
はてなキーワード:係長とは
日本共産党による、新宿区役所の管理職に対する赤旗の押し売り(パワハラ)が話題だ。(https://www.sankei.com/article/20251015-YAL7UACXSJI7NFBFRQI63XHAWY/)
定期的に話題になるが、今回は現職の新宿区議会の渡辺議員が解説していて非常に興味深い。(https://watanabemichitaka.hatenablog.com/entry/2025/10/16/163754)
昔から、地方公務員や図書館、公立学校に対して赤旗の押し売りがなされていたことは有名だ。ここでは、年間どの程度の金額を売り上げているのか見ていきたい。
もちろん、推論に推論を重ねた試算になるので、
というものにしたい。
渡辺議員が「課長に昇進が決まった係長に対しても行われていた。」としているように、一般的に課長級の職員に対して勧誘が行われている。
課長級の職員の割合は自治体によって大きく違うが、東京都の基礎自治体の場合おおむね2.5%から15.0%ほど(都庁は10.0%)。
埼玉県庁で5.0%、秋田県庁で10.5%、川崎市で10.4%、さいたま市で10.4%、東京都青梅市で10.0%、東京都府中市で7%、山口県萩市で19.2%、京都府長岡京市で24.5%など(各自治体Webより。年度は若干の前後あり)。基本的に役所の規模が小さくなるほどに割合は高くなる。
ここではかなり低めに見積もって5%で考えてみよう。
地方公務員数は280万人。ただ、この中には警察官や教員なども含まれている。今回対象となる一般行政職はおおむね95万人程度(総務省Webより)
産経新聞の記事によると、「先輩管理職から、過去断ることができた人は1人のみと教わり、購読した方が無難というアドバイスをもらった」とのことであり、相当な高率で取らされていることが推測できる。
ただ、これも低めも低めに見積もっておおよそ8割の職員が取らされていると考えよう。
すると、対象人数は95万人×5.0%×80%で3.8万人。
ちなみに、とある県庁で課長職を務めたことのある私の経験からいうと、当時の購読率は100%だった。
赤旗の購読料は月額3,497円(日刊版)または990円(日曜版)。
とすると、日曜版なら3.8万人×990円×12月で約4.5億円、日刊なら約16億円となる。
かなり低めに見積もって、年間4.5億円〜16億円(おそらく実際はその倍以上)のカネが、地方公務員に対する赤旗の押し売りにより日本共産党に流れ込んでいると思われる。
ちなみに、私が課長職を務めていた頃は、皆、日刊版を購読していた。
各地の公立図書館や公立学校においても、共産党議員団の働きかけによって、一般紙と並んで何故か政党機関紙である赤旗が購読されていることが多くある。これも相当な収入源になっていることが推測される(館長や校長が個人的に購読させられているのか、図書館予算や学校予算から購読しているのかは知らない)。
ちなみに、話題になった自民党の裏金(単純な誤記載や記載漏れなどを全て含む)が、5年間でおおよそ22億円、即ち1年間で4.4億円。それと同等以上、というかおそらくその数倍以上のカネが毎年毎年日本共産党に流れ込んでいることになる。
Permalink |記事への反応(10) | 21:33
最近転職について発信する人を見ていて思うのは、「第二新卒」から「中堅転職」にトレンドが変わってきたな、ということ。
一昔前なら転職しづらかった30前後の中堅の未経験転職にスポットが当たる印象が強い。
こんなトレンドは私向けにカスタマイズされたものだろうから、見る人によって全く違うものかもしれない。
中堅は本当に転職を考えやすい時期だ。社会人としての基礎も身につき、会社のことも、業務のことも、自分の限界も分かってくる。
学生時代の友人や社外の知り合いも、段々と「キャリア」と呼べる何かを形成し始め、年収では下手をすると倍近くの差が開いたりする。
そろそろ部下を持つ時期だけど、先輩を見ても上司を見ても楽しそうじゃない。このままここにいていいのか、自分は市場で評価される人間なんだろうか。
要因が絡み合って転職サイトにも辿り着くだろう。
そして背中を押す要素がもう少しでもあれば転職していくだろう。
でも忘れていないだろうか。
部下を持つ時期が遅れることを。
次に部下を持つ時には、転職しなかった場合と比べて圧倒的に業務知識に欠けた状態で望まなくてはいけないことを。
業務が面白くない、新しい経験をしてみたい、ここが自分の限界じゃない。
これらは本来、マネジメントのステージが変われば達成されるはずの欲求だ。
そして、中堅で受け入れた転職先の企業も、5年10年と一兵卒としてだけ働かせてくれるわけではない。
体感としてはむしろ早い時期に部下を持ち、マネジメントとは何ぞやという悩みと向き合っていくことになる。
ただ、中堅にもなって未経験転職をしてしまう緩いキャリア感の人間にその覚悟はあるのか?
40歳になった時、自分はどの立ち位置にいて、どう仕事と向き合っているのか、本気で考えた上でその決断をしているのか?
部下を持つ未来が迫ってきた時に転職をすれば、業務にだけ向き合う、担当レベルでいる時間を長くすることができる。
もっと言えば、3年後に再度転職してしまえばもっと長くすることができる。
それでいいのか?
年収が転職する度に上がっていても、退職金は失っているし、役職から逃げている限り、生涯年収では下手すると転職しなかった場合の方が多いかもしれない。
私は転職する勇気なんぞより、「転職しない勇気」をおすすめしたい。5年8年と続けてきた蓄積は並大抵のものではないんですよ。
ぜひそのまま部下を持つところまでやって、自分の限界に挑戦し続けてほしい。
業務的な面白さと向き合うだけで許されるのはせいぜい5年であって、プレイングマネージャーとして胃を痛めながら働く姿こそサラリーマンの本懐だと思う。
中堅での逃げの転職、本当に逃げて自分のためになるのか、攻めだと思い込んでいたら実は逃げていないのか、今一度振り返っていただきたい。
ちなみに私は、就活に失敗して「少数精鋭」の「若手でも活躍できる」職場に飛び込んで2年で係長級になり、部下を30人抱えて戦って、3年で大手に転職しているので本稿とは一ミリも関係がない。
10年前、同じ高校・大学を出た連中が次々とナウでヤングな業界に飛び立つ中、俺は「だが、俺はあえて今どき官僚になる」と逆張りをかました。
公務員の係長は何の権限もない一担当者でありながら数人の新人相手にオシメ係をするという虚無の果てのような役職だ。
つうか、今の部署で仕事をする分には科長になろうが部長になろうが、何も変わることなく「足りない予算を誤魔化すために冷酷な足切りを繰り返しつつ前例踏襲」しか出来ることはないように思う。
地獄だ。
ここにあと30年務めても、俺達は何も生み出すことなく「予算不足を足切りで誤魔化し、足りない分は民間に泣いてもらう」を続けるだけだろう。
辛い。
フェイスブックやインスタや会社HPに自分の経歴を漏らしてしまうITリテラシーにかける同期たちの活躍を時折眺めているが、おおむね成功してる奴らばかりで鬱になる。
俺がみたいの「会社が倒産したよ~~~公務員になればよかった~~~」の悲鳴だというのに。
どうしたらいんだ。
後輩共、間違っても公務員にはなるなよ。
「俺は絶対間違えない!」と思っていても、就活シーズンの狂った空気の中で「あのさあ・・・就活とかさっさと終わらせて卒論進めてよ・・・」と教授になじられると楽な道へと人は転がり落ちてしまうんだ。
一般教養をちゃんと学んでいればノーベンで受かるようなペーパーテストで簡単に通る一次が終われば実質倍率1.5倍のラクショー面接、縋る藁としては太く見えたものよ。
まあサビ残しまくってるとはいえ年収は中央値余裕で超えてるから、最悪ではないのかな。
そう思うためにも同期共にはフェイスブックで「資格取ったらバイトの時給が1100円に上がった!嬉しい!」とか呟いて欲しいんだよなー
なんかどれも普通に言われてそうなことばっかりだな。特に蕎麦とかサプライズとか、叩かれてるイメージしかない。
変なのはプールくらい? 使わなきゃプール持ってる意味がないだろってくらいで。
キャッチボールも子供が透明化されててよくわからないけど、言うタイプの想像はつく。
キャンプも準備段階で言うなら理解できる。登山とかアウトドアによっては珍しくないし、準備の苦労を嫌って他に重点を置きたい人はいるだろうよ。
相手の求めてない物事で自分本位に空回りしてたら「でいいよ」くらい言われるのも当たり前でしょ、というのがこのミラーリングでよくわかる格好になってる。
独りよがりの苦労を労ってもらおうなんて態度が嫌われるのは性別関係ないと思うけどな。
こういうコミュニケーションになる奴と付き合いたくねぇというのには同意するけど、コミュニケーションの問題よりも感性の違いの話になると思う。
別に気を使って言い方変えたとて相手が求めてないのは変わらないんだから、それでもやるべき・やりたいと意思を押し通すか、報われないのでやめるかを選ぶしかない。
「身長172cmでいい」「係長でいい」に至っては、平均を妥協ラインに持ってくる奴が高望みって笑われてることの方が多くないか?
イラつく人が出るのは各々のコンプレックスと関連する蔑視発言の問題だし、「男性がイラつく」「でいい」以上の共通点が何も無い。
※元となる作品の続編,前日譚,およびそれに準ずる作品であることをシリーズの定義とする
※総巻数が50巻以上のシリーズ作品について扱い,シリーズ第1作を"作品名"とする
※外伝や番外編やスピンオフ,たとえば「ボクは岬太郎」「弱虫ペダル SPARE BIKE」については扱わない。「ヤング編」と銘された作品も,前日譚というよりはスピンオフの要素が強い場合(ミナミの帝王等)は含めないものとする
※作画者変更によるシリーズ作品,たとえば「蒼天の拳 リジェネシス」「新クレヨンしんちゃん」は参考外とする
※巻数内訳の欄において,第1作は「無印」と表し,2作目以降の作品名は適宜略した
※扱う・扱わないの個別理由は一覧の下に記す
※完結年は連載が終わった時点を指すものとする。
※超人ロック,キャプテン翼の作品群については各自で調べられたい
巻数による降順
| 順位 | 総巻数 | 作品名 | 作者 | 原作者 | 開始年 | 完結年 | 巻数内訳 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 203巻 | ドカベン | 水島新司 | 1972 | 無印…48,大甲子園…26,プロ野球…52,スーパースターズ…45,ドリームトーナメント…32 | ||
| 2 | 131巻 | グラップラー刃牙 | 板垣恵介 | 1991 | 無印…42,バキ…31,範馬刃牙…37,刃牙道…21 | ||
| 3 | 124巻 | 銀牙-流れ星 銀- | 高橋よしひろ | 1983 | 無印…18,ウィード…60,オリオン…30,THELAST WARS…16 | ||
| 4 | 121巻 | ジョジョの奇妙な冒険 | 荒木飛呂彦 | 1987 | 無印…63,ストーンオーシャン…17,SBR…24,ジョジョリオン…17 | ||
| 5 | 119巻 | キン肉マン | ゆでたまご | 1979 | 無印…62,Ⅱ世…29,Ⅱ世究極の超人タッグ編…28 | ||
| 6 | 114巻 | 超人ロック | 聖悠紀 | 1967 | 鏡の檻(現行)…3,ガイアの牙(現行)…1 | ||
| 7 | 111巻 | 弐十手物語 | 神江里見 | 小池一夫 | 1978 | 2012 | 無印…110,つるじろう…1 |
| 8 | 106巻 | 千里の道も | 渡辺敏 | 大原一歩 | 1989 | 2014 | 無印…45,新…16,第三章…39,修羅の道…6 |
| 9 | 101巻 | キャプテン翼 | 高橋陽一 | 1981 | 無印…37,……,ライジングサン(現行)…8 | ||
| 9 | 101巻 | あさりちゃん | 室山まゆみ | 1978 | 2016 | 無印…100,5年2組…1 | |
| 11 | 100巻 | コボちゃん | 植田まさし | 1982 | 無印…60,新…40 | ||
| 12 | 94巻 | 課長島耕作 | 弘兼憲史 | 1983 | 課長…17,部長…13,取締役…8,常務…6,専務…5,社長…16,会長…9,ヤング…4,主任…4,係長…4,学生…6,就活…2 | ||
| 12 | 94巻 | コータローまかりとおる! | 蛭田達也 | 1982 | 2004 | 無印…59,新…27,L…8 | |
| 14 | 91巻 | MAJOR | 満田拓也 | 1994 | 無印…78,2nd…13 | ||
| 15 | 85巻 | スーパードクターK | 真船一雄 | 1988 | 無印…44,Doctor K…10,K2…31 | ||
| 16 | 82巻 | 浦安鉄筋家族 | 浜岡賢次 | 1993 | 無印…31,元祖…28,毎度…23 | ||
| 17 | 81巻 | 高校鉄拳伝タフ | 猿渡哲也 | 1993 | 2012 | 無印…42,TOUGH…39 | |
| 18 | 80巻 | 優駿の門 | やまさき拓味 | 1995 | 無印…33,GI…13,ピエタ…11,チャンプ…8,グランプリ…5,2020馬術…7,番外編…3 | ||
| 19 | 79巻 | 鉄拳チンミ | 前川たけし | 1983 | 無印…35,新…20,Legends…24 | ||
| 20 | 77巻 | 釣りキチ三平 | 矢口高雄 | 1973 | 2010 | 無印…65,平成版…12 | |
| 21 | 76巻 | 湘南純愛組! | 藤沢とおる | 1990 | 無印…31,GTO…25,14DAYS…9,パラダイス・ロスト…11 | ||
| 22 | 75巻 | 生徒諸君! | 庄司陽子 | 1977 | 無印…24,教師編…25,最終章・旅立ち…26 | ||
| 22 | 75巻 | DEAR BOYS | 八神ひろき | 1989 | 2016 | 無印…23,EARLYDAYS…1,ACT2…30,ACT3…21 | |
| 24 | 74巻 | 白竜 | 渡辺みちお | 天王寺大 | 1996 | 無印…21,LEGEND…46,HADOU…7 | |
| 25 | 73巻 | カバチタレ! | 東風孝広 | 田島隆 | 1999 | 無印…20,特上カバチ!!…34,カバチ!!!…19 | |
| 26 | 72巻 | 味いちもんめ | 倉田よしみ | あべ善太 | 1986 | 無印…33,新…21,独立編…10,にっぽん食紀行…6,世界の中の和食…2 | |
| 26 | 72巻 | かっとび一斗 | 門馬もとき | 1985 | 2007 | 無印…46,風飛び…26 | |
| 28 | 70巻 | 金田一少年の事件簿 | さとうふみや | 金成陽三郎,天樹征丸 | 1992 | 無印…27,Case…10,2期…14,20周年…5,R…14 | |
| 28 | 70巻 | 魁!!男塾 | 宮下あきら | 1985 | 無印…34,暁…25,極…8,真…3 | ||
| 30 | 69巻 | ワイルド7 | 望月三起也 | 1969 | 2014 | 無印…48,新…14,続・新…2,飛葉…2,R…2,W7…1 | |
| 31 | 67巻 | 工業哀歌バレーボーイズ | 村田ひろゆき | 1989 | 2011 | 無印…50,好色哀歌…17 | |
| 32 | 66巻 | あずみ | 小山ゆう | 1994 | 2014 | 無印…48,AZUMI…18 | |
| 32 | 66巻 | JINGI/仁義 | 立原あゆみ | 1988 | 2017 | 無印…33,S…19,零…14 | |
| 34 | 65巻 | BOYSBE... | 玉越博幸 | イタバシマサヒロ | 1991 | 無印…32,2nd…20,L…6,pre…1,next…6 | |
| 34 | 65巻 | 賭博黙示録カイジ | 福本伸行 | 1996 | 無印…13,破戒録…13,堕天録…13,和也…10,ワンポーカー…16 | ||
| 34 | 65巻 | テニスの王子様 | 許斐剛 | 1999 | 無印…42,新…23 | ||
| 37 | 64巻 | パズルゲーム☆はいすくーる | 野間美由紀 | 1983 | 無印…34,新…6,X…8,プレステージ…2/トレジャー…4,Pro…3,ラグジュアリー…5,サクシード…2 | ||
| 37 | 64巻 | 彼岸島 | 松本光司 | 2002 | 無印…33,47日間…16,48日後…15 | ||
| 39 | 63巻 | 怨み屋本舗 | 栗原正尚 | 2000 | 無印…20,巣来間風介…6,REBOOT…13,REVENGE…11,EVIL HEART…9,WORST…4 | ||
| 39 | 63巻 | 特命係長只野仁 | 柳沢きみお | 1998 | 無印…9,新…20,ファイナル…27,ルーキー…7 | ||
| 41 | 62巻 | 並木橋通りアオバ自転車店 | 宮尾岳 | 1999 | 無印…20,アオバ自転車店…20,ようこそ…20,いこうよ…2 | ||
| 41 | 62巻 | ザ・シェフ | 加藤唯史 | 剣名舞 | 1985 | 2013 | 無印…41,新章…20,ファイナル…1 |
| 41 | 62巻 | 本気! | 立原あゆみ | 1986 | 2005 | 無印…50,Ⅱ…5,サンダーナ…7 | |
| 44 | 60巻 | クローズ | 高橋ヒロシ | 1990 | 2013 | 無印…26,その後…1,WORST…33 | |
| 44 | 60巻 | 変幻退魔夜行 カルラ舞う! | 永久保貴一 | 1986 | 無印…18巻,新…18,真…8,超…5,聖徳太子の呪術…3,少年陰陽師…3,葛城の古代神…3,湖国幻影城…2 | ||
| 46 | 59巻 | 風雲児たち | みなもと太郎 | 1979 | 無印…29,幕末編…30 | ||
| 46 | 59巻 | 荒くれKNIGHT | 吉田聡 | 1995 | 無印…28,高校暴走…11,黒い残響…20 | ||
| 46 | 59巻 | Q.E.D証明終了 | 加藤元浩 | 1997 | 無印…50,iff…9 | ||
| 46 | 59巻 | ダイヤのA | 寺嶋裕二 | 2006 | 無印…47,act2…12 | ||
| 50 | 57巻 | 湾岸MIDNIGHT | 楠みちはる | 1990 | 無印…42,C1…12,銀灰…2,首都高SPL…2 | ||
| 50 | 57巻 | ダーク・エンジェル | 風間宏子 | 1995 | 無印…22,Ⅱ…13,Ⅲ…12,Ⅳ…8,レジェンド…2 | ||
| 50 | 57巻 | 龍狼伝 | 山原義人 | 1993 | 無印…37,中原繚乱…17,王霸立国…3 | ||
| 50 | 57巻 | カメレオン | 加瀬あつし | 1990 | 無印…47,くろアゲハ…10 | ||
| 50 | 57巻 | MF動物病院日誌 | たらさわみち | 1994 | 無印…26,マイフレンド動物病院note…2,おいでよ動物病院!…15,僕とシッポと神楽坂…12,しっぽ街のコオ先生…2 | ||
| 55 | 56巻 | 神の雫 | オキモト・シュウ | 亜樹直 | 2004 | 無印…44,マリアージュ…12 | |
| 55 | 56巻 | センゴク | 宮下英樹 | 2004 | 無印…15,天正記…15,一統記…15,権兵衛…11 | ||
| 55 | 56巻 | キンゾーの上ってなンボ!! | 叶精作 | 小池一夫 | 1987 | 2009 | 無印…8,新…36,新々…12 |
| 55 | 56巻 | 空手小公子小日向海流 | 馬場康誌 | 2000 | 2014 | 無印…50,空手小公子…6 | |
| 59 | 55巻 | サーキットの狼 | 池沢さとし | 1975 | 1999 | 無印…27,モデナの剣…25,21世紀…3 | |
| 59 | 55巻 | マンガ日本の歴史 | 石ノ森章太郎 | 1989 | 1995 | 無印…48,現代篇…7 | |
| 61 | 52巻 | Dr.タイフーン | かざま鋭二 | 高橋三千綱 | 1986 | 2000 | 無印…25,JR…11,元祖…16 |
| 61 | 52巻 | みどりのマキバオー | つの丸 | 1994 | 2017 | 無印…16,たいよう…16,W…20 | |
| 63 | 51巻 | 王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ | 大河原遁 | 2003 | 無印…32,サルトリア・ナポリターナ…13,フィオリ・ディ・ジラソーレ…6 | ||
| 63 | 51巻 | ドラゴンクエスト列伝ロトの紋章 | 藤原カムイ | 1991 | 無印…21,紋章を継ぐ者達へ…30 | ||
| 63 | 51巻 | ドラえもん | 藤子・F・不二雄 | 1969 | 1994 | 無印…45,プラス…6 | |
| 63 | 51巻 | なぜか笑介 | 聖日出夫 | 1982 | 2016 | 無印…29,だから…22 | |
| 63 | 51巻 | ヤンキー烈風隊 | もとはしまさひで | 1986 | 1998 | 無印…28,新…23 | |
| 68 | 50巻 | 9番目のムサシ | 高橋美由紀 | 1996 | 無印…21,ミッション・ブルー…8,レッドスクランブル…12,サイレントブラック…9 | ||
| 68 | 50巻 | 頭文字D | しげの秀一 | 1995 | 無印…48,MFゴースト…2 | ||
| 68 | 50巻 | 甘い生活 | 弓月光 | 1990 | 無印…40,2nd…10 | ||
| 68 | 50巻 | 包丁無宿 | たがわ靖之 | 1982 | 2000 | 無印…45,新…5 | |
| 68 | 50巻 | キリン | 東本昌平 | 1987 | 2016 | 無印…39,TheHappy Ridder Speedway…11 |
現在連載中の作品で次にシリーズ通算50巻に到達しそうなのは,計48巻の田中宏「BADBOYS」(現在はKIPPOの10巻)。計47巻のよしだみほ「馬なり1ハロン劇場」は2019年秋の到達が予想される。計45巻の佐藤タカヒロ「バチバチ」,岡野剛・真倉翔「地獄先生ぬ~べ~」,波間信子「ハッピー」,これらのシリーズも近い
Permalink |記事への反応(10) | 06:22
表題のとおりである。やってしまった。一時は、自分が責任を取る覚悟すらしていた。
あれからもう何年も経ってるし、私自身も別部署に異動している。定年も近いし、思い出の供養を兼ねて書いてみたい。
一般的な部署名だと、地方の市役所の情報課にいた。係長という役職名ではないが、それが一番近い。
ある年度の3月まで、私がいた部署には実に頼りになる会計年度任用職員(※民間でいうアルバイト・パート。あるいは契約社員)がいた。仮に、増田君と呼ぶことにする。
最初の頃は、いかにも真面目そうな、控えめな青年という印象だった。履歴書を読ませてもらったところ、以前は都内のIT企業で3年ほど働いていたらしい。専門学校卒で、バリバリのSEではなさそうだが、システム開発の下流工程や運用保守に携わっていたと話していた。
ただ、そこでの仕事は想像を絶する激務だったようで、心身を病んで退職したと面接時に漏らしていた。私が彼の採用を決めたのは、誠実さである。前の職場でメンタルを病んだと、正直に教えてくれた。それが好印象だった。
ほかの人が面接官だったら不採用にしていたと思う。それくらい、面接時の彼は緊張して、自分の言葉で喋れない様子だった。たどたどしかった。そこを、私が苦心を重ねて、どうにか具体的な仕事エピソードをいくつか引き出すことができた。
そんなこんなで、私は悩んだ様子の面接同席者である上司を説得して、当時の情報課への任用を決めたのだ。
地方の市役所での仕事は、民間と比べればのんびりしている。私の民間経験は3年もないが、それくらいはわかる。増田君も最初は少し物足りなそうに見えたが、本領を発揮するまでに時間はかからなかった。
情報課といっても、正規職員のITスキルは玉石混交。部署内のネットワークトラブル一つにしても、担当の業者が来るまで誰も手が出せないという状況も珍しくない。そんな時、増田君がさらりと問題を解決してしまう。
と、彼がコマンドプロンプトの画面を開いて、管理者権限の画面まで行って、なんかよくわからん通知履歴が並んでいる画面まで行くと、大抵はいろいろ直ってしまう。
彼は私たちの、お恥ずかしながら稚拙なIT知識を馬鹿にするような素振りは一切見せず、いつも丁寧に教えてくれた。
IT担当の正規職員とコラボしての職員向けPC操作研修では、マニュアル通りの説明だけでなく、実務で役立つちょっとしたコツを参加職員に伝授していた。エクセルの知っていると便利なショートカットキーを教えたり(上書き保存とか、全部フィルタがかかるやつとか、プルダウンで同じ列の既入力が選べるもの)。
彼の研修は分かりやすいと評判だった。増田君は、ほかの部署からの依頼が多かった。顔が売れるようになっていた。
新しい業務システムを導入する際も、彼は非常に頼りになった。業者から提出された仕様書や見積書について、我々正規職員では見落とすであろう技術的な問題点や、運用上の非効率な部分を指摘した。ベンダー業者に対して、専門的な用語を使って改善を要求できるのは彼しかいない。
ぶっちゃけ、当市のシステム更新の際の入札仕様書は彼が作っていた。月給15万円でよく働いてくれたと思う。時間外勤務手当を全額支払ってやれなかったのは申し訳ない。代わりに、繁華街で彼にいい店をおごってあげていた。
いつの間にか、増田君はなくてはならない存在になっていた。情報課だけではない。他の部署の職員も、PCやシステムで困ったことがあると増田君に相談に来ることさえあった。彼はいつも嫌な顔一つせず、にこやかに対応していた。
私がそう言うと、彼はニコっとほほ笑んだっけ。「皆さんの助けがあればこそ!」と謙遜していた。
私は心底、彼に正規職員になってほしいと思っていた。彼の能力は、民間にいても通用するレベルだ。それが、こんな地方都市の役場で、しかも会計年度任用職員という不安定な立場で働いてくれている。申し訳ない思いがあった。
ある年の梅雨~夏季にかけて、市の正規職員採用試験があった。もちろん、私は増田君に受験を強く勧めた。
彼も乗り気で、「ぜひ、頑張らせていただきます」と言ってくれた。
私は彼なら必ず合格すると信じていた。経験も能力も申し分ない。面接で彼の熱意とスキルを伝えることができれば、きっと採用担当者も彼の価値を理解してくれるはずだ。
①公開競争試験、②個別選考というものだ。①が基本であり、②はその組織にとって必要な人を(形式的に面接だけして)採用する場合に行われる。
いずれも、法律に根拠がある。これ以外の採用方法は違法である。コネ採用など論外。そうはいっても縁故でしかいい人材にきてもらえない場合は、②が採られる。
弊市の場合は、国関係機関からの紹介により、マイクロソフトなど著名IT企業の経験者や、自衛隊の元幹部を任期付きで採用する場合に②を採っていた。
かくして私は、増田君は①で余裕だと確信したのだった。試験前に人事課への連絡は一応しておいた。「増田君が受けるんですよ」と言ったら、人事課長は「やりますな~、説得できたんや」と言ってくれた。
ところで市の採用試験は、公平性を重視するあまり、良くも悪くも画一的である。筆記試験、面接試験(誰が担当になるかわからない!)、そして作文がある。性格適性検査も。
そこには、個々の応募者の持つ特別なスキルや、これまでの業務での具体的な貢献度を採用側にアピールする仕組みが十分に整っていない~とまでは言わないが、怪しい部分がある。
面接では自己PRの時間があるが、限られた時間の中で彼のITスキルの深さや、市役所での具体的な功績をすべて伝えるのは難しい。彼の名が通っていると信じたい。
私は管理職として、彼の採用のために、もう少し積極的に動くべきだったのかもしれない。人事課や人事部長に彼の業務実績を具体的に伝えたり、彼が情報課にとってどれほど重要な存在であるかを力説するなど。
だが、私は「公平な試験なのだから、本人の力で合格するだろう」と、どこか楽観的に考えていた。正規職員と非正規職員の間に存在する見えない壁を軽視していた。
増田君から、「不採用でした。すいません(;∀;)」と聞いた時、私の頭が真っ白になった。まさか、と思った。
次に湧き上がってきたのは、彼に対する申し訳なさと、不甲斐なさだ。私がもっと、彼の採用のために根回しをしていれば。市役所の採用システムのことを言っても仕方がない。ずっと昔からこうなのだ。
うちの役場は、満年齢25才までしか公務員試験を受験できない(正規職員の場合)。増田君は、その年が最後のチャンスだった。以後はずっと会計年度任用職員である。彼の働きで月15万円は少ない感があるので、昇給だったらさせてやれなくもないのだが。
彼は、不採用の通知を受けてからも表向きは平静を装っていた。でも、以前のような輝きはなかった。そして、年が明けてしばらくした頃だった。
「大変すいません。私、3月末で退職させていただきたいと思います」
理由を聞くと、「やはり正規職として安定した身分を得たいからです。こちらの市役所では叶わなかったので、他の道を考えようと思っています」とのことだった。
引き止めたい気持ちでいっぱいだったが、彼の言葉に返す言葉が見つからなかった。当然だ。私は、彼が市役所で安心して働き続けられる環境を提供できなかったのだから。
彼は市役所を去った。最終日、彼はいつものようににこやかに、「大変お世話になりました」と頭を下げていた。ほかの皆から、花束と寄せ書きと寸志をもらっていた。「増田君。短かったけど、今までありがとう」って。
増田君は涙を流していた。「一人前になったら、またここに遊びに来ていいですか?」と言っていた。
増田君の背中を見送りながら、心の中で「ごめん」とつぶやいた。
その日、彼といつかまた飲みに行く約束をした。彼が一人前になったら、またおいしいものを食べようって。またあの時のように奮発して、祇園にある寿司屋とかレストランとか、その後に風俗店も奢ってあげるって。
以前なら増田君が解決してくれたようなPCトラブルも、今では業者に依頼することがある。時間もコストもかかるようになった。ほかの部署に呼ばれても、迅速に対応できないことが多くなった。
当時進めていた新しいシステムの導入計画も、自信を持って進められなかった。ITベンダーの言いなりになっている感があった。
優秀な会計年度職員は、市役所にとって貴重な戦力だ。しかし、彼らの多くは任期が決まっている非正規雇用であり、正規職員への道は狭い。
せっかく市役所で経験を積んで、組織に貢献してくれているのに。正規職員になれないばかりに市を去ってしまう人もいる。
私は、あの時、彼の採用のために尽くさなかったことを後悔している。そして、私のような管理者の下で、彼の才能が十分に活かされなかったことに責任を感じている。
彼のような専門スキルを持った優秀な人材を、市はどうすれば確保し、そして繋ぎ止めることができるんだろうか。
(最後に)
わたしは「方舟」の室内を設計する部門にいる平社員。自動車や宇宙船などと比べるとタイムマシンの中は殺風景だが、それでも室内の設計は専門の部門が必要なのである。
1年ほど前に課で1人欠員状態になっていたのだが、補充がないために仕事量が増えたメンバーが鬱病で休んでしまって2人欠員になっていた。たかだか10年のサラリーマン歴で偉そうなことは言えないが、一般的に「人が足りない」というと、ほとんどの場合は実務をこなせる人が不足していることを指すはずだ。「管理職が足りないせいでみんな好き勝手に仕事をしたり仕事をしなかったりするのでまったくビジネスにならない!早く管理職を~!」と悲鳴をあげる現場がございましたらご教示いただければ大変助かります。
2人欠員だとさすがにまずいと思ったのか、1人だけ中途入社の人がやってきて、1人程度の欠員は平時であると人財部が認識していることを理解したが、それでも少しは楽になると思った。
トレーナーとしてわたしが任命され、初日に顔合わせをした。若い人が来るのかなと思ったら、わたしより10歳くらいは歳上に見えた。そして苗字持ちだった。良家の出身だろうけれども、本人いわく、とくに鈴木などの苗字の場合は、いいところでなくてもつく場合があるとのことだった。むかし苗字を廃止したとき、戸籍上の記載が同姓同名で郵便番号も同じ場合、電話番号がいちばん若い者の苗字のみが削除されたらしい。名字が消されなかった人たちも、育ちがよく見えていいからと削除依頼は出さず、そのまま代々名乗り続けているという事例が少なからずあるらしい。たしかに彼の苗字は、かつてランキング1位だった「鈴木」なので、削除しきれなかったというのは信憑性がなくはない。
最初にいまの方舟の仕事がどんなものか説明しようとしたのだが、先に、「わたしは前職で自動車の室内の設計部門で10人ほどを束ねておりました。方舟の室内は自動車と比べるとかなり狭いですが、その構造から疑ってかかりたいと思います」などと不穏な意気込みを開陳された。人の話を聞かないタイプなのだなと理解した。
抱負と現業の乖離についてはおいおい弊社の業務を理解していただくとして、「束ね」るのは勘弁してほしい。管理職であったことをアピールするにしても、せめて「リーディングをしておりました」などと言えばいいのに、支配欲を漂わせてくるのが怖い。これからはゆめゆめ「束ね」ることなかれと思ったが、その期待も虚しく、早々に課長とメンバーの間に立ち、係長のようなポジションでメンバーに指示をするようになったのだった。
数年後の方舟はどうなるかわからないが、今の民生用の方舟は航続時間を伸ばすことが第一で、今なら20年遡るのがせいぜい。街の人の服装が少し古い気がする程度の差しか感じられず、富裕層の興味本位の買い物にすぎない。数回乗って飽きられた方舟がネットオークションで売られていることはご存知の通り。念のため言っておくとメンテナンスが不十分なまま乗ると元の時代に帰ってこられない。中古で買うにしても正規販売店で買わないと文字通り命がけになるので検討中の方は気をつけてほしい。それはともかく、たとえば100年遡れるとしたら、1990年まで行け、つまり日本がまだ経済大国だったころを体感できる。海外旅行に行くよりも魅力を感じてくれる人も増えるだろう。コックピットを狭くしてでも航続時間を伸ばしたいのだが、鈴木さんは自動車の室内設計の経験しかない。課長から、部の事業計画書が送られてきて、次年度に舟は2タイプ作りますと書き添えてあったが、すかさず鈴木さんが、「承知しました! >みなさん 他社と差別化できるようなラグジュアリーな舟を作っていきましょう」と返事を寄越してきた。
鈴木さんは案の定、課長からアサインされた要件作成のタスクに、どこかの自動車の内装の写真を貼りつけて、「ゆったりしたイメージで」とだけ書き、それを要件として若手社員に「よろしく」と送ったのだった。
そもそも課長は、席数を増やして一便あたりの利益が増えるようにしたいと言っていたのだったが、ゆったりしていたらどこの航空会社にも採用してもらえないかもしれない。
空気を読んだ若手社員が、開発部門と調整して、概念実証もひとりで行い、航行装置ギリギリまで内装に使えるようにし、ゆったりしつつ、席数も従来より増やすことができた。それでも元の案から1平方メートル増えた程度でしかなく、鈴木さんにとってラグジュアリーとはいえず不満のようだったが、わずかなスペースを確保するのに若手社員に勝手に指示を出して2人/月を使ったのである。そして、わずかに増えた隅のスペースにゴミ箱を設置させた。乗船している時間はたかだか30分。常にベルト着用で飲食禁止で鼻紙くらいしかゴミは出ないので実質的には使い道はない。あったらあったで搭乗するごとに爆発物などが仕掛けられていないか確認せねばならず、運用のタスクも増える。
鈴木さんは「入社したばかりなのでこの程度しかできなくて申し訳ありません」と課長に言っていた。謙遜のつもりで言ったようだが課長からはありがとうございますの一言しかなかった。真意はわからないが、わたしが支払いのミスをリカバリーして取引先に2ヶ月遅れで入金する処理を終えたことを報告したときの「ありがとうございます」と同じトーンに聞こえた。すでに鈴木さんが来たあとの4半期で課のメンバーの残業時間は有意といえるほどに増えていて、職場診断の結果も大きく下がっていた。欠員2人の状態でもともと低かったが、1人増えたのに職場診断の結果が悪くなっているので課長も頭を抱えていたに違いない。
鈴木さん、どこかに行ってくれないかな、寄せ書きくらいはしてあげるよと思っていたら、あっけない幕切れがやってきた。
報道用に先行リリースされた方舟で重大事故が起きてしまったのである。例の拡張して作ったゴミ箱が原因だった。客席は無人だったので被害者はいなかったが、ゴミ箱が振動で外れて座席に突き刺さったのである。発表から3ヶ月後に出荷開始の予定だったが、事故が報道されてしまって、しばらく延期となった。鈴木さんはナントカ支援室みたいなところに異動になって、しばらくすると社員検索にも出てこなくなった。
ゴミ箱は撤去され、重量が変わると運行許可を再取得したりして面倒なので、代わりに金属製の神棚がボルトで厳重に固定することにした。神頼みのためにスペースを取ることについて、海外から驚きの声があったと聞くが、真相はお話しした通りである。
みなさんも不思議な神棚のある乗り物を見たときは、「ああ、実務ができる人に来てほしかったのに命令する人が来ちゃったのか」と思って憐れんでくれたらうれしい。
AIだったらいいんだけど、違うんだよ。
専門性の高い仕事はさっさとコンサルに外注するがいいと思いながら、
来月末で退職することにした。
管理職はおろか正職員も不在、非正規職員ばかり残されてなにができるというんだい。
「帰ってください」「かえって寝ろ」って声かけてた。
でも、大丈夫、仕事するし大丈夫、睡眠薬が残ってるんだたぶんって言って帰らない。
まあ、なんかあったら声をかけてくれるでしょうと思いながら
私は隣の別室で撮影をしてた。
夕方には、明るい笑い声がきゃっきゃと廊下まで聞こえてきていて
課長は目を開けたまま固まっている。顔面は蒼白、汗が流れていて、声をかけても大丈夫としかいわない。
口元によだれもたれている。
そして、課員はあいかわらず明るくてそれぞれがおしゃべりに夢中である。
なんだ、これは。
おしゃべりがはずむ学芸員に、課長の自宅の電話番号わかるかきいたら、連絡網のメモ渡しながら
「お昼おしゃべりしておられたんですけどね。
ま、もうじき定時だしぃ、電話しなくても、課長、自分で帰るんじゃないですかあ?」
とかいう。
自宅か救急かどっちだときくつもりだったから、想定外すぎる返事にびっくりしたが、
それで、階下の別の課に事情を話して、おたすけに来てもらったら課長が自席にいない。
「課長どこいった?」
かな、じゃねえよ。止めろよ。
はたして課長は給湯室にもどこにもいない。
手分けして探そうというと
「え?いないのにどこ探すの?」いないから探すんじゃん、屋上からだよう!
なんとか奥さんのもとに送り届けられたんだけど、
「心配かけましたが、大丈夫。土日出勤して処理するからタイムカード出しといて」
っていうグループLINEが来た。
あの状態で土日出勤ってか。
メンタル病んでる人が、一人で休日出勤とかないわ。月曜日出社したら死んでましたとか、ぜったいいや。
ってんで、そのまま無視して、部長に電話で事情を説明したら、部長も大慌てで課長を止めて
そのまま、課長は休職になったという次第。ちゃんと生きてるよ。
ことここに至っても、ほかの連中は
「そんなにひどかったとは。」
私は対応に奔走してくれたよその課の課長や部長にお礼をいいにいって
部長は黙って受け取ってくれた。
そんな話。
もう30年遅れた議論だけど蒸し返させてくれ。
昔はさあ、製造業が強くて、工場で工員から管理職みたいなモデルがあったじゃん。
ペーパーからチームリーダー、グループリーダー、主任とか係長とか、呼び方は会社ごとだけど、2人を束ねるようになり、5人を束ねるようになり、20人を束ねるようになり、徐々に管理側に。
現場側だって、体力も視力も衰えて昔はこうだったみたいな老害話されるよりマシだし、本人も現場の声を上に届ける!みたいな感じで自分に酔ってて、みんな幸せだったよね。
このどんどん出世してくモデルって、下が無限に入社する前提でしか成り立たないわけで。
次々と下が入社してくるってのは、どんどん会社が大きくなって従業員が増え続けるって話で。
失われた10年とか言われた頃には既に、人雇って事業を大きくするより、今の仕事を少ない人数で回せって言われてさ、そのへんからだよね。
人がたくさんいるから現場に管理職がいるんだけど、そもそも人が要らなくなったんだもん。
何のための製造管理システムだ?資源管理システムだ?経理システムだ?って話。
このままじゃ回んないっていうから採用するけどさ、歳食ってもポスト用意できないから採用は慎重になるわな。
要らないジジイたちは余ってるのにな。
現場が人不足でヒーヒー言ってるのに、ジジイどもは天下国家について議論して、ジジイの部下は穴を掘って埋める仕事ばっかして、その下は連絡役調整役をして、末端の仕事はヒーヒー言ってる。
能力主義に変えるとか成果主義に変えるとか、職能制にするとか、色々散らかしたけど、変わらなかったよ。
正論を言ったところで、長く勤めた人のクビは切れない。
遊ばせてるほうがいいのに、窓際で暇だと可哀想だから仕事を作る。
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に触発されて。3つ目の人生パートがもっとも刺さる内容であったとは思う。
産休育休異動転勤を経た中で良くやっていると思う。こちらは優秀で既に管理職の声が掛かっているが、責任だけ増えて割に合わないということで引き受けていないとのこと。
400万円
まとまっているわけではなく、子供名義に散っているものも含む。マネーフォワード契約していなかったらこの棚卸をする気にならなかったと思う。たまにイラつくけど助かるよMF。まだ黒字にならない が頑張ってねMF。
100万円
ちまちま個別株。積極的な売買は全くしておらず、銘柄に一貫性なし。インデックスを手動でやっているようなもの。
700万円
子供が大きくなったタイミングになるまで塩漬け確定。定期預金と同じ性質。
今思えば全て投資信託で良かった。損切するほどではないので放っている。
1500万円
S&Pがほとんど。一部オルカン。 一時期ロボアドバイザーに突っ込んでいたがやめた。5年ほど預けて130%くらいの成績だったので不満は無い。
投資リテラシーはあるつもりで、今はもうやることが無いがNISAに手を出すのだけやたら遅かった。利益に20%取られてたの無駄だったなと思う。
ジュニアNISAも含んでいる。これも満期が来るまで下ろせない定期預金・学資保険と性質は似ていると思う。
月収支で足は出ているが確定申告でトータルプラス。リスクも抱えているのは分かるがあまり不安を考えないようにしている。地震や姉歯案件になってしまったら泣く。
300万円
もっともキナ臭いであろう。スイングトレードで儲けたかったが、戦果は微々たるもの。放っておいて勝手に価値だけ上がった。たまに急落するニュースを目にして凹む。
老後の安心より今の消費に使いたい。
換金性が低いからあまりこの形で持ち続けたくないが、サービス開始の手軽さとPayPay証券口座開設の面倒さにより数年来使い続けている。トランプで荒れる前は瞬間最大風速+100%叩き出していてやたら成績が良かった。
子供の習い事がでかい。たまに上述の貯金や投資信託を切り崩している。
塾が高い。年払いで死ぬ。今のところ公立だが、中高大と将来私立に入ったらきつくなるであろう。そのための備えではある。
年に2-3回国内旅行。
カード払いとPayPayで生きている。昔はポイント還元率命で漢方スタイルクラブカードという一般認知度は全くないカードをメインで使っていた。同志はいるだろうか笑 今はプラチナプリファード。
毎月の引き落としが自転車操業。こんだけ資産あるくせに銀行現金残高が足りなくなることがあってメインバンクの超短期カードローンをしょっちゅう使っている。4万円借りて3週間後に返すとか。各種ポイントの微かな利ザヤをここで失っている。新NISA毎月10万円つっこんでるせいでもある。年間360万円フル枠は埋められない。
子供が巣立つまでに掛かる金と2馬力の収入と老後の天秤。今後の出費が増えるのは確定。自分の収入がもっと増えれば良いが、給与テーブルを見てもここから激増するわけではない。
大卒20年働いて、あと20年働くのか。働けるだろうか。漠然とした不安はある。ステップアップやリスキリングというやつを多少はして、実にはなった。
年を取ると体力とやる気がなくなるというのはその通りで、既にじわじわと感じている。今の内に趣味や交流を増やしておくべきとは思う。
流行のコンテンツを追えなくなってきた。アイアンマンは好きなのだがMCUを見終えていない。アニメの完走も出来なくなった。みんなの感想を読んで満足している自分がいる。
前ほど心が動かなくなった様に思う。辛くはないが面白くもない人生。少しだけ違う1年の繰り返し。
諸君らが大人になるころ、この国がもっと生きづらくなっていそうだなと思う。高い税金納めてるのにな。
子供は設けた方が良い。これほど予測不可能で自分が成長させられるなものはない。社会との関わり、関心が桁違いに変わる。親の立場でなければ知ろうとしないことが多い。個々人の事情があるので面と向かって言うことは無いが、内心はこう思っている。
親とは疎遠。まれに事務連絡を取る程度。終活はしておいて欲しい。
うちの妻のことだけど。
勤務先の某政令指定都市の市役所では、小学校低学年以下の子を持つ女性は広報誌の制作部署に異動する。
具体的には市営住宅の入居者募集といった告知事項や、市内の催し物情報なんかを、あるデータベースから紙面レイアウトにコピペして語尾を丁寧語に変えたりちょこっと整形したりする。
これを係員(ヒラ社員)、係長、課長がフルタイム勤務で手分けしてこなしている。時間があまって仕方がないらしい。
うちの妻は旧帝国大学を出ているがとても大卒がやる仕事と思えず脳が溶けるとのこと…。
その他の業務には表紙の写真撮影があり、保育園や寺なんかへ撮影に行くわけだが、交通費が出ないので1時間くらい歩くらしい。時間がいくらでも余っているので全然困らないそうだが。むしろ昼休みにくっつければ飲食店でランチできるため、ご褒美扱いとして、課員がかわりばんこに担当するそうだ。
他には試し刷りのチェックとか印刷・配布の手配なんかの定常業務があったり、ときには市長に半ページの原稿依頼をするが手順が決まりきったルーチンワーク。
数年に一度誌面デザイン更新のために地場のデザイン会社に発注して作らせるそうだが、労力はたかが知れているだろう。
こんな仕事で出世が遅れるかといえば全然そんなことはないらしい。35歳で600万近く貰っている。住宅補助など込みの金額だが。
おれは意識高い系にJTC()と揶揄される会社に勤めていて出社したら全従業員ラジオ体操オイッチニの世界だが、簡単な仕事をしている者は50代のベテランでも容赦なく給与を下げられる。流行のジョブ型人事制度だ。年功序列・終身雇用はどこに…?
一定の緊張感に晒され続けている身としては、妻がうらやましいよ本当に。
役所への感情は子育てへの配慮に対する感謝が第一だが、同時に、市の財政が危機的と報じられることの背後に役所の怠慢を感じざるを得ない。
それから女だけ楽させることで女は家事、男は仕事の性分業を促進しているというジェンダー問題が頭をよぎるが、金銭・時間の実利を得ているので不満はないよ。
でも俺は高校生の頃から家計や学費のためにアルバイトをはじめた。会社員として少なくとも65まで働くだろうから50年以上は労働の人生だ。その中で数年でいいから優雅な仕事をしてみたかったな…!