
はてなキーワード:伊藤之雄とは
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何となく東アジアの歴史、特に第二次世界大戦ばかり読んでいる。小説も含めて。
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1000decillion「Morals under a pagoda -Kama Sutra-」(同人誌)
1000decillion「Morals under a pagoda -Egypt-」(同人誌)
1000decillion「morals under a pagoda -Greece-」(同人誌)
毎年月ごとの上位三冊を選んでいるが、ある月の四位が別の月の二位を上回って面白いことがある。つまり当たりの多かった月だ。すべての本に対して星の数で評価すべきかもしれない。
安倍晋三が最後に読んでいた本が岡義武『山県有朋』だそうだが、
これが本当の話か、自分は疑っている。
64年前に出版された岩波文化人の古典を、安倍はきちんと読むような政治家だったか?
山口にゆかりがあることも、顔が長いことも同じだが、出来すぎた話である。
同書は山県に概ね批判的だった。
もし本当に読んでいたとしたら、どういう感想を持ったかは興味深い。
これだけ論議を呼んだ国葬のスピーチを、山県の話で締めくくる菅義偉も、
それを素直に感動する不勉強な国民も、ちょっとどうかと思うよ。
岡義武は山県の死について、こう書いている。
一方の安倍が、同様に忘れ去られるかは、これからのことである。
従って、彼の権力意思は支配機構を掌握することへと集中されたのであった。
彼から見捨てられていた民衆は、それ故、また彼を見捨てていた。
そして、彼の死に対しても冷かであり、無関心であったのである。
驚くべし、流し読みかも知れないが、どうも読んでいたらしい。
普通に読んだら、嫌われ者山県有朋、という印象が残るはずの本を何ゆえ…、
と思ったけれども、官僚掌握術の参考になる、なんて吹き込んだのじゃなかろうか。
伊藤之雄『山県有朋 愚直な権力者の生涯』はずっと山県に同情的だが、
今日は官邸で開催された来年度予算についての政府与党政策懇談会に出席しましたが、
週末三連休、一昨日はゴルフ、昨日はお墓参り。河口湖の山荘でゆっくと過ごしました。
その間、読みかけの「岡義武著・山縣有朋。明治日本の象徴」 を読了しました。
知人から進められ手に取ったものです。明治の元勲で彼ほど嫌われ、
同時に自身に権力を集めた人物はいないでしょう。同じ長州人でありながら、
路線等の相違から権力闘争の敵対者となる伊藤博文とは対象的です。
伊藤の死によって山縣は権力を一手に握りますが、伊藤暗殺に際し山縣は、
「かたりあひて尽くしし人は先立ちぬ今より後の世をいかにせむ」と詠み
あの本を読んで、ここをピックアップするか!?と思ったけれども、
社会に潰される吾々ゴマメのような人間の気持ちをわからなかったように、
100年後の権力者、安部にとって最も心打たれたところだったというのも納得できる。
人間は、一般人も学者も総理大臣も、自分の甲羅に似せて穴を掘る。
ついにわが「本心」を知る者あらわる、なんてところかもしれない。
だけれども、山県や安部のせいで、どれだけ人が死に、不幸になったのか、
ヘタクソな歌を書いて、それをわざわざ持ち上げやがって、というのが
伊藤之雄先生も昨年本を出してるけど、こっちは不勉強でまだ読んでない。
瀧川先生は伊藤をよく弁護してるよ。「ヤヌスの顔」、硬軟両面があったって。
議会も設置して、自治をうながそうとしてたんじゃないかって。
でもさあ、あなたのような事実の認定は、してないな。
伊藤が二年で併合策に与した、という箇所は、この通り。
伊藤が翻意して併合を認めたのは、一九〇九年四月である。この年の三月三十日、
小村寿太郎外相は桂首相に「対韓大方針」および「対韓施設大綱」を提出した。
それは「適当の時機に於て韓国の併合を断行すること」を掲げ、韓国併合の閣議決定を迫ったものだった。
桂としては異存はないが、懸案は伊藤の意向だった。桂と小村は、
伊藤が併合に反対であることを熟知していたのである。
二人は伊藤に併合の直談判を行うことに決し、四月一〇日、相当の覚悟をもって上京中の
あなたは、最新の研究でも支持されている、伊藤が暗殺前に韓国併合に同意していたという物の見方を、
「『そういう説もある』程度の話」と一蹴するけれど、
では別の見解をいう研究者や論文は、具体的にどんなものがあるのだろうか?
ぜひ見てみたいから、教えて欲しい。見てみないとわからない。
伊藤・桂・小村の会談の事実は、伝えられているものと違うだろうか?
あるいは、伊藤が表向き続けていたかもしれない併合への慎重な態度の方こそ、
本心だったといいたいのだろうか?
そりゃあね、ここからの判断は、史料を読む側が決めることかもしれないよ。
だけど、総理大臣と外務大臣の訪問を受け、同意をあたえたというのは、よほど重い決断じゃないの?
俺だったらそっちを取るよ。
伊藤があくまで併合反対に固執するなら、閣議決定につながる言質をあたえるようなことは、するわけないんじゃん?
あとさ、高宗を退位させたのも伊藤でしょ?
いくら併合に慎重な姿勢をとってたからって、植民地経営の矢面にたって色々せざるをえなかったんだから、
恨まれて当然じゃない?
仮に、山県なり桂の方が併合推進派だった、と安重根が知ってたとしても、やはり伊藤を狙ったんじゃないか。