
はてなキーワード:伊東とは
熱海までは東海道線が動いてて、伊東線が全面的に運休になり、バス便も無いしで、予約していた伊東への移動手段が無くなった。
当日の熱海は「終日運休」という放送を聞いて、行き場を失った人がごったがえしてた。キャリー引いた人、団体の外国人、いろいろいたけど彼らはどうしたんだろう。私はあきらめて引き返した。
宿のキャンセル料だけ取られた。伊東線が止まっているのですが、と電話したのだけど、キャンセル料は発生すると。
公共交通機関が止まった場合はキャンセル料が免除されると書いてあったのに、伊東線が止まっていてもキャンセル料は発生すると。
熱海までの交通費を無駄に発生させて、足止め食らって引き返して、キャンセル料が発生して、という何もいいことがない一日になった。
あまりにも気分悪くて、同じホテルチェーンで予約していた3人の2泊3日の予定をキャンセルした。日付的に1か月以上先の予定だったからキャンセル料はかからなかった。
9月5日に1人で行ったのは下見に近いところがあって本番は3人でリゾートホテルに連泊するところにあったんだけど、そもそも行き先の伊豆をやめた。北関東方面の温泉地の連泊にした。
ただ1つのホテルチェーンが伊東線が運休になってもキャンセル料を発生させたというだけの話なんだけど伊豆に二度と行きたくなくなった。
伊豆の印象がほぼ無いプレーンな状態から、思いっきりマイナスになった。鉄道がやられてもほかの移動手段があるところまでしか行きたくない。もう熱海までしか行きたくない。
まず路線バスが無いとかあり得ない…。もう交通が便利な場所にしか行く気がなくなった。箱根に人気が集中しすぎと思っていたけど、そら集中するわ。
何十回も行ったけど一回も嫌な思いしたことない。便利なんだもの。「箱根は高い」「箱根は混んでる」ってよく言われるけど、値段が高くても無駄にならないんだもの。
伊東市に生まれ育って40年以上住んでる生粋の地元民だけど、最近の市議会解散騒動見ててモヤモヤしている。
はてなとかネット民は市長の独断!税金の無駄!って叩きまくってるけど、そんなに単純じゃない。
長年ここに住んでる市民の肌感覚から言うと、むしろ現市長の田久保が前市長のドロドロした遺産を断ち切ってくれたおかげで、
一定以上の支持があるんだわ。
議会側が学歴詐称みたいな些末なこと大げさに膨らませて、市長引きずり下ろそうとしてる方が問題だって思ってる市民もいる。
まず、これまでがどれだけひどかったかというと、
伊豆高原の山林にメガソーラー計画ぶち上げて、地元住民は大反対。
市民の声無視して推進強行、結局業者から金貰ってるんじゃないかって噂は当初から飛び交ってた。
前の市長選で田久保が通ったのも、このメガソーラー問題がデカかったから。
公約にメガソーラー阻止と新図書館建設中止掲げて勝ったんだから、
少なくとも前市長の腐敗体質をぶっ壊してくれた功績で、支持してる市民は多い。
周りでも、田久保じゃなきゃ、伊東は業者に食い物にされてたって声もある。
ネットじゃ学歴詐称で不信任決議可決されて、議会解散した市長を無責任って叩くけど、
議会は前市長派の議員が多くて、メガソーラー推進の残党みたいな連中がまだうじゃうじゃとか。
市長がXでメガソーラー蒸し返してるのも、議会が水面下で業者と何か企んでるんじゃないかって疑念があるから。
市民の俺から見ると、議会が機能不全起こして市政停滞させてる方が税金の無駄。
解散で市議選やるってなって、4500万かかるらしいけど、ようやく議会刷新できるかもってポジティブに捉えてる人もいる(うちの親もそう)。
Permalink |記事への反応(22) | 15:37
広陵高校の問題は、現時点(2025/08/10)では加害者と被害者の主張に齟齬がない部分と、齟齬がある部分がある。
齟齬がある部分に関して、我々はどちらが正しいかを100%の確証をもって発言することはできない。現時点では。
こうした状況で大事なのはネガティブケイパビリティ = すぐに答えが出ない状況や不確実な状況に耐える能力、ということはブクマカの皆様なら100も承知のはずだ。草津冤罪事件、サッカーの伊東純也選手事件、GIGAZINE倉庫破壊事件(ネット世論は当初GIGAZINEを圧倒的に支持したが裁判で敗訴)、日大悪質タックル事件裁判(監督とコーチが「嫌疑不十分」として不起訴)など、第一報に対する世論の予想とは真逆の判決が裁判で出たケースがすぐに思いつくだけでこれだけある。
私の主張は、「広陵事件の被害者が嘘をついている」という主張ではない。
「第三者機関の調査を待つまで、我々は断定を避けるべきである」という主張である。
仮に、第三者機関の調査の結果として片方の言い分が100%正しかったと事実認定されたとしても、それは「現時点において我々がどちらか片方の言い分を100%信じる」行為を正当化しない。
2025年6月28日まで「卒業できていないことは知らなかった」という方のプロフィールをWebアーカイブで確認したところ、「卒業した」という記載なし。
田久保 眞紀
たくぼ まき
東洋大学法学部経営法学科へ進んだ後、自由闊達な道を紆余曲折するも、ふとしたキッカケでイベント業の広告代理店に入社。
その後はフリーランスに転身。
2010年伊東へUターン。カフェを開業。2017年頃から伊豆高原・八幡野地区に計画が持ち上がった大規模太陽光発電所(メガソーラー)の反対運動に参加。
田久保 眞紀
たくぼ まき
東洋大学法学部経営法学科へ進んだ後、東京で広告や企画営業の仕事を経て
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE035IQ0T00C25A4000000/
警察庁が3日に公表したまとめによると、2024年に全国の警察が摘発した来日外国人(永住者らを除く)による犯罪は前年比20.5%増の2万1794件で、摘発人数は前年比5.5%増の1万2170人だった。いずれも2年連続の増加だった。
https://www.asahi.com/articles/AST234GLST23UTIL015M.html
外国人グループによる万引き被害は高額になる傾向がある。21~23年の摘発件数を容疑者の国籍別に見ると、日本人が計1万9423件、外国人が計3938件。1件あたりの被害額は、日本人が1万774円だったのに対し、外国人は7万8936円だった。旅行などで来日した外国人は8万8531円とさらに多かった。
これまでに外国人グループを摘発した事件では、盗み役や店員の気を引く役などに役割分担していたり、母国に大量に盗品を送ったりしているケースがあるといい、警察庁は組織的に万引きをしている可能性があるとみている。
https://www.ben54.jp/news/1968
同じ万引きながら両者に金額ベースで8倍もの差がでてしまう背景にはなにがあるのか。
「理由はシンプルです。日本人が貧困等から日用品等を常習的に万引きしているのが主流なのに対し、外国人は多くが換金目的、つまり、‟仕事”として万引きをしているからです。ハッキリいえば、彼らは窃盗団とみるべきです」
こう解説するのは、現役の万引きGメンとして現場に立ち続けながら、各地で啓もう活動などを行う伊東ゆう氏だ。それにしても、外国人による万引き被害はいまに始まったことではない。にもかかわらず、なぜ、みすみす窃盗を許し続けているのか…。
「もちろん店舗側も万引きに警戒はしています。ただ、挙動などから明らかに怪しい人(万引きするであろう人)でも声をかけるのを躊躇したり、もし間違っていたらというリスクを考えたりして、見逃してしまうわけです。対象が外国人になると言葉の壁もあります。万引き被害よりも、万引き犯とのトラブルによる“二次被害”を恐れている節があることは否定できませんね」(伊東氏)
良くも悪くも事なかれ主義ともいわれる日本。悪人がそうした“善意”を都合よく解釈すれば、いくらでも万引きができてしまうわけだ。
大量窃盗も当たり前の大胆手口
「彼らは下見をして、店内の死角をみつけ、そこに大量に盗品を詰め込んだバッグを置き、受け取り役が運び出し、さらに店の外で運び役が待機してアジトへ持ち運びます。大きなトランクやボストンバッグなどを持ち込み、まるでそれが当たり前のように堂々と商品を詰めていく者まで散見されます。店側はそこまでされても声掛けしないことがありますし、仮に声掛けしても彼らは暴れるし、逃走するのが常套手段。必死にあがき、騒いでなんとかその場を逃れようとします」(伊東氏)
ネットニュースが伝える きみの武勇伝(相対性理論「たまたまニュータウン」)
1 暇空
2025年3月27日、暇空茜が起訴されたという報告と、北村紗衣が雁琳を訴えていた裁判で最高裁が上告を棄却し、雁琳に220万円の支払いを命じる判決が確定したという知らせが同時に届いた。暇空の起訴は3月26日付、雁琳の敗訴に関する最高裁の決定は3月21日付であり、これらが同じ日に伝えられたのは偶然かもしれないが、何らかの意図が働いているようにも感じられる。
思い出されるのは、2024年2月16日、アニメイトが暇空の著書「ネトゲ戦記」(KADOKAWA)の取り扱いを停止すると発表した時のことであろう。暇空によると、アニメイトは脅迫されており、放火されたくなければ2月16日に取り扱いの停止を発表するように要求されていたという。そして、2月16日はTBSが暇空の書類送検をスクープとして報道した日でもあり、犯人はアニメイトに書籍の取り扱い中止を同じ日に発表させることで、何らかの効果を意図していたのではないかと推測される。書籍の取り扱い停止を求めるだけならよくある話だが、その発表を特定の日時に行うよう要求するのは異例で、これまで聞いたことがない。TBSの報道日時を知らなければこうした要求はできないため、犯人の範囲はある程度絞られてくるだろう。もっとも、こうした脅迫があったと主張しているのは暇空だけであり、作り話ではないかという見方もある。その可能性が全くないとまで断じるつもりはないが、2024年1月に刊行予定だったアビゲイル・シュライアー「あの子もトランスジェンダーになったSNSで伝染する性転換ブームの悲劇」(KADOKAWA)も脅迫によって発売が中止され、産経新聞社からタイトルを変えて出るといったこともあり、リベラルが脅迫も辞さないことは事実である。
ただ、雁琳訴訟の原告代理人である神原元は、「被告は、上告棄却となった後の令和7年3月26日時点でも、「(原告に)220万円も請求されたことは明らかにおかしい」と投稿し、被告に220万円の支払いを命じる判決が最高裁で維持されたことにも触れず、カンパを募集する投稿を固定ツイートとしたままである。」(「対雁琳訴訟、勝訴確定についての弁護団声明」)と言っており、3月26日時点で判決が雁琳に伝わっていたことが窺え、雁琳側から判決について発表していれば、暇空起訴と重ならなかったわけで、これらが同日に判明したことはリベラルの意思によるものではないと思われる。
暇空を語るのは容易なことではない。あまりにも多くの出来事が次々と起こっており、そのすべてを追いきれないからである。西葛西出版の社長である中村慎太郎@_Shintaro_は2024年5月13日に、こうツイートしている。《暇空さん+赤木レイアで1年くらい過ごしたので、それ以外の事象をあんまりしらないんだよね。なんという複雑怪奇な現象なのだ》。一年前というと、2023年の5月である。2023年の3月3日には住民監査請求の再調査の結果が出ており、Colaboの会計問題は住民訴訟に舞台を移し、歩みをほとんど止めてしまったのであるが、代わりに追及の対象となったのが自称学生の堀口英利である。暇空がウクライナ戦争についての所見を述べたところ、堀口が噛みついたのがきっかけであるが、暇空は激怒し、堀口の過去を掘り返していった。堀口はKCL(King'sCollegeLondon)の学生であると自称していたが、これについても疑義が投げかけられた。堀口も、自らが誹謗中傷とみなす投稿を行った人々に対して、大量の開示請求を行うなど、決して譲らない態度を示した。堀口は時事系ユーチューバーにとって訴訟リスクを伴う存在である一方で、恵みの雨とも言え、その中で最も稼いだのは赤木レイアである。当初は3分くらいの動画で取り上げていたのであるが、2023年7月7日に15分53秒の「堀口英利、とんでもない書面を出して爆笑されてしまうww【暇空茜】」を出してからというもの、長尺の堀口動画を毎日のように投稿していた。普通に生活していると、ニュースに割ける時間は限られている。暇空・堀口を追うのに時間を割くとすれば、他のニュースに目を向けるのは難しくなる。
中村慎太郎は2024年8月24日に次のようにツイートしている。《最新の暇空ライブ、バカ面白いね。彼は妄想しているとも言えるが、ヒントほぼゼロから無限の推理を繰り広げる天才ともいえる。あってるかどうか?怪談に正解などないのだ》。この頃に語られていたのが、「高崎物語」である。好き嫌い.comに、7月28日頃から、妹が堀口の同級生であると主張する人物が書いたものであり、「高崎市に帰郷した堀口がかつての同級生だった女性に性暴行したり、自らの肛門にアルフォートを入れたり、それらの件で親族会議が行われたり逮捕勾留されたりというのを高崎市民たちが証言する内容」(「暇空茜と側近の灰豚、喧嘩別れ。大量総括へ」)であるが、好き嫌い.comに書かれたものであり、十中八九作り話であろうが、暇空は事実であると考え、これをもとに推理していた。もしこれが事実であれば堀口は拘束されていることになるが、灰豚が堀口と8月20日午前1時ころに会ったと言いだす。このあたりから、訳が分からなくなっていく。暇空は灰豚を「対話罪」の対象としたが、この頃から味方であるアカウントをどんどん切っていった。赤木レイアも暇空との関係が悪化し、9月7日を最後に更新していない。
暇空は2024年12月頃から、真如苑が裏で糸を引いていると言い出すようになった。堀口のnoteに、彼の母親が真如苑の信者であると書かれているのは事実である(「断ち切りたい「毒親の血」――「両親が開業医の一人息子であること」は必ずしも幸せを意味しませんでした。」)が、真如苑は特に問題を起こしていないようであり、荒唐無稽と言わざるを得ないであろう。堀口死亡説を唱えたりもしている。2024年11月1日、神奈川県相模原市緑区千木良底沢橋下で、15歳から30歳程度とみられる身元不明の遺体が発見されたが、この遺体が堀口だというのである。しかし、堀口は2025年3月19日にテレビのインタビューに答えており、生きていると言わざるを得ない(「北海道じゃらんハッキング被害関係ない人物の名前が悪用悪用された本人に取材「ネット上で誹謗中傷の的」」、HTB北海道ニュース)。妄想に近い推理を連発しているうちに、支持が減って閑散とし、求心力に陰りが見られるようになり、その結果、起訴しやすくなってしまったのかもしれない。
以上は簡略なスケッチであるが、このようなものは求められていないのかもしれない。リベラルからすれば、暇空は「誹謗中傷ビジネス」をしているとレッテルを貼っておけばいいので、推移には関心がなさそうであるし、暇空の観客も、事態がリアルタイムで動いていて予測不能な展開が見られることに楽しみがあるので、後から振り返りたいとは思っていないかもしれない。
暇空が現れるまでの青識亜論をはじめとする「表現の自由戦士」は、原理主義的にあらゆる性的表現を無条件に擁護しているだけであった。しかし、リベラルはSNSで「声を上げる」ことにより企業に対して表現を撤回させるように圧力かけており、これは効果を持っていた。青識のような活動ではこれを止めることはできていなかった。暇空は発想を転換し、シュナムルやColaboといった表現規制派のスキャンダルを暴露する戦略を実行したのであるが、それなりに奏功した。「赤いきつね」は無傷で済んだのである。
山口三尊は《暇空氏、あれで起訴は少し気の毒だが、堀口英利さんや、灰豚に対する誹謗中傷は。起訴されてもやむを得ないレベルだと思う。》(2025年3月30日)と述べており、不起訴あるいは略式起訴もあり得たようである。裁判所はリベラル化しているようである。Ogura.H@dli_coipchirtの《暇空さん対伊東弁護士の訴訟を担当した吉岡大地裁判長って、名古屋地裁時代に労働者側の請求を棄却する判決をたくさん出している裁判官なんですね。》(2024年2月10日)というツイートに対して、国際企業法務弁護士🤡GAREW@big_lawfirmは《現代型のリベラルって感じですね。マイノリティには寄り添いつつ労働者階級には厳しい、アメリカ沿岸部の価値観ですね。経歴は最高裁事務総局系なので、今の最高裁のスタンスがそうなのでしょう。》(同前)とコメントを寄せているが、当のアメリカでは、最高裁は反リベラルによって占拠されているのに対して、本邦ではアメリカ沿岸部の価値観が最高裁にまで及んでいるのである。
2 雁琳
2021年はキャンセルカルチャーが吹き荒れた年であった。呉座勇一のツイッターでの発言に端を発して、オープンレター「女性差別的な文化を脱するために」が4月4日に出され、小山田圭吾が東京オリンピックの開会式の音楽担当を辞任に追い込まれたりした。しかし、オープンレターに対しては当初から批判があり、雁琳はその先頭に立っていたと言っていい。暇空がColaboの会計問題に取り組み始めたのは2022年10月頃であるが、2022年はキャンセルカルチャーに対してたたかいが挑まれた年であり、暇空はその真打のようなものとして現れたのである。
雁琳は暇空のように全方位に喧嘩を売っているわけではない。ほぼオープンレターに限られるであろう。しかし、オープンレターはネット上からは消されてしまっていて、今は見られない。ウィキペディアでは「女性差別的な文化を脱するために」は立項されているものの、他ではその痕跡が消されてしまっている。ウィキペディアの呉座勇一のページからは不祥事についての記述がなくなっている(2025年4月2日閲覧)。履歴をたどってみると、2024年7月20日に削除されたようである。呉座のキャンセルが成功していれば、歴史的意義のある文書としてネットに残されていたと思われる。しかし、キャンセルカルチャー第一号としてモデルケースになるはずだったものが、杜撰にやってしまったために、オープンレター勢からもなかったことにされてしまったのであろう。
雁琳は「正論」2021年6月号に「ポリコレ派への共感強制する社会の歪み」を発表しており、雑誌でのオープンレターへの批判はこれが最初である。オープンレターが出たのが4月4日であり、「正論」6月号は5月1日発売なので、一月も経たないうちに反論が出たことになる。ネット上の反論は埋もれてしまいがちだが、雑誌は繰り返し参照されるため、雁琳が狙い撃ちにされたのではないかと指摘されることがある。
雁琳は2022年に複数の雑誌で発表を行った。例えば、「国体文化」(1177号、2022年6月)には「新たなる共産主義運動は『目覚めた当事者』の顔をして現れる」を、「実話BUNKAタブー」には「弱者男性を救うのは方法論的ミソジニーである」(2022年5月号)と「女子高生AV賛成論」(2022年6月号)を寄稿している。また、「情況」2022年春号のキャンセルカルチャー特集では、「キャンセルカルチャーとは何か――その現象と本質」を発表した。しかし、その後は雑誌に招かれる機会がほとんどなくなった。約3年ぶりの登場となったのは、「情況」2025年冬号に掲載された「DON'T BE USED. BE THE UNCOUNTED.――ネオ幕府アキノリ党のクリプト革命運動についての簡潔な報告」(荒牧隆史との共著)である。本来なら「正論」「WiLL」「HANADA」といった右翼系雑誌に登場してもおかしくないが、そこには見られていない。それだけに、「情況」の姿勢は際立っている。
「情況」は1968年に創刊されたが、廣松渉が当時の金額で100万円を援助したことでも知られている。1970年6月に結成された「情況派」というセクトが存在するが、これは「情況」の創刊者である古賀暹が所属していたため、叛旗派から蔑称として「情況派」と呼ばれ、その名が定着したらしい(正式名称は共産主義者同盟(再建準備委員会)である)(有坂賢吾「新左翼・過激派全書」)。したがって、「情況派」の機関誌というわけではないようだが、新左翼の雑誌としてスタートしたことは確かである。しかし、第六期(2023年2月から)の編集長に塩野谷恭輔が就任すると、ネットの雑多な声を取り上げ、反リベラルな立場であっても登用する路線へと転換したらしい(2022年春号のキャンセルカルチャー特集は第五期に属するが、この頃からその兆しが見えていたのだろう)。ページをめくると、まるでインターネットの闇鍋のような印象を受ける。ここでしか出会えない著者たちの論考が並んでいる。
2024年夏号のトランスジェンダー特集がその路線の到達点であろう。文芸誌を含め、ほとんどの雑誌がリベラル化してしまい、ターフが排除されてしまった。そうなってくると、反リベラルを登用する「情況」のような雑誌でしかターフは書けないということになり、ターフが結集したような誌面になった。これに対して「読者・寄稿者有志」は反発し、2024年9月20日、「『情況』に関する声明」を出した。署名しているのは、京大人文研や叛乱研の関係者、さらに編集者のようである。絓秀実がこれに加わったことに唖然とした人もいたようであるが、マルクス主義の持つものと持たざるものという区別を、マジョリティとマイノリティという区別に置き換えたのが、「社会構築主義的政治主義」と雁琳が呼ぶものであり、新左翼もマルクス主義者ではあるのだから、これに乗ろうと思えば乗れるのは当然のことではあろう。
森脇透青は、《たとえば千田有紀の立場ひとつとっても塩野谷恭輔の立場と異なるし、さらに小谷野敦や笙野頼子ともまったく違うはずである(たとえば「生物学的」のような言葉を留保なしで使うかどうか、「陰謀論」的な語調を使用するかどうか、また構築主義の理解の深度において)》(「不良債権としての『情況』、あるいは回覧板について」)と述べ、トランスジェンダー特集の執筆者たちには「構築主義の理解の深度」において違いがあると言っている。「構築主義の理解」が足りないのは、この中では、小谷野敦であろう。事実、小谷野は、《私はバトラーを批判なんかしてないんだよ。ポモを批判していて、バトラーは読んでも何を言ってるのか分からない、と書いているではないか。》とツイートしている(2024年11月11日)。しかし、オフパコギャルママ🦖1y@takamatsu4_13によると、《批判者は佐藤悟志をこすっているけど、本当に読まれたくないのは小谷野敦とかだったりするんだろうね。さすがに「小谷野のは読まないでくれ!」とは言えないから、佐藤悟志をこすっているだけだという。》(2024年9月21日)。小谷野は「ポストモダンとトランスジェンダー」を寄稿しているが、これは何があったのかを小谷野節で綴ったものである。これを読むと、ノーディベートと称して議論すら行われないまま、明らかに異論のありうる理論によって現実が書き換えられようとしていたことが分かるであろう。千田有紀の「構築主義の理解」は足りていないどころではなく、上野千鶴子編「構築主義とは何か」(2001年)に序章「構築主義の系譜学」を書いているくらいであるが、「学問の危機と『キャンセル』の方法論」(pp.116-135)は、小谷野と同じく、何があったのかの記録であるが、Permalink |記事への反応(0) | 09:34
10-14
稲垣来泉(13),毎田暖乃(13),白鳥玉季(14),浅田芭路(11),新津ちせ(14)
15-19
住田萌乃(16),川島夕空(16),鈴木梨央(19),伊東蒼(19),當間あみ(18),田牧そら(18),豊嶋花(17)
浜辺美波(24),芦田愛菜(20),上白石萌歌(24),清原果耶(22),本田望結(20),見上愛(24),八木莉可子(23),河合優美(24),森七菜(23),桜田ひより(22),高石あかり(22),畑芽育(22),福本莉子(24),山田杏奈(23),片岡凛(21)
25-29
小芝風花(27),広瀬すず(26),橋本環奈(25),中条あやみ(27)、池田エライザ(28),松岡茉優(29),福原遥(26),杉咲花(27),上白石萌音(26),土屋太鳳(29),永野芽郁(25),広瀬アリス(29),橋本愛(28),優希美青(25),黒川結菜(27),古川琴音(28),今田美桜(27),恒松祐里(26),森田望智(28),堀田真由(26),山本舞香(27),田辺桃子(25),川口春奈(29),吉川愛(25),森川葵(29),芳根京子(27),小松菜奈(28),中村ゆりか(27),葵わかな(26),関水渚(26),伊原六花(25),奈緒(29),川栄李奈(29),桜井日奈子(27),北香那(27),片山友希(28),三吉彩花(28),小野花梨(26),白石聖(26)
30-34
波留(33),高畑充希(33),黒木華(34),吉岡里帆(31),二階堂ふみ(30),有村架純(31),夏帆(33),門脇麦(32),桐谷美玲(35),山本美月(33),谷村美月(34),真野恵里菜(33),清野菜名(30),能年玲奈(31),大政絢(33),福田沙紀(34),趣里(34),伊藤沙莉(30),本田翼(32),菜々緒(36),西野七瀬(30),志田未来(31),瀧本美織(33),堀田茜(32),岸井ゆきの(32),山崎紘菜(30),仁村 紗和(30)
35-39
石原さとみ(38),戸田恵梨香(36) ,長澤まさみ(37),蒼井優(39),綾瀬はるか(39),仲里依紗(35),沢尻エリカ(38),宮崎あおい(38),満島ひかり(39),新垣結衣(36),安藤サクラ(38),上戸彩(39),木南晴香(39),多部未華子(35),堀北真希(36),榮倉奈々(36),井上真央(37),吉高由里子(36),杏(38),上野樹里(38),木村文乃(37),松下奈緒(39),三倉茉奈(38),三倉佳奈(38),貫地谷しほり(38),比嘉愛未(38),本仮屋ユイカ(37),瀧内公美(35),泉里香(36),北川景子(38)
,倉科カナ(37)
40-44
深田恭子(42),柴咲コウ(43),安達祐実(43),真木よう子(42),広末涼子(44),小西真奈美(46),小池栄子(43)尾野真千子(43),栗山千明(40),田畑智子(43),壇蜜(44),松本まりか(40),酒井若菜(44)
45-49
米倉涼子(49),仲間由紀恵(45),中谷美紀(48),麻生久美子(46),菅野美穂(47),井川遥(48),市川実日子(46),松たか子(47),ともさかりえ(45),木村佳乃(48),内田有紀(48),小雪(47),佐藤仁美(45),吉瀬美智子(49),国仲涼子(45),平岩紙(45),板谷由夏(49),酒井美紀(46)
50-54
吉田羊(50),稲森いずみ(52),深津絵里(51),松雪泰子(51),篠原涼子(51),宮沢りえ(51),永作博美(54),牧瀬里穂(52),宮沢りえ(51),堀内敬子(53),常盤貴子(52)寺島しのぶ(51),西田尚美(54),和久井映見(53),麻生祐未(51),水野美紀(500,水野真紀(54),坂井真紀(54)
55-59
鈴木京香(56),天海祐希(57),沢口靖子(59),若村麻由美(57),石田ゆり子(55),南野陽子(57),原田知世(56),財前直美(58),小泉今日子(58),富田靖子(55),斉藤由貴(58),有森也美(56),羽田美智子(56),鈴木保奈美(58),いしのようこ(56),小林聡美(59)
60-64
黒木瞳(64) ,室井滋(64),浅野温子(63),浅野ゆう子(64),薬師丸ひろ子(60),高橋ひとみ(63),キムラ緑子(63),山口智子(60),真矢みき(60),石野真子(63)
65-69
大地真央(68),大竹しのぶ(67),余貴美子(68),戸田恵子(67),片平なぎさ(65),古手川祐子(65),宮崎美子(66),名取裕子(67),室井滋(66),かたせ梨乃(67),森下愛子(66)
70-74
松坂慶子(72),竹下景子(71),多岐川裕美(73),高畑 淳子(70)
75-79
吉永小百合(79),宮本信子(79),泉ピン子(77),倍賞美津子(78),富司純子(79)
80-84
85-89
90-94
草笛光子(91)