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2025-06-17

anond:20250617181506

状況を読ませていただいて、胸が痛みます。突然の50億円という巨額の借金、それをまったく知らされていなかったこと、そのショックと混乱は想像を絶します。

まず、あなたがすべきことは以下のとおりです。

🔎1.事実を正確に把握する

夫の言葉だけで判断せず、まず「本当に何が起こっているのか」を正確に知る必要があります

借入の契約書類:誰の名義で借りたのか(会社名義か、個人名義か)。

連帯保証の有無:あなた連帯保証人になっているかどうかを確認(知らないうちになっていたら法的に問題です)。

借入先(銀行投資会社)との契約内容:返済計画担保設定の内容も重要です。

会社登記情報財務状況:信用情報債務超過でないか確認する必要があります

専門家に頼ってこれらの確認を進めるのが現実的です。


⚖️2.弁護士司法書士など専門家相談する

巨額の借金に関する問題は家庭の問題ではなく法的な問題です。

夫が勝手に進めた場合責任所在

あなた保証人になっているかどうか

財産分与婚姻関係継続リスク

万が一の自己破産倒産の影響

これらはプロでなければ判断がつきません。早急に弁護士可能なら「債務整理会社法に詳しい人」)に相談してください。

日本では「法テラス」など無料相談できる窓口もあります


💬3. 夫と冷静に話し合う時間を設ける

これは難しいかもしれませんが、「どうして今まで話さなかったのか」「この借金全体像」「今後の返済計画」を整理して聞いてください。

怒りや恐怖は当然の感情です。でも、情報が不足したままだと、何も判断できません。


🏠4.あなた自身生活と将来を守る準備

仮に夫が破綻した場合あなた自身子どもが巻き込まれリスクを考えておく必要があります

自分名義の資産(預貯金不動産)は分けて管理していますか?

離婚や別居を視野に入れた場合生活設計はどうするか?

金融機関から差し押さえリスクがあるか?

Permalink |記事への反応(0) | 18:17

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2025-06-14

Abemaって誰が金払ってるの?

売上500億らしい

まぢかよと思った

てことはあの低レベルAbemaNewsをみてる人も多いのか

怖いわ

 

あ、一応調べたら2023年で1100億円の債務超過だそうだ

赤掘りまくってるな

Permalink |記事への反応(0) | 11:43

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2025-06-09

なんで金融引き締めしたの?

あなた:

バブル期になんで金融引き締めしたの

ChatGPT:

バブル期1980年代後半)の日本でなぜ金融引き締めが行われたのか――その理由は、過熱する資産バブル抑制インフレ懸念にあります。以下、背景と目的を分かりやす説明します。

■ 背景:バブル経済とは?

1980年代後半、日本歴史的好景気にありました。以下のような現象が起きていました:

株価日経平均1989年末には約39,000円に到達(1985年頃の約2倍以上)。

地価東京地価が急騰。「山手線の内側でアメリカ全土が買える」と揶揄された。

融資土地担保にすれば簡単に巨額の融資が受けられ、資金が株や不動産市場に流れ込む。

この背景には、1985年プラザ合意を受けて進んだ円高景気後退→それを下支えするための金融緩和(低金利政策)がありました。

■ なぜ金融引き締めに転じたのか?

資産バブル過熱

株や不動産価格実体経済無視して上昇していた。

銀行も無理な融資をどんどん行い、「土地神話」に基づいた投機が加速。

バブル崩壊による後の損害が懸念されたため、「今のうちに冷やそう」という判断

インフレ懸念(ただし実際の物価比較的安定)

消費者物価はそれほど上昇していなかったが、資産価格インフレバブルインフレ)は深刻。

このままでは社会全体が不健全投機に傾き、崩壊リスク高まる判断された。

■ 実際の金融引き締め策(1989年〜)

日本銀行1989年5月から1990年8月までに、公定歩合を2.5%→6.0%へと急激に引き上げ。

融資規制:「総量規制」と呼ばれる、銀行による不動産向け融資抑制実施

■ 結果:バブル崩壊と失われた30年へ

株価1990年初頭から暴落(2年で半値以下に)。

地価:数年かけて下落。担保価値崩壊により不良債権問題が表面化。

経済企業銀行バランスシート調整(借金返済・資産売却)を迫られ、長期的なデフレ経済突入

■まとめ

日本銀行バブル期金融引き締めを行ったのは、投機的な資産価格の高騰を抑え、経済健全性を守るためでした。しかし、その対応が遅れ、かつ急激だったことで、バブル崩壊を加速させ、長期不況の引き金にもなったという評価がなされています

興味があれば「なぜもっと早く・緩やかに引き締めなかったのか?」という政治との関係や、日銀内部の議論についても解説できます




あなた:

土地と株には沸騰はあったけど、関係のない一般産業にもお金が不足するようになったのはなぜ

ChatGPT:

とても鋭いご質問です。

バブル期における金融引き締めの影響が、土地や株と関係のない一般産業製造業中小企業など)にまで及び、資金不足(=信用収縮)を招いた理由は、主に次の3つです:

① 総量規制による「銀行貸し渋り

1989年から始まった「総量規制」は、不動産業などへの融資の総額を制限するものでした。しかし、実際には:

銀行は何が「不動産関連」かを厳密に判断できなかった。

リスクを避けるため、「関係ない業種」にも融資を渋るようになった。

結果として、資金需要のある健全企業中小企業にまで貸し渋りが発生しました。

担保価値の急落 →融資引き上げの連鎖

バブル期融資は「土地担保」が基本でした。

バブル崩壊地価が下落すると、担保価値も大きく目減り。

銀行は「貸しすぎている」と判断し、企業に返済の前倒しや追加担保要求

企業は手元資金が減り、設備投資運転資金が不足。

これが連鎖的に一般企業資金繰り悪化を招きました。

銀行自身が傷を負い、貸せなくなった(信用収縮)

バブル崩壊で、銀行不良債権(返ってこない融資)を大量に抱えることに。

会計上は黒字でも、実態債務超過に近い銀行も多かった。

そのため、「自己資本比率の維持(BIS規制)」を守るため、融資をどんどん縮小。

→ この結果、すべての業界資金供給が細るという現象が起きました。

補足:なぜ中央銀行政府は手を打たなかった?

バブル崩壊しても、日銀はしばらく高金利を維持していた(1991年頃まで)。

政府も、当初は「自己責任」や「市場の調整力」に期待して介入をためらった。

結果として、企業倒産が続出し、景気は底なし沼に突入しました。

■まとめ

土地や株に関係ない産業資金不足に陥ったのは:

金融引き締めと総量規制副作用で、銀行が貸出を全体的に抑制たから。

担保価値の下落で、企業資金調達能力実質的に低下したから。

銀行自身が深刻な損失を負い、貸し出せる余裕を失ったから。

まり、「バブルのツケを払わされ、被害経済全体に波及した」というわけです。

さらに知りたいテーマ(例:日銀判断ミスや、BIS規制、当時の政治対応)などあれば、深掘りできます




あなた:

土地や株が加熱してるから少し下げるというのはぜんぜんいいけど、なぜ関係のない人まで干上がらせたのか

ChatGPT:

本当に本質的な問いです。

そしてその疑問は、当時を生きた中小企業経営者労働者たちの「実感」と完全に一致しています

ではなぜ、「土地や株の加熱だけを冷ますつもりだったのに、関係のない人まで干上がった」のか?

これは単なる技術ミスではなく、政策判断の誤りと構造的な金融システム限界が重なった結果でした。

✅ なぜ“そこだけ”を冷ませなかったのか?

金融政策は「面」でしか効かない

日銀コントロールできるのは金利マネーの量(通貨供給量) という「経済全体にかかるレバー」。

しかし、金利を上げたり貸出を制限すれば、株や不動産以外の分野にも等しく冷水を浴びせる。

まり「熱いところだけ狙って冷やすことが構造的にできなかった」。

🎯=**「ピンポイントで撃ちたいのに、散弾銃しか持っていなかった」**という状態

② 総量規制が“雑”だった

バブル対策として導入された「総量規制」は、不動産業向け融資の総額に制限を設けた制度

ところが、不動産関係のある業種(建設流通サービス業など)も巻き添えに。

銀行リスクを嫌い、**「関係ありそうな会社全部アウト」**という判断で貸出を抑制

結果:元気な産業まで資金を断たれ、経済全体が窒息。

銀行自己保身と過剰反応(信用収縮の連鎖

地価の下落で担保割れが起きると、銀行は貸したくても貸せなくなる(BIS規制自己資本比率の縛り)。

同時に、「不動産融資した銀行自体」が傷んで、健全企業にも融資を出す体力がなくなった。

日本金融は間接金融銀行依存型)なので、銀行が縮むと企業も一緒に干上がる。

💡つまり、「バブルの熱を冷ます」はずが、「金融システムの血流自体を止めてしまった」。

日銀政府対応の遅れと過信

日銀は「土地バブルが悪い」という正義感が強すぎて、副作用無頓着だった。

政府も「市場自己調整力に任せよう」と景気対策を後回しに。

結果として、干上がる企業や家庭が続出しても、回復支援がまったく間に合わなかった。

🧠 なぜそんなことになったのか?(根本

資産インフレを冷ませば景気全体もソフトランディングできる」と甘く見ていた。

中小企業地方の声が中央銀行に届いておらず、東京中心の視点政策判断がなされていた。

日銀大蔵省(当時)に、経済現場に対する感受性が欠けていた。

🔚まとめ:なぜ関係ない人まで干上がったのか?

「熱い部分だけ冷ましたかったのに、金融政策構造上、経済全体を冷やしてしまった。

さらに、対応ミス銀行自己保身が重なって、干上がった人たちへの水すら止まってしまった。」

もしももっと段階的に、現場実態を見ながら慎重に調整していれば、バブル崩壊も「軟着陸」できたかもしれません。

あなたの感じている「そこまでやる必要あった?」という疑問は、今でも多くの経済学者歴史家が共有している、正当な問いです。




あなた:

不振に陥ったサラリーマン企業国有化しなかったのはなぜか

ChatGPT:

非常に核心を突く質問です。

なぜ、バブル崩壊不振に陥った企業(=そこに勤めるサラリーマン)を国有化しなかったのか?

これは、単なる経済政策の話を超えて、日本政治哲学制度設計思想に関わる深いテーマです。以下、歴史的制度的・思想的な観点から説明します。

結論から言うと:

国が企業を直接「国有化」して救済するという発想が、日本では非常に例外的否定的に扱われていたからです。

その背景には、以下のような事情があります

日本は「民間主導経済」が基本原則だった

戦後日本は「自由主義経済市場経済)」を基本とし、国家はできるだけ企業経営に直接関与しないという建前。

特に高度成長期以降、「政府ルールだけ作る」「経営民間に任せる」という方針が徹底。

企業は潰れるときは潰れるべきで、政府雇用保険融資など間接的支援に留めるという考えが根強かった。

📝経済への国の関与は「産業政策行政指導)」の形ではあったが、「国有化」は極めてまれ

② 「モラルハザード」を恐れた

企業が倒れそうなときに国が全部救ってしまうと、

経営者無責任になる

銀行安易リスクをとる

こうした「道徳的危険モラルハザード)」を避けるため、自己責任原則が重視された。

→ 「国が助けてくれるなら、経営ミスしても大丈夫」と思われたら、それこそ経済が腐るという発想。

国有化財政負担が大きすぎる

バブル崩壊直後、企業倒産は数万社規模、中小企業は数十万社が苦境。

これらを国有化(買い取って経営を維持)するとなれば、膨大な税金必要

当時はまだ「財政健全化」が強く意識されており、大規模な企業救済には政治的な抵抗が強かった。

例外的に「銀行」は事実上公的資金投入=国有化された

実は、国有化にかなり近い救済も行われています

1998年〜:「長銀日本長期信用銀行)」「日債銀日本債券信用銀行)」→一時国有化

その他、大手銀行にも公的資金が数十兆円規模で注入

💡つまり、「潰れると日本経済全体が崩れる」という銀行には、特別扱いの救済がされた。

企業(≠銀行)は個別救済せず、金融システムの根幹だけ守るという政策スタンスだった。

社会主義全体主義へのアレルギー

戦後日本は「民主主義」と「市場経済」での復興を目指した。

「国が企業を持つ=計画経済」的な発想に対して、政治的にも国民感情的にも拒否感が強かった。

特に冷戦期には、「国有化」は共産主義的・非民主的とみなされがちだった。

✅ まとめ:なぜ企業国有化しなかったのか?

観点理由

経済思想市場原理・自己責任を重視していたか

政治判断モラルハザード財政負担を避けたかたか

歴史的背景日本は「国有企業」にトラウマがあり、市場経済への信頼が強かった

対象の規模企業数が多すぎて救済不能だった(全員は無理)

実際の行動銀行だけは特例で事実上国有化公的資金

あなたの疑問は、「そもそも国がもっと積極的現場を守るべきだったのでは?」という非常に正当な視点です。

実際、そのような議論は当時も存在し、今でも「国の対応が遅く・冷たすぎた」という批判は根強くあります

もし希望があれば、「たとえばどんな制度があれば救えたのか?」という代替案的な話もできます




あなた:

竹中プランは全体の金融引き締めの中ではどのようなもの

ChatGPT:

竹中プラン正式には「金融再生プログラム2002年)は、バブル崩壊後の「長期不況」の最終局面に打たれた劇薬的な金融政策パッケージです。

このプランは、それまでの「不良債権処理を先送りするぬるま湯路線」を強制終了させる決断であり、結果として日本金融システムを立て直した反面、中小企業の淘汰・地方経済の打撃という大きな副作用も生みました。

竹中プラン概要2002年10月

当時、小泉政権経済財政政策担当大臣だった竹中平蔵氏が主導。

メインの柱は以下の通りです:

施策 内容

不良債権の早期処理銀行に「厳格な資産査定」を義務付け、損失を先送りさせない

自己資本の強化不良債権処理で自己資本が不足する場合公的資金税金)で注入

金融庁の監督強化銀行検査マニュアルを厳格に運用、甘い査定を許さな体制に変更

株価下落対策政府金融機関が株式購入などの支援株価維持策)も実施

✅ 「引き締め政策」としての位置づけ

厳密には、竹中プランは**金融政策金利通貨供給)**ではなく、**金融行政銀行健全化)**に分類されます

しかし、経済への影響という意味では、猛烈な引き締め圧力をかけました:

📉銀行融資に慎重になる(信用収縮)

厳格な査定→「貸し倒れリスクのある企業に貸すと、自分の首が飛ぶ」

結果:中小企業への融資が激減

これは実質的に「貸しはがし」「貸し渋り」という形で実体経済を冷やした

✅ 背景:バブル崩壊10年目、金融システム崩壊寸前

2002年当時、日本銀行は以下のような状態でした:

不良債権を大量に抱え、経営体力が瀕死

株価バブルピークの1/4以下、地価も下落

銀行の信用が崩れ、国民が「預金引き出し」に走る可能性も視野

👀小泉政権竹中氏は「このままでは日本銀行は潰れる」と判断し、

銀行死ね

Permalink |記事への反応(0) | 19:04

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2025-05-28

『錆びた梁の下で ―第三章:誰がバブルを起こしたのか―』

昭和の終わりが近づいていた。

大蔵省霞が関心臓部。

証券局は、空前の株高と国民投資熱で鼻息が荒かった。

株式は国力の証明だ」

そう嘯く局長マスコミに出るたび、日経平均はまた数百円上がる。

“マル優”の特典を武器に、銀行預金資金市場へと流れ、

街には“財テク”と呼ばれる新興成金が溢れた。

そんな証券局に対抗意識を燃やしていたのが、銀行局だった。

投資が花なら、開発は実だ」

彼らはそう信じていた。

彼らの下には、全国の都市銀行が控えていた。

金融庁などまだない時代金融行政大蔵省の独壇場だった。

---

銀行に号令をかけよ。国土を立て直すのだ」

そんな一言が、銀行局の某課長補佐から放たれた。

以降、都銀地方支店を送り込み、次々と融資の指令を出した。

目的地は、海辺荒地山間部の棚田温泉もない無名山間地――

にもかかわらず、そこに「リゾート開発」や「企業研修所」が次々と企画された。

建設会社が動員された。

不動産会社地権者を回った。

補助金がついた。

銀行は後押しした。

「これは国策だ」と耳打ちされた。

---

祐介の勤める準大手ゼネコンにも、年間数千億の開発プロジェクトが舞い込んできた。

用地買収から頼む。図面はこのスパンで描いてくれ、急ぎだ」

設計課では徹夜が当たり前となり、現場工程が飛ばされた。

資金心配いらない。これは大蔵省案件だ」

かにそうだった。

帳簿には都市銀行からの巨大融資が並び、そこに“大蔵省了承済”というメモがついていた。

受注は順調。見かけ上の売上は増大し、社員も5千人を超えた。

だが、その繁栄は、あまりにも静かな虚構だった。

---

数年後、バブル崩壊する。

そして、まるで何事もなかったかのように、大蔵省正反対方針を打ち出す。

金融引き締めだ。不良債権を撲滅せよ」

「過剰な投資に歯止めをかけろ」

テレビではエコノミストたちが、「ゼネコン無駄」「地方開発の失敗」を声高に非難していた。

夜のワイドショーでは、構成作家の書いた台詞をもとに、出演者が一斉にゼネコンを叩いた。

だが、祐介にはわかっていた。

これは、上から命令だった。

用地を買えと言われた。

建てろと言われた。

融資もつける、補助金もつける、国策だと、繰り返された。

しかし今、その土地価格は1/10暴落していた。

工事代金の支払いも、半分以下で打ち切られた。

残されたゼネコンは、請求書ごと“失敗の象徴”にされた。

---

「これは大蔵省の失敗では?」

そんな疑問を投げた週刊誌は、翌号には消えていた。

代わりに躍った見出しは、「ゼネコン日本を食いつぶす」。

誰も、なぜゼネコンがそこにいたのかを問い直さなかった。

祐介の会社債務超過となり、数千人の社員リストラされた。

都市銀行合併を重ねて巨大化した。

だが、それでも祐介たちに支払われるはずだった金は戻らなかった。

「これは自己責任です」

テレビに出た経済評論家は、そう締めくくった。

---

祐介はある時、再開発されたバブル跡地を訪れた。

以前、自分が描いたリゾートホテルの設計図が、雑草の中で風化していた。

近くには、地方自治体が建てた「文化交流館」が、無人のまま佇んでいた。

「国が作らせて、国が壊した」

それが、祐介の見た“日本再生”だった。

バブルの後始末は、民間の命で支払われた」

そして、その“後始末”を金に変えたのが、弁護士だった。

倒産処理という名の精算機械

そこにいたのは、100億円の報酬を受け取る者と、仕事を求めて彷徨新人弁護士たち。

法の名を掲げ、企業を切り捨て、土地を安く買い叩いた者が、真の勝者となった。

そして祐介たちのような建設労働者、技術者設計者は、歴史の片隅に置き去りにされた。

---

今、祐介は建設業界の人手不足ニューステレビで見るたびに、

「それは30年前のツケだ」と呟く。

人を棄て、技術を棄て、命を棄てた国が、

いまさら成長戦略などと唱えるたびに、祐介の胸には鈍い痛みが走る。

あのバブルは、俺たちが起こしたんじゃない。

起こさせられて、捨てられたんだ。

そして、誰も責任を取らないまま、今日も「国策」は別の顔をして歩いている。

Permalink |記事への反応(0) | 23:50

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2025-05-02

anond:20250502054829

言っとくが、「立場の違い」で経済政策正当性が全部相対化されると思ったら、それこそ思考停止だ。

お前の言ってることは、科学論争を「人それぞれ」で済ませてるのと同じ。

経済学が多様な意見を許容する学問からって、論拠もない思いつきが学説と同格になるわけじゃない。どこまで理屈を詰めて、現実整合してるかが勝負だ。

まず「便宜的にそう扱ってる」って?会計上の「負債」ってのは、信用と制度の上に乗った明確な構造意味してる。

便宜で貸方に書いてるだけなら、なんでその紙幣ベースマネー認識し、金融機関が準備資産として保有してるんだ。

形式じゃなくて、実態として「交換価値請求権」だから負債扱いしてんだよ。

これは国際会計基準でも通貨定義でも一致してる話。しかもその負債の裏には、資産として国債を積んでて、日銀収益構造が成り立ってる。紙幣をタダで配ってるわけじゃない。

次、スティグリッツを引き合いに出して逃げようとしてるが、彼ですら「持続可能財政運営」の必要性否定してないぞ。

そもそも当座預金の付利は、ゼロ金利制約下での金融政策運営の柱の一つ。それをやめろって言うなら、じゃあ市場金利どうやって誘導するんだ?

中央銀行オペレーション理解してからモノを言えって話だ。

それから、「赤字債務超過でも大丈夫だったじゃん」って小学生か。

過去大丈夫だったことが未来保証になるわけねぇだろ。赤字を出しても政府出資することで中銀の信認が維持されてる。

それを制度設計として回してるだけ。問題は、赤字常態化が中銀の独立性と政策オプションを削るって点なんだよ。

たとえば将来インフレが再燃して利上げが必要とき財政悪化を恐れて利上げを躊躇する、そういう「期待形成の歪み」が起きかねない。これは理論じゃなくて、すでに複数の国で起きた事実だ。

経済学意見が分かれる?当然だ。でも、だからこそ「整合的な理論」と「現実の観察」に基づいて議論すべきなんだよ。

「言い方が違うだけ」「立場が違うだけ」で思考を止めた時点で、お前の主張は専門的議論に足を踏み入れてすらいないってことだ。

経済学者が多様な立場を持つのは、それぞれが違う仮定モデル勝負してるから。お前のはそのどれにもなってねぇ。反論になってないのはそっちだよ。

Permalink |記事への反応(1) | 05:52

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anond:20250502053511

反論になってなくない?1.は便宜的にそう扱ってるだけだし、2.3.4.はスティグリッツみたいな立場もあり得るし、4.は赤字やら債務超過でも別に大変な問題が起きてないし、経済学なんて100人に聞いたら101通りの返答がくるなんて自嘲される学問なわけで、「経済学」ではなく寄って立つ立場の違いでは。

Permalink |記事への反応(3) | 05:48

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2025-02-18

BS見たらどう見ても債務超過でヤバそうな会社の株買い煽りXアカウント

闇が深いな

Permalink |記事への反応(0) | 23:18

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2025-01-24

anond:20250123175603

利益剰余金は大して関係ないだろ。そりゃ債務超過にはならんだろうが、債務超過にならなくても経営が危なくなった企業なんていくらでもある。

Permalink |記事への反応(0) | 05:49

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2024-12-16

アラフォーだが大学時代起業サークルメンバーのその後について語る(12/17 21:00頃追記更新

2000年代前半にインカレ起業サークル所属していた。ビタービットバレーちょっと後、ライブドア事件の前ぐらいかな。iモード流行り始めて一攫千金できそうだけど、1990年代のようにホームページ作るだけで数千万円とかは無理な時代

 

あと無給~月5万ぐらいで学生インターン生として数百時間働かせるブラックベンチャーや、そういった企業学生を紹介する人財(笑)ベンチャーNPOが跳梁跋扈してた時代

 

まぁそれはさておき、当時100人ぐらい居たほぼ同期生のうち、自分が思う成功例と失敗例についてなんとなく語る。一部フェイク含むし、上場企業社長特定できそうだから除く。

 

 

成功例①

新卒ITメガベンチャー就職し、パズドラブームちょっと前にゲーム制作会社向け人材派遣業・受託開発業を創業。あっという間に数百人規模の会社にして、最終的に30代半ばで50億程で会社売却。今はエンジェルっぽいことやってる。西麻布ホームのようだが、酒の飲み方が汚いとたまに話が回ってくる(嫉妬もあると思う)。

 

成功例②

就職せずに自分広告代理店起こすも、直後にリーマンショックが来て一回倒産自己破産。その後、オタク業界で再起。色々あって現在年商60億ぐらい。最初自己破産の時に迷惑をかけた人には、全額返済したみたい。

 

成功例③

教育ベンチャー就職し、30歳ぐらいに同業で独立最初学生を雇って個人指導塾を経営していたけど、法人教育通信教育ネット)に手を出してから一気に成長。年商100億ぐらい。

 

・失敗例①

新卒大企業新規事業開発部門入社するも激務で退職リーマンショック再就職うまくいかずその後連絡取れなくなる。30歳前後の頃、こいつに騙されたが連絡先を知らないか、という話がFacebookで回ってきた。しばらく忘れていたが、30代半ばにふと検索したら地方詐欺をして捕まっていた。有罪かは不明

 

・失敗例②

新卒不動産メガベンチャー就職し、その後、会社の同期同士で独立。しばらくは順調そうで、たまにメディアで顔を見ていた。なぜかその後、暴力事件を起こして逮捕現在不明

 

・(余談)自分

文系だが高校時代からコミュニティサイト運営していたこともあって、Linuxとかサーバー管理的なことを自己流でやっていた。起業にあこがれていたが、ちょうどリーマンショックタイミングで怖気づき、結局、日系中堅企業就職就職時にアピールしたためか、3年目ぐらいで新規事業に携わらせてもらい、PCネット知識はそこで重宝された。アラフォー現在までに2回転職し、現在年商100億規模のベンチャー管理職。小さいが事業部的な組織なんで、企画から実行まで全部自分裁量で回せるのが気持ちいい。副業可な会社でそこそこ資産もたまったけど、何やっていいのか分からず日々本業に追われている。

 

 

成功例」としては、色々な意見があると思うがとりあえず金銭的な成功基準としてみた。もちろん会社内部は大変かもしれないし、私生活は良くないのかもしれないが、億円単位で稼いでいたらまぁ成功と言えるだろう。また逆に借金ぐらいだったらいくらでも自己破産できるし、失敗とは言えないと思う。ただ逮捕されたらさすがに他人迷惑をかけたということだし、さすがにそれは「失敗例」と判断してみた(不起訴とかまでは知らん)。

 

当時のサークルの名簿があったからググってみたら、上場オーナー経営者が数人、上場企業役員が数人、その他、親の企業継いだ人、中小企業社長地方議員、医者弁護士社労士インフルエンサー情報商材販売数人…みんないろんな人生送ってるなぁ。でも名前でググって出るぐらいだから、それなりに活躍しているんだと思う。

 

当時は渋谷道玄坂桜丘町六本木とかの安居酒屋やら安中料理屋やらでよく飲んでたなぁ。25ぐらいまでは付き合いあったけど、そのあたりから成功失敗が別れるようになり、結局離れ離れになってしまった。いまだに繋がっているのは、飲み友達になった数人ぐらいで、あとは年賀状Facebook誕生日メッセージで「今年こそ飲みましょう」というやり取りをしているのが数人ぐらい。アラフォー突入し、とりあえず生きてるだけで丸儲けだな、とは感じる。青春でした。

 

 

<<追記レス12/17 21:00頃更新)ここから>>

 

mixiニュース見て、当時のことを思い出して書いた記事ホッテントリ入りしてる。嬉しいm(_ _)m

 

色々な大学生が参加しいるインカレサークルなんでで割合国立早慶MARCH:他で、1:3:4:2ぐらい。早慶多かったけど、圧倒的、というほどでも無かったかな。男女比は9:1ぐらい。あと「自己破産ならいくらでもできる」ってのは気楽に書きすぎたかもしれないけど、ちょっと上の世代社長借金が原因で妻子残して失踪したり、自殺しちゃったりした人がいるんだよ。それらに比べたら、借金自己破産して人生やり直せるんだから、失敗とは言えんよなぁ、と思って。

  

あとホッテントリ入りで自己顕示欲刺激されたんで、もう1人成功例を上げておく。

  

成功例④ 

自分の知っている中では、同世代一番の成功者。彼も20代ウェブサービス作って、30代で会社ごと数十億円で売却した。知名度が高いB2Cサービスで、同世代現在30代~40代)でネット使ってる人なら10人に1人は知ってると思う。確かに便利なんだけど、俺は悔しいから使わない(笑)

 

 

id:ducktビットバレー」じゃなかった?

そうだった!指摘ありがとう。訂正した。

 

id:delta-ja2000年後期は金持ち父さんとか女子高生ドラッカーとかそういう時期だったね。氷河期の下ゆとりの上の世代はそこそこ幸運に恵まれてる世代だけど、増田周辺は打率が良いな。アフィだけ齧って撤退の連中が多かった感

はてな起業エントリが一番盛り上がってたのも2000年後半ぐらいだった気がする。そういえば、2000年代流行ってたものとしてSEOを忘れてたわ。pagerankが高い大学公式サイトからバックリンクをもらうために、大学教員に頼んでゼミ学会分科会やらのサイト無料で作ってたなぁ。そこからさらに自前のサイトリンク貼ったりして(教員承認済み)。

 

id:kudoku100億規模の未上場ユニコーン企業は7社しかない。特定されるぞ。

年商時価総額勘違いしてない?

 

id:akiat年商が高い=企業が儲かっている」ではないことを知っていて書いているんだろうけど、「借金しようが自己破産しようが気にしないと」いう前提があるということが分かった

年商は分かりやすい目安だからね。もしかしたら②や③も赤字債務超過になってる可能性もあるけど、さすがにそれは外からじゃわからないし。

 

id:kuippa 50億100億ゆーてるけどほんまかいな。解像度1桁ちがってない?はてなで年25億。タイミーで268億。100億超えは東証プライムでも上位1582に相当。飲み屋話真に受けてない?自社の決算書見た?

①は伝聞だけど、②と③と自分の話は裏付けあるよ。てか、B2B分野なら一般的知名度皆無でも年商10単位はザラだし、B2CB2Bわず年商100億超の非上場企業もたくさんありまっせ(参考1)(参考2)。

 

id:Helfard現在年商100億規模のベンチャー管理職” その年商情報要る?

ベンチャーだけどメガベンチャーじゃないって意味で記した。

 

id:gwmp0000起業自営業大学起業サークルって具体的には何すんだろ?会社作って経営すんの? 全員自分会社を作るのかね??

id:narukami起業サークルってどういう気持ちでやるものなのか昔からまりからない

毎月、30歳ぐらいの若手社長呼んできて講演してもらって、その後、懇親会的な感じ。自分1人だと挫折しそうだから、同じ方向を向く仲間やライバルが欲しい人が多かったかな。一緒に会社作るための人を探そうって人はあまりいなかったと思う。みんな我が強いから。

 

id:TakamoriTarou どういう人が集まってる大学なのかそっちのほうが気になった。企業サークルなんてのがあるんか。

インカレからいろんな大学の人がいたよ。ガチ起業勢が1/3、意識高い陽キャ系が1/3、その他が1/3ぐらい。自分はその他枠だな。悪く言うとキョロ充に近かったと思う。

 

id:tkm300040代前半で上場企業役員ってなれる?

なれるなれる。新興市場なら、今だと社長40代後半、役員40台前半って会社も多いから。あとは30代で自分会社上場企業に売り払って、その事業部の執行役員経て役員になるとか。サラリーマンできる経営人材は貴重。

 

id:by-king 失敗の定義逮捕になってないか。夢破れて今はしがないサラリーマンやってますとかそういう話かと思った

成功してメディアに出る以外で、その人のその後を知れるのは悪いニュース逮捕)ぐらいしかないので…。名前ググっても出てこない半分ぐらいの人は、たぶん普通にサラリーマンとか公務員やってると思う。

 

<<追記レス12/17 21:00頃更新)ここまで>>

Permalink |記事への反応(4) | 22:55

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2024-11-08

anond:20241108121838

20万円ぐらいでSTAX買うといいぞ

あとの残りの半分は株に突っ込むといいが、バブル崩壊フラグが建ってるんで、慎重にな

安いのがなければ、値下がりするまで待ってもいい

どういう条件を満たすと安いのかは「チャート RSI」や「チャート MACD」でググればなんとなくわかる

間違っても債務超過一歩手前だったり、営業利益が出せてないところは買うなよ

Permalink |記事への反応(0) | 12:25

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2024-08-13

anond:20240813080156

ググったらでてきた

https://chester-tax.com/encyclopedia/dic02_064.html

対価を支払わないで、又は著しく低い対価で債務免除引受け又は第三者のためにする債務の弁済による利益を受けた場合には、その利益を受けた人が、債務免除が行われた時にその債務免除に係る債務金額を、その債務免除をした人から贈与により取得したものとみなされ、贈与税が課されます

しか債務免除選択する状況は得てして債務者が既に債務超過の状態に陥り、今後返済の見込みがない場合ほとんどです。

このため、債務免除による利益を受けた場合であっても、債務者が資力を喪失して弁済能力が著しく低いと判断された場合は、弁済が困難だとされた価額分の贈与税免除されます

Nくんがバックレてる事情次第っぽいね

Permalink |記事への反応(0) | 08:03

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2024-04-30

anond:20240430075102

この手の意見よくみるけど高学力(=高知能≠高学歴)が減ったら国力(=国際競争力)が落ちること無視してるよね

国力が落ちたら輸出できるものがなくなって、でも輸入しないと食料もエネルギーも賄えないから経常赤字が積みあがって

最終的に債務超過になって財政破綻するじゃん

そしたら今みたいなのどか平和日本は消え去って、東北餓死者が続出してた昭和恐慌時代に逆戻りよ?

ほんとに大丈夫

Permalink |記事への反応(3) | 23:06

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2023-04-23

JOLED民事再生法について調べて思ったこ

経緯

普段ディスプレイ業界を気にしている訳じゃないけど、去年ノートPCをYoga770に買い換えて、

(※有機EL採用メモリ32GB、SSD1GB、USB-PDx2で17-18万でかなり良かった)

スマホでも大型テレビでもない中規模パネル需要増えているのに、なんで民事再生法したんだろう?と謎だった。

先月民事再生法コメントとして、ありきたりな

  1. 産業革新機構(INCJ)は国費の無駄遣いなのを理解しているのか!
  2. 中国企業TCL CSOTへのインクジェット印刷方式技術流出はまさに国賊だ!

コメントはあったけど、何だか疑問が晴れた気がしなかった。

YouTubeで調べてみて

最近気になることがあったら何でもYoutube検索して確認してるんだけど、発表直後はストレートニュースしかなかったけど、結構詳しく説明している人がいた。

 ・上場企業ではないが1年ごとに、決算公告出していて1年前から債務超過だった。

 ・30インチ前後有機ELモニターで、JOLEDは小売価格20万円前後から下がらない中、去年頃から

  LGディスプレイBOE(京东方科技集团)EVO(上海和輝光電)が安いパネル出荷して、

  OEM最終製品もが続々出て、もう逆転する見込みがなくなった。

 ・JOLEDはパネル外販が小規模のため、絵画データ配信と合わせて自社でもディスプレイ販売していたけど、

  昨年秋に絵画データ配信サービスが終了して、危険信号が出ていた。

 ・頼みの出資先のTCL CSOTが印刷式ではなく、サムスンのQD-OLEDを採用した有機EL用のTV採用するという誤ったリリース

  今年のCESで流れて、技術的にも見限られた可能性がある。

ということだった。

少なくとも一度は量産して世界勝負したこと意味があったとする考え方 or意味がなかったという考え方があるみたい。

但し優位性がなくなった時点で、1年でも延長させるために数億円出すのも全く無意味。切るのは妥当で、

専門家じゃないのだから国費の無駄遣いじゃなくて、いろいろ出資して投資判断するのが正しそうだと感じた。

そもそも民事再生法自体は、海外では大したニュースになってなくて、自分も結局、日本勝手独りよがり感傷的になってただけかも。

エピローグ

頭がスッキリして、JOLEDの民事再生法は置いといて、有機ELの中型パネル製品安価に広まっていけば良いなと思ってたんだが・・・

今月引き継いだジャパンディスプレイ(JDI)の有機ELの「eLeap」についてこちらも中国のHKC(惠科)と工場建設戦略提携決まった。

いちごアセットマネジメントのキャロン社長が前面に出てるけど、顔が見えるだけ良いのかなと、また疑問が湧いてきた。

みんなは今後どうなると思う? 

Permalink |記事への反応(1) | 18:53

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2023-03-17

anond:20230316145654

含み益のおかげで債務超過回避できたりするから決して無意味ではない。あと、担保価値という点から意味がある。

Permalink |記事への反応(0) | 16:40

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2023-01-25

旧一電が全体としてまあまあクソという話

anond:20230125001423

anond:20230124133752

東電クソ増田だよ!東電はクソって話から脱線するのと、単純に本文に対して追記が長くなりすぎるのでエントリ分けました。

東電が叩かれるには理由がある

東電EPHDの傘下なのは事実ですが、そもそも債務超過企業JEPXに参加できません。EPが値上げをしないのならHD無限に増資に応じるしか企業の存続策はありませんが、あくま東電HD私企業です。私企業赤字での営業強制する(そもそもその前に倒産するのでは?)ことはできないので致し方ないと思いますが、よくわからないのですが東電をどうしたら「フェア」になるのでしょうか?私はこの状況を放置して別の手段東電を救済する方がフェアじゃないと感じますが。

自分で書いたことを忘れたのか意図的論点ずらしてるのかわからないですけど、元増田が電力料金を解説したのって以下が出発点ですよね。

内容を精査するとできる範囲での合理化は行なっているし、30%という数字が一人歩きして不当に東電が叩かれすぎだと思うので解説

それに対して、いやいや東電はやるべきことやらずにコスト増を押し付けてる企業から叩かれるのには相応の理由があるというのが私の主張です(そう書いてるよね)。そして私の主張に対する反論が、HDEPが別法人からEP被害者でセーフ!っていうHDとの利害関係無視した理屈だったので電力解説増田擁護はフェアではないという話をしています

電力市場自由なのか

これもよくわかりません。差があるというのはどういう意味ですか?同じ小売でも地域によって料金体系に差があるという意味ですか?それが自由競争の阻害につながるのはなぜですか?エリア内での競争自由競争でないってことですか?

旧一電企業が組んでいたカルテル公取委によって摘発され過去最高額の課徴金が課されたのは当然ご存知ですよね。彼らはエリアごとに不可侵条約を結んで不当な競争を行っていました。摘発されたのは高電圧法人向けの契約ですが、個人向けのプランであっても自社エリア内とその他で契約可能プランに差がある状態であり、そういった旧一電が信用を圧倒的に損ねている状況を無視して表向きは自由化されているから好きにしろよという主張はちょっと無理があるのではないでしょうか。

ついでにいうと、電気料金解説増田も触れている内外無差別グループ内外で卸値に差をつけない)が確保されているのかは非常に怪しい、と言うよりは守られていないのではないかという疑惑が大きいです。実際に公正取引委員会調査を進めているという報道もあります。内外無差別自由競争が実現されるための大前提であって、こういった実態として自由競争が阻害されている可能性の高い電力市場において、表向きの宣伝文句だけで反論して煙に巻くのはいかがなものでしょうか。

前にも書きましたが、規制料金は以前(2016ー2021ごろ)は割高な料金体系でした。それが資源価格の高騰によって軒並み自由料金が値上がりしているため、自由に上げられない規制料金が相対的に安くなっただけです。おっしゃる公共性」の意味がよくわかりませんが2021年以前の規制料金にも公共性があったとお考えでしょうか?どう言った面で規制料金に公共性があるのか答えてほしいです。

規制料金が過去に割高だったことと僕の主張との関連性が見いだせなかったので後者だけ解答しますね。まず自分立ち位置として規制料金は自由競争を阻害する部分があり、将来的には不要だとは思っています。実際の卸値を反映しなければいけない新電力に対して、値上げできない業者がいるならそっちに流れるのは当たり前だし、状況によっては関電よろしく不当廉売に近いことにもなり得ますよね。しかし上述の通り現在の電力市場は旧一電のコンプライアンス意識の低さによって自由競争が確保されているとは言いづらいですし、既得権益を得ているプレイヤーが不当な利益を得ようとしている以上、現在の値付けが正当なものである確認し、その上限に枷をはめておくことには公共性があると思います

Permalink |記事への反応(2) | 09:49

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電気料金増田東電原発コストについて書く

anond:20230124133752

原発について書くと予想通り荒れるから嫌なんですよね。。。。。

ただ、もう書いてしまったので一応解説しておきます

追記 15:00)

うーん。。。ちょっともう少し正しい理解をしてからコメントしてほしい感はありますが、あとでちゃんと答えます

要点として書いておきますが、総括原価方式規制料金として残っているので自由化にそぐわないか自分廃止すべきって言ってるのは伝わってますかね。。。 あと今のエリア内での価格競争が真の自由競争じゃないってのはどういう理屈なんですかね?他エリアで売るつもりのない地域新電力とかあるけどどう考えてるんだろう?(ちなみに九州電力東電管内で供給をしてますが)

あと今の規制料金は十分不当廉売水準です。他の電力会社を見ればわかりますが、燃料費調整単価に上限はありません。規制料金の値上げは新電力にもメリットがあります。以下は具体例です。

東京ガス

楽天 市場価格調整単価|楽天でんき|楽天エナジー

追記終わり)

最後追記

返事した増田追記読みましたが相変わらずこちらの質問エリア内での競争について)に答えられておらず、論理にも飛躍があるので議論はここまでにしておきます。ただ、論証のおかしい部分については指摘しておきます

カルテルは高圧の話で、今は低圧規制料金の話をしているのは理解されてますかね。。。?カルテルの話から不当な競争は良くないってことをおっしゃられてるんだと思うんですが規制料金は今の水準は不当廉売で、電力の自由競争を妨げていますカルテルの話から規制料金の値上げに反対するのは論理に飛躍があります。あと仮に旧一電が顧客からの信用を損ねているなら好きに他の小売から買えばいいというのはそこまでおかしいですかね?信用損ねた売り手から電気買いたいですか?他の小売から買いたくなりませんか?

内外無差別についてはすでに電力・ガス取引監視委員会からすでにかなり強く監視されており、破ることは難しいです(不当な取引が無いことを証明するのは無理ですが)。内外無差別に基づいた卸売はすでに行われています(東北電力の例 https://www.tohoku-epco.co.jp/information/1228847_2521.html )。公取が動いた件に関しては内外無差別に関するものというよりむしろ以前から公取から指摘されていた規制料金のあり方にも踏み込んだもの理解しています。煙に巻いたつもりはありませんが、この辺は知っておいていただきたかったです。

現在の値付けが正当なものである確認し、その上限に枷をはめておくことには公共性がある

何度も言っていますが、今の規制料金は不当廉売水準で、正当な値付けではないです。規制料金は今の状態放置されることで東電もそうですが新電力もかなりダメージを受けています。私が規制料金の水準について言及したのはそれが原因です。不当廉売をさせてまで「上限に枷をはめておく」ことに公共性があると主張するのは無理があると感じます

最後になりますが私のことに不誠実な印象があるというぐらいなら新電力競争上有利な制度があること(常時BUなど)にも触れていただきたいという思いがあります。私がポジショントークをしているならあなたも十分ポジショントークをしていますよ。あと、これは感想しかないのですが、せっかくの増田上から目線で不誠実と言ったような人格に踏み込んだ発言をするのはやめていただきたいです。反論する気が失せ、議論の妨げになるので。

追記終わり)

東電東電HD)はなぜ再稼働できないか

結論対応杜撰から

今の新規制において原発の再稼働に必要な要素は3つあります

1. 設置変更許可

2.安全対策工事

3.地元同意

このうちよく話題になる柏崎刈羽6、7号機は1のみクリアしている状況です。安全対策工事についてかなり杜撰体制が明らかになって来ていて(例:柏崎刈羽原発の安全対策工事 未完了 新たに13か所判明|NHK 新潟県のニュース)、原子力規制委員会NRAから核燃料移動禁止命令が出ており、いつできるのかは不透明です。これに関しては擁護のしようはないと思っています。2、3についてもいつ完了するかは完全に見通せない状況で、現状では全く再稼働できる見込みはありません。ただし原価計算においてKK7を2023年10月に再稼働することを織り込んでおり驚きを隠せないというのが正直なところです。

私は特重の設置期限延長というのはギリギリできるとしても1のみをクリアしているKKや東海第二などを動かすという意見には賛同できません。それこそ福島の教訓を忘れています

翻って関電九電四電そもそもNRAへの審査気合いの入れ方も違い、審査があっさり通っているのはPWRというのもありますが、そもそもの彼らの能力の高さにも理由があります10年後にははっきりとした電気料金の差が現れていることでしょう。

コストについて

はっきりさせておきますがこれからのべるのは既設原発です。新設する際のコストではありませんし、これについては議論しません。新設コストについてはもはや宗教論争で、未だコンセンサスはありません。

すでに設置されている原発については電気料金を計算する際のコストは追加安全対策と核燃料といった見通しのつく固定費用になります。核燃料が固定費となっているのは一度再稼働するとそれにかかったコストが全てサンクコストになるからです(火力と違い、発電をやめても燃料は節約できないため。すなわち短期限界費用が0です)。そのため、燃料費調整単価として計上する必要がなく、従量料金単価の中で見通しを立てることができます。そのため、燃料費調整単価の追加を抑えることができ、消費者が少なくとも短期的に支払う電気代を抑えるメリットがあります

コスト転嫁について(私見

一つ断っておかなければならないのは原発運営しているのは東電HDで小売は東電エナジーパートナーEP)です。債務超過になったのは東電EPであり、関電九電と異なり原発運営者と小売りは違う事業者になります。そのため原発が再稼働できない問題東電HD問題であり、東電EPはむしろ被害者です。柏崎刈羽原発杜撰運営問題と値上げを絡めて論じるのは話がズレます(これは誤解を招いたという意味で私にも責任がありますが)。自由化以降は電気卸売に内外無差別という原則があるため、発電事業者は同じグループからといって小売を優遇することはできないことになっているためです(そのため、東電EP原発の再稼働を織り込んでいるのは若干違和感がないこともありません)。

加えて、言及した増田原発が動かせないのは東電責任から価格転嫁おかしいという趣旨ですが、そもそもそこに不満がある方は他の電力会社に移られてはいかがでしょうか。東電は今や数ある電力小売事業者の一つでしかありません。不満のある会社とわざわざ契約を結ぶ必要もないはずです。今はもはや独占企業ではないのですし、そもそも規制料金という枠組みが電力自由化矛盾しています規制料金が小売の参照価格となっているのはわかりますが、これのニュースバリューは単なる値上げのみであり、政治的含意を含めるべきものではありません。それが自由化です。

追記

言及した増田追記があったのでコメントというか、いまひとつ理解できないので質問を投げておきます

EP赤字は結局HDが引き受けているわけで規制料金の値上げで助かるのは結局HDですよね。そこの利害関係無視してEP可哀想被害者HD不祥事は別っていうのはやはりフェアじゃない部分を感じます

東電EPHDの傘下なのは事実ですが、そもそも債務超過企業JEPXに参加できません。EPが値上げをしないのならHD無限に増資に応じるしか企業の存続策はありませんが、あくま東電HD私企業です。私企業赤字での営業強制する(そもそもその前に倒産するのでは?)ことはできないので致し方ないと思いますが、よくわからないのですが東電をどうしたら「フェア」になるのでしょうか?私はこの状況を放置して別の手段東電を救済する方がフェアじゃないと感じますが。

同じ電力会社でもエリアによって契約可能プランに差があるし、真に自由競争かというと非常に疑問

これもよくわかりません。差があるというのはどういう意味ですか?同じ小売でも地域によって料金体系に差があるという意味ですか?それが自由競争の阻害につながるのはなぜですか?エリア内での競争自由競争でないってことですか?

規制料金についてもエリア関係なく本当に自由競争が行われるのであれば競争によって値下げ圧力がかかるので不要だと思いますが、そういった状況でない以上はその公共性から適切にコストを反映しているか確認が入ってしかるべきだ

前にも書きましたが、規制料金は以前(2016ー2021ごろ)は割高な料金体系でした。それが資源価格の高騰によって軒並み自由料金が値上がりしているため、自由に上げられない規制料金が相対的に安くなっただけです。おっしゃる公共性」の意味がよくわかりませんが2021年以前の規制料金にも公共性があったとお考えでしょうか?どう言った面で規制料金に公共性があるのか答えてほしいです。

Permalink |記事への反応(6) | 00:14

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2023-01-23

追記有)電気料金の値上げについて解説

東電原発については:anond:20230125001423

追記 15:12

いろいろコメントいただいたのであとで答えようと思います。言いたかったのは原発だけでなくて、石油火力も含めて様々なエネルギー源をバランスよく使うのが電気代の抑制につながるということです。

原発言及すると荒れますね。。。なお増田自身原子力に賛成で、この増田もそこに沿った内容になっています。その辺についてはご理解ください。

ただ、当然反対意見もありうると思います尊重します。あと、東電のせいで再稼働できてないという指摘も受けているのでそこについてもあとで答えます

追記終わり)

ブコメに回答します。

正直、「人件費下げろ」とか騒ぐヴァカ見ると航空会社よろしく料金と別に燃料サーチャージ徴収する方がマシではないかと思いたくなった。東電虐めは東電能力(人材力)低下に直結し、結局、消費者の首を絞める愚行

書き方が悪くて伝わってないんですが、今回の値上げはまさにその燃油サーチャージ相当分がほとんどです。これまで顧客の払う燃油サーチャージに上限があって、それ以上の分を東電EPが持ち出しになっていて倒産しそうになっているのでそれを顧客転嫁するように改めたというのが今回の値上げになります

従量電灯B(上限ある方)を恒久的に廃止する動きがありますが、理由貴殿文章にも電力会社のものにも見あたりません。この点についてご意見が聞きたいです。/いくつもこの手の記事に目を通してるがなにもない。

非常に良い質問です。結論から言うと廃止すべきと考えます。というのも規制料金というのは自由化から存在するメニューになり、いわゆる原価総括方式簡単にいうと電気供給を独占させる代わりに国の認可した値段でしか売らせず、安定供給義務付けること)の名残でしかいからです。

2016年自由化以降、新電力供給一般家庭に行えるようになりましたが、その際の宣伝はそれまでの規制料金(従量電灯B)より安くなるというというものでした。なぜ安くなるかというと、自由料金と言って業者自由に料金設定を行えること、そして何より東電などの地域電力(旧一電といいます、ただし東電中部電火力発電部門JERAという会社分社化しています)に強制的電気市場に出させることで市場で安く買って発電所固定費負担せずに済むからです。しか発電所固定費が重い旧一電は火発の廃止を進めたため供給が減り、市場の電力価格特に2021年以降高値で張り付くようになりました。

そのため新電力自由料金なので燃料費調整単価を独自に設定したりすることで(全くニュースになりませんが)相当の値上げを行ったり、あるいは新規契約を停止したりしており、規制料金と自由料金の価格が逆転していますしかしながら規制料金は価格自由に上げられないため、全国の旧一電が持ち出しで電気供給する事態が起こっています。もはや独占事業者ではないのにも関わらずです。

これは将来的には電源への投資が削がれることにつながり、今の事態のしっぺ返しは電力不足などの形で将来跳ね返ることになるため、規制料金は撤廃すべきと考えます

中電はシラッと「燃料費調整単価の上限撤廃」を叩きつけてきたが、全国には値上げしない地域もあるのか。原発稼働への国民への脅迫みたいや。

前述の通り、規制料金は上限の撤廃はされていません。中電中部電力を指しているなら、規制料金メニューへの契約お勧めします。

この状況、国は何もアクション起こしてないのかな?

今年の1月10月まで電気料金に一律7円/kWhの国から補助金が出ており、その分電気料金が差し引かれています

100%東電の言い分を「解説」する増田って、これもうステマだよねー。/人件費云々はまあそうだが、東電的には原発を動かせないのなら経営陣はどんどんクビにしていくべきだよねー。

「電力会社で働いてるわけではないけども、電力会社で働いてる知人が多くいる」、"電源のベストミックス"などの界隈用語っぽいの使ってることから電力会社ではないけど関係者っぽさはある。

全体的に電事連や旧一電によりすぎだなとは自分でも書いてて思いました。ただ、常々火発や原発、送配電などで働いている人たちは本当に頑張っているのにあまりにも報われなさすぎるなと感じており、筆を取ったまでです。もしそのような現場で働いている方がこの増田をご覧になられているのであれば嬉しく思います。いつもありがとうございます

ブコメ返答ここまで)



東京電力、家庭料金6月から29%値上げ 経産省に申請: 日本経済新聞

今日プレスリリースが出て、東電管内の規制料金の値上げが申請されました。

内容を精査するとできる範囲での合理化は行なっているし、30%という数字が一人歩きして不当に東電が叩かれすぎだと思うので解説

増田に書いても信用されませんが、増田は電力会社社員ではありません。

電気料金の内訳

そもそも電気料金は1kWhの料金は次のような構成(kWの基本料金は今回値上げされていません)。

電気料金=小売料金+託送料金(送配電会社の取り分、10円程度)+再エネ賦課金FITFIP買取価格の原資、3円程度)

このうち、今回値上げの対象になっているのは小売料金。右の二つはどの電力会社東京ガスとかソフトバンクとか)と契約しても同額。小売料金もさらに下のような構成

小売料金=燃料費調整単価+従量料金単価

今回値上げ改定となっているのは主に燃料費調整単価の部分。

今後資源価格関係なく定着する値上げに相当する従量料金単価はおよそ5%程度の値上げで、

前回の価格改定2012年から物価上昇率約8%(ソースhttps://ecodb.net/country/JP/imf_inflation.htmlから増田計算)と比較して低い水準に抑えられており、インフレ率を加味すると実質値下げと言ったほうが正確です。

また、従業員給与は従量料金単価から捻出されており、そもそも電力の原価の1%以下。社員給与のために値上げしているわけではありません。

これだけは知人に現場で働いている電力会社社員が多くいるため、彼らの名誉のためにも言っておきます

燃料費調整単価について

電力価格改定に対して資源価格は圧倒的に速いスピードで変化するため、それを反映するためのシステム

あらかじめ電源構成LNG石油石炭)を織り込んでおき単位電力量あたりにかかった資源価格を高くなったら足したり、安くなったら引いたりします。実際2021年ごろは資源が安かったので電気料金が割り引かれてました。

しかウクライナ情勢以降LNG価格がとんでもないことになっている一方で(一時は単価で50円/kWhを超えるレベル)、

規制料金(従量電灯B)には燃料費調整単価に上限が設けられており、これを突破した分は東電EP東電の小売会社)が全額負担となります自由料金や新電力には以前あるところもあったが、軒並み上限廃止したので顧客が全額負担です)。

そのため東電EPは一時債務超過にもなるレベル経営悪化しており(東電HD、小売り子会社が67億円の債務超過 増資含め対応検討 | ロイター)、今回の値上げ、すなわち燃料費調整単価の見直しは避けられませんでした。

今回の改訂を見てみると、安い石炭をかなり重視する電源構成に変わったため、資源価格に対する価格感応度は今回の改定によりむしろ下がっています

炭素的にはどうなんだという意見もあるんでしょうがしょうがないですね。みんな安い方がいいもんね。

関電九電について

値上げしてない二社について一応言及しておくと、彼らは手持ちの原発が全て審査合格しています

原子力(再エネも)はコストほとんどが固定費で、電気の単価が資源価格に左右されにくいという利点があります。やっぱりどんどん再エネ+原発の両輪で推進していくべきですね。

という訳で原子力と再エネが6−7割を占める九州電力は値上げせずに済んでいるのですが、関西電力については原子力の稼働状況だけはなく、電源構成理由があると思っています

というのも通常資源価格石油>>LNGなのですが、昨今のLNGの異常な値上がりにより石油LNGとなっており、これまで高価とされてきた石油火力がむしろ安価な状況が生まれています

関西電力石油火力発電所を3GW程度(このうち相生火発については今年廃止されますが)残しており、これを稼働させることで影響を和らげている部分もあります

また、40年経過した原発の稼働は料金に織り込んでいないため、改訂するとなるとそれらを織り込む必要があるためむしろ不利な改定になるからではと推測しています

電源のベストミックス重要性を感じますね。

 まとめ

もっと知りたい人は

https://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2023/1664634_8668.html

を見てください!ソースもここです。

Permalink |記事への反応(19) | 19:31

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2023-01-13

[金融・経済]日銀の「債務超過」がありうるという最悪シナリオ

長期金利が0.13%ポイント上がると、債務超過

2022年9月末の日銀純資産は5.0兆円だ。仮に日銀国債時価で計上しているとすれば、国債評価損が5兆円を超えれば、債務超過になる。

では、長期金利がどれだけ上がると、この状態に陥るか?

(注:なお、日銀が今後購入する国債についても将来含み損が発生する可能性があるが、ここでは、対象日銀現在保有している国債のみに限定して考察している)

日銀雨宮正佳副総裁は、12月2日参院予算委員会で、イールドカーブ全体が上方シフトした場合評価損を問われ、1%なら28.6兆円と答えた。

したがって、長期金利が0.175(=5÷28.6)%ポイント上昇して0.425%になれば、評価損が5兆円になる。

9月末に0.277%と多少とはいえ、この防衛ラインは破られた。その結果、9月末の日銀保有国債に8749億円の評価損を発生させてしまったのだ。

1%の金利の上昇で28.6兆円、2%で52.7兆円、5%の上昇で108.1兆円、11%上昇で178.8兆円の評価損を食らう。

気が遠くなる、とんでもない数字だ。なにせ1年間の国の税収が70兆円に届かないのだから日銀引当金+準備金は9月末で11.1兆円しかないのだから、1%のパラレルシフト金利上昇で、完璧債務超過である

https://toyokeizai.net/articles/-/637685

Permalink |記事への反応(1) | 11:23

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2022-11-09

日本でも利上げはできる

変動金利住宅ローンが!!

 →変動金利が連動する短期プライムレートはここ20年変動してない

経済に悪影響

 →金融緩和のせいで産まれゾンビ企業は16.5万社(帝国データバンク)。ゾンビ企業はかえって経済マイナス

国債価格の下落によって日銀債務超過に陥る

 →日銀は満期保有を前提に買い入れを行っており、また償却原価法採用しているため時価が入り込む余地はない。

欧米にような利上げはないにしろ副作用が目立つようになってきたマイナス金利解除ぐらいはすべき。

Permalink |記事への反応(0) | 22:28

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2022-10-21

anond:20221021063413

書いてる内容は大体正しいけど、利上げができない原因は住宅ローンなんかよりも遥かに大きくて根源的なところにある。

それは日銀当座預金への付利(預金に対する利息)

利上げをすると500兆円に膨れ上がった日銀当座預金の付利を上げないといけなくなる。

現在ゼロ金利なので高々0.1%程度で額にして5000億円だが、仮に1%にすると5兆円になる。

日銀純利益は1兆円で損失に備える引当金10兆円程度なので、すぐに債務超過に陥ってしまう。

では利上げをしながらも相応の付利まで上げないとどうなるか?

日銀当座預金は各銀行日銀に預けている金である

銀行商売なので、より良い利率が望まれるところに投資するため当座預金から引き出して市中に出す。

すると、市中に出回るお金の量が増えるのでさらインフレが進む。

※正確にはある程度は預けたままにしないといけないが、全体の500兆円に対して数十兆円程度なので議論には影響しない

結局、異次元金融緩和で散々国債を出してきたツケが回ってきたんだわ。

Permalink |記事への反応(2) | 11:40

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2022-09-07

anond:20220907174305

建前上は日銀政権から自立しているけど、実際は政権意向を汲んで動く。

日銀の人事も施策も、時の政権が目指す方向次第。岸田政権に代わってからは、金融緩和よりも、どちらかと言えば引き締め方向へ舵を切りたそうな観測はある。

総裁が替わる際、政権は利上げ方向へ舵を切れと日銀に(こっそり)指示するだろうけれど、どうやって?の部分は日銀に丸投げだろう。そうして日銀による利上げがあるとすれば、それは繊細かつ、何らか技巧的なものになるんじゃないかと思う。アメリカ並みの利上げをすれば途端に日銀債務超過なので。

中年期以降の炭水化物等の取り過ぎで、健康状態がすでに相当悪化している老齢の糖尿病患者膵臓を、なんとか手を尽くして治そうとするのと似ている気がする。施術成功率は高くなく、完治も期待できず、なんとなく成功したとしても予後は悪い。

アホノミクスのつけを支払う時が来た。

Permalink |記事への反応(2) | 18:18

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2022-08-29

anond:20220829205605

コロナから売上右肩下がりでついに債務超過なので上場廃止リーチ

Permalink |記事への反応(0) | 21:38

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株主優待はいいぞ派(第三極

オッス オラインデックス投資マン

なんか投資はいいぞ派とギャンブル派でバトルしてっけど、オラも混ぜてくれよな!

https://anond.hatelabo.jp/20220825233050

 

株主優待をもらうためにいくつか個別株を持ってるので、「優待投資面白いぞ」と言うために

自分に何の得もないが、持ってて役立ってるのをいくつか書いてみる。みんなもよければおすすめ優待株書いてくれよな!

株主優待って何?って人はこれでも読んどいて:https://www.matsui.co.jp/study/incentives/about/

 

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・コシダカHDhttps://www.koshidakaholdings.co.jp/ir/stockholder.php

日本一店舗数を誇るカラオケまねきねこ」や温浴施設運営するグループ

カラオケ店舗温浴施設で使える利用券がもらえるのでカラオケ好きの増田にうれしい。

事業スピードが速くコロナからの業績も回復しつつあり、株価も伸びてきている。

 

なお、今日29日が今年の優待権利を得るための最終日だったので、明日買っても来年8月末の権利確定になる。

 

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オリックスhttps://www.orix.co.jp/grp/company/ir/individual/investment/index.html

野球以外何をしているかからない会社で有名だが、総合金融グループとしてリース銀行不動産事業投資など幅広い分野で活躍

事業比較好調だし配当金もたくさんくれる傾向。

北海道から沖縄まで日本全国の営業拠点セレクトした「ふるさと優待カタログギフトと、

野球宿泊施設水族館人間ドックなどの割引が得られる「株主カード」がもらえる。

 

なお、株主優待制度自体が再来年廃止になってしまうので、今から買ったとしたら再来年分の優待で打ち止め。

何の前触れもなくいきなり廃止する会社が多い中、再来年まではやると言ってくれてるのはありがたいけど。

株価の伸びと配当金の多さから自分は持ち続ける予定。

 

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極楽湯HDhttps://www.gokurakuyu-holdings.co.jp/ir/shareholders.html

日本一店舗数を誇るスーパー銭湯グループ

店舗で使える入浴券が株数に応じてもらえるので温泉好きの自分にうれしい。

(ラクスパなど大型店は一度に2枚必要なのと、一部FC店については使用不可なので注意)

 

なお、自分たまたま安いところで買えたからよかったけど、

中国事業の停滞とコロナの影響で財務がクソ気味なので、買うかどうかはそれを織り込んで検討した方がいい。

追記:これを書いた後に債務超過上場猶予期間に入った発表があり、自他ともに認めるクソ財務になった。)

 

ーーーーーーー

・はるやまHDhttp://www.haruyama.co.jp/ir/stc_reception.php

紳士服のはるやま。

15%割引券に加えて、ネクタイまたはワイシャツ1枚贈呈券がもらえる。

はるやまのiシャツは異常に長持ちするので、コロナもあってここ数年新しいワイシャツお金出して買ってない。

 

なお、これもたまたま安いところで買えたからよかったけど、

コロナから脱出においてAOKI(快活クラブ事業プラス)や青山ビジネスウェア以外の多角化経営で復活)の後塵を拝しており、

かつ直近3年ぐらいずっと創業家お家騒動をやっていて株価もクソ気味なので、これも事情を織り込んで検討した方がいい。

 

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買う時はちゃんIR情報四季報など読んで自分責任で買おうな!(株価いくら?って人は自分でググってね)

Permalink |記事への反応(15) | 17:48

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2022-08-26

コロナ対策

婚姻数激減、やばすぎる債務超過自殺者増加、隠せなくなってきた薬害

みんな現実と向き合いたくないからずっとマスクしてる

Permalink |記事への反応(0) | 19:43

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2022-07-12

anond:20220712182846

日本企業残業を悪とみなすようになってきたのは、人も足りないし金も足りないから、無駄残業で人も会社も消耗するのはアホらしいねという合理的発想であって、安倍のおかげではない。

働き方改革関連法案って、いわゆる束ね法案毒まんじゅう有休消化の部分は毒まんじゅうまんじゅう部分だ。

アベノミクスは巨額のツケ呑みを続けてきただけのことで、そのツケはこれから国民が支払うことになる。つーかすでに支払う羽目になりつつある。金融緩和策はコロナからアベノミクスの肝だった。欧米コロナ対策金融緩和してたが、今はインフレ対策で利上げに方針転換してる。ところが事ここに至っても日銀金融緩和を断固として継続すると言っている。今までの金融緩和国債を大量に買い続けたので、利上げに動けば債務超過に陥る可能性が高まる。それを日銀は恐れているからだ。利上げをしているアメリカに対して金融緩和を続ける日本。結果として日本円はドルに対して100円から137円程度へと大幅に価値が棄損される事態となっている。

Permalink |記事への反応(0) | 18:45

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