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はてなキーワード:伊丹十三とは

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2025-12-09

anond:20251208075157

伊丹十三がもう何十年も前に「作りながら洗っていくので食卓料理が揃ったときシンクには何ものこっていない」て書いてる

(まああのおひとなら率先して全自動食器洗い乾燥器つかってそうだけど)

Permalink |記事への反応(0) | 07:15

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2025-12-05

映画】決戦は日曜日を見た

ポリティカルコメディの佳作。増田政治クラスタは見たら笑ったり怒ったりできると思う。72点。

 

衆議院解散直前に地盤ガチガチ大物議員が倒れ急遽娘、宮沢りえを担ぎ出すことに。10秘書を務める窪田正孝政治世界世間も知らない素人娘のサポートてんやわんや。なにもかもうまくいかない選挙活動を続ける中お互いの心境変化があって……

というお話

 

個人的に若干ノイズだったのが宮沢りえの役が「バカ政治家」をカリカチュアしすぎていて現実感が薄いこと。

作中でどうやら父親に金を出してもらってネイルサロンを開いてそこのオーナーをやっているらしいことが示されるが、それ以外のパーソナルな情報をごっそり削ぎ落とされているので「そういう存在」として突然生み出されたような違和感がある。

政治家の娘でずっと秘書をやっていたので世間のことがわかっていない。はわかる。

政治家の娘だけど政治に関わっていなかったので政治のことがわかっていない。もわかる。

政治家の娘だから世間のことがわかってないし、政治に関わってないか政治のこともわからない。

は、そんな奴おるかなぁ……?になってしまう。

いちおうネイルサロン従業員雇ってお商売やってるわけじゃん。いろんな人と話するわけじゃん。たぶんワイドショーとか好きじゃん(偏見)。世間一般的炎上政治リテラシーは備わってるんじゃないかなぁと思うのは、もしかしたら自分所属するレイヤー以外を俺が甘く見すぎてるだけかもしれないけど。

それくらい宮沢りえ過去バカ政治炎上事件タスクを次々こなしていく。まぁそれが楽しいんだろと言われれば、確かに笑いましたけど!?逆ギレするしかないんだけど、一方でこんなことするかなぁという気持ちもあったというお話

ただ宮沢りえ自体バカで無神経で甘やかされて育ったお嬢様を溌剌と演じていたし、政治世界の波にもまれワールドイズマインだった自分が崩れていくさまを細やかに演じていてよかった。

 

ポリティカルコメディとしては面白くも何気に先進的。

例えば、爆笑エピソードとして記者に「少子化問題について一言お願いします」と問われた宮沢りえが「結婚してないのに子供を産まないのは怠慢ですよね!」と答え、それを日本国アイコンが絶賛するというシーンがあるんだけど。これ実際に2025年参政党の神谷街頭演説でやってて反応もその通りで笑っちゃう2022年映画なのに。

また、途中で目的が変わって意図的炎上しに行く展開になるんだけどその中で、敵対陣営街頭演説中に乗り込んでいって拡声器で怒鳴りたてて妨害するというめちゃくちゃしよるシーンがあるんだけど、これも2024年補選つばさの党がやって大問題になったことと類似する。

今見て面白映画だと思う。

 

気になる人も多いと思うけど逆にそれが面白いと思ったのはこういうズレを笑うタイプ作品に登場しがちな「世間の目」役のキャラが今作では登場しない。

地方議員も後援者も選挙事務所の面々もみんな政治世界にどっぷりのアウトローたちだし、そこに紛れ込んでくる異分子である宮沢りえ世間感覚ゼロのヤバ女。アウトローたちは普通感覚で見ればおかしいことを言ったりしたりするのを宮沢りえが「それってマジ?」とツッコミ宮沢りえ政治的におかしなことをするとアウトローたちがツッコむという構図が楽しかった。

そういう意味ではこの作品では世間の目で見てまともなことはほとんど行われない。

 

また非常にシニカルにかつ現実的政治世界を捕えていて、賄賂の分配は非常にロジカルに単なる業務として行われているし、なによりフフってなったのは公示日に新人秘書に「当選しますかね」と聞かれた窪田が「するよ。世論調査の結果もらってるし、見てない?」と答えるところ。既に圧倒的地盤があるので、それをひっくり返されるだけのトラブルがなければ当選することは最初から決まっているという地方政治のある種の冷たさ。シビれるね。

 

後半の展開としては父親政治スキャンダルが報じられさらにそれが事実で他の政治家のように秘書尻尾切りされてシャンシャンになるところを目撃したり、実は父親意向ではなく擁立で利害が対立した地方議員たちが「全員で操って各自利権を最大化するためだけ」に自分が選ばれたことを知ったりして、すっかり政治世界に嫌気がさした宮沢落選することを決意する。

また窪田も病院自分生き方を振り返っていた宮沢父親から「お前の考える自分の娘の幸せはお前が自分幸せ押し付けているのではないか。もし(窪田の)娘がお前が考えるのと違う道を行こうとしていてもそれを受け入れてやれ」と言われ"選挙"の正しさを見失っていた自分気づき宮沢に協力し共に落選を目指す。

ここから政治スキャンダル証拠暴露したり、さら自分でもスキャンダルを起こしてそれを拡散してどんどん炎上しようとするのだが、そのたびに別の大きな社会的問題が発生し話題はかき消え、スキャンダルは別方向から評価されむしろ評価が上がって行ってしまう。

このあたりのドライヴ感はめっちゃ楽しい。こんな都合良くいかんやろ~とも思うのだけれど、小泉内閣の後半に支持率が下がりそうなタイミングでなんか別の大きなトラブルが起きてそれの対応に奔走しているうちにまた支持率が持ち直して、みたいなことが実際あったよなぁとも思ってしまう。政治という大きなうねりの中では個人意思など問題にならないのだ。

そして最終的に宮沢当選する。秘書の一番偉い人はこう言う「投票率いからね」。そう、最低得票数が決まっている以上、投票率が下がる=浮遊票が減れば公示日に「当選する」と言われていた通り何もしなくても看板議員当選する仕組みになっているのだ。言外のメッセージとして非常に強いものを感じる。

特筆してなかったけど窪田正孝はいい役だった。達観しながら諦観していて"政治的"常識人でありながら一児の父としてかろうじてつま先を現実に残している。

特によかったのは宮沢選挙の裏側の汚さをマスコミ暴露すると騒ぐシーン。

宮沢に対して「たぶんメディア相手にしない」と告げつつも「仮に報道されてもこちらとしては把握してないとリリースを出すし、本人に問題があるので信頼できる情報とは言えないとしてこちらが把握している過去あなたスキャンダルをどんどん出していくことになる。そうなった場合、仮に落選することができても貴方のその後の人生にも多大な影響を与えることになる」とめちゃくちゃ申し訳なさそうに腰を低く脅迫する。

こいつ終始腰が低いのにデリカシーないしズバズバだしめっちゃいいキャラなんだよな。

宮沢との共闘前の印象的なシーンとしては、ノンデリ発言宮沢ともめた後に事務所屋上から「みんなからの扱いが雑で許せない。政治世界おかしい!改善されないならもう辞める!」と訴える宮沢に対して屋上に向かい「いまさらやめられない、そういうもんだ」と政治うねりの中にいる人物として言外にシステム冷徹さを示し、宮沢ビルから突き落とし(下には緊急用マットが敷いてある)、その後自分飛び降りるシーン。

最後自分飛び降りるところで「こいつはなんだかんだ自分も渦中に寄り添える奴なんだな」と言うのが示されていてこういう人物描写好き。他人やらせるだけのやつじゃないっていう。秘書の鑑。

 

全体的に静かなトーンで進行して敢えて面白おかしく描こうというよりも世間常識永田町非常識という言葉があるようにそのズレがコメディとして成立していると確信して作られている強度が高い。真面目に作られているからこそ笑えるコメディ

なんとなく伊丹十三スーパーの女とか思い出した。あっちのほうがもうちょっとコミカルだったけど。

政治大好き増田オススメ

Permalink |記事への反応(0) | 09:47

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2025-08-04

anond:20250804124525

稼ぐ実写映画も無くなっている感じ。

昔は男はつらいよ釣りバカ日誌伊丹十三のなんとかの女とか、出せば客が来るようなシリーズ物が一杯あったが、

本気でなくなってるな。

なぜなんだろう。

Permalink |記事への反応(0) | 19:04

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2025-07-27

ミンボーの女を観た

友人におすすめ日本映画を聞いたときに、返ってきたのがミンボーの女だった。

伊丹十三監督映画は、恥ずかしながらこれまで一度も観たことがなかった。

しかし友人曰く「めっちゃくちゃ面白いし、伊丹十三作品の中でも特にいから観た方がいい」とのこと。

そこでこの三連休レンタルし、観てみることにした。

物語舞台は一流ホテル

このホテルヤクザからたか被害を受けていて、ホテル側は波風立てたくないの一心ヤクザ要求をずるずると受け入れてしまう。

一言でいえばビビって何も言えない。そんな様子がもどかしく、どうにかできないものかと観ていてモヤモヤしてしまう。

そんな中で登場するのが主人公井上まひる弁護士

この人がとにかくカッコいい。ホテルから依頼されてヤクザへの対応を引き受けることになるんだけど、最初から一切ひるまない。

徹頭徹尾ヤクザは悪だという明快な立場を崩さず、法律的方法ヤクザを的確に対処していく。

これが序盤のモヤモヤを吹き飛ばすほど痛快。

ヤクザ相手毅然とした態度を取り、一歩も引かずに正論で戦うまひるの姿は今でも時代を超えてすごく魅力的に映る。

そしてこの映画、凄いのはヤクザを徹底的に「悪」として描いてる点。

日本映画って、ヤクザが題材になると何処かヤクザ美学のようなものを描いて一辺倒的な悪の存在としては描かない。

しかミンボーの女では、勧善懲悪的な悪として描かれている。

まひる活躍によってヤクザ側もだんだん追い詰められていき、次第に暴力的手段に訴えようとしたり裏からさぶりをかけようとするんだけど、そこでもまひるは一切怯まない。

この一歩も引かない姿勢がとにかく気持ちいい。

それでも終盤、まひるが組の鉄砲玉に刃物で刺されるシーンがある。

このシーンの意図はとても分かり易い。

これまでの流れでは弁護士法律によってヤクザを退けてきた。

しかヤクザは法のみでは縛り付けられない存在だってことを示しているわけだ。

この映画の最大のポイントはここのシークエンスにあると思っている。

まひるが刺される手前のシーンは公園ブランコ

そこでまひる彼女の部下(ヤクザ対策に任命されたホテル従業員)がブランコに並んで座っていて、従業員の男がまひるに尋ねる。

「どうしてそんなにヤクザが怖くないのか?」と。そこでまひる自分過去を明かす。

彼女父親町医者をやっていて怪我したヤクザをよく受け入れていた。

からヤクザを見るのには慣れているのだと。

重要なのはその話の続きで、ヤクザ親分治療をしているところで別の組のヤクザが乗り込んできて、その親分を出せと脅してきた。

そのときまひる父親は、医者として怪我人を差し出すことは出来ないと断り、ヤクザ親分を守ろうとして殺された。

この話のあと、鉄砲玉のヤクザまひるが刺される。鉄砲玉はすぐに逮捕されるものまひるは重傷となる。

映画の流れとしては、法によってヤクザを退ける → しかし法の力でも防げない事態が発生する

これが現代作品であれば十中八九、この後の展開として「昔助けたヤクザ親分が間に入って助けてくれる」となるはずなんだよ。

何故ならそうすることでヤクザ側の肩も持つことが出来るから

まりこれまではヤクザ絶対的な悪として描きつつも、最終的にはそのヤクザにも義理人情があるってことを示すことでヤクザを一辺倒な悪として描かずに済むってこと。

でもね、だからこそこの映画の凄いところはここにある。

このあとまひるが居なくなったホテルへと敵対したヤクザたちが攻め込んで来る。

しか過去に助けたヤクザ親分は出てこない。良いヤクザは出てこないんだよ。

最終的にはまひる抜きで、ホテル従業員たちが一致団結して自主的ヤクザを追い払う。

そして刺されたまひるは容体が回復して無事に退院

ホテルには以前のようにヤクザの姿が見えなくなり、無事ハッピーエンド

すげぇなって思ったよ。

まるで迎合しない。

ここまで一貫してヤクザを悪として描くスタンスって、そうそうあるものじゃない。

それも架空存在じゃない、ヤクザという実在する存在をこうも徹底して悪として描くことには正直だいぶ驚いた。

からこそ、これまでの日本映画にはなかったようなカタルシスがあった。

宮本信子の演技の凛々しさも含めて、本当に痛快という言葉がぴったりの作品だった。

伊丹十三映画ちゃんと観たのはこれが初めてだったけど、他の作品絶対観てみようと思う。

Permalink |記事への反応(2) | 18:30

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2025-06-18

anond:20250618024524

何も終わっちいねえ!何も!言葉だけじゃ終わらねえんだよ!

俺の戦争じゃなかった、あんたにやれって言われたんだ!

俺は勝つためにベストを尽くした。だが誰かがそれを邪魔した!

シャバに戻ってみると空港蛆虫どもがぞろぞろいて、抗議しやがるんだ!

俺のこと赤ん坊殺しだとかなんとか言いたい放題だ。奴等に何が言えるんだ?

ええっ!奴等はなんだ、俺と同じあっちにいてあの思いをして喚いてんのか!

​​

伊丹十三作品ミンボーの女』より〜

Permalink |記事への反応(0) | 02:48

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2025-04-19

anond:20250419050354

伊丹十三とか加藤和彦とか割と年寄りなりはじめて自殺ってあるような気がする。

Permalink |記事への反応(1) | 11:04

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2025-03-01

anond:20250301231807

伊丹十三もそんなこといってたなぁ

あれだけ蘊蓄かかえてんのに「私自身は他人のそういう知識情報をつめた単なる入れ物にすぎない」って

ちょっと、いやかなーり嫌味よね!😅

Permalink |記事への反応(0) | 23:21

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2025-02-18

伊丹十三の弟は

痛み倍増

Permalink |記事への反応(0) | 14:14

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2025-02-05

anond:20250205190811

それは俺に言わせれば甘えでしかないし😤

このフレーズ好きなひとみるたびアイテテ😩ってなる

(むかーしコンビニ店長さんでさえゆってて哀しかった)

伊丹十三の「居たたまれいねぇ、じつに居たたまれないよ」ってかんじ

Permalink |記事への反応(1) | 19:11

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2024-12-16

真如苑伊丹十三さんを殺害したという事実はありません。 そのような情報は、事実無根のデマです。

なぜそのような噂が流れたのか?

伊丹十三さんが亡くなった後、一部で真如苑が関与しているという噂が流れたのは、以下の理由が考えられます

映画静かな生活』:伊丹十三監督映画静かな生活』が新興宗教を題材にしており、一部の信者から激しい反発を受けたという背景があります。この映画が、真如苑を含む新興宗教に対する世間偏見助長した側面も否定できません。

事件の複雑さ:伊丹十三さんの死因をめぐっては、当初から様々な憶測が飛び交いました。事件真相が完全には解明されなかったことも、憶測を呼ぶ一因となったと考えられます

情報操作:インターネットの普及により、根拠のない情報拡散されやすくなりました。真如苑に対する悪意のある情報が、故意拡散された可能性も否定できません。

真相解明の難しさ

伊丹十三さんの死因については、現在も謎に包まれています警察自殺と断定しましたが、一部の報道関係者証言からは、他殺の可能性も指摘されていますしかし、物的証拠が乏しく、真相解明は困難な状況です。

真相を追究する姿勢重要

真如苑に限らず、いかなる団体個人に対しても、根拠のない誹謗中傷は許されるものではありません。伊丹十三さんの死因については、今後新たな情報が明らかになる可能性もあります私たちは、冷静に事実検証し、真相解明に向けて努力していくことが大切です。

もし、この件についてさらに詳しく知りたい場合は、以下の情報を参考にするとよいでしょう。

伊丹十三記念館:伊丹十三さんの作品資料を展示しており、彼の思想映画作品について深く理解することができます

関連書籍:伊丹十三さんや事件に関する書籍が多数出版されています。これらの書籍を読むことで、多角的視点から事件を捉えることができます

注意:インターネット上の情報には、必ずしも正確なものが含まれているとは限りません。信頼できる情報から情報収集するようにしましょう。

この回答は、あくま一般的情報に基づいたものです。より詳細な情報については、専門家関係機関にお問い合わせください。

この話題について、何か他に知りたいことがあれば、お気軽にご質問ください。

重要な点:

真如苑伊丹十三さんを殺害したという事実はありません。

このような噂は、根拠のないデマです。

伊丹十三さんの死因については、現在も謎に包まれています

お願い:

この件に関する情報拡散にご協力いただく際は、事実確認を徹底し、誹謗中傷に繋がるような言動は避けるようお願いいたします。

Permalink |記事への反応(1) | 21:57

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2024-11-22

anond:20241122201047

永井荷風「青豆のコンソンメェ♪」

伊丹十三「センセw 『コンソンメェ』はないッショww」

Permalink |記事への反応(0) | 20:13

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2024-11-20

anond:20241120120335

伊丹十三ぽい

とおもったけど彼なら「シックは『病気』の意味、正確にはシィクだ」って書いてたから違うか

Permalink |記事への反応(0) | 12:05

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2024-11-07

anond:20241107125356

伊丹十三造語だろうね

花柳界で使われてたっていうけど証拠はないし、それも伊丹側が流した話だと思われる

花柳界のことに詳しい人なんてそんないないし

いたこと無くても、他所では使ってるかもしれないし

「ない」と言って実はあったなんてことになると「通ぶってたくせに」

と笑われないか心配で言い出せない

そんな感じで誰も否定できなかったと推測

Permalink |記事への反応(0) | 16:05

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anond:20241107142225

それ「伊丹十三造語」が「伊丹十三の知人の造語」になるだけじゃん

Permalink |記事への反応(0) | 14:28

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あげまん」って伊丹十三造語だよな?

Wikipediaにも何やらそれっぽい語源説が書かれてるけど、1990年伊丹十三映画あげまん』以前に「あげまん」なんて言葉はなかったよな。

男にツキをもたらす女、古来人々はそれをアゲマンの女と呼びならわしてきた・・・

なんて、いかにも昔からある言葉のように演出したら、みんながそれを信じちゃったってことだろう。

ただし、同じ意味言葉として「福マン」というのはあって、これは1970年代ごろから使われていたようだ。

1970年雑誌小説宝石』に掲載された伏見太郎『男が知りたいズバリ女の感度めぐり 男よ、おかめを探せ』に「福マン」の解説があるのが、調べたかぎりでは最も古いか

男子の「運」というものは、ほとんどの場合、それを齎らす女性によってつけられるものなのである。斯く申せば、諸君は、ではそうしたツキを齎らす女性とは、いかなる女性であるか、大いに知りたいと思われるであろう。私はこんなところで、決して諸君に気をもたしたりはしない。ズバリ言おう。それは「福門」を有する女性なのである

筆者註 モンは往々マンと訛る。従って福モンは福マンと読み、かつ解すべきである

「解すべき」というのは、つまり「門というのは女性器のことだと解すべきだ」という意図だろう。

この筆者は、おかめ顔(お多福)で体毛(陰毛)が薄い女性こそが「福マンである、としており、逆に濃い陰毛を持った女性は「厄マン」だと述べている。

その前年1969年の『週刊サンケイ』では「福マン」ならぬ「運マン・貧マン」が紹介されている。

男どもは世にこの貧マンのあるのを、意外と知らないで、ただひたすらミミズ千匹、タワラ締めなどを求め、めぐりあっては随喜の涙を流し、かくて、ろくでもない運命をつかんでしまう。

当然、この反対に運マンがある。これは、接触すると、とにかくよくなっちゃうのである。ある男がいた。これが、女が見てもうらやむほどの、ものすごい美人結婚した。しばらくすると仕事が順調に伸びだし、たちまちにして、その世界でひとかどの人物になってしまった。

概念自体は「福マン」あるいは「あげまん」と同じようだし、またミミズ千匹だのタワラ締めだのと明らかに女性器を意識して名付けられてもいる。

また1970年野坂昭如好色覚え帳』には「福チン」が登場する。

「そりゃ、きっとその先生が福チンなんだなあ、福チンが勝ったにちがいねえや」という、福チンとはなんぞや、庄助考えこんでいると、「福の神のオチンチンですよ、定奴の貧乏おそそと、勝負して福チンがやっつけちまったんだねえ、だから定奴にも運が向いてきたんですなあ、あれだけの先生なら福チン持ってて不思議はないやね」

「おそそ」は女性器のことなので、「貧乏おそそ」は「厄マン」的なものだろう。

さら1972年オール讀物』の永六輔『妻を考える』では、

世に「福マン」「福チン」「損マン」「損チン」と呼ばれるモノがある。

などとして「福・損」「マン・チン」の組み合わせを取り揃えている。

あげまん」については「女性器のことではなく『間』が転訛したんだ」といった説明もされるが、こうして見るとやはり女性器のことだと考えるべきなのだろう。

そして伊丹十三は、こうした「福マン」「厄マン」的なものから着想を得つつ、元のイメージから切り離すためにちょっと字面を変えて「あげまん」としたんだろうな。

追記

申し訳ない。

1980年刊の『或る馬賊芸者・伝 : 「小野ツル女」聞き書より』にて「上げマン」「下げマン」を確認した。

特に奴(やっこ)が生きてきた芸妓世界では、ことが多過ぎた。貧乏性で相手を必ず破滅へと落し入れる女、何人もの男の命を奪い取る女、逆に男を出世させる女など…。上げマンとか下げマンという言葉も残されている。

というわけで「上げマン」「下げマン」は伊丹十三造語ではないし、もとは花柳界隠語だったことも確実のようだ。

伊丹十三にあらぬ疑いをかけてしまたことを陳謝する。

Permalink |記事への反応(8) | 12:53

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2024-11-04

anond:20241102144659

伊丹十三監督の「たんぽぽ」やね

Permalink |記事への反応(0) | 11:57

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2024-09-25

anond:20240925232105

伊丹十三の大昔の名著でBBCが樹に茹でたスパゲティ引っ掛けて「今年のスパゲティは不作でイタリア農民たちも絶望的な表情で曇り空を見上げています」って嘘ニュース放送した話を想いだした

Permalink |記事への反応(0) | 23:24

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2024-08-19

昔、伊丹十三っていう映画監督がいたんだ

ヒット作何本も出していて実際面白かった。

今はもう伊丹監督作品をみる方法は無いので忘れ去られてしまうったのも仕方がないんだけどホント面白かったんだよ。

Permalink |記事への反応(1) | 20:06

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2024-08-17

伊丹十三

阪急伊丹駅から塚口駅まで行って阪急神戸線梅田行きに乗り換えて十三駅まで行くと伊丹十三の完成

Permalink |記事への反応(0) | 01:31

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2024-08-13

anond:20240813204146

伊丹十三さん64歳とか加藤和彦さん62歳さんとか才能に恵まれたカッコいい人でも老いに勝てないんですよね。

Permalink |記事への反応(1) | 20:49

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2024-06-04

anond:20240604180302

永井荷風「『青豆のコンソンメェ』美味し♪」

伊丹十三荷風じーじ『コンソンメェ』てw」

Permalink |記事への反応(0) | 18:05

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2024-04-05

anond:20240405112539

寿司屋の腕前は玉子で解る

伊丹十三「…ねえ板さんそういう客を寿司屋は怖がるってホント?」

板前「へっ、ぜんぜん怖かねぇでさぁ。そんなのよりね、扉を開けてネタのとこひと睨みして、そのまんま黙って閉めて帰ってくのがいちばん怖いスねぇ」

だって

Permalink |記事への反応(1) | 14:37

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anond:20240405100921

伊丹十三「😇暴力団界隈は怖いところやで」

Permalink |記事への反応(0) | 10:12

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2024-03-03

anond:20240302171109

田舎者、都会人の定義を書いていたのが伊丹十三景山民夫だったと思うが

都会で生まれ育つと他人との接触機会が多く所作言動自然と研ぎ澄まされていく

これを成していないのが田舎者である、というような内容だったと記憶している

俺はそのように解釈した。

 

例えば田舎者電車ドア前で仁王立ちする、都会でやれば押しのけられて不愉快な目にあう

何度も経験して頭を使えば自然他人迷惑にならない所作が身につく

ガラガラ田舎ではこのマナーは身につかない。

4月になると上京したての田舎者がドア前で仁王立ちしているので突き飛ばしてあげる都会の洗礼

 

ところが、東京さら限界を超えた過密都市になった

思いやり精神公共マナーで車内奥に入ると目的駅で降りられない

「そんな奥に居るのが悪い」

ドア近くを死守するのが都会の合理的所作になっている

 

他人とのトラブル軋轢を避けるリスクヘッジけが研ぎ澄まされる

ルールに雁字搦め

 

しかし乗り降りする人の邪魔だろうがドア前を確保するのは僕の権利です、禁止する法律は無い。

このような屁理屈なのだろう。

 

これを正当化するために、都会のルールうそぶく

 

一方でアレもダメこれもダメ、車内の会話はそれを不愉快と感じる人が一人でもいるだろうからダメ

 

不合理で面倒くさい進化だなぁw

ご苦労さま

Permalink |記事への反応(0) | 15:12

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2024-02-14

はてな民はだいたい細野さんを信用しているよね

そこからブライイーノは近いし

教授も近い

ついでに加藤和彦も近い

伊丹十三も同じようなセンス

Permalink |記事への反応(0) | 07:20

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