめだコイツ
<追記>
この動画みたけど、日本の田舎の昭和土人たちに囲まれてそうなってしまったのかなと。。。
環境さえよければレスバにならずに有能市長だったのかもしれないが、いかんせん赴任先が土着すぎた
ニンテンドースイッチのゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(部門別ランキング)
「明日宇宙飛行士になって大気圏外で愛を語ろうか」の歌詞が主人公が夢を持って職業を選ぶことがルート分岐の重要な点になるストーリーと密接に関係しているのが大好き。
・旅路の果て
「長い道のり超えてたどり着いた私たちの“先達”」
どのルートでもしっくり来るが個人的にはサクヤルートを踏まえて聞くのが好き。
アカイイトは泡沫のボーカル版もいいんだけど、これはゲーム内には未収録なので選外。
・星の瞬くこんな夜に
この続きを読みたいなあ。
ハートとため息を盗む怪盗ミスアルテに一目惚れ、もといハートを盗まれてから自分も同じ信条を掲げて怪盗を始める導入から、かなり色々なエピソードがありこの信条の重さがどれほどの物かを理解するシーンは胸が激って熱くなった。
女性キャラだけでなく男性キャラからも惚れられる展開もあり、その際に割と躊躇せず行くのも貪欲で大好き。
・タイラ
宝探しゲームが大好きで、彼が考えるアクティビティが楽しいことが、周りの人間をどんどん引っ張って行くのが前向きで凄くいい奴。
このシナリオライターさんの主人公はみんな同じキャラと批判されるのを見たことがあるが、その点をうまく脱臭してシナリオに落とし込めていると僕は思う。
・静希草十郎
電話すらない田舎から引っ越してきた純朴な青年で、慣れない街に四苦八苦しながら一生懸命に生活をする様が格好いい。
疑わないぐらい当たり前のことが当たり前じゃないことを気づかせてくれる彼の独白は非常に興味深く、それが魔法と同じぐらい特別で異質に見えるその境遇が重たいし考えさせられる深さがあった。
・怪盗ミスアルテ
AMBITIOUSMISSIONのヒロインで、ハートとため息を盗む怪盗。
作品の大きなテーマであるハートとため息を盗むを実現し続ける様は、カッコよすぎて開幕から一気に引き込まれた。
そんな格好いいキャラが中心だからこそ、最終盤で彼女のハートとため息を盗むように盤面をひっくり返すあのシーンは堪らなく燃える最高のシーンだった。
・スバル
マイナス思考で陰気で自分勝手な、世間一般の価値観ではよくないとされるキャラで、作中の言動も度が超えてる程に度し難いシーンが多い。
しかしその自分勝手さもここまで一貫すれば見事と言うしかなく、彼女の働かず誰とも交流せず美味しいフルーツと牛乳だけを飲み食いし自然を愛で続けたいという欲望を、ガチでドン引きするぐらい繰り返すくだりは圧巻だった。
・小熊真央
FatalTwelveに登場する主人公とヒロインの友人キャラ。
デスゲームの参加者じゃないのに参加者よりも忙しそうに活動し続け、ヒロインのメンタルをケアし、主人公に察することを教えと、縦横無尽に活躍する名脇役。
恋のキューピットと言えば聞こえはいいが、主人公とヒロインの二人のために献身的が過ぎるので、彼女が彼女自身の幸せを見つける追加ファンディスクなども遊んでみたい。
・葛
小学生ながら廃屋で一人暮らしをしているため、夏の蒸し暑い時期なのにお風呂に入っていない。
しかも、彼女の攻略ルートに入ると主人公もお風呂に入れないため、蒸れが蒸れ蒸れになるのはエッチがすぎる。
アウトドアが大好きなため、汗臭いのは当たり前と割り切っており、キャンプ場でシャワー浴びたいとゴネる友人を冷たい目で見るシーンがたまらない。
その証拠に、シャワーを浴びるルートに入るとスリラーサスペンスな展開が始まるが、シャワー浴びずにいると男性と急接近し恋愛ルートに入るため、恋愛においてもお風呂は入らない方が良いことが示唆されている。
・保村
Night of the Crabz ~カニの頭に気をつけろ~のヒロイン。
常にふざけており下品なことも平然というキャラクタだが、温泉旅館に泊まりに行くのに変えの下着を持ってこず同じものを履き回すというエッチな技を披露する。
お風呂に入ってがっかりさせた後、下着の履き回しで興奮させる高等テクニックに感謝。
男子学生なのだけどとある事情からプライベートでは無理矢理メイド服を着せられている不憫なキャラ。
かなり流されるタイプで押せば普通にエッチなことできちゃいそうな様が可愛かった。
・レイ
災難探偵サイガ~名状できない怪事件~のワトソン役を務める助手キャラ。
性別不明なため男女どちらかは作品内で明記されておらず、ビジュアルもその通りどちらとも解釈できるデザインになっている。
路上生活を長く続けていたため、お風呂に入る頻度も少なかったに違いなく、その点を深掘りしていきたいと考える。
・翔太
成人済みの男性ながらオンラインゲーム内のアバターでは女性キャラを使い、他のプレイヤーに媚びを売って所謂「姫プレイ」を楽しんでいる。
サークルがクラッシュしてからも、色々なキャラに依存心高めに媚を売る様は普通にエッチで、可愛いキャラだ。
コロシアイ学園生活というダンガンロンパの根幹をなす設定をおちょくりまくる、シリーズ屈指の名エピソードの立役者の一挙手一投足。
V3だけでなく、1と2も含めた今までの学級裁判が如何に黒幕の恣意的な誘導であったかが理解できる設定の妙が面白かった。
死生観に関する非常に独特な設定が開示されると共に、その異端なキリスト教の解釈を否定する岡田黒洲の有り様は驚いた。
特にオーラスもオーラスで、作品のタイトルの意味を独白しながら彼が叫ぶ慟哭は、物語のために作られたミステリらしいトリックで、謎解きやパズルではなくミステリとして優れた作品だったと感じた。
・ワールドエンドシンドロームの主人公の名前入力にまつわる仕掛け
プレイヤーが自分で名前を付けるのは、テレビゲーム黎明期からあるありふれた仕様だが、この点を見事にトリックに昇華しており驚いた。
さらにこれが叙述トリックやサプライズの類ではなく、フーダニットの過程に用いられるのがたまらなく決まっていた。
・ルストと翔太
アーキタイプ・アーカディアの主人公と独自ルートがある男性キャラ。
彼のルートを選択すると密接な関係値のエンディングを迎えられる。
カップルか否かは議論の余地があるかもしれないが、依存心が強く自立できない翔太と、他人に固執せず内に篭りがちなルストはまさに割れ蓋に閉じ蓋、幾つもルート選択があるゲームだがこの組み合わせがベストカップルだと感じた。
一夏のボーイミーツガールものだが、とあるSFガジェットの登場により、随分と歳の差カップルになる。
この歳の差に苦悩するところがいじらしく面白いので、アフターストーリーとして少ししか読めないのは物足りなかった。
・佐知子と貴呼
二人の関係値は話の大きな主題にあるため、このゲームが好きということは自然とこのカップルが好きになる。
女性同士だからこそのアクティビティもあったりして、とても幸せそうなカップルで素敵だった。
⚫︎好きなスチル絵ベスト3
2枚あるがどちらも最高で甲乙は付け難いが、2枚目に出てくる方が好き。
ミスアルテ、ミッドナイトに続く3人目の怪盗だが、まさかここで来るかと驚かされ、さらに背景にちらっと映るある事情を抱えた前作のヒロインたち。
今作の仕掛けが一点にあつまる万感の想いがこもったいいシーンな上に、前作への気配りもされた完璧な一枚絵だった。
・島の電気が復旧するスチル絵
ATRI -MyDearMoments-の最後の方に出る、主人公とヒロインは後ろ向きで、電気で明るくなる島の家々がメインのスチル絵。
今までの苦労が報われる上に、電気が付く背景の美しさが合間って非常に感動した。
その上で、これは日本の小さな離島の電気が復旧しただけで、世界はまだまだ苦難が多く、これを第一歩にするという決意に繋がるのも良きシーンだった。
・死の線が見えない月明かりに照らされたアルク
月姫-Apiece ofblue glassmoon-の志貴がアルクに惹かれる印象的なシーン。
直死の魔眼という得意な能力のせいで人とは違う生死感を持ってしまった主人公が、美しく見えるヒロインが登場するのは非常に納得感があり、一気に話に引き込まれた。
個人的には原作の際は琥珀さん派で、他のキャラにはあまり思い入れがなかったのだけど、リメイク版はここだけでアルク派に鞍替えした。
⚫︎美味しそうな食い物ベスト3
・月の涙
味についても言及されているが、現実世界には無いので飲みたくてしかたなかった。
食事に舌鼓を打つシーンは多いゲームだが、前後の文脈も相まって印象的でお腹が空くシーンだった。
実のところ繰り返し登場するわけではなく、要所で数回出るだけなのだが、印象的なシーンが多いため読了後にコンビニに買いに走った。
ストーリーとして綺麗に終わってはいるものの、設定や未来が知りたいことが多すぎる。
特に周瀬律架については蒼崎姉妹と何か関係値がありそうなので深掘りを期待したい。
ポケモンの買い切りゲームはいくらあっても困らないので半年に一回ぐらいは何かリリースして。
素材使い回しでいいから1時間ぐらいの短編を定期的にリリースするのが向いてると思うんだけど、難しいか。
ニンテンドースイッチのゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(その二)
宝探しが大好きな主人公が、永遠に続く夏休みに巻き込まれてしまう、疲弊する仲間たちを宝探しゲームの魅力で前向きに成長させるノベルゲーム。
位置情報を使った宝探しゲームの魅力が本作の大きな主題で、いわゆる「謎解き」が何故楽しいのかを掘り下げるストーリーは、ある意味ではミステリの評論的でもあり、非常に興味深かった。
作り手はいじわるで解けない謎ではなく相手のレベルに合わせた解ける謎を愛を持って提示すること、解く側は愛を持って作っていると信じること、この二点への議論が丁寧に何度も行われており、なるほど納得する箇所も多かった。
物語としても、永遠に続く夏休みを満喫する楽しいパートと、それを否定して前向きになることを希う苦しいパートとのバランスがよく、ボリュームこそ少ないが過不足はあまり感じない、いい作品だった。
普通の男子市松央路が某国の王女とひょんなことから知り合いになり、いろいろな事情で彼女を始めとした上流階級が通う超エリート校、私立ノーブル学園に転校する学園ラブコメ美少女ゲーム。
魅力的なヒロインが多数登場するものの、市松央路がまさに主人公していき、自分の「金色」を見出していくストーリーは、美少女ゲームにとらわれない王道のまっすぐな面白さがあった。
そんな無数に広がる夢を追う若者の瑞々しさと、とあるヒロインにまつわるビターな展開とが、良い意味で後味が残る作品になっていた。
オープニングテーマの歌詞「明日宇宙飛行士になって大気圏外で愛を叫ぼうか」が端的にこのゲームの良さを示しており、口ずさむたびに主人公の市松央路の未来を考えてしまう。
金色ラブリッチェのファンディスクで、それぞれのヒロインのアフターストリーと、追加ヒロインのルート、そしてゴールデンな独自のルートが楽しめる。
特に前作ではルートがなくサブキャラ扱いだった、年下ながら主人公の教育役でビシビシと厳しく指導してくれるミナちゃんのルート追加が嬉しかった。
前作はビターで苦いエンディングもあったが、今作は塗り替える万事がすべてうまくいくハッピーなルートであることが、開幕早々に示唆される。
多少、いやかなり無茶な設定が唐突に出てくるが、どんな過程だろうと金色ラブリッチェをハッピーエンドに締めてくれたのは嬉しく、これはこれで大好きな作品だ。
ハードボイルドな探偵サイガが、謎と事件がひしめく奇妙な地方都市「祭鳴町」を駆け回る短編連作形式のノベルゲームで、コメディ調の明るいゲーム。
探偵、事件、謎とミステリの建付けではあるものの、そうそうにリアリティラインと軽いノリが明かされ、本格パズラーでないことが明示される潔さが良い。
サイガの相棒となる性別不明の助手役レイの可愛らしさは素晴らしく、キャラクタの性別を問わない魅力的なシーンが多くあって印象深い。
はじめは打算で助手になったレイが、いつの間にかサイガと分かちがたい関係値を築いていくシーンは感動的で、名コンビとして末永くシリーズ展開して続いてほしいと願っている。
数名の客と無限に飲めるドリンクバーしかないファミリーレストランに閉じ込められた主人公が、ひたすらに雑談をし続けなにかを変えていくアドベンチャーゲーム。
とにかく同じく閉じ込められた他のキャラと雑談をしていくことで話が進んでいくのが独特な味を出している。
情緒溢れる風景を描写するテキストに、何かを示唆するような哲学的な会話と、何も示唆しないただの雑談とと、雰囲気重視の芸術的な考えオチ系のゲームかと思いきや、しっかりと設定の開示がされ明確なストーリーの筋があるのが面白い。
徐々に明かされる設定の妙も良いが、魅力的な会話劇がたまらなく、主人公とガラスパン(キャラの名前)のカップリングはひときわ心に残る良いものだった。
非常に荒い抽象的なドット絵で事件の捜査を行うアドベンチャーゲームで、をスマートフォン向けに発表されていた3篇と、移植版独自のエピーソードの計4本楽しめる。
殺人事件の捜査をする刑事という王道中の王道が導入ながら、なかなか一筋縄ではいかず、お約束に縛られないストーリーが面白かった。
ルックのドット絵もそれに一役かっており、この絵柄だからこそ出来る表現もあったりして、やれることは全部やるような圧すら感じる。
謎解きの過程よりもサプライズに寄った作風は、テキストが主体のアドベンチャーゲームでは珍しく、良い意味でプレイヤーと探偵が乖離した、独特の魅力があった。
○好き
月姫-A piece of blue glass moon-
直死の魔眼という人、物を問わずそれを殺す線が見える奇妙な体質になってしまった遠野志貴が主人公の新伝奇ノベルゲームで、同人ゲーム月姫のリメイクバージョン。
全ての人の死が見えるため独特の価値観を持つ遠野志貴が、月が出ている間は決して死なない吸血鬼の姫アルクを見たとき、死の線が見えないため美しいと感じ、彼女と行動を共にすることになる。
この物語の導入部分で一気に引き込まれ、一息に遊び終えてしまい、かなりのボリュームの作品なのに物足りなさを感じてしまった。
真祖の姫、死徒二十七祖、魔法使いなど気になる設定が数多く登場するのも興味深く、特に死徒二十七祖がその「原理」を開示するところは、めちゃくちゃ格好良かった。
(まあ、原作では5ルートあったうちの2ルートしかないから、主人公の生まれの秘密とか、妹の秘密とかは不明だしね)
南極で遭難した調査隊と、何故かメッセージのやりとりが出来るようになり、彼女たちに文章を送付することでストーリーが前に進むアドベンチャーゲーム。
メッセージアプリを模したタイプのゲームで、家庭用ゲーム機では少ないが、スマートフォン向けゲームでは結構流行っていたジャンルだ。
システムの都合上、一切キャラクタのデザインなどは画面に登場せず、テキストだけで淡々と進むが、しっかりとそれだけでもキャラに愛着が湧くし先が気になる。
サイエンスフィクションらしい、未知の技術を踏まえたストーリーも面白く、しっかりした丁寧な作品だった。
母方の実家に帰省した主人公が、奇妙な言動の少女と出会うことから始まる一夏のボーイ・ミーツ・ガールもののノベルゲームで、原作はスマートフォン向けのゲームだがケムコがインディーゲームをパブリッシュする流れで移植したバージョンを遊んだ。
ボリュームはそれなりだが、登場人物がかなり絞られているため過不足はあまり感じず、ヒロインの真琴の魅力は十二分に伝わってきた。
導入こそ嫌な奴だが、少しづつ絆されていき、関係値がどんどん出来上がっていくのは、青春ものらしい良い展開。
中盤で一気に作品の雰囲気が変わり、ハラハラする展開が始まるが、主人公と真琴の関係を疑う余地なく信じられるからこそ、このタメの部分も楽しく遊べた。
原作はセガサターンの美少女ゲームと脱出ゲーム(今風の言い方で昔はこんな呼び方じゃなかったかも)を組みわせた作品で、それを遊びやすくリメイクしたバージョン。
プロバビリティの殺人大好きマンが建てたとしか思えないデストラップ満載の奇妙な館に閉じ込められた男女が、恋愛しつつ館の謎を解き明かしていくストーリー。
ストーリーを楽しむというよりは、フラグを建てたり建てなかったりの、フラグ管理のゲーム性を楽しむタイプのアドベンチャゲームになっており、各ヒロインごとのエピソードはそれなり。
本筋となる記憶喪失の少女にまつわるエピソード郡は文量も確保されており面白いので、手を抜くところと力を入れてるところの加減がはっきりしていたゲームだった。
警視庁に新たに設立された取り調べ専門の部署、そこに配属になった女性刑事の真野ハルカを主人公に様々な事件を取り調べだけで解決していく短編連作形式のアドベンチャーゲーム。
いわゆる閉鎖劇を期待するが、案外普通に現場には赴くし、周辺の捜査や聞き込みを行うパートもあるので、普通のミステリ系アドベンチャーゲームとあまり有意な差異はなかったかもしれない。
しかし、テンプレ感があるのは3話までで、後半の4話と5話は取調専門部署の独自設定をうまく利用した展開が続き、見どころもおおかった。
シリーズ化もできるだろうし、続編では最初から今作後半のクオリティでやってくれれば、もっと好きになれるかもだ。
死を前に運命の女神によって生きながらえた12人が本当の生を求めて「女神の選定」というゲームに挑むノベルゲーム。
そんな緊張感溢れる導入ながら、女子高校生のありふれた日常と、女性だけの三角関係から来る恋の鞘当てが話の主題になっていく構成が面白かった。
特に三角関係パートを陰ながら支え「女神の選定」とは無関係なのにメチャクチャ苦労する小熊真央ちゃんの活躍は目をみはるものがある。
最終的にはこの二つの路線が主人公とヒロインの生きて叶えたかった未練に直結していくため、無駄な描写になっていないのも面白かった。
奇妙な犬、送り犬にまつわるホラーなエピソードがいくつも収録されたサウンドノベル。
サウンドノベルらしく、ルートごとに世界の設定レベルで変化していくため、多種多様なストーリーが展開していく。
ホラーがベースではあるものの、コメディ、サイコスリラーと色の違うものに加えて、視点人物も女子大生、その友人、ストーカー、警備員、ポメラニアンと多様なのが面白い。
メインの主人公が親元を離れて一人暮らしをする女子大生なので、親の目無しセックス有り略奪愛有りの大人なやり取りが多くあるのが面白かった。
ファミコン風のレトロなドット絵でサスペンスドラマのようなストーリーが楽しめるコマンド選択式ADVのミステリー案内シリーズ第三弾。
今作は自殺した女性の足取りを追う丁寧な展開で、落ち着いた雰囲気の中、少しづつなぜ被害者が自殺したのかの心の在りようを探っていく。
シリーズを通しての観光パートや、名産品に舌鼓を打つパートなどは健在で、大分県の名物をたっぷり楽しめる。
社会的テーマを問う部分も、とってつけた感は薄く、しっかりと本題の謎と密接な関係にある点が良き。
終電に乗れなかった主人公が臨時終電と名乗る謎の電車に乗り込んだことから始まるホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲームの移植版で千羽鶴シリーズの第三弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自の世界観やキャラクタが楽しめる。
今作では、一つの大きなシナリオがありそこから分岐する形式で、同じ電車に乗り合わせた複数人と力を合わせつつ、シナリオをザッピングしながら進めていくのが特徴。
原作の媒体が携帯電話なので小さいゲームではあるが、本格的なサウンドノベルをやろうとする気概が伝わってくるし、実際フラグ管理や、群集劇めいた作劇の妙など、かなりシッカリしたゲームになっていた。
メインから離れた設定のシナリオも用意されており、そちらではコメディ、SF、恋愛ものなど、ホラー以外のバラエティ豊かなエピソードも読めるのが良かった。
小学生男子のけんた君お手製の自作RPGを放課後に遊ぶという”テイ”が面白い、アドベンチャゲーム。
小学生が作ったという建付けのルックが徹底しており、手書きのノート、筆箱やボールといった小学生のお道具を使ったシーンなど、見てるだけで小学生らしさが伝わり凝っている。
けんた君がその時々ですべてのシーンを演じてくれるのが、作中作めいた構造の妙を感じれて面白い。
テキスト主体ではなく、その時々シーンに応じた操作方法になる多様なゲーム性があるが、ステータスを増減させたり、複雑なフラグを立てたり、アクションのプレイングが求められたりといった、他ジャンルの要素はあっさりめで、あくまでアドベンチャゲームではあったと思う。
携帯電話専用ゲームの移植版で、物語としてのミステリー、というよりは推理クイズの体裁のシリーズ第三弾。
今作はシリーズを通してついにストーリーらしいストーリーが導入され、普通に面白かった。
とはいえ、相変わらず推理クイズのような謎とあらすじの関係性が薄い点は気になりはしたが、ストーリーがよければ全て良しなのはこのジャンルならでは。
シリーズを通しての馴染キャラたちにも変化があるなど、続きが気になる終わり方ではあるが、移植されているのここまでなので、続きの移植もG-Modeさんお願いします。
アウトドア初心者の新人ライターがキャンプのツアーに参加するホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲームの移植版で千羽鶴シリーズの第二弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自の世界観やキャラクタが楽しめる。
ホラーなストーリーが主軸ではあるが、ルートごとに全く異なる設定になっていくタイプのストーリーで、コメディ、伝記、スリラー、サスペンスなどが楽しめる。
視点人物がヒロインに変わるパートもあり、そちらではまた異なったエピソード郡が待っているのも面白い。
全体的に人が死んだり傷ついたりする残酷な話が多いものの、やったやられたのバトルシーンのような読感のため、ある意味カラッとした山らしい内容が多いのが特徴的。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第十一弾。
今作からシーズン2と呼称されており、今までとはシナリオライターさんが異なるし、作品中でもいつもの面々の登場も少なめ。
五作目の「昏い匣の上」で登場した、都市伝説ライターの弥勒院蓮児が視点人物になっているため、情緒的な文章が多く、謎解きも動機の側面が多め。
シリーズキャラである癸生川凌介が登場するときに思わず、ホッとしてしまい空気感が変わるのが面白かった。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第十二弾。
小中学校を舞台に複数の事件が発生し、それぞれを追っていく複雑なシナリオ。
謎を解き明かす過程よりも、それぞれの事件における被害者と加害者の心の在りようを深堀りしていく操作が多く、人間関係の妙を楽しむタイプの作風だ。
短い文章ながら、身勝手な悪意で他人を振り回す残酷さがしっかり情緒豊かに描かれており、操作を通じてドンドン嫌な気持ちになっていく悲しいストーリーだった。
人生という言葉自体に腹が立つ。ムカつく。苛々する。ここんとこ自分はそうして日夜怒髪天をつく勢いで怒りまくっているわけであり、日毎に壁を殴ったりテレビを罵りたおしたり寄せ鍋をつついたりしているのだけれど、自分という阿呆は怒りの対象も判然としないままにそうして無闇やたらと怒っているもんだから、当然その怒りに長期的な継続などはなく、又、それがなにがしかのエネルギーを喚起させて自分が生きていく上での力となるなんてこともない。怒りはやがて雲散霧消し、自分はどうでもええんちゃうん、と吐き捨て、テレビを消し、糞を垂れて寝る。救いようのないぼけ茄子。
そしてぼけ茄子でしかも貧乏といった二重の苦しみを背負っている自分は絶望的なことにバイトなどでくだらん汗水を垂らさねば、後は窃盗・強姦などに走って一生刑務所暮らしとなり果てるより他に無いので、まぁ刑務所よりはなぁなんつってバイトなんてもんに行く。嫌やなぁ、働きたないなぁ、自分はしかめっ面で自動改札に定期を挿入し、うひゃあ、なんつって目を瞑りながら改札を通って駅のホームへと向かう。きついですよ、本当。んで駅のホームには傘をゴルフのクラブに見立ててスイングの修練をしている中年サラリー野郎がって、嘘です、今時そんな絵に描いたような人はようおらんのですが、代わりに「終日禁煙」ってずどん、と書いてある横でぷかりぷかり煙草を燻らせている面白い髪の色の方がいらしてたので、自分はその糞たわけの煙草をわっしと掴んで地べたに放り捨て、ふざけんなゴミが、という諫言とともに頬の二、三発でもはってやろうと思ったんですが、何とその方電話中で、はは、悪いもんね、邪魔しちゃ、っつって僕もその人の横で煙草を吸うた。そうこうしてる内に電車がぷきーとふざけた音を出しながらちんたらとホームに進入してきたんで、自分も無表情な衆愚どもに混じって車内へと乗り込むんですが、乗り込んだ途端にぐぎゃぁぁあぁぁとどっかの阿呆餓鬼がいきなり泣き出すわけですよ。たまらんね。握ってる吊革を思わず引きちぎりそうになるほど腹が立つ。ああいう時ってきっとその餓鬼の親以外、ひょっとしたら親も、ともかくその場にいる全員があー殴り散らしたいって思ってるんだと思うんですよ。だから餓鬼はその負のパワーを感じてさらに泣きやがるんです。地獄やね。因果は巡るんよ。ぐぎゃああぁぁああぁぁ。
で、たまらんなぁ、早く降りたいなぁ、って僕は思うんですけど考えてみたら電車から降りたら僕はバイトに行かなあかんので降りた所で地獄やないですか。だからこのまま電車が脱線事故するなり爆破されるなりして、ともかく無茶苦茶になってくれればええのにって思う。したら餓鬼も死ぬし自分はバイト休めるしね。いいことづくしなんです。しかしそんな自分の思惑をよそに毎回毎回電車はきちんと目的地に到着しやがるわけで、自分はそんな律儀にされてもかなわんなぁ、なんて思いつつも結局はとぼとぼ肩を落としてバイトに向かう。帰りたい。でも帰ると今度は金が無くなるんでどっちみち地獄。
それは「ここ」を「そこ」って言うことで、「そこ」を「ここ」と言ってしまうこと。
ややこしいことなのだけど、どういうことか分かりやすく説明しよう。
例えば僕とおじさんが一緒に歩いていて、昼ごはんをどこかで一緒に食べようという流れになったとする。
するとおじさんは「そこで食べよう」と言うので、僕は10メートぐらい先にある〇クドナルドのことかと思って「ああ、うん」なんて肩を落としながら返事をするとおじさんは体の向きを変えてすぐ横にあるステーキハウスに入っていく。
「え?おじさん、そこの店じゃないの?」
僕が訊くとおじさんはここでこう言うんだ。
「だから言ったろ。そこの店にしようって」
こんなおじさんだからトラブルはつきもので、タクシーを利用するときもそうだ。
すると当然タクシーはその場で停まるわけだ。
でもおじさんはそれに怒る。
「なんで停まる!?ここで降ろしてくれと言っているだろ!」と怒鳴り散らすんだ。
運転手さんのほうも負けじと「だから、ここで停まったんでしょうが!?」と反論するもののおじさんは納得しない。
でも正しいのは運転手さんの方かもしれない。
おじさんにとっての「ここ」は運転手さん、いや世間の言うところの「ここ」じゃなくって、「そこ」なんだから。
僕たちの感覚で言えば「そこ」っていうのはおそらく「ここ」より先の方で、もしかしたら通り過ぎてしまった「そこ」かもしれない。
おじさんが言葉の使い方を間違えているといってしまえばそれだけのことかもしれない。
でもおじさんは自分の「ここ」と「そこ」の使い方が間違っているとは思っておらず、かといって誤解されようとも直そうとしているのを見たことがない。
これでもう十二分にわかってもらえたと思うけど、とにかくおじさんは変人だ。
でも偏見を持って言えば、研究者にはそういう人が多いって聞く。
理屈は分かる。道路渋滞したら大変。わけわからん人間やわけわからん物資で溢れかえったら大変だてのも分かる。
僕も先の震災の1ヶ月後にボランティアしにいったから、いろんな人がいろんなもの持って集まるカオスは少し体験してる。
発災一週間も経たないうちに、道路も機能してない時に素人の思いつきの行動が致命的になり得るのは確実で、自制を広く求めるのは当然だろう。
でも、あまりにもツイッター上の合唱は行き過ぎではないかと思う。ジャーナリストや政治家がいち早く入って状況を把握するというのは災害時において非常に重要だと僕は思う。そしてここで言うジャーナリストは、所属によって限定されてはいけないと思う。「災害時なので公認のジャーナリストしか報道してはいけません」なんてのは、まさに言論の自由に関わる問題ではないか?
なんか「とりあえずお上の言う通りにしておくべき」みたいなの、あるいは「人に迷惑をかけてはいけません」みたいなの、行き過ぎてないかと感じる。
タイミング。今はインフラも物資も人も何もかも混乱しているから、素人は行くべきではない、というこういうときこそ、政治家やジャーナリストは真っ先に行くべきなのではないのか?
まああと、タイミングは最悪だけどテンガを配るってのはまあありだと思ってる。今じゃないだろうけど、こういう嗜好品、しかもセクシャルなものは、需要はあっても供給はまずない。で、避難所に送っても配り方困るだろうし、やっぱり自分で現地に持っていって手渡しという形になるんだろうね。タイミングは今ではないけど。ただ、じゃあいつならみんなが良いというのかというとなかなかそうはならないだろうね。
【追記】さっきブクマに「被災者が避難所でテンガ使いたくなるわけないだろ」みたいなコメントがあって(もう消えてるけど)それのおかげで言いたいポイントの一つが明らかになったんだけど、テンガ使いたい人だってもちろんいるんだよね。絶対に。命にはかかわらないけど、それがあると落ち着くとかそういう。避難所じゃなくて自宅かもしれないし車内泊してるかもしれないし。被災状況なんて人にも場所にももちろんよるんだから、どんな美味いものでも悲しみで飯が喉を通らない人もいれば、カップラーメンばかりだからせめて味変用の調味料がほしいなって人もいる。この地域は道路がそこそこ大丈夫でばんばんボラ来てほしいとか地域によっても違う。
で、そういうのってまさにジャーナリストがやってくれないと困る仕事なんじゃないの?刻一刻変わる道路や物資需要などの状況変化、どうやって知るの?「今じゃない」って言うけど、じゃあその「今だ!」を知るのはどうやって?国や自治体だってそれを全て把握して発表するなんて無理だよ。
あと、いろんなタイミングでいろんなものが必要なんだよ。被災いっかの石巻にも、ギターやジャグリング道具抱えた人とかいっぱいいた。こっそり酒やタバコやエロ本配ってる人もいた。タイミング的に正直迷惑だったかもしれないし、不謹慎だったかもしれないし、多くの人には求められてはいなかったかもしれない。でも、まさにそのタイミングでジャグリングを求めてる人だっていたかもしれない。とりあえず生存には余裕ができたけど何もできなくて気が急いてる時に、ただただ飛んでるボールを眺めることが前向きになるきっかけになったかもしれない。ほんとに気に障るだけの人が多いんだろうけどね。
ほんとに当たり前だけど「被災者」も色々いるじゃん。石巻にもいたよ。「儲かって忙しくてたまらないわー」って笑いが止まらない地元業者の社長もいた。「ボランティアありがとうございます。無料なので遠慮なく入って何でも食べて下さい」って掲示してる飲食店もあった。その店の人にとっては、多分ボランティアがいっぱいきて無料で食べていってくれたほうが嬉しかったと思う。ほんとに色んな人がいる。「こんなに助けてもらってさらに性的欲求の解消なんてとんでもない、不謹慎だ」とか自分を押し殺してる人たくさんいるだろうけど、すごいストレスだよ。こういう時に画一的でない活動をするのに、現地入りして情報とってくる人ほんとに大事になるはずなんだよ。
もっかいいうけど、「今じゃない」と言えるのは現地の情報があるからだ。奥能登では今じゃなくても金沢だったら「今」なのかもしれない。そこで「金沢ではテンガとジャグラーが足りません」なんて公式情報出てこないでしょ。今を知るために人が入るのは絶対的に重要。
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