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「伝家の宝刀」を含む日記RSS

はてなキーワード:伝家の宝刀とは

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2025-10-19

anond:20251019093711

増田に伝わる伝家の宝刀後出し判定」

Permalink |記事への反応(1) | 09:39

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2025-10-15

anond:20251015164952

えっ、もしかして、俺の質問に一つも答えられないから「長文だ!」「怒ってる!」って騒いで、話を逸らそうとしちゃったってこと?w

うわあ、典型的負け犬ムーブで笑えるんだけどwww

大衆が熟知してない法律の動きをとってるから

から、その「熟知してない法律の動き」って具体的に何なんだよww

質問質問で返すな馬鹿wお前が「ハックだ」って言い出したんだから、どの法律のどの条文の話なのか説明する責任があるんだぞw

それすら答えられないってことは、やっぱりお前の脳内妄想だったってことじゃんww

てかなんでこんな長文書いてるの?なんかしらんけど怒ってるんだよね?

あーあ、「怒ってる」って言っちゃったw

議論で負けそうになると、相手感情的人間だとレッテル貼りして、自分だけは冷静ですよ〜ってアピールするんだよな、知能が低い奴ってw

俺は「お前の主張の矛盾点」っていう事実を指摘してるだけなんだけど、それが「怒ってる」ように見えるってことは、よっぽどお前にとって都合が悪いんだねえww

HSPはキレ所わからんからこわいわあ

出たwww議論に負けた雑魚最後にすがる伝家の宝刀、「よくわからんレッテル貼り」www

もう反論できる知能が残ってないからって、適当単語相手病人扱いして精神勝利()とか、惨めすぎないか?w

なあ、短期記憶死んでるのか?wお前のために要点をまとめてやるよw

1. お前が言う「法律のハック」の定義は?

2. お前が言う「大衆」の定義は? お前の感想じゃない根拠は?

3.細川内閣は「民意を反映してないハック」だったのか?YesかNoで答えろw

ほら、レッテル貼り論点逸らしっていうクソ寒い芸はもういいから、自分が言い出したことから逃げずにさっさと答えろよw

まさかとは思うけど、これにも答えられずにまた「怒ってるう〜」とか言って逃げるつもりじゃないよな?www

Permalink |記事への反応(1) | 16:56

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2025-10-07

anond:20251007171915

あー、言い訳責任転嫁自己正当化オンパレード、ご苦労さんw

掃除機かけてるのは相手だよ」って、そんな話してねえんだよw 論点ずらし見苦しいぞw

 

で、出ましたw 伝家の宝刀「生まれガチャから俺に責任はない」www

その理屈そっくりそのままお前に返ってくるって気づいてない?w もしかして、本当に知能が低いのか?w

 

お前の理屈で言うなら、相手が驚いて「変な顔」をするのだってそいつ表情筋反応速度とか反射神経っていう、そいつ自身にもどうしようもない「ガチャ」の結果だよなあ?w

 

なんでお前の「ガチャ」は無罪放免で、相手の「ガチャ」の結果(=変な顔)は「俺のせいみたいな顔向けるな」ってお前が非難していいことになるんだよw

説明してみろよwなあ?w

 

「誰の責任でもない」から「俺はなにも改善努力をしなくていい」にはならねえんだよ、馬鹿

お前は「責任」って言葉意味をはき違えてんだよなあw

原因が誰にあるか、なんて話はどうでもいいんだよw そのトラブルにどう「対応」するかって話をしてんのw

 

お前がやってることは、「俺はガチャでハズレ引いた可哀想被害者様だから、周りの人間は俺の奇行を全部受け入れろ!でも俺は、お前らのガチャの結果(驚いた顔)は一切認めねえからな!」っていう、ただのダブスタ甘ったれなんだよw

 

はい、これもお前が言い出したことなw

質問】なぜ自分の「ガチャ」は許されるべきで、相手の「ガチャ」は非難されるべきなのか、具体的に説明しろ

 

答えられないだろ?w

また負けちゃったねえwwwお疲れ様

Permalink |記事への反応(1) | 17:23

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2025-10-02

dorawii@執筆依頼募集中

もう伝家の宝刀だなそれ

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Permalink |記事への反応(2) | 18:09

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2025-09-20

一番星はての「チェスのようですわ」

Permalink |記事への反応(1) | 14:53

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2025-08-20

anond:20250820095855

でもアメリカ絶対強者だし、こちらが準備できるのを待ってくれるわけもない

状況は常に無茶ぶりしかない

だが我々には伝家の宝刀ゴールポストずらし」がある

俺たちの勝利条件はいだって俺たちが決められる

Permalink |記事への反応(1) | 10:05

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2025-08-15

参政党の戦後80年談話かいポエムに感動してるB層マジで救えねえ

今年も終戦記念日参政党界隈では「大東亜戦争終結の日」とかいうらしいw)がやってきて、各党が談話を発表してたけど、一つだけ異次元ポエムを垂れ流してる政党があったな。そう、我らが参政党様だ。

で、驚くべきことに、あの歴史修正主義陰謀論自己憐憫を煮詰めたみたいな駄文を読んで、「感動した!」「これこそ日本人の心だ!」とか言ってる連中がネットごまんといること。マジかよ。こいつら、いわゆる「B層」ってやつなんだろうけど、ここまで思考力が低下してると、もはや哀れみを通り越して笑えてくる。

まず「大東亜戦争」って言葉に酔ってる時点でアウト

談話の冒頭、「我が国は、いま大東亜戦争終結から80年という、大きな節目を迎えていますだってさ。出たよ、伝家の宝刀大東亜戦争」。この言葉を使った瞬間に、「俺は普通の日本人とは違う、歴史真実を知っている(キリッ)」って言いたいだけだろ。

あの戦争アジア解放のための聖戦だったなんて、まともな歴史研究ではとっくに否定されてるんだよ。それをいまだに信じてるのは、一部の歴史修正主義者か、勉強が苦手で複雑なことを考えられない人だけ。この言葉一つで、自分たち立ち位置を鮮明にして、仲間内気持ちよくなるための符丁なんだよな。こんな簡単な罠にホイホイ引っかかってる時点で、知的水準がお察しレベル

英霊犠牲の上に平和が!」とかい思考停止ワード

次に繰り出されるのが、「尊き命を捧げ、散華された英霊御霊に対し、私たちは心から哀悼感謝の誠を捧げます。その崇高な精神犠牲の上にこそ、この80年間、我が国平和繁栄享受してきたのです」という美文。

聞こえはいいけど、これも典型的思考停止ワード。無謀な戦争を始めて、多くの若者無駄死にさせた指導者たちの責任を完全にスルーして、死をひたすら美化する。特攻隊員なんて、どう考えても狂った作戦の「犠牲者」なのに、それを「英雄」に仕立て上げて責任曖昧にする。

このロジックに感動しちゃう人ってのは、「国のために死ぬのは美しいことだ」っていう単純な物語に酔いたいだけなんだよ。なぜ彼らが死ななければならなかったのか、その原因を突き詰める知性も勇気もない。ただただ、美しい物語に涙して、自分も何か高尚な精神を持った気になりたいだけ。

出た!万能の悪役「グローバリズム

そして極めつけは、日本のあらゆる問題の原因を「グローバリズムの荒波」のせいにするいつものやつ。経済が停滞してるのも、将来に希望が持てないのも、全部「グローバリズム」とかい正体不明デカい敵のせい。

複雑な経済問題社会構造の変化を分析する能力がないから、単純な敵を作って叩く。これぞポピュリズム典型的な手口。そしてB層は、こういう分かりやすい話が大好き。「悪いのは俺たちじゃない!グロバリストだ!」って言えれば、何も考えずにスッキリできるもんな。自分たち問題直視せず、外部に責任転嫁してくれるんだから、そりゃ参政党は神様に見えるだろうよ。

結論B層がいる限り、この手の商売はなくならない

結局、参政党の談話ってのは、歴史事実から目をそらし、自分たちの不遇を誰かのせいにしたい、でもプライドだけは満たされたい、っていうワガママB層向けに最適化された商品なんだよ。

彼らは「日本人ファースト」なんていう排外的スローガン熱狂し、自分たちが「既成支配層に見放された」悲劇ヒーローだと信じ込んでいる。その強烈な被害者意識をくすぐってくれるのが参政党ってわけ。

はっきり言って、こんなポエムに感動してるようじゃ、一生、情報商材か何かにカモられ続ける人生だろうな。まあ、彼らのような層がいるからこそ、参政党みたいな政党議席を取れるわけで。日本民主主義コスト、ってことなのかね。だとしたら、あまりにも高くつきすぎるだろ。

Permalink |記事への反応(1) | 21:02

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2025-07-20

参政党がナチスに似てるって言われる件、憲法案見たら笑えなくなった

増田だけど。

前にも書いたかもしれないけど、参政党がナチスに似てるって話。最初ネットの与太話だと思ってたんだよ。でも、彼らの主張や街頭演説を見聞きするうちに「あれ?」となり、ついには彼らが掲げてる憲法改正草案を見て、完全に「これはダメなやつだ」って確信に変わった。

日本を取り戻す!」という名の、強烈なナショナリズム排外主義

まず基本から参政党のスローガンって、とにかく「日本伝統」「日本人の誇り」の連呼。聞こえはいいけど、その裏にあるのは「グロバリストから日本を守る!」みたいな排外主義特定外国外資を「敵」に仕立て上げて、自分たちの結束を煽る。ナチスが「ドイツ民族純潔」を叫んでユダヤ人排斥したのと、やってる事の構造が同じ。自分たちアイデンティティを、誰かを叩くことでしか確認できないって、悲しいよな。

陰謀論という名の、思考停止製造

次に、伝家の宝刀陰謀論」。「ディープステートが!」「国際金融資本が!」「WHOが!」って、もう聞き飽きた。世の中の複雑な問題を、全部「見えない敵」のせいにする。これ、ナチスユダヤ陰謀論大衆の支持を集めた手口そのもの。分かりやすい敵をつくって不安を煽れば、考えるのが面倒な人たちは簡単に飛びつく。指導者の言うことを鵜呑みにさせる、最高のプロパガンダだよ。

一番ヤバい。「国民主権」を奪おうとするトンデモ憲法

で、ここからが本題。彼らの憲法草案が本当にヤバい法律とか詳しくなくても、これだけは断言できる。完全に国民から主権を奪おうとしてる。

今の憲法は「主権国民にありますよ」ってのが大前提じゃん?だから国会議員国民代表だし、政治国民のために行われる。ところが参政党の案だと、天皇を「元首」と位置づけ、国民主権事実上、骨抜きにしようとしてるんだよ。

例えば、国民権利について「国の歴史文化及び伝統を踏まえ」とかいうワケのわからん条件をつけてくる。「伝統に反する」って国が判断したら、俺たちの権利なんて簡単制限できるってことだ。これじゃ、国民主権じゃなくて「国家主権」だよ。国民国家部品じゃないんだぞ。

これって、国民一人ひとりの自由権利より、「国家」や「伝統」っていうフワッとしたものを上に置くって宣言してるのと同じ。ナチスが「民族共同体」を優先して個人自由弾圧した歴史をなぞる気か?と。民主主義の根幹を、自分たち思想のために破壊しようとしてる。本気で正気の沙汰じゃない。

街頭演説SNSは、現代プロパガンダ装置

彼らの演説は、とにかく感情に訴えかける。中身はスカスカでも、耳障りのいい言葉で「目覚めよ!」とか叫ぶ。その様子をSNS拡散して、信者を増やすナチス宣伝大臣ゲッベルスがやった手法現代版だよな。「大衆理屈じゃなく感情で動く」ってのを完璧理解してやってる。

結論:これはもう「似てる」じゃなくて「模倣」のレベル

ナショナリズム陰謀論プロパガンダ、そして国民主権否定。ここまで揃うと、もう「ナチスに似てる」じゃなくて「ナチス手法模倣してる」って言った方が正確じゃないか

もちろん、彼らが今すぐ強制収容所をつくるとは思わない。でも、彼らが目指す社会の先にあるのは、個人自由がなくて、国が決めた「正しさ」だけがまかり通る、息苦しい全体主義国家だ。その危険兆候に、いい加減みんな気づくべきだと思う。

Permalink |記事への反応(4) | 08:07

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2025-06-24

https://anond.hatelabo.jp/20250626112107

sametashark

sametashark増田が「こうしてほしい」を全部伝えたら、ドラマー増田が辞めやすくなるよ。練習中に誰も何も指摘せず、そいつがいないところで悪口ばっかり言ってるバンド時々見かけるが、人間関係として碌なものではない。

2025/06/25リンク

hammondb3

hammondb3増田ベースなら合わないドラムとやりたくない気持ちはわかる。合わないバンドのために休日丸潰ししてスタジオ代を無駄にする徒労感もわかる。ギターに全部話して辞めるのが吉。

2025/06/25リンク

eroyama

eroyama 興味深い

2025/06/25リンク

Gonosen

Gonosen 抜けるしかないんじゃないか

2025/06/25リンク

onesplat

onesplat やめない理由が一切理解できない。“楽しくないんやったらやる必要なんかないんよ” って自分で言うとるやん。こんな便所愚痴ってるくらいならさっさと辞めろや。逆になんなん?とおもたわ

2025/06/25リンク

big_song_bird

big_song_bird軽音楽部のドラマー基礎練習をしないで、いきなり曲を叩き始めるからダメ。一方吹奏楽部打楽器パートは生真面目に練習台を叩くけど、ポピュラー音楽のようにフレーズを崩した叩き方をしないので今いちノリが悪いバンド音楽増田ドラマー

2025/06/25リンク

otation

otationバンド世界全然知らないけど、みんな自分が1番と思ってるプログラマーの集まり解釈すると察するものがある

2025/06/25リンク

akiat

akiat これが「音楽性の違い」の実態

2025/06/25リンク

YokoChan

YokoChanドラム打ち込みで良いのでは。ただ理由確認すべき。ドラムの妹さんがギター奥さんとか無い?

2025/06/25リンクyellow

rityel

rityelバンドをやればにじかちゃん山田リズム隊マジでバカうまで希少価値天元突破してるってことがよく分かるからな。

2025/06/25リンク

ywdc

ywdc 今こそ伝家の宝刀方向性の違い」を振るうべきでは。まあ本音ぐらいは聞いてもいいと思うけど

2025/06/25リンク

bokmal

bokmalそもそもドラムをやりたくないのかも。一回ヴォーカルやらせてみては。

2025/06/25リンク

waaaatsuko

waaaatsuko ワイ、バンドやってて正直中心的なメンバーだったけど、何の意思もないやつの方がメンバーとしてありがたい。みんなが音楽好きだとすぐ喧嘩になる。だからゴールデンボンバーが羨ましいと思ってた。

2025/06/25リンクyellowyellowyellowyellowyellow

maxk1

maxk1ドラマーを追い出そうとしたら自分が追い出されそうな感

2025/06/25リンク

mnnn

mnnn これを見てぼざろのベースドラムめっちゃ息合わせてる描写についての理解が深まった

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bml

bmlTOKIOに合わせて書き殴ったんだろうな。

2025/06/25リンク

washable-mikan

washable-mikan雑誌化決定

2025/06/25リンク

yunotanoro

yunotanoroドラマーってだけで希少価値あるからね。コピバンなら実力より人柄。プロ目指すか打ち込みを取り入れるかすればリストラの口実になる。別プロジェクト立ち上げるとか、流行りのMPCさせるとかすれば化ける可能性。

2025/06/25リンク

pigorilla

pigorilla浜田省吾最初ドラムだったそうだよ?ポジションをローテーションしてみたら?あとで読む

2025/06/25リンク

victoriaxxx

victoriaxxx お前がドラムを叩くんだよ!!(暴論)/うちの夫は叩いたらしい。ボントロです。

2025/06/25リンクyellow

igni3

igni3ベーシストの言うことは慎重にならないと

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tomoya_edw

tomoya_edwバンド組んだことないけど、そいつとやるのが楽しいから続けてるんじゃないの。だってオリジナルじゃねんだろ?方向性の違いでとか言えるものじゃねえじゃん。楽しめよ。

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PEEE

PEEE 知り合いどうしでやるバンドなんてそんなもんな気もする…技術レベルで集まってないので

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Kenju

Kenju 下手だからダメなのではなく、レベルが合ってないかダメなのだ。実のところどんぐりの背比べでアマチュアバンドなんてみんな下手なんだが、どんぐり界にいると微妙な差がわかってしま

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ropon81

ropon81 だから僕は音楽をやめた(ヨルシカ)

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sds-page

sds-page ユキノリかよ。闇のBLUE GIANT増田人間ドラマ音楽人生

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ogi1i1

ogi1i1コピーしたバンドとの差異を気にすると辛いかもしれないけれど、そのメンバーで何らか面白い音が出るように模索すること自体楽しいので、自分の中のあるべきから解放されてバンドすると何か変わるかも。

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sh_r-2x

sh_r-2xお気持ちお察しします。私もそんなドラム我慢したベーシストでした (我慢できなかった)

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rokusan36

rokusan36 新しいバンドを立ち上げてフェードアウトするべき

2025/06/25リンク

trace22

trace22バンドとかやったこともないか追記まで読んでもなんで辞められないのか分からんコピーってそんなにしたいもんなんだ

2025/06/25リンク

hotelsekininsya

hotelsekininsyaベースやってたけどドラムが上手くないとほんとに嫌になる感覚めっちゃ分かる。こう、ピタッと息の合ったリズム隊ほどやってて気持ちいいものはない。その逆は…きついよー

2025/06/25リンク

porquetevas

porquetevasバンドやろうぜみたいなタイトルで勢いのまま愚痴ってて好き

2025/06/25リンク

clapon

claponベースから見たらドラムが下手だとイライラどころの騒ぎではないよねー。ドラムベースがカチッと合わないとまともな演奏にならないから…。ギターの人と話し合って、回答次第では脱退するのがよさそう。

2025/06/25リンク

cl-gaku

cl-gakuアマドラマーあるあるやね。プロデビューしたバンドでもドラマーだけ叩かれがちやし

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lbtmplz

lbtmplzアート・リンゼイ方面でならイケるぞ

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ryotarox

ryotarox1on1の機会を設けては/スキルセットとマインドセットに分けると、後者問題が大きいのかな。/「人の言ってることを理解目的のために対応する」がコミュニケーション能力ひとつだとすると、それはどちらか。

2025/06/25リンク

remwegc

remwegcバンドやってる身として、個人的に「下手」より「つまらなそう」が一緒にやっててキツいんよな。スキルがあるならまだ我慢できるけどそれで下手とかもう辞めてくれよと言いたくなる。

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sin4xe1

sin4xe1必要なのは基礎練っすな増田

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allezvous

allezvous たしかバスドラムが頭拍を叩けないのはきつすぎて死にそうになる

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AKIMOTO

AKIMOTO音楽性の違い、とか言えばやめられるのでは

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satoshique

satoshiqueドラムが下手なバンドは致命的にダメなんで、気持ち分かる。ギターはどうにでもなる。音楽人生増田

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mortal_sun

mortal_sunギターの奴がドラムの奴好きで繫ぎ留める為のバンドじゃん。どうしても不満なら他所バンド作った方が早そう。

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oriak

oriakギターと話した結果どうなるのか知りたい増田音楽人間

2025/06/25リンク

kamezo

kamezo 上手くならないし練習はひたすらつらいし引っ込み思案だから傍目にはわからないがバンドやるのは好き、という人だっていそう/と思ったがブコメギタリスト片思い説もあるか。『Given』だっけ(違

2025/06/25リンク

ayumun

ayumun腐れ縁ギタードラムと一緒に居たいか自分趣味の場に付き合わせてるだけで、ドラムバンドをやめるほどドラムが嫌ではないんだろうから、結局は増田が抜けるだけになりそう。

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Arturo_Ui

Arturo_Ui そのドラマー、いっそのことボンゴやカホン転向すべきなのでは。小並感

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hiroshe

hirosheバンドなんてだいたい音楽性の違いか自然消滅空中分解していくもんやろ。他のバンド始めて忙しくすればいい。

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differential

differential心中お察しするがドラムはいだって人手不足なので、アマコピーバンドに上手くて気の良いドラム配備されるケースは少ないかもと思う。

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ryussy777

ryussy777 あのな、これはギタードラマーの事をずっと片思いしてんだよ、あの時からな。よく見てみろ、アラサーになったって言うのにいっつもドラマーノルマ肩代わりしてる。因みにヴォーカルはお前のこと好いてるからな!

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sekiryo

sekiryo増田ならやる事は一つしかないだろ。ぐだぐだ言ってないで練習開始と共に漏らせよ。どんな縁も切れるぞ。人前で自発的排出するのはかなり上級者向けで難易度が高いので薬とか食べ物とかで準備をしてからな。

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Nishinomiya-Radio

Nishinomiya-Radioジザメリドラマーボビーレスビーよりは上手いと考えるんだ「コピーバンドなんだけどドラマーが下手くそすぎて自分たちのライブ音源聞くたびにイライラしてしょうがない……音楽を楽しめる素養すら持ってない」

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junkfoodboy01

junkfoodboy01 どうせ最近はみんなクリック聞いてやってるんだから打ち込みドラムでいいのだよ。

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pecan_fudge

pecan_fudge どうぞ。記事は見てない

2025/06/25リンク

hilda_i

hilda_iギターの人からすると要らないのは増田の方説あるかもね。趣味からこそ上手い下手も情熱のあるなしも関係ないのかもしれないし。

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everybodyelse

everybodyelse お前がドラムをやるんや

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Helfard

Helfard自分が抜けるしかないのでは。

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miyauchi_it

miyauchi_it方向性の違い

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by-king

by-king 他のパートは多少ブレても問題ないが、ドラムは多少ブレるとめっちゃ目立つよね。まあこの経緯を見ると、腐れ縁ギターの人の精神安定にそのドラムの人が必要なのだと思う

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soratansu

soratansuゴールデンボンバーギターがあまりにも下手すぎるので、アンプからコードを抜いてカラオケを流したが、さすがにドラムエアーと言うわけにはいかない

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tnek

tnek聴く側だけど、ドラムイマイチバンドって本当イライラする。ドラムってこんなに大事なんだって思う。

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syu614

syu614音楽を楽しめる真反対の性格ってどんなのかめっちゃ気になる。

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narukami

narukami増田が思ってるほど楽器巧拙音楽を愛してるかどうかに相関のない可能性はないのだろうか増田

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the-fool-of-lear

the-fool-of-learプロデューサーの意向もあり初代ドラマーピートベスト解雇したジョン・レノンポール・マッカートニージョージ・ハリスンを思い出した。

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hatesas

hatesas クビにするさせる、若しくは自らがバンドから手を引く(結果バンド自体解散も有る)覚悟必要かと。趣味でも一線超えたらライフワークと化するし、仲良いだけで続くバンドも無いだろうし。その辺あの漫画は上手い。

2025/06/25リンク

entryno001

entryno001仕事にしてても音楽性の違いで解散なんてよくあるんだから趣味なら気軽に組んだりやめたりすればいいだけでは?

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paperot

paperotバンドやろうぜ

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ultrabox

ultraboxドラマー「お前と音楽やるの息苦しいよ」

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dot

dot ちなDなんやけど、バンド(バンテリンドーム)やめたい。野手が育たなすぎ。来シーズンテラスつくらしいけど。

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milkhouseuse239

milkhouseuse239ギタードラムとの縁を切らせないために組んだコピーバンドと考える。

2025/06/25リンクyellowyellowyellowyellowyellowyellowyellowyellowyellowyellowyellowyellow

greenbuddha138

greenbuddha138 これはベーシストベーシストから分かる。 / いじってごめん

2025/06/25リンクyellow16yellow

taxman_1972

taxman_1972 逆に増田が持て余されている可能性はないのか。ドラムが悪い、に凝り固まっていそうにも思う。増田がいるせいで、ドラムが活かされない可能性も考えるべきでは

2025/06/25リンク

haluna_i

haluna_i やめたらいいじゃん、もしくはドラマーに抜けてもらうか。メンバーチェンジも掛け持ちもプロだって全然あるんだから、ここで方向性の違いを使わなくてどうする

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zZwIwl

zZwIwl 他のバンド組めばいいじゃん。都内なら社会人バンドサークルたくさんあるから、いろいろ行ってみて合うところみつけたらいい

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tani_yanz

tani_yanz 改行も無しにまくし立てるようにつらつらとこれだけ書けるのはよほどのことで、お気持ちします。

2025/06/25リンクyellow28yellow

kaishaku01

kaishaku01ブルージャイアント玉田くんを想像しちゃった。もしかしたらすごく影で頑張ってたりしないのかな。私はどれだけ勉強しても結果に繋がらない分野があるから…。

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croissant2003

croissant2003自分コントロールできるものコントロールできないものに分けて、コントロールできないものに何かを期待することを止めるといいよ

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spark7

spark7 そのバンドに執着してる増田も十分不可解だよ

2025/06/25リンク

titeto

titetoいかにもベースやっている奴が書きそうな文章偏見

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auto_chan

auto_chan意識の低いドラマーは「この世の音楽は総再生時間99.9998%が4拍子4連符だしノリでなんとかなるっしょ」と怠惰に陥りがち。カツを入れるためにもDAWリズムマシーンあらゆるプリセットを5拍子に変更する革命起こそうぜ!

2025/06/25リンクyellow 1clicks

rd7

rd7 座組変えた方が上手く行きそう増田ドラマー探してそこに腐れ縁を呼んだらいいんじゃない

2025/06/25リンクyellow23yellow

mmddkk

mmddkk 「お前は下手だからやめろ」というのは言いにくいよなぁ、とは思う。バンドでもスポーツチームでも。仕事ならまだ言えるけど、知り合い仲間と趣味でやっているとなぁ。社会

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WildWideWeb

WildWideWebもしかしてキーボード担当和音メロディーもなくてリズムだけ、オカズだけ覚えてくれば一応は形になるんだろ、こっちはコード譜だけで耳コピ、暇だろ音源も作っといてよと頼まれ、出番がない曲もあるんだぜ的な。

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himanahitodesukun

himanahitodesukun 芸の世界残酷アマチュアでさえ)。才能がないと人権がない。自分は才能ない側だったので、好きだったけど音楽辞めてよかったと思っている

2025/06/25リンクyellow15yellow

yas-mal

yas-mal来年までの辛抱だ。来年にはホームランテラスが出来て、バンドバンドじゃなくなるぞ。細川と昂弥のホームラン王争いが見れる。…え?本拠地球場ホームランが出ない話じゃないの?

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jacoyutorius

jacoyutorius "腐れ縁" が人間のことを指していることを理解するのに時間がかかった / 30過ぎても一緒にバンドやる仲なのに間違ったらどうしようみたいなドラムをするってちょっと想像つかない

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Anonymous2000

Anonymous2000音楽趣味でもなんでも、(色々と)合う人とやらないと地獄だぜ。

2025/06/25リンク

NOV1975

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2025-05-12

漫画メダリスト」が腐女子バカカプに荒らされているので、未読勢に正しい情報を知ってもらいたい

GW中に腐女子によるバカカプが話題となっていたため、ずっとどこかで叫ぼうと思いながら我慢していたことを、この場を借りて叫ぼうと思う。

漫画メダリスト」が、「よだつか/つかよだ」というバカカプBL推している腐女子によって荒らされている。

その影響が実害を伴いはじめたため、主にまだ「メダリスト」を読んでいない人に向けて、この素晴らしい作品が誤解されたくない一心で現状とそれに対する個人的な心情を書き綴らせていただく。

なお、これを書いているオタクは「おれは正当な読者原作読んでねえだろってバカカプが嫌いだった」という態度でいるため、この時点で嫌な予感がした人はブラウザバックしていただきたい。

トピックは以下の通りだ。

①誤解を払拭するための「メダリスト解説

https://anond.hatelabo.jp/20250512013446

②「よだつか/つかよだ」はなぜバカカプなのか

(当エントリー)

③X(旧Twitter)での住み分け問題

https://anond.hatelabo.jp/20250512014700

どうしても字数制限内に抑えきれなかったため、複数エントリーに分けて投稿させてもらう。

こちらは②トピック目のエントリーである

②「よだつか/つかよだ」はなぜバカカプなのか

本題は前トピックなので消化試合じみているのだが、ここからは既に腐女子によって変な先入観を植えつけられた人向けの話題だ。

カプの受動喫煙量が多くなりがちな現状において、「メダリスト」に対する誤解を解くには必要なので書かせていただく。

バカカプなのに、本当に驚くほど謎に流行ってる。

ジャンル腐女子でも、ムキムキで金髪の男と細身で黒髪の男のBLを日々どこかで見かけているのではないだろうか。それこそがメダリスト荒らしているバカカプである

(純粋FAいいねしただけでもおすすめタブにこのバカカプBLを表示するXのポンコツっぷりも酷いが、これは次のトピックで語る。)

はじめに言っておきたいが、「どんなカプも幻覚なんだからバカカプとか無いでしょ」という言い訳無意味だ。

そもそも「どんなカプも幻覚」というのは、幻覚からこそ作品解釈に持ち込んだりさも公式かのように振る舞ってはいけないと言う自戒のための言葉であり、バカカプの免罪符ではない。

まず最低限の情報を伝えると、この二人、現在53話まで連載されている中で直接会ったのは2話のみである

(そして驚くべきことに二回会った中でもお互いの名前を呼ぶことすら一度もない。司の方は他の人間との会話や心の中で夜鷹純という名を出したことはあるが、夜鷹の方はマジで名前を出したことすら一度もない。)

一度目は、偶然いのり&司と夜鷹が出会った際に、光に勝ちたいと豪語するいのりを夜鷹が無慈悲否定し、それに怒った司が宣戦布告した場面。

(ここでいのりを否定した夜鷹の言動は驚くほど的確に司の地雷を踏んでいる。)

そして二度目は、慎一郎が夜鷹との親友同士の夜のスケーティングに流れで司を招いたところ、以前の司の宣戦布告を真に受けていなかった夜鷹が司にアイスショーキャストオーディションへ行くことを勧めてきたため、改めていのりのコーチとして宣戦布告した場面。

ちなみに、ここで司は憧れの選手だったはずの夜鷹に対し「めちゃくちゃ性格が悪いんじゃないか?」と心の中で言うほど好感度が下がっている。自身の新しい夢であるいのりに対し二度も否定をされているので当然の反応だが、夜鷹目線だと最強の自分が育てている最強の選手たる光が勝つ、だから君の教え子の夢は叶わないと言うのもまた当然なので、平行線である

(普通にネタバレなのであまり言いたくないが)その後司が敗北すると夜鷹云々よりいのりを勝たせられなかった不甲斐なさが全面に出し、(かなり後に判明するが)夜鷹の方も「もう飽きた」と興味を無くしており、コーチ同士のライバル関係と言えるような状態はあっさりと消えている。

(コーチ同士でのこれを引っ張ったところで選手を通した代理戦争しかなり得ず、やりすぎると選手軽視と捉えられかねない表現にもなりそうなので当然といえば当然かもしれない。)

対する弟子はと言うと、いのりは敗北から半年ぶりに光の顔を見ただけで尋常ではない悔しがり方をし、その顔を見た光はいのりの闘志が強く残っていることを喜びキラキラ笑顔が止まらない様子であった。

ごらん、オタク。これが本当のクソデカ感情だよ。

司と夜鷹の関係性については作中の事実を並べるとご覧の通りである

司は蛇崩との方がよっぽど競い合ったり時に協力したり世話になったりと縁があるし、

夜鷹は慎一郎との無二の親友(公式で慎一郎の妻のエイヴァが嫉妬するほどの仲である)というのが強すぎる。

さらなるバカ要素を付け加えると、Xで大多数の腐女子が宣っているよだつかよだの根拠が全くの嘘まみれなのである

不快バカカプを漁るような自傷趣味は無いため事故的に遭遇したポストのみを根拠とさせていただく。

「夜鷹は司の才能を特別に認めている!脳を焼かれてる!これはキテる!」といったものが頻出したので、多分これが腐女子の中でメジャーな説なのだろう。

ちなみに夜鷹は司の才能を認めてなどおらず、そのことは作中で明言されている。

宣戦布告二回目が発生したscore22で、

慎一郎が司に対し「すごく才能のある方だ」と発言したのに対し、

明確に、「そうは言えない」「限られた時間の中で証明できなければないのと同じだ」と明確に否定している。

そう、腐女子の言うこのカプの根拠は真っ赤なウソなのである

一方でここは誤読してしまうのも理解できる。

夜鷹は全日本選手権で見かけた記憶と目前でのジャンプ練習を経て、司の能力理解したのか「君は自分に希少な能力があることを自覚している」と発言しているのだ。

(その後ご丁寧に「褒め言葉じゃない」と釘を刺しているが)

加えて、後のscore39で司が夜鷹のこの発言を反芻する際に、「希少な"才能"があること」と歪めてしまっているのだ。

こういう描写をされると、勘違いしてしまうのもしょうがいかもしれない。頻繁に原作を読み返す読者でなければ気づけなさそうではある。二次創作するのに読み返さないのか?という疑問は残るが。

(それにしても、光に「同じ種類」と分析された司が光同様「信頼できない語り手属性を持っているのは面白い。司の場合過去の後悔から「才能」という言葉に囚われている節があるのが原因だろうが)

このように、なぜか夜鷹が司を認めている、なんなら入れ込んでいるという妄想に取り憑かれ拡散するオタクがあまりにも多い。

このバイアスの異常性がとてもよく現れているのが、下記リンクにある某掲示板の1スレだ。

(現在単行本未収録のscore51の内容に触れたスレのため、ネタバレを踏みたくない方はスルーしていただきたい。)

https://bbs.animanch.com/board/4596936/

おそらく腐女子と思われるスレ主がバイアスまみれの意見提示したため、当然のように確かな作中描写をもってして否定された一幕が伺える。

当時このスレ発見したときは、原作をまともに読んでいる人間の目にはちゃんとこれらは異常に映るんだなという安堵を得たため非常に印象に残っている。

(とはいえバカカプ腐女子流入が発生したのは事実であり、以降はこの板もあまり覗かなくなってしまった。)

そして世に蔓延るは、オタクがよくやる悪い二次創作オンパレードだ。

攻めの変態化、セコム化、受けの過剰age、加えてオメガバースかいオタクの性欲にまみれた、関係捏造のための伝家の宝刀・・・

原作根拠のないバカカプによくあるやつである。好きな作品でやられるとこうも嫌なものなのかと悲しく思った。

しかしここで、この怪文書を生み出すに至る最上級の怒りを抱かせた概念に遭遇する。

師弟if。夜鷹と司の。

絶句。なんだこれは。

まるで「どうすれば最大限メダリストという漫画冒涜できるか」を三日三晩考えた末に出てくるような概念ではないか

さすがに正気を疑う。この作品での師弟の繋がりとは運命であり特別であり、それぞれにとっての救いなのだ

それを無いものとした上に、よりによって司と夜鷹!?

原作での師弟関係否定するような二次創作が何を意味するか、原作を読んだ人、あるい拙文で伝えたかたことを読み取っていただけた方には理解してもらえるであろう。

懇切丁寧に、そして明確な信念を持って真摯に描かれたコーチ選手物語が大きな魅力の一つとなっているこの漫画においては、これ以上の冒涜はない。

オタク国語の成績がいいのだけが取り柄ではなかったのか?読解力と呼ぶのも憚られるほどの当然の作品解釈すらできないのか。それとも原作なんて妄想のエサでしかないという不誠実極まりない態度で二次創作をやっているのか。いずれにせよ最悪である

※ここ以降は単行本未収録の話までしっかり触れるので、好奇心でここまで読んでくださった原作未読勢はいよいよ戻って原作を読んでほしい。※

※これだけは覚えて帰ってほしい。メダリストについて言及するアカウントを見つけても、それがプロフに「よだつか/つかよだ/🦅☀️/☀️🦅」などの文字列があった場合、そのツイート内容は真に受けないでほしい。メダリスト腐女子のはなしは信じるな。※

師弟ifが最悪の原作冒涜であるのに加えて、組み合わせも最悪である

司と夜鷹のコーチとしての方向性は対比され描かれる、平行線思想である。それぞれの名前に準えて表現するならまさに昼と夜。太陽が姿を現す限り夜は存在せず、夜の中に太陽存在することもまたあり得ないのだ。

もろに最新score53の内容に触れてしまうが、司が目指すコーチとはかつての司少年出会たかったコーチだ。

それは、始めるのが遅いからと夢を否定せず、氷の上にしがみつく術を示してくれるコーチバカみたいに夢を目指す理由として、才能を保証してくれるコーチである

これまでで書いた通り、夜鷹はかつての司少年と同じ境遇のいのりを、始めるのが遅かっただけの天才を前に直接夢を否定する言葉を放った。加えて、夜鷹の指導方法は温かな励ましなどは一切ない。明らかな出遅れの上クラブに入りもせず才能があるか教えてほしいなんて言う司少年が夜鷹と対峙したところでいのりと同じ目に遭うのは明白だ。

絶対にうまくいかい組み合わせにも程がある。嫌がらせか?原作のものだけじゃなくキャラに対しても追い討ちで嫌がらせしたいのか?

司が師匠パターンのものもあるようだが、そうなるともうめちゃくちゃである。まず何を見てスケートを始めることになったんだ司は。

本当に、同じ漫画を読んだ人間妄想とは思えない代物であるしかし悍ましいことに、このような原作冒涜一定の人気を得て複数人の手によって生み出されているのが、メダリスト蔓延るよだつか/つかよだの腐女子という集団である

夜鷹の口数が少ないのをいいことに感情捏造し、ifやパロで関係性を捏造する。

作中での明確な発言すら捻じ曲げる。

もはやそこにあるのは捏造のみである。ifやパロにしても、大体流行るのは生存ifやら物騒な世界舞台にした原作での学園パロで、そこにはキャラクターに幸せになってほしいという愛が少なから存在しているものだが、よだつか/つかよだで蔓延っている師弟ifは原作愛など皆無の冒涜だ。

このカプがバカカプでないなら一体何だと言うのだろう。

Permalink |記事への反応(3) | 01:39

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2025-05-04

最終兵器左手

また眠れない夜がやってきた。

布団に入ってはや1時間。羊はとっくに柵を飛び越えて見えなくなった。

ホットミルク瞑想? もう試したっつの

こうなったらアレしかない。

人類の叡智、伝家の宝刀

そう、セルフプレジャーだ。

ちょっと面倒だけど、背に腹はかえられぬ。

粛々と事を進める。

(中略)

終わった後の、あの急速な眠気よ。

脳みそ強制シャットダウンされる感じ。

さっきまでの冴え冴えとした意識はどこへやら。

気づいたら朝。今日も一日頑張れる。

ありがとう左手。君は最高の睡眠導入剤だ。

でも、毎晩これに頼るのもどうなんだろうな。

まあ、眠れるからいっか。

Permalink |記事への反応(0) | 01:44

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2025-04-20

anond:20250420110612

まさに伝家の宝刀やん

Permalink |記事への反応(1) | 12:18

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悲報共産党トランス町議さん、女性差別してしま

https://x.com/caelietterrae/status/1912023989368881541

日島本町町議選に共産党から立候補当選された河上リサ氏(トランス女性)は、トランス女性女性とすることに関し、男女間の性暴力懸念する女性に対して「はい!出ました!伝家の宝刀っ!」と返答した。

河上が批判されるのはトランスからじゃなくて、女性差別者だからだよね。

Permalink |記事への反応(1) | 11:06

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2025-04-02

アラサー男、フェミニズムをやめる

経歴

現在アラサー男。既婚。

さいころから男の子っぽく」するのが苦手で、誰かと競争して他人を蹴落とすみたいなことに対する嫌悪感が強かった。

大学ではフェミニズムジェンダー論を学びたいと思い、幸いにも仲間に恵まれて、1年生の時点で上野千鶴子『家父長制と資本制』や、バトラージェンダートラブル』なんかの読書会に参加した。

当時は珍しかった、SNSジェンダークィアテーマに発信する団体にも参加した。

結局、フェミニズムジェンダー論を専門にすることはなかったけど、個人的なこだわりはあったので、卒論では日本であまり知られていない海外フェミニスト思想を紹介し、相当なページ数を割いた。

そんな自分が、フェミニズムをやめようと思っている。以下にその理由を書いていく。

大学卒業して同志がいなくなった

文系大学は近年バカにされがちで、わざわざ大学に入らなくても本だけで学べるとか言われることもあるが、仲間がいるというのは学問にとって必須のことだと思う。

特に大学は、営利目的承認欲求もなく、ただ自分の知りたいことを学びたいという人が集まるから、そういった環境での読書会は最高に楽しかった。

けれど、大学卒業して働き出してからは、そういった機会もめっきり減ってしまった。

そうすると、本を読んで考えたことを人と共有したり、他の人の読みに刺激されることもなくなって、思想哲学の本を読むのが面白くなくなった。

政治思想では動かないと知った

就職した自分にとって、大学で人と話すことの代わりになったのは、インターネットにおける男女論を見ることだった。

最初は、「フェミニズム運動最先端から」と思って見ていたけど、だんだんと見るたびに心が辛くなるようになってきた。

インターネットフェミニズムによって企業が動くことはあるけれど、それは企業フェミニズム重要性を理解たからではなく、ミソジニー企業レッテルを貼られると企業活動に支障が出るからだ。

そういうある種の脅しみたいなものによる社会変革も、リアル政治の場では当たり前だと思ってはいるが、一方で、インターネットフェミニストの人たちは、思想的な理想一貫性プライドのようなものは持ち合わせていないようだった。

から自分いくらフェミニズム勉強し、広めたところで、そういった政治のシーンに対しては何も意味がないと思うようになった。

男性自殺を軽視する人々に失望

男性自殺の数が多いことは、アンチフェミ伝家の宝刀のようになっており、あまり数の大小で語りたくないのだが・・・

それでも、男性自殺というのは大きな社会課題であることは間違いない。人が死んでんねんで?

インターネットフェミニストの人たちは、それを「差別コスト」だと言ってみたり、男性が甘やかされて育てられてたからだと言ったりしている。

どう考えても、自殺するような状況に追い込まれている男性と、普通に生活している女性とを比較したら、社会強者なのは圧倒的に後者であり、性別などという雑なくくりにとらわれず(そうですよね?)、社会強者弱者を救済するために相応のコストを支払わなければならない。

差別コスト理論」というのは、結局は、「私たち男性を救いたくありません」という感情ドライブされた、結論先取の議論に過ぎない。

こういった体たらくを見て、例えば選挙に行くときも、選択夫婦別姓のようなイシューには賛成できても、「男性自殺を軽視するような勢力権力を渡すことは絶対にできない」という判断を優先せざるを得なくなっている。

今後どうするか

もう、自分フェミニズムに関して本を読んだり、男女平等の推進のために活動することはないだろうなと思う。

代わりに、ホームレス貧困家庭の子供を支援する団体寄付をすることで、自身社会的責務を果たしていきたいと思う。

家族もいるし仕事もあるので、自分人生にとって本当に大切なことしか時間と労力を割けないと感じるようになった。

から、この日記を書いた理由は、(もちろん拡散されたりみんなの意見が聞けたら嬉しいという思いもあるが)自分にとって大切だったフェミニズムジェンダー論に、人生区切りをつけたいと思ったからだ。

さようなら

Permalink |記事への反応(4) | 00:28

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2025-03-26

anond:20250326100540

伝家の宝刀「あったまかいーなー」

Permalink |記事への反応(0) | 17:43

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2025-02-14

hunglysheep1さんが面白すぎる

あらかじめ予防線を張るとこの方のファンです。

この方のブコメを眺めて頂ければ分かるのだけど、基本的に「共感格差」と「少子化」で女性批判することが多いのね。

特に共感格差」は伝家の宝刀、にしては出しすぎなんだけどお気に入りワードのようで、増田なんかで女性擁護されると「共感格差があるから男女逆だったら反応が異なるだろう」が鉄板ネタ最近とある事由について女性優位であることを私は分かっているが、共感格差世間ウケしないか社会学でも取り上げないとアカデミア批判もするように。

でも逆に男性批判されると「一方の視点だけでは分からない」となんにせよ立ち位置を1ミリもブラさない。

あと女性の自立もお嫌いのようで「少子化」を一方的女性責任とし下方婚しない、性的同意を取るといったことが大変お嫌いのようで。

からお股ガバガバちょっとヤラセてくれる女性が好きだと思うじゃないですか?

でもご自身結婚しているようでブコメにも私の妻は“賢い”から結婚したとはっきりコメントしてるのね。

なおかつ最近こんなブコメをしてたんだけど

私の妻が東大卒なんだけどバリキャリ志向とは無縁なんだよな…(夫の私が家事をメインでやります?とも聞いたが)「ハウスワイフ2.0https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163900278価値観の方が分かりやすい(妻の友人も多いね

東大卒wwwそして“妻の友人も多いね”の部分ww

面白すぎるでしょ。ミソジニーを隠さず発露しておいて自分は賢い嫁自慢をせずにはいられないなんて。

ホント可愛くてしょうがないのでこれからも奥さまを大事にしつつブコメを頑張って欲しい。

Permalink |記事への反応(4) | 10:24

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2025-01-17

中居さんにしても松本さんにしても同じことをやってても昔は通ったんだろうなあ。

昔は時代が違ったという意味ではなくて、

ご本人様たちに「若さ」があったころという意味で。

その頃は犠牲者の皆様も、

それほど「被害にあった感覚」とかがなかったんじゃないだろうか?

まあすべてが憶測だけど。

それを言うならそもそも

中居さんのことにしても、

松本さんのことにしても、

実際に何が起こったかは誰もわからない。

ましてや示談が済んでいるはずの人の「発言」などというものを、

どこまで信用していいのかわからない。

それはその人の発言の内容を疑うという意味ではなくて、

そんな発言自体週刊誌捏造されているのではないか

と強く疑っているからだ。

通常、示談した人がペラペラ週刊誌取材に答えるなんてことあり得ない話だ。

もちろん示談の内容に守秘義務がなれば別だが、そんなわけないだろうと「憶測」する。

それなのに、鬼の首でも取るようにして

AさんやらXさんやらの「発言」とやらが次々と週刊誌伝家の宝刀のごとく振るうさまに違和感しかない。

私たち社会は本当にそういうことでいいんだろうか?と疑問を呈したい。

司法による冤罪事件というもの存在する。

犯罪を立証する専門家ですら誤認逮捕があるということだ。

それなのに「週刊誌を売ることが目的」の媒体にまるである種の罪を裁く権利のようなものをもたせるのはどうなのだ

と書くと、

そんな権利をもたせた覚えはない、と

答えるかもしれないが

現在のこの状況を「是」とすることそのもの

メディアに力を与えるということなのがわからないほど知能は低くないでしょう?

非常に危険なことをしているのがわからないほど愚かではないでしょう?

それとも、どこかの週刊誌が「冤罪」をでっち上げた結果として、

誰かが死ぬようなことにでもならないと目が覚めないのでしょうか?

私は非常に危惧する。

とにかく今の異常状態を止めるべきである

誰か、無実の人が苦しむそのときを招かないために今できることはなんなのか?考えてみて欲しい。

Permalink |記事への反応(0) | 18:35

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2025-01-07

伝家の宝刀

遺憾の意発動!

Permalink |記事への反応(1) | 13:44

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2024-12-17

anond:20241217013904

伝家の宝刀 おじ 笑

Permalink |記事への反応(1) | 01:40

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2024-12-04

anond:20241204165843

ひろゆき伝家の宝刀ちゃんと抜く場面を選べば切れるんですよね

Permalink |記事への反応(0) | 17:27

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2024-11-08

任天堂最強法務部とかいう1000万円勝ち取るだけの無能

いやマジで俺のイメージはこれになった。

伝家の宝刀抜けば錆錆抜かぬが華とはまさにこのことだろ。

結局さ、「業界正義を守る裁定者」みたいなのは俺たちが張子の虎ビビってただけなんだな。

まら面子を守るために「キャハハ訴えられてるじゃん!やーい犯罪者ー」って相手の顔に落書きするだけのしょっぽい連中だったのか。

マジでガッカリしたわ。

こんなん逆に「任天堂ですらこの程度ならやったもん勝ち」って空気を作っただけでは?

やるときキッチリやれない奴らを俺は評価しないよ。

マジでガックリだ。

バンドワゴン押してやってたの完全に時間無駄やったね。

Permalink |記事への反応(0) | 21:59

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2024-10-23

anond:20241021225653

こういうアスペさんには道路交通法76条4項2号を叩きつけて関係を断つのがよろしい。

 

「ねぇねぇ、ところで道交法のこんなの知ってる?

76条で道路禁止行為規定されてて、4項2号で道路で立ち止まっちゃダメ罰金は5万円」

「そんなわけねぇだろ」

スマホで調べてみれば?」

「。。。」

「ね?」

「いや、書いてあるけど、意味が違うんじゃないか?ほら交通妨害となるような方法、って書いてあるから交通妨害にならなきゃいいってことじゃん」

日本語大丈夫交通妨害となるような方法、だから交通妨害事実不要だよ」

「でも妨害してなきゃ成立しないだろ?」

「いやだから構成要件妨害既遂事実必要なら、ような方法、なんて書かないよね、この文言解釈道交法解説ネットにたくさんあるから自分で調べてみたら?」

「でもこんなの誰も守ってないし警察も取り締まりしてないじゃん」

「してるよ、この条文の歴史ネットにあるから調べてみ、検挙された人は大勢いる」

「でも」

「この条文に例外規定は無い、つまり信号待ちで立ち止まるのもアウト、足踏みを続けてなきゃならない」

「そんなわけないだろ」

「足踏み止めて検挙された事例は山程あるよ、安保闘争とき警察伝家の宝刀で切りまくったんだわ、とりあえず誰でも48時間身柄拘束できる便利な条文で、国会問題になって止めたけどね、法改正したわけではない、ダメダメ、今でもダメ

「いやでも」

法律は一字一句守るべきなんだろ?守れば?今後は信号待ちでも足踏みね」

 

で、バカ信号待ちで足踏みしているの想像しながら二度と会わない

たまに嫌なことがあったら、信号待ちで足踏み続けてるバカを思い出して少しだけクスッってなれる

 

ちなみにネタじゃなくてガチ存在する条文で、ガチダメからね、常識的可罰的違法性範疇違法性は阻却されるが

条文厨にはとりあえずこれをぶっつけるのが楽しい、必ず論理矛盾が出るから

Permalink |記事への反応(1) | 12:05

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2024-10-22

anond:20241022002754

相手否定して優位に立つための(と思い込んでいる)伝家の宝刀エクスカリバーですからね。

文脈とか無関係大富豪における一発逆転ジョーカーカード

Permalink |記事への反応(0) | 17:05

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2024-10-11

柔道選手の回想を聞いてほしい 3


最後公式戦(夏季大会)は印象に残っている。毎年、県内で一番立派な総合体育館で行われる大会だった。梅雨時にある。

団体戦予選は、秋季大会と同じく4校によるリーグ戦だった。上位2校が決勝トーナメントに上がる。

当校の場合は、全国レベル高校と、それに準ずる高校と、平均レベル高校の3校での争いだった。前二者には、それぞれ0-5,0-4という散々な結果に終わった。T君は健闘して強豪校相手引き分けに持ち込んだし、ほかの選手一年前に比べたらずっといい試合をするようになっていた。

だが、勝負世界は厳しい。現実リアルビジネス世界でもそうなのだが、自分が成長しても、ほかのライバルもっと成長している。最後の三試合目は、確か4-1で勝ったのかな。これで、T君の世代にとっての最後団体戦は終わった。各リーグで上位2校だけが勝ち抜いて、決勝トーナメント進出する。当校は第3位だった。これで、本当に終わったのだ。

翌日には団体戦決勝トーナメントがあって、うちの学校と同じ市内のところが優勝した。N君が所属する学校だった。広島県は、伝統的に野球柔道が強い。サッカーもそれなりである

大体のスポーツ広島市にある学校県内最強なのだが、柔道場合は、広島市福山市にある高校県内二強である。いずれも全国に通用する実力を有していた。



記憶に残っている試合の話をする。その翌週には個人戦部門があった。各階級に分かれて戦い、優勝者全国大会に出場する。T君は、81kg級で出場した。

1回戦は、尾道にある高校選手と当たった。確か、今年放送アニメ『ぽんのみち』の舞台の近所にある学校である。俺は、第一試合が始まる前にT君の打込練習に付き合っていた。体を温めておくのだ。体を超動かすスポーツ場合は、事前のウォーミングアップが欠かせない。無論ハードモードである

T君の試合が始まる直前だった。

「勝つとか、負けるとか考えるな。試合邪魔だ。柔道のことだけ考えろ」

と言った。T君は「やり切ってきます!」と言った。

やがてT君が呼ばれて、試合場の前と、開始線の前での二度の礼が終わった。

「始め!」

という審判の声とともに、相手と組み合った。練習で教えたとおり、大内刈りと小外掛けを繰り返しやっていく作戦を採っていた(T君は左利きの左組み。多くの場合ケンカつの組み手になる。鏡写しの組み姿勢)。彼の運動神経だと足技の威力は弱いのだが、技をかけ続けていれば指導は取られない。

相手が技を仕掛けてくると、T君は隙を見て――寝技の態勢に移行した。その時はたしか相手が低くしゃがんで投げる背負い投げに失敗したのかな。

すると、T君は相手に密着しつつ、真横に体重を預けるようにして、釣り手だけで送り襟締めを決めた(相手の背後から横襟を掴んで、手首の尺骨でグイっと頸動脈を圧迫する)。

相手がたまらず仰向けになったところで、両足を絡めた縦四方固めに移行すると、相手は全く動けずに25秒が経過した。一本勝ちである

よく、ここまで強くなったと思った。彼と出会った頃は、紐に巻かれたチャーシュー柔道をしているように思えた。あまりにボテボテとした動きで、才能がないのは明白だった。

だが、T君はここまで寝技を鍛えた。彼にとってのエクスカリバーだった。この頃の彼は、俺と寝技乱取りをしても1分以上は持ちこたえることがあった。

さて、次の試合だが……例の強豪校の子だった(N君)。T君と同じく高三で、改めて見るとスマートな体形だった。背丈はやはり185cmはある。あの細長い足から繰り出すカミソリのような内股で、T君は何度も吹っ飛ばされてきた。

おそらくこの時点で、すでに名門大学からスカウトを受けている(記憶によると、その後明治大学に進学している)。

試合が始まる直前、T君と最後の技の打ち込みをして、最後大内刈りで投げさせてやった。試合場に送り出す時、背後から彼の両肩に手を置いた。肩甲骨のあたりが1年前より逞しくなっている。そのまま、グイっと前に押し出すようにして闘魂を注入した。

試合前の二度の礼の最中、対戦者であるN君の表情を見た。高校三年生とは思えないほど大人びていた。歴戦の兵を見ているようである高校三年間をスポーツに捧げた者の目つきだった。子どもの頃から、数多くの試練を乗り越えてきたのだろう。こういう野獣の眼をしている若人は少ない。

試合場の外には、そのN君の学校の仲間と、あとは監督コーチ陣が控えていた。これといった表情はない。自分の教え子の初戦を観察するのは指導者の基本である。それだけだ。



実は、この時の試合ビデオ撮影している。映像は悪いのだが、できるだけ実況風に説明してみる。わからない単語があった場合は、とりあえずこちらの、

柔道チャンネル柔道用語https://www.judo-ch.jp/terms/

       柔道の技https://www.judo-ch.jp/technique/

をご覧になるといい。

別に不明単語表現があって気にしなくていい。読んでいるうちになんとかなる(と思われる)。以後、試合が終わるまでT君はTと表記する。N君はそのまま。紛らわしいからな。

さて、二度目の礼が終わった直後だった。試合場内ではTとN君が向き合っている。そして、審判が両者を確認する――試合開始の宣言があった。

「始めっ!」

Tは左組みで、N君は右組みだった。

N君は殴り抜くようにして釣り手を取ってきた。横襟のあたりだ。Tも相手の前襟を掴んだが、どこか心もとない。柔道力に差がありすぎて、まともに襟を掴めないのだ。厳しい印象の組み手だったが、後は引き手を握ることができれば……。

次の場面では、同じタイミングで袖を握り合った。中ほどの位置だった。相手ちょっと嫌がったかもしれない。かくして両者の組み手が完成する。ケンカつの組み手である

Tは大内刈りに入ろうとしたが、難しい様子だった。対戦相手と体力差があると、そもそも技のモーションに入ることすら難しい。両者、ジリジリと畳の上で移動を重ねていく。N君が技に入る様子はない。シード枠で第一戦目だった。慣らし運転という印象を受けた。

これは舐めプではない。トーナメントの初戦というのは、綺麗に勝って勢いをつけるものだ。何事も始まり大事である

重心移動を重ねていく両者。ここで、Tが小外掛け、そして大内刈りに入ったが……全く効いていない。もう一度リズムを取って、トン、という畳を蹴る音が聞こえた(ビデオ映像では聞こえないが、俺は確かに聞いた)。Tが足指の裏で畳を蹴り込んで、再度の大内刈りを放ったのである

今度はバッチリ効いていた。左腕で相手の肩を制していたのが大きい。ふくらはぎを刈り取られるようにして、N君が後ろに後退していく。数歩だけ後ろに下がったところで、技が解けて動きが膠着した。

Tは、そこから双手刈りに変化して、相手を押し込んで寝技に持っていこうとする――が、相手は両手を使ってTを上下に振って無効化した。Tの体が揺れている中、N君の大内刈りがしっかと掛かると、真後ろに倒されるのをどうにか我慢した。間合いを取ろうとしたが、遅かった。

N君は、Tの体を引き出して崩しつつ、股下に飛び込んでいた。全身を躍動させて、右脚でもってTの骨盤を跳ね上げた――内股、炸裂。

会場がどよめいた。それくらい、鮮やかな技の入りであることの証明だった。Tの身体が浮いている。が、まだ投げられてはいない。右足をケンケン状態にして抗っていた。歩幅のあるケンケンをしていた。

最後に、ダメ押しとばかり身を捨てたN君に巻き込まれる格好で、畳に落ちていく。

「……!」

主審動作は、会場全体の視線に応えるかのようだった。右腕を緩やかに振っている――ノーポイントだ。背中がついてないので当たり前だが。

会場の反応を気にする素振りもなく、それから寝技の攻防を見守っていた。Tが上からN君を攻め立てるが、「待て」がかかる。

次の組み手でもそうだった。お互いに十分な位置で組めているとは思うが、相手の圧に押されて、Tは身動きが取りにくい。N君は、けん制気味の大内刈りで攻めていた。タイミングを合わせて内股を狙っている。

ある瞬間だった――N君が内股を仕掛けた。すると、Tの動きがおかしかった。ジャンプするようにして真横に飛んだのだ。相手の振り上げた足がぶつかって、コロンと畳を転がった。背中がついている。

「技あり!」

N君にポイントが入った。背中はついていたが、勢いがなかった。

その後も厳しい展開が続いた。Tは相手とガッシリと組み合った後、てんで効かない大内刈りを繰り返していた。そして、N君はそれを上回る勢いで足技を仕掛けてくる。

Tは、それからも真横にジャンプするような動きをすることがあった。対するN君は、いい位置の組み手を取って大内刈りを仕掛けている。大内刈り→内股に繋げるのが狙いだ。

Tは正面から大内刈りを受けるも、後ろに飛んで腹ばいになって回避した。「待て」がかかった。その後、Tに指導(※ノーポイント)が与えられた。

「始め!」

ここで、N君が奥襟を掴もうとしてきた。奥襟というのは文字通り、横襟よりも奥になる。あなたが今着ている衣服で言うと襟首である

Tは抵抗を見せるも、最初は横襟を掴んでいた敵人の右手は、ついに奥襟に差し掛かった。Tは体を後ろに下げつつ……なんと、内股を放った!

N君の奥襟を取る力を利用しようとしたのだろう。ただ、懐には入れていたが全く効いていない。発想はよかったが、素の柔道力の違いがこういう所に出る。威力が無さすぎて、N君の方が戸惑っているように見えた。

今は、互いに横襟を握り合っている状態だ。ケンカ四つなのは変わりない。さっきとは、うって変わって静かだった。N君は小刻みに大内刈りを繰り返している。投げる気はない。けん制だ。Tも、何かを狙うかのように釣り手を小刻みに動かしている。

N君が、釣り手を下方向に絞ったかと思うと、Tの胸をいきなり突いた。一歩下がることになり、また前に踏み出そうとする。その時、Tの胸を小突くようにしてまた大内刈りを放った。Tは嫌がって、猫背気味に距離を突き離した。そして、背筋を真っ直ぐに戻した直後である――直立姿勢。一瞬の静止。

N君は脱力している。俺はつい、「あ……」と言った。技に入る準備ができている。もうダメだ。直観である

一瞬だった。N君は釣り手と引き手を利かせつつ、軸足としての左足で、Tの股下に飛び込んだ。体を密着させつつ、右足を高らかに振り抜いた――内股、一閃。

「技ありいいぃーーーーッ! ……抑え込みッッ!!」

審判の声が響いた。

彼らを視認すると……TがN君を横四方固めで抑え込んでいた! とともに湧いてきたのは、会場からのどよめきと、賛辞の拍手だった。

「なにしとる、N。まだ逃げられる! 右に回転せえ、手を、手を突っ込め!!」

N君の高校監督が、試合場の外から怒号交じりのアドバイスを送っていた。不完全ではあるものの、N君は確かに抑え込まれている。

何が起こったのか。一応、撮影したビデオ画面をベース説明すると……あの時、N君が振り上げた右足は、Tの身体を跳ね上げることな空振りし、宙をひと回り以上して畳に落ちていったのだ。返し技――内股すかしである

Tがやったのは、まず一番に跳ね上げられるであろう左足を、真後ろに隠して回避するという古典的な内股すかしだった。あとは、N君が内股を空振りして自らの威力で吹っ飛び、空中を一回転半して腹ばいで畳の上に落ちた。そして、Tが電光石火の早業で抑え込んだ。以上である

「てら、全力で体重乗せんだよ。あと半分、半分!」

 ※あと10秒抑え込んだら合わせて一本

気が付くと、横四方固めはガッシリ入っていた。N君の動きは著しく制限されている。しかし、彼も体力は相当ある方だ。寝技が解けないならばと、背筋で跳ねるのを繰り返すことで、徐々に移動して……試合場外への脱出成功した。

審判の「解けた!」の宣言の瞬間、試合場の端から抑え込みタイマーのブザー音が聞こえた。これは……!?

「待てー、待て……!」

審判の声は焦っていた。

開始線に戻った両者。ここで主審が、副審のところに行って協議を始めた。N君の学校監督コーチ陣は、ギラついた目で審判団を睨んでいた。タイマーを見ると、残り試合時間は1分半だった。

戻ってきた主審は、「技あり」のジェスチャーを取った後で、上方向に手を振った。ノーポイントに訂正する、という意味だ。

残念だった。あれは内股すかしだったが、投げ方は確かに変だった。N君が技に失敗して、自分で体勢をコントロールして腹ばいに落ちたようにも思えた。

正直、一本でもよかった。今の柔道では、スーパー一本といって、技の威力ありすぎて腹ばいに落ちた場合、一本になるルールがある。当時もその概念はあったが、ルールブックに明文化されているわけではなかった。

その後、併せて審判は、T君が寝技で抑え込んだことによる「技あり」の宣言をした。

「始め!」

N君は即座、猪突の勢いで駆けた。右手でTの奥襟を奪いに行こうとするが――パシン、という音がすると、なんとTが相手柔道着の背中を掴んでいた――奥襟の、さら真下の部分である

N君は、前傾姿勢になった。彼もTの奥襟を掴んではいるが、動きはない。静止している。

「なにをしよおる、はよう技に入れ!!」

相手校のコーチ狼狽していた。

わかっていない。N君は動かないんじゃない、動けないのだ。Tの腕力は本物だったようだ。

「ようだ」というのは、俺がTと乱取りしていて、背中を取らせたことは一度もないかである

体捌きも、総合的なパワーも、ありとあらゆるテクニックも、俺の方がずっと上だった。よって、奴のパワー(ベンチプレス160kg,背筋280kg以上)を体感する機会はなかった。

とにかく、N君は前傾姿勢のまま動けないでいる。その状況で、Tは不意に大外刈りに入った。N君のふくらはぎに刈り足が当たって、ケンケン状態で後ろに下がった。

Tが大外刈りをやめると、すぐさま、今度は連続して内股に入るのだった。釣り手で背中を掴んだまま、大腰みたいにしてN君の体が浮いたが……やはり柔道力が足りない。そのまま両者、畳に沈み込んだ。

いや、違う! Tはこれを、寝技を狙っていた。寝姿勢に入った途端、N君の片腕を取りつつ、巻き込むようにして後ろ袈裟固めに入ろうとする。N君はさらに体を転がして回避した。防御姿勢になる。

Tは亀状態になったN君の上に乗ると、帯を掴んだ。すると、体を捨てる重心移動によって亀状態をひっくり返した。そのまま縦四方固めに持っていこうとする。

再び、N君は腹ばいになって逃れるも、ここでTは――中腰の姿勢になり、両腕で相手柔道衣を握った。胴衣の腕の部分と、下袴の太腿部分をそれぞれ握っていた。そのまま、立ち上がってN君を両手で宙づりにすると――畳の上にゴロンとひっくり返した。

「抑え込み!」

タイマーカウントが始まるが、抑え込んで十秒もしないうちに解かれてしまった。試合の残り時間は、あと30秒ほどだ。

いい作戦だった。まともに立ち技勝負してN君に勝てるはずがない。先ほどの背中を掴んだ組み手は本当によかった。寝技にもっていくための算段のひとつである背中を掴んだ後は、なんやかんやで相手を動かし続ければいい。

背中を掴むのに成功してからは、立ち技ガンガン打って、早々に寝技に引き込んで、審判の「待て」がかからないように動きまくるのだ。それで時間を稼ぐ。

彼は、これを狙っていたのか。作戦だったのか? そんなことは……あるかもしれない。まぐれはこんなに続かない。彼の脳裏にこの流れがあったのだ。

主審は、選手2人が開始線の前に立つと、柔道衣の乱れを直すようポーズを取った。

そして、N君に対して指導を与えた。一瞬、彼の表情を見たが、恐れを感じていた。眉のあたりが強張っている。恐怖を感じる時の表情だ。これから自分がどうなるかわからない、そういう恐怖を感じている。

会場がどよめいていた。大番狂わせのニオイを感じ取っている。

「始め!」

N君は脱兎のごとく、Tの奥襟を取った。対するTが背中に手を回すよりも早く、伝家の宝刀、内股に入った――不十分な組み手だったが、Tの股下に入った足がガッシリ効いている。浮かないようにするだけで精いっぱいだった。

「ヤアァァーーーーーーーーーーッ!!」

N君は咆哮を上げつつ、内股から大内刈りに変化した。自分の後ろに投げる技から、前に投げる技への連続――完璧タイミングだった。

「終わった……?」と思ったその瞬間、Tは自らの体をコマのように回転させて、腹ばいになって畳に落ちた。寝姿勢で向き合って、怒涛の勢いでN君を組み敷いたかと思うと、縦四方固め……? いや、違う。それはフェイントであり、腕がらみ(アームロック)を極めようとしていた。審判が真上から様子を見ている。関節技が極まるか極まらいか、際どい局面だった。

刻一刻と、時間が経過していく……Tの作戦が功を奏したのだ――試合終了のブザーが鳴った。

「それまで!」

ここまで四分。実時間で約十分。お互いによく戦った。ポイントは同点である。この場合は、主審×1と副審×2による旗判定で勝敗を決する。

試合用のタイマーが置いてある長机から審判員が手慣れた動作紅白旗を取った。元の位置まで戻ると、主審は、副審を見やってアイコンタクトを取った。全員、どちらに旗を上げるか決まったようだ。N君が赤旗で、Tが白旗だった。

紅白2本の旗を手前に持ち上げる審判員――白い旗が2本だとTの勝ちである。会場の一角は、静かだった。かくいう俺も心臓バクバクだった。僅かな時間のはずなのに、長く感じられる。

「判定ッ!」

赤2本、白1本という事実を確かめ主審は、溜め息を吐きながら白い旗を仕舞うと――N君の方に勝利の手を掲げた。

この試合を見ていた観客は、ほぼ全員が選手2人に拍手喝采を送っていた。スタンディングオベーションである。いい試合だった。勝ち負けとかどうでもよくて、とにかくいい試合だった。

俺はしばらく其処に立っていたが、T君の後を追いかけてトイレの方に向かった。

次です

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柔道選手の回想を聞いてほしい 2


柔道部顧問になって二年目の話をする。

この年度の末で学校教諭を辞めている。ラストイヤーである。思えばあっという間だった。上の秋季大会の後も、大なり小なり大会があったが、目立つ成果はなかった。

実力というよりは、柔道部全体の精神力、やる気、気合いの問題だった。センスがありそうな子はいたが、『本気』になり切れない。なぜかはわからないが、若者特有の殺気に満ちた闘志というか、「目の前の相手を殺してやる」という滾(たぎ)りが見られない。

特に、格上相手に戦う場面がそうだった。勝つとか負けるとかじゃなく、全力でぶつかってみせようという気概を感じない。

そんな中で、T君はじわじわと実力を伸ばしていた。この頃だと、ベンチプレスは140kgを上げるようになっていた。

ベンチプレスの記録と柔道の強さは直接関係ない。念のため

柔道の動きはボテボテとした感じだったが、それでもサマになってきていた。高校から柔道を始めた関係で、高一の頃が特に弱かったらしい。当時は、毎日のように先輩や同級生から千切っては投げられていたという。

シゴキ以外にも、いろいろあったようである。当時の先輩連中からは相当イジられていたらしい。T君の同級生柔道部員が、確かこんな内容を回想していたっけ。



≪~練習時間中~≫

「おいチクビ。何を寝とる。はよ畳の上から立て!!」

「今、こいつに筋肉ドライバーしてやったら、首めっちゃ抑えて転がっとるしwwwww」

「いつまで畳で寝とんな。早う起きんとチクビねじ切るどっ!」

「チクビ君さあ。今度の公式大会の時に、絶対シャイニングウィザードしてよ。武藤敬司好きなんやろ」

 ※本当にやって反則負けになったらしい

プロレス好きなんだって?これからダブル大外刈りするから付き合ってくれ」



彼が弱かった頃は、部内でもやられたい放題だったようだ。しかしこの頃、高三の手前になると、彼は部内で№1になりつつあった。皆、彼に一目置くようになっていた。当時、部のキャプテンだった100kg超級の子乱取りをしても吹っ飛ばされない。

それでも基本的には、いじられキャラだった。先輩からも後輩からもいじられていた。しかし、彼はどんな時でもリアクションを欠かさず、スマイルで彼らに応えていた。

そういえばT君は、毎日必ず昼休み柔道場に来て、一人で弁当を食べていたっけ。一人飯には理由がある。弁当を食べた後に、ヤツは筋トレを始めるのだ。ベンチプレスを始めとして、腹筋に、背筋に、あとは自転車ゴムチューブを柱に括り付けての打ち込み練習、あとはシャドー柔道か。さすがにカマキリ相手にしてないと思うが……。

休み柔道場に行った折、彼を何度も見ている。ベンチプレスが一番好みのようだった。自分自身が成長する実感とでも言えばいいのか、月ごとに最高記録が上がっていくのが面白かったのだろう。

柔道界の公式回答としては、高校生に器具を用いた本格的な筋トレをさせるべきじゃない。この時期(小中~高校生)は、技術に磨きをかける時期だ。ベンチプレスその他で測れる筋力は、試合ではそんなに使わない。柔道に本当に必要なパワーというのは、柔道をすることでしか身に付かない。すなわち組み手の練習とか、立技・寝技乱取りを通じてしか、そのスポーツ必要な『体力』は身に付かない。

しかし、T君には時間がない。彼にとっての柔道は、おそらく高校で終わりである時間がなさすぎる。だったら、ひたすら筋トレに励む道があってもいいんじゃないか。当時はそんなことを考えながら、昼休憩中のT君のトレーニング風景を眺めていた。



高三の四月時点で、彼の体重は約78kgだった。一年前はボンレスハムのような体形だったが、スマートになっていた。何より、当時のT君は部内で一番やる気があった。何事にも一生懸命だった。鍛えがいがある。

さて、高三最後公式戦は六月だった。ここまでには仕上げたい。幸い、四月にあった市内大会では、彼は5位入賞果たして大会出場を決めていた。順々決勝では、昨年の秋季大会で当たった強豪校の選手に内股で一本負け(空中一回転半させられた)だったが、そこから2回勝って5位になった。

それから大会までの約二か月、T君を鍛えまくった。

柔道場での立ち技乱取りでは、納得いくだけの投げを打てるまでひたすら稽古を続けた。T君に対し、組み手の位置自由にさせて、技も全部受けてやる。その代わりクオリティは一切妥協しない。俺が納得いくまで休憩すらさせない。

「おい、T。苦しくっても、苦しそうな顔すんな。相手にバレんぞ。ビビってるとな、わかんだよ。相手によ~!!」」

すると、唇を引き締めるようにしてT君は、距離を取ってこちらの様子を伺っている。

ああ、これは。技に入るのを狙ってるな。相手高校生だとすぐにわかる。

「技に入るのを狙うな。狙わなくていい。(お前の反射神経だと)無理だから!! とにかくたくさん、技をかけろ。連続しろ連続ちゃんと技は繋がるから。お前の感性でいいんだよ。考えるな、感覚でやれ」

実際、高校レベル試合だと技が下手くそでもいい。とにかく数。連続性が大事だ。

ただやはり、T君は運動神経が鈍いようで、へっぽこな大内刈りに小外掛けや、ボテボテとした払い腰しかできなかった。ヤツが俺に珍しく内股をしかけると、「ポフッ」という効果音とともにヤツが弾かれる。そんなレベルだった。素人未満である

「今のお前の柔道、ほかの選手乱取りやってるのと違うじゃん。俺用の柔道か~、そのへっぽこなのはよ~」

T君の柔道は、俺と乱取りしてる時はモードが違ってる。まるで、何かの専用の練習でもしてるようだった。

ヤツはまた内股をしかけてくるが、全然効いてない。運動神経とか、技に入る姿勢問題じゃなくて、組み手が下手くそ(≒柔道着の握る位置おかしい)なのだ。いいところを掴めてない。せっかく自由に組ませてるのに。

ただ、T君に組み手争いを教えるには、もうタイムオーバーである。「思いっきりイイと感じるところを掴め!」くらいしか教えていない。

だが、連続して技を掛け続ければ可能性が見えてくる。うまく相手が転がれば、彼が得意とする寝技に移行するラインも見えてくる。

ヤツと乱取りしている最中、よく檄を飛ばしたっけ。

「オーイ、てら。何止まってんだよ! 動け、動け。変数作れ。チャンスがないと思ってんの、お前だけだよ」

彼はヘロヘロになって大内刈りを放つのだが、俺に効くはずもなく。間隔を取って、釣り手と引き手(※柔道用語適当にググってほしい)を上下ブンブン振り回したなら、ジャイアントスイングみたいになって、T君が畳をゴロゴロ転がっていく。築地市場の床面を滑っていくマグロのようだった。

「オーイ、俺お前よりも軽いんやぞ。吹っ飛ばされてどうすんだよ」

T君が立ち上がると、顔が真っ赤になっていた。熱中症の人でもこうはならないだろう。それくらい真っ赤だったよ。

ゆっくりと俺に近づいてくると、釣り手の方でパンチするみたいに組み手を取ろうとしてきた。それを弾いて、逆に奥襟を取り返してやった。すると、ヤツも負けじと奥襟を取ってくる。

「力比べで俺に勝てるか」と思ったが、ヤツも結構強かった。睨み合ってたが、T君の耳まで真っ赤になってるのを見た。

この頃になると、彼の耳は潰れていた。餃子耳というやつだ。努力の証である。大半の柔道選手餃子耳にならない。本気で寝技練習した証である

こんな光景を見ながら、ある漫画セリフを思い出していた。技来静也が描いた漫画作品の、確かこの場面だったはず。



……呼吸(いき)を乱すなセスタス 恐怖心を意志の力ねじ伏せろ 怯えは判断(よみ)を狂わせる 恐れは疲労を増幅させ 病魔の如く五体を蝕む 眼を逸らすな! 敵の刃を見極めよ 胆力こそ防御の要だ 殺意と向き合う勇気を持て

拳闘暗黒伝セスタス 2巻より





T君に必要なのはこの心境だった。

だって中学生高校生の頃は、練習が恐ろしいことがあった。寝技最中に、殴られ、蹴られ、締め落とされ、「殺される」と思ったことが幾度となくある。だが、試練を乗り越えるだけの胆力を身に付けないことには、いつまで経っても二流以下である

こういう感覚は、今時のZ世代みたいなやつがあるじゃん。ああいう子達には伝わらないんだと思う。「○○が上手になりたい、強くなりたい」って? 本当にそうなりたいなら、命くらい投げうってみせろ。

2024年現在だって野球でもサッカーでも、バレーでもテニスでもゴルフでも、スケボーでもブレイキンでも、将棋だって囲碁だって、その道で超一流の奴はな、自分の命かけてその道を歩んでんだよ。

さて、T君との練習の続きである

立ち技が終わると、次は寝技だ。T君が強敵相手に勝とうと思ったらこしかない。それくらい、彼の運動神経絶望的だった。立ち技の才能がない。当時のT君が「生まれつき運動神経が切断されてるんです」と言ったら、信じたかもしれない。

柔道場の端にある、寝技乱取り開始を示すタイマー(ブザー)が鳴ると、俺はさっそく横四方固めでT君を押さえつけて、右拳の先を太ももに突き立てた。するとT君は痛がって、俺の腹を突いて逃れようとする。

「お前、俺に力で勝てんの、勝てんの? 勝てないでしょ!? 頭使わんと、ほら。前に教えたやろ? 逃げ方を……」

四方固めで抑え込まれ状態のT君は、腕をなんとか両者の間に差し込んで、背筋で跳ねて逃れようとした……それが正しいやり方だったら、そのまま逃がしてやる。それで、また瞬間的にヤツに覆いかぶさって、抑え込みに持っていくのだ。T君は逃げる。ひたすらそれを繰り返す。

俺の抑え込みから逃れたとしても、T君がこっちに向かってこず、亀の姿勢になろうとすると、すかさず両手で奴の柔道着の胴と太腿を掴んだ。

「よいしょっ」と持ち上げると、奴の体がひと時宙づりになった。そのままクルリとひっくり返して、横四方固めでまた抑え込んだ。今の選択はアウトだ、敵前逃亡である。この寝技練習では、攻撃行動以外は認めない。

寝技になると、T君がたまに覚醒する。俺の動きがわかってたみたいに、例えば、真上から抑え込もうとした俺の膝をピンポイントで蹴っ飛ばして、転がして、そのまま上に乗ってしまう。

俺は両足をヤツの足に絡めてガードするのだが、巧みに外して、抑え込みに持っていく――縦四方固めが完成した。

いいねいいねー!!」

こんな具合で、いい動きをした時には認めてやる。褒めるんじゃない、認めるのだ。そいつのパワー、気概、実力を。褒めるってのは、親が子どもにやるものだ。コーチ選手って対等な関係だろ。

T君は膂力(りょりょく。腕の力)があるうえに、寝技センスがあった。寝技というのは、ガッチリ決まると体力差に関係なく勝利できる。当時まだ20代半ばだった俺の体力はT君をはるかに上回っていたが、それでも抑え込みから脱出できないことがあった。

ただ、悲しいかな。彼にあるのは寝技だけだった。立ち技は本当にダメだった。まったく才能がなかった。

せっかくパワーがあるのに、釣り手で相手の奥襟や背中を掴むことは皆無であり、いつも前襟だった。運動神経がないから、せっかく神業的なタイミング大内刈りや払い腰に入ることができても、相手を投げるに至らない。遅すぎるのだ。

ただ、彼はよくやっていた。性格キャラクターはいじられ系芸人のそれだったけど、リアクションはよかったし、部員みんなから好かれる存在だった。そういう雰囲気をもった人間だった。



時期は半年ほど戻る。

いつぞやの試合でT君を内股で吹っ飛ばし名門校選手と、ラーメン屋で同席したことがある。T君と俺と、あの選手N君が一緒になったということは、おそらく試合の帰りだったのだろう。

あれは、福山駅の駅舎の外に入っているラーメン屋だった。名前は忘れた……なんとか吉だったはず。そこで、T君にラーメンをおごってやろうとして、カウンター席がいっぱいで4人掛けのテーブル席に通された。

そしたら、おかみさんが来て、「相席でもいいですか?」と言うのだ。それで待っていたら、N君ともう1人の柔道高校生が向かいテーブルに付いた。2on2の相席Styleである

そのN君だが、痩せ気味で精悍な顔つきをしていた。体形は相当細身で、背丈は185くらいか。T君と同じく81kg級選手である。もう1人は、100kg超級とおぼしき超アンコ体系の子だった。棟田選手以上の丸々とした感じだ。

2人とも、耳は完全に潰れていた。どちらも社会人に近しい貫禄があった。眼光が鋭い。スポーツ特待生で高校入るような奴って、雰囲気からして違ってる。

俺の耳もやはり潰れている、大学卒業して釈迦デビューするにあたり、手術で直すという選択肢もあったが、餃子耳の方がハクがつくと考えていた。T君の耳は、この時潰れかけだった。

会話、どんなだったかな。そうだ、N君がT君に話しかけてきたんだ。

それでT君も、ラーメンを待ちつつ水を飲んで彼と話をしてた。

思い出せる範囲だと、こんな会話だった。覚えてない箇所は端折っている。

「なあ、君。オレと試合したことない?」

「うん、あるある一年生の時と、こないだの秋の新人戦で」

「君さ、いつから柔道やってるの」

高校入ってやっとるよ」

「そうなんだ。やっぱりこの辺の学校は、そういう子が多いのかな」

わからんけど。N君はいから柔道しとんの?」

「4才から横浜で始めた。高校からこっち」

「えー、すごいやん」

「親に無理やり。両親とも柔道してて」

「それで、ここまで強くなれたんや。すごいね

努力たからな~」

「内股めっちゃすごいやん。カミソリみたい。サクッと相手が飛んでくよね。マジですごい」

伝家の宝刀な。あれだけは自信ある。けど、強いヤツは世の中にいっぱいいるし。俺もまだまだよ」

自分、N君には一生敵わないな。多分。こないだの試合、内股で空中5回転しとらんかった?」

「(テーブルを叩きながら)してた、してた!! なあ~」

 ※隣の高校生が関心なさそうに頷いていた

もっと勢いが強かったら、会場の窓ガラスを突き破って護国神社に落ちとったよ」

ハハハハ、お前、面白いな~!!」

「え~、うそ~。そんなに面白い?」

このあたりで、俺のイラつきを察したのか、N君の隣の高校生が彼を小突いた。

「T君さ。今度オレと試合するのいつになるかな」

「冬に県に繋がる個人戦がなかった?」

「それ、無差別級だけだろ。あの大会は、ベスト8までは全部うちの高校が占めるし、そこまで登ってこられる? それにベスト8が決まったら、例年それで市大会は終わり。解散。1位から8位の順位はうちの監督が決める」

「えー、そういう仕組みなん?」

ここで、隣の高校生がN君の肩を叩いた。

「そう、そういう仕組みな。次の試合は春しかない。あと1回だけのチャンス」

「うん、当たるの楽しみにしてる」

「言ったな!? 次に試合する時は、空中8回転だから

「そんなんされたら、自分死ぬし!!ボンレスハムだし、チャーシューだし、畳をバウンドちゃうよ」

「楽しみにしてる」

ここらへんの場面で注文したラーメンがきた。それで、あとは皆黙々とラーメンとか餃子を食べて、解散した。

あの店は、とんこつラーメンアレンジ系が美味かった。当時はよく利用してた。もう軽く十年以上は行ってない。残りの人生で行くこともないのかもしれない。

※書いてるうちに思い出した。福山駅前の八十吉ラーメンである

ただ、あの頃のT君とは、できれば一緒に行きたくないな。財布的な意味で。

当時、たまに2人きりでご飯をおごってやることがあったけど、あいつ、ラーメン替え玉4杯+チャーハンから揚げ+餃子5人前とか食べ切っててビビったわ……食欲が凄まじい。ラーメンが4杯で終わりなのは、その頃にはスープが無くなるからだ。

俺はその半分しか食えなかった。食欲においては、完全に俺の負けである事実だ。認めるしかない。

そんなこんなで、最後公式戦までの日々は風のように過ぎていった。



この匿名ダイアリーを書くにあたり、約二十年前の記憶を思い返している。正確じゃない部分はあろうけど、そこまで間違った内容でもないはず。一部ではあるが、当時の記録媒体を基にして書いてることもある。

あの日々は、けっこう幸せだった。柔道部の成績は悪かったけど、気合いが入った部員も出てきていた。そういえば、あの時そういう行為をした女子マネージャー(妹)も、あれから特にトラブルはなかった。これまでどおりの、柔道部顧問マネージャー関係だった。いや……ごく稀にプライベートで会うことがあったか

何度か変なことがあった。双子の姉の方と柔道場の入口で談笑してると、妹の方がやってきて一緒に話に入ったのだ。不自然タイミングで。無理やりに近い。それは、姉じゃないもう一人のマネージャーと話してる時もそうだった。

ちなみに姉の方は、マネ子に比べると若干明るい性格だった。俺ともT君ともほかの部員とも仲良くやってた。天性のコミュニケーション能力があるタイプだった。底抜けに明るいわけじゃないけど、不思議安心感のある、温かみのあるキャラクターだった。

マネ子の態度は、上記を除いては普通だった。何か月かに一度は、俺も含めた部員みんなにお菓子を作ってくれたし、バレンタインデーには手作りチョコレートくれたし、大会前には率先して雑用を命じてほしいと志願したし、俺の誕生日ネクタイピンをくれたこともある。

私学だし、まあいいかと思ってもらってた。あの子の財布は大丈夫かなと思ったが、月のお小遣いが一万円と聞いて納得した。友達と遊びに行く時などは、母親から別途お金がもらえるらしい。医者の娘は違うな……と、月四千円の小遣いで寮暮らしをしていた高校時代に想いを馳せたっけ。

別に、妹の方とまたセックスしたいとは思わなかった。「したい」という欲求はあったけど、でも教師としての責任感が勝ったのだ。 訂正;間違った記憶でした…

ただ、俺という人間は、やはり異常だったと思う。ちょっと性欲が強いのは間違いない。そちらの方には正直だった。あとは~~子どもの頃に柔道陸上をしてたのだが、絶対にうまくなりたい! という情念が強くなりすぎて、体を痛めて指導者に怒られることがあった。夢や目標に対しては猪突猛進だった。



性欲、性欲……と、今思い返してみて、人としてよくなかったと思えるものを最低3つは思い出すことができた。ひとつだけ、あれはまだ5才か6才の時か。両親が忙しい家庭だったので、日常の世話は祖母が見てくれていた。いつも、祖母実妹と一緒に寝床についていた。

いつからだろうか。動機は定かではないが、まあ原初感情とでも言おうか。夜に寝床にいる時、暗闇の中で祖母と一緒に寝ている時に、祖母衣服を脱がせていた。「ねえ、ばあちゃん。服、服脱いで」と無邪気に笑って、祖母の服を脱がせていた。それで裸にする。

そして、お互いに裸になって、抱き合って布団の中で眠るのだ。抱き合うだけじゃなくて、ほかにも明らかに色々してたけど、やはり幼子とはいえ異常な行動だったと思う。

妹に対してもそうだった。妹に対しては、ほぼ毎日のように服を脱がせていた。妹は「いいよ」と言ったこともあったし、「いやだ」と言うこともあったけど、お構いなしに服を脱がせた。祖母が近くにいても関係なかった。とにかく脱がせて、納得いくまで裸で抱き合っていた。原初感情だった。

愚かなことだった。反省している。でも、あの時の感情は本物だった。あの時、まだ小学生ですらなかったけど、俺は「女を抱きたい」と確かにそう思っていた。リアルだった。

次です

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