
はてなキーワード:偽装結婚とは
歌野晶午著の長編推理恋愛小説(2003年刊行、文藝春秋)。第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞するなど、数々のミステリ賞を総なめにした名作。表向きは中年の元探偵と女性の恋愛物語に見えるが、叙述トリック(読者の誤認を誘う描写手法)を駆使したどんでん返しが最大の見どころ。物語は過去と現在を交錯させ、保険金詐欺や不正受給の犯罪を軸に展開。タイトル自体がトリックのヒントで、「葉桜の季節」(桜の散った時期=人生の晩秋、つまり老境)を示唆し、登場人物の年齢を若く誤認させる仕掛けが秀逸です。
#### 主要登場人物
- **久高隆一郎**:愛子の祖父。さくら(節子)が蓬莱倶楽部の指示で殺害に関与した被害者。
- **世羅元輝・田辺賢太・小暮明里**: 将虎の過去の探偵仕事(ヤクザの覚醒剤密売事件)に関わる人物。世羅の殺害事件がフラッシュバックで描かれる。
- **蓬莱倶楽部**:悪徳霊感商法集団。高額な「霊水」(ただの水)を売りつけ、借金漬けにした被害者を保険金詐欺に利用。
物語は非線形に進行し、将虎の視点を中心に過去(50年前のヤクザ事件、2年前のパソコン教室、1年前の安藤自殺)と現在が交錯。読者は将虎やさくらを30-40代の若者と誤認するよう誘導される(例: 性描写、トレーニングシーン、デジタル機器の扱い方)。
将虎はフィットネスクラブで汗を流す日常を送る。後輩の清から、愛子の相談を持ちかけられる。愛子は祖父・隆一郎の轢き逃げ事故が、蓬莱倶楽部の保険金詐欺によるものだと疑い、将虎に調査を依頼。将虎は元探偵の見栄を張り、引き受ける。
帰り道、地下鉄駅で自殺を図るさくらを助け、連絡先を交換。二人はデートを重ね、急速に惹かれ合う。将虎はさくらに過去の探偵エピソード(ヤクザの覚醒剤密売事件で世羅を殺した小暮の自殺)を語り、さくらは将虎の優しさに心を開く。さくらは実は蓬莱倶楽部の被害者で、借金返済のため倶楽部の指示に従っていた。
2. **中盤:調査の深化とフラッシュバック(過去と現在交錯)**
- **蓬莱倶楽部調査**: 将虎と清は埼玉の本庄にある倶楽部の無料体験会に潜入(妹の綾乃とその孫・美波が囮)。事務所から電話番号を入手し、詐欺の実態を暴く。倶楽部は高額商品を売りつけ、借金被害者を「偽装結婚」や「保険金殺人」に利用。隆一郎の事故は、さくら(節子)が倶楽部の指示で轢き逃げしたものだった。
- **安藤の過去(1-2年前)**: 将虎はパソコン教室で安藤と知り合い、娘・千絵の写真を撮る依頼を受ける。安藤は自殺し、将虎は遺体を山に埋め、安藤の年金・保険金を不正受給。毎月、千絵に匿名送金している。将虎自身も過去に離婚し、娘を失ったトラウマを抱える。
- **さくらの正体(フラッシュバック)**:さくらは本名・古屋節子。買い物癖で借金を作り、蓬莱倶楽部に嵌められる。倶楽部の指示で隆一郎を殺害(保険金目的)。次なるターゲットとして、将虎の持つ「安藤の保険証」を狙うが、将虎を安藤本人と誤認(将虎は安藤の身分証を使っていたため)。さくらは将虎に近づき、偽装結婚を画策。
さくらは将虎の保険証を盗み、偽装結婚を強行。自分の生命保険の受取人を「さくら」に設定し、将虎の自殺を誘う(保険金詐取)。しかし、将虎はさくらの本性を察知。将虎の生命保険の受取人が実は「さくら」になっている事実が発覚(将虎がさくらを本気で愛したため)。
蓬莱倶楽部のボスが逮捕され、さくらの過去の犯罪(複数回の不正受給、隆一郎殺害)が明るみに出る。将虎は安藤の身分を明かし、さくらに「本当の自分」を告白。さくらは将虎を愛するあまり、詐欺計画を断念。
これらのトリックが連動し、再読を促す構造。賛否両論あるが、「綺麗に騙された」と絶賛される理由です。
#### 結末
さくらは逮捕を免れ(将虎の証言で情状酌量)、将虎と本物の恋に落ちる。将虎は安藤の身分を清算し、千絵に真相を告白(彼女は将虎の送金を感謝)。愛子と清は結ばれ、蓬莱倶楽部は壊滅。
最終シーンは、葉桜の季節。将虎とさくらは老いた体で寄り添い、「君を想うということ」を実感。感動的なハッピーエンドだが、犯罪の代償を背負った切ない余韻が残る。恋愛とミステリの融合が、読者の心を掴んで離さない。
https://x.com/ogeretsusai/status/1891771569753686117?t=1ajrDOLfvACn62NRkMKvUQ&s=19
以前カラーズという友情結婚相談所が「子供はいつか欲しいかも」という見出しにゲイカップルと男の子のイラストをつけ『「ラブラブ♡同棲タイプ」のあなたは、ペットや子供など、新たなメンバーを迎えたい!と思うかもしれません。しかし、男性同士で子供を持つのはなかなか難しいのが現状。「友情結婚」なら、利害が一致した女性とマッチングして、性行為なしで自分の遺伝子を持つ子供を育てることも。』と広告して軽く燃えていた。
https://x.com/colorusfsb/status/1942379857268359513?t=D2cbF-yD78FOlxRTYc1_kw&s=19
そしてさっき『僕はゲイ。普通に家庭を持ちたい』というカラーズの広告が流れてきた。
相変わらずゲイカップルの偽装結婚を勧めて、女を都合のいい産む機械扱いしてて全く前進してねぇ。
炎上しても繰り返すのは、多分セックスのない偽装結婚を求めるゲイ男性が一定数居るから炎上も宣伝になるからなのだろうが、妻に何の利益が。
夫は妻公認不倫前提、夫が愛してるの男だけ、下手したら辛い妊活妊娠出産育児だけ求められ、家庭内に旦那の不倫相手が入ってきて子供の親面するかもしれん結婚なんかよくしたいな…。
どの意味で言ってる人もいるからひとつの意見にまとめようとしないほうが良いよ。
まあ普段はどちらでも似たようなものだが裁判などになったときの判断基準は「夫婦としての実態」だ。
行政手続き上で夫婦であっても夫婦としての実態がないことがはっきりすれば夫婦ではない扱いになる。
いわゆる偽装結婚で逮捕された話とか聞いたことがないか?夫婦としての実態がないのに夫婦としての形式を使って利益を得ようとするのは詐欺などと判断されることがある。
そして、夫婦としての実態というのは色々な基準を総合的に判断するのだが、同じ姓を対外的に名乗っていることもそのひとつだ。
まあ夫婦別姓だけなら全く大した話じゃないし、それで社会制度が致命的に壊れたりはしないよ。
でもね、多様な結婚の形態を認めていくと夫婦としての実態を判断する基準が失われる。
極端な例で言えば、別居していてそれぞれで生計を立てていてめったに会うこともなく子供もいないけど婚姻届けは出て居るから夫婦ってのが成立して良いと思うか?
夫婦別姓は制度を致命的に壊さないけどちょっとは壊れると思うよ。
個人的には行政が結婚を管理するシステムも姓を記録するのもやめたらいいんじゃね? と思ってるよ。
集団がいれば誰かが統率しなきゃならないし、さんざん批判されてきた家父長制の根幹は性別がどうとかじゃなくて家族が集団であることに由来する。
それは極端な例ですらなく、全く別の話になっていると思う。
もともとの相談の文脈を考えれば、「法律違反にならない範囲」という前提で話を進めるのが自然だろう。
だからこそ、夫婦間の問題においては、お互いの納得が重要になるわけで、偽装結婚という法律違反のケースを引き合いに出して「納得するかどうかを基準にするのはおかしい」って言うのは、論点がすり替わってるし、全然別の話を持ち出してるにすぎない。
確かに法的には「夫婦としての実態」が重視されるし、それがないと偽装結婚と判断されることもある。でも、深夜までゲームしていることが即「夫婦としての実態がない」って判断にはならないだろ。
偽装結婚ってのは、例えばビザ取得目的とか、納税回避のために形式的に夫婦を装うケースを指すわけで、深夜までゲームしてるってだけじゃ、夫婦としての実態を否定する材料にはならない。
夫婦の形は多様であって、同居してても生活スタイルがバラバラな夫婦なんて普通にいるじゃないか。じゃあ、シフト制の仕事で夜勤が多い夫婦は「実態がない」とされるのかって話にもなるしな。結局、法律で問題になるのは「形だけの結婚」ってケースであって、夫婦それぞれがどういう生活スタイルを持ってるかまでは踏み込まない。
だから、今回のケースは「夫婦としての実態があるかどうか」ではなく、あくまで「夫が不満を抱いている」ってだけの話だろ。法的な問題に結びつけるのは、論点がズレてると思う。
単に死にたい自分に陶酔して自我を垂れ流してるだけの小説、人間失格未満の作品
石川達三の蒼氓はブラジル移民の絶望・悲しみ・その中の希望を淡々とした筆致で描いていて、明らかに↑の俺が俺がの小説よりは出来が良い
蒼氓では主人公は貧しさの中で偽装結婚したりレイプされたりしながらも、未来に対して淡い希望を失わない
津島修二(太宰)は故郷の富豪番付にのるくらいの名家の出で金にも困らんのに女をスケコマシして死にたい死にたい騒ぐ
テーマと文学性は別の物とは言え、さすがに道化の華は酷い作品なのよ
あの太宰の作品は蒼氓に対して、普遍性や共感性という点ではるかに及ばないし、かといって美しさがあるわけでもない
おれは新潮文庫の太宰本は20冊くらい全部集めてる太宰ファンだけに余計思うんだよ
せめてトカトントンとかならな、と